JP5460460B2 - クラッチ装置 - Google Patents
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Description
<クラッチ装置の全体構成>
図1および図2に示すように、本クラッチ装置1は、エンジンから、トランスミッションの第1入力軸91および第2入力軸92に動力を伝達するための装置であって、入力回転体10と、第1プレッシャプレート39と、第2プレッシャプレート49と、第1クラッチディスク組立体5と、第2クラッチディスク組立体6と、駆動機構7と、回転支持機構11と、軸移動規制機構12と、支持機構13とを、備えている。入力回転体10、第1プレッシャプレート39、第1クラッチディスク組立体5、回転支持機構11の第1回転支持機構211、支持機構13、および駆動機構7の第1駆動機構7Aにより、第1クラッチC1が構成されている。入力回転体10、第2プレッシャプレート49、第2クラッチディスク組立体6、回転支持機構11の第2回転支持機構111、および駆動機構7の第2駆動機構7Bにより第2クラッチC2が構成されている。第1クラッチC1および第2クラッチC2は、いわゆるノーマルオープンタイプのクラッチである。第1クラッチC1が第1速、第3速および第5速において動力を伝達し、第2クラッチC2が第2速および第4速において動力を伝達する。
入力回転体10は、エンジンから動力が伝達される部材であり、フレキシブルプレート93を介して、クランクシャフト99に連結されている。フレキシブルプレート93の内周部はボルトによりクランクシャフト99に固定されており、フレキシブルプレート93の外周部はボルト(図示しない)により入力回転体10に固定されている。クランクシャフト99の内周部にはベアリングが固定されており、このベアリングにより第1入力軸91の先端が回転可能に支持されている。
第1プレッシャプレート39は、入力回転体10内に配置されており、第1フライホイール3に対して一体回転可能かつ軸方向に移動可能に配置されている。第1プレッシャプレート39は、第1フライホイール3と軸方向に対向して配置されている。第1プレッシャプレート39には、径方向外方に突出した第1支持部39aが、形成されている。第1支持部39aは、円周方向に、所定の間隔を隔てて配置されている。この第1支持部39aにおいて、第1プレッシャープレート39は、第1駆動機構7Aの第1駆動支持部材78に連結されている。なお、第1プレッシャープレート39には、第1支持部39aとは異なる位置において、円周方向に所定の間隔を隔てて、第1突出部(図示しない)が設けられている。この第1突出部において、第1ストラッププレートは、第1プレッシャープレート39に固定されている。
第2プレッシャプレート49は、入力回転体10内に配置されており、第2フライホイール4に対して一体回転可能かつ軸方向に移動可能に配置されている。第2プレッシャプレート49は、第2フライホイール4と軸方向に対向して配置されている。第2プレッシャプレート49には、径方向外方に突出した第2支持部49aが、形成されている。第2支持部49aは、円周方向に、所定の間隔を隔てて配置されている。この第2支持部49aにおいて、第2プレッシャープレート49は、第2駆動機構7Bの第2駆動支持部材79に連結されている。なお、第2プレッシャープレート49には、第2支持部49aとは異なる位置において、円周方向に所定の間隔を隔てて、第2突出部(図示しない)が設けられている。この第2突出部において、第2ストラッププレートは、第2プレッシャープレート49に固定されている。
第1クラッチディスク組立体5は、入力回転体10から第1入力軸91へ動力を伝達するためのアッセンブリであり、支持機構13たとえば第1支持部材35を介して第1入力軸91に連結されている。第1クラッチディスク組立体5は、第1摩擦部57と、第1入力部材52と、第1ハブ51と、複数の第1スプリング55と、を有している。第1摩擦部57は、第1フライホイール3と第1プレッシャプレート39との軸方向間に配置されている。第1摩擦部57は、入力回転体10および第1プレッシャプレート39と摺動可能に設けられている。第1入力部材52は、第1摩擦部57から動力が伝達される部材であり、第1摩擦部57に連結されている。第1ハブ51の内周面には、支持機構13に連結するためのスプライン溝が、形成されている。第1ハブ51は、第1支持部材35を介して第1入力軸91に連結されている。第1スプリング55は、第1入力部材52により弾性変形可能に支持されており、第1入力部材52と第1ハブ51とを回転方向に弾性的に連結している。
