JPS6183305A - 極細繊維束の製造方法 - Google Patents

極細繊維束の製造方法

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JPS6183305A
JPS6183305A JP59198669A JP19866984A JPS6183305A JP S6183305 A JPS6183305 A JP S6183305A JP 59198669 A JP59198669 A JP 59198669A JP 19866984 A JP19866984 A JP 19866984A JP S6183305 A JPS6183305 A JP S6183305A
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柏木 正敏
Hiroyuki Arita
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    • D01DMECHANICAL METHODS OR APPARATUS IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS
    • D01D5/00Formation of filaments, threads, or the like
    • D01D5/08Melt spinning methods
    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01FCHEMICAL FEATURES IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED FOR THE MANUFACTURE OF CARBON FILAMENTS
    • D01F6/00Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof
    • D01F6/02Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof from homopolymers obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • D01F6/04Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof from homopolymers obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds from polyolefins

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  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔庁業十の利用分野〕 本発明は極細繊維束及びその製造方法に関する。
更に詳しくは新しい形状の極細繊維束及びとくに後処理
工程を行わずに、紡糸口金から紡糸された段階ですでに
極細繊維束が製造出来る極細繊維束の新しい製造方法に
関する。
〔従来技術〕
直径が数百μ以下の極細繊維の束あるいはそれを製造す
る技術については従来より種々提案されている。たとえ
ばスーパードロー法(特公昭28−617号など)、フ
ラッジ−紡糸法(%公昭35−11851号など)、ジ
ェット紡糸法等で極細繊維を製造し、その後バインダー
成分によって多数の極細繊維を集束する方法、あるいは
機械的に撚りを加えて集束する方法(極細繊維の場合、
本方法は実質的に難しい)等がある。しかしスーパード
ロー法を利用する場合は、適用できる樹脂の種類が限定
されるし、紡糸後特殊な延伸工程が必要なため装置的に
大損かシとなる。フラッジ−紡糸法は適用できる樹脂の
種類は多いものの、短繊維状のものしか出来ず、連続繊
維化が難しい。しかもフラッジユニ程において溶媒を飛
散させるので安全性及び作業環境の面からも好捷しい方
法ではない。ジェット紡糸法は紡糸口金に特殊形状のも
のが必要であるうえ、フラノシー紡糸法と同じような問
題をもっている。そしてこれらの方法は、何よりも繊維
束を製造するためには特殊な2次加工が必要であるのだ
が、極細繊維の2次加工は繊維強度が弱いので非常に難
しい。
このようなことから、2種類の樹脂成分を使用して海−
島構造の繊維を紡糸し、その後海成分を抽出除去して島
成分の極細繊維を残し、繊維束を製造する技術が、ポリ
マブレンド繊維溶解法あるいは高分子相互配列体繊維溶
解法として提案されている。しかしポリマブレンド繊維
溶解法の多くは、島成分となる樹脂の縦方向の長さが短
り、シたがって連続繊維化が難しい。中には特公昭44
−21167号に見られるようにこの方法による連続繊
