JP2005210366A - 撮影支援システム及び撮影支援方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】適切なシーンを撮影漏れが無いように撮影する。
【解決手段】複数の人物で構成される人物群を撮影中に、撮影された撮影画像が撮影者が携帯する携帯電話10により画像判定装置50に転送されると、当該画像判定装置50において撮影画像における、各人物の撮影の有無、シーン適性が判定され、その判定結果に基づいて未撮影の人物又は不適切なシーンであると判定された撮影画像に含まれる人物の人物情報が携帯電話10に送信される。携帯電話10では受信された人物情報が、撮影が必要な人物の人物情報として表示され、撮影者に通知される。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数人物から構成される人物群の撮影を支援する撮影支援システム及び撮影支援方法に関する。
近年、デジタルカメラやデジタルビデオカメラ等といった、撮影画像をデジタルデータで得ることができる電子撮像機器が、一般ユーザだけでなく写真スタジオやプロカメラマンといったプロユーザの間でも普及している。実際、幼稚園や小学校等の教育機関における入学式、遠足、体育祭、文化祭、卒業式等の学校行事や、結婚式や披露宴、式典等の種々の記念パーティ等では、プロカメラマンが主となってデジタルカメラで撮影を行い、そのデジタル撮影画像をプリントした写真を販売したり、デジタル撮影画像をデータ加工して卒業アルバム等の記念アルバムを制作する事例が多くなってきた。
従来から、このような大量の記念写真を撮影する際にも、最適な画質の撮影画像が得られるように、デジタルカメラにより撮影された被写体画像を受信し、当該被写体画像に基づいてその被写体の撮影に適した撮影条件を設定し、設定された撮影条件をデジタルカメラに送信する撮影支援システムが開発されている(例えば特許文献1参照)。
また、撮影画像を利用した画像利用サービスにおいて、そのサービスを短時間で精度良く行うことができるような画像となるように、撮影時の構図の指示等の撮影支援情報を撮影者側の携帯端末に送信するシステムも開発されている(例えば特許文献2参照)。
特開2002−290819号公報 特開2003−174579号公報
しかしながら、従来の撮影支援システムでは、撮影画像の画質やシーン構成等の向上を目指した撮影支援を行うことができるかもしれないが、上記のような人物群の記念写真を撮影する際には、画質やシーン構成等の品質はもちろんのことながら、生徒や出席者全員を漏れなく撮影することが顧客から要求されることが多く、従来のシステムでは多くの人物の全てを均一に撮影することを目指した撮影支援を行うことができない。
例えば、学校行事では、そのプリント写真を展示し、生徒本人や保護者が展示されたプリント写真の中から所望の写真を選択して注文することが多い。このとき、被写体の撮影状況にばらつきがあり、主要被写体として多く撮影されている生徒とそうではない生徒とがいると、プリント写真に不満な生徒や保護者が現れ、撮影業者に対する信頼を損なう原因となる。
披露宴等の記念パーティにおいても同じであり、記念アルバムの発注者である新郎新婦やその親族は、当日の披露宴では多忙でありゆっくりと来賓と接する機会が少ないため、後々に記念アルバムで披露宴の様子を振り返ることが多い。それだけに、撮影画像に招待客の撮影漏れがあると記念アルバムに対する価値が低下することとなってしまう。
このような問題を回避するために、生徒や出席者等、被写体が大勢であり、一カ所に定まらずに移動が多い人物群を撮影する場合には、撮影回数を多くする、被写体を小さくして大勢が一度に1シーンに含まれるように撮影する、或いは入場時等のように必ず全員が参加するシーンを順次撮影するといった処置を撮影者が講じることはできるが、撮影数を多くする、大勢の被写体を1シーンに収めるといった対応をとった場合、個々の人物の顔が小さくなり判別が困難となる。そのため、所望のシーンを選択する作業の負担が大きくなるとともに、写真購入者の満足度も低下する。
