JP2008502250A - 移動電話機におけるマルチメディアデータに関連するサービスを向上させる方法 - Google Patents

Abstract

本発明は、少なくとも１つのマルチメディアデータに関連する、特に、写真、ビデオ、オーディオ、および／またはテキストに関連する少なくとも１つのサービスの利用の品質を向上させるための方法に関する。前記サービスは、ユーザの移動電話端末装置を使用して遠隔通信プロバイダおよび／または遠隔通信事業者によって提案される。方法は、マルチメディアデータの獲得前、および／または獲得中、および／または獲得後に、サービスに必要ないくつかの端末装置機能を自動的に実施することを含み、端末装置の機能の前記自動的実施は、以下のステップ、すなわち、端末装置内で選択可能な機能のなかから、サービスのために要求される機能を選択するステップと、選択された機能の論理連鎖シーケンスから成る、サービスに適した少なくとも１つのシナリオを自動的に、かつ／または手動でセットアップするステップとを含み、方法は、前もってセットアップされたシナリオのなかから、ユーザが、特定のシナリオを選択するステップをさらに含む。

Description

本発明は、少なくとも１つのタイプのマルチメディアデータを利用することの品質を向上させる方法に関し、そのようなサービスは、移動電話端末装置を介してサービスプロバイダおよび／または遠隔通信事業者によって提案される。

また、本発明は、そのような方法を実施する移動電話端末装置にも関する。

「マルチメディアデータ」によって本明細書で意味するのは、写真、描画、テキスト、ビデオ、オーディオ、オーディオビジュアル、またはプログラムである。本発明は、移動電話端末装置の使用が、そのようなサービスを呼び出さなければならない場合に、設計を欠いているという所見からもたらされる。例えば、撮影デバイスを備えた移動電話端末装置を使用しており、ユーザが、撮影された写真を、ＭＭＳを介して送信することを所望する場合、いくつかの操作または機能を次々に実行する必要がある。

このため、移動電話端末装置を介してサービスプロバイダおよび／または遠隔通信事業者によって提案される、少なくとも１つのタイプのマルチメディアデータに関連する少なくとも１つのサービスのユーザ設計を改良するため、方法は、本発明によれば、マルチメディアデータの獲得前、および／または獲得中、および／または獲得後に、サービスに必要ないくつかの端末装置機能、自動的実施を含み、端末装置機能のそのような自動的実施は、以下のステップ、すなわち、
端末装置内で選択可能な機能のなかから、サービスに必要な機能を選択するステップと、
選択された機能に関する論理連鎖シーケンスを含む、サービスに適合した少なくとも１つのシナリオを自動的に、かつ／またはユーザが手動で、準備するステップとを含み、
方法は、ユーザが、前もって準備されたシナリオのなかから特定されたシナリオを選択するステップをさらに含む。

「機能」によって意味するのは、以下を含むグループの中に含まれる要素である。すなわち、
サービスの選択、
ユーザを案内すること、特に、あるタイプのマルチメディアデータを獲得することの支援、
マルチメディアデータを獲得すること、
マルチメディアデータの品質を検証すること、
マルチメディアデータを検索すること、
マルチメディアデータをレタッチする、または変更すること、
マルチメディアを処理すること、
マルチメディアデータの品質、特にイメージの品質を向上させること、
マルチメディアデータ、すなわち、絵はがきのためのテキストとイメージを組み合わせること、
特にネットワーク規格に従って、マルチメディアデータを圧縮すること、
テンプレートを選択すること、
マルチメディアデータページレイアウトを提示すること、
受取側のベース内のアドレスまたは選択をキー入力すること、
ネットワークを介してマルチメディアデータを送信すること、および／または伝送すること、および／または誘導すること、
マルチメディアデータを受信することである。

「テンプレート」によって意味するのは、提供された、または提供中の、またはユーザによって受信された、もしくは、ユーザの端末装置内で、いわゆる「基本設定」ファイルの中に保存されたサービスの前の利用に基づくデータである。例えば、移動電話端末装置を使用して絵はがきを送信するサービス、または電子メールを送信するためのサービスの場合、テンプレートは、既に作成された、送信されて、受信された、または保存された電子メールまたは絵はがきのすべて、または一部を構成する。
一実施形態では、ユーザは、端末装置を介してユーザがアクセスすることができるサービスを示す端末装置インタフェースを介して案内される。

一実施形態によれば、シナリオの少なくとも一部分は、例えば、サービスの前回の利用中に事前記録される。

一実施形態によれば、マルチメディアデータの規格は、選択されたサービスに応じて自動的に決定される。

マルチメディアデータがイメージである場合、選択されたサービスに応じて自動的に決定される、そのようなイメージの特性は、撮影パラメータである。例えば、移動電話機に向けられたイメージには、印刷サービスに向けられた、またはコンピュータスクリーン上で表示されるべきイメージと比べて、より長い露出時間が有益なはずである。というのは、移動電話端末装置のスクリーンなどの、小型スクリーン上のイメージは、大きいサイズのイメージと比べて、動きによるブレにはるかに左右されにくいからである。

マルチメディアデータが、やはりイメージである一実施形態によれば、イメージは、少なくとも２つのサービスを提供するために獲得され、そのイメージの特性は、撮影パラメータであり、パラメータは、２つのサービスの少なくともいずれか、および撮影中の照光の量に応じて、特に、低照度において、イメージが、２つのサービスの少なくともいずれかのために使用できるように自動的に決定される。

一実施形態では、少なくとも２つのタイプのマルチメディアデータが、少なくとも２つのサービスを提供するために獲得され、各マルチメディアデータの規格は、対応するサービスに適合させられる。

例えば、特性が、イメージの使用、またはイメージの最終使用に応じて異なる、同一の被写体の２つのイメージを生成することが可能である。

そのような機構は、イメージの使用、またはイメージの最終使用が選択されることが可能であり、撮影パラメータが、イメージの使用または最終使用に応じて自動的に選択される、イメージ獲得デバイス内部で一般的な形で使用されることが可能である。

例えば、そのようなイメージ獲得デバイスは、１０×１５ｃｍなどの、決められたフォーマットを使用する印刷に向けられた、被写体の写真と、フル解像度を使用する同一の被写体のイメージを同時に撮影する可能性を含む。

そのような条件下では、例えば、イメージ獲得デバイスが、６百万ピクセルの解像度を可能にする場合、フル解像度のイメージは、もちろん、６百万ピクセルを使用して撮影されるのに対して、１０×１５フォーマットでの印刷に向けられたイメージは、２百万ピクセルの解像度を使用して撮影されることが可能である。解像度の低減は、他の特性を向上させるために有利である可能性がある。例えば、露出時間が、短縮されることが可能であり、これにより、可能な動きの効果が抑えられる。例えば、出力時間は、ピクセルの数に概ね比例するので、解像度の低減は、低照度におけるノイズを低減するため、および低照度における使用の範囲を広げるために、より多くの量のＩＴパフォーマンスを解放することを可能にする。一般に、最終使用に撮影パラメータを適合させることは、目に見えない、またはほとんど目に見えない欠陥を生じさせる可能性があるパラメータを選択することを可能にし、イメージを向上させることを可能にするパラメータを、補償として選択することを可能にする。

そのような機構は、移動電話端末装置の使用のためにサービスプロバイダおよび／または遠隔通信事業者によって提案されるサービスを利用することの品質を向上させることに関連する、前述した機構とは無関係に使用されることが可能である。

一実施形態によれば、方法は、サービスを実施するために、端末装置内部に事前記録された、あるタイプのマルチメディアデータを検索するためのステップを含む。

一実施形態によれば、方法は、例えば、テンプレートおよび／またはプレゼンテーションパラメータを使用することにより、マルチメディアデータに関するプレゼンテーションまたはページレイアウトを選択するためのステップを含む。

一実施形態によれば、方法は、マルチメディアデータの獲得を実行するために、すなわち、イメージのフレーミングを支援すること、および／またはそのようなイメージの品質を検証すること、獲得および／または調整のためのレッスンまたは指示を提供すること、または前記獲得の最終結果を表示することにより、端末装置のユーザに自動的支援を提供するためのステップを含む。

一実施形態によれば、方法は、マルチメディアデータを変更するためのステップを含む。

一実施形態では、方法は、マルチメディアデータをローカルで、すなわち、端末装置内部で、またはリモートで、すなわち、端末装置の外部で、すなわち、サーバ内部で処理するためのステップを含む。

一実施形態によれば、方法は、例えば、アドレス帳に対するリンク、および／または自動入力を使用して、受取側を選択するためのステップを含む。

一実施形態によれば、方法は、ネットワークの伝送出力に関連するネットワークの少なくとも１つの規格に応じて、マルチメディアデータを圧縮するためのステップを含む。

一実施形態によれば、方法は、テキストに関連する、あるタイプのマルチメディアデータを、「絵はがき」として知られる、イメージに関連する、あるタイプのマルチメディアデータ内に挿入するためのステップを含む。

一実施形態によれば、方法は、以下の通信手段、すなわち、ファクシミリ、電話、電子メールの少なくとも１つを使用して、イメージに関連する、あるタイプのマルチメディアを伝送するためのステップを含む。

一実施形態によれば、方法は、マルチメディアデータの、ユーザの個人用アルバムを管理するためのステップを含み、そのようなアルバムは、遠隔通信ネットワークを介して端末装置がアクセスすることができるサーバの中に格納される。

一実施形態によれば、方法は、プリンタなどの印刷サービスに向けてマルチメディアデータを伝送するためのステップを含む。

また、本発明は、少なくとも１つのタイプのマルチメディアデータに関連する、すなわち、写真、ビデオ、オーディオ、および／またはテキストに関連する、サービスプロバイダおよび／または遠隔通信事業者によって提案される少なくとも１つのサービスを利用することの品質を向上させるため、マルチメディアデータの獲得前、および／または獲得中、および／または獲得後に、サービスに必要ないくつかの端末装置機能を自動的に実施するための手段を含む移動電話端末装置にも関し、そのような手段は、
端末装置内で選択可能な機能のなかから、サービスに必要な機能を選択するための手段と、
選択された機能に関する選択された論理連鎖シーケンスから成る、サービスに適合した少なくとも１つのシナリオを自動的に、かつ／または手動で準備するための手段と、
前もって準備されたシナリオのなかから、ユーザが、特定されたシナリオを選択することができるようにする手段とを含む。

一実施形態では、案内インタフェースが、ユーザがアクセスすることができるサービスを提示する。

一実施形態によれば、端末装置は、シナリオの一部分を記録するための手段を含む。

一実施形態では、端末装置は、選択されたサービスに応じてマルチメディアデータの規格を自動的に決定するための手段を含む。そのようなケースでは、マルチメディアデータがイメージである場合、イメージ特性を自動的に決定するための手段は、例えば、移動電話機に向けられたイメージが、印刷サービスに向けられた、またはコンピュータスクリーン上で表示されるべきイメージと比べて、より長い露出時間を活用することができるように、サービスに応じて撮影パラメータを自動的に決定するための手段を含む。

一実施形態によれば、端末装置は、少なくとも２つのサービスを提供する目的でイメージを獲得するための手段と、そのイメージの特性が、２つのサービスの少なくともいずれか、および撮影中の照光の量に応じて、特に、低照度において、イメージが、２つのサービスの少なくともいずれかのために使用できるように自動的に決定される撮影パラメータであるようにするための手段とを含む。

一実施形態によれば、端末装置は、少なくとも２つのサービスを提供するために少なくとも２つのタイプのマルチメディアデータを獲得するため、および各マルチメディアデータの規格を対応するサービスに適合させるための手段を含む。

一実施形態によれば、端末装置は、サービスを実施するために端末装置内部に事前記録された、あるタイプのマルチメディアデータを検索するための手段を含む。

一実施形態によれば、端末装置は、例えば、テンプレートおよび／またはプレゼンテーションパラメータを使用することにより、マルチメディアデータに関するプレゼンテーションまたはページレイアウトを選択するための手段を含む。

一実施形態によれば、端末装置は、すなわち、イメージのフレーミングを支援すること、および／またはそのようなイメージの品質を検証すること、獲得および／または調整のためのレッスンまたは指示を提供すること、または獲得の最終結果を表示することにより、端末装置のユーザに自動的支援を提供するための手段を含む。

一実施形態によれば、端末装置は、マルチメディアデータを変更するための手段を含む。

一実施形態によれば、端末装置は、マルチメディアデータをローカルで、すなわち、端末装置内部で、またはリモートで、すなわち、端末装置の外部で、すなわち、サーバ内部で処理するための手段を含む。

一実施形態によれば、端末装置は、例えば、アドレス帳に対するリンク、および／または自動入力を使用して、受取側を選択するための手段を含む。

一実施形態によれば、端末装置は、ネットワークの伝送出力に関連する少なくとも１つのネットワーク規格に応じて、マルチメディアデータを圧縮するための手段を含む。

一実施形態によれば、端末装置は、テキストに関連するマルチメディアデータを、「絵はがき」として知られる、イメージに関連する、あるタイプのマルチメディアデータ内に挿入するための手段を含む。

一実施形態によれば、端末装置は、以下の通信手段、すなわち、ファクシミリ、電話、電子メールの少なくとも１つを使用することにより、イメージに関連する、あるタイプのマルチメディアを伝送するための手段を含む。

一実施形態によれば、端末装置は、マルチメディアデータの、ユーザの個人用アルバムを管理するための手段を含み、そのようなアルバムは、遠隔通信ネットワークを介して端末装置がアクセスすることができるサーバの中に格納されている。

一実施形態によれば、端末装置は、プリンタなどの印刷サービスに向けてマルチメディアデータを伝送するための手段を含む。

本発明のその他の特徴および利点は、実施形態の方法のいくつかの方法の説明において明らかとなり、それらの方法は、本明細書に添付された概略図を参照することによって実行される。

