JP2009030802A - キャリパ用鋳造装置及びキャリパの製造方法 - Google Patents

キャリパ用鋳造装置及びキャリパの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ひけ巣を防止する為の押湯効果を十分に得られ、又、キャビティ10c内に溶湯が均等に行き渡り易くすると共に、砂落ちを生じにくくして、製品の歩留りを良好にできる構造を実現する。
【解決手段】金型6bを、キャリパのアウタ、インナ両ボディ部に相当する部分が水平方向に配置される様に設置する。上記金型6b内にはシェル型の中子7bを配置する。この中子7bの鉛直方向上端部には幅木部26を設けている。更に、この幅木部26に凹入部27を設け、この凹入部27内を押湯部28としている。この押湯部28は熱伝導率が小さいシェル型の中子7bを構成する幅木部26に設けられている為、この押湯部28内の溶湯の凝固を遅らせ、優れた押湯効果を得られる。
【選択図】図6

Description

この発明は、自動車の制動を行なう為に利用するディスクブレーキのキャリパを製造する為の鋳造装置と、このキャリパの製造方法に関する。特に本発明は、一体型のキャリパの鋳造に適するもので、押湯部の構造を工夫して押湯効果を十分に得られる構造の実現を図るものである。
自動車の制動を行なう為に、ディスクブレーキが広く使用されている。ディスクブレーキによる制動時には、車輪と共に回転するロータの軸方向両側に配置された1対のパッドを、ピストンによりこのロータの両側面に押し付ける。この様なディスクブレーキとして従来から各種構造のものが知られているが、ロータの両側にピストンを、互いに対向する状態で設けた、対向ピストン型ディスクブレーキは、安定した制動力を得られる事から、近年使用例が増えている。この様な対向ピストン型ディスクブレーキとして従来から、例えば特許文献1に記載された構造のものが知られている。この特許文献1の記載に基づいて、対向ピストン型ディスクブレーキの基本的構造を、図8により説明する。
図8に示す様に対向ピストン型のディスクブレーキ1は、車輪と共に回転するロータ2を挟む位置に、アウタボディ部3及びインナボディ部4から成るキャリパ5を設けている。又、これら両ボディ部3、4内にアウタシリンダ及びインナシリンダを、それぞれの開口部を上記ロータ2を介して互いに対向させた状態で設けている。そして、これらアウタシリンダ及びインナシリンダ内にアウタピストン及びインナピストンを、液密に、且つ上記ロータ2の軸方向に関する変位を可能に嵌装している。又、上記アウタボディ部3にはアウタパッドを、上記インナボディ部4にはインナパッドを、それぞれ上記ロータ2の軸方向に関する変位を可能に支持している。制動時には、上記アウタシリンダ及びインナシリンダ内に圧油を送り込み、上記アウタピストン及びインナピストンにより、上記アウタパッド及びインナパッドを、上記ロータ2の内外両側面に押し付ける。
上述の様な対向ピストン型のディスクブレーキに使用されるキャリパとして、アルミニウム合金により一体的に形成する構造(アルミモノコックキャリパ)が、従来から知られている。この様なキャリパは鋳造により得るが、この鋳造を行なう場合には、金属製の金型内に、シェル型の中子を配置して行なう事が一般的である。この点に関して、特許文献2に記載された図9〜11により説明する。図9に示す様に、金型6(鎖線)内には、シェル型の中子7を配置する。この中子7は、図9〜11に示す様に、ロータ及び一対のパッドを配置する空間を得る為の基部8と、この基部8の両側に配置され、ピストンを嵌装するシリンダを得る為の側部9、9とから構成される。この様に構成される中子7を上記金型6内に配置した状態で、この金型6の内側とこの中子7の外側との間に存在するキャビティ10内に、溶融したアルミニウム合金(溶湯)を流し込む。そして、上記金型6を分解すると共に上記中子7を破壊して取り出した中間素材に、各部の形状精度及び寸法精度を確保する為の切削加工や、穿孔加工、ホーニング等の所定の加工を施して、アルミニウム合金により一体的に形成されたキャリパを得る。
