JP2008502676A - アルキル置換されたインドロキノキサリン化合物 - Google Patents

アルキル置換されたインドロキノキサリン化合物 Download PDF

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Abstract

【化27】
Figure 2008502676

式(I)の新規な置換されたインドロキノキサリン化合物(式中、Rは水素であるか、あるいは、ハロゲン基、低級アルキル/アルコキシ基、ヒドロキシ基、トリフルオロメチル基、トリクロロメチル基、トリフルオロメトキシ基から選択される7位〜10位における1つまたは複数の類似または異なる置換基を表す;Rは類似または異なるC〜Cアルキル置換基を表す;XはCOまたはCHである;Yは、OH、NH、NH−(CH−R(式中、Rは、低級アルキル、OH、NH、NHRまたはNRを表し、この場合、R、RおよびRは独立して、低級アルキルまたはシクロアルキルであり、nは2〜4の整数である)である;ただし、XがCHであるとき、YはOHまたはNH−(CH−OHである)およびその薬理学的に許容され得る塩が記載される。本発明の化合物は、自己免疫疾患を防止および/または処置するための薬物として有用である。

Description

本発明は、下記の一般式(I)の新規なアルキル置換されたインドロキノキサリン化合物およびその薬理学的に許容され得る塩に関連する:
Figure 2008502676
(式中、
は水素であるか、あるいは、ハロゲン基(例えば、クロロ、フルオロ、ブロモ)、低級アルキル/アルコキシ基、ヒドロキシ基、トリフルオロメチル基、トリクロロメチル基、トリフルオロメトキシ基から選択される7位〜10位における1つまたは複数の類似または異なる置換基を表す;
は類似または異なるC〜Cアルキル置換基を表す;
XはCOまたはCHである;
Yは、OH、NH、NH−(CH−R(式中、Rは、低級アルキル、OH、NH、NHRまたはNRを表し、この場合、R、RおよびRは独立して、低級アルキルまたはシクロアルキルであり、nは2〜4の整数である)である;
ただし、XがCHであるとき、YはOHまたはNH−(CH−OHである)。
本発明の新規なアルキル置換されたインドロキノキサリン化合物は、薬物として、また、特に自己免疫疾患を防止および/または処置するために、例えば、リウマチ様関節炎(RA)および多発性硬化症(MS)を防止および/または処置するために有用である。
本明細書において、ハロゲンの用語は、クロロ、フルオロまたはブロモを意味する。
低級アルキルの用語は、1個〜4個の炭素原子を有する直鎖または分枝状のアルキル基を意味し、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチルなどを意味し、好ましくは、メチルまたはエチルを意味する。
アルコキシの用語は、1個〜4個の炭素原子を有する直鎖または分枝状のアルコキシ基を意味し、例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシなどを意味する。
シクロアルキルの用語はC〜Cのシクロアルキル基を意味し、例えば、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルなどを意味する。
好適な一群の化合物は、両方のRがメチル基である式(I)の化合物である。
別の好適な一群の化合物は、Rがハロゲン原子であり、かつ、両方のRがメチル基である式(I)の化合物である。
好ましい一群の化合物は、Rがクロロ基またはフルオロ基である式(I)の化合物である。
別の好ましい一群の化合物は、YがNRである式(I)の化合物であり、特に、RおよびRが類似または異なる低級アルキル基であるときの式(I)の化合物である。
本発明の目的はまた、薬物として使用される式(I)の化合物に関連する。
本発明の別の目的は、自己免疫疾患を防止および/または処置ための式(I)の化合物の使用であり、特に、リウマチ様関節炎(RA)および多発性硬化症(MS)を防止および/または処置するための式(I)の化合物の使用である。
本発明はまた、本発明の新規なアルキル置換されたインドロキノキサリン化合物を調製するための方法に関連する。
最も近い先行技術は、欧州特許第238459号および対応する米国特許第4990510号に記載される化合物、ならびに、欧州特許第799038号および欧州特許第1261344号、対応する米国特許第6248742号、米国特許第6465466号および米国特許第6333327号に記載される前記化合物の使用である。前記特許に開示される化合物のなかで、例えば、2,3−ジメチル1−6−(N,N−ジメチルアミノエチル)−6H−インドロ(2,3−b)キノキサリン(B220)の化合物が、一般的な試験において、すなわち、コラーゲン誘導関節炎(CIA)モデルおよびEAEモデルにおいてRAおよびMSをそれぞれ処置するための有望な化合物であることが示されている。
欧州特許第238459号 米国特許第4990510号 欧州特許第799038号 欧州特許第1261344号 米国特許第6248742号 米国特許第6465466号 米国特許第6333327号
上記従来技術は何れもRA及びMSをそれぞれ処置するための化合物としては十分ではない。
そこで、前記化合物をB220との比較においてRA及びMSに対して著しく改善する必要がある。本発明は之を克服するために提案されたものである。
本発明は上記課題を克服するために提案されたものであり、請求項1記載の発明は
下記の式(I)の置換されたインドロキノキサリン化合物およびその薬理学的に許容され得る塩:
Figure 2008502676
式中、
は水素であるか、あるいは、ハロゲン基、低級アルキル/アルコキシ基、ヒドロキシ基、トリフルオロメチル基、トリクロロメチル基、トリフルオロメトキシ基から選択される7位〜10位における1つまたは複数の類似または異なる置換基を表す;
