JP2009079706A - 多板クラッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】クランク軸からの回転駆動力が伝達されるクラッチアウタと、クラッチアウタの内方に設けられクラッチアウタから摩擦板を介して回転駆動力を受けると共に同回転駆動力を変速機軸に伝達するクラッチインナと、クラッチアウタとクラッチインナとの間に設けられ変速機軸方向に移動することによってクラッチアウタからクラッチインナへの回転駆動力の伝達を断接する摩擦板と、クラッチアウタの内方に設けられクランク軸からの回転駆動力に応じて摩擦板に圧接力を付与し、変速機軸からの負荷が所定の値を越えた場合に摩擦板の圧接力を緩めるカム機構とを備えた多板クラッチにおいて、多板クラッチ内で発生する金属音が外部へ伝達されないようにする防音構造を提供する。
【解決手段】クラッチインナに防振部材を設けた。あるいは更に、カム機構にも防振部材を設けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は多板クラッチの防音構造に関するものである。
クランク軸から変速機軸へ回転駆動力を伝達する経路の途中に、上記駆動力の伝達を断接するクラッチが設けられたものがある。このクラッチは、摩擦板を複数有し、この摩擦板を圧接することにより、クランク軸の回転駆動力を変速機軸に伝達する。さらに、クランク軸からの回転駆動力が増加したときは、摩擦板の圧接力を緩めてバックトルクを低減させるカム機構を備えている(例えば、特許文献1参照。)。
しかし、従来技術のようなカム機構だけでは、カム機構が作動する際に金属製の部品同士が当たることによって音が発生する場合がある。
特開2005−325993号公報(図1)。
本発明は、多板クラッチ内で発生する音の外部への伝達を低減する防音構造を提供しようとするものである。
本発明は上記課題を解決したものであって、請求項1に記載の発明は、
クランク軸からの回転駆動力が伝達されるクラッチアウタと、
クラッチアウタの内方に設けられクラッチアウタから摩擦板を介して回転駆動力を受けると共に同回転駆動力を変速機軸に伝達するクラッチインナと、
クラッチアウタとクラッチインナとの間に設けられ変速機軸方向に移動することによってクラッチアウタからクラッチインナへの回転駆動力の伝達を断接する摩擦板と、
クラッチアウタの内方に設けられクランク軸からの回転駆動力に応じて摩擦板に圧接力を付与し、変速機軸からの負荷が所定の値を越えた場合に摩擦板の圧接力を緩めるカム機構とを備えた多板クラッチにおいて、
クラッチインナに防振部材が設けられたことを特徴とする多板クラッチに関するものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の多板クラッチにおいて、
上記摩擦板は、
クラッチアウタに対して相対回転不能かつ軸方向移動可能に配置される駆動摩擦板と、
クラッチインナに対して相対回転不能かつ軸方向移動可能に配置され上記駆動摩擦板と交互に配置される従動摩擦板とからなり、
上記クラッチインナは、
変速機軸に対して相対回転不能かつ軸方向移動不能に配置され上記摩擦板を圧接する環状外周部を備えた第1クラッチインナと、
被動摩擦板と係合し変速機軸方向に移動して摩擦板を圧接あるいは離間させ摩擦板を変速機軸方向に押圧し第1クラッチインナの環状外周部との間で摩擦板を圧接する環状端部を備えた第2クラッチインナとからなり、
上記カム機構は第2クラッチインナの径方向内方に位置すると共に第1クラッチインナに隣接配置され、上記第1クラッチインナには防振部材が設けられたことを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の多板クラッチにおいて、
上記第1クラッチインナの環状外周部より径方向内側に複数の肉抜き穴が設けられ、同肉抜き穴の内周に防振部材が設けられることを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の多板クラッチにおいて、
