JP2001198665A - パイプの鋳ぐるみ方法 - Google Patents

パイプの鋳ぐるみ方法

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JP2001198665A JP2000005351A JP2000005351A JP2001198665A JP 2001198665 A JP2001198665 A JP 2001198665A JP 2000005351 A JP2000005351 A JP 2000005351A JP 2000005351 A JP2000005351 A JP 2000005351A JP 2001198665 A JP2001198665 A JP 2001198665A
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雅行 安田
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哲雄 石川
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正秀 濱田
Yoshiki Matsuzaki
善樹 松崎
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    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D19/00Casting in, on, or around objects which form part of the product
    • B22D19/0072Casting in, on, or around objects which form part of the product for making objects with integrated channels
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B22CFOUNDRY MOULDING
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    • B22C9/06Permanent moulds for shaped castings

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鋳ぐるまれるパイプの軸方向の変位を許容す
るが半径方向の変位を拘束する規制ピン又は規制ブロッ
クを使用し、鋳造時にパイプの変位を規制し、所定位置
にパイプの端部が開口した鋳物を得る。 【構成】 金型に穿設した挿通孔7に規制部材(規制ピ
ン10)を進退自在に挿し込んでキャビティに突出さ
せ、被鋳ぐるみ材であるパイプPをキャビティの所定位
置にセットし、パイプPに形成した一端p1孔部hに規
制部材を挿し込み、或いは規制部材に形成した凹部21
にパイプPの一端p1を嵌め込んでパイプを保持する。
湯口5からアルミニウム合金溶湯をキャビティ6に注入
し、パイプPを一体的に鋳ぐるむ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パイプを鋳ぐるむこと
により内部に流体回路が設けられた鋳物を製造する際、
被鋳ぐるみ材であるパイプを鋳型内の所定位置に保持し
て鋳ぐるむ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】内部に流体回路をもつ製品は、鋳造後の
鋳物を複数回の穿孔加工により製造できるが、穿孔加工
では複雑な流体回路が形成されず、形成した孔を栓処理
することが必要になる。他方、内部の所定位置にパイプ
(被鋳ぐるみ材)をセットした金型に溶湯(鋳ぐるみ
材)を注入する鋳ぐるみ法によると、鋳ぐるまれたパイ
プによって流体回路が形成されるため、後工程が非常に
容易になる。鋳ぐるまれるパイプは、溶解防止や鋳ぐる
み材に対する密着性を向上させるため、断熱材塗布,め
っき処理等が施されている。また、鋳造時に冷媒をパイ
プ内部に送り込み、パイプを冷却する方法も一部で採用
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】パイプがセットされた
金型に溶湯を注入して鋳造すると、被鋳ぐるみ材である
