JP2006201583A - 画像形成装置およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
本発明は、用紙がプリンタなどの画像形成装置に通紙された通紙回数を当該用紙上に記録し、その通紙回数を検知する簡易的な手段を設けることで通紙された用紙の通紙回数に応じて特定される余白部に画像を印刷して1枚の用紙を無駄なく使用することが可能な画像形成装置およびその制御方法を提供する。
【解決手段】
1回の通紙により印刷される印刷量が一定な画像を用紙上に形成する画像形成装置において、用紙の通紙回数を検知する通紙回数検知手段と、通紙回数検知手段で計数した通紙回数に応じて次の画像の印刷開始位置を設定する印刷開始位置設定手段と、印刷開始位置設定手段で設定された印刷開始位置に基づき次の画像の印刷を制御する印刷制御手段とを具備する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像形成装置およびその制御方法に関し、特に用紙がプリンタなどの画像形成装置に通紙された通紙回数を当該用紙上に記録し、その通紙回数を検知する簡易的な手段を設けることで通紙された用紙の通紙回数に応じて特定される余白部に画像を印刷して1枚の用紙を無駄なく使用することが可能な画像形成装置およびその制御方法に関する。
近年、地球環境の保護や資源節約を目的とした、環境に配慮した技術の開発とその技術を応用した商品が普及している。
複写機やプリンタ等の画像形成装置においても、画像形成装置で用いられる用紙の節約を目的とする機能が組み込まれている。
その機能の1つとして、用紙1ページに複数(N)ページの画像を並べて印刷する機能(“N−UP”機能等と呼ばれる)や画像を用紙の両面に印刷する両面印刷機能等があり、それらの機能を備えた画像形成装置が普及している。
例えば、特許文献1には紙面の印刷状態を自動的に判別して、印刷対象面に画像が既に印刷されている場合は、その紙を排紙して別の紙を使用したり、または紙面を反転させて印刷されていない紙面を印刷対象面とする画像形成装置の提案がなされている。
しかし、上記特許文献1に提案される画像形成装置は、紙面に少しでも画像が印刷されていると排紙する、もしくは紙面を反転させ、印刷されていない面を印刷対象面にして画像を印刷するので、画像が印刷された紙面に大きな余白がある場合であっても、その余白を利用することができないという問題がある。
また、特許文献2には、画像が印刷された紙面の余白を利用し、更に無駄のない、かつ画像が印刷された紙面の余白に画像が印刷されることによって、紙面に印刷された画像が見づらくなることのない画像形成装置の提案がなされている。
特開平10−293505号公報 特開2002−084386号公報
ところで、上記特許文献2に示される提案は、用紙の紙面をスキャンして紙面の余白部を検知し、検知した余白部の情報に基づき紙面に対して画像を印刷する位置、方向、サイズ等の印刷条件を決定し、決定した印刷条件に合わせて画像を調整して印刷するか、あるいは全く画像が印刷されていない用紙に対してのみ画像を印刷するように構成されている。
しかしながら、上記特許文献2に示される提案では、画像が印刷された用紙の余白部を検知するためのスキャナーが必要であり、複写機のような画像形成装置の場合であれば原稿読取用のスキャナーで画像が印刷された用紙の余白部を兼用して検知させることも可能であるが、プリンタのような画像形成装置の場合では、用紙の余白部を検知するためのスキャナーを新たに搭載させることはコスト的にも非現実的である。
そこで、本発明は、用紙がプリンタなどの画像形成装置に通紙された通紙回数を当該用紙上に記録し、その通紙回数を検知する簡易的な手段を設けることで通紙された用紙の通紙回数に応じて特定される余白部に画像を印刷して1枚の用紙を無駄なく使用することが可能な画像形成装置およびその制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、1回の通紙により印刷される印刷量が一定な画像を用紙上に形成する画像形成装置であって、前記用紙の通紙回数を検知する通紙回数検知手段と、前記通紙回数検知手段で計数した通紙回数に応じて次の画像の印刷開始位置を設定する印刷開始位置設定手段と、前記印刷開始位置設定手段で設定された印刷開始位置に基づき前記次の画像の印刷を制御する印刷制御手段とを具備することを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記用紙の通紙毎に増加するマークを該用紙に記録するマーク記録手段を更に具備し、前記通紙回数検知手段は、前記マーク記録手段により記録されたマークを前記用紙の通紙に先立って読み取るマーク読取手段を具備し、前記マーク読取手段によって読み取ったマークの個数に基づき前記通紙回数を検知することを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記マーク記録手段は、前記用紙に対する印刷が表面か裏面かを識別する面情報マークを該用紙に記録し、前記印刷開始位置設定手段は、前記マーク読取手段で読み取った面情報マークの示す面情報を参照して次の画像の印刷開始位置を設定することを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項2または3の発明において、前記マーク記録手段は、前記用紙の1回の通紙により印刷される印刷量を識別する印刷量マークを該用紙に記録し、前記印刷開始位置設定手段は、前記マーク読取手段で読み取った印刷量マークの示す印刷量を参照して次の画像の印刷開始位置を設定することを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項2乃至4のいずれかの発明において、前記マーク記録手段は、前記用紙に定型印刷業務を識別する識別マークを記録し、前記印刷制御手段は、前記マーク読取手段で読み取った識別マークの示す定型印刷業務に応じて該用紙に対する画像の印刷を制御することを特徴とする。
また、請求項6の発明は、1回の通紙により印刷される印刷量が一定な画像を用紙上に形成する画像形成装置の制御方法であって、前記用紙の通紙回数を通紙回数検知手段により検知し、前記通紙回数検知手段で計数した通紙回数に応じて次の画像の印刷開始位置を印刷開始位置設定手段により設定し、前記印刷開始位置設定手段で設定された印刷開始位置に基づき前記次の画像の印刷を印刷制御手段により制御することを特徴とする。
本発明の画像形成装置およびその制御方法によれば、1回の通紙により印刷される印刷量が一定な画像を用紙上に形成する画像形成装置において、用紙の通紙回数を検知する通紙回数検知手段と、通紙回数検知手段で計数した通紙回数に応じて次の画像の印刷開始位置を設定する印刷開始位置設定手段と、印刷開始位置設定手段で設定された印刷開始位置に基づき次の画像の印刷を制御する印刷制御手段とを具備するので、1枚の用紙を無駄なく使用することができる。
また、用紙の通紙毎に増加するマークを該用紙に記録するマーク記録手段を更に具備し、通紙回数検知手段は、マーク記録手段により記録されたマークを用紙の通紙に先立って読み取るマーク読取手段とを具備し、マーク記録手段は、用紙に対する印刷が表面か裏面かを識別する面情報マークを該用紙に記録し、印刷開始位置設定手段は、マーク読取手段で読み取った面情報マークの示す面情報を参照して次の画像の印刷開始位置を設定するので、用紙の両面を無駄なく使用して用紙が節約できる。
また、用紙の通紙回数を簡易的な光センサーを用いて検知することで、次の画像を印刷するための紙面の余白部を検知する原稿読取用のスキャナーを不要とすると共に、光センサーを給紙トレイに蓄積格納される用紙サイズに応じて連動させて配設させることで複数の用紙サイズにも対応できるという効果を奏する。
以下、本発明に係わる画像形成装置およびその制御方法の一実施例について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明に係わる画像形成装置およびその制御方法を適用した印刷装置1の要部の構成を概略的に示した構成図である。
図1に示すように、印刷装置1は、印刷装置1全体を統括制御するCPU(=Central Processing Unit:中央演算処理装置)10と、入力された画像データをガンマー補正、色空間変換、階調変換等の画像処理を行う画像処理部20と、画像処理部20で画像処理され出力される画像形成データに基づき用紙上に画像を印刷する画像形成部30(破線で囲まれた部分)と、画像を印刷する用紙を供給する給紙トレイ50と、給紙トレイ50の近傍に配設され、給紙トレイ50から画像形成装置30へ搬送される用紙200の所定の領域に光を照射し、その反射光に対応した信号を検出する反射型光センサー60と、印刷装置1とは他の外部の装置(以下、「外部装置」という。)とのデータ信号や制御信号の授受を行う外部インタフェース70と、印刷装置1に対するユーザの指示操作に対応した各種処理の動作制御を行うユーザインタフェース80と、画像が印刷された印刷済み用紙201が排紙され蓄積される排紙トレイ91と、画像形成部30から出力される印刷済み用紙201を排紙トレイ91へ排紙する排紙ロール90a、90bとを備えている。
