JP2008307731A - 印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像品質の確認時におけるユーザの作業性を向上させる。
【解決手段】印刷装置は、画像品質の確認条件を満たすか否かを判断する判断手段と、印刷媒体を画像印刷面が下方に向いた状態で排出するフェースダウン機構と、印刷媒体を画像印刷面が上方に向いた状態で排出するフェースアップ機構と、確認条件を満たすと判断された場合には、画像が印刷された印刷媒体をフェースアップ機構によって排出させる制御手段と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、印刷装置に関し、特に、画像品質チェックに関する。
プリンタ等の印刷装置では、環境の変化や各部品の消耗などにより印刷される画像品質が劣化することがあるため、画像品質チェックを行う必要がある(例えば特許文献1参照)。
特開2002−283681公報
ところで、画像品質チェックの方法の1つとして、印刷装置の排紙トレイに排出された用紙上の画像をユーザに直接視認させる方法がある。ここで、排紙トレイへの排紙方法としては、フェースダウン方式とフェースアップ方式とがある。フェースダウン方式とは、画像が印刷された面を下方に向けた状態で印刷済みの用紙を排紙トレイに排出する方式であり、フェースアップ方式とは、画像が印刷された面を上方に向けた状態で印刷済みの用紙を排紙トレイに排出する方式である。例えば複数頁分の画像データについて印刷を行う場合には、特にフェースダウン方式が好ましい。各頁の画像を印刷した用紙を画像データの頁順に排紙トレイ上に排出することができるからである。しかし、このフェースダウン方式では、画像が印刷された面を排紙トレイに伏せた状態で排出された用紙をひっくり返さなければ画像品質の確認ができずユーザにとって作業性が悪いといった問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、画像品質の確認時におけるユーザの作業性を向上させることが可能な印刷装置を提供するところにある。
上記の目的を達成するための手段として、第1の発明に係る印刷装置は、印刷データに基づく画像を印刷する印刷手段と、画像品質の確認条件を満たすか否かを判断する判断手段と、前記印刷手段によって画像が印刷された印刷媒体を、画像印刷面が下方に向いた状態で排出するフェースダウン機構と、前記印刷手段によって画像が印刷された印刷媒体を、画像印刷面が上方に向いた状態で排出するフェースアップ機構と、前記判断手段で前記確認条件を満たすと判断された場合には、画像が印刷された印刷媒体を前記フェースアップ機構によって排出させる制御手段と、を備える。
本発明によれば、画像品質の確認をする場合には、印刷済みの印刷媒体がフェースアップで排出されるから、ユーザは印刷媒体を裏返すことなくその画像品質を確認することができ、ユーザの作業性を向上させることができる。
第2の発明は、第1の発明の印刷装置であって、前記判断手段は、前記印刷手段における印刷特性の補正動作を実行する時期が到来したことを前記確認条件とする構成である。
通常、印刷特性の補正動作の実行時期は、例えば画像品質が劣化し始める直前など、画像品質の確認を要するタイミングに設定されることが多い。従って、この実行時期の到来を確認条件とすることが好ましい。
第3の発明は、第2の発明の印刷装置であって、前記印刷手段は、前記補正動作の実行時期が到来した場合には、印刷データに含まれる最初の複数色頁の印刷を実行し、前記制御手段は、前記複数色頁の画像が印刷された印刷媒体を前記フェースアップ機構によって排出させる構成である。
画像品質は複数色(2色以上の着色剤(現像剤やインキ))画像によって判断すべきであるから、複数色頁の画像が印刷された印刷媒体をフェースアップで排出することが好ましい。
第4の発明は、第3の発明の印刷装置であって、前記補正動作を実行する必要があるか否かが入力される入力手段を備え、前記印刷手段は、前記複数色頁の画像を印刷した後に、前記入力手段に前記補正動作の必要有りの入力がある場合には、当該補正動作後に前記複数色頁を含む印刷データに基づく画像を印刷媒体に印刷し、前記制御手段は、前記複数色頁を含む印刷データに基づく画像が印刷された印刷媒体をフェースダウン機構によって排出させる。
本発明のように、補正動作後はフェースダウンで排出すれば、各頁画像が印刷された印刷媒体を原稿頁順で排紙トレイ上に排出することができる。