パイプが溶湯圧を受けキャビティ内で変位しやすい。パ
イプが変位したまま鋳物内部に固定されると、目標パタ
ーンに沿った流体回路が形成されなくなる。特に油圧回
路を内蔵させるブレーキキャリパでは、油圧回路にブリ
ーダ等の付属機器を付けようとする際に支障をきたす。
鋳造中にパイプの変位を防止するため、本発明者等は、
金型を構成する上型及び下型の間にパイプの両端を挟ん
で固定する方法や中子に固定する方法を特願平11−6
2214号で提案した。ところで、金型内部にセットさ
れたパイプは、キャビティに注入されたアルミニウム合
金溶湯からの熱で高温加熱され、熱膨張により伸び或い
は変形する。このとき、パイプの両端部が金型で拘束さ
れていると、保持されていない部分の位置が不安定にな
る。その結果、パイプと金型内面との間隔が小さくな
り、極端な場合には鋳物の外にパイプが飛び出すことも
ある。また、鋳物内部で大きく変位しているパイプに連
通するブリーダ装着用等の加工孔を形成しようとする
と、大きな加工孔が必要とされる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような問
題を解消すべく案出されたものであり、熱膨張に起因す
るパイプの変形方向を規制する規制部材を金型内部にセ
ットすることにより、鋳ぐるまれたパイプを鋳物内部の
所定位置に保持し、目標形状に精度良く一致した流体回
路を内蔵した鋳物製品を製造することを目的とする。本
発明の鋳ぐるみ方法は、その目的を達成するため、規制
部材を金型のキャビティ内部に突出させ、被鋳ぐるみ材
であるパイプをキャビティの所定位置にセットし、パイ
プに形成した少なくとも一つの孔部に規制部材を挿し込
み、或いは規制部材に形成した孔部にパイプの少なくと
も一端を嵌め込んでパイプを保持し、キャビティに注入
アルミニウム合金溶湯にパイプを鋳ぐるむことを特徴と
する。
【0005】規制部材を進出自在に金型に挿し込むと、
パイプのセットや鋳物の取出しが容易になる。規制部材
として規制ピンを使用し、規制ピンの先端をパイプの孔
部に挿し込むことによりパイプを保持することができ
る。パイプ内部へのメタル差込みを防止するため、段部
を規制ピンに付け、或いは規制ピンが嵌まり込むパイプ
孔部の内面を面取りしてもよい。段部を付けた規制ピン
では、パイプ内径に比較して大きなピン径のため熱容量
が大きく、段部に接触するメタルが早く凝固するため、
メタルがパイプ内に差し込まない。段部としては、パイ
プ表面に対する規制ピンの接触状態が面接触となるよう
に直角段部が好ましい。パイプ内径を面取りすると、表
面張力の作用によってメタルの差込みが防止される。メ
タル差込みは、アルミニウム合金溶湯に対する濡れ性の
低いTi,TiN,TiC,CrN,BN等の単層又は
複合させた皮膜を形成するコーティングや窒化処理等の
表面処理よっても防止できる。規制ピンをパイプの孔部
に挿し込むことに替え、パイプの端部が嵌め込まれる孔
部をもつ規制ブロックの使用も可能である。更には、孔
部が形成されたブラケットをパイプに取り付けてキャビ
ティの所定位置にセットし、金型を貫通してキャビティ
に突出する規制ピンをブラケットの孔部に挿し込むこと
により、パイプをキャビティの所定位置に維持すること
もできる。
【0006】規制部材が装着されるパイプ端部は、金型
内面から後退させることも可能である。この場合に得ら
れる鋳物は、当該端部が鋳物表面から後退した位置にあ
り、規制部材の形状を自由に鋳物内部に転写できる。し
たがって、ブレーキキャリパを製作する際にブリーダ等
の加工孔の大きさをパイプ径よりも小さくできる。ま
た、鋳物表面にパイプと鋳ぐるみ材との界面が露出しな
いため、鋳物の品質も向上し、硬度が異なるパイプ及び
鋳ぐるみ材を同時に切削する必要がないので切削加工性
も容易である。キャビティにアルミニウム合金溶湯を注
入する際、必要に応じてガス圧をパイプに供給してもよ
い。パイプに供給されたガス圧は、パイプへのメタルの
差込みを防止すると共に、パイプを保形することにも作
用する。ガス圧供給に不活性ガス等の冷気をパイプに送
り込むとき、パイプの溶損も防止できる。また、金型に
セットしたパイプの一端をプラグで閉じると、パイプ内
のガスが鋳造時に熱膨張し、パイプ内の正圧でメタル差
込みが防止される。
【0007】
【実施の形態】パイプの鋳ぐるみにより油圧回路を内部
に形成したブレーキキャリパを例にとって本発明を具体