第2クラッチディスク組立体6は、入力回転体10から第2入力軸92へ動力を伝達するためのアッセンブリであり、第2入力軸92に連結されている。第2クラッチディスク組立体6は、第2摩擦部67と、第2入力部材62と、第2ハブ61と、複数の第2スプリング65と、を有している。第2摩擦部67は、第2フライホイール4と第2プレッシャプレート49との軸方向間に配置されている。第2摩擦部67は、入力回転体10および第2プレッシャプレート49と摺動可能に設けられている。第2入力部材62は、第2摩擦部67から動力が伝達される部材であり、第2摩擦部67に連結されている。第2ハブ61の内周面には、軸移動規制機構12に連結するためのスプライン溝が、形成されている。第2ハブ61は、軸移動規制機構12を介して第2入力軸92に連結されている。第2スプリング65は、第2入力部材62により弾性変形可能に支持されており、第2入力部材62と第2ハブ61とを回転方向に弾性的に連結している。
駆動機構7は、第1駆動機構7Aおよび第2駆動機構7Bを有している。第1駆動機構7Aは、第1クラッチC1の動力伝達を操作するための機構であって、第1プレッシャプレート39に軸方向の押し付け力を伝達する。第1駆動機構7Aは、入力回転体10に支持された第1駆動支持部材78と、第1駆動支持部材78が入力回転体10に対して第1フライホイール3側に移動するように第1駆動支持部材78に駆動力を伝達する第1駆動力伝達部71とを、有している。第2駆動機構7Bは、第2クラッチC2の動力伝達を操作するための機構であって、第2プレッシャプレート49に軸方向の押し付け力を伝達する。第2駆動機構7Bは、入力回転体10に支持された第2駆動支持部材79と、第2駆動支持部材79が入力回転体10に対して第2フライホイール4側に移動するように第2駆動支持部材79に駆動力を伝達する第2駆動力伝達部72と、を有している。
回転支持機構11は、第1回転支持機構211と、第2回転支持機構111とを有している。第1回転支持機構211は、第1入力軸91と入力回転体10との間に設けられており、入力回転体10を第1入力軸91に対して回転可能に支持する。具体的には、第1回転支持機構211は、第1ベアリング34を有している。第1ベアリング34は、第1フライホイール3と第1入力軸91との間に配置されており、第1フライホイール3を第1入力軸91に対して回転可能に支持している。詳細には、第1ベアリング34は、第1フライホイール3と支持機構13との間に配置されており、第1フライホイール3を第1入力軸91に対して回転可能に支持している。
軸移動規制機構12は、第2入力軸92と、回転支持機構11たとえば第2回転支持機構111との間において第2入力軸92に対して回転不能に設けられ、第2回転支持機構111のエンジン側への軸移動を規制する。軸移動規制機構12は、第2支持部材45と、軸移動規制部材46とを有している。第2支持部材45は、第2入力軸92と第2回転支持機構111との間において、第2回転支持機構111を支持している。また、第2支持部材45は、第2入力軸92と第2クラッチディスク組立体6との間において、第2クラッチディスク組立体6を支持している。
支持機構13は、第1支持部材35と位置決め部材95とを有している。第1支持部材35は、第1入力軸を挿通可能な装着孔を有しており、装着孔の内周面にはスプライン溝が形成されている。そして、第1支持部材35のスプライン溝を、第1入力軸91の外周面に形成されたスプライン軸に嵌合することによって、第1支持部材35は、第1入力軸91に対して回転不能に装着される。
図2に示すように、支持機構13を除くクラッチ装置1を組み立てた状態において、第2支持部材45のスプライン溝が、第2入力軸92の外周面に形成されたスプライン軸92bに嵌合される。続いて、クラッチ装置1をスプラインに沿ってトランスミッション側へと移動すると、第2支持部材45の第2回転支持部45aのトランスミッション側の壁部が、第2入力軸92に形成された段差部92cに当接する。この状態において、軸移動規制部材である第2入力軸用のスナップリング46が、第2入力軸92の外周面に形成された環状の溝部92aに装着される。これにより、第2支持部材45のエンジン側への軸移動が規制される。すなわち、回転支持機構11のエンジン側への軸移動が、規制される。