第5の発明は、第4の発明の印刷装置であって、前記印刷手段は、前記複数色頁の画像を印刷した後に、前記入力手段に前記補正動作の必要無しの入力がある場合には、当該補正動作をせずに前記複数色頁以降の印刷データに基づく画像を印刷媒体に印刷し、前記制御手段は、前記複数色頁以降の印刷データに基づく画像が印刷された印刷媒体をフェースダウン機構によって排出させる。
画像品質をチェックした結果、補正動作が必要ないと判断した場合には、補正動作をせずに印刷を早期に実行させることができる。
本発明によれば、画像品質の確認をする場合には、印刷済みの印刷媒体がフェースアップで排出されるから、ユーザは印刷媒体を裏返すことなくその画像品質を確認することができ、ユーザの作業性を向上させることができる。
次に本発明の一実施形態について図1から図5を参照して説明する。
(プリンタの全体構成)
図1は、本発明の印刷装置の一例であるプリンタ1の概略構成を示す側断面図である。なお、以下の説明においては、図1における右側をプリンタ1の前方とする。
プリンタ1は、本体ケーシング2を備えており、この本体ケーシング2の底部には、用紙3(印刷媒体の一例)が積載される供給トレイ4が設けられている。供給トレイ4の前端上方には給紙ローラ5が設けられており、この給紙ローラ5の回転に伴って供給トレイ4内の最上位に積載された用紙3がレジストローラ6に送り出される。レジストローラ6は、用紙3の斜行補正を行った後、その用紙3を印刷部10のベルトユニット11上へ搬送する。
印刷部10(印刷手段の一例)は、ベルトユニット11、プロセス部20、定着器28などを備えている。
ベルトユニット11は、前後一対の支持ローラ12間に、ポリカーボネート等からなるベルト13を張架した構成となっており、ベルト13が駆動されることによりベルト13上の用紙3が後方に向けて搬送される。また、ベルト13の内側には、後述するプロセス部20の各感光体ドラム26とベルト13を挟んで対向する位置にそれぞれ転写ローラ14が設けられている。さらに、ベルト13面に対向して、ベルト13上に形成される補正用パターンを検出するためのセンサ15が設けられている。
プロセス部20は、例えば4色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した4つの現像カートリッジ22(それぞれ22Y,22M,22C,22K)を備えている。各現像カートリッジ22には、スキャナ部17が個別に設けられている。スキャナ部17は、レーザ発光部(図示せず)から出射されたレーザ光を、各色毎に対応する感光体ドラム26の表面にそれぞれ照射する。これにより、印刷データに基づいて感光体ドラム26の表面が露光されることになる。
各現像カートリッジ22には、現像剤である各色のトナー(着色剤の一例)を収容するトナー収容室23、供給ローラ24、現像ローラ25、感光体ドラム26、スコロトロン型の帯電器27等が設けられている。
トナー収容室23から放出されたトナーは、供給ローラ24の回転により現像ローラ25に供給され、このとき、供給ローラ24と現像ローラ25との間で正に摩擦帯電される。感光体ドラム26の表面は、その回転に伴って、まず、帯電器27により一様に正帯電された後、スキャナ部17からのレーザ光Lにより露光され、用紙3に形成すべき画像に対応した静電潜像が形成される。次いで、現像ローラ25の回転により、現像ローラ25上のトナーが感光体ドラム26の表面に供給され、静電潜像が可視像化される。その後、感光体ドラム26の表面上に担持されたトナー像は、用紙3が感光体ドラム26と転写ローラ14との間を通過する間に、転写ローラ14に印加される転写バイアス電圧によって、用紙3に転写される。なお、レーザ光により感光体ドラム26の表面が全く露光されなかった場合には、感光体ドラム26の表面には静電潜像が形成されないので、用紙3にトナー像が転写されることはない。つまり、白紙の状態で搬送される。
