JP6639190B2 - 車両用ディスクブレーキのキャリパボディ製造方法及びキャリパボディ - Google Patents

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Description

本発明は、車両用ディスクブレーキのキャリパボディ製造方法及びキャリパボディに関し、詳しくは、ディスクロータを挟んで対向配置される一対の作用部とディスクロータの外側を跨ぐブリッジ部とを一体に形成したピストン対向型の車両用ディスクブレーキのキャリパボディの製造方法及びキャリパボディに関する。
従来、ディスクロータを挟んで対向配置される一対の作用部とディスクロータの外周を跨ぐブリッジ部とを鋳造型にて一体に形成するキャリパボディとしては、キャリパボディの外形を形成する外型の内側に、シリンダ孔と作用部及びブリッジ部に囲まれた開口部とを形成する中子を配置して、外型と中子との間に形成されるキャビティに、例えば、アルミニウム合金等の溶湯を注入して形成されるものがあった(例えば、特許文献1参照。)。
また、キャリパボディを、ディスク軸とキャリパボディ中心部を通る中心線に対して対称形状に形成し、隣り合うシリンダ孔を液通孔で連通し、ディスクロータ回入側とディスク回出側のいずれか一方で対向するシリンダ孔をディスクロータを跨いで配置される液通管で連結すると共に、ディスク回入側とディスク回出側のいずれか他方で対向するシリンダ孔に、作用部の外面に開口するポートをそれぞれ形成し、該ポートにブリューダ孔をそれぞれ形成し、1種類のキャリパボディで車体の左右どちら側にも取り付け可能としたものがあった(例えば、特許文献2参照。)。
特開2009−220160号公報 特開2011−185298号公報
しかし、上述の特許文献1のものでは、車体の左右に取り付けられるキャリパボディは別々の鋳造型を用いて鋳造されていることから、コストが嵩んでいた。
また、特許文献2のキャリパボディは、1種類のキャリパボディで車体の左右どちら側にも取り付け可能となっているが、ディスク軸とキャリパボディ中心部とを通る基準面に対して対称形状に形成されていることから、複数の異径のピストンを備えたキャリパボディを製造する際には、小径のピストン径の下孔を複数備えたキャリパボディ鋳造体を製造し、車体の取付方向に応じてピストンを切削加工しなければならないことから、切削作業に手間が掛かっていた。また、ディスク回入側の作用部及びブリッジ部の形状と、ディスク回出側の作用部及びブリッジ部の形状とは同一形状となることから、デザインの自由度が低かった。
そこで本発明は、1つの鋳造型で車体の左右に取り付けられるキャリパボディを製造することができコストの削減化を図ることができる車両用ディスクブレーキのキャリパボディ製造方法及びキャリパボディを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の車両用ディスクブレーキのキャリパボディ製造方法は、ディスクロータの両側部に配置され、複数のシリンダ孔をそれぞれ備えた一対の作用部と、車両前進時におけるディスク回入側とディスク回出側とに設けられ、ディスクロータの外側を跨ぐ一対のブリッジ部とを備え、前記作用部及び前記ブリッジ部に囲まれた開口部が形成されるとともに、車両前進時に最もディスク回出側に配置される前記シリンダ孔の底部と前記作用部のディスク回出側外面とに開口する一対の第1ポートと、車両前進時に最もディスク回入側に配置される前記シリンダ孔の底部と前記作用部のディスク回入側外面に開口する一対の第2ポートと、隣り合う前記シリンダ孔の底部をそれぞれ連通させる液通孔とを備えたキャリパボディを、該キャリパボディの外形を形成する一対の外型と、前記シリンダ孔の下孔と前記開口部とを形成する中子とを備えた鋳造型に、金属溶湯を注入して形成したキャリパボディ鋳造体に切削加工を施すことにより形成する車両用ディスクブレーキのキャリパボディ製造方法において、前記キャリパボディ鋳造体は、前記中子の外側に、湯口を含む型割り面で型割りされる一対の外型を、前記型割り面で付き合わせて配置し、該一対の外型と前記中子との間に形成されるキャビティに前記金属溶湯を注入することにより形成され、対向する一方のシリンダ孔の下孔の底壁から他方のシリンダ孔の下孔の底壁までのディスク軸方向の各中央位置を繋ぎ、且つ、各シリンダ孔の下孔の底壁に平行な基準面に対して面対称に形成されることを特徴としている。
