JP2008540850A - ポリフェニレンスルフィドフィラメントヤーンの製造方法 - Google Patents

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Abstract

本発明はポリフェニレンスルフィドマルチフィラメントヤーンの製造方法、ポリフェニレンスルフィドマルチフィラメントヤーンおよびポリフェニレンスルフィドマルチフィラメントヤーンの使用に関する。ポリフェニレンスルフィドマルチフィラメントヤーンの製造方法は紡糸口金を離れた後の0.1〜0.3秒の時間後にのみ紡績糸のフィラメントを活性冷却工程にさらす。ポリフェニレンスルフィドマルチフィラメントヤーンは5dtex〜30dtexのフィラメント線密度、500dtex〜2500dtexの全線密度、50cN/tex〜80cN/texの範囲の切断強さおよび60cN/tex〜80cN/texの範囲の切断強さを有するヤーンに関する8〜16%の破断点伸びおよび50cN/tex〜60cN/texの範囲の切断強さを有するヤーンに関する16〜30%の破断点伸びを有する。

Description

本発明はポリフェニレンスルフィドマルチフィラメントヤーンの製造方法、ポリフェニレンスルフィドマルチフィラメントヤーンおよびポリフェニレンスルフィドマルチフィラメントヤーンの使用に関する。
本発明に使用されるフィラメントの語はほとんど無限の長さのフィラメントである。従って多くのフィラメントからなるヤーンはフィラメントヤーンと呼ばれる。
ポリフェニレンスルフィドフィラメントはモノフィラメントヤーン、マルチフィラメントヤーンまたはステープルファイバーとして利用できる。ポリフェニレンスルフィドフィラメントは溶融紡糸法により製造される。前記フィラメントは190℃までの温度で著しい損傷または分解を示さずに使用できる。PPS(ポリフェニレンスルフィド)フィラメントは火炎に強く、自己消火性であり、約285℃の温度で溶融する。
本発明の方法はポリフェニレンスルフィドの溶融物を紡糸装置に供給し、溶融物を、複数の紡糸口金ホールを有する紡糸口金を通して押出し、複数のフィラメントを有するフィラメント束を形成し、フィラメント束を冷却帯域で冷却し、凝固後にフィラメントを巻く工程を有する。
ポリフェニレンスルフィドの冷却特性は確かに複雑であり、多くのパラメーターに依存する。冷却工程はフィラメントの結晶化特性の相違を生じる。冷却がフィラメント中のポリマーの結晶化を大きな程度で決定し、このことがフィラメントの後の使用、例えば延伸において顕著である。
ドイツ特許第4006397号はポリフェニレンスルフィドから製造されるモノおよびマルチフィラメントおよびステープルファイバーの製造方法に関する。この方法は溶融紡糸法である。紡糸口金の下に50〜150℃の温度を有する空気または不活性ガスをフィラメントに対して吹き込み、全延伸比3.7〜11.2に多工程延伸する。この方法は強力76cN/texおよび破断点伸び16%を有するマルチフィラメントヤーンを生じることができる。
特開平3−168750号は溶融紡糸法でのポリフェニレンスルフィド繊維の製造方法を開示する。ポリフェニレンスルフィドを溶融し、紡糸口金により紡糸し、その後少なくとも45℃の温度を有する冷却空気流を紡糸ヤーンに吹き込むことにより紡糸ヤーンを冷却する。引き続きヤーンを、加熱帯域を通過させることにより熱延伸する。
特開平9−78693号は電気的絶縁用ポリフェニレンスルフィド繊維、その製造方法および電気的絶縁材料を開示する。溶融紡糸し、延伸した繊維の強力は44cN/texであり、破断点伸びは約20%である。ポリフェニレンスルフィドを紡糸口金により紡糸し、紡糸した糸を、長さ5〜30cmの熱い管に包囲された高い温度雰囲気を280〜350℃の温度で通過させ、その後100℃以下、有利に20〜80℃で空気により均一に冷却することにより凝固する。この延伸されないヤーンを連続的に熱延伸工程に供給し、一般に2工程以上の複数の工程で巻き取らずに延伸する。延伸比は3.0〜5.5である。