転写後の用紙3は、ベルトユニット11によって定着器28に搬送され、ここで用紙3上に転写されたトナー像が熱定着される。このようにして用紙3には、印刷データに基づいて印刷部10によって印刷処理がなされる。そして、熱定着された用紙3は、後述するCPU30により制御されるモータ(図示せず)により回転駆動される排紙ローラ30によって本体ケーシング2の上面に設けられた排出トレイ29上に排出される。この場合、用紙3は、フェイスダウン(用紙3のトナー像が形成された面が下側になる状態)で排出トレイ29上に排出される。また、本体ケーシング2内の下部には、ベルト13と供給トレイ4との間に位置して、両面印刷のための再搬送路51が設けられている。再搬送路51は本体ケーシング2の前後に延びる形状をなしており、経路上の2箇所に用紙3を搬送するために、後述するCPU30により制御されるモータ(図示せず)により回転駆動される中継ローラ53が配置されている。この再搬送路51は、その前端が、上記給紙ローラ5からのU字形の搬送路55とレジストローラ6の上流側において合流する一方、その後端がベルト13及び定着器28からの搬送路57と合流している。更に、本体ケーシング2の排出口63の手前に排出センサ59が設けられ、また、再搬送路51の上流側には反転給紙センサ61が設けられている。従って、両面印刷時には、トナー像が熱定着された用紙3は、再搬送路51を通って給紙側に搬送されることにより、その裏面側に印字部10によってトナー像が形成され、その裏面側がフェースダウン(用紙3に最初にトナー像が形成された表面側は、フェースアップとなる)で排出トレイ29上に排出される。このようにプリンタ1では、上記構成とすることで、供給トレイ4からの用紙3の片面のみに印刷をする片面印刷に加えて、用紙3の両面に印刷をする両面印刷が可能となる。
(印刷システムの電気的構成)
図2は、上述のプリンタ1と、このプリンタ1に通信回線37を介して接続された1台または複数台のコンピュータ40(情報処理装置の一例)とからなる印刷システムの電気的構成を示すブロック図である。
プリンタ1は、CPU30、ROM31、RAM32、NVRAM(不揮発性メモリ)33、操作部34、表示部35、既述の印刷部10、ネットワークインターフェイス36、USBインターフェイス39等を備えている。
ROM31には、後述するプリント処理などのプリンタ1の動作を制御するための各種プログラムが記録されており、CPU30は、ROM31から読み出したプログラムに従って、その処理結果をRAM32やNVRAM33(内部メモリの一例)に記憶させながら、プリンタ1の動作を制御する。
操作部34は、複数のボタンからなり、ユーザによって印刷開始の指示などの各種の入力操作が可能である。表示部35は、液晶ディスプレイやランプからなり、各種の設定画面や動作状態等を表示することが可能である。ネットワークインターフェイス36は、通信回線37を介して外部のコンピュータ40等に接続されており、相互のデータ通信が可能となっている。
コンピュータ40は、CPU41、ROM42、RAM43、ハードディスク44、キーボードやポインティングデバイスからなる操作部45、液晶ディスプレイ等からなる表示部46、通信回線37に接続されるネットワークインターフェイス47等を備えている。ハードディスク44には、印刷用のデータを作成するためのアプリケーションソフトやプリンタドライバなどの各種プログラムが記憶されている。
また、プリンタ1は、USBメモリ37(外部メモリの一例)が着脱可能に装着され、このUSBメモリ37内の情報がUSBインターフェイス39を介して読み込まれるようになっている。なお、プリンタ1は、USBメモリ37内に格納された印刷データを直接読み込んで印刷するダイレクトプリント機能を備えている。
(印刷データ)
図3は、コンピュータ40からプリンタ1に送信される印刷データの内容を説明する図である。ユーザが操作部45により印刷要求の入力操作をすると、CPU41は、アプリケーションソフトにより作成された印刷用のデータをプリンタドライバによりPDL(ページ記述言語)に変換して図3に示す印刷データを作成する。
この印刷データは、ヘッダ部と印刷データ本体(画像データ)とからなる。ヘッダ部には、ヘッダ情報が記録されており、そのヘッダ情報には、送信元であるコンピュータ40自身のIPアドレス、送信先であるプリンタ1のIPアドレス等が含まれている。さらに、ヘッダ情報には、印刷要求日時、ユーザ識別情報(ユーザID,ユーザ名など)、ドキュメント名、アプリケーション名、データ種類、ページ数や各ページの色数(カラーかモノクロかの情報)などの各種の情報が含まれている。CPU41は、この印刷データをネットワークインターフェイス47を介してプリンタ1に送信する。
(画像品質の確認動作)
