JPH073638A - 分割型複合繊維織物の製造方法 - Google Patents
分割型複合繊維織物の製造方法Info
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- JPH073638A JPH073638A JP5146329A JP14632993A JPH073638A JP H073638 A JPH073638 A JP H073638A JP 5146329 A JP5146329 A JP 5146329A JP 14632993 A JP14632993 A JP 14632993A JP H073638 A JPH073638 A JP H073638A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 特定条件でアルカリ減量加工し、その後特定
ポリアミド膨潤剤で処理することにより、分割型複合繊
維織物を剥離分割させる方法であり、従来技術並以上の
剥離分割効果が有り、且つ分割処理後のふくらみ等の織
物風合いが格段に向上する効果がある。高級感があり、
非常に風合いの良い分割型複合繊維織物を提供する。 【構成】 中空環状断面を有し、ポリエステル成分及び
ポリアミド成分が該環状横断面の円周方向に交互に配列
された分割型複合繊維からなる糸条を経糸又は緯糸もし
くはその一方に用いた織物を後加工工程でアルカリ減量
加工後に蓚酸/イソプロピルアルコール/水からなる混
合液により処理する織物の処理方法。
ポリアミド膨潤剤で処理することにより、分割型複合繊
維織物を剥離分割させる方法であり、従来技術並以上の
剥離分割効果が有り、且つ分割処理後のふくらみ等の織
物風合いが格段に向上する効果がある。高級感があり、
非常に風合いの良い分割型複合繊維織物を提供する。 【構成】 中空環状断面を有し、ポリエステル成分及び
ポリアミド成分が該環状横断面の円周方向に交互に配列
された分割型複合繊維からなる糸条を経糸又は緯糸もし
くはその一方に用いた織物を後加工工程でアルカリ減量
加工後に蓚酸/イソプロピルアルコール/水からなる混
合液により処理する織物の処理方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高密度でふくらみがあり
柔らかく風合い良好であるポリエステル成分とポリアミ
ド成分からなる分割型複合繊維織物の製造方法に関する
ものである。
柔らかく風合い良好であるポリエステル成分とポリアミ
ド成分からなる分割型複合繊維織物の製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来から複合繊維を使用した織物は数多
く提案されている。例えば特公昭60−7723号公報
において“島”である難溶出成分と“海”である易溶出
成分からなる海島型複合糸を用いて織物となし、アルカ
リ処理により易溶出成分を溶出し、絹様織物を製造する
方法が知られている。また特公昭59−30419号公
報においてはポリエチレンテレフタレート(PET)と
ナイロン6の分割型複合繊維を用いて布帛となし、ベン
ジルアルコールによってナイロンを膨潤させ、熱収縮す
ることによる分割処理を用いた清掃用布帛の製造方法が
知られている。特公平4−1110号公報の分割型複合
繊維を製編織し、染色前、かつ、分割処理する前にアル
カリ水溶液で処理する方法などが知られている。又、特
開平4−361663号公報では膨潤剤をベンジルアル
コールの代わりにアルコールと水の混合溶液にシュウ酸
を溶解させた薬液により処理する方法も提案されてい
る。このような化学的処理のみで複合成分を分割する方
法以外にも、物理的作用を併用する方法として特開昭5
6−165069号公報に分割型複合繊維を製編織後ア
ルカリ処理した後、対向するロール間で圧縮する方法な
どが知られている。
く提案されている。例えば特公昭60−7723号公報
において“島”である難溶出成分と“海”である易溶出
成分からなる海島型複合糸を用いて織物となし、アルカ
リ処理により易溶出成分を溶出し、絹様織物を製造する
方法が知られている。また特公昭59−30419号公
報においてはポリエチレンテレフタレート(PET)と
ナイロン6の分割型複合繊維を用いて布帛となし、ベン
ジルアルコールによってナイロンを膨潤させ、熱収縮す
ることによる分割処理を用いた清掃用布帛の製造方法が
知られている。特公平4−1110号公報の分割型複合
繊維を製編織し、染色前、かつ、分割処理する前にアル
カリ水溶液で処理する方法などが知られている。又、特
開平4−361663号公報では膨潤剤をベンジルアル
コールの代わりにアルコールと水の混合溶液にシュウ酸
を溶解させた薬液により処理する方法も提案されてい
る。このような化学的処理のみで複合成分を分割する方
法以外にも、物理的作用を併用する方法として特開昭5
6−165069号公報に分割型複合繊維を製編織後ア
