JP3758452B2 - 記録媒体、並びに、画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

記録媒体、並びに、画像処理装置および画像処理方法 Download PDF

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    • H04N5/202Gamma control

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、画像のコントラストを補正する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、デジタルカメラやスキャナを用いて取得された画像のコントラストを強調するコントラスト補正が行われている。なお、コントラストとは一般に、画像中の背景部分と主被写体部分との濃度の差や画像中の最高濃度と最低濃度との差を指すが、ここでは、単に画像中に分布する明暗部の差の度合いをいうものとする。したがって、以下の説明におけるコントラストの補正とは、画素の濃度値を変換することにより画像の濃度ヒストグラムを補正する処理に実質的に相当する。
【0003】
コントラストの補正の一例としては、補正対象となる注目画素の周囲の一定領域において濃度ヒストグラムを求め、この濃度ヒストグラムを変形した後、累積ヒストグラムを求め、さらに、求められた累積ヒストグラムを濃度変換曲線として利用して注目画素の濃度値を変換するという手法がある。
【0004】
しかしながら、この手法(以下、「局所的ヒストグラム均等化法」という。)では各画素に関して濃度ヒストグラムを求める必要があり、計算量が膨大になるという問題を有する。
【0005】
そこで、局所的ヒストグラム均等化法を修正した手法として、画像を複数の矩形領域に分割し、各領域の濃度ヒストグラムを作成し、この濃度ヒストグラムを変形した上で累積ヒストグラムを求め、これを濃度変換曲線と利用して領域中の全画素の濃度値を変換するという手法がある。これにより、分割された領域の数だけ濃度変換曲線を求めてコントラストの補正を行うことができ、計算時間が短縮される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、画像を複数の領域へと分割し、各領域をコントラスト補正の単位とする従来のコントラスト補正方法では、領域のサイズは固定とされてきた。その結果、領域間において濃度変換曲線が大きく異なる場合、領域の境界の両側で濃度が大きく異なることとなる。もちろん、線形補間等を用いて領域間の濃度の相違を緩和することも可能であるが、境界の両側にて濃度が著しく相違する場合には、補正後の画像においても濃度のむらが目立つこととなる。
【0007】
そこで、この発明は、画像のコントラストを領域ごとに補正する際に、適切に濃度むらを抑えることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、画像のコントラストを補正するプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、コンピュータによる前記プログラムの実行は、前記コンピュータに、前記画像においてコントラストを補正する単位となる単位領域のサイズを決定する工程と、前記単位領域のサイズに従って前記画像を複数の単位領域へと分割する工程と、前記複数の単位領域に対応する複数の濃度変換特性を求める工程と、前記複数の濃度変換特性を用いて前記複数の単位領域のコントラストを補正する工程とを実行させるようになっており、前記単位領域のサイズが、前記画像のコントラスト補正量が大きいほどおよそ大きくなるように決定される。
また、請求項2の発明は、画像のコントラストを補正するプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、コンピュータによる前記プログラムの実行は、前記コンピュータに、前記画像においてコントラストを補正する単位となる単位領域のサイズを決定する工程と、前記単位領域のサイズに従って前記画像を複数の単位領域へと分割する工程と、前記複数の単位領域に対応する複数の濃度変換特性を求める工程と、前記複数の濃度変換特性を用いて前記複数の単位領域のコントラストを補正する工程とを実行させるようになっており、前記単位領域のサイズが、前記画像において所定の色要素の値が所定の範囲内である領域の大きさに基づいて決定される。
また、請求項3の発明は、画像のコントラストを補正する画像処理装置であって、前記画像においてコントラストを補正する単位となる単位領域のサイズを決定する手段と、前記単位領域のサイズに従って前記画像を複数の単位領域へと分割し、前記複数の単位領域に対応する複数の濃度変換特性を求める手段と、前記複数の濃度変換特性を用いて前記複数の単位領域のコントラストを補正する手段とを備え、前記単位領域のサイズが、前記画像のコントラスト補正量が大きいほどおよそ大きくなるように決定される。
