JP2008303524A - 分割型複合繊維、それを用いた繊維構造物およびワイピングクロス - Google Patents

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Abstract

【課題】ハードディスクなどの研磨布として研磨したり、電子機器などを清掃するためのワイピングクロスとして使用した際に、オリゴマーなどを由来とする自己発塵微粒子や溶媒などにより抽出される低分子量物質の発生が少なく、またハードディスク表面や精密な電子部品を傷つけることのない研磨清掃用に適した分割型複合繊維を得ること。
【解決手段】白色顔料を含まない、芳香族ポリアミドおよび脂肪族ポリアミドとからなるポリアミド樹脂組成物及び当該ポリアミド樹脂組成物と親和性がなく白色顔料を含まないポリエステル樹脂からなることを特徴とする分割型複合繊維。
【選択図】図3

Description

本発明は、ワイピングクロスなどの清掃具、またハードディスクなどの精密機械を研磨したり、清掃したりする際に、対象部品を傷つけず、精度良く行うのに適した分割型複合繊維に関する。
従来より、洗浄布用途、衣料用等の各種の分野において、高密度、嵩高の布帛が要求されており、検討がなされてきた。このような布帛が使用される洗浄布用途としては、眼鏡拭き、洗顔用等の一般洗浄用途;ハードディスク等の電子部品の研磨、ハードディスク製造工程上の清掃用途等の精密機器用途においてこのような布帛が使用されている。
これらの用途のうち、電子部品を研磨する用途では、基布としてポリエステルなどの不織布を用い、ウレタン樹脂などを銀面として表面に含浸させた人工皮革や、ポリエステルとポリアミドなどの複合繊維を布帛形成後に分割処理してマイクロファイバー化させた研磨布などが用いられている。
たとえば、ハードディスクなどは近年その大容量化が進み、100GB以上の製品が一般的となっている。また、同時にハードディスクの小型化も顕著に進み、大容量化と小型化を同時に満足するためには、そのディスク表面を精密に研磨することが必要である。
この要求に対して、ポリアミドとポリエステルからなる分割型複合繊維は、物理的、化学的処理により両成分に分割することができ、得られるマイクロファイバーは、安価であり精密な研磨に適した性能を有している。例えば、特許文献1ではポリエステルとポリアミドの複合繊維を分割処理後に高密度化し、特定の打ち込み本数、カバーファクターにてハードディスクの研磨に適したワイピングクロスが提案されている。
分割型複合繊維の分割の方法は、例えば、特許文献2、特許文献3、特許文献4にポリアミドの膨潤・収縮によるものが開示されている。特に、特許文献3の発明には、ポリアミドの膨潤・収縮を大きくすることにより繊維構造物を高密度化させることが記載されている。
特開2000−303300号公報 特公昭53−35633号公報 特公昭61−37383号公報 特開平4−272223号公報
ところが、これらは用いるポリアミドが通常のものの場合は、主にベンジルアルコールのようなポリアミドを膨潤・収縮させる特殊な処理剤を用いなければ、ポリアミドの膨潤・収縮に限界があり、割繊性は十分なものではない。また、得られる繊維構造物の緻密さや嵩高性は、近年要求されているより高い水準でのワイピング性能には対応できない場合がある。
ベンジルアルコールのような処理剤によるポリアミドの膨潤・収縮による分割方法では、主にポリエステル中に含有するオリゴマーなどが溶出することによって析出した、自己発塵微粒子が発生するため、不純物の混入によって電子部品の生産性に影響することとなる。よって、研磨布やワイピング清掃具の繊維素材自体から発生する自己発塵微粒子、溶媒などにより抽出される低分子量物質等の低減が強く求められている。
さらに、これらに使用されている分割型複合繊維は、汎用ポリエステル繊維やポリアミド繊維に使用する艶消し剤として、二酸化チタン等の白色顔料が少なからず含有している樹脂を原料に用いられることが通常であり、ハードディスクを精密に研磨する際には、この二酸化チタンがハードディスク表面を傷つけることがある。