さらに、前記一対の外型は、前記ブリッジ部側を形成するブリッジ側外型と、反ブリッジ側を形成する反ブリッジ側外型とで形成されると良い。また、前記キャリパボディ鋳造体に形成される前記シリンダ孔の下孔は、ディスク回出側からディスク回入側に向けて漸次小径に形成されると好ましい。
さらに、前記外型は、前記キャリパボディ鋳造体のディスク回入側の前記作用部及び前記ブリッジ部を形成するディスク回入側形成部と、前記キャリパボディ鋳造体のディスク回出側の前記作用部及び前記ブリッジ部を形成するディスク回出側形成部の形状とが異なると好適である。
また、前記キャリパボディ鋳造体に、前記一対の第1ポートと前記一対の第2ポートと前記液通孔とを、前記基準面に対して面対称にそれぞれ切削加工すると好ましい。
さらに、前記一対の第1ポートを前記ディスクロータを跨いで配置される液通管で連結し、前記一対の第2ポートにブリューダスクリュをそれぞれ装着すると良い。
また、前記キャリパボディ鋳造体は、一方の前記作用部の反基準面側の端面に、前記鋳造型に金属溶湯を注入する際に形成される湯口部が、他方の前記作用部の反基準面側の端面に、前記鋳造型に金属溶湯を注入する際に形成されるアガリ部がそれぞれ設けられ、前記湯口部と前記アガリ部のいずれか一方に前記シリンダ孔の底部側に作動液を供給するユニオン孔を備えたユニオンボス部を切削加工し、いずれか他方をロゴ形成面とすると好適である。
さらに、本発明の車両用ディスクブレーキのキャリパボディは、ディスクロータの両側部に配置され、複数のシリンダ孔をそれぞれ備えた一対の作用部と、車両前進時におけるディスク回入側とディスク回出側とに設けられ、ディスクロータの外側を跨ぐ一対のブリッジ部とを備え、前記作用部及び前記ブリッジ部に囲まれた開口部が形成されるとともに、車両前進時に最もディスク回出側に配置される前記シリンダ孔の底部と前記作用部のディスク回出側外面とに開口する一対の第1ポートと、車両前進時に最もディスク回入側に配置される前記シリンダ孔の底部と前記作用部のディスク回入側外面に開口する一対の第2ポートとを備えるとともに、隣り合う前記シリンダ孔の底部を液通孔で連通させた車両用ディスクブレーキのキャリパボディにおいて、前記シリンダ孔は、ディスク回出側からディスク回入側に向けて漸次小径に形成されるとともに、ディスク回入側の前記作用部及び前記ブリッジ部の形状と、ディスク回出側の前記作用部及び前記ブリッジ部の形状とが異なり、前記開口部のディスク回入側端部からキャリパボディのディスク回入側端部までの長さ寸法は、前記開口部のディスク回出側端部からキャリパボディのディスク回出側端部までの長さ寸法よりも短く形成され、前記シリンダ孔と、前記開口部と、前記一対の第1ポートと、前記一対の第2ポートと、前記液通孔とは、対向する一方のシリンダ孔の底壁から他方のシリンダ孔の底壁までのディスク軸方向の各中央位置を繋ぎ、且つ、各シリンダ孔の底壁に平行な基準面に対して面対称にそれぞれ形成され、一方の前記作用部の反ディスクロータ側の端面と、他方の前記作用部の反ディスクロータ側の端面のいずれか一方に、前記シリンダ孔の底部側に作動液を供給するユニオン孔を備えたユニオンボス部が形成され、いずれか他方にロゴ形成面が形成されていることを特徴としている。
本発明の車両用ディスクブレーキのキャリパボディ製造方法によれば、中子の外側に、湯口を含む型割り面で型割りされる一対の外型を、型割り面で付き合わせて配置し、該一対の外型と前記中子との間に形成されるキャビティに金属溶湯を注入することにより形成したキャリパボディ鋳造体に、切削加工を施すことによりキャリパボディが形成され、キャリパボディ鋳造体は、対向する一方のシリンダ孔の下孔の底壁から他方のシリンダ孔の下孔の底壁までのディスク軸方向の各中央位置を繋ぎ、且つ、各シリンダ孔の下孔の底壁に平行な基準面に対して面対称に形成されることから、車体の左側のディスクブレーキに用いられるキャリパボディと、車体右側のディスクブレーキに用いられるキャリパボディの双方を、1種類のキャリパボディ鋳造体を用いて製造することができることからコストの削減化を図ることができる。
