JP2009025626A - 画像形成装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成中にベルトの斜行が急激に起こる場合であっても、従来の場合よりも色ずれ検知誤差を少なくすることが可能な画像形成装置等を提供する。
【解決手段】ベルト位置センサが中間転写ベルトの位置検出を開始し(S101)、パターンを各感光体ドラムに形成し(S102)、中間転写ベルトに一次転写し(S103)、色ずれ検知センサでサンプリングする(S104)。サンプリングしたデータの位置関係と、予め決められた各色のパターンの色ずれがなかったと仮定したときの位置関係との間にどれだけの差異があるかの差異量ΔDが検出され(S105)、各色のレジずれ量ΔRが演算される(S106)。その演算結果が基準値と比較され(S107)、ずれていると判別すると、各画像形成ユニットのレーザ露光器の書き込みタイミングの補正、あるいは光学系の部品の位置の補正によりレジずれの補正を行う(S108)。
【選択図】図7

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの複合機等の電子写真方式を用いた画像形成装置及びプログラムに関するものである。
従来、複写機やプリンタ等の画像形成装置のなかには、無端状の中間転写ベルト、感光体ベルト又は用紙搬送ベルトを用いて多色(カラー)画像を形成するカラー画像形成装置がある。そして、温度、湿度、用紙サイズ、用紙種類、画像のサイズ、画像の濃度等の外乱によって、ベルトに斜行が発生した場合に対応する技術が従来から提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1は、 複数のロールによって張架搬送される無端状のベルト部材を用いて、画像形成手段によって画像を形成する画像形成装置において、無端状ベルト部材が当該無端状ベルト部材の搬送方向に対して傾斜した状態で搬送されることを検出する斜行検出手段と、斜行検出手段によって無端状ベルト部材の斜行が検出された場合に、斜行検出手段によって検出された無端状ベルト部材の斜行量に基づいて、画像形成手段により画像の歪みを補正する画像補正手段と、を備えた構成が開示されている。
特開2006−276427号公報
ここで、例えば電源投入直後等に行ういわゆるレジコン動作の際にベルトの斜行が急激に起こる場合には、正確な色ずれ検出値を得ることができない場合があり、かかる場合には色ずれ検知誤差が生じてしまう。
本発明の目的は、画像形成中にベルトの斜行が急激に起こる場合であっても、従来の場合よりも色ずれ検知誤差を少なくすることが可能な画像形成装置及びプログラムを提供することにある。
本発明が適用される画像形成装置は、色ごとに形成された複数の画像を転写対象に転写する画像形成部と、前記画像形成部で前記複数の画像の形成中に生じる前記転写対象の斜行状態を検知する検知手段と、前記複数の画像を読み取って色ずれ値を取得する取得手段と、前記取得手段による色ずれ値を、前記検知手段の検知結果を用いて補正する補正手段と、を含むものである。
ここで、前記複数の画像の形成中の前記転写対象についての安定位置情報を記憶する記憶部を更に含み、前記補正手段は、補正の際に、前記記憶部が記憶する前記安定位置情報を用いることを特徴とすることができる。この場合には、前記記憶部により記憶される前記安定位置情報は、前記画像形成部でのプリント動作の際の安定位置を計測して得たものであることを特徴とすることができる。また、前記記憶部により記憶される前記安定位置情報は、プリント動作とは別のベルト安定位置測定動作を行って得たものであることを特徴とすることができる。
前記検知手段は、前記転写対象の端部の位置を検出する少なくとも2つのセンサを備えたことを特徴とすることができる。
本発明が適用されるプログラムは、感光体に露光器が書き込んだ静電潜像を現像して形成したトナー像をベルト部材又は当該ベルト部材に保持される記録材に転写する画像形成装置が備えるコンピュータ装置に、色ごとに形成される複数の画像の形成中に生じる前記ベルト部材の斜行状態を検知する検知機能と、前記複数の画像を読み取って色ずれ値を取得する取得機能と、前記取得機能による前記色ずれ値を、前記検知機能の検知結果を用いて補正する補正機能と、を実現させるものである。
ここで、前記コンピュータ装置に、前記複数の画像の形成中の前記ベルト部材についての安定位置情報を記憶する記憶機能を更に実現させ、前記補正機能は、補正の際に、前記記憶機能が記憶する前記安定位置情報を用いることを特徴とすることができる。
請求項1によれば、画像形成中の転写対象の斜行に伴う色ずれ値の誤差を補正することが可能になる。
請求項2によれば、本発明を適用しない場合に比べ、より正確な色ずれ値の補正を行うことが可能になる。
請求項3によれば、プリント動作時に安定位置情報を取得更新することが可能になる。
請求項4によれば、プリント動作時以外の時に安定位置情報を取得更新することが可能になる。
請求項5によれば、検知手段の検知結果の精度を更に向上させることが可能になる。
請求項6によれば、画像形成中のベルト部材の斜行に伴う色ずれ値の誤差を補正することが可能になる。