また、披露宴等において座席表や出席者表等の補助情報が有る場合には各テーブルを周り、集合写真を撮影する、スピーチ中の来賓のようにステージ上の人物を主要被写体として撮影するといった対応もできるが、必ず全員が参加するような場面や集合写真等の場面では、被写体の表情は決して自然なものではなく、画一的な印象も与えることが多い。
本発明の課題は、適切なシーンを撮影漏れが無いように撮影することができる撮影支援システム及び撮影支援方法を提供することである。
請求項1に記載の発明は、
複数の人物で構成される人物群の撮影を支援する撮影支援システムであって、
前記人物群の撮影画像を送信する送信手段と、
前記送信された人物群の撮影画像を受信する受信手段と、
前記受信された撮影画像に対し、人物群を構成する各人物の撮影の有無を判定する判定手段と、
前記判定手段による判定結果に基づいて、撮影が必要な人物に関する人物情報を撮影者に通知する通知手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の撮影支援システムにおいて、
前記通知手段は、前記判定手段による判定結果に基づき、未撮影の人物の人物情報を撮影が必要な人物の人物情報として撮影者に通知することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の撮影支援システムにおいて、
前記判定手段は、人物群を構成する人物が撮影されていると判定された撮影画像に対し、そのシーン適性をさらに判定し、
前記通知手段は、撮影が必要な人物の人物情報として、前記判定手段により不適切なシーンであると判定された撮影画像に含まれる人物の人物情報を撮影者に通知することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、撮影支援方法において、
複数の人物で構成される人物群の撮影を支援する撮影支援方法であって、
前記人物群の撮影画像を送信する送信工程と、
前記送信された人物群の撮影画像を受信する受信工程と、
前記受信された撮影画像に対し、人物群を構成する各人物の撮影の有無を判定する判定工程と、
前記判定工程における判定結果に基づいて、撮影が必要な人物に関する人物情報を撮影者に通知する通知工程と、
を備えることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の撮影支援方法において、
前記通知工程では、前記判定工程における判定結果に基づき、未撮影の人物の人物情報を撮影が必要な人物の人物情報として撮影者に通知することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項4又は5に記載の撮影支援方法において、
前記判定工程では、人物群を構成する人物が撮影されていると判定された撮影画像に対し、そのシーン適性をさらに判定し、
前記通知工程では、撮影が必要な人物の人物情報として、前記判定手段により不適切なシーンであると判定された撮影画像に含まれる人物の人物情報を撮影者に通知することを特徴とする。
請求項1、2、4、5に記載の発明によれば、人物群が撮影された撮影画像を送信すると、受信側ではその撮影画像に対し、人物群を構成する各人物の撮影の有無を判定し、その判定結果に基づいて未撮影の人物を撮影が必要な人物として撮影者に通知するので、撮影者は人物群を撮影中に、未撮影の人物が誰であるのかをリアルタイムに把握することができる。従って、未撮影の人物を集中的に捜索して撮影することにより、人物群の構成人物を漏れなく撮影することができる。
請求項3、6に記載の発明によれば、人物群の構成人物が撮影されていると判定された撮影画像に対し、さらにそのシーン適性を判定して不適切なシーンと判定された撮影画像に含まれる人物を撮影が必要な人物として通知するので、撮影者は、人物群を撮影中に、適切に撮影されなかった人物をリアルタイムに把握することができ、当該人物を再撮影することができる。従って、後に人物は撮影されているが不適切なシーンが多いといった事態を回避することができ、撮影画像に対する顧客の満足度を向上させることができる。