上記肉抜き穴の内周部のうち第1クラッチインナの径方向で最も外側に防振部材が設けられることを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の多板クラッチにおいて、
クラッチインナのみならずカム機構にも防振部材が設けられたことを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明は、
クランク軸からの回転駆動力が伝達されるクラッチアウタと、
クラッチアウタの内方に設けられクラッチアウタから摩擦板を介して回転駆動力を受けると共に同回転駆動力を変速機軸に伝達するクラッチインナと、
クラッチアウタとクラッチインナとの間に設けられ変速機軸方向に移動することによってクラッチアウタからクラッチインナへの回転駆動力の伝達を断接する摩擦板と、
クラッチインナ内に設けられクランク軸からの回転駆動力に応じて摩擦板に圧接力を付与し変速機軸からの負荷が所定の値を越えた場合に摩擦板の圧接力を緩めるカム機構とを備えた多板クラッチにおいて、
カム機構に防振部材が設けられたことを特徴とする多板クラッチに関するものである。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の多板クラッチにおいて、
上記カム機構は、
変速機軸に相対回転不能かつ軸方向移動不能に配置され径方向外方に延出する延出部を備え延出部の両面に凹部または凸部の何れか一方からなるカム部が形成されている第1カムプレートと、
変速機軸の軸方向に移動可能にもうけられ第1カムプレートの延出部を軸方向に挟み込むと共に延出部に対向する面に上記第1カムプレートに設けられた凹部または凸部に入り込むように凹部または凸部からなるカム部が形成された第2及び第3カムプレートとからなり、
第2及び第3カムプレートのカム部が設けられた面とは反対側の面に防振部材が設けられたことを特徴とするものである。
請求項8に記載の発明は、請求項3に記載の多板クラッチにおいて、
上記肉抜き穴によって、第1クラッチインナを、ボス部と環状外周部とが連結部で連結される形状とし、上記環状外周部の一面を受圧面とし、受圧面の反対側の面にファンが形成され、上記環状外周部の、上記肉抜き穴に隣接する部分に、上記ファンの羽根を構成する凸部が少なくとも1個設けてあることを特徴とするものである。
請求項1の発明において、
クラッチインナに防振部材が設けられたことによって、カム機構で発生した金属打音がクラッチインナで共振することを防ぎ、音の抑制を図ることが出来る。
請求項2の発明において、
被動摩擦板と係合していることでカム機構から発生する金属打音と共振しにくい第2クラッチインナの径方向内方にカム機構を設けるので、金属打音を外部に洩れにくくすることができる。
また隣接配置された第1クラッチインナに防振部材を設けることによって、カム機構で発生した金属打音が第1クラッチインナで共振することを防ぎ、音の抑制を図ることができる。
請求項3の発明において、
第1クラッチインナに肉抜き穴を設け、その内周に防振部材を設けることによってクラッチが軸方向に大型化するのを防止できる。さらに、肉抜きをすることによって、防振部材が設けてあっても軽量化を図ることができる。
請求項4の発明において、
環状外周部は摩擦板と接しているのでカム機構から発生する金属打音と共振しにくいが、環状外周部の内側で変速機軸から離れた箇所は共振しやすい。そこで、環状外周部の内側で変速機軸から離れた箇所の側に防振部材を設けることによって共振を抑止し大きい金属音の発生を抑止することができる。
請求項5の発明において、
カム機構にも防振部材が設けられたことによって、カム機構で発生する金属音が加わってより大きい金属音となることを抑止することができる。
請求項6の発明において、
カム機構に防振部材が設けられたことによって、カム機構で発生した金属打音が大きくなることを抑止することが出来る。
請求項7の発明において、
