JP5626936B1 - クラッチ及びそれを備える鞍乗型車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】クラッチボスとプレッシャ部材の相対位置が回転方向において急激に変化した場合におけるカム面の衝突に起因する音の発生を低減する。【解決手段】クラッチボス31とプレッシャ部材32は回転方向での相対位置の変化が許容されている。クラッチボス31とプレッシャ部材32は、それらの相対位置が変化したときに互いに当たるカム面31A,32Aをそれぞれ有している。クラッチ10にはカム面31A,32Aの衝突を緩衝するための第1ダンパー部38Aが設けられている。【選択図】図4

Description

本発明は、入力されるトルクの変動に応じて係合度合いを変化させる機能を有する摩擦クラッチに関する。
摩擦クラッチは、一般的に、クラッチハウジングと、クラッチハウジングと一体的に回転する摩擦プレートと、クラッチハウジングの内側に配置されるクラッチインナーとを備えている。クラッチインナーは、回転軸と一体的に回転可能なクラッチボスと、プレッシャ部材と、プレッシャ部材をクラッチボスに向けて押すクラッチスプリングとを備えている。クラッチボスとプレッシャ部材との間には、クラッチボスと一体的に回転可能なクラッチプレートと、摩擦プレートとが配置されている。
下記特許文献1に開示されるクラッチでは、クラッチボス(引用文献1においてクラッチ部材)とプレッシャ部材の相対位置が回転軸の回転方向において変化可能となっている。クラッチボスとプレッシャ部材は、それらの相対位置が回転方向において変化したときに、互いに当接し、軸方向の力を発生させるカム面をそれぞれ有している。
クラッチボスは回転軸と一体的に回転可能となっているため、クラッチに入力されるトルクが増大し、クラッチハウジングと摩擦プレートの回転速度が上昇したときは、プレッシャ部材の回転速度はクラッチボスに比して上昇する。その結果、プレッシャ部材とクラッチボスの相対位置が回転方向においてずれる。特許文献1のクラッチボスとプレッシャ部材には、プレッシャ部材の回転速度がクラッチボスに比して高くなったときに互いに当接するカム面が設けられている。このカム面は、プレッシャ部材をクラッチボスに向けて押す力(クラッチスプリングの付勢力を増す力)を発生し、クラッチボス及びプレッシャ部材と、摩擦プレートとの係合度合いを増す。また、特許文献1のクラッチボスとプレッシャ部材には、クラッチボスの回転速度がプレッシャ部材に比して高くなったときに互いに当接するカム面も設けられている。このカム面は、プレッシャ部材をクラッチボスから離す力(クラッチスプリングの付勢力を低減する力)を発生し、クラッチボス及びプレッシャ部材と、摩擦プレートとの係合度合いを緩める。
特開2009−68578号公報
本願発明者は、特許文献1に開示される構造では、プレッシャ部材とクラッチボスの相対位置が回転方向において急激に変化したときに、カム面が衝突し、音が発生する場合があることを発見した。
本発明の目的の一つは、摩擦プレートを挟む2つの部材のうち一方を他方に向けて押す付勢力を増大する、または、付勢力を低減する機構を有するクラッチにおいて、2つの部材の相対位置が回転方向において急激に変化した場合でもカム面の衝突に起因する音の発生を抑えることができるクラッチを提供することにある。
(1)本発明に係る摩擦クラッチは、回転軸の軸方向で互いに対向し、且つ、回転軸の軸方向で相対動可能な第1の部材と第2の部材と、前記第1の部材と前記第2の部材との間に配置されている、前記第1の部材と前記第2の部材とに対して相対回転可能な摩擦プレートと、前記第1の部材と前記第2の部材のうち一方の部材を他方の部材に向けて回転軸の軸方向で押し、前記第1の部材と前記第2の部材とを摩擦プレートに係合させるためのスプリングと、を備える。前記第1の部材と前記第2の部材は回転方向での相対位置の変化が許容されている。前記第1の部材と前記第2の部材は、それらの回転方向での相対位置が変化したときに、互いに当接し、前記第1の部材と前記第2の部材との間に回転軸の軸方向の力を発生させる第1カム部と第2カム部とをそれぞれ有している。前記第1の部材と前記第2の部材の相対位置が回転方向で変化したときの前記第1カム部と前記第2カム部との衝突を緩衝するためのダンパー部材が設けられている。また、本発明に係る鞍乗型車両は上記クラッチを備える。
