JP2008309093A - 内燃機関の燃料噴射制御装置 - Google Patents

内燃機関の燃料噴射制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008309093A
JP2008309093A JP2007159017A JP2007159017A JP2008309093A JP 2008309093 A JP2008309093 A JP 2008309093A JP 2007159017 A JP2007159017 A JP 2007159017A JP 2007159017 A JP2007159017 A JP 2007159017A JP 2008309093 A JP2008309093 A JP 2008309093A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amount
purge gas
purge
intake
passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007159017A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4659785B2 (ja
Inventor
Ryota Mino
良太 三野
Hirohiko Yamada
裕彦 山田
Hideki Tejima
英喜 手嶋
Hidenori Tsutsumi
英紀 堤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisan Industry Co Ltd
Denso Corp
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
Denso Corp
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisan Industry Co Ltd, Denso Corp, Toyota Motor Corp filed Critical Aisan Industry Co Ltd
Priority to JP2007159017A priority Critical patent/JP4659785B2/ja
Priority to EP08158242.1A priority patent/EP2003315B1/en
Priority to US12/139,043 priority patent/US7690370B2/en
Publication of JP2008309093A publication Critical patent/JP2008309093A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4659785B2 publication Critical patent/JP4659785B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/0025Controlling engines characterised by use of non-liquid fuels, pluralities of fuels, or non-fuel substances added to the combustible mixtures
    • F02D41/003Adding fuel vapours, e.g. drawn from engine fuel reservoir
    • F02D41/0045Estimating, calculating or determining the purging rate, amount, flow or concentration
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/02Circuit arrangements for generating control signals
    • F02D41/14Introducing closed-loop corrections
    • F02D41/1401Introducing closed-loop corrections characterised by the control or regulation method
    • F02D2041/1413Controller structures or design
    • F02D2041/1431Controller structures or design the system including an input-output delay
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/02Circuit arrangements for generating control signals
    • F02D41/14Introducing closed-loop corrections
    • F02D41/1401Introducing closed-loop corrections characterised by the control or regulation method
    • F02D2041/1413Controller structures or design
    • F02D2041/1432Controller structures or design the system including a filter, e.g. a low pass or high pass filter
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D2200/00Input parameters for engine control
    • F02D2200/02Input parameters for engine control the parameters being related to the engine
    • F02D2200/04Engine intake system parameters
    • F02D2200/0406Intake manifold pressure
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D2250/00Engine control related to specific problems or objectives
    • F02D2250/14Timing of measurement, e.g. synchronisation of measurements to the engine cycle
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/0002Controlling intake air
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/0025Controlling engines characterised by use of non-liquid fuels, pluralities of fuels, or non-fuel substances added to the combustible mixtures
    • F02D41/003Adding fuel vapours, e.g. drawn from engine fuel reservoir
    • F02D41/0042Controlling the combustible mixture as a function of the canister purging, e.g. control of injected fuel to compensate for deviation of air fuel ratio when purging
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/0025Controlling engines characterised by use of non-liquid fuels, pluralities of fuels, or non-fuel substances added to the combustible mixtures
    • F02D41/0047Controlling exhaust gas recirculation [EGR]
    • F02D41/005Controlling exhaust gas recirculation [EGR] according to engine operating conditions

