JP5089797B2 - 画像処理装置及びその制御方法 - Google Patents

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本発明は、画像処理装置及びその制御方法に関する。
従来、入力画像信号の特徴に応じて階調変換処理(例えば、γ変換処理)を実行する画像処理方法がある(以後、このようなγ変換処理をダイナミックγ処理と表記する)。そのような方法は、例えば、特許文献1〜3に開示されている。
具体的には、特許文献1には、1フレーム分の輝度ヒストグラムから累積ヒストグラムを作成し、累積ヒストグラムからγカーブを生成してダイナミックγ処理を行う方法が開示されている。特許文献2,3には、入力画像信号の輝度ヒストグラムにおける低階調側と高階調側のピーク値(極大値となる度数)から暗部と明部の基準値を設定し、設定した基準値に応じたダイナミックγ処理を行う方法が開示されている。特許文献4には、輝度ヒストグラムにおいて度数が所定の上限値以上となる階調値、所定の下限値以下となる階調値に対し、それぞれ、度数を上限値、下限値として階調補正を行う手法が開示されている。
特開平03−126377号公報 特開平08−204963号公報 特開平06−350873号公報 特開2001−125535号公報
しかしながら、累積ヒストグラムからγカーブを生成する従来の方法では、度数が多い階調値周辺の階調範囲の階調性が高められる。そのため、階調性を高めることが望ましい階調値(画像内の物体の階調値)であっても、当該階調値の度数が他の階調値の度数に比べて少ない場合には階調性をあまり高めることができない虞がある。
具体的には、図18(a)のように、主な階調値が階調値aであるレターボックス、主な階調値が階調値bである物体B、主な階調値が階調値cである物体Cを含む画像(入力画像信号)が入力されたとする。輝度ヒストグラムにおける階調値aの度数が、階調値b,cの度数よりもはるかに多い場合には、階調値a周辺で累積度数が大きく変化し、階調値b,c周辺では累積度数があまり変化しないような累積ヒストグラムが作成される。そのような累積ヒストグラムからγカーブを生成すると、階調値a周辺の階調範囲の階調性が高められ、階調値b,c周辺の階調範囲の階調性はあまり高められない。
低階調側と高階調側のピーク値から暗部と明部の基準値を設定する方法においても同様である。例えば、画像が同一色の領域(例えば、レターボックスや、データ放送などの図形や文字)を含む場合に、輝度ヒストグラムにおいてその領域の階調値の度数が大きくなってしまう(そのような階調値は大きなピーク値を示す)。そのため、最適な基準値を設定すること、ひいては、最適なγカーブを生成することができず、小さいピーク値を示す階調値周辺の階調範囲の階調性を高めることができない。
輝度ヒストグラムにおいて度数を所定の値に制限して階調補正を行う手法においても同様である。例えば、図18(a)のような画像が入力されたとする。図18(b)に示す
ように、そのような画像から得られた輝度ヒストグラムにおいて、レターボックスの階調値aの度数が予め定められた制限値を上回っていた場合には、階調値aの度数は予め定められた制限値に補正される。その結果、図18(c)のような累積ヒストグラム(輝度ヒストグラムの低階調側から高階調側へ向かって度数を累積して作成したヒストグラム)が得られる。階調値cの度数は階調値bよりも比較的多い。そのため、階調値aの度数を制限値にしたことにより、階調値a周辺の階調範囲と階調値c周辺の階調範囲の階調性を高めるγカーブを生成することが可能となる。しかしながら、このような方法を用いたとしても、比較的度数が多い階調値周辺の階調範囲の階調性を高めるγカーブが生成されるため、比較的度数の少ない階調値周辺の階調範囲の階調性はあまり高められない。例えば、図18の例では、階調値b周辺の階調範囲の階調性はあまり高められない。
そこで、本発明は、階調性を高めることが望ましい階調値の度数が他の階調値の度数に比べて少ない場合であっても、その階調値周辺の階調範囲の階調性を高める階調補正パラメータを生成することのできる技術を提供することを目的とする。
本発明の画像処理装置は、入力された画像を複数の領域に分割し、領域毎のヒストグラムを作成するヒストグラム作成手段と、領域毎に、その領域のヒストグラムにおいて、度数が所定の閾値以上かつ極大値である階調値であって、当該階調値を含む所定範囲内の度数の変動量が所定の基準よりも小さい階調値を該領域の注目階調として検出する検出手段と、領域毎に、その領域の注目階調を含む予め定められる階調範囲の階調性を高める入出力階調変換特性を有する階調補正パラメータを生成する階調補正パラメータ生成手段と、階調補正パラメータを用いて画像の階調を補正する補正手段と、を有し、前記補正手段は、画素毎に、その画素の属する第1の領域に対して生成された階調補正パラメータと、前記第1の領域に隣接する第2の領域に対して生成された階調補正パラメータとを用い、その画素と、前記第1の領域及び前記第2の領域との位置関係に基づいた重み付け合成処理をすることにより、前記画像の階調を補正する
本発明の画像処理装置の制御方法は、入力された画像を複数の領域に分割し、領域毎のヒストグラムを作成するヒストグラム作成ステップと、その領域のヒストグラムにおいて、度数が所定の閾値以上かつ極大値である階調値であって、当該階調値を含む所定範囲内の度数の変動量が所定の基準よりも小さい階調値を該領域の注目階調として検出する検出ステップと、注目階調を含む予め定められる階調範囲の階調性を高める入出力階調変換特性を有する階調補正パラメータを生成する階調補正パラメータ生成ステップと、階調補正パラメータを用いて画像の階調を補正する補正ステップと、を有し、補正ステップでは、画素毎に、その画素の属する第1の領域に対して生成された階調補正パラメータと、第1
の領域に隣接する第2の領域に対して生成された階調補正パラメータとを用いた、その画素と、第1の領域及び第2の領域との位置関係に基づいた重み付け合成処理が行われることにより、画像の階調が補正される
本発明によれば、階調性を高めることが望ましい階調値の度数が他の階調値の度数に比べて少ない場合であっても、その階調値周辺の階調範囲の階調性を高める階調補正パラメータを生成することのできる技術を提供することができる。
実施例1に係る画像処理装置の機能構成を示すブロック図。 入力された画像と分割された領域の一例を示す図。 暗部注目階調を検出する際の処理の流れの一例を示すフローチャート。 輝度ヒストグラムの一例を示す図。 図4の輝度ヒストグラムにおける各階調値と度数を示す表。 明部注目階調を検出する際の処理の流れの一例を示すフローチャート。 各領域の暗部注目階調と明部注目階調の一例を示す図。 実施例1において生成されるγカーブの一例を示す図。 実施例2に係る画像処理装置の機能構成を示すブロック図。 実施例2における輝度値の補正方法を説明するための図。 実施例3に係る画像処理装置の機能構成を示すブロック図。 注目階調が検出されない画像の輝度ヒストグラムの一例を示す図。 実施例3における暗部γカーブ選択処理の一例を示すフローチャート。 予め記憶されている階調補正パラメータの一例を示す図。 階調値0の度数が多い画像の輝度ヒストグラムの一例を示す図。 実施例4に係る画像処理装置の機能構成を示すブロック図。 ヒストグラム前処理部による処理前後のヒストグラムの一例を示す図。 従来技術を説明する図。