したがって、本発明は、上記のような問題点を解消し、ハードディスクなどの研磨布として研磨したり、電子機器などを清掃するためのワイピングクロスとして使用した際に、オリゴマーなどを由来とする自己発塵微粒子や溶媒などにより抽出される低分子量物質の発生が少なく、またハードディスク表面や精密な電子部品を傷つけることのない研磨清掃用に適した分割型複合繊維、織編物およびワイピングクロスを得ることを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、白色顔料を含まない、芳香族ポリアミドおよび脂肪族ポリアミドとからなるポリアミド樹脂組成物及び当該ポリアミド樹脂組成物と親和性がなく白色顔料を含まないポリエステル樹脂からなることを特徴とする分割型複合繊維を要旨とする。
本発明の好ましい態様として、上記芳香族ポリアミドが、脂肪族ジカルボン酸と芳香族ジアミンを主要な構造単位とするポリアミドであるものが挙げられる。
本発明の好ましい態様として、芳香族ポリアミドがメタキシリレンジアミンとアジピン酸とから得られる樹脂(ナイロンMXD6ポリマー)、脂肪族ポリアミドがεカプロラクタムから得られる樹脂(ナイロン6)であるものが挙げられる。
本発明のより好ましい態様として、上記ポリアミド成分のナイロンMXD6とナイロン6の重量混合比率が35:65〜70:30であるものがあげられる。特に好ましい態様として、上記ポリアミド成分のナイロンMXD6とナイロン6の重量混合比率が45:55〜55:45であるものが挙げられる。
本発明は、上記分割型複合繊維からなる繊維構造物でもある。上記繊維構造物は、織物又は編物であることが好ましい。また本発明は上記分割型複合繊維からなるワイピングクロスでもある。
また、本発明は、上述した分割型複合繊維を用いて繊維構造物を製造する工程(1)、及び、前記工程(1)により得られた繊維構造物をアルカリ溶解処理を施して分割型複合繊維を割繊する工程からなることを特徴とする繊維構造物の製造方法でもある。上記繊維構造物の製造方法は、更に、上述した工程によって得られた織編物を熱処理する工程(3)を有する繊維構造物の製造方法であってもよい。さらに、これらの織編物を、所望の大きさにカットし、純水により洗浄を行うワイピングクロスの製造方法でもある。
本発明の分割型複合繊維は、ポリアミド成分として、芳香族ポリアミドと脂肪族ポリアミドとのポリアミド樹脂組成物を用いているため、ポリアミド成分の収縮性能が大きい。
従来のベンジルアルコール処理は、ポリアミドを膨潤・収縮させることによって複数成分に分割させるが、本発明の分割型複合繊維は収縮性能の大きいポリアミド成分を用いるため、通常一般的な加工工程で実施されているアルカリ水溶液による減量加工の加熱条件で、十分な収縮性能を得ることができる。そして得られる繊維構造物は、緻密性、嵩高性に富み、ハードディスクの研磨に適したワイピング性能を有する。また、白色顔料を含まないものであるので、ハードディスクなどの精密機械を研磨する際にも研磨対象部品を傷つけることを防止する。
本発明は、ポリアミド樹脂組成物と親和性のない繊維形成性ポリマーとして、ポリエステル樹脂を用いる。ポリエステル樹脂であれば、通常一般的な加工工程で実施されているアルカリ水溶液による減量加工を施すことによってポリエステル成分の一部が溶解し、加熱されたアルカリ水溶液がポリアミド成分を加熱することにより、十分な収縮性能を得ることができる。また、主にポリエステルに含まれているオリゴマーなどが溶出することによって析出した自己発塵微粒子や低分子量物質が、アルカリ水溶液によって溶解除去されるため、製品中の自己発塵粒子数を低減できる。
以下、本発明を詳細に説明する。
まず、本発明の分割型複合繊維はポリアミド樹脂組成物およびポリエステル樹脂とから構成される。
上記ポリアミド樹脂組成物は、芳香族ポリアミドおよび脂肪族ポリアミドとからなる。