Abstract

【課題】吸気通路の管内圧と吸気速度とが正の相関関係にない内燃機関であっても、輸送遅れ補償値を精度よく設定することにより、燃焼室に流入するパージガスの量を精度よく推定することのできる内燃機関の燃料噴射制御装置を提供する。
【解決手段】制御装置50は、パージバルブ35を通過したパージガス通過量を時間経過に対応させて記憶する。また、パージバルブ35を通過したパージガスが燃焼室12に到達するまでの遅れ時間DLYと、なまし処理に用いるなまし係数NMSとを、吸気通路13の管内圧及び燃焼室に流入する空気の吸気速度に基づいてそれぞれ設定する。そして、燃焼室12に流入するパージガス流入量の算出タイミングにおいては、その算出タイミングから遅れ時間DLY分だけ前に記憶されたパージガス通過量に対してなまし係数NMSを用いてなまし処理を行うことで、その算出タイミングでのパージガス流入量を算出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の燃料噴射制御装置に関するものである。
車載内燃機関には、燃料タンク内に発生した蒸発燃料が大気中に放出されることを抑制するために、この蒸発燃料を捕集するようにした蒸発燃料処理機構が備えられている。この蒸発燃料処理機構は、燃料タンクで発生した蒸発燃料を捕集する捕集部材と、その捕集部材から脱離した蒸発燃料と空気との混合体であるパージガスを内燃機関の吸気通路に導入するパージ通路と、そのパージ通路に設けられてパージガスの流量を調整するパージバルブとで構成されている。
ここで、上記捕集部材による蒸発燃料の捕集量に限界があるため、機関運転中においてパージバルブを開弁して捕集部材から蒸発燃料を脱離させ、その蒸発燃料と空気との混合体であるパージガスをパージ通路を介して吸気通路に導入して燃焼室で燃焼させる、いわゆるパージ処理が行われる。このようなパージ処理が行われることでキャニスタの蒸発燃料捕集性能は回復されるようになる。
こうしたパージ処理が行われるときには、燃料噴射弁から噴射される燃料とは別に、パージガス中に含まれる蒸発燃料も機関の燃焼室には導入される。そのため、パージ処理実行時における燃料噴射制御では、上記パージガスに含まれる蒸発燃料の量に応じて燃料噴射量を減量補正することにより、空燃比の乱れを抑えるようにしている。
ところで、パージ処理が開始された後、パージバルブの開度に応じたパージガスが燃焼室に流入するようになるまでにはある程度の時間がかかる。すなわち、図4に示すように、時刻t1においてパージバルブが開弁されると、パージバルブを通過したパージガスはある程度の遅れ時間が経過した後に燃焼室に流入し始める(時刻t2)。そしてその後、燃焼室に流入するパージガスの量は、ある変化度合をもって徐々に変化していき、ある程度の応答時間が経過した後にパージバルブの開度に応じた量のパージガスが燃焼室に流入するようになる(時刻t3)。
このようにパージバルブを通過したパージガスが燃焼室に流入するようになるまでには、上述したような遅れ時間や変化度合に応じた輸送遅れがあるため、パージガスに含まれる蒸発燃料の量に応じて燃料噴射量を減量補正する際には、そうしたパージガスの輸送遅れを考慮する必要がある。なお、先の図4には、パージバルブが開弁されてパージガス量が増大するときの態様を示したが、パージバルブが閉弁されてパージガス量が減少するときにも同様な輸送遅れが生じる。
そこで、例えば特許文献1に記載の装置では、パージバルブを通過したパージガスの量と輸送遅れをモデル化した式とに基づいて燃焼室に流入するパージガスの量を推定するようにしている。また、機関回転速度が高いほど燃焼室に吸入される空気の吸気速度は速くなるため、上記輸送遅れの時間は短くなる傾向にある。そこで、輸送遅れをモデル式で推定する場合に、機関回転速度に基づいて輸送遅れ補償値(パージバルブを通過したパージガスの量に基づいて燃焼室に流入するパージガスの量を推定するための補償値)を設定することにより、燃焼室に流入するパージガスの量を推定することができる。
特許3582137号公報
ところで、一般的には、機関回転速度が高くなるほど吸気通路の管内圧は高くなり、燃焼室に流入する空気の吸気速度は速くなる。このように管内圧の増加と吸気速度の増加とが互いに相関している場合、即ち管内圧と吸気速度とが正の相関関係にある場合には、上述したように機関回転速度に基づいてパージガスの輸送遅れ補償値を設定することができる。
一方、吸気バルブの最大リフト量を変更する可変リフト機構を備える内燃機関や、排気を吸気通路に導入する排気還流機構を備えた内燃機関などでは、管内圧と吸気速度とが正の相関関係にないことがあり、こうした内燃機関においては機関回転速度に基づくパージガスの輸送遅れ補償値の設定を精度よく行うことができないことが判明した。
このようにパージガスの輸送遅れ補償値を精度よく設定することができないと、燃焼室に流入するパージガスの量を精度よく推定することができないため、燃焼室に流入するパージガス中の蒸発燃料の量も適切に推定することができず、ひいてはパージ処理実行中の燃焼噴射量の減量補正を精度よく行うことができなくなるといった不都合が生じる。
以上のように、管内圧と吸気速度とが正の相関関係にない内燃機関において燃焼室に流入するパージガスの量を精度よく推定する際には、更なる改善の余地がある。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、吸気通路の管内圧と吸気速度とが正の相関関係にない内燃機関であっても、輸送遅れ補償値を精度よく設定することにより、燃焼室に流入するパージガスの量を精度よく推定することのできる内燃機関の燃料噴射制御装置を提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1に記載の発明は、燃料タンクで発生した蒸発燃料を捕集する捕集部材と、該捕集部材から脱離した蒸発燃料と空気との混合体であるパージガスを内燃機関の吸気通路に導入するパージ通路と、該パージ通路に設けられてパージガスの流量を調整するパージバルブとで構成される蒸発燃料処理機構を備える内燃機関に適用され、前記内燃機関の燃焼室に流入するパージガスに含まれる蒸発燃料の量に応じて燃料噴射弁からの燃料噴射量を補正する内燃機関の燃料噴射制御装置において、前記燃焼室に流入するパージガス流入量を、前記パージバルブを通過したパージガス通過量と、前記吸気通路の管内圧及び燃焼室に流入する空気の吸気速度に基づいて設定される輸送遅れ補償値とに基づいて推定する推定手段を備えることをその要旨とする。
燃焼室に流入するパージガスの輸送遅れは、吸気通路内の空気量と燃焼室に流入する空気の吸気速度とで算出可能な吸気通路内の空気の移動量に基づいて推定することができ、パージガスの輸送遅れは吸気通路内の空気量が多くなるほど遅くなり、燃焼室に流入する空気の吸気速度が速くなるほど短くなる。
ここで、吸気通路内の空気量は吸気通路の管内圧が高いときほど多くなるが、管内圧が高くなるほど吸入空気量が増大して吸気速度が速くなる場合、即ち管内圧と吸気速度とが正の相関関係にある場合には、空気量の増加による輸送遅れの増大が、吸気速度の増加による輸送遅れの短縮によって打ち消される。そのため、こうした場合であれば、上述したように機関回転速度に基づいてパージガスの輸送遅れ補償値を設定することができる。
一方、管内圧と吸気速度とが正の相関関係にない場合には、管内圧が増加しても吸気速度が速くならないため、上述したような空気量の増加による輸送遅れの増大が、吸気速度の増加による輸送遅れの短縮によって打ち消されることがない。そのため、機関回転速度に基づくパージガスの輸送遅れ補償値の設定を精度よく行うことはできない。
