JPS5818409A - ポリフエニレンスルフイド繊維の製造方法 - Google Patents

ポリフエニレンスルフイド繊維の製造方法

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Publication number
JPS5818409A
JPS5818409A JP11512381A JP11512381A JPS5818409A JP S5818409 A JPS5818409 A JP S5818409A JP 11512381 A JP11512381 A JP 11512381A JP 11512381 A JP11512381 A JP 11512381A JP S5818409 A JPS5818409 A JP S5818409A
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JP
Japan
Prior art keywords
polyphenylene sulfide
polymer
fiber
temperature
sulfide
Prior art date
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Pending
Application number
JP11512381A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoji Yamane
山根 祥司
Michihiro Shiokawa
塩川 満弘
Chuichi Endo
遠藤 忠一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Publication of JPS5818409A publication Critical patent/JPS5818409A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はすぐれた繊維特性を有するポリフェニレンスル
フィド繊維の製造方法に関する。
芳香族スルフィド重合体は有機重合体のなかでも抜群の
耐熱性と耐薬品性を有するものであり。
主として樹脂成型品として広く用いられていたが。
近年この重合体の繊維化の検討が始められ、2゜6の提
案がなされている。
たとえば特公昭52−12240号公報、特公昭54−
8719号公報はp−フェニレンスルフィド重合体の製
造方法に関して開示されているもので。
前者は高い固有粘度と低い融解流動を有する高分子量化
されたポリマを製造する技術に関し、また後者は該ポリ
マに更にポリハロ芳香族化合物を少量共重合させること
により低い溶融流れを有するポリマを製造する技術に関
して開示されているものであるが、それらのなかに溶融
紡糸法で繊維化すること並びにかかる繊維を更に約10
0〜110℃で約3〜5倍延伸する技術が開示されてい
る。また特公昭52−50609号公報では該重合体を
予備硬化させた後溶融紡糸し1次いで溶融延伸した後。
冷時延伸する方法が開示されでいる。
しかし、これらの従来技術はいずれもポリフェニレンス
ルフィドのポリマ特性にががわりなく延伸するものであ
り、得られる糸は強度劣化の太き・いものやムラ糸など
性能にムラがあり、一定した繊維特性を有するポリフェ
ニレンスルフィド繊維を安定して製造することは困難で
あった。
本発明者らはかかる従来技術の欠点に鑑み、常に一定し
た高水準繊維特性を有するものを安定して製造する方法
に関して鋭意検討した結果9本発明に到達したものであ
る。
すなわち本発明は、構成単位の90モル係以上がp−フ
ェニレンスルフィド単位であるポリフェニレンスルフィ
ドを、予備硬化することなく溶融紡糸したのち、該紡糸
フィラメントを下記加熱温度(T)条件下で延伸するこ
とを特徴とするポリフェニレンスルフィド繊維の製造方
法に関する。
本発明でいうボリフエニレンスルフイドハタトえば特公
昭52−12240号公報、特公昭54−8719号公
報などで開示されている構成単位の90モル%以上がp
−フェニレンスルフィド単位で構成されたものであり、
10モル係以下の範囲で共重合成分を含有していてもよ
い。
かかる共重合成分としては上記公報に記載のものの外に
、たとえばビフェニルスルフィド単位。
フェニレンオキシド単位、 2.6−ナフタレ/スルフ
ィド単位あるいはそれらのアルキル置換単位などをあげ
ることができる。
かかる重合体は特公昭52−12240号公報に記載さ
れているように9代表的にはp−ジハロベンゼンとイオ
ウの供給源とをアルカリ金属カルボン  1酸塩と有機
アミド中で混合2重合させてつくられるものである。こ
の重合系中にトリハロ置換ベンゼンを投入すると特公昭
54−8719号公報でいう枝分れしたポリフェニレン
スルフィドが形成され。
溶融流れの低いポリマが得られる。
かかるポリマの典型的な製造方法はp−ジクロルベンゼ
ンと硫化ソーダを単量体として用い、N−メチル−2−
ピロリドン中で必要に応じて架橋剤として1,2.4−
)ジクロルベンゼンと助剤として酢酸リチウムを添加し
て加圧重合する方法がある。かくして得られる重合体は