的に説明する。ブレーキキャリパボディとなる鋳物は、
図1の概略断面図で示すように鋳物本体CにパイプPを
鋳ぐるんでおり、パイプPの一端p1が鋳物本体Cの表
面に開口し、他端p2が鋳物本体Cから突出している。
鋳物本体Cを切削加工してパイプPに達する油圧回路用
孔部Hを形成し、ブリーダ装着孔Bが設けられる。被鋳
ぐるみ材であるパイプPは、図2に示すように下型2に
セットされ、一端p1の開孔に本発明に従った規制部材
(規制ピン10)が装着され、他端p2が下型2と上型
(図示せず)の間に挟みこまれ、中子3に形成した挿通
溝4に中間部p3が嵌め込まれる。下型2に上型を重ね
合わせて金型1(図7)をクランプし、湯口5からキャ
ビティ6にアルミニウム合金溶湯を注入(図7)するこ
とによってパイプPを一体的に鋳ぐるんだ鋳物本体Cを
製造する。
【0008】パイプPは、注入されたアルミニウム合金
溶湯の運動エネルギー及び熱エネルギーによってキャビ
ティ6内で変位しやすい。本発明においては、金型に進
退自在に設けた規制部材によってパイプPの変位を規制
する。規制部材としては、パイプPの端部や中間部に形
成した孔部に先端が挿し込まれる規制ピン,パイプPの
一部が嵌め込まれる規制ブロック等がある。規制部材
は、アルミニウム合金溶湯がキャビティ6に注入された
ときの高温雰囲気にも耐える工具鋼製やチタン製が好ま
しい。或いは、パイプPに取り付けたブラケットに規制
ピンを挿し込むことによってもパイプPの変位が規制さ
れる。ブラケットには、アルミニウム合金溶湯に溶け込
んで鋳物本体Cの一部となることから融点の低いAl−
Si系アルミニウム合金製が好ましい。パイプPの変位
規制個所は、少なくとも高い位置制度が要求されるブリ
ーダ装着孔B側に設定される。反ブリーダ側のパイプP
の他端p2は、同様な規制部材で変位を規制できるが、
特願平11−62214号で紹介した下型2と上型との
間に挟みこむ方式や金型に設けた孔部に挿し込む方式を
採用することもできる。たとえば、下側2の合せ面に形
成した位置決め溝8に他端p2を配置し、下型2と上型
との間で挟み付ける。
【0009】パイプPに形成した孔部に先端が挿し込ま
れる規制ピンとしては、たとえば途中に段部11を付
け、及び/又はテーパ状先端12をもつ規制ピン10
(図3)が使用され、下型2又は上型に穿設した挿通孔
7(図2、図7)を介しキャビティ6に突出するように
金型1に進退自在に設けられる。規制ピン10が挿し込
まれるパイプPの孔部hとしては、一端p1の開口(図
4a),パイプPの途中に形成した孔部(図4b)の何
れであってもよい。また、パイプPの端部をスェージン
グ加工等によって絞り加工しておくと、ブリーダ用等の
加工孔を小さくできる。或いは、パイプPにブラケット
15を装着し、ブラケット15に規制ピン10挿込み用
の孔部hを形成しても良い(図4c)。パイプPに対す
るブラケット15の装着個所は任意に設定でき、複数の
パイプPをブラケット15に取り付けることも可能であ
る。
【0010】テーパ状先端12を孔部hに挿し込むと、
パイプPの端面又は管壁に段部11が当接し、孔部hが
規制ピン10で塞がれる。メタル差込みの原因となる隙
間がパイプPの端面又は管壁と段部11との間に生じな
いようにするため、規制ピン10のピン軸に対し段部1
1を直角に付けることが好ましい。勿論、ここでいう
「直角」とは幾何学的な意味での90度ではなく、パイ
プPの管壁に段部11が当接する程度の90度±αを示
す。隙間をなくす手段としては、直角段部11に代え、
或いは規制ピン10が挿し込まれる一端p1の内壁面を
面取りし(図5)、パイプPに規制ピン10を嵌合させ
る方式も採用できる。内面面取りしたパイプPでは、表
面張力によってメタルの差込みが防止されると共に、パ
イプPに対する規制ピン10のセッティングが容易にな
る。
【0011】メタルの差込みは、規制ピン10を表面処
理することによっても防止できる。表面処理には、T
i,TiC,TiN,BN等の皮膜を形成する方法や窒
化処理等がある。表面処理は、アルミニウム合金に対す
る規制ピン10又は規制ブロック20の焼付き防止にも
働き、鋳造後に規制ピン10又は規制ブロック20の引
抜きを容易にする上でも有効である。パイプPは、端部
を規制ブロック20に嵌め込むことによっても位置規制
できる。規制ブロック20としては、パイプPの端部が
挿し込まれる凹部21を穿設したブロック(図6a),