特開平2−219475号はポリフェニレンスルフィド繊維およびその製造方法を記載する。ポリフェニレンスルフィド繊維は少なくとも44cN/texの強力および少なくとも20%の破断点伸びを有する連続フィラメントからなる。前記方法のために、ポリフェニレンスルフィド繊維ポリマーのペレットを310〜340℃の温度で溶融し、連続してフィルターおよび直径0.1〜0.5mmの紡糸口金ホールを通過させ、紡糸した糸ストランドを形成し、これを引き続き紡糸口金の下に直に5〜30cmの間隔で分配された断熱管または加熱管により閉鎖された高温雰囲気を通過させ、紡糸口金の中に前記防糸口金ホールが形成され、150〜350℃の周囲温度に調節され、引き続き暖かい空気流または冷却空気流により100℃以下に冷却される。
本発明の課題は、切断強さおよび破断点伸びに関して所望の特性を有するポリフェニレンスルフィドマルチフィラメントヤーンを生じるように冷却が更に改良された、ポリフェニレンスルフィドマルチフィラメントヤーンの他の製造方法を提供することである。本発明のもう1つの課題は、切断強さおよび破断点伸びに関して所望の特性を有するポリフェニレンスルフィドマルチフィラメントヤーンを提供することである。
前記課題は、ポリフェニレンスルフィドの溶融物を紡糸装置に供給し、溶融物を、複数の紡糸口金ホールを有する紡糸口金を通して押出し、複数のフィラメントを有するフィラメント束を形成し、フィラメント束を冷却帯域で冷却し、凝固後にフィラメントを巻く工程を有するポリフェニレンスルフィドマルチフィラメントヤーンの製造方法により解決され、紡糸口金を離れた後の0.1〜0.3秒の時間の後にのみ紡糸ヤーンのフィラメントを活性冷却工程にさらすことを特徴とする。前記方法の有利な実施態様において、紡糸口金を離れた後で、活性冷却の前のフィラメントの温度が少なくともTspin−150℃、有利に少なくともTspin−50℃である。フィラメントの最高温度がTspinである。Tspinはポリフェニレンスルフィド溶融物の紡糸温度℃である。紡糸口金を離れた後に紡糸ヤーンを0.1〜0.3秒の活性冷却工程にさらさない。
本発明の方法に原料として使用されるポリフェニレンスルフィドポリマーチップの粘度はISO/FDIS1143(12/2004)により310℃の温度および1200s−1のせん断速度で測定して150〜300Pasである。
本発明の方法に使用されるポリマーは実質的に線状構造を有し、すなわち使用される三官能性モノマーの濃度は0.1%より少ない。ポリマーはもちろん架橋されないポリマーであり、そうでなければ溶融紡糸法に使用できない。ポリマーは架橋されない線状ポリフェニレンスルフィド少なくとも90質量%からなる。
本発明の方法において、紡糸ヤーンが活性冷却されないこの工程の長さはヤーンの速度および活性冷却されない時間により決定される。ヤーンの速度は前記方法の第1ゴデットの巻き取り速度として計算する。第1ゴデットの巻き取り速度、すなわちヤーンが紡糸口金の外に引き出される速度は有利に200m/分〜1000m/分の範囲である。従って例えば第1ゴデットの巻き取り速度300m/分および活性冷却の前の時間約0.15秒では、紡糸ヤーンが活性冷却されない工程の長さは約75cmである。
本発明の方法の有利な実施態様において、ヤーンの引出しは250m/分〜500m/分の範囲の速度で行う。
マルチフィラメントヤーンからなる個々の糸またはフィラメントの数は原則的に制限されない。マルチフィラメントは一般に10〜500個、しばしば50〜300個のフィラメントからなる。マルチフィラメントは一般にいわゆるフィラメント束にする工程の経過中に収集され、この形で巻き取られる。連続ヤーンを有するフィラメントの線密度、すなわちフィラメント線密度は広い範囲で変動できる。しかし一般に約1〜約30dtex、有利に5〜30dtex、より有利に5〜20dtex、特に5〜10dtexの範囲のフィラメント線密度が使用される。フィラメント線密度は延伸にさらされた最終ヤーンに関する。