は類似または異なるC〜Cアルキル置換基を表す;
XはCOまたはCHである;
Yは、OH、NH、NH−(CH−R(式中、Rは、低級アルキル、OH、NH、NHRまたはNRを表し、この場合、R、RおよびRは独立して、低級アルキルまたはシクロアルキルであり、nは2〜4の整数である)である;
ただし、XがCHであるとき、YはOHまたはNH−(CH−OHである。
請求項2記載の発明は、XがCOであり、YがOHまたはNHであり、かつ、Rがハロゲン原子である、請求項1に記載のインドロキノキサリン化合物。
請求項3記載の発明は、Rがクロロ原子またはフルオロ原子である、請求項1または2に記載のインドロキノキサリン化合物。
請求項4記載の発明は、XがCOであり、かつ、YがNH−CH−CH−R(式中、RはNHまたはN(CHである)である、請求項1に記載のインドロキノキサリン化合物。
請求項5記載の発明は、Rが2位および3位においてメチルである、請求項1〜4のいずれかに記載のインドロキノキサリン化合物。
請求項6記載の発明は、薬物として使用される、請求項1〜5のいずれかに記載の式(I)の化合物。
請求項7記載の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の式(I)の化合物を、場合により使用される溶媒、キャリアおよび補助剤と一緒に含有する医薬組成物。
請求項8記載の発明は、自己免疫疾患を防止および/または処置するための請求項1〜6のいずれかに記載の式(I)の化合物。
請求項9記載の発明は、リウマチ様関節炎を防止および/または処置するための請求項8に記載の式(I)の化合物。
請求項10記載の発明は、多発性硬化症を防止および/または処置するための請求項8に記載の式(I)の化合物。
請求項11記載の発明は、一般式(I)の化合物(式中、R、R、R、R、R、R、XおよびYは請求項1におけるように定義される)を調製するための方法であって、下記の式(a)の化合物:
Figure 2008502676
のアニオンをα−ハロゲン化アルキルニトリルまたはα−ハロゲン化アルキルエステルによってそれぞれアルキル化し、それにより、下記の式(b)の6−シアノメチルインドロ[2,3−b]キノキサリン化合物:
Figure 2008502676
ならびに、下記の式(c)のインドロ(2,3−b)キノキサリン−6−イル酢酸(
c;R=H)またはその塩(例えば、Na)およびインドロ[2,3−b]キノキサリン−6−イル酢酸アルキル:
Figure 2008502676
(式中、Rはメチルまたはエチルである)
をそれぞれ得て、その後、式(b)の化合物から、第一級アミド、すなわち、下記の式(II)のインドロ[2,3−b]キノキサリン−6−イルアセトアミド:
Figure 2008502676
を強酸(例えば、硫酸など)中での酸性加水分解によって得ること、および、式(c)の化合物から、下記の式(III)の第二級アミド:
Figure 2008502676
を、式(c)のアルキルエステルを、溶媒を用いて、または、溶媒を用いることなく、過剰な適切なアミンと縮合することによって得ることによる方法。
請求項12記載の発明は、下記の一般式(IV)の化合物(式中、R、R、R、RおよびR、ならびにnは請求項1において定義される通りである):
Figure 2008502676
を調製するための方法であって、式(a)の化合物のアニオンを下記の式(VI)のアルキル化試薬:
Figure 2008502676
(式中、Halはハロゲン原子である)
と反応させ、そのようにして得られた固体を酸性化し、ろ過し、得られたろ液を塩基性化し、これにより式(IV)の化合物を得る方法。
を提供するものである。
特定の疾患状態を含めて、特定の状態のもとでは、個体の免疫系は個体自身の構成成分を「非自己」として特定し、「自己」成分に対する免疫応答を開始させ、これにより、時には、侵入している微生物または異物からのような、より甚だしい損傷または不快を引き起こし、また、重篤な病気を個体において生じさせる。様々な自己免疫疾患が、リウマチ様関節炎(RA)、インスリン非依存性糖尿病、後天性免疫不全症候群(「AIDS」)、溶血性貧血、リウマチ熱、アルツハイマー病、喘息、アテローム性動脈硬化、炎症性腸疾患、虚血性傷害、パーキンソン病、重症筋無力症、貧血、強皮症、アジソン病;敗血症性ショック、乾癬、甲状腺炎、糸球体腎炎、自己免疫肝炎、多発性硬化症(MS)、全身性エリテマトーデス(SLE)などの疾患によって例示されるように、個体の免疫系が自身の器官または組織を攻撃し、これにより、その組織の破壊に伴う臨床的状態を生じさせるときに生じる。従って、そのような免疫応答を遮断、中和または阻害すること、あるいは、そのような免疫活性の結果を相殺すること、あるいは、これらの場合におけるその原因を取り除くことが望ましい。
リウマチ様関節炎は、関連した抗原が免疫遺伝学的感受性の宿主に提示されることから生じると考えられている。リウマチ様関節炎もたらす免疫応答を潜在的に開始させ得る抗原は内因性または外因性である可能性がある。考えられる内因性の抗原には、コラーゲン、ムコ多糖およびリウマチ様因子が含まれる。外因性の抗原には、例えば、マイコプラズマ、マイコバクテリウム、スピロヘータおよびウイルスが含まれる。免疫反応の副産物(例えば、プロスタグランジンおよび酸素ラジカル)が滑膜の炎症を生じさせ、破壊性の関節変化(例えば、コラゲナーゼ)を引き起こす。リウマチ様関節炎(関節内張り組織の破壊を含む)は、主に細胞媒介による自己免疫応答の結果であるとして特徴づけられ、主としてT細胞の作用に起因するようである(Sinha他、Science、248:1380(1990)を参照のこと)。