本発明によれば、第1の部材と第2の部材の相対位置が回転方向において急激に変化した場合でも音の発生を抑えることができる。
(2)前記第1カム部と前記第2カム部は、前記ダンパー部材が所定の寸法縮むまで互いに当接しておらず、前記ダンパー部材が所定の寸法縮むことによって直接当接してもよい。これによれば、第1カム部と第2カム部が直接当接するので、ダンパー部材に過大な負荷が掛かることを抑えることができる。その結果、ダンパー部材の耐久性を向上できる。
(3)前記ダンパー部材は、前記第1カム部と前記第2カム部の位置とは異なる位置に設けられてもよい。これによれば、第1カム部と第2カム部が直接当接するので、ダンパー部材に過大な負荷が掛かることを抑えることができ、ダンパー部材の耐久性を向上できる。
(4)前記ダンパー部材は、前記第1カム部と前記第2カム部の位置から軸方向にずれた位置に設けられてもよい。これによれば、回転方向における第1カム部と第2カム部との間隔をダンパー部材の配置のために拡大する必要がない。そのため、クラッチの径を大きくしたり、クラッチが複数のカム部のペア(第1カム部と第2カム部)を有する場合に、それらの数を減らすことを要しない。
(5)前記第1の部材には、軸方向に突出し且つ前記第1カム部が形成されているカム形成部が設けられ、前記カム形成部は、前記ダンパー部材に形成された穴に嵌められてもよい。これによれば、ダンパー部材の取り付け安定性を向上できる。
(6)前記第1カム部と前記第2カム部は、互いに当接したときに前記第1の部材と前記第2の部材のうち一方の部材を回転軸の軸方向で他方の部材に向けて押す力を発生するように形成されてもよい。
(7)前記第1の部材と前記第2の部材は、前記第1の部材と前記第2の部材の回転方向での相対位置が変化したときに、互いに当接し、前記第1の部材と前記第2の部材のうち一方の部材を他方の部材から離す力を発生させる第3カム部と第4カム部とを含んでもよい。そして、前記クラッチは、第1カム部と第2カム部との衝突を緩衝するための前記ダンパー部材である第1ダンパー部材と、前記第3カム部と前記第4カム部との衝突を緩衝するための第2ダンパー部材とを有してもよい。これによれば、第1の部材と第2の部材とが第1カム部と第2カム部との作用により近づく場合と、第1の部材と第2の部材とが第3カム部と第4カム部との作用により離れる場合の双方において、音の発生を低減できる。
(8)前記回転軸の回転方向での前記第2ダンパー部材の寸法は前記回転軸の回転方向での前記第1ダンパー部材の寸法よりも大きくてもよい。これによれば、第2ダンパー部材の耐久性を向上できる。
(9)前記第2ダンパー部材の体積は前記第1ダンパー部材の体積よりも大きくてもよい。これによれば、第2ダンパー部材の耐久性を向上できる。
(10)前記第1ダンパー部材と前記第2ダンパー部材は一体的に形成されてもよい。これによれば、クラッチを構成する部品の数を低減できる。
(11)前記第1の部材には、軸方向に突出し且つ前記第1カム部が形成されているカム形成部が設けられ、前記第2カム部は、前記第2の部材に形成される、前記カム形成部が嵌まる穴の内面であり、前記ダンパー部材は穴の内側に配置されてもよい。これによれば、ダンパー部材の取り付けを容易化できる。
(12)前記第2の部材に形成される穴は軸方向で前記第2の部材を貫通してもよい。前記第2の部材を挟んで前記第1の部材とは反対側には、前記第1の部材に取り付けられた前記第3の部材が配置され、前記ダンパー部材は、前記第2の部材の穴の内側に配置され、回転軸の軸方向で前記第1の部材と前記第3の部材とに挟まれてもよい。これによれば、ダンパー部材の取り付け安定性を向上できる。