上述の様に鋳造を行なう場合、ひけ巣を考慮する必要がある。即ち、溶湯がキャビティ内で凝固する時に収縮して、容積が減少する。例えば、アルミニウム合金の場合には、容積の約7%の凝固収縮が生じる。この際、鋳物の中に収縮による空孔(ひけ巣)ができる場合があり、この様な空孔が生じた場合には不良品として廃棄しなければならなくなって、コスト上昇の原因となる。この様な事情に鑑み、例えば、特許文献3には、図12に示す様な構造による、フローティングキャリパ型ディスクブレーキに使用するキャリパの鋳造方法に関する発明が記載されている。この特許文献3に記載された従来方法の場合、図12に示す様に、溶湯をキャリパのシリンダの底部(図12の上部)に相当する部分からキャビティ10a内に流し込む。この際、湯口に設置した容器11を押湯部としていると考えられる。又、上記キャビティ10a内のキャリパを構成する各部(シリンダ部、ブリッジ部、キャリパ爪部)に相当する部分の容積を適切に規制している。上記特許文献3に記載された発明の場合、押湯効果による溶湯の補給と、上記キャリパを構成する各部の容積を適切に規制する事とにより、ひけ巣が生じない構造を得られるとしている。
上述の特許文献3に記載された製造方法は、フローティングキャリパ型ディスクブレーキに使用するキャリパに関するものである。これに対して、本発明者は、対向ピストン型ディスクブレーキに使用するキャリパの鋳造装置に就いて、図13に示す様な構造を考えた。この図13に示す構造は、アルミニウム合金により一体的に形成された、所謂アルミモノコックキャリパの鋳造装置である。
図13に示すキャリパの鋳造装置は、金属製の金型6aと、この金型6a内に配置されるシェル型の中子7a(中空部の形状に関しては省略)とを備える。この金型6aは、キャビティ10bのうち、キャリパの両ボディ部に相当する部分が鉛直方向に存在する様に配置されており、この鉛直方向に分割面を有する。従って、上記金型6aは、矢印で示す様に、水平方向に分割される。又、上記中子7aは、ロータ及び一対のパッドを配置する空間を得る為の基部8aと、この基部8aの両側に配置され、ピストンを嵌装するシリンダを得る為の側部9a、9aとから構成される。上記中子7aを上記金型6a内に配置した状態で、これら側部9a、9aが鉛直方向に配置される。尚、この際、上記中子7aの片面(図13の右面)に設けた凹部32と上記金型6aに設けた凸部33とを係合させて、この中子7aの位置決めを図っている。又、この金型6aの鉛直方向上部には、溶湯を注ぐ為の湯口12と、この湯口12と上記キャビティ10bとの間に存在する空間13とを設けている。即ち、図13に記載した構造の場合、金型6aの鉛直方向上方から下方に向けて、湯口12と、空間13と、キャビティ10bとを、互いに直列に配置している。そして、このキャビティ10b内に、上記各側部9a、9aが鉛直方向に配置された、上記中子7aを設置している。
上述の図13に示した構造の場合も、湯口12から溶湯(溶融したアルミニウム合金)を流し込む。この溶湯は、上記空間13を通じて、金型6aの内側と中子7aの外側との間に存在する上記キャビティ10b内に達する。この際、上記空間13が押湯部として機能する。