疾患の重篤度は広範囲であり、しかし、多くの患者は、ゆっくり進行する関節の破壊および変形の全体的なパターンを伴って間欠性の再発および一時的緩和の経過をたどる。臨床的な症状発現には、痛み、触れると痛い、腫れ、および、患部関節の機能喪失を伴う末梢関節の全身的な多関節炎、朝のこわばり、ならびに、持続した炎症の後における軟骨の喪失、骨質の侵食および関節の不全脱臼が含まれ得る。関節以外の症状発現には、リウマチ結節、リウマチ様脈管炎、胸膜肺炎症、強膜炎、眼球乾燥症候群、フェルティ症候群(脾腫および好中球減少症)、骨粗鬆症および体重減少が含まれる(Katz(1985)、Am.J.Med.、79:24;KraneおよびSimon(1986)、Advances in Rheumatology、Synderman(編)、70(2):263〜284)。これらの臨床的な症状発現は、患者の不自由な日常生活をもたらす大きな程度の病的状態をもたらす。残念なことに、相当の研究努力にもかかわらず、RAのための治療法がない。
RAの確立された処置は、炎症の最終的な共通する経路または免疫学的媒介因子のいずれかを阻害するように設計される。両方の方法は非特異的であり、従って、重篤な副作用を伴う。コルチコステロイド剤は免疫系および他の組織に対する多数の作用を有する。それらの使用は、筋骨格の副作用、代謝的副作用、神経学的副作用および結合組織の副作用、ならびに、命を脅かす感染症をもたらし得る免疫抑制の発生率が非常に高いことによって困難になっている。この理由のために、コルチコステロイド剤は、通常、すべての他の形態の処置が失敗するまでは避けられる。一般には、R.Million他、「リウマチ様関節炎の管理の長期研究」、Lancet、1:812(1984)を参照のこと。
細胞毒性薬物および代謝拮抗性薬物(例えば、メトトレキサート、アザチオプリンおよびシクロホスファミドなど)は、すべての迅速に分裂している細胞に非特異的な影響を及ぼし、従って、骨髄毒性および胃腸毒性、ならびに、悪性腫瘍の増大した発生率を伴う。加えて、RAのメトトレキサート処置は、致死的であり得る肝臓損傷および肺疾患を誘導することが報告されている。J.A.Engelbrecht他、「リウマチ様関節炎についての低用量治療の後におけるメトトレキサート肺臓炎」、Arthritis and Rheumatism、26:1275(1983);G.W.Cannon他、「リウマチ様関節炎患者における低用量パルス状メトトレキサート治療に関連した急性肺疾患」、Arthritis and Rheumatism、26:1269(1983)を参照のこと。
現在使用されている大部分の非ステロイド系抗炎症性薬物(NSAID)は、プロスタグランジン合成を非特異的に阻害するように設計されている。現在使用中のNSAIDは炎症性応答を改変または低下させるが、停止させない。アセチルサリチル酸が依然として、最も一般的に使用されているNSAIDである。アセチルサリチル酸の毒性は、過敏性反応、難聴、胃腸毒性および腎臓毒性を含む多くの形態を取る。一般には、SimonおよびMills、「非ステロイド系抗炎症性薬物」、N.Eng.J.Med.、302:1179(1980)を参照のこと。
金化合物およびペニシラミンもまた、RAの処置において使用されている。それらはともに、骨髄毒性、腎臓毒性および皮膚粘膜毒性の高い発生率を伴う。特に、金処置は腎障害を伴い(W.Katz他、「金処置のリウマチ様関節炎における蛋白尿」、Ann.Int.Med.、101:176(1984)、ペニシラミンは、効果的であることが疑わしい一方で、比較的低い用量でさえ毒性である。W.F.Kean他、「D−ペニシラミン治療の毒性パターン」、Arthritis and Rheumatism、23:158(1980)を参照のこと。これらの問題は、RA治療におけるこれらの薬物のほぼ完全な放棄をもたらしている。
他の確立された治療はシクロスポリンおよび抗TNF−α抗体である。しかしながら、重篤な腎臓毒性および非特異的な免疫抑制により、シクロスポリンの有用性が著しく制限されている。多くの細胞機能におけるその至る所での役割のために、抗TNF治療はRAのための安全な治療的戦略でない場合がある。狼瘡様疾患の発症がいくつかの場合において認められている。しかしながら、臨床的効能データは、抗TNF法による有望な結果を示している。
従って、RAに対する現在の治療には、重篤な副作用の高い発生率が伴う。さらに、いくつかの薬物治療は症状の緩和をもたらし得るが、多くの場合、それらは関節の破壊の進行を著しく変化させない。必要とされるものは、処置が、RAの処置のために、より良好に許容され、かつ、より適切である毒性がより低い効果的な治療的方法である。
本発明は、新しい種類の抗RA薬物、すなわち、疾患の臨床的徴候および症状における軽減をもたらす化合物を意図する。
多発性硬化症(MS)は、脳および脊髄を冒す中枢神経系の疾患である。多発性硬化症は、推定では世界中で250万人が罹り、若年成人における主要な後天性の神経学的疾患である。保護しているミエリン鞘の破壊により、神経インパルスが乱され、これにより、様々な神経学的症状が生じる。MSの共通する徴候および症状には、疲労、心理学的変化および認知変化、四肢の衰弱または麻痺、しびれ感、視覚問題、発話困難、筋肉痙性、歩行時および起立時の平衡困難、腸および膀胱の機能不全、ならびに、性的機能不全が含まれる。この疾患を有する人々の約半数が、症状が安定化または軽減する寛解期間によって隔てられる、臨床的症状がより悪くなる(悪化する)予測できない発作が存在する再発性−一時的緩和性のMSを有する。残り半数が、寛解期間を伴わない慢性的な進行性MSを有する。