クラッチ装置1の動作について説明する。図1に示す状態は、駆動機構7により第1クラッチC1および第2クラッチC2に押付力が付与されていない状態であり、第1クラッチC1および第2クラッチC2で動力伝達が行われていない状態である。この状態では、第1プレッシャプレート39は、図1に示す軸方向位置に保持されており、第2プレッシャプレート49も、図1に示す軸方向位置に保持されている。ここで、エンジンから動力が入力回転体10に伝達されると、入力回転体10、第1プレッシャプレート39、第2プレッシャプレート49および駆動機構7は一体回転する。第1入力軸91が支持部材35を介して第1ベアリング34を支持しており、第1ベアリング34が第1フライホイール3を回転可能に支持している。また、第2入力軸92が軸移動規制機構12を介して第2ベアリング44を支持しており、第2ベアリング44が第2フライホイール4を回転可能に支持している。これにより、入力回転体10の回転が安定する。
従来では、アッセンブリとして組み立てられたクラッチ装置を、第1入力軸91および第2入力軸92に装着する場合、クラッチ装置の軸方向の移動を規制する位置決めは、エンジン側に突出した第1入力軸91の先端側で行う必要があった。このため、従来のクラッチ装置では、クラッチ装置1に発生するスラスト力は、第2入力軸92より小径の第1入力軸91で受けざるを得なかった。このため、この場合、エンジンからトランスミッションへと動力を伝達するときに、第1入力軸の剛性の低さによる回転共振等が、発生するおそれがあった。
<クラッチ装置の全体構成>
図3および図4に示すように、本クラッチ装置101は、エンジンから、トランスミッションの第1入力軸91および第2入力軸92に動力を伝達するための装置であって、入力回転体10と、第1プレッシャプレート39と、第2プレッシャプレート49と、第1クラッチディスク組立体5と、第2クラッチディスク組立体6と、駆動機構7と、回転支持機構11と、軸移動規制機構12と、支持機構13とを、備えている。入力回転体10、第1プレッシャプレート39、第1クラッチディスク組立体5、回転支持機構11の第1回転支持機構211、支持機構13、および駆動機構7の第1駆動機構7Aにより、第1クラッチC1が構成されている。入力回転体10、第2プレッシャプレート49、第2クラッチディスク組立体6、回転支持機構11の第2回転支持機構111、および駆動機構7の第2駆動機構7Bにより第2クラッチC2が構成されている。第1クラッチC1および第2クラッチC2は、いわゆるノーマルオープンタイプのクラッチである。第1クラッチC1が第1速、第3速および第5速において動力を伝達し、第2クラッチC2が第2速および第4速において動力を伝達する。
入力回転体10は、エンジンから動力が伝達される部材であり、クランクシャフト99に連結されている。クランクシャフト99の内周部には、ベアリングが固定されており、このベアリングにより第1入力軸91の先端が、クランクシャフト99に回転可能に支持されている。
第1プレッシャプレート39は、入力回転体10内に配置されており、第1フライホイール3に対して一体回転可能かつ軸方向に移動可能に配置されている。第1プレッシャプレート39は、第1フライホイール3と軸方向に対向して配置されている。第1プレッシャプレート39には、径方向外方に突出した第1支持部39aが、形成されている。第1支持部39aは、円周方向に、所定の間隔を隔てて配置されている。この第1支持部39aにおいて、第1プレッシャープレート39は、第1駆動機構7Aの第1駆動支持部材78(図示しない)に連結されている。なお、第1プレッシャープレート39には、第1支持部39aとは異なる位置において、円周方向に所定の間隔を隔てて、第1突出部(図示しない)が設けられている。この第1突出部において、第1ストラッププレートは、第1プレッシャープレート39に固定されている。
第2プレッシャプレート49は、入力回転体10内に配置されており、第2フライホイール4に対して一体回転可能かつ軸方向に移動可能に配置されている。第2プレッシャプレート49は、第2フライホイール4と軸方向に対向して配置されている。第2プレッシャプレート49には、径方向外方に突出した第2支持部49aが、形成されている。第2支持部49aは、円周方向に、所定の間隔を隔てて配置されている。この第2支持部49aにおいて、第2プレッシャープレート49は、第2駆動機構7Bの第2駆動支持部材79(図示しない)に連結されている。なお、第2プレッシャープレート49には、第2支持部49aとは異なる位置において、円周方向に所定の間隔を隔てて、第2突出部(図示しない)が設けられている。この第2突出部において、第2ストラッププレートは、第2プレッシャープレート49に固定されている。