維化の試みが提案きれているが、得られる極細繊維束は
相互に複雑に網状のもつれやみだれが生じたものである
。一方後者の高分子相互配列体繊維溶解法は、島成分が
縦方向に長く連続1〜ているので、連続極細繊維の束の
製造が可能であり、寸だ得られた繊維束もそれを構成す
る極細繊維の複数が独立して平行に並んだ状態のものと
なるが、紡糸口金に特殊構造のものが必要となり装置的
に複雑かつ高価なものとなる。しかもこれらの方法はい
ずれも海成分の抽出という後処理工程を得て初めて極細
繊維束が得られるのである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明者らは、かかる背景から、極細繊維束を特殊な2
次加工や後処理工程を必要とすることなく製造する技術
を得んものと鋭意研究を重ねた結果、従来の常識では考
えられない新しい紡糸技術、つ1す1つの紡糸孔から紡
糸される繊維そのものがすでに極細繊維の集束した県東
になっている紡糸技術を完成するに到シ、本発明に到達
したものである。
〔問題を解決するだめの手段〕
すなわち本発明は、略円形断面形状で実質的に不定長な
直径200μ以下の熱可塑性樹脂極細繊維の多数が、略
平行状態に集束した形の極細繊維束であって、該繊維束
を構成する極細繊維同志は部分的に接着している所が存
在していることを特徴とする極細繊維束に関し、更に別
には前記極細繊維束を製造するのに好適な方法に関する
ものであ−て、熱可塑性樹脂、水及び熱可塑性樹脂中へ
水が分散してゆくことを補助する助剤とを溶融混練した
のちオリフィスより紡糸する方法において、1個のオリ
フィス孔から直径200μ以下の極細繊維の多数が略平
行状態に集束した形の繊維束を紡糸することを特徴とす
る極細繊維束の製造方法に関する。
〔作 用〕
本発明の内存を以下に説明する。
〔熱可塑性樹脂〕
本発明に用いる熱可塑性樹脂は、水不溶性で繊維化でき
る樹脂であれば結晶性、非品性を問わず如何なるもので
もよく、たとえば高圧法低密度ポリエチレン、中低圧性
低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、超高分子量
ポリエチレン、ポリプロピレン・超高分子量ポリプロピ
レン、ポリ1−ブテン、ポリ3−メチル−1−ブテン、
ポリ4−メチル−1−ペンテンあるいはエチレン、プロ
ピレン、1−ブテン、3−メチル−1−ブテン、1−ペ
ンテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1
yセン等のα−オレフィン同志のランダム又はブロック
共重合体、エチレン、・ブロック共重合体、エチレン・
エチリデンノルボルネン共重合体等のα−オレフィンと
共役又は非共役ジエンとの共重合体、エチレン・プロピ
レン・ブタジエン3元共重合体、エチレン・プロピレン
・ジシクロペンタジエン6元共重合体、エチレン・プロ
ピレン・1.5−ヘキサジエン3元共重合体、エチレン
・プロピレン・エチリデンノルボルネン3元重合体等の
2種以上のα−オレフィンと共役又は非共役ジエンとの
共重合体、エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン・
酢酸ビニル共重合体、エチレン・ビニルアルコール共重
合体、エチレン・塩化ビニル共重合体等のエチレン・ビ
ニル化合物共重合体、ポリスチレン、アクリロニトリル
・スチレン共重合体、アクリロニトリル・ブタジェン・
スチレン共重合体、メタクリル酸メチル・スチレン共重
合体、α−メチルスチレン・スチレン共重合体等のスチ
レン系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、塩
化ビニル・塩化ビニリデン共重合体、ポリアクリル酸メ
チル、ポリメタクリル酸メチル等のビニル重合体、ナイ
ロン6、ナイロン66、ナイロン610、ナイロン11
、ナイロン12等のポリアミド、ポリエチレンテレフタ
レート、ポIJ 7’チレンテレフタレート等の熱可塑
性ポリエステル、ポリカーボネート、ポリフェニレンオ
キサイド、ポリスルホン、ポリフェニレンスルファイド
、ポリエーテルエーテルケトンなどあるいはこれらの混
合物などが例示できる。
本発明においては以上掲げた色々な樹脂を使用出来るが
、とくに従来極細繊維化が困難であった低密度ポリエチ
レンや超高分子量ポリエチレン等も他の樹脂と同じよう
に使用し得ることが大きな特長である○ 〔助 剤〕 本発明の他の成分である助剤は、熱可塑性樹脂と水とを
混練をしている際に水が序々に熱可塑性樹脂の中へ分散
して転相を起こし、結果的に熱可塑性樹脂が水に分散し
たような連続相が水である水性分散物を製造することを
主たる働きとするものである。
溶融混線によってかような現象を生じさせることが、極
細繊維束を一括して製造する原因になると考えられる。