本発明の一実施形態に係るクラッチを備える鞍乗型車両の側面図である。 クラッチの側面図(軸方向にクラッチを臨む図)である。 図2のIII−III線で示すクラッチの断面図である。 図2に示すIV−IV線での断面図である。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の実施形態に係る摩擦クラッチ10を備える鞍乗型車両1の側面図である。図2はクラッチ10の側面図(クラッチ10を軸方向に臨む図)である。図3は図2に示すIII−III線での断面図である。図4は図2に示すIV−IV線での断面図である。図2では、図3に示すストッパプレート36は2点鎖線で描かれている。また、図4では、図3に示すクラッチスプリング35は省略されている。
図1の鞍乗型車両1は全地形走行車両(All Terrain Vehicle)である。車両1は、ライダーが跨がって座ることのできるシート51を有している。シート51の前方にはステアリングハンドル52が配置されている。ステアリングハンドル52はステアリングシャフト53及びタイロッド(不図示)を通して左右の前輪54に繋がっている。車体の中央下部にはエンジンユニット55が配置されている。エンジンユニット55の後方には左右の後輪56が配置されている。エンジンユニット55はエンジン55a、クラッチ10、及び変速機を備えている。クラッチ10は全地形走行車両だけでなく、自動二輪車に利用されてもよい。
図3に示すように、クラッチ10は回転軸2上に配置されている。回転軸2は例えば変速機の入力軸であるが、エンジン55aから後輪56に至るトルク伝達経路に配置される他の軸であってもよい。クラッチ10はクラッチハウジング20と、クラッチハウジング20の内側に配置されるクラッチインナー30とを有している。クラッチハウジング20は回転軸2に対して相対回転可能となっている。クラッチハウジング20は、回転軸2が通されている穴が中心に形成されている壁部20aと、壁部20aの外周に設けられている筒状の外周部20bとを有している。外周部20bの内側にクラッチインナー30が配置されている。
図3に示すように、回転軸2にはギア3が配置されている。ギア3は、例えばエンジン55aのクランク軸に形成されたギアにかみ合っている。ギア3は回転軸2に対して相対回転可能である。ギア3とクラッチハウジング20の壁部20aはリベット8によって連結されており、これらは一体的に回転する。
クラッチインナー30は、クラッチボス31(第1の部材)と、プレッシャ部材(第2の部材)32と、クラッチスプリング35とを有している。クラッチボス31の中心には回転軸2が挿通されている。クラッチボス31は回転軸2にスプラインで係合している。このためクラッチボス31は回転軸2と一体的に回転する。クラッチボス31の軸方向での位置は、回転軸2の端部に取り付けられたナット3と、回転軸2に嵌められたプレート4とによって固定されている。
クラッチボス31とプレッシャ部材32は回転軸2の軸方向で対向している。それらの間には複数のクラッチプレート33と複数の摩擦プレート34とが交互に配置されている。摩擦プレート34には回転軸2の半径方向に突出する複数の突起が形成されている。突起は、クラッチハウジング20の外周部20bに形成された軸方向に延びている溝に嵌まっている。これにより、摩擦プレート34はクラッチハウジング20と一体的に回転し、且つ、軸方向においては移動可能となっている。また、摩擦プレート34は、クラッチボス31とプレッシャ部材32とに対しては相対回転可能となっている。クラッチボス31はクラッチプレート33及び摩擦プレート34の内側に位置する筒部31aを有している。クラッチプレート33の内周に複数の突起が形成され、この突起が筒部31aに形成された軸方向で延びている溝に嵌まっている。これにより、クラッチプレート33は、クラッチボス31と一体的に回転する。クラッチプレート33は摩擦プレート34に対しては相対回転可能である。
プレッシャ部材32はクラッチボス31に対して回転軸2の軸方向で相対移動可能となっている。クラッチスプリング35は、プレッシャ部材32を回転軸2の軸方向においてクラッチボス31に向けて押している。これにより、クラッチプレート33がプレッシャ部材32によって摩擦プレート34に押しつけられる。そして、クラッチプレート33と摩擦プレート34との間の摩擦により、クラッチプレート33、プレッシャ部材32、及びクラッチボス31は摩擦プレート34と係合する。