また、請求項4の発明は、画像のコントラストを補正する画像処理装置であって、前記画像においてコントラストを補正する単位となる単位領域のサイズを決定する手段と、前記単位領域のサイズに従って前記画像を複数の単位領域へと分割し、前記複数の単位領域に対応する複数の濃度変換特性を求める手段と、前記複数の濃度変換特性を用いて前記複数の単位領域のコントラストを補正する手段とを備え、前記単位領域のサイズが、前記画像において所定の色要素の値が所定の範囲内である領域の大きさに基づいて決定される。
また、請求項5の発明は、画像のコントラストを補正する画像処理方法であって、前記画像においてコントラストを補正する単位となる単位領域のサイズを決定する工程と、前記単位領域のサイズに従って前記画像を複数の単位領域へと分割する工程と、前記複数の単位領域に対応する複数の濃度変換特性を求める工程と、前記複数の濃度変換特性を用いて前記複数の単位領域のコントラストを補正する工程とを有し、前記単位領域のサイズが、前記画像のコントラスト補正量が大きいほどおよそ大きくなるように決定される。
また、請求項6の発明は、画像のコントラストを補正する画像処理方法であって、前記画像においてコントラストを補正する単位となる単位領域のサイズを決定する工程と、前記単位領域のサイズに従って前記画像を複数の単位領域へと分割する工程と、前記複数の単位領域に対応する複数の濃度変換特性を求める工程と、前記複数の濃度変換特性を用いて前記複数の単位領域のコントラストを補正する工程とを有し、前記単位領域のサイズが、前記画像において所定の色要素の値が所定の範囲内である領域の大きさに基づいて決定される。
【0016】
【発明の実施の形態】
<1. 第1の実施の形態>
図1は第1の実施の形態に係るコントラスト補正装置1およびその周辺機器を示す図である。コントラスト補正装置1は、画像中の明暗部の差の度合いに相当するコントラストが適切となるように画像中の各画素の濃度値を補正する装置である。
【0017】
図1に示すコントラスト補正装置1は、主としてコンピュータ10により実現されており、コンピュータ10には操作者の入力を受け付けるキーボード11aおよびマウス11bが接続された構成となっている。また、コンピュータ10にはディスプレイ91およびプリンタ92が接続されており、さらに、デジタルカメラ93からメモリカードや通信ケーブル等を介して画像データが入力可能とされている。
【0018】
コンピュータ10やキーボード11a、マウス11bをコントラスト補正装置1として機能させるために、コンピュータ10には予め光ディスク、磁気ディスク、光磁気ディスク、メモリカード等の記録媒体8を介してコントラスト補正のためのプログラムがインストールされる。なお、プログラムのインストールはインターネット等のコンピュータ通信を介して行われてもよい。この場合、送信元の記録装置内のコントラスト補正用プログラムがWebサーバからコンピュータ10へと転送される。
【0019】
図2はコンピュータ10の内部構成を周辺機器とともに示すブロック図である。図2に示すように、コンピュータ10は通常のコンピュータと同様の構成となっており、各種演算処理を行うCPU101、基本プログラムを記憶するROM102、コントラスト補正用のプログラム131を記憶したり、演算処理の作業領域となるRAM103等をバスラインに接続した構成となっている。また、バスラインには、周辺機器であるディスプレイ91およびプリンタ92、コントラスト補正用のプログラム131を含む各種プログラムを記憶する固定ディスク104、記録媒体8からプログラム等を読み出す読出部105、デジタルカメラ93との間でメモリカードを介して画像データの受け渡しを行うカードスロット106、並びに、操作者からの入力を受け付けるキーボード11aおよびマウス11bが適宜インターフェイス(I/F)を介して接続される。
【0020】
コントラスト補正用のプログラム131は、読出部105(通信により得られる場合には別途設けられたや通信部)を介して固定ディスク104に取り込まれ、このプログラム131がRAM103にコピーされる。そして、CPU101がプログラム131に従って演算処理を行うことによりキーボード11aおよびマウス11bが接続されたコンピュータ10がコントラスト補正装置1として機能する。
【0021】
図3は図2中のCPU101、ROM102、RAM103等により実現される機能構成を周辺機器とともに示すブロック図である。図3では、受け渡しされるデータについても適宜図示している。また、図4および図5はコントラスト補正装置1の動作の流れを示す流れ図である。以下、図3ないし図5を参照しながら、コントラスト補正装置1の動作について説明する。