すなわち助剤を使用しないで単に熱可塑性樹脂と水との
2者を溶融混練するだけでは極細繊維束は製造できず、
しだがって本発明の目的は達成でき々い。
このような作用を示す助剤の一般的概念としては、その
分子中に親水基と親油基の両者を有するものであり、よ
り具体的には次に示す化合物を単独又は2種以上混合し
て用いる。
穴 水膨潤性又は水溶性の熱可塑性樹脂0 不飽和カル
ボン酸類で変性された水難溶性又は水不溶性の熱可塑性
樹脂 (Ω 界面活性剤(A及び/又はBと併用して用いる)
の)有機溶剤(A及び/又はBと併用して用いる)(ト
)その他(A及び/又はBと併用して用いる)(3)水
膨潤性又は水溶性の熱可塑性樹脂水に対して膨潤するか
又は溶解(無限膨潤)するものであり、ポリビニルアル
コール、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロー
スあるいはそのナトリウム塩、ポリアクリル酸、ポリア
クリル酸ソーダ、ポリアクリル酸アミド等を例示するこ
とができる。
これらの中ではポリビニルアルコールとくにケン化度6
5〜98%更には80〜97%の部分ケン化ポリビニル
アルコールが好都合である。
これらの助剤は、前述の熱可塑性樹脂と水と共に混練さ
れると、まず助剤が熱可塑性樹脂中に均一に練如込まれ
、続いて水によって助剤が膨潤し熱可塑性樹脂を分断し
て行き、更に水が内部に寸で浸透し内部に存在する助剤
を膨潤させ熱可塑性樹脂の分断を促進し、最終的に水に
よって熱可塑性樹脂が細く分断されたような水性分散物
を与えるものと考えられる。
この種類の助剤の特長としては、適用できる熱可塑性樹
脂の種類が後述の助剤に比べて少いこと、及び製造され
た極細繊維束を放置しておくと、時間が経過するにつれ
て極細繊維同志が強固に接着したような繊維束となるこ
と、更に親水性を有した繊維束となるということである
水難溶性又は水不溶性の樹脂に不飽和カルボン酸類をグ
ラフト共重合したりブロック共重合したものあるいは樹
脂中にランダム共重合させたものであり、とくに繊維原
料の熱可塑性樹脂と相溶性が良好なもの、更には溶融粘
度が小さいものが好ましい。
相溶性の目安となる指標は溶解度パラメーター(sp値
)であり、Sp値の差が2 (Ga17cm5 )’A
以内、とくにi(cゐ1/cm3)v2以内にあること
が好ましい。Sp値は凝集エネルギー密度の172乗値
として定義される値であり、原子団のモル容への寄与値
V1及び原子団の凝集エネルギーEnを、D、 W、 
Van、Klevelen  Properties 
ofPolymers“(Elsevier 、  1
972 )記載の値を用い、式 から計算して求めることができる。寸だ溶融粘度の小さ
いものとは分子量の小さいワックス状のものが例示でき
る。
この変性樹脂は不飽和カルボン酸類に由来するカルボキ
シ基又はその誘導基を有しているので親水性ではあるも
のの、基体となる樹脂が水離溶性又は水不溶性であるの
で、水に対して膨潤しない。
才だ変性拉T、lI旨中の不飽和カルボン酸単位は、不
飽和カルボン酸又はそのエステルあるいはこれらを中和
又はケン化して不飽和カルボン酸塩の形となったものな
どがある。中でも不飽和カルボン酸塩が重合○ 体1グラム中に−C−〇−基換算で0.1〜5ミリモル
尚量、とくに0.2〜4ミリモル当量含有するものが好
適である。
変性樹脂は前述した水難溶性又は水不溶性の熱可塑性樹
脂を構成する単量体と不飽和カルボン酸類とを共重合し
たものであ−で、不飽和カルボン酸類として(メタ)ア
クリル酸、マレイン酸、フ、−ル酸、テトラヒドロフタ
ル酸、イタコン酸、シトラコン酸。
クロトン酸、インクロトン酸、テジック酸■(エンドシ
ス−ビンクロ〔2,2,1〕ヘプト−5−エン−2゜ろ
−ジカルボン酸)、無水マレイン酸、無水シトラコン酸
等の不飽和カルボン酸又はその無水物、上記不飽和カル
ボン酸のメチル、エチル、プロピル等ノモノエステル、
ジエステル等のエステル化物、捷たアルカリ金属塩、ア
ルカリ土類金属塩、アンモニア塩等の不飽和カルボン酸
塩などを例示することができる。勿論、複数の単量体成
分を共重合する代わりに、熱可塑性樹脂たとえばオレフ
ィン樹脂に前記の不飽和カルボン酸類をグラフト重合、
ブロック重合してもよいことは当業者には自明であろう
本変性樹脂の好適態様は前述したように重合体1g中に
不飽和カルボン酸塩が一〇−0−基換算で0.1〜5ミ
リモル幽量含有するものであるが、かかる態様の変性樹
脂を製造するには、予め不飽和カルボン酸又はその無水
物又はそのエステルで変性された熱可塑性樹脂を塩基性
物質すなわちアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモ
ニア及びアミン等の水中で塩基として作用する物質、ア
ルカリ金属の酸化物、水酸化物、弱酸塩、水素化物、ア
ルカリ土類金属の酸化物、水酸化物、弱酸塩、水素化物