さらに、一対の外型を、ブリッジ部側を形成するブリッジ側外型と、反ブリッジ側を形成する反ブリッジ側外型とで形成したことにより、キャリパボディ鋳造体を鋳造した後、良好に型割りをすることができる。また、キャリパボディ鋳造体に形成されるシリンダ孔の下孔は、ディスク回出側からディスク回入側に向けて漸次小径に形成されることから、ディスク回出側からディスク回入側に向けて漸次小径となるシリンダ孔を容易に切削加工することができ、コストの削減化を図ることができる。
さらに、キャリパボディ鋳造体は、ディスク回入側の作用部及びブリッジ部の形状と、ディスク回出側の作用部及びブリッジ部の形状とを異ならせることにより、デザインの自由度を広げることができるとともに、キャリパボディのディスク回入側又はディスク回出側の余分な肉を、切削加工することなく減少させることができ、低コストでキャリパボディの軽量化を図ることができる。
また、キャリパボディ鋳造体に、車両前進時に最もディスク回出側に配置されるシリンダ孔の底部と作用部のディスク回出側外面とに開口する一対の第1ポートと、車両前進時に最もディスク回入側に配置されるシリンダ孔の底部と作用部のディスク回入側外面に開口する一対の第2ポートと、隣り合うシリンダ孔の底部を繋ぐ液通孔とを、基準面に対して面対称にそれぞれ切削加工することにより、同一のキャリパボディを、車体の左側のディスクブレーキに用いられるキャリパボディと車体右側のディスクブレーキに用いられるキャリパボディとに兼用させることができ、コストの削減化を図ることができる。
さらに、一対の第1ポートをディスクロータを跨いで配置される液通管で連結し、一対の第2ポートにブリューダスクリュをそれぞれ装着することにより、同一のキャリパボディを車体の左側と右側とに取り付けても、エア抜き性を良好に確保することができる。
また、キャリパボディ鋳造体は、一方の作用部の反基準面側の端面に、鋳造型に金属溶湯を注入する際に形成される湯口部が、他方の作用部の反基準面側の端面に、鋳造型に金属溶湯を注入する際に形成されるアガリ部がそれぞれ設けられ、湯口部とアガリ部のいずれか一方にシリンダ孔の底部側に作動液を供給するユニオン孔を備えたユニオンボス部を切削加工し、いずれか他方をロゴ形成面とすることにより、キャリパボディの車体への取付方向に応じて、ユニオンボス部とロゴ形成面とを容易に形成することができる。
また、本発明の車両用ディスクブレーキのキャリパボディによれば、ユニオンボス部とロゴ形成面と取付ボルト挿通孔の形成位置を変更するだけで、良好なエア抜き性を確保しながら、車体の左右どちら側にも良好に取り付けることができる。また、複数のシリンダ孔が、ディスク回出側からディスク回入側に向けて漸次小径に形成されていることにより、摩擦パッドのディスク回入側のピストンによる押圧力を小さくすることができ、摩擦パッドの偏摩耗を防止することができる。さらに、ディスク回入側の作用部及びブリッジ部の形状と、ディスク回出側の作用部及びブリッジ部の形状とを異ならせることにより、キャリパボディのデザイン性の自由度を広げることができるとともに、キャリパボディに必要な剛性を確保しながら、余分な肉を減らしてキャリパボディの小型化と軽量化とを図ることができる。
本発明の一形態例を示すキャリパボディ鋳造体の平面図である。 同じくキャリパボディ鋳造体の正面図である。 同じくキャリパボディ鋳造時の説明図である。 同じく車両用ディスクブレーキの正面図である。 同じく車両用ディスクブレーキの背面図である。 同じく車両用ディスクブレーキの平面図である。 図6のVII−VII断面図である。 図4のVIII−VIII断面図である。
図4乃至図8は、本発明の一形態例を示す車両用ディスクブレーキを示すもので、本形態例の車両用ディスクブレーキは、車体の右側に取り付けられる。また、矢印Aは、車両前進時に車輪と一体に回転するディスクロータの回転方向であり、以下で述べるディスク回出側及びディスク回入側とは車両前進時におけるものとする。