そこで、同構成では、パージバルブを通過したパージガス通過量と輸送遅れ補償値とに基づいて燃焼室に流入するパージガスの量(上記パージガス流入量)を推定する際に、吸気通路内の空気量に相関する吸気通路の管内圧と、燃焼室に流入する空気の吸気速度とに基づいて上記輸送遅れ補償値を設定するようにしている。このように、燃焼室に流入するパージガスの輸送遅れに関与する適切なパラメータに基づいて上記輸送遅れ補償値が設定されるため、その輸送遅れ補償値を精度よく設定することができ、これによりパージガス流入量の推定精度が向上するようになる。従って、同構成によれば、吸気通路の管内圧と吸気速度とが正の相関関係にない内燃機関であっても、燃焼室に流入するパージガスの量を精度よく推定することができるようになる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の内燃機関の燃料噴射制御装置において、前記推定手段は、前記輸送遅れ補償値を構成する値であって、前記パージバルブを通過した前記パージガスが前記燃焼室に到達するまでの遅れ時間を、前記管内圧及び前記吸気速度に基づいて設定することをその要旨とする。
同構成によれば、パージガスの輸送遅れ補償値を構成する値のうち、パージバルブを通過したパージガスが燃焼室に到達するまでの遅れ時間を精度よく設定することができるようになる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の内燃機関の燃料噴射制御装置において、前記推定手段は、前記推定手段は、前記パージバルブを通過したパージガス通過量に対してなまし処理を行うことで前記パージガス流入量を算出するものであり、前記輸送遅れ補償値を構成する値であって、前記なまし処理に用いるなまし係数を前記管内圧及び前記吸気速度に基づいて設定することをその要旨とする。
先の図4を参照して説明したように、パージガスが燃焼室に流入し始めると(時刻t2)、その後、パージガス流入量はある変化度合をもって徐々に変化していき、ある程度の応答時間が経過した後にパージバルブの開度に応じた量に達する(時刻t3)。そうした応答時間内におけるパージガス流入量は、パージバルブを通過したパージガス通過量に対してなまし処理を行うことで推定することができ、そうしたなまし処理を行う場合には、その処理に用いるなまし係数が上記変化度合に相当する値となる。そこで同構成では、そのなまし処理に用いるなまし係数を上記管内圧及び吸気速度に基づいて設定するようにしており、これにより輸送遅れ補償値を構成するなまし係数を精度よく設定される。従って、上記応答時間内において徐々に変化するパージガス流入量も精度よく推定することができるようになる。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の内燃機関の燃料噴射制御装置において、前記推定手段は、前記パージバルブを通過したパージガス通過量を時間経過に対応させて記憶するとともに、同パージガス通過量に対してなまし処理を行うことで前記パージガス流入量を算出するものであり、同推定手段は、前記輸送遅れ補償値を構成する値であって、前記パージバルブを通過した前記パージガスが前記燃焼室に到達するまでの遅れ時間と、前記なまし処理に用いるなまし係数とを前記管内圧及び前記吸気速度に基づいてそれぞれ設定し、前記パージガス流入量の算出タイミングにおいては、その算出タイミングから前記遅れ時間分だけ前に記憶された前記パージガス通過量に対して前記設定されたなまし係数を用いて前記なまし処理を行うことで同算出タイミングでの前記パージガス流入量を算出することをその要旨とする。
パージバルブを通過したパージガスは、上記遅れ時間が経過した後に燃焼室に流入する。そのため、燃焼室に流入するパージガス流入量をなまし処理にて算出する場合には、そのパージガス流入量の算出タイミングから上記遅れ時間よりも前の時点におけるパージガス通過量に対してなまし処理を行うことで、同算出タイミングにおけるパージガス流入量の推定精度は向上する。
そこで、同構成では、まず、上記輸送遅れ補償値を構成する値であって、パージバルブを通過したパージガスが燃焼室に到達するまでの遅れ時間と、上記変化度合に相当する上記なまし係数とを上記管内圧及び吸気速度に基づいてそれぞれ設定するようにしており、これにより同遅れ時間及びなまし係数といった輸送遅れ補償値が精度よく設定される。さらに、パージバルブを通過したパージガス通過量を時間経過に対応させて記憶するようにしている。そして、パージガス流入量の算出タイミングにおいては、その算出タイミングから上記算出された遅れ時間分だけ前に記憶されたパージガス通過量に対し、上記設定されたなまし係数を用いてなまし処理を行うことで、同算出タイミングでのパージガス流入量を算出するようにしている。従って、パージガス流入量の推定精度を向上させることができるようになる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載の内燃機関の燃料噴射制御装置において、前記内燃機関は、吸気バルブの最大リフト量を変更する可変リフト機構を備え、同最大リフト量の変更を通じて吸入空気量が調量されることをその要旨とする。
吸気通路内に設けられたスロットルバルブで吸入空気量を調量する場合には、吸気通路内の管内圧が高いときほど吸気速度は速くなる。一方、同構成によるように、吸気バルブの最大リフト量の変更を通じて吸入空気量が調量される場合には、管内圧が同じでも、最大リフト量が小さくなるほど燃焼室に吸入される空気量は少なくなり、吸気速度は遅くなる。即ち、最大リフト量の変更を通じて吸入空気量が調量される内燃機関では、管内圧と吸気速度とが正の相関関係になっていない。この点、同構成によれば、そうした内燃機関においても、パージガス流入量を精度よく推定することができるようになる。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか1項に記載の内燃機関の燃料噴射制御装置において、前記内燃機関は、排気を吸気通路に導入する排気還流機構を備えることをその要旨とする。
同構成によるように、排気還流機構を備える内燃機関では、排気が吸気通路に導入されると、吸気通路内の管内圧は高くなる傾向にあるが、吸気速度はそれほど変化しないため、排気還流機構を備える内燃機関では、排気が吸気通路に導入されたときにおいて、管内圧と吸気速度とが正の相関関係になっていない。この点、同構成によれば、そうした内燃機関においても、パージガス流入量を精度よく推定することができるようになる。
なお、上述した吸気速度は、エアフロメータなどのセンサによって検出される吸入空気量に基づいて検出することが可能であり、上記パージガス通過量は、パージバルブの全開時におけるパージガス流量及びパージバルブの開度に基づいて算出することができる。
以下、この発明にかかる内燃機関の燃料噴射制御装置を具体化した一実施形態について、図1及び図2を併せ参照して説明する。
図1に、本実施形態にかかる燃料噴射制御装置が適用されるエンジン11の概略構成を示す。
同図1に示されるように、エンジン11の燃焼室12には、吸気通路13及び吸気ポート13aを通じて空気が吸入されるとともに、同吸気通路13に設けられた燃料噴射弁14から吸入空気量に応じた燃料が噴射供給される。この空気と燃料とからなる混合気に対し点火プラグ15による点火が行われると、同混合気が燃焼してピストン16が往復移動し、機関出力軸であるクランクシャフト17が回転する。そして、燃焼後の混合気は排気として燃焼室12から排気ポート18aを介して排気通路18に送り出される。