説明される例は、「フォトフォン」または「カメラフォン」としてしばしば、知られる、撮影デバイスを備えた移動電話端末装置を主に参照する。

（サービスを利用すること）
そのような端末装置を使用することは、特に、以下にかかわる場合、面倒である。すなわち、
イメージを（ＭＭＳ、ＷＡＰ、その他を介して）送信するように電話機を構成すること、
プロバイダに関するサービスをパラメータ化すること、つまり、例えば、オンライン印刷サービスのために記録するために、自身の個人的詳細を提供し、ピックアップポイントを選択することなどが必要である、

写真に添えるテキスト、またはアドレスをキー入力すること、すなわち、テキストを入力することは、かなり時間がかかり、郵便アドレスが、アドレス帳に取り込まれていることはめったにないといった具合である、
サービスを利用すること、すなわち、写真を撮影すること、レタッチすること、および送信することなどの、いくつかの機能を次々に使用することがしばしば、必要であり、アプリケーションの設計は、イメージサービスに適合されているのではなく、より機能指向（カメラ、ＭＭＳ）であり、このため、一部の操作は、いくらか時間がかかる、
カメラの代わりに端末装置を使用すること。

（イメージ品質）
イメージ品質は、より小さいサイズ、電力消費量、および移動端末装置価格のために限られる。

品質は、端末装置タイプに応じて変わり、特定のイメージ処理を要する。イメージ品質は、どのようにイメージが見られるかに依存する。詳細には、極めて小さいスクリーン上では、欠陥は、目に見えないのに対して、大型スクリーン上、またはプリントアウト上では、そのような欠陥は、目に見えるようになる。

イメージは、許可された通過帯域内に格納する目的で、非常に圧縮され、これにより、イメージを表示する、または印刷するために要求される伸張中に、アーチファクトが生じる。

このため、移動電話端末装置で写真サービスを利用することの発展を妨げる特に厄介な欠点が、そのようなサービスは、専用のカメラに結び付いたサービスと比べて、はるかに効率が劣るため、存在する。

（アーキテクチャ）
イメージを向上させるための計算時間は、イメージのサイズに、すなわち、ピクセルの数に概ね比例する。

イメージの品質を向上させることは、相当な計算時間を要し、そのため、相当な電力を要する。端末装置に組み込まれるプロセッサの能力は、検出器からのピクセルの数ほど急速に増加しない。

ＩＴパフォーマンスは、限られ、端末装置タイプによって異なる。

ＩＴパフォーマンスへのアクセスは、端末装置タイプに応じて変わる。すなわち、一部の端末装置は、Ｃ＋＋で書かれたコードを受け入れ、一部の端末装置は、Ｊａｖａ（登録商標）コード（Ｃ＋＋よりも、イメージ処理に関して、はるかに遅い）だけを受け入れ、他の端末装置は、コーディングを受け入れない。

ローカルストレージ容量は、限られている。

伝送パイプのサイズは、限られている。フランス国では、サイズは、メッセージ当たり５０ｋｏに相当し、１００ｋｏに徐々に移行している。

イメージは、サーバによって様々なサービス向けに系統的に通過する。
以上の問題を解決するため、本発明は、イメージ品質を向上させ、かつ／または使用のための設計を改良する。

本発明による方法は、撮影前、および／または撮影中、撮影後に介入する。

このため、図１に示されるとおり、イメージ１００から、または、より一般的には、あるタイプのマルチメディアデータから開始して、移動電話機１１０内部で処理されなければならない、そのようなデータの第１の部分、およびリモートサーバ１１２において処理されなければならないイメージ１００の第２の部分１０４が、特定される。

変形として、図１ｂないし図８に関連して後段で説明するとおり、すべてのマルチメディアデータ（またはマルチメディアデータの一部分）の処理は、プロセスの第１の部分が、端末装置１１０内部で実行され、プロセスの第２の部分が、サーバ１１２内部で実行されるように分割される。

図１ａに示された例では、マルチメディアデータ１２０は、さらに圧縮されることなく、またはわずかにさらに圧縮されて、リモートサーバ１１２の中に格納される。データ１２０は、移動電話機１１０に伝送するために圧縮される。また、データ１２０は、そのような電話機１１０に提供される、またはそのような電話機１１０によって要求されるサービスに応じて処理も受ける。さらに、データ１２０には、そのようなデータにリンクされたマークアップ１２２が割り当てられる。そのようなマークアップは、サーバのデータとともに、端末装置１１０に向けて伝送されて、同一の圧縮されていない元のデータ１２０が後に、移動端末装置、または別の移動端末装置によって要求された際に、利用可能であるようにする。つまり、移動端末装置が、イメージを受信し、そのイメージを別の移動端末装置に伝送することを所望する場合、圧縮、およびそれに続く伸張による劣化を防止するために、マルチメディアデータは、マークアップを介してサーバ１１２の中で、そのデータの元の品質を取得することができる。

１．サービス
１．１．イメージを使用すると考えられる様々なサービスは、以下のとおりである。すなわち、
端末装置からファクシミリを送信すること、
別の端末装置に向けて送信すること、
電子メールに向けて送信すること、
オンラインアルバムに向けて送信すること、
個人用インターネットサイト（英語で「ｍｏｂｌｏｇ」）に向けて送信すること、
絵はがきを送信すること、
印刷を求める要求を送信すること、
パスポート写真を求める要求を送信すること、
発行側端末装置へのフィードバックを要求すること、

１．２．サービスのそれぞれに関して、
撮影を行い、アルバムの中で検索を行い、撮影された写真の改良を伴うレタッチを行い（レッスン、フレーミング支援、検証、その他）、
ユーザ設計が改良され、
ローカルプロセス、および／またはサーバに移されたプロセスを実行することによって、後段で説明するとおり、イメージ品質が向上させられ、
必要な場合、テキスト写真（ときとして、「ＦｏｔｏＴｅｘｔ＋」と呼ばれる）が使用される。

１．３．端末装置からファクシミリ（ファックス）を送信するために、手続きは、以下のとおりである。すなわち、
テキストおよび／または描画を含む文書が撮影され、
背景クリーンアップが実行され、
・ローカル（端末装置において）、または
・ファックス装置へのディスパッチを伴ってサーバ上においてリモートで、
テキストが、キー入力されることが可能であり、
ファックスのレイアウトが可能であり、
ファックスが、ＭＭＳ、ＷＡＰ、ｈｔｔｐ、その他を介して、または、プロセスがローカルである場合、端末装置からファックス装置に向けて直接に送信されることが可能である。

端末装置からファックスを送信するために、以下の手続きも可能である。すなわち、
テキストおよび／または描画を含む文書を撮影すること、
端末装置内部の背景クリーンアッププロセス
可能なテキスト入力
ファックスレイアウト
ＭＭＳ、ＷＡＰ、ｈｔｔｐ、その他を介して、または端末装置からファックス装置に向けて直接に送信すること。

端末装置からファックスを送信するために、別の手続きを使用することも可能である。すなわち、
テキストおよび／または描画を含む文書を撮影すること、
可能なテキスト入力、
ＭＭＳ、ＷＡＰ、ｈｔｔｐ、その他を介してサーバに向けて送信すること、
端末装置内部の背景クリーンアッププロセス、
ファックスレイアウト、
ファックス装置へのディスパッチ。

１．４．パスポート写真サービスは、この実施形態では、以下のステップを含む。すなわち、
フレーミング支援を伴う撮影。

そのようなフレーミング支援は、公式文書に関する国の標準に適合させられることが可能である。

フレーミング支援は、以下のチェックポイントをより容易に実行するためにイメージを分割することを可能にする。

規則の遵守を検証すること、すなわち、
検証されることが可能な規則は、例えば、
一様な背景に関してチェックすること、
背景色に関してチェックすること、
十分な背景の明るさに関してチェックすること、
背景の陰影に関してチェックすること、
顔の明るさ（暗すぎてはならない）をチェックすること、
帽子またはベールが存在しないことを確かめること、
アクセサリが存在しないことを確かめること、
顔の比率をチェックすること、
写真が、横顔ではなく、正面から撮影されていることを確かめること。

検証は、自動的および／または手動であることが可能である。

規則が遵守されていない場合、
好ましくは、補正は、自動的であり、かつ／または
補正は、例えば、背景クリーンアップのために、操作者によって手動で実行され、
さもなければ、メッセージが、好ましくは、迅速に、ユーザに送り返されて、ユーザが、写真を再撮影することができるようにする。

そのようなメッセージは、例えば、欠陥のない写真をどのように再撮影するかを示す。
写真の裏に書き込まれるべき可能なテキスト入力は、例えば、以下のとおりである。すなわち、
名前
学校写真に関する名前およびクラスのリファレンス。
受取側の郵便アドレス、または写真ピックアップポイントの入力。
サービスプロバイダの可能な選択。
イメージの可能なレタッチ（背景クリーンアップ、コントラスト、その他）。レタッチは、操作者への自動写真伝送を介して手動で、かつ／または自動的に行われる。
伝送。
このサービスは、公式文書に関する国の規則に適合させられることが可能である。

１．５．カメラフォン（またはフォトフォン）で可能な他のサービス、すなわち、
文字認識。
顔認識。
バーコード読み取り。
権利およびデジタル署名（「透かし」）を管理すること、
個人用移動Ｗｅｂサイト（「ブログ」）。
例えば、母の日、またはバレンタインデーに関する、あるいは詩の抜粋に関する、テキストテンプレートおよび写真。
例えば、海上、または山中の、極限状態に関する医療ＳＯＳ。
自動車事故の場合の合意調書。申請は、質問をして、報告書を作成するために撮影されるべき写真を指示する。
例えば、病気の植物に関する遠隔診断。
実際的なサービス
測定 例えば、クレジットカードなどの所定のサイズを有するアイテムが並置された、家具、または他の物体のサイズを測定すること。
色 ２つの物体のあいだの色の組み合わせを計算すること。例えば、ズボンと靴の間で、またはネクタイとシャツの間で色を合わせること。
多種多様なサービス
モーフォアストロロジ 毎日、自身の誕生日および顔を使用して計算された個人化された星占い。
「モーフォマッチング」 ２人の個人間の、それらの個人の顔の写真に基づく友好レベルを評価すること。
オーラ 写真上の個人（またはアイテム）に色付きの「オーラ」を加えること、
セキュリティおよび識別または認証
署名 筆記の署名（例えば、サーバによって生成された番号に加えられた）が、認証として使用されることが可能である。

また、写真も認証として使用されることが可能である。
プロのためのサービス。すなわち、
推定 見積書を準備するように呼び出される職人は、しばしば、専門家に問い合わせる必要がある。カメラフォンは、見積書を作成する際に、取り付け工／納入業者に問い合わせるための手段を提供する。例えば、巻き上げブラインド用のモータの取り付け工は、巻き上げブラインドの取り付け工と連絡をとって、取り除くことに関する困難を突き止めることができる。

また、評価の遅れまたは誤りを回避する目的で、例えば、最初に計画されていたよりも激しい伐木を許可するために、深い溝を掘るのを妨げている根をカメラフォンで示して、後の段階で出現する選択に関して顧客から承認を受けることも可能である。

２．イメージの品質を向上させること、およびページレイアウト
撮影を行った後、いくつかの技術を使用して、イメージ品質およびユーザ設計を向上させることができる。すなわち、
イメージを向上させるプロセスを実行すること。
端末装置のＩＴパフォーマンス、端末装置のメモリ容量、検出器のサイズ、サービスのタイプ、および端末装置に機能を追加することの容易さに応じて、プロセスは、端末装置上で実行されても、サーバ上で実行されてもよい。そのようなケースでは、データ伝送フォーマットが定義される。
検出デバイスの欠陥にプロセスを適合させること。そのようなケースでは、すなわち、デバイスのシグネチャを分析することにより、イメージの出所が識別される。
復元手段の欠陥にプロセスを適合させること。そのため、サービスのタイプを識別し、場合により、使用される復元手段のタイプを識別して、次に、そのような情報を伝送することが必要である。

サーバ上のプロセスのケースでは、プロセスは、
伝送されたメッセージからイメージを抽出すること、
イメージ品質を向上させること、
伝送されたメッセージイメージを、そのように向上させられたイメージで置き換えることから成る。

イメージを２回、補正することがないように、イメージには、例えば、Ｅｘｉｆ、または類似のメタデータを追加する、または変更することにより、マークが付けられることが可能である。

メタデータによって意味するのは、マルチメディアデータに結び付けられ、マルチメディアデータを含むファイルのフォーマットに関連する情報、および／または圧縮に関連する情報、および／またはデータの出所、および／または獲得規格に対応するデータであることに留意されたい。例えば、写真のケースでは、獲得パラメータ（焦点、絞り、および露出時間などの）、および／またはピクセルの数などの、マルチメディアデータを使用して得られた計算結果。

イメージを処理することは、以下の様々な形で実行されることが可能である。すなわち、
ａ）計算は、ローカルで（すなわち、端末装置において）全く行われず、イメージは、リモート計算（サーバにおける）の後に、ユーザ（すなわち、ユーザ）に送り返される。
ｂ）ローカル計算が、端末装置スクリーンの解像度に応じて行われ、リモート計算が、サービスによって伝送されるイメージに関して行われる。
ｃ）端末装置スクリーンの解像度のローカル計算が行われ、サービスによって伝送されるイメージに関して、送信するのに先立つ圧縮アーチファクトのクリーンアップに加えて、伸張が、サーバ内部で実行され、サービスに向けて伝送されるイメージ処理は、ローカルで、かつ／またはリモートで行われることが可能である。

すべての場合で、リモートイメージ伝送は、サイズおよび圧縮を、サービス、ならびに後段で説明される、許可されたメッセージサイズに適合させることによって行われなければならない。

