JP2000010178A - カメラおよび写真プリントシステム - Google Patents

カメラおよび写真プリントシステム

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JP2000010178A
JP2000010178A JP10172357A JP17235798A JP2000010178A JP 2000010178 A JP2000010178 A JP 2000010178A JP 10172357 A JP10172357 A JP 10172357A JP 17235798 A JP17235798 A JP 17235798A JP 2000010178 A JP2000010178 A JP 2000010178A
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Japan
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camera
shutter speed
amount
exposure
processing
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Withdrawn
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JP10172357A
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English (en)
Inventor
Katsuji Ozawa
勝司 小澤
Yasuhiro Nishitani
泰浩 西谷
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Fujinon Corp
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シャッターチャンスを逃してしまうことな
く、手振れ撮影を防止することができるカメラを得る。 【解決手段】 情報記憶手段を備えたフィルムカートリ
ッジを使用するカメラにおいて、CPU60からなる演算
手段により、所定のシャッター速度制御プログラムから
適正シャッター速度を演算するとともに、所定の情報に
基づいて手振れ限界シャッター速度を演算する。またC
PU60からなる制御手段により、適正シャッター速度と
手振れ限界シャッター速度とを比較し、前者が後者より
も遅い場合は、シャッター機構において後者のシャッタ
ー速度を設定させるとともに、これら両シャッター速度
の差による露光量差を求める。そして、この露光量差を
示す情報をフィルムカートリッジ50の情報記憶手段54に
書き込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカメラに関し、特に
詳細には、手振れ撮影を防止する機能を備えたカメラに
関するものである。
【0002】また本発明は、そのようなカメラで撮影さ
れた写真が露光量不足であった際に、露光量不足を救済
して高画質のプリントを作成できるようにした写真プリ
ントシステムに関するものである。
【0003】
【従来の技術】周知の通り、カメラのレリーズ操作をす
る際に、カメラ本体を動かしてしまうと、被写体が流れ
たように撮影されてしまう。このようないわゆる手振れ
撮影を防止するために、手振れ限界シャッター速度を演
算する演算手段を設けておき、外界輝度および撮影光学
系焦点距離等に基づいて所定のシャッター速度制御プロ
グラムから求められた適正シャッター速度が上記手振れ
限界シャッター速度よりも遅い場合は、警告を発して撮
影者に注意を促すようにしたカメラも知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなカメラによ
れば、手振れ撮影を防止することができるが、その半
面、手振れ撮影防止のためにレリーズ操作を中断して、
シャッターチャンスを逃してしまうことも多い。
【0005】そこで本発明は、シャッターチャンスを逃
してしまうことなく、手振れ撮影を防止することができ
るカメラを提供することを目的とする。
【0006】また本発明は、そのようなカメラで撮影さ
れた写真が露光量不足であった際に、露光量不足を救済
して高画質のプリントを作成できる写真プリントシステ
ムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によるカメラは、
情報記憶手段を備えたフィルムカートリッジを使用する
カメラにおいて、少なくとも外界輝度と撮影光学系焦点
距離とに基づいて所定のシャッター速度制御プログラム
から適正シャッター速度を演算する演算手段と、上記適
正シャッター速度と手振れ限界シャッター速度とを比較
し、前者が後者よりも遅い場合は、シャッター機構にお
いて後者のシャッター速度を設定させるとともに、これ
ら両シャッター速度の差による露光量差を求める制御手
段と、この制御手段が求めた上記露光量差を示す情報
を、フィルムカートリッジの情報記憶手段に書き込む書