紡糸口金と第1活性冷却帯域の開始の間に、フィラメント束を穿孔したまたは多孔質管を0.1〜0.3秒の時間にわたり通過させる。穿孔したまたは多孔質管を通過する間、ヤーンの温度は少なくともTspin−150℃、有利に少なくともTspin−50℃である。この穿孔したまたは多孔質管は自己吸入管の用語で当業者に知られている。前記管は気体の媒体がフィラメント束を通して引き出され、混合が大部分回避されることを可能にする。フィラメント束は穿孔したまたは多孔質パネルの間に導かれる。フィラメント束は穿孔したまたは多孔質の管またはパネルを通してまたは間に導かれ、気体媒体が自己吸入によりフィラメントに到達する。フィラメント束は気体の冷却媒体を最も近くの部分、例えば周囲空気に流し、気体媒体が大部分フィラメント束が移動する方向に平行に流れる。
他の有利な実施態様において、紡糸口金および第1活性冷却帯域の開始の間にTspin−50℃とTspin+10℃の間の温度を有するいわゆる加熱管が存在する。記載されるようにヤーンは0.1〜0.3秒の時間にわたり加熱管を流れる。フィラメントの種類に依存して、当業者に知られるこの部品の長さは、加熱管に供給されるヤーンの速度により決定される。しかしこの部品の長さは少なくとも40cmである。
本発明の方法の有利な実施態様において、紡糸口金および第1活性冷却帯域の開始の間に、Tspin−50℃とTspin+10℃の間の温度を有する加熱管および引き続き穿孔したまたは多孔質管または穿孔したまたは多孔質パネルが存在する。ヤーンは加熱管と穿孔したまたは多孔質管またはパネルの組み合わせを0.1〜0.3秒の時間にわたり流れる。
本発明の方法の活性冷却帯域の1つの実施態様において、気体の冷却媒体をフィラメント束に吹き込む。気体の冷却媒体の流れは冷却媒体が一方の面からまたは周辺に到達するように向けられる。フィラメント束は、気体の冷却媒体がフィラメント束を横方向に流れるように、気体の冷却媒体を冷却帯域に吹き込む。気体の冷却媒体は冷却帯域の上側部分に吹き込むこともでき、フィラメントに平行な冷却媒体の下方の流れが存在する。気体の冷却媒体の温度は有利に20〜100℃である。冷却媒体は有利に空気である。
穿孔した管、Tspin−50℃およびTspin+10℃の間の温度を有する加熱した管または加熱した管と穿孔した管の組合せを0.1〜0.3秒通過後、活性冷却帯域の他の実施態様において完全にまたは部分的に室温で液体である成分からなる流体によりフィラメントを有利に冷却する。
冷却帯域の冷却に使用される流体は完全にまたは部分的に室温で液体である成分、例えば水、水蒸気、アルコールまたはこれらの成分とガス状媒体、例えば空気または窒素の混合物からなる。冷却帯域は本発明の方法において種々の実施態様で行うことができる。有利な実施態様において、実質的に完全にまたは部分的に水からなる流体を冷却帯域に供給しなから連続ヤーンを冷却する。
本発明の方法の簡単な、有利な実施態様において、連続ヤーンを実質的に水浴により冷却帯域に供給しながら冷却する。フィラメントの間の付着を避けるために、水温が高くなりすぎないように注意しなければならない。
しかし最も有利な実施態様は主に小さい水滴の噴霧用霧により、冷却帯域を通過する際に、ポリフェニレンスルフィドマルチフィラメントヤーンを冷却する態様である。この実施態様は、有利に150μmをこえない平均直径を有する小さな水滴が水浴を通過することにより可能であるよりかなり多くの熱量を消失できるという事実を利用する。このための理由は液滴の蒸発の付加的な熱であり、必要な熱エネルギーがヤーンから取り出される。液滴は有利にノズルを通して連続ヤーンと接触する。この場合に冷却帯域は例えば下側端部に取り付けられたノズルを有する霧室の形を取ることができ、前記ノズルは噴霧用霧をヤーンの運動方向と反対の方向に、例えば45°の角度でヤーンに向けられる。