第1クラッチディスク組立体5は、入力回転体10から第1入力軸91へ動力を伝達するためのアッセンブリであり、支持機構13たとえば第1支持部材35を介して第1入力軸91に連結されている。第1クラッチディスク組立体5は、第1摩擦部57と、第1入力部材52と、第1ハブ51とを、有している。第1摩擦部57は、第1フライホイール3と第1プレッシャプレート39との軸方向間に配置されている。第1摩擦部57は、入力回転体10および第1プレッシャプレート39と摺動可能に設けられている。第1入力部材52は、第1摩擦部57から動力が伝達される部材であり、第1摩擦部57に連結されている。第1ハブ51の内周面には、支持機構13に連結するためのスプライン溝が、形成されている。第1ハブ51は、第1支持部材35を介して第1入力軸91に連結されている。
第2クラッチディスク組立体6は、入力回転体10から第2入力軸92へ動力を伝達するためのアッセンブリであり、第2入力軸92に連結されている。第2クラッチディスク組立体6は、第2摩擦部67と、第2入力部材62と、第2ハブ61とを、有している。第2摩擦部67は、第2フライホイール4と第2プレッシャプレート49との軸方向間に配置されている。第2摩擦部67は、入力回転体10および第2プレッシャプレート49と摺動可能に設けられている。第2入力部材62は、第2摩擦部67から動力が伝達される部材であり、第2摩擦部67に連結されている。第2ハブ61の内周面には、軸移動規制機構12に連結するためのスプライン溝が、形成されている。第2ハブ61は、軸移動規制機構12を介して第2入力軸92に連結されている。
駆動機構7は、第1駆動機構7Aおよび第2駆動機構7Bを有している。第1駆動機構7Aは、第1クラッチC1の動力伝達を操作するための機構であって、第1プレッシャプレート39に軸方向の押し付け力を伝達する。第1駆動機構7Aは、入力回転体10に支持された第1駆動支持部材78(図示しない)と、第1駆動支持部材78が入力回転体10に対して第1フライホイール3側に移動するように第1駆動支持部材78に駆動力を伝達する第1駆動力伝達部71とを、有している。第2駆動機構7Bは、第2クラッチC2の動力伝達を操作するための機構であって、第2プレッシャプレート49に軸方向の押し付け力を伝達する。第2駆動機構7Bは、入力回転体10に支持された第2駆動支持部材79(図示しない)と、第2駆動支持部材79が入力回転体10に対して第2フライホイール4側に移動するように第2駆動支持部材79に駆動力を伝達する第2駆動力伝達部72とを、有している。
回転支持機構11は、第1回転支持機構211と、第2回転支持機構111とを有している。第1回転支持機構211は、第1入力軸91と入力回転体10との間に設けられており、入力回転体10を第1入力軸91に対して回転可能に支持する。具体的には、第1回転支持機構211は、第1ベアリング34を有している。第1ベアリング34は、第1フライホイール3と第1入力軸91との間に配置されており、第1フライホイール3を第1入力軸91に対して回転可能に支持している。詳細には、第1ベアリング34は、第1フライホイール3と支持機構13の間に配置されており、第1フライホイール3を第1入力軸91に対して回転可能に支持している。
軸移動規制機構12は、第2入力軸92と、回転支持機構11たとえば第2回転支持機構111との間において第2入力軸92に対して回転不能に設けられ、第2回転支持機構111のエンジン側への軸移動を規制する。軸移動規制機構12は、第2支持部材45と、軸移動規制部材46とを有している。第2支持部材45は、第2入力軸92と第2回転支持機構111との間において、第2回転支持機構111を支持している。また、第2支持部材45は、第2入力軸92と第2クラッチディスク組立体6との間において、第2クラッチディスク組立体6を支持している。
支持機構13は、第1支持部材35と位置決め部材95とを有している。第1支持部材35は、第1入力軸を挿通可能な装着孔を有しており、装着孔の内周面にはスプライン溝が形成されている。そして、第1支持部材35のスプライン溝を、第1入力軸91の外周面に形成されたスプライン軸に嵌合することによって、第1支持部材35は、第1入力軸91に対して回転不能に装着される。
図4に示すように、支持機構13およびダンパー機構15を除くクラッチ装置101を組み立てた状態において、第2支持部材45のスプライン溝すなわち第2回転支持部45aの内周面のスプライン溝が、第2入力軸92の外周面に形成されたスプライン軸92bに嵌合される。続いて、クラッチ装置101をスプラインに沿ってトランスミッション側へと移動すると、第2支持部材45の第2回転支持部45aのトランスミッション側の壁部が、第2入力軸92に形成された段差部92cに当接する。この状態において、軸移動規制部材である第2入力軸用のスナップリング46が、第2入力軸92の外周面に形成された環状の溝部92aに装着される。これにより、第2支持部材45のエンジン側への軸移動が規制される。すなわち、回転支持機構11のエンジン側への軸移動が、規制される。