また、印刷装置1は、画像を印刷するために供給された用紙上に形成された通紙回数を検知する通紙回数検知機能と、通紙回数検知機能で検知した当該用紙の通紙回数に基づき通紙回数に応じて次の画像の印刷開始位置を設定する印刷開始位置設定機能と、印刷開始位置設定機能で設定された印刷開始位置に基づき次の画像の印刷を制御する印刷制御機能とを備えており、これらの機能を備えることで、1回の通紙で用紙に印刷される領域(印刷量、例えば行数や印刷量等)が一定な定型印刷業務で出力される画像(以下、「定型印刷画像」という。)を用紙へ印刷する際には、用紙の通紙回数に応じて特定される印刷可能な領域(余白部)を印刷対象領域として設定し、この印刷対象領域に定型印刷画像を印刷して、1枚の用紙の紙面の余白部を無駄なく使用できるように構成されている。
なお、前述で示した各機能の動作制御は、主にCPU10によって行われる。
CPU10は、通紙回数検知部12と、印刷開始位置設定部13と、メモリ14とを備えており、制御部11は、CPU10や印刷装置1の各部及び外部インタフェース70、ユーザインタフェース80を統括制御すると共に、給紙トレイ50から搬送されて供給される用紙200に定型印刷画像を印刷する際に、通紙回数検知部12で検知された用紙200の通紙回数と、用紙200の紙面(定型印刷画像が印刷される印刷面、以下、単に「印刷面」という。)が表面、もしくは裏面のどちらの紙面であるかを示す紙面情報(表裏)との通紙情報に基づき印刷開始位置設定部13が設定した用紙200上の印刷開始位置に定型印刷画像を印刷すると共に、通紙回数をカウントアップさせた通紙情報を印刷する制御を行う。
なお、制御部11は、供給された用紙の印刷面が、画像が全く印刷されていない紙面である場合には、当該印刷面が表裏のいずれの紙面であるかを識別する紙面情報と通紙回数をカウントアップさせた通紙情報を印刷する制御を行う。
通紙回数検知部12は、定型印刷画像を印刷する用紙200が給紙トレイ50から搬送されて供給される途上において、用紙200の印刷面に形成された通紙情報(通紙回数と紙面情報)を検知して検知結果を制御部11へ転送する。
具体的には、給紙トレイ50の近傍に配設された反射型光センサー60が給紙トレイ50から画像形成部30へ搬送される用紙200の印刷面の所定の領域(以下、「通紙情報記録領域」といい、詳細説明は後述する。)を走査し、通紙情報記録領域から読み取った信号に基づき当該紙面での通紙回数と、紙面情報(表裏の識別)とを検知し、検知した通紙情報(通紙回数と紙面情報)を制御部11へ転送する。
印刷開始位置設定部13は、通紙回数検知部12が検知した用紙200の通紙情報に基づき通紙回数に対応して決定される用紙200の印刷面の余白部の定型印刷画像を印刷するための印刷開始位置と、通紙回数検知部12が検知した通紙回数を「1」カウントアップした通紙情報を通紙情報記録領域に印刷するための印刷開始位置とを特定し、設定する。
メモリ14は、定型印刷画像や通紙情報を用紙に印刷する際に、用紙の通紙情報に対応して決定される紙面上の印刷領域に定型印刷画像や通紙情報を印刷する制御を行うための各種処理を行う際に参照される参照データや各種処理プログラム等を記憶する図示せぬROM(=Read Only Memory)と、各種処理プログラムが実行される際にロードされるプログラムや各種処理プログラムが実行された際に生成される各種データを一時保持するRAM(=Random Access Memory)とで構成されている。
なお、紙面の通紙情報記録領域に印刷される通紙情報(通紙回数と紙面情報)は、通紙回数と紙面情報とにそれぞれ対応付けられた個数のマーク(例えば、所定の大きさで矩形状の黒塗りされた画像)で印刷される。
また、制御部11が制御する際の各部間及び外部インタフェース70、ユーザインタフェース80のデータ信号や制御信号等の授受は、バス95を介して行われる。
画像処理部20は、印刷装置1とは他の外部装置や印刷装置1のCPU10から転送される画像データ信号と制御信号とに基づき画像形成部30が備えた後述する複数色のトナーで用紙上に定型印刷画像を印刷すると共に、通紙情報にそれぞれ対応付けられた個数のマークが印刷出力されるような画像処理を行う。
なお、通紙情報にそれぞれ対応付けられた個数のマークの画像データは、メモリ14に設定保持されており、CPU10が制御動作の適時にメモリ14から読み出し画像処理部20へ転送する。
画像処理部20の処理動作は、具体的には、外部装置から転送された画像データ(例えば赤(R)、緑(G)、青(B)のsRGB画像信号をガンマー補正し、機器に依存しない独立な色空間に変換し、印刷装置1で画像データに対応した色を表現するめのイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)(各8ビット)の4原稿色材階調データを生成し、通紙情報にそれぞれ対応付けられた個数のマークの画像データを付加した画像データに対応して画像形成部30の後述する露光装置31Y〜31Kを駆動するための画像形成データを作成し、画像形成部30へ転送する。
画像形成部30は、画像処理部20で画像処理され出力された画像形成データに応じた画像を給紙トレイ50から搬送されて供給される用紙200の印刷面に印刷すると共に、用紙200の表面と裏面との両面に印刷を可能とするような用紙搬送機構を備えている。
画像形成部30の構成は、具体的には、画像処理部20から出力された画像形成データに応じて、感光体34Y〜34K上に露光するレーザ光の露光制御を行う露光装置31Y〜31Kと、感光体34Y〜34Kの表面を所定の極性(例えば、マイナス極性)に予め帯電させる帯電装置32Y〜32Kと、レーザ光の露光により感光体34Y〜34Kの表面上に形成された潜像をトナーにより現像してトナー画像を形成する現像装置33Y〜33Kと、感光体34Y〜34Kの下部に配設され、感光体34Y〜34K上に形成されたトナー画像を給紙トレイ50から搬送される用紙200の紙面に転写する中間転写体35と、用紙200に転写されたトナー画像を加熱ロール39aおよび加圧ロール39bによって加圧、加熱して用紙200上へ定着させる定着装置39とが配設されている。
なお、中間転写体35は、駆動ロール38bと、従動ロール37と、1次転写ロール36Y〜36Kとで支持されており、駆動ロール38bは、従動ロール37と加圧ロール38aとに対向するロールとして配設され、駆動ロール38bが感光体34Y〜34Kと周速で図中の矢印方向に回転することで中間転写体35上に転写されたトナー画像が所定のタイミングで用紙200上に転写される。
1次転写ロール36Y〜36Kは、各感光体34Y〜34Kのそれぞれと対向して配設され各感光体34Y〜34K上に形成されるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色のすべて又はその一部のトナー画像を順次重ね合わせた状態で中間転写体35に転写し、駆動ロール38bは、また2次転写ロールとして順次重ね合わせて転写されたトナー画像をトナーの摩擦電荷とは逆極性のバイアスを印加して用紙200上に転写する。
給紙トレイ50に蓄積格納された複数の用紙のうちの最上部の用紙200が中間転写体35に搬入される搬入側(従動ロール37側)には、給紙トレイ50から用紙200をピックアップするピックアップロール40と、ピックアップロール40から送り込まれる用紙200を一旦停止させ中間転写体35の印字開始タイミングに合わせて用紙200を中間転写体35の搬入側に送り込むレジストロール41a、41bとが設置されている。
なお、ピックアップロール40から中間転写体35に至る径路には搬送される用紙200をガイドする図示せぬ用紙ガイドが設けられている。
一方、定着装置39の用紙搬出側には、印刷済み用紙201を排紙トレイ91に排紙する排紙ロール90a、90bが設けられている。
なお、定着装置39から排紙トレイ91に至る径路には印刷済み用紙201を搬送ガイドする図示せぬ用紙ガイドが設けられている。
排紙ロール90a、90bは、画像形成部30で定型印刷画像と通紙情報とが用紙200の所定の印刷領域に印刷されて出力された場合は、出力された印刷済み用紙201を排紙トレイ91に完全に排紙するが、供給された用紙200の印刷面に定型印刷画像を印刷する余白部が無い場合で、かつ当該印刷面の紙面が表面の場合は、用紙200の表面と裏面とを反転させてレジストロール41a、41b側へ搬送する動作を行う。
用紙200の紙面を反転させてレジストロール41a、41b側へ搬送する動作は、具体的には、排紙ロール90a、90bが画像形成部30側から搬送された用紙200の後方端部(搬送方向に対して)を把持した状態で用紙200を排紙トレイ91側に一旦搬送し、排紙ロール90a、90bを逆回転させて両面搬送ロール43a、43b側へ搬送し、両面搬送ロール44a、44b、45a、45bを介してレジストロール41a、41bまで搬送する。