【0022】
まず、コントラスト補正装置1は、デジタルカメラ93からの画像データ51を内部のRAM103に入力する(ステップS11)。もちろん、デジタルカメラ93以外の画像取得機器としてスキャナ等が用いられてもよく、予め固定ディスク104に記録されている画像データ51をRAM103に読み出してもよい。
【0023】
画像データ51の準備が完了すると、濃度ヒストグラム算出部201により画像データ51が示す画像の画素値がRGB値からHSL値(色相、彩度、明度(濃度))に変換される(ステップS12)。その後、画像全体における濃度値に対する画素数のヒストグラム(以下、「濃度ヒストグラム」という。)が求められる(ステップS13)。なお、実際にCPU101の処理の対象となるものは「画像データ」であるが、以下の説明では、適宜、単に「画像」と呼ぶ。
【0024】
濃度ヒストグラムが作成されると、次に、シーン判定部202により濃度ヒストグラムに基づいて画像の状態が判定される(ステップS14)。画像の状態とは、露出アンダー、露出オーバー、コントラスト不足、ハイコントラスト等をいい、以下の説明では、このような画像の状態を示す情報をシーン情報と呼ぶ。シーン情報は予め複数準備されており、シーン判定部202は濃度ヒストグラムに基づいて適宜シーン情報の選択を行う。
【0025】
図6および図7は、画像から得られる濃度ヒストグラムを例示する図である。これらの図では、濃度の最小値を0とし、最大値を255としている。一般に適正なコントラストの画像の場合、濃度ヒストグラムは濃度値に対しておよそ一定の状態(あるいは、中央部がやや盛り上がった状態)となる。しかしながら、図6中、符号51にて示すように、ヒストグラムの分布が低濃度領域に偏っている場合にはシーン判定部202により画像が露出アンダーの状態であると判定され、符号52にて示すように、ヒストグラムの分布が高濃度領域に偏っている場合には露出オーバーの状態であると判定される。
【0026】
また、符号53にて示すように、ヒストグラムの分散が小さく、かつ、中間濃度領域に偏って分布している場合にはシーン判定部202により画像がコントラスト不足の状態であると判定され、図7中、符号54にて示すように、ヒストグラムが高濃度領域と低濃度領域とに分かれて分布している場合にはハイコントラストの状態であると判定される。
【0027】
シーン判定部202により選択されたシーン情報はコントラスト補正量決定部203へと渡され、コントラスト補正量が求められる(ステップS15)。コントラスト補正量とは、画像のコントラストの補正の度合いを示すパラメータであり、ここでは、便宜上、画像全体に対して同一のコントラスト補正量が用いられるものとする。なお、コントラスト補正量決定部203には画像データ51も入力されるようになっていてもよく、シーン情報のみならず画像データ51を用いてコントラスト補正量が決定されてもよい。
【0028】
また、シーン情報は領域サイズ決定部204へも渡され、画像を分割する際の分割領域のサイズが決定される(ステップS16)。
【0029】
図8は画像の分割例を示す図であり、分割された矩形の各領域61は同一の濃度変換特性(後述する濃度変換曲線)により濃度値が変換される単位となる。以下の説明では、コントラスト補正の単位となるこれらの領域を「単位領域」と呼ぶ。
【0030】
その後、決定された単位領域61のサイズが濃度変換曲線作成部205へと渡され、単位領域61のサイズに従って画像の分割が行われる(ステップS17)。
【0031】
次に、1つの単位領域61が注目領域として特定され、濃度変換曲線作成部205により注目領域の濃度ヒストグラムが作成される(ステップS21)。図9は注目領域の濃度ヒストグラムの例を示す図である。図9に示すクリップ値はコントラスト補正量決定部203から濃度変換曲線作成部205へと与えられるコントラスト補正量に相当する値であり、濃度変換曲線作成部205はこのクリップ値を用いて濃度ヒストグラム501の変形を行う。
【0032】
図10は、変形された濃度ヒストグラム502を示す図である。図10において平行斜線を付した領域512は、図9におけるクリップ値よりも上の領域511と同じ面積を有する。すなわち、図9の濃度ヒストグラム501から領域511を削除し、領域512を加えることにより図10の濃度ヒストグラム502が生成される。濃度ヒストグラムを適宜、クリップ値でクリッピングする操作は、後述の累積ヒストグラムを濃度変換曲線として利用する場合において過度のコントラスト強調を抑えることを目的としている。
【0033】