本実施の形態では、複数の人物で構成される人物群を撮影中に、撮影された撮影画像を撮影者が携帯する携帯電話により画像判定装置に転送し、当該画像判定装置において撮影画像における、各人物の撮影の有無、シーン適性を判定し、その判定結果に基づいて撮影が必要な人物の人物情報を携帯電話に送信して、撮影者に撮影が必要な人物情報を通知する例を説明する。
ここで、人物群とは、ある団体に所属する人物群や、行事やイベント等に参加する人物群をいう。例えば、学校に所属する生徒や教師、会社に所属する社員、結婚式に出席する新郎新婦、親族、来賓や、式典に参加する参加者、パーティの出席者等が挙げられるが、以下の説明ではその一例として、学校での行事において生徒や教師の人物群を撮影する場合について説明する。
まず、構成を説明する。
図1に、本実施の形態における撮影支援システム100のシステム構成を示す。
図1に示すように、撮影支援システム100は、デジタルカメラC、携帯電話10、画像判定装置50から構成される。デジタルカメラCと携帯電話10とは有線接続され、携帯電話10と画像判定装置50とは通信ネットワークNを介して相互に情報の送受信が可能に接続されている。
以下、各装置について説明する。
デジタルカメラCは、カメラマンが被写体を撮影するための撮影手段であり、撮影画像をデジタルデータで取得する。なお、デジタルデータで撮影画像を取得できるのであれば、デジタルビデオカメラやプリント写真を読み取ってデジタル画像データに変換するスキャナ等であってもよい。
デジタルカメラCは、撮影により得られた撮影画像データをデジタルカメラCに装着された記録メディアに記録するとともに、その撮影画像データを有線接続された携帯電話10に転送する。
携帯電話10は、デジタルカメラCにより得られた撮影画像のデジタルデータを通信ネットワークNを介して画像判定装置50に転送する送信手段である。なお、通信機能を有しているのであれば、PHS(Personal Handy-phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯型のPC(Personal Computer)等の他の携帯通信端末を転送手段として適用することとしてもよい。
図2に、携帯電話10の内部構成を示す。
図2に示すように、携帯電話10は、制御部11、操作部12、表示部13、通信部14、記憶部15、受話部16、送話部17、音出力部18、I/F19から構成される。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)等を備えて構成され、記憶部15に格納された制御プログラムに従って携帯電話10の各部を制御する。また、送話音声、受話音声のデータ処理や電子メールのデータ生成を行う。
また、制御部11は、記憶部15に格納された画像判定処理プログラムに従って、本発明に係る画像判定処理(図5参照)を実行する。画像判定処理では、I/F19を介してデジタルカメラCから判定対象の撮影画像のデータを受信すると、当該撮影画像データを通信部14を介して画像判定装置50に転送させる。また、画像判定装置50から未撮影の人物の人物情報又は不適切なシーンと判定された撮影画像に含まれる人物の人物情報が受信されると、当該人物情報を撮影が必要な人物の人物情報として表示部13に表示させ、撮影者に通知する。すなわち、制御部11と画像判定処理プログラムとの協働により、通知手段を実現することができる。
操作部12は、数字キー、カーソルキー、発信キー、その他各種機能キーを備え、押下されたキーに対応する操作信号を制御部11に出力する。
表示部13は、LCD(Liquid Crystal Display)を備え、操作画面や通話画面、電子メールの表示画面、設定画面等の各種表示画面を表示する。また、表示部13は、制御部11に指示に従って、撮影が必要な人物の人物情報を表示する。