現在、MSのための治療法がない。多くの薬物治療が、進行性MSにおける症状を緩和するために利用可能である。例えば、コルチコステロイド剤が、神経組織における炎症を軽減し、かつ、再発の持続期間を短くするために使用される;筋弛緩剤、例えば、チザニジン(Zanaflex)およびバクロフェン(Lioresal)が筋肉痙性のための経口処置である;抗うつ性薬物のフルオキセチン(Prozac)、抗ウイルス薬のアマンタジン(Symmetrel)、または、モンダフィニル(Provigil)と呼ばれるナルコレプシー用の薬物が、疲労を軽減するために使用される。
症状管理には直接に関連しないが、疾患の経過を変化させるために作用し得る少数の他の薬物がMSのために利用可能である。これらの薬物には、β−インターフェロン剤(Betaferon、Avonex、Rebif)および酢酸グラチラマー(Copaxone)が含まれる。これらの薬物は再発の頻度および重篤度、ならびに、MRIスキャンで認められるような病巣の数に対する影響を有し得る。これらの薬物のいくつかは、廃疾の進行を遅くする効果を有するようである。米国特許出願4,617,319号は、1,4−ジヒドロキシ−5,8−ビス[[(2−ヒドロキシエチルアミノ)エチル]アミノ]アントラキノン(これはまた、ミトキサントロン(Novantrone)の一般名によって知られている)を使用して多発性硬化症を処置する方法を開示する。
これらの既存の治療はどれも、限定された効能および/または著しい毒性のために、十分でないことが判明している。加えて、これらの治療の多くは、頻繁に施されることが要求され、また、いくつかは非常に高価である。従って、MSを処置する新規かつ有効な方法が明らかに求められている。
本発明の化合物は、経口投与、非経口投与(例えば、静脈内投与、筋肉内投与または皮下投与)、皮膚投与、口内投与、鼻腔内投与、舌下投与または直腸投与のために配合することができ、あるいは、吸入または吹入による投与のために配合することができる。さらに、本発明による化合物はまた、持続した送達のための配合することができる。
本発明による新規な化合物は下記の一般的手順によって調製することができる。
2相系において好適な塩基(例えば、水素化ナトリウム(NaH)、カリウムt−ブトキシドまたは水酸化カリウムなど)との処理により生じた、下記の式(a)のインドロ[2,3−b]キノキサリン化合物:
Figure 2008502676
のアニオンをα−ハロゲン化アルキルニトリルまたはα−ハロゲン化アルキルエステル(例えば、それぞれ、クロロアセトニトリル、および、ブロモ酢酸メチルまたはブロモ酢酸エチル)によってアルキル化し、それにより、下記の式(b)の6−シアノメチルインドロ[2,3−b]キノキサリン化合物:
Figure 2008502676
ならびに下記の式(c)のインドロ[2,3−b]キノキサリン−6−イル酢酸(c;R=H)またはその塩(例えば、Na)およびインドロ[2,3−b]キノキサリン−6−イル酢酸アルキル:
Figure 2008502676
(式中、Rはメチルまたはエチルである)
がそれぞれ得られる。第一級アミド、すなわち、下記の式(II)のインドロ[2,3−b]キノキサリン−6−イルアセトアミド:
Figure 2008502676
が、その後、強酸(例えば、硫酸など)中での式(b)の化合物の酸性加水分解によって形成される。下記の式(III)の第二級アミド:
Figure 2008502676
が、式(c)のアルキルエステルを、溶媒を用いて、または、溶媒を用いることなく過剰の適切なアミンと縮合することによって作製される。
下記の実験において、測定を下記の装置および条件によって行った。
NMRスペクトルを、Bruker DPX300(300MHz)分光計で、DMSO−d溶液において室温で、DMSO−dからのシグナル(H:δ=2.50ppm;13C:δ=39.5)を内部標準として使用して記録した。δ値はppm単位で示される。融点はBuchi Melting Point B−545装置で得られ、未補正である。溶媒は分析用規格であり、受領時のまま使用した。
式(a)のインドロ[2,3−b]キノキサリン誘導体(1当量)を、不活性雰囲気(ArまたはN)のもと、30℃で、N,N−ジメチルアセトアミド(DMA)、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)またはDMSO(1mmolの化合物aあたり5mL)におけるNaH(1.1当量)のスラリーに少量ずつ加え、30分間撹拌する。クロロアセトニトリル(1.1当量)を一度に加える。得られる反応混合物を室温で20時間撹拌する。最後に、反応混合物を水に注ぎ、ろ過し、水により洗浄し、乾燥して、式(b)の化合物を得た。
が式(a)においてクロロであるとき、式(b)の下記の化合物が得られる:すなわち、生成物9−クロロ−2,3−ジメチル−6−シアノメチル−6H−インドロ[2,3−b]キノキサリン。収率:
98%; Mp: 286-288°C; 1H-NMRδ: 8.36(d, 1H), 8.04(s, 1H), 7.99-9.94(m, 2H), 7.86(dd, 1H), 5.75(s, 2H), 2.53(s, 6H).
下記の式(II)の第一級アミド:
Figure 2008502676
である本発明による新規な化合物は下記の手順に従って調製することができる。
式bの化合物をHSO(濃硫酸、1gのbあたり10mL)に溶解し、その後、氷水に注ぎ、5分間撹拌する。そのようにして形成された固体を集め、水により洗浄する。乾燥した固体を熱CHClにより処理し、ろ過し、さらにCHClにより洗浄し、乾燥して、式(III)の化合物を得る。
下記の化合物をこの様式で調製した:
化合物A
2,3−ジメチルインドロ[2,3−b]キノキサリン−6−イルアセトアミド(R=H、R=CH、X=CO、Y=NH
収率:
72%; 1H-NMR δ: 8.38(d, 1H), 8.16(s, 1H), 8.05(s, 1H), 7.70(m, 2H), 7.59(d, 1H), 7.40(t, 1H), 7.16(s, 1H), 5.08(s, 2H), 2.50(s, 6H);