請求項7によれば、本発明を適用しない場合に比べ、より正確な色ずれ値の補正を行うことが可能になる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る画像形成装置1を示す概略構成図である。図1に示す画像形成装置1は、所謂タンデム型の画像形成装置であって、例えば電子写真方式にて各色成分のトナー像が形成される複数の画像形成ユニット10(10Y,10M,10C,10K)を備えている。また、画像形成装置1は、各画像形成ユニット10にて形成された各色成分トナー像を順次転写(一次転写)して保持させる中間転写体である中間転写ベルト(転写対象、トナー像の保持体)15と、中間転写ベルト15上に転写された重ね画像を転写材としての用紙Pに一括転写(二次転写)させる二次転写装置20と、を備えている。また、画像形成装置1は、二次転写された画像を用紙P上に定着させる定着装置30と、各装置(各部)の動作を制御する制御部(検知手段、取得手段、補正手段)40と、各種の情報が保存される記憶部41と、を備えている。なお、制御部40を例えばCPUで構成することができ、また、記憶部41を例えばメモリで構成することができる。
本実施の形態において、各画像形成ユニット10は、矢印Aの方向に回転する感光体ドラム11の周囲に、これらの感光体ドラム11が帯電される帯電器12と、感光体ドラム11上に静電潜像が書込まれるレーザ露光器13(図中露光ビームを符号Bmで示す)と、各色成分トナーが収容されて感光体ドラム11上の静電潜像をトナーにより可視像化する現像装置14と、感光体ドラム11上に形成された各色成分トナー像を中間転写ベルト15に転写する一次転写ロール16と、感光体ドラム11上の残留トナーが除去されるドラムクリーナ17等との電子写真用デバイスが順次配設されている。これらの画像形成ユニット10は、中間転写ベルト15の上流側から、イエロー(Y色)、マゼンタ(M色)、シアン(C色)、黒(K色)の順に略直線状に配置されている。
中間転写ベルト15としては、ポリイミドあるいはポリアミド等の樹脂にカーボンブラック等の導電剤を適当量含有させたものが用いられ、その体積抵抗率が106〜1014Ω・cmとなるように形成されており、中間転写ベルト15は、厚みが例えば0.08mm程度のフィルム状の無端ベルトで構成されている。中間転写ベルト15は、各種ロールによって図に示す矢印Bの方向に所定の速度で循環駆動(回動)可能に構成されている。この各種ロールとしては、図示しないモータにより駆動されて中間転写ベルト15を回動させる駆動ロール31と、後述する色ずれ検知センサ42に対して中間転写ベルト15の平面性を保つ為のアイドラロール32と、がある。また、この各種ロールとしては、アイドラロール32に隣接して配置され、中間転写ベルト15に対して一定の張力を与えるテンションロール(不図示)および中間転写ベルト15の幅方向への斜行(蛇行)を修正する修正ロールとして機能するステアリングロール33と、後述する二次転写する部分に設けられたバックアップロール22と、がある。
なお、ステアリングロール33による中間転写ベルト15の斜行修正方法について簡単に説明する。中間転写ベルト15の幅方向への位置変動が、後述するベルト位置センサ44により検出され、その検出結果に基づいて図示しないステアリングモータが駆動される。このステアリングモータには、図示しない偏心カムが連結されている。また、この偏心カムには、ステアリングロール33が接続されており、偏心カムの偏心量に応じてステアリングロール33の傾きが変わる。このため、ステアリングモータが駆動されると、偏心カムが回転し、それに伴ってステアリングロール33の傾き動作が行われる。このステアリングロール33の傾きを適宜制御することにより、中間転写ベルト15の斜行が修正される。
各感光体ドラム11に対向して設けられた中間転写モジュール18において、略直線状に延びる中間転写ベルト15の内側に設けられる各一次転写ロール16には、トナーの帯電極性と逆極性の電圧が印加されるようになっている。これにより、各々の感光体ドラム11上のトナー像が中間転写ベルト15に順次、静電吸引され、中間転写ベルト15上に重ねトナー像が形成されるようになっている。
二次転写装置20は、中間転写ベルト15のトナー像保持面側に配置される二次転写ロール21と、その対向ロールとしてのバックアップロール22と、を備えている。すなわち、二次転写ロール21は、中間転写ベルト15を挟んでバックアップロール22に圧接配置されている。このように構成された二次転写装置20によって、中間転写ベルト15上に多重転写された可視像が、後述する用紙トレイ50から搬送された用紙Pに転写される。
なお、バックアップロール22の下流側には、二次転写後の中間転写ベルト15上の残留トナーや紙粉を除去して中間転写ベルト15の表面をクリーニングするベルトクリーナ34が設けられている。
ここで、黒の画像形成ユニット10Kの下流側には、レジコン動作用に各色のレジコンパターンの位置ずれを検出するとともに画質調整用に各色のトナー画像の濃度を検出するCCDとしての色ずれ検知センサ(取得手段)42が配設されている。更に説明すると、この色ずれ検知センサ42は、中間転写ベルト15上に形成された色ずれ検出用パターン(ラダー状トナーパッチ、シェブロンパッチ)をPD(Photo Diode)センサ等で構成される検出器上に結像し、パッチの重心線と検出器の中心線とが一致したときにパルスを出力する反射型センサである。この検出器は、90度の角度に配置された2組のBi−Cell(2分割ダイオード)で構成されている。色ずれ検知センサ42は、各画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kで形成されたパッチによる色ずれ検出用パターンの相対色ずれを検出するために、図1における最下流側の画像形成ユニット10Kの下流側で、かつ主走査方向(紙面垂直方向)に沿って3個、配置されている(図8参照)。色ずれ検知センサ42の発光部は、例えば赤外LED(波長880nm)が2個用いられ、安定したパルス出力を確保するために、2個のLEDの発光光量を調整(例えば2段階)できるように構成されている。