込手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0008】なお上述の手振れ限界シャッターは、固定
の値としてカメラの記憶手段に記憶しておいてもよい
し、撮影光学系焦点距離および、フィルム像に対するプ
リント像の大きさの比の少なくとも一方に基づいて演算
により逐一求めるようにしてもよい。
【0009】ここで上記フィルム像に対するプリント像
の大きさの比とは、一般的なプリント拡大率(つまり所
定サイズのフィルム1コマに撮影された画像を、全体的
に所望のプリントサイズに拡大する場合の拡大率)およ
び、例えば特公平5−82921号に示されるように、
所定サイズのプリントに拡大するフィルム1コマ中の領
域の大きさを調整して、疑似的なズーム効果を得るよう
にしたいわゆる疑似ズームにおける疑似ズーム比の双方
を含むものとする。
【0010】また本発明のカメラにおいては、フィルム
の露光量不足許容量あるいはプリント装置の露光量不足
救済可能量を上記露光量差が上回るとき、露光量不足を
示す警告を発するか、もしくは撮影動作の完了を妨げる
手段が設けておくのが望ましい。
【0011】一方本発明による写真プリントシステム
は、以上説明した本発明のカメラで使用されたフィルム
カートリッジから写真プリントを得るシステムにおい
て、写真フィルムに撮影された撮影像の、適正露光量に
対する露光量不足を救済する露光量不足救済手段と、前
記フィルムカートリッジの情報記憶手段に書き込まれた
情報を読み取る読取手段と、この読み取られた情報が示
す前記露光量差を露光量不足救済量として前記露光量不
足救済手段を駆動させるプリント制御手段とが設けられ
たことを特徴とするものである。
【0012】なお上記の露光量不足救済手段としては、
例えば特表平4−504944号に示されているよう
に、感光材料に光走査記録によって画像記録するプリン
ト手段を対象として、不適正な露光で撮影されたフィル
ムを読み取って画像データを得、この画像データをフィ
ルムの特性曲線の逆特性の非線形変換処理にかけ、この
変換処理後の画像データをプリント手段に入力させるよ
うにしたもの等が挙げられる。
【0013】上記のような非線形変換処理を行なえば、
全明度域に亘って一律にコントラストを高める場合のよ
うに中明度域のコントラストが上がり過ぎることもな
く、露光量不足で撮影されたフィルムから好ましい明る
さのプリントを得ることができる。
【0014】
【発明の効果】本発明によるカメラにおいては、適正シ
ャッター速度が手振れ限界シャッター速度よりも遅い場
合は、シャッター機構において後者のシャッター速度を
設定するようにしているので、手振れ限界シャッター速
度よりも遅いシャッター速度で撮影されることがなくな
り、手振れ撮影が効果的に防止される。
【0015】適正シャッター速度が手振れ限界シャッタ
ー速度よりも遅い場合に、手振れ限界シャッター速度が
設定されると、実際の露光量は適正露光量を下回ること
になるが、これら両シャッター速度の差による露光量差
を求めて、それを示す情報をフィルムカートリッジの情
報記憶手段に書き込んでおけば、プリント段階でこの露
光量差(適正露光量からの不足量)を補償するように処
理を行なえば、適正露光量で撮影されたものと同様の画
質のプリントを得ることができる。
【0016】また、本発明による写真プリントシステム
は、写真フィルムに撮影された撮影像の露光量不足を救
済する露光量不足救済手段と、フィルムカートリッジの
情報記憶手段に書き込まれた情報を読み取る読取手段
と、この読み取られた情報が示す露光量差を露光量不足
救済量として上記露光量不足救済手段を駆動させるプリ
ント制御手段とを備えているから、露光量不足量を正確
に補償してプリント処理することが可能で、適正露光量
で撮影されたものと同様の好ましい明るさのプリントを
得ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形
態によるカメラの外観を示すものであり、また図2はそ
のファインダー光学系を示すものである。一方図3は、
このカメラにおいて用いられるフィルムカートリッジ50
を示すものである。
【0018】《フィルムカートリッジ》まず図3を参照
して、フィルムカートリッジ50について説明する。この
フィルムカートリッジ50は、例えばブローニーフィルム
程度の比較的幅広のネガタイプの写真フィルム51を、ス
プール52に巻回保持した状態でカートリッジ53内に収納
してなるものである。そしてこのカートリッジ53の外面
の一部には、ICメモリチップからなる記憶素子54が取
り付けられている。
【0019】《カメラ》次に図1に示したカメラについ
て説明する。図示されるようにこのカメラは、ボディ1
の前面部にズームレンズからなる撮影レンズ10、ファイ
ンダー窓11、AE(自動露出)受光窓12、AF(自動焦
点合わせ)投光窓13およびストロボ発光部15等を有し、
またボディ1の上面部にはシャッターボタン20、ズーム
レバー21および撮影モードスイッチ22等を有している。
【0020】図2に示すファインダー光学系30は一般的
なリレー式実像ファインダー光学系であり、対物レンズ
