JP2009174569A - ディスクブレーキ用キャリパの製造方法 - Google Patents

ディスクブレーキ用キャリパの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】一本のパイプによって複数のシリンダボア間を連通させかつシリンダ底を塞ぐ必要もないディスクブレーキ用キャリパの製造方法を提供する。
【解決手段】キャリパ1の製造方法であって、成形型13のキャビティ13c内に中子15とパイプ2をセットして成形材料を流し込む。中子15によってキャリパ1の中央に位置する中央開口部1eと、シリンダ底1c1を有する複数の第一シリンダボア1cと、シリンダ底1d1を有する複数の第二シリンダボア1dとを形成する。パイプ2は、一端部2aと、複数の第一シリンダボア1cを連通して延出する第一連通部2bと、複数の第二シリンダボア1dを連通して延出する第二連通部2dを有している。成形時にパイプ2を鋳ぐるみ、成形後に各シリンダボア1c,1d内を延出するパイプ2を削り、これによって複数の第一シリンダボア1cと複数の第二シリンダボア1dとをパイプ2によって連通させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、ディスクブレーキ用キャリパの製造方法に関する。とりわけ対向型ディスクブレーキのキャリパの製造方法に関する。
対向型ディスクブレーキのキャリパは、インナ側とアウタ側のそれぞれにシリンダボアを有している。このキャリパの製造方法は、例えば成形型のキャビティ内に中子とパイプをセットし、キャビティ内に成形材料を流し込む(特許文献1,2参照)。中子は、キャリパの中央の中央開口部を形成するための中子本体と、その中子本体に対してスライドするスライド体を有している。スライド体は、キャリパの一側部のシリンダボアを貫通し、かつキャリパの他側部のシリンダボアに伸びる構成であって、一つのスライド体によって二つのシリンダボアを形成する。パイプは、成形時に鋳ぐるまれて、製品時におけるキャリパの液路を構成する。キャリパのインナ側とアウタ側のそれぞれに複数のシリンダボアを形成する場合には、複数のスライド体を使用する。
特開2001−198665号公報 特開2000−97262号公報 実公昭46−24760号公報
しかしインナ側とアウタ側のそれぞれに複数のシリンダボアを形成する場合、パイプは、一方側の複数のシリンダボアのみを連通するように鋳ぐるまれ、他方側の複数のシリンダボア間を連通しない。これは、パイプをスライド体の間に跨がせることが困難だからである。そのため成形後において、他方側の複数のシリンダボア間を連通させる連結穴を加工する必要があった。また他方側のシリンダボアは、シリンダ底を有しないために、栓部材によってシリンダ底を形成する必要があった。そのため従来のキャリパは、加工が煩雑でかつ部品点数が多くなるという問題があった。
また複数のシリンダボア間をすべてパイプによって連通させる構造も従来、提案されていた(特許文献3参照)。しかし該構造の場合、独立した複数本のパイプによってシリンダボア間を連結させる必要があると思われる。そのため製造が複雑で、かつ部品点数が多くなるという問題があると。そこで本発明は、一本のパイプによって複数のシリンダボア間を連通させかつシリンダ底を塞ぐ必要もないディスクブレーキ用キャリパの製造方法を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために本発明は、各請求項に記載の通りの構成を備えるディスクブレーキ用キャリパの製造方法であることを特徴とする。請求項1に記載の発明によると、成形型のキャビティ内に中子とパイプをセットしてキャビティ内に成形材料を流し込む。そして中子によってキャリパの中央に中央開口部と、その中央開口部からキャリパの第一側部に延出しかつシリンダ底を有する複数の第一シリンダボアと、中央開口部から第一側部の反対側の第二側部に延出しかつシリンダ底を有する複数の第二シリンダボアとを形成する。パイプは、一端部と、その一端部から連続して複数の第一シリンダボアを連通して延出する第一連通部と、その第一連通部から連続して複数の第二シリンダボアを連通して延出する第二連通部を有している。そして成形時にパイプを鋳ぐるみ、成形後に各シリンダボア内を延出するパイプを削り、これによって複数の第一シリンダボアと複数の第二シリンダボアとをパイプによって連通させる。