プリンタ1のCPU30は、図4、図5に示す処理を行うことでユーザに画像品質を確認させる。図4のS1で印刷要求が有るまで待機する(S1:N)。なお、この印刷要求には、コンピュータ40からの印刷要求以外に、上記ダイレクトプリンタ機能の実行指令や、プリンタ1が画像読取部を備える場合にはこの画像読取指令も含まれる。
印刷要求が有れば(S1:Y)、この印刷要求においてカラー印刷指定がされたか、モノクロ(ブラックのみ)印刷指定がされたかを、印刷データのジョブ情報から判断する(S3)。モノクロ印刷が指定されたときには(S3:N)、色ずれは問題とならないから、このまま現在処理対象の印刷データについて印刷処理を行う(S5)。ここでいう印刷処理とは、現在処理対象の印刷データを展開処理して得たビットマップデータに基づく画像信号を印刷部10に引き渡す処理をいう。これにより印刷部10は用紙3に画像を印刷する。そして、全ページの印刷データの印刷処理が終了すれば(S7:Y)、本処理を終了する。このとき、印刷済みの用紙3はフェースダウンで排出トレイ29上に排出される。従って、印刷データのページ数が複数ページであれば、各ページ画像が印刷された用紙3をその印刷データのページ順で配列された状態で排出トレイ29に排出することができる。なお、このとき搬送路57、排紙ローラ30等がフェースダウン機構として機能する。
カラー印刷が指定されていれば(S3:Y)、S9で色ずれ補正(補正動作の一例)の実行時期であることを示す補正実行フラグがオンであるか否かを判断する。このとき、CPU30は判断手段として機能する。ここで、NVRAM33には、上記補正実行フラグが記憶されている。この補正実行フラグの値は、通常時はオフであるが、一定の実行条件を満たしたときには、あらかじめ、CPU30によりオンにされる。具体的には、例えば、CPU30は、前回の色ずれ補正の実行からの経過時間を計測しており、その経過時間が所定値に至ったところでフラグをオンとする。あるいは、CPU30は、印刷枚数を計測しており、前回の色ずれ補正からの印刷枚数が所定値に至ったところでフラグをオンとする。その他にも、例えば、気温などの環境が変化した場合や、あるいはトナーの残量が変化した場合などに、フラグをオンとするように構成しても良い。なお、色ずれ補正の実行時期か否かの判断は、印刷データを受信した場合に、装置の状態に応じてその都度判断するようにしても良い。また、前回の色ずれ補正からの経過時間や印刷枚数などは、NVRAM33に記憶され、電源がオフにされても消えることがない。
補正実行フラグがオフであった場合、即ち色ずれ補正の実行時期となっていない場合(S9:N)には上記S5に進む。一方、補正実行フラグがオンであった場合、即ち、色ずれ補正の実行時期となっていた場合(S9:Y)には、S11で現在処理している印刷データのページが複数色ページ(ブラック、シアン、マゼンタ及びイエローのうち2色以上を使用(混色も含む)した画像があるページ)なのか、それとも単色(ブラック、シアン、マゼンタまたはイエロー)ページなのかを判断する。この判断は印刷データのヘッダ情報に記述された色指定情報から判断することができる。
単色ページであれば(S11:Y)、色ずれは問題とならないから、上記S5と同様に、このまま現在処理対象の印刷データのページについて印刷処理を行う(S13)。そして、全ページの印刷データの印刷処理が終了すれば(S15:Y)、本処理を終了する。このときも、印刷済みの用紙3はフェースダウンで排出トレイ29上に排出される。
複数色ページであれば(S11:N)、S17でその複数色ページの印刷データのみ印刷処理を行う。そして、S19で図5に示すフェースアップ排出処理を行う。プリンタ1には、両面印刷機構を備えられおり、このフェースアップ排出処理では、上記両面印刷機構を使って上記複数色ページの画像が印刷された用紙3をフェースアップで排出トレイ29に排出する。
フェースアップ排出処理では、図5のS41において、印刷部10で複数色ページの画像が印刷された用紙3は、排紙ローラ30によって排出口63へと搬送されるが、CPU30は、排出センサ59が「オン」から「オフ」に変化して用紙3の後端を検出すると(S41:Y)、排紙ローラ30を逆回転(図1の矢印方向とは逆の方向)させる。また、中継ローラ53を回転させる(S43)。これにより、上記用紙3は再搬送路51へと導かれ、中継ローラ53によって再び給紙側のベルト13上へ搬送される。但し、このとき、複数色ページの画像が印刷された面(画像印刷面)は下方(ベルト13側)を向いている。また、CPU30は、その用紙3の後端を反転給紙センサによって検出すると(S45:Y)、排紙ローラ30を正回転(図1の矢印方向)させる(S47)。