なお、排紙ロール90a、90bから両面搬送ロール43a、43b、44a、44b、45a、45bを介してレジストロール41a、41bに至る用紙200の搬送径路には図示せぬ用紙ガイドが設けられている。
また、供給された用紙200の印刷面に定型印刷画像を印刷する余白部が無い場合で、かつ当該印刷面の紙面が裏面の場合は、排紙ロール90a、90bが用紙200を排紙トレイ91に完全に排紙し、次の用紙が用紙トレイ50から中間転写体35の搬入側に搬送されて供給される。
なお、本実施例では、ピックアップロール40、レジストロール41a、41b、従動ロール37、1次転写ロール36Y〜36K、中間転写体35、加圧ロール38a、駆動ロール38b、定着装置39、排紙ロール90a、90b、両面搬送ロール43a、43b、44a、44b、45a、45bなど給紙トレイ50から用紙をピックアップし、用紙上に画像を印刷して排紙するまでの用紙を搬送する機構を総称して単に「用紙搬送機構」という。
また、用紙搬送機構は、従動ロール37、1次転写ロール36Y〜36K、中間転写体35、駆動ロール38b、定着ロール39bを用紙200の搬送方向とは垂直方向に上下動作させることで各ロールと各ロールに対向したそれぞれのロールとを離間させて用紙200上に画像を印刷することなく用紙200が搬送できるように構成されている。
このように構成された印刷装置1が用紙の通紙回数と紙面情報とに基づき次の定型印刷画像を印刷する印刷制御について説明する。
図2は、用紙の通紙回数に基づき特定された用紙の印刷領域(余白部)に印刷された定型印刷画像と通紙情報との一例を示す図である。
図2において、図2(a)は、用紙の紙面に形成される通紙情報記録領域3の構成を示す図であり、図2(b)は、定型印刷画像と通紙情報とが印刷された用紙202の具体例を示す図である。
図2(a)に示すように、用紙の紙面に形成される通紙情報記録領域3(破線で囲まれた部分)は、当該紙面に定型印刷画像が既に何回印刷されているかを示す通紙回数情報が印刷される通紙回数記録領域4(破線で囲まれた部分)と、当該紙面が表裏の何れの面であるかの紙面情報が印刷される紙面情報記録領域5(破線で囲まれた部分)とで構成され、通紙回数記録領域4には通紙回数と等しい個数のマークが印刷され、紙面情報記録領域5には当該紙面を識別するための表面、または裏面に対応した個数のマークが印刷される。
なお、紙面情報記録領域5には、紙面が表面の場合は、1個のマークが印刷され、紙面が裏面の場合は、2個のマークが印刷される。
具体的には、図2(b)に示すような印刷面の用紙202が供給された場合は、通紙回数記録領域4に2個のマークが印刷されているので通紙回数が「2」回、紙面情報記録領域5に1個のマークが印刷されているので紙面が「表」面であることをそれぞれ示している。
また、次の定型印刷画像を図2(b)に示すような印刷面の用紙202上に印刷する場合は、当該印刷面から通紙情報を検知し、検知した通紙情報のうちの通紙回数「2」回に基づき当該印刷面に定型印刷画像を印刷するだけの余白部が有るか否かを判別し、余白部が有る場合は、当該印刷面の定型印刷画像を印刷する印刷開始位置を特定して定型印刷画像を印刷すると共に、通紙回数記録領域4に1個のマークを印刷する制御を行う。
具体的には、通紙回数記録領域4に1個のマークを印刷することで検知した通紙回数「2」回に対して「1」カウントアップされた通紙回数「3」回を示す通紙回数情報が形成される。
なお、定型印刷画像は、1回の通紙で用紙に印刷される領域(印刷量、例えばn)が特定できるので、用紙のサイズに応じて定型印刷画像が紙面に印刷可能な通紙回数Nを予め取得し、用紙から検知した通紙回数nと通紙回数N(印刷可能な通紙回数)とに基づき当該印刷面に次の定型印刷画像を印刷するだけの余白部が有るか否かを判別することができる。
次に、供給された用紙の通紙情報(通紙回数と紙面情報)に基づき用紙の余白部を特定して定型印刷画像を印刷する方法と通紙情報を印刷する方法とについて図3乃至図6を参照しながら詳細に説明する。
図3乃至図6は、定型印刷画像を給紙トレイ50から搬送された用紙上に印刷する際に、当該用紙の通紙情報に基づき、定型印刷画像を印刷するための用紙上の余白部(印刷領域)を特定して印刷すると共に、当該用紙上に通紙情報を印刷する制御方法の一例を説明するための説明図である。
なお、用紙の通紙情報を検知する方法の詳細については後述する。
図3において、図3(a)は、供給された用紙202の印刷面の余白部に定型印刷画像が印刷される場合を示す図、図3(b)は、供給された用紙203の印刷面に定型印刷画像を印刷する余白部が無く、紙面を反転後、定型印刷画像が印刷される場合を示す図、図3(c)は、供給された画像が全く印刷されていない新しい用紙204に定型印刷画像が印刷される場合を示す図である。
図3(a)に示すように、印刷面が前述の図2で示した用紙202の紙面で給紙トレイ50から供給された場合は、通紙回数検知部12が用紙202の印刷面の通紙情報を通紙回数が「2」回、印刷面が「表」面と検知し、その検知結果に基づき制御部11が当該紙面に定型印刷画像を印刷するだけの余白部があるか否かを判別し、余白部が有る場合は、制御部11の指令信号に基づき印刷開始位置設定部13が紙面上に既印刷された定型印刷画像の末端に近い部分の印刷開始位置SP1を特定して設定し、制御部11が印刷開始位置設定部13により設定された印刷開始位置SP1に定型印刷画像を印刷すると共に、通紙回数記録領域4に「3」回目の通紙回数を示すマークを新たに1個付加印刷する制御を行う。
具体的には、通紙回数検知部12が用紙202の印刷面から検知した通紙回数「2」回と、紙面が「表」面との通紙情報に基づき、制御部11が通紙回数「2」回が用紙202の紙面に定型印刷画像の印刷可能な通紙回数Nに達しているか否かを判別し、達していない場合、すなわち当該印刷面に定型印刷画像を印刷するだけの余白部が有ると判断した場合は、印刷開始位置設定部13が後述する印刷開始位置参照表(定型印刷画像)400を参照して通紙回数「3」回目の定型印刷画像を印刷する印刷開始位置と、後述する印刷開始位置参照表(通紙回数情報)401を参照して通紙回数記録領域4に通紙回数「3」回目を示すマークを印刷する印刷位置を特定して設定し、制御部11が定型印刷画像と「3」回目の通紙回数を示すマークとを印刷開始位置設定部13で設定されたそれぞれの印刷開始位置に印刷する制御を行う。
なお、メモリ14には、印刷開始位置参照表(定型印刷画像)400と、印刷開始位置参照表(通紙回数情報)401と、印刷開始位置参照表(紙面情報)402とが参照表として予め設定格納されており、印刷開始位置設定部13が各参照表を参照して定型印刷画像及び通紙情報のそれぞれの印刷開始位置を特定して設定し、各印刷開始位置情報を制御部11へ転送する。
各参照表400、401、402は、具体的には、印刷開始位置参照表(定型印刷画像)400は、図4(c)に示すように、通紙回数に対応して定型印刷画像の印刷開始位置が用紙の搬送方向(図4(a)中の矢印方向)の最前端部AからのX方向とY方向へのそれぞれの長さの値(図4(a)及び(b)参照)で特定できるように設定されており、印刷開始位置参照表(通紙回数情報)401は、図5(c)に示すように、通紙回数に対応してマークの印刷開始位置が用紙の搬送方向(図5(a)中の矢印方向)の最前端部AからのX方向とY方向へのそれぞれの長さの値(図5(a)及び(b)参照)で特定できるように設定され、印刷開始位置参照表(紙面情報)402は、図5(d)に示すように、用紙の表裏の紙面情報に対応してマークの印刷開始位置が用紙の搬送方向(図5(a)中の矢印方向)の最前端部AからのX方向とY方向へのそれぞれの長さの値(図5(a)及び(b)参照)で特定できるように設定されている。
図3(a)に示すような印刷面の用紙202が給紙された場合は、定型印刷画像が印刷開始位置参照表(定型印刷画像)400に基づき通紙回数「3」に対応した用紙端部Aからの長さがX方向が「L3」、Y方向が「Y2」で特定される位置に印刷され、通紙回数が検知された通紙回数「2」に対して「1」だけカウントアップする1個のマークが印刷開始位置参照表(通紙回数情報)401に基づき通紙回数「3」に対応した用紙端部Aからの長さがX方向が「M3」、Y方向が「Y1」で特定される位置に印刷される。
また、図3(b)に示す用紙203のように、供給された用紙203の印刷面に定型印刷画像を印刷するだけの余白部が無い場合は、通紙回数検知部12が供給された用紙203の印刷面の通紙回数が「N」回、紙面が「表」面と検知し、その検知結果に基づき制御部11が当該印刷面に定型印刷画像を印刷する余白部が無いと判別し、用紙搬送機構に対して用紙203の紙面を裏面に反転させるよう指令信号を転送する。