絞り加工したパイプPの端部が挿し込まれる凹部21を
穿設したブロック(図6b)等が使用される。この場合
にも、図4(c)と同様なブラケット15をパイプPに
装着し、ブラケット15を規制ブロック20の凹部21
に嵌め込むことによってもパイプPを位置規制できる。
規制ブロック20を使用する場合にも、表面処理により
メタルの差込みを防止できる。
【0012】規制ピン10又は規制ブロック20は、図
7に示すように金型に進退自在に挿し込まれ、キャビテ
ィに突出する。すなわち、金型1に対して中子3を前進
又は後退させる中子シリンダ31のフレーム32に台座
33を固着し、台座33に規制ピン10又は規制ブロッ
ク20を取り付ける(図7a)。規制ピン10又は規制
ブロック20は、中子シリンダ31の駆動によって前後
進するが、規制ピン10又は規制ブロック20の進行方
向に当たる位置で金型1の下型2に挿通孔7を穿設して
おく。中子シリンダ31を駆動させて中子3を前進さ
せ、下型2に嵌め込む。このとき、規制ピン10又は規
制ブロック20も挿通孔7に挿し通される。次いで、一
端p1側の孔部hに規制ピン10が挿し込まれ、或いは
パイプPの一端p1が規制ブロック20に嵌め込まれる
ようにパイプPをセットする(図7b)。パイプPの中
間部は、中子3に形成した挿通溝4(図2)に嵌め込ま
れる。パイプPの他端部p2は、下型2に形成した位置
決め溝8(図2)に配置される。或いは、中子3に孔部
を形成し、この孔部に他端部p2を挿し込んで固定する
こともできる。
【0013】次いで、下型2に上型(図示せず)を重ね
合わせ、金型1をクランプする。この状態で湯口5から
キャビティ6にアルミニウム合金溶湯を注入し、パイプ
Pを鋳ぐるむ。注入されたアルミニウム合金溶湯の運動
エネルギー及び熱エネルギーにより、パイプPを変位さ
せようとする作用力が働く。しかし、パイプPの一端p
1は、規制ピン10又は規制ブロック20との嵌め合い
により半径方向の変位が規制され、管軸方向の変位が許
容されている。また、他端p2は下型2と上型との間又
は中子3で拘束されて、中間部p3は中子3の挿通溝4
に嵌め込まれている。そのため、孔部hのあるパイプP
の一端p1では、パイプPの管軸方向変位として作用力
が吸収され、パイプPが半径方向に変位することはな
い。また、注入されたアルミニウム合金溶湯の保有熱で
パイプPは熱膨張し、図7で右方向に伸びようとする
が、この伸びは規制ピン10又は規制ブロック20で抑
えられる。したがって、鋳ぐるまれたパイプPの一端p
1は、所定の位置で鋳物外面に開口する。
【0014】しかも、熱膨張によって孔部hのある一端
1が規制ピン10又は規制ブロック20に押し付けら
れ密着するため、パイプP内にメタルが挿し込む隙間が
生じない。更に、パイプPの他端p2を金型やプラグ等
で閉じておくと、アルミニウム合金溶湯の保有熱で昇温
したパイプP内のガスが熱膨張してパイプP内部が正圧
になり、メタルの差込みが確実に防止される。図7の例
では規制ピン10又は規制ブロック20でパイプPの一
端を閉じているが、パイプPの途中に設けた孔部hに規
制ピン10又は規制ブロック20を装着する場合、パイ
プPの端部p1,p2が開口したままである。このような
場合には、開口しているパイプPの端部p1,p2の双方
にプラグを挿し込んで閉じることにより、鋳造時にパイ
プP内部を正圧に維持できる。或いは、外部からガス圧
をパイプPに供給してパイプP内部を正圧に維持しても
良い。注入されたアルミニウム合金溶湯の凝固が終了に
近づいた時点で規制ピン10又は規制ブロック20をパ
イプPから抜くと、そのときにパイプPが動いてしまう
ことがある。パイプPの変位を防止する上では、アルミ
ニウム合金溶湯の凝固がある程度進行した時点でパイプ
Pから規制ピン10又は規制ブロック20を引き抜くこ
とが好ましい。
【0015】孔部hのあるパイプPの一端p1は、図7
に示すように金型1の内面に接触させてもよいが、金型
1の内面から若干キャビティ6側に離れた位置に設定す
ることもできる。パイプPの一端p1をこのように設定
すると、得られた鋳物では、図8に示すように鋳物本体
Cの表面から後退した内方位置にパイプPの一端p1
位置し、小さな径の連通孔p4が鋳物本体Cの表面に開
口する。したがって、鋳物本体CとパイプPとの界面が
鋳物本体Cの表面にないため、鋳物の品質も向上する。