ルカリ処理した後、対向するロール間で圧縮する方法な
どが知られている。
【0003】通常、織物形態のポリエステル/ポリアミ
ド分割型複合繊維(以下複合繊維)を分割処理する場
合、1種類のみの分割処理では効果が少なく、通常、2
つ、3つの分割処理を併用して行っている。数々の併用
処理方法の中で、ポリアミド膨潤剤を使用した方法や、
アルカリ減量を使った方法を別の分割処理法と併用処理
する方法は既に知られている。複合繊維に対してポリア
ミド側を膨潤収縮させ分割する方法とポリエステル側を
アルカリ溶出させ分割する方法を併用すると複合繊維の
分割に非常に有効である。
ド分割型複合繊維(以下複合繊維)を分割処理する場
合、1種類のみの分割処理では効果が少なく、通常、2
つ、3つの分割処理を併用して行っている。数々の併用
処理方法の中で、ポリアミド膨潤剤を使用した方法や、
アルカリ減量を使った方法を別の分割処理法と併用処理
する方法は既に知られている。複合繊維に対してポリア
ミド側を膨潤収縮させ分割する方法とポリエステル側を
アルカリ溶出させ分割する方法を併用すると複合繊維の
分割に非常に有効である。
【0004】複合繊維のポリアミド成分を膨潤剤により
膨潤加工し、分割型複合繊維を剥離分割・収縮させる代
表的な方法として、ベンジルアルコールを用いる方法が
ある。そして、アルカリ減量加工後にこの膨潤処理を併
用した場合、複合繊維を十分に分割させることができ
る。しかし、この方法においては、アルカリ減量加工で
柔らかくなり、嵩高で、風合いが良くなった織物が、逆
に嵩高性・収縮率が低下し、風合いに悪い影響を与える
欠点があった。
膨潤加工し、分割型複合繊維を剥離分割・収縮させる代
表的な方法として、ベンジルアルコールを用いる方法が
ある。そして、アルカリ減量加工後にこの膨潤処理を併
用した場合、複合繊維を十分に分割させることができ
る。しかし、この方法においては、アルカリ減量加工で
柔らかくなり、嵩高で、風合いが良くなった織物が、逆
に嵩高性・収縮率が低下し、風合いに悪い影響を与える
欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述のよう
な、分割処理に特に有効なアルカリ減量加工を施した
後、ポリアミド膨潤剤で膨潤処理を併用する方法におけ
る従来技術の問題を解決し、嵩高で風合いが良く、さら
に分割斑がない高品位な分割型複合繊維織物の製造方法
を提供することにある。
な、分割処理に特に有効なアルカリ減量加工を施した
後、ポリアミド膨潤剤で膨潤処理を併用する方法におけ
る従来技術の問題を解決し、嵩高で風合いが良く、さら
に分割斑がない高品位な分割型複合繊維織物の製造方法
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段、即ち本発明は中空横断面を有し、ポリエステル
成分及びポリアミド成分が該環状横断面の円周方向に交
互に配置された分割型複合繊維からなる糸条を、経糸及
び緯糸もしくはそのいずれか一方に用いた織物の後加工
において、アルカリ減量加工の段階で該分割型複合繊維
を5〜15重量%減量した後、蓚酸、イソプロピルアル
コール及び水の混合液で処理し、該分割型複合繊維を斑
理分割することを特徴とする分割型複合繊維織物の製造
方法である。
の手段、即ち本発明は中空横断面を有し、ポリエステル
成分及びポリアミド成分が該環状横断面の円周方向に交
互に配置された分割型複合繊維からなる糸条を、経糸及
び緯糸もしくはそのいずれか一方に用いた織物の後加工
において、アルカリ減量加工の段階で該分割型複合繊維
を5〜15重量%減量した後、蓚酸、イソプロピルアル
コール及び水の混合液で処理し、該分割型複合繊維を斑
理分割することを特徴とする分割型複合繊維織物の製造
方法である。
【0007】本発明に用いる分割型複合繊維は(以下複
合繊維)中空環状横断面を有し、ポリエステル成分及
び、ポリアミド成分が該環状横断面の円周方向に交互に
配列されたものであり、ポリエステル成分とポリアミド
成分を分割するのに適した横断面構造である。
合繊維)中空環状横断面を有し、ポリエステル成分及
び、ポリアミド成分が該環状横断面の円周方向に交互に
配列されたものであり、ポリエステル成分とポリアミド
成分を分割するのに適した横断面構造である。
【0008】複合繊維に用いられるポリエステル成分と
しては、たとえばポリエチレンテレフタレート、共重合
ポリエチレンイソフタレート、ポリブチレンテレフタレ
ート等をあげることができる。又、ポリアミド成分とし
てはナイロン6、ナイロン66、ナイロン610などの
脂肪族ポリアミド、ポリキシレンアジパミド、ポリヘキ
サメチレンフタラミド等の芳香族ポリアミド等が挙げら
れる。
しては、たとえばポリエチレンテレフタレート、共重合
ポリエチレンイソフタレート、ポリブチレンテレフタレ
ート等をあげることができる。又、ポリアミド成分とし
