JP2009067235A - バックル保持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】見栄えがよく、バックルを確実にシートクッションの上に戻すことができるバックル保持構造を提供する。
【解決手段】一端が車体に固定されたアンカーベルトの他端にバックルを備えるバックル部材をシートクッション11に保持するバックル保持構造において、長手方向に伸縮性を有する所定幅のバンド34を長手方向略中央部で折り返して折り返し部37を形成し、バンド34の長手方向両端部35,36を同一面上において幅方向に並べて配置した状態でシートクッション11の後端部に固定し、折り返したバンド34の間に形成される隙間38にバックル部材のアンカーベルトを挿通し、折り返し部でバックルを掛止する。
【選択図】図5

Description

この発明は、車両用のバックル保持構造に関するものである。
例えば車両用のシートベルト装置は、乗員の身体に掛け渡したシートベルトのタングを、車体に固定されたバックル部材のバックルに係合させることにより、乗員をシートに拘束する。バックル部材は、衝突時に大きな衝撃を受けるため、車体側に固定することがあり、例えば、ベルトの一端を車体に固定し、該ベルトの他端にバックルを取り付けて構成されている。ところで、乗員がシートベルトを装着するときにバックルがシートクッションの上で直ぐ見つかるようにしておかないと、使い勝手が悪い。
そこで、シートベルトの装着前に常にバックルがシートクッションの定位置に存在するようにするバックル保持構造が考えられている。
例えば、特許文献1に開示されたバックル保持構造では、ゴムバンドで形成された環状バンドをシートクッションの上面後部に固定し、弾性に抗して拡径した前記環状バンドにバックル部材のバックルおよびベルトを挿通し、挿通後に環状バンドを弾性収縮させることによってバックルを環状バンドに掛止している。シートクッションを跳ね上げてシートバックに重ねたり、シートクッションを足元の車体フロアに落とし込んだりすることができる可動型シートクッションに前記バックル保持構造を設けているので、シートクッションを移動させるときにはゴムバンド製の環状バンドを伸ばすことでバックルを掛止している。
特開2002−362309号公報
しかしながら、前記従来のバックル保持構造では、シートクッションの位置を着座姿勢に戻したときにバックルがシートクッションの上に戻らないことがないように、環状バンドがシートクッションの上面後部に取り付けているため、環状バンドがシートクッションの着座面に露出してしまうので、見栄えの点で改良が望まれていた。
そこで、この発明は、見栄えがよく、バックルを確実にシートクッションの上に戻すことができるバックル保持構造を提供するものである。
この発明に係るバックル保持構造では、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
請求項1に係る発明は、一端が車体に固定されたベルトの他端にバックルを備えるバックル部材をシートクッションに保持するバックル保持構造において、長手方向に伸縮性を有する所定幅のバンドを長手方向略中央部で折り返して折り返し部を形成し、前記バンドの長手方向両端部を同一面上において幅方向に並べて配置した状態で前記シートクッションの後端部に固定し、折り返したバンドの間に前記バックル部材のベルトを挿通し、前記折り返し部で前記バックルを掛止したことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の発明において、前記シートクッションはその後端部に、伸縮性を有し前記バンドよりも幅広の舌片を備え、該舌片に前記バンドの両端部を固定したことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、シートクッションの後端にバンドを取り付けているので、シートクッションの着座面にバンドが露出することがなく、見栄えがよい。また、バンドの折り返し部でバックルを掛止しているので、バックルが落ちづらい。さらに、バンドの両端部を幅方向に並べて配置しシートクッションの後端部に固定しているので、バンドが並行する部分で幅寸法が大きくなり、この並行する部分が、バックルをシートクッションの上に引き上げる際にバックルの受け面となり、バックルをシートクッションの上まで確実に案内することができる。
請求項2に係る発明によれば、シートクッションの舌片がバックルの受け面として機能するので、バックルをシートクッションの上まで確実に案内することができる。