前述の特許文献3に記載された図12の構造による製造方法、及び、上述の図13に示した構造による製造方法の何れの場合も、押湯効果を十分に得られずに、得られる鋳物にひけ巣が生じる可能性がある。即ち、図12、13の何れの構造の場合も、押湯部に対し、何ら冷却固化を遅らせる為の対策を施していない為、溶湯が早期に凝固する可能性がある。例えば、図13に示した構造の場合、熱伝導率の高い金属製の金型6a内に直接、押湯部として機能する空間13を形成している為、溶湯がこの空間13内で早期に凝縮し、この空間13内の溶湯がキャビティ10b内に行き渡りにくくなる。この結果、押湯効果が十分に得られず、鋳物の押湯部(空間13に相当する部分)以外に、ひけ巣が生じる可能性がある。そして、ひけ巣が生じた場合には、製品の外観が悪化したり、強度が低下する可能性がある為、不良品として廃棄しなければならず、コストが増大する。
又、図13に示した構造の場合、キャリパのシリンダを構成する部分が鉛直方向に配置されている為、キャビティ10bの鉛直方向の距離が長くなり、鉛直方向下方に存在する部分に、十分に溶湯が行き渡りにくい。更に、前記中子7aは、側部9a、9aが鉛直方向に配置される様に、上記金型6a内に設置されている為、設置状態が不安定となる。この為、上記中子7aをこの金型6a内に設置する作業を行ないにくい。又、この中子7aの設置時、或は、上記キャビティ10b内に溶湯を流し込む時に、この中子7aの一部が崩れる可能性がある。そして、製品内部に砂が入り込む、砂落ちが生じ易くなる。この砂落ちが発生した場合には、やはり不良品として廃棄しなければならず、コストが増大する。
特開2005−121174号公報 特開2005−163808号公報 特開2001−124117号公報
本発明は、上述の様な事情に鑑みて、ひけ巣を防止する為の押湯効果を十分に得られるキャリパ用鋳造装置及びキャリパの製造方法を実現すべく発明したものである。又、必要に応じて、キャビティ内に溶湯が均等に行き渡り易くすると共に、砂落ちを生じにくくして、製品の歩留りを良好にできる鋳造装置を実現する。
本発明のキャリパ用鋳造装置とキャリパの製造方法とのうち、請求項1に記載したキャリパ用鋳造装置は、内部にピストンを嵌装する為のシリンダを有し、このピストンの押し出しによりパッドをロータに向け押圧して制動を行なうディスクブレーキのキャリパを造る為のものである。
特に請求項1に記載したキャリパ用鋳造装置は、金属製の金型と、この金型内に配置されるシェル型の中子とを備える。そして、この中子の一部に、鋳造後に上記キャリパを構成しない部分(後加工により除去する部分)となる溶湯を貯める為の、押湯部を設けている。
具体的な構成として、例えば、請求項2に記載した様に、シェル型の中子の一部を、金型の鉛直方向上面に設けた湯口まで延長して幅木部とする。又、この幅木部の上端部からこの中子の中間部まで鉛直方向下方に向けて凹入部を形成する。そして、この凹入部内を押湯部とする。更に、この凹入部の一部に、上記金型の内側と上記中子の外側との間に存在するキャビティに通じる通孔を形成する。
又、請求項2に記載した発明を、キャリパが、ロータを挟んで設けられ、それぞれの内部にシリンダを有するアウタ、インナ両ボディ部と、このロータの回転方向に関しこれら両ボディ部の両端部同士を連結する一対の連結部とを一体とした、対向ピストン型ディスクブレーキ用キャリパの鋳造に適用する場合に好ましくは、請求項3に記載した様に、金型を、キャビティのうちの上記両ボディ部に相当する部分が水平方向に配置される様に設置する。又、上記金型をこの水平方向に分割面を有するものとする。更に、上記金型の鉛直方向上側に存在する湯口を、上記キャリパの中央部の上記ロータの径方向内方に相当する位置に配置する。
又、請求項4に記載したキャリパの製造方法は、内部にピストンを嵌装する為のシリンダを有し、このピストンの押し出しによりパッドをロータに向け押圧して制動を行なうディスクブレーキのキャリパの製造方法である。
特に、請求項4に記載したキャリパの製造方法は、上述のキャリパ用鋳造装置により形成した中間素材に、押湯部で固化した金属材料を除去する加工、及び、必要な形状及び寸法精度を確保する為の切削加工や、穿孔加工、ホーニング等の、所定の加工を施して上記キャリパとするものである。