、これら金属のアルコキシドなどによって中和又はケン
化する方法が例示できる。このような塩基性物質の具体
例を以下に示す。
(1)アルカリ金属としては、たとえばナトリウム、カ
リウ履アルカリ土類金属としては、たとえハ、カルシウ
ム、ストロンチウム、バリウム、(2)  アミンとし
てはヒドロキシルアミン、ヒドラジン等の無機アミン、
メチルアミン、エチルアミン、エタノールアミン、シク
ロヘキシルアミン、 (3)アルカリ金属およびアルカリ土類金属の酸化物、
水酸化物、水素化物としては、たとえば酸化ナトリウム
、過酸化ナトリウム、酸化カリウム、過酸化カリウム、
酸化カルシウム、酸化ストロンチウム、酸化バリウム、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム
、水酸化ストロンチウム、水酸化バリウム、水素化ナト
リウム、水素化カリタス・、水素化カルシウム、(4)
アルカリ金属およびアルカリ土類金属の弱酸塩としては
、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム
、炭酸水素カリウム、炭酸水素カルシウム、酢酸ナトリ
ウム、酢酸カリウム、酢酸カルシウム、 (5)アンモニアおよびアミンの化合物としては、たと
えば水酸化アンモニウム、四級アンモニウム化合物たと
えばテトラメチルアンモニウムヒドロキシド、ヒドラジ
ン水和物等を挙げることができる。
塩基性物質により中和まだはケン化されたカルボン酸基
あるいはカルボン酸エステル基としては、カルボン酸ナ
トリウム、カルボン酸カリウム等のカルボン酸アルカリ
金属塩、カルボン酸アンモニウムが好適であシ、中でも
カルボン酸カリウムが好ましい。
(Ω 界面活性剤 界面活性剤は単独では助剤として使用されず、前記A及
び/又はBと一緒に併用される。使用する界面活性剤は
アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、ノニオン界
面活性剤1両性イオン界面活性剤のいずれでもか寸わな
いが、とくにアニオン界面活性剤とノニオン界面活性剤
が、前記A及び/又はBと相俟って直径が100μ以下
概ね50μ未満の超極細繊維を製造できるので好適であ
る。
ここでアニオン界面活性剤としては、最初からアニオン
界面活性剤の形になっているもののほかに、前述した(
1)〜(5)の塩基性物質と反応して最終的にアニオン
界面活性剤となるような有機化合物も包含する。すなわ
ち熱可塑性樹脂とA及び/又はB及び該有機化合物とを
溶融混練し、その後塩基性物質を添加して溶融混線を続
けて有機化合物をアニオン界面活性剤に転換する方が、
熱可塑性樹脂とアニオン界面活性剤がよく混合し、更に
直径の小さい極細繊維が得られる。
かかる有機化合物は、塩基性物質と反応してアニオン界
面活性剤となるものであれば如何なるものでもよく、好
適なものとして第1紛高級脂肪酸。
第2紛高級脂肪酸、第1紛高級アルコール硫酸エステル
、第2紛高級アルコール硫酸エステル、第1紛高級アル
キルスルホン酸、第2紛高級アルキ/L/ ス/l/ 
ホy p 、 高級アルキルジスルホン酸、スルホン化
高級脂肪酸、高級脂肪酸硫酸エステル、高級脂肪酸エス
テルスルホン酸、高級アルコールエーテル硫酸エステル
、高級アルコールエーテルスルホン酸、高級脂肪酸アミ
ドのアルキロール化硫酸エステル、アルキルベンゼンス
ルホン酸、アルキルフェノールスルホン酸、アルキルナ
フタリンスルホン酸、アルキルベンゾイミダゾールスル
ホン酸等が例示できる。これらの中でも取り分けて好適
なものと1−で高級脂肪酸類とくに炭素原子数10〜・
20の飽和または不飽和の高級脂肪酸が好適であシ、よ
り具体的にはカプリン酸、ウンデカン酸、ラウリン酸、
ミリスチン酸、パルミチン酸、マーガリン酸、ステアリ
ン酸、アラキン酸等の飽和脂肪酸、リンデル酸、ツズ酸
、ペトロセリン酸、オレイン酸、リノール酸、リルン酸
、アラキドン酸等の不飽和脂肪酸、あるいはこれらの混
合物などが挙げられ、とくに飽和脂肪酸が好ましい。
界面活性剤の具体例としては、アニオン界面活性剤及び
ノニオン界面活性剤を代表として例示すると、前者は第
1紛高級脂肪酸塩、第2紛高級脂肪酸塩、第1紛高級ア
ルコール硫酸エステル塩、第2紛高級アルコール硫酸エ
ステル塩、第1紛高級アルキルスルホン酸塩、第2紛高
級アルキルスルホン酸塩、高9アルキルジスルホン酸塩
、スルホン化高級脂肪酸塩、高級脂肪酸エステルスルホ
ン酸塩、 高級アルコールエーテルの硫酸エステル塩、
高級アルコールエーテルのスルホン酸塩、高級脂肪酸ア
ミドのアルキロール化硫酸エステル塩、°アルキルベン
ゼンスルホンM塩、アルキルフェノールスルホン酸塩、
アルキルナフタリンスルホン酸塩、アルキルベンゾイミ
ダゾールスルホン酸塩等、後者はアルキルエーテル、ア