この組み合わせからなるポリアミド樹脂組成物は収縮性能が大きいため、低濃度のベンジルアルコール、或いは膨潤作用のないアルコール以外の処理剤(例えば、アルカリ溶解処理、熱水処理)でも良好な割繊性を示す。そして処理後の繊維構造物は、緻密性、嵩高性に富むことから、ハードディスクなどの研磨・清掃に適したワイピング性能を有する。一方、ポリアミド成分が芳香族ポリアミドのみ、あるいは脂肪族ポリアミドのみの場合、収縮性能が小さいため、良好なワイピング性能を得ることができない。更に収縮性能が高いために、高い収縮が得られ、一方、上記ポリアミド樹脂組成物ほど収縮性能が高くないポリエステル樹脂と組合わせて使用していることから、高い収縮率による緻密性が得られる一方で、嵩高性も得ることができるものである。
上記脂肪族ポリアミドとしては、公知の繊維形成性ポリアミドがあげられ、具体的には、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン4などがあげられる。当該ポリアミドの分子量は繊維形成が可能であれば特に限定するものではない。なおナイロン6は大量に製造されてコスト的に有利であり本発明に好ましく用いられる。
上記芳香族ポリアミドは、脂肪族ジカルボン酸と芳香族ジアミンを主要な構造単位とするポリアミドであることが好ましい。このような芳香族ポリアミドは、収縮性能がより大きくなるため、割繊処理後に得られる繊維構造物は、緻密性及び嵩高性を得ることができる。このような芳香族ポリアミドとしては、メタキシリレンジアミンとアジピン酸とから得られる樹脂(ナイロンMXD6ポリマー)等を挙げることができる。なかでも、収縮性能の点からナイロンMXD6ポリマーが好ましい。
また本発明のポリアミド樹脂組成物は、芳香族ポリアミドがナイロンMXD6ポリマー、脂肪族ポリアミドがナイロン6であることが特に好ましい。このものは収縮性能が特に大きいため、割繊処理後に得られる繊維構造物は、特に良好なワイピング性能を得ることができる。また、この場合には、ナイロンMXD6とナイロン6の重量混合比率がそれぞれ35:65〜70:30であることがより好ましく、45:55〜55:45であることが特に好ましい。
また、芳香族ポリアミドと脂肪族ポリアミドとは、脂肪族ポリアミドがより粘度の高いものであることが好ましい。原因は不明であるが、このようにすることでより良好な収縮性能を得ることができる。より具体的には、95.8%濃硫酸を溶媒として測定した25℃における相対粘度の差が0.2以上、0.4以下で脂肪族ポリアミドが高粘度であることが好ましい。
本発明の分割型複合繊維は、上記ポリアミド樹脂組成物と、ポリエステル樹脂からなる。これらを組み合わせた分割型複合繊維は、上記ポリアミド樹脂組成物にアルカリ溶解加工を施した際にポリエステルの一部が溶解することによって、割繊される。更に、このようなアルカリ溶解加工工程による加熱又は別個に行われる熱処理によって加熱されることによって、ポリアミド樹脂が十分に収縮し、高密度で嵩高い繊維構造物とすることができる。このような繊維構造物は、優れたワイピング性を得ることができる。また、主にポリエステルに含まれているオリゴマーなどを由来とする自己発塵微粒子や低分子量物質が、アルカリ水溶液によって溶解除去されるため、該製品中の自己発塵粒子数を低減できる。
更に、ベンジルアルコールによる処理を行うことなく、割繊することができる、という利点も有する。すなわち本発明の複合繊維は、ポリアミド成分の収縮性能が高いものであることから、効率よく割繊することができ、このために通常の分割繊維において行われるベンジルアルコール処理を行うことなく良好な割繊性が得られるという利点をも有するものである。
上記ポリエステル樹脂としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンオキシベンゾエート、ポリ1,4−ジメチルシクロヘキサンテレフタレート、およびそれらを主成分とするコポリエステル等があげられる。この他のポリマーも適宜用いることができる。汎用性及び繊維物性の点から、ポリエチレンテレフタレートが好ましい。
上記ポリアミド樹脂組成物および上記ポリエステル樹脂は、白色顔料を含まないものである。ここで白色顔料を含まないという意味は、糸の光沢を抑えたり紡糸操業性等を良好にするために通常添加する二酸化チタン等の白色顔料を積極的に添加しないという主旨である。製造・加工工程でコンタミなどで微量含有する場合もある。このような場合でも、一般的な灰分測定法による分析値がポリマー中50ppm未満であれば、ハードディスク研磨、清掃時に表面を傷付けることはなく、好ましい。