車両用ディスクブレーキ1は、ディスクロータ2を挟んで対向配置される一対の作用部3a,3bと、ディスクロータ回入側とディスク回出側とに設けられた一対のブリッジ部3c,3dとを一体に形成したモノコック構造のキャリパボディ3を有しており、キャリパボディ3のディスク外周側には、作用部3a,3b及びブリッジ部3c,3dに囲まれた矩形の開口部3eが設けられている。
各作用部3a,3bにおけるディスク回入側には、小径のピストン4を収容する小径のシリンダ孔3fが、ディスク回出側には、大径のピストン5を収容する大径のシリンダ孔3gが、シリンダ孔3fとシリンダ孔3gとの間には、中径のピストン6を収容する中径のシリンダ孔3hがディスクロータ2側を開口させて2個ずつ対向するようにディスクロータ周方向にそれぞれ並設され、6ポットピストン対向型に形成されている。
各シリンダ孔3f,3g,3hと各ピストン4,5,6との間には、それぞれの径に対応したピストンシール7とダストブーツ8とが配置されるとともに、各シリンダ孔3f,3g,3hと各ピストン4,5,6の底面との間には、作動液が供給される液圧室9がそれぞれ画成され、隣接する液圧室9,9は、液通孔10でそれぞれ連通している。また、最もディスクロータ回出側に配置される大径のシリンダ孔3g,3gの液圧室9,9と作用部3a,3bのディスク回出側外面とに開口する第1ポート11,11と、最もディスク回入側に配置される小径のシリンダ孔3f,3fの液圧室9,9と作用部3a,3bのディスク回入側外面とに開口する第2ポート12,12とがそれぞれ形成されている。さらに、一対の第1ポート11,11は、ディスクロータを跨いで配置される液通管13で連結され、一対の第2ポート12,12には、ブリューダスクリュ14がそれぞれ装着される。
さらに、キャリパボディ3は、開口部3eのディスク回入側端部からキャリパボディ3のディスク回入側端部までの長さ寸法L1は、開口部3eのディスク回出側端部からキャリパボディ3のディスク回出側端部までの長さ寸法L2よりも短く形成されている。また、一方の作用部3aのディスク回入側及びディスク回出側には、ディスク半径方向の取付ボルト挿通孔3i,3iが設けられ、この取付ボルト挿通孔3i,3iに挿通した取付ボルト15,15を車体側に設けられているブラケット16に螺着することにより、キャリパボディ3が車体に取り付けられる。また、同じ作用部3aの外側面には、中央の前記液圧室9に連通するユニオン孔17aを備えたユニオンボス部17が突設され、他方の作用部3bの外面は、ロゴ等を印字又は刻印するロゴ形成面となっている。
シリンダ孔3f,3g,3hの開口側には、ディスクロータ2を挟むようにしてライニング18aと裏板18bとからなる摩擦パッド18がそれぞれ対向配置されている。この摩擦パッド18,18は、ディスクロータ2の外周を跨いで、ディスク軸方向に架け渡された一対のハンガーピン19,19によって吊持され、開口部3eのディスク回入側及びディスク回出側からディスク内周側に突出したトルク受部3j,3jの間でディスク軸方向に移動可能となっており、トルク受部3j,3jには、摩擦パッド18のディスク軸方向の移動を案内するリテーナ20,20がそれぞれ取り付けられている。
このようなキャリパボディ3は、キャリパボディ3のブリッジ部側の外形を形成するブリッジ側外型31と、キャリパボディ3の反ブリッジ側を形成する反ブリッジ側外型32と、キャリパボディ3のディスク回入側及びディスク回出側に設けられるトルク受部3j,3jを含む開口部3eを形成する部分と前記シリンダ孔3f,3g,3hとを形成する中子33とを備えた鋳造型30に、例えば、アルミニウム合金等の金属溶湯を注入してキャリパボディ鋳造体40を形成し、該キャリパボディ鋳造体40を切削加工することにより形成される。
ブリッジ側外型31と反ブリッジ側外型32とは、ディスク回入側の作用部3a,3b及びブリッジ部3cを形成するディスク回入側形成部と、ディスク回出側の作用部3a,3b及びブリッジ部3cを形成するディスク回出側形成部の形状が異なるとともに、ディスク回入側端部から開口部形成部までの長さ寸法L1が、ディスク回出側端部から開口部形成部までの長さ寸法L2よりも短く形成されている。さらに、ブリッジ側外型31及び反ブリッジ側外型32の一方の外端面には湯口34が、対向する他方の外端面にはアガリ35がそれぞれ設けられ、ブリッジ側外型31と反ブリッジ側外型32とは、湯口34とアガリ35とを含む型割り面で型割りされる。