上記吸気通路13の途中には、サージタンク23が設けられており、同サージタンク23よりも吸気上流側の吸気通路13内には、吸入空気量を調整するためのスロットルバルブ27が設けられている。
上記吸気ポート13aと燃焼室12との連通及び遮断は、吸気バルブ19の開閉動作によって行われ、排気ポート18aと燃焼室12との連通及び遮断は、排気バルブ20の開閉動作によって行われる。これら吸気バルブ19及び排気バルブ20は、クランクシャフト17の回転が伝達される吸気カムシャフト21及び排気カムシャフト22の回転に伴い開閉動作される。
吸気カムシャフト21と吸気バルブ19との間には、同吸気バルブ19の最大リフト量を変更する可変リフト機構60が設けられている。ここで、エンジン11においては、基本的に吸気バルブ19の最大リフト量を変更することにより吸入空気量が調量され、この最大リフト量の変更によって吸入空気量が調量されているときには、上記スロットルバルブ27の開度は、全開付近に保持される。
他方、このエンジン11には蒸発燃料処理機構30が設けられている。この蒸発燃料処理機構30は、燃料タンク40に接続されたベーパ通路32、ベーパ通路32に接続された捕集部材であるキャニスタ31、吸気通路13にあってスロットルバルブ27の吸気下流側とキャニスタ31とを接続するパージ通路33、キャニスタ31内に大気を導入する大気導入通路34を備えている。さらに、パージ通路33の途中にはパージバルブ35も備えられており、このパージバルブ35の開度はデューティ制御を通じて調整される。即ち、パージバルブ35の駆動信号におけるデューティ比Dが「0%」のときには、パージバルブ35は閉弁され、そのデューティ比Dが大きくなるに伴ってパージバルブ35の開度は増大され、同デューティ比Dが「100%」にされるとパージバルブ35は全開にされる。
燃料タンク40内で発生する蒸発燃料は、同燃料タンク40からベーパ通路32を通じてキャニスタ31内に導入され、その内部に設けられた吸着材に一旦吸着される。そして、パージバルブ35が開かれ、キャニスタ31内に大気導入通路34を通じて大気が導入されることによって、このキャニスタ31内に吸着されている蒸発燃料が脱離され、その脱離された蒸発燃料と空気との混合体であるパージガスが、パージ通路33を通じて吸気通路13内に導入される。このパージガスに含まれる蒸発燃料は、燃料噴射弁14から噴射される燃料と共に燃焼室12で燃焼される。こうした、いわゆるパージ処理が行われることにより、キャニスタ31の蒸発燃料捕集性能は回復される。
また、エンジン11には機関運転状態を検出するための各種センサが設けられている。例えば、スロットルバルブ27の吸気上流側に設けられた吸入空気量センサ51によって吸入空気量GAが検出され、サージタンク23に設けられた圧力センサ52によって吸気通路13の管内圧PMが検出される。また、排気通路18に設けられた空燃比センサ53によって排気中の酸素濃度が検出され、クランクシャフト17の近傍に設けられたクランク角センサ54によって、機関回転速度NEが検出される。そして、大気圧センサ55によって大気圧PAが検出され、アクセルセンサ56によってアクセルペダルの踏み込み量(アクセル操作量ACCP)が検出される。
エンジン11の各種制御は、制御装置50によって行われる。この制御装置50はマイクロコンピュータを中心に構成されており、上述したような各センサの検出信号がそれぞれ取り込まれる。そして、それら信号に基づいて制御装置50の中央処理装置(CPU)は、読出し専用メモリ(ROM)に記憶されている制御プログラム、初期データ、及び制御マップ等に従って演算処理を行い、その演算結果に基づいて各種制御を実行する。例えば、点火プラグ15の点火時期制御、燃料噴射弁14の燃料噴射制御、スロットルバルブ27の開度制御、アクセル操作量ACCP等に基づく可変リフト機構60の駆動制御などを実行する。
上記燃料噴射制御としては、空燃比センサ53によって検出される酸素濃度に基づき、燃料噴射弁14からの燃料噴射量をフィードバック制御する、いわゆる空燃比制御が実行される。また、上記パージ処理が行われると、燃料噴射弁14から噴射される燃料とは別に、パージガス中に含まれる蒸発燃料も燃焼室12には導入される。そのため、パージ処理実行時には、パージガスに含まれる蒸発燃料の量に応じて燃料噴射量を減量補正するといった燃料噴射制御も行い、これにより空燃比の乱れを極力抑えるようにしている。
さらに、制御装置50は、上記パージ処理にかかる制御、例えば上記パージバルブ35の開度制御なども実行する。
ところで、上述したように、パージバルブ35の開度に応じたパージガスが燃焼室12に流入するようになるまでには、上述したような遅れ時間や変化度合に応じた輸送遅れが発生する。従って、パージガスに含まれる蒸発燃料の量に応じて燃料噴射量を減量補正する際には、そうしたパージガスの輸送遅れを考慮して、燃焼室12に流入するパージガスの量を推定する必要がある。
ここで、燃焼室12に流入するパージガスの輸送遅れは、吸気通路13内の空気量及び燃焼室12に流入する空気の吸気速度で算出可能な吸気通路13内の空気の移動量に基づいて推定することができ、同輸送遅れは吸気通路13内の空気量が多くなるほど遅くなり、燃焼室12に流入する空気の吸気速度が速くなるほど短くなる。
吸気通路13内の空気量は吸気通路13の管内圧PMが高いときほど多くなるが、管内圧PMが高くなるほど吸入空気量が増大して吸気速度が速くなる場合、即ち管内圧PMと吸気速度とが正の相関関係にある場合には、空気量の増加による輸送遅れの増大が、吸気速度の増加による輸送遅れの短縮によって打ち消される。そのため、こうした場合であれば、上述したように機関回転速度NE等に基づいてパージガスの輸送遅れを推定することができる。例えば、吸気通路13内に設けられたスロットルバルブ27で吸入空気量を調量する場合には、管内圧PMが高いときほど吸気速度は速くなるため、機関回転速度NE等に基づいてパージガスの輸送遅れ補償値(パージバルブを通過したパージガスの量に基づいて燃焼室に流入するパージガスの量を推定するための補償値)を設定することができる。
しかし、上記エンジン11は、吸気バルブ19の最大リフト量を変更することで吸入空気量を調量するようにしており、スロットルバルブ27の開度は基本的に全開付近に保持される。そのため、管内圧PMは、スロットルバルブ27で吸入空気量を調量する場合と比べて、比較的高い状態になっている。そして、管内圧PMが同じでも、最大リフト量が小さくなるほど燃焼室12に吸入される空気量は少なくなり、吸気速度は遅くなる。このように最大リフト量の変更を通じて吸入空気量が調量されるエンジン11では、管内圧PMと吸気速度とが正の相関関係になっていないため、機関回転速度に基づくパージガスの輸送遅れ補償値の設定を精度よく行うことはできない。
そこで、本実施形態では、パージバルブ35を通過したパージガスの量と輸送遅れ補償値とに基づいて燃焼室に流入するパージガスの量を推定するようにしているが、その輸送遅れ補償値を、吸気通路13内の空気量と相関する吸気通路13の管内圧PMと燃焼室12に流入する空気の吸気速度とに基づいて設定するようにしている。
図2に、燃焼室12に流入するパージガスの量(図1に「Y」で示す部分のパージガス量:以下、パージガス流入量という)を算出する処理について、その処理手順を示す。なお、このパージガス流入量の算出処理は、パージ処理の実行中において、制御装置50により繰り返し実行される。また、本処理は上記推定手段を構成する。
本処理が開始されると、まず、パージバルブ35を通過したパージガスの量PG1(先の図1に「X」で示す部分のパージガス量:以下、パージガス通過量という)が、次式(1)に基づいて算出される(S100)。

