JPH0673610A - ポリアリーレンスルフィド繊維の製造方法及びそれにより得られるポリアリーレンスルフィドのマルチフィラメントヤーン - Google Patents

ポリアリーレンスルフィド繊維の製造方法及びそれにより得られるポリアリーレンスルフィドのマルチフィラメントヤーン

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JPH0673610A
JPH0673610A JP5147469A JP14746993A JPH0673610A JP H0673610 A JPH0673610 A JP H0673610A JP 5147469 A JP5147469 A JP 5147469A JP 14746993 A JP14746993 A JP 14746993A JP H0673610 A JPH0673610 A JP H0673610A
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JP
Japan
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temperature
filament
filaments
polyarylene sulfide
carried out
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Pending
Application number
JP5147469A
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English (en)
Inventor
Herbert Wellenhofer
ヘルベルト・ヴェレンホファー
Werner Dr Bruckner
ヴェルナー・ブルックナー
Andreas Fischer
アンドレアス・フィッシャー
Gerhard Leumer
ゲルハルト・ロイマー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoechst AG
Original Assignee
Hoechst AG
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Publication date
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01FCHEMICAL FEATURES IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED FOR THE MANUFACTURE OF CARBON FILAMENTS
    • D01F6/00Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof
    • D01F6/58Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof from homopolycondensation products
    • D01F6/76Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof from homopolycondensation products from other polycondensation products
    • D01F6/765Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof from homopolycondensation products from other polycondensation products from polyarylene sulfides

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)
  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Preliminary Treatment Of Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 高い生産性を持ち、それによって良好な機械
的性質を有する繊維が簡単な方法で、出来るだけ少ない
延伸段階で製造できる方法を提供する。 【構成】 a)少なくとも0.5g/(分×孔)の吐出
速度で、ガス中にポリアリーレンスルフィドを溶融紡糸
する;b)紡出フィラメントを紡糸カラムの中で吹込ガ
スを用いて強制的に冷却する;c)フィラメントを80
0m/分以上の速度で引き取る;d)後処理の二つの段
階で紡出フィラメントを延伸する;d1)ガラス転移温
度と降伏温度の間の温度で、フィラメントを延伸する第
一の段階;d2)第一の段階の温度よりも高く且つフィ
ラメントの微結晶溶融点温度より低い温度でフィラメン
トを更に5〜30%延伸し、延伸張力が真の線密度に基