通信部14は、無線基地局との間で無線通信信号を送受信するアンテナや、RF回路、モデム等の通信インターフェイスを備えて構成され、受信時には、アンテナを介して受信された受話音声やメール、画像等の各種情報の無線通信信号をRF回路、モデムにより復調して制御部11に出力する。一方、送信時には、制御部11から入力される送話音声やメール、画像等のデータをRF回路、モデムにより変調しアンテナを介して無線基地局に送信する。
通信部14は、制御部11からの指示に従い、通信ネットワークNを介して画像判定装置50に撮影画像のデータを転送する。すなわち、通信部14により送信手段を実現することができる。
記憶部15は、制御プログラムの他、画像判定処理プログラム及び各プログラムで処理されたデータ等を記憶する。また、電話帳データや文字変換のための辞書データ、送受信された電子メールのデータ等を記憶する。
受話部16は、制御部11から入力される受話音声信号に基づき受話音声を出力する。送話部17は、ユーザの送話音声を送話音声信号に変換して制御部11に出力する。
音出力部18は、着信を報知するための着信音や電子メールが受信されたことを報知する報知音を出力する。
I/F19は、デジタルカメラCを接続するためのインターフェイスであり、デジタルカメラCと携帯電話10間におけるデータのやり取りを仲介する。I/F19は、デジタルカメラCから撮影画像のデータが受信されると、そのデータを制御部11に出力する。
次に、画像判定装置50について説明する。
画像判定装置50は、携帯電話10から転送された撮影画像を受信する受信手段を備え、受信された撮影画像に対して、撮影対象である人物群に属する各人物の撮影の有無、シーンの適性を判定する判定手段である。
図3に、画像判定装置50の内部構成を示す。
図3に示すように、画像判定装置50は、制御部51、入力部52、表示部53、通信部54、記憶部55、画像処理部56、画像メモリ57を備えて構成される。
制御部51は、CPU、RAM等から構成され、記憶部55に格納されたシステムプログラムの他、画像判定処理プログラムをRAMに展開し、各プログラムとの協働により本発明に係る画像判定処理(図5参照)を統括的に制御する。
画像判定処理では、通信部54を介して携帯電話10から撮影画像が受信され、当該撮影画像から画像処理部56により顔領域が抽出されると、記憶部55に格納された生徒名簿のデータに基づき抽出された顔領域毎に個人認証を行って、撮影画像における各生徒の撮影の有無を判定する。そして、認証された生徒が有れば撮影状況管理テーブル551においてその生徒の撮影枚数を1加算する。次いで、抽出された顔領域に関する顔領域情報に基づいて生徒毎に撮影画像のシーン適性を判定し、不適切と判定された場合は撮影状況テーブル551においてその生徒の不適切シーン枚数を1加算する。転送された全ての撮影画像に対する判定が終了すると、生徒毎にカウントされた撮影枚数、不適切シーン枚数に基づいて、未撮影の生徒又は不適切なシーンであると判定された撮影画像に含まれる生徒を特定し、当該生徒に関する人物情報を取得して通信部54により携帯電話10に送信させる。
入力部52は、オペレータの操作指示を入力するためのキーボードやマウス等を備えて構成され、これら各入力手段の操作に応じた操作信号を生成して制御部51に出力する。
表示部53は、LCD等の表示ディスプレイを備えて構成され、この表示ディスプレイ上に各種操作画面やメニュー画面、制御部51による処理結果等を表示する。
通信部54は、ネットワークインターフェイスカード、モデム等の通信用インターフェイスを備えて構成され、通信ネットワーク上の外部機器と情報の送受信を行う。通信部54は、携帯電話10から判定対象の撮影画像を受信する受信手段を実現するとともに、未撮影の生徒又は不適切なシーンであると判定された撮影画像に含まれる生徒の人物情報を携帯電話10に送信する。
記憶部55は、システムプログラムの他、画像判定処理プログラム等の各種プログラム及び各プログラムで処理されたデータ等を記憶する。また、記憶部55は、撮影画像に含まれる人物を個人認証するために必要なデータ、例えば生徒氏名、生徒番号等が記載された生徒名簿、個人認証時に顔の照合に用いる基準顔画像等のデータを記憶する。
また、記憶部55は、学校に属する生徒等の各人物に対する撮影状況を管理するための撮影状況テーブル551を記憶する。