ルキルアリルエーテル、アルキルチオエーテル、アルキ
ルエステル、ソルビタンモノアルキルエステル、ポリオ
キシエチレンアルギルアミン、ポリオキシエチレンアル
キルアマイド、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレ
ン、ペンタエリスリットエステル、サッカローズエステ
ル、脂肪酸エタノールアミド、メチロールアミド、オキ
シメチルエタノールアミド等を挙げることができる。
勿論これらの例示以外のアニオン及びノニオン界面活性
剤、更にここでは例示しないカチオン界面活性剤、両性
イオン界面活性剤を使用してよく、これらの界面活性剤
の更に詳しい具体例は、たとえば堀口博著「合成界面活
性剤」(昭41.三共出版)に開示しである。
上記の界面活性剤のうち、塩基性物質の添加処理によっ
てアニオン界面活性剤に転換したものを用いると、製造
した極#I繊維束がアルカリ側すなわちpH9以上の性
質を示す。又ノニオン界面活性剤ではpHがほぼ中性の
性質を示す極細繊維束となる。尚ノニオン界面活性剤の
場合はHLB価が13〜19のものが更に直径の小さい
極細繊維となるので好ましい。HLB価はGriffi
nの式に一1只− より導びかれるものであ−て、詳細は界面活性剤便覧(
西一部他著、産業図書、昭35)307〜310頁に開
示されている。
(D)有機溶剤 有機溶剤は高分子是あるいは狭分子量分布で溶融粘度が
高く、溶融混練し難い熱可塑性樹脂を極細繊維束化する
ときに使用する。したがってメルトフロレート(MFR
,ASTIψ D  1238)が1g/10=未満の
樹脂に適用するとその効果が著しく発揮されるが、勿論
溶融粘度の小さいすなわちMFRが1,9/1Qm以上
の樹脂にも適用できる。
また有機溶剤は単独で使用されるのではなく、前述のA
及び/又はB更に必要に応じてCと共に併用される。
かかる有機溶剤の例としては、ベンゼン、トルエン、キ
シレン、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルベンゼ
ンなどの芳香族炭化水素、ヘキサン、ヘプタンなどの脂
肪族炭化水素、トリクロロエチレンなどの・・ロゲン化
炭化水素等がある。
(E)  その他 以上A、 −Dに挙げたものの他に、石油樹脂、ロジン
、アスファルトといったものをA及び/又はB必要に応
じ更にC,Dと共に併用してもよく゛、中でもAの水膨
潤性又は水溶性樹脂と組み合わせるのが奸才しい。
〔助剤の好適態様〕
助剤の使用形態はイ巾々あるが、たとえばA又はBの単
独使用、AとBの併用、A及び/又はBとCの併用、A
及び/又はBとDの併用、A及び/又はBとCとDの併
用史にAとEの併用等を挙けることができる。更に好1
しくは繊維径を比較的太く(概ね50μシ上)するとき
は中和又はケン化した変性樹脂(B)を用いたり、細く
(概ね50μ未満)するときは中和文はケン化した変性
樹脂但)と界面活性剤(Ωを用いたり、とくに中性の超
極細繊維をねらうときは前記の組合せのうち(qとして
ノニオン界面活性剤を選択した地温融粘度の大きい樹脂
の超極細繊維をねらうときには中和文はケン化した変性
樹脂(至)と界面活性剤(C)及び有機溶剤0を用いた
シ、更には繊維束自体を強固に同作する場合には水溶性
樹脂(A)を用いたりする。
助剤の使用量は、極細繊維束化しようとする熱可塑性樹
脂の種類あるい(は助剤の種類によっても異なるが、概
ね熱可塑性樹脂75〜98重量部とくには80〜95重
量部及び助剤2〜2Sffi量部とくには5〜20重景
部重量る(但し両者の合計は100:[4:部)。
とくに本発明の好適態様として熱可塑性樹脂と中和又は
ケン化した変性イVイ脂及び界面活性剤を使用する場合
には各75〜98重量部、1〜20重量部、1〜5重量
部(合計は100重量部である)とくには80〜95重
量部、3〜16重量部、2〜4重量部の割合で混合する
。まだこの組合せにおいて界面活性剤の代わシに水膨潤
性又は水溶性の熱可塑性樹脂を用いる場合もほぼ前記の
割合でよい。
〔水の添加〕
熱可塑性樹脂及び助剤とからなる系に添加する水の量は
、熱可塑性樹脂と助剤の合計100重量部に対して6〜
20重量部とくには5〜15重量部である。
水の量がこの範囲内にあることにより、目的とする熱可
塑・21:樹脂を極細繊維束化できる。
水の添加方法としては種々の形ができ、たとえば溶融混
線前に予め熱可塑性樹脂及び助剤と一緒に添加される方
法、溶融混練中に水を序々に添加してゆく方法がある。
また添加する水は、純粋に水として添加するだけでなく
、たとえば助剤に界面活性剤を用いる際水溶液として添
加して界面活性剤と水とを一緒に添加する方法がある。
〔極細繊維束の製造〕
極細繊維束を製造するには、前記の熱可塑性樹脂及び助
剤及び水とを溶融混練いその後紡糸ノズルのようなオリ
フィスより紡糸するのに際し、1個のオリフィス孔から