中子33は、トルク受部形成部を備えた開口部形成部33aと、一対の小径のシリンダ孔形成部33b,33bと、一対の中径のシリンダ孔形成部33c,33cと、一対の大径のシリンダ孔形成部33d,33dとを備えている。
キャリパボディ鋳造体40は、中子33の外側に、ブリッジ側外型31と反ブリッジ側外型32を型割り面で付き合わせて配置し、ブリッジ側外型31と反ブリッジ側外型32と中子33との間に形成されるキャビティに、例えば、アルミニウム合金等の金属溶湯を湯口34から注入し、アガリ35から金属溶湯と共にキャビティ内の空気や不純物を排出しながら鋳造する。
上述のように鋳造されたキャリパボディ鋳造体40は、図1乃至図3に示されるように、対向するシリンダ孔の下孔41a,41aの底壁41d,41d間のディスク軸方向中央位置C1と、シリンダ孔の下孔41b,41bの底壁41e,41e間のディスク軸方向中央位置C2と、シリンダ孔の下孔41c,41cの底壁41f,41f間のディスク軸方向中央位置C3とを繋ぎ、且つ、各シリンダ孔の下孔41a,41b,41cの底壁41d,41e,41fに平行な基準面PL1に対して、外形及び各シリンダ孔の下孔41a,41b,41c及びトルク受部を含む開口部42が面対称に形成される。また、一方の作用部40aの反基準面側の端面には、湯口34を切断面で切断することにより形成された湯口部43が形成され、他方の作用部40bの反基準面側の端面には、アガリ35を切断面で切断することにより形成されたアガリ部44が形成される。さらに、ディスク回入側の作用部40a及びブリッジ部40cの形状と、ディスク回入側の作用部40a及びブリッジ部40dの形状とは異なるとともに、ディスク回入側端部から開口部3eまでの長さ寸法L1が、ディスク回出側端部から開口部3eまでの長さ寸法L2よりも短く形成されている。また、図2に示されるように、作用部40a,40bの反基準面側の端面には、ブリッジ側外型31と反ブリッジ側外型32とを型割りする際にできるパーティングラインB1がそれぞれ形成される。
上述のキャリパボディ鋳造体40は、各シリンダ孔の下孔41a,41b,41cを切削加工してシリンダ孔3f,3g,3hを形成し、ピストンシール7やダストブーツ8の嵌着孔を加工するとともに、各第1ポート11と、各第2ポート12と、各液通孔10とを、基準面PL1に対して面対称にそれぞれ切削加工する。さらに、車体の右側に取り付ける本形態例のキャリパボディ3では、湯口部43を切削加工しユニオン孔17aを備えたユニオンボス部17を形成し、ユニオン孔17aを中央の液圧室9に連通させ、アガリ部44の切断面をロゴ等を適宜印刷又は刻印するロゴ形成面44aとするともに、ユニオンボス部17を形成した一方の作用部3aに、取付ボルト15,15を挿通させる取付ボルト挿通孔3i,3iが設けられる。
なお、車体左側に取り付けるキャリパボディでは、アガリ部44を切削加工してユニオン孔を備えたユニオンボス部を形成し、湯口部43の切断面をロゴ等を印刷又は刻印するロゴ形成面とするとともに、ユニオンボス部を形成した他方の作用部に、取付ボルト挿通孔が設けられる。
本形態例のキャリパボディ鋳造体40は上述のように、基準面PL1に対して、外形及び各シリンダ孔の下孔41a,41b,41c及び開口部42が面対称に形成され、さらに、各第1ポート11と、各第2ポート12と、各液通孔10とを、基準面PL1に対して面対称にそれぞれ切削加工されることから、1種類のキャリパボディ鋳造体40を用いて、車体の左側のディスクブレーキに用いられるキャリパボディと、車体右側のディスクブレーキに用いられるキャリパボディの双方を製造することができ、コストの削減化を図ることができる。また、キャリパボディ鋳造体40に形成されるシリンダ孔の下孔41a,41b,41cは、ディスク回出側からディスク回入側に向けて漸次小径に形成されることから、ディスク回出側からディスク回入側に向けて漸次小径となるシリンダ孔3f,3g,3hを容易に切削加工することができる。さらに、キャリパボディ鋳造体40は、ディスク回入側の作用部3a及びブリッジ部3cの形状と、ディスク回出側の作用部3a及びブリッジ部3cの形状とを異ならせることにより、キャリパボディ3のデザインの自由度を広げることができる。