同様に、ページレイアウトも、以下のとおり、ローカルで、またはリモートで実行されることが可能である。すなわち、
ａ）計算は、ローカルで全く行われず、サービスによって伝送されるイメージに関するそのような計算は、リモートで行われ、その後、ユーザに戻される。
ｂ）ローカル計算が、端末装置スクリーンの解像度に応じて行われ、リモート計算が、サービスによって伝送されるイメージに関して行われる。
ｃ）端末装置スクリーンの解像度のローカル計算が行われ、サービスによって伝送されるイメージに関して、送信するのに先立つ圧縮アーチファクトのクリーンアップに加えて、伸張が、サーバ内部で実行される。

もちろん、前述した方法は、他のタイプのマルチメディアデータ、すなわち、ビデオ、および／またはオーディオ、および／またはテキストに関連するマルチメディアデータにも適用されることが可能である。

このため、少なくとも１つのタイプのマルチメディアデータ、すなわち、写真、および／またはビデオ、および／またはオーディオ、および／またはテキストに関連するマルチメディアデータに関連する、少なくとも１つのプロセスを実施して、ネットワークを介して、ユーザの移動電話端末装置内で、サービスプロバイダおよび／または遠隔通信事業者によって提案されるサービスを利用することの品質を向上させる方法およびシステムを得ることができる。

このプロセスは、以下のような、利用の品質に影響を及ぼす少なくとも１つの要因からもたらされる限界を克服するように適合されることを想い起こされたい。すなわち、
マルチメディアデータのサイズ、および／または
移動電話機のＩＴリソース、および／または
マルチメディアデータの獲得デバイスおよび／または復元デバイスの品質、
前記ネットワークの伝送規格、
サービスのタイプ。

このため、方法は、以下のステップを含む。すなわち、
アプリオリに、またはリアルタイムで、前記要因に応じて、移動電話機内部で、かつ／または移動電話機に接続可能な少なくとも１つのリモートサーバ内部で処理されなければならないマルチメディアデータの部分および／またはプロセスの部分を決定する、
そのように決定されたプロセスの各部分を実行すること、および／またはそのように決定されたマルチメディアデータの各部分を処理することを、移動電話機内部で、またはリモートサーバ内部で、いずれにせよ行い、
ユーザに関して、サービスの品質が向上するようにする、すなわち、
サービスが、任意のタイプのマルチメディアデータに関して、例えば、増大するサイズの写真に関して使用されることが可能であり、
すべての端末装置タイプに関してサービスの利用が向上させられ、
ネットワークの通過帯域に関連して、サービスの結果が向上させられ、
サービスへのアクセスが簡略化され、
サービスを得るのに要求される時間が短縮され、
サービスの結果が向上させられ（より良好な写真、ビデオ、オーディオの知覚）
新たなサービスへのアクセスが可能であり、
ユーザ満足度が高められる。

サービスプロバイダおよび／または遠隔通信事業者に関して、新たなサービスが提供されることが可能である。

この方法は、以下のステップをさらに含む。すなわち、
フォーマットを介して、リモートプロセスに関連する命令を定義するステップ、
サーバに関して、それらの命令を実行するステップである。

そのような命令は、以下を含むことが可能である。すなわち、
マルチメディアデータの部分、および／またはマルチメディアデータのそのような部分をサーバが獲得することができるようにする識別子、
以降、「リモートプロセス」と呼ばれる、サーバ上で実行されなければならないプロセスの部分、すなわち、
マルチメディアデータの品質を向上させるプロセス、および／または
マルチメディアデータのレタッチプロセス、および／または
マルチメディアデータの編集プロセス、および／または
サービスをディスパッチするプロセス、および／または
サービスを提供するプロセス、および／または
サービスの受益者のアドレス、および／または受益者のアドレスをサーバが得ることを可能にするコード。

方法は、サーバに関して、命令を実行したことの結果をサービスの受益者に伝送するステップをさらに含む。

「サービス」によって特に意味するのは、
任意のサービス、すなわち、本特許出願の範囲内で説明されるサービス、
より包括的なサービスの一部分、例えば、サービスによって要求されるリモート計算である。

「写真」によって特に意味するのは、
写真テキストおよび／または図および／または自然なイメージである。

「補正」とも呼ばれる「プロセス」によって特に意味するのは、
本特許出願において説明されるすべてのタイプのプロセス、
品質を向上させるプロセス、
電話機に適合された、品質を向上させるプロセス、
アルバムへの挿入、
ページレイアウト、
送信すること。
「ＩＴリソース」によって特に意味するのは、
ＩＴパフォーマンス、
メモリ容量、
プログラミング言語である。

「伝送規格」によって特に意味するのは、
通過帯域、
負荷、
メッセージの最大サイズである。
「識別子」によって特に意味するのは、
ユーザによって選択されたイメージをサーバが探し出すことを可能にするイメージコード（ＳＭＳ、または他の手段によってサーバに伝送される）である。
「コード」によって特に意味するのは、
郵便アドレスを見つけるのに使用される電話番号である。

「受益者」によって特に意味するのは、
ユーザ、
第三者である。

「命令」によって特に意味するのは、本特許出願において説明されるデータである。

２．１．イメージ処理のタイプ
端末装置内部、および／またはサーバ上でイメージに対して行われるプロセスは、以下のとおりであることが可能である。
撮影デバイスおよび／または撮影された写真からの欠陥のすべて、または一部を除去する、または低減すること。すなわち、露出、照光、幾何歪み、色収差、口径食、ボケ、非点収差、ホワイトバランス、飽和、モザイク除去、ノイズ、動きによるブレ、焦点ボケ、圧縮アーチファクト、ボケ除去アーチファクト、他のプロセスに関するアーチファクト、エイリアシングアーチファクト。

復元手段、すなわち、端末装置スクリーン、コンピュータスクリーン、印刷手段から欠陥のすべて、または一部を除去すること。
サイズ（ピクセルの数）を変更すること。
圧縮。
アーチファクトを除去することを伴う、または伴わない伸張。
テキストおよび／または描画のケースにおける背景クリーンアップ。
レタッチ、すなわち、白黒に変換すること、回転させること、イメージゾーンから抽出すること、効果を適用すること、フレームを追加すること。

背景上、または別の写真上のはめ込み。
テキストを追加すること。
ユーザに助言を与えるためにイメージ品質を分析すること。

２．２．リモートプロセスのための指示
端末装置の能力、メモリ容量、イメージサイズ、マルチメディアデータを処理するのに不適合であるＪａｖａ（登録商標）プログラミングではなく、Ｃ＋＋で端末装置をプログラミングする可能性、および所望されるサービスのタイプに応じて、プロセスの一部分を移転することが可能である。ユーザに関して、そのようなユーザへのフィードバックを要する動作に関するプロセスは、リアルタイムのままである。

移転されるプロセスを記述することを可能にする情報が（各イメージについて、または１回限りで）、伝送されなければならない、すなわち、
ａ）サーバ上で行われるべき改良プロセスのタイプ、これは、例えば、以下に関する。例えば、
コンピュータスクリーン上で視覚化するためのデータタイプの欠陥を検出する端末装置の補正。
コンピュータスクリーン上で視覚化するための自動認識を伴う撮影タイプの欠陥を検出する端末装置の補正。
印刷出力のための自動認識を伴う撮影タイプの欠陥を検出する端末装置の補正。
テキスト写真および手書きのスケッチに関する背景クリーンアップ。
データタイプの端末装置スクリーン上で視覚化するための自動認識を伴う欠陥を検出する撮影端末装置の補正。
撮影品質分析。
プロセスが全く実行されない場合でも、そのような命令は、場合により、既定で、伝送されなければならない。
ｂ）スクリーンのサイズに縮小されたイメージに対して端末装置内部でレタッチを行い、最終サイズになった際に、後のレタッチを行うことを可能にする、イメージに対して行われるべき修正（回転、トリミング、フレームを追加すること、その他）。
ｃ）サービスのタイプ、およびサービスの受取側、すなわち、
ＭＭＳ 番号
電子メール アドレス
絵はがき サービスプロバイダ
ファクシミリ 番号
アルバム サービスプロバイダ
印刷 サービスプロバイダ
発行側端末装置へのフィードバック
ｄ）出力編集指示
絵はがき、またはその他のためのページレイアウト（特に色およびフォント）、
写真、テキスト、またはクリーンアップされた写真テキストの挿入。

編集データは、いくつかのフォーマットで印刷することを可能にするため、物理的フォーマットとは別個でなければならない。テキスト要素およびイメージ要素のサイズおよび位置は、下流で決定される。
ｅ）コンテンツ
受取側のアドレス（郵便、またはその他）
メッセージ
写真
テキスト写真
そのようなコンテンツは、アドレスおよび／またはメタデータとして伝送されることが可能である。

コンテンツは、フォーマットによって記述されることが可能である。そのようなフォーマットは、オープン（標準および／または拡張可能）であることが可能である。そのようなフォーマットは、ＭＭＳ「ＳＭＩＬ」フォーマットの拡張であることが可能である。そのようなフォーマットは、すべてのタイプのディスパッチプロトコル（ＭＭＳ、ｈｔｔｐ、ＷＡＰ、電子メール、その他）と相性がよくなければならず、このため、既存のネットワークと相性がよくなければならない。

２．３．イメージの移転された処理
好ましくは、イメージを伝送のために符号化するために、すべての電話機において実施されているＪＰＥＧ標準圧縮プログラムが使用されるが、別のフォーマットが使用されてもよい。イメージ処理ステップは、以下のとおりである。すなわち、
場合により、前処理。
場合により、サービスのタイプ、および伝送「パイプ」のサイズに応じた、イメージサイズ、圧縮率、イメージフォーマット（そのようなフォーマットは、色選択および白黒も含む）の最適化、すなわち、
以下に説明するとおり、サービスおよびパイプサイズに応じた最適圧縮曲線／イメージサイズを考慮に入れることにより、イメージが既に圧縮されている場合、圧縮およびサイズ変更は、計算時間を抑えるように、好ましくは、周波数ドメインで実行され、
さもなければ、圧縮は、サイズを変更した後に行われる。
サーバ内部で、
圧縮アーチファクトを除去することにより、すべてが伸張され、
次に、
撮影デバイスの欠陥のすべて、または一部が、除去または低減され、あるいは、テキスト写真および／または描画（ＦｏｔｏＴｅｘｔ＋）のケースでは、背景がクリーンアップされ、
復元手段の欠陥の一部、またはすべてが、除去され、
他のすべてのプロセス、すなわち、レタッチ、ページレイアウト、その他が、適用され、
イメージには、プロセスを何回も適用することを防止するようにマークが付けられる。

転送は、ＭＭＳ、追加料金ＭＭＳ、電子メール、ｈｔｔｐ、ＷＡＰ、または他の手段を介して実行される。

メッセージは、第三者に送信されること、かつ／または、例えば、結果を視覚化するため、または助言を受けるために、発行側端末装置上で使用されることが可能である。

２．４．サービスのローカル処理
好ましくは、イメージを伝送のために符号化するために、すべての端末装置にインストールされているＪＰＥＧ標準圧縮プログラムが使用されるが、別のフォーマットが使用されてもよい。イメージ処理ステップは、以下のとおりである。すなわち、
ａ）場合により、前処理。
ｂ）次に、
撮影デバイスの欠陥のすべて、または一部が、除去または低減され、あるいは、テキスト写真および／または描画（ＦｏｔｏＴｅｘｔ＋）のケースでは、背景がクリーンアップされ、復元手段の欠陥の一部、またはすべてが、除去され、
他のプロセス、例えば、レタッチ、ページレイアウト、その他が、適用され、
ｃ）プロセスを何回も適用することを防止するように、イメージにマークを付け、
場合により、サービスのタイプ、およびパイプのサイズに応じて、イメージサイズ、圧縮率、イメージフォーマットを最適化し、すなわち、
サービスおよびパイプサイズに応じた最適圧縮曲線／イメージサイズを考慮に入れることにより、イメージが既に圧縮されている場合、圧縮およびサイズ変更は、計算時間を抑えるように、好ましくは、周波数ドメインで実行され、
さもなければ、圧縮は、サイズを変更した後に行われる。
ｄ）大きいサイズのイメージを使用するサービスに関して、
サーバ内部で、圧縮アーチファクトを除去して、伸張が実行され、その後に、必要な場合、使用サイズまで拡大が行われる。
転送は、最終ユーザに向けて直接に実行されるか（絵はがきの場合を除き）、またはサービスプロバイダを介して実行されることが可能である。

２．５．システム
「補正サーバ」とも呼ばれるリモートサーバが、以下のとおり、配置されることが可能である。すなわち、
ＭＭＳ−Ｃ（事業者によってホストされるＭＭＳ処理システム）内部に、
ＭＭＳ−Ｃへの入口に、
ＭＭＳ−Ｃからの出口に、
ＷＡＰゲートウェイ内部に、
ＭＭ９内部に、
ＭＭ７内部に。

以下の端末装置とサーバの組み合わせが可能である。すなわち、
標準の端末装置、およびサーバ
サーバを伴わない、イメージ処理アプリケーションを有する端末装置、
サーバを伴う、イメージ処理アプリケーションを有する端末装置、
サーバを伴う、処理アプリケーションではないが、アプリケーションを有する端末装置、
サーバを伴う、縮小サイズイメージによってユーザにプレビューを与える前処理アプリケーションを有する端末装置。

ユーザにフィードバックを与えるプロセスは、以下のとおり実現されることが可能である。すなわち、
ローカル（端末装置内部）で、または
ｈｔｔｐ、または別のプロトコルを介してリモートで、
２．６．イメージをパイプのサイズに適合させること
遠隔通信事業者は、例えば、ＭＭＳによって、伝送されるメッセージのサイズを制限する。