続いて、濃度変換曲線作成部205により、図11に示すように濃度ヒストグラム502の累積ヒストグラム701が生成される(ステップS22)。そして、図11において横軸を0から255までの入力濃度値とし、縦軸も0から255までの出力濃度値として扱うことにより、累積ヒストグラム701が注目領域内の各画素の濃度値を変換する濃度変換曲線として利用される。なお、実際には、濃度変換曲線は変換テーブルとして求められる。
【0034】
注目領域について濃度変換曲線が求められると、注目領域を次の単位領域61に切り替え、再度、濃度変換曲線の算出が行われる。その後、注目領域を順次切り替えることにより、全単位領域61について濃度変換曲線が求められる(ステップS23)。
【0035】
複数の濃度変換曲線が求められると、各画素の濃度値が対応する濃度変換曲線を用いて変換される。具体的には、1つの注目画素を決定し、コントラスト補正部206により注目画素の濃度値が、注目画素が属する単位領域61の濃度変換曲線を用いて変換される(ステップS24)。そして、注目画素を順次切り替えることにより画像全体について濃度値の変換、すなわち、コントラストの補正が行われる(ステップS25)。
【0036】
ここで、濃度変換曲線は単位領域61ごとに異なるため、単位領域61の境界の両側において濃度値の顕著な相違が表れないように、濃度変換の際に濃度変換曲線の補間処理が行われてもよい。
【0037】
図12は濃度変換曲線の補間の一例を説明するための図である。図12において単位領域604中の画素641の濃度値を変換する際に、互いに隣接する単位領域601,602,603,604の濃度変換曲線が関数f(x),g(x),h(x),i(x)(xは入力濃度値)として表現されるものとし、単位領域601,602,603,604の重心から画素641までの距離(符号611,612,613,614にて示す距離)をa,b,c,dとすると、補間後の濃度変換曲線は数1にて求められる。
【0038】
【数1】
Figure 0003758452
【0039】
このような補間処理を濃度変換の際に行うことにより、単位領域の境界の両側における濃度値の相違を緩和することができる。もちろん、補間処理としては、他の様々な手法が利用されてもよい。
【0040】
画像のコントラスト補正が完了すると、各画素の画素値がHSL値から出力機器に応じた形式の値へと変換される。例えば、画像がディスプレイ91に表示される場合にはHSL値がRGB値へと変換され、プリンタ92にて印刷される場合にはCMYK値へと変換される(ステップS26)。その後、補正後の画像を示す画像データ52が指定された出力機器へと出力される(ステップS27)。
【0041】
以上、コントラスト補正装置1の動作について説明してきたが、次に、図3におけるコントラスト補正量決定部203および領域サイズ決定部204の役割について説明する。
【0042】
図13ないし図15は、図9ないし図11に対応した図であり、図13および図14は、図9よりもクリップ値が大きい場合の濃度ヒストグラムの変形の様子を示す図である。すなわち、図13における濃度ヒストグラム503のうち、クリップ値よりも上の領域513の面積と、図14における濃度ヒストグラム504の領域514の面積とが等しくされている。
【0043】
クリップ値が大きい場合、領域513の面積は図9に示した領域511よりも小さくなり、濃度ヒストグラム504の累積ヒストグラム702は図15に示すように最大傾斜がきつい曲線となる。したがって、図15に示す濃度変換曲線を用いて濃度変換を行うと、図11に示す濃度変換曲線を用いて濃度変換を行う場合よりもコントラストの強調の度合いが高くなる。このように、通常、クリップ値が大きいほど、コントラストの強調の度合いが高くなる。
【0044】
また、クリップ値(すなわち、コントラスト補正量)は、既述のように、シーン情報や画像データに基づいてコントラスト補正量決定部203により決定される。シーン情報には露出アンダー、露出オーバー、コントラスト不足、ハイコントラスト等が含まれるが、一般に、これらのシーン情報が得られる画像では、濃度ヒストグラムの分布に偏りがあるため、全体的あるいは部分的にコントラスト不足が生じている。したがって、これらのシーン情報が得られた場合には、通常の画像の場合よりも大きなコントラスト補正量がコントラスト補正量決定部203により決定される。
【0045】
一方、通常よりも大きなコントラスト補正量が決定されるシーン情報の場合、領域サイズ決定部204では単位領域のサイズが通常よりも大きくなるように決定される。
【0046】
図16ないし図20は、コントラスト補正量を大きくしたにも関わらず、単位領域のサイズをそのままにした場合の問題点を説明するための図である。図16に例示する画像おいて、単位領域62は背景のみを含む領域であり、濃度ヒストグラムを求めると図17に示すようにハイライト側に偏ったものとなる。したがって、濃度変換曲線はおよそ図18に示すようにハイライト側で最大傾斜を有する曲線となる。