化合物B
9−クロロ−2,3−ジメチルインドロ[2,3−b]キノキサリン−6−イルアセトアミド(R=Cl、R=CH、X=CO、Y=NH
収率:
66%; 1H-NMR δ: 8.29(s, 1H), 7.99(s, 1H), 7.90(s, 1H), 7.65-7.50(m, 3H), 7.07(bs, 1H), 5.06(s, 2H), 2.48(s, 6H);

化合物C
2,3−ジメチル−9−フルオロインドロ[2,3−b]キノキサリン−6−イルアセトアミド(R=F、R=CH、X=CO、Y=NH
収率:
32%; Mp: 316-319°C; 1H-NMR δ: 8.11(dd, 1H), 8.01(s, 1H), 7.86(s, 1H), 7.70(s, 1H), 7.65-7.55(m, 2H), 7.29(s, 1H), 5.05(s, 2H), 2.50(s, 6H).
本発明による下記の式(III)の新規な第二級アミド:
Figure 2008502676
は下記の手順によって調製することができる。
式aのインドロ[2,3−b]キノキサリン誘導体(1当量)を、不活性雰囲気(ArまたはN)のもと、30℃で、DMA、DMFまたはDMSO(1mmolの化合物aあたり5mL)におけるNaH(1.1当量)のスラリーに少量ずつ加え、30分間撹拌する。ブロモ酢酸アルキル(1.1当量)を一度に加える。得られる反応混合物を室温で20時間撹拌する。その後、反応混合物を水に注ぎ、ろ過し、水により洗浄し、乾燥して、式(c)の化合物を得る。
ブロモ酢酸メチルがブロモ酢酸アルキルとして使用され、Rが9−フルオロであり、Rがメチルであるとき、式(c)の下記の生成物が得られる:
2,3−ジメチル−9−フルオロインドロ[2,3−b]キノキサリン−6−イル酢酸メチル
収率:
74%; Mp: 257-259°C; 1H-NMR δ: 8.16(dd, 1H), 8.05(s, 1H), 7.91(s, 1H), 7.82(dd, 1H), 7.62(dt, 1H), 5.41(s, 2H), 3.65(s, 3H), 2.50(s, 6H).
その後、式(III)の第二級アミドが下記の手順によって得られる:
式cの化合物を還流下での適切なアミン(0.5gのcあたり10mL)に加え、最後に4分間〜15分間還流する。反応混合物を室温に冷却し、室温に冷えたとき、水を加える。形成された固体をろ過し、水により洗浄し、乾燥し、次いで、熱エタノールにより処理し、ろ過し、再びエタノールにより洗浄し、乾燥して、式(III)の生成物を得る。
下記の化合物をこの様式で調製した:
化合物D
2,3−ジメチル−6−(N,N−ジメチルアミノエチルアミノ−2−オキソエチル)−6H−インドロ[2,3−b]キノキサリン(R=H、R=CH、X=CO、Y=NH−CH−CH−R;R=NR;R=R=CH
収率:
63%; 1H-NMR δ: 8.33(d, 1H), 8.27 (t, 1H), 8.02(s, 1H), 7.85(s, 1H), 7.70(t, 1H), 7.58(d, 1H), 7.39(t, 1H), 5.09(s, 2H), 3.17(q, 2H), 2.49(s, 6H), 2.32(t, 2H), 2.14(s, 6H);

化合物E
9−クロロ−2,3−ジメチル−6−(N,N−ジメチルアミノエチルアミノ−2−オキソエチル)−6H−インドロ[2,3−b]キノキサリン(R=Cl、R=CH、X=CO、Y=NH−CH−CH−R;R=NR;R=R=CH
収率:
58%; 1H-NMR δ: 8.29(d, 1H), 8.23 (t, 1H), 7.98(s, 1H), 7.82(s, 1H), 7.71(dd, 1H), 7.61(d, 1H), 5.09(s, 2H), 3.16(q, 2H), 2.47(s, 6H), 2.28(t, 2h), 2.12(s, 6H);

化合物F
9−クロロ−2,3−ジメチル−6−(アミノエチルアミノ−2−オキソエチル)−6H−インドロ[2,3−b]キノキサリン(R=Cl、R=CH、X=CO、Y=NH−CH−CH−NH
収率:
71%; 1H-NMR δ: 8.32(d, 1H), 8.27 (t, 1H), 8.01(s, 1H), 7.85(s, 1H), 7.73(dd, 1H), 7.66(d, 1H), 5.11(s, 1H), 3.17(s, 2H), 3.07(q, 2H), 2.57(t, 2H), 2.49(s, 6H);