パージガス通過量PG1=デューティ比D×全開時流量Pmax …(1)

上記全開時流量Pmaxは、パージバルブ35の全開時におけるパージガス流量であり、その値は管内圧PMが小さいときほど大きくなるように可変設定される。そして、この全開時流量Pmaxに対して、デューティ比Dで示されるパージバルブ35の開度が反映されることにより、上記パージガス通過量PG1が算出される。なお、デューティ比Dは、機関回転速度や吸入空気量等に基づいて設定される目標パージ流量に対応した値が設定される。また、ここでパージガス通過量PG1が算出されるたびに、その値は制御装置50のRAMに記憶される。これにより、時間経過に対応したパージガス通過量PG1がROMに記憶される。
次に、上記輸送遅れ補償値を構成する値であって、パージバルブ35を通過したパージガスが燃焼室12に到達するまでの遅れ時間DLYが、次式(2)に基づいて算出される(S110)。

遅れ時間DLY=係数K1×(管内圧PM/大気圧PA)/吸気速度AS …(2)

パージガスが通過する部分の容積が大きいときほど、遅れ時間DLYは長くなるため、上記係数K1は、エンジン11のパージ通路33、吸気通路13、サージタンク23、及び吸気ポート13a等の総内部容積に応じて適宜の値が設定されている。また、吸気速度ASは、吸入空気量センサ51によって検出される吸入空気量GAに基づいて検出される。
また、上述したように、燃焼室12に流入するパージガスの輸送遅れは、吸気通路13内の空気量が多くなるほど遅くなり、燃焼室12に流入する空気の吸気速度ASが速くなるほど短くなる。そこで、上記式(2)では、管内圧PMが高く、吸気通路13内の空気量が多いときほど、遅れ時間DLYが長くなるように設定されている。また、上記式(2)では、吸気速度ASが速いときほど、遅れ時間DLYが短くなるように設定されている。従って、パージガスの輸送遅れ補償値を構成する値であって、パージバルブ35を通過したパージガスが燃焼室12に到達するまでの遅れ時間DLYが精度よく設定される。
次に、本実施形態では、パージガス流入量PG2をなまし処理にて算出するようにしているが、そのなまし処理に用いるなまし係数NMSが次式(3)に基づいて算出される(S120)。

なまし係数NMS=係数K2×(管内圧PM/大気圧PA)/吸気速度AS …(3)

先の図4を参照して説明したように、パージガスが燃焼室12に流入し始めると(時刻t2)、その後、パージガス流入量PG2は、所定の変化度合をもって徐々に変化していき、ある程度の応答時間が経過した後にパージバルブ35の開度に応じた量に達する(時刻t3)。そうした応答時間内におけるパージガス流入量PG2は、パージガス通過量PG1に対してなまし処理を行うことで推定することができ、そうしたなまし処理を行う場合には、その処理に用いるなまし係数が上記変化度合に相当する値となる。ここで、パージガス流入量PG2が徐々に変化していく過程での変化度合は、パージガスが通過する部分の容積が大きいときほど遅くなるため、上記係数K2は、エンジン11のパージ通路33、吸気通路13、サージタンク23、及び吸気ポート13a等の総内部容積に応じて適宜の値が設定されている。
また、上述したように、燃焼室12に流入するパージガスの輸送遅れは、吸気通路13内の空気量が多くなるほど遅くなり、燃焼室12に流入する空気の吸気速度ASが速くなるほど短くなる。より詳細には、上記応答時間内において、パージガス流入量PG2が徐々に変化していく過程での変化度合は、吸気通路13内の空気量が多くなるほど小さくなり、燃焼室12に流入する空気の吸気速度ASが速くなるほど大きくなる。そこで、上記式(3)では、管内圧PMが高く、吸気通路13内の空気量が多いときほど、なまし係数NMSが大きくなるように設定されている。このように管内圧PMが高いときほどなまし係数NMSが大きくなるように設定されることにより、なまし処理にて算出されるパージガス流入量PG2の変化度合は小さくされる。また、上記式(3)では、吸気速度ASが速いときほど、なまし係数NMSが小さくなるように設定されている。このように吸気速度ASが速いときほどなまし係数NMSが小さくされることにより、なまし処理にて算出されるパージガス流入量PG2の変化度合は大きくされる。
このように、そのなまし処理に用いる値であって、輸送遅れ補償値を構成するなまし係数NMSが管内圧PM及び吸気速度ASに基づいて精度よく設定されることにより、上記応答時間内において徐々に変化するパージガス流入量PG2も精度よく推定することが可能になる。
次に、なまし処理にてパージガス流入量PG2が算出される(S130)。ここでは、次のようにしてパージガス流入量PG2が算出される。
すなわち、パージバルブ35を通過したパージガスは、上記遅れ時間DLYが経過した後に燃焼室12に流入する。そのため、燃焼室12に流入するパージガス流入量PG2をなまし処理にて算出する場合には、そのパージガス流入量PG2の算出タイミングから遅れ時間DLYよりも前の時点におけるパージガス通過量PG1に対してなまし処理を行うことで、今回の算出タイミングにおけるパージガス流入量PG2の推定精度は向上する。そこで、このステップS130では、次式(4)に示されるなまし処理の一次式に基づいてパージガス流入量PG2の算出が行われる(S130)。

パージガス流入量PG2(i)=1/NMS×PG1(i−DLY)+
(NMS―1)/NMS×PG2(i−1) …(4)
PG2(i):今回算出されるパージガス流入量PG2
DLY:ステップS110で算出された遅れ時間
NMS:ステップS120で算出されたなまし係数
PG1(i−DLY):現時間よりも遅れ時間DLYの分だけ前の時間に
おいてRAMに記憶されたパージガス通過量PG1
PG2(i−1):前回算出されたパージガス流入量PG2

式(4)に示されるように、パージガス流入量PG2の算出タイミングにおいては、その算出タイミングから上記算出された遅れ時間DLY分だけ前に記憶されたパージガス通過量PG1に対し、上記算出されたなまし係数NMSを用いてなまし処理が行われることで、今回の算出タイミングでのパージガス流入量PG2が算出される。これにより、パージガス流入量PG2の推定精度が向上する。
こうしてパージガス流入量PG2が算出されると、現在、燃焼室12に流入しているパージガスに含まれる蒸発燃料量EBPが次式(5)に基づいて算出される(S140)。

蒸発燃料量EBP=パージガス流入量PG2×蒸発燃料濃度EBPD …(5)