<実施例1>
以下、本発明の実施形態に係る画像処理装置及びその制御方法の具体的な実施例1について説明する。
図1は本実施例に係る画像処理装置の機能構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施例に係る画像処理装置100は、ヒストグラム作成部101、注目階調検出部102、γカーブ生成部103、γ変換部104、入力端子105、出力端子106を有する。
ヒストグラム作成部101は、入力された画像(入力画像信号)から輝度ヒストグラムを作成する(ヒストグラム作成手段)。本実施例では、ヒストグラム作成部101は、入力された画像を複数の領域に分割し、領域毎の輝度ヒストグラムを作成するものとする。具体的には、1920×1080の画像が入力され、当該画像が、図2に示すように、4×4の領域(互いに大きさの等しい16の領域)に分割されるものとする。また、図2に示すように、ヒストグラム作成部101は、各領域を識別情報(番号など;図中blk1〜blk16)により区別することができるものとする。
なお、本実施例では、作成される輝度ヒストグラムにおいて、階調は、階調値0〜255の256カテゴリに分類されているものとする。但し、カテゴリの数はこれに限らず、例えば128や512であってもよい。また、図2の例では入力された画像を16の領域に分割する場合について示しているが、領域の数はこれに限らない。例えば、入力された画像を10×5や5×3の領域に分割してもよいし、分割しなくてもよい。
注目階調検出部102は、ヒストグラム作成部101で作成された輝度ヒストグラムから注目階調を検出する(検出手段)。具体的には、領域毎の輝度ヒストグラムからそれぞれ注目階調を検出する。注目階調とは、階調性を高めることが望ましい階調値であり、輝度ヒストグラムにおいて以下の条件を満たす階調値である。
条件1.度数が所定の閾値以上である。
条件2.度数が極大値(ピーク値)である。
条件3.その階調値(注目階調か否かの判断の対象とする階調値)を含む所定範囲内の度数の変動量(局所的な度数の変化量)が所定の基準よりも小さい。
条件1は、度数が極めて少ない階調値をノイズとして除外するための条件である。
階調性を高めることが望ましい階調値では、輝度ヒストグラムにおいて度数がピークとして現れる。条件2は、そのような階調値を検出するための条件である。度数が極大値か否かは、例えば、注目階調か否かの対象とする階調値の度数と、その前後それぞれm個の
階調値(mは1以上の整数)の度数とを比較することにより判断すればよい。なお、対象とする階調値の前後それぞれm個の階調値とは、対象とする階調値よりも小さなm個の階調値と、対象とする階調値よりも大きなm個の階調値を意味する。
また、画像が同一色(同一の階調値)の領域(例えば、レターボックスや、データ放送などの図形や文字)を含む場合に、そのような領域の階調値の度数は、その階調値の前後の階調値の度数に比べ極端に多くなる。即ち、その階調値を含む所定範囲内の度数の変動量が大きくなる(前の階調値や後の階調値からの度数の変化が急峻となる)。そのような領域(そのような領域の階調値)は、階調性を高める必要が無いため、除外する必要がある。条件3はそのような領域を除外するための条件である(即ち、所定の基準とは、同一色の領域を除外するための基準である)。条件3を満たすか否かは、例えば、注目階調とするか否かの判断の対象とする階調値の度数と、その階調値を除く前後それぞれn個の階調値(nは1以上の整数)の度数の総和に所定値を乗算した値とを比較することにより判断すればよい。
例えば、注目階調か否かの判断の対象とする階調値をi、階調値iの度数をh(i)、所定の閾値をth、mをra1、nをra2、所定値をkとすると、条件1〜3は、それぞれ、以下の式1〜3のように表すことができる。
Figure 0005089797
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閾値thは、例えば、1つの輝度ヒストグラムの総度数(即ち、1つの領域内の総画素数)の1%の値である。本実施例では、1920×1080の画像を互いに大きさの等しい16の領域に分割しているため、閾値thを1920×1080÷16×0.01=1296とする。なお、閾値thは、総度数の1%に限らず、階調性を高めることが望ましい階調値を検出することができれば、どのような値であってもよい(例えば、総度数の3%や5%など)。
式2において、本実施例では、ra1を2とする。即ち、度数h(i)と、その前後それぞれ2つの階調値の度数h(i−2),h(i−1),h(i+1),h(i+2)とを比較し、度数h(i)が最も大きかった場合に階調値iが条件2を満たすものとする(度数h(i)を極大値とみなす)。なお、ra1は2に限らず、度数h(i)が極大値であるか否か判断することができれば、どのような値であってもよい(例えば、3や5など)。
式3において、本実施例では、ra2を2、kを1.2とする。即ち、度数h(i)が、階調値iを除く前後それぞれ2つの階調値の度数の総和の1.2倍(=1.2×(h(i−2)+h(i−1)+h(i+1)+h(i+2)))より小さい場合に階調値iが条件3を満たすものとする(階調値iを含む所定範囲内の度数の変動量が所定の基準よりも小さいものとみなす)。なお、ra2やkはこの値に限らず、同一色の領域の階調を除外することができれば、どのような値であってもよい(例えば、ra2=3や5、k=1.5や2など)。なお、本実施例では、度数h(i)と、階調値iを除く前後それぞれn個の階調値の度数の総和に所定値kを乗算した値とを比較するものとしたが、度数h(i
)と、階調値iを含む前後それぞれn個の階調値の度数の総和に所定値kを乗算した値とを比較してもよい。同一色の領域の階調値を除外することができれば、どのように判断してもよい。
また、本実施例では、注目階調検出部102は、階調を暗部と明部に分けて、暗部の注目階調(暗部注目階調)と明部の注目階調(明部注目階調)を検出するものとする。具体的には、階調2〜126を暗部とする。暗部の低階調側から条件1〜3を満たす階調値を探索し、最初に検出された条件1〜3を満たす階調値を暗部注目階調とする。即ち、条件1〜3を満たす階調値が複数存在する場合には、最も低階調側の階調値を暗部注目階調とする。また、階調2〜126の中に条件1〜3を満たす階調値が無い場合には、注目階調検出部102は階調128を暗部注目階調とする。なお、本実施例では、前後それぞれ2つの階調値の度数を注目階調の検出に用いるため、階調値0,1を探索範囲から除いている。