ここで説明する例のクラッチ10は、プレッシャ部材32を挟んでクラッチボスとは反対側に配置されるストッパプレート36(第3の部材)を有している。ストッパプレート36は回転軸2の軸線を囲む環状の部材である。クラッチボス31はストッパプレート36に向かって軸方向に延びる複数(図2の例では3つ)の取付ボス31bを有している。プレッシャ部材32は、取付ボス31bに対応する位置に、穴32bを有している。取付ボス31bは穴32bを通ってストッパプレート36まで延びている。ストッパプレート36はボルト37によって取付ボス31bの端部に固定されている。プレッシャ部材32の穴32bは、ストッパプレート36に対向する端部に、穴32bの内側に向かって張り出すスプリング受け部32dを有している。クラッチスプリング35はコイルスプリングであり、取付ボス31bを囲むように配置されている。そして、クラッチスプリング35はストッパプレート36とスプリング受け部32dとの間に挟まれ、それらの間を押し広げている。これにより、プレッシャ部材32はクラッチボス31に向けて軸方向で押されている。穴32bは回転方向に広がった楕円形である。これにより、取付ボス31bは穴32bの内側で回転方向での動きが許容されている。その結果、クラッチボス31とプレッシャ部材32の相対位置は、後において詳説するように、回転軸2の回転方向で変化できる。
図3に示す例の回転軸2は筒状であり、その中心には軸方向で移動可能なプッシュロッド5が配置されている。プッシュロッド5は、ライダーの操作やアクチュエータの作動により軸方向において移動する。プッシュロッド5が、クラッチスプリング35の力に反してプレッシャ部材32を押すことにより、プレッシャ部材32がクラッチボス31から離れ、クラッチ10は係合状態から非係合状態に移る。図3の例では、プッシュロッド5の端部とプレッシャ部材32との間にはボール5aと押圧部材5bをが配置されている。ストッパプレート36はプレッシャ部材32のクラッチボス31からの距離の上限を制限している。すなわち、プレッシャ部材32はストッパプレート36に当たることにより、クラッチボス31から離れる方向への移動が規制される。
クラッチボス31とプレッシャ部材32の相対位置は、回転軸2の回転方向において変化することが許容されている。図4に示すように、クラッチボス31とプレッシャ部材32は、カム面31Aとカム面32Aをそれぞれ有している。ここで説明する例のクラッチボス31とプレッシャ部材32は、さらにカム面31Bとカム面32Bをそれぞれ有している。カム面31Aとカム面32Aは、プレッシャ部材32の位置がクラッチボス31に対して第1方向(図4でA方向)に変化したときに、互いに当たる。カム面31Bとカム面32Bは、プレッシャ部材32の位置がクラッチボス31に対して第2方向(図4でB方向)に変化したときに、互いに当たる。第1方向Aはエンジン55aの駆動時におけるクラッチ10の回転方向であり、第2方向Bは第1の方向Aとは反対方向である。
図4に示すように、クラッチボス31は、プレッシャ部材32に向かって軸方向に延びている複数のカム形成部31cを有している。各カム形成部31cはその外面にカム面31A,31Bを有している。カム面31A,31Bは回転方向において互いに反対側に位置している。ここで説明する例のクラッチボス31は3つのカム形成部31cを有している。これらは回転方向において互いに間隔を空けて配置され、回転軸2を囲んでいる。複数のカム形成部31cは、上述の取付ボス31bと概ね同一円周上に位置し、取付ボス31bと交互に配置されている。プレッシャ部材32には、カム形成部31cがそれぞれ嵌まる複数の穴32cが形成されている(以下ではこの穴をカム形成穴と称する)。各カム形成穴32cは、その内面にカム面32A,32Bを有している。