したがってシリンダボアは、成形時にシリンダ底を有した状態で成形され得る。そのため成形後にシリンダ底を形成するための栓部材をシリンダボアに嵌め込む必要がない。また複数の第一シリンダボアと複数の第二シリンダボアは、成形時に成形型にセットされる一本のパイプによって連結され得る。そのため複数の第一シリンダボアの間、および複数の第二シリンダボアの間を連結する連結穴を加工する必要がない。かくして本発明によると、キャリパを容易に製造でき、かつシリンダ底を形成する蓋部材を必要としない。
また請求項2に記載の発明によると、中子は、成形時の熱によって気化する樹脂、あるいは成形後に形状が崩され得る砂、あるいは成形後に水で排出可能な塩、あるいは複数のスライド型を有して構成されている。したがって中子によって、中央開口部と第一シリンダボアと第二シリンダボアとを容易に形成することができる。
請求項3に記載の発明によると、パイプは、一端部に挿入された第一鋳抜きピンと、他端部に挿入された第二鋳抜きピンによって支持されつつ成形型にセットされる。したがってパイプは、両端部が鋳抜きピンによって支持される。そのため成形時にパイプが成形型に対してずれることが防止され得る。
請求項4に記載の発明によると、パイプは、一端部と他端部が平行である。そして一端部と他端部に挿入された第一鋳抜きピンと第二鋳抜きピンが同一方向にパイプから引き抜かれる。したがって第一鋳抜きピンと第二鋳抜きピンを同一の装置によって引き抜いたり、同時に引き抜いたりすることができる。かくして容易に第一鋳抜きピンと第二鋳抜きピンをパイプから引き抜くことができる。
また請求項5に記載の発明によると、第一鋳抜きピンまたは第二鋳抜きピンを引き抜いた部分を加工して、製品時におけるキャリパの油の導入口または排出口を形成する。したがって鋳抜きピンの引き抜いた部分を利用して、導入口または排出口を形成することができる。
請求項6に記載の発明によると、シリンダボア内を延出するパイプとともに、シリンダボアの構成壁面を削って凹部を形成する。そして凹部は、構成壁面の全周、又はパイプの近傍が削られて形成される。したがってパイプは、シリンダボアの構成壁面から突出することが防止され得る。また凹部は、シリンダボアの全周、又は構成壁面の一部に形成される。そして構成壁面の一部に形成した場合には、凹部によって傾き得るピストンのシリンダボアに対する傾度は、シリンダボアの構成壁面の全周に凹部を設けた場合に比べて少なくなる。そのためシリンダボアに対してピストンが傾くことが少なくなり、これによりパッドのディスクロータに対する引き摺り現象等を少なくすることができる。
(実施の形態1)
実施の形態1を図1〜6にしたがって説明する。ディスクブレーキ10は、図1,2に示すように対向型であって、キャリパ1と、複数のピストン3と、一対のパッド4を有している。キャリパ1は、ディスクロータRよりも車両側のインナ側部(第一側部)1aと、外側のアウタ側部(第二側部)1bを一体に有している。(一体型対向キャリパ)。キャリパ1の中央には、中央開口部1eが形成されている。中央開口部1eには、ディスクロータRの一部と、一対のパッド4が挿入される。パッド4は、吊下げピン5によってキャリパ1に対してスライド可能に取付けられる。
キャリパ1のインナ側部1aには、図1に示すように複数の第一シリンダボア1cが並設されている。第一シリンダボア1cは、中央開口部1eからインナ側部(第一側部)1aに延出し、シリンダ底1c1を有している。キャリパ1のアウタ側部1bには、複数の第二シリンダボア1dが並設されている。第二シリンダボア1dは、中央開口部1eからアウタ側部(第二側部)1bに延出し、シリンダ底1d1を有している。各シリンダボア1c,1dには、ピストン3がスライド可能に収納される。
キャリパ1の製造方法は、先ず、成形型13で成形品を成形し(図4,5参照)、その後、図6の工具16などによって成形品を加工する。成形型13は、図4,5に示すように下型13aと上型13bと、これらの間に形成されるキャビティ13cを有している。キャビティ13cには、中子15とパイプ2がセットされる。
中子15は、図5に示すように中子本体15aと、複数の第一円柱体15bと、複数の第二円柱体15cを有している。中子15は、成形時の熱によって気化する樹脂、あるいは成形後に形状が崩され得る砂、あるいは成形後に水で排出可能な塩から構成される。あるいは中子本体15aに対して第一円柱体15bと第二円柱体15cがスライド可能なスライド型である。中子本体15aは、中央開口部1eに対応した形状を有している。第一シリンダボア1cと第二シリンダボア1dは、それぞれ第一シリンダボア1cと第二円柱体15cに対応した形状を有しており、シリンダ底を形成し得る形状を有している。