づいて11〜25cN/テックスの範囲にあるように、
フィラメントを延伸する第二の段階;e)その後直ちに
延伸したフィラメントをヒートセットする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はポリアリーレンスルフ
ィド繊維の製造方法と、それによって得られるポリアリ
ーレンスルフィドをベースとした新奇なマルチフィラメ
ントのヤーンに関する。
【0002】
【従来の技術】ポリアリーレンスルフィドは周知のよう
に熱劣化と広範囲の種類の薬品に対して優れた抵抗性を
持つポリマーである。これらのポリマーを原料とする繊
維も既に知られている; 例えば、EP−A−195,4
22号、EP−A−398,094号、EP−A−45
3,100号、JP−A−58−18,409号を参照さ
れたい。
【0003】そのような繊維を製造する為に特別に設計
された紡糸方法と後処理の方法が、例えば、EP−A−
102,536号、JP−A−01−239,109号、
及びUS−A−3,539,676号に記述されている。
EP−A−102,536号とJP−A−01−239,
109号は、夫れぞれ、紡糸引き取り速度を900〜1
100m/分と1000m/分以下と規定している; 対
照的に、その後の延伸条件に就いては特に規定されてい
ない。他方、US−A−3,539,676号は、紡糸引
き取り速度を20〜3000m/分と規定し、それ以上
延伸しないことを薦めている。。
【0004】ポリアリーレンチオエーテルをベースとす
る繊維の多段階の延伸は、例えば、JP−A−01−2
29,809号とEP−A−398,094号に記述され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これらの従来技術によ
る方法の背景に対して、高い生産性を持ち、それによっ
て良好な機械的性質を有する繊維が簡単な方法で、特に
出来るだけ少ない延伸段階で製造できる繊維の製造方法
を利用できるようにするのが本発明の目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】例えば、引掛強さ(loop
strength)と結節強さ(knot strength)で測定した引
っ張り強さ(tensile strength)と曲げ強さ(transver
se strength)の機械的性質が非常に優れた繊維が、高
い引き取り速度で紡糸しその後の延伸を特定の条件下に
二段階で行なうことによって高い生産性を以て製造でき
ることが驚くべきことに今や発見された。
【0007】従って、本発明はポリアリーレンスルフィ
ドから繊維を製造する方法を提供し、該方法は次の工
程:即ち、 a) 繊維形成性のポリアリーレンスルフィドを、少な
くとも0.5g/(分×孔)の吐出速度で、気体中に特
に空気の中に溶融紡糸する工程; b) 紡出フィラメントを紡糸カラムの中で吹込ガス
(blown gas)を用いて冷却することによって強制的に
冷却する工程; c) フィラメントを800m/分以上の速度で、好ま
しくは、1000m/分〜5000m/分の間の速度で
引き取る工程; d) 紡出フィラメントを中間的に(intermediately)
貯蔵する工程; e) 後処理の工程における以下の二つの段階で紡出フ
ィラメントを延伸する工程; e1) フィラメントが実質的に完全に延伸される程度
に、ガラス転移温度と降伏温度の間の温度で、フィラメ
ントを延伸する第一の段階; e2) 第一の段階の温度よりも高く且つフィラメント
の微結晶(ctystallite)溶融点温度より低い温度でフ
ィラメントを更に5〜30%延伸し、この場合、第二の
延伸工程の熱伝達には機械的な接触は関与せず、延伸張
力が真の線密度に基づいて11〜25cN/テックスの
範囲にあるように、フィラメントを延伸する第二の段
階; f) その後直ちに延伸したフィラメントをヒートセッ
ティングする工程;から成る。
【0008】発明の方法の中で用いられる適当なポリア
リーレンスルフィドは、以下の式I: −Ar−S− (I) の繰り返し構造単位を主部分に持つ任意の繊維形成性の
ポリマーである。但し、上の式のArは、二価の単環式
または多環式の芳香族のラジカルであり、その自由原子
価はパラ位若しくはメタ位にあるか、又は互いに平行の
位置であるか(comparable parallel position)若しく
は或る一定角度の位置(angled position)である。ま
た、ポリマーは、上に定義した条件下で紡糸できるなら
ば、一部が架橋した構造であっても良い。
【0009】同じく又、ポリアリーレンスルフィドポリ
マーの混合物又は一つの分子中に式Iの繰り返し構造単
位が異なるポリアリーレンスルフィドポリマーの混合物
を使用することも可能である。ポリアリーレンスルフィ
ドの混合物の例は、ここに参考として本明細書に引用す
るEP−A−407,887号にその名前が記載されて
いる。
【0010】好ましくは、使用されるポリアリーレンス
ルフィドはポリフェニレンスルフィド、特に、Arが p
