JP2009016537A - 電子部品パッケージ製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子部品パッケージを高精度に製造可能にし、電子部品の小型化に対応する。
【解決手段】電子部品パッケージ本体50に形成されるメタライズ領域に対しろう材52を配置し、このろう材52の上にリッド固定リング54を配置する。更に、リッド固定リング54の一部をスポット加熱して、ろう材52を部分的に溶融させ、このリッド固定リング54をメタライズ領域に仮固定する。その後、電子部品パッケージ本体を加熱してろう材52の全体的に溶融させ、リッド固定リング54をメタライズ領域に固定させるようにした。
【選択図】図5

Description

本発明は、電子部品パッケージの製造方法等に関する。
水晶振動子等の各種電子部品は、電子部品パッケージの内部に水晶等の各種機能部材を収容して構成される。この電子部品パッケージは、主に、セラミックによって構成されるパッケージ本体と、このパッケージ本体に形成されるメタライズ領域と、このメタライズ領域にろう材を介して固定されるシームリングと、このシームリングに対してシーム溶接によって固定されるリッド(蓋)を備える。パッケージ本体は箱状部材であり、機能部材を収容する凹部を中央に備える。メタライズ領域は、このパッケージ本体の凹部の開口の周囲に形成されており、タングステンやモリブデン等にNiメッキを施して構成される。
図10に示されるように、この電子部品パッケージを製造する場合、ベースに対して上方に突出する凸部を有するパッケージ専用治具を用いる。この凸部に対して、環状のシームリング及びろう材をこの順に積層しておき、更に、パッケージ本体の凹部を下向きに保持して、この凹部を専用治具の凸部に嵌めこむ。このまま、加熱炉によって全体を加熱してろう材を溶融させれば、シームリングが、電子部品パッケージのメタライズ領域にろう付けされる。
なお、パッケージ専用治具は、加熱時にろう材の付着を回避するためにカーボン素材が採用される。
シームリングが固定された電子部品パッケージ本体の凹部等に機能部材を適宜配置し、リッドをシーム溶接することで内部を密閉すれば、電子部品が完成する。
特開平8−46075号公報
現在、電子部品の小型化が著しく進展している。この結果、シームリングの幅方向寸法も小さくなり、例えばこの寸法が0.2〜0.3mm程度となるような電子部品も存在している。シームリングの幅が小さくなると、パッケージ本体(メタライズ領域)に対するシームリングの位置決め精度を高めなければならない。
しかし、従来の製造方法では、電子部品パッケージの円滑な組み立てを実現するために、専用治具の凸部とシームリングの間、及び同凸部とパッケージ本体の凹部の間に、ある程度のガタ(隙間)を確保しなければならず、位置決め精度を高めるのが困難であるという問題があった。
また、電子部品パッケージの量産工程では、パッケージ本体に分割される前の中間プレート材(いわゆる集合基板)を用いることが多い。即ちセラミックプレートに複数の凹部が形成された中間プレート材に対して、シームリングをまとめて固定していき、その後に、この中間プレート材を分断して電子部品パッケージを得る。この場合、専用治具もこの中間プレート材に合わせた構造にする必要があり、中間プレート材の各凹部に対応した複数の凸部を備えなければならない。量産工程では、専用治具の全ての凸部にシームリングとろう材を設置した状態で、上方から中間プレート材を嵌め合わせ、そのまま加熱炉に搬入してシームリングをまとめて固定する。
しかし、この中間プレート材は、セラミックの焼成によって製造されることから、焼成時の収縮によって最大数%の形状誤差が生じる。形状誤差に対応するには、中間プレート材の各凹部と、専用治具の凸部のガタを大きく設定しておくか、中間プレート材の形状誤差をランク分けして、各ランクに対応した専用治具を予め用意する必要があり、いすれにしろ、組み立て精度が悪化したり、製造コストが増大したりする要因になっていた。
更に、これらの専用治具は、カーボン素材によって構成されているため、パッケージ本体やシームリングとの接触により摩耗し、その異物によってシームリングが適切にろう付けされない等、製造品質を低下させる要因となっていた。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、高品質で、且つ電子部品の小型化に柔軟に対応可能な電子部品パッケージの製造方法を提供することを目的としている。