クラッチボス31は回転軸2とスプラインで係合しているため、プレッシャ部材32と比較するとクラッチハウジング20の回転に追従し難い。したがって、エンジン55aから入力されるトルクが急激に増大し、第1方向Aに回転しているクラッチハウジング20の回転速度が上昇するとき、プレッシャ部材32の位置がクラッチボス31の位置に対して第1方向Aにずれる。その結果、プレッシャ部材32のカム面32Aがクラッチボス31のカム面31Aに当たる。カム面31A,32Aは、それらが当たったときにクラッチボス31とプレッシャ部材32との間に軸方向の力Faを発生するように、回転軸2の回転方向に対して傾斜している。力Faはプレッシャ部材32をクラッチボス31に向けて押す力であり、クラッチスプリング35がプレッシャ部材32に加える付勢力をアシストする。
エンジン55aから入力されるトルクが減少し、第2方向Bに回転しているクラッチハウジング20の回転速度が下がるとき、或いは、後輪56に外乱が作用し、回転軸2の回転速度が急激に上昇するときには、プレッシャ部材32の位置がクラッチボス31の位置に対して第2方向Bにずれる。このとき、プレッシャ部材32のカム面32Bがクラッチボス31のカム面31Bに当たる。カム面31B,32Bは、それらが当たったときにクラッチボス31とプレッシャ部材32との間に軸方向の力Fbを発生するように、回転軸2の回転方向に対して傾斜している。力Fbはプレッシャ部材32をクラッチボス31から離す力であり、クラッチスプリング35がプレッシャ部材32に加える付勢力を低減する。
図4に示すように、クラッチ10は、クラッチボス31とプレッシャ部材32の相対位置が変化したときに生じるカム面31Aとカム面32Aの衝突を、緩衝するための第1ダンパー部38Aを有している。また、クラッチ10は、クラッチボス31とプレッシャ部材32の相対位置が変化したときに生じるカム面31Bとカム面32Bの衝突を、緩衝するための第2ダンパー部38Bを有している。ここで説明する例では、第1ダンパー部38Aと第2ダンパー部38Bは一体的に成形されている(以下では、この一体的に成形された部材をダンパー部材38と称する)。ダンパー部材38は、例えばゴムなどの樹脂によって成形される。なお、第1ダンパー部38Aと第2ダンパー部38Bは必ずしも一体的に成形されていなくてもよい。また、第2ダンパー部38Bは必ずしも設けられていなくてもよい。
プレッシャ部材32のカム面32A,32Bの間隔は、クラッチボス31のカム面31A,31Bの間隔(カム形成部31cの太さ)よりも大きい。そのため、エンジン55aから入力されるトルクが変動していないときや、後輪56に外乱が作用していないときには、カム面31A,32Aの間、及びカム面31B,32Bの間にクリアランスが存在し得る。カム面31A,32Aは、第1ダンパー部38Aが回転軸2の回転方向において縮むことにより互いに当たる。言い換えると、第1ダンパー部38Aが所定の寸法だけ縮むまではカム面31A,32Aが互いに当たらないように、回転方向での第1ダンパー部38Aの厚さTa(図4)が設定されている。これにより、カム面31A,32Aの衝突が緩衝される。同様に、第2ダンパー部38Bが所定の寸法だけ縮んだときにはじめてカム面31B,32Bが互いに当たるように、回転方向での第2ダンパー部38Bの厚さTb(図4)が設定されている。これにより、カム面31B,32Bの衝突が緩衝される。なお、第1ダンパー部38Aの厚さTaは、カム面31B,32Bが当たっているときにカム形成穴32cの内面から離れるように設定されてもよいし、カム形成穴32cの内面に当たるように設定されてもよい。同様に、第2ダンパー部38Bの厚さTbは、カム面31A,32Aが当たっているときにカム形成穴32cの内面から離れるように設定されてもよいし、カム形成穴32cの内面に当たるように設定されてもよい。
第1ダンパー部38Aはカム面31A,32Aとは異なる位置に設けられている。すなわち、第1ダンパー部38Aはカム面31A,32Aには挟まれず、カム面31A,32Aは直接的に当たる。このため、第1ダンパー部38Aに過大な負荷が作用することを抑えることができるので、第1ダンパー部38Aの耐久性を向上できる。同様に、第2ダンパー部38Bはカム面31B,32Bとは異なる位置に設けられている。すなわち、第2ダンパー部38Bはカム面31B,32Bには挟まれず、カム面31B,32Bは直接的に当たる。その結果、第2ダンパー部38Bに過大な負荷が作用することを抑えることができるので、第2ダンパー部38Bの耐久性を向上できる。