用紙搬送機構によって用紙203の紙面が反転させられて搬送された用紙203の印刷面(紙面が裏面)に定型印刷画像が印刷開始位置参照表(定型印刷画像)400に基づき通紙回数「1」に対応した用紙端部Aからの長さがX方向が「L1」、Y方向が「Y2」で特定される位置に印刷され、通紙回数をカウントアップする1個のマークが印刷開始位置参照表(通紙回数情報)401の通紙回数「1」に対応した用紙端部Aからの長さがX方向が「M1」、Y方向が「Y1」で特定される位置に印刷され、当該紙面が裏面であることを示す紙面情報のマークが印刷開始位置参照表(紙面情報)402の紙面「裏面」に対応した用紙端部Aからの長さがX方向が「N1」、Y方向が「Y1」とX方向が「N2」、Y方向が「Y1」で特定されるそれぞれ位置に印刷される。
また、図3(c)に示すように、画像が全く印刷されていない新しい用紙204が供給された場合は、用紙204の通紙情報記録領域3からマークに対応した信号が全く検出されないので通紙回数検知部12が当該印刷面の通紙情報を通紙回数が「0」回、紙面が「0」と検知し、その検知結果に基づき制御部11が用紙204を画像が全く印刷されていない用紙であると判別し、定型印刷画像が印刷開始位置参照表(定型印刷画像)400の通紙回数「1」に対応した用紙端部Aからの長さがX方向が「L1」、Y方向が「Y2」で特定される位置に印刷され、通紙回数をカウントアップする1個のマークが印刷開始位置参照表(通紙回数情報)401の通紙回数「1」に対応した用紙端部Aからの長さがX方向が「M1」、Y方向が「Y1」で特定される位置に印刷され、当該紙面が表面であることを示す紙面情報のマークが印刷開始位置参照表(紙面情報)402の紙面「表面」に対応した用紙端部Aからの長さがX方向が「N1」、Y方向が「Y1」で特定される位置に印刷される。
また、図6において、図6(a)は、用紙の両面に定型印刷画像が既印刷され、次の定型印刷画像を印刷するだけの余白部が無い用紙205を示す図であり、図6(b)は、図6(a)の用紙205を排紙後、画像が全く印刷されていない新しい用紙206を供給後、定型印刷画像が印刷された様子を示す図である。
図6(a)に示す用紙205のように、供給された用紙205の両面に定型印刷画像を印刷する余白部が無い場合は、通紙回数検知部12が用紙205の印刷面の通紙回数が「N」回、紙面が「裏」面と検知し、その検知結果に基づき制御部11の指令信号により用紙搬送機構が用紙205を排紙させ、新たな用紙206を給紙トレイ50から画像形成部30へ搬送させるような指令信号を転送することで図6(b)に示すような画像が全く印刷されていない新しい用紙206が給紙トレイ50から搬送され供給される。
図6(b)に示すように、画像が全く印刷されていない新しい用紙204が供給されると、定型印刷画像が印刷開始位置参照表(定型印刷画像)400の通紙回数「1」に対応した用紙端部Aからの長さがX方向が「L1」、Y方向が「Y2」で特定される位置に印刷され、通紙回数をカウントアップする1個のマークが印刷開始位置参照表(通紙回数情報)401の通紙回数「1」に対応した用紙端部Aからの長さがX方向が「M1」、Y方向が「Y1」で特定される位置に印刷され、当該紙面が表面であることを示す紙面情報のマークが印刷開始位置参照表(紙面情報)402の紙面「表面」に対応した用紙端部Aからの長さがX方向が「N1」、Y方向が「Y1」で特定される位置に印刷される。
次に、通紙回数検知部12が給紙トレイ50から画像形成部30へ搬送される用紙の通紙情報を検知する方法について図7を参照しながら詳細に説明する。
図7において、図7(a)は、給紙トレイ50に蓄積収納された用紙207が画像形成部30へ搬送される際に反射光型センサー60により用紙207の通紙情報記録領域3が走査される様子を示した平面図であり、図7(b)は、図7(a)の平面図に対応した側面図、図7(c)は、反射光型センサー60により検出された用紙207の通紙情報に対応した検出パルス信号700、図7(d)は、検出パルス信号700に基づき通紙回数検知部12が検知した検知結果をそれぞれ示している。
図7(a)、(b)に示すように、画像形成部30で定型印刷画像を印刷する際には、給紙トレイ50に蓄積収納された用紙207がピックアップロール40によりピックアップされ、画像形成部30の搬入側へ搬送されるが、その際に用紙207が給紙トレイ50の近傍に配設された反射型光センサー60の直下を通過することで用紙207の通紙情報記録領域3が反射型光センサー60により走査される。
反射光型センサー60は、所定の速さで搬送される用紙207の通紙情報記録領域3に光を照射し、その反射光を検出して検出結果をCPU10の通紙回数検知部12へ転送する。
反射光型センサー60により検出される用紙207の通紙情報記録領域3の検出信号は、具体的には、図7(a)、(c)に示すように、用紙207の通紙回数記録領域4に印刷されたマークの個数と、紙面情報記録領域5に印刷されたマークの個数に対応した波形のパルス信号700(以下、「検出パルス信号700」という。)で検出され、この検出パルス信号700が反射光型センサー60から通紙回数検知部12へ転送される。
通紙回数検知部12は、反射光型センサー60から転送された検出パルス信号700に基づき用紙207の通紙回数と、紙面情報(表裏)とを検知する。
具体的には、検出パルス信号700のパルス数(以下、「総パルス数」)のうちの所定時間tN内に検出されたパルス数を通紙回数と検知し、所定時間tN経過後に検出されたパルス数が「1」の場合を紙面が表面、「2」の場合を紙面が裏面と検知する。
なお、所定時間tNは、通紙回数記録領域303のマークが検出される時間であり、この所定時間tNは、定型印刷画像と用紙サイズに対応して紙面に印刷可能な通紙回数Nを特定し、特定した通紙回数N番目のマークが反射光型センサー60で検出される検出時間tNを予め取得し、メモリ14に記憶されている。
図7(c)で示される検出パルス信号700が検出された場合は、検出パルス信号700の総パルス数「4」のうちの所定時間tN内に検出されたパルス数「3」、所定時間tN経過後に検出されたパルス数「1」との検出結果に基づき通紙回数検知部12が図7(d)に示すような通紙回数「3回」、紙面情報「表面」と検知する。
なお、紙面情報は、メモリ14に予め記憶された図示せぬ紙面判別参照表を参照することで所定時間tN経過後に検出されたパルス数が「1」の場合を「表面」、「2」の場合を裏面と検知する。
また、紙面情報を示す所定時間tN経過後に検出されたパルス数を次式で算出してもよい。
所定時間tN経過後の検出パルス数 = 総パルス数 − 所定時間tN内に検出されたパルス数。
また、通紙情報記録領域3でマークが検出されない場合は、画像が全く印刷されていない新しい用紙1であると検知する。
このように構成された印刷装置1の要部の処理動作について図8のフローチャートを参照しながら説明する。
図8に示すように、給紙トレイ50に格納された用紙が画像形成部30へ搬送される際に反射光型センサー60の直下を通過すると、反射光型センサー60により用紙の通紙情報記録領域3が走査され、通紙回数情報と紙面情報とに対応したマークの検出信号が通紙回数検知部12へ入力される(ステップS801)。
通紙回数検知部12が検出信号から検知した用紙の通紙回数nと、用紙の紙面が表面または裏面のいずれであるかの検知結果に基づき、通紙回数nが当該用紙の紙面に定型印刷画像が印刷可能な通紙回数Nに達しているか否かを判別する(ステップS802)。
ステップS802において、通紙回数検知部12が検知した通紙回数nが通紙回数Nに達していない場合、すなわち当該用紙の紙面に定型印刷画像を印刷する余白部が有ると判断した場合は、更に、当該用紙が画像が全く印刷されていない新しい用紙であるのか否かを判別する(ステップS803)。
なお、画像が全く印刷されていない新しい用紙の場合は、反射光型センサー60により用紙の通紙情報記録領域3を走査してもマークに対応した信号が検出されないので通紙回数検知部12が用紙の通紙回数nを「0」回、紙面情報を「0」と検知する。
ステップS803において、通紙回数nが「0」である場合(ステップS803でYES)、すなわち画像の全く印刷されていない新しい用紙の場合は、用紙の紙面が「表面」であることを示す紙面情報と、当該用紙の紙面に通紙回数が1回目であることを示す通紙回数「1」の通紙回数情報を付加印刷すると共に、通紙回数「1」に対応して決定される当該用紙の紙面の印刷領域(余白部)に定型印刷画像を印刷する(ステップS804、S809、S810)。
ステップS803において、通紙回数nが「0」でない場合(ステップS803でNO)、すなわち用紙に既に何回かの通紙により定型印刷画像が印刷されている場合は、通紙回数検知部12で検知された用紙の印刷面の通紙回数nに「1」を加算したn+1回目の通紙回数を示すマークを通紙情報記録領域3に付加印刷すると共に、通紙回数「n+1」に対応して決定される当該用紙の印刷面の印刷領域に定型印刷画像を印刷する(ステップS809、S810)。
ステップS802において、通紙回数検知部12が検知した通紙回数nが通紙回数Nに達している場合、すなわち用紙の印刷面に定型印刷画像を印刷する余白部が無いと判断した場合は、更に、当該印刷面が用紙の表面か裏面かを判別する(ステップS805)。