パイプ2は、製品時にキャリパ1の液路を構成する部材であって、アルミニウムなどの金属、好ましくは成形材料よりも融点の高い金属原料から構成される。パイプ2は、図3,5に示すようにキャビティ13c内にセットされて、成形により鋳ぐるまれる。このパイプ2は、一本状であって、順に一端部2a、第一連通部2b、第一跨ぎ部2c、第二連通部2d、第二跨ぎ部2e、他端部2fを有している。第一連通部2bは、複数の第一シリンダボア1c間を連通しており、シリンダ底1c1近傍同士間を連通する。第二連通部2dは、複数の第二シリンダボア1d間を連通しており、シリンダ底1d1近傍同士間を連通する。一端部2aと他端部2fは、平行に延出しており、成形型13に対して同一方向に延出している。
パイプ2は、図3,5に示すように一端部2aに第一鋳抜きピン11が挿入され、他端部2fに第二鋳抜きピン12が挿入される。そのためパイプ2は、両端部が支持された状態で成形型13にセットされる。またパイプ2は、好ましくは、途中部分が中子15の円柱体15b,15cによって支持される。図4に示すようにパイプ2と中子15をキャビティ13c内にセットした状態で成形型13を型締めし、溶融させた成形材料を注入管14からキャビティ13c内に流し込む。成形材料が冷却し固まった後に成形型13を型開きし、図3〜5に示すように鋳抜きピン11,12を同一方向に成形型13側から引き抜く。これにより成形品が成形され得る。
次に、成形品を加工する。先ず、鋳抜きピン11,12を抜いた部分を鋳抜きピン11,12と同軸上に穴加工を行い、該部分に導入口1fと排出口(ブリーダ)1gを形成する。導入口1fは、製品時において配管が接続されて、油が導入口1fから導入される。そして油は、パイプ2を介して排出口1gから排出される。次に、ドリルによって第一シリンダボア1cと排出口1gを連結する連結穴1jを形成する。連結穴1jは、ドリルをキャリパ1の外周面から導入口1fを通って、第一シリンダボア1cに貫通させることで形成される。したがって導入口1fから第一シリンダボア1cに導入された油は、連結穴1jを介して下方のみならず上方にも流れ得る。そして連結穴1jの開口部1hには、栓部材6が取付けられる。
次に、シリンダボア1c,1d内を延出するパイプ2を削る。この時に用いる工具16は、図6に示すようにモータの回転力を所望の角度に変換する傘歯車16aと、先端工具16bを有している。先端工具16bは、中央開口部1eから各シリンダボア1c,1dに挿入されて、パイプ2とともにシリンダボア1c,1dの構成壁面を削る。これによりパイプ2は、シリンダボア1c,1dに対して開口する。構成壁面は、全周、又はパイプ2の近傍が削られ、これにより凹部(リセス)1c2,1d2が形成される。凹部1c2,1d2は、製品状態においてパイプ2の開口部がピストン3によって閉塞されることを防止し得る役割を担う。
以上のように、図3,5に示すように中子15によって中央開口部1eと、シリンダ底1c1を有する複数の第一シリンダボア1cと、シリンダ底1d1を有する複数の第二シリンダボア1dを形成する。パイプ2は、複数の第一シリンダボア1cを連通して延出する第一連通部2bと、複数の第二シリンダボア1dを連通して延出する第二連通部2dを有している。
したがってシリンダボア1c,1dは、成形時にシリンダ底1c1,1d1を有した状態で形成され得る。そのため成形後にシリンダ底を形成するための栓部材をシリンダボア1c,1dに嵌め込む必要がない。また複数の第一シリンダボア1cと複数の第二シリンダボア1dは、成形時に成形型13にセットされる一本のパイプ2によって連結され得る。そのため複数の第一シリンダボア1cの間、および複数の第二シリンダボア1dの間を連結する連結穴を加工する必要がない。かくして本形態によると、キャリパ1を容易に製造でき、かつシリンダ底を形成する蓋部材を必要としない。
また中子15は、成形時の熱によって気化する樹脂、あるいは成形後に形状が崩され得る砂、あるいは成形後に水で排出可能な塩、あるいは複数のスライド型を有して構成されている。したがって中子15によって、中央開口部1eと第一シリンダボア1cと第二シリンダボア1dとを容易に形成することができる。
またパイプ2は、図3に示すように一端部2aに挿入された第一鋳抜きピン11と、他端部2fに挿入された第二鋳抜きピン12によって支持されつつ成形型13にセットされる。したがってパイプ2は、両端部が鋳抜きピン11,12によって支持される。そのため成形時にパイプ2が成形型13に対してずれることが防止され得る。