また、黒の画像形成ユニット10Kの下流側には、ベルト位置センサ(エッジセンサ、検知手段)44が配設されている。また、イエローの画像形成ユニット10Yの上流側には、ベルト位置センサ(検知手段)43が配設されている。
また、イエローの画像形成ユニット10Yの上流側には、各画像形成ユニット10における画像形成タイミングをとるための基準となるマーク検出信号(基準信号、ベルトホーム信号)を発生するベルトホームセンサ45が配置されている。このベルトホームセンサ45は、中間転写ベルト15の裏側に設けられた図示しないベルトホームマークを認識すると、そのマーク検出信号を制御部40に出力する。付言すると、各画像形成ユニット10は、このマーク検出信号の認識に基づく制御部40からの指示により画像形成を開始する。
更に、本実施の形態では、用紙搬送系として、用紙Pを収容する用紙トレイ50と、この用紙トレイ50に集積された用紙Pを所定のタイミングで取り出して搬送するピックアップロール51と、を備えている。また、用紙搬送系として、ピックアップロール51にて繰り出された用紙Pを搬送する搬送ロール52と、搬送ロール52により搬送されている用紙Pを一旦停止するとともに所定のタイミングで用紙Pを二次転写部に搬送するレジストロール53と、を備えている。
次に、本実施の形態に係る画像形成装置1の基本的な作像プロセスについて説明する。図示しない画像読取装置や図示しないコンピュータ装置等から出力される画像データは、画像形成装置1に入力される。画像形成装置1では、図示しない画像処理装置にて所定の画像処理が施された後、画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kによって作像作業が実行される。図示しない画像処理装置では、入力された反射率データに対して、シェーディング補正、位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠消しや色編集、移動編集等の画像処理が施される。画像処理が施された画像データは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4色の色材階調データに変換され、画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kの各々においてレーザ露光器13に出力される。
このレーザ露光器13では、入力された色材階調データに応じて、例えば半導体レーザから出射された露光ビームBmを画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kの各々の感光体ドラム11に照射している。画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kの感光体ドラム11では、帯電器12によって表面が帯電された後に所定のタイミングと所定の書き込み開始位置にてレーザ露光器13により表面が走査露光され、静電潜像が形成される。形成された静電潜像は、各々の画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kにて、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の各色のトナー像として現像される。更に説明すると、感光体ドラム11の円周方向(副走査方向)における走査露光の書き込み開始位置は、ベルトホームセンサ45から出力されたマーク検出信号を基準に決定される。また、感光体ドラム11の軸方向(主走査方向)における走査露光のタイミングは、後述する中間転写ベルト15の挙動を予測して得た情報を基に決定される。
画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kの各々の感光体ドラム11上に形成されたトナー像は、各感光体ドラム11と中間転写ベルト15とが当接する一次転写部にて、走行中の中間転写ベルト15上に転写される。
ここで、一次転写部について更に説明する。一次転写ロール16には、制御部40により制御される一次転写用電源19が接続されており、その一方で感光体ドラム11は接地されている。一次転写用電源19は、定電流制御を行うことにより一次転写ロール16に正極性の一次転写バイアス(一次転写電流)を供給する。そして、一次転写用電源19から一次転写ロール16、中間転写ベルト15、感光体ドラム11を通して一次転写電流が流れることにより、感光体ドラム11と中間転写ベルト15との間に転写電界が形成される。そして、感光体ドラム11上のトナー像が被転写体としての中間転写ベルト15に転写する。
このように、一次転写部において、一次転写ロール16にて中間転写ベルト15の基材に対しトナーの帯電極性と逆極性の電圧が付加され、未定着トナー像が中間転写ベルト15の表面に順次重ね合わせられて一次転写が行われる。一次転写された未定着トナー像は、中間転写ベルト15の矢印B方向の回転に伴って二次転写装置20に搬送される。