てはナイロン6、ナイロン66、ナイロン610などの
脂肪族ポリアミド、ポリキシレンアジパミド、ポリヘキ
サメチレンフタラミド等の芳香族ポリアミド等が挙げら
れる。
【0009】本発明に用いられる複合繊維織物の種類に
限定はないが、平織、綾織、朱子織等の一般的なものが
用いられる。複合糸は織物の経糸に使用しても、緯糸に
使用しても、又、その両方に使用しても良い。
限定はないが、平織、綾織、朱子織等の一般的なものが
用いられる。複合糸は織物の経糸に使用しても、緯糸に
使用しても、又、その両方に使用しても良い。
【0010】次に、複合織物の後加工処理方法について
説明する。本発明の方法は、アルカリ減量加工を行い、
その後、蓚酸/イソプロピルアルコール(IPA)/水
混合液で膨潤処理をする事により達成される。アルカリ
減量加工は、複合繊維の接合部のポリエステルを溶解し
て、ポリエステル/ポリアミドの界面を分離すると共
に、ポリエステル表面を凹凸にさせ、織物風合いを良好
にするために行う。又、アルカリ減量加工後の膨潤処理
は、アルカリ減量加工単独では不完全な複合繊維の剥離
分割を補い、十分な分割状態を得るために行う。
説明する。本発明の方法は、アルカリ減量加工を行い、
その後、蓚酸/イソプロピルアルコール(IPA)/水
混合液で膨潤処理をする事により達成される。アルカリ
減量加工は、複合繊維の接合部のポリエステルを溶解し
て、ポリエステル/ポリアミドの界面を分離すると共
に、ポリエステル表面を凹凸にさせ、織物風合いを良好
にするために行う。又、アルカリ減量加工後の膨潤処理
は、アルカリ減量加工単独では不完全な複合繊維の剥離
分割を補い、十分な分割状態を得るために行う。
【0011】本発明に使用できるアルカリとは、ポリア
ミドを実質的に損なわず、ポリエステルを加水分解する
ものが良く、たとえば、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリ
ウム、炭酸カリウム等の水溶液が好ましいが、特に、経
済的な面から水酸化ナトリウムが好ましく用いられる。
減量の程度は複合繊維重量に対し5〜15%が良く、よ
り好ましいのは8〜10%である。減量率が15%を越
えると複合繊維自身の強度が低下し、目的の嵩高で腰の
ある風合いに仕上がらない。又、5%未満だと斑の無い
良好な複合繊維の剥離分割状態が得られない。またアル
カリ処理の手段に限定はなく、浸漬法、パッドスチーム
法、コールドバッチ法、等いずれの方法でも良いが、液
流染色機を用いると液流の揉み効果から良い分割状態を
得られ易い。又、使用するアルカリ濃度、処理温度や時
間についても制限はなく、適宜設定すれば良い。
ミドを実質的に損なわず、ポリエステルを加水分解する
ものが良く、たとえば、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリ
ウム、炭酸カリウム等の水溶液が好ましいが、特に、経
済的な面から水酸化ナトリウムが好ましく用いられる。
減量の程度は複合繊維重量に対し5〜15%が良く、よ
り好ましいのは8〜10%である。減量率が15%を越
えると複合繊維自身の強度が低下し、目的の嵩高で腰の
ある風合いに仕上がらない。又、5%未満だと斑の無い
良好な複合繊維の剥離分割状態が得られない。またアル
カリ処理の手段に限定はなく、浸漬法、パッドスチーム
法、コールドバッチ法、等いずれの方法でも良いが、液
流染色機を用いると液流の揉み効果から良い分割状態を
得られ易い。又、使用するアルカリ濃度、処理温度や時
間についても制限はなく、適宜設定すれば良い。
【0012】次に、ポリアミドを薬剤により膨潤させ
て、十分に剥離分割した複合繊維織物を得る。本発明で
は膨潤剤に、蓚酸、IPA及び水の混合液を使う。この
処理液はベンジルアルコール等の膨潤剤と同様の剥離分
割効果があり、しかもアルカリ減量加工後の処理でも嵩
高性や風合いを低下させずにポリアミド成分を膨潤収縮
させ、複合繊維の分割を完全なものとする事が出来る。
膨潤処理液濃度は剥離分割性、処理後の風合い等の点か
ら、蓚酸:IPA:水の重量比=1:1:8が良く、こ
の比率からずれると染色加工後での複合繊維織物の品質
が良くないものとなる。膨潤処理温度は40℃〜80℃
の範囲内であるのが好ましく、特に好ましくは60℃〜
75℃である。加工手段は特に限定はなく、前記のアル
カリ減量加工と同様何れの方法を用いても良い。
て、十分に剥離分割した複合繊維織物を得る。本発明で
は膨潤剤に、蓚酸、IPA及び水の混合液を使う。この
処理液はベンジルアルコール等の膨潤剤と同様の剥離分
割効果があり、しかもアルカリ減量加工後の処理でも嵩
高性や風合いを低下させずにポリアミド成分を膨潤収縮
させ、複合繊維の分割を完全なものとする事が出来る。
膨潤処理液濃度は剥離分割性、処理後の風合い等の点か
ら、蓚酸:IPA:水の重量比=1:1:8が良く、こ
の比率からずれると染色加工後での複合繊維織物の品質