本発明者の鋭意研究によって、上記目的は下記の手段によって達成される。
(1)電子部品パッケージ本体に形成されるメタライズ領域に対して、ろう材を配置するろう材配置ステップと、前記ろう材の上にリッド固定リングを配置するリング配置ステップと、前記リッド固定リングの一部をスポット加熱して前記ろう材を部分的に溶融させ、前記リッド固定リングを前記メタライズ領域に仮固定するリング仮固定ステップと、前記リッド固定リングが仮固定された前記電子部品パッケージ本体を加熱して前記ろう材の全体的に溶融させ、前記リッド固定リングを前記メタライズ領域に固定させるリング固定ステップと、を備えることを特徴とする電子部品パッケージの製造方法。
(2)
前記メタライズ領域は、電子部品パッケージ本体における凹部近傍に形成されることを特徴とする上記(1)記載の電子部品パッケージの製造方法。
(3)前記リング仮固定ステップにおいて、前記リッド固定リングに溶接電極を当接させて、溶接電流により前記ろう材を部分的に溶融させることを特徴とする上記(1)又は(2)記載の電子部品パッケージの製造方法。
(4) 前記リッド固定リングが方形の環状に構成されており、前記リング仮固定ステップにおいて、前記リッド固定リングの隅部を部分的に加熱して、前記メタライズ領域に仮固定することを特徴とする上記(1)、(2)又は(3)記載の電子部品パッケージ製造方法。
(5)前記リング仮固定ステップにおいて、窒素雰囲気中において、前記リッド固定リングを部分的に加熱して、前記メタライズ領域に仮固定することを特徴とする上記(1)乃至(4)のいずれか記載の電子部品パッケージ製造方法。
(6)上記(1)乃至(5)のいずれか記載の電子部品パッケージ製造方法によって製造されたことを特徴とする電子部品パッケージ。
(7)電子部品パッケージ本体に形成されるメタライズ領域に対して、ろう材を搬送して配置するろう材配置手段と、前記ろう材の上にリッド固定リング搬送して位置決め・配置するリング配置手段と、前記リッド固定リングの一部をスポット加熱して前記ろう材を部分的に溶融させ、前記リッド固定リングを前記メタライズ領域に仮固定させるスポット加熱手段と、前記リッド固定リングが仮固定された前記電子部品パッケージ本体の全体を加熱して前記ろう材を全体的に溶融させ、前記リッド固定リングを前記メタライズ領域に固定すリング固定用加熱手段と、を備えることを特徴とする電子部品パッケージの製造装置。
本発明によれば、小型で高品質な電子部品パッケージが得られるという優れた効果を奏し得る。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態の例について詳細に説明する。
図1には、本発明の実施形態に係る電子部品パッケージ製造装置1(以下製造装置1)の全体構成が示されている。この製造装置1は、集合基板搭載テーブル2、ろう材配置アーム3、リング配置アーム4、スポット溶接装置5、加熱炉6(図示省略)、隔離カバー7を備える。集合基板搭載テーブル2には、集合基板50が位置決め配置される。
ろう材配置アーム3及びリング配置アーム4、それぞれ、被搬送物を把持するチャック部3A、4Aと、このチャック部3A、4Aを上下動させるZ軸部3B、4Bと、チャック部3A、4Aを平面方向に移動させるX−Y軸部3C、4Cと、集合基板50の凹部50A又はメタライズ領域5Bの位置を検出する位置検出部3D、4Dを備える。なお、本実施形態では、位置検出部3D、4DとしてCCD等の撮像装置が用いられており、映像によって対象物の位置を検出するようになっている。
ろう材配置アーム3は、環状のろう材52が収容されたカセット30から、ろう材52を把持して上方向(Z軸上方向)に取り出し、このろう材52を平面方向(X−Y平面方向)に搬送して、集合基板50の凹部50Aの周囲のメタライズ領域50B上に高精度に位置決めし、下降させて配置する。リング配置アーム4は、環状のシームリング54が収容されたカセット32から、シームリング54を把持して上方向(Z軸上方向)に取り出し、このシームリング54を平面方向(X−Y平面方向)に搬送して、集合基板50上のろう材52の上に重ねるように位置決め・配置する。