重合終了後に増粘架橋剤であるトリハロ置換ベンゼンの
使用量は。
重合条件や最終製品の目標分子量などによって変化させ
るが1通常はジハロベンゼン量に対して0〜0.5モル
係程度が良好である。
本発明はかくして得られたポリフェニレンスルフィドを
その物理特性に応じた加熱温度条件下で延伸するもので
ある。
該物理特性とはASTM −D−1238−70規格に
従い、温度を343℃、荷重を5棺に変更して測定した
10分間のポリマの溶融流れ(単位:6710分)値で
表わされるものである。このポリば繊維特性にムラのあ
る糸や強度的に劣る糸が形成されるのである。本発明に
好ましく適用されるポリマは該値が15〜300g/1
0分の範囲のものである。これは300以上の低分子量
ポリマは本発明の方法で延伸しても繊維特性の劣るもの
しか得られず、また15未満の流動性の々いポリマは紡
糸、延伸時の操作性に問題が生じやすく、好ましくない
本発明の延伸時の加熱温度(T)は繊維特性と密接な関
係を有するものであり、数多くの実験の結果、特定な流
動特性を有するポリマは特定な温度領域で延伸すること
によって、一定の高水準の繊維特性を有する均質繊維に
することができることを究明した。
本発明に用いるポリマは紡糸時の発泡やゲル化を防ぐた
めに常法に従い乾燥を行なうが、上記溶融流れ値はかか
る乾燥後のポリマについて測定する。
乾燥後のポリマは典型的には300〜570℃で溶融し
、直径0.1〜5.0mmの口金から押出し、50〜1
500m/分の速度で引取られ、延伸に供せられる。
延伸は上記溶融流れ15〜10 g/l 0分を有する
ポリマであれば一定の条件で行なうこともでき。
一応の延伸糸は得られる。
しかし、同一ポリマについて延伸温度をふって延伸糸を
形成してみると、該温度が高すぎると。
一種の超延伸(スーパードロー)のような現象を生じ、
一方低すぎると、一応の延伸物性は示すものの糸条のム
ラが発生し、甚だしくは未延伸的部分が混入するものや
毛羽や切断に至ることがある事実を見い出した。
本発明者らの数多くの実験の結果、延伸温度とポリマの
溶融流れが延伸糸の物性に極めて密接な関係を有するこ
とを究明し、前記関係不等式を成立−させ得たものであ
る。
かかる延伸時の加熱方式としてはたとえば熱ビン、熱板
、熱ローラなど通常の方式あるいはこれらの組合せ方式
を適用することができるが、これらの方式に限定される
ものではない。
かくして本発明の未延伸糸はかかる温度条件下で適宜の
延伸倍率で延伸されるが1通常1倍を越えて7倍未満好
ましくは5倍まで延伸される。
本発明の方法により、初めてポリフェニレンスルフィド
か°ら一定の高水準の繊維特性を有する均質な繊維を安
定して製造することができ、かかる繊維からなる成形品
たとえば織物は均質な織物物性を有し9部分的欠陥のな
い耐久性にすぐれた性能を発揮するという特徴を有する
以下実施例により本発明を更に説明する。
実施例 パラジクロルベンゼンに対して0.2モル係のトリクロ
ルベンゼンをモノマに含み9重合後の溶融流れが20で
あるポリフェニレンスルフィドを。
増粘せずに紡糸工程に供給し、20DI+1/分の引取
速度で引取った。この未延伸糸は12本の単糸からなり
、繊度79d  強度1.14 g/d  伸度97チ
複屈折0.06の物性を示した。この未延伸糸を種々の
倍率、温度で延伸した結果を第1図に示す。ここにおい
て○印は倍率1.6倍、以下Δ印は1,7倍。
0印は1.8倍で延伸したものである。温度が180℃
以上であると弱糸を生じ、147℃以下ではむら糸とな
ることがわかる。ここで糸の耐久性とむら糸の検出は、
得られた糸条を朱子織の緯糸に用い。
製織したものについて2発生する毛羽(糸切れを含む)
や変色部分を視察によって測定した。むら糸の判断基準
は朱子織1m2当り1ヶ以上の黄金色(未延伸部分)部
の存在を確認することで行なった。また該糸の耐久性は
織上り布帛1m2当りの毛羽数1ヶ以上を確認すること
で判定した。本発明による糸はいずれの測定においても
確認数0であり、極めて均質な織物を形成することがで
きた。
られして結果を示す。溶融流れをXとすれば、加の間に
ある場合のみ正常な糸条を与えることがわかる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の延伸温度と糸強度との関係を示す。第
2図はポリマの溶融流れと延伸温度との関係と糸質との
関係を示す。 図中。 A:適正領域 B:ムラ糸発生領域 C:強度低下領域

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 構成単位の90モル係以上がp−フェニレンスルフィド
    単位であるポリフェニレンスルフィドを。 予備硬化することなく溶融紡糸したのち、該紡糸フィラ
    メントを下記加熱温度(T)条件下で延伸することを特
    徴とするポリフェニレンスルフィト繊維の製造方法。
JP11512381A 1981-07-24 1981-07-24 ポリフエニレンスルフイド繊維の製造方法 Pending JPS5818409A (ja)

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