イメージファイルのサイズは、イメージのコンテンツに依存する。所与の数のピクセル、および所与の知覚される品質レベルに関して、多くの詳細を含むイメージは、より少ない詳細を含むイメージより相当に大きいファイルを生じさせる。

このため、すべてのケースでサービスの利用を可能にし、事業者によって割り当てられた通過帯域を超えないように、品質レベルを自動的に適合させることが必要である。

この品質レベルを適合させるいくつかのやり方が存在し、主要なポイントは、利用に依存し、そのため、サービスタイプに依存する。

サービスを使用する際、イメージは、以下のパターンを採用する。すなわち、
ａ）写真を撮影し、場合により、圧縮
ｂ）マルチメディアデータのサイズ、適用される圧縮率、およびフォーマットを最適化するための前処理、すなわち、伝送されるファイルのサイズを縮小することにより、事業者によって割り当てられた通過帯域を適合させることであり、そのような縮小は、ピクセルの数を場合により低減し、かつ／または圧縮率を高めることを介して実行される。
ｃ）好ましくは、アーチファクトの低減を伴う伸張。
ｄ）サービスのために使用されるスクリーンまたはプリンタ（最終ピクセル数）に適合させる目的でピクセルの数を変更すること。

ファイルサイズを縮小するため、ピクセルの数と、使用される圧縮の間で妥協が存在する。すなわち、
そのような妥協は、最終ピクセル数に依存し、このため、要求されるサービスのタイプ、および伸張プロセス、特に、アーチファクトが低減されるべきかどうかに依存し、
ある圧縮レベルを超えると、ピクセルの数を低減することが賢明である。

ファイルサイズ縮小動作は、以下のとおり行われることが可能である。すなわち、
好ましくは、周波数領域内でイメージを伸張することなく、
イメージ伸張の後に、または
イメージ伸張およびアーチファクト低減の後に。

２．７．応用例
プロセス分散の例を以下に提示する。すなわち、
ａ）３Ｇネットワークでの応用例
そのようなネットワークは、高速の端末装置−サーバ交換を可能にする。このため、サーバ内部でプロセスを実行し、電話上で結果を迅速に表示することが可能である。

このため、端末装置上の任意のＩＴパフォーマンス、および多数のピクセルで作業することが可能である。
ｂ）２．５Ｇおよび最上級電話機（英語で「Ｓｍａｒｔｐｈｏｎｅ」）での応用例。
このネットワークは、高速の端末装置−サーバ交換を可能にしない。しかし、端末装置は、高いＩＴパフォーマンスを有する。

このため、ユーザにプレビューを示し、電話機上で結果を迅速に表示するために、スクリーンサイズに応じて、端末装置内部でイメージ処理を実行することが可能である。

このため、ユーザに向けてのフィードバックを要さずに、サーバ上でフル解像度処理を実行することが可能である。
ｃ）２．５Ｇネットワークおよび中級電話機（英語で「Ｆｅａｔｕｒｅｐｈｏｎｅ」）での応用例。

ネットワークは、高速の端末装置−サーバ交換を可能にしない。

端末装置は、限られたＩＴパフォーマンスを有し、交換は、遅い。ユーザ向けのプレビューの利用可能性は、より限られているが、その他の利点（設計、サービスへのアクセス、その他）は、維持される。

このため、ユーザに向けてのフィードバックを制限することにより、サーバ内部でプロセスを実行することが可能である。

３．写真テキストソリューション（ＦｏｔｏＴｅｘｔ＋ コンポーネント） 背景クリーンアップ
本発明は、「ＦｏｔｏＴｅｘｔ＋」と呼ばれるコンポーネントを用意し、このコンポーネントは、例えば、透明な背景上のストローク、特に、手書きテキスト、概略の描画、マップまたはスケッチ、印刷されたテキストから成る、「バイナリタイプの」任意の文書の撮影された写真を変換することを可能にするテキストスキャナである。

このコンポーネントは、紙の欠陥、すなわち、紙の陰影、正方形または線、折り目、汚れ、しわ、および、もちろん、カメラおよび照光の欠陥を補正し（背景クリーンアップ）する。これは、閾値を超える情報を抜き出すことによって行われることが可能である。

このコンポーネントは、コントラストレベルを最適化する。

このコンポーネントは、例えば、ボケ除去マスクを適用することにより、焦点合わせの「クローズアップボケ」の自動補正を実行する。実際、カメラフォンは、８０ｃｍ鮮明度から無限遠のためにプログラミングされており、一般に、オートフォーカスを有さない。しかし、テキストの写真は、およそ１５ｃｍの距離で、すなわち、カメラフォンのボケレンジ内で撮影される。

この欠陥が、非常に低い解像度（スクリーン上の解像度、すなわち、１６０×１２０、つまり、ＣＩＦなどの）にほとんどセンシティブでないとすれば、この欠陥は、３００，０００ピクセル（ＶＧＡ）から特にセンシティブである。

また、このコンポーネントは、比色上の欠陥も補正する。

このコンポーネントは、非常に高い圧縮率に適合する。このため、およそ２５ｋｏであるテキスト写真は、転送を最適化するために、圧縮の後、最大で５ｋｏだけになる。

伸張、次いで、処理の後、イメージは、背景上への重ね合わせを向上させるために、印刷フォーマットに戻され、すなわち、１インチ当たり３００ポイントまで、または最終文書のフォーマットに従って拡大される。

このコンポーネントは、レベルグレーストロークを一様な背景上に生じさせる。

このコンポーネントは、様々な形で使用されることが可能である。すなわち、
単独で、
処理済のイメージは、元のイメージよりも読み取りやすいので、撮影の後、端末装置スクリーン上で表示するために、
別の受取側に送信するため（ＭＭＳ、またはその他により）、
絵はがきの裏側で（メッセージおよび／またはアドレス）、
イメージを描いて、
クリーンアップされたイメージをマスクとして使用しながら、写真と、一様な色、またはテクスチャとの間のミキシング操作を介して背景色を透明にすることにより、写真上にクリーンアップされたイメージを重ね合わせることを可能にする、タッチアップソフトウェアを使用して。

各ピクセルに関して、クリーンアップされたイメージのグレーレベルが、ＩＮ値を有し、写真が、ＰＨ値を有し、一様な色またはテクスチャが、ＣＯ値を有する場合、ＣＯ^＊（１−ＩＮ）／ＭＡＸＩＮ＋ＰＨ^＊ＩＮ／ＭＡＸＩＮを取り、ただし、ＭＡＸＩＮは、クリーンアップされたイメージにおけるすべてのピクセルの最大値である。

例えば、絵はがきに関して、ユーザが、以下の２つの写真を撮影する。すなわち、
ａ）絵はがきの表側のための写真、および
ｂ）紙の上の書かれた／描かれたテキスト／グラフィックの写真
ユーザインタフェースが、テキスト／グラフィックを写真の表側に位置付けることを可能にし、ローカルまたはリモートの端末装置スクリーン解像度プロセスが、プレビューを表示して、ユーザの作業を円滑にすることを可能にする。

テキスト／グラフィックの写真が、処理され、読み取りやすさを高めるように一様でない照光のゾーンを除去することによってクリーニングされ、背景上でクリーニングされて、写真の表側に印刷される。

写真のケースでは、特にパスポート写真のケースでは、背景クリーニングは、例えば、顔の輪郭を検出して、周囲を一様な色で埋めることにより、撮影された実際の人以外の、写真のすべての部分を一様にすることから成る。

４．サービスの例
図１ｂから図８を使用して、以下に説明するのは、「フォトカード」とも呼ばれる、フォトカード作成サービスである。

図は、ユーザへのサービス、およびユーザ案内を表す、端末装置インタフェースの様々なスクリーンを示す。

また、図は、サービスに必要ないくつかの端末装置機能の自動的実施も表し、端末装置の諸機能のそのような自動的実施は、以下のステップを含む。すなわち、
端末装置内で選択可能な機能のなかから、サービスに必要な機能を選択するステップと、
選択された機能に関する論理連鎖シーケンスから成る、サービスに適合した少なくとも１つのシナリオを自動的に、かつ／またはユーザが手動で、準備するステップとを含み、
方法は、ユーザが、前もって準備されたシナリオのなかから特定されたシナリオを選択するステップをさらに含む。

図１ｂに示されたスクリーン１０は、フォトカードサービスを選択した後のウェルカムに当たり、端末装置を介してユーザがアクセスすることができるサービスを表す端末装置インタフェースを使用することによって案内されている。それは、起動されると、「アクション」とも呼ばれる、サービスに適合した、いくつかのシナリオからの選択を提供するウェルカムスクリーンにかかわり、それらのシナリオは、「新たなフォトカード」、「下書き」、「送信済みカード」、「送信中のカード」、「テンプレート」として図示されている。選択は、アクションの１つを選択することにより、端末装置の「ジョイスティック」を使用して行われる。各シナリオは、撮影機能、アルバム内の検索、テキストのキー入力、アドレスの検索、ページレイアウトの論理連鎖シーケンスから成る。選好およびテンプレートのメカニズムが、シナリオの少なくとも一部分を事前記録することを可能にする。

「オプション」メニューを起動することも可能であり、すると、そのメニューは、スクリーン１２を表示して、ユーザが、アクション、選好、支援を選択すること、またはサービスを終了にすることさえできるようにする。

図２ａ、図２ｂ、および図２ｃの例に示される、選好を選択する場合、ユーザは、左ジョイスティックまたは右ジョイスティックを使用することにより、３つの選好、すなわち、「一般」（図２ａ）、「写真」（図２ｂ）、および「サーバ」（図２ｃ）のなかから選択することができる。

「一般」タブに対応する、図２ａのスクリーン１４上で、ユーザは、ユーザの前回の下書きを自動的に読み込むことを所望するかどうかを尋ねられる。

選好選択の「写真」タブに対応するスクリーン１６（図２ｂ）上で、ユーザは、使用された前回のイメージを自動的に表示することを所望するかどうか、および前回のページレイアウトを自動的に使用することを所望するかどうかを尋ねられる。

選好メニューの「サーバ」タブに対応する図２ｃのスクリーン１８上で、ユーザは、ＭＭＳサーバまたはｈｔｔｐサーバなどの、いずれのサーバに接続することを所望するかを尋ねられる。

図３には、ユーザが、図１ｂのスクリーン１２の「選択」オプションメニューでアクションを選択した際に表示される、スクリーン２０が示されている。このため、スクリーン２０が示され、スクリーン２０上には、下書き、テンプレート、送信されるべきカード、および送信中のカードの間で、選択可能なオプションが表示されている。スクリーン２０上で、最新の下書きが示されており、その下書きは、写真２２とテキスト２４とを含む。スクリーン２０のメニューオプションは、「開く」コマンドでスクリーン２６にアクセスすることを可能にする。

そのような「開く」コマンドを選択する際、または図１ｂ上の新たな絵はがきの作成および送信を選択する際、「表側」のためのイメージ（ページレイアウト）、「裏側」のためのテキスト（ページレイアウト）、およびアドレスを、図４に示されるとおり、選択することが可能である。

図４に示されるスクリーン３０は、イメージの選択に当たり、この選択は、図示されるとおり、それが、表側にイメージを有する新たな絵はがきを作成するためのサービスにかかわることを示し、新たな写真を撮影する、撮影された前回の写真を選択する、端末装置のメモリの中に格納されたアルバムから写真を選択する、同一のサービスに関して最近、使用された写真を選択する、または最後に、リモートサーバから写真を選択する可能性を提供する。そのようなケースでは、マルチメディアデータの、ユーザの個人用アルバムが管理されることが可能であり、そのようなアルバムは、遠隔通信ネットワークを介してユーザの移動電話端末装置がアクセスすることができるサーバ上に格納される。

新たな写真を撮影するのに、フレーミングを支援することによってイメージを獲得するために、好ましくは、自動的支援がユーザに提供される。フレーミングのそのような支援は、水平スクリーン（高さより幅の方が大きいイメージ）上で、または垂直スクリーン上で選択されることが可能な異なるケースで、どのようにフレーミングするかをユーザに示すシルエットを、イメージ上に重ね合わせることから成り、これにより、正しくフレーミングされたイメージと、後で再フレーミングが実行された場合よりも良好な解像度がともに得られる。フレーミングのそのような支援は、好ましくは、３／３について言われる写真の「黄金律」を順守する。すなわち、被写体または水平線を決して中央に位置付けないことである。ユーザは、ジョイスティックを作動させることにより、例えば、以下の状況に対応する、いくつかの使用ケースの間で選択することができる。すなわち、水平スクリーンまたは垂直スクリーンを使用する、クローズアップ、半身像、グループ、情景、テキスト写真である。

「表側」タブ（図５）を選択する際、表側ページレイアウトに関する支援が提供される。ユーザが、好ましいページレイアウトを前もって選択した場合、そのようなレイアウトが、直接に表示される。選択していない場合、スクリーンは、図示されるとおり、オプションのリストを表示する。すなわち、端末装置内部でページレイアウトを選択すること、またはリモートサーバから選択すること、または新たなページレイアウトを作成することを可能にする。

「ページレイアウトを選択する」を選択する際、色、スタイル、サイズ、その他が異なるページレイアウトなどの、いくつかのタイプのページレイアウトの間における選択が与えられる。

ユーザが、「新たなページレイアウトを作成する」というオプションを選択した場合、一連のオプションが提案され、オプションは、この例では、フレームカラーの選択、フレームの厚みの選択、曲率半径の選択を伴う丸い角を有するカードの選択である。

ユーザが、図４に示されるスクリーン３０の「テキスト」タブをクリックすると、図６からのスクリーン３４が現れ、「スマートテキスト」タイプの新規のテキスト（半自動的入力を有するテキスト）、新規の「写真テキスト」、または既存の写真テキストの間の選択を提供する。