ポリフェニレンスルフィドマルチフィラメントヤーンのフィラメントを複数のホールを有する紡糸口金を通して紡糸し、ヤーンフィラメントを200〜1000m/分の範囲の速度で引き出し、ヤーンフィラメントを少なくともTspin−150℃、有利に少なくともTspin−50℃の温度に0.1〜0.3秒の時間さらし、ヤーンフィラメントを冷却した後に、フィラメントを、延伸工程の用意中に、自体公知方法により、例えば空気、例えば圧縮空気を周囲温度で噴霧器を使用して適用することにより乾燥することができる。冷却後にそれ自体知られた形のヤーンフィラメントの延伸を行うことができる。1工程または多工程の延伸で3〜6の延伸比を達成できる。
本発明の方法の有利な実施態様において、延伸を冷却後に第1延伸工程および第2延伸工程で行い、第1延伸工程でヤーン張力および/または温度が一定であり、第2工程でヤーン張力を高める。第1および第2工程での延伸は有利に周囲空気に包囲されたゴデット上で行う。第2工程でヤーン張力および/または温度を高める。第1延伸工程で有利に蒸気ノズルが存在する。第1延伸工程でヤーン張力および/または温度が一定であり、第2工程でヤーン張力および/または温度を高める、第1および第2延伸工程でのヤーンフィラメントの延伸の利点は他の溶融紡糸法にも適用できると思われる。
本発明の方法のより有利な実施態様において、第1および第2工程での延伸を、複数の延伸ゴデットを使用して、連続する延伸ゴデットの速度を増加することにより、第2延伸工程のヤーン張力が出発値から最終値に増加するように行う。ヤーン張力の出発値から最終値の達成まで計算して、2個より多い連続延伸ゴデット、特に有利に3個より多い、例えば5個より多いゴデットを使用する。全部で30個までの量の延伸ゴデットを本発明の方法に使用できる。
この実施態様において、フィラメントの毛羽係数をかなり減少できることが意想外にも判明した。
本発明の方法において、連続する延伸ゴデットを、出発値から最終値に増加する連続して高い温度に加熱することにより第2延伸工程の温度を、出発値から最終値に増加することができ、前記毛羽係数の減少にとって、温度の出発値から最終値まで数えて2個または2個より多い連続する延伸ゴデットを使用することは重要でない。
最も有利な実施態様において、第2延伸工程の延伸を、複数の延伸ゴデットを使用して、連続する延伸ゴデットの速度を高めることによりヤーン張力が出発値から最終値に増加し、連続する延伸ゴデットを出発値から最終値に増加する連続的に高い温度に加熱することにより温度が出発値から最終値に増加するように行う。
延伸の後に場合により1個以上の緩和ゴデット上で緩和工程を行うことができる。
第1および第2延伸工程での延伸の後にヤーンの巻き取りを1000m/分〜4000m/分の範囲の速度で行う。
本発明は更に、本発明の方法により得られるポリフェニレンスルフィドマルチフィラメントヤーンに関する。前記ポリフェニレンスルフィドマルチフィラメントヤーンは、少なくとも50cN/tex、有利に55cN/texの切断強さを示す。他の有利な実施態様において、ポリフェニレンスルフィドマルチフィラメントヤーンの切断強さは少なくとも60cN/texである。より有利な実施態様において、PPSの切断強さは少なくとも65cN/texである。最も有利な実施態様において、PPSフィラメントの切断強さは少なくとも70cN/texである。本発明の方法により得られるポリフェニレンスルフィドマルチフィラメントヤーンの切断強さは80cN/texを上回るべきでない。
本発明の方法により得られるポリフェニレンスルフィドマルチフィラメントヤーンの破断点伸びは、切断強さ60〜80cN/texを示すヤーンに関して8〜16%、有利に10.5〜12.5%である。50〜60cN/texの破断点伸びを有する本発明の方法により得られるポリフェニレンスルフィドマルチフィラメントヤーンに関して、破断点伸びは16〜30%の範囲である。
本発明は更にポリフェニレンスルフィドマルチフィラメントヤーンに関する。連続ヤーンからなるフィラメントの線密度、すなわちフィラメント線密度は広い範囲内で変動できる。しかし一般に約5〜30dtex、有利に5〜20dtex、より有利に5〜10dtexの範囲のフィラメント線密度が使用される。