尚、本明細書及び特許請求の範囲で、特に断らないで「軸方向」、「周方向」、「径方向」と言う場合には、「ロータの軸方向」、「ロータの周方向」、「ロータの径方向」をそれぞれ言うものとする。
上述の様に構成する本発明のキャリパ用鋳造装置及びキャリパの製造方法によれば、押湯効果を十分に得られ、ひけ巣が存在しないキャリパを得られる。そして、キャリパの外観が悪化したり、強度が低下する事を防止できる。
即ち、押湯部を熱伝導率が小さいシェル型の中子の一部に設ける事により、この押湯部に存在する溶湯の凝固が遅くなり、優れた押湯効果を得られる。この結果、ひけ巣が生じる事を防止して、キャリパの外観が悪化したり、強度が低下する事を防止できる。
又、請求項3に記載した発明の場合、金型を、キャビティのうちの上記両ボディ部に相当する部分が水平方向に配置される様に設置し、湯口をキャリパの中央部に相当する位置に配置している為、上記両ボディ部に相当する部分に、それぞれ均等に溶湯が行き渡り易くなると共に、砂落ちが生じにくくなり、製品の歩留りを良好にできる。これらにより、良質のキャリパを低コストで得られる。
[実施の形態の第1例]
図1〜6は、全請求項に対応する、本発明の実施の形態の第1例を示している。このうちの図1〜5は、後述する図6に示す、本例の鋳造装置14により製造するキャリパの1例を示している。先ず、図1〜5に示したキャリパ5aに就いて説明する。このキャリパ5aは、対向ピストン型ディスクブレーキに使用するもので、アルミニウム合金製の素材により一体に形成した、所謂アルミモノコックキャリパである。即ち、上記キャリパ5aは、ロータの軸方向(図1の上下方向、図2、3の表裏方向、図4、5の左右方向)両側に配置されたアウタボディ部3a及びインナボディ部4aと、これら両ボディ部3a、4aの周方向(図1〜3の左右方向、図4の表裏方向)両端部同士を連結する一対の連結部15、15とを一体に形成したものである。そして、図示の例の場合には、上記両ボディ部3a、4aにそれぞれ2個ずつ、合計4個のアウタ、インナ各シリンダ16、16を設けている。ディスクブレーキの組立状態でこれら各シリンダ16、16には、それぞれアウタ、インナ各ピストンを嵌装する。
又、上記アウタボディ部3aとインナボディ部4aとの間には、上記ロータと、アウタ側及びインナ側の一対のパッドとを配置する為の空間17が存在する。又、この空間17の外径側で、上記両連結部15、15に挟まれる部分は、径方向に貫通する透孔18としている。この透孔18には、上記両ボディ部3a、4a同士の間に掛け渡すトルク受けピンや結合ピンを配置したり、このピンと上記両パッドとの間に配置され、これら両パッドのがたつきを防止する為のパッドクリップを配置する。本例の場合、上記各ピンを配置する為に、上記両ボディ部3a、4aの外径側部分にそれぞれ、通孔19、20を(合計6個所)形成している。上記各ピンは、制動時に上記両パッドに加わる制動トルクを支承する役目(トルク受けピンの場合)の他、上記アウタボディ部3aとインナボディ部4aとの間隔が、制動の為の加圧時の反力で拡がる方向に変形する事を極力阻止する役目も果たす。
又、前記両連結部15、15の内周面には、上記ロータを配置する為の凹部21をこのロータの周方向に沿ってそれぞれ形成している。更に、上記インナボディ部4aの内径側の一部には、突出部22、22を形成している。そして、このインナボディ部4aの一部で前記シリンダ16、16から外れた部分に、上記各突出部22、22の内径側端面と上記インナボディ部4aの外径面とを連通する連通孔23、23を形成している。そして、これら各連通孔23、23にボルト等の支持部材を挿通して、前記キャリパ5aを車体側に固定できる様にしている。尚、このキャリパ5aのその他の基本的構造に就いては、従来から知られている一体成形のアルミニウム合金製のキャリパと同様である為、詳しい説明を省略する。