化合物G
2,3−ジメチル−6−(N,N−ジメチルアミノエチルアミノ−2−オキソエチル)−9−フルオロ−6H−インドロ[2,3−b]キノキサリン(R=F、R=CH、X=CO、Y=NH−CH−CH−R;R=NR;R=R=CH
収率:
51%; Mp: 241-242°C; 1H-NMR δ: 8.10-8.00(m, 3H), 7.84 (s, 1H), 7.59-7.53(m, 2H), 5.09(s, 2H), 3.19(q, 2H), 2.94 (s, 1H), 2.79(s, 1H), 2.50(s, 6H), 2.31(t, 2H), 2.14(s, 6H);

化合物H
2,3−ジメチル−6−(アミノエチルアミノ−2−オキソエチル)−9−フルオロ−6H−インドロ[2,3−b]キノキサリン(R=F、R=CH、X=CO、Y=NH−CH−CH−NH
収率:
88%; Mp: 269-271°C; 1H-NMR δ: 8.26(t, 1H),8.13(dd, 1H), 8.04(s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.68-7.56(m, 2H), 5.12 (s, 2H), 3.07(q, 2H), 2.57(t, 2H), 2.50(s, 6H).
下記の式(IV)の新規な第二級アミド:
Figure 2008502676
(式中、R、R、R、RおよびR、ならびにnは式(I)において定義される通りである)
もまた、下記の実施例が例示するような下記の一般的な代わりの方法によって調製することができる。
対応するインドロ[2,3−b]キノキサリン誘導体(式a)(1当量)を、不活性雰囲気(ArまたはN)のもと、30℃で、DMAまたはDMSO(1mmolの化合物aあたり5mL)におけるNaH(3当量)のスラリーに少量ずつ加え、30分間撹拌した。2−クロロ−N−(2−ジメチルアミノエチル)アセトアミド塩酸塩(1.5当量)(このアルキル化試薬は、Sanchez他、J.Heterocycl.Chem.、31:297〜304(1994)によって記載されるように調製された)を一度に加えた。得られた反応混合物を40℃で20時間撹拌し、その後、水に注ぎ、ろ過し、水により洗浄し、乾燥した。固体を塩酸による処理によって酸性化し、その後、ろ過した。ろ液を水酸化ナトリウムによる処理によって塩基性化し、形成された固体をろ過によって単離し、水により洗浄し、乾燥した。
化合物J
2,3−ジメチル−6−(N,N−ジメチルアミノエチルアミノ−2−オキソエチル)−9−フルオロ−6H−インドロ[2,3−b]キノキサリン
収率:
89%; Mp: 242-243°C.
下記の式(V)の新規なカルボン酸:
Figure 2008502676
(式中、RおよびRは式(I)において定義される通りである)
は下記の手順に従って調製することができる:

一般的手順
式(a)の適切なインドロ[2,3−b]キノキサリン誘導体(1当量)を、不活性雰囲気(ArまたはN)のもと、30℃で、DMAまたはDMSO(1mmolのaあたり5mL)におけるNaH(1.1当量)のスラリーに少量ずつ加え、30分間撹拌した。30分間撹拌したとき、クロロ酢酸ナトリウム(1.1当量)を一度に加えた。得られた反応混合物を室温で20時間撹拌し、最後に、水に注ぎ、HClにより酸性化し、ろ過し、水により洗浄し、乾燥し、再結晶した(DMF)。
化合物K
2,3−ジメチル−9−クロロインドロ[2,3−b]キノキサリン−6−イル酢酸
収率:
0.77g(45%); 1H-NMR δ: 13.29(bs, 1H), 8.34 (s, 1H), 8.03(s, 1H), 7.89(s, 1H), 7.83-7.75(m, 2H), 5.26(s, 2H), 2.50(s, 6H); Mp: 331-332°C.