スポット溶接装置5は、本発明のスポット加熱手段に相当し、シーム溶接ローラユニット5Aと、シーム溶接ローラユニット5Aに溶接電流を供給する電源ユニット5Bと、シーム溶接ローラユニット5Aを上下方向に移動させる垂直スライダ5Cと、シーム溶接ローラユニット5Aを平面方向に移動させる水平スライダ5Dを備える。シーム溶接ローラユニット5Aは、回転自在の溶接ローラ5Eを有している。なお、垂直スライダ5Cは、特に図示しないバネ等の付勢手段を備えており、集合基板50に対して溶接ローラ5Eを所定加重で押し付ける。また、集合基板50が変形していたり、電子部品パッケージの固定状態に誤差が生じたりする場合に、各溶接ローラ5Eが個別に上下動してその誤差を吸収する。
従って、集合基板50上に搭載されたシームリング54に溶接ローラ5Eを当接させて、溶接電流を流すことで、シームリング54と溶接ローラ5Eの接点が加熱され、この接点近傍のろう材52が部分的に溶融する。この結果、シームリング54が集合基板50のメタライズ領域5Bに部分的にろう付けされる。
加熱炉6は、本発明のリング固定用加熱手段に相当し、シームリング54が仮固定された集合基板50を収容して、全体を加熱する。この結果、ろう材52が全体的に溶融し、このろう材52によってシームリング54の全周がメタライズ領域5Bに完全にろう付けされる。
隔離カバー7は、集合基板搭載テーブル2、ろう材配置アーム3、リング配置アーム4、スポット溶接装置5等の周囲を覆う。この隔離カバー7の内部に窒素を導入することで、集合基板搭載テーブル2の近傍を窒素雰囲気状態にする。これにより、スポット加熱時においてメタライズ領域50Bやシームリング54が酸化することを抑制する。
次に、図2および図3を参照して、電子部品パッケージ62について説明する。
電子部品パッケージ60は、セラミックパッケージ本体62、ろう材52、シームリング54を備える。セラミックパッケージ本体62は、中間プレート材である集合基板50が立方体形状に分割されて構成され、6面中の1面に凹部50Aが形成される。凹部50Aの開口の周囲には、長方形に環状となるメタライズ領域50Bが形成される。このメタライズ領域50Bは、タングステンやモリブデン等の金属材料で構成されており、その上にニッケルメッキが施されている。なお、セラミックパッケージ本体62のサイズは、例えば長手方向が2.5mm、幅方向が2.0mm程度、或いはそれ以下となる場合が好ましい。
ろう材52は、融点に応じて様々な材料を選択できるが、例えば、約850度で溶融するCu−Ag材を用いることができる。その外にも、例えば、Sn−Ag材、Pd−Sn材、Au−Sn材、Cu−Ag−In材等も選択できる。このろう材52は、メタライズ領域50Bの形状に合わせて、長方形に環状となるプレート材である。
シームリング54は、コバール(Koval)材となる直径0.2〜0.3mm程度の金属リングであり、ニッケルメッキを施して得られる。このシームリング54の大きさは、メタライズ領域50Bと一致する。
図3に示されるように、セラミックパッケージ本体62の中間シート材となる集合基板50は、一枚のセラミックシートに多数の凹部50Aがマトリクス状に形成されて構成される。また、この凹部50Aの周囲には、既述のとおり、メタライズ領域50Bが形成されている(図3では図示省略)。このメタライズ領域50Bは、金属素材を高さ7〜14μmの厚みで印刷し、それを約1300度に加熱することで形成されている。更に、この凹部50Aの配列に間には、分割用の溝50Cが網目状に形成されており、外力を付与すると、この溝50Cに沿って割れるようになっている。なお、後述するように、シームリング54はこの集合基板50に予め固定する。従って、この溝50Cに沿って集合基板50を分割すれば、シームリング54が予め固定された電子部品パッケージ60を得ることができる。
次に、製造装置1を用いた電子部品パッケージ60の製造方法について説明する。
まず、図4(A)の状態に示される準備ステップにおいて、凹部50Aが上方に開口する集合基板50を、集合基板搭載テーブル2の上に位置決め固定する。なお、集合基板搭載テーブル2の周囲は窒素雰囲気状態にしておく。その後、図4(B)の状態に示されるろう材配置ステップにおいて、ろう材配置アーム3を利用して、メタライズ領域50Bにろう材52を位置決め配置する。ろう材52の位置決めは、例えば、フラッシュ光をメタライズ領域50Bに照射し、その反射光を位置検出部3Dによって撮像することで、メタライズ領域50Bの位置および角度を高精度に検出することで行う。
次いで、図5(A)の状態に示されるリング配置ステップにおいて、リング配置アーム4を利用して、ろう材52の上にシームリング54を位置決め配置する。この位置決めも同様に、位置決め検出部4Dによってメタライズ領域50B及びろう材52の位置を高精度に検出することで行う。