【0047】
一方、単位領域63は背景と主被写体とを含む領域であり、濃度ヒストグラムを求めると図19のように複数のピークを有するものとなる。したがって、濃度変換曲線はおよそ図20に示すようになり、図18とは大きく異なる曲線となる。
【0048】
これに対し、図21に示すように、単位領域のサイズを大きくした場合、図21中の単位領域64および単位領域65の双方に背景と主被写体とが含まれるため、これらの単位領域から導かれる濃度変換曲線の相違は少なくなる。換言すれば、単位領域を大きくすると広範囲の画像の情報から濃度変換曲線が導かれることから、単位領域ごとの濃度変換曲線の相違が抑えられる。
【0049】
以上のように、濃度変換曲線(すなわち、変換特性)の単位領域間の相違は、単位領域のサイズが小さいほど顕著となる。また、この相違は、一般にコントラスト補正量(クリップ値)が大きいほど顕著となる。したがって、画像の細部まで反映したコントラスト補正を行うためにコントラスト補正量を大きくしたにも関わらず単位領域のサイズを通常の画像の場合と同一にすると、単位領域の境界の両側で濃度値が大きく異なってしまう(すなわち、画像の濃度むらが大きくなる)という問題が生じる。
【0050】
そこで、この実施の形態に係るコントラスト補正装置1では、コントラスト補正量が大きくなるシーン情報が得られた場合には、領域サイズ決定部204にて単位領域のサイズとして大きなサイズが決定される。その結果、濃度むらを適切抑えることができるようになっている。
【0051】
例えば、通常のコントラスト補正量では、単位領域のサイズとして64×64画素のサイズが採用される場合において、コントラスト補正量が大きい場合には、単位領域のサイズが128×128画素に決定される。コントラスト補正量がさらに大きい場合には、単位領域のサイズが256×256画素に決定される。このように、単位領域のサイズはコントラスト補正量が大きいほどおよそ大きくなるように決定される。
【0052】
<2. 第2の実施の形態>
第1の実施の形態では、シーン情報を画像の濃度ヒストグラムの分布に基づいて求めるようにしているが、第2の実施の形態として他のシーン情報を利用する形態について説明する。
【0053】
図22は第2の実施の形態におけるコントラスト補正装置1の機能構成の一部を示すブロック図であり、図23はコントラスト補正装置1の動作の一部を示す流れ図である。図22および図23は第1の実施の形態における図3および図4の一部に対応しており、第2の実施の形態に係るコントラスト補正装置1は、図3における濃度ヒストグラム算出部201を判定領域算出部201aに置き換え、図4におけるステップS13をステップS13aに置き換えた点を除いて、第1の実施の形態と同様である。
【0054】
第2の実施の形態では、判定領域算出部201aにより、入力された画像の画素値がHSL値へと変換された後(ステップS12)、シーン判定を行うための判定領域の抽出が行われる(ステップS13a)。判定領域は、濃度値が所定の範囲内の画素が存在する領域として求められたり、色相が所定の範囲内の画素が存在する領域として求められる。そして、求められた判定領域に基づいてシーン判定部202によりシーン判定が行われ、シーン情報が特定される(ステップS14)。その後、第1の実施の形態と同様に、シーン情報に基づいてコントラスト補正量および単位領域のサイズが求められ、単位領域ごとにコントラストの補正が行われる(図4:ステップS15〜S17、図5:ステップS21〜S27)。
【0055】
シーン判定(ステップS14)では、例えば、所定の濃度値よりも高い濃度値を有する領域が画像の周辺部に存在し、所定の濃度値よりも低い濃度値を有する領域が画像の中央部に存在する場合は、逆光の環境にて撮影された画像であると判定される。また、所定の濃度値よりも低い濃度値を有する領域が画像全体に渡る場合には夜景の画像であると判定される。
【0056】
色相についても同様にシーン判定に利用することが可能であり、例えば、赤色から黄色に偏っている領域が大きい場合には夕焼けの画像であると判定され、中央に同一の色の大きな領域が存在する場合には顔等のアップ撮影の画像であると判定される。
【0057】
このように、濃度、色相等(彩度、RGB値、L***値等であってもよい。)の所定の色の要素の値が、所定の範囲内である判定領域を抽出することによりシーン判定を行うことができる。特に、判定領域が大きい場合には、濃度や色相等がほぼ一定の領域(いわゆる、ベタ領域)が大きいことを示しており、このような画像では、単位領域のサイズを小さくすると単位領域間の濃度変換曲線の相違が濃度むらとして顕著に表れてしまう。