一方、用紙搬送系では、画像形成のタイミングに合わせてピックアップロール51が回転し、用紙トレイ50から用紙Pが供給される。ピックアップロール51により供給された用紙Pは、搬送ロール52により搬送されて二次転写装置20に到達する。その際に、用紙Pは、トナー像が保持された中間転写ベルト15の移動タイミングに合わせてレジストロール53が回転することで、用紙Pの位置とトナー像の位置との位置合わせがなされる。
二次転写装置20では、用紙Pへの二次転写のタイミングに合わせ、二次転写ロール21がバックアップロール22に押圧される。このとき、タイミングを合わせて搬送された用紙Pは、中間転写ベルト15と二次転写ロール21との間に挟み込まれる。かかる際に、給電ロール23にトナーの帯電極性と同極性の二次転写電圧(正規の転写バイアス)が印加されると、二次転写ロール21に対向電極として転写電界が形成され、二次転写ロール21とバックアップロール22とによって押圧される二次転写位置にて、中間転写ベルト15上に保持された未定着トナー像が用紙Pに静電転写される。
その後、トナー像が静電転写された用紙Pは、中間転写ベルト15から剥離されて、二次転写ロール21の用紙搬送方向下流側に設けられた定着装置30まで搬送される。そして、用紙P上の未定着トナー像は、定着装置30によって熱及び圧力で定着処理を受けることで用紙P上に定着される。定着画像が形成された用紙Pは、図示しない排出ロールによって画像形成装置1の外部に排出される。一方、用紙Pへの転写が終了した後、中間転写ベルト15上に残った残留トナーは、中間転写ベルト15の回動に伴ってクリーニング部まで搬送され、ベルトクリーナ34によって中間転写ベルト15上から除去される。
図2は、中間転写ベルト15の平面図である。
図2に示すように、中間転写ベルト15に巻き掛けられている駆動ロール31に隣接してベルト位置センサ43が位置し、また、アイドラロール32に隣接してベルト位置センサ44が位置している。これらベルト位置センサ43,44は、中間転写ベルト15の側縁の位置(エッジ15aの位置)を検出するためのものであり、同じ構成のものを用いることができる。ベルト位置センサ43,44での検出結果は、幅方向ベルト位置検出信号として制御部40に出力される。
中間転写ベルト15の矢印Bの方向におけるベルト位置センサ43からベルト位置センサ44までの間には、Y色一次転写位置(最上流の転写位置)、M色一次転写位置、C色一次転写位置、K色一次転写位置(最下流の転写位置)が順に配置されている。このように、ベルト位置センサ43,44の離間距離は、最上流の転写位置であるY色一次転写位置と最下流の転写位置のK色一次転写位置との離間距離よりも大きい。言い換えると、ベルト位置センサ43は、Y色一次転写位置よりも上流側に配置され、ベルト位置センサ44は、K色一次転写位置よりも下流側に配置されている。
図3は、画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kの各々における一次転写用電源19のオンオフのタイミングを示すタイムチャートである。
図3に示すタイムチャートでは、制御部40は、ベルトホームセンサ45がマーク検出信号が入力すると、画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kの各々における一次転写用電源19をオンに切り替える。すなわち、制御部40は、まず時間t01で画像形成ユニット10Yの一次転写用電源19をオンにし、時間t02で画像形成ユニット10Mの一次転写用電源19をオンにし、時間t03で画像形成ユニット10Cの一次転写用電源19をオンにし、時間t04で画像形成ユニット10Kの一次転写用電源19をオンにする。そして、所定時間が経過して時間t11になると、制御部40は、画像形成ユニット10Yの一次転写用電源19をオフに切り替える。その後、時間t12で画像形成ユニット10Mの一次転写用電源19をオフにし、時間t13で画像形成ユニット10Cの一次転写用電源19をオフにし、時間t14で画像形成ユニット10Kの一次転写用電源19をオフにする。このように、画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kの各々における一次転写用電源19のオンオフを同時に切り替えるのではない。
なお、制御部40は、画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kの各々において、マーク検出信号を受け取ってから一次転写用電源19をオンにするまでの間に、帯電器12による帯電の開始、レーザ露光器13による書き込みの開始及び現像装置14による現像の開始が行われる。
図4は、ベルト位置センサ43の一例である接触型センサ431を示す概略構成図である。なお、上述したように、ベルト位置センサ44はベルト位置センサ43と構造が同じゆえ、ベルト位置センサ44の図示及びその説明を省略する。
図4に示す接触型センサ431は、中間転写ベルト15のエッジ15aと接触することで、中間転写ベルト15の幅方向(図1の紙面垂直方向)Xに関するエッジ15aの位置を検出する検出器である。