そして、階調値130〜253を明部とする。明部の高階調側から条件1〜3を満たす階調値を探索し、最初に検出された条件1〜3を満たす階調値を明部注目階調とする。即ち、条件1〜3を満たす階調値が複数存在する場合には、最も高階調側の階調値を明部注目階調とする。また、階調値130〜253の中に条件1〜3を満たす階調値が無い場合には、注目階調検出部102は階調値128を明部注目階調とする。なお、本実施例では、前後それぞれ2つの階調値の度数を注目階調の検出に用いるため、階調値254,255を探索範囲から除いている。
以下、暗部注目階調を検出する際の処理の流れについて、図3〜5を用いて説明する。図3は暗部注目階調を検出する際の処理の流れの一例を示すフローチャートである。図4は輝度ヒストグラムの一例を示す図であり、以下では、図4の輝度ヒストグラムから注目階調を検出する場合について説明する。図5は、図4の輝度ヒストグラムにおける各階調値と度数を示す表である。上述したように、本実施例では暗部注目階調を検出する際に、低階調側(階調値2)から順に処理対象の階調値iとする。なお、図5において省略されている階調値2〜13は条件1〜3を満たしていないものとし、以下では階調値14以降に対する処理について詳しく説明する。
まず、ステップS11では、注目階調検出部102が階調値iが階調値127か否かを判定する。階調値iが階調値127である場合には(ステップS11:YES)、注目階調検出部102は階調値128を注目階調とし、処理を終了する。階調値14は階調値127ではないため(ステップS11:NO)、ステップS12に進む。ステップS12では、注目階調検出部102が階調値iが条件1(式1)を満たすか否かを判定する。階調値14の度数は500(<1296)であり、階調値14は条件1を満たしていないため(ステップS12:NO)、ステップS11へ戻る。また、ステップS11へ戻る際に、注目階調検出部102はiに1を加算する。即ち、階調値14の次には、階調値15が処理対象の階調値とされる。
ステップS11において、階調値15は階調値127ではないと判定されるため、ステップS12に進む。ステップS12において、階調値15の度数は2500であり、階調値15は条件1を満たしているため(ステップS12:YES)、ステップS13に進む。ステップS13では、注目階調検出部102が階調値iが条件2(式2)を満たすか否かを判定する。階調値15の度数2500は階調値16の度数12000より小さく、階調値15は条件2を満たしていないため(ステップS13:NO)、注目階調検出部102がiに1を加算し、ステップS11へ戻る。
ステップS11において、階調値16は階調値127ではないと判定されるため、ステ
ップS12に進む。階調値16は条件1,2を満たしているため(ステップS12,13:YES)、ステップS14に進む。ステップS14では、注目階調検出部102が階調値iが条件3(式3)を満たすか否かを判定する。階調値14,15,17,18の度数の総和は6000であり、この値に1.2を乗算した値は7200である。階調値16の度数は7200より大きく、階調値16は条件3を満たしていないため(ステップS14:NO)、注目階調検出部102がiに1を加算し、ステップS11へ戻る。
このように条件1〜3を満たしている(度数が式1〜3を満たしている)階調が探索される。図4,5に示す輝度ヒストグラムの場合には、条件1〜3を満たす階調として、最初に階調値32が検出される。そのため、階調値32が暗部注目階調とされる。
次に、明部注目階調を検出する際の処理の流れについて、図6を用いて説明する。図6は明部注目階調を検出する際の処理の流れの一例を示すフローチャートである。上述したように、本実施例では明部注目階調を検出する際に、高階調側(階調値253)から順に処理対象の階調値iとする。
まず、注目階調検出部102が階調値iが階調値129か否かを判定する(ステップS21)。階調値iが階調値129である場合には(ステップS21:YES)、注目階調検出部102は階調値128を注目階調とし、処理を終了する。処理対象の階調値iが階調129でない場合には、ステップS22へ進む。ステップS22〜S24の処理は、それぞれ、図3のステップS12〜S14の処理と同様のため、説明は省略する。階調値iが条件1〜3の少なくともいずれか1つを満たさない場合には、注目階調検出部102がiから1を減算し、ステップS21へ戻る。
以上述べた方法で、各領域の暗部注目階調及び明部注目階調が検出される。
本実施例では、各領域の暗部注目階調が図7(a)のように検出され、明部注目階調が図7(b)のように検出されたとする。
γカーブ生成部103は、注目階調周辺の階調範囲の階調性を高めるための階調補正パラメータ(γカーブ)を生成する(階調補正パラメータ生成手段)。本実施例では、入力された画像について、1つのγカーブを生成する。具体的には、領域毎に検出された複数の暗部注目階調のうち、最も低階調側の階調周辺の階調範囲、及び、領域毎に検出された複数の明部注目階調のうち、最も高階調側の階調周辺の階調範囲の階調性を高めるためのγカーブが生成されるものとする。それにより、黒つぶれや白とびを抑制することが可能となる。
本実施例では、図7(a)に示すように、最も低階調側の暗部注目階調(暗部注目階調の最小値)は、領域blk6の階調値25である。また、図7(b)に示すように、最も高階調側の明部注目階調(明部注目階調の最大値)は、領域blk2の階調値230である。そのため、図8に示すように、暗部に対しては階調値25周辺の階調範囲の階調性を高くし、明部に対しては階調値230周辺の階調範囲の階調性を高めるためのγカーブが生成される(図8の実線)。なお、図8の破線は、入力された画像をそのまま出力する場合のγカーブ(変換直線)である。ここでは、中間階調値127付近におけるγカーブを直線的なγカーブとする例を示している。ただし、中間階調値127付近におけるγカーブは、直線的なγカーブではなく、中間階調値127付近の度数に応じたγカーブであってもよい。例えば、図4に示したように中間階調値127付近の度数が大きい場合(度数が所定の閾値よりも大きく、かつピーク値となっている場合)は、中間階調値127周辺の階調範囲の階調性を高めるようなγカーブとしてもよい。
γ変換部104は、階調補正パラメータを用いて、入力された画像の階調を補正する(
補正手段)。そして、補正後の信号(画像信号)を表示装置(不図示)に出力する。表示装置は、例えば、複数の電子放出素子を備えるディスプレイ、プラズマディスプレイ、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなどである。なお、図1では、画像処理装置100と表示装置とが別体の構成を例示したが、画像処理装置100と表示装置とが一体型の構成であってもよい。
