JPWO2018079567A1 - ナノボイドポリエステル繊維 - Google Patents

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Abstract

本発明は、高反射かつ低光沢のナノボイドポリエステル繊維を提供することにある。本発明は、少なくとも繊維横断面の繊維表層より1μm以内に空孔が存在しており、空孔の平均円相当径が10〜80nmで、空隙率が2〜15%であり、鏡面反射強度が30%以上であることを特徴とするナノボイドポリエステル繊維を提供する。

Description

本発明は、ナノボイドポリエステル繊維に関するものである。より詳しくは、高反射かつ低光沢であることから衣料用途での意匠性付与に好適に使用できるナノボイドポリエステル繊維に関するものである。
ポリエステル繊維はコストが安価であり、強度や熱安定性に優れ、腰が強く熱セット良好といった特性を有するため、衣料用および産業用繊維として幅広く用いられている。
一方で、近年、機能性や審美性を付与することを目的として、繊維内に微小空孔を有したボイド繊維について種々の提案がなされている。
例えば、結晶性を有するポリマーを繊維化後、延伸により、配向方向に直交する厚み方向における平均長さが0.05μm〜10μmの空洞を内部に形成させる異形断面繊維が提案されている(特許文献1)。
一方、特許文献1に記載の繊維は、工業化レベルでの高速延伸では空洞が潰れ機能が付与されないという課題があった。そこで、空孔の潰れを解決すべく、高次加工工程にて空孔を形成させる提案がなされている。例えば、ポリエステルの重合完了後に数平均分子量が20000のポリエチレングリコールを2重量%添加し、繊維化後、アルカリ減量処理により空孔を形成させる多孔質ポリエステル系繊維が提案されている(特許文献2)。
また、ポリアミドとポリエステルをチップブレンドし、溶融紡糸した繊維をアルカリ減量処理によりポリエステルを加水分解・溶出することで空孔を形成させるボイド繊維が提案されている(特許文献3)。
日本国特開2010−189794号公報 日本国特開昭63−315607号公報 日本国特開昭56−107069号公報
特許文献1では審美性として充分な金属光沢を示し、軽量感および保温性に優れているものの、上述したように、工業化レベルでの高速延伸では空洞が潰れ機能が付与されないという課題があった。特許文献2では抗ピル性や吸水性に優れているものの、アルカリ減量処理を行っているため繊維表面に凹凸があり、試料全体の反射が小さく審美性に欠けるという課題があった。特許文献3では吸水性や光沢に優れているものの主成分がナイロンであるため、ポリエステルの特性である熱セットの良好さがなく、また保管時に黄変するという課題があった。
本発明の目的は、上記従来技術の問題点を克服して、高反射かつ低光沢のナノボイドポリエステル繊維を提供することにある。
上記課題は、少なくとも繊維横断面の繊維表層より1μm以内に空孔が存在しており、空孔の平均円相当径が10〜80nmで、空隙率が2〜15%であり、繊維表面の鏡面反射強度が30%以上であることを特徴とするナノボイドポリエステル繊維、あるいは繊維横断面において繊維表層より1μm以内に空孔が少なくとも存在しており、空孔の平均円相当径が10〜80nmで、空隙率が2〜15%であり、繊維表面の算術平均粗さが10nm以下であることを特徴とするナノボイドポリエステル繊維によって解決できる。
本発明で得られるナノボイドポリエステル繊維は、高反射かつ低光沢であるため審美性に優れ、特に衣料用途において意匠性付与に好適に使用できる。