「新規のテキスト」オプションを選択した場合、マン／マシンインタフェースが、標準入力または半自動的入力を伴うテキスト作成に切り替わり、半自動的入力は、テキストに関するいくつかのフィールドを許すこと、およびそれらのフィールドの各フィールドの中で、既に記憶されているテキストを再使用することから成る。第１のフィールドは、受取側を指すヘッダフィールド、すなわち、「Ｄｅａｒ ｆｒｉｅｎｄ」、「Ｄｅａｒ Ｍｕｍ」、その他である。第２のフィールドは、テキストの本文、すなわち、「Ｉｔ’ｓ ｆｉｎｅ ｔｏｄａｙ」、「Ｇｒｅａｔ ｈｏｌｉｄａｙｓ！」、その他に関する。第３のフィールドは、改まった結語を含むテキストの結びに関し、第４のフィールドは、署名を含む。

「写真テキスト」オプションを選択した場合、スクリーン（図示せず）が表示されて、「完全に平行であることを確かめなさい」や「一様な照光となるように試みなさい」といった、テキスト写真を正しく撮影するための指示を伴って、テキスト、例えば、手書きのテキストの写真をユーザが撮影しなければならないことをユーザに知らせる。

一実施形態では、長方形のフレーミングが、スクリーン上に表示され、写真が歪んでいるか否かに応じて、写真が正しいアングルで撮影されているかどうかを判定することを可能にする。

テキストが作成される、または撮影されると、ユーザは、図４の「裏側」タブに対応し、裏側の、すなわち、テキストに関する、ページレイアウトに関連する次のステップに進むことができる。そのようなケースでは、図７のスクリーン３６が表示され、以下のオプションを提供する。すなわち、
前回のページレイアウトを選択すること、
選好されるページレイアウトを選択すること、
ページレイアウトを選択すること、
リモートサーバ上のページレイアウトを選択すること、および
新規のページレイアウトを作成することである。

例えば、端末装置のメモリの中で見つけることができるページレイアウトの選択は、一実施形態では、使用されるべきであり、例えば、写真が撮影された場所に対応する郵便切手のタイプを選択することから成る。また、選択は、背景色を選択することから成ることも可能である。

新規のページレイアウトを作成することに関して、フォントの選択、フォントのサイズ、全体的な色、および切手がすべて、提案される。

図８は、ユーザが、図４のスクリーン上の「アドレス」タブを選択した場合に現れるスクリーン３８を示す。端末装置が、アドレス帳または連絡先リストを既に含む場合、「オプション」ボックス（スクリーン４０）を使用して、受取側が、連絡先のリストから選択される。新たな連絡先にかかわる場合、スクリーンは、ファーストネーム（オプションＴ９と接触することによって選択されることが可能である）、ファミリネーム、番地、通りの名前、都市および国の郵便番号に関する、いくつかのゾーンを示す。

好ましくは、郵便番号が指示されると、それに対応する都市が自動的に現れ、それとは反対に、都市が指示されると、郵便番号が自動的に示される。

また、同一の絵はがきに関して、いくつかの受取側を選択することも可能である。

絵はがきが未完成である場合、スクリーンは、そのような絵はがきが完成していないことを告げ、イメージ、受取側、およびテキストを選択するよう求め、また、既定の表側ページレイアウト（イメージ）が使用されていること、および、同様に、既定の裏側ページレイアウト（テキスト）が使用されていることも示す。

絵はがきが完成した場合、送信スクリーンは、絵はがきが、送信される準備ができていることを示し、その絵はがきをテンプレートとして保存するよう、ユーザに提案する。

最後に、ユーザが、「送信」オプションを選択した後、写真は、以下に説明するプロトコルによって伝送されるイメージの品質を最適化することにより、伝送出力に関連するネットワークの少なくとも１つの規格（例えば、ＭＭＳメッセージの最大サイズ）に応じて圧縮され、プロトコルは、そのような最適化の目的で、サブサンプリングレート、および圧縮パラメータ、すなわち、ＪＥＰＧタイプのパラメータを選択することを可能にする。次に、そのように圧縮された写真、および絵はがきが、電話通信を介して、例えば、ＭＭＳによって送信される。スクリーンは、絵はがきが送信されたことを示し、同一のカードを別の受取側に送信するよう、ユーザに提案する。

５．伝送されるべきデータをネットワーク伝送容量に適合させること
カメラフォン内の検出器の容量は、常に増加しており、伝送プロトコルを含む通過帯域を大幅に超えている。例えば、ＶＧＡ検出器は、３００，０００ピクセルを提供し、各ピクセルは、カラーチャネルの各チャネルを符号化するために、１オクテットを使用し、これにより、およそ９００ｋｏの全体イメージがもたらされる。しかし、ほとんどの端末装置は、圧縮された後、３０ｋｏないし５０ｋｏの、すなわち、ＶＧＡ検出器のケースにおける初期データのおよそ３％ないし５％のファイルを送信することしかできない。

そのような所見に基づき、本発明は、伝送されるイメージ品質をプロトコルによって最適化することを可能にする方法を提案し、プロトコルは、そのような最適化に鑑みて、サブサンプリングレート、および圧縮パラメータ、すなわち、ＪＥＰＧタイプのパラメータを選択することを可能にする。

実際、イメージファイルサイズを小さくするために、一方で、サブサンプリングが行われることが可能であり、他方、イメージは、ＪＰＥＧアルゴリズムなどの、圧縮アルゴリズムを使用して圧縮されることが可能である。

後のサブサンプリングおよび再サンプリングは、解像度を低くし、詳細が失われること、およびエイリアシングを必然的に伴う。

さらに、ＪＰＥＧ圧縮は、情報の損失をもたらし、圧縮率が高いために、いっそう重大なアーチファクト（欠陥）の出現を生じさせる。

以上を述べた上で、再サンプリングによって生じさせられる解像度の損失は、もはや補正されない可能性がある。それに対して、ＪＰＥＧ圧縮によって生じさせられるアーチファクトは、それらのアーチファクトが、ある限度内で補正されることを可能にする、整った、既知の分布を有する。そのような補正は、例えば、ＪＰＥＧ標準で説明されているとおり、ユニットエッジを平滑化することにより、またはそのような欠陥を伸張し、補正することを可能にする「ＪＥＰＧ ＣＬＥＡＮＥＲ」として知られているアルゴリズムによってさえ、実行される。

圧縮率およびサンプリングレートを決定するために、圧縮率が、横座標で示され、サンプリングレートが縦座標で示された、図９に示されるチャートを使用する。

そのようなチャートは、３つの異なるイメージに対応する３つの曲線を含む。
チャートは、以下の形で得られる。すなわち、１メガピクセル鮮明度を最初に表す、３つの試験イメージが選択される。

そのようなイメージを使用して、異なるレートで圧縮されたコピーが生成されて、水平方向でも、垂直方向でも同一である、９０％、８０％、７０％、６０％、その他のサンプリングレートであらかじめ再サンプリングされた、所与のサイズ、すなわち、２００ｋｏ、１５０ｋｏ、１００ｋｏ、８０ｋｏ、６０ｋｏ、５５ｋｏ、５０ｋｏ、４５ｋｏ、４０ｋｏ、３５ｋｏ、その他のファイルを獲得することを可能にする。

イメージは、次に、ファイルサイズ別に分類され、そのため、各ファイルグループは、異なる鮮明度ではあるが、同一サイズを有するイメージから成る。

このように得られた異なるイメージを比較することができるために、そのようなイメージは、双三次タイプの補間計算によって、オリジナルの鮮明度に戻されている。

次に、各イメージシリーズに関して、経験を積んだ閲覧者が、コンピュータスクリーン上の様々なイメージを観察して、もちろん、サブサンプリングレート、および対応する圧縮率を記録しながら、同様のサイズのファイルと比べて、閲覧者が最も満足がいくと判断したイメージを決定した。

ＪＰＥＧ圧縮をイメージ再サンプリングに関連付けることにより、それらの方法のいずれが別個に使用される場合よりも、良好な結果を得ることが可能になることが認められた。

このため、図９のチャートは、所与の圧縮率に関して、最良のイメージ品質をもたらすサンプリングレートの値を選択することを可能にすることが認められた。

図１０に示されたチャートでは、ｋｏイメージファイルサイズは、横座標で示されているのに対して、サンプリングレートは、縦座標で示されている。この図１０に示される曲線は、ファイルサイズおよびサンプリングレートに応じた、最も満足のいくイメージを示す。

圧縮なしで、およそ３Ｍｏのサイズである１メガピクセルイメージに基づき、３０ｋｏファイルを得る目的で、イメージ圧縮に先立ち、５０％（ピクセル数を４分の１に削減することに相当する）でイメージをサブサンプリングすることが好ましい。５０ｋｏのファイルを得るのに、イメージ圧縮に先立ち、７０％（すなわち、ピクセル数を２分の１に削減することに相当する）でイメージをサブサンプリングすることが賢明である。最後に、１３０ｋｏを超えるファイルに関しては、サブサンプリングなしに、ＪＰＥＧ圧縮だけを使用することが好ましい。

実際には、移動電話端末装置は、本発明の趣旨の範囲内で、マルチメディアデータのサイズに応じた最適圧縮曲線としても知られる、図９ａおよび図１０ａに示されたチャートをメモリの中に含む。図９ａは、図９におけるすべての曲線の平均を成す５０曲線を有するチャートを表すのに対して、図１０ａのチャートは、図１０の曲線の平均値に対応する５２曲線を含む。

このため、ネットワークを介して送信されるべきファイルを決定するために、移動電話端末装置によってネットワークを介して伝送されることが可能なファイルサイズにリンクされたアルゴリズムが、端末装置内にプログラミングされる。図１０ａの横座標の、そのファイルサイズは、同一の図における縦座標のサンプリングレートに対応する。そのようなサンプリングレートは、図９ａからの５０曲線を使用して、図９ａからの横座標の圧縮率を算出することを可能にする。このアルゴリズムは、図１０ａの横座標における点Ａから出て、図９ａの横座標における点Ｂに達する矢印によって表される。

しかし、得られた圧縮率は、ネットワークによってサポートされるファイルサイズを超えるファイルサイズをもたらす可能性がある。というのは、所与の圧縮率に関して、最終ファイルサイズは、イメージの中に含まれる詳細の量に依存するからである。このことが、そのようなケースにおいて、アルゴリズムが、より高い圧縮率Ｂ’を選択する理由であり、これにより、図９ａの５０曲線により、対応するサンプリングレートを選択することが可能になり、図１０ａのチャートを使用して、ファイルサイズＡ’が、ネットワークによって許される最大値より低いかどうかを検証することが可能になる。そのような繰り返しの手続きは、サイズＡ’が、依然として大きすぎる場合、すなわち、満足のいくファイルサイズが得られるまで、Ａ’より低いファイルサイズＡ”を選択することによって続けられる。

もちろん、マルチメディアデータサイズに応じた最適な圧縮曲線は、端末装置のメモリ内で、図９ａおよび図１０ａからのチャートの形態で表されることが可能であるが、値テーブルまたはアルゴリズムとして表されることも可能である。

もちろん、マルチメディアデータのサイズに応じて、最適圧縮曲線の必要な部分だけが、端末装置メモリ内で表されることも可能である。必要な部分は、例えば、様々な電話事業者のネットワークによって通過させられることが可能な最大ファイルサイズに対応する抽出部分である。

（イメージを使用する方法）
次に、移動電話サービスに対してと同様に、写真デバイスまたはビデオカメラなどの、イメージ獲得デバイスにも適用されることが可能な実施形態の方法を説明する。

その説明にとりかかる前に、以下の、使用される様々な用語の意味を、まず示しておこう。

「デジタルイメージ」によって意味するのは、デジタル形態のイメージである。イメージは、「イメージ検出デバイス」とも呼ばれる、デジタルイメージ獲得デバイスから来ることが可能である。イメージは、伝送される、または保存されることを目的とする静止イメージまたは動くイメージであることが可能である。

デジタルイメージは、以降、「グレーレベル」と呼ぶ、デジタル値のグループによって表されることが可能であり、各デジタル値は、リンクされた色感度、および表面上の、またはボリュームに関する相対的な幾何学的位置を有する。本発明の趣旨の範囲内の「色」とは、同一の色感度にリンクされたデジタル値のグループを指す。

デジタルイメージは、好ましくは、マトリックス除去（または英語で「ｄｅｍｏｓａｉｃｉｎｇ」）に先立つ、検出器の生のイメージである。また、デジタルイメージは、プロセス、例えば、モザイク除去、ホワイトバランス、またはサブサンプリングを受けていることも可能である。

デジタルイメージが、イメージ検出デバイスから来ている場合、そのデバイスには、高感度コンポーネントを備えた検出器が含まれる。「高感度コンポーネント」によって意味するのは、エネルギーの流れを電気信号に変換することを可能にする検出器コンポーネントである。エネルギーの流れは、光流、Ｘ線、磁界、電磁界、または音波の形態をとることが可能である。高感度コンポーネントは、ケースに応じて、表面上に並置されること、および／またはボリューム内部で重ね合わされることが可能である。高感度コンポーネントは、長方形のマトリックス、六角形のマトリックス、または他の形状に従って配置されることが可能である。

本発明は、各タイプに色感度がある、１つまたはいくつかの異なるタイプの高感度コンポーネントを含む検出器に適用され、各色感度は、検出器の高感度コンポーネントによって電気信号に変換されるエネルギーの流れの一部に対応する。可視イメージ検出器のケースでは、検出器は、一般に、３つの色に対して高感度であり、デジタルイメージは、３つの色、すなわち、赤、緑、および青に対して高感度である。一部の検出器は、４色感度を有する。すなわち、赤、緑、エメラルド、青である。