さらに、本形態例の製造方法により製造されたキャリパボディ3によれば、ユニオンボス部17とロゴ形成面44aと取付ボルト挿通孔3i,3iの形成位置を変更するだけで、良好なエア抜き性を確保しながら、車体の左右どちら側にも良好に取り付けることができる。さらに、複数のシリンダ孔3f,3g,3hが、ディスク回出側からディスク回入側に向けて漸次小径に形成されていることにより、摩擦パッド18のディスク回入側のピストンによる押圧力を小さくすることができ、摩擦パッド18の偏摩耗を防止することができる。さらに、ディスク回入側の作用部3a,3b及びブリッジ部3cの形状と、ディスク回出側の作用部3a,3b及びブリッジ部3dの形状とを異ならせることにより、キャリパボディのデザイン性の向上を図ることができるとともに、余分な肉を減らし、キャリパボディに必要な剛性を確保しながら、キャリパボディの小型化と軽量化とを図ることができる。
なお、本発明は上述の形態例に限らず、キャリパボディの取付位置に応じて、一対の第1ポートにブリューダスクリュを装着し、一対の第2ポートをディスクロータを跨いで配置される液通管で連通させることもできる。また、キャリパボディに形成されるシリンダ孔の個数は任意であり、さらに、液通孔やポートの形成位置も任意である。また、一対の外型の型割り面は、上述の形態例に限らず湯口を含む型割り面であれば任意であり、基準面に対して垂直方向の型割り面でもよい。
1…車両用ディスクブレーキ、2…ディスクロータ、3…キャリパボディ、3a,3b…作用部、3c,3d…ブリッジ部、3e…開口部、3f,3g,3h…シリンダ孔、3i…取付ボルト挿通孔、3j…トルク受部、4,5,6…ピストン、7…ピストンシール、8…ダストブーツ、9…液圧室、10…液通孔、11…第1ポート、12…第2ポート、13…液通管、14…ブリューダスクリュ、15…取付ボルト、16…ブラケット、17…ユニオンボス部、17a…ユニオン孔、18…摩擦パッド、18a…ライニング、18b…裏板、19…ハンガーピン、20…リテーナ、30…鋳造型、31…ブリッジ側外型、32…反ブリッジ側外型、33…中子、33a…開口部形成部、33b,33c,33d…シリンダ孔形成部、34…湯口、35…アガリ、40…キャリパボディ鋳造体、40a,40b…作用部、40c,40d…ブリッジ部、41a,41b,41c…シリンダ孔の下孔、41d,41e,41f…底壁、42…開口部、43…湯口部、44…アガリ部、44a…ロゴ形成面

Claims (8)

  1. ディスクロータの両側部に配置され、複数のシリンダ孔をそれぞれ備えた一対の作用部と、車両前進時におけるディスク回入側とディスク回出側とに設けられ、ディスクロータの外側を跨ぐ一対のブリッジ部とを備え、前記作用部及び前記ブリッジ部に囲まれた開口部が形成されるとともに、車両前進時に最もディスク回出側に配置される前記シリンダ孔の底部と前記作用部のディスク回出側外面とに開口する一対の第1ポートと、車両前進時に最もディスク回入側に配置される前記シリンダ孔の底部と前記作用部のディスク回入側外面に開口する一対の第2ポートと、隣り合う前記シリンダ孔の底部をそれぞれ連通させる液通孔とを備えたキャリパボディを、該キャリパボディの外形を形成する一対の外型と、前記シリンダ孔の下孔と前記開口部とを形成する中子とを備えた鋳造型に、金属溶湯を注入して形成したキャリパボディ鋳造体に切削加工を施すことにより形成する車両用ディスクブレーキのキャリパボディ製造方法において、
    前記キャリパボディ鋳造体は、前記中子の外側に、湯口を含む型割り面で型割りされる一対の外型を、前記型割り面で付き合わせて配置し、該一対の外型と前記中子との間に形成されるキャビティに前記金属溶湯を注入することにより形成され、対向する一方のシリンダ孔の下孔の底壁から他方のシリンダ孔の下孔の底壁までのディスク軸方向の各中央位置を繋ぎ、且つ、各シリンダ孔の下孔の底壁に平行な基準面に対して面対称に形成されることを特徴とする車両用ディスクブレーキのキャリパボディ製造方法。