直径200μ以下の極細繊維の多数が略平行状態に集束
した形の繊維束を紡糸することによって製造できる。
この際注意すべき点としては、以下のことがある。
■ 溶融混練物は最初のうちは水が熱可塑性樹脂の中に
分散した形(W/○型)でるるか、溶融混線を続けるう
ち助剤の作用によって水が連続相となったすなわち水の
中に熱可塑性樹脂が分散した形(0/WBq)となる。
オリフィスから紡糸する場合には、上記のWlo型から
○/W型に転相を起こす寸前に行う。
■ 紡糸はオリアイスを通過させて行う。
■ 水が実質的にフラッジ−しない条件下で紡糸するO ■につい℃ 上記■の意味を詳述すると、系に添加されている水は混
線による剪断力及び助剤の作用によって溶融樹脂中に序
々に取込寸れて行き、Wlo型の分散物となる。更に剪
断力を掛は続けられると、今度は分散している水の量が
少い(熱可塑性樹脂と助剤の合計100重量賛11に対
して高々3〜20重量部である)のにもかかわらず水が
連続相となって○/W型に転相する。このWloから○
/Wの転相寸前では、水が完全な連続相(水が6次元的
に結合したもの)とは彦−てなくて、一定方向に連続し
たもの(水が2次元的に結合したもの)と々−ていると
渚えられる。
したがって後者の状態下では熱可塑性樹脂は粒子ではな
く一方向に連続的に繋がったすなわち繊維状の樹脂相と
なっていると考えられる○このような状態下で紡糸させ
ることにより本発明の繊維束が紡糸でき、Wlo型又は
完全にO/Wvになったものを紡糸しても本発明の如き
極細繊維束が製造できないばかりか、繊組状にすらなら
ない場合もあるoしだがってここでいう転4:D寸前と
は本発明の如き繊維束を紡糸できる範囲を示す。
■について オリフィスを通過させて紡糸する意味は、前記の如く転
相寸前の樹脂(d水が境界和となった繊維状のものとな
っているが、その!f、まではこれら多数の繊維状樹脂
がランダムに配向しているものであるので、一定方向に
配向をかけて繊維状柿4脂を引揃える作用を示す。ここ
で従来の溶融紡糸法と異なるのは、オリフィスの形状が
どのようなものであれ、オリフィスを通過して出てくる
溶融混練物は、1つのオリフィス孔から多数の極細組紐
(直径200μ以下)が押し出されてくる方向に略平行
に集束した棋細束となって出てくることでるる。
■につ(/−1で 溶融混線物を最終的に外部へ紡糸する時には、含有され
ている水が実質的にフラッジ−しない条件すなわち従来
のフラッジ−紡糸法のように水がフラッジ−するように
急激に押し出すことは止めるべきである。もしフラッジ
−紡糸法のように溶融混練物を急激に押し出したυ、差
圧をつけて押し出したりすると紀細束が得られAい。よ
り具体的には紡糸を加圧下で行った地温融混線機内の圧
力を大気圧とほぼ同じにして大気圧下で紡糸する方法が
ある。このような条件下で紡糸されることにより得られ
る繊維束の含水率は17重量%以下である。
本発明の極細繊維束を製造する具体的装置としては、た
とえば1軸又は2軸押出機で押し出す方法がある。2軸
押出機の場合はそのままでは剪断力が弾すぎて転相寸前
の状態を再現し難いので、スクリーー溝を特殊な形状に
したりして剪断力を弱めた方がよい。一般的には剪断力
が弱くて転相寸前の状態を再現し易い1軸押出機が好ま
しい。オリフィスの形状としては通常の紡糸口金の他に
、フィルム成形に際に利用されるT−ダイのようなもの
でもよい。
〔極細繊維束の性状〕 前述して来た方法によ−で製造される極面イ繊細束の性
状は、略円形断面形状で実質的に不定長な直径20口μ
以下多くは100μ以下の熱可塑性樹脂極細繊維の多数
が、略平行状態に撚りをかけられることなく集束した形
の極細繊維束で冴)って、該K>細束を構成する極細繊
維同志は部分的に接着している所が存在していることで
ある。したがってこの繊維束を解すと接着部があるため
一見解繊維状に見える。
より具体的に本発明の極細繊維束の一例の繊維形状を示
す写真を第1図〜第4図として示す。第1図は本発明の
繊維束を示す写真(2倍率)であるが、撚りが全くかか
つていないことが判る。第2図(5倍率)及び第3図(
5倍率)は繊維束を解した状態を示す写真であり、繊維
束が極細繊維の多数が略平行に集束したものであること
が判る。第4図は解した繊維束の部分拡大写真(40倍
率)であり、極細繊維同志が部分的に接着していること
が判る。
〔実 施 例〕
以下に本発明を好適な例でもって説明するが、本発明の
内容はとくに断わシのない限り何らこれらの例に限定さ
れるものではない。
実施例1 先端部に水冷機構を有し第一圧縮ゾーン及び第一計量ゾ
ーンに液注入口を設けたベント付−軸押出機(サーモプ
ラスチック社製口径ろ096L/D=66)のホッパー
より低密度ポリエチレン(三井石油化学工業株式会社製
 商品名 ミラソン”FL−60MFE1=70g/1
0mM密度= 0.915.9/cJ Sp値= 7.
