JP2006243486A - 画像形成装置 - Google Patents

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Yoshinobu Takeyama
佳伸 竹山
Nobuyuki Yanagawa
信之 柳川
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

【課題】中間転写体が走行中に、走行方向に対して直交方向の寄りが生じても、生じた寄りによる変動量を的確に検出して、中間転写体に重ね合わせる画像のずれを抑え、主走査方向に色ずれの少ない画像を形成する。
【解決手段】感光体18に形成された画像を中間転写ベルト22に1次転写する面内の移動方向に対して異なる位置に2組の位置センサ41,421設け、中間転写ベルト22の走行方向と直交する方向の位置をあらかじめ定めた一定周期毎に取得し、取得した変位量の変化特性から、最新の変位量の取得時刻から所定時間後における中間転写ベルト22の1次転写面内における所定位置の変位量を求めて感光体18に対する主走査方向の画像形成タイミングを制御して、主走査方向に色ずれの少ない画像を形成する。
【選択図】 図3

Description

この発明は、各色毎の画像を中間転写体に重ね合わせて記録媒体に転写する画像形成装置、特に中間転写体の走行時において走行方向と直交する方向の変動の検出及びそれにより生じる画像の重ね合わせのずれ低減に関するものである。
感光体に形成された各色のトナー像を中間転写ベルトに順次重ねて1次転写し、中間転写ベルトに1次転写された画像を記録用紙に2次転写してカラー画像を形成する画像形成装置において、中間転写ベルトの走行時に、走行方向に対して直交方向の変動(寄り)が生じると、感光体から中間転写ベルトに1次転写する画像位置が変動して、複数色の画像を重ね合わせたカラー画像の画像品質が劣化する。
この画像品質の劣化を防止するため、特許文献1や特許文献2に示すように、中間転写ベルトの走行装置にベルト寄り止め機構を設けて、中間転写ベルトの蛇行を防止するようにしている。
特開2003−5583号公報 特開2004−45959号公報
前記のように中間転写ベルトの走行装置に機械的なベルト寄り止め機構を設けて中間転写ベルトの蛇行を防止しても、中間転写ベルトの走行方向に対して直交方向の寄りを確実に防止することは困難である。
この発明は、中間転写ベルト等の中間転写体が走行中に、走行方向に対して直交方向の寄りが生じても、生じた寄りによる変動量を的確に検出して、中間転写体に重ね合わせる画像のずれを抑え、主走査方向に色ずれの少ない画像を形成することができる画像形成装置を提供することを目的とするものである。
この発明の画像形成装置は、像担持体に形成された各色毎の画像を中間転写体に1次転写して重ね合わせ、中間転写体に転写した画像を記録媒体に2次転写する画像形成装置において、中間転写体の走行方向と直交する方向の位置変位量を検出する変動量検出手段と書込制御部を有し、前記変動量検出手段は、複数の位置検出センサと変位量算出部及び変動量演算部を有し、前記複数の位置センサは、中間転写体の1次転写面内の移動方向に対して異なる位置に設けられ、中間転写体の走行方向と直交する方向の位置をあらかじめ定めた一定周期毎に検出し、前記変位量取得部は、前記複数の位置センサで一定周期毎に検出した位置とあらかじめ設定されている基準値とから前記複数の位置センサが設けられた位置における中間転写体の走行方向と直交する方向の変位量を時系列に取得し、前記変動量演算部は前記変位量取得部で取得した変位量の変化特性から、最新の変位量の取得時刻から所定時間後における中間転写体の1次転写面内における所定位置の変位量を求め、前記書込制御部は、前記変動量検出手段で求めた中間転写体の1次転写面内における所定位置の変位量により像担持体に対する主走査方向の画像形成タイミングを制御することを特徴とする。
この発明の第2の画像形成装置は、像担持体に形成された各色毎の画像を中間転写体に1次転写して重ね合わせ、中間転写体に転写した画像を記録媒体に2次転写する画像形成装置において、中間転写体の走行方向と直交する方向の位置変位量を検出する変動量検出手段と書込制御部を有し、前記変動量検出手段は、複数の位置検出センサと変位量算出部と履歴記憶部及び変動量演算部を有し、前記複数の位置センサは、中間転写体の1次転写面内の移動方向に対して異なる位置に設けられ、中間転写体の走行方向と直交する方向の位置をあらかじめ定めた一定周期毎に検出し、前記変位量取得部は、前記複数の位置センサで一定周期毎に検出した位置とあらかじめ設定されている基準値とから前記複数の位置センサが設けられた位置における中間転写体の走行方向と直交する方向の変位量を時系列に取得し、前記履歴記憶部は前記変位量取得部で取得した時系列の変位量を位置変動の履歴として記憶し、前記変動量演算部は、画像を形成するときに前記変位量取得部で取得した変位量の変化特性と前記履歴記憶部に記憶した位置変動の履歴から、最新の変位量の取得時刻から所定時間後における中間転写体の1次転写面内における所定位置の変位量を求め、前記書込制御部は、前記変動量検出手段で求めた中間転写体の1次転写面内における所定位置の変位量により像担持体に対する主走査方向の画像形成タイミングを制御することを特徴とする。