上記蒸発燃料濃度EBPDは、パージガス中の蒸発燃料の濃度であり、その値は次のようにして算出される。
すなわち、吸気通路13にパージガスが導入されると空燃比はリッチ側に変化するため、パージ処理の実行中には、空燃比制御で設定される燃料噴射量のフィードバック補正値が減量側に大きくなる。さらに、パージガス中の蒸発燃料の濃度が高いときほど同フィードバック補正値は減量側に大きくなる。そこで、本実施形態では、そうしたフィードバック補正値に基づいて蒸発燃料濃度EBPDが算出される。なお、パージバルブ35を開弁させたときの空燃比の変化量に基づいて蒸発燃料濃度EBPDを算出したり、パージ通路33に蒸発燃料の濃度を検出するセンサを設け、同センサによって蒸発燃料濃度EBPDを直接検出するようにしてもよい。
ステップS140で算出される蒸発燃料量EBPは、ステップS130で算出されるパージガス流入量PG2の推定精度が十分に高いため、その蒸発燃料量EBPの推定精度も十分に高いものとなる。そして、こうした蒸発燃料量EBPが算出されると、本処理は一旦終了される。
そしてその後、機関運転状態に基づいて設定される基本燃料噴射量から上記蒸発燃料量EBPを減算する補正が行われる。この基本燃料噴射量の補正に際しては、蒸発燃料量EBPの推定精度が十分に高いため、パージ処理実行中の燃焼噴射量の減量補正を精度よく行うことができる。
また、吸入空気量センサ51で検出される吸入空気量GAに上記パージガス流入量PG2を加算する処理が行われ、これにより燃焼室12に吸入される実際の総吸入空気量が算出される。この総吸入空気量の算出においても、パージガス流入量PG2の推定精度が十分に高いため、パージ処理の実行中において、燃焼室12に吸入される実際の総吸入空気量の推定精度も十分高くなる。
以上説明したように、本実施形態によれば、次のような効果を得ることができる。
(1)吸気バルブ19の最大リフト量を変更する可変リフト機構60を備え、同最大リフト量の変更を通じて吸入空気量が調量される上記エンジン11においては、管内圧PMと吸気速度ASとが正の相関関係にない。こうしたエンジン11において、吸気通路13内の空気量と相関する吸気通路13の管内圧PMと、燃焼室12に流入する空気の吸気速度ASとに基づいて輸送遅れ補償値を設定し、その輸送遅れ補償値とパージバルブ35を通過したパージガス通過量PG1とに基づき、燃焼室12に流入するパージガス流入量PG2を推定するようにしている。このように、燃焼室12に流入するパージガスの輸送遅れに関与する適切なパラメータに基づいて上記輸送遅れ補償値が設定されるため、その輸送遅れ補償値を精度よく設定することができ、これによりパージガス流入量PG2の推定精度が向上するようになる。従って、吸気通路13の管内圧PMと吸気速度ASとが正の相関関係にないエンジン11であっても、燃焼室12に流入するパージガスの量を精度よく推定することができるようになる。
(2)上記輸送遅れ補償値を構成する値であって、パージバルブ35を通過したパージガスが燃焼室12に到達するまでの遅れ時間DLYを、管内圧PM及び吸気速度ASに基づいて算出するようにしている。そのため、パージガスの輸送遅れのうち、パージバルブ35を通過したパージガスが燃焼室12に到達するまでの遅れ時間DLYを精度よく設定することができるようになる。
(3)パージバルブを通過したパージガス通過量PG1に対してなまし処理を行うことでパージガス流入量PG2を算出するようにしている。そして、そのなまし処理に用いる値であって、上記輸送遅れ補償値を構成するなまし係数NMSを管内圧PM及び吸気速度ASに基づいて設定するようにしている。そのため、同なまし係数を精度よく設定することができ、上記応答時間内において徐々に変化するパージガス流入量PG2も精度よく推定することができるようになる。
(4)パージバルブ35を通過したパージガス通過量PG1を時間経過に対応させてRAMに記憶するようにしている。そして、パージガス流入量PG2の算出タイミングにおいては、その算出タイミングから上記遅れ時間DLYの分だけ前に記憶されたパージガス通過量PG1に対して上記設定されたなまし係数NMSを用いてなまし処理を行うようにしている。従って、パージガス流入量PG2の推定精度を向上させることができるようになる。
なお、上記実施形態は以下のように変更して実施することもできる。
・上記実施形態では、可変リフト機構60を備えるエンジン11の燃料噴射制御装置に本発明を適用した場合について説明した。
この他、図3に示すように、可変リフト機構60は設けられておらず、スロットルバルブ27の開度制御を通じて吸入空気量が調量されるエンジン110に対し、排気を吸気通路に導入する排気還流機構70が設けられている場合にも、本発明にかかる燃料噴射制御装置は適用することができる。そして、この場合にも、上記実施形態と同様な作用効果を得ることができる。
同図3に示すように、上記排気還流機構70は、吸気通路13の途中に設けられたサージタンク23と排気通路18とを連通する還流通路71や、その還流通路71の途中に設けられて排気の導入量を調量するEGRバルブ72などで構成されている。その排気還流機構70を備えるエンジン110においては、制御装置120によって、上記制御装置50と同様な各種制御が行われるとともに、EGRバルブ72の開度制御や、スロットルバルブ27の開度制御を通じた吸入空気量の調量が行われる。
こうした排気還流機構70を備えるエンジン110では、排気が吸気通路13に導入されると、吸気通路13の管内圧PMは高くなる傾向にあるが、吸気速度ASはそれほど変化しない。従って、排気還流機構70を備えるエンジン110では、排気が吸気通路13に導入されていないときには、管内圧PMと吸気速度ASとが正の相関関係になっているが、排気が吸気通路13に導入されているときには、管内圧PMと吸気速度ASとが正の相関関係になっていない。そこで、こうしたエンジン110においても、制御装置120で上述したようなパージガス流入量の算出処理を行うことにより、管内圧PMと吸気速度ASとが正の相関関係になっていない状態になることのある内燃機関においても、パージガス流入量PG2を精度よく推定することができるようになる。なお、可変リフト機構60と排気還流機構70とを共に備える内燃機関にも、本発明は同様に適用することができる。
・上記実施形態及び先の図4に示したような内燃機関は、管内圧PMと吸気速度ASとが正の相関関係にない内燃機関であった。ここで、上記パージガス流入量の算出処理では、燃焼室12に流入するパージガスの輸送遅れは、吸気通路13内の空気量及び燃焼室12に流入する空気の吸気速度で算出可能な吸気通路13内の空気の移動量に基づいて推定することができる、といった原理に基づいている。そして、この原理は、管内圧PMと吸気速度ASとが正の相関関係にある内燃機関でも通用する原理である。従って、本発明にかかる燃料噴射制御装置は、管内圧PMと吸気速度ASとが正の相関関係にない内燃機関のみならず、管内圧PMと吸気速度ASとが正の相関関係にある内燃機関にも適用することができる。
・管内圧PM及び吸気速度ASに基づいて遅れ時間DLYやなまし係数NMSを算出するようにしたが、管内圧PM及び吸気速度ASに基づいて遅れ時間DLYのみを算出したり、なまし係数NMSのみを算出したりするようにしてもよい。
・管内圧PMを圧力センサ52で検出するようにしたが、適宜の物理モデルで推定するようにしてもよい。
・上記実施形態及びその変形例にかかる内燃機関の燃料噴射制御装置は、点火プラグを備えるガソリン機関のみならず、ディーゼル機関にも適用して実施することができる。
本発明にかかる内燃機関の燃料噴射制御装置の一実施形態について、これが適用される内燃機関の構成を示す概略図。 パージガス流入量の算出処理についてその処理手順を示すフローチャート。 同実施形態の変形例における内燃機関の構成を示す概略図。 パージガスの輸送遅れを示すタイミングチャート。
符号の説明
11…エンジン、12…燃焼室、13…吸気通路、13a…吸気ポート、14…燃料噴射弁、15…点火プラグ、16…ピストン、17…クランクシャフト、18…排気通路、18a…排気ポート、19…吸気バルブ、20…排気バルブ、21…吸気カムシャフト、22…排気カムシャフト、23…サージタンク、27…スロットルバルブ、30…蒸発燃料処理機構、31…キャニスタ、32…ベーパ通路、33…パージ通路、34…大気導入通路、35…パージバルブ、40…燃料タンク、50…制御装置、51…吸入空気量センサ、52…圧力センサ、53…空燃比センサ、54…クランク角センサ、55…大気圧センサ、56…アクセルセンサ、60…可変リフト機構、70…排気還流機構、71…還流通路、72…EGRバルブ、110…エンジン、120…制御装置。