本発明における反射とは、特に断りのない限り、入射光源を0°から90°のある特定の角度X°に固定し、受光器を0°から90°まで変化させたときの各角度における反射強度の平均を算出した値、すなわち平均反射強度のことを表す。高反射とは平均反射強度が25%以上であることを表す。低反射とは平均反射強度が25%未満であることを表す。
また、鏡面反射強度とは、受光器が入射光源と同じX°のときの反射強度を表す。本発明における繊維表面の鏡面反射強度とは、入射角が60°となるように試料台を固定し、酸化チタンを0.3重量%含有した56dtex−18fのポリエチレンテレフタレート丸断面延伸糸を経糸とし本発明のナノボイドポリエステル繊維を密度130本/inch(2.54cm)となるように1/3ツイル組織でヨコ打ち込みした織物を、光源・受光器・試料受光部がなす平面に対し緯糸が平行方向となるようにセットし、反射角が60°となる位置に受光器を固定したときの反射強度のことを表す。
本発明における光沢とは、入射光源を0°から90°のある特定の角度X°に固定し、受光器を0°から90°まで変化させたときの下記式(I)より算出される対比光沢度を表す。高光沢とは対比光沢度が2.0以上であることを表す。低光沢とは対比光沢度が2.0未満であることを表す。
(X°での反射強度)/(0°での反射強度)・・・(I)
本発明のナノボイドポリエステル繊維は、繊維横断面の繊維表層より1μm以内に空孔が少なくとも存在している。繊維表層より1μm以内に空孔が存在していないと繊維内の乱反射が弱く、高光沢となってしまう。
本発明のナノボイドポリエステル繊維は、繊維横断面における空孔の平均円相当径が10〜80nmである。平均円相当径が10〜80nmであれば、高反射かつ低光沢を実現することができる。平均円相当径が10nmより小さいと繊維内部の乱反射が弱くなり、高光沢になってしまう。一方で、平均円相当径が80nmより大きいと、繊維表面にも顕著な凹凸が形成され正反射(鏡面反射)が弱くなるため、低反射となる。高反射低光沢の観点から平均円相当径が12〜75nmであることがより好ましい。
本発明のナノボイドポリエステル繊維は、空隙率が2〜15%である。空隙率が2〜15%であれば高反射低光沢を実現することができる。空隙率が2%より小さいと繊維内部の乱反射が弱くなり、高光沢になってしまう。一方で、空隙率が15%より大きいと繊維表面にも顕著な凹凸が形成され正反射(鏡面反射)が弱くなるため、低反射となる。高反射低光沢の観点から空隙率は3〜10%であることがより好ましい。
本発明のナノボイドポリエステル繊維における、繊維横断面の繊維表層より1μm以内の空孔存在有無、繊維横断面における空孔の平均円相当径、および空隙率は、例えば、以下のようにして測定する。BIB2法(冷却)により繊維横断面を作製後、金属微粒子をスパッタコートする。この試料を日立ハイテクノロジーズ製電界放射型走査電子顕微鏡(FE−SEM)SU8020にて加速電圧1.5kVの条件下で測定し、空孔および繊維表層より1μm以内の空孔存在有無を観察する。観察した画像を画像解析ソフトImage−Jを用いてトレースし、繊維横断面1μm当たりの空孔数および空隙率を算出する。また、各空孔において空孔面積より円相当径(直径)をそれぞれ算出し、繊維横断面1μm当たりの全ての空孔の円相当径の平均値を平均円相当径とする。
本発明のナノボイドポリエステル繊維の一実施形態としては、繊維表面の鏡面反射強度が30%以上である。繊維表面の鏡面反射強度が30%より小さいことは、繊維表面の正反射(鏡面反射)が弱いことを表し、低反射となってしまう。
本発明のナノボイドポリエステル繊維の別の実施形態としては、繊維表面の算術平均粗さが10nm以下である。繊維表面の算術平均粗さが10nmより大きいと、繊維表面に顕著な凹凸が形成され正反射(鏡面反射)が弱くなるため、低反射となる。高反射の観点から繊維表面の算術平均粗さは7nm以下であることが好ましい。