以下、この発明に係るバックル保持構造の実施例を図1から図10の図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、上下方向は車体上下方向であり、前後方向は車体前後方向であり、左右方向は運転席から見て車幅方向に沿う左右方向である。
図1は車両のリヤシート1の外観斜視図であり、このリヤシート1は左右方向に所定の比率(例えば、7対3、あるいは6対4)で分割され、幅の広い左側のリヤシート1Aと幅の狭い右側のリヤシート1Bとから構成されている。
初めに、リヤシート1A,1Bに共通する構成を説明する。リヤシート1A,1Bは、乗員の臀部を支承するシートクッション11と、乗員の背部を支承するシートバック12と、乗員の頭部を支承するヘッドレスト13とを備えている。
リヤシート1A,1Bは、図2に示すように、車体フロア100における前側の低位フロア101とこの低位フロア101より高い後側の高位フロア102とが接続される段差フロア103の近傍に配置されている。ここで、低位フロア101は、リヤシート1A,1Bの前方足元の車体フロアと言うことができる。
シートバック12の下端は、高位フロア102の前端近くに設置されたベース60に、支軸61を介して回動可能に取り付けられており、図示しない支持機構により図2において実線で示すように若干後傾した起立姿勢に保持することができるとともに、支軸61を中心にして前方に回動することにより図2において二点鎖線で示すように前方へ倒すことができるように構成されている。
シートクッション11は回転アーム14を介してシートバック12に回動可能に設けられている。詳述すると、略L字形の回転アーム14の一端側14aがシートクッション11に固定されており、他端側14bがシートバック12の下部に設けられた支軸14cを中心にして回動可能に取り付けられている。
図1に示すように、シートクッション11の底面には、シートクッション11を車体フロア100に支持するスタンド脚部15が設けられている。スタンド脚部15は上側が開く略U字状をなし、その上部がシートクッション11のフレームに回動可能に支持されている。図2に示すように、スタンド脚部15をシートクッション11に対して起立させることにより、スタンド脚部15はシートクッション11を車体フロア100に支持し、図2において実線で示す姿勢に保持することができる。以下、この状態を着座可能状態と称す。なお、シートクッション11を着座可能状態としたときにスタンド脚部15の下端部を受ける脚受部材16が、低位フロア101と段差フロア103との接続部に設置されている。
このシートクッション11を着座可能状態から後方回転させると、図2において一点鎖線で示すようにシートクッション11を起立姿勢のシートバック12に重ね合わせることができる。以下、この状態をチップアップ状態と称す。シートクッション11をチップアップ状態にすると、シートクッション11を上部後方へ退避させた分、低位フロア101上のスペースが広くなるので、ここに背の高い荷物を載せることができる。なお、シートクッション11をチップアップ状態にしたときには、スタンド脚部15を下方に回転させて退避させると、低位フロア101上のスペースをより広くすることができる。さらに、スタンド脚部15を下方に回転させてシートクッション11の底部に格納することによって、図示しないロック機構によりチップアップ状態を維持する。
また、チップアップ状態のリヤシート1A,1Bは、シートバック12を支軸61を中心にして前方回転させると、図2において二点鎖線で示すように、シートクッション11とシートバック12を重ね合わせた状態のまま低位フロア101に落とし込むことができる。以下、この状態をダイブダウン状態と称す。
また、着座可能状態のシートクッション11およびシートバック12に対して、シートバック12を支軸61を中心にして前方へ回転させた場合にも、シートバック12の前方回転に伴ってシートクッション11が支軸14cを中心にして相対回転しながら前方へ移動するので、シートクッション11のスタンド脚部15が、脚受部材16で支持された部位を中心にして前方へ回転して畳まれ、その結果、シートバック12が低位フロア101に落とし込まれ、その上にシートバック12が重なって、ダイブダウン状態となる。
すなわち、このリヤシート1A,1Bは、乗員が着座可能な着座可能状態と、シートクッション11を起立姿勢のシートバック12に重ね合わせたチップアップ状態と、シートクッション11とシートバック12を重ね合わせて足元の車体フロア(低位フロア101)に落とし込んだダイブダウン状態の三形態のシートアレンジが可能な車両用シートである。
ヘッドレスト13は、リヤシート1Aにおいては左右方向の中央から若干左側に偏った位置に、リヤシート1Bにおいては左右方向の略中央の位置に、それぞれ配置され、シートバック12に昇降可能に設置されている。