接触型センサ431は、中間転写ベルト15のエッジ15aの近傍に位置する板状の接触子431aと、接触子431aの中間部位を回動自在に支持する支軸431bと、接触子431aがエッジ15aに圧接するように接触子431aに付勢力を付与するスプリング431cと、接触子431aが支軸431b回りを回動することに伴う接触子431aの変位を検出する変位センサ431dと、を備えている。更に説明すると、中間転写ベルト15のエッジ15a側には、スプリング431cの引張り力をもって接触子431aの一端側(同図の上側)が圧接状態に保持されている。この場合、スプリング431cによる接触子431aの圧接力は、中間転写ベルト15を変形させない程度の適度な大きさ(例えば0.1N)に設定されている。接触子431aは、その中間部位を支軸431bにて回動自在に支持され、その支軸431bを境にした接触子431aの他端側(同図の下側)に変位センサ431dが対向状態に配設されている。
この接触型センサ431においては、中間転写ベルト15の幅方向(装置のインアウト方向、主走査方向)Xへの動きが、そのエッジ15aに圧接する接触子431aの動き(揺動動作)に置き換えられる。このとき、接触子431aの動き(変位)に対応して変位センサ431dの出力レベルが変動するため、変位センサ431dの出力に基づいて中間転写ベルト15のエッジ15aの位置変動が検出される。
図5は、ベルト位置センサ43の他の例である非接触型センサ432を示す概略構成図である。
図5に示す非接触型センサ432は、中間転写ベルト15のエッジ15aに近接する発光部432a及び受光部432bを備えている。発光部432aは所定の光を発し、受光部432bは、発光部432aの光を検出して、その検出結果を信号として制御部40に出力する。発光部432aは、中間転写ベルト15の一面側(同図の上面側)に配設され、受光部432bは、中間転写ベルト15の他面側(同図の下面側)に配設されている。また、中間転写ベルト15のエッジ15aが発光部432a及び受光部432bによる検出領域内に位置するように、発光部432a及び受光部432bが配設されている。更に説明すると、発光部432aから発せられた光の一部は、中間転写ベルト15により遮られ、残余の光が受光部432bに受光される。そして、中間転写ベルト15が幅方向Xへ移動すると、中間転写ベルト15のエッジ15aの横を通過する光の光量が変化する。したがって、非接触型センサ432を用いることで、中間転写ベルト15のエッジ15aの幅方向Xの位置が連続的に検出される。
図6は、制御部40の構成を説明するためのブロック図である。
図6に示すように、制御部40は、受付部401、判断部402、演算部403及び送信部404を備えている。受付部401は、画像形成装置1の各装置(各部)からの信号を受け付ける。例えば、受付部401は、色ずれ検知センサ42(図1参照)からのパルス出力を受け付けたり、ベルト位置センサ43,44(図1参照)からの幅方向ベルト位置検出信号を受け付けたり、ベルトホームセンサ45(図1参照)からのマーク検出信号を受け付けたりする。
また、受付部401は、一次転写位置における合成抵抗を測定する図示しない電流検出部からの測定結果を信号として受け付ける。この合成抵抗とは、感光体ドラム11と中間転写ベルト15と一次転写ロール16との間の抵抗の総和をいう。
また、受付部401は、レーザ露光器13により露光ビームBmを感光体ドラム11上に照射して静電潜像を作成する際の画素情報を信号として受け付ける。更に説明すると、画像の濃淡は、照射画素数によってコントロールされているため、単位面積当たりの画素(ピクセル)数をカウントすることで、画素情報としての画像密度を取得できる。
また、受付部401は、図示しない周囲環境センサによる画像形成装置1の内部温度及び内部湿度の計測結果を信号として受け付ける。
判断部402は、必要に応じて記憶部41に記憶されている情報を読み出し、また、受付部401が受け付けた信号について演算部403に所定の演算を要求する。また、判断部402は、記憶部41から読み出した情報、受付部401が受け付けた情報及び/又は演算部403が演算した演算結果を基に所定の判断を行って、その判断結果に従って各装置(各部)の制御についての指示を送信部404を介して行う。例えば、判断部402は、レーザ露光器13に対して走査露光の開始タイミングを指示すると共に副走査方向での露光ビームBmの書き込み開始位置を指示する。また、判断部402は、一次転写用電源19に対してオンオフを指示し、また、例えばプロセススピードに応じた適正な転写バイアスが印加されるように一次転写用電源19に転写バイアスを指示する。
図7は、レジコン動作の手順を示すフローチャートである。また、図8は、レジコン動作に用いられる像位置認識用のパターン(画像位置認識用パターン、レジコンパターン、色ずれ検出用パターン)PTNを示す斜視図である。図8におけるtは、パターンPTNが一次転写された時間を示している。なお、このレジコン動作を行うタイミングとしては、電源投入直後や画像形成処理前等に行われるものであり、工場出荷時にも同様のレジコン動作が行われている。
図7に示すフローチャートでは、まず、ベルト位置センサ43,44が、中間転写ベルト15のエッジ15a(図2参照)の位置の検出を開始し、その検出結果を制御部40の受付部401に送信する(ステップ101)。そして、各画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kのレーザ露光器13によって、図8に示す所定の像位置認識用のパターンPTNを、感光体ドラム11上に形成する(ステップ102)。その後、制御部40が各感光体ドラム11上に形成された各色のパターンPTNを、中間転写ベルト15上に順次一次転写させる(ステップ103)。そして、図8に示す各色の画像位置認識用パターンPTNを、最終段の画像形成ユニット10Kの下流側に配置された色ずれ検知センサ42によってサンプリングする(ステップ104)。サンプリングしたデータは、制御部40の受付部401に出力される。なお、図8において一点鎖線で示す領域がY色、二点鎖線で示す領域がM色、実線で示す領域がC色、破線で示す領域がK色である。