カム部が設けられた面に防振部材を設けると防振部材がある分だけ凹部に入り込む凸部の突出量が大きくなるだけでなく、凸部の剛性を確保するために凸部が大型化し、これに伴い凹部も大型化するため、各カムプレートレートが大型化してしまうが、カム部材とは反対側の面に防振部材を設けたので、凸部が大きくなることを防止でき、カム機構が大型化することを抑止することができる。
請求項8の発明において、
第1クラッチインナの環状外周部にファンを設けたので、肉抜き穴からファンに向かって空気が流れ、クラッチインナの内部の空気を外へ流すことができ、クラッチインナの内部に熱がこもることを防ぐことが出来る。また、空気の流れを促進できるので、摩擦板の冷却性も向上する。また、環状外周部の、肉抜き穴に隣接する部分に、羽根を構成する凸部が設けてあるので、環状外周部の剛性を高めることが出来る。環状外周部の剛性が高まるので、肉抜き穴を広げることが出来る。これによって、ファンを設けながら第1クラッチインナを軽量化することができる。また流通する空気を多くすることが出来る。
図1は、本発明の一実施形態に係る多板クラッチ1の縦断面図である。このクラッチは自動二輪車等の車両の内燃機関のクランク軸から変速機の主軸へ向かう回転動力伝達経路上に設置され、運転者の変速操作に応じて断接されるものである。
図において、変速機主軸2は図示していないクランクケースにボールベアリング3を介して回転可能に支持されている。ボールベアリング3に隣接して、変速機主軸2にスリーブ4とスリーブ5が設けてあり、スリーブ5の外周にニードルベアリング6を介してクランク軸の駆動歯車に常時噛み合う従動歯車7が変速機主軸2に対して相対回転可能に支持されている。上記従動歯車7のボス部7aの外周に、多板クラッチ1のクラッチアウタ9のボス部9aが保持され、クラッチアウタ9は上記従動歯車7と一体回転するようリベット10で接続されている。
クラッチアウタ9の内側において、上記従動歯車7のボス部7aに環状スペーサ15を介して第1クラッチインナ11が隣接している。第1クラッチインナ11はボス部11aと外周環状部11bを備えている。第1クラッチインナ11のボス部11aは変速機主軸2にスプライン嵌合されて支持されている。クラッチアウタ9の内側に第2クラッチインナ12が設けてある。第2クラッチインナ12は、筒状部12aと、図1におけるその右端に環状端部12bを一体に備えている
上記クラッチアウタ9には、同クラッチアウタ9に対して相対回転不能かつ軸方向移動可能に係合された複数の駆動摩擦板13が設けてある。上記第2クラッチインナ12には、同第2クラッチインナ12に対して相対回転不能かつ軸方向移動可能に係合された複数の被動摩擦板14が設けてある。上記駆動摩擦板13と被動摩擦板14とは交互に配置されている。上記第1クラッチインナ11の環状外周部11bは、上記複数の摩擦板群の、図1における左端のものに当接している。上記第2クラッチインナ12の環状端部12bは、上記複数の摩擦板群の、図1における右端のものに当接している。
上記第1クラッチインナ11のボス部11aに隣接して、変速機主軸2に第1カムプレート16のボス部16aがスプライン嵌合されて支持されている。第1カムプレート16は、主軸2の径方向外方に延出部16bを備え同延出部の両面にカム機構が形成されている。
第2クラッチインナ12の筒状部12aの内周に設けられた内方突出部12cに、第2カムプレート17と第3カムプレート18が対をなして、上記第1カムプレート16の延出部16bを軸方向に挟む位置にボルト19を介して固定されている。第2カムプレート17のボス部17aおよび第3カムプレート18のボス部18aは、それぞれ第1カムプレート16のボス部16aの外周に軸方向摺動可能に嵌装されている。上記の構成において、第2クラッチインナ12と第2カムプレート17と第3カムプレート18とは一体となって、第1カムプレート16の延出部16bの両側で若干の軸方向移動が可能となっている。上記第2カムプレート17と第3カムプレート18には、上記第1カムプレート16の延出部16bの対向面に、それぞれカム機構が形成されている。