35、ズームレンズ36および37、リレーレンズ38、ファイ
ンダー像が結像される焦点板39、撮影される範囲を示す
視野板40、および接眼レンズ41等から構成されている。
【0021】図4は、このカメラの主要な電気回路を示
すものである。図示されるように、このカメラの基本動
作を制御するCPU(中央処理装置)60には、レリーズ
スイッチ62、ズームスイッチ63、メインスイッチ64、セ
ンサー(各種センサーを統括して、このように示してい
る)65から信号が入力されるようになっている。
【0022】またこのCPU60には、例えばファインダ
ー内において各種情報を表示するLCD(液晶表示装
置)66、適正露出を決定するための測光装置67、AF回
路68、ストロボ69、ドライバー70、71および72が接続さ
れ、それらが各々このCPU60によって作動制御され
る。
【0023】なお上記ドライバー70は、フィルム巻上げ
モーター74とレンズ駆動モーター75とを駆動するもので
ある。またドライバー71は、シャッター駆動モーター76
と、後述のストロボのリフレクターを動かすリフレクタ
ー駆動モーター77とを駆動するものである。ドライバー
72は、ズーム駆動モーター78とファインダー駆動モータ
ー79とを駆動するものである。
【0024】なお撮影レンズ10は、ズーム駆動モーター
78の回転力を受ける公知のカム機構により、所定の何枚
かのレンズが光軸方向に動かされて、焦点距離が変化す
る。またファインダー光学系30は、ファインダー駆動モ
ーター79の回転力を受ける公知のカム機構により、ズー
ムレンズ36および37が光軸方向に動かされて、焦点距離
が変化する。図2において、ズームレンズ36および37に
ついては、実線でWIDE端位置を示し、破線でTELE端位置
を示してある。
【0025】以下、撮影について説明する。このカメラ
において、撮影レンズ10としてはズーム倍率3倍のもの
が適用されている。それに対してファインダー光学系30
は、ズーム倍率6倍のズーム光学系が用いられている。
つまりこの場合は、撮影画像の倍率には関与しないファ
インダー光学系30として、撮影レンズ10のそれを上回る
ズーム倍率のものが用いられている。
【0026】撮影レンズ10のズーム倍率1〜3倍の範囲
では、通常のカメラと同様に、ズーミング操作にともな
ってファインダー視野画像の画角および撮影画角が連動
して変えられる。また、この範囲を超えてさらにTELE側
にズーミング操作がなされると、撮影画角は一定のまま
ファインダー光学系30の視野画像のみが画角を変えるよ
うになっている。その場合CPU60は、ファインダー光
学系30の視野画像と撮影画像との像範囲比を示す情報H
をフィルムカートリッジ50の記憶素子54(図3参照)に
書き込む。なおこの情報Hの書込みについては後述す
る。
【0027】以下、図4のCPU60が行なうズーム制御
処理や、手振れ撮影を防止するための処理等について、
図5〜7を参照して説明する。
【0028】図5は、CPU60による全体制御処理の流
れを示している。まずステップP10において全体制御処
理がスタートすると、次にステップP11において、カメ
ラの各種スイッチの状態に変化が有るか否かが判別され
る。スイッチ変化が無い場合、次にステップP13におい
て内蔵時計の更新がなされた上で、処理はステップP11
に戻る。
【0029】ステップP11において、スイッチ変化有り
と判別された場合は、次にステップP12において、その
スイッチがメインスイッチ64(図4参照)であるか否か
が判別される。そうであると判別された場合、次にステ
ップP14において、そのメインスイッチ変化がOFFからO
Nへの変化であるか否かが判別される。
【0030】そうであると判別された場合は次にステッ
プP15において、ズーム式の撮影レンズ10を待機状態に
設定するOPEN処理がなされた後、ステップP16におい
て、OPENフラグをセットする処理がなされる。一方、ス
テップP14において、メインスイッチ変化はONからOFF
への変化であると判別された場合は、次にステップP17
において、ズーム式の撮影レンズ10を沈胴状態に設定す
るCLOSE処理がなされた後、ステップP18において、OPE
Nフラグをリセットする処理がなされる。
【0031】OPENフラグがセットあるいはリセットされ
た後、あるいはステップP12において、変化の有ったス
イッチはメインスイッチ64ではないと判別された場合、
処理はステップP19に移る。このステップP19では、OP
ENフラグがセットされているか否かが判別され、セット
されていなければ処理はステップP11に戻る。OPENフラ
グがセットされている場合は、次にステップP20におい
て、ズームスイッチ63(図4参照)が操作されているか
否かが判別される。ズームスイッチ63が操作されていな
い場合、処理は後述のステップP22に移る。一方ズーム
スイッチ63が操作されたと判別された場合は、ステップ
P21においてズーム処理がなされる。このズーム処理に
ついても後に詳述する。
【0032】ステップP22においては、図1のシャッタ
ーボタン20が所定の押下位置P1に達したときONになる
レリーズスイッチSW1(図4参照)がONになっている