以上述べたように、本実施例によれば、階調性を高めることが望ましい階調値(条件1〜3を満たす階調値)の度数が他の階調の度数に比べて少ない場合であっても、その階調値周辺の階調範囲の階調性を高めるための階調補正パラメータを生成することができる。また、同一色の領域の階調値は条件3を満たさないため、注目階調から除外される。それにより、良好なコントラストで入力された画像を表示することができる。
また、本実施例では、暗部注目階調周辺の階調範囲と明部注目階調周辺の階調範囲の階調性を高める階調補正パラメータを生成することにより、暗部や明部の微妙なコントラスト(陰影などのコントラスト)を良好に表現することができる。さらに、本実施例では、入力された画像を複数の領域に分割して領域毎に注目階調を検出するため、コントラストを表現する必要がある領域が画像内の一部であったとしても、その部分のコントラストを良好に表現することができる。
なお、本実施例では、領域毎に検出された複数の注目階調の内、最も低階調側の注目階調周辺の階調範囲および最も高階調側の注目階調周辺の階調範囲の階調性を高めるための階調補正パラメータを生成する構成とした。しかしながら、階調補正パラメータの生成方法はこれに限らない。領域毎に検出された複数の注目階調の内、少なくとも最も低階調側の注目階調周辺の階調範囲の階調性を高めるための階調補正パラメータを生成すれば、黒つぶれを抑制することができる。領域毎に検出された複数の注目階調の内、少なくとも最も高階調側の注目階調周辺の階調範囲の階調性を高めるための階調補正パラメータを生成すれば、白とびを抑制することができる。入力された画像を複数の領域に分割しない場合には、入力された画像の輝度ヒストグラムにおいて、条件1〜3を満たす複数の階調値の内、少なくとも最も低階調側の階調値や最も高階調側の階調値を注目階調とすればよい。それにより黒つぶれや白とびを抑制することができる。また、最も低階調側の階調値や最も高階調側の階調値に限らず、条件1〜3を満たす階調値を注目階調とすれば、従来階調性を高めることができなかった階調値(階調性を高めることが望ましい階調値)周辺の階調範囲の階調性を高めることができる。
また、本実施例では、ヒストグラム作成部101が輝度ヒストグラムを生成する場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、横軸を輝度値の階調ではなく、R(赤)画素値とG(緑)画素値とB(青)画素値の平均値の階調としたヒストグラムや、R(赤)画素値とG(緑)画素値とB(青)画素値のうちの最大値の階調としたヒストグラムであってもよい。また、横軸をG(緑)画素値の階調としたヒストグラム等、R(赤)画素値とG(緑)画素値とB(青)画素値のうちのいずれかの画素値の階調としたヒストグラムであってもよい。このような画像の特徴を表すヒストグラムであれば、本実施例を適用可能である。
<実施例2>
以下、本発明の実施形態に係る画像処理装置及びその制御方法の具体的な実施例2について説明する。
図9は本実施例に係る画像処理装置の機能構成を示すブロック図である。図9に示すように、本実施例に係る画像処理装置200は、ヒストグラム作成部101、注目階調検出部102、領域γカーブ生成部201、補間部202、入力端子105、出力端子106を有する。なお、実施例1と同様の機能には同じ符号を付し、その説明は省略する。
領域γカーブ生成部201は、領域毎に、その領域の注目階調周辺の階調範囲の階調性を高めるための階調補正パラメータを生成する(階調補正パラメータ生成手段)。例えば、図7(a),(b)に示すように、領域blk1では階調値100が暗部注目階調とされ、階調128が明部注目階調とされる。そのため、領域blk1に対しては、階調値100周辺の階調範囲と階調値128周辺の階調範囲の階調性を高めるためのγカーブが生成される。同様に領域blk2〜blk16の夫々に対してγカーブが生成される(即ち、合計16のγカーブが生成される)。
補間部202は、入力された画像の画素毎に、第1の輝度値と第2の輝度値とを合成し、合成された輝度値をその画素の最終的な輝度値とすることにより、入力された画像の階調を補正する。第1の輝度値は、処理対象の画素の属する領域(第1の領域)に対して生成された階調補正パラメータを用いて算出された輝度値である。第2の輝度値は、第1の領域に隣接する領域(第2の領域)に対して生成された階調補正パラメータを用いて算出された輝度値である。そして、補間部202は、第1の輝度値と第2の輝度値を、その画素と、第1の領域及び第2の領域との位置関係に基づいた重みで合成する。処理対象の画素の輝度値をその画素の属する領域に対して生成された階調補正パラメータで補正すると、即ち、領域毎に異なるγカーブで輝度値を補正すると、隣接する2つの領域間で輝度値の不連続による境界線が生じる虞がある。本実施例では、上述した方法で輝度値を補正することにより、そのような境界線の発生を抑制することができる。
なお、第2の領域は1つであってもよいし複数であってもよい。本実施例では、第1の領域に隣接する全ての領域を第2の領域とする。即ち、領域blk1が第1の領域である場合には、領域blk2,blk5,blk6が第2の領域とされる。また、領域blk6が第1の領域である場合には、領域blk1,blk2,blk3,blk5,blk7,blk9,blk10,blk11が第2の領域とされる。
以下、具体例について、図10を用いて説明する。
図10のように領域blk1に属する画素Pの輝度値は、領域blk1とその周囲の領域blk2,blk5,blk6にそれぞれ対応する4つのγカーブを用いて補正される。具体的には、領域blk1の中心座標から画素Pの位置までの横方向の距離x、縦方向の距離yを用いて、それらのγカーブにより得られる輝度値を重み付けし、合成する。距離x=x1のときの合成率を0.7、距離y=y1のときの合成率を0.6とする。領域blk1,blk2,blk5,blk6に対して、各領域の中心座標から画素Pの位置までの距離を用いて生成されたγカーブを、それぞれ、γ1,γ2,γ5,γ6とする。そして、それぞれのγカーブで画素Pの輝度値を補正したときの、補正後の輝度値をOP1,OP2,OP5,OP6とすると、画素Pの最終的な輝度値OPは式4で表される。
Figure 0005089797
なお、上述した合成率はテーブルや数式から得られるものとする。