が良くないものとなる。膨潤処理温度は40℃〜80℃
の範囲内であるのが好ましく、特に好ましくは60℃〜
75℃である。加工手段は特に限定はなく、前記のアル
カリ減量加工と同様何れの方法を用いても良い。
【0013】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明
する。実施例中における各測定値の測定法は次の通りで
ある。 A.複合繊維の減量率 複合繊維織物から経緯糸に平行に2cm角の小片を採取
し、その小片の経緯糸数を数えた後、分解し緯糸の重量
X0 を測定する。織物を減量した後、減量前小片の経緯
糸数分の小片を採取した後それを分解し、緯糸の重量X
1を測定。次の式で緯糸減量率を求めた。 複合繊維減量率=(X0 −X1 )/X0 ×100
する。実施例中における各測定値の測定法は次の通りで
ある。 A.複合繊維の減量率 複合繊維織物から経緯糸に平行に2cm角の小片を採取
し、その小片の経緯糸数を数えた後、分解し緯糸の重量
X0 を測定する。織物を減量した後、減量前小片の経緯
糸数分の小片を採取した後それを分解し、緯糸の重量X
1を測定。次の式で緯糸減量率を求めた。 複合繊維減量率=(X0 −X1 )/X0 ×100
【0014】B.厚み変化率 JIS L−1096−6.5に基づき厚み(mm)を
求めた。(但し、初期荷重は75gf/cm2とした。)次
の式により厚み変化率を求めた。 厚み変化率=(Y0 −Y1 )/Y0 ×100 Y0 :生機の厚み Y1 :減量後又は膨潤処理後の厚み
求めた。(但し、初期荷重は75gf/cm2とした。)次
の式により厚み変化率を求めた。 厚み変化率=(Y0 −Y1 )/Y0 ×100 Y0 :生機の厚み Y1 :減量後又は膨潤処理後の厚み
【0015】D.分割度 複合繊維の分割性は、光学顕微鏡での繊維断面写真と電
子顕微鏡での繊維断面写真から評価し、分割状態をほと
んど分割した状態を5、全く分割していない状態を1と
して5段階で判断した。
子顕微鏡での繊維断面写真から評価し、分割状態をほと
んど分割した状態を5、全く分割していない状態を1と
して5段階で判断した。
【0016】図1に本発明に用いるポリエステル成分及
びポリアミド成分が交互に配置された分割型複合繊維の
中空環状型横断面を示す。 実施例1 経糸に通常PET繊維で75d−36fの糸を用い、緯
糸に図1に示す横断面を持つナイロン6とPETからな
り、ナイロン6:PET容積比=1:3の割合で構成さ
れ分割前に75d−36fである複合繊維の糸条を用
い、4/12 サテン織物を作成した。生機密度は経16
2×緯92(本/inch)であった。ミニカラー染色機を
使用し、その生機を5.0wt%のNaOH水溶液で浴
比1:50、100℃×20分でアルカリ減量処理を行
い、複合繊維の減量率6.8%の織物を得た。その後、
蓚酸:IPA:水の重量比=1:1:8の混合液を用
い、ミニカラー染色機を使用し、浴比1:50で75℃
×15分浸漬処理した。最後に得られた織物の厚み変
化、複合繊維の分割度及び収縮率を調べた。
びポリアミド成分が交互に配置された分割型複合繊維の
中空環状型横断面を示す。 実施例1 経糸に通常PET繊維で75d−36fの糸を用い、緯
糸に図1に示す横断面を持つナイロン6とPETからな
り、ナイロン6:PET容積比=1:3の割合で構成さ
れ分割前に75d−36fである複合繊維の糸条を用
い、4/12 サテン織物を作成した。生機密度は経16
2×緯92(本/inch)であった。ミニカラー染色機を
使用し、その生機を5.0wt%のNaOH水溶液で浴
比1:50、100℃×20分でアルカリ減量処理を行
い、複合繊維の減量率6.8%の織物を得た。その後、
蓚酸:IPA:水の重量比=1:1:8の混合液を用
い、ミニカラー染色機を使用し、浴比1:50で75℃
×15分浸漬処理した。最後に得られた織物の厚み変
化、複合繊維の分割度及び収縮率を調べた。
【0017】実施例2 経糸に通常PET繊維で75d/36fの糸を用い、緯
糸に図1に示す横断面を持つナイロン6とPETからな
り、ナイロン6・PET容積比=1:2の割合で構成さ
れ分割前に75d−36fである複合繊維の糸条を用
い、4/12 サテン織物を作成した。生機密度は経16
2×緯92(本/inch)であった。ミニカラー染色機を
使用し、この生機を5.0wt%のNaOH水溶液で浴
比1:50、100℃×20分でアルカリ減量処理を行
い、複合繊維の減量率8.6%の織物を得た。その後、
蓚酸:IPA:水の重量比=1:1:8の処理液を用
い、ミニカラー染色機を使用し、浴比1:50で75℃
×15分浸漬処理した。最後に得られた織物の厚み変
化、複合繊維の分割度及び収縮率を調べた。
糸に図1に示す横断面を持つナイロン6とPETからな
り、ナイロン6・PET容積比=1:2の割合で構成さ
れ分割前に75d−36fである複合繊維の糸条を用
い、4/12 サテン織物を作成した。生機密度は経16