撮影状況テーブル551には、図4に示すように、学校に所属する生徒の氏名(例えば“A”)、生徒番号(例えば“0001”)に対応付けて、その生徒に対する撮影状況の情報が記憶される。撮影状況の情報には、その生徒が撮影されていると判定された撮影画像の枚数を示す撮影済み枚数(例えば“2”枚)、その撮影済みと判定された撮影画像のうち、シーン適性が不適切と判定された撮影画像の枚数を示す不適切シーン枚数(例えば“0”枚)等の情報が含まれる。
画像処理部56は、画像データにデータ処理を行うものである。
画像処理部56は、画像判定時に撮影画像の画像解析を行い、被写体の顔領域を抽出する。顔領域の抽出方法としては以下に示す公知の手法を適用することができる。
(1)撮影画像を画像解析して色相、彩度、輝度のヒストグラムを作成し、そのヒストグラムに基づいて肌色領域を決定し、この肌色領域を顔領域として抽出する方法(特開平6−309433号公報)
(2)画像解析により肌色領域を抽出し、さらに非エッジ部分の領域を抽出して、肌色領域でかつ非エッジ部分の領域を顔領域として抽出する方法(特開平9−101579号公報)
(3)複数の顔テンプレートを準備しておき、この顔テンプレートを用いて撮影画像においてテンプレートマッチングを行って顔候補領域を抽出し、当該顔候補領域内における肌色の分布に基づいて顔領域を抽出する方法(特開平8−63597号公報)
(4)予め顔領域において求められた画像特徴量を教師データとして構築されたニューラルネットワークに、顔領域抽出対象の撮影画像から求められた画像特徴量を入力し、得られた出力値に基づいて顔領域を抽出する方法(特開平7−234856号公報、特開平8−87589号公報)
(5)ラインプロセス法により顔領域を抽出する方法(特開2000−201358号公報、特開2000−207569号公報)
なお、ここで挙げた顔抽出方法はその一例であり、その他の手法であっても適用可能である。
また、画像処理部56は、撮影画像に、色変換処理、階調変換処理、トリミング処理、回転処理、拡大縮小処理等の各種画像処理を施して補正処理を行う。
画像メモリ57は、大容量メモリから構成され、携帯電話10から転送された判定対象の撮影画像の画像データ群を記憶する。
次に、本実施の形態における動作を説明する。
図5は、携帯電話10と、画像判定装置50とで実行される画像判定処理を説明するフローチャートである。
卒業式等の行事等においてカメラマンによりデジタルカメラCを用いて撮影が行われると、デジタルカメラCでは撮影画像のデジタルデータが順次生成され、記録されていく。カメラマンは、生成された撮影画像を画像判定装置50において判定するために、デジタルカメラCを携帯電話10に接続し、撮影画像の転送を指示する。転送は、撮影の都度行うこととしてもよいし、所定枚数の撮影の後に行うこととしてもよい。デジタルカメラCでは撮影画像の転送が指示されると、当該指示された撮影画像が携帯電話10に送信され、携帯電話10ではデジタルカメラCから撮影画像が受信されると、図5に示す画像判定処理が開始される。
図5に示す画像判定処理では、まず携帯電話10において、デジタルカメラCにより撮影された撮影画像がI/F19を介して取得され(ステップS1)、当該取得された撮影画像が通信ネットワークNを介して画像判定装置50に転送される(ステップS2)。
なお、本実施形態では、I/F19を介してデジタルカメラCから撮影画像が取得されることとしたが、携帯電話10に記録メディアのリーダライタを備え、撮影画像が記録された記録メディアから転送対象の撮影画像を取得する構成としてもよく、その撮影画像の取得方法については特に限定しない。また、携帯電話10から画像判定装置50に転送する撮影画像は、そのデータをそのまま転送することとしてもよいし、通信負荷を抑えるためにそのデータを圧縮したサムネイル画像として転送することとしてもよい。