−フェニレンであるポリマーである。
【0011】好ましいポリフェニレンスルフィドは、3
20℃で、剪断速度が1000[1/秒]における溶融
粘度(MV1000)が60〜150Paであり、剪断速度
が3000[1/秒]における溶融粘度(MV1000)と
50Pa以上である。MV10 00とMV3000の差は、JP
−A−01−239,109号の必要条件と対比すると
20Pa以上で有り得る。
【0012】紡糸の前に、ポリアリーレンスルフィドは
普通は乾燥のプロセスに掛けられる。この為に、ポリマ
ーは一般に粉末または顆粒のように細かく粉砕された形
であるか、又は特に、チップの形をしており、乾燥は好
ましくは減圧下に行なわれる。通常の乾燥時間は6時間
と10時間の間である。乾燥温度は、通常120℃から
160℃の範囲である。しかし、乾燥は同じく不活性気
体の下で行なうこともできる。
【0013】特に好ましいのは、カール・フィッシャー
法で測定した水の含有量が0.01%以下のポリアリー
レンスルフィドを使用することである。このような原料
を使用すると、特に安定した紡糸条件を得ることができ
る。
【0014】本発明の方法において、ポリアリーレンス
ルフィドは、そのようなポリマーの紡糸の為に普通に良
く用いられる装置を使って溶融紡糸される。紡糸は紡糸
カラムの中で気体中に、特に空気、さもなければ窒素の
ような不活性気体の中に向けて行なわれる。
【0015】ここで重要なは、吐出速度を少なくとも
0.5g/(分×孔)にすべきことである。特に好まし
い吐出速度は0.7〜1.3g/(分×孔)の範囲であ
る。
【0016】紡糸ジェットの温度は、普通280〜32
0℃、好ましくは290〜315℃の範囲である。
【0017】希望するどのような紡糸ジェットでも使う
ことができる。紡糸ジェットの中の孔の数は、典型的に
は100〜500個の範囲内にある。孔の形状は、同じ
く容易に選ぶことができ、それは例えば、三角形、矩
形、多角形(multilobal、小葉体)、楕円形または特に
円形とすることができる。典型的なジェットの孔の直径
は0.20〜0.65mmの範囲である。
【0018】好ましくは、ジェットの中の孔は同心環
(同軸輪形)の形に配置される。
【0019】ジェットから押し出された後、フィラメン
トは吹込ガスを用いて冷却することによって紡糸カラム
の中で強制的に冷却を受ける。どのような慣用の冷却の
形式でも使用することができる。単に横冷却法ばかりで
なく、特に中心冷却法も使用することができる。特に、
内側から外側への中心冷却法が好ましい。使用されるガ
スは窒素等の不活性気体でも良いが空気が好ましい。
【0020】紡糸カラムを出るフィラメントの速度は8
00m/分以上、好ましくは1000m/分と5000
m/分の間、特に1000〜2000m/分である。
【0021】紡糸カラムを出るフィラメントは、紡糸カ
ラムを出る時、又はその直前が直後に慣用の紡糸仕上げ
(spin finish)を受けることが有利である。しかし、
紡糸仕上げは、同じく生産ラインの別の場所でも適用す
ることができる。仕上げ加工は、その目的の為に公知の
任意の手段、例えば、スプレー又はキスローラー等によ
っても行なうことができる。
【0022】紡糸仕上げの有る無しに拘わらず、紡出フ
ィラメントが紡糸カラムを出た後は、工程が一時中断さ
れて、紡出フィラメントは中間的な貯蔵に適した形に持
ち来たされる。この目的のために、フィラメントは缶の
中に貯蔵されるか又は特に好ましくは糸巻きに巻き取ら
れる。中間的な貯蔵をするには目的が有り、なかんずく
後処理段階への供給速度を遅くすることと、紡出フィラ
メントを均一化することが目的である。中間的な貯蔵の
時間は、例えば、数時間から数日の範囲で変化する。紡
糸工程の此の部分は、紡出マルチフィラメントヤーンへ
中間処理を施すために、例えば、巻き取った繊維に熱処
理を施す為に使用することができる。
【0023】中間的な貯蔵したフィラメントの後処理
は、特定の条件下でフィラメントを二段階延伸し、その
後でヒートセットすることから成る。
【0024】第一の延伸段階は、フィラメントのガラス
転移温度と降伏温度の中間の温度、例えば、80℃と1
20℃の間の温度で、フィラメントが実質的に完全に延
伸される程度に行なわれる。この延伸段階の為に好まし
い温度は100〜120℃の範囲で変化する。
【0025】ここで用いる「実質的に完全に延伸され
る」とは、問題としているマルチフィラメントヤーンが
達成し得る最大の延伸度の少なくとも70%の延伸をフ
ィラメントが受ける程度と言う意味である。延伸の達成
できる最大程度は、或る特定のマルチフィラメントヤー
ン/紡糸仕上げの組み合わせに対して、種々の温度で降
伏点を測定することによって決定することができる。
【0026】第一の延伸段階は種々の適当な装置を用い
て、例えば、液体浴若しくはホットプレートと組み合わ
せたロール又はピンによって、特に加熱されたゴデット
ロールの上で行なわれる。
【0027】この段階での典型的な延伸比は、1:2.5