か否かが判別される。レリーズスイッチSW1がONにな
っていない場合、処理はステップP11に戻り、ONになっ
ている場合はステップP23においてレリーズ処理がなさ
れた上で、処理はステップP11に戻る。
【0033】次に、図5のステップP21においてなされ
るズーム処理について、図6を参照して説明する。ステ
ップP30においてこのサブルーチン処理がスタートする
と、次にステップP31において、ズームスイッチ63の操
作がTELE側へのものであるか否かが判別される。
【0034】ズームスイッチ63がTELE側に操作されてい
る場合は、ステップP32において、撮影レンズ10をTELE
側に所定量ズーミングさせる処理がなされる。このズー
ミングは、ドライバー72によりズーム駆動モーター78を
作動させることによりなされる。ズームスイッチ63の操
作がTELE側へのものではないと判別された場合、つまり
ズームスイッチ63がWIDE側に操作されている場合は、ス
テップP33において、撮影レンズ10をWIDE側に所定量ズ
ーミングさせる処理がなされる。
【0035】以上のようにしてTELE側あるいはWIDE側へ
のズーミング処理がなされると、次にステップP34にお
いて、ズームスイッチ63が引き続き操作されているか否
かが判別される。ズームスイッチ63が引き続き操作され
ている場合は、ステップP35において、撮影レンズ10が
TELE端位置に到達しているか否かが判別され、もしそう
であれば、ステップP37においてズーム駆動モーター78
の作動が停止される。
【0036】撮影レンズ10がTELE端位置に到達していな
いと判別された場合は、次のステップP36において、撮
影レンズ10がWIDE端位置に到達しているか否かが判別さ
れ、もしそうであれば、ステップP37においてズーム駆
動モーター78の作動が停止される。
【0037】撮影レンズ10がWIDE端位置に到達していな
いと判別された場合、処理の流れはステップP34に戻
り、そこから、上述したのと同様の処理が繰り返され
る。このステップP34において、ズームスイッチ63が操
作されていないと判別された場合は、ステップP37にお
いてズーム駆動モーター78の作動が停止される。
【0038】なお、このようにしてズーム駆動モーター
78が停止したとき、撮影レンズ10がズーム倍率1〜3倍
の範囲にある場合は、前述した通り、ファインダー光学
系30のズーム位置もズーム倍率1〜3倍の範囲にあり、
ファインダー視野画像と同じ画角の画像が撮影される状
態となっている。他方、ファインダー光学系30がズーム
倍率3〜6倍の範囲にある場合は、撮影レンズ10のズー
ム位置は常にTELE端位置となっている。
【0039】次にステップP38において、撮影レンズ10
のズーム位置が検出される。この検出は、例えばズーム
レンズの位置を検出するリニアエンコーダーの出力等を
利用してなされる。
【0040】次にステップP39において、上記撮影レン
ズ10のズーム位置に基づいて、前述したファインダー光
学系30の視野画像と撮影画像との像範囲比が算出され
る。次に、ステップP40においてこのサブルーチン処理
が終了し、処理は図5の流れに戻る。
【0041】次に、図5に示したステップP23のレリー
ズ処理について、図7を参照して説明する。ステップP
50においてこのサブルーチン処理がスタートすると、次
にステップP51において電源電圧のチェックが行なわれ
る。次のステップP52では、この電源電圧チェックの結
果の良否が判別される。もし電源電圧が所定値に達して
いなければ、ステップP53においてその旨が例えばファ
インダー内に表示される。
【0042】そして次にステップP68において、前記レ
リーズスイッチSW1がOFF状態にあるか否かが判別さ
れ、OFFでなければ、つまりシャッターボタン20が押下
位置P1に達していれば、次のステップP69においてこ
のサブルーチン処理が終了し、処理は図5の流れに戻
る。スイッチSW1がOFFになっていれば、つまりシャ
ッターボタン20が押下位置P1に達していなければ、ス
テップP68の処理が繰り返される。
【0043】ステップP52において電源電圧が正常と判
別された場合は、次にステップP54、55、56、57、58に
おいて順次、撮影レンズ10の焦点距離検出、測光、測
距、露出演算、手振れ限界シャッター速度の算出がなさ
れる。なお、ステップP57でなされる露出演算は、少な
くとも外界輝度と撮影光学系焦点距離とに基づいて適正
シャッター速度を演算する処理である。またステップP
58において手振れ限界シャッター速度は、ステップP54
で検出された撮影レンズ10の焦点距離に基づいて算出さ
れる。
【0044】次にステップP59において、ステップP57
で求められた適正シャッター速度が、上記手振れ限界シ
ャッター速度よりも遅いか否かが判別される。適正シャ
ッター速度が手振れ限界シャッター速度よりも速い場合
は、特に問題は無いので、次にステップP62においてフ
ォーカシング(焦点合わせ)操作がなされた後、ステッ
プP63において、シャッターボタン20が前記押下位置P
1よりも深い所定の押下位置P2に達したときONになる