パイプPの一端p1が内方位置にあることは、ブリーダ
加工用孔部Bの形成にも有利である。すなわち、一般的
に軟質で加工性に劣るパイプPを切削加工する必要な
く、規制ピン10によってブリーダ加工用孔部Bを形成
できる。また,規制ピン10を工具鋼等で製作している
ので、溶損の虞がなく小径にでき、結果としてブリーダ
加工用孔部Bを小径にできる。因みに、ブリーダ装着側
の一端p1が鋳物本体Cの表面に臨む場合、油圧回路用
孔部Hを小径にするためには、鋳ぐるみ時の溶損を考慮
してパイプPを全体的に小さくできないことから、金型
1にセットされるパイプPの端部を予め絞り加工してお
くことが必要とされる。この点、パイプPの一端p1
内方に位置させることにより、パイプPの径に拘わらず
絞り加工の必要なく、小径のブリーダ加工用孔部Bが形
成される。
【0016】
【実施例】外径6mm,肉厚1.5mmのJIS A3
003アルミニウム合金製パイプの端部開口を内面面取
り(図5)した後、所定形状に成形し、パイプP(被鋳
ぐるみ材)として使用した。パイプPを下型2にセット
し(図2)、下型2の挿通孔7からキャビティ6に突出
した規制ピン10をパイプPの一端p1側孔部hに挿し
込み、パイプPの他端p2を下型2と上型との間に挟み
込んで固定した。パイプPの中間部p3は、中子3に形
成している挿通溝4に挿通した。パイプPをセットした
後、下型2に上型を重ね合わせて金型1をクランプし、
700℃に保持されたJIS A4CACアルミニウム
合金をキャビティ6に注入することにより、パイプPを
鋳ぐるんだブレーキキャリパを20個製造した。製造さ
れた各ブレーキキャリパについて、規制ピン10が挿し
込まれたパイプP端部の中心位置を測定した。図9の測
定結果にみられるように、パイプPの一端p1の中心位
置が横方向及び縦方向の何れにも実質的にばらつくこと
なく、一端p1の孔部hが目標位置で開口していた。ま
た、パイプP内部へのメタル差込みも検出されなかっ
た。
【0017】比較のため、規制ピン10を使用すること
なくパイプPの両端部p1,p2を金型1に挟みこんで鋳
ぐるんだ場合、パイプPの一端p1の中心は、図10に
示すように横方向及び縦方向共に所定位置から1.5m
m以上ばらつくことが散見された。このようなバラツキ
のため、設計位置からのズレを吸収する大径のブリーダ
加工用孔部Hを形成せざるを得なかった。
【0018】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明において
は、パイプを鋳ぐるんで内部に流体通路が形成された鋳
物を製造する際、鋳ぐるまれるパイプの少なくとも一端
に規制ピンを挿し込み、或いは一端を規制ブロックに嵌
め込むことにより、当該端部の半径方向移動を抑制して
いる。そのため、所定位置にパイプが開口した鋳物が得
られ、たとえばブレーキキャリパとして使用する際のブ
リーダ装着孔形成等、後工程での作業が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 パイプを鋳ぐるんだブレーキキャリパボディ
の概略断面図
【図2】 パイプをセットした下型
【図3】 パイプの一端に挿し込まれる規制ピン
【図4】 パイプの孔部に対する規制ピンの挿込み状態
を示す数例
【図5】 面取りしたパイプの端部開口に規制ピンを挿
し込む説明図
【図6】 パイプの一部が嵌め込まれる規制ブロックの
数例
【図7】 金型にアルミニウム合金溶湯を注入してパイ
プを鋳ぐるむ工程図
【図8】 鋳物本体の表面からパイプの一端開口を後退
させた鋳物
【図9】 鋳ぐるまれたパイプの端部中心位置にバラツ
キを生じさせない規制ピンの効果を示すグラフ
【図10】 規制ピンを使用せずに鋳ぐるんだ場合にパ
イプの端部中心位置が変位したことを示すグラフ
【符号の説明】
1:金型 2:下型 3:中子 4:挿通溝
5:湯口 6:キャビティ 7:挿通孔 8:位
置決め溝 10:規制ピン 11:段部 12:テーパ状先端
13:テーパ状中間部 15:ブラケット 20:規制ブロック 21:凹部 31:中子シリンダ 32:フレーム 33:台座 C:鋳物本体 B:ブリーダ装着孔 H:油圧回路
用孔部 P:パイプ p1:パイプの一端 h:一端の孔部
2:パイプの他端 p3:中子で支持されるパイプの中間部 p4:パイプ
の端部から鋳物表面に至る連通孔
【手続補正書】
【提出日】平成12年11月10日(2000.11.