「色」によって概ね意味するのは、検出器によって送出される信号の、特に線形の組み合わせである。

本発明は、知られている様々な鮮明度で適用される。例えば、色の鮮明度は、「ＢＸＵ」と呼ばれる値の測度に対応することが可能であり、「ＢＸＵ」は、「Ｐｒｏｃｅｅｄｉｎｇ ｏｆ ＩＥＥＥ， Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ Ｃｏｎｆｅｒｅｎｃｅ ｏｆ Ｉｍａｇｅ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ， Ｓｉｎｇａｐｏｒｅ ２００４」に掲載された、Ｊｅｒｏｍｅ ＢＵＺＺＩおよびＦｅｄｅｒｉｃ ＧＵＩＣＨＡＲＤによる「Ｕｎｉｑｕｅｎｅｓｓ ｏｆ Ｂｌｕｒ Ｍｅａｓｕｒｅ」という名称の論文において説明されるような、ボケスポット表面の測度である。

簡単に述べると、光学系のボケが、鮮明度の範囲内に位置する無限に小さい点からの、「インパルス応答」と呼ばれるイメージに基づいて測定される。ＢＸＵパラメータは、インパルス応答の変種（すなわち、インパルス応答の平均表面積）である。処理パフォーマンスは、ＢＸＵ最大値に制限されることが可能である。

そのような鮮明度の様々な測定方法が、例えば、Ａｌ Ｂｏｖｉｋによって編集され、Ａｃａｄｅｍｉｃ Ｐｒｅｓｓによって刊行された「Ｈａｎｄｂｏｏｋ ｏｆ Ｉｍａｇｅ ＆ Ｖｉｄｅｏ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ」、４１５ページないし４３０ページのような、ハンドブックおよび刊行物において説明されている。

一実施形態では、鮮明度は、階調度を計算することによって達せられる。例えば、鮮明度は、近傍の幾何学的位置からとられた９つのグレーレベルの階調度計算によって達せられることが可能である。

一実施形態では、
イメージ検出デバイスは、例えば、使い捨てカメラ、デジタルカメラ、レフレックスカメラ（デジタルまたはデジタルでない）、スキャナ、ファクシミリ、内視鏡、シネカメラ、カムコーダ、監視カメラ、玩具、電話機、パーソナルアシスタント、またはコンピュータに組み込まれた、またはリンクされたシネカメラもしくはカメラ、感熱カメラ、超音波デバイス、磁気共鳴イメージングデバイス、Ｘ線デバイスである。

「光イメージ検出システム」によって意味するのは、検出器上のイメージを再現することができる光学手段である。

「イメージ検出器」によって意味するのは、イメージを検出し、および／または記録することを可能にする機械的手段、化学的手段、または電子的手段である。

「サーボ制御システム」または「サーボ制御」によって意味するのは、コンポーネント、またはデバイスのパラメータに命令を課す機械的手段、化学的手段、電子的手段、またはＩＴ手段である。「サーボ制御システム」または「サーボ制御」は、自動焦点合わせシステム（オートフォーカス）、自動ホワイトバランス制御、自動露出制御、例えば、一様なイメージ品質を保つための光学コンポーネントの制御、イメージ安定化システム、光学および／またはデジタルズーム倍率制御、または飽和度制御システム、またはコントラスト制御システムを特に指す。

イメージをデジタル処理するための手段は、用途に応じて様々であることが可能である。

イメージをデジタル処理するための手段は、すべてが、または一部が、以下の例におけるように統合されることが可能である。

変更されたイメージをもたらすイメージ検出デバイス、例えば、イメージ処理手段が組み込まれたデジタルカメラ。
変更されたイメージを表示する、または印刷するイメージ復元デバイス、例えば、イメージ処理手段を含むビデオプロジェクタまたはプリンタ。
コンポーネントの欠陥を補正する多機能デバイス、例えば、イメージ処理手段を含むスキャナ／プリンタ／ファクシミリ。
変更されたイメージをもたらすプロ用イメージ検出デバイス、例えば、イメージ処理手段を含む内視鏡。

イメージ処理手段は、すべてが、または一部が、サーバ上に移されることが可能である。

（デバイス、撮影パラメータを調整すること）
「デバイス調整」または「撮影デバイス」によって意味するのは、フォトフォンのケースにおける、別の移動電話機に向けて、または印刷サービスに向けてイメージを送信する際の調整のような、明示的調整、または、やはりフォトフォンのケースにおける、メッセージを送信するためにユーザによって入力される受取側の電話番号のような、暗黙の調整、あるいは、自動的調整、例えば、照光に応じて自動露出を調整することである。
撮影デバイスまたはパラメータの調整は、すなわち、以下の要素の１つまたはいくつかを含む。すなわち、
使用モード、すなわち、自動、絞り優先、速度優先、人物写真、情景、スポーツ、暗さである。用法は、ＩＳＯ感度、露出時間、ノイズ、ボケに特に影響を与える。
ノイズおよびコントラストに特に影響を与える手動露出補正。
ノイズ、および動きによるブレに特に影響を与えるＩＳＯ感度調整。
動きによるブレに特に影響を与える露出時間調整。
ボケに特に影響を与える絞り調整。
ボケに特に影響を与える焦点合わせ調整。
ボケに特に影響を与えるマクロモード。
色に特に影響を与えるホワイトバランス調整、例えば、自動、タングステン、蛍光、ハロゲン、晴れ、曇り、影が多い。
コントラストに特に影響を与えるコントラスト調整、例えば、強い、普通、弱い。
ボケに特に影響を与える鮮明度調整、例えば、強い、普通、弱い。
詳細および鮮明度に特に影響を与える解像度調整。
詳細に特に影響を与えるデジタルズーム調整。
色に特に影響を与えるカラーレンダリング調整、例えば、カラー、白黒、セピア、飽和。
色に特に影響を与える出力比色領域。
デジタルズーム倍率の最大値。ズームを非アクティブにするのに、その最大値に１という値が与えられる。
様々なサーボ制御のパラメータ。
イメージ処理パラメータ、すなわち、
色、鮮明度、コントラスト、詳細、およびノイズ低減を生じさせるのに必要な、様々なフィルタおよび処理によって使用される係数およびテーブル、
「トーン曲線」（検出器の信号のダイナミズム、例えば、８ビットを適合させるのに使用されるステータスマップである）、ノイズ低減、ホワイトバランス、補間に関する、モザイク除去パラメータ。
イメージに応じて固定、または可変であり、イメージに、またはサービスによって送出されるイメージに影響を与える、その他のパラメータ。
１つまたはいくつかのサービスの形態、使用に必要なピクセルの数の形態、および／または復元デバイスのタイプ（すなわち、デバイスのスクリーン、印刷、拡大、その他）の形態、および／または以下に説明する形態の１つの形態における、イメージの最終使用の指示。

イメージの最終使用は、以下のいくつかの形で示されることが可能である。すなわち、
特定のサービスに関するメッセージを作成する場合、例えば、
絵はがきの作成を要求した後、移動電話機上の絵はがきサービスに関して、
絵はがきサービスの番号またはアドレスにかかわる場合、イメージが印刷されることを知ることを可能にし、電子メールアドレスにかかわる場合、イメージが、コンピュータスクリーン上で、または印刷のために使用されることを知ることを可能にする、電話番号にかかわる場合、イメージが、移動電話機スクリーン上で使用されることを知ることを可能にする、受取側を選択した後、移動電話機上のＭＭＳサービスに関して、
ユーザによって実行される調整を介して、
サービス事業者によって実行される調整を介して、
一部のタイプのサービスを優遇するために、電話機製造業者または電話機販売業者によって実行される調整を介して、
イメージ使用の履歴を介して。

（イメージを使用すること）
マルチメディアデータがイメージであるケースにおいて、「サービス」によって特に意味するのは、前述したようなサービスであるが、決定されたイメージ使用に対応するサービス、サービスプロバイダによって必ずしも提案されていないが、やはり、ユーザ自身によって、または第三者によって実行されることが可能なサービスでもあり、決定されたイメージを使用することは、以下のようなイメージ共有（小型スクリーン上、コンピュータスクリーン上、印刷のため、電子媒体上、または物理媒体上の）、およびメモリ（イメージファイルを印刷すること、または保存することによって、後に調べるためにファイリングすること）使用に特に対応することが可能であり、すなわち、
通常、少なくとも１００，０００ピクセルによる、小型スクリーン、すなわち、獲得デバイスのスクリーン、別のデバイスのスクリーン、またはマルチメディアデータ記憶デバイスのスクリーンの上で表示すること、
通常、百万ピクセルないし２百万ピクセルによる、大型スクリーン、特にコンピュータスクリーン、テレビスクリーン、またはプロジェクタスクリーンの上の表示、
通常、２百万ピクセルによる、標準のフォーマット（およそ１０ｃｍ×１５ｃｍ）における印刷、
数百万ピクセルによる拡大、
レタッチ、
電子媒体（ハードディスク、ＣＤ、ＤＶＤ、その他）の上にファイリングすること。

以下のとおり、使用に必要なピクセルの数に応じてサービスをグループ化することが可能である。すなわち、
小さいサイズ、例えば、１００，０００ピクセルで使用すること、
標準サイズ、例えば、百万ピクセルないし２百万ピクセルで使用すること、
可能な最大サイズで使用すること。

一実施形態では、サービスを利用することの品質は、イメージ使用情報を利用することによって向上させられる。そのような情報は、
使用されるべきサービスを指示することにより、
使用されるべき最大イメージサイズを示すことにより、
ユーザによって直接に示されること、
イメージ品質調整を使用して、
他の調整を使用することにより、
計算されることが可能である。

（先行技術）
次に、後段で説明される本発明を利用できることなく、現在、実施されているデバイスがどのように機能するかを説明する。

デバイスは、一般に、イメージ調整解像度を備えている。

イメージ獲得は、以下のステップのすべて、または一部を含む。すなわち、
写真を撮影するのに先立つ露出サーボ制御、
写真を撮影するのに先立つ焦点合わせサーボ制御
写真を撮影するのに先立つホワイトバランスサーボ制御
写真を撮影するのに先立って縮小サイズのビデオを表示すること、
デジタルズーム（中心だけが使用される）および可能な解像度に従って、検出器のすべて、または一部を使用して「生の」イメージを獲得すること、
各ピクセルにおいて欠落している色の補間によるイメージモザイク除去、
コントラスト曲線（英語で「ｔｏｎｅ ｃｕｒｖｅ」）の適用、
ホワイトバランス補正、
ノイズ低減、
鮮明度の増加、
出力色領域に入ること、
利用可能なピクセルを使用して、要求される解像度に達するための補間、
圧縮、
電子メールによる送信、印刷のためのイメージマークアップ

（実施形態の例）
次に、マルチメディアデータがイメージである本発明の実施形態を説明し、そのようなイメージの特性は、特に、移動電話機に向けられたイメージは、印刷サービスに向けられた、またはコンピュータスクリーン上で表示されるべきイメージと比べて、より長い露出時間を活用することができるように、サービスに応じて自動的に決定される撮影パラメータである。

このため、そのような実施形態は、以下のケースにより特別に適している。すなわち、
マルチメディアデータが、イメージであり、
利用の品質を向上させることが、イメージ品質の向上に対応し、
デバイスが、端末装置であることが可能であるだけでなく、前述したとおり、カメラ、またはイメージにリンクされた他の任意のデバイスであることが可能であり、
イメージの使用が、特に、サービスに基づいて、前述したとおり、決定されて、または計算されて、知られているケースである。

そのような実施形態では、方法は、選択されたサービスに応じてマルチメディアデータの規格を自動的に決定するためのステップを含み、そのようなイメージの特性は、撮影パラメータである。

そのような例では、撮影パラメータは、イメージを、
小さいサイズのイメージとして、かつ／または
標準サイズのイメージとして、かつ／または
最大サイズのイメージとして
使用されるように最適化するために決定される。

方法は、以下のステップの少なくとも１つを含む。すなわち、
使用に応じてデジタルズームを適合させるステップ、
使用に応じて露出サーボ制御を適合させるステップ、
使用に応じて、獲得されるピクセルの数を適合させるステップ、
使用に応じてモザイク除去を適合させるステップ、
使用に応じて鮮明度の増加を適合させるステップ、
使用に応じてノイズ低減を適合させるステップである。

以下の例は、４百万ピクセルの検出器に対応している。

デジタルズームは、検出器の中心ゾーンを使用することだけから成るのではない。このため、×２デジタルズームに関して、検出器のピクセルの中心である１／４だけが、保持される。

デジタルズームを使用に適合させるために、獲得されるピクセルの数が、イメージを使用するためのピクセルの数に近くなるように、最大ズーム倍率が計算されることが可能である。例えば、
小さいサイズの使用に関して、デジタルズームは、（４，０００，０００／１００，０００）の平方根に、すなわち、およそ６に制限され、
標準サイズの使用に関して、（４，０００，０００／１，０００，０００）の平方根に、すなわち、およそ２に制限され、
最大サイズの使用に関して、デジタルズームは、許されない。

露出サーボ制御は、検出器に当たる照光の品質を測定し、目標露出を実現するためのデバイスの調整に応じて、露出時間、絞り、および検出器利得（ＩＳＯ感度に結び付いた）を調整する。

使用に応じて露出サーボ制御を適合させるために、以下を行うことが可能である。すなわち、
動きによるボケは、小さいイメージ上でそれほど目立たないため、最小使用サイズに関して、露出時間を増加させること、これにより、より低いノイズが実現されることが可能である、
より高い利得を設定するために、獲得されるピクセルの数、およびノイズ低減を考慮に入れることである。