上記第1カムプレート16のボス部16aに隣接して、主軸2にばね受け部材20がスプライン嵌合されている。ばね受け部材20に隣接してワッシャ21とナット22が設けられ、第1クラッチインナ11、第1カムプレート16、及びばね受け部材20を軸方向移動不可に固定している。第2クラッチインナ12とばね受け部材20との間に皿ばね23が介装され、第2クラッチインナ12及びこれと一体の環状端部12bを第1クラッチインナ11の方へ押している。これによって上記複数の摩擦板13、14は、第2クラッチインナ12の環状端部12bと第1クラッチインナ11の環状外周部11bとの間で圧接される。この状態は、内燃機関停止時及び通常運転時のクラッチが接続されている状態である。
主軸2の中心孔2aの端部に操作ロッド24が嵌装されている。その外周部にボールベアリング25を介してクラッチリフタ26が保持され、クラッチリフタ26の外周は第2クラッチインナ12の内周に装着された止めリング27に係合している。クラッチの接続を断にするときには、操作ロッド24を、皿ばね23の付勢力に抗して図1の右方へ引き、第2クラッチインナ12を右方へ移動させ、摩擦板13、14を離間させることによってクラッチは断となる。
図1において、第1カムプレート16と第2カムプレート17との間にアシストカム機構が形成されている。これは第1カムプレート16に設けられたアシスト凹カム31と第2カムプレート17に設けられたアシスト凸カム32とからなる機構である。
また、第1カムプレート16と第3カムプレート18との間にスリッパカム機構が形成されている。これは第1カムプレート16に設けられたスリッパ凹カム33と第3カムプレート18に設けられたスリッパ凸カム34とからなる機構である。
第1カムプレート16のボス部16aにオイル孔16dが形成されている。これによって、第1カムプレート16、第2カムプレート17、第3カムプレート18、及び第2クラッチインナ12に囲まれた空間へ、変速機主軸2の中心孔2aからオイルを供給してカム機構を潤滑することができる。
図2および図3は第1クラッチインナ11の図であり、図2は、第1クラッチインナ11の左面図、図3は図2のIII−III断面図である。本明細書では、右面、左面という言葉で部材の面を表現するが、これは、部材が図1の位置に置かれた時の、図1における右・左に基づいた表現である。第1クラッチインナ11は、ボス部11aと、環状外周部11bと、この両部分をつなぐ連結部11cとから成る一体構造の鋼製の部材である。上記ボス部11aの内周にはスプライン11dが形成され、変速機主軸2に相対回転不能に嵌合する。鋼製部分は一体のものであるから、肉抜き穴11eを形成することによって、ボス部11aから放射状に伸びる連結部11cが形成される。環状外周部11bの一面は受圧面11fでありその反対側の面にはファンの羽根となる凸部11gが形成されている。上記環状外周部11bの内側、即ち肉抜き穴11eの内周部のうち上記環状外周部11bに最も近い部分に防振ゴム部材40が張り付けてある。防振ゴム部材40は加硫成形によって張り付けられる。
図4〜図6は第1カムプレート16の図であり、図4は、第1カムプレート16の左面図、図5は図4のV−V断面図、図6は第1カムプレート16の右面図である。第1カムプレート16は、ボス部16aと、ボス部16aから半径方向外方へ延びる外方延出部16bとからなっている。上記ボス部16aの内側にはスプライン16cが形成され、変速機主軸2に相対回転不能に嵌合する。外方延出部の左面には3個のアシスト凹カム31、外方延出部の右面には3個のスリッパ凹カム33が形成されている。即ち第1カムプレート16は両面に凹カムを備えた部材である。ボス部16aには上記カム部を潤滑するためのオイル孔16dが形成されている。