以上述べたように、本実施例によれば、領域毎に階調補正パラメータが生成されるため、領域毎の特徴に応じた階調補正(ダイナミックγ処理)を行うことができる。つまり、暗部に注目階調がある領域に対しては暗部の階調性を高め、暗部に注目階調がない領域に対しては暗部を沈めることで良好なコントラストを表現することができる。明部に注目階調がある領域に対しては明部の階調性を高め、明部に注目階調がない領域に対しては明部を浮かせることで良好なコントラストを表現することをできる。また、本実施例では、上述した第1の輝度値と第2の輝度値とを合成して最終的な輝度値を得る、即ち、隣接領域の階調補正パラメータを考慮した輝度値を得ることにより、隣接する2つの領域間での境界線の発生を抑制することができる。
なお、本実施例では、第1の領域に隣接する全ての領域を第2の領域とするものとしたが、第2の領域の選択方法はこれに限らない。第1の領域の上下左右に隣接する4つの領域を第2の領域としてもよい。それによっても上述した効果を得ることができる。また、第1の領域の上下左右のいずれかに隣接する1つの領域を第2の領域としてもよい。少なくとも、第1の領域の上下左右のいずれかに隣接する1つの領域を第2の領域とすれば、1方向に隣接する2つの領域間での境界線の発生を抑制することができる。
また、第1の領域に隣接する領域の内、処理対象の画素に近い領域の階調補正パラメータを考慮すれば、境界線の発生は抑制できる。例えば、処理対象の画素の第1の領域内での位置に応じて、第2の領域を選択してもよい。具体的には、第1の領域を2×2の4つの領域に区分し、処理対象の画素が当該4つの領域のうち、右下の領域に属する場合には、第1の領域の右、下、右下に隣接する領域を第2の領域としてもよい。
また、輝度ヒストグラムを用いる場合を例示したが、横軸を輝度値以外の画素値の階調としたヒストグラム等、画像の特徴を表すヒストグラムであれば、本実施例を適用可能である。輝度値以外の画素値を用いる場合、補間部202は輝度値の代わりに画素値を補正する。なお、画素値とは、R(赤)画素値、G(緑)画素値、B(青)画素値の他、R(赤)画素値とG(緑)画素値とB(青)画素値の平均値、輝度値等、画素の色や輝度を表す値を包含するものとする。
<実施例3>
以下、本発明の実施形態に係る画像処理装置及びその制御方法の具体的な実施例3について説明する。具体的には、実施例1で説明した条件1〜3を満たす階調値(注目階調)が検出できない画像が入力された場合であっても、その画像に適した階調補正パラメータを設定する方法について説明する。
まず、注目階調が検出できない画像について説明する。そのような画像は、例えば、アニメーションのように同一色の領域の組み合わせで構成されている画像である。そのような画像では、図12に示すような輝度ヒストグラムが得られる。このような輝度ヒストグラムでは、(画像が同一色の領域の組み合わせで構成されているため、)前後の階調値からピークの階調値までの度数の変動が激しくなる(図12の矢印)。即ち、そのような画像では、条件3を満たす階調値が存在しないため、注目階調は検出されないことになる。その結果、暗い画像であっても、暗部の階調性を高めることができず、黒つぶれが生じてしまう。また、明るい画像であっても、明部の階調性を高めることができず、白とびが生じてしまう。
図11は本実施例に係る画像処理装置の機能構成を示すブロック図である。図11に示すように、本実施例に係る画像処理装置300は、ヒストグラム作成部101、注目階調検出部102、度数算出部301、領域γカーブ選択部302、補間部202を有する。なお、実施例1や実施例2と同様の機能には同じ符号を付し、その説明は省略する。
度数算出部301は、輝度ヒストグラムの最小階調値から所定の階調値までの度数の総和を低階調側(暗部)の度数(暗部度数)として算出する(算出手段)。また、輝度ヒストグラムの所定の階調値から最大階調値までの度数の総和を高階調側(明部)の度数(明部度数)として算出する。本実施例では、図12に示すように、階調値0〜階調値127までの度数の積分値aを暗部度数とし、階調値128〜階調値255までの度数の積分値bを明部度数とする。
領域γカーブ選択部302は、実施例2の領域γカーブ生成部201の機能のほかに、不図示の記憶部(記憶手段)に記憶された複数の階調補正パラメータのいずれかを選択す
る機能を有する。具体的には、領域γカーブ選択部302は、注目階調検出部102で注目階調が検出されなかった場合に、暗部度数や明部度数に応じて記憶されている複数の階調補正パラメータのいずれかを選択する。なお、本実施例では、実施例2と同様に領域毎に階調補正パラメータが決定されるものとする。
そして、補間部202は、注目階調検出部102で注目階調が検出されなかった場合に、上記選択された階調補正パラメータを用いて、入力された画像の階調を補正する。なお、本実施例での階調の補正方法は実施例2と同様とする。
記憶部に記憶されている複数の階調補正パラメータは、例えば、暗部度数や明部度数に応じた複数の階調補正パラメータである。本実施例では、図14に示すように階調値0から階調値128の暗部γカーブB(0)〜B(4)、階調値192から階調値255の明部γカーブW(0)〜W(4)が記憶されているものとする。図14の例では、低階調側の階調性を高くする順に、暗部γカーブB(4),B(3),B(2),B(1),B(0)が設定されている。また、高階調側の階調性を高くする順に、明部γカーブW(4),W(3),W(2),W(1),W(0)が設定されている。領域γカーブ選択部302は、暗部γカーブと明部γカーブをそれぞれ選択する。階調値128から階調値191までのγカーブは、暗部γカーブと明部γカーブを直線で繋ぐことにより生成してもよいし、階調値128,191で不連続にならないような関数で暗部γカーブと明部γカーブを繋ぐことにより生成してもよい。それにより、最終的に1つのγカーブが生成される。
以下、領域γカーブ選択部302で行われる処理について詳しく説明する。特に、暗部γカーブを選択する処理(暗部γカーブ選択処理)について詳しく説明する。図13は、領域γカーブ選択部302が暗部γカーブを選択するまでの処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、領域γカーブ選択部302は、注目階調検出部102で注目階調が検出されたか否かを判断する(ステップS31)。注目階調が検出された場合には(ステップS31:YES)、ステップS33へ進む。注目階調が検出されなかった場合には(ステップS31:NO)、ステップS32へ進む。ステップS33では、実施例2と同様に階調補正パラメータを生成し、処理を終了する。ステップS32では、領域γカーブ選択部302が、度数算出部301で算出された暗部度数と閾値Bthを比較する。即ち、分割された領域の画像がどれくらい暗い画像であるかを判断する。