から1:5、好ましくは1:2.5から1:3.5の範囲で
ある。
【0028】第二の延伸段階は第一の段階の温度よりも
高く且つフィラメントの微結晶溶融点温度よりは低い温
度で、フィラメントを更に5〜30%延伸する程度に、
但し、この場合、第二の延伸段階の熱伝達に機械的接触
は全く関与しないようにして行なわれる。この段階での
延伸張力は真の線密度に基づいて11〜25cN/テッ
クスに設定される。非常に高い延伸温度を用いるのは此
の段階にとって特に有利である。
【0029】ここで用いるような「真の線密度に基づく
延伸張力」とは、その点に於ける線密度によってその点
のヤーンの張力を除することによって得られる特定の張
力を意味するものとして理解すべきである。
【0030】この段階の温度は、好ましくは、160℃
と260℃の中間、特に200℃と240℃の間であ
る。
【0031】第二の延伸段階は、出発点と終点での輸送
ゴデットロールは別にして、マルチフィラメントヤーン
は延伸中は延伸装置のいかなる部材とも接触しないよう
に行なわれる。この目的の為に、例えば、EP−A−3
98,094号の中に記述されているように、延伸は加
熱オーブンの中、好ましくはホットエアダクト又は赤外
線ダクトの中で何物とも接触しない状態で行なわれる。
【0032】この段階での典型的な延伸比は1:1.05
から1:1.3、好ましくは1:1.1から1:1.25の範
囲である。全延伸比は約3〜5である。
【0033】驚くべきことに、このようにして製造され
たヤーンはその直後にヒートセットできることが見出だ
された。ヒートセットの操作は多数の任意の方法で行な
うことができるが、ヒートセット中はヤーンを収縮させ
ることが好ましい。ヒートセットの温度は、普通は約2
10〜300℃である。典型的な収縮率は2%から10
%の範囲である。ヒートセットの操作も同様に無接触の
状態で行なうことができるが、しかし、好ましくは加熱
されたゴデットの上で行なわれる。
【0034】好ましいヒートセットの温度は230〜3
00℃の範囲であり、ヒートセット張力は真の線密度に
基づいて、特に10cN/テックス以下である。好ましく
は、セッティング張力は7cN/テックス以下である。
【0035】ヒートセッティングした後、得られたフィ
ラメントは巻き取られるか又は慣用の方法でステープル
ファイバーに裁断される。
【0036】本発明の方法によって得られるマルチフィ
ラメントヤーンは、高い曲げ強さを持っているのが注目
に値する。従って、本発明は同じく40cN/テックス
以上、特に45〜50cN/テックスの引っ張り強さ
と、引っ張り強さの65%以上、特に引っ張り強さの7
0〜80%の曲げ強さを有するポリアリーレンスルフィ
ド繊維を与える。
【0037】発明のマルチフィラメントのヤーンは、一
般に200〜1100dtexの線密度を有する。
【0038】本発明のマルチフィラメントヤーンは上述
のような有利な性質の組み合わせを持つから、ヤーンは
容易に撚り糸にすることができる。
【0039】以下に記述する実施例は、一つの例示とし
て本発明を具体的に説明するもので、決して発明を限定
するものではない。
【0040】
【実施例1〜3及び比較例1】p−ポリフェニレンスルフィド(PPS)からマルチフ
ィラメントヤーンの製造 p−ポリフェニレンスルフィドをフィラメントに溶融紡
糸し、紡糸したフィラメントを1000m/分の引取速
度で引き取り、紡糸仕上げし、巻き取る。次に、得られ
たフィラメントを二回に分けて延伸する、即ち、第一の
延伸段階は加熱されたゴデットの上で行なわれ、第二の
延伸段階は、フィラメントを無接触の状態で導きながら
赤外線ダクトの中で行なわれる。このダクトを出たら、
延伸したフィラメントを、ゴデットを用いて許容できる
一定量の収縮率を許しながらヒートセットする。ヒート
セットしたマルチフィラメントはボビンに巻き取る。比
較例1では、ヒートセットによる収縮の代わりに追加の
延伸を行なった。下の表はプロセスパラメーターと得ら
れたPPSのマルチフィラメントヤーンの性質を示して
いる。
【0041】測定は下記の方法により異なった。 線密度 DIN 53830 パート1 テナシティ DIN 53834 パート1 破断点伸び DIN 53834 パート4 ライン上でのホットエア収縮 DIN 53866 引掛強さ DIN 53843 パート1
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アンドレアス・フィッシャー ドイツ連邦共和国デー−8900 アウクスブ ルク,フランツェンスバートシュトラーセ 13 (72)発明者 ゲルハルト・ロイマー ドイツ連邦共和国デー−8903 ボービンゲ ン,レーメルシュトラーセ 75アー

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリアリーレンスルフィドから繊維を製
    造する方法であって、 a) 少なくとも0.5g/(分×孔)の吐出速度で、
    ガス中に特に空気の中にポリアリーレンスルフィドを溶