またパイプ2は、一端部2aと他端部2fが平行である。そして一端部2aと他端部2fに挿入された第一鋳抜きピン11と第二鋳抜きピン12が同一方向にパイプ2から引き抜かれる。したがって第一鋳抜きピン11と第二鋳抜きピン12を同一の装置によって引き抜いたり、同時に引き抜いたりすることができる。かくして容易に第一鋳抜きピン11と第二鋳抜きピン12をパイプ2から引き抜くことができる。
また図3に示すように第一鋳抜きピン11を引き抜いた部分を加工して導入口1fを形成し、第二鋳抜きピン12を引き抜いた部分を加工して排出口1gを形成している。したがって鋳抜きピン11,12の引き抜いた部分を利用して、導入口1fと排出口1gを形成することができる。
また凹部1c2,1d2は、図6に示すようにパイプ2とともに、シリンダボア1c,1dの構成壁面を削って形成される。そして凹部1c2,1d2は、構成壁面の全周ではなくパイプ2の近傍のみが削られて形成される。したがってパイプ2は、シリンダボア1c,1dの構成壁面から突出することが防止され得る。また凹部1c2,1d2は、シリンダボア1c,1dの全周、又は構成壁面の一部に形成される。構成壁面の一部に形成される場合は、凹部1c2,1d2によって傾き得るピストン3のシリンダボア1c,1dに対する傾度は、シリンダボア1c,1dの構成壁面の全周に凹部を設けた場合に比べて少なくなる。そのためシリンダボア1c,1dに対してピストン3が傾くことが少なくなり、これによりパッド4のディスクロータRに対する引き摺り現象等を少なくすることができる。
(実施の形態2)
実施の形態2を図7にしたがって説明する。実施の形態2は、実施の形態1とほぼ同様に形成されている。しかし図3に示すパイプ2に代えて、図7に示すパイプ22を有し、図3に示す導入口1fと排出口1gと開口部1hに代えて、図7に示す導入口21fと排出口21g,21hを有している点等において相違している。以下、相違点を中心に実施の形態2について説明する。
キャリパ21は、図7に示すようにインナ側部21aとアウタ側部21bを一体に有しており、中央位置に中央開口部21eを有している。インナ側部21aには、複数の第一シリンダボア21cが並設されており、アウタ側部21bには、複数の第二シリンダボア1dが並設されている。
パイプ22は、一本状であって、順に一端部22a、第一連通部22b、跨ぎ部22c、第二連通部22d、他端部22fを有している。第一連通部22bは、複数の第一シリンダボア21cを連通する。第二連通部22dは、複数の第二シリンダボア21dを連通する。一端部22aと他端部22fは、平行に延出しており、第一鋳抜きピン23と第二鋳抜きピン24が挿入され、同一方向に引き抜かれ得る。
鋳抜きピン23,24を引き抜いた部分には、穴加工によって排出口21g,21hが形成される。第一シリンダボア21cには、キャリパ21の外周面と連結される連結穴21jが形成される。連結穴21jは、キャリパ21の外周面からドリルによって形成され、連結穴21jの開口部が導入口21fとして利用され得る。
(他の実施の形態)
本発明は、実施の形態1,2に限定されず、以下の形態などであってもよい。
(1)実施の形態1,2のキャリパ1,21は、第一シリンダボア1c,21cと第二シリンダボア1d,21dを二つずつ有していた。しかしそれぞれを三つ以上、あるいは第一シリンダボアと第二シリンダボアを異なる数で複数有している形態などであっても良い。
(2)実施の形態1は、1fが導入口、1gが排出口、1hが栓部材で塞がれる形態であった。しかしこれらが相互に役割が交換された部分であっても良い。
(3)実施の形態2は、21fが導入口、21gと21hが排出口であった。しかしこれらが相互に役割が交換された部分であっても良い。
(4)実施の形態1,2は、第一鋳抜きピン11,23と第二鋳抜きピン12,24が同一方向に引き抜かれる形態であった。しかしこれらが別の方向に引き抜かれる形態であっても良い。
(5)実施の形態1,2のパイプ2,22は、シリンダボア内においてシリンダボアの構成壁面とともに削られていた。しかしパイプのみがシリンダボア内において削られる形態であっても良い。
ディスクブレーキの側面図である。 ディスクブレーキの正面図である。 成形後のキャリパの概略断面図である。 成形機の概略図である。 成形型の概略断面図である。 工具の概略図とシリンダボア近傍のキャリパの一部断面図である。 実施の形態2にかかる成形後のキャリパの概略断面図である。
符号の説明
1,21…キャリパ