2×緯92(本/inch)であった。ミニカラー染色機を
使用し、この生機を5.0wt%のNaOH水溶液で浴
比1:50、100℃×20分でアルカリ減量処理を行
い、複合繊維の減量率8.6%の織物を得た。その後、
蓚酸:IPA:水の重量比=1:1:8の処理液を用
い、ミニカラー染色機を使用し、浴比1:50で75℃
×15分浸漬処理した。最後に得られた織物の厚み変
化、複合繊維の分割度及び収縮率を調べた。
【0018】実施例3 経糸に通常PET繊維で75d−36fの糸を用い、緯
糸に図1に示す横断面を持つナイロン6とPETからな
り、ナイロン6:PET容積比=1:1の割合で構成さ
れ分割前に75d−36fである複合繊維の糸条を用
い、4/12 サテン織物を作成した。生機密度は経16
2×緯92(本/inch)であった。ミニカラー染色機を
使用し、この生機を5.0wt%のNaOH水溶液で浴
比1:50、100℃×20分でアルカリ減量処理を行
い、複合繊維の減量率9.1%の織物を得た。その後、
蓚酸:IPA:水の重量比=1:1:8の処理液を用
い、ミニカラー染色機を使用し、浴比1:50で75℃
×15分浸漬処理した。最後に得られた織物の厚み変
化、複合繊維の分割度及び収縮率を調べた。
糸に図1に示す横断面を持つナイロン6とPETからな
り、ナイロン6:PET容積比=1:1の割合で構成さ
れ分割前に75d−36fである複合繊維の糸条を用
い、4/12 サテン織物を作成した。生機密度は経16
2×緯92(本/inch)であった。ミニカラー染色機を
使用し、この生機を5.0wt%のNaOH水溶液で浴
比1:50、100℃×20分でアルカリ減量処理を行
い、複合繊維の減量率9.1%の織物を得た。その後、
蓚酸:IPA:水の重量比=1:1:8の処理液を用
い、ミニカラー染色機を使用し、浴比1:50で75℃
×15分浸漬処理した。最後に得られた織物の厚み変
化、複合繊維の分割度及び収縮率を調べた。
【0019】実施例4 経糸に通常PET繊維で75d−36fの糸を用い、緯
糸に図1に示す横断面を持つナイロン6とエチレン5−
ソジュームスルホイソフタレートからなり、ナイロン
6:エチレン5−ソジュームスルホイソフタレート容積
比=1:3の割合で構成され分割前に75d−36fで
ある複合繊維の糸条を用い、4/12 サテン織物を作成
した。生機密度は経162×緯92(本/inch)であっ
た。ミニカラー染色機を使用し、この生機を2.5wt
%のNaOH水溶液で浴比1:50、100℃×20分
でアルカリ減量処理を行い、複合繊維の減量率5.9%
の織物を得た。その後、蓚酸:IPA:水の重量比=
1:1:8の処理液を用い、ミニカラー染色機を使用
し、浴比1:50で75℃×15分浸漬処理した。最後
に得られた織物の厚み変化、複合繊維の分割度及び収縮
率を調べた。
糸に図1に示す横断面を持つナイロン6とエチレン5−
ソジュームスルホイソフタレートからなり、ナイロン
6:エチレン5−ソジュームスルホイソフタレート容積
比=1:3の割合で構成され分割前に75d−36fで
ある複合繊維の糸条を用い、4/12 サテン織物を作成
した。生機密度は経162×緯92(本/inch)であっ
た。ミニカラー染色機を使用し、この生機を2.5wt
%のNaOH水溶液で浴比1:50、100℃×20分
でアルカリ減量処理を行い、複合繊維の減量率5.9%
の織物を得た。その後、蓚酸:IPA:水の重量比=
1:1:8の処理液を用い、ミニカラー染色機を使用
し、浴比1:50で75℃×15分浸漬処理した。最後
に得られた織物の厚み変化、複合繊維の分割度及び収縮
率を調べた。
【0020】次に以下の比較例を実施し、得られた複合
繊維織物の厚み変化、複合繊維の分割度、収縮率、風合
いを比較例により、本発明と対比した。 比較例1 実施例1のアルカリ減量加工後の減量率6.8%複合繊
維織物であり、その後の蓚酸:IPA:水の混合液での
処理を行なわなかった事例である。
繊維織物の厚み変化、複合繊維の分割度、収縮率、風合
いを比較例により、本発明と対比した。 比較例1 実施例1のアルカリ減量加工後の減量率6.8%複合繊
維織物であり、その後の蓚酸:IPA:水の混合液での
処理を行なわなかった事例である。
【0021】比較例2 実施例2のアルカリ減量加工後の減量率8.6%複合繊
維織物であり、その後の蓚酸:IPA:水の混合液での
処理を行なわなかった事例である。
維織物であり、その後の蓚酸:IPA:水の混合液での
処理を行なわなかった事例である。
【0022】比較例3 実施例3のアルカリ減量加工後の減量率9.1%複合繊
維織物であり、その後の蓚酸:IPA:水の混合液での
処理を行なわなかった事例である。
維織物であり、その後の蓚酸:IPA:水の混合液での
処理を行なわなかった事例である。
【0023】実施例4のアルカリ減量加工後の減量率
5.9%複合繊維織物であり、その後の蓚酸:IPA:
水の混合液での処理を行なわなかった事例である。
5.9%複合繊維織物であり、その後の蓚酸:IPA:
水の混合液での処理を行なわなかった事例である。
【0024】比較例5 製織後の実施例1の生機にアルカリ減量加工をすること
なく、蓚酸:IPA:水の重量比=1:1:8の混合液
を用い、ミニカラー染色機を使用し、浴比1:50で7
5℃×15分間浸漬処理した。
なく、蓚酸:IPA:水の重量比=1:1:8の混合液
を用い、ミニカラー染色機を使用し、浴比1:50で7
5℃×15分間浸漬処理した。
【0025】比較例6 製織後の実施例2の生機にアルカリ減量加工をすること
なく、蓚酸:IPA:水の重量比=1:1:8の混合液
を用い、ミニカラー染色機を使用し、浴比1:50で7
5℃×15分間浸漬処理した。
なく、蓚酸:IPA:水の重量比=1:1:8の混合液
を用い、ミニカラー染色機を使用し、浴比1:50で7
5℃×15分間浸漬処理した。
【0026】比較例7 製織後の実施例3の生機にアルカリ減量加工をすること
なく、蓚酸:IPA:水の重量比=1:1:8の混合液
を用い、ミニカラー染色機を使用し、浴比1:50で7
5℃×15分間浸漬処理した。
なく、蓚酸:IPA:水の重量比=1:1:8の混合液
を用い、ミニカラー染色機を使用し、浴比1:50で7
5℃×15分間浸漬処理した。
【0027】比較例8 製織後の実施例4の生機にアルカリ減量加工をすること
なく、蓚酸:IPA:水の重量比=1:1:8の混合液
を用い、ミニカラー染色機を使用し、浴比1:50で7
5℃×15分間浸漬処理した。
なく、蓚酸:IPA:水の重量比=1:1:8の混合液
を用い、ミニカラー染色機を使用し、浴比1:50で7
5℃×15分間浸漬処理した。
【0028】製織後の実施例1の複合繊維織物にアルカ
リ減量加工をすることなく、ベンジルアルコール3wt
%、サンモールRC−70(日華化学(株)製)を0.
2wt%を含有した乳化液を用い、ミニカラー染色機を
使用し、浴比1:50で75℃×15分間浸漬処理し
た。
リ減量加工をすることなく、ベンジルアルコール3wt
%、サンモールRC−70(日華化学(株)製)を0.
2wt%を含有した乳化液を用い、ミニカラー染色機を
使用し、浴比1:50で75℃×15分間浸漬処理し
た。
【0029】比較例10 製織後の実施例2の複合繊維織物にアルカリ減量加工を
することなく、ベンジルアルコール3wt%、サンモー
ルRC−70を0.2wt%を含有した乳化液を用い、
ミニカラー染色機を使用し、浴比1:50で75℃×1
5分間浸漬処理した。
することなく、ベンジルアルコール3wt%、サンモー
ルRC−70を0.2wt%を含有した乳化液を用い、
ミニカラー染色機を使用し、浴比1:50で75℃×1
5分間浸漬処理した。
【0030】比較例11 製織後の実施例3の複合繊維織物にアルカリ減量加工を
することなく、ベンジルアルコール3wt%、サンモー
ルRC−70を0.2wt%を含有した乳化液を用い、
ミニカラー染色機を使用し、浴比1:50で75℃×1
5分間浸漬処理した。
することなく、ベンジルアルコール3wt%、サンモー
ルRC−70を0.2wt%を含有した乳化液を用い、
ミニカラー染色機を使用し、浴比1:50で75℃×1
5分間浸漬処理した。
【0031】比較例12 製織後の実施例4の複合繊維織物にアルカリ減量加工を
することなく、ベンジルアルコール3wt%、サンモー
ルRC−70を0.2wt%を含有した乳化液を用い、
ミニカラー染色機を使用し、浴比1:50で75℃×1
5分間浸漬処理した。
することなく、ベンジルアルコール3wt%、サンモー
ルRC−70を0.2wt%を含有した乳化液を用い、
ミニカラー染色機を使用し、浴比1:50で75℃×1
5分間浸漬処理した。
【0032】比較例13 アルカリ減量加工まで行った実施例1の複合繊維織物を
用い、ベンジルアルコール3wt%、サンモールRC−
70を0.2wt%を含有した乳化液を用い、ミニカラ
ー染色機を使用し、浴比1:50で75℃×15分間浸
漬処理した。
用い、ベンジルアルコール3wt%、サンモールRC−
70を0.2wt%を含有した乳化液を用い、ミニカラ
ー染色機を使用し、浴比1:50で75℃×15分間浸
漬処理した。
【0033】比較例14 アルカリ減量加工まで行った実施例2の複合繊維織物を
用い、ベンジルアルコール3wt%、サンモールRC−
70を0.2wt%を含有した乳化液を用い、ミニカラ
ー染色機を使用し、浴比1:50で75℃×15分間浸
漬処理した。
用い、ベンジルアルコール3wt%、サンモールRC−
70を0.2wt%を含有した乳化液を用い、ミニカラ
ー染色機を使用し、浴比1:50で75℃×15分間浸
漬処理した。
【0034】比較例15 アルカリ減量加工まで行った実施例3の複合繊維織物を
用い、ベンジルアルコール3wt%、サンモールRC−
70を0.2wt%を含有した乳化液を用い、ミニカラ
ー染色機を使用し、浴比1:50で75℃×15分間浸