本発明のナノボイドポリエステル繊維の繊維表面の算術平均粗さは例えば、以下のようにして測定する。単糸を取り出し、シリコンウェハ面に対して単糸の長手方向が平行となるように単糸をエポキシ樹脂でシリコンウェハに固定する。この試料をBruker AXS社製走査型プローブ顕微鏡(SPM)NanoScopeV Dimension Iconにて測定する。測定条件は、走査範囲5μm角、走査速度0.4Hz、室温大気条件下でタッピングモードにする。単糸長手方向をX軸、シリコンウェハ面に平行でかつX軸に直交する方向をY軸、X軸、Y軸いずれにも直交する方向をZ軸となるよう定義する。固定した単糸のZ軸方向の頂点部を、単糸の長手方向(X軸)に対して垂直になるようにシリコンカンチレバーを走査する。得られたAFM画像について繊維の丸みを補正し、画像解析ソフトNanoScope Analysis 1.40を用いて、定量面の高さプロファイルにおける中心面から表面までの偏差の絶対値の平均を算出し、繊維表面の算術平均粗さとする。
本発明のナノボイドポリエステル繊維は、単位面積当たりの空孔数が15個/μm以上であることが好ましい。単位面積当たりの空孔数が15個/μm以上であれば乱反射が強くなる。これにより透過する光の量が少なくなり、防透け性が向上する。
本発明のナノボイドポリエステル繊維は、円相当径が5〜80nmである空孔数が全空孔数の85%以上あるとより好ましい。円相当径が5〜80nmである空孔数が全空孔数の85%以上あれば、繊維表面の凹凸が小さくなる。これにより、正反射(鏡面反射)がより強くなり、より高反射になる。円相当径が5〜80nmの空孔数の割合は、繊維横断面1μm当たりの全ての空孔数に対する円相当径が5〜80nmである空孔数の割合から算出する。
次に本発明のナノボイドポリエステル繊維の製造方法について述べる。
本発明のナノボイドポリエステル繊維は、ポリエステル系ポリマーと水溶性高分子とを混練後、溶融紡糸してポリマーアロイ繊維を得たのち、溶出処理により水溶性高分子を除去することによって得ることができる。
本発明のナノボイドポリエステル繊維の製造で用いられるポリマーは、ポリエステル系ポリマーと水溶性高分子とのアロイポリマーである。必要に応じて、相溶化剤を併用することも可能である。
本発明のナノボイドポリエステル繊維の製造で用いられるポリエステル系ポリマーは、モノマーの連結がエステル結合でなされているポリマーであれば特に制限はない。具体的には、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリトリメチレンテレフタレート(PPT)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンナフタレート(PEN)などの芳香族ポリエステルやポリ乳酸などの脂肪族ポリエステルが挙げられる。汎用性、繊維成形性が優れるという観点から芳香族ポリエステルが好ましい。
本発明のナノボイドポリエステル繊維の製造で用いられる水溶性高分子は、溶出処理液への溶解性が高ければ特に制限はない。具体的にはポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリグリセリン、およびそれらの誘導体が挙げられる。耐熱性、溶出処理液への溶解度の観点から数平均分子量が8000〜20000のポリエチレングリコールが好ましい。
本発明のナノボイドポリエステル繊維の製造で用いられるアロイポリマー中のポリエステル系ポリマーの含有量は50重量%以上であれば特に制限されるものではなく、任意の含有量を取ることができる。繊維物性の観点から、アロイポリマー中におけるポリエステル系ポリマーの含有量は70重量%以上であることが好ましい。