サンプリングしたデータの位置関係と、予め決められた各色のパターンPTNの色ずれがなかったと仮定したときの位置関係との間にどれだけの差異があるかの差異量(取得手段により取得された色ずれ値)ΔDy,ΔDm,ΔDc,ΔDkを制御部40の判断部402が検出する(ステップ105)。そして、その検出データから、Xマージンとしての各色のレジずれ量(補正手段により補正された色ずれ値)ΔRy,ΔRm,ΔRc,ΔRkを制御部40の演算部403が演算する(ステップ106)。ステップ106についての詳細は後述する。
そして、制御部40の演算部403は、その演算結果を基準値と比較し(ステップ107)、ずれていると判別したときには、制御部40の送信部404は、制御信号を出力し、各画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kのレーザ露光器13の書き込みタイミングの補正、あるいは光学系の部品の位置の補正によりレジずれの補正を行う(ステップ108)。
このようなレジコン動作により、検出したレジずれを補正してレジずれの少ない高品位な画質が提供される。
ここで、図9は、ベルト位置センサ43の主走査方向位置の変動の一例を示すグラフであり、縦軸はベルト位置(μm)で、横軸は時間(t)である。また、図10は、ベルト位置センサ44の主走査方向位置の変動の一例を示すグラフであり、縦軸はベルト位置(μm)で、横軸は時間(t)である。
図9及び図10に示すように、画像形成中(ステップ102及びステップ103の時)には、感光体ドラム11と中間転写ベルト15との静電吸着力が発生し、中間転写ベルト15の斜行が大きくなっていく。その一方で、画像形成が終了し、画像検知中(ステップ104の時)には、感光体ドラム11と中間転写ベルト15との静電吸着力が減少していき、中間転写ベルト15の斜行が小さくなっていく。このようにパターンPTNの画像形成中にベルト位置が動いていき、画像形成終了と共に元の位置に戻っていく。
更に説明すると、感光体ドラム11と中間転写ベルト15との間には静電吸着力が発生するため、感光体ドラム11と中間転写ベルト15とのアライメントが揃っていないと、中間転写ベルト15の進行方向に交差する方向の力を受けて中間転写ベルト15が斜行する。そして、感光体ドラム11と中間転写ベルト15との静電吸着力が変動すると、斜行状態が変動する。このような中間転写ベルト15の斜行が、ベルト位置センサ43,44により検出される。付言すると、ベルト位置センサ44の振幅(斜行移動量)がベルト位置センサ43の振幅よりも小さいのは、ステアリングロール33により中間転写ベルト15の斜行が修正されているからである。
図11は、図7のステップ106における演算を説明するフローチャートであり、図12は、図7のステップ106における演算を説明するための図である。
図11に示すフローチャートでは、ベルト位置センサ43,44の検知情報を受付部401が取得する(ステップ201)。そして、その情報を基に、中間転写ベルト15が安定位置にあるか否かを判断部402が判断する(ステップ202)。中間転写ベルト15が安定位置にあると判断部402が判断したときには、ステップ205に進む。
ここで、安定位置を算出するための手法として、いくつかの方法が考えられる。例えば、予め設定しておいた値をそのまま用いることが考えられる。この値は、予め記憶部41に記憶され、必要に応じて読み出される。
また、安定位置を判断するための安定位置の算出方法として、過去に行われた所定の枚数以上のプリント動作でのベルト安定位置を測定して用いることも考えられる。すなわち、ベルト安定位置は、所定の枚数以上のプリント動作が行われる度に測定されて更新されていくものである。なお、図9及び図10に示すような主走査方向位置の変動がある場合には、例えば、安定位置が80〜100μmの範囲内の値とすることが考えられる。
また、安定位置を判断するための安定位置の算出方法として、色ずれ検出サイクルの前に、画像形成中のベルト安定位置測定動作を設けて、画像形成を行いながら一定時間以上ベルトを回転させて安定位置を測定し、その値を安定位置として用いることが考えられる。この色は、記憶部41に記憶され、必要に応じて読み出される。
また、上述した3つの方法を複数組み合わせて実施することも考えられる。例えば、電源投入直後にベルト安定位置測定動作を行う。そして、その後に所定の枚数以上のプリント動作が行われるとプリント動作でのベルト安定位置を測定し、安定位置が更新されていく。
ここで、図13は、中間転写ベルト15の安定位置の算出方法の一例を説明する図である。図13に示すように、中間転写ベルト15が安定位置にある状態において、ベルト位置センサ43での計測結果が計測値W43(stb)であり、また、ベルト位置センサ44での計測結果が計測値W44(stb)であるとする。また、ベルト位置センサ43からY色一次転写位置までの距離をLyとし、Y色一次転写位置からベルト位置センサ44までの距離をMyとする。なお、距離Ly,Myは、記憶部41に予め記憶されており、判断部402は、必要に応じて距離Ly,Myを記憶部41から読み出すことが可能である。