Claims (6)

  1. 燃料タンクで発生した蒸発燃料を捕集する捕集部材と、該捕集部材から脱離した蒸発燃料と空気との混合体であるパージガスを内燃機関の吸気通路に導入するパージ通路と、該パージ通路に設けられてパージガスの流量を調整するパージバルブとで構成される蒸発燃料処理機構を備える内燃機関に適用され、前記内燃機関の燃焼室に流入するパージガスに含まれる蒸発燃料の量に応じて燃料噴射弁からの燃料噴射量を補正する内燃機関の燃料噴射制御装置において、
    前記燃焼室に流入するパージガス流入量を、前記パージバルブを通過したパージガス通過量と、前記吸気通路の管内圧及び燃焼室に流入する空気の吸気速度に基づいて設定される輸送遅れ補償値とに基づいて推定する推定手段を備える
    ことを特徴とする内燃機関の燃料噴射制御装置。
  2. 前記推定手段は、前記輸送遅れ補償値を構成する値であって、前記パージバルブを通過した前記パージガスが前記燃焼室に到達するまでの遅れ時間を、前記管内圧及び前記吸気速度に基づいて設定する
    請求項1に記載の内燃機関の燃料噴射制御装置。
  3. 前記推定手段は、前記パージバルブを通過したパージガス通過量に対してなまし処理を行うことで前記パージガス流入量を算出するものであり、
    前記輸送遅れ補償値を構成する値であって、前記なまし処理に用いるなまし係数を前記管内圧及び前記吸気速度に基づいて設定する
    請求項1または2に記載の内燃機関の燃料噴射制御装置。
  4. 前記推定手段は、前記パージバルブを通過したパージガス通過量を時間経過に対応させて記憶するとともに、同パージガス通過量に対してなまし処理を行うことで前記パージガス流入量を算出するものであり、
    同推定手段は、前記輸送遅れ補償値を構成する値であって、前記パージバルブを通過した前記パージガスが前記燃焼室に到達するまでの遅れ時間と、前記なまし処理に用いるなまし係数とを前記管内圧及び前記吸気速度に基づいてそれぞれ設定し、
    前記パージガス流入量の算出タイミングにおいては、その算出タイミングから前記遅れ時間分だけ前に記憶された前記パージガス通過量に対して前記設定されたなまし係数を用いて前記なまし処理を行うことで同算出タイミングでの前記パージガス流入量を算出する
    請求項1に記載の内燃機関の燃料噴射制御装置。
  5. 前記内燃機関は、吸気バルブの最大リフト量を変更する可変リフト機構を備え、同最大リフト量の変更を通じて吸入空気量が調量される
    請求項1から4のいずれか1項に記載の内燃機関の燃料噴射制御装置。
  6. 前記内燃機関は、排気を吸気通路に導入する排気還流機構を備える
    請求項1から5のいずれか1項に記載の内燃機関の燃料噴射制御装置。
JP2007159017A 2007-06-15 2007-06-15 内燃機関の燃料噴射制御装置 Active JP4659785B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007159017A JP4659785B2 (ja) 2007-06-15 2007-06-15 内燃機関の燃料噴射制御装置
EP08158242.1A EP2003315B1 (en) 2007-06-15 2008-06-13 Fuel injection controller for internal combustion engine
US12/139,043 US7690370B2 (en) 2007-06-15 2008-06-13 Fuel injection controller for internal combustion engine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007159017A JP4659785B2 (ja) 2007-06-15 2007-06-15 内燃機関の燃料噴射制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008309093A true JP2008309093A (ja) 2008-12-25
JP4659785B2 JP4659785B2 (ja) 2011-03-30

Family

ID=39662322

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007159017A Active JP4659785B2 (ja) 2007-06-15 2007-06-15 内燃機関の燃料噴射制御装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7690370B2 (ja)
EP (1) EP2003315B1 (ja)
JP (1) JP4659785B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012039047A1 (ja) * 2010-09-23 2012-03-29 トヨタ自動車 株式会社 内燃機関の制御装置
JP2016151214A (ja) * 2015-02-17 2016-08-22 マツダ株式会社 エンジンの制御装置
KR20200039183A (ko) * 2018-10-05 2020-04-16 현대자동차주식회사 연료 증기 듀얼 퍼지 시스템의 연료 분사량을 계산하는 방법 및 이를 이용한 연료 분사량 제어 시스템
JP2021195911A (ja) * 2020-06-15 2021-12-27 トヨタ自動車株式会社 エンジン装置

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9243580B2 (en) * 2011-12-07 2016-01-26 Ford Global Technologies, Llc Method and system for reducing soot formed by an engine
DE112014003243T5 (de) * 2013-07-12 2016-05-25 Mazda Motor Corporation Fahrzeugmotorgeschwindigkeitsanzeigevorrichtung und Kontrollverfahren für Fahrzeugmotorgeschwindigkeitsanzeigegerät
US9797322B2 (en) 2014-04-14 2017-10-24 Ford Global Technologies, Llc Method and system for fuel vapor management
CN106677909B (zh) * 2016-12-08 2023-03-24 湖北鹰牌动力科技有限公司 一种燃气发动机的电子卸荷装置
KR20200069733A (ko) * 2018-12-07 2020-06-17 현대자동차주식회사 연료 증발가스의 퍼지 제어방법
KR20200074519A (ko) * 2018-12-17 2020-06-25 현대자동차주식회사 가변 밸브 듀레이션 기구 및 액티브 퍼지 시스템을 구비한 차량의 공연비 제어 방법
KR20200141828A (ko) * 2019-06-11 2020-12-21 현대자동차주식회사 퍼징시에 기통별로 연료를 보상하는 방법