本発明のマルチフィラメントヤーンに使用されるポリフェニレンスルフィドポリマーは実質的に線状構造を有し、すなわち使用される三官能性モノマーの濃度は0.1%未満である。前記ポリマーはもちろん架橋されていないポリマーであり、そうでなければ溶融できず、溶融紡糸法に使用できない。ポリマーは少なくとも90%の架橋されていない線状ポリフェニレンスルフィドからなる。有利なポリフェニレンスルフィド(PPS)は一般に少なくとも50モル%、特に少なくとも70モル%のポリフェニレンスルフィド単位を有し、例えばFortron(登録商標)の名称で知られている。
ポリフェニレンスルフィドマルチフィラメントヤーンは少なくとも50cN/tex、有利に55cN/texの切断強度を示す。他の有利な実施態様において、ポリフェニレンスルフィドマルチフィラメントヤーンの切断強度は少なくとも60cN/texである。最も有利な実施態様において、PPSフィラメントヤーンの切断強度は少なくとも70cN/texである。本発明によるポリフェニレンスルフィドマルチフィラメントヤーンの切断強度は一般に80cN/texを上回らない。
本発明によるポリフェニレンスルフィドマルチフィラメントヤーンは5〜30dtexのフィラメント線密度、500〜2500dtexの全線密度、50〜80cN/texの範囲の切断強度、および60〜80cN/texの範囲の切断強度を有するヤーンに関して8〜16%の破断点伸びおよび50〜60cN/texの範囲の切断強度を有するヤーンに関して16〜30%の破断点伸びを示す。
60〜80cN/texの範囲の切断強度を有するヤーンに関して8〜16%の高い破断点伸びおよび50〜60cN/texの範囲の切断強度を有するヤーンに関して16〜30%の破断点伸びの結果として、本発明によるポリフェニレンスルフィドマルチフィラメントヤーンは高いエネルギー吸収能力を有し、この能力は5〜30dtexのフィラメント線密度、500〜2500dtexの全線密度と結合して、この特性の組合せが重要である適用分野の前記の使用に魅力的な可能性を開示する。
本発明によるポリフェニレンスルフィドマルチフィラメントヤーンの他の有利な実施態様において、前記ヤーンは紡糸長さ10000mに関して2500未満、有利に1000未満、より有利に500未満の毛羽係数を有する。
本発明によるポリフェニレンスルフィドマルチフィラメントヤーンの他の有利な実施態様において、ヤーンフィラメントは5〜20dtexの線密度を有する。
本発明によるポリフェニレンスルフィドマルチフィラメントヤーンの切断強度は有利に50〜60cN/texの範囲である。
本発明によるポリフェニレンスルフィドマルチフィラメントヤーンは本発明によるポリフェニレンスルフィドマルチフィラメントヤーンの製造方法により取得できる。
本発明によるポリフェニレンスルフィドマルチフィラメントヤーンおよび本発明の方法から得られるポリフェニレンスルフィドマルチフィラメントヤーンでの特性の有利な組合せは、高い熱安定性および化学的安定性と結合した、フィラメント線密度、全線密度、切断強度および破断点伸びの高い値が重要である適用分野での、例えばニードル不織布、裏地の製造のための、特にフィルター媒体、航空機内部充填物、または家の補強剤に使用するための、このマルチフィラメントの使用を魅力的なものにする。
本発明の方法により得られるポリフェニレンスルフィドマルチフィラメントヤーンまたは本発明によるポリフェニレンスルフィドマルチフィラメントヤーンをフィルター媒体またはニードル不織布に使用する場合は、900〜1400dtexの線密度が有利である。より有利な実施態様において、ポリフェニレンスルフィドマルチフィラメントヤーンは1000〜1200dtexの線密度を有する。
本発明の目的のために、フィラメント線密度、切断強度、および破断点伸びはASTMD805により決定する。これらのパラメーターは少なくとも5個の個々の測定の平均値として決定されなければならない。毛羽係数はFRAYTEC5、Enka Technicaを使用して決定する。
本発明を以下の限定されない実施例により詳細に説明する。
例1