この発明の第3の画像形成装置は、像担持体に形成された各色毎の画像を中間転写体に1次転写して重ね合わせ、中間転写体に転写した画像を記録媒体に2次転写する画像形成装置において、中間転写体の走行方向と直交する方向の位置変位量を検出する変動量検出手段と書込制御部を有し、前記変動量検出手段は、複数の位置検出センサと変位量算出部と履歴記憶部及び変動量演算部を有し、前記複数の位置センサは、中間転写体の1次転写面内の移動方向に対して異なる位置に設けられ、中間転写体の走行方向と直交する方向の位置をあらかじめ定めた一定周期毎に検出し、前記変位量取得部は、前記複数の位置センサで一定周期毎に検出した位置とあらかじめ設定されている基準値とから前記複数の位置センサが設けられた位置における中間転写体の走行方向と直交する方向の変位量を時系列に取得し、前記履歴記憶部は前記変位量取得部で取得した時系列の変位量を、中間転写体に設けた基準マーク検出時点を基準にして位置変動の履歴として記憶し、前記変動量演算部は、画像を形成するとき、中間転写体に設けた基準マーク検出時点を基準にして前記履歴記憶部に記憶した位置変動の履歴を参照して、基準マーク検出時点から所定時間後における中間転写体の1次転写面内における所定位置の変位量を求め、前記書込制御部は、前記変動量検出手段で求めた中間転写体の1次転写面内における所定位置の変位量により像担持体に対する主走査方向の画像形成タイミングを制御することを特徴とする。
前記履歴記憶部に記憶する中間転写体の位置変動の履歴は、起動直後の画像形成時に取得すると良い。
また、履歴記憶部に記憶する中間転写体の位置変動の履歴は、環境温度があらかじめ設定された温度範囲のときに取得したり、異なる複数の環境温度毎に取得することが望ましい。
前記中間転写体の1次転写面内における所定位置の変位量を求める所定時間は、像担持体に形成された画像が書込位置から中間転写体の1次転写位置まで移動するに要する時間であり、中間転写体の1次転写面内で変位量を求める所定の位置は、所定時間に中間転写体の1次転写位置まで移動する位置であることが望ましい。
また、前記複数の位置センサで中間転写体の走行方向と直交する方向の位置を検出する周期を、中間転写体に設けた基準マークの検出周期の整数分の1にすると良い。
さらに、前記複数の位置センサで中間転写体の走行方向と直交する方向の位置を検出する周期は、中間転写体に設けた基準マークの検出周期の整数分の1であり、かつ像担持体に形成された画像が書込位置から中間転写体の1次転写位置まで移動するに要する時間の整数分の1であることが望ましい。
この発明は、中間転写体の1次転写面内の移動方向に対して異なる位置に複数の位置センサを設け、中間転写体の走行方向と直交する方向の位置をあらかじめ定めた一定周期毎に検出することにより、中間転写体の1次転写面内における任意の位置の走行方向と直交する方向の変位量を推定することができる。
この中間転写体の走行方向と直交する方向の変位量を時系列に取得し、取得した変位量の変化特性から、最新の変位量の取得時刻から所定時間後における中間転写体の1次転写面内における所定位置の変位量を求めて像担持体に対する主走査方向の画像形成タイミングを制御することにより、主走査方向に色ずれの少ない画像を形成することができる。
また、時系列に取得した中間転写体の走行方向と直交する方向の変位量を位置変動の履歴として記憶することにより、中間転写体の1次転写面内における任意の位置の走行方向と直交する方向の変位量を容易に推定することができる。
さらに、時系列に取得した中間転写体の走行方向と直交する方向の変位量を中間転写体に設けた基準マーク検出時点を基準にして位置変動の履歴として記憶することにより、基準マーク検出時点からの経過時間により中間転写体の1次転写面内における任意の位置の走行方向と直交する方向の変位量を推定することができ、処理を簡略化することができる。
また、記憶する中間転写体の位置変動の履歴を、画像形成装置の起動直後の画像形成時に取得したり、位置変動の履歴を、環境温度があらかじめ設定された温度範囲のときに取得したり、異なる複数の環境温度毎に取得することにより、画像形成装置の状況に応じて中間転写体の走行方向と直交する方向の変位量を取得して像担持体に対する主走査方向の画像形成タイミングを制御することができる。
さらに、前記中間転写体の1次転写面内における所定位置の変位量を求める所定時間を、像担持体に形成された画像が書込位置から中間転写体の1次転写位置まで移動するに要する時間とし、中間転写体の1次転写面内で変位量を求める所定の位置を、所定時間に中間転写体の1次転写位置まで移動する位置にすることにより、中間転写体に1次転写するときの変位量を推定することができ、主走査方向に色ずれの少ない画像を形成することができる。
また、前記複数の位置センサで中間転写体の走行方向と直交する方向の位置を検出する周期を、中間転写体に設けた基準マークの検出周期の整数分の1にすることにより、中間転写体の変位量の変化特性を正確に求めることができる。
