JP2017214962A - 車両用ディスクブレーキのキャリパボディ及びキャリパボディ製造方法 - Google Patents

車両用ディスクブレーキのキャリパボディ及びキャリパボディ製造方法 Download PDF

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小林 直樹
Naoki Kobayashi
小林  直樹
大樹 熱田
Daiki Atsuta
大樹 熱田
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Abstract

【課題】キャリパボディを車両に組み付けた際に、湯口跡を外部から目立たない位置に配置することができ、デザイン性の向上を図ることができる車両用ディスクブレーキのキャリパボディ及びキャリパボディ製造方法を提供する。
【解決手段】キャリパボディ5は、ディスクロータの一側部に配設される作用部5aと、ディスクロータの他側部に配置される反作用部5bと、これらをディスクロータ2の外側を跨いで連結するブリッジ部5cとを備えている。ブリッジ部5cのディスク回転方向一端面に、キャリパボディ5を鋳造後に湯口を切断して形成された湯口跡5eを設ける。湯口跡5eは、ディスク軸方向に長い楕円形状であり、キャリパボディ5を車両に組み付けた状態で、下方に配置される。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用ディスクブレーキのキャリパボディ及びキャリパボディ製造方法に関し、詳しくは、鋳造により製造されるキャリパボディ及びキャリパボディ製造方法に関する。
従来、車両用ディスクブレーキのキャリパボディは、ディスクロータの側部に配置される作用部と、ディスクロータを跨いで配置されるブリッジ部とを備えており、鋳造により製造する際には、鋳鉄やアルミニウムあるいはアルミニウム合金を基材として、キャリパボディ鋳造型のブリッジ部のディスク半径方向外側を形成する部分に湯口を設け、該湯口から前記キャリパボディ鋳造型内に溶湯を注入するもの(例えば、特許文献1参照。)や、キャリパボディ鋳造型の一方の作用部のシリンダ孔底部を形成する部分に湯口部を設け、該湯口から前記キャリパボディ鋳造型内に溶湯を注入するもの(例えば、特許文献2参照。)があった。
特公平5−47729号 特許第5586721号
しかし、上述の特許文献1及び2のものでは、キャリパボディを車両に組み付けた際に、湯口跡が外部から目立つ場所に配置されることがあり、デザイン性が損なわれる虞があった。また、湯口跡を小さくするためには湯口跡に施す加工工数が増え、コストが嵩む虞があった。
そこで本発明は、キャリパボディを車両に組み付けた際に、湯口跡を外部から目立たない位置に配置することができ、デザイン性の向上を図ることができる車両用ディスクブレーキのキャリパボディ及びキャリパボディ製造方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の車両用ディスクブレーキのキャリパボディは、ディスクロータの側部に配置される作用部と、前記ディスクロータを跨いで配置されるブリッジ部とを備えた車両用ディスクブレーキのキャリパボディにおいて、前記キャリパボディは鋳造物であり、前記ブリッジ部のディスク回転方向一端面に、前記キャリパボディを鋳造後に湯口を切断して形成された湯口跡を備えていることを特徴としている。
さらに、前記湯口跡は、ディスク軸方向に長い形状であると好ましく、また、前記湯口跡は、前記キャリパボディを車両組み付けた状態で、下方に配置されると好適である。
また、本発明の車両用ディスクブレーキのキャリパボディ製造方法は、ディスクロータの側部に配置される作用部と、前記ディスクロータを跨いで配置されるブリッジ部とを備えた車両用ディスクブレーキのキャリパボディ製造方法において、キャリパボディ鋳造型の前記ブリッジ部のディスク回転方向一端面を形成する部分に湯口を設け、該湯口から前記キャリパボディ鋳造型に溶湯を注入して鋳造することを特徴としている。
本発明の車両用ディスクブレーキのキャリパボディによれば、キャリパボディを車両に組み付けた際に、外部から目立たない位置に湯口跡を配置させることができ、デザイン性を向上させることができる。さらに、湯口跡に施す加工工数を少なくすることができ、コストの削減化を図ることができる。
また、本発明の車両用ディスクブレーキのキャリパボディ製造方法によれば、キャリパボディ鋳造型のブリッジ部のディスク回転方向一端面を形成する部分に湯口を設け、該湯口からキャリパボディ鋳造型に溶湯を注入して鋳造することにより、キャリパボディ鋳造型に良好に溶湯を流すことができるとともに、キャリパボディを車両に組み付けた際に、目立たない位置に湯口跡を配置させることができる。
本発明の一形態例を示す車両用ディスクブレーキのキャリパボディの側面図である。 同じくキャリパボディの正面図である。 同じくキャリパボディの平面図である。 本発明の一形態例を示す車両用ディスクブレーキの正面図である。 同じく車両用ディスクブレーキの平面図である。 同じく図4のVI−VI断面図である。