画像判定装置50では、携帯電話10から撮影画像が受信されると、当該撮影画像から被写体の顔領域の抽出が行われ(ステップS3)、抽出された顔領域の有無が判別される(ステップS4)。景色や背景のみの撮影画像であり、抽出された顔領域が無かった場合(ステップS4;N)、ステップS9の処理に移行する。一方、撮影画像に被写体が含まれており、一又は複数の顔領域が抽出された場合(ステップS4;Y)、抽出された順に各顔領域を識別するための顔番号が付与され、抽出された顔領域毎に人物の個人認証が行われて、どの顔領域がどの人物のものであるかが個々に認証される(ステップS5)。
個人認証方法としては、予め個人認証用に準備されていた基準顔画像と照合する方法が適用可能である。特に、卒業アルバムや記念アルバムを作成する場合、学校等では学年毎に顔画像付きの生徒名簿が作成されていることが多く、また撮影業者は、そのような生徒名簿に使用する顔写真の撮影を請け負うことが多いため、この生徒名簿で使用されている顔画像を基準顔画像として使用することができる。
認証時にはまず、基準顔画像と認証対象の顔領域の画像のそれぞれの画像特徴量を求める。画像特徴量としては、例えばフィルタ処理やウェーブレット変換等の手法により検出されたエッジ情報や、テンプレートマッチング等により検出された顔における目、口、鼻等の顔パーツの形状や位置の情報、若しくはこれらの情報を主成分分析の手法を適用して情報圧縮したもの等の様々な情報を適用することができる。そして、これら画像特徴量を比較して差分が閾値より小さい場合はその基準顔画像と一致するとして被写体を認証することとしてもよいし、基準顔画像の画像特徴量を教師データとして構築されたニューラルネットワークに認証対象の顔領域から求められた画像特徴量を入力し、その出力値に基づいて基準顔画像と一致するか否かを判別することとしてもよい。
例えば、図6に示すような撮影画像pが取得され、当該撮影画像から画像左側に位置する顔領域da(図中、斜線で示す領域範囲)と、画像中央に位置する顔領域db(図中、斜線で示す領域範囲)と、画像右側に位置する顔領域dc(図中、斜線で示す領域範囲)が抽出された場合、各顔領域da、db、dcについて被写体の認証が行われ、例えば顔領域daの顔画像が生徒aの基準顔画像と一致すると判別された場合には、顔領域daの被写体は生徒番号Aの生徒aであると認証される。
個人認証された生徒は撮影が行われたと判定され、撮影状況テーブル151において、認証された生徒の撮影済み枚数が1加算されてカウントが行われる(ステップS6)。
次いで、抽出された顔領域の位置、領域範囲、色、明度等の各種特徴量に基づいて、撮影画像におけるシーン適性が判定される(ステップS7)。シーン適性とは、記念写真として適切なシーン構成、画質等を有しているか否かの適性をいう。撮影画像には、被写体が画像端部に位置している、顔領域が一部欠損している、或いは著しく小さく又は大きく撮影されており主要被写体として撮影されていない、フラッシュ光の光量が多く露出オーバーになってしまった、被写体の目が赤目又は目つぶりである等、記念写真として不適切なシーン、画質のものが含まれている場合がある。そこで、抽出された顔領域の特徴量に基づいてシーン適性を判定する。
シーン適性の判定は、例えば顔領域の位置が画像全体のうち所定範囲内に無い場合は不適切な位置であると判定する、顔領域の面積が所定値より大きい又は小さい場合は不適切な大きさであると判定する、或いは顔領域の平均明度が所定値より大きい又は小さい場合は不適切な明度であると判定する等、予め各種特徴量に対して設定された適性範囲又は閾値とその顔領域から求められた各種特徴量とを比較することにより行う。なお、判定方法は特に限定せず、特徴量を用いてニューラルネットワーク等の判別手法により判定を行うこととしてもよい。
判定により、不適切なシーンであると判定された場合(ステップS7;不適切)、撮影状況管理テーブル551において、個々の生徒に対する不適切シーン枚数が1加算されカウントが行われて(ステップS8)、ステップS9の処理に移行する。一方、適切なシーンであると判定された場合(ステップS9;適切)、不適切シーン枚数のカウントは行わずに、ステップS9の処理に移行する。