ここで説明する例では、ダンパー部材38はカム形成穴32cの内側に配置され、第1ダンパー部38Aはカム面31A,32Aの位置から軸方向において離れている。そのため、第1ダンパー部38Aの配置のためにカム面31Aとカム面32Aとの間隔を拡大する必要がない。同様に、第2ダンパー部38Bはカム面31B,32Bの位置から軸方向において離れている。そのため、第2ダンパー部38Bの配置のためにカム面31Bとカム面32Bとの間隔を拡大する必要がない。その結果、プレッシャ部材32とクラッチボス31の径を大きくしたり、カム形成部31cの数とカム形成穴32cの数を減らすことを要しない。
ここで説明する例では、クラッチボス31のカム形成部31cは、その基部に、カム面31A,31Bを有している。カム形成部31cは、カム面31A,31Bが形成された部分(基部)から軸方向に延びる端部31dを有している。プレッシャ部材32のカム形成穴32cの内面は、回転方向において向き合うダンパー受け面32e,32fを有している。端部31dはダンパー受け面32e,32fの間に位置している。第1ダンパー部38Aは端部31dとダンパー受け面32eとの間に位置している。第2ダンパー部38Bは端部31dとダンパー受け面32fとの間に位置している。
上述したよう、第1ダンパー部38Aと第2ダンパー部38Bは一体的に成形され、ダンパー部材38を構成している。カム形成部31cの端部31dはダンパー部材38に形成された穴に嵌められている。これにより、ダンパー部材38を端部31dに比較的簡単に取り付けることができる。第1ダンパー部38Aと第2ダンパー部38Bは端部31dを挟んで互いに反対側に位置している。ダンパー部材38の取り付け方法はこれに限られない。例えば、第1ダンパー部38Aと第2ダンパー部38Bとが別体である場合、第1ダンパー部38Aは端部31d又はダンパー受け面32eに接着されてもよい。また、第2ダンパー部38Bは端部31d又はダンパー受け面32fに接着されてもよい。
図4に示すように、カム形成部31cの端部31dは、回転軸2の回転方向において、カム面31A,31Bが形成された基部よりも小さな厚さを有している。そのため、回転方向におけるダンパー部38A,38Bの厚さTa,Tbが確保し易くなっている。
上述したように、カム面31A,32A,31B,32Bは回転軸2の回転方向に対して傾斜している。回転方向に対するダンパー受け面32e,32fの角度は、回転方向に対するカム面31A,32A,31B,32Bの角度よりも大きい。図4の例では、ダンパー受け面32e,32fは回転方向に対して概ね垂直である。また、カム形成部31cの端部31dも回転方向に対して概ね垂直である。そのため、ダンパー部38A,38Bの内部に軸方向の応力が発生しにくいので、ダンパー部38A,38Bの耐久性を向上できる。カム面31A,31Bが形成されたカム形成部31cの基部は、回転軸2の回転方向に対して斜めに延びている。端部31dはカム形成部31cの基部に対して屈曲し、回転軸2の軸方向に沿った方向に延び、回転方向に対しては概ね垂直となっている。
図4に示すように、カム形成穴32cはプレッシャ部材32を軸方向において貫通している。プレッシャ部材32を挟んでクラッチボス31とは反対側には上述のストッパプレート36が配置されている。カム形成部31cの延長上に、ストッパプレート36が存在している。ダンパー部材38は、カム形成部31cの端部31dとストッパプレート36とによって軸方向で挟まれている。これにより、ダンパー部材38の端部31dへの取付安定性が確保されている。ストッパプレート36はダンパー部材38を端部31dに向けて押していてもよい。ストッパプレート36は取付ボス31bに固定されているので、プレッシャ部材32の軸方向での位置によらず、ストッパプレート36とカム形成部31cの端部31dとの距離は一定である。したがって、ダンパー部材38がそれらに挟まれた状態は、プレッシャ部材32の軸方向での位置によらず、維持される。