式(V)の新規なカルボン酸(式中、RおよびRは式(I)において定義される通りである)はまた、下記の実施例が例示するような一般的な代わりの方法によって調製することができる。
2,3−ジメチル−9−フルオロインドロ[2,3−b]キノキサリン−6−イル酢酸メチル(1.65g)をNaOH水溶液(5%;30mL)とともにエタノール(30mL)において24時間撹拌した。反応混合物をHCl水溶液(1M)により酸性化した。そのようにして形成された固体をろ過し、水により洗浄し、乾燥した。
化合物L
2,3−ジメチル−9−フルオロインドロ[2,3−b]キノキサリン−6−イル酢酸
収率:
1.54g(97%); 1H-NMR δ: 14-13(bs, 1H), 8.06 (dd, 1H), 7.93(s, 1H), 7.80(s, 1H), 7.75(dd, 1H), 7.56(m, 1H), 5.21(s, 2H), 2.43(s, 6H); Mp: 317-318°C.
本発明による化合物を、リウマチ様関節炎に対する効果および多発性硬化症に対する効果を評価するために下記のモデルに従って試験した。
マウスにおけるコラーゲン誘導関節炎(CIA)は、ヒトにおけるリウマチ様関節炎(RA)に対する実験モデルとして広く使用されている。CIAは、II型コラーゲンの特定の領域(例えば、CB11(II型コラーゲンのCNBr消化フラグメント)など)に結合する自己抗体によって媒介される。
抗体媒介によるCIAを、Arthrogen−CIA(TM)マウスB−ハイブリドーマ細胞株により得られる4つの異なるモノクローナル抗体の組合せ(Arthrogen−CIA(TM)mAb)のiv注射によって誘導することができる。
これらのmAbのうちの3つは、CB11の84アミノ酸残基フラグメントのLyC2(II型コラーゲンの最小の関節炎誘発性フラグメント)の内部にクラスター化した関節炎誘発性エピトープを認識し、4番目のmAbはLyC1と反応する(図1)。重要なことは、4つすべてのmAbが、様々な種のII型コラーゲンがともに有する保存されたエピトープを認識し、同族および異種のII型コラーゲンと交差反応する。
4つのモノクローナル抗体のカクテルが使用される。これらの関節炎誘発性mAbは、単独で、または、細菌LPSとの組合せで、重症の関節炎を、数週間(古典的CIAモデル)の代わりに、数日以内に誘導することができる。
図1を参照する。
1.抗体誘導関節炎モデルの利点
・関節炎が、関節炎誘発性mAbの単独でのiv注射の後、または、関節炎誘発に不十分な用量のmAbの後でのLPSの注射の後、24時間〜48時間のうちにマウスにおいて発症する。両方の場合において、関節炎は少なくとも2週間〜3週間またはそれよりも長く持続し、強直をもたらす。
・関節炎が、CIA感受性のDBA/1マウスおよびB10.RIIIマウスにおいてだけでなく、いくつかのCIA抵抗性マウス(例えば、Balb/cなど)においても誘導される。
・このモデルは、抗炎症性治療剤をスクリーニングするために理想的である。
このモデルは、炎症性媒介因子(例えば、サイトカイン、ケモカインおよびメタロプロテイナーゼなど)および他の因子(例えば、関節炎を引き起こし、また、関節炎を悪化させることにおける細菌叢およびそれらの副産物の役割など)を研究するために理想的である。
真のCIA誘導関節炎と、mAb−LPS誘導の関節炎との比較。
(A)II型コラーゲンに対する4つのモノクローナル抗体のカクテル(2mg)を0日目に静脈内注射し、その後、LPS(50μg)の腹腔内注射を3日目に行う。関節炎が4日目に発症し、7日目〜8日目にそのピークに達する。試験化合物の治療的効果が7日目に測定される。骨芽細胞の形成および骨の破壊が、14日目および21日目に、より著しくなる(データは示されず)。
(B)真のコラーゲン誘導関節炎。
図2を参照する。
関節炎の測定。後ろ足の厚さ(各動物の左右)(各群において9匹の動物)を、Mitutoyo Electronic Digital Caliperを使用して、研究0日目(ベースライン)、7日目、9日目および11日目にmm単位で測定した。化合物H、化合物Eおよびデキサメタゾン(陽性コントロール)を投与した後での動物における後ろ足の厚さが、ビヒクルコントロール(トウモロコシ油)に対して、非常に著しくより低いことが見出された。デキサメタゾンは、炎症および通常の免疫応答を抑制するコルチゾン剤であり、炎症性障害を処置するために全身的および局所的に使用される。患者は、安全性の理由のために、DMARDまたはDMARD併用を開始することと、起こり得る応答時間との間の枠内で炎症を管理下に置くために、短いクールのコルチゾン剤により処置される。

0日目 7日目 9日目 11日目
トウモロコシ油 2.2 3.3 3.3 3.2
B−220 2.2 3.1 3.0 2.8
化合物C 2.2 3.1 3.0 2.8
化合物H 2.2 2.5 2.5 2.5
化合物E 2.5 2.3 2.3 2.3
デキサメタゾン 2.2 2.3 2.3 2.3

図3を参照する。
注意:化合物Eおよびデキサメタゾン(Dexa)についての曲線、ならびに、B−220および化合物Cについての曲線はそれぞれ、互いに重なる。
図3。B−220アナログ、デキサメタゾン(陽性コントロール)またはトウモロコシ油(陰性コントロール)の1日1回(0日目〜5日目)の反復した皮下投与の後でのmAb/LPS誘導関節炎マウスにおいて全11日間の観察期間を通して測定された後ろ足の厚さの平均群値(mm)。
MSのマスモデル、すなわち、実験的アレルギー性脳脊髄炎(EAE)を使用する研究(Alvord,E.C.他、Prog.Clin.Biol.Res.、146:1〜8(1984);Swanborg,R.H.、Clin.Immunol.Immunopathol.、77:4〜13(1995);Martin,R.およびMcFarland,H.F.、Crit.Rev.Clin.Lab.Sciences、32:121〜182(1995))は、MSに類似する疾患における免疫応答を特徴づけることにおいて以前から有用である。EAEを、フロイントアジュバントの存在下でのミエリンタンパク質(例えば、ミエリン塩基性タンパク質(MBP)など)またはプロテオリピドタンパク質(PLP)の皮下(s.c.)注射によって数系統のマウスにおいて誘導することができる。EAEモデルにおける養子免疫伝達研究では、MBPまたはPLPにより免疫化されたマウスに由来するCD4+T細胞が疾患を実験未使用のマウスに伝達し得ることが明らかにされた。このことは、EAEがT細胞媒介による疾患であることを示唆する。
示された結果はEAEモデルにおいて下記のようにもたらされる:このモデルは、完全フロイントアジュバント(CFA)に乳化されたPLPを研究の0日目に1回だけ皮下(SC)注射することにより誘導される感作期間、その後、0日目および48時間後での百日咳毒素による腹腔内への追加の免疫刺激からなる。試験品が、10日間連続した処置日(0日目〜9日目)を通しての1日1回の反復した投薬によって投与された。しかしながら、コパキソン(Copaxone)が0日目〜18日目まで2日毎に投与された(すなわち、10回の投与)。図5を参照のこと。すべての動物(各群において10匹)を、EAE誘導の前(0日目)およびその後、21日間の観察期間全体を通して何らかの神経学的応答の徴候および症状について調べた。EAE反応を、重篤度が重くなる順での古典的な0〜5のスケール(段階0;正常〜段階5:瀕死および/または死亡)に従ってスコア化し、記録した。
図4を参照する。
図4。21日間の観察期間全体を通して観察された平均群EAE臨床スコア評価。
図5を参照する。
図5。21日間の観察期間全体を通して観察された平均群EAE臨床スコア評価。
Arthrogen−CIA(TM)関節炎誘発性mAbによって認識されるII型コラーゲンにおける関節炎誘発性エピトープの局在化を示す。 真のコラーゲン誘導関節炎を示す。 B−220アナログ、デキサメタゾン(陽性コントロール)またはトウモロコシ油(陰性コントロール)の1日1回(0日目〜5日目)の反復した皮下投与の後でのmAb/LPS誘導関節炎マウスにおいて全11日間の観察期間を通して測定された後ろ足の厚さの平均群値(mm)を示す。 21日間の観察期間全体を通して観察された平均群EAE臨床スコア評価を示す。 21日間の観察期間全体を通して観察された平均群EAE臨床スコア評価を示す。