その後、上記用紙3はプロセス部20や定着器28を通過するが、両面印刷時とは異なり、プロセス部20では、用紙3にトナー像を形成しない。(S49)。この際、用紙3にトナー像を形成しないためには、レーザ発光部(図示せず)から出射されたレーザ光により各色毎に対応する感光体ドラム26の表面をそれぞれ露光しない方法や、各色の感光体ドラム26(プロセス部20)をベルト13から離間させる方法などを用いることができる。そして、この用紙3は正回転している排紙ローラ30によって排出トレイ29上に排出される。このとき、用紙3は複数色ページの画像が印刷された面を上方に向けた状態、つまりフェースアップで排出される。なお、このとき再搬送路51、排紙ローラ30、中継ローラ53、排出センサ59、反転給紙センサ61等がフェースアップ機構として機能する。CPU30は、再び、用紙3の後端を排出センサ59によって検出したときには(S51:Y)、それから一定時間経過後に排紙ローラ30や中継ローラ53など全ローラを停止させる(S53)。このときCPU30は制御手段として機能する。
上述したように、用紙3は複数色ページの画像が印刷された用紙3は、その画像印刷面が上方に向けた状態で排出されるから、用紙3を裏返すことなくそのまま画像品質のチェックを行うことができる。CPU30は、S21で補正が必要かどうかをユーザに問い合わせる画面を表示部35に表示させるから、ユーザは操作部34(入力手段の一例)の入力操作によって補正の要否を決定することができる。なお、上記問い合わせ画面をコンピュータ40の表示部46に表示させて、操作部45の入力操作によって補正の要否を決定できるようにしてもよい。
ユーザが上記画像品質チェックを行った結果、色ずれが生じていて補正が必要であると判断すれば、補正指令の入力操作をする。そうすると(S23:Y)、S25で色ずれ補正を行う。この色ずれ補正では、例えば、スキャナ部17及びプロセス部20によりベルト13上に各色毎の補正用パターンを印刷して、その補正用パターンの位置をセンサ15により測定し、各色毎の転写位置のずれ量を求め、それに基づいてスキャナ部17による露光タイミング(即ち感光体ドラム26に対する露光位置)などの調整を行う。また、色ずれ補正の実行後には、例えば、既述のように前回の色ずれ補正の実行からの経過時間に基づいて色ずれ補正の実行時期を判断している場合には、その経過時間の計測値を初期値に戻し、また、前回の色ずれ補正からの印刷枚数に基づいて実行時期を判断している場合には、その印刷枚数の計測値を初期値に戻す。
CPU30は、S27で画像品質チェックを行った上記複数色ページの画像を再印刷する。なお、この複数色ページのラスタデータは次のページの印刷処理がされるまではRAM32上に残っているから、このラスタデータを使って再印刷処理を行うのである。このときは、複数色ページの画像が印刷された用紙3はフェースダウンで排出トレイ29上に排出される。その後、複数色ページの後のページについて印刷処理を続行し(S31)、全ページの印刷データの印刷処理が終了すれば(S29:Y)、本処理を終了する。なお、このときも印刷済みの用紙3はフェースダウンで排出トレイ29上に排出される。
一方、ユーザが上記画像品質チェックを行った結果、色ずれが生じていなくて補正が必要でないと判断すれば、補正をしない指令の入力操作をする。すると(S23:N)、色ずれ補正(S25)及び再印刷処理(S27)を行うことなくS29へ進み、全頁印刷が完了する(S29:Y)まで続きを印刷処理する(S31)。なお、このときも続きの印刷済みの用紙3はフェースダウンで排出トレイ29上に排出される。
(本実施形態の効果)
本実施形態によれば、通常の片面印刷時には印刷済みの用紙3がフェースダウンで排出されるが、画像品質の確認をする場合には、印刷済みの用紙3がフェースアップで排出される。従って、ユーザは用紙3を裏返すことなくそのまま画像品質を確認することができ、ユーザの作業性を向上させることができる。
しかも、通常、色ずれ補正の実行時期は、例えば画像品質が劣化し始める直前など、画像品質の確認を要するタイミングに設定されることが多い。従って、この実行時期の到来を確認条件とした(図4のS9参照)。
更に、画像品質は複数色(2色以上の着色剤(現像剤やインキ))画像によって判断すべきであるから、複数色頁の画像が印刷された用紙3をフェースアップで排出するようにした(図4のS11参照)。