本発明の分割型複合繊維の繊度は、特に限定されず、紡糸可能な範囲で適宜決定することができる。製品のワイピング性能に影響を及ぼす繊維の収縮性能の点から、経糸および緯糸の総繊度が30〜300dtexであることが好ましい。より好ましくは40〜200dtex、特に好ましくは50〜150dtexである。ただし、繊度が小さすぎる場合は糸としての収縮性能が小さいものとなるため、十分に収縮し得る繊度とすることが好ましい。
また本発明の分割型複合繊維の単糸繊度はどのようなものでもよいが、分割割繊後の成分の少なくとも一部、好ましくは全部が、0.5dtex以下の繊度であるような超極細繊維であれば、得られる繊維構造物はより柔軟性、緻密性に優れ、研磨性能や清掃性能に好適なものとなる。
本発明の分割型複合繊維の断面形状は、上記ポリアミド樹脂組成物と、ポリエステル樹脂とが単一繊維の横断面において、一方の成分が他方の成分を完全に包含しない形状で、単一繊維の長手方向に沿って接合されている形であることが好ましい。具体的には、図1のようなサイドバイサイド型分割型複合繊維、図2のようなサイドバイサイド繰返し型分割型複合繊維、図3、図4のような放射状と放射状を補完する形状に接合された放射型分割型複合繊維、図5のような中空環状型分割型複合繊維等が例としてあげられる。
なお、ワイピングクロスとしては、放射状分割型複合繊維や中空環状型複合繊維が好適に用いられる。特に、ナイロンMXポリマーおよび脂肪族ポリアミドと、ポリエステルとの分割型複合繊維において、放射型分割型複合繊維では、図4の放射状部により8個以上など多数の放射状部に分割される場合などでも、ベンジルアルコールなどの膨潤剤を使用せずとも、アルカリ溶解処理および熱処理により、分割割繊して収縮できるのでポリエステルの不純物を除去することができ、自己発塵や残留イオンが少なく、清掃性能に優れたものとなる。
本発明の分割型複合繊維の割繊処理方法としては、アルカリ溶解による方法がある。加熱したアルカリ水溶液中に本発明の分割型複合繊維を浸し、ポリエステルの一部を溶解させ、同時にポリアミド成分を収縮させることによって割繊させる方法である。その際に主にポリエステル樹脂に含まれているオリゴマーなどを由来とする自己発塵微粒子や低分子量物質が、アルカリ水溶液によって溶解除去されるため、該製品中の自己発塵粒子数を低減できる。
アルカリ溶解による処理の条件は、一般的にポリエステル繊維構造物の減量加工で実施されている方法であり、例えば、0.5%〜5.0%の水酸化ナトリウム水溶液を使用する方法を挙げることができる。より好ましくは1.0%〜3.0%、特に好ましくは、1.0%〜2.0%である。処理温度は85℃〜100℃が好ましく、90℃〜98℃がより好ましい。
本発明の繊維構造物は、上述した分割型複合繊維からなるものである。繊維構造物としては糸条、糸束、織物、編物、不織布を挙げることができ、なかでも織物又は編物であることが好ましい。本発明の繊維構造物は、上述した分割型複合繊維から繊維構造物を製造した後、上述したような処理を施すことによって、分割型複合繊維を割繊し、更に必要に応じて熱処理等を行うことによって得られたものであることが好ましい。
本発明の繊維構造物が織物である場合、織組織としては、平織、朱子織、斜文織等を挙げることができる。より緻密な織物とすることができる点から、朱子織とすることが好ましい。また、ワイピングクロスとして使用する場合には、たとえば、平織、朱子織、斜文織が好ましい。
本発明の繊維構造物は、構成する繊維のすべてが上記分割型複合繊維からなるものであってもよく、30%以下の割合で上記分割型複合繊維以外の繊維を使用したものであってもよい。
織物である本発明の繊維構造物をクリーンルームで使用するワイピングクロスとして使用する場合の、好適な仕上げカバーファクターを例示する。平織の場合、経1000以上、緯800以上が好ましく、朱子織の場合は、経1500以上、緯1000以上が好まし好ましい。