その後、図5(B)の状態に示されるリング仮固定ステップにおいて、スポット溶接装置5の溶接ローラ5Eを下降させ、溶接ローラ5Eをシームリング54の対向する各辺に当接させる。この際、溶接ローラ5Eは移動させないようにし、溶接電流として100〜150A程度のパルス電流を、3〜6ミリ秒流す。この結果、シームリング54と溶接ローラ5Eの接点がスポット的に加熱され、その近辺のろう材52が溶融する。その後、溶接電流を停止して、シームリング54を上昇させれば、溶融したろう材52が固化し、メタライズ領域50とシームリング54が部分的にろう付けされる。これにより、高精度に位置決めされた状態で、メタライズ領域50にシームリング54が仮固定されると共に、ろう材52の一部をいわゆる「ぬれ状態」にすることができる。上記ろう材配置ステップ、リング配置ステップ、リング仮固定ステップを、集合基板50の各凹部50Aのメタライズ領域50Bに対応して繰り返し実行し、全てのメタライズ領域50Bにシームリング54を仮固定する。
その後、リング固定ステップにおいて、シームリング54が仮固定された集合基板50を加熱炉6に搬入して全体を加熱する。所定の温度まで上昇すると、ろう材5は、仮固定時にぬれ状態となった部分を起点(トリガー)にして溶融していき、このぬれ状態が全体的に広がっていく。特に、シームリング54とメタライズ領域50Bの間には表面張力が作用するので、高精度な位置決めが自ずと実現される。その後、加熱炉6の温度を次第に下げていくことで、ろう材52内部に含まれる気泡を脱気しつつ、冷却固化させる。この結果、シームリング54の全周がメタライズ領域50Bにろう付けされる。その後、集合基板50を分割することで、シームリング54が固定された電子部品パッケージ60を得る。
本実施形態によれば、シームリング54を高精度に位置決めして仮固定し、その後、加熱炉6によって全周を固定するので、メタライズ領域50Bに対してシームリング54を高精度に固定することが可能となる。また、リング仮固定ステップによって、ろう材52の一部を予め「ぬれ状態」にしてから、加熱炉6で全体を加熱するので、このぬれ状態を起点にして全体にぬれ状態を広げることが可能となり、ろう付け品質を高めることができる。結果、製造時の歩留まりを向上させることができる。電子部品パッケージが小型化された場合でも、高精度に電子部品パッケージ60を製造することができる。
なお、本実施形態では、図6(A)に示されるように、シームリング54の対抗する2辺の中間領域Xをスポット加熱して、メタライズ領域50Bに固定する場合を示したが、本発明はそれに限定されず、図6(B)に示されるように、方形のリームリング54の隅部Yを加熱して、仮固定することも好ましい。パッケージ本体側のメタライズ領域50Bは、表面にメッキ処理が施されていることから、表面張力等によって隅部が盛り上がり易い。そこで、メタライズ領域50Bの肉厚部分(隅部)に対してシームリング54をろう付けすれば、シームリング54の仮固定状態を安定させることができる。
また、本実施形態では、対向する一対の溶接ローラ5Eが、内側が小径で外側が大径となるように配置される場合を示したが、図7に示されるように、内側を大径として外側を小径にすることも好ましい。このようにすることで、溶接ローラ5Eの大径側を、凹部50A内に進入させることが可能となり、集合基板50との接触を確実に回避できる。
更に本実施形態では、集合基板50を用いて電子部品パッケージ60を製造する場合に限って示したが、本発明はそれに限定されず、予め分割されたパッケージ本体62に対して、シームリング54をろう付けしていくことも可能である。この場合は、図8に示されるように、複数のパッケージ本体62を搭載可能なトレー70を利用することが好ましい。トレー70の位置決め用凹部70Aに、パッケージ本体62を設置することで、集合基板50の場合と同様に、各パッケージ本体62にシームリング54を固定していくことが可能である。
また更に、本実施形態では、パッケージ本体62に凹部50Aが形成される場合に限って示したが、本発明はそれに限定されない。近年の部品の小型薄型化に伴って、図9に示されるように、パッケージ本体62(又は集合基板50)がフラットなプレート材で構成されており、このパッケージ本体62の環状のメタライズ領域50Bに、ろう材52を介してシームリング54が固定されるようにしても良い。このシームリング54の厚みにより、実質的な凹部を形成することができる。