    融紡糸する工程; b) 紡出フィラメントを紡糸カラムの中で吹込ガスを
    用いて冷却することによって強制的に冷却する工程; c) フィラメントを800m/分以上の速度で、好ま
    しくは1000〜5000m/分の速度で引き取る工
    程; d) 紡出フィラメントを中間的に貯蔵する工程;、 e) 後処理の工程における以下の二つの段階で紡出フ
    ィラメントを延伸する工程; e1) フィラメントが実質的に完全に延伸される程度
    に、ガラス転移温度と降伏温度の間の温度で、フィラメ
    ントを延伸する第一の段階; e2) 第一の段階の温度よりも高く且つフィラメント
    の微結晶溶融点温度より低い温度でフィラメントを更に
    5〜30%延伸し、この場合、第二の延伸工程の熱伝達
    には機械的な接触は関与せず、延伸張力が真の線密度に
    基づいて11〜25cN/テックスの範囲にあるよう
    に、フィラメントを延伸する第二の段階;及び f) その後直ちに延伸したフィラメントをヒートセッ
    トする工程;から成る前記方法。
  2. 【請求項2】 使用されるポリアリーレンスルフィドが
    特にチップの形をしたもので、そしてカール・フィッシ
    ャー法で測定した水含量が0.01%以下である請求項
    1記載の方法。
  3. 【請求項3】 紡糸の引き取り速度が1000〜200
    0m/分の範囲にある請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 紡出したばかりのフィラメントを巻き取
    り、そして中間的に巻取パッケージ上に貯蔵する請求項
    1記載の方法。
  5. 【請求項5】 紡出したばかりのフィラメントを缶の中
    に堆積し、中間的にその中に貯蔵する請求項1記載の方
    法。
  6. 【請求項6】 紡糸ノズルが、好ましくは同心円の中に
    配置された100以上の孔を有する請求項1記載の方
    法。
  7. 【請求項7】 第一の延伸段階 e1)が加熱されたゴ
    デットの上で行なわれる請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】 第一の延伸段階 e1)が150℃以下
    の温度、特に100℃と120℃の間の温度で行なわれ
    る請求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】 第二の延伸段階 e2)が160℃と2
    60℃の間の温度、特に200℃と240℃の間の温度
    で行なわれる請求項1記載の方法。
  10. 【請求項10】 第二の延伸段階 e2)が加熱オーブ
    ンの中、好ましくは、ホットエアのダクトの中か又は赤
    外線ダクトの中で行なわれる請求項1記載の方法。
  11. 【請求項11】 第一の延伸段階e1)が7〜10cN
    /テックスの延伸張力を用いて約100〜120℃の温
    度及び約2.5〜3.5の延伸比で行なわれ、そして、
    第二の延伸段階e2)が200℃以上の温度において、
    約3〜5の全延伸比となるように、且つ真の線密度に基
    づいて11cN/テックストと25cN/テックスの間
    の張力となるように行なわれる請求項1記載の方法。
  12. 【請求項12】 ヒートセッティングf)が2〜10%
    の許容収縮率、210〜300℃の範囲の温度、及び真
    の線密度に基づいて10cN/テックス以下の張力の下
    で行なわれる請求項1記載の方法。
  13. 【請求項13】 延伸されたフィラメントのヒートセッ
    ティングが加熱されたゴデットの上か、又は加熱オーブ
    ンの中で連続的に行なわれる請求項1記載の方法。
  14. 【請求項14】 少なくとも40cN/テックスの引っ
    張り強さと、引っ張り強さの少なくとも65%の曲げ強
    さを有するポリアリーレンスルフィドのマルチフィラメ
    ントのヤーン。
JP5147469A 1992-06-18 1993-06-18 ポリアリーレンスルフィド繊維の製造方法及びそれにより得られるポリアリーレンスルフィドのマルチフィラメントヤーン Pending JPH0673610A (ja)

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DE4219952:2 1992-06-18
DE4219952 1992-06-18

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US (1) US5372760A (ja)
EP (1) EP0574789B1 (ja)
JP (1) JPH0673610A (ja)
CA (1) CA2098692A1 (ja)
DE (1) DE59308967D1 (ja)
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