図1に示すように、リヤシート1は、三組のシートベルト装置20A,20B,20Cを備えている。シートベルト装置1Aはリヤシート1Aの左側に着座した乗員を拘束するもので、シートベルト装置1Bはリヤシート1Aの右側(換言すると、リヤシート1の中央)に着座した乗員を拘束するもので、シートベルト装置1Cはリヤシート1Bに着座した乗員を拘束するものである。
シートベルト装置20Aは所謂三点式のシートベルト装置であり、長尺のシートベルト21Aの一端がアウターアンカー22Aを介して車体側部に固定され、シートベルト21Aの他端がスルーアンカー23Aを挿通して図示しない巻き取り装置に連結され、アウターアンカー22Aとスルーアンカー23Aの間でシートベルト21Aがタング24Aを挿通し、このタング24Aと係合解除可能なバックル25Aが短尺のアンカーベルト26Aの一端に固定され、アンカーベルト26Aの他端がアンカー27Aを介して車体フロアに固定されてなる。この実施例において、バックル25Aとアンカーベルト26Aはバックル部材28Aを構成する。このシートベルト装置20Aでは、着座した乗員の腰部および上胴部にシートベルト21Aを掛け渡し、タング24Aをバックル25Aに係合することによって乗員をリヤシート1Aに拘束し、タング24Aとバックル25Aの係合を解除することにより非拘束状態とすることができる。
シートベルト装置20Cは、車体に対しシートベルト装置20Aと左右対称に配置されており、シートベルト装置20Aと同一構成をなし、シートベルト21C、アウターアンカー22C、スルーアンカー23C、タング24C、バックル25C、アンカーベルト26C、アンカー27Cを備えてなる。
シートベルト装置20Bは、所謂二点式のシートベルト装置であり、長尺のシートベルト21Bの一端がアンカー22Bを介して車体フロアに固定され、シートベルト21Bの他端にタング24Bが連結され、このタング24Bと係合解除可能なバックル25Bが短尺のアンカーベルト26Bの一端に固定され、アンカーベルト26Bの他端がアンカー27Bを介して車体フロアに固定されてなる。この実施例において、バックル25Bとアンカーベルト26Bはバックル部材28Bを構成する。このシートベルト装置20Bでは、着座した乗員の腰部にシートベルト21Bを掛け渡し、タング24Bをバックル25Bに係合することによって乗員をリヤシート1Aに拘束し、タング24Bとバックル25Bの係合を解除することにより非拘束状態とすることができる。
図3に示すように、リヤシート1Aが着座可能状態であるとき、シートベルト装置20Aのアンカーベルト26Aは、リヤシート1Aの左右方向略中央においてシートクッション11とシートバック12との間を通ってシートクッション11の上に引き出され、バックル25Aがシートクッション11の上に載置される。なお、シートベルト装置20Bのシートベルト21Bとタング24Bについても同様である。
また、リヤシート1Bが着座可能状態であるとき、シートベルト装置20B,20Cにおけるアンカーベルト26B,26Cは、リヤシート1Bのシートクッション11とシートバック12との間を通ってシートクッション11の上に引き出され、バックル25B,25Cがシートクッション11の上に載置される。
図4はリヤシート1A,1Bのシートクッション11,11の平面図であり、リヤシート1A,1Bのシートクッション11,11はバックル保持具30A,30Bを備えている。この図に示すように、バックル保持具30Aは、リヤシート1Aのシートクッション11の後端部であって左右方向の略中央に取り付けられており、バックル保持具30Bは、リヤシート1Bのシートクッション11の後端部の左端近傍に取り付けられている。なお、図1では図示の都合上、バックル保持具30A,30Bを省略している。
図5に示すように、バックル保持具30A,30Bは、舌片31と、一対のUバンド32,33とを備えている。
舌片31は、柔軟性を有し長手方向に弾性を有する材料(例えばゴムバンド)で形成され、幅広の帯状をなしている。図6に示すように、この舌片31は、シートクッション11の後端部において表面側表皮11aと底面側表皮11bとの縫合部11cに、舌片31の一端を一緒に縫い付けられて固定されている。なお、図6はチップアップ状態のシートクッション11の後端部を示している。
Uバンド32,33は、柔軟性を有し長手方向に弾性を有する材料(例えばゴムバンド)で形成されている。Uバンド32,33は、所定幅の1枚のバンド34を捻らずに長手方向略中央部で折り返し(Uターンし)、バンド34の長手方向両端部35,36を同一面上においてバンド34の幅方向に並べて配置した形態をなしている。つまり、Uバンド32,33は、バンド34の長手方向略中央部に折り返し部37が形成されている。なお、図7はバンド34の折り返し方法を模式的に示したものである。