本例の場合、図6に示す鋳造装置14により、上述の様に構成されるキャリパ5aを形成する。この鋳造装置14は、例えば、SKD61等の工具鋼製の金型6bと、フェノール樹脂と鋳物用合成砂との混合物により形成されたシェル型(中空分割型)の中子7bとを備える。この中子7bは、組み合わされた状態で、金型6b内に配置される。そして、この金型6bの内側とこの中子7bの外側との間に存在するキャビティ10c内に、溶融したアルミニウム合金(溶湯)を流し込む様にしている。この為に、上記金型6bの鉛直方向上面に湯口12aを形成すると共に、この湯口12aから鉛直方向下方に向けて通孔24を形成している。この通孔24は、上記キャビティ10cの一部に開口している。
又、上記金型6bは、上記キャビティ10cのうちの、前記キャリパ5aの両ボディ部3a、4aに相当する部分が、水平方向に配置される様に設置している。即ち、上記キャビティ10c内に上記キャリパ5aを配置したと仮定した場合に、図1の上下方向、図2、3の表裏方向、図4、5の左右方向が、水平方向(図6の左右方向)となる。又、上記金型6bは、この水平方向に分割面25を有する。従って、この金型6bは、図6に矢印で示す様に、鉛直方向に分割可能である。更に、この金型6bの鉛直方向上側に存在する上記湯口12aを、上記キャリパ5aの中央部のロータの径方向内方に相当する位置に配置している。即ち、上記キャビティ10c内に上記キャリパ5aを配置したと仮定した場合に、このキャリパ5aの径方向外方(図2〜5の上方)が、鉛直方向下方に向いた状態となる。又、このキャリパ5aの中央部、即ち、このキャリパ5aの周方向及び軸方向に関する中央部の径方向内方に、上記湯口12aが存在する。
尚、本例の場合、上述の様に、金型6bの湯口12aを、このキャリパ5aの周方向及び軸方向に関する中央部の径方向内方に配置しているが、このキャリパ5aの形状を考慮して、上記湯口12aから注入する溶湯を、キャビティ10c内により均等に行き渡らせられる位置に、この湯口12aを配置する事が好ましい。例えば、本例の場合、このキャリパ5aのインナボディ部4aの内径側に突出部22、22を形成しているのに対し、アウタボディ部3aにはこの様な突出部を形成していない。又、これらアウタ、インナ両ボディ部3a、4a同士の形状は、細部で異なる。従って、これら両ボディ部3a、4aを軸方向中央位置で分割すると、互いの容積は異なる。具体的には、上記突出部22、22を有する分、上記インナボディ部4aの方が上記アウタボディ部3aよりも容積が大きくなる。この為、上記湯口12aを、上記キャリパ5aの中央部に相当する位置から、軸方向に関しインナボディ部4a側に所定距離ずらす事が好ましい。これにより、上記湯口12aから、上記キャビティ10cの上記両ボディ部3a、4aに相当する位置に、より均等に溶湯を行き渡らせられる。
上述の様に構成される金型6b内に配置される前記シェル型の中子7bは、ロータ及び一対のパッドを配置する空間等(空間17、透孔18、凹部21)を得る為の基部8bと、この基部8bの水平方向両側に配置され、ピストンを嵌装するシリンダ16、16を得る為の側部9b、9bと、この基部8bの中央部で鉛直方向上方に配置される幅木部26とから構成される。この幅木部26は、上記金型6bの通孔24内に配置される。即ち、上記基部8bの上面から前記湯口12aまで、この通孔24に沿って、上記幅木部26をがたつきなく配置している。この様に、幅木部26を金型6bの通孔24内にがたつきなく配置する事により、中子7bがこの金型6b内で傾く事を防止している。又、本例の場合、上記幅木部26の上端部から上記基部8bの中間部まで、鉛直方向下方に向けて凹入部27を形成している。そして、この凹入部27内を、鋳造後に前記キャリパ5aを構成しない部分である、押湯部28としている。言い換えれば、この押湯部28を上記中子7bの一部である幅木部26により囲んでいる。更に、上記凹入部27の中間部で前記キャビティ10cと隣接する部分の複数個所に、この凹入部27内とこのキャビティ10cとを連通させる通孔29、29を形成している。