80 (Cal /cA )” ) 93 四ffE部
と無水マレイン酸クラフトポリエチレン(無水マレイン
酸含量6.3重○ 量%、−C−O−基= 0.67 mmol ”4 n
/ g、λ4w−270口 密度−0,949/c4.
 sp値8.06 (Cal/c4 )”)5重量部の
混合物を98重量部/時間の割合で連続的に供給し14
0℃で可塑化する。次に同押出機の第一計量ゾーンに設
けだ液注入口よりアニオン系界面活性剤(花王石ケン株
式会社製 商品名 工マルゲン”430ポリオキシエチ
レンオレイルエーテルHLB=16.2)の16.7%
水溶液をプランジャーポンプで加圧して12重量部/時
間の割合で連続的に供給しく圧力120 kg/cJG
 )押出温度95℃で100メツシーのスクリーンを通
した後に直径シ罷のノズルより連続的に押出した。
生成物は単繊維が略平行状態に集束した白色の繊維束で
あり、含水率を測定したところ9%であった。
次に繊維束を押し広げ単繊維を鵡微鏡観察しだところ、
単繊維同志は部分的に接着している所が存在していた。
単繊、維の太さは概ね25〜50uの範囲内にあった。
実施例2〜9 表1に示す組成割合で実施例1と同様にした。結果を表
1に示す。
鳴     鳴 Nつ τ              1 0℃ Nつ ■ I 郵 頓 ω Ω 一へ(イ)寸の 史 トの *  来  米  来  米     *     未
  来E式二LLIUノ N 来 実施例10 実施例1に用いたと同じ押出機のホッパーより、低密度
ポリ、エチレン(三井石油化学工業株式会社製商品名 
ミランンOFr、−60MFR=70g/10rru/
n密度= 0.915 g/cJ sp値= 7.80
 (Ca−1/+:tり″)と無水マレイン酸クラフト
ポリエチレン(無水マレイン酸含量6.3重量%、−C
−0−基−0,67mmol 当量/ 、9゜Mw−=
2700、密度=0.94 、!9 /c4 sp値=
8.06(Qal/CJ )  )とステアリン酸の9
215/3 (重量比)の混合物を100重量部/時間
の割合で連続的に供給し140℃で可塑化する。次に同
押出機の第一計量ゾーンに設けだ液注入口より、98%
の水酸化カリウム水溶液をプランジャーポンプで加圧し
て8重量部/時間の割合で連続的に供給しく圧力120
kg/ t2aCr )押出温度95℃で実施例1と同
様に押出した。
生成物は単繊維が略平行状態に集束した白色の繊維束で
あり、含水率を測定したところ7%であった。
次に繊維束を押し広げて単繊維の太さを調べたところ概
ね25〜50μの範囲内にあった。また水100重量部
の中に繊維束5重量部を加え、水層のpHを測定したと
ころ10,5であ1だ。
実施例11〜16 表1に示す組成割合で実施例1oと同様にした。
結果を表2に示す。
7N開昭Gl−83305(13) 実施例17 実施例1に用いたと同じ押出機のホッパーより実施例1
6に用いたと同じエチレン・1−ブテン共重合樹脂を9
7重量部/時間の割合で連続的に供給し150℃で可塑
化する。次に同押出機の第一計量ゾーンに設けた液注入
口より参考例に示すエチレン・アクリル酸共重合樹脂の
水性分散液を80℃に加熱しプランジャーポンプで加圧
して10重量部/時間の割合で連続的に供給しく圧力1
40kg/cJG ’)押出温度95℃で実施例1と同
様に押出した。
生成物は含水率6%の白色の繊維束であった。繊維束を
押し広げて観察すると、繊維は部分的に接着している解
繊糸様を呈しておシ、単繊維の太さは概ね70〜140
μの範囲内にあった。
〔参 考 例〕
エチレン・アクリル酸共重合樹脂(アシイドケミカル(
株)製ACポリエチレンo5120アクリル酸○ 含量15重量%、−〇−〇−基−2,14mmo1当量
/11、粘度(140°C)=650cps、密度= 
0.93 、q /CJ、酸化カリウム3.60部(−
C−0−基に対し1.0化学当量)とを撹拌機付オート