本実施例では、この閾値Bthは領域内の総画素数の16分の1とする。本実施例では実施例1や実施例2と同様に、1920×1080を16分割しているので、分割された1つの領域内の総画素数は(1920×1080)÷16=129600画素である。この総画素数の16分の1、即ち、8100が閾値Bthの値となる。暗部度数が閾値Bth以上(例えば、暗部度数が10000)であった場合には(ステップS32:Yes)、領域γカーブ選択部302は、処理対象の領域の画像が暗い画像であると判断する。そのため、領域γカーブ選択部302は、低階調側の階調性を高めるための暗部γカーブB(1)を選択し、処理を終了する(ステップS34)。暗部度数が閾値Bth未満(例えば、暗部度数が1000)であった場合には(ステップS32:NO)、領域γカーブ選択部302は、処理対象の領域の画像が暗い画像でないと判断する。そのため、領域γカーブ選択部302は、低階調側の階調性をあまり高くしない暗部γカーブB(0)を選択し、処理を終了する(ステップS35)。
明部γカーブを選択する処理は、暗部γカーブを選択するのと同様である。具体的には、注目階調検出部102で注目階調が検出されていた場合には、実施例2と同様に階調補正パラメータを生成する。そして、注目階調検出部102で注目階調が検出されなかった場合には、明部度数と閾値を比較する。明部度数が閾値以上である場合には、処理対象の
領域の画像が明るい画像であると判断され、白とびしないように高階調側の階調性を高めるための明部γカーブ(例えば明部γカーブW(4))が選択される。明部度数が閾値未満であれば、処理対象の領域の画像が明るい画像ではないと判断され、高階調側の階調性をあまり高くしない明部γカーブ(例えば、明部γカーブW(2))が選択される。
そして、補間部202では実施例2のように領域ごとのγカーブから出力される輝度値を補間する。
以上述べたように、本実施例によれば、アニメのような同一色の領域の組み合わせで構成された画像など、注目階調が検出できない画像が入力された場合でも、暗部度数や明部度数に応じてγカーブが決定されるため、良好なコントラストを表現することができる。
なお、本実施例では、実施例1や実施例2と同様に入力された画像が複数の領域に分割されている場合について説明したが、入力された画像が分割されていなくても本実施例の構成を適用することができる。具体的には、画像全体の暗部度数や明部度数に応じて階調補正パラメータを選択すればよい。
また、本実施例では、階調の補正方法として実施例2の方法を適用して説明したが、階調は実施例1の方法で補正してもよい。
なお、本実施例では、暗部度数に応じて暗部γカーブB(1),B(0)、明部度数に応じて明部γカーブW(4),W(2)を選択する構成としたが、選択するγカーブはこれに限らない。暗部度数に応じて予め記憶されている複数の暗部γカーブのいずれかを選択すればよいし、明部度数に応じて予め記憶されている複数の明部γカーブのいずれかを選択すればよい。また、本実施例では、暗部γカーブと明部γカーブがそれぞれ5つずつ記憶されているものとしたが、それらの数はこれに限らない。暗部γカーブと明部γカーブがそれぞれ3つや10個ずつ記憶されていてもよい。暗部γカーブと明部γカーブの数は同じでなくてもよい。γカーブは暗部と明部に分けて記憶されていなくてもよい。
また、本実施例では、暗部度数と明部度数のそれぞれに応じて2つのγカーブを選択するものとしたが、そのような構成でなくてもよい。少なくとも、暗部度数または明部度数に応じてγカーブを選択すればよい。暗部度数に応じてγカーブを選択すれば、暗部のコントラストを良好に表現することができる。明部度数に応じてγカーブを選択すれば、暗部のコントラストを良好に表現することができる。
また、輝度ヒストグラムを用いる場合を例示したが、横軸を輝度値以外の画素値の階調としたヒストグラム等、画像の特徴を表すヒストグラムであれば、本実施例を適用可能である。
<実施例4>
以下、本発明の実施形態に係る画像処理装置及びその制御方法の具体的な実施例4について説明する。具体的には、8ビット(256)階調で階調値0や階調値255の度数が多い画像が入力された場合であっても、その画像に適した階調補正パラメータを設定する方法について説明する。
例えば、デジタルカメラで夜景を撮影した場合、階調値0の度数が多い画像となり、図15に示すような輝度ヒストグラムが得られる場合がある。実施例1や実施例2で説明した方法では、暗部の注目階調を探索する際に階調値0,1は探索範囲から除かれる。そのため、このように階調値0に度数のピークがある輝度ヒストグラムでは、暗部注目階調として階調値0(またはその付近の階調)が検出されないため、黒つぶれが生じてしまう。また、明るい画像(階調値255に度数のピークがある画像)であっても明部の階調性(階調値255周辺の階調性)を高めることができず、白とびが生じてしまう。
図16は、本実施例に係る画像処理装置の機能構成を示すブロック図である。図16に示すように、本実施例に係る画像処理装置400は、ヒストグラム作成部101、ヒストグラム前処理部401、注目階調検出部102、γカーブ生成部103、γ変換部104、入力端子105、出力端子106を有する。なお、実施例1と同様の機能には同じ符号を付し、その説明は省略する。
ヒストグラム前処理部401は、ヒストグラム作成部101で作成された輝度ヒストグラムを解析し、階調値0または階調値255の度数が多い場合には輝度ヒストグラムのデータを書き換えて出力する(ヒストグラム前処理手段)。注目階調検出部102は、ヒストグラム前処理部401から出力された輝度ヒストグラムのデータから注目階調を検出する。注目階調検出部102は、実施例1で説明したように、階調を暗部と明部に分けて、暗部の注目階調(暗部注目階調)と明部の注目階調(明部注目階調)を検出する。
以下、輝度ヒストグラムの暗部の階調に対する書き換え処理の流れについて具体的に説明する。図17(a)は、図15に示した輝度ヒストグラムにおける各階調値の度数を示す図である。ヒストグラム前処理部401は、階調値0の度数が階調値2の度数よりも多いか否かを判定する。図17(a)に示すように、階調値0の度数(3500)が階調値2の度数(2300)よりも多い場合は、階調値2の度数(2300)を階調値0の度数(3500)に書き換える。図17(b)は、ヒストグラム前処理部401により書き換えられた後の輝度ヒストグラムのデータを示す図である。なお、ヒストグラム前処理部401は、階調値0の度数が階調値2の度数よりも少ない場合は、階調値2の度数を書き換える処理は行わない。
同様に、ヒストグラム前処理部401は、輝度ヒストグラムの暗部の階調に対する書き換え処理を行う。具体的には、階調値255の度数が階調値253の度数よりも多いか否かを判定し、階調値255の度数が階調値253の度数よりも多い場合は、階調値253の度数を階調値255の度数に書き換える。なお、ヒストグラム前処理部401は、階調値255の度数が階調値253の度数よりも多くない場合は、階調値253の度数を書き換える処理は行わない。
注目階調検出部102は、ヒストグラム前処理部401により書き換えられた輝度ヒストグラムから注目階調を検出する処理を行う。このため、階調値0や階調値255に度数のピークがある画像が入力された場合であっても、注目階調検出部102は、階調値2や階調値253を注目階調として検出することができるようになる。