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1162729A (ja) * 1997-08-22 1999-03-05 Honda Motor Co Ltd 内燃機関の蒸発燃料処理装置
JP3582137B2 (ja) * 1994-03-30 2004-10-27 マツダ株式会社 蒸発燃料量推定装置および該装置を備えたエンジンの制御装置
JP2005155548A (ja) * 2003-11-27 2005-06-16 Mazda Motor Corp エンジンの始動装置
JP2005351216A (ja) * 2004-06-11 2005-12-22 Nippon Soken Inc 内燃機関の制御装置
JP2007077869A (ja) * 2005-09-14 2007-03-29 Toyota Motor Corp 内燃機関の空燃比制御装置

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2841005B2 (ja) * 1993-02-01 1998-12-24 本田技研工業株式会社 内燃機関の蒸発燃料処理制御装置
US5535719A (en) * 1993-10-15 1996-07-16 Nippondenso Co., Ltd. Purge-compensated air-fuel ratio control apparatus
JP3511722B2 (ja) * 1995-03-20 2004-03-29 三菱電機株式会社 内燃機関の空燃比制御装置
JP3269751B2 (ja) * 1995-06-22 2002-04-02 株式会社日立製作所 内燃機関制御装置
US5746187A (en) * 1995-08-11 1998-05-05 Mazda Motor Corporation Automotive engine control system
JPH1136918A (ja) * 1997-07-14 1999-02-09 Toyota Motor Corp 内燃機関の蒸発燃料処理装置
US6651631B2 (en) * 2001-03-14 2003-11-25 Nissan Motor Co., Ltd. Fuel vapor emission control device for an engine
JP4061881B2 (ja) 2001-10-19 2008-03-19 日産自動車株式会社 エンジンの燃料噴射制御装置
US6523531B1 (en) * 2001-12-03 2003-02-25 Ford Global Technologies, Inc. Feed forward method for canister purge compensation within engine air/fuel ratio control systems having fuel vapor recovery
JP4115368B2 (ja) * 2003-09-22 2008-07-09 三菱電機株式会社 内燃機関の空燃比制御装置
JP4166779B2 (ja) * 2005-11-28 2008-10-15 三菱電機株式会社 内燃機関制御装置
JP4185114B2 (ja) * 2006-06-05 2008-11-26 三菱電機株式会社 内燃機関の制御装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3582137B2 (ja) * 1994-03-30 2004-10-27 マツダ株式会社 蒸発燃料量推定装置および該装置を備えたエンジンの制御装置
JPH1162729A (ja) * 1997-08-22 1999-03-05 Honda Motor Co Ltd 内燃機関の蒸発燃料処理装置
JP2005155548A (ja) * 2003-11-27 2005-06-16 Mazda Motor Corp エンジンの始動装置
JP2005351216A (ja) * 2004-06-11 2005-12-22 Nippon Soken Inc 内燃機関の制御装置
JP2007077869A (ja) * 2005-09-14 2007-03-29 Toyota Motor Corp 内燃機関の空燃比制御装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012039047A1 (ja) * 2010-09-23 2012-03-29 トヨタ自動車 株式会社 内燃機関の制御装置
JPWO2012039047A1 (ja) * 2010-09-23 2014-02-03 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の制御装置
JP5590132B2 (ja) * 2010-09-23 2014-09-17 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の制御装置
US9297339B2 (en) 2010-09-23 2016-03-29 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control device for internal combustion engine
JP2016151214A (ja) * 2015-02-17 2016-08-22 マツダ株式会社 エンジンの制御装置
KR20200039183A (ko) * 2018-10-05 2020-04-16 현대자동차주식회사 연료 증기 듀얼 퍼지 시스템의 연료 분사량을 계산하는 방법 및 이를 이용한 연료 분사량 제어 시스템
KR102552015B1 (ko) * 2018-10-05 2023-07-05 현대자동차 주식회사 연료 증기 듀얼 퍼지 시스템의 연료 분사량을 계산하는 방법 및 이를 이용한 연료 분사량 제어 시스템
JP2021195911A (ja) * 2020-06-15 2021-12-27 トヨタ自動車株式会社 エンジン装置
JP7314865B2 (ja) 2020-06-15 2023-07-26 トヨタ自動車株式会社 エンジン装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP2003315B1 (en) 2017-12-27
US20080312808A1 (en) 2008-12-18
EP2003315A2 (en) 2008-12-17
JP4659785B2 (ja) 2011-03-30
US7690370B2 (en) 2010-04-06
EP2003315A3 (en) 2014-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4659785B2 (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP4656092B2 (ja) 内燃機関の制御装置
US7987840B2 (en) Delay compensated air/fuel control of an internal combustion engine of a vehicle
JP4166779B2 (ja) 内燃機関制御装置
JP4446804B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP5257511B2 (ja) 可変動弁機構を有する内燃機関の制御装置
CN104564374A (zh) 用于进气氧传感器的方法和系统
JP2006348901A (ja) 蒸発燃料処理装置及び過給機付エンジンの蒸発燃料処理装置
JP6079816B2 (ja) 内燃機関の制御装置
CA2539684A1 (en) Control system for internal combustion engine
JPWO2013069427A1 (ja) 内燃機関の吸気制御装置
JP6350425B2 (ja) エンジンの制御装置
JP2005133678A (ja) ディーゼル機関の噴射量制御装置
JP6299801B2 (ja) エンジンの制御装置
JP2006125344A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2010216300A (ja) 車両のエンジントルク演算装置
JP2006329003A (ja) 内燃機関の二次空気供給装置
JP4631584B2 (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP2007303355A (ja) 内燃機関のegr制御装置
JP2006328963A (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP5145273B2 (ja) 内燃機関のegr制御装置
JP2018119406A (ja) エンジンの制御方法、及び、エンジン
JP2006329086A (ja) 蒸発燃料処理装置
JP6493503B1 (ja) エンジンの蒸発燃料処理装置
JP4052710B2 (ja) エンジンの空燃比制御方法および空燃比制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090821

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101221

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101227

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140107

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4659785

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140107

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250