さらに、複数の位置センサで中間転写体の走行方向と直交する方向の位置を検出する周期を、中間転写体に設けた基準マークの検出周期の整数分の1であり、かつ像担持体に形成された画像が書込位置から中間転写体の1次転写位置まで移動するに要する時間の整数分の1にすることにより、像担持体に書き込まれた画像を中間転写体に1次転写するときの中間転写体の変位量を正確に推定することができ、主走査方向に色ずれのない画像を形成することができる。
図1はこの発明のデジタル複写機の構成図である。図に示すように、デジタル複写機1は複写機本体2と原稿自動送り装置(以下、ADFという)3と自動仕分け装置4とを有する。複写機本体2は原稿読取ユニット5と書込ユニット6とエンジン部7と給紙ユニット8を有する。原稿読取ユニット5は光源と複数のミラーを有するキャリッジ9とレンズ10とCCD11及びバッファ12を有し、ADF3で送られた原稿を走査して読み取る。書込ユニット6はレーザ光源やポリゴンミラー等を有し、画像情報を含むレーザビーム13をエンジン部7に出射する。エンジン部7は、画像形成ユニット14と1次転写ユニット15と2次転写ユニット16及び定着ユニット17を有する。画像形成ユニット14は、感光体18の周囲に配置された帯電チャージャ19と書込ユニット6からのレーザビーム13の照射部とシアン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y),ブラック(K)からなるカラー現像部20及びドラムクリーニング部21を有し、帯電チャージャ19で帯電した感光体18上にレーザビーム13で静電潜像を形成し、形成した静電潜像をカラー現像部20で可視化してトナー像を形成する。1次転写ユニット15は中間転写ベルト22と1次転写部23とテンションローラ24と2次転写ローラ25とクリーニング部26及び基準位置センサ27を有し、感光体18に形成されたトナー像を中間転写ベルト22に1次転写する。中間転写ベルト22は、このデジタル複写機1における最大転写紙サイズであるA3よりも大きく形成されており、使用する転写紙がA4サイズ以下の場合には、2面分のトナー像を保持することができる。この中間転写ベルト22は感光体18上のトナー像を1次転写するとき以外は図示しない接離機構によって感光体18表面から離れ、中間転写ベルト22に画像を1次転写するときだけ感光体18表面に圧接される。2次転写ユニット16は中間転写ベルト22に転写されたトナー像を記録紙に2次転写する。定着ユニット17は記録紙に転写されたトナー像を熱と圧力で定着する。給紙ユニット8は複数の給紙カセット28a〜28cと手差トレイ29を有し、記録紙を2次転写ユニット16に送る。
ADF3は読み取る原稿を原稿読取ユニット5に送り、原稿読取ユニット5で読み取った原稿を回収する。自動仕分け装置4は複数段の仕分けビン30a〜30nを有し、画像が形成された記録紙を仕分けして排出する。
このデジタル複写機1で、原稿読取ユニット5で読み取った原稿の画像形成サイクルが始まると、形成する画像が1色の場合は、読み取った原稿の画像データにより感光体18にトナー像を形成し、形成されたトナー像を中間転写ベルト22に1次転写する。2次転写ユニット16は中間転写ベルト22に転写されたトナー像の先端に合わせて給紙された記録紙にトナー像を2次転写する。トナー像を転写した記録紙は定着ユニット17に送られ加熱,加圧して定着される。トナー像が定着された記録紙は自動仕分け装置4に排出される。また、中間転写ベルト22に残留しているトナーはクリーニング部26で回収する。
形成する画像が2色以上の場合は、中間転写ベルト22に設けた基準マークを基準位置センサ27で検出したことを基準にして原稿読取ユニッ5で原稿を読み取り、読み取った画像データにより感光体18に第1色目のトナー像を形成し、感光体18に形成したトナー像を中間転写ベルト22に1次転写する。引き続いて感光体18に第2色目のトナー像を形成し、感光体18に形成したトナー像を中間転写ベルト22に1次転写する。この感光体18に対する画像形成と中間転写ベルト22に対する1次転写を各色毎に繰り返す。すなわち、2色の画像を形成する場合には中間転写ベルト22を2回転し、フルカラーの画像を形成する場合には中間転写ベルト22を4回転して、各回転毎に感光体18に形成されたトナー像を中間転写ベルト22に1次転写して各色の画像を位置ずれなしに重ね合わせる。所定の色のトナー像を中間転写ベルト22に転写したら、中間転写ベルト22に転写されたトナー像の先端に合わせて給紙された記録紙にトナー像を2次転写し、定着ユニット17で加熱,加圧して定着する。
このように画像を形成するとき、中間転写ベルト22は感光体18との離接やクリーニング部26との離接によるテンション変化などで蛇行や片寄りにより走行方向と直交する方向である幅方向に位置変動が発生する。この中間転写ベルト22の幅方向の変動量を検出するベルト変動量検出手段40は、図2のブロック図に示すように、複数例えば2組の位置検出センサ41,42と基準値設定部43と2組の差動増幅器44a,44bとAD変換部45a,45bとレジスタ46a,46b及び変動量演算部47を有する。