本発明の分割型複合繊維を使用すると、上述した高いカバーファクターを有する繊維構造物を得ることができる、という利点も有する。すなわち、上述したようにポリアミド樹脂として芳香族ポリアミドおよび脂肪族ポリアミドからなるポリアミド樹脂組成物を使用することで、高い収縮性を得ることができる。このため、上記繊維構造物を割繊した後、熱処理を行うことによって、繊維構造物を収縮させることで、上記カバーファクターを得ることができる。このようにして収縮させた繊維構造物は、織編物である場合は表面はポリエステル、中にポリアミドという状態となる。
本発明の繊維構造物が編物である場合、経編、緯編のいずれであってもよい。具体的には、緯編組織が好ましく、ワイピングクロスとして使用する場合は、たとえばインターロック組織が好ましい。編物である本発明の繊維構造物をクリーンルームで使用するワイピングクロスとして使用する場合は、たとえばウェール数が70〜100本/インチ、コース数70〜100本/インチとすることが好ましい。またトリコットの場合は、28G程度を用いるのが好適である。また、フロント糸、バック糸、ミドル糸のすべてに上記分割型繊維を使用するものであっても、一部のみを分割型繊維とするものであってもよいが、少なくともフロントとバックに使用することがより好ましい。
本発明の繊維構造物は、ワイピングクロスとして使用することができる。本発明のワイピングクロスは、ハードディスク等の製造工程に用いるなど、クリーンルーム内での精密機器の使用においても、優れたワイピング性能を有する。また、ひも状、テープ状、正方形等、所定の大きさ、形状にカットしたものとすることができる。
次に、本発明の分割型複合繊維の製造方法を具体的に説明する。
まず、上記芳香族ポリアミドと上記脂肪族ポリアミドを準備する。これらを混合して、ポリアミド樹脂組成物を製造する。この混合方法は特に限定するものではないが、たとえば、これらのチップを容器中でかき混ぜたり、混練したりすることができる。
そして、得られたポリアミド樹脂組成物と上記ポリエステル樹脂を紡糸して延撚等により延伸する。なお、紡糸方法、延撚方法は特に限定するものではなく、コンベンショナル方法での紡糸後に延撚する方法や、紡糸直接延伸法などを適宜決定できる。また延伸方法も特に限定するものではなく、一段延伸や多段延伸など適宜決定することができる。
そして、紡糸条件は、ポリマーの相対粘度や操業性の観点から適宜決定することができる。たとえば、ポリアミド成分として、相対粘度が2.0〜3.0のナイロン6ポリマーと、相対粘度2.7前後のナイロンMXD6ポリマーを混合して、ポリマー樹脂組成物を製造する。ついで、ポリエステルとして極限粘度0.6〜0.7のポリエチレンテレフタレートを用いて、コンベンショナル法にて溶融紡糸して未延伸糸を得る。この場合、押出し温度は280〜295℃が好ましく、283〜292℃が特に好ましい。また、紡糸巻取り速度は500〜2,000m/minが好ましく、800〜1,700m/minが特に好ましい。
なお、コンベンショナル法によって巻き取られた後の延撚条件は特に限定するものではない。一段延伸、多段延伸や、ローラーヒーター/ローラーヒーターの延伸、ローラーヒーター/プレートヒーターの延伸など、適宜決定することができる。
たとえば、上記のコンベンショナル法での溶融紡糸によって得られた未延伸糸を延撚する場合、ローラーヒーターとプレートヒーターを用いるなら、ローラーヒーターは60℃〜90℃が好ましく、70℃〜85℃が特に好ましい。そしてプレートヒーターは130℃〜170℃が好ましく、145℃〜160℃が特に好ましい。
延伸倍率は紡糸速度に合わせて設定するのが好ましい。紡糸速度と延伸倍率をバランス良く決定することによって、得られる繊維の強度、伸度を調整することができ、製織性に優れた繊維を得ることができる。たとえば、紡糸速度を1,500m/minとしたとき、延伸倍率は2.0倍〜2.4倍にすることが好ましく、2.1〜2.3倍とすることが特に好ましい。