レリーズスイッチSW2がON状態にあるか否かが判別さ
れる。
【0045】レリーズスイッチSW2がONになっていれ
ば、つまりシャッターボタン20が押下位置P2に達して
いれば、次のステップP65、66、67においてそれぞれ、
シャッターを開く露出操作、情報記録、フィルム1コマ
分の給送がなされる。ステップP66においてなされる情
報記録は、前述した像範囲比を示す情報H、および露光
不足量を示す情報Gをフィルムカートリッジ50の記憶素
子54(図3参照)に書き込む処理であるが、後者の情報
Gの書込みについては後述する。ステップP67において
フィルム給送がなされると、処理の流れはステップP68
に移り、以下は前述と同様の処理がなされる。
【0046】なおステップP63において、レリーズスイ
ッチSW2がONになっていない、つまりシャッターボタ
ン20が押下位置P2に達していないと判別された場合
は、次にステップP64において、レリーズスイッチSW
1がOFF状態にあるか否かが判別される。このレリーズ
スイッチSW1がOFFでなければ、つまりシャッターボ
タン20が押下位置P1に達していれば、処理の流れはス
テップP63に戻り、以下は前述と同様の処理がなされ
る。
【0047】ステップP64において、レリーズスイッチ
SW1がOFFになっている、つまりシャッターボタン20
が押下位置P1に達していないと判別された場合、処理
の流れはステップP68に移り、以下は前述と同様の処理
がなされる。
【0048】一方、前述したステップP59において、ス
テップP57で求められた適正シャッター速度が手振れ限
界シャッター速度よりも遅いと判別された場合は、次に
ステップP60において、シャッター速度を手振れ限界シ
ャッター速度に設定する処理がなされる。なお本例の場
合、手振れ限界シャッター速度は、{撮影レンズ焦点距
離(mm)の逆数+定数α}秒として規定される。
【0049】そして次にステップP61において、適正シ
ャッター速度を設定した場合と手振れ限界シャッター速
度を設定した場合の露光量差、つまりシャッター速度を
手振れ限界シャッター速度に設定したことによる、適正
露光量に対する露光不足量が演算される。次いで処理の
流れはステップP62に移り、以下は前述と同様の処理が
なされる。
【0050】上記露光不足量が演算された際には、前述
したステップP66において、この露光不足量を示す情報
Gがフィルムカートリッジ50の記憶素子54に書き込まれ
る。なおこの情報Gおよび前記情報Hの書込みは、接点
を介して接触方式で行なわれてもよいし、あるいは、非
接触方式で行なわれてもよい。
【0051】撮影済みの上記カートリッジ53はカメラボ
ディ1から取り出され、例えば市中の現像所等において
現像処理にかけられ、その写真フィルム51に記録されて
いた写真潜像が顕像化される。そのようにして形成され
たネガフィルムから、所定の記録用紙を用いて写真プリ
ントが形成されるが、その際、上記記憶素子54に記憶さ
れている情報に従って、露光量不足を補償する処理、お
よび疑似ズーム処理がなされる。以下、これらの処理に
ついて詳しく説明する。
【0052】《写真プリントシステム》図8は、本発明
の一実施形態による写真プリントシステムの概要を示す
ものである。このシステムは、画像取扱装置101と、そ
れに接続された写真プリンタ102とから構成されてい
る。
【0053】本実施形態において、画像取扱装置101は
専用プログラムが組み込まれた汎用パソコンであり、周
辺機器として、現像済の写真フィルム51Aを読み取るた
めのフィルムスキャナおよび、この写真フィルム51Aを
収納していたカートリッジ53の記憶素子54(図3参照)
に記憶されている情報を読み取る読取手段103を備えて
いる。さらにこの画像取扱装置101は、CD−R、Zi
pなどのメディアドライブを内蔵、あるいは外付けで備
えている。また、ネットワーク104を介して他のコンピ
ュータと画像データをやりとりするための通信設備(図
示せず)も備えている。
【0054】写真プリンタ102は、公知のデジタル写真
プリンタであり、画像取扱装置101から画像データや出
力指示情報(例えばプリント枚数、サイズなど)を受け
取って、これらに基づいてプリント出力を行なうもので
ある。
【0055】上記のシステムにおいて、画像取扱装置10
1は、現像済写真フィルム51Aから取り込んだ画像信号
(画像データ)に対して所定の画像処理を施した後に、
これを写真プリンタ102に転送するとともに、CD−R
などのメディア106に記録する。また画像取扱装置101に
は読取手段103から、それが読み取った記憶素子54の記
憶情報GおよびHが入力される。
【0056】次に、このシステムの構成について図9を
参照して詳細に説明する。なお、図9に示される各構成
要素のうち、画像処理に関する機能は、上記画像取扱装
置101の機能として実現されてもよいし、写真プリンタ1
02、あるいはフィルムスキャナの機能として組み込まれ
ていてもよいものであるので、この図9については、図
8との対応づけを特に行なわずに説明する。
【0057】図示されるように、スキャナ110により取