位置検出センサ41,42は、図1に示すように、中間転写ベルト22のトナー像を転写する感光体18側で中間転写ベルト22の走行方向に対して異なる位置に設けられ、中間転写ベルト22のベルトエッジ又は中間転写ベルト22に設けたマークやパターン等を検出して中間転写ベルト22の走行方向に対して直交する方向である幅方向の位置を検出する。基準値設定部43には中間転写ベルト22の走行方向と直交する方向も基準位置を示す基準値があらかじめ設定されている。差動増幅器44a,44bは位置検出センサ41,42から出力される位置検出値の基準値設定部43に設定された基準値からの変動分を増幅する。AD変換部45a,45bは差動増幅器44a,44bで増幅された信号をデジタル信号に変換する。レジスタ46a,46bは、差動増幅器44a,44bから所定時間毎に出力される位置変位量を示す信号を時系列に保持する。変動量演算部47は、レジスタ46a,46bに時系列で保持された位置変位量を示す信号から、所定時間後の中間転写ベルト22の所定位置における走行方向と直交する方向の変位量推定値を算出して書込ユニット6の書込制御部48に出力する。書込制御部48は送られた変位量推定値により主走査方向の画像形成タイミングを制御する。
このベルト変動量検出手段40で中間転写ベルト22の走行方向に対して直交する方向の変位推定値を算出する処理を、図3の模式図と図4の変位量変化特性図を参照して説明する。
図3に示すように、中間転写ベルト22の走行方向に対して異なる検出位置A,Bに設けられた位置検出センサ41,42で検出した時刻t0における中間転写ベルト22の走行方向に対して直交する方向の位置検出信号の基準値設定部43にあらかじめ設定されている基準値d0からの変動がそれぞれ変位量da0と変位量db0で求まったとする。中間転写ベルト22が例えばローラ50a,50bにより張られている場合、ローラ50a,50b間では中間転写ベルト22は直線状になっているとみなせる。したがって時刻t0におけるローラ50a,50b間の任意の位置、例えば、検出位置A,Bの中間にある位置Cや、検出位置Bより中間転写ベルト22の走行方向の下流側にある位置Eの変位量は、検出位置Aにおける変位量da0と検出位置Bにおける変位量db0を結んだ直線上にあるとして、位置Cにおける変位量dc0と位置Eにおける変位量de0を求めることができる。しかし、時刻t0以降の検出位置A,Bにおける中間転写ベルト22の変動がどのように動くかは不明である。そこで所定時間経過した時刻t1で検出位置A,Bの変位量da1,db1を求める。ここで例えば時刻t1における検出位置A,Bの変位量da1,db1が、da1>da0、db1>db0の関係にあれば、矢印で示すように時刻t1の変位量da1,db1は時刻t0の変位量da0,db0より大きく変動していることが判る。同様にして所定時間経過ごとに検出位置A,Bの変位量を取得し、時刻tn-2と時刻tn-1と複数n個連続して取得した中間転写ベルト22の位置変動の大きさと変動の方向を求める。この複数n個の各変動量から、図4に示すように、検出位置A,Bにおける時刻t0から時刻tn-1の間における中間転写ベルト22の位置変動の履歴が得られる。
この中間転写ベルト22の位置変動の履歴を得るための時刻t0から時刻tn-1のサンプリング周期taは、図5(a),(b)に示すように、基準位置センサ27で検出するベルトマーク信号の検出周期tmを均等に分割し、nを整数とするとtm=n・taの関係になるように定める。例えば図5(c)に示すように、サンプリング周期tbをベルトマーク信号の検出周期tmを均等に分割できないように定めると、ベルトマーク検出と同時に位置a1でサンプリングを開始しても、中間転写ベルト22がほぼ1回転した例えばサンプリング周期tbの5周期後の位置b5は、位置b1とは異なり、位置b1からの正確な変化量を求めることはできない。すなわち中間転写ベルト22の異なる位置でサンプリングするため、ベルトエッジを検出する場合は中間転写ベルト22の端面精度(凸凹)の影響を受け、中間転写ベルト22に設けた位置検出用マーク等を検出する場合は、そのマーク等の形成誤差の影響を受けるためである。これに対して基準位置センサ27で検出するベルトマーク信号の検出周期tmを均等に分割したサンプリング周期taを定めることにより、中間転写ベルト22のベルトマーク検出と同時にサンプリングを開始すると、中間転写ベルト22が1回転するたびに、常に同じ位置でサンプリングすることができ、サンプリング開始位置からの変化量を正確に求めることができ、中間転写ベルト22の位置変動の履歴を正確に得ることができる。なお、ベルトマーク検出周期tmとサンプリング周期taとの位相調整が困難な場合は、サンプリング周期taをベルトマーク検出ごとに初期化すれば良い。
このようにして得た検出位置A,Bにおける時刻t0から時刻tn-1の間における中間転写ベルト22の位置変動履歴の変化特性から最終取得時刻tn-1から所定時間tw経過後の時刻tにおける検出位置A,Bの変位量dat,dbtを推測することができる。すなわち中間転写ベルト22は短時間で急激に位置変動をしないことを考慮すると、最終取得時刻tn-1までの位置変動の変化特性から、図4の破線で示すように、最終取得時刻tn-1以後の位置変動を予測することができ、この予測した位置変動により最終取得時刻tn-1から所定時間tw経過後の時刻tにおける検出位置A,Bの変位量dat,dbtを推測することができる。この時刻tにおける検出位置A,Bの変位量dat,dbtの推測の確度を高くするために、所定時間twは短いことが望ましい。