線状ポリフェニレンスルフィド(Fortron(登録商標)0320C0)を溶融し、200個のホールを有する紡糸口金に供給する。紡糸したマルチフィラメントを300m/分の速度で引き出し、300〜320℃の加熱管内の温度を有する約12cmの長さの加熱した管および約100cnの長さの穿孔した管を通過させ、引き続き活性冷却帯域を通過させ、ここでフィラメントが小さい水滴の噴霧用霧により冷却され、第1および第2延伸工程で延伸し、引き続きマルチフィラメントを1350m/分の速度で巻き取る前に、緩和工程でヤーン張力を0.7%だけ緩和する。
第1延伸工程で、延伸比4.02で延伸を行う。この目的のために延伸ゴデット1〜4を使用し、ゴデット1は70℃の温度を有し、ゴデット2および3は加熱せず、ゴデット4は125℃の温度を有する。
第2延伸工程で、全延伸比が4.50になるように延伸比1.12で延伸を行う。この目的のために延伸ゴデット5〜20を使用し、ゴデットの温度と速度を表1に示す。表1は第2延伸帯域で、6個の連続ゴデットを使用してフィラメント張力がゴデット5での出発値からゴデット10での最終値に増加することを示す。
Figure 2008540850
例2
例1と同じ方法で例2を行ったが、ただし第2延伸帯域でヤーン張力および温度が表2に示されるように増加した。表2は第2延伸帯域で、ヤーン張力が2個の連続ゴデットを使用してゴデット6での出発値からゴデット7での最終値に増加することを示す。
Figure 2008540850
例3
例1と同じ方法で例3を行ったが、ただし第2延伸帯域でヤーン張力および温度が表3に示されるように増加した。表3は第2延伸帯域で、ヤーン張力が2個の連続ゴデットを使用してゴデット6での出発値からゴデット7での最終値に増加することを示す。
Figure 2008540850
例4
例1と同じ方法で例4を行ったが、ただし第2延伸帯域でヤーン張力および温度が表4に示されるように増加した。表4は第2延伸帯域で、ヤーン張力が6個の連続ゴデットを使用してゴデット5での出発値からゴデット10での最終値に増加することを示す。
Figure 2008540850
表5は例1〜4から得られたポリフェニレンスルフィドマルチフィラメントヤーンの特性を示す。表5は例1〜4での本発明の方法の実施態様が、5〜30dtexの線密度、500〜2500dtexの全線密度、50〜80cN/texの範囲の切断強さおよび50〜60cN/texの範囲の切断強さを有するヤーンに関して16〜30%の破断点伸びを有する本発明によるポリフェニレンスルフィドマルチフィラメントヤーンを生じることを示す。例1および4と例2および3の比較は、ヤーン張力が第2延伸帯域で6個の連続ゴデットを使用してゴデット5での出発値からゴデット10での最終値に増加する場合に、ヤーン張力が第2延伸帯域で2個の連続ゴデットを使用してゴデット6での出発値からゴデット7での最終値に増加する場合よりかなり低い毛羽係数を生じることを示す。
Figure 2008540850

Claims (22)

  1. ポリフェニレンスルフィドの溶融物を紡糸装置に供給し、複数の紡糸口金ホールを有する紡糸口金により溶融物を押出し、複数のフィラメントを有するフィラメント束を形成し、フィラメント束を冷却帯域で冷却し、凝固後にフィラメントを巻く工程を有するポリフェニレンスルフィドマルチフィラメントヤーンの製造方法において、紡糸口金を離れた後の0.1〜0.3秒の時間後にのみ紡糸糸のフィラメントを活性冷却工程にさらすことを特徴とする、ポリフェニレンスルフィドマルチフィラメントヤーンの製造方法。
  2. 紡糸口金を離れた後の0.1〜0.3秒の時間の間および活性冷却の前にフィラメントの温度が少なくともTspin−150℃である請求項1記載の方法。
  3. 紡糸口金と活性冷却帯域の開始の間に、0.1〜0.3秒の時間の間、フィラメントを穿孔された管または多孔質管を通過させるかまたは穿孔されたパネルまたは多孔質パネルの間に導入する請求項2記載の方法。
  4. 紡糸口金と活性冷却帯域の開始の間にフィラメントを0.1〜0.3秒の時間の間、Tspin−50℃〜Tspin+10℃の温度を有する加熱した管を通過させる請求項2記載の方法。