10)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような問
題を解消すべく案出されたものであり、熱膨張に起因す
るパイプの変形方向を規制する規制部材を金型内部にセ
ットすることにより、鋳ぐるまれたパイプを鋳物内部の
所定位置に保持し、目標形状に精度良く一致した流体回
路を内蔵した鋳物製品を製造することを目的とする。本
発明の鋳ぐるみ方法は、その目的を達成するため、規制
部材を金型のキャビティ内部に突出させ、被鋳ぐるみ材
であるパイプをキャビティの所定位置にセットし、パイ
プに形成した少なくとも一つの孔部に規制部材を挿し込
み、或いは規制部材に形成した孔部にパイプの少なくと
も一端を嵌め込んでパイプを保持し、キャビティに注入
したアルミニウム合金溶湯にパイプを鋳ぐるむことを特
徴とする。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】パイプPは、注入されたアルミニウム合金
溶湯の運動エネルギー及び熱エネルギーによってキャビ
ティ6内で変位しやすい。本発明においては、金型に進
退自在に設けた規制部材によってパイプPの変位を規制
する。規制部材としては、パイプPの端部や中間部に形
成した孔部に先端が挿し込まれる規制ピン,パイプPの
一部が嵌め込まれる規制ブロック等がある。規制部材
は、アルミニウム合金溶湯がキャビティ6に注入された
ときの高温雰囲気にも耐える工具鋼製やチタン製が好ま
しい。或いは、パイプPに取り付けたブラケットに規制
ピンを挿し込むことによってもパイプPの変位が規制さ
れる。ブラケットには、アルミニウム合金溶湯に溶け込
んで鋳物本体Cの一部となることから融点の低いAl−
Si系アルミニウム合金製が好ましい。パイプPの変位
規制個所は、少なくとも高い位置精度が要求されるブリ
ーダ装着孔B側に設定される。反ブリーダ側のパイプP
の他端p2は、同様な規制部材で変位を規制できるが、
特願平11−62214号で紹介した下型2と上型との
間に挟みこむ方式や金型に設けた孔部に挿し込む方式を
採用することもできる。たとえば、下側2の合せ面に形
成した位置決め溝8に他端p2を配置し、下型2と上型
との間で挟み付ける。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田島 吉浩 静岡県庵原郡蒲原町蒲原1丁目34番1号 日本軽金属株式会社グループ技術センター 内 (72)発明者 安田 雅行 北海道苫小牧市晴海町43番3号 日本軽金 属株式会社苫小牧製造所内 (72)発明者 石川 哲雄 北海道苫小牧市晴海町43番3号 日本軽金 属株式会社苫小牧製造所内 (72)発明者 濱田 正秀 兵庫県伊丹市昆陽北一丁目1番1号 住友 電工ブレーキシステムズ株式会社内 (72)発明者 松崎 善樹 兵庫県伊丹市昆陽北一丁目1番1号 住友 電工ブレーキシステムズ株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 規制部材を金型のキャビティ内部に突出
    させ、被鋳ぐるみ材であるパイプをキャビティの所定位
    置にセットし、パイプに形成した少なくとも一つの孔部
    に規制部材を挿し込み、或いは規制部材に形成した孔部
    にパイプの少なくとも一端を嵌め込んでパイプを保持
    し、キャビティに注入したアルミニウム合金溶湯にパイ
    プを鋳ぐるむことを特徴とするパイプの鋳ぐるみ方法。
  2. 【請求項2】 規制部材がキャビティ内に進出自在に設
    けられている請求項1記載の鋳ぐるみ方法。
  3. 【請求項3】 パイプの孔部に先端が挿し込まれる規制
    ピンを規制部材として使用する請求項1又は2記載の鋳
    ぐるみ方法。
  4. 【請求項4】 ピン軸の途中に段部が付けられている規
    制ピンを使用する請求項3記載の鋳ぐるみ方法。
  5. 【請求項5】 内面を面取りした孔部が形成されている
    パイプを使用する請求項3記載の鋳ぐるみ方法。
  6. 【請求項6】 パイプの端部が嵌め込まれる孔部を形成
    した規制ブロックを規制部材として使用する請求項1又
    は2記載の鋳ぐるみ方法。
  7. 【請求項7】 表面処理した規制部材を使用する請求項
    1又は2記載の鋳ぐるみ方法。
  8. 【請求項8】 孔部が形成されたブラケットをパイプに
    取り付けてキャビティの所定位置にセットし、金型を貫
    通してキャビティに突出する規制ピンをブラケットの孔
    部に挿し込んでパイプを保持し、キャビティに注入した
    アルミニウム合金溶湯にパイプを鋳ぐるむことを特徴と
    するパイプの鋳ぐるみ方法。
  9. 【請求項9】 パイプにガス圧を供給しながら鋳造する
    請求項1〜8の何れかに記載の鋳ぐるみ方法。
  10. 【請求項10】 パイプの端部開口にプラグを装着して
    鋳造する請求項1〜9の何れかに記載の鋳ぐるみ方法。
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