本発明のナノボイドポリエステル繊維の製造で用いられるポリエステル系ポリマーと水溶性高分子との混練法に制限はない。重縮合を終えたポリエステル系ポリマーを溶融状態のまま水溶性高分子を混練してもよく、ポリエステル系ポリマーを一旦冷却固化後再溶融した状態で水溶性高分子を混練してもよい。また、ポリエステル系ポリマーと水溶性高分子を直接ブレンドしてもよい。2成分を強制的に混練する観点から、二軸押し出し機を用いて混練するのが好ましい。
本発明のナノボイドポリエステル繊維の製造で用いられるポリエステル系ポリマーと水溶性高分子とのアロイポリマーは公知の溶融紡糸法、延伸法により繊維として有用なものとなる。
本発明のナノボイドポリエステル繊維の製造で用いられる繊維の形態に関しても特に制限がなく、モノフィラメント、マルチフィラメント、ステープルなどのいずれの形態であってもよい。また、一般の繊維と同様に仮撚や撚糸などの加工が可能であり、製織や製編についても一般の繊維と同様に扱うことができる。
本発明のナノボイドポリエステル繊維の製造では溶出処理をおこなう。溶出処理により水溶性高分子が処理液へ溶出し、繊維内に空孔が形成される。水溶性高分子を除去するという観点から溶出処理温度は120℃以上、溶出処理時間は30分以上が好ましい。溶出処理は独立して行ってもよく、精練工程と併せて行ってもよい。
本発明のナノボイドポリエステル繊維の製造は必要に応じて、染色工程を設けてもよい。染料としては分散染料を好適に採用することができる。染色方法や染料濃度、染色温度に関して特に制限がなく、公知の方法を好適に採用できる。また、必要に応じて、染色加工後に還元洗浄を行ってもよい。
本発明のナノボイドポリエステル繊維を含む繊維構造体の形態は、特に制限がなく、公知の方法に従い、織物、編物、パイル布帛、不織布や紡績糸、詰め綿などにすることができる。また、本発明のナノボイドポリエステル繊維を含む繊維構造体は、いかなる織組織または編組織であってもよく、平織、綾織、朱子織あるいはこれらの変化織や、経編、緯編、丸編、レース編あるいはこれらの変化編などが好適に採用できる。
以下、実施例により本発明をより詳細に説明する。なお、実施例中の各特性値は、以下の方法で求めたものである。
A.ポリエステル系ポリマーの固有粘度(IV)
使用するポリエステル系ポリマー(PET)を、o−クロロフェノール溶媒に溶かし、25℃で測定した。
B.ポリエチレングリコールの数平均分子量
使用するポリエチレングリコール500mgを0.1M塩化ナトリウム水溶液5mLに溶かし、0.45μmのセルロース製フィルターで濾過して得られた濾液をGPC測定用試料とした。この試料を用い、以下の条件にてGPC装置(Waters製Alliance2690)で測定を行い、数平均分子量を算出した。
検出器:Waters製2410示差屈折率検出器、感度 128x
カラム:東ソー製TSKgelG3000PWXLI
溶媒 :0.1M 塩化ナトリウム水溶液
注入量 :200μL
カラム温度:40℃
標準物質 :ポリエチレングリコール(エーエムアル株式会社製 Mw106〜10100)。
C.繊度
INTEC製電動検尺機を用いて、試料100mをかせ取りした。得られたかせの重量を測定し、下記式を用いて繊度(dtex)を算出した。なお、測定は1試料につき5回行い、その平均値を繊度とした。
繊度(dtex)=繊維100mの重量(g)×100 。
D.強度
JIS L1013:1999(化学繊維フィラメント糸試験方法)8.5に準じて算出した。温度20℃、湿度65%RHの環境下において、島津製作所製オートグラフAG−50NISMS型を用いて、初期試料長20cm、引張速度20cm/分の条件で引張試験を行った。最大荷重を示す点の応力(cN)を繊度(dtex)で除して算出し、測定は1試料につき5回行い、その平均値を強度(cN/dtex)とした。