上述の様に、金型6b内に中子7bを配置した状態で、この中子7bを構成する側部9b、9bが水平方向に配置される。又、この中子7bの鉛直方向下端部で、前記キャリパ5aの透孔18を形成する為の部分が、上記キャビティ10cの底面に当接する。この様に金型6b内に中子7bを配置する場合には、この金型6bを分割した状態で、鉛直方向下側部分を構成する下型30に上記中子7bを載置してから、鉛直方向上側部分を構成する上型31を、この中子7bの幅木部26を通孔24内に挿通しつつ、上記下型30と組み合わせる。或は、上記上型31の通孔24内に幅木部26を固定する事により、この上型31と上記中子7bとを組み合わせた状態で、これら上型31並びに中子7bを上記下型30に組み付ける。何れにしても、この中子7bの側部9b、9bが水平方向に配置される為、この中子7bを上記金型6b内に安定した状態で設置でき、この設置作業も容易になる。この結果、設置作業中に上記中子7bが崩れにくくし、砂落ちを生じにくくできる。尚、本例の場合、この中子7bの下面に設けた凹部32と、上記下型30に設けた凸部33とを係合させて、この中子7bのこの下型30に対する位置決めを図っている。これにより、この中子7bをこの下型30に載置する際の位置決めを図り易くなり、上述の様な設置作業を容易に行なえる。尚、上記凹部32及び凸部33は、位置決め精度の向上を図るべく、互いに離隔した2個所以上に設ける事が好ましい。
上述の様に構成される本例のキャリパの鋳造装置14により、前述のキャリパ5aを造る場合には、この鋳造装置14を構成する湯口12aから上記キャビティ10c内に、溶融したアルミニウム合金(溶湯)を流し込む。この湯口12aの下方には、上記中子7bの幅木部26に形成した凹入部27が存在する為、この湯口12a内に流し込んだ溶湯は、先ず、この凹入部27内に溜まる。そして、この凹入部27と前記キャビティ10cとを連通する通孔29、29を通じて、このキャビティ10c内に流れ込む。本例の場合、上記湯口12aが、このキャビティ10c内に上記キャリパ5aを配置したと仮定した場合に、このキャリパ5aの中央部の内径側に存在する。この為、上記キャビティ10c内に流れ込んだ溶湯は、このキャビティ10c内の両ボディ部3a、4aに相当する位置に、それぞれ均等に行き渡る。
又、上記凹入部27から上記湯口12aに掛けての部分に貯まった溶湯が押湯部28を構成する為、押湯効果により、この溶湯が上記キャビティ10c内に十分に行き渡り易くなる。即ち、本例の場合、上記押湯部28を、熱伝導率が小さいシェル型の中子7bの一部である幅木部26の内側に設けている為、この押湯部28に存在する溶湯の凝固が遅くなり、優れた押湯効果を得られる。具体的に説明すると、前述の図12に示した様に、金型6aの一部に押湯部を形成した場合、熱伝導率が72W/mK{金型6aが工具鋼(SKD61)製である場合}と高く、押湯部内の溶湯が早期に凝固してしまう。これに対して本例の様に、押湯部28をシェル型の中子7bの一部に設けた場合には、この中子7bの熱伝導率が0.2〜0.3W/mKと、金型6bに対し十分に小さい為、上記押湯部28内の溶湯の凝固が遅くなる。この為、この押湯部28内の溶湯を上記キャビティ10c内に十分に行き渡らせられる。