漬処理した。
用い、ベンジルアルコール3wt%、サンモールRC−
70を0.2wt%を含有した乳化液を用い、ミニカラ
ー染色機を使用し、浴比1:50で75℃×15分間浸
漬処理した。
【0035】比較例16 アルカリ減量加工まで行った実施例4の複合繊維織物を
用い、ベンジルアルコール3wt%、サンモールRC−
70を0.2wt%を含有した乳化液を用い、ミニカラ
ー染色機を使用し、浴比1:50で75℃×15分間浸
漬処理した。
用い、ベンジルアルコール3wt%、サンモールRC−
70を0.2wt%を含有した乳化液を用い、ミニカラ
ー染色機を使用し、浴比1:50で75℃×15分間浸
漬処理した。
【0036】比較例17 製織後の実施例1の生機を用い、5.0wt%のNaO
H水溶液で浴比1:50、100℃×15分でアルカリ
減量処理を行い、複合繊維の減量率3.9%の織物を得
た。この織物を蓚酸:IPA:水の重量比=1:1:8
の混合液を用い、ミニカラー染色機を使用し、浴比1:
50で75℃×15分間浸漬処理した。
H水溶液で浴比1:50、100℃×15分でアルカリ
減量処理を行い、複合繊維の減量率3.9%の織物を得
た。この織物を蓚酸:IPA:水の重量比=1:1:8
の混合液を用い、ミニカラー染色機を使用し、浴比1:
50で75℃×15分間浸漬処理した。
【0037】比較例18 製織後の実施例1の生機を用い、5.0wt%のNaO
H水溶液で浴比1:50、100℃×35分でアルカリ
減量処理を行い、複合繊維の減量率15.8%の織物を
得た。この織物を蓚酸:IPA:水の重量比=1:1:
8の混合液を用い、ミニカラー染色機を使用し、浴比
1:50で75℃×15分間浸漬処理した。
H水溶液で浴比1:50、100℃×35分でアルカリ
減量処理を行い、複合繊維の減量率15.8%の織物を
得た。この織物を蓚酸:IPA:水の重量比=1:1:
8の混合液を用い、ミニカラー染色機を使用し、浴比
1:50で75℃×15分間浸漬処理した。
【0038】表1に実験内容、表2にその結果を示す。
【0039】
【表1】
【0040】
【表2】
【0041】比較例1〜4で複合繊維織物をアルカリ減
量加工単独処理した場合、複合繊維織物の分割度3〜4
となり、アルカリ減量加工単独では分割斑の無い複合繊
維織物は得られ無かった。比較例5〜12で複合繊維織
物を膨潤処理のみ実施した場合、ベンジルアルコール及
び蓚酸/IPA/水混合液のどちらの膨潤剤を用いて
も、複合繊維の剥離分割効果は少ないものであった(分
割度1)。又、両膨潤処理による複合繊維の厚み及び複
合繊維収縮変化率を比べるとベンジルアルコール処理に
対して、蓚酸/IPA/水混合液は厚み、収縮率変化が
低く嵩高性に劣っていた。実施例1〜4及び比較例13
〜16で複合繊維織物にアルカリ減量加工後、ベンジル
アルコール又は蓚酸/IPA/水混合液で膨潤処理を行
った場合、複合繊維の分割度は大きく向上し、十分な分
割状態(分割度5)を得ることができた。また、ベンジ
ルアルコールと蓚酸/IPA/水混合液の両膨潤処理液
で織物厚み、収縮率変化及び風合いを比較すると、驚く
事に膨潤処理単独場合とは逆の結果となり、蓚酸/IP
A/水混合液の方が優秀で、嵩高でふくらみの有る風合
いを得ることができた。比較例17、18で本発明のア
ルカリ減量率範囲から離れた複合繊維織物を作製した。
比較例17で減量率3.9%と低くした場合、分割度3
〜4と複合繊維を十分に分割できなかった。又、比較例
18で減量率が15.8%と高い場合、複合繊維の脆化
が激しく、嵩高で腰のある風合いを得られなかった。
量加工単独処理した場合、複合繊維織物の分割度3〜4
となり、アルカリ減量加工単独では分割斑の無い複合繊
維織物は得られ無かった。比較例5〜12で複合繊維織
物を膨潤処理のみ実施した場合、ベンジルアルコール及
び蓚酸/IPA/水混合液のどちらの膨潤剤を用いて
も、複合繊維の剥離分割効果は少ないものであった(分
割度1)。又、両膨潤処理による複合繊維の厚み及び複
合繊維収縮変化率を比べるとベンジルアルコール処理に
対して、蓚酸/IPA/水混合液は厚み、収縮率変化が
低く嵩高性に劣っていた。実施例1〜4及び比較例13
〜16で複合繊維織物にアルカリ減量加工後、ベンジル
アルコール又は蓚酸/IPA/水混合液で膨潤処理を行
った場合、複合繊維の分割度は大きく向上し、十分な分
割状態(分割度5)を得ることができた。また、ベンジ
ルアルコールと蓚酸/IPA/水混合液の両膨潤処理液
で織物厚み、収縮率変化及び風合いを比較すると、驚く
事に膨潤処理単独場合とは逆の結果となり、蓚酸/IP
A/水混合液の方が優秀で、嵩高でふくらみの有る風合
いを得ることができた。比較例17、18で本発明のア
ルカリ減量率範囲から離れた複合繊維織物を作製した。
比較例17で減量率3.9%と低くした場合、分割度3
〜4と複合繊維を十分に分割できなかった。又、比較例