E.繊維横断面の繊維表層より1μm以内の空孔存在有無、空孔の平均円相当径、空孔の円相当径5〜80nmの空孔数の割合、繊維横断面1μm当たりの空孔数、空隙率
BIB2法(冷却)により繊維横断面を作製後、金属微粒子をスパッタコートした。この試料を日立ハイテクノロジーズ製電界放射型走査電子顕微鏡(FE−SEM)SU8020にて加速電圧1.5kVの条件下で測定し、空孔および繊維表層より1μm以内の空孔存在有無を観察した。観察した画像を画像解析ソフトImage−Jを用いてトレースし、繊維横断面1μm当たりの空孔数および空隙率を算出した。また、各空孔において空孔面積より円相当径(直径)をそれぞれ算出し、繊維横断面1μm当たりの全ての空孔の円相当径の平均値を平均円相当径とした。円相当径が5〜80nmの空孔数の割合は、繊維横断面1μm当たりの全ての空孔数に対する円相当径が5〜80nmである空孔数の割合から算出した。
F.ヨコ打ち込み織物
酸化チタンを0.3重量%含有した56dtex−18fのポリエチレンテレフタレート丸断面延伸糸を経糸とし、実施例で得られる延伸糸を密度130本/inch(2.54cm)となるように1/3ツイル組織でヨコ打ち込みして織物を作製した。
G.色調(L*,b*)
ヨコ打ち込み織物を、ミノルタ製分光測色計CM−3700d型にて黒色校正板をバックにL*値およびb*値を測定した。
H.防透け率
ヨコ打ち込み織物をミノルタ製分光測色計CM−3700d型にて白色校正板をバックにサンプルなしのL*値(Lw0)および試料のL*値(Lw)を測定した。続いて黒色校正板をバックにサンプルなしのL*値(Lb0)および試料のL*値(Lb)を測定した。下記式により防透け率を算出し、防透け率が70%以上であれば防透け性を有すると判断した。
100−[(Lw−Lb)/(Lw0−Lb0)]×100
I.繊維表面の鏡面反射強度
村上色彩技術研究所社製自動変角光度計GP−200に、入射角が60°となるように試料台を固定した。光源・受光器・試料受光部がなす平面に対し緯糸が平行方向となるようにヨコ打ち込み織物をセットした。反射角が60°となる位置に受光器を固定し、その時の反射強度を繊維表面の鏡面反射強度とした。
J.平均反射強度、対比光沢度
村上色彩技術研究所社製自動変角光度計GP−200に、入射角が60°となるように試料台を固定した。光源・受光器・試料受光部がなす平面に対し緯糸が平行方向となるようにヨコ打ち込み織物をセットした。反射角が0°から90°まで変化するように受光器の位置を移動させ、各角度における反射強度を測定した。全ての角度の反射強度の平均値を平均反射強度とした。また、下記式より対比光沢度を算出した。
(60°での反射強度)/(0°での反射強度)
平均反射強度が25%以上であれば高反射を有するとし、26%以上であればより高反射を有するとし、28%以上であればさらに高反射を有するとした。また、対比光沢度が2.0未満であれば低光沢を有するとし、1.95未満であればさらに低光沢を有するとした。
K.繊維表面の算術平均粗さ
単糸を取り出し、シリコンウェハ面に対して単糸の長手方向が平行となるように単糸をエポキシ樹脂でシリコンウェハに固定した。この試料をBruker AXS社製走査型プローブ顕微鏡(SPM)NanoScopeV Dimension Iconにて測定した。測定条件は、走査範囲5μm角、走査速度0.4Hz、室温大気条件下でタッピングモードにした。単糸長手方向をX軸、シリコンウェハ面に平行でかつX軸に直交する方向をY軸、X軸、Y軸いずれにも直交する方向をZ軸となるよう定義した。固定した単糸のZ軸方向の頂点部を、単糸の長手方向(X軸)に対して垂直になるようにシリコンカンチレバーを走査した。得られたAFM画像について繊維の丸みを補正し、画像解析ソフトNanoScope Analysis 1.40を用いて、定量面の高さプロファイルにおける中心面から表面までの偏差の絶対値の平均を算出し、繊維表面の算術平均粗さとした。