このようにして時刻tn-1から所定時間tw後の時刻tにおける検出位置A,Bの変位量dat,dbtを推測できると、推測した変位量dat,dbtから、中間転写ベルト22のその時刻tにおけるローラ50a,50b間の任意の位置における変位量を推定することができる。
そこでレジスタ46a,46bに時刻t0から時刻tn-1と複数n個連続して取得した中間転写ベルト22の位置変動の大きさと変動の方向を時系列に保存して中間転写ベルト22の位置変動の履歴を得る。変動量演算部47はレジスタ46a,46bに保存した中間転写ベルト22の位置変動の履歴から、最終取得時刻tn-1から所定時間tw経過後の時刻tにおける検出位置A,Bの変位量dat,dbtを推測し、推測した変位量dat,dbtから、中間転写ベルト22のその時刻tにおけるローラ50a,50b間の任意の位置における変位量を推定する。
このベルト変動量検出手段40の位置検出センサ41,42は、図1に示すように、中間転写ベルト22のトナー像を転写する感光体18側で、感光体18と中間転写ベルト22の接触位置より中間転写ベルト22の走行方向の上流側と下流側に設けてある。したがって位置検出センサ41,42で中間転写ベルト22の基準位置を示す基準値d0からの変位量を測定して中間転写ベルト22の位置変動の履歴を得ることにより、中間転写ベルト22にトナー像が転写される感光体18との転写位置における変位量を推定することができる。この推定した変位量により書込制御部48で書込ユニット6の感光体18に対する主走査方向の画像形成タイミングを制御する。
この書込ユニット6で感光体18にレーザビーム13を照射して画像を書き込む位置は、図1に示すように、感光体18に形成されたトナー像を中間転写ベルト22に1次転写する位置とは離れている。この感光体18に形成されたトナー像を中間転写ベルト22に1次転写するとき、常に主走査方向の同じ位置にトナー像を転写するためには、書込ユニット6で感光体18に画像を書き込む時に、その時に書き込んだ画像が1次転写位置に達した時刻に1次転写位置に達する中間転写ベルト22の変位量が判っている必要がある。そこで変動量演算部47で中間転写ベルト22の位置変動の履歴から中間転写ベルト22のトナー像を転写する感光体18側における任意の位置における変位量を推定するとき、感光体18の画像の書込位置が1次転写位置まで移動する時間を、変位量を推定する所定時間twとし、中間転写ベルト22の1次転写位置より走行方向の上流側で所定時間twに対応した位置における変位量を推定する。このようにして感光体18に書き込まれた画像を中間転写ベルト22に1次転写する時の中間転写ベルト22の変位量を推定することにより、中間転写ベルト22に1次転写して重ね合わせるトナー像の主走査方向に位置を一致させることができ、色ずれのない良質な画像を作成することができる。
このベルト変動量検出手段40で求めた、感光体18に形成される画像を中間転写ベルト22に1次転写するときの中間転写ベルト22の基準位置(変位量=0)からの変位量により書込制御部48で画像ずれを低減する書込制御を行うときの処理を図6を参照して説明する。中間転写ベルト22に1次転写するときの基準位置からの変位はベルト中心側にずれる場合と、ベルト外側にずれる場合とがある。中間転写ベルト22が基準位置からベルト中心側に変位量+dだけずれた場合は、図6(a)に示す変位量が0のときの主走査書込開始信号(LGate)より、図6(b)に示すように、主走査書込開始信号を変位量+dに相当する走査時間Tだけ遅らせる。また、中間転写ベルト22が基準位置からベルト外側に変位量−dだけずれた場合は、変位量が0のときの主走査書込開始信号より、図6(c)に示すように、主走査書込開始信号を変位量−dに相当する走査時間Tだけ早める。このようにベルト端面からの画像形成開始位置を同じにして画像を重ねたときの主走査方向のずれを低減することができる。ここで、変位量検出の空間周波数は画像密度(走査ラインピッチ)に対し低いので、変位量を求めた時点の走査ライン以降次の変位量を求める走査ラインまでは、すでに求めた変位量に基づいて書込み制御を行う。この主走査画像開始位置の状態を図7の模式図に示す。転写時刻t0における基準位置からの変位量を補正するのに相当する遅延時間がtc1で、次の転写時刻t1における基準位置からの変位量を補正するのに相当する遅延時間がtc2の場合には、図7に示すように、時刻t0から時刻t1までのkライン分は、時間tc1だけ書込みタイミングを遅らせ、時刻t1以降、次の変位量適用時刻までは時間tc2だけタイミングを遅らせて書込みを行う。このようにしてベルト変動による色ずれの無い画像を形成することができる。