図7〜図10は第2カムプレート17の図であり、図7は、第2カムプレート17の右面図、図8は図7のVIII−VIII断面図、図9は図7のIX−IX断面図、図10は第2カムプレート17の左面図である。第2カムプレート17は、ボス部17aと、ボス部17aから半径方向外方へ延びる外方延出部17bとからなっている。上記ボス部17aの内面は、第1カムプレート16のボス部16aの外面に嵌装され、軸方向に摺動する。外方延出部17bには3個のアシスト凸カム32が設けてあり、第1カムプレート16のアシスト凹カム31に係合する。第2カムプレート17の外方延出部の左面(図10)には、略全面にわたって防振ゴム部材42が張り付けてあり、外方延出部の右面(図7)には部分的に防振ゴム部材42が張り付けてある。防振ゴム部材42は加硫成形によって張り付けられる。両面のゴム部材42は、外方延出部に設けられた貫通孔17c(図8)を介して一体的につながっている。これによってゴム部材42のずれや剥落が防止される。第2カムプレート17の外方延長部17bには6箇所にボルト挿通孔17dが設けてある。これは、図1に示されるように、第2カムプレート17を、第2クラッチインナ12の内方突出部12cに取り付けるためのボルト19を挿通するための孔である。
図11〜図14は第3カムプレート18の図であり、図11は、第3カムプレート18の左面図、図12は図11のXII−XII断面図、図13は図11のXIII−XIII断面図、図14は第3カムプレート18の右面図である。第3カムプレート18は、ボス部18aと、ボス部18aから半径方向外方へ延びる外方延出部18bとからなっている。上記ボス部18aの内面は、第1カムプレート16のボス部16aの外面に嵌装され、軸方向に摺動する。外方延出部18bには3個のスリッパ凸カム34が設けてあり、第1カムプレート16のスリッパ凹カム33に係合する。第3カムプレート18の外方延出部18bの右面(図14)には、環状に防振ゴム部材43が張り付けてあり、外方延出部18bの左面(図11)には部分的に防振ゴム部材43が張り付けてある。防振ゴム部材43は加硫成形によって張り付けられる。両面のゴム部材43は、外方延出部18bに設けられた貫通孔18c(図13)を介して一体的につながっている。これによってゴム部材43のずれや剥落が防止される。第3カムプレート18の外方延長部18bには6箇所にボルト螺着用ネジ孔18dが設けてある。これは、図1に示されるように、第3カムプレート18を、第2クラッチインナ12の内方突出部12cに取り付けるためのボルト19を螺着するためのネジ孔である。
図15および図16はクラッチリフタ26の図であり、図15はクラッチリフタ26の左面図、図16は図15のXVI−XVI断面図である。クラッチリフタ26は、ボス部26aと、環状外周部26bと、この両部分をつなぐ連結部26cとから成る一体構造の鋼製の部材である。この部材は、肉抜き穴26dを形成することによって、ボス部26aから放射状に伸びる連結部26cが形成されている。環状外周部26bには軽量化のための凹部26eが形成してある。クラッチリフタ26のボス部26aはボールベアリング25を介して操作ロッド24に支持される(図1)。
図17は、第1カムプレート16の左面、即ちアシスト凹カム31が形成されている面の拡大図である。上記凹カム31に係合するアシスト凸カム32の断面も示してある。反対側の面に形成されているスリッパ凹カム33とこれに係合するスリッパ凸カム34は破線で示してある。
図18は図17のXVIII−XVIII断面展開図である。図において、中央の第1カムプレート16の両側で、第2カムプレート17と第3カムプレート18は一体となって、第1カムプレート16に対して、上下左右方向に、相対的に若干動くことができる。
図1において、内燃機関停止時には、皿ばね23が第2クラッチインナ12を押しているので、駆動摩擦板13と被動摩擦板14は、第2クラッチインナ12の環状端部12bと第1クラッチインナ11の環状外周部11bとの間で圧接されている。内燃機関からの駆動トルクが従動歯車7を通じて多板クラッチ1に入力されると、クラッチアウタ9が回転し、クラッチアウタ9に係合している駆動摩擦板13と、駆動摩擦板13に圧接されている被動摩擦板14と、被動摩擦板14に係合している第2クラッチインナ12と、第2クラッチインナ12にボルト19で締結されている第2カムプレート17及び第3カムプレート18は、共に回転する。