ステップS805において、通紙回数検知部12が紙面を「表面」であると検知した場合は(ステップS805でYES)、用紙搬送機構により当該用紙の紙面を反転させて搬送させ、搬送された当該用紙の紙面が「裏面」であることを示す紙面情報と、通紙回数「1」の通紙回数情報を付加印刷すると共に、通紙回数「1」に対応して決定される当該紙面の印刷領域に定型印刷画像を印刷する(ステップS806、S807、S809、S810)。
ステップS805において、通紙回数検知部12が紙面を「裏面」と検知した場合は(ステップS805でNO)、当該用紙の両面には定型印刷画像を印刷する余白部が無いので用紙搬送機構により用紙を排紙トレイ91に完全に排紙させると共に、次の新しい用紙を給紙トレイ50から提供させるような搬送制御を行い(ステップS808)、前述のステップS801からの処理を繰り返すことで次の用紙へ定型印刷画像と通紙情報とを印刷する。
前述で示した実施例1では、1回の通紙で印刷される印刷量が一定な定型印刷業務において、定型印刷業務で出力される画像(定型印刷画像)の印刷量を予め取得し、供給された用紙の通紙回数と紙面情報との通紙情報を検知する通紙回数検知機能と、通紙回数検知機能で検知した当該用紙の通紙回数に基づき通紙回数に応じて次の画像の印刷開始位置を設定する印刷開始位置設定機能と、印刷開始位置設定機能で設定された印刷開始位置に基づき次の画像の印刷を制御する印刷制御機能とを備えることで、定型印刷画像を用紙へ印刷する際には、用紙の通紙回数に応じて決定される印刷可能な領域(余白部)を印刷対象領域として決定し、この印刷対象領域に定型印刷画像を印刷して、1枚の用紙の紙面の余白部を無駄なく使用できるように構成され画像形成装置(印刷装置1)およびその制御方法について説明した。
この実施例2では、1回の通紙で印刷される印刷量が一定な定型印刷業務において、定型印刷業務毎に印刷量が異なる複数の定型印刷業務と、各定型印刷業務で出力される画像(定型印刷画像)の印刷量とを登録可能とし、印刷時に定型印刷業務を識別する定型印刷業務IDを指定して印刷指示することで印刷指示された定型印刷業務IDに対応した定型印刷画像の印刷量を自動的に特定できるように構成された画像形成装置およびその制御方法を適用した印刷装置2について説明する。
図9は、印刷装置2の要部の構成を概略的に示した構成図である。
図9に示すように、印刷装置2は、図1で示した印刷装置1のCPU10の制御動作が異なる他は、印刷装置1と同様に構成されており、説明の便宜上、印刷装置1と同様な構成及び動作する印刷装置2の各部には印刷装置1と同一符号が付してある。
印刷装置2のCPU100とは他の部の構成及び制御動作の説明については、印刷装置1の構成及び制御動作と同様であるので、説明の便宜上、省略するものとする。
印刷装置2は、印刷装置1と同様に、供給された用紙の通紙回数と、紙面情報(表裏)との他に、印刷する定型印刷画像の定型印刷業務を識別する定型印刷業務IDと、定型印刷業務IDに対応付けされた定型印刷画像の印刷量を識別する印刷量情報とを含む通紙情報を検知する通紙回数検知機能と、通紙回数検知機能で検知した通紙回数と定型印刷業務IDに対応した定型印刷画像の印刷量に応じて次の画像の印刷開始位置を設定する印刷開始位置設定機能と、印刷開始位置設定機能で設定された印刷開始位置に基づき次の画像の印刷を制御する印刷制御機能とを備えている。
これらの機能を備えることで、印刷時に指定された定型印刷業務IDに対応した定型印刷画像が1回の通紙で印刷される印刷量が自動的に特定され、定型印刷業務IDに対応した定型印刷画像を用紙へ印刷する際には、特定した定型印刷業務IDに対応した定型印刷画像の印刷量と、用紙の通紙回数に応じて特定される印刷可能な領域(余白部)を印刷対象領域として設定し、この印刷対象領域に定型印刷業務IDに対応した定型印刷画像を印刷して、1枚の用紙の紙面の余白部を無駄なく使用できるように構成されている。
これらの機能の動作制御は、主に印刷装置2のCPU100によって行われる。
CPU100は、制御部110と、通紙回数検知部120と、印刷開始位置設定部130と、メモリ140とを備えており、制御部110は、CPU100や印刷装置2の各部及び外部インタフェース70、ユーザインタフェース80を統括制御すると共に、給紙トレイ50から搬送されて供給される用紙210に定型印刷業務IDに対応した定型印刷画像を印刷する際に、通紙回数検知部120で検知された用紙210の通紙回数と、定型印刷業務IDと、定型印刷業務IDに対応付けられた定型印刷画像の印刷量と、用紙210の印刷面が表面、もしくは裏面のどちらの紙面であるかを示す紙面情報(表裏)との通紙情報とに基づき印刷開始位置設定部130が設定した用紙210上の印刷開始位置に定型印刷画像を印刷すると共に、通紙回数をカウントアップさせた通紙情報を印刷する制御を行う。
なお、制御部110は、供給された用紙の印刷面が、画像が全く印刷されていない紙面である場合には、指定された定型印刷業務IDと、定型印刷業務IDに対応付けられた定型印刷画像の印刷量と、当該印刷面が表裏のいずれの紙面であるかを識別する紙面情報と通紙回数をカウントアップさせた通紙情報を印刷する制御を行う。
通紙回数検知部120は、給紙トレイ50から画像形成部30へ搬送される用紙210の印刷面に形成された通紙情報(通紙回数と紙面情報と定型印刷業務IDと印刷量情報)を検知して検知結果を制御部110へ転送する。
印刷開始位置設定部130は、通紙回数検知部120が検知した用紙210の通紙情報に基づき通紙回数と定型印刷業務IDに対応付けられた定型印刷画像の印刷量に対応して特定される用紙210の印刷面の余白部の定型印刷画像を印刷するための印刷開始位置と、通紙回数検知部120が検知した通紙回数を「1」カウントアップした通紙情報を通紙情報記録領域に印刷するための印刷開始位置とを特定し、設定する。
メモリ140は、指定された定型印刷業務IDに対応した定型印刷画像や通紙情報を用紙に印刷する際に、用紙の通紙情報に対応して特定される紙面の印刷領域に定型印刷画像及び通紙情報画像を印刷する制御を行うための各種処理を行う際に参照される参照データや各種処理プログラム等を記憶する図示せぬROM(=Read Only Memory)と、各種処理プログラムが実行される際にロードされるプログラムや各種処理プログラムが実行された際に生成される各種データを一時保持するRAM(=Random Access Memory)とで構成されている。
なお、紙面の通紙情報記録領域に印刷される通紙情報(定型印刷業務IDと、定型印刷業務IDに対応した定型印刷画像の印刷量と、通紙回数と紙面情報)は、定型印刷業務IDと、通紙回数と、紙面情報とがそれぞれ対応付けられた個数のマーク(例えば、所定の大きさで矩形状の黒塗りされた画像)で印刷され、定型印刷業務IDに対応した定型印刷画像の印刷量が2個のマークが印刷量に対応した間隔で印刷されている。
また、通紙情報にそれぞれ対応付けられたマークの画像データは、メモリ14に設定保持されており、CPU10が制御動作の適時にメモリ14から読み出し画像処理部20へ転送する。
図10は、用紙の通紙情報に基づき特定された用紙の印刷領域(余白部)に印刷された定型印刷画像と通紙情報との一例を示す図である。
図10において、図10(a)は、用紙の紙面に形成される通紙情報記録領域300の構成を示す図であり、図10(b)は、定型印刷画像と通紙情報とが印刷された用紙212の具体例を示す図である。
図10(a)に示すように、用紙212の紙面に形成される通紙情報記録領域300(破線で囲まれた部分)は、当該紙面に既印刷された定型印刷画像の定型印刷業務を識別する定型印刷業務IDが印刷される定型印刷業務ID記録領域301(破線で囲まれた部分)と、当該定型印刷業務により印刷される定型印刷画像が1回の通紙により用紙に印刷される印刷量(長さ)を識別する印刷量情報記録領域302(破線で囲まれた部分)と、当該紙面に定型印刷業務IDに対応付けられた定型印刷画像が既に何回印刷されているかを示す通紙回数が印刷される通紙回数記録領域303(破線で囲まれた部分)と、当該紙面が表裏の何れの面であるかの紙面情報が印刷される紙面情報記録領域304(破線で囲まれた部分)とで構成されており、定型印刷業務ID記録領域301には、定型印刷業務IDに対応付けられた定型印刷業務に対応した個数のマークが印刷され、印刷量情報記録領域302には、2個のマークが定型印刷業務IDに対応付けられた定型印刷画像の印刷量(長さ)に対応した間隔(長さ)で印刷されている。
また、通紙回数記録領域303及び紙面情報記録領域304には、前述の図2(a)で示した用紙と同様に、通紙回数と等しい個数のマークが印刷され、紙面情報記録領域304には、当該紙面が表面、または裏面に対応した個数のマークが印刷されている。
なお、紙面情報記録領域304に1個のマークが印刷されている場合は、当該紙面が表面であること、2個のマークが印刷されている場合は、当該紙面が裏面であることをそれぞれ示している。