前記説明では時刻t0から時刻tn-1と複数n個連続して取得した中間転写ベルト22の位置変動の履歴から、最終取得時刻tn-1から所定時間tw経過後の時刻tにおける検出位置A,Bの変位量dat,dbtを推測した場合について説明したが、中間転写ベルト22の位置変動には周期性を有し、同じ変動を繰り返して再現する場合が多い。そこで図8のブロック図に示すように、ベルト変動量検出手段40に履歴記憶部49を設け、デジタル複写機1の電源投入時又は待機時から立ち上げたときに、あらかじめ画像形成動作を行って、そのときに位置検出センサ41,42で検出している位置信号から得られる中間転写ベルト22の変動量を時刻毎に取得して得た中間転写ベルト22の位置変動の履歴を履歴記憶部49に格納しておく。この履歴記憶部49に記憶した位置変動の履歴が再現性を有するか否を変動量演算部47で確認する。例えば位置検出センサ41で検出している位置信号から得られて履歴記憶部49に記憶した位置変動の履歴が図9に示すような変化特性51であった場合、次の画像形成において任意の時刻S0において取得した変位量がdnのとき、履歴記憶部49に格納してある変化特性51から変位量dnと同じ値を検出する。変化特性51で変位量dnと同じ変位量が、図9に示すようにd1,d2,d3,d4のように複数検出されたら、時刻S0の次の時刻S1で取得したと同じ変位量を持つデータを、変位量d1の次の値d1-1と変位量d2の次の値d2-1と変位量d3の次の値d3-1及び変位量d4の次の値d4-1のなかから検出する。この処理を順次繰り返して取得した変位量と変化特性51の変位量を照合して一致するデータ列を絞り込んでいくことにより、履歴記憶部49に記憶した位置変動の履歴が再現性を有するか否を判定することができる。この再現性の有無の判定時に、前記のように1個ずつの変位量ではなく、任意の連続したm個の検出結果d(n+1)〜d(n+m)を、履歴記憶部49に記憶した連続しているm個のデータと照合しても良い。また、履歴記憶部49にはベルトマーク検出時点からの位置変動の履歴が格納されているので、中間転写ベルト22の周期単位で再現性があるかを確認するには、履歴記憶部49に格納した先頭データから順次一致するか否の判定を行えば良い。
この判定処理により履歴記憶部49に記憶した位置変動の履歴が再現性を有すると判定した場合、変動量演算部47は、図10に示すように、画像形成時の時刻t0〜時刻tn-1の間における中間転写ベルト22の位置変動履歴の変化特性52と履歴記憶部49に格納した変化特性51を照合して、変化特性51で時刻t0〜時刻tn-1の間における中間転写ベルト22の位置変動履歴の変化特性52と一致する範囲を特定する。この特定した変化特性51で、最終取得時刻tn-1から所定時間tw経過後の時刻tにおける検出位置A,Bの変位量を求め、求めた変位量から、中間転写ベルト22のその時刻tにおける任意の位置における変位量を推定する。
前記説明では、時刻t0〜時刻tn-1の間における中間転写ベルト22の位置変動履歴の変化特性52と履歴記憶部49に格納した変化特性51を照合して、最終取得時刻tn-1から所定時間tw経過後の時刻tにおける検出位置A,Bの変位量を求める場合について説明したが、ベルトマーク検出時点からの変位量取得時刻又は変位量取得回数から最終取得時刻tn-1から所定時間tw経過後の時刻tにおける検出位置A,Bの変位量を求めるようにしても良い。すなわち、履歴記憶部49に記憶した位置変動の履歴としてベルトマーク検出時点からの変位量取得時刻又は変位量取得回数に応じて変化特性51が格納され、図11に示すように中間転写ベルト22の回転毎に変化特性51の再現性が確認されている場合、ベルトマーク検出時点からの変位量取得時刻又は変位量取得回数を参照することにより、ベルトマーク検出時点から所定時間tx経過後の検出位置A,Bの変位量を簡単に求めることができる。
この履歴記憶部49に位置変動の履歴として記憶するベルトマーク検出時点からの変位量取得時刻又は変位量取得回数は、図5に示すように、ベルトマーク検出周期tmの整数分の1を満足するとともに、感光体18の画像の書込位置が1次転写位置まで移動する時間の整数分の1を満足するように定め、ベルトマーク検出時点からの変位量取得時刻又は取得回数を参照することにより、1次転写開始時の検出位置A,Bの変位量を求めることができ、この検出位置A,Bの変位量から転写位置における変動量を求めることができる。例えば、感光体18の書込位置から1次転写位置までの移動時間が略0.5秒であるとき、変位量取得時刻の周期を0.1秒とすると、ベルトマーク検出から5回目の取得データを転写時における変位量として求めることができる。
前記説明では、デジタル複写機1の電源投入時又は待機時から立ち上げたときに、あらかじめ画像形成動作を行って、そのときに位置検出センサ41,42で検出している位置信号から得られる中間転写ベルト22の変動量を時刻毎に取得して得た中間転写ベルト22の位置変動の履歴を履歴記憶部49に格納しておく場合について説明したが、中間転写ベルト22は環境温度が変化するとベルトテンション自体の変動や、感光体18との離接やクリーニング部26との離接による微妙なテンション変化により変化量が変わってくる。そこでデジタル複写機1の電源投入時又は待機時から立ち上げたとき、環境温度があらかじめ設定された範囲になった場合に、画像形成動作を行って、位置検出センサ41,42で検出している位置信号から得られる中間転写ベルト22の変位量を時刻毎に取得して得た中間転写ベルト22の位置変動の履歴を履歴記憶部49に格納することが望ましい。