上記回転が始まると、図18において、上記のように一体になって回転している第2カムプレート17と第3カムプレート18には、駆動トルクA1が加わっている。これによって、第2カムプレート17に形成されているアシスト凸カム32は駆動トルクと同じ方向へ移動し、第1カムプレート16に形成されているアシスト凹カム31の周縁部の一方の傾斜面上の対向点35に当接して、上記駆動トルクA1に相当する押圧力A2で第1カムプレート16を押し、上記駆動トルクA1を伝達する。これによって第1カムプレート16も駆動トルクA1で駆動される。この駆動トルクA1は、第1カムプレート16にスプライン嵌合されている変速機主軸2に伝達され、変速機主軸2も駆動トルクA1で回転する。以上は、多板クラッチ1の通常運転時の回転駆動力伝達メカニズムである。
内燃機関から従動歯車7を通じて多板クラッチ1に入力される駆動トルクA1の増加に伴って、アシスト凸カム32がアシスト凹カム31上の対向点35に加えている押圧力A2が増加すると、アシスト凸カム32自体が上記押圧力A2の傾斜面方向の成分A3によって傾斜面方向に押され、第2カムプレート17が傾斜面に沿って上記成分A3の方向へ動く。この時、第3カムプレート18も共に動く。この移動はボルト19で一体に締結されている第2クラッチインナ12(図1)に伝わり、第2クラッチインナ12と、これと一体の環状端部12aを摩擦板13、14を圧接する方向へ押す。上記第2カムプレート17の移動量は、摩擦板群からの圧接力の反力とのバランスで決まる。即ち、内燃機関からの駆動トルクA1の大きさに応じて、上記の第2カムプレート17がアシスト凹カム31の傾斜面方向へ移動し、環状端部12aを、摩擦板の圧接力を支援(アシスト)する方向へ動かし、増加した駆動トルクを伝達する。
図18において、矢印B1はバックトルクの方向をあらわしている。変速機主軸2から伝達されるバックトルクB1が駆動トルクA1より大きくなると、スリッパ凹カム33がスリッパ凸カム34に対してバックトルクB1と同じ方向へ移動し、スリッパ凹カム33の周縁部の一方の傾斜面がスリッパ凸カム34上の対向点36に当接し、上記バックトルクB1に相当する押圧力B2によってスリッパ凸カム34を介して第3カムプレート18を押す。
バックトルクB1が増加し、スリッパ凹カム33の周縁部がスリッパ凸カム34の対向点36に加えている押圧力B2が増加すると、同押圧力B2の反力の傾斜面方向の成分B3によって、第3カムプレート18は傾斜面に沿って上記反力成分B3方向へ動く。この時、第2カムプレート17も共に動く。この移動はボルト19で一体に締結されている第2クラッチインナ12に伝わり、第2クラッチインナ12と、これと一体の環状端部12aを摩擦板13、14を離間させる方向へ押す。即ち、変速機主軸2からのバックトルクB1が駆動トルクA1より大きくなると、上記の第2カムプレート17、第3カムプレート18が移動し、環状端部12aの摩擦板に対する圧接力を低減させ、摩擦板を摺動させる。これによってスリッパカム機構はトルクの伝達を低減させ、バックトルクリミッタとして機能し、減速時の逆入力トルクを軽減し、エンジンブレーキを緩和するため、駆動系にかかる負荷を低減することができる。
上記実施形態の説明においては、防振部材としてゴム部材を用いた例を示したが、防振部材はこれに限定されるものではなく、樹脂材や、金属材、あるいはこれらの複合材であっても良く、また、防振材の取り付け方法も、実施形態で示した方法以外に、焼付け、ボルト締結、等であっても良い。
以上詳述したように、本発明の実施形態においては次の効果がもたらされる。
(1)クラッチインナに防振部材が設けられたことによって、カム機構で発生した金属打音がクラッチインナで共振することを防ぎ、音の抑制を図ることが出来る。