また、本実施形態では、シームリング54をメタライズ領域50Bに仮固定する装置として、シーム溶接タイプのスポット溶接装置5を用いたが、本発明はそれに限定されず、レーザー等の照射によってスポット加熱してろう付けしてもよい。即ち、本発明では、シームリング54を部分的に加熱してろう材52をぬれ状態にすることが可能なものであれば、各種装置を選択することができる。更に、本実施形態では、シームリング54を最終固定する際に、加熱炉を用いたが、本発明はそれに限定されず、他の加熱手段によって加熱することも可能である。
尚、本発明の電子部品パッケージ製造方法等は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明は、電子部品の製造分野で幅広く利用することが可能である。
本発明の実施の形態に係る電子部品パッケージ製造装置の概略構成を示す正面図 同製造装置によって製造される電子部品パッケージの構造を示す組み立て斜視図 同電子部品パッケージの中間シート材である集合基板を示す斜視図 同電子部品パッケージの製造工程を示す断面図 同電子部品パッケージの製造工程を示す断面図 同電子部品パッケージのスポット加熱領域を示す斜視図 同製造装置の他の構成例を示す部分拡大図 同製造装置の他の構成例を示す部分拡大図 同電子部品パッケージの他の構造例を示す組み立て斜視図 従来の電子部品パッケージの製造方法を示す断面図
符号の説明
1 電子部品パッケージ製造装置
3 ろう材配置アーム
4 リング配置アーム
5 スポット溶接装置
50 集合基板
50A 凹部
50B メタライズ領域
52 ろう材
54 シームリング
60 電子部品パッケージ
62 パッケージ本体

Claims (7)

  1. 電子部品パッケージ本体に形成されるメタライズ領域に対して、ろう材を配置するろう材配置ステップと、
    前記ろう材の上にリッド固定リングを配置するリング配置ステップと、
    前記リッド固定リングの一部をスポット加熱して前記ろう材を部分的に溶融させ、前記リッド固定リングを前記メタライズ領域に仮固定するリング仮固定ステップと、
    前記リッド固定リングが仮固定された前記電子部品パッケージ本体を加熱して前記ろう材の全体的に溶融させ、前記リッド固定リングを前記メタライズ領域に固定させるリング固定ステップと、
    を備えることを特徴とする電子部品パッケージの製造方法。
  2. 前記メタライズ領域は、電子部品パッケージ本体における凹部近傍に形成されることを特徴とする請求項1記載の電子部品パッケージの製造方法。
  3. 前記リング仮固定ステップにおいて、前記リッド固定リングに溶接電極を当接させて、溶接電流により前記ろう材を部分的に溶融させることを特徴とする請求項1又は2記載の電子部品パッケージの製造方法。
  4. 前記リッド固定リングが方形の環状に構成されており、
    前記リング仮固定ステップにおいて、前記リッド固定リングの隅部を部分的に加熱して、前記メタライズ領域に仮固定することを特徴とする請求項1、2又は3記載の電子部品パッケージ製造方法。
  5. 前記リング仮固定ステップにおいて、窒素雰囲気中において、前記リッド固定リングを部分的に加熱して、前記メタライズ領域に仮固定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか記載の電子部品パッケージ製造方法。
  6. 請求項1乃至5のいずれか記載の電子部品パッケージ製造方法によって製造されたことを特徴とする電子部品パッケージ。
  7. 電子部品パッケージ本体に形成されるメタライズ領域に対して、ろう材を搬送して配置するろう材配置手段と、
    前記ろう材の上にリッド固定リング搬送して位置決め・配置するリング配置手段と、
    前記リッド固定リングの一部をスポット加熱して前記ろう材を部分的に溶融させ、前記リッド固定リングを前記メタライズ領域に仮固定させるスポット加熱手段と、
    前記リッド固定リングが仮固定された前記電子部品パッケージ本体の全体を加熱して前記ろう材を全体的に溶融させ、前記リッド固定リングを前記メタライズ領域に固定すリング固定用加熱手段と、
    を備えることを特徴とする電子部品パッケージの製造装置。
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