図1乃至図6は本発明の一形態例を示す図で、矢印Aは、車両前進時に車輪と一体に回転するディスクロータの回転方向であり、以下で述べるディスク回出側及びディスク回入側とは車両前進時におけるものとする。
本形態例の車両用ディスクブレーキ1は、図示しない車輪と一体に回転するディスクロータ2と、該ディスクロータ2の一側部で車体に固設されるキャリパブラケット3と、該キャリパブラケット3に一対のスライドピン4,4を介してディスクロータ軸方向へ移動可能に支持されるピンスライド型のキャリパボディ5と、前記ディスクロータ2の両側部に対向配置される一対の摩擦パッド6,6とを備えている。
キャリパボディ5は、例えば重力鋳造等の鋳造にて製造されたもので、ディスクロータ2の一側部に配設される作用部5aと、ディスクロータ2の他側部に配置される反作用部5bと、これらをディスクロータ2の外側を跨いで連結するブリッジ部5cとを備えている。ブリッジ部5cのディスクブレーキ回入側の端面5dには、キャリパボディ鋳造時に湯口となった湯口跡5eが形成され、該湯口跡5eは、ディスク軸方向に長い例えば楕円形状に形成されている。
作用部5aのディスク回入側とディスク回出側とには、取付腕5f,5fが突設され、各取付腕5fには前記スライドピン4が取り付けられ、該スライドピン4を介してキャリパボディ5がキャリパブラケット3にディスク軸方向に移動可能に支持される。 作用部5aには、ディスクロータ2側が開口したシリンダ孔5g,5gがディスク周方向に並設され、反作用部5bには、反力爪5hが設けられている。シリンダ孔5g,5gにはコップ状のピストン7,7が移動可能にそれぞれ内挿され、各シリンダ孔5g,5gの底部とピストン7,7との間に液圧室8,8が画成される。
上述のようなキャリパボディ5は、図3に示されるように、下型21と上型22と中子(図示せず)とを有したキャリパボディ鋳造型23を用いて鋳造され、キャリパボディ鋳造型23のブリッジ部5cのディスク回転方向一端面を形成する部分に、ディスク軸方向に長い楕円形状の湯口が設けられている。キャリパボディ鋳造型23で鋳造されたキャリパボディ鋳造体は、湯口が切削加工されて湯口跡5eが形成されるとともに、仕上げ加工やねじ加工等が施されてキャリパボディ5が形成される。
本形態例のキャリパボディ5は、上述のように、キャリパボディ鋳造型23のブリッジ部5cのディスク回転方向一端面を形成する部分に湯口を設け、該湯口からキャリパボディ鋳造型23に溶湯を注入して鋳造することにより、キャリパボディ鋳造型23のブリッジ部形成部から、作用部形成部側及び反作用部形成部側に向けて良好に溶湯を流すことができ、良好な鋳造体を得ることができる。また、キャリパボディ5は、車両に組み付けた際に、外部から目立たない位置に湯口跡5eを配置させることができ、デザイン性を向上させることができるとともに、湯口跡5eに施す加工工数を少なくすることができ、コストの削減化を図ることができる。特に、図4乃至図6に示されるように、キャリパボディ5を車体に組み付ける際に、湯口跡5eを下方に配置することにより、湯口跡5eを外部からより目立たなくさせることができる。
なお、本発明は上述の形態例のように、ピンスライド型のディスクブレーキのキャリパボディに限るものではなく、ピストン対向型のディスクブレーキのキャリパボディにも適用することができる。さらに、湯口跡の形状は楕円形に限らず、長方形や正方形、又は円形でも良く任意である。また、キャリパボディを車体に組み付ける際に、湯口跡を下方に配置しなくても差し支えない。
1…車両用ディスクブレーキ、2…ディスクロータ、3…キャリパブラケット、4…スライドピン、5…キャリパボディ、5a…作用部、5b…反作用部、5c…ブリッジ部、5d…端面、5e…湯口跡、5f…取付腕、5g…シリンダ孔、5h…反力爪、6…摩擦パッド、7…ピストン、8…液圧室、21…下型、22…上型、23…キャリパボディ鋳造型

Claims (4)

  1. ディスクロータの側部に配置される作用部と、前記ディスクロータを跨いで配置されるブリッジ部とを備えた車両用ディスクブレーキのキャリパボディにおいて、
    前記キャリパボディは鋳造物であり、前記ブリッジ部のディスク回転方向一端面に、前記キャリパボディを鋳造後に湯口を切断して形成された湯口跡を備えていることを特徴とする車両用ディスクブレーキのキャリパボディ。
  2. 前記湯口跡は、ディスク軸方向に長い形状であることを特徴とする請求項1記載の車両用ディスクブレーキのキャリパボディ。
  3. 前記湯口跡は、前記キャリパボディを車両組み付けた状態で、下方に配置されることを特徴とする請求項1又は2記載の車両用ディスクブレーキのキャリパボディ。
  4. ディスクロータの側部に配置される作用部と、前記ディスクロータを跨いで配置されるブリッジ部とを備えた車両用ディスクブレーキのキャリパボディ製造方法において、キャリパボディ鋳造型の前記ブリッジ部のディスク回転方向一端面を形成する部分に湯口を設け、該湯口から前記キャリパボディ鋳造型に溶湯を注入して鋳造することを特徴とする車両用ディスクブレーキのキャリパボディ製造方法。
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