具体的には、図10(b)に示すような印刷面の用紙212が供給された場合は、定型印刷業務ID記録領域301に1個のマークが印刷されているので定型印刷画像の定型印刷業務が定型印刷業務「A」、印刷量情報記録領域302に2個のマークの間隔が「ΔR」mmで印刷されているので定型印刷業務Aの定型印刷画像が1回の通紙で印刷されるの印刷量(長さ)が「ΔRa」(例えば、印刷量=(2個のマークの間隔)×所定の係数で算出)mm、通紙回数記録領域303に2個のマークが印刷されているので通紙回数が「2回」、紙面情報記録領域304に1個のマークが印刷されているので紙面が「表面」であることをそれぞれ示している。
また、指定された定型印刷業務IDに対応した定型印刷画像を用紙212上に印刷する場合は、用紙212の印刷面の通紙回数情報「2」回と、印刷量情報「ΔRa」とに基づき、定型印刷画像を印刷するだけの余白部が当該紙面に有るか否かを判別し、余白部が有る場合は、その余白部での次の定型印刷画像を印刷する印刷開始位置を特定して印刷すると共に、この定型印刷画像の印刷により当該紙面に定型印刷画像が既に何回印刷されているかの通紙回数情報を付加印刷する。
具体的には、通紙回数記録領域303に1個のマークを既印刷されたマークと重ならないように所定の間隔を開けて付加印刷することで通紙回数が「1」カウントアップされた個数のマークが形成され、通紙回数が更新される。
また、定型印刷業務IDに対応した定型印刷画像の印刷量が用紙212の印刷量情報記録領域302に記録されているので、その印刷量を検知することで用紙のサイズに応じて当該定型印刷画像が紙面に印刷可能な通紙回数Nが自動的に算出され、当該用紙の通紙回数記録領域303に印刷された通紙回数nと通紙回数N(印刷可能な通紙回数)とに基づき当該紙面に次の定型印刷画像を印刷するだけの余白部が有るか否かの判別と、通紙回数に対応した余白部の印刷開始位置を特定することができる。
次に、供給された用紙の通紙情報(定型印刷業務IDと定型印刷業務IDの定型印刷画像の印刷量と通紙回数と紙面情報)に基づき用紙の余白部を特定して定型印刷業務IDに対応付けられた定型印刷画像を印刷する方法と通紙情報を印刷する方法とについて図11乃至図13を参照しながら詳細に説明する。
図11乃至図13は、指定された定型印刷業務IDの定型印刷画像を給紙トレイ50から搬送された用紙上に印刷する際に、当該用紙の通紙情報に基づき、定型印刷画像を印刷するための用紙上の余白部(印刷領域)を特定して印刷すると共に、当該用紙上に通紙情報を印刷する制御方法の一例を説明するための説明図である。
なお、用紙の通紙情報の検知方法については後述する。
図11において、図11(a)は、供給された用紙212の印刷面の余白部に定型印刷画像が印刷される場合を示す図、図11(b)は、供給された用紙213の印刷面に定型印刷画像を印刷する余白部が無く、紙面を反転後、定型印刷画像が印刷される場合を示す図、図11(c)は、供給された画像が全く印刷されていない新しい用紙214に定型印刷画像が印刷される場合を示す図である。
図11(a)に示すように、印刷面が前述の図10で示した用紙212の紙面で給紙トレイ50から供給された場合は、通紙回数検知部120が用紙212の印刷面の通紙情報を定型印刷業務ID「A」、印刷量「ΔRa」mm、通紙回数「2」回、紙面「表」面と検知し、その検知結果に基づき制御部110が当該紙面に定型印刷画像を印刷するだけの余白部があるか否かを判別し、余白部が有る場合は、制御部110の指令信号に基づき印刷開始位置設定部130が紙面上に既印刷された定型印刷画像の末端に近い部分の印刷開始位置SP1を特定して設定し、制御部110が印刷開始位置設定部130により設定された印刷開始位置SP1に定型印刷画像を印刷すると共に、通紙回数記録領域303に「3」回目の通紙回数を示すマークを新たに1個付加印刷する制御を行う。
具体的には、通紙回数検知部120で検知された定型印刷業務ID「A」と、印刷量「ΔRa」mmと、通紙回数「2」回と、紙面「表」面との通紙情報のうちの印刷量「ΔRa」mmから用紙212の紙面に印刷可能な通紙回数Nを算出し、検知した通紙回数「2」回が算出した通紙回数Nに達しているか否かを判別し、通紙回数「2」回が通紙回数Nに達していない場合、すなわち用紙212の当該印刷面に定型印刷画像を印刷するだけの余白部が有ると判断した場合は、印刷開始位置設定部130が定型印刷業務IDに対応付けられた図示せぬ印刷開始位置参照表(定型印刷画像)を参照して通紙回数「3」回目の定型印刷画像を印刷する印刷開始位置と、図示せぬ印刷開始位置参照表(通紙回数情報)を参照して通紙回数記録領域4に通紙回数「3」回目を示すマークを印刷する印刷位置を特定して設定し、制御部110が定型印刷画像と「3」回目の通紙回数を示すマークとを印刷開始位置設定部13で設定されたそれぞれの印刷開始位置に印刷する制御を行う。
なお、定型印刷業務IDに対応付けられた図示せぬ印刷開始位置参照表(定型印刷画像)と印刷開始位置参照表(通紙回数情報)とは、前述の図4及び図5で示した印刷開始位置参照表(定型印刷画像)400、印刷開始位置参照表(通紙回数情報)401と同様に通紙回数に応じて定型印刷画像が印刷される印刷開始位置や通紙回数に対応した通紙回数のマークが情報記録領域303に印刷される印刷開始位置が特定されるように構成されている。
なお、メモリ140には、定型印刷業務IDに対応付けられた図示せぬ印刷開始位置参照表(定型印刷画像)と、印刷開始位置参照表(通紙回数情報)と、印刷開始位置参照表(紙面情報)と、後述する印刷開始位置参照表(定型印刷業務ID)403と、印刷開始位置参照表(印刷量情報)404とが参照表として予め設定格納されており、印刷開始位置設定部130が各参照表を参照して定型印刷画像及び通紙情報のそれぞれの印刷開始位置を特定して設定し、各印刷開始位置情報を制御部110へ転送する。
印刷開始位置参照表(定型印刷業務ID)403と、印刷開始位置参照表(印刷量情報)404は、具体的には、印刷開始位置参照表(定型印刷業務ID)403は、図12(c)に示すように、定型印刷業務IDに対応してマークの印刷開始位置を用紙の搬送方向(図12(a)中の矢印方向)の最前端部AからのX方向とY方向へのそれぞれの長さの値(図12(a)及び(b)参照)で特定できるように設定されており、印刷開始位置参照表(印刷量情報)404が、図12(d)に示すように、定型印刷業務IDに対応した印刷量を2個のマークの間隔ΔRで表現し、その2個のマークの印刷開始位置を用紙の搬送方向(図12(a)中の矢印方向)の最前端部AからのX方向とY方向へのそれぞれの長さの値(図12(a)及び(b)参照)で特定できるように設定されている。
図11(a)に示すような印刷面の用紙212が供給された場合は、指定された印刷業務IDに対応付けられた定型印刷画像が図示せぬ印刷開始位置参照表(定型印刷画像)に基づき通紙回数が「3」に対応した用紙端部AからのX方向とY方向とのそれぞれの長さで特定される位置に印刷され、通紙回数が検知された通紙回数「2」回に対して「1」だけカウントアップする1個のマークが図示せぬ印刷開始位置参照表(通紙回数情報)に基づき通紙回数が「3」に対応した用紙端部AからのX方向とY方向とのそれぞれの長さで特定される所定の位置に印刷される。
また、図11(b)に示す用紙213のように、供給された用紙の印刷面に定型印刷画像を印刷するだけの余白部が無い場合は、通紙回数検知部120が用紙213の印刷面の通紙情報を定型印刷業務IDが「A」と、印刷量が「ΔRa」mmと、通紙回数が「N」回と、紙面が「表」面と検知し、検知した印刷量「ΔRa」mmから用紙213の紙面に印刷可能な通紙回数Nを算出し、検知した通紙回数「N」回が算出した通紙回数Nに達しているか否かを判別し、検知した通紙回数「N」回が算出した通紙回数Nに達している場合は、用紙213の当該印刷面に指定された定型印刷業務IDの定型印刷画像を印刷する余白部が無いと判断し、用紙搬送機構に対して用紙213の紙面を反転させるよう指令信号を転送する。
用紙搬送機構によって用紙213の紙面が反転させられて搬送された用紙213の印刷面(紙面が裏面)に定型印刷業務ID「A」に対応付けられた定型印刷画像が図示せぬ印刷開始位置参照表(定型印刷画像)に基づき通紙回数「1」に対応した用紙端部AからのX方向とY方向とのそれぞれの長さで特定される位置に印刷され、定型印刷業務ID「A」を示すマークが印刷開始位置参照表(定型印刷業務ID)403(図12参照)に基づき定型印刷業務ID「A」に対応した用紙端部AからのX方向の長さが「Xa」、Y方向の長さが「Y1」で特定される位置に印刷され、定型印刷業務ID「A」の印刷量ΔRaに対応した間隔の2個のマークが印刷開始位置参照表(印刷量)404(図12参照)に基づき定型印刷業務ID「A」に対応した間隔で2個のマークがそれぞれ用紙端部AからのX方向の長さが「Xp1」、Y方向の長さが「Y1」と、X方向の長さが「Xpa」、Y方向の長さが「Y1」とに印刷され、「1」回目の通紙回数を示すマークが図示せぬ印刷開始位置参照表(通紙回数情報)に基づき通紙回数「1」に対応した用紙端部AからのX方向とY方向とのそれぞれの長さで特定される位置に印刷される。