また、複数の環境温度範囲をあらかじめ設定しておき、設定した環境温度毎に画像形成動作を行って、位置検出センサ41,42で検出している位置信号から得られる中間転写ベルト22の変動量を時刻毎に取得して得た中間転写ベルト22の位置変動の履歴を履歴記憶部49に格納しても良い。例えば図12のブロック図に示すように、デジタル複写機1全体の動作を管理するCPU53は、温度センサ54で検出している環境温度範囲があらかじめ設定した温度範囲の状態にあるとき、書込ユニット6の動作を制御する書込制御部48とエンジン部7や給紙ユニット8等の動作を制御する駆動制御部55を駆動して画像形成動作を行わせ、位置検出センサ41,42で検出している位置信号から得られる中間転写ベルト22の変動量を時刻毎に取得して得た中間転写ベルト22の位置変動の履歴を履歴記憶部49に格納する。この処理を設定した温度範囲毎に繰り返して、履歴記憶部49に環境温度毎の位置変動履歴を格納する。
この履歴記憶部49に格納した環境温度毎の位置変動履歴により中間転写ベルト22の1次転写位置における変位量を求める場合、CPU53は温度センサ54で検出したその時の温度を示す信号を変動量演算部47に送る。変動量演算部47は送られた温度に対応した環境温度範囲の位置変動履歴を履歴記憶部49から読み出して、検出位置A,Bで検出した位置により定まる中間転写ベルト22の時系列の変位量と照合して中間転写ベルト22の1次転写位置における変位量を求める。このように環境温度毎の位置変動履歴と検出位置A,Bの検出変位量を照合することにより、中間転写ベルト22の1次転写位置における変位量をデジタル複写機1の環境温度の変化に応じて求めることができ、ベルト変動による色ずれの無い画像を安定して形成することができる。
前記のように履歴記憶部49にベルトマーク検出の周期tm毎に再現性がある位置変動履歴を格納しておいても、経時変化等により中間転写ベルト22のテンションに微妙な変化が生じて、取得した時系列の変位量と履歴記憶部49に格納した位置変動履歴とが一致しなくなる場合が生じる。このような場合には、ベルトマーク検出の周期tm毎に再現性がある位置変動履歴をあらためて取得し、履歴記憶部49に格納してある位置変動履歴を取得した位置変動履歴に更新すれば良い。
前記説明ではデジタル複写機1について説明したが、プリンタ装置等にも同様に適用して良質な画像を得ることができる。
この発明のデジタル複写機の構成図である。 ベルト変動量検出手段の構成を示すブロック図である。 変位推定値の算出処理を示す模式図である。 時刻に対する変位量の変化特性図である。 変位量のサンプリング周期を示すタイムチャートである。 変位量による主走査書込開始信号の変化を示すタイムチャートである。 主走査画像開始位置の状態を示す模式図である。 第2のベルト変動量検出手段の構成を示すブロック図である。 履歴記憶部に格納した位置変動履歴の変化特性図である。 格納した変化特性と取得した変化特性を照合した状態を示す模式図である。 ベルトマーク検出周期毎に再現性のある位置変動履歴の変化特性図である。 第3のベルト変動量検出手段と制御部の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1;デジタル複写機、2;複写機本体、3;ADF、4;自動仕分け装置、
5;原稿読取ユニット、6;書込ユニット、7;エンジン部、8;給紙ユニット、
14;画像形成ユニット、15;1次転写ユニット、16;2次転写ユニット、
17;定着ユニット、18;感光体、19;帯電チャージャ、20;カラー現像部、
21;ドラムクリーニング部、22;中間転写ベルト、27;基準位置センサ、
40;ベルト変動量検出手段、41;位置検出センサ、42;位置検出センサ、
43;基準値設定部、44;差動増幅器、45;AD変換部、46;レジスタ、
47;変動量演算部、48;書込制御部、53;CPU,54;温度センサ、
55;駆動制御部。

Claims (9)

  1. 像担持体に形成された各色毎の画像を中間転写体に1次転写して重ね合わせ、中間転写体に転写した画像を記録媒体に2次転写する画像形成装置において、
    中間転写体の走行方向と直交する方向の位置変位量を検出する変動量検出手段と書込制御部を有し、
    前記変動量検出手段は、複数の位置検出センサと変位量算出部及び変動量演算部を有し、前記複数の位置センサは、中間転写体の1次転写面内の移動方向に対して異なる位置に設けられ、中間転写体の走行方向と直交する方向の位置をあらかじめ定めた一定周期毎に検出し、前記変位量取得部は、前記複数の位置センサで一定周期毎に検出した位置とあらかじめ設定されている基準値とから前記複数の位置センサが設けられた位置における中間転写体の走行方向と直交する方向の変位量を時系列に取得し、前記変動量演算部は前記変位量取得部で取得した変位量の変化特性から、最新の変位量の取得時刻から所定時間後における中間転写体の1次転写面内における所定位置の変位量を求め、