延伸速度は操業性の観点から500〜1,000m/minが好ましく、600〜900m/minが特に好ましい。また、スピンドル回転数(rpm)は、延伸速度に対応した値にすることが好ましい。延伸速度に見合うスピンドル回転数を適宜決定することによって、適当な撚り数となり、良好な操業性、良好な収縮性能を得ることができる。
次にこの分割型複合繊維を用いたワイピングクロスの製造例を以下に示す。
まず、上記分割型複合繊維を用いて繊維構造物を製造する(工程(1))。上記工程(1)は具体的には限定されず、通常の方法によって繊維構造物を製造するものであってよい。
上記工程(1)によって得られた繊維構造物に割繊処理を行う(工程(2))。割繊処理の方法としては、アルカリに溶解する方法が好適にあげられる。
アルカリに溶解する方法の場合、上述したように、加熱したアルカリ水溶液中に本発明の分割型複合繊維を浸し、ポリエステルの一部を溶解させ、同時にポリアミド成分を収縮させるため、ポリエステル樹脂に含まれているオリゴマーなどを由来とする自己発塵微粒子や低分子量物質が、アルカリ水溶液によって溶解除去され、該製品中の自己発塵粒子数を低減できる。
アルカリ溶解による処理の条件は、上述したように、一般的にポリエステル繊維構造物の減量加工で実施されている方法でよく、たとえば0.5%〜5.0%の水酸化ナトリウム水溶液を使用する。より好ましくは1.0%〜3.0%、特に好ましくは、1.0%〜2.0%である。処理温度は85℃〜100℃が好ましく、90℃〜98℃がより好ましい。
更に、上記工程(2)によって得られた繊維構造物に対して熱処理を行うことが好ましい(工程(3))。このような熱処理によって繊維を収縮させることができ、織物を高密度化することができる。熱処理条件は、例えば、湿熱条件下で120〜150℃で、0.5〜1時間程度で行うことができ、乾熱条件下であれば150℃〜190℃で30秒〜1分程度で行うことができる。上記工程(3)の熱処理は、染色処理と同時に行うものであってもよい。すなわち、染色のための熱処理によって繊維を収縮させるものであってもよい。
本発明のワイピングクロスの製造方法においては、製織、製編等の工程を経て得られた生機に対して上述した各工程による処理を行うことによって、織物においては20〜40%巾方向に、編物においては40〜60%巾方向に収縮させることによって、最終の繊維構造物を得るものであることが好ましい。このような収縮率を得ることによって、優れたワイピング性を得るという点で好ましい。上記収縮率は、生機の状態での巾をW0、長さをL0、収縮後の巾をW、長さをLとして、
100×{[(W0−W)/(W0)}(%)
の式で計算できる。
そして、クリーンルーム内で使用するハードディスク等などの精密な電子機器の研磨や清掃等に用いる場合は、ついで、得られた織物をクリーンルーム内で純水により洗浄し乾燥を行って、必要に応じて、適宜、所望の大きさにカットする。その後、必要に応じてクリーンルーム内で純水により洗浄して乾燥してワイピングクロスを得ることができる。得られたワイピングクロスを樹脂フィルム内で密封パックするとよい。この密封パックしたものを、ハードディスク等の製造工程等使用する際に、開封して、ワイピングクロスを使用することができる。
本発明の分割型複合繊維を用いた織編物などの繊維構造物は、研磨や清掃性に適した起毛感を有している。また、自己発塵微粒子や低分子量物質の数も少なく、精密部品を汚染することがない。そして、研磨用布帛の場合は上記繊維構造物を適当なテープ状に切断して、テクスチャーテープを得ることができ、得られたテクスチャーテープは研磨対象部品を傷つけることを低減することができる。
以下に実施例を挙げて本発明を詳細に説明する。尚、本発明は以下に述べる実施例に限定されるものではない。
A.ポリエステルの極限粘度
極限粘度[η]は、フェノール/テトラクロロエタン=6/4(重量比)の混合溶剤中20℃にて自動粘度計を用いて常法により測定した。
B.ポリアミドの相対粘度
相対粘度ηrelは、硫酸溶剤中20℃にてオズワルド粘度計を用いて常法により測定した。
C.ワイピングクロス性能