1a,21a…インナ側部(第一側部)
1b,21b…アウタ側部(第二側部)
1c,21c…第一シリンダボア
1c1,1d1,21c1,21d1…シリンダ底
1c2,1d2…凹部
1d,21d…第二シリンダボア
1e,21e…中央開口部
1f,21f…導入口
1g,21g,21h…排出口
1j,21j…連結穴
2,22…パイプ
2a,22a…一端部
2f,22f…他端部
2b,22b…第一連通部
2d,22d…第二連通部
3…ピストン
10…ディスクブレーキ
11,23…第一鋳抜きピン
12,24…第二鋳抜きピン
13…成形型
13c…キャビティ
15…中子
15a…中子本体
15b,15c…円柱体
16…工具

Claims (6)

  1. ディスクブレーキ用キャリパ(1;21)の製造方法であって、
    成形型(13)のキャビティ(13c)内に中子(15)とパイプ(2;22)をセットして前記キャビティ(13c)内に成形材料を流し込み、
    前記中子(15)によってキャリパ(1;21)の中央に位置する中央開口部(1e;21e)と、その中央開口部(1e;21e)からキャリパ(1;21)の第一側部に延出しかつシリンダ底(1c1;21c1)を有する複数の第一シリンダボア(1c;21c)と、前記中央開口部(1e;21e)から前記第一側部の反対側の第二側部に延出しかつシリンダ底(1d1;21d1)を有する複数の第二シリンダボア(1d;21d)とを形成し、
    前記パイプ(2;22)は、一端部(2a;22a)と、その一端部(2a;22a)から連続して前記複数の第一シリンダボア(1c;21c)を連通して延出する第一連通部(2b;22b)と、その第一連通部(2b;22b)から連続して前記複数の第二シリンダボア(1d;21d)を連通して延出する第二連通部(2d;22d)を有し、
    成形時に前記パイプ(2;22)を鋳ぐるみ、成形後に前記各シリンダボア(1c,1d;21c,21d)内を延出するパイプ(2;22)を削り、これによって前記複数の第一シリンダボア(1c;21c)と前記複数の第二シリンダボア(1d;21d)とを前記パイプ(2;22)によって連通させることを特徴とするディスクブレーキ用キャリパ(1;21)の製造方法。
  2. 請求項1に記載のディスクブレーキ用キャリパ(1;21)の製造方法であって、
    中子(15)は、成形時の熱によって気化する樹脂、あるいは成形後に形状が崩され得る砂、あるいは成形後に水で排出可能な塩、あるいは複数のスライド型を有して構成されていることを特徴とするディスクブレーキ用キャリパ(1;21)の製造方法。
  3. 請求項1または2に記載のディスクブレーキ用キャリパ(1;21)の製造方法であって、
    パイプ(2;22)は、一端部(2a;22a)に挿入された第一鋳抜きピン(11;23)と、他端部(2f;22f)に挿入された第二鋳抜きピン(12;24)によって支持されつつ成形型(13)にセットされることを特徴とするディスクブレーキ用キャリパ(1;21)の製造方法。
  4. 請求項3に記載のディスクブレーキ用キャリパ(1;21)の製造方法であって、
    パイプ(2;22)は、一端部(2a;22a)と他端部(2f;22f)が平行であり、
    前記一端部(2a;22a)と前記他端部(2f;22f)に挿入された第一鋳抜きピン(11;23)と第二鋳抜きピン(12;24)が同一方向に前記パイプ(2;22)から引き抜かれることを特徴とするディスクブレーキ用キャリパ(1;21)の製造方法。
  5. 請求項3に記載のディスクブレーキ用キャリパ(1;21)の製造方法であって、
    第一鋳抜きピン(11;23)または第二鋳抜きピン(12;24)を引き抜いた部分を加工して、製品時におけるキャリパの油の導入口(1f)または排出口(1g;21g,21h)を形成することを特徴とするディスクブレーキ用キャリパ(1;21)の製造方法。
  6. 請求項1〜5のいずれか一つに記載のディスクブレーキ用キャリパ(1;21)の製造方法であって、
    シリンダボア(1c,1d;21c,21d)内を延出するパイプ(2;22)とともに、前記シリンダボア(1c,1d;21c,21d)の構成壁面を削って凹部(1c2,1d2)を形成し、かつ前記凹部(1c2,1d2)が前記構成壁面の全周、又は前記パイプ(2;22)の近傍が削られて形成されることを特徴とするディスクブレーキ用キャリパ(1;21)の製造方法。

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