Claims (12)

  1. 下記の式(I)の置換されたインドロキノキサリン化合物およびその薬理学的に許容され得る塩:
    Figure 2008502676
    式中、
    は水素であるか、あるいは、ハロゲン基、低級アルキル/アルコキシ基、ヒドロキシ基、トリフルオロメチル基、トリクロロメチル基、トリフルオロメトキシ基から選択される7位〜10位における1つまたは複数の類似または異なる置換基を表す;
    は類似または異なるC〜Cアルキル置換基を表す;
    XはCOまたはCHである;
    Yは、OH、NH、NH−(CH−R(式中、Rは、低級アルキル、OH、NH、NHRまたはNRを表し、この場合、R、RおよびRは独立して、低級アルキルまたはシクロアルキルであり、nは2〜4の整数である)である;
    ただし、XがCHであるとき、YはOHまたはNH−(CH−OHである。
  2. XがCOであり、YがOHまたはNHであり、かつ、Rがハロゲン原子である、請求項1に記載のインドロキノキサリン化合物。
  3. がクロロ原子またはフルオロ原子である、請求項1または2に記載のインドロキノキサリン化合物。
  4. XがCOであり、かつ、YがNH−CH−CH−R(式中、RはNHまたはN(CHである)である、請求項1に記載のインドロキノキサリン化合物。
  5. が2位および3位においてメチルである、請求項1〜4のいずれかに記載のインドロキノキサリン化合物。
  6. 薬物として使用される、請求項1〜5のいずれかに記載の式(I)の化合物。
  7. 請求項1〜5のいずれかに記載の式(I)の化合物を、場合により使用される溶媒、キャリアおよび補助剤と一緒に含有する医薬組成物。
  8. 自己免疫疾患を防止および/または処置するための請求項1〜6のいずれかに記載の式(I)の化合物。
  9. リウマチ様関節炎を防止および/または処置するための請求項8に記載の式(I)の化合物。
  10. 多発性硬化症を防止および/または処置するための請求項8に記載の式(I)の化合物。
  11. 一般式(I)の化合物(式中、R、R、R、R、R、R、XおよびYは請求項1におけるように定義される)を調製するための方法であって、下記の式(a)の化合物:
    Figure 2008502676
    のアニオンをα−ハロゲン化アルキルニトリルまたはα−ハロゲン化アルキルエステルによってそれぞれアルキル化し、それにより、下記の式(b)の6−シアノメチルインドロ[2,3−b]キノキサリン化合物:
    Figure 2008502676
    ならびに、下記の式(c)のインドロ(2,3−b)キノキサリン−6−イル酢酸(
    c;R=H)またはその塩(例えば、Na)およびインドロ[2,3−b]キノキサリン−6−イル酢酸アルキル:
    Figure 2008502676
    (式中、Rはメチルまたはエチルである)
    をそれぞれ得て、その後、式(b)の化合物から、第一級アミド、すなわち、下記の式(II)のインドロ[2,3−b]キノキサリン−6−イルアセトアミド:
    Figure 2008502676
    を強酸(例えば、硫酸など)中での酸性加水分解によって得ること、および、式(c)の化合物から、下記の式(III)の第二級アミド:
    Figure 2008502676
    を、式(c)のアルキルエステルを、溶媒を用いて、または、溶媒を用いることなく、過剰な適切なアミンと縮合することによって得ることによる方法。
  12. 下記の一般式(IV)の化合物(式中、R、R、R、RおよびR、ならびにnは請求項1において定義される通りである):
    Figure 2008502676
    を調製するための方法であって、式(a)の化合物のアニオンを下記の式(VI)のアルキル化試薬:
    Figure 2008502676
    (式中、Halはハロゲン原子である)
    と反応させ、そのようにして得られた固体を酸性化し、ろ過し、得られたろ液を塩基性化し、これにより式(IV)の化合物を得る方法。
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