(2)第2クラッチインナ12は、被動摩擦板14と係合しているのでカム機構から発生する金属打音と共振しにくいが、この第2クラッチインナ12の径方向内方にカム機構を設けるので、金属打音を外部に洩れにくくすることができる。また隣接配置された第1クラッチインナ11に防振部材を設けることによって、カム機構で発生した金属打音が第1クラッチインナ11で共振することを防ぎ、音の抑制を図ることができる。
(3)第1クラッチインナ11に肉抜き穴を設け、その内周に防振部材を設けることによってクラッチが軸方向に大型化するのを防いで防振することが出来る。さらに、肉抜きをすることによって、防振部材が設けてあっても軽量化を図ることができる。
(4)第1クラッチインナ11の環状外周部11bは摩擦板と接しているのでカム機構から発生する金属打音と共振しにくいが、環状外周部の内側で変速機軸から離れた箇所は共振しやすい。そこで、環状外周部11bの内側で変速機軸から離れた箇所の側に防振部材を設けることによって共振を抑止し大きい金属音の発生を抑止することができる。
(5)カム機構に防振部材が設けられたことによって、カム機構で発生する金属音が加わってより大きい金属音となることを抑止することができる。
(6)カム部が設けられた面に防振部材を設けると防振部材がある分だけ凹部に入り込む凸部の突出量が大きくなるだけでなく、凸部の剛性を確保するために凸部が大型化し、これに伴い凹部も大型化するため、各カムプレートが大型化してしまうが、カムの設けてある面の反対側の面の広い面積に防振部材を設けたので、凸カムが大きくなることを防止でき、カム機構が大型化することを抑止することができる。
(7)第1クラッチインナ11の環状外周部にファンを設けたので、肉抜き穴からファンに向かって空気が流れ、クラッチインナの内部の空気を外へ流すことができ、クラッチインナの内部に熱がこもることを防ぐことが出来る。また、空気の流れを促進できるので、摩擦板の冷却性も向上する。また、環状外周部の、肉抜き穴に対応する位置に、ファンの羽根を構成する凸部が設けてあるので、環状外周部の剛性を高めることが出来る。環状外周部の剛性が高まるので、肉抜き穴を広げることが出来る。これによって、ファンを設けながら第1クラッチインナ11を軽量化することができる。また流通する空気を多くすることが出来る。
本発明の一実施形態に係る多板クラッチ1の縦断面図である。 第1クラッチインナ11の左面図である。 図2のIII−III断面図である。 第1カムプレート16の左面図である。 図4のV−V断面図である。 第1カムプレート16の右面図である。 第2カムプレート17の右面図である。 図7のVIII−VIII断面図である。 図7のIX−IX断面図である。 第2カムプレート17の左面図である。 第3カムプレート18の左面図である。 図11のXII−XII断面図である。 図11のXIII−XIII断面図である。 第3カムプレート18の右面図である。 クラッチリフタ26の左面図である。 図15のXVI−XVI断面図である。 第1カムプレート16の左面の拡大図である。 図17のXVIII−XVIII断面展開図である。
符号の説明
A1…駆動トルク、A2…押圧力、A3…押圧力の傾斜面方向の成分、B1…バックトルク、B2…押圧力、B3…押圧力の反力の傾斜面方向の成分、1…多板クラッチ、2…変速機主軸、11…第1クラッチインナ、11a…ボス部、11b…環状外周部、11c…連結部、12…第2クラッチインナ、12a…筒状部、12b…環状端部、12c…内方突出部、13…駆動摩擦板、14…被動摩擦板、16…第1カムプレート、16a…ボス部、16b…外方延出部、17…第2カムプレート、17a…ボス部、17b…外方延出部、18…第3カムプレート、18a…ボス部、18b…外方延出部、19…ボルト、26…クラッチリフタ、26a…ボス部、26b…環状外周部、26c…連結部、31…アシスト凹カム、32…アシスト凸カム、33…スリッパ凹カム、34…スリッパ凸カム、40…第1クラッチインナの防振ゴム部材、42…第2カムプレートの防振ゴム部材、43…第3カムプレートの防振ゴム部材

Claims (8)