図3に示すように、ダンパー部材38の一部はストッパプレート36から回転軸の半径方向においてはみ出ている。ここで説明する例では、ダンパー部材38の外側部分38cがストッパプレート36の外周縁からはみ出ている。このことにより、ダンパー部材38が弾性変形し易くなるので、ダンパー部材38に過大な負荷が掛かりにくくなる。すなわち、ダンパー部38A,38Bが縮んだときに、ダンパー部材38の外側部分38cが軸方向に僅かに膨らむことができる。なお、ダンパー部材38の外側部分38cは必ずしもストッパプレート36の外周縁からはみ出ていなくてもよい。
図2に示すように、半径方向でのカム形成穴32cの幅W1は、ダンパー部材38の幅W2よりも大きい。そのため、ダンパー部材38の外側部分38cは、カム形成穴32cの縁32gとストッパプレート36の外周縁との間で露出している。このことによっても、ダンパー部材38が弾性変形し易くなる。
クラッチスプリング35の付勢力だけによってクラッチ10が係合している状態でエンジン55aのトルクが急激に増大したとき、プレッシャ部材32のクラッチボス31に対する相対位置は第1方向Aへ僅かに変化する。このときの変化量をRaとする。反対に、同じ状態でエンジン55aのトルクが減少したときや、回転軸2の回転速度が急激に下がったときには、プレッシャ部材32のクラッチボス31に対する相対位置は第2方向Bへ変化する。このときの変化量をRbとする。エンジン55aのトルクが減少したときや、回転軸2の回転速度が急激に下がったときには、プレッシャ部材32はストッパプレート36に当たるまで移動できる。そのため、変化量Rbは変化量Raよりも大きくなる。すなわち、第2ダンパー部38Bが圧縮される量は、第1ダンパー部38Aが圧縮される量よりも大きくなる。第2ダンパー部38Bには第1ダンパー部38Aよりも大きな体積が設けられている。これにより、第2ダンパー部38Bの耐久性を確保できる。図4の例では、回転軸2の回転方向における第2ダンパー部38Bの寸法(厚さTb)は、回転軸2の回転方向における第1ダンパー部38Aの寸法(厚さTa)よりも大きい。
以上説明したように、クラッチ10にはダンパー部38A,38Bが設けられている。第1ダンパー部38Aはクラッチボス31とプレッシャ部材32の相対位置が回転方向で変化したときのカム面31A,32Aの衝突を緩衝する。これにより、カム面31A,32Aが衝突したときの音の発生を低減できる。また、第2ダンパー部38Bはクラッチボス31とプレッシャ部材32の相対位置が回転方向で変化したときのカム面31B,32Bの衝突を緩衝する。これにより、カム面31B,32Bが衝突したときの音の発生を低減できる。
なお、本発明は以上説明したクラッチ10に限られず、種々の変更がなされてよい。
例えば、カム形成穴32cはプレッシャ部材32を貫通していなくてもよい。
また、クラッチボス31とプレッシャ部材32は、カム面31B,32Bをそれぞれ有していなくてもよい。
ダンパー部材38の位置はカム形成穴32cに限られない。
プレッシャ部材32にクラッチボス31に向けて突出するカム形成部が形成され、クラッチボス31にカム形成部が嵌まる穴が形成されてもよい。
1 鞍乗型車両、5 プッシュロッド、10 摩擦クラッチ、20 クラッチハウジング、30 クラッチインナー、31 クラッチボス(第1の部材)、31A,カム面(第1カム部)、32A カム面(第2カム部)、31B カム面(第3カム部)、32B(第4カム部)、31c カム形成部、32 プレッシャ部材(第2の部材)、32c カム形成穴、33 クラッチプレート、34 摩擦プレート、35 クラッチスプリング、36 ストッパプレート(第3の部材)、38 ダンパー部材、38A 第1ダンパー部、38B 第2ダンパー部。

Claims (13)

  1. 回転軸の軸方向で互いに対向し、且つ、回転軸の軸方向で相対動可能な第1の部材と第2の部材と、
    前記第1の部材と前記第2の部材との間に配置されている、前記第1の部材と前記第2の部材とに対して相対回転可能な摩擦プレートと、
    前記第1の部材と前記第2の部材のうち一方の部材を他方の部材に向けて回転軸の軸方向で押し、前記第1の部材と前記第2の部材とを摩擦プレートに係合させるためのスプリングと、を備え、
    前記第1の部材と前記第2の部材は回転方向での相対位置の変化が許容されており、