【0058】
そこで、コントラスト補正装置1ではコントラスト補正量とは無関係に、各種判定領域の大きさから逆光、夜景、夕焼け、アップ撮影等のシーン情報が導かれた場合には、領域サイズ決定部204が単位領域のサイズを大きなものに決定するようになっている。
【0059】
なお、逆光の場合には、部分的にコントラスト不足になりがちとなることから、逆光を示すシーン情報の場合にはコントラスト補正量決定部203にてコントラスト補正量として大きな値が設定される。
【0060】
また、上記動作では、判定領域の大きさや状態から導かれるシーン情報に応じて単位領域のサイズを大きくするようにしているが、判定領域の大きさと単位領域のサイズとを直接関連付けてもよい。例えば、判定領域の大きさは逆光、夜景、夕焼け、アップ撮影等の程度を示す指標として利用することができ、判定領域が大きいほど単位領域のサイズをおよそ大きなものに設定するようにしてもよい。
【0061】
<3. 第3の実施の形態>
第1および第2の実施の形態では、シーン情報を画像の状態から自動的に導き出すようにしているが、シーン情報は画像の状態を特定する情報として予め与えられていてもよい。以下に、第3の実施の形態としてシーン情報が予め与えられる例について説明する。
【0062】
図24は第3の実施の形態に係るコントラスト補正装置1の機能構成の一部を示すブロック図であり、図25はコントラスト補正装置1の動作の流れの一部を示す流れ図である。図24では、図3における濃度ヒストグラム算出部201およびシーン判定部202が省略された様子を示しており、図25では、図4におけるステップS13およびステップS14が省かれ、ステップS11aが追加された様子を示している。他の構成および動作については第1の実施の形態と同様である。
【0063】
図24に示すように第3の実施の形態では、画像データとともにシーン情報もデジタルカメラ93からコントラスト補正量決定部203および領域サイズ決定部204に与えられるようになっている(ステップS11,S11a)。画像データは、濃度変換曲線作成部205へと与えられHSL値へと変換される(ステップS12)。
【0064】
コントラスト補正量決定部203では、シーン情報(および、必要ならば画像データ)を用いてコントラスト補正量を求める(図4:ステップS15)。一方、領域サイズ決定部204では、デジタルカメラ93から与えられたシーン情報に基づいて単位領域のサイズを決定する(ステップS16)。その後、画像の分割が行われた後、第1の実施の形態と同様に、各単位領域の濃度変換曲線が求められ、画像のコントラストの補正が行われる(ステップS17、図5:ステップS21〜S27)。
【0065】
ここで、デジタルカメラ93からコントラスト補正装置1へと与えられるシーン情報には大きく分けて2種類のものがある。一つは、露出値(シャッタスピードや絞り値)、フラッシュの自動ON/OFF、測光センサの値等の撮影の際のデジタルカメラ93の撮影条件であり、もう一つは、風景モード、夜景モード、室内モード等の撮影モード、固定露出値、フラッシュの強制ON/OFF等の操作者によりデジタルカメラ93に入力された情報である。これらには、実質的に互いに共通の項目もあるが、前者は撮影の際に(あるいは、撮影後に)確定するシーン情報であるのに対し、後者は撮影の前に決定されるシーン情報であるという点で相違する。
【0066】
そして、領域サイズ決定部204では、例えば、測光センサの値に比べて露出値が大きい場合には単位領域のサイズを大きなものに決定したり、夜景モードであることを参照して単位領域のサイズを大きなものに決定する。
【0067】
このように、シーン情報としてデジタルカメラ93から伝達される撮影に係る情報を利用することにより、適切なコントラスト補正を実現することができる。
【0068】
図24に示す例では、デジタルカメラ93からシーン情報が与えられるものとして説明したが、操作者がディスプレイ91に表示された画像を見ながらキーボード11aやマウス11bを介して露出アンダー、露出オーバー、コントラスト不足、ハイコントラスト等のシーン情報をコントラスト補正装置1に設定するようになっていてもよい。この場合、デジタルカメラ93のみならず、スキャナやコンピュータ通信を用いて取得された画像に対しても単位領域の大きさがシーン情報に基づいて決定されることにより、適切なコントラスト補正が実現される。
【0069】
<4. 変形例>
以上、この発明に係る実施の形態について説明してきたが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
【0070】