本クラッチ装置101の動作については、前記第1実施形態の動作と同じであるため、詳細な説明は省略し、概要のみ以下に示す。
本クラッチ装置1の特徴については、前記第1実施形態の特徴と同じであるため、詳細な説明は省略し、概要のみ以下に示す。
3 第1フライホイール(第1円板部)
4 第2フライホイール(第2円板部)
5 第1クラッチディスク組立体
6 第2クラッチディスク組立体
7 駆動機構
10 入力回転体
111 第2回転支持機構(回転支持機構)
12 軸移動規制機構
13 支持機構
35 第1支持部材
39 第1プレッシャプレート
44 第2ベアリング
45 第2支持部材
46 第2入力軸用のスナップリング(軸移動規制部材)
49 第2プレッシャプレート
51 第1ハブ
52 第1入力部材
57 第1摩擦部
61 第2ハブ
62 第2入力部材
67 第2摩擦部
91 第1入力軸
92 第2入力軸
95 位置決め部材
C1 第1クラッチ
C2 第2クラッチ
Claims (6)
- エンジンから、第1入力軸および前記第1入力軸より大径の第2入力軸を有するトランスミッションへと、動力を伝達するためのクラッチ装置であって、
第1円板部と、前記第1円板部と空間を隔てて配置された第2円板部とを、有する入力回転体と、
前記第2入力軸と前記入力回転体との間に設けられ、前記入力回転体を前記第1入力軸および前記第2入力軸に対して回転可能に支持する回転支持機構と、
前記入力回転体内に配置され、前記第1円板部に対して一体回転可能かつ軸方向に移動可能に配置された第1プレッシャプレートと、
前記入力回転体内に配置され、前記第2円板部に対して一体回転可能かつ軸方向に移動可能に配置された第2プレッシャプレートと、
前記第1円板部と前記第1プレッシャプレートとの間に配置された第1摩擦部を有する第1クラッチディスク組立体と、
前記第2円板部と前記第2プレッシャプレートとの間に配置された第2摩擦部を有する第2クラッチディスク組立体と、
前記第1クラッチディスク組立体を前記第1入力軸に連結し支持する第1支持部材と、前記第1支持部材を前記第1入力軸に位置決めする位置決め部材とを有する支持機構と、
前記回転支持機構および前記第2クラッチディスク組立体を前記第2入力軸に連結し支持する第2支持部材と、前記回転支持機構のエンジン側への軸移動を規制する軸移動規制部材とを有する軸移動規制機構と、
を備え、
前記軸移動規制部材は、前記第2入力軸に形成された段差部との間で、前記第2支持部材を挟持することによって、前記第2支持部材のエンジン側への軸移動を規制する、
クラッチ装置。 - 前記第1支持部材は、前記第1入力軸を挿通可能な装着孔を有し、
前記第1入力軸の外周側および前記第1支持部材の外周側には、スプライン軸が形成されており、
前記第1クラッチディスク組立体の内周側および前記第1支持部材の内周側には、スプライン溝が形成されており、
前記第1入力軸の外周側のスプライン軸に、前記第1支持部材の内周側のスプライン溝を嵌合し、前記第1クラッチディスク組立体の内周側のスプライン溝に、前記第1支持部材の外周側のスプライン軸を嵌合することによって、前記第1支持部材が、前記第1クラッチディスク組立体と前記第1入力軸との間において前記第1入力軸に対して回転不能に装着される、
請求項1に記載のクラッチ装置。 - 前記位置決め部材は、前記第1入力軸に形成された段差部との間で、前記第1支持部材を挟持することによって、前記第1入力軸に対して前記第1支持部材を位置決めする、
請求項1又は2に記載のクラッチ装置。 - 前記第1入力軸の外周部には、雄ネジ部が形成されており、
前記位置決め部材は、内周面に雌ネジ部を有する締付部材であり、
前記第1入力軸の前記雄ネジ部に前記締付部材の雌ネジ部を螺合することによって、前記第1支持部材は前記第1入力軸に位置決めされる、
請求項1から3のいずれかに記載のクラッチ装置。 - 前記第1入力軸の外周部には、先端部と前記雄ネジ部との間に、凹部が形成されており、
前記締付部材には、緩みを防止するための突出部が、形成されており、
前記第1入力軸の前記凹部に、前記締付部材の前記突出部を嵌合することによって、前記第1入力軸に対する前記締付部材の回転が規制される、
請求項4に記載のクラッチ装置。 - 前記第1入力軸の外周部には、環状の溝部が形成されており、
前記第1入力軸の前記溝部に前記位置決め部材を嵌合することによって、前記第1支持部材は、前記第1入力軸に位置決めされる、
請求項1から3のいずれかに記載のクラッチ装置。
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