実施例1
IV=0.65のポリエステルペレットと数平均分子量20000のポリエチレングリコール(三洋化成社製PEG20000)を90重量%と10重量%の比率で、2軸混練機(日本製工所製TEX30α)にて、シリンダー温度290℃、吐出量8kg/h、スクリュー回転数110rpmで混練した。混練生成物を冷水中へストランド状に吐出して冷却し、直ちにカッティングしてペレット状の混練生成物を得た。得られたペレットを150℃で12時間真空乾燥した後、プレッシャーメルター型紡糸機へ供給して溶融させ、紡糸温度290℃、吐出量15g/分で紡糸口金(吐出孔径0.3mm、吐出孔長0.39mm、吐出孔数12、丸孔)から吐出させて紡出糸条を得た。この紡出糸条を風温20℃、風速15m/分の冷却風で冷却し、給油装置で油剤を付与して収束させ、1000m/分で回転する第1ゴデットローラーで引き取り、第1ゴデットローラーと同じ速度で回転する第2ゴデットローラーを介して、ワインダーで巻き取って150dtex−12fの未延伸糸を得た。得られた未延伸糸を2本合糸し、送糸ローラーの送糸速度を170m/分とし、第1ホットローラー温度90℃、第2ホットローラー温度140℃、延伸倍率3.3倍の条件で延伸し、84dtex−24fの延伸糸を得た。
ヨコ打ち込み織物を作製し、この織物を浴比が1:50になるように炭酸ナトリウム1g/L、界面活性剤(明成化学工業社製 グランアップUS−20)0.5g/Lの濃度の水溶液中に浸し、130℃で60分間溶出処理を行い、水洗い、風乾を行った。その後ピンテンターにセットし、180℃で1分間熱セットを行った。
処理前後の繊維物性を表1に示す。処理後の繊維には平均円相当径が35nmで空隙率が4%の空孔が形成されており、繊維横断面の繊維表層より1μm以内に空孔が存在していることが確認できた。また、繊維表面の鏡面反射強度は42.1%で繊維表面の算術平均粗さは2.26nmであった。防透け率は77.6%と良好であり、また平均反射強度は33.4%で対比光沢度は1.26と高反射かつ低光沢であった。
Figure 2018079567
実施例2
実施例1と同様にして得たペレットを紡糸し、150dtex−12fの未延伸糸を得た。得られた未延伸糸を2本合糸し、第1ホットローラー温度90℃、第2ホットローラー温度140℃、延伸倍率2.7倍の条件で延伸し、110dtex−24fの延伸糸を得た。空孔の平均円相当径を変更した以外は実施例1と同様に織物作製、溶出処理、熱セットを行った。処理前後の繊維特性を表1に示す。
処理後の繊維には平均円相当径が38nmで空隙率が4%の空孔が形成されており、繊維横断面の繊維表層より1μm以内に空孔が存在していることが確認できた。また、繊維表面の鏡面反射強度は41.1%で繊維表面の算術平均粗さは2.90nmあった。防透け率は77.7%と良好であり、また平均反射強度は31.2%で対比光沢度は1.25と高反射かつ低光沢であった。
実施例3
使用するポリエステルペレットをIV=1.3に変更して空孔の平均円相当径を変更した以外は実施例1と同様にして延伸糸、織物作製、溶出処理、熱セットを行った。処理前後の繊維特性を表1に示す。
処理後の繊維には平均円相当径が19nmで空隙率が3%の空孔が形成されており、繊維横断面の繊維表層より1μm以内に空孔が存在していることが確認できた。また、繊維表面の鏡面反射強度は45.9%で繊維表面の算術平均粗さは1.99nmであった。防透け率は72.1%と良好であり、また平均反射強度は36.4%で対比光沢度は1.58と高反射かつ低光沢であった。
実施例4
