JP4642890B2 - バックルの保持構造 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1に開示されたバックル保持構造では、ゴムバンドで形成された環状バンドをシートクッションの上面後部に固定し、弾性に抗して拡径した前記環状バンドにバックルアッセンブリーのバックルおよびウェビングを挿通し、挿通後に環状バンドを弾性収縮させることによってバックルを環状バンドに掛止している。
このような状態になると、チップアップ状態のシートクッション91を着座可能な姿勢に戻したときに、バックル94がシートクッション91の下側に潜り込んでしまうことがある。そうなると、乗員がシートベルトを装着するときにバックル94を見つけにくくなり、シートベルトを速やかに装着する妨げになることが考えられる。
請求項1に係る発明は、一端が車体に固定されたウェビング(例えば、後述する実施例におけるウェビング26A,26B,26C)の他端にバックル(例えば、後述する実施例におけるバックル25A,25B,25C)が前記ウェビングの厚さ方向に回転可能に取り付けられ、シート(例えば、後述する実施例におけるリヤシート1A,1B)に設けられた保持部材(例えば、後述する実施例におけるバックル保持具30A,30B)により前記ウェビングと前記バックルとの連結部を保持するバックルの保持構造において、前記ウェビングは、所定幅の一般部(例えば、後述する実施例における一般部41)と、該一般部よりも幅が狭く形成され前記バックルに連結される小幅部(例えば、後述する実施例における小幅部46)と、該小幅部から前記一般部に向けて徐々に幅が広がる拡幅部と、を備え、前記ウェビングの前記小幅部と前記拡幅部と前記一般部に亘る部分には、径方向に伸縮可能な弾性体からなる環状の規制部材(例えば、後述する実施例におけるバンド40A,40B,40C)が外嵌されており、前記規制部材は、径方向に弾性的に伸ばさないと前記一般部を挿入できないように構成されていて、装着状態における前記規制部材は、一端部(例えば、後述する実施例における一端部49)が弾性収縮により前記一般部に固着し、前記一端部よりも窄まった他端部(例えば、後述する実施例における他端部50)が前記バックルの前記ウェビング側の端部(例えば、後述する実施例における端部48)に当接することを特徴とするバックルの保持構造である。
バックルアッセンブリー28Aは、バックル25Aとウェビング26Aの外にバンド40Aを備えて構成されている。なお、図1〜図3、図9,図10では、バンド40Aの図示を省略している。
図5に示すように、ウェビング26Aにおいて、その両端部分を除く一般部41は同一幅に形成されており、ウェビング26Aの一端部42は一般部41から徐々に幅が狭くなっていて、この一端部42に固定用孔43が設けられ、この固定用孔43に挿通されたボルト等(図示略)を介してウェビング26Aの一端はアンカー27Aに固定される。
また、幅広補強部47ではウェビング26Aが重ねられ縫合されているので剛性が高く、この剛性の高い幅広補強部47にバンド40Aの一端部49が弾性により固着されているので、バンド40Aを移動不能に保持することができる。
また、リヤシート1Bが着座可能状態であるとき、シートベルト装置20B,20Cにおけるウェビング26B,26Cは、リヤシート1Bのシートクッション11とシートバック12との間を通ってシートクッション11の上に引き出され、バックル25B,25Cがシートクッション11の上に載置される。
舌片31は、柔軟性を有し長手方向に弾性を有する材料(例えばゴムバンド)で形成され、幅広の帯状をなしている。図8に示すように、この舌片31は、シートクッション11の後端部において表面側表皮11aと底面側表皮11bとの縫合部11cに、舌片31の一端を一緒に縫い付けられて固定されている。なお、図8はチップアップ状態のシートクッション11の後端部を示している。
詳述すると、バックル保持具30Aの左側のUバンド32には、その隙間38にシートベルト装置20Aのバックルアッセンブリー28Aが挿通され、折り返し部37で、ウェビング26Aとバックル25Aとの連結部に外嵌されたバンド40Aを保持し、バックル25Aを掛止する。
バックル保持具30Aの右側のUバンド33には、その隙間38にシートベルト装置20Bのウェビング21Bが挿通されている。
バックル保持具30Bの左側のUバンド32には、その隙間38にシートベルト装置20Bのバックルアッセンブリー28Bが挿通され、折り返し部37で、ウェビング26Bとバックル25Bとの連結部に外嵌されたバンド40Bを保持し、バックル25Bを掛止する。
バックル保持具30Bの右側のUバンド33には、その隙間38にシートベルト装置20Cのバックルアッセンブリー28Cが挿通され、折り返し部37で、ウェビング26Cとバックル25Cとの連結部に外嵌されたバンド40Cを保持し、バックル25Cを掛止する。
図3に示すように、リヤシート1Aが着座可能状態であるときは、シートベルト装置20Aのウェビング26Aが、シートクッション11とシートバック12との間を通ってシートクッション11の上に引き出され、バックル25Aがシートクッション11の上に載置される。このときには、バックル保持具30Aの舌片31およびUバンド32,33は、シートクッション11の後端部よりも後方に位置しているので、シートクッション11の上に引き出されず、乗員に視認されることがなく、見栄えがよい。
また、着座可能状態においては、バックル25Aが常にシートクッション11の上に載置された状態になっていて、乗員がシートベルト装置20Aを装着するときに直ちにバックル25Aを認識することができるので、シートベルト装置20Aを速やかに装着することができる。
この間、バックルアッセンブリー28Aでは、前述したように、バンド40Aの作用により、ウェビング26Aのバックル25A側の端部でバックル25Aが折れるのが防止され、バックル25Aとウェビング26Aの端部は直線的な連結姿勢に保たれる。
なお、この発明は前述した実施例に限られるものではない。
例えば、前述した実施例では、1つのバックル保持具に一対のUバンドを備えたが、1つのバックル保持具に対してUバンドを1つとしてもよい。
25A〜25C バックル
26A〜26C ウェビング
28A〜28C バックルアッセンブリー
30A,30B バックル保持具(保持部材)
40 バンド(規制部材)
47 幅広補強部(幅広部)
51 縫合部
Claims (1)
- 一端が車体に固定されたウェビングの他端にバックルが前記ウェビングの厚さ方向に回転可能に取り付けられ、シートに設けられた保持部材により前記ウェビングと前記バックルとの連結部を保持するバックルの保持構造において、
前記ウェビングは、所定幅の一般部と、該一般部よりも幅が狭く形成され前記バックルに連結される小幅部と、該小幅部から前記一般部に向けて徐々に幅が広がる拡幅部と、を備え、
前記ウェビングの前記小幅部と前記拡幅部と前記一般部に亘る部分には、径方向に伸縮可能な弾性体からなる環状の規制部材が外嵌されており、
前記規制部材は、径方向に弾性的に伸ばさないと前記一般部を挿入できないように構成されていて、
装着状態における前記規制部材は、一端部が弾性収縮により前記一般部に固着し、前記一端部よりも窄まった他端部が前記バックルの前記ウェビング側の端部に当接することを特徴とするバックルの保持構造。
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