そして、判断部402は、距離Ly,Myを記憶部41から読み出すと共に、ベルト安定位置Sy(stb)を求める演算式もまた記憶部41から読み出す。判断部402は、読み出した演算式と距離Ly,Myと共に計測値W43(stb),W44(stb)を演算部403に送って、ベルト安定位置情報としてのベルト安定位置Sy(stb)の演算を指示する。指示を受けた演算部403は、演算式に、計測値W43(stb),W44(stb)及び距離Ly,Myを代入することで、安定状態でのY色一次転写位置におけるベルト安定位置Sy(stb)を演算する。具体的には、演算部403は、ベルト安定位置Sy(stb)を次のいずれかの演算式で求めることができる。
Figure 2009025626
判断部402は、安定状態でのY色一次転写位置におけるベルト安定位置Sy(stb)を演算部403から取得し、それを記憶部41に記憶させる。同様に、判断部402は、M色一次転写位置でのベルト安定位置(Sm(stb))、C色一次転写位置でのベルト安定位置(Sc(stb))及びK色一次転写位置でのベルト安定位置(Sk(stb))を演算によりそれぞれ求めて、それらの結果を記憶部41に記憶させる。
図11に戻って説明を続ける。ステップ202で中間転写ベルト15が安定位置にないと判断部402が判断すると、ベルト位置センサ43が出力した時間tでの計測値W43(t)及びベルト位置センサ44が出力した時間tでの計測値W44(t)を受付部401が受け付け、これらを判断部402に受け渡す。これにより、判断部402は、時間tでの計測値W43(t),W44(t)を取得し(ステップ203)、時間tでのベルト位置S(t)を演算する(ステップ204)。更に、判断部402は、中間転写ベルト15が斜行している場合における差異量ΔDy,ΔDm,ΔDc,ΔDkの誤差(ベルト主走査方向ずれによる誤差)ΔG(t)すなわち誤差ΔGy(t),ΔGm(t),ΔGc(t),ΔGk(t)を決定し(ステップ205)、その決定結果を記憶部41に記憶させる(ステップ206)。中間転写ベルト15が安定位置にあれば、差異量ΔDy,ΔDm,ΔDc,ΔDkに誤差がないと考えることができ、その一方で、中間転写ベルト15が安定位置にないときには、差異量ΔDy,ΔDm,ΔDc,ΔDkについては、その誤差ΔGy(t),ΔGm(t),ΔGc(t),ΔGk(t)を考慮する必要がある。なお、この誤差ΔGy(t),ΔGm(t),ΔGc(t),ΔGk(t)は、安定位置からのずれ量と見ることができる。
その後、判断部402は、各色のレジずれ量ΔRy,ΔRm,ΔRc,ΔRkを計算し(ステップ207)、その計算結果を記憶部41に記憶させて(ステップ208)、一連の処理を終了する。
ここで、図11のステップ204について、より具体的に説明する。すなわち、Y色一次転写位置における時間t1でのベルト位置Sy(t1)の演算について図12を用いて説明する。図12に示す時間t=t1の中間転写ベルト15の斜行状態において、ベルト位置センサ43での計測結果が計測値W43(t1)であり、また、ベルト位置センサ44での計測結果が計測値W44(t1)であるとする。
そして、判断部402は、距離Ly,Myを記憶部41から読み出すと共に、ベルト位置Sy(t)を求める演算式もまた記憶部41から読み出す。判断部402は、読み出した演算式と距離Ly,Myと共に計測値W43(t1),W44(t1)を演算部403に送って、ベルト位置Sy(t1)の演算を指示する。指示を受けた演算部403は、演算式に計測値W43(t1),W44(t1)及び距離Ly,Myを代入することで、時間t=t1でのY色一次転写位置におけるベルト位置Sy(t1)を演算する。具体的には、演算部403は、ベルト位置Sy(t1)を次のいずれかの演算式で求めることができる。
Figure 2009025626
このようなステップ204での演算は、図8に示す時間t=t1,t2,t3・・・について継続的に行われる。なお、時間t1,t2,t3・・・の間隔は、ベルト斜行の変化スピードに応じて適切に決定する。
また、このような演算は、Y色一次転写位置でのベルト位置Sy(t)のほか、M色一次転写位置、C色一次転写位置及びK色一次転写位置についても行われる。なお、本実施の形態では、2つのベルト位置センサ43,44を備えているが、これに限定されない。これよりも多くの数を備えることにより、ベルト位置をより正確に演算することが可能になる。
ここで、図11のステップ205について、より具体的に説明する。判断部402は、Y色一次転写位置における時間t1でのベルト位置Sy(t1)を演算部403から取得すると、誤差ΔGy(t1)を決定する。
この誤差ΔGy(t1)は、中間転写ベルト15の主走査方向ずれ量であり、そのベルト位置Sy(t1)からベルト安定位置Sy(stb)を減算した値である。具体的には、中間転写ベルト15が安定位置にないときには、次の演算式で求めて得た値を誤差ΔGy(t1)として決定する。
ΔGy(t1)=Sy(t1)−Sy(stb)
また、中間転写ベルト15が安定位置にあるときには、決定される誤差ΔGy(t1)は、次の演算式で求めることができる。
ΔGy(t1)=0