使用するポリエチレングリコールの数平均分子量を8300(三洋化成社製PEG6000S)に変更して空孔の平均円相当径を変更した以外は実施例1と同様にして延伸糸、織物作製、溶出処理、熱セットを行った。処理前後の繊維特性を表1に示す。
処理後の繊維には平均円相当径が28nmで空隙率が3%の空孔が形成されており、繊維横断面の繊維表層より1μm以内に空孔が存在していることが確認できた。また、繊維表面の鏡面反射強度は43.1%で繊維表面の算術平均粗さは2.33nmであった。防透け率は76.1%と良好であり、また平均反射強度は34.2%で対比光沢度は1.38と高反射かつ低光沢であった。
実施例5〜8
混練時のスクリュー回転速度を表2の通り変更して空孔の平均円相当径を変更した以外は実施例1と同様にして延伸糸、織物作製、溶出処理、熱セットを行った。それぞれ処理前後の繊維特性を表2に示す。いずれの水準も処理後の繊維は高反射かつ低光沢であった。
Figure 2018079567
実施例9〜12
数平均分子量20000のポリエチレングリコールの添加量を表2の通り変更して空隙率を変更した以外は実施例1と同様にして延伸糸、織物作製、溶出処理、熱セットを行った。それぞれ処理前後の繊維特性を表2に示す。いずれの水準も処理後の繊維は高反射かつ低光沢であった。
実施例13
数平均分子量20000のポリエチレングリコールの添加量を3重量%、スクリュー回転速度を10rpmに変更して繊維横断面1μm当たりの空孔数を変更した以外は実施例1と同様にして延伸糸、織物作製、溶出処理、熱セットを行った。処理前後の繊維特性を表3に示す。処理後の繊維は高反射かつ低光沢であった。
Figure 2018079567
実施例14
IV=0.65のポリエステルペレットと数平均分子量20000のポリエチレングリコールを90重量%と10重量%の比率で直接ブレンドして紡糸することで円相当径5〜80nmの空孔数の割合を変更した以外は実施例1と同様にして延伸糸、織物作製、溶出処理、熱セットを行った。処理前後の繊維特性を表3に示す。処理後の繊維は高反射かつ低光沢であった。
比較例1〜3
酸化チタンを添加した繊維を評価した。酸化チタン含有量を表4のとおり変更したポリエステルペレットを直接紡糸したこと以外は実施例1と同様にして延伸糸、織物作製、溶出処理、熱セットを行った。処理前後の繊維特性は表4に示す通りである。
比較例1では酸化チタン含有量は0重量%、比較例2では酸化チタン含有量は0.3重量%、比較例3では酸化チタン含有量は6.4重量%のポリエステルペレットを用いた。酸化チタン含有量が0重量%では平均反射強度が38.2%と高反射であるものの対比光沢度は2.45と高く、高反射かつ高光沢であった。酸化チタン含有量が0.3重量%および6.4重量%では、対比光沢度が2.0未満と低光沢であるものの平均反射強度も25未満であり、低反射低光沢であった。
Figure 2018079567
比較例4
ボイドを延伸時に形成させるナノボイド糸を作製した。IV=0.65のポリエステルペレットを実施例1と同様にして直接紡糸し、150dtex−12fの未延伸糸を得た。得られた未延伸糸を2本合糸し、送糸ローラーの送糸速度を5m/分とし、第1ホットローラー温度70℃、延伸倍率3.3倍の条件で延伸し、84dtex−24fの延伸糸を得た。得られた延伸糸の繊維横断面を観察したところ空孔が形成されているものの、繊維表層より1μm以内に空孔は存在していなかった。
続いて実施例1と同様に織物処理を行った。処理前後の繊維物性を表4に示す。繊維横断面の繊維表層より1μm以内に空孔は存在していなかった。また、平均反射強度が32.3%と高反射であるものの対比光沢度は2.18と高く、高反射かつ高光沢であった。
比較例5
使用するポリエチレングリコールの数平均分子