使用に応じて、獲得されるピクセルの数を適合させるため、
小さい使用サイズおよび／または標準の使用サイズに関して、使用のために４倍のピクセル数を獲得することが可能であり（例えば、１００，０００ピクセルを有する小さいサイズにおける使用のために、４００，０００ピクセルのイメージが獲得される）、これにより、１ピクセル当たりの計算を簡略化することが可能になる。すなわち、モザイク除去が、各ピクセルにおいて欠落している色を再現ために補間を使用する代わりに、４つの近傍のピクセルを重ね合わせる既知の方法によって簡略化されることが可能である。このようにして、より小さいイメージが得られ、これにより、色、コントラスト、鮮明度、および詳細が、可能な限り迅速に再確立されること（そのような計算は、ピクセル数に比例する）が可能になり、鮮明度フィルタのサイズを小さくすることが可能であるため、１ピクセル当たりの鮮明度のより容易な計算が可能になり、そのようなフィルタは、解像度が低いほど、複雑さが少なくなり、これにより、最終的に、ノイズを低減するために、より高いＩＴパフォーマンスを有することが可能になる。

また、照光の量が少ない場合、生のイメージを獲得すること、４分の１の大きさのイメージを得るために高速モザイク除去を実行すること、その縮小されたイメージ上で目に見えるイメージに変換を処理することを続けること、および、このようにして解放されたＩＴパフォーマンスを、はるかに複雑さの少ないノイズ低減プロセスを実行するために使用することも可能である。

例えば、
検出器の生のイメージを目に見えるイメージに変換するプロセスが、１つの目に見えるピクセル当たり、１５０回の演算に相当し、そのうちの２５回が、ノイズを低減するためである場合、
簡略化されたモザイク除去を使用して、検出器の生のイメージを目に見えるイメージに変換するプロセスが、１つの目に見えるピクセル当たり、１００回の演算に相当し、そのうちの２５回が、ノイズを低減するためである場合、
ノイズを低減するために１つの目に見えるピクセル当たり、５００回の演算が追加されることが可能であり、これにより、２５回のノイズ低減演算よりも２０倍複雑な計算を使用することが可能になる。実際には、４分の１の数のピクセルのなかの１ピクセル当たり、１００＋５００回の演算は、すべてのピクセルに対する１２５＋２５回と同一のＩＴパフォーマンスに相当する。このため、撮影パラメータは、サービス、および写真を撮影する際の照光の量に応じて自動的に決定されている。というのは、サービスのために使用されることが可能でないイメージを提供する代わりに、４分の１の詳細を有するイメージが、ただし、相当に、例えば、６ｄＢから９ｄＢにノイズが低減されて供給され、これにより、イメージが使用できる。

使用に応じてモザイク除去を適合させるために、
使用されるべき数のピクセルの４倍が、獲得され、４つの近傍のピクセルを重ね合わせる既知の方法を介して、モザイク除去が、簡略化されることが可能である。

使用に応じてノイズ低減を適合させるために、前述したとおり、ＩＴパフォーマンスを解放することが可能であり、これにより、例えば、ｐｒｏｃｅｅｄｉｎｇｓ ｆｒｏｍ ｔｈｅ Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ Ｃｏｎｆｅｒｅｎｃｅ ｉｎ Ｃｏｍｐｕｔｅｒ Ｖｉｓｉｏｎ、１９９８年、８３９〜８４６ページに掲載されるＣａｒｌｏ ＴｏｍａｓｉおよびＲｏｂｅｒｔｏ Ｍａｎｄｕｃｈｉによる論文、「Ｂｉｌａｔｅｒａｌ Ｆｉｌｔｅｒｉｎｇ ｆｏｒ Ｇｒａｙ ａｎｄ Ｃｏｌｏｒ Ｉｍａｇｅｓ」において説明されるようなアルゴリズムを使用することにより、より広い範囲のピクセルを使用することによって、ノイズを低減することが可能になる。

要求されたサイズのイメージを生成する既存のデバイスとは異なり、本発明は、獲得、サイズ、およびプロセスを適合させることにより、特に低照度において、使用に適合する最大品質イメージを得ることを可能にする。

また、本発明のそのような実施形態方法は、
「小さい」および「大きい」でイメージサイズの調整、または選択されたサービスの点で等価物を使用して、低照度における同一の情景から２つのイメージを獲得するためにも使用されることが可能である。

本発明では、大きい縮小されたイメージよりも、小さいイメージの方が良好な品質である、照光の量に関する範囲が存在する。

照光時間および利得（ＩＳＯ感度）が、イメージに関するＥｘｉｆフォーマットでデータ内に用意されている場合、パラメータは、２つのイメージの間で相当に異なる。

（小さいサイズにおける使用）
次に、小さいサイズにおけるイメージ使用により特別に適合させられた本発明の実施形態を説明する。そのような実施形態を説明するため、４，０００，０００ピクセルが考慮されるが、本発明は、すべての検出器サイズに適用可能である。

以下の１つまたはいくつかの撮影パラメータが、決定されることが可能である。すなわち、
デジタルズームの最大値 小さいサイズにおける使用に関して、（４，０００，０００／１００，０００）の平方根、すなわち、およそ６に制限され、
露出時間は、１００ ＩＳＯから３２００ ＩＳＯまでの様々な感度に関して、１／１５に固定されることが可能であり、３２００ ＩＳＯを超えると、増加し、
感度は、１００ ＩＳＯから３２００ ＩＳＯまで様々であることが可能であり、
使用のためのピクセル数の４倍、この例では、４００，０００ピクセルに固定される生のイメージのサイズ、
モザイク除去方法 モザイク除去は、近傍の４つのピクセルを重ね合わせる既知の方法によって簡略化されることが可能であり、
ノイズ低減パラメータ より広い範囲、例えば、２５６ピクセルが使用され、
鮮明度パラメータ より小さい、例えば、３×３のフィルタが、使用される。

（標準サイズにおける使用）
次に、標準サイズにおけるイメージ使用により特別に適合させられた、本発明に関する一実施形態を説明する。そのような実施形態を説明するために、４，０００，０００ピクセルの検出器が考慮されるが、本発明は、すべての検出器サイズに適用可能である。

以下の１つまたはいくつかの撮影パラメータが、決定されることが可能である。すなわち、
露出時間は、１００ ＩＳＯから８００ ＩＳＯまでの様々な感度に関して、１／６０に固定されることが可能であり、８００ ＩＳＯを超えると、増加し、
感度は、１００ ＩＳＯから８００ ＩＳＯまで様々であることが可能であり、
使用のためのピクセル数の４倍、この例では、４００，０００ピクセルに固定される生のイメージのサイズ、
モザイク除去方法 モザイク除去は、近傍の４つのピクセルを重ね合わせる既知の方法によって簡略化されることが可能であり、
ノイズ低減パラメータ 平均範囲、例えば、６４ピクセルが使用され、
鮮明度パラメータ より大きい、例えば、５×５のフィルタが、使用される。

（最大サイズにおける使用）
次に、最大サイズにおけるイメージ使用により特別に適合させられた、本発明に関する実施形態を説明する。そのような実施形態を説明するために、４，０００，０００ピクセルの検出器が考慮されるが、本発明は、すべての検出器サイズに適用可能である。

以下の１つまたはいくつかの撮影パラメータが決定されることが可能である、すなわち、
露出時間は、１００ ＩＳＯから４００ ＩＳＯまでの様々な感度に関して、１／６０に固定されることが可能であり、４００ ＩＳＯを超えると、増加し、
感度は、１００ ＩＳＯから４００ ＩＳＯまで様々であることが可能であり、
使用のためのピクセル数の４倍、この例では、４００，０００ピクセルに固定される生のイメージのサイズ、
モザイク除去方法 補間を使用して、各ピクセルにおける欠落している色が計算され、
ノイズ低減パラメータ より小さい範囲、例えば、１６ピクセルが使用され、
鮮明度パラメータ より大きい、例えば、５×５のフィルタが、使用される。

（照光を考慮に入れた最大サイズにおける使用）
次に、マルチメディアデータが、イメージである、本発明に関する変種の実施形態を説明し、マルチメディアデータは、少なくとも２つのサービスを提供するために獲得され、そのようなイメージの特性は、２つのサービスの少なくともいずれか、および撮影中の照光の量に応じて、特に、低照度において、イメージが、２つのサービスの少なくともいずれかのために使用できるように自動的に決定される撮影パラメータである。そのような実施形態は、最大サイズにおいて、照光を考慮に入れることによるイメージ使用により特別に適合されている。そのような実施形態を説明するために、４，０００，０００ピクセルの検出器が考慮されるが、本発明は、すべての検出器サイズに適用可能である。

そのケースでは、
十分な照光が存在する場合、フル解像度において良好な品質のイメージを得ることが可能である。
ある照光閾値を下回ると、完全か解像度において良好な品質のイメージを得ることは不可能である。このため、イメージ解像度を低減することが好ましく、これにより、標準サイズにおいてイメージ品質を最適化することが可能になる。すると、そのようにして得られたイメージを、詳細が非常に細かくない場合でも、良好な色、良好なコントラスト、良好な鮮明度を有し、ノイズが少ないフル解像度イメージを得るために、拡大することが可能である。
第１の閾値より低い第２の照光閾値を下回ると、標準サイズにおいて良好な品質のイメージを得ることが可能でない。このため、イメージ解像度を低減することが好ましく、これにより、小さいサイズにおいてイメージ品質を最適化することが可能になる。次に、そのようにして得られたイメージを、詳細が非常に細かくない場合でも、良好な色、良好なコントラスト、良好な鮮明度を有し、ノイズが少ない標準解像度イメージを得るために、拡大することが可能である。

このようにして、撮影パラメータは、少なくとも２つのタイプのイメージ使用、および写真を撮影する際の照光の量に応じて、少なくとも１つの使用に関するイメージ品質を向上させるために、自動的に決定されている。

照光の量は、既知の方法に従って露出サーボ制御によって算出される。

以下の１つまたはいくつかの撮影パラメータが、決定されることが可能である。すなわち、
第１の照光閾値を超えると、４，０００，０００ピクセルのイメージが、予期され、
露出時間は、１００ ＩＳＯから４００ ＩＳＯまでの様々な感度に関して、１／６０に固定されることが可能であり、４００ ＩＳＯを超えると、増加し、
感度は、１００ ＩＳＯから４００ ＩＳＯまで様々であることが可能であり、
生のイメージのサイズは、この例では、４，０００，０００ピクセルに固定され、
モザイク除去方法は、補間を使用して、各ピクセルにおける欠落している色を計算し、これにより、４，０００，０００ピクセルの目に見えるイメージを獲得し、
ノイズ低減パラメータ より小さい範囲、例えば、４ピクセルが使用され、
鮮明度パラメータ より大きい、例えば、５×５のフィルタが、使用される。
第１の照光閾値と第２の照光閾値の中間では、１，０００，０００ピクセルのイメージが予期され、
露出時間は、１００ ＩＳＯから８００ ＩＳＯまでの様々な感度に関して、１／６０に固定されることが可能であり、８００ ＩＳＯを超えると、増加し、
感度は、１００ ＩＳＯから８００ ＩＳＯまで様々であることが可能であり、
生のイメージのサイズは、使用のためのピクセル数の４倍、この例では、４，０００，０００ピクセルに固定され、
モザイク除去方法 モザイク除去は、近傍の４つのピクセルを重ね合わせる既知の方法によって簡略化されることが可能であり、
ノイズ低減パラメータ 平均範囲、例えば、６４ピクセルが使用され、
第２の照光閾値を下回ると、１００，０００ピクセルのイメージが予期され、
デジタルズームの最大値 小さいサイズにおける使用に関して、（４，０００，０００／１００，０００）の平方根、すなわち、およそ６に制限され、
露出時間は、１００ ＩＳＯから３２００ ＩＳＯまでの様々な感度に関して、１／１５に固定されることが可能であり、３２００ ＩＳＯを超えると、増加し、
感度は、１００ ＩＳＯから３２００ ＩＳＯまで様々であることが可能であり、
生のイメージのサイズは、使用のためのピクセル数の４倍、この例では、４，０００，０００ピクセルに固定され、
モザイク除去方法 モザイク除去は、近傍の４つのピクセルを重ね合わせる既知の方法によって簡略化されることが可能であり、
ノイズ低減パラメータ より広い範囲、例えば、２５６ピクセルが使用され、
鮮明度パラメータ より小さい、例えば、３×３のフィルタが、使用される。
同様の形で、標準サイズにおける使用のために、照光が、第２の閾値を下回っている場合、小さいサイズにおける使用に対応するパラメータを使用するために、照光が考慮に入れられることが可能である。

本発明を使用するデバイスでは、照光が、ある閾値を下回って少ない場合、イメージ解像度が、自動的に低減される。

（少なくとも２つのサービスでの使用）
一実施形態では、少なくとも２つのタイプのマルチメディアデータが、少なくとも２つのサービスを提供するために獲得され、各マルチメディアデータの規格は、対応するサービスに適合させられる。

そのような実施形態は、２つの別々のサイズにおける使用を実施することが所望されるケースにより特別に適合されている。例えば、
小さいおよび標準 そのようなケースは、例えば、移動端末装置に関する、移動電話機に送信するためのサービス、および電子メール／プリンタ／絵はがきに送信するためのサービスに相当する。
標準および最大 そのようなケースは、例えば、カメラに関して、一方で、標準の印刷、またはコンピュータ上の使用のためのサービスに、他方で、拡大のためのサービスに相当する。

通常、イメージは、最大サイズのために獲得され、その後、イメージサイズが縮小される。そのような実施形態では、２つのイメージが獲得され、各イメージに関する撮影パラメータは、各使用中のイメージ品質を最適化するために、各使用に適合させられる。このため、低照度において、最小サイズを使用することは、より一般的な方法と比べて向上した品質を得る。