上述の様に、キャビティ10c内に溶湯を流し込み、凝固させたならば、金型6bを分割面25で鉛直方向に分割し、この金型6bから凝固した金属及び中子7bを取り出す。そして、この中子7bを破壊して金属のみの中間素材を得る。この際、上記押湯部28に相当する部分は、前記キャリパ5aを構成しない部分である為、取り除く。更に、上記中間素材の所定位置に通孔19、20や連通孔23、23等を形成したり、表面に仕上加工を施す等、所定の加工を施して、前記キャリパ5aとする。
上述の様に構成する本例によれば、押湯効果を十分に得られる為、ひけ巣が存在しないキャリパ5aを得られる。即ち、ひけ巣は、上記押湯部28に相当する部分にのみ生じる。そして、このキャリパ5aの外観が悪化したり、強度が低下する事を防止できる。又、本例の場合、金型6bを、キャビティ10cのうちの両ボディ部3a、4aに相当する部分が水平方向に配置される様に設置し、湯口12aを上記キャリパ5aの中央部に相当する位置に配置している為、上記両ボディ部3a、4aに相当する部分に、それぞれ均等に溶湯が行き渡り易くなると共に、砂落ちが生じにくくなり、製品の歩留りを良好にできる。
[実施の形態の第2例]
図7は、請求項1、2、4に対応する、本発明の実施形態の第2例を示している。本例の場合、上述の第1例と異なり、本発明を、例えば前述の図12に示した様な、フローティングキャリパ型ディスクブレーキのキャリパの製造に適用した場合を示している。尚、このフローティングキャリパ型ディスクブレーキのキャリパの基本的構造及び作用に就いては、従来から広く知られている構造と同様である為、キャリパ自体の図示、並びに、詳しい説明を省略する。上記フローティングキャリパ型ディスクブレーキのキャリパを製造すべく、本例の場合、図7に示す様な鋳造装置14aを使用する。
この鋳造装置14aは、金型6cと、この金型6c内に配置されるシェル型(中空分割型)の中子7cとを備える。又、この金型6cの内側とこの中子7cの外側との間に存在する空間をキャビティ10dとしている。又、上記金型6cの鉛直方向上面に湯口12bを形成すると共に、この湯口12bから鉛直方向下方に向けて通孔24aを形成している。この通孔24aは、上記キャビティ10dの一部に開口している。
又、上記シェル型の中子7cは、ロータ及び一対のパッドを配置する空間等を得る為の基部8cと、この基部8cの水平方向片側に配置され、ピストンを嵌装するシリンダを得る為の側部9cと、この基部8cの鉛直方向上方に配置される幅木部26aとから構成される。この幅木部26aは、上記金型6cの通孔24a内に配置される。即ち、上記基部8cの上面から前記湯口12bまで、この通孔24aに沿って、上記幅木部26aをがたつきなく配置している。この様に、幅木部26aを上記通孔24a内にがたつきなく配置する事により、上記中子7cが上記金型6c内で傾く事を防止している。又、本例の場合、上記幅木部26aの上端部から上記基部8cの中間部まで、鉛直方向下方に向けて凹入部27aを形成している。そして、この凹入部27a内を、鋳造後にキャリパを構成しない部分である、押湯部28aとしている。更に、この凹入部27aの中間部で前記キャビティ10dと隣接する部分の複数個所に、この凹入部27a内とこのキャビティ10dとを連通させる通孔29a、29aを形成している。
上述の様に、金型6c内に中子7cを配置した状態で、この中子7cを構成する側部9cが水平方向に配置される。又、この中子7cの鉛直方向下端部で、前記キャリパの、例えば、パッドの摩耗量を確認する為の透孔を形成する為の部分が、上記キャビティ10dの底面に当接する。この様に金型6c内に中子7cを配置する場合には、この金型6cを分割した状態で、鉛直方向下側部分を構成する下型30aに上記中子7cを載置してから、鉛直方向上側部分を構成する上型31aを、この中子7cの幅木部26aを通孔24a内に挿通しつつ、上記下型30aと組み合わせる。或は、上記上型31aの通孔24a内に幅木部26aを固定する事により、この上型31aと上記中子7cとを組み合わせた状態で、これら上型31a並びに中子7cを上記下型30aに組み付ける。尚、図示は省略するが、上記中子7cの下面と上記下型30aの上面との何れかの部分を凹凸係合し、この中子7cのこの下型30aに対する位置決めを図っている。その他の構造及び作用のうち、湯口12bがキャリパの中央部に相当する位置からずれている点を除き、上述の第1例と同様である。