18で減量率が15.8%と高い場合、複合繊維の脆化
が激しく、嵩高で腰のある風合いを得られなかった。
【0042】
【発明の効果】この様に、本発明によれば、減量加工後
に膨潤処理する方法による複合繊維織物の剥離分繊処理
において、従来技術に劣らない剥離分繊効果が得られ、
分割剥離後のふくらみ等、複合繊維織物の風合いが従来
に比べ飛躍的に向上する。
に膨潤処理する方法による複合繊維織物の剥離分繊処理
において、従来技術に劣らない剥離分繊効果が得られ、
分割剥離後のふくらみ等、複合繊維織物の風合いが従来
に比べ飛躍的に向上する。
【図1】ナイロン成分とポリエステル成分からなる中空
分割型複合繊維の横断面を示す図である。
分割型複合繊維の横断面を示す図である。
1はナイロン、2はポリエステルを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D06M 13/144 13/192 // D06M 101:32
Claims (1)
- 【請求項1】 中空環状横断面を有し、ポリエステル成
分及びポリアミド成分が該環状横断面の円周方向に交互
に配置された分割型複合繊維からなる糸条を、経糸及び
緯糸もしくはそのいずれか一方に用いた織物の後加工に
おいて、アルカリ減量加工の段階で該分割型複合繊維を
5.1〜15.0重量%減量した後、シュウ酸、イソプ
ロピルアルコール及び水の混合液で処理し、該分割型複
合繊維を剥離分割処理することを特徴とする分割型複合
繊維織物の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5146329A JPH073638A (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | 分割型複合繊維織物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5146329A JPH073638A (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | 分割型複合繊維織物の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH073638A true JPH073638A (ja) | 1995-01-06 |
Family
ID=15405226
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5146329A Pending JPH073638A (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | 分割型複合繊維織物の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH073638A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10132597B4 (de) * | 2000-07-24 | 2006-06-01 | Silverstar Corporation | Verfahren zur Herstellung eines textilen Materials mit hoher Feuchtigkeitstransportfähigkeit |
JP2008303524A (ja) * | 2007-04-18 | 2008-12-18 | Kb Seiren Ltd | 分割型複合繊維、それを用いた繊維構造物およびワイピングクロス |
CN105506879A (zh) * | 2016-01-19 | 2016-04-20 | 苏州天华超净科技股份有限公司 | 一种涤锦复合超细纤维两步开纤方法 |
-
1993
- 1993-06-17 JP JP5146329A patent/JPH073638A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10132597B4 (de) * | 2000-07-24 | 2006-06-01 | Silverstar Corporation | Verfahren zur Herstellung eines textilen Materials mit hoher Feuchtigkeitstransportfähigkeit |
JP2008303524A (ja) * | 2007-04-18 | 2008-12-18 | Kb Seiren Ltd | 分割型複合繊維、それを用いた繊維構造物およびワイピングクロス |
CN105506879A (zh) * | 2016-01-19 | 2016-04-20 | 苏州天华超净科技股份有限公司 | 一种涤锦复合超细纤维两步开纤方法 |
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