分割型複合繊維を用いて筒編みを作成し、それぞれ割繊処理を行った後に、処理前後の筒編み布の面積収縮率(%)を測定した。一般に面積収縮率(%)が30%以上でないとワイピング性能としては不十分なものとなる。
D.自己発塵微粒子数
自己発塵微粒子数測定は、RION社製パーティクルカウンター(KM−27)を用い、IES−RP−CC003.2(Helmke drum法)に準じて測定を行った。
尚、測定に用いた試料は、自己発塵以外の要因を軽減するため、超純水にて洗浄したもの測定対象とした。
(実施例1)
白色顔料を含まない、相対粘度2.7のナイロンMXD6(三菱ガス化学株式会社製、ポリアミドMXD6樹脂)と相対粘度2.6のナイロン6を重量比率50:50で混合したポリアミド樹脂組成物をA成分とする。一方、極限粘度0.61のポリエチレンテレフタレートをB成分とする。
A成分:B成分が容積比1:2の割合で、紡糸温度295℃、紡糸速度1050m/分で、A成分が放射状部を構成するように溶融複合紡糸し、ほぼ図4と同様の断面の未延伸糸を得た。そして、得られた未延伸糸をローラーヒーター85℃、プレートヒーター150℃、延伸倍率3.0倍で延伸し、56dtex/25fの分割型複合繊維を得た。
そして、この延伸糸を用いて、28ゲージ、直径10cmの筒編機によって、筒編物を得た。得られた筒編物を、2%水酸化ナトリウム水溶液に、95℃で30分間浸漬し、水洗することによって、分割、収縮処理を施した。
得られた筒編布のワイピング性能を評価するため、分割、収縮処理前後の筒編布の面積を測定し、面積収縮率(%)を計算した。42.6%と非常に高い収縮率が得られた。
また、得られた筒編布の0.3μm以上の大きさの自己発塵微粒子の個数を測定した。
合計して14ヶと、非常に少ない個数であった。
また、得られた筒編布にて、実際にハードディスク表面を摩擦し、表面の傷付き程度を確認した。表面には、ほとんど損傷を与えなかった。
(比較例1)
A成分を相対粘度2.6の6ナイロンのみとした以外は、実施例1記載の方法で繊維を製造し、各種評価を行った。結果を表1に示す。
(比較例2)
比較例1記載の方法で繊維を製造し、筒編布の割繊、収縮方法を、ベンジルアルコール15重量%、サンモールBK−Conc(活性剤、日華化学株式会社製)0.5重量%からなる乳化水溶液に40℃で10分間浸漬して行う方法として各種評価を行った。結果を表1に示す。
(比較例3)
A成分を相対粘度2.7のナイロンMXD6と二酸化チタンを2000ppm含有する相対粘度3.0のナイロン6を重量比率50:50で混合したポリアミド樹脂組成物とし、B成分を二酸化チタンを320ppm含有する極限粘度0.63のポリエチレンテレフタレートとした以外は、実施例1記載の方法で繊維を製造し、各種評価を行った。結果を表1に示す。
Figure 2008303524
また、得られた筒編布を用いて、ハードディスクを研磨して研磨面を顕微鏡で観察したところ、実施例1のものは傷がなくきれいに磨かれており、異物の付着もなかった。実施例品は、比較例1、2のものに比べて、きれいに磨かれていた。
次に、ガラス板を用意して、その表面にワセリンを一定量塗布した後、得られた筒編布でガラス表面を一定回数、拭き取り、ワセリンの除去の程度を観察した。実施例1と比較例2のものとは同様にワセリンがきれいにふけたが、比較例1のものは実施例1と比べて、拭き取り性に劣るものとなった。
(実施例2)
経糸に84dtex/36fのポリエステルマルチフィラメント(S撚:200T/m)、緯糸に実施例1で得られた56dex/25fの分割型複合繊維マルチフィラメントを2本引き揃えて、S方向に110T/m撚りを施したものを準備した。経密度140本/2.54cm、緯密度91本/2.54cmの密度で、織組織5枚朱子に製織して生機を得た。
得られた生機を精練した後、2%水酸化ナトリウム水溶液に、95℃で、30分間浸漬し、分割型複合繊維を割繊した。ついで、130℃、30分間、液流染色して、分割型複合繊維を収縮した。なお、得られた織物の経密度は192本/2.54cm、緯密度は95本/2.54cmであった。ここで、生機と得られた織物との面積収縮率は35%であった。