    前記書込制御部は、前記変動量検出手段で求めた中間転写体の1次転写面内における所定位置の変位量により像担持体に対する主走査方向の画像形成タイミングを制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 像担持体に形成された各色毎の画像を中間転写体に1次転写して重ね合わせ、中間転写体に転写した画像を記録媒体に2次転写する画像形成装置において、
    中間転写体の走行方向と直交する方向の位置変位量を検出する変動量検出手段と書込制御部を有し、
    前記変動量検出手段は、複数の位置検出センサと変位量算出部と履歴記憶部及び変動量演算部を有し、前記複数の位置センサは、中間転写体の1次転写面内の移動方向に対して異なる位置に設けられ、中間転写体の走行方向と直交する方向の位置をあらかじめ定めた一定周期毎に検出し、前記変位量取得部は、前記複数の位置センサで一定周期毎に検出した位置とあらかじめ設定されている基準値とから前記複数の位置センサが設けられた位置における中間転写体の走行方向と直交する方向の変位量を時系列に取得し、前記履歴記憶部は前記変位量取得部で取得した時系列の変位量を位置変動の履歴として記憶し、前記変動量演算部は、画像を形成するときに前記変位量取得部で取得した変位量の変化特性と前記履歴記憶部に記憶した位置変動の履歴から、最新の変位量の取得時刻から所定時間後における中間転写体の1次転写面内における所定位置の変位量を求め、
    前記書込制御部は、前記変動量検出手段で求めた中間転写体の1次転写面内における所定位置の変位量により像担持体に対する主走査方向の画像形成タイミングを制御することを特徴とする画像形成装置。
  3. 像担持体に形成された各色毎の画像を中間転写体に1次転写して重ね合わせ、中間転写体に転写した画像を記録媒体に2次転写する画像形成装置において、
    中間転写体の走行方向と直交する方向の位置変位量を検出する変動量検出手段と書込制御部を有し、
    前記変動量検出手段は、複数の位置検出センサと変位量算出部と履歴記憶部及び変動量演算部を有し、前記複数の位置センサは、中間転写体の1次転写面内の移動方向に対して異なる位置に設けられ、中間転写体の走行方向と直交する方向の位置をあらかじめ定めた一定周期毎に検出し、前記変位量取得部は、前記複数の位置センサで一定周期毎に検出した位置とあらかじめ設定されている基準値とから前記複数の位置センサが設けられた位置における中間転写体の走行方向と直交する方向の変位量を時系列に取得し、前記履歴記憶部は前記変位量取得部で取得した時系列の変位量を、中間転写体に設けた基準マーク検出時点を基準にして位置変動の履歴として記憶し、前記変動量演算部は、画像を形成するとき、中間転写体に設けた基準マーク検出時点を基準にして前記履歴記憶部に記憶した位置変動の履歴を参照して、基準マーク検出時点から所定時間後における中間転写体の1次転写面内における所定位置の変位量を求め、
    前記書込制御部は、前記変動量検出手段で求めた中間転写体の1次転写面内における所定位置の変位量により像担持体に対する主走査方向の画像形成タイミングを制御することを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記履歴記憶部に記憶する中間転写体の位置変動の履歴は、起動直後の画像形成時に取得する請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記履歴記憶部に記憶する中間転写体の位置変動の履歴は、環境温度があらかじめ設定された温度範囲のときに取得する請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  6. 前記履歴記憶部に記憶する中間転写体の位置変動の履歴は、異なる複数の環境温度毎に取得する請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  7. 前記中間転写体の1次転写面内における所定位置の変位量を求める所定時間は、像担持体に形成された画像が書込位置から中間転写体の1次転写位置まで移動するに要する時間であり、前記中間転写体の1次転写面内で変位量を求める所定の位置は、前記所定時間に中間転写体の1次転写位置まで移動する位置である請求項1乃至6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記複数の位置センサで中間転写体の走行方向と直交する方向の位置を検出する周期は、中間転写体に設けた基準マークの検出周期の整数分の1である請求項1乃至7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記複数の位置センサで中間転写体の走行方向と直交する方向の位置を検出する周期は、中間転写体に設けた基準マークの検出周期の整数分の1であり、かつ像担持体に形成された画像が書込位置から中間転写体の1次転写位置まで移動するに要する時間の整数分の1である請求項1乃至7のいずれかに記載の画像形成装置。
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