    前記第1の部材と前記第2の部材は、それらの回転方向での相対位置が変化したときに、互いに当接し、前記第1の部材と前記第2の部材との間に回転軸の軸方向の力を発生させる第1カム部と第2カム部とをそれぞれ有し、
    前記第1の部材と前記第2の部材の相対位置が回転方向で変化したときの前記第1カム部と前記第2カム部との衝突を緩衝するためのダンパー部材が設けられている、
    ことを特徴とする摩擦クラッチ。
  2. 請求項1に記載の摩擦クラッチにおいて、
    前記第1カム部と前記第2カム部は、前記ダンパー部材が所定の寸法縮むまで互いに当接しておらず、前記ダンパー部材が所定の寸法縮むことによって直接当接する、
    ことを特徴とする摩擦クラッチ。
  3. 請求項2に記載の摩擦クラッチにおいて、
    前記ダンパー部材は、前記第1カム部と前記第2カム部の位置とは異なる位置に設けられている、
    ことを特徴とする摩擦クラッチ。
  4. 請求項3に記載の摩擦クラッチにおいて、
    前記ダンパー部材は、前記第1カム部と前記第2カム部の位置から軸方向にずれた位置に設けられている、
    ことを特徴とする摩擦クラッチ。
  5. 請求項4に記載の摩擦クラッチにおいて、
    前記第1の部材には、軸方向に突出し且つ前記第1カム部が形成されているカム形成部が設けられ、
    前記カム形成部は、前記ダンパー部材に形成された穴に嵌められている、
    ことを特徴とする摩擦クラッチ。
  6. 請求項1に記載の摩擦クラッチにおいて、
    前記第1カム部と前記第2カム部は、互いに当接したときに前記第1の部材と前記第2の部材のうち一方の部材を回転軸の軸方向で他方の部材に向けて押す力を発生するように形成されている、
    ことを特徴とする摩擦クラッチ。
  7. 請求項6に記載の摩擦クラッチにおいて、
    前記第1の部材と前記第2の部材は、前記第1の部材と前記第2の部材の回転方向での相対位置が変化したときに、互いに当接し、前記第1の部材と前記第2の部材のうち一方の部材を他方の部材から離す力を発生させる第3カム部と第4カム部とを含み、
    前記クラッチは、第1カム部と第2カム部との衝突を緩衝するための前記ダンパー部材である第1ダンパー部材と、前記第3カム部と前記第4カム部との衝突を緩衝するための第2ダンパー部材とを有している、
    ことを特徴とする摩擦クラッチ。
  8. 請求項7に記載の摩擦クラッチにおいて、
    前記回転軸の回転方向での前記第2ダンパー部材の寸法は前記回転軸の回転方向での前記第1ダンパー部材の寸法よりも大きい、
    ことを特徴とする摩擦クラッチ。
  9. 請求項8に記載の摩擦クラッチにおいて、
    前記第2ダンパー部材の体積は前記第1ダンパー部材の体積よりも大きい、
    ことを特徴とする摩擦クラッチ。
  10. 請求項7に記載の摩擦クラッチにおいて、
    前記第1ダンパー部材と前記第2ダンパー部材は一体的に形成されている、
    ことを特徴とする摩擦クラッチ。
  11. 請求項1に記載の摩擦クラッチにおいて、
    前記第1の部材には、軸方向に突出し且つ前記第1カム部が形成されているカム形成部が設けられ、
    前記第2カム部は、前記第2の部材に形成される、前記カム形成部が嵌まる穴の内面であり、
    前記ダンパー部材は穴の内側に配置されている、
    ことを特徴とする摩擦クラッチ。
  12. 請求項11に記載の摩擦クラッチにおいて、
    前記第2の部材に形成される穴は軸方向で前記第2の部材を貫通し、
    前記第2の部材を挟んで前記第1の部材とは反対側には、前記第1の部材に取り付けられた前記第3の部材が配置され、
    前記ダンパー部材は、前記第2の部材の穴の内側に配置され、回転軸の軸方向で前記第1の部材と前記第3の部材とに挟まれている、
    ことを特徴とする摩擦クラッチ。
  13. 請求項1乃至12のいずれかに記載の摩擦クラッチを有する鞍乗型車両。
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