り込まれた写真画像は、各種画像処理手段111〜116によ
り処理された後にプリンタ102によって写真プリントと
して出力される。
【0058】セットアップ階調・色処理手段111は、露
出のアンダーあるいはオーバーを自動的に判別して、適
切な値に補正する手段である。拡大縮小手段112は、プ
リント画像のサイズを記録材料(例えばロール状プリン
トペーパー)の幅に適合させるために、さらには疑似ズ
ーム処理のために画素密度を変換する手段である。また
濃度補正手段113は、画像信号が担持している画像の濃
度を画像の部分毎に調整する手段であり、粒状抑制型シ
ャープネス強調処理手段114は特開平9−22460号
に記載されているような粒状抑制型のシャープネス強調
処理を行なう手段である。
【0059】さらに、上記一連の画像処理に加え、プリ
ント出力用の画像データに対しては、3D変換処理手段
115、116により、プリンタの特性に合わせた色変換が施
される。3D変換処理は読み取ったフィルムがネガフィ
ルムかリバーサルフィルムかによって異なる。
【0060】次に、セットアップ階調・色処理手段111
が行なう露光量不足救済処理について説明する。このセ
ットアップ階調・色処理手段111には読取手段103から、
撮影駒の各々毎の前記記憶情報Gが入力される。この記
憶情報Gは先に説明した通り、シャッター速度を手振れ
限界シャッター速度に設定したことによる、適正露光量
に対する露光不足量を示している。セットアップ階調・
色処理手段111は、現像済写真フィルム51Aから取り込
んだ画像信号のうち、上記情報Gが入力されたコマに関
する画像信号に対しては、上記露光量不足を救済する処
理を施す。この処理としてより具体的には、例えば前記
特表平4−504944号に示されるように、写真フィ
ルム51の特性曲線の逆特性の非線形変換処理にかける処
理等が挙げられる。
【0061】次に、上記拡大縮小手段112によりなされ
る疑似ズーム処理のための画素密度変換について説明す
る。拡大縮小手段112には読取手段103から、撮影駒の各
々毎の前記記憶情報Hが入力される。この記憶情報Hは
先に説明した通り、ファインダー視野画像と撮影像との
像範囲比を示している。拡大縮小手段112は、この像範
囲比に基づいて、ファインダー視野画像と同範囲のプリ
ント画像が得られるように拡大縮小(画素密度変換)を
行なう。
【0062】このとき、ファインダー光学系30がズーム
倍率1〜3倍の範囲に設定されている際に撮影された画
像については、前述した通りファインダー視野画像と同
画角であるから、フィルム記録画像とプリント画像の大
きさの関係は、図10の(1)と(2)で示される関係
となる。つまりこの場合は、図10(1)に示す現像済
写真フィルム51Aのある駒Fの記録画像を、同図(2)
に示すように、所定サイズの記録材料200にそのまま再
現するプリント処理がなされることになる。
【0063】他方、ファインダー光学系30がズーム倍率
3〜6倍の範囲に設定されている際に撮影された画像に
ついては、フィルム記録画像とプリント画像の大きさの
関係は、例えば図10の(1)と(3)で示される関係
となり、適宜疑似ズーム処理がなされることになる。
【0064】以上のようにしてこのカメラおよび写真プ
リントシステムによれば、実際のズーム倍率が3倍であ
る撮影レンズ10を用いながら、あたかもズーム倍率が6
倍の撮影レンズを用いた場合のような写真プリントを得
ることができる。
【0065】また、セットアップ階調・色処理手段111
が前述の露光量不足救済処理を行なうことにより、手振
れ撮影を防止するために強制的に手振れ限界シャッター
速度で撮影されたコマについても、適正露光量で撮影さ
れたものと同様の写真プリントを得ることができる。
【0066】《手振れ撮影防止処理の他の例》なお、C
PU60が行なう手振れ撮影防止のための処理は、図7に
示したもの以外にも、種々のものを採用することができ
る。以下、図11〜18を参照して、それらの処理につ
いて説明する。なお図11〜18において、既に説明済
みの処理ステップと同等のものには同番号を付してあ
り、それらについての重複した説明は省略する。
【0067】まず図11に示す処理について説明する。
ここでは既述のステップP62とステップP63との間にお
いて、ステップP101とステップP102の処理がなされ
る。ステップP101においては、例えばフィルムカート
リッジ50の記憶素子54に書き込まれているフィルム特性
情報が読み出され、この特性情報が示すフィルム51の露
光量不足許容量と、ステップP61で求められた露光不足
量とが比較される。
【0068】そして、ステップP61で求められた露光不
足量がフィルム51の露光量不足許容量を上回らない場
合、処理の流れはステップP63に移り、その後は前述と
同様の処理がなされる。
【0069】ステップP61で求められた露光不足量がフ
ィルム51の露光量不足許容量を上回っている場合は、ス
テップP102において手振れ警告が発せられる。この警
告は、例えばファインダー内に表示される。撮影者はこ
の警告を見て、シャッターボタン20を押す操作を中断す
ることができ、そのようにすれば、ステップP63以降の