得られた織物をクリーンルーム内にて、超純水にて洗浄し、乾燥した。所望の大きさに切断した後、超純水で洗浄して乾燥し、クリーンルーム用のワイピングクロスを得た。
(比較例4)
A成分を、相対粘度2.6のナイロン6のみとした以外は実施例2と同様に生機を得た。得られた生機をベンジルアルコール35重量%、KM−300(活性剤、竹本油脂株式会社製)5重量%からなる乳化水溶液をパジング後に95℃で処理して、分割型複合繊維を分割し収縮した。なお、得られた織物の経密度は192本/2.54cm、緯密度は95本/2.54cmであった。ここで、生機と得られた織物との面積収縮率は35%であった。得られた織物を用いて、実施例2と同様にワイピングクロスを得た。
なお、面積収縮率は、生機の状態での巾をW0、長さをL0、収縮後の巾をW、長さをLとして、以下の式で計算した。
面積収縮率(%)=100×{[(W0×L0)−(W×L)]/(W0×L0)}
(清掃性能)
次に、ガラス板を用意して、その表面にワセリンを一定量塗布した後、得られた筒編布でガラス表面を一定回数、拭き取り、ワセリンの除去の程度を観察した。結果を表2に示す。
(自己発塵性)
また、RION社製パーティクルカウンター(KM−27)を用い、IES−RP−CC003.2(Helmke drum法)に準じて、自己発塵数を測定した。結果を表2に示す。
(残留イオン)
また、DIONEX社製イオンクロマトグラフ(ICS1500)により残留イオンを測定した。結果を表2に示す。
Figure 2008303524
実施例2と比較例4のものを比較すると、実施例2のものは、従来のナイロン6をポリアミドとして用いてベンジルアルコール開繊した比較例4のものと同等の清掃性能を備えながら、自己発塵数は少なく、残留イオンが少なかった。クリーンルーム用のワイピングクロスとして好適に使用できる。
本発明の複合繊維から作製された布帛は、ワイピングクロスとして特に工業資材用途に適したものである。
本発明の分割型複合繊維の繊維横断面図の一例(サイドバイサイド型)である。 本発明の分割型複合繊維の繊維横断面図の一例(サイドバイサイド繰り返し型)である。 本発明の分割型複合繊維の繊維横断面図の一例(放射型)である。 本発明の分割型複合繊維の繊維横断面図の一例(放射型)である。 本発明の分割型複合繊維の繊維横断面図の一例(中空環状型)である。
符号の説明
1:ポリアミド樹脂組成物成分
2:ポリエステル樹脂成分

Claims (10)

  1. 白色顔料を含まない、芳香族ポリアミドおよび脂肪族ポリアミドとからなるポリアミド樹脂組成物及び当該ポリアミド樹脂組成物と親和性がなく白色顔料を含まないポリエステル樹脂からなることを特徴とする分割型複合繊維。
  2. 芳香族ポリアミドが、脂肪族ジカルボン酸と芳香族ジアミンを主要な構造単位とするポリアミドである請求項1記載の分割型複合繊維。
  3. 芳香族ポリアミドがメタキシリレンジアミンとアジピン酸とから得られる樹脂(ナイロンMXD6ポリマー)、εカプロラクタムから得られる樹脂(脂肪族ポリアミドがナイロン6)ポリマーである請求項1記載の分割型複合繊維。
  4. ナイロンMXD6ポリマーとナイロン6ポリマーの重量比率が35:65〜70:30である請求項3記載の分割型複合繊維。
  5. 請求項1〜4いずれか一項記載の分割型複合繊維からなる繊維構造物。
  6. 織物又は編物である請求項5記載の繊維構造物。
  7. 請求項5又は6記載の繊維構造物からなるワイピングクロス。
  8. 請求項1〜4記載のいずれかの分割型複合繊維を用いて繊維構造物を製造する工程(1)、及び、前記工程(1)により得られた繊維構造物をアルカリ溶解処理を施して分割型複合繊維を割繊する工程からなることを特徴とする繊維構造物の製造方法。
  9. 更に、請求項8によって得られた織編物を熱処理する工程(3)を有する繊維構造物の製造方法。
  10. 更に、請求項8又は9記載の製造方法により得られた繊維構造物を、所望の大きさにカットし、純水により洗浄を行う工程を有するワイピングクロスの製造方法。
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