クレーブに仕込み、140℃で1時間加熱撹拌する(部
は重量部)。
次にオートクレーブを冷却し内容物を取出したところ白
色ゼリー状の乳化物が得られた。乳化物の粒径は0,5
μ以下であシ、中和された一〇−0−基は2.1mmo
 1当量/Iであった0 実施例18 実施例1に用いたと同じ押出機のホッパーよジエチレン
・プロピレン共重合樹脂(エチレン含量80mo1%、
MFR=1.1g/lo=、密度= 0.889/CJ
Sp値= 7.87 (Cal/C4)  )と実施例
1に用いたと同じ無水マレイン酸クラフトポリエチレン
とステアリン酸との9215/3 (重量比)の混合物
を75重量部/時間の割合で連続的に供給し、120℃
で可塑化する。次に同押出機の第一圧縮ゾーンに設けら
れだ液注入口より四塩仕エチレンを25重量部/時間の
割合で、また第一計量ゾーンに設けられた液注入口より
4%の水酸化カリウム水溶液を15重量部/時間の割合
でプランジャーポンプを用いて連続的に供給し、加熱温
度80℃で実施例1と同様に押出しだ。
生成物は白色の繊維束であり、単繊維径は概ね55〜1
10μの範囲にあった。
実施例19 実施例1に用いたと同じ押出機のホッパーよりエチレン
・酢酸ビニル共重合樹脂(酢酸ビニル含量19重量%、
MFR=15(L9/10馴、密度=0.97g/r、
r1. sp値= 8.06 (Cal/C4)’ )
を98重量部/時間の割合で連続的に供給し、120℃
で可塑化する。次に同押出機の第一計量ゾーンに設けた
液注入口よりポリビニルアルコール(商品名 日本合成
化学工業(株)製ゴーセノール■KH−17ケン化度8
0%)の10%水溶液を20重量部、プランジャーポン
プで加圧して連続的に供給しく圧力80 kg 、/、
−JC)、押出温度90℃で実施例1と同様に押出した
生成物は白色の繊維束であり、含水率は13%であった
。次に繊維束を押し広げ観察しだところ、単繊維が略平
行状態に並んでその一部は部分的に接着しており、単繊
維の太さは概ね35〜70μの範囲内にあった。
しかし繊維束を室温で翌日まで放置したものは、ポリビ
ニルアルコールが成膜し開繊することはできなかった。
実施例20 実施例19にて用いたエチレン・酢酸ビニル共重合樹脂
の代りに実施例1において用いた低密度ポリエチレン9
0重量部と水添石油樹脂(商品名 荒用化学工業(株)
製アルコン0P100軟化点100℃分子量700)1
0重量部との混合物を98重量部/時間の割合で連続的
に供給し、押出温度を95℃とした以外は実施例19と
同様にしだ。
生成物の繊維太さは概ね30〜60μの範囲内にあった
実施例21 実施例20中の水添石油樹脂を実施例1に用いた無水マ
レイン酸クラフトポリエチレンに代えた以外は、実施例
20と同様にした。
生成物の繊維太さは概ね40〜80μの範囲内にあった
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明の繊維形状を示す顕微鏡写真で
ある。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)略円形断面形状で実質的に不定長な直径200μ
    以下の熱可塑性樹脂極細繊維の多数が、略平行状態に集
    束した形の極細繊維束であって、該繊維束を構成する極
    細繊維同志は部分的に接着している所が存在しているこ
    とを特徴とする極細繊維束。
  2. (2)熱可塑性樹脂、水及び熱可塑性樹脂中へ水が分散
    してゆくことを補助する助剤とを溶融混練したのちオリ
    フィスより紡糸する方法において、1個のオリフィス孔
    から直径200μ以下の極細繊維の多数が略平行状態に
    集束した形の繊維束を紡糸することを特徴とする極細繊
    維束の製造方法。
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