また、色ずれ補正後はフェースダウンで排出すれば、各ページ画像が印刷された用紙3を原稿ページ順で排出トレイ29上に排出することができる(図4のS31参照)。
また、画像品質をチェックした結果、色ずれ補正が必要ないと判断した場合には、色ずれ補正をせずに印刷を早期に完了させることができる(S23:N)。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では確認条件として、色ずれ補正(補正動作の一例)の実行時期が到来したこととしたが、これに限らず、例えば画像品質の確認指令が入力される入力手段(例えば操作部34)を備え、この入力手段に確認指令が入力されたことを確認条件とする構成であってもよい。
(2)上記実施形態では、補正動作として色ずれ補正を行うものを示したが、本発明は、その他の印刷特性の補正、例えば濃度補正を行うもの等にも適用することができる。濃度補正は、例えば、ベルト上にテストパターン(濃度パッチ)を印刷して、センサによりその濃度を測定し、その測定結果に基づいて行う。
(3)上記実施形態では、印刷装置として、直接転写方式のカラーレーザプリンタを示したが、本発明は、例えば中間転写方式のレーザプリンタ等にも適用することができ、さらにはインクジェット方式のプリンタ等にも適用することができる。
(4)コンピュータ40等から受信する印刷データとしてはPDLデータに限らず、PS(Post Script)データなどであってもよい。
(5)上記実施形態では、画像品質のチェックのために、現在印刷対象の印刷データの複数色ページの画像を印刷する構成としたが、これに限らず、確認条件を満たしたときに、印刷データとは別に設けた画像品質確認専用の画像を用紙3に印刷する構成であってもよい。
本発明の一実施形態におけるプリンタの概略構成を示す側断面図 印刷システムの電気的構成を示すブロック図 印刷データの内容を説明する図 画像品質の確認処理のフローチャート フェースアップ排出処理のフローチャート
符号の説明
1…プリンタ(印刷装置)
3…用紙(印刷媒体)
10…印刷部(印刷手段)
30…CPU(判断手段、制御手段)
34…操作部(入力手段)

Claims (5)

  1. 印刷データに基づく画像を印刷する印刷手段と、
    画像品質の確認条件を満たすか否かを判断する判断手段と、
    前記印刷手段によって画像が印刷された印刷媒体を、画像印刷面が下方に向いた状態で排出するフェースダウン機構と、
    前記印刷手段によって画像が印刷された印刷媒体を、画像印刷面が上方に向いた状態で排出するフェースアップ機構と、
    前記判断手段で前記確認条件を満たすと判断された場合には、画像が印刷された印刷媒体を前記フェースアップ機構によって排出させる制御手段と、を備える印刷装置。
  2. 請求項1記載の印刷装置であって、
    前記判断手段は、前記印刷手段における印刷特性の補正動作を実行する時期が到来したことを前記確認条件とする構成である。
  3. 請求項2記載の印刷装置であって、
    前記印刷手段は、前記補正動作の実行時期が到来した場合には、印刷データに含まれる最初の複数色頁の印刷を実行し、
    前記制御手段は、前記複数色頁の画像が印刷された印刷媒体を前記フェースアップ機構によって排出させる構成である。
  4. 請求項3記載の印刷装置であって、
    前記補正動作を実行する必要があるか否かが入力される入力手段を備え、
    前記印刷手段は、前記複数色頁の画像を印刷した後に、前記入力手段に前記補正動作の必要有りの入力がある場合には、当該補正動作後に前記複数色頁を含む印刷データに基づく画像を印刷媒体に印刷し、
    前記制御手段は、前記複数色頁を含む印刷データに基づく画像が印刷された印刷媒体をフェースダウン機構によって排出させる。
  5. 請求項4記載の印刷装置であって、
    前記印刷手段は、前記複数色頁の画像を印刷した後に、前記入力手段に前記補正動作の必要無しの入力がある場合には、当該補正動作をせずに前記複数色頁以降の印刷データに基づく画像を印刷媒体に印刷し、
    前記制御手段は、前記複数色頁以降の印刷データに基づく画像が印刷された印刷媒体をフェースダウン機構によって排出させる。
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