そして、Uバンド32の両端部35,36とUバンド33の両端部35,36を同一面上においてバンド34の幅方向に並べて配置するとともに、これら端部35,36を舌片31の先端部の裏側に重ね、端部35,36を舌片31に縫い付けている。したがって、舌片31の幅寸法は、Uバンド32,33の幅寸法の4倍強である。このように舌片31にUバンド32,33が取り付けられる結果、Uバンド32,33にはバックル等を挿通可能にする隙間38が形成される。
このように構成されたバックル保持具30Aには、シートベルト装置20Aのバックル部材28Aとシートベルト装置20Bのシートベルト21Bが係合し、バックル保持具30Bにはシートベルト装置20B,20Cのバックル部材28B,28Cが係合する。
詳述すると、バックル保持具30Aの左側のUバンド32には、その隙間38にシートベルト装置20Aのアンカーベルト26Aが挿通され、折り返し部37にバックル25Aが掛止可能となる。
バックル保持具30Aの右側のUバンド33には、その隙間38にシートベルト装置20Bのシートベルト21Bが挿通されている。
バックル保持具30Bの左側のUバンド32には、その隙間38にシートベルト装置20Bのアンカーベルト26Bが挿通され、折り返し部37にバックル25Bが掛止可能となる。
バックル保持具30Bの右側のUバンド33には、その隙間38にシートベルト装置20Cのアンカーベルト26Cが挿通され、折り返し部37にバックル25Cが掛止可能となる。
バックル保持具30AのUバンド32へのバックル25Aおよびアンカーベルト26Aの装着方法は、図6において矢印で示すように、Uバンド32の隙間38に裏面側から表面側へバックル25Aおよびアンカーベルト26Aを挿通する。ここで、隙間38を弾性に抗して広げるとバックル25Aが挿通可能となり、広げないとバックル25Aが挿通不可能となるようにUバンド32の長さが設定されている。他のUバンドへの前記各部材の装着方法も同様である。
次に、このように構成されたバックル保持具30A,30Bの作用を説明する。ここでは、バックル保持具30AのUバンド32に係合するシートベルト装置20Aのバックル部材28Aを例にして、図3および図8を参照して説明する。
図3に示すように、リヤシート1Aが着座可能状態であるときは、シートベルト装置20Aのアンカーベルト26Aが、シートクッション11とシートバック12との間を通ってシートクッション11の上に引き出され、バックル25Aがシートクッション11の上に載置される。このときには、バックル保持具30Aの舌片31およびUバンド32,33は、シートクッション11の後端部よりも後方に位置しているので、シートクッション11の上に引き出されず、乗員に視認されることがなく、見栄えがよい。
また、着座可能状態においては、バックル25Aが常にシートクッション11の上に載置された状態になっていて、乗員がシートベルト装置20Aを装着するときに直ちにバックル25Aを認識することができるので、シートベルト装置20Aを容易に装着することができる。
次に、着座可能状態からチップアップ状態にするためシートクッション11を後方へ回転すると、アンカーベルト26Aを車体に固定しているアンカー27Aからシートクッション11の後端部までの距離が徐々に広がっていく。そして、図8に示すように、シートクッション11の後方回転の途中において、アンカーベルト26Aが直線状に延びきり、バックル保持具30Aが直線的になったところで、バックル25AがUバンド32の折り返し部37に掛止し、さらにその後、バックル25Aと折り返し部37の掛止状態を保持しながら、バックル保持具30Aの舌片31およびUバンド32が弾性に抗して伸長し、チップアップ状態となる。この間、Uバンド32において並行するバンド34,34が伸長することでその幅が狭まるが、折り返し部37によってバックル25Aが掛止されているので、バックル25AがUバンド32から抜け落ちることがない。
次に、チップアップ状態から着座可能状態にするために、シートバック12を起立状態にしたまま、シートクッション11だけを前方に回転すると、上述とは逆に、アンカー27Aからシートクッション11の後端部までの距離が徐々に狭まっていくので、舌片31とUバンド32が弾性によって収縮する。このとき、舌片31とUバンド32が収縮することでその幅が広がっていき、シートクッション11が着座可能状態に戻る際には、その収縮する力を利用し、シートクッション11の上に移動する。このとき、幅が広がった舌片31およびUバンド32の表面がバックル25Aの受け面となり、この受け面に案内されてシートクッション11の上に移動する。