このようなステップ205での決定は、図8に示す時間t=t1,t2,t3・・・について継続的に行われる。また、このような決定は、Y色一次転写位置での誤差ΔGy(t)のほか、M色一次転写位置、C色一次転写位置及びK色一次転写位置についても行われる。
ここで、図11のステップ207について、より具体的に説明する。すなわち、判断部402は、記憶部41に記憶されている誤差ΔG(t)と、図7のステップ105で検出した差異量ΔDy,ΔDm,ΔDc,ΔDkとを用いて、各色のレジずれ量ΔRy,ΔRm,ΔRc,ΔRkを求める。
更に説明すると、図8に示す時間t1から時間t2までの期間T12では、誤差ΔGy(t1),ΔGm(t1),ΔGc(t1),ΔGk(t1)を用いる。したがって、期間T12での各色のレジずれ量ΔRy,ΔRm,ΔRc,ΔRkは、次の式で計算される。
ΔRy=ΔDy−ΔGy(t1)
ΔRm=ΔDm−ΔGm(t1)
ΔRc=ΔDc−ΔGc(t1)
ΔRk=ΔDk−ΔGk(t1)
なお、図8に示す時間t2から時間t3までの期間T23では、誤差ΔGy(t2),ΔGm(t2),ΔGc(t2),ΔGk(t2)を用いて、同様に計算される。
本実施の形態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。 中間転写ベルトの平面図である。 画像形成ユニットの各々における一次転写用電源のオンオフのタイミングを示すタイムチャートである。 ベルト位置センサの一例である接触型センサを示す概略構成図である。 ベルト位置センサの他の例である非接触型センサを示す概略構成図である。 制御部の構成を説明するためのブロック図である。 レジコン動作の手順を示すフローチャートである。 レジコン動作に用いられる像位置認識用のパターンを示す斜視図である。 ベルト位置センサの主走査方向位置の変動の一例を示すグラフであり、縦軸はベルト位置(μm)で、横軸は時間(t)である。 ベルト位置センサの主走査方向位置の変動の一例を示すグラフであり、縦軸はベルト位置(μm)で、横軸は時間(t)である。 図7のステップ106における演算を説明するフローチャートである。 図7のステップ106における演算を説明するための図である。 中間転写ベルトの安定位置の算出方法の一例を説明する図である。
符号の説明
15…中間転写ベルト、15a…エッジ、40…制御部、41…記憶部、42…色ずれ検知センサ、43,44…ベルト位置センサ、Ly,My…距離、PTN…パターン、S(t),Sy(t),Sy(t1)…ベルト位置、Sy(stb),Sm(stb),Sc(stb),Sk(stb)…ベルト安定位置、T12,T23…期間、t1,t2,t3…時間、W43(stb),W44(stb),W43(t),W44(t),W43(t1),W44(t1)…計測値、ΔD,ΔDy,ΔDm,ΔDc,ΔDk…差異量、ΔR,ΔRy,ΔRm,ΔRc,ΔRk…レジずれ量、ΔG(t),ΔGy(t),ΔGm(t),ΔGc(t),ΔGk(t),ΔGy(t1),ΔGm(t1),ΔGc(t1),ΔGk(t1)…誤差

Claims (7)

  1. 色ごとに形成された複数の画像を転写対象に転写する画像形成部と、
    前記画像形成部で前記複数の画像の形成中に生じる前記転写対象の斜行状態を検知する検知手段と、
    前記複数の画像を読み取って色ずれ値を取得する取得手段と、
    前記取得手段による色ずれ値を、前記検知手段の検知結果を用いて補正する補正手段と、
    を含む画像形成装置。
  2. 前記複数の画像の形成中の前記転写対象についての安定位置情報を記憶する記憶部を更に含み、
    前記補正手段は、補正の際に、前記記憶部が記憶する前記安定位置情報を用いることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記記憶部により記憶される前記安定位置情報は、前記画像形成部でのプリント動作の際の安定位置を計測して得たものであることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記記憶部により記憶される前記安定位置情報は、プリント動作とは別のベルト安定位置測定動作を行って得たものであることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記検知手段は、前記転写対象の端部の位置を検出する少なくとも2つのセンサを備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 感光体に露光器が書き込んだ静電潜像を現像して形成したトナー像をベルト部材又は当該ベルト部材に保持される記録材に転写する画像形成装置が備えるコンピュータ装置に、
    色ごとに形成される複数の画像の形成中に生じる前記ベルト部材の斜行状態を検知する検知機能と、
    前記複数の画像を読み取って色ずれ値を取得する取得機能と、
    前記取得機能による前記色ずれ値を、前記検知機能の検知結果を用いて補正する補正機能と、
    を実現させるプログラム。
  7. 前記コンピュータ装置に、前記複数の画像の形成中の前記ベルト部材についての安定位置情報を記憶する記憶機能を更に実現させ、
    前記補正機能は、補正の際に、前記記憶機能が記憶する前記安定位置情報を用いることを特徴とする請求項6に記載のプログラム。
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