  2. 前記一対の外型は、前記ブリッジ部側を形成するブリッジ側外型と、反ブリッジ側を形成する反ブリッジ側外型とで形成されることを特徴とする請求項1記載の車両用ディスクブレーキのキャリパボディ製造方法。
  3. 前記キャリパボディ鋳造体に形成される前記シリンダ孔の下孔は、ディスク回出側からディスク回入側に向けて漸次小径に形成されることを特徴とする請求項1又は2記載の車両用ディスクブレーキのキャリパボディ製造方法。
  4. 前記外型は、前記キャリパボディ鋳造体のディスク回入側の前記作用部及び前記ブリッジ部を形成するディスク回入側形成部と、前記キャリパボディ鋳造体のディスク回出側の前記作用部及び前記ブリッジ部を形成するディスク回出側形成部の形状とが異なることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の車両用ディスクブレーキのキャリパボディ製造方法。
  5. 前記キャリパボディ鋳造体に、前記一対の第1ポートと前記一対の第2ポートと前記液通孔とを、前記基準面に対して面対称にそれぞれ切削加工することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の車両用ディスクブレーキのキャリパボディ製造方法。
  6. 前記一対の第1ポートを前記ディスクロータを跨いで配置される液通管で連結し、前記一対の第2ポートにブリューダスクリュをそれぞれ装着したことを特徴とする請求項5記載の車両用ディスクブレーキのキャリパボディ製造方法。
  7. 前記キャリパボディ鋳造体は、一方の前記作用部の反基準面側の端面に、前記鋳造型に金属溶湯を注入する際に形成される湯口部が、他方の前記作用部の反基準面側の端面に、前記鋳造型に金属溶湯を注入する際に形成されるアガリ部がそれぞれ設けられ、前記湯口部と前記アガリ部のいずれか一方に前記シリンダ孔の底部側に作動液を供給するユニオン孔を備えたユニオンボス部を切削加工し、いずれか他方をロゴ形成面とすることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項記載の車両用ディスクブレーキのキャリパボディ製造方法。
  8. ディスクロータの両側部に配置され、複数のシリンダ孔をそれぞれ備えた一対の作用部と、車両前進時におけるディスク回入側とディスク回出側とに設けられ、ディスクロータの外側を跨ぐ一対のブリッジ部とを備え、前記作用部及び前記ブリッジ部に囲まれた開口部が形成されるとともに、車両前進時に最もディスク回出側に配置される前記シリンダ孔の底部と前記作用部のディスク回出側外面とに開口する一対の第1ポートと、車両前進時に最もディスク回入側に配置される前記シリンダ孔の底部と前記作用部のディスク回入側外面に開口する一対の第2ポートとを備えるとともに、隣り合う前記シリンダ孔の底部を液通孔で連通させた車両用ディスクブレーキのキャリパボディにおいて、
    前記シリンダ孔は、ディスク回出側からディスク回入側に向けて漸次小径に形成されるとともに、ディスク回入側の前記作用部及び前記ブリッジ部の形状と、ディスク回出側の前記作用部及び前記ブリッジ部の形状とが異なり、前記開口部のディスク回入側端部からキャリパボディのディスク回入側端部までの長さ寸法は、前記開口部のディスク回出側端部からキャリパボディのディスク回出側端部までの長さ寸法よりも短く形成され、
    前記シリンダ孔と、前記開口部と、前記一対の第1ポートと、前記一対の第2ポートと、前記液通孔とは、対向する一方のシリンダ孔の底壁から他方のシリンダ孔の底壁までのディスク軸方向の各中央位置を繋ぎ、且つ、各シリンダ孔の底壁に平行な基準面に対して面対称にそれぞれ形成され、
    一方の前記作用部の反ディスクロータ側の端面と、他方の前記作用部の反ディスクロータ側の端面のいずれか一方に、前記シリンダ孔の底部側に作動液を供給するユニオン孔を備えたユニオンボス部が形成され、いずれか他方にロゴ形成面が形成されていることを特徴とする車両用ディスクブレーキのキャリパボディ。
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