処理により、レリーズ処理が打ち切られる。
【0070】なお、シャッターボタン20の押下を妨げる
等して撮影動作の完了を妨げる撮影ロック手段を設けて
おき、上記の手振れ警告を発する代わりに、あるいはそ
れと併せて撮影ロック手段を作動させ、強制的に撮影中
止させるようにしても構わない。
【0071】次に図12に示す処理について説明する。
ここでは既述のステップP62とステップP63との間にお
いて、ステップP111とステップP112の処理がなされ
る。ステップP111においては、例えばCPU60に接続
されたメモリ等に予め記憶されている写真プリンタ102
の(より詳しくはセットアップ階調・色処理手段111
の)露光量不足救済可能量を示す許容範囲情報が読み出
され、この情報が示す露光量不足救済可能量と、ステッ
プP61で求められた露光不足量とが比較される。
【0072】そして、ステップP61で求められた露光不
足量が写真プリンタ102の露光量不足救済可能量を上回
らない場合、処理の流れはステップP63に移り、その後
は前述と同様の処理がなされる。
【0073】ステップP61で求められた露光不足量が写
真プリンタ102の露光量不足救済可能量を上回っている
場合は、ステップP112において手振れ警告が発せられ
る。この警告は、例えばファインダー内に表示される。
撮影者はこの警告を見て、シャッターボタン20を押す操
作を中断することができ、そのようにすれば、ステップ
P63以降の処理により、レリーズ処理が打ち切られる。
【0074】次に図13に示す処理について説明する。
ここでは既述のステップP54の処理に代わるものとし
て、ステップP121の処理がなされる。このステップP1
21では、既述の図6のステップP39で算出された像範囲
比に基づいて、プリントされる領域がフィルム51上では
どれだけのサイズで撮影されているかが検出される。
【0075】ステップP58では、上記の検出された撮影
サイズからプリント拡大率(フィルム像に対するプリン
ト像の拡大率)が求められ、このプリント拡大率に基づ
いて手振れ限界シャッター速度が決定される。基本的
に、プリント拡大率が大であるほど、手振れ限界シャッ
ター速度はより速いものとなる。
【0076】次に図14に示す処理について説明する。
この図14の処理は、図11に示した一連の処理におい
て、ステップP54に代えて上記と同じステップP121の
処理がなされるようにしたものである。したがってこの
場合も、ステップP58では、プリント拡大率に基づいて
手振れ限界シャッター速度が決定される。
【0077】次に図15に示す処理について説明する。
この図15の処理は、図12に示した一連の処理におい
て、ステップP54に代えて上記と同じステップP121の
処理がなされるようにしたものである。したがってこの
場合も、ステップP58では、プリント拡大率に基づいて
手振れ限界シャッター速度が決定される。
【0078】次に図16に示す処理について説明する。
この図16の処理は、図7に示した一連の処理におい
て、ステップP54とステップP55との間に上記と同じス
テップP121の処理がなされるようにしたものである。
この場合は、ステップP58において、撮影レンズ10の焦
点距離とプリント拡大率の双方に基づいて手振れ限界シ
ャッター速度が決定される。
【0079】その際には、例えば、撮影レンズ10の焦点
距離に基づいて1つの手振れ限界シャッター速度を演算
するとともに、プリント拡大率に基づいて1つの手振れ
限界シャッター速度を演算し、これら2つの手振れ限界
シャッター速度のうち、より速い方のシャッター速度
を、適正シャッター速度と比較する手振れ限界シャッタ
ー速度とすればよい。
【0080】あるいは、撮影レンズ10の焦点距離と上記
プリント拡大率の双方に基づいて、所定のプログラムか
ら1つの手振れ限界シャッター速度を決定するようにし
てもよい。
【0081】次に図17に示す処理について説明する。
この図17の処理は、図11に示した一連の処理におい
て、ステップP54とステップP55との間に上記と同じス
テップP121の処理がなされるようにしたものである。
この場合も、ステップP58において、撮影レンズ10の焦
点距離とプリント拡大率の双方に基づいて手振れ限界シ
ャッター速度が決定される。
【0082】次に図18に示す処理について説明する。
この図18の処理は、図12に示した一連の処理におい
て、ステップP54とステップP55との間に上記と同じス
テップP121の処理がなされるようにしたものである。
この場合も、ステップP58において、撮影レンズ10の焦
点距離とプリント拡大率の双方に基づいて手振れ限界シ
ャッター速度が決定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるカメラを示す斜視図
【図2】上記カメラのファインダー光学系を示す側面図
【図3】上記カメラに用いられる写真フィルムカートリ
ッジを示す斜視図
【図4】上記カメラの電気的制御に係る構成を示すブロ
ック図
【図5】図4の構成による制御処理の流れを示すフロー
チャート
【図6】図5の制御処理の流れの中の一部を詳しく示す
フローチャート