  1. クランク軸からの回転駆動力が伝達されるクラッチアウタと、
    クラッチアウタの内方に設けられクラッチアウタから摩擦板を介して回転駆動力を受けると共に同回転駆動力を変速機軸に伝達するクラッチインナと、
    クラッチアウタとクラッチインナとの間に設けられ変速機軸方向に移動することによってクラッチアウタからクラッチインナへの回転駆動力の伝達を断接する摩擦板と、
    クラッチアウタの内方に設けられクランク軸からの回転駆動力に応じて摩擦板に圧接力を付与し、変速機軸からの負荷が所定の値を越えた場合に摩擦板の圧接力を緩めるカム機構とを備えた多板クラッチにおいて、
    クラッチインナに防振部材が設けられたことを特徴とする多板クラッチ。
  2. 上記摩擦板は、
    クラッチアウタに対して相対回転不能かつ軸方向移動可能に配置される駆動摩擦板と、
    クラッチインナに対して相対回転不能かつ軸方向移動可能に配置され上記駆動摩擦板と交互に配置される従動摩擦板とからなり、
    上記クラッチインナは、
    変速機軸に対して相対回転不能かつ軸方向移動不能に配置され上記摩擦板を圧接する受圧部を備えた第1クラッチインナと、
    被動摩擦板と係合し変速機軸方向に移動して摩擦板を圧接あるいは離間させ摩擦板を変速機軸方向に押圧し第1クラッチインナの受圧部との間で摩擦板を圧接する加圧部を備えた第2クラッチインナとからなり、
    上記カム機構は第2クラッチインナの径方向内方に位置すると共に第1クラッチインナに隣接配置され、上記第1クラッチインナには防振部材が設けられたことを特徴とする請求項1に記載の多板クラッチ。
  3. 上記第1クラッチインナの受圧部より径方向内側に複数の肉抜き穴が設けられ、同肉抜き穴の内周に防振部材が設けられることを特徴とする請求項2に記載の多板クラッチ。
  4. 上記肉抜き穴の内周部のうち第1クラッチインナの径方向で最も外側に防振部材が設けられることを特徴とする請求項3に記載の多板クラッチ。
  5. クラッチインナのみならずカム機構にも防振部材が設けられたことを特徴とする請求項1に記載の多板クラッチ。
  6. クランク軸からの回転駆動力が伝達されるクラッチアウタと、
    クラッチアウタの内方に設けられクラッチアウタから摩擦板を介して回転駆動力を受けると共に同回転駆動力を変速機軸に伝達するクラッチインナと、
    クラッチアウタとクラッチインナとの間に設けられ変速機軸方向に移動することによってクラッチアウタからクラッチインナへの回転駆動力の伝達を断接する摩擦板と、
    クラッチインナ内に設けられクランク軸からの回転駆動力に応じて摩擦板に圧接力を付与し変速機軸からの負荷が所定の値を越えた場合に摩擦板の圧接力を緩めるカム機構とを備えた多板クラッチにおいて、
    カム機構に防振部材が設けられたことを特徴とする多板クラッチ。
  7. 上記カム機構は、
    変速機軸に相対回転不能かつ軸方向移動不能に配置され径方向外方に延出する延出部を備え延出部の両面に凹部または凸部の何れか一方からなるカム部が形成されている第1カムプレートと、
    変速機軸の軸方向に移動可能にもうけられ第1カムプレートの延出部を軸方向に挟み込むと共に延出部に対向する面に上記第1カムプレートに設けられた凹部または凸部に入り込むように凸部または凹部からなるカム部が形成された第2及び第3カムプレートとからなり、
    第2及び第3カムプレートのカム部が設けられた面とは反対側の面に防振部材が設けられたことを特徴とする請求項6に記載の多板クラッチ。
  8. 上記肉抜き穴によって、第1クラッチインナを、ボス部と環状外周部とが連結部で連結される形状とし、上記環状外周部の一面を受圧面とし、受圧面の反対側の面にファンが形成され、上記環状外周部の、上記肉抜き穴に隣接する部分に、上記ファンの羽根を構成する凸部が少なくとも1個設けてあることを特徴とする請求項3に記載の多板クラッチ。
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