また、図11(c)に示すように、画像が全く印刷されていない新しい用紙214が供給された場合は、用紙214の通紙情報記録領域300からマークに対応した信号が全く検出されないので通紙回数検知部120が当該紙面の通紙情報を通紙回数が「0」回、紙面が「0」と検知し、その検知結果に基づき制御部110が用紙214を画像が全く印刷されていない用紙であると判別し、指定された定型印刷業務IDに対応付けられた定型印刷画像が図示せぬ印刷開始位置参照表(定型印刷画像)の通紙回数が「1」に対応した用紙端部AからのX方向とY方向とのそれぞれの長さで特定される所定の位置に印刷され、印刷時にユーザにより指定入力された、例えば定型印刷業務ID「B」を示すマークを印刷開始位置参照表(定型印刷業務ID)403に基づき特定されるそれぞれの印刷開始位置「Xa」、「Y1」と「Xb」、「Y1」に印刷され、定型印刷業務ID「B」の印刷量ΔRbに対応した間隔の2個のマークが印刷開始位置参照表(印刷量)404に基づきそれぞれ「Xp1」、「Y1」と、「Xpb」、「Y1」に印刷され、「1」回目の通紙回数を示すマークが印刷開始位置参照表(通紙回数情報)から特定される所定の位置に印刷され、表面であることを示す1個のマークが印刷開始位置参照表(紙面情報)から特定される所定の位置に印刷される。
また、図13において、図13(a)は、用紙の両面に定型印刷画像が既印刷され、次の指定された定型印刷業務IDの定型印刷画像を印刷するだけの余白部が無い用紙215を示す図であり、図13(b)は、図13(a)の用紙215を排紙後、画像が全く印刷されていない新しい用紙216を供給後、定型印刷画像が印刷された様子を示す図である。
図13(a)に示す用紙215のように、供給された用紙215の両面に指定された定型印刷業務IDに対応付けられた定型印刷画像を印刷する余白部が無い場合は、通紙回数検知部120が用紙215の印刷面の通紙回数が「N」回、紙面が「裏」面と検知し、その検知結果に基づき制御部110の指令信号により用紙搬送機構が用紙215を排紙させ、新たな用紙216を給紙トレイ50から画像形成部30へ搬送させるような指令信号を転送することで図13(b)に示すような画像が全く印刷されていない新しい用紙216が給紙トレイ50から搬送され供給される。
図13(b)に示すように、画像が全く印刷されていない新しい用紙216が供給されると、定型印刷業務IDに対応付けられた定型印刷画像が図示せぬ印刷開始位置参照表(定型印刷画像)の通紙回数「1」に対応した用紙端部AからのX方向とY方向のそれぞれの長さで特定される所定の位置に印刷され、定型印刷業務ID「A」を示すマークが印刷開始位置参照表(定型印刷業務ID)403の定型印刷業務ID「A」に対応した用紙端部Aからの長さがX方向が「Xa」、Y方向が「Y1」で特定される印刷位置に印刷され、定型印刷業務ID「A」の印刷量ΔRaに対応した間隔の2個のマークが印刷開始位置参照表(印刷量)404の定型印刷業務ID「A」に対応した用紙端部Aからの長さがX方向及びY方向がそれぞれ「Xp1」、「Y1」と、「Xpa」、「Y1」で特定される印刷位置に印刷され、「1」回目の通紙回数を示すマークが図示せぬ印刷開始位置参照表(通紙回数情報)から特定される所定の位置に印刷され、表面であることを示す1個のマークが図示せぬ印刷開始位置参照表(紙面情報)から特定される所定の位置に印刷される。
次に、通紙回数検知部120が給紙トレイ50から画像形成部30へ搬送される用紙の通紙情報を検知する方法の詳細について図14を参照しながら詳細に説明する。
図14において、図14(a)は、給紙トレイ50に蓄積収納された用紙217が画像形成部30へ搬送される際に反射光型センサー60により用紙217の通紙情報記録領域300が走査される様子を示した平面図であり、図14(b)は、図14(a)の平面図に対応した側面図、図14(c)は、反射光型センサー60により検出された用紙217の通紙情報に対応した検出パルス信号710、図7(d)は、検出パルス信号710に基づき通紙回数検知部120が検知した検知結果をそれぞれ示している。
図14(a)、(b)に示すように、画像形成部30で定型印刷画像を印刷する際には、給紙トレイ50に蓄積収納された用紙217がピックアップロール40によりピックアップされ、画像形成部30の搬入側へ搬送されるが、その際に用紙217が給紙トレイ50の近傍に配設された反射型光センサー60の直下を通過することで用紙217の通紙情報記録領域300が反射型光センサー60により走査される。
反射光型センサー60は、所定の速さで搬送される用紙217の通紙情報記録領域300に光を照射し、その反射光を検出して検出結果をCPU100の通紙回数検知部120へ転送する。
反射光型センサー60により検出される用紙217の通紙情報記録領域300の検出信号は、具体的には、図14(a)、(c)に示すように、用紙217の定型印刷業務ID記録領域301に印刷された定型印刷業務ID対応付けられた個数のマークと、印刷量情報記録領域302に印刷された印刷量に対応した間隔で印刷された2個のマークと、通紙回数記録領域303に印刷されたマークの個数と、紙面情報記録領域304に印刷されたマークの個数に対応した波形のパルス信号710(以下、「検出パルス信号710」という。)で検出され、この検出パルス信号710が反射光型センサー60から通紙回数検知部120へ転送される。
通紙回数検知部120は、反射光型センサー60から転送された検出パルス信号710に基づき用紙217の定型印刷業務IDと、印刷量と、通紙回数と、紙面情報(表裏)とを検知する。
具体的には、検出パルス信号710のパルス数(以下、「総パルス数」)のうちの所定時間ti内に検出されたパルス数を定型印刷業務IDに対応したパルス数と検知し、所定時間tiから所定時間tmの間に検出された2個のパルスを印刷量に対応したパルスを検知し、所定時間tmから所定時間tNの間に検出されたパルス数を通紙回数と検知し、所定時間tN経過後に検出されたパルス数が「1」の場合を紙面が表面、「2」の場合を紙面が裏面と検知する。
なお、所定時間tiは、用紙上に形成された定型印刷業務ID記録領域301のマークが検出される時間であり、所定時間tmは、印刷量情報記録領域302のマークが検出される時間、所定時間tNは、通紙回数記録領域303のマークが検出される時間であり、各所定時間ti、tm、tNは、定型印刷画像と用紙サイズに対応して紙面に印刷可能な通紙回数Nを特定し、特定した通紙回数N番目のマークが反射光型センサー60で検出される検出時間tNを予め取得し、メモリ15に記憶されている。
図14(c)で示される検出パルス信号710が検出された場合は、検出パルス信号710の総パルス数「6」のうちの所定時間ti内に検出されたパルス数「1」、所定時間tiから所定時間tmの間に検出された2個のパルスの時間間隔「t3−t2」、所定時間tmから所定時間tNの間に検出されたパルス数「2」、所定時間tN経過後に検出されたパルス数「1」との検出結果に基づき通紙回数検知部120が図14(d)に示すような定型印刷業務ID「定型印刷業務A」、印刷量「ΔRa」、通紙回数「2」回、紙面情報「表」面と検知する。
また、通紙情報記録領域300でマークが検出されない場合は、画像が全く印刷されていない新しい用紙であると検知する。
このように構成された印刷装置2の要部の処理動作について図15のフローチャートを参照しながら説明する。
図15に示すように、給紙トレイ50に蓄積格納された用紙が画像形成部30へ搬送される際に反射光型センサー60の直下を通過すると、反射光型センサー60により用紙の通紙情報記録領域300が走査され、定型印刷業務IDと、定型印刷画像の印刷量と、通紙回数と、紙面情報との通紙情報に対応したマークの検出信号が通紙回数検知部120へ入力される(ステップS1501)。
通紙回数検知部120が検出信号から検知した用紙の通紙情報のうちの印刷量情報から当該紙面に定型印刷画像が印刷可能な通紙回数Nを算出し、検知した通紙回数nが算出した通紙回数Nに達しているか否かを判別する(ステップS1502)。
ステップS1502において、通紙回数検知部120が検知した通紙回数nが通紙回数Nに達していない場合、すなわち当該用紙の紙面に指定された定型印刷業務IDの定型印刷画像を印刷する余白部が有ると判断した場合は、更に当該用紙が画像が全く印刷されていない新しい用紙であるのか否かを判別する(ステップS1503)。
なお、画像が全く印刷されていない新しい用紙の場合は、反射光型センサー60により用紙の通紙情報記録領域300を走査してもマークに対応した信号が検出されないので通紙回数検知部120が用紙の通紙回数nを「0」回、紙面情報を「0」と検知する。
ステップS1503において、通紙回数nが「0」である場合(ステップS1503でYES)、すなわち画像の全く印刷されていない新しい用紙の場合は、通紙回数「1」に対応して決定される印刷領域(余白部)に定型印刷画像を印刷すると共に、ユーザにより指定された定型印刷業務ID情報と、定型印刷業務IDに対応した定型印刷業務の印刷量を示す印刷量情報と、通紙回数が1回目の印刷であることを示す通紙回数「1」の通紙回数情報と、紙面が「表」面であることを示す紙面情報とを付加印刷する(ステップS1504、S1505、S1511、S1512)。