以上述べたように、本実施例によれば、8ビット階調で階調値0(最小階調値)や階調値255(最大階調値)の度数が多い画像が入力された場合であっても、適切なγカーブ(階調値2や階調値253を注目階調としたγカーブ)を決定することができる。このため、画像に適した階調補正パラメータを適用することができ、良好なコントラストを実現することができる。なお、入力画像が8ビット階調の場合を例に挙げて説明したが、入力画像が何ビットの階調であっても適用可能である。また、ここでは注目階調検出部102が、対象とする階調値の度数と、その階調値を除く前後それぞれ2個の階調値の度数とを比較する場合について説明したが、これに限定されるものではない。つまり、対象とする階調値の度数と、その階調値を除く前後それぞれn個の階調値(nは1以上の整数)の度数とを比較する場合も適用可能である。ヒストグラム前処理部401は、最小階調値(階調値0)の度数が最小階調値+nの階調値の度数よりも多い場合は、最小階調値+nの階調値の度数を最小階調値の度数に書き換えればよい。また、最大階調値(8ビット階調の場合は階調値255)の度数が最大階調値−nの階調値の度数よりも多い場合は、最大階調値−nの階調値の度数を最大階調値の度数に書き換えればよい。なお、本実施例では、階調の補正方法として実施例1の方法を適用して説明したが、階調は実施例2の方法で補
正してもよい。また、入力された画像を複数の領域に分割して領域毎の輝度ヒストグラムを作成する場合であっても、入力された画像を複数の領域に分割しないで画像全体の輝度ヒストグラムを作成する場合であっても、本実施例は適用可能である。分割しない場合は、画像全体の輝度ヒストグラムに応じて階調補正パラメータを決定すればよい。
また、輝度ヒストグラムを用いる場合を例示したが、横軸を輝度値以外の画素値の階調としたヒストグラム等、画像の特徴を表すヒストグラムであれば、本実施例を適用可能である。
また、ヒストグラム前処理部401により輝度ヒストグラムのデータを書き換える機能を使用するかしないかを設定可能な構成としてもよい。ヒストグラム前処理部401の機能を使用しない設定とした場合は、実施例1で説明したように、ヒストグラム作成部101で生成されたヒストグラムがそのまま注目階調検出部102に入力される。
以上述べたように、上記実施例1〜4に係る画像処理装置及びその制御方法によれば、階調性を高めることが望ましい階調値を注目階調として検出することができる。それにより、注目階調の度数が他の階調値の度数に比べて少ない場合であっても、注目階調周辺の階調範囲の階調性を高める階調補正パラメータを生成することができる。
なお、上記実施例1〜4は組み合わせ可能である。
100 画像処理装置
101 ヒストグラム作成部
102 注目階調検出部
103 γカーブ生成部
104 γ変換部

Claims (20)

  1. 入力された画像を複数の領域に分割し、領域毎のヒストグラムを作成するヒストグラム作成手段と、
    前記領域毎に、その領域のヒストグラムにおいて、度数が所定の閾値以上かつ極大値である階調値であって、当該階調値を含む所定範囲内の度数の変動量が所定の基準よりも小さい階調値を該領域の注目階調として検出する検出手段と、
    前記領域毎に、その領域の注目階調を含む予め定められる階調範囲の階調性を高める入出力階調変換特性を有する階調補正パラメータを生成する階調補正パラメータ生成手段と、
    前記階調補正パラメータを用いて前記画像の階調を補正する補正手段と、
    を有し、
    前記補正手段は、画素毎に、その画素の属する第1の領域に対して生成された階調補正パラメータと、前記第1の領域に隣接する第2の領域に対して生成された階調補正パラメータとを用い、その画素と、前記第1の領域及び前記第2の領域との位置関係に基づいた重み付け合成処理をすることにより、前記画像の階調を補正する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記検出手段は、注目階調とするか否かの判断の対象とする階調値の度数が、その階調値を除く前後それぞれn個の階調値(nは1以上の整数)の度数の総和に所定値を乗算した値よりも小さい場合に、前記所定範囲内の度数の変動量が所定の基準よりも小さいものとみなす
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記ヒストグラム作成手段により作成されたヒストグラムを解析し、最小階調値の度数が最小階調値+nの階調値の度数よりも多い場合は、最小階調値+nの階調値の度数を最小階調値の度数に書き換え、最大階調値の度数が最大階調値−nの階調値の度数よりも多い場合は、最大階調値−nの階調値の度数を最大階調値の度数に書き換えるヒストグラム前処理手段
    をさらに備える請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記補正手段は、画素毎に、その画素の属する第1の領域に対して生成された階調補正
    パラメータを用いて算出された画素値と、前記第1の領域に隣接する第2の領域に対して生成された階調補正パラメータを用いて算出された画素値とを、その画素と、前記第1の領域及び前記第2の領域との位置関係に基づいた重みで合成し、合成された画素値をその画素の最終的な画素値とすることにより、前記画像の階調を補正する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 予め定められた複数の階調補正パラメータを記憶する記憶手段と、
    前記ヒストグラムの最小階調値から所定の階調値までの度数の総和を低階調側の度数として算出する算出手段を更に有し、
    前記検出手段によって前記注目階調が検出されなかった場合に、
    前記階調補正パラメータ生成手段は、前記低階調側の度数に応じて前記複数の階調補正パラメータのいずれかを選択し、
    前記補正手段は、選択された階調補正パラメータを用いて前記画像の階調を補正する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 予め定められた複数の階調補正パラメータを記憶する記憶手段と、
    前記ヒストグラムの所定の階調値から最大階調値までの度数の総和を高階調側の度数として算出する算出手段を更に有し、
    前記検出手段によって前記注目階調が検出されなかった場合に、
    前記階調補正パラメータ生成手段は、前記高階調側の度数に応じて前記複数の階調補正パラメータのいずれかを選択し、
    前記補正手段は、選択された階調補正パラメータを用いて前記画像の階調を補正する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記階調補正パラメータ生成手段は、前記注目階調を含む予め定められる階調範囲の階調性を高める入出力階調変換特性を有するγカーブを、前記階調補正パラメータとして生成する