例えば、上記実施の形態では、単位領域の濃度値に関する累積ヒストグラムを濃度変換曲線として利用しているが、小林直樹他「自然画像表示のための高速な局所的コントラスト強調」(電子情報通信学会論文誌, D-II, vol.J77-D-II, No.3, pp.502-509, 1994/3)のように単位領域の平均濃度から予め準備された濃度変換曲線が選択されるようになっていてもよい。
【0071】
また、コントラスト補正量の変更は、単に、濃度変換曲線の状態を変更することにより行われてもよい。この場合、濃度変換曲線のハイライト部を上げ、シャドウ部を下げる度合いがコントラスト補正量に相当する。さらに、コントラスト補正は、濃度値の最大値と最小値との差を大きくすることにより行われてもよく、この場合、濃度値の最大値と最小値との差の変更量がコントラスト補正量に相当する。
【0072】
また、コントラスト補正量は単位領域ごとに同一である必要はない、例えば、逆光の場合に、中央部のみコントラスト補正量を大きくしてもよい。
【0073】
また、単位領域のサイズ、形状も上記実施の形態に限定されるものではなく、単位領域ごとにコントラストを補正するのであるならばどのような手法が用いられてもよい。
【0074】
また、上記第1および第2の実施の形態では、濃度ヒストグラムからシーン情報を求める際に、画素値をHSL値に変換しているが、濃度値が特定される他の値(例えば、L***値)に変換されてもよい。また、第1の実施の形態においてシーン情報を導くヒストグラムは濃度ヒストグラムに限定されるものではなく、彩度ヒストグラム、色相ヒストグラム、あるいは、RGB値それぞれのヒストグラム等であってもよい。例えば、色相ヒストグラムにより、夕焼けや夜景といったシーンを判定することができる。
【0075】
また、上記実施の形態では、記録媒体8からコントラスト補正用のプログラム131がコンピュータ10にインストールされるようになっているが、記録媒体8は可搬性の媒体に限定されるものではなく、固定ディスクのように固定設置された記録装置が含められてもよい。記録装置はインターネット等の通信網を介してコンピュータ10に接続されてもよい。
【0076】
また、上記実施の形態では、主としてコンピュータ10をコントラスト補正装置1として機能させる場合について説明したが、図3に示す機能構成の全部または一部が専用の電気的回路として構築されていてもよい。また、プログラム131は他のプログラムと協調してコンピュータ10をコントラスト補正装置1として機能させるようになっていてもよい。
【0077】
【発明の効果】
請求項1ないしに記載の発明では、コントラスト補正による濃度むらを適切に抑えることができる。
【0078】
また、単位領域のサイズを適切なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コントラスト補正装置であるコンピュータおよびその周辺機器の示す図である。
【図2】コンピュータの内部構成を示すブロック図である。
【図3】第1の実施の形態におけるコントラスト補正装置の機能構成を示すブロック図である。
【図4】第1の実施の形態におけるコントラスト補正装置の動作の流れを示す流れ図である。
【図5】第1の実施の形態におけるコントラスト補正装置の動作の流れを示す流れ図である。
【図6】濃度ヒストグラムを例示する図である。
【図7】濃度ヒストグラムを例示する図である。
【図8】単位領域を例示する図である。
【図9】濃度変換曲線を求める様子を説明するための図である。
【図10】濃度変換曲線を求める様子を説明するための図である。
【図11】濃度変換曲線を例示する図である。
【図12】濃度変換曲線の補間の様子を説明するための図である。
【図13】濃度変換曲線を求める様子を説明するための図である。
【図14】濃度変換曲線を求める様子を説明するための図である。
【図15】濃度変換曲線を例示する図である。
【図16】サイズの小さい単位領域を例示する図である。
【図17】単位領域における濃度ヒストグラムを例示する図である。
【図18】単位領域における濃度変換曲線を例示する図である。
【図19】他の単位領域における濃度ヒストグラムを例示する図である。
【図20】他の単位領域における濃度変換曲線を例示する図である。
【図21】サイズの大きい単位領域を例示する図である。
【図22】第2の実施の形態におけるコントラスト補正装置の機能構成の一部を示すブロック図である。
【図23】第2の実施の形態におけるコントラスト補正装置の動作の一部を示す図である。
【図24】第3の実施の形態におけるコントラスト補正装置の機能構成の一部を示すブロック図である。
【図25】第3の実施の形態におけるコントラスト補正装置の動作の一部を示す図である。
【符号の説明】
1 コントラスト補正装置
9 記録媒体
10 コンピュータ