ステップS1503において、通紙回数nが「0」でない場合(ステップS1503でNO)、すなわち用紙に既に何回かの通紙により定型印刷画像が印刷されている場合は、通紙回数検知部120で検知された用紙の印刷面の通紙回数nに「1」を加算したn+1回目の通紙回数であることを示すマークを通紙情報記録領域300に付加印刷すると共に、通紙回数「n+1」に対応して決定される当該紙面の印刷領域に定型印刷画像を印刷する(ステップS1511、S1512)。
ステップS1502において、通紙回数検知部120が検知した通紙回数nが通紙回数Nに達している場合、すなわち当該用紙の紙面に定型印刷画像を印刷するだけの余白部が無いと判断した場合は、更に、用紙の紙面が表面か裏面かを判別する(ステップS1506)。
ステップS1506において、通紙回数検知部120が紙面を「表」面であると判別した場合は(ステップS1506でYES)、用紙搬送機構により用紙の紙面を反転させて搬送させ、搬送された用紙の紙面に通紙回数「1」に対応して決定される印刷領域(余白部)に定型印刷画像を印刷すると共に、定型印刷業務IDに対応した定型印刷業務ID情報と、定型印刷業務IDに対応した定型印刷業務の印刷量を示す印刷量情報と、通紙回数が1回目の印刷であることを示す通紙回数「1」の通紙回数情報と、紙面が「裏」面であることを示す紙面情報とを付加印刷する(ステップS1507、S1508、S1509、S1511、S1512)。
ステップS1506において、通紙回数検知部120が紙面を「裏」面であると判別した場合は(ステップS1506でNO)、当該用紙の両面には、指定された定型印刷業務IDに対応付けされた定型印刷画像を印刷する余白部が無いので用紙搬送機構により用紙を排紙トレイ91に完全に排紙させると共に、次の新しい用紙を給紙トレイ50から供給させるような搬送制御を行い(ステップS1510)、前述のステップS1501からの処理を繰り返すことで次の用紙へ定型印刷画像と通紙情報とを印刷する。
以上説明したように、1回の通紙で印刷される印刷量が一定な定型印刷業務において、定型印刷業務毎に印刷量が異なる複数の定型印刷業務と、各定型印刷業務で出力される画像(定型印刷画像)の印刷量とを登録可能とし、印刷時に定型印刷業務を識別する定型印刷業務IDを指定して印刷指示することで印刷指示された定型印刷業務IDに対応した定型印刷画像の印刷量を自動的に特定し、定型印刷業務IDに対応した定型印刷画像を用紙へ印刷する際には、用紙の通紙回数と定型印刷業務IDに対応した定型印刷画像の印刷量に応じて決定される印刷可能な領域(余白部)を印刷対象領域として決定し、この印刷対象領域に定型印刷画像を印刷して、1枚の用紙の紙面の余白部を無駄なく使用できる。
また、指定された定型印刷業務IDと用紙の通紙情報記録領域に形成された定型印刷業務IDを比較することで印刷する用紙と定型印刷画像の整合性を図られる。
また、用紙上の通紙情報を検知する反射型光センサーを用紙を給紙する給紙トレイに配設されるサイドガイド(用紙幅に合わせて調整する器具)の動きに連動するように配設することで、給紙トレイに蓄積格納される種々の用紙サイズにも対応可能となる。
本発明に係わる画像形成装置およびその制御方法を適用した印刷装置1の要部の構成図 用紙の紙面上に印刷された定型印刷画像と通紙情報との一例を示す図 通紙情報応じて決定される紙面の余白部に定型印刷画像を印刷すると共に、通紙情報を付与、もしくは更新する制御方法の説明図 印刷開始位置参照表(定型印刷画像)400を示す図 印刷開始位置参照表(通紙回数情報)401及び印刷開始位置参照表(紙面情報)402を示す図 通紙情報応じて決定される紙面の余白部に定型印刷画像を印刷すると共に、通紙情報を付与、もしくは更新する制御方法の説明図(続き) 通紙回数検知部12が用紙の通紙情報を検知する方法の説明図 印刷装置1の要部の処理動作を示すフローチャート 印刷装置1とは他の本発明に係わる画像形成装置およびその制御方法を適用した印刷装置2の要部の構成図 印刷装置2により紙面上に印刷される定型印刷画像と通紙情報との一例を示す図 印刷装置2が通紙情報応じて決定される紙面の余白部に定型印刷画像を印刷すると共に、通紙情報を付与、もしくは更新する制御方法の説明図 印刷開始位置参照表(定型印刷業務ID)403及び印刷開始位置参照表(印刷量)404を示す図 印刷装置2が通紙情報応じて決定される紙面の余白部に定型印刷画像を印刷すると共に、通紙情報を付与、もしくは更新する制御方法の説明図(続き) 通紙回数検知部120が用紙の通紙情報を検知する方法の説明図 印刷装置2の要部の処理動作を示すフローチャート
符号の説明
1、2 印刷装置
10、100 CPU(=Central Processing Unit:中央演算処理装置)
11、110 制御部
12、120 通紙回数検知部
13、130 印刷開始位置設定部
14、140 メモリ
20 画像処理部
30 画像形成部
31Y〜31K 露光装置
32Y〜32K 帯電装置
33Y〜33K 現像装置
34Y〜34K 感光体
35 中間転写体
36Y〜36K 1次転写ロール
37 従動ロール
38b 駆動ロール
39 定着装置
40 ピックアップロール
41a、41b レジストロール
42 搬送ロール
43a、43b、44a、44b、45a、45b 両面搬送ロール
50 給紙トレイ
60 反射型光センサー
70 外部インタフェース
80 ユーザインタフェース
90a、90b 排紙ロール
200、201、202、203、204、205、206、207、210、211、212、213、214、215、216、217 用紙
400 印刷開始位置参照表(定型印刷画像)
401 印刷開始位置参照表(通紙回数情報)
402 印刷開始位置参照表(紙面情報)
403 印刷開始位置参照表(定型印刷業務ID)
404 印刷開始位置参照表(印刷量)
700、710 検出パルス信号

Claims (6)

  1. 1回の通紙により印刷される印刷量が一定な画像を用紙上に形成する画像形成装置であって、
    前記用紙の通紙回数を検知する通紙回数検知手段と、
    前記通紙回数検知手段で計数した通紙回数に応じて次の画像の印刷開始位置を設定する印刷開始位置設定手段と、
    前記印刷開始位置設定手段で設定された印刷開始位置に基づき前記次の画像の印刷を制御する印刷制御手段と
    を具備することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記用紙の通紙毎に増加するマークを該用紙に記録するマーク記録手段
    を更に具備し、
    前記通紙回数検知手段は、
    前記マーク記録手段により記録されたマークを前記用紙の通紙に先立って読み取るマーク読取手段
    を具備し、
    前記マーク読取手段によって読み取ったマークの個数に基づき前記通紙回数を検知す
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記マーク記録手段は、
    前記用紙に対する印刷が表面か裏面かを識別する面情報マークを該用紙に記録し、
    前記印刷開始位置設定手段は、
    前記マーク読取手段で読み取った面情報マークの示す面情報を参照して次の画像の印刷開始位置を設定する
    ことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記マーク記録手段は、
    前記用紙の1回の通紙により印刷される印刷量を識別する印刷量マークを該用紙に記録し、
    前記印刷開始位置設定手段は、
    前記マーク読取手段で読み取った印刷量マークの示す印刷量を参照して次の画像の印刷開始位置を設定する
    ことを特徴とする請求項2または3記載の画像形成装置。
  5. 前記マーク記録手段は、
    前記用紙に定型印刷業務を識別する識別マークを記録し、
    前記印刷制御手段は、
    前記マーク読取手段で読み取った識別マークの示す定型印刷業務に応じて該用紙に対する画像の印刷を制御する
    ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 1回の通紙により印刷される印刷量が一定な画像を用紙上に形成する画像形成装置の制御方法であって、
    前記用紙の通紙回数を通紙回数検知手段により検知し、
    前記通紙回数検知手段で計数した通紙回数に応じて次の画像の印刷開始位置を印刷開始位置設定手段により設定し、
    前記印刷開始位置設定手段で設定された印刷開始位置に基づき前記次の画像の印刷を印刷制御手段により制御する
    ことを特徴とする画像形成装置の制御方法。
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