着座可能状態からダイブダウン状態にするためシートクッション11を低位フロア101に落とし込むときも、アンカー27Aからシートクッション11の後端部までの距離が徐々に広がっていくが、このときも上述と同様な動作となる。また、ダイブダウン状態からチップアップ状態に移行する場合も同様である。
次に、バックル保持具30A,30Bの他の実施例を図9、図10を参照して説明する。
この実施例のバックル保持具30A,30Bは、舌片31を備えず、その分、Uバンド32,33の長さが前述した実施例のものよりも長く、Uバンド32,33の両端部35,36が、シートクッション11の後端部の表面側表皮11aと底面側表皮11bとの縫合部11cに、直接に縫い付けられて固定されている。また、柔軟性は有するが伸縮性を有しない材料(例えば布)で形成されたベルト39がUバンド32,33の表面側に配置されている。このベルト39はその一端がUバンド32,33の両端部35,36と一緒にシートクッション11の縫合部11cに縫い付けられ、他端がUバンド32,33の長手方向略中間部に縫い付けられていて、Uバンド32,33が伸長していない状態においてベルト39が弛むように寸法設定されている。
この実施例のバックル保持具30A,30Bにおいては、Uバンド32,33においてベルト39よりも折り返し部37側の部分のバンド34,34間が、バックル部材28A〜28Cを挿通させるための隙間38となる。
例えばバックル保持具30AのUバンド32へのバックル25Aおよびアンカーベルト26Aの装着方法は、前述の実施例の場合と同じであり、図10において矢印で示すように、Uバンド32の隙間38に裏面側から表面側へバックル25Aおよびアンカーベルト26Aを挿通する。ここで、隙間38を弾性に抗して広げるとバックル25Aが挿通可能となり、広げないとバックル25Aが挿通不可能となるように、ベルト39よりも折り返し部37側のUバンド32の長さが設定されている。
この実施例のバックル保持具30A,30Bにおいては、Uバンド32,33の基部側の伸長時の長さがベルト39によって規制され、ベルト39の長さ以上には伸びないようにされている。ただし、Uバンド32,33においてベルト39よりも折り返し部37側の部分は、基部側の伸長長さ規制にかかわらず、伸長することができる。
この実施例では、ベルト39の表面と、ベルト39よりも折り返し部37側のUバンド32,33の表面とが、バックル25A〜25Cの受け面となり、前述の実施例と同様に、チップアップ状態から着座可能状態にするときに、バックル25A〜25Cをシートクッション11の上に案内する。
〔他の実施例〕
なお、この発明は前述した実施例に限られるものではない。
例えば、前述した実施例では、1つのバックル保持具に一対のUバンドを備えたが、1つのバックル保持具に対してUバンドを1つとしてもよい。
この発明に係るバックル保持構造を備えた車両のリヤシートの外観斜視図である。 リヤシートのシートアレンジを説明する側面図である。 バックル保持具の取り付け状態を示すリヤシートの側面図である。 バックル保持具の配置を示すシートクッションの平面図である バックル保持具の斜視図である。 バックル保持具の側面図である。 バックル保持具のUバンドの作成手順を模式的に示した図である。 バックル保持具の作用を説明する図ある。 他の実施例におけるバックル保持具の斜視図である。 前記他の実施例におけるバックル保持具の側面図である。
符号の説明
1A,1B リヤシート
11 シートクッション
11c 縫合部(後端部)
25A〜25C バックル
26A〜26C アンカーベルト(ベルト)
28A〜28C バックル部材
30A〜30C バックル保持具
31 舌片
32,33 Uバンド
34 バンド
35,36 端部
37 折り返し部

Claims (2)

  1. 一端が車体に固定されたベルトの他端にバックルを備えるバックル部材をシートクッションに保持するバックル保持構造において、
    長手方向に伸縮性を有する所定幅のバンドを長手方向略中央部で折り返して折り返し部を形成し、前記バンドの長手方向両端部を同一面上において幅方向に並べて配置した状態で前記シートクッションの後端部に固定し、折り返したバンドの間に前記バックル部材のベルトを挿通し、前記折り返し部で前記バックルを掛止したことを特徴とするバックル保持構造。
  2. 前記シートクッションはその後端部に、伸縮性を有し前記バンドよりも幅広の舌片を備え、該舌片に前記バンドの両端部を固定したことを特徴とする請求項1に記載のバックル保持構造。
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