ステップS9では、携帯電話10から転送された全ての撮影画像について、各生徒の撮影の有無の判定及びシーン適性の判定が行われたか否かが判別され、まだ未判定の撮影画像が有る場合は(ステップS9;N)、ステップS3の処理に戻って、次の判定対象の撮影画像について判定が行われる。一方、全ての撮影画像について判定が行われた場合(ステップS9;Y)、その判定結果に基づいて、未撮影又は不適切なシーンと判定され、適切に撮影されなかった生徒の基準顔画像、生徒氏名、生徒番号等の人物情報が取得される。つまり撮影状況テーブル551において撮影済み枚数のカウント数が0の生徒、或いは撮影済み枚数のカウント数は0ではないが、不適切シーン枚数が撮影済み枚数と同数である生徒の氏名、生徒番号が取得され、当該生徒番号に対応する基準顔画像が記憶部55から取得される。次いで、取得された生徒氏名、生徒番号、基準顔画像等の人物情報が携帯電話10に送信されると(ステップS10)、本処理を終了する。
携帯電話10では、画像判定装置50から未撮影の生徒の人物情報又は適切に撮影されなかった生徒の人物情報が受信されると、当該人物情報が撮影が必要な人物の人物情報として表示部13に表示され、撮影者に通知されると(ステップS11)、本処理を終了する。
図7に、その表示例を示す。
図7(a)は、未撮影の生徒の人物情報が表示された例である。図7(a)に示すように、表示画面上には未撮影の生徒がいることを通知するメッセージとともに、その生徒の氏名、生徒番号、顔画像が表示される。
図7(b)は、適切に撮影されなかった生徒の人物情報が表示された例である。図7(b)に示すように、表示画面上には適切に撮影されなかった生徒がいることを通知するメッセージとともに、その生徒の氏名、生徒番号、顔画像が表示される。なお、図7(a)、(b)に示す人物情報はその一例であり、その他人物を特定できるのであれば、学年やクラス等の他の情報を通知することとしてもよい。また、撮影が必要な人物の人物情報とともに、その撮影が必要な人物を捜索する際の補助となる撮影補助情報、例えば予め取得されている座席表や、参加演目の情報等を撮影者に通知することとしてもよい。
撮影者であるカメラマンは、携帯電話10の表示を見て撮影が必要な人物を確認し、人物群の中から当該撮影が必要な人物を捜索して集中的に撮影を行うことにより、人物群に属する各人物を漏れなく適切なシーンで撮影することができる。
以上のように、本実施形態によれば、人物群を撮影した撮影画像が携帯電話10により画像判定装置50に送信され、画像判定装置50において撮影画像に対し人物群を構成する各人物の撮影の有無が判定され、その判定結果に基づいて未撮影の人物に関する人物情報が撮影者の携帯電話10に送信され、携帯電話10において撮影が必要な人物の人物情報として表示されるので、撮影者は、撮影中撮影が必要な人物が誰であるのかをリアルタイムに把握することができ、複数人物からなる人物群を撮影する際の撮影漏れを防止することができる。
さらに判定時には、撮影の有無の判定に加えてさらに各人物が適切に撮影されているか否か、そのシーン適性が判定され、不適切なシーンであると判定された人物に関する人物情報が携帯電話10に送信され、携帯電話10において撮影が必要な人物の人物情報として表示されるので、撮影者は、適切に撮影されなかった人物をリアルタイムに把握することができ、当該人物を再撮影することにより、後に画像選定する際に不適切なシーンばかりでアルバムに使用できない等といった事態を回避することができる。
従って、人物群における全ての人物を適切に撮影することができ、撮影画像に対する顧客の満足度を向上させることができる。
なお、本実施形態における記述内容は、本発明を適用した撮影支援システム100の好適な一例であり、これに限定されるものでない。
例えば、上述した例では、同一の撮影者に撮影が必要な人物の人物情報を通知することとしたが、一つの人物群に対して複数の撮影者がいる場合には一の撮影者による撮影画像の判定結果に基づいて出力された撮影が必要な人物の人物情報を他の撮影者の携帯電話に送信して通知することとしてもよい。これにより、複数の撮影者間で撮影対象の人物情報を共有することができ、撮影対象の人物を分担して探して撮影する等、より効率的な撮影を行うことができる。