  5. 紡糸口金と活性冷却帯域の開始の間にフィラメントを0.1〜0.3秒の時間の間、Tspin−50℃〜Tspin+10℃の温度を有する加熱した管を通過させ、引き続き穿孔したまたは多孔質の管またはパネルを通過させる請求項2記載の方法。
  6. 活性冷却帯域中でガス状冷却媒体をフィラメント束に吹き込む請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
  7. 活性冷却帯域中でフィラメントを、全部または一部が室温で液体である成分からなる流体により冷却する請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
  8. 冷却後に第1延伸工程および第2延伸工程で延伸を行い、第2工程でヤーン張力および/または温度を高める請求項1から7までのいずれか1項記載の方法。
  9. 第2延伸工程で複数の延伸ゴデットを使用してヤーン張力を出発値から最終値に高め、これにより出発値から最終値の達成まで数えて2個より多い連続した延伸ゴデットを使用する請求項8記載の方法。
  10. 3〜30個の連続した延伸ロールを使用する請求項8または9記載の方法。
  11. 延伸後にヤーンの巻き取りを1000m/分〜4000m/分の範囲の速度で行う請求項1から10までのいずれか1項記載の方法。
  12. ポリフェニレンスルフィドが線状ポリフェニレンスルフィドである請求項1から11までのいずれか1項記載の方法。
  13. 請求項1から12までのいずれか1項記載の方法により得られるポリフェニレンスルフィドマルチフィラメントヤーン。
  14. 5〜30dtexのフィラメント線密度、500〜2500dtexの全線密度、50〜80cN/texの範囲の切断強さを有するポリフェニレンスルフィドマルチフィラメントヤーンにおいて、60〜80cN/texの範囲の切断強さを有するヤーンが8〜16%の破断点伸びを示し、50〜60cN/texの範囲の切断強さを有するヤーンが16〜30%の破断点伸びを示すことを特徴とするポリフェニレンスルフィドマルチフィラメントヤーン。
  15. ポリフェニレンスルフィドが少なくとも90質量%の架橋されていない線状ポリフェニレンスルフィドポリマー材料からなる請求項14記載のポリフェニレンスルフィドマルチフィラメントヤーン。
  16. 紡糸長さ10000mに関してマルチフィラメントヤーンが2500未満の毛羽係数を有する請求項14または15記載のポリフェニレンスルフィドマルチフィラメントヤーン。
  17. 紡糸長さ10000mに関してマルチフィラメントヤーンが1000未満の毛羽係数を有する請求項14から16までのいずれか1項記載のポリフェニレンスルフィドマルチフィラメントヤーン。
  18. 紡糸長さ10000mに関してマルチフィラメントヤーンが500未満の毛羽係数を有する請求項14から17までのいずれか1項記載のポリフェニレンスルフィドマルチフィラメントヤーン。
  19. マルチフィラメントヤーンが5〜20dtexのフィラメント線密度を有する請求項14から18までのいずれか1項記載のポリフェニレンスルフィドマルチフィラメントヤーン。
  20. マルチフィラメントヤーンが50〜60cN/texの範囲の切断強さを有する請求項14から19までのいずれか1項記載のポリフェニレンスルフィドマルチフィラメントヤーン。
  21. 裏地の製造のための、特にフィルター媒体に使用するための、航空機内部充填物または家の補強剤のための請求項13記載のポリフェニレンスルフィドマルチフィラメントヤーンの使用。
  22. 裏地の製造のための、特にフィルター媒体に使用するための、航空機内部充填物または家の補強剤のための請求項14から20までのいずれか1項記載のポリフェニレンスルフィドマルチフィラメントヤーンの使用。
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