【図7】図5の制御処理の流れの中の別の部分を詳しく
示すフローチャート
【図8】本発明の一実施形態による写真プリントシステ
ムを示す概略構成図
【図9】上記写真プリントシステムの要部を示すブロッ
ク図
【図10】上記写真プリントシステムによる疑似ズーム
処理を説明する説明図
【図11】本発明のカメラでなされるレリーズ処理の別
の例を示すフローチャート
【図12】本発明のカメラでなされるレリーズ処理のさ
らに異なる例を示すフローチャート
【図13】本発明のカメラでなされるレリーズ処理のさ
らに異なる例を示すフローチャート
【図14】本発明のカメラでなされるレリーズ処理のさ
らに異なる例を示すフローチャート
【図15】本発明のカメラでなされるレリーズ処理のさ
らに異なる例を示すフローチャート
【図16】本発明のカメラでなされるレリーズ処理のさ
らに異なる例を示すフローチャート
【図17】本発明のカメラでなされるレリーズ処理のさ
らに異なる例を示すフローチャート
【図18】本発明のカメラでなされるレリーズ処理のさ
らに異なる例を示すフローチャート
【符号の説明】
10 撮影レンズ 11 ファインダー窓 15 ストロボ発光部 20 シャッターボタン 21 ズームレバー 22 撮影モードスイッチ 30 ファインダー光学系 35 対物レンズ 36、37 ズームレンズ 38 リレーレンズ 39 焦点板 40 視野板 41 接眼レンズ 50 フィルムカートリッジ 51 写真フィルム 51A 現像済写真フィルム 52 スプール 53 カートリッジ 54 記憶素子 60 CPU 61、62 レリーズスイッチ 63 ズームスイッチ 64 メインスイッチ 65 センサー 66 LCD(液晶表示装置) 67 測光装置 68 AF回路 69 ストロボ 70、71、72 ドライバー 74 フィルム巻上げモーター 75 レンズ駆動モーター 76 シャッター駆動モーター 77 リフレクター駆動モーター 78 ズーム駆動モーター 79 ファインダー駆動モーター 80 テーブルメモリー 101 画像取扱装置 102 写真プリンタ 103 読取手段 110 スキャナ 111 セットアップ階調・色処理手段 112 拡大縮小手段 113 濃度補正手段 200 記録材料
フロントページの続き (72)発明者 西谷 泰浩 埼玉県朝霞市泉水3丁目11番46号 富士写 真フイルム株式会社内 Fターム(参考) 2H103 AA01 ZA06 ZA13 ZA42 2H110 AB01 BA09 BA15 CB26

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記憶手段を備えたフィルムカートリ
    ッジを使用するカメラであって、 少なくとも外界輝度と撮影光学系焦点距離とに基づいて
    所定のシャッター速度制御プログラムから適正シャッタ
    ー速度を演算する演算手段と、 この演算された適正シャッター速度と所定の手振れ限界
    シャッター速度とを比較し、前者が後者よりも遅い場合
    は、シャッター機構において後者のシャッター速度を設
    定させるとともに、これら両シャッター速度の差による
    露光量差を求める制御手段と、 この制御手段が求めた前記露光量差を示す情報を、前記
    フィルムカートリッジの情報記憶手段に書き込む書込手
    段とを有することを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 撮影光学系焦点距離および、フィルム像
    に対するプリント像の大きさの比の少なくとも一方に基
    づいて前記手振れ限界シャッター速度を求める手段が設
    けられていることを特徴とする請求項1記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 フィルムの露光量不足許容量あるいはプ
    リント装置の露光量不足救済可能量を前記露光量差が上
    回るとき、露光量不足を示す警告を発するか、もしくは
    撮影動作の完了を妨げる手段が設けられていることを特
    徴とする請求項1または2記載のカメラ。
  4. 【請求項4】 請求項1から3いずれか1項記載のカメ
    ラで使用されたフィルムカートリッジから写真プリント
    を得るシステムであって、 写真フィルムに撮影された撮影像の、適正露光量に対す
    る露光量不足を救済する露光量不足救済手段と、 前記フィルムカートリッジの情報記憶手段に書き込まれ
    た情報を読み取る読取手段と、 この読み取られた情報が示す前記露光量差を露光量不足
    救済量として前記露光量不足救済手段を駆動させるプリ
    ント制御手段とを有することを特徴とする写真プリント
    システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008502250A (ja) * 2004-06-08 2008-01-24 ディーエックスオー ラブズ 移動電話機におけるマルチメディアデータに関連するサービスを向上させる方法

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