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記ヒストグラム作成手段は、前記領域毎の輝度ヒストグラムを作成する
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 前記検出手段は、前記ヒストグラムにおいて、度数が所定の閾値以上かつ極大値である階調値であって、当該階調値を含む所定範囲内の度数の変動量が所定の基準よりも小さい階調値との条件を満たす階調値が複数存在する場合に、前記条件を満たす複数の階調値のうち少なくとも最も低階調側の階調値を前記注目階調とする
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  10. 前記検出手段は、前記ヒストグラムにおいて、度数が所定の閾値以上かつ極大値である階調値であって、当該階調値を含む所定範囲内の度数の変動量が所定の基準よりも小さい階調値との条件を満たす階調値が複数存在する場合に、前記条件を満たす複数の階調値のうち少なくとも最も高階調側の階調値を前記注目階調とする
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  11. 入力された画像を複数の領域に分割し、領域毎のヒストグラムを作成するヒストグラム作成ステップと、
    前記領域毎に、その領域のヒストグラムにおいて、度数が所定の閾値以上かつ極大値である階調値であって、当該階調値を含む所定範囲内の度数の変動量が所定の基準よりも小さい階調値を該領域の注目階調として検出する検出ステップと、
    前記領域毎に、その領域の注目階調を含む予め定められる階調範囲の階調性を高める入
    出力階調変換特性を有する階調補正パラメータを生成する階調補正パラメータ生成ステップと、
    前記階調補正パラメータを用いて前記画像の階調を補正する補正ステップと、
    を有し、
    前記補正ステップでは、画素毎に、その画素の属する第1の領域に対して生成された階調補正パラメータと、前記第1の領域に隣接する第2の領域に対して生成された階調補正パラメータとを用いた、その画素と、前記第1の領域及び前記第2の領域との位置関係に基づいた重み付け合成処理が行われることにより、前記画像の階調が補正される
    ことを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  12. 前記検出ステップでは、注目階調とするか否かの判断の対象とする階調値の度数が、その階調値を除く前後それぞれn個の階調値(nは1以上の整数)の度数の総和に所定値を乗算した値よりも小さい場合に、前記所定範囲内の度数の変動量が所定の基準よりも小さいものとみなされる
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置の制御方法。
  13. 前記ヒストグラム作成ステップにより作成されたヒストグラムを解析し、最小階調値の度数が最小階調値+nの階調値の度数よりも多い場合は、最小階調値+nの階調値の度数を最小階調値の度数に書き換え、最大階調値の度数が最大階調値−nの階調値の度数よりも多い場合は、最大階調値−nの階調値の度数を最大階調値の度数に書き換えるヒストグラム前処理ステップ
    をさらに有する請求項1に記載の画像処理装置の制御方法。
  14. 前記補正ステップでは、画素毎に、その画素の属する第1の領域に対して生成された階調補正パラメータを用いて算出された画素値と、前記第1の領域に隣接する第2の領域に対して生成された階調補正パラメータを用いて算出された画素値とが、その画素と、前記第1の領域及び前記第2の領域との位置関係に基づいた重みで合成され、合成された画素値がその画素の最終的な画素値とされることにより、前記画像の階調が補正される
    ことを特徴とする請求項11〜13のいずれか1項に記載の画像処理装置の制御方法。
  15. 前記ヒストグラムの最小階調値から所定の階調値までの度数の総和を低階調側の度数として算出する算出ステップを更に有し、
    前記検出ステップによって前記注目階調が検出されなかった場合に、
    前記階調補正パラメータ生成ステップでは、前記低階調側の度数に応じて、記憶部が記憶している予め定められた複数の階調補正パラメータのいずれかが選択され、
    前記補正ステップでは、選択された階調補正パラメータを用いて前記画像の階調が補正される
    ことを特徴とする請求項11〜14のいずれか1項に記載の画像処理装置の制御方法。
  16. 前記ヒストグラムの所定の階調値から最大階調値までの度数の総和を高階調側の度数として算出する算出ステップを更に有し、
    前記検出ステップによって前記注目階調が検出されなかった場合に、
    前記階調補正パラメータ生成ステップでは、前記高階調側の度数に応じて、記憶部が記憶している予め定められた複数の階調補正パラメータのいずれかが選択され、
    前記補正ステップでは、選択された階調補正パラメータを用いて前記画像の階調が補正される
    ことを特徴とする請求項11〜14のいずれか1項に記載の画像処理装置の制御方法。
  17. 前記階調補正パラメータ生成ステップでは、前記注目階調を含む予め定められる階調範囲の階調性を高める入出力階調変換特性を有するγカーブが、前記階調補正パラメータと
    して生成される
    ことを特徴とする請求項1〜1のいずれか1項に記載の画像処理装置の制御方法。
  18. 前記ヒストグラム作成ステップでは、前記領域毎の輝度ヒストグラムが作成される
    ことを特徴とする請求項11〜17のいずれか1項に記載の画像処理装置の制御方法。
  19. 前記検出ステップでは、前記ヒストグラムにおいて、度数が所定の閾値以上かつ極大値である階調値であって、当該階調値を含む所定範囲内の度数の変動量が所定の基準よりも小さい階調値との条件を満たす階調値が複数存在する場合に、前記条件を満たす複数の階調値のうち少なくとも最も低階調側の階調値が前記注目階調とされる
    ことを特徴とする請求項1〜1のいずれか1項に記載の画像処理装置の制御方法。
  20. 前記検出ステップでは、前記ヒストグラムにおいて、度数が所定の閾値以上かつ極大値である階調値であって、当該階調値を含む所定範囲内の度数の変動量が所定の基準よりも小さい階調値との条件を満たす階調値が複数存在する場合に、前記条件を満たす複数の階調値のうち少なくとも最も高階調側の階調値が前記注目階調とされる
    ことを特徴とする請求項1〜1のいずれか1項に記載の画像処理装置の制御方法。
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