本発明の実施の形態の第1例により製造されるキャリパを外径側から見た正投影図。 図1の下側であるアウタ側から見た正投影図。 図1の上側であるインナ側から見た正投影図。 図2の右側から見た正投影図。 図3のイ−イ断面図。 本発明の実施の形態の第1例を示す、キャリパの鋳造装置の縦断面図。 同じく第2例を示す、キャリパの鋳造装置の縦断面図。 従来から知られている対向ピストン型ディスクブレーキの1例を示す斜視図。 キャリパの鋳造装置の従来構造の第1例を、仮想線で示す金型内に中子を配置した状態で示す正投影図。 同じく中子のみを図9の上側から見た正投影図。 図10の左側から見た正投影図。 キャリパの鋳造装置の従来構造の第2例を示す模式図。 本発明を導く過程で、本発明者が考えたキャリパの鋳造装置を示す縦断面図。
符号の説明
1 ディスクブレーキ
2 ロータ
3、3a アウタボディ部
4、4a インナボディ部
5、5a キャリパ
6、6a、6b、6c 金型
7、7a、7b、7c 中子
8、8a、8b、8c 基部
9、9a、9b、9c 側部
10、10a、10b、10c、10d キャビティ
11 容器
12、12a 湯口
13 空間
14 鋳造装置
15 連結部
16 シリンダ
17 空間
18 透孔
19 通孔
20 通孔
21 凹部
22 突出部
23 連通孔
24、24a 通孔
25 分割面
26、26a 幅木部
27、27a 凹入部
28、28a 押湯部
29、29a 通孔
30、30a 下型
31、31a 上型
32 凹部
33 凸部

Claims (4)

  1. 内部にピストンを嵌装する為のシリンダを有し、このピストンの押し出しによりパッドをロータに向け押圧して制動を行なうディスクブレーキのキャリパを造る為のキャリパ用鋳造装置であって、金属製の金型と、この金型内に配置されるシェル型の中子とを備え、この中子の一部に、鋳造後に上記キャリパを構成しない部分となる溶湯を貯める為の、押湯部を設けているキャリパ用鋳造装置。
  2. シェル型の中子の一部を、金型の鉛直方向上面に設けた湯口まで延長して幅木部とし、この幅木部の上端部からこの中子の中間部まで鉛直方向下方に向けて凹入部を形成し、この凹入部内を押湯部としており、この凹入部の一部に、上記金型の内側と上記中子の外側との間に存在するキャビティに通じる通孔を形成している、請求項1に記載したキャリパ用鋳造装置。
  3. 鋳造すべきキャリパが、ロータを挟んで設けられ、それぞれの内部にシリンダを有するアウタ、インナ両ボディ部と、このロータの回転方向に関しこれら両ボディ部の両端部同士を連結する一対の連結部とを一体とした、対向ピストン型ディスクブレーキ用キャリパであり、金型は、キャビティのうちの上記両ボディ部に相当する部分が水平方向に配置される様に設置され、この水平方向に分割面を有するものであり、上記金型の鉛直方向上側に存在する湯口が、上記キャリパの中央部の上記ロータの径方向内方に相当する位置に配置されている、請求項2に記載したキャリパ用鋳造装置。
  4. 内部にピストンを嵌装する為のシリンダを有し、このピストンの押し出しによりパッドをロータに向け押圧して制動を行なうディスクブレーキのキャリパの製造方法であって、請求項1〜3のうちの何れか1項に記載したキャリパ用鋳造装置により形成した中間素材に、所定の加工を施して上記キャリパとするキャリパの製造方法。
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