51〜54 濃度ヒストグラム
61〜65,601〜604 単位領域
131 プログラム
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 固定ディスク
204 領域サイズ決定部
205 濃度変換曲線作成部
206 コントラスト補正部
701,702 濃度変換曲線
S13,S13a,S13b,S16,S17,S21〜S25 ステップ

Claims (6)

  1. 画像のコントラストを補正するプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、コンピュータによる前記プログラムの実行は、前記コンピュータに、
    前記画像においてコントラストを補正する単位となる単位領域のサイズを決定する工程と、
    前記単位領域のサイズに従って前記画像を複数の単位領域へと分割する工程と、
    前記複数の単位領域に対応する複数の濃度変換特性を求める工程と、
    前記複数の濃度変換特性を用いて前記複数の単位領域のコントラストを補正する工程と、
    を実行させるようになっており、
    前記単位領域のサイズが、前記画像のコントラスト補正量が大きいほどおよそ大きくなるように決定されることを特徴とする記録媒体。
  2. 画像のコントラストを補正するプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、コンピュータによる前記プログラムの実行は、前記コンピュータに、
    前記画像においてコントラストを補正する単位となる単位領域のサイズを決定する工程と、
    前記単位領域のサイズに従って前記画像を複数の単位領域へと分割する工程と、
    前記複数の単位領域に対応する複数の濃度変換特性を求める工程と、
    前記複数の濃度変換特性を用いて前記複数の単位領域のコントラストを補正する工程と、
    を実行させるようになっており、
    前記単位領域のサイズが、前記画像において所定の色要素の値が所定の範囲内である領域の大きさに基づいて決定されることを特徴とする記録媒体。
  3. 画像のコントラストを補正する画像処理装置であって、
    前記画像においてコントラストを補正する単位となる単位領域のサイズを決定する手段と、
    前記単位領域のサイズに従って前記画像を複数の単位領域へと分割し、前記複数の単位領域に対応する複数の濃度変換特性を求める手段と、
    前記複数の濃度変換特性を用いて前記複数の単位領域のコントラストを補正する手段と、
    を備え、
    前記単位領域のサイズが、前記画像のコントラスト補正量が大きいほどおよそ大きくなるように決定されることを特徴とする画像処理装置。
  4. 画像のコントラストを補正する画像処理装置であって、
    前記画像においてコントラストを補正する単位となる単位領域のサイズを決定する手段と、
    前記単位領域のサイズに従って前記画像を複数の単位領域へと分割し、前記複数の単位領域に対応する複数の濃度変換特性を求める手段と、
    前記複数の濃度変換特性を用いて前記複数の単位領域のコントラストを補正する手段と、
    を備え、
    前記単位領域のサイズが、前記画像において所定の色要素の値が所定の範囲内である領域の大きさに基づいて決定されることを特徴とする画像処理装置。
  5. 画像のコントラストを補正する画像処理方法であって、
    前記画像においてコントラストを補正する単位となる単位領域のサイズを決定する工程と、
    前記単位領域のサイズに従って前記画像を複数の単位領域へと分割する工程と、
    前記複数の単位領域に対応する複数の濃度変換特性を求める工程と、
    前記複数の濃度変換特性を用いて前記複数の単位領域のコントラストを補正する工程と、
    を有し、
    前記単位領域のサイズが、前記画像のコントラスト補正量が大きいほどおよそ大きくなるように決定されることを特徴とする画像処理方法。
  6. 画像のコントラストを補正する画像処理方法であって、
    前記画像においてコントラストを補正する単位となる単位領域のサイズを決定する工程と、
    前記単位領域のサイズに従って前記画像を複数の単位領域へと分割する工程と、
    前記複数の単位領域に対応する複数の濃度変換特性を求める工程と、
    前記複数の濃度変換特性を用いて前記複数の単位領域のコントラストを補正する工程と、
    を有し、
    前記単位領域のサイズが、前記画像において所定の色要素の値が所定の範囲内である領域の大きさに基づいて決定されることを特徴とする画像処理方法。
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