例えば、標準サイズと小さいサイズがともに要求される場合、各写真に関する撮影パラメータは、以下の形で決定されることが可能である。すなわち、
標準サイズで使用するためのイメージ、
露出時間は、１００ ＩＳＯから８００ ＩＳＯまでの様々な感度に関して、１／６０に固定されることが可能であり、８００ ＩＳＯを超えると、増加し、
感度は、１００ ＩＳＯから８００ ＩＳＯまで様々であることが可能であり、
生のイメージのサイズは、使用のためのピクセル数の４倍、この例では、４００，０００ピクセルに固定され、
モザイク除去方法 モザイク除去は、近傍の４つのピクセルを重ね合わせる既知の方法によって簡略化されることが可能であり、
ノイズ低減パラメータ 平均範囲、例えば、６４ピクセルが使用され、
小さいサイズで使用するためのイメージ、
デジタルズームの最大値 小さいサイズにおける使用に関して、（４，０００，０００／１００，０００）の平方根、すなわち、およそ６に制限され、
露出時間は、１００ ＩＳＯから３２００ ＩＳＯまでの様々な感度に関して、１／１５に固定されることが可能であり、３２００ ＩＳＯを超えると、増加し、
感度は、１００ ＩＳＯから３２００ ＩＳＯまで様々であることが可能であり、
生のイメージのサイズは、使用のためのピクセル数の４倍、この例では、４００，０００ピクセルに固定され、
モザイク除去方法 モザイク除去は、近傍の４つのピクセルを重ね合わせる既知の方法によって簡略化されることが可能であり、
ノイズ低減パラメータ より広い範囲、例えば、２５６ピクセルが使用され、
鮮明度パラメータ より小さい、例えば、３×３のフィルタが、使用される。

図１１は、非常に簡単な形で、本発明の以上の特性を示す。フォトフォン２００の写真デバイスが、対応するメニューを介してユーザによって指示されるとおり、印刷サービス２０２に向けられた写真を撮影する場合、露出時間は、動きによるブレのリスクを最小限に抑えるために、１／６０秒に自動的に決定される。撮影されるべき写真２０４が、フォトフォン２００のスクリーン２０６上で表示されるべきことをフォトフォン２００のユーザが示した場合、小型スクリーン上では、動きによるブレは、それほど目立たないため、最大露出時間は、１／１５秒に制限される。最後に、情景に関する照光の量が、第１の閾値より低い場合、写真２０２の特性は、以下のように適合させられる。すなわち、詳細が削減された場合でも、写真を使用可能にするための、４分の１のピクセル数、およびより多くのノイズ低減。

さらに、ユーザが、対応するメニューにおいて、２つのサービス、すなわち、印刷サービス２０２に向けて送ること、およびスクリーン２０６上で表示することのために写真を使用することを所望することを示し、それら２つのサービスに関して、最適撮影パラメータが異なる場合、写真デバイスは、対応するサービスに合わせてそれぞれが最適化された、２つの連続する写真を撮影する。

以上の特性は、前述したとおり、すべての撮影デバイス、すなわち、写真タイプの撮影デバイス、またはビデオタイプの撮影デバイスに適用可能であることに留意されたい。このため、撮影パラメータは、最終使用に適合させられることが可能である。すなわち、
スクリーン上で表示するためのデバイス上で閲覧するために最適化されたパラメータは、例えば、拡大のために最適化されたパラメータと同一ではなく、
低照度で撮影されたイメージをプリンタ上で閲覧するために最適化されたパラメータは、プリンタ上で、良好な照度で撮影されたイメージをプリンタ上で閲覧するために最適化されたパラメータと同一ではない。

本発明による方法のステップを示す図である。 本発明による方法のステップを示す図である。 絵はがきを送信することに適用された本発明による方法を示す図である。 絵はがきを送信することに適用された本発明による方法を示す図である。 絵はがきを送信することに適用された本発明による方法を示す図である。 絵はがきを送信することに適用された本発明による方法を示す図である。 絵はがきを送信することに適用された本発明による方法を示す図である。 絵はがきを送信することに適用された本発明による方法を示す図である。 絵はがきを送信することに適用された本発明による方法を示す図である。 絵はがきを送信することに適用された本発明による方法を示す図である。 絵はがきを送信することに適用された本発明による方法を示す図である。 絵はがきを送信することに適用された本発明による方法を示す図である。 本発明に従って、圧縮率およびサンプリングレートを選択することを可能にする曲線チャートである。 本発明に従って、圧縮率およびサンプリングレートを選択することを可能にする曲線チャートである。 本発明に従って、圧縮率およびサンプリングレートを選択することを可能にする曲線チャートである。 本発明に従って、圧縮率およびサンプリングレートを選択することを可能にする曲線チャートである。 本発明による方法の他のステップを示す概略図である。

Claims (36)

1. 移動電話端末装置を介してサービスプロバイダおよび／または遠隔通信事業者によって提案される、少なくとも１つのタイプのマルチメディアデータに関連する、すなわち、写真、ビデオ、オーディオ、および／またはテキストに関連する少なくとも１つのサービスを利用することの品質を向上させる方法であって、
   前記マルチメディアデータの獲得前、および／または獲得中、および／または獲得後に、前記サービスに必要ないくつかの端末装置機能の自動的実施であって、
   前記端末装置内で選択可能な機能のなかから、前記サービスに必要な前記機能を選択するステップと、
   前記選択された機能に関する論理連鎖シーケンスを含む、前記サービスに適合した少なくとも１つのシナリオを自動的に、かつ／またはユーザが手動で、準備するステップとを含む実施を含み、
   ユーザが、前もって準備されたシナリオのなかから特定されたシナリオを選択するステップをさらに含む方法。
2. ユーザは、前記端末装置を介してユーザがアクセスすることができるサービスを示す端末装置インタフェースを介して案内される、請求項１に記載の方法。
3. シナリオの少なくとも一部分は、例えば、サービスの前回の利用中に事前記録される、請求項１または２に記載の方法。
4. 選択されたサービスに応じて前記マルチメディアデータの規格を自動的に決定するステップを含む請求項１から３のいずれかに記載の方法。
5. 前記マルチメディアデータは、イメージであり、そのようなイメージの特性は、例えば、移動電話機に向けられたイメージが、印刷サービスに向けられた、またはコンピュータスクリーン上で表示されるべきイメージと比べて、より長い露出時間を活用することができるように、前記サービスに応じて自動的に決定される撮影パラメータである、請求項４に記載の方法。
6. 前記マルチメディアデータが、少なくとも２つのサービスを提供するために獲得されるイメージであり、そのようなイメージの特性は、前記２つのサービスの少なくともいずれか、および撮影中の照光の量に応じて、特に低照度において、前記イメージが、前記２つのサービスの少なくともいずれかのために使用できるように自動的に決定される、請求項５に記載の方法。
7. 少なくとも２つのタイプのマルチメディアデータが、少なくとも２つのサービスを提供するために獲得され、各マルチメディアデータの規格は、対応するサービスに適合させられる、請求項４から６のいずれかに記載の方法。
8. 前記サービスを実施するために、前記端末装置内部に事前記録された、あるタイプのマルチメディアデータを検索するためのステップを含む先行する請求項のいずれかに記載の方法。
9. 例えば、テンプレートおよび／またはプレゼンテーションパラメータを使用することにより、前記マルチメディアデータに関するプレゼンテーションまたはページレイアウトを選択するためのステップを含む先行する請求項のいずれかに記載の方法。
10. 前記マルチメディアデータの獲得を実行するために、特に、イメージのフレーミングを支援すること、および／またはそのようなイメージの品質を検証すること、獲得および／または調整のためのレッスンまたは指示を提供すること、または前記獲得の最終結果を表示することにより、前記端末装置のユーザに自動的支援を提供するためのステップを含む先行する請求項のいずれかに記載の方法。
11. 前記マルチメディアデータを変更するためのステップを含む先行する請求項のいずれかに記載の方法。
12. 前記マルチメディアデータをローカルで、すなわち、端末装置内部で、またはリモートで、すなわち、端末装置の外部で処理するためのステップを含む先行する請求項のいずれかに記載の方法。
13. 例えば、アドレス帳に対するリンク、および／または半自動入力を使用して、受取側を選択するためのステップを含む先行する請求項のいずれかに記載の方法。
14. ネットワークの伝送出力に関連する前記ネットワークの少なくとも１つの規格に応じて、前記マルチメディアデータを圧縮するためのステップを含む先行する請求項のいずれかに記載の方法。
15. テキストに関連する、あるタイプのマルチメディアデータを、絵はがきと呼ばれる、イメージに関連する、あるタイプのマルチメディアデータ内に挿入するためのステップを含む先行する請求項のいずれかに記載の方法。
16. 以下の通信方法、すなわち、ファクシミリ、電話、電子メールの少なくとも１つを使用して、イメージに関連する、あるタイプのマルチメディアを伝送するためのステップを含む先行する請求項のいずれかに記載の方法。
17. 遠隔通信ネットワークを介してユーザの移動電話端末装置がアクセスすることができるサーバの中に格納された、ユーザの個人用マルチメディアデータアルバムを管理するためのステップを含む先行する請求項のいずれかに記載の方法。
18. プリンタなどの印刷サービスに向けて前記マルチメディアデータを伝送するためのステップを含む先行する請求項のいずれかに記載の方法。
19. 少なくとも１つのタイプのマルチメディアデータに関連する、すなわち、写真、ビデオ、オーディオ、および／またはテキストに関連する、サービスプロバイダおよび／または遠隔通信事業者によって提案される少なくとも１つのサービスを利用することの品質を向上させるために、前記マルチメディアデータの獲得前、および／または獲得中、および／または獲得後に、前記サービスに必要ないくつかの端末装置機能を自動的に実施するための手段を含む移動電話端末装置であって、
    そのような手段は、
    端末装置内で選択可能な機能のなかから、前記サービスに必要な前記機能を選択するための手段と、
    選択された前記機能に関する論理連鎖シーケンスから成る、前記サービスに適合した少なくとも１つのシナリオを自動的に、かつ／または手動で準備するための手段と、
    前もって準備された前記シナリオのなかから、ユーザが、特定されたシナリオを選択する手段とを含む、端末装置。
20. ユーザがアクセスすることができるサービスを提示する案内インタフェースを含む請求項１９に記載の端末装置。
21. 前記シナリオの一部分を記録するための手段を含む請求項１９または２０に記載の端末装置。
22. 選択された前記サービスに応じて前記マルチメディアデータの規格を自動的に決定するための手段を含む請求項１９から２１のいずれかに記載の端末装置。
23. 前記マルチメディアデータは、イメージであり、前記イメージの特性を自動的に決定するための手段は、例えば、移動電話機に向けられたイメージが、印刷サービスに向けられた、またはコンピュータスクリーン上で表示されるべきイメージと比べて、より長い露出時間を活用することができるように、前記サービスに応じて撮影パラメータを自動的に決定するための手段を含む、請求項２２に記載の端末装置。
24. 少なくとも２つのサービスを提供する目的でイメージを獲得するための手段と、
    そのようなイメージの特性が、前記２つのサービスの少なくともいずれか、および撮影中の照光の量に応じて、特に低照度において、前記イメージが、前記２つのサービスの少なくともいずれかのために使用できるように自動的に決定される撮影パラメータであるようにするための手段とを含む請求項２３に記載の端末装置。
25. 少なくとも２つのサービスを提供するために少なくとも２つのタイプのマルチメディアデータを獲得するため、および各マルチメディアデータの規格を対応するサービスに適合させるための手段を含む請求項２２から２４のいずれかに記載の端末装置。
26. 前記サービスを実施するために端末装置内部に事前記録された、あるタイプのマルチメディアデータを検索するための手段を含む請求項１９から２５のいずれかに記載の端末装置。
27. 例えば、テンプレートおよび／またはプレゼンテーションパラメータを使用することにより、前記マルチメディアデータに関するプレゼンテーションまたはページレイアウトを選択するための手段を含む請求項１９から２６のいずれかに記載の端末装置。
28. 特に、イメージのフレーミングを支援すること、および／またはそのようなイメージの品質を検証すること、獲得および／または調整のためのレッスンまたは指示を提供すること、または前記獲得の最終結果を表示することにより、端末装置のユーザに自動的支援を提供するための手段を含む請求項１９から２７のいずれかに記載の端末装置。
29. 前記マルチメディアデータを変更するための手段を含む請求項１９から２８のいずれかに記載の端末装置。
30. 前記マルチメディアデータをローカルで、すなわち、端末装置内部で、またはリモートで、すなわち、端末装置の外部で処理するための手段を含む請求項１９から２０のいずれかに記載の端末装置。
31. 例えば、アドレス帳に対するリンク、および／または半自動入力を使用して、受取側を選択するための手段を含む請求項１９から３０のいずれかに記載の端末装置。
32. ネットワークの伝送出力に関連する少なくとも１つのネットワーク規格に応じて、前記マルチメディアデータを圧縮するための手段を含む請求項１９から３１のいずれかに記載の端末装置。
33. テキストに関連する、あるタイプのマルチメディアデータを、絵はがきと呼ばれる、イメージに関連する、あるタイプのマルチメディアデータ内に挿入するための手段を含む請求項１９から３２のいずれかに記載の端末装置。
34. 以下の通信モード、すなわち、ファクシミリ、電話、電子メールの少なくとも１つを使用することにより、イメージに関連する、あるタイプのマルチメディアを伝送するための手段を含む請求項１９から３３のいずれかに記載の端末装置。
35. 遠隔通信ネットワークを介してユーザの移動電話端末装置がアクセスすることができるサーバの中に格納された、ユーザの個人用マルチメディアデータアルバムを管理するための手段を含む請求項１９から３４のいずれかに記載の端末装置。
36. プリンタなどの印刷サービスに向けて前記マルチメディアデータを伝送するための手段を含む請求項１９から３５のいずれかに記載の端末装置。

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