また、撮影状況テーブル551に基づいて各人物の撮影状況を撮影者に通知することとしてもよい。例えば、画像判定装置50において各人物に対する撮影済み枚数、不適切シーン枚数をリスト化し、そのリスト情報を各人物の撮影状況として携帯電話10に送信する。これにより、撮影者はどの人物がどのぐらい撮影されたかを把握できるので、各人物について均一に撮影することが可能となる。
その他、本実施形態における撮影支援システム100の細部構成及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
本実施の形態における撮影支援システム100のシステム構成を示す図である。 携帯電話10の内部構成を示す図である。 画像判定装置50の内部構成を示す図である。 撮影状況テーブル551のデータ構成例を示す図である。 携帯電話10と画像判定装置50とで実行される画像判定処理を説明するフローチャートである。 撮影画像における顔領域の抽出例を説明する図である。 撮影が必要な人物の人物情報の通知例を示す図である。
符号の説明
100 撮影支援システム
C デジタルカメラ
10 携帯電話
11 制御部
12 操作部
13 表示部
14 通信部
15 記憶部
16 受話部
17 送話部
18 音出力部
19 I/F
50 画像判定装置
51 制御部
52 入力部
53 表示部
54 通信部
55 記憶部
551 撮影状況テーブル
56 画像処理装置
57 画像メモリ

Claims (6)

  1. 複数の人物で構成される人物群の撮影を支援する撮影支援システムであって、
    前記人物群の撮影画像を送信する送信手段と、
    前記送信された人物群の撮影画像を受信する受信手段と、
    前記受信された撮影画像に対し、人物群を構成する各人物の撮影の有無を判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定結果に基づいて、撮影が必要な人物に関する人物情報を撮影者に通知する通知手段と、
    を備えることを特徴とする撮影支援システム。
  2. 前記通知手段は、前記判定手段による判定結果に基づき、未撮影の人物の人物情報を撮影が必要な人物の人物情報として撮影者に通知することを特徴とする請求項1に記載の撮影支援システム。
  3. 前記判定手段は、人物群を構成する人物が撮影されていると判定された撮影画像に対し、そのシーン適性をさらに判定し、
    前記通知手段は、撮影が必要な人物の人物情報として、前記判定手段により不適切なシーンであると判定された撮影画像に含まれる人物の人物情報を撮影者に通知することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮影支援システム。
  4. 複数の人物で構成される人物群の撮影を支援する撮影支援方法であって、
    前記人物群の撮影画像を送信する送信工程と、
    前記送信された人物群の撮影画像を受信する受信工程と、
    前記受信された撮影画像に対し、人物群を構成する各人物の撮影の有無を判定する判定工程と、
    前記判定工程における判定結果に基づいて、撮影が必要な人物に関する人物情報を撮影者に通知する通知工程と、
    を備えることを特徴とする撮影支援方法。
  5. 前記通知工程では、前記判定工程における判定結果に基づき、未撮影の人物の人物情報を撮影が必要な人物の人物情報として撮影者に通知することを特徴とする請求項4に記載の撮影支援方法。
  6. 前記判定工程では、人物群を構成する人物が撮影されていると判定された撮影画像に対し、そのシーン適性をさらに判定し、
    前記通知工程では、撮影が必要な人物の人物情報として、前記判定手段により不適切なシーンであると判定された撮影画像に含まれる人物の人物情報を撮影者に通知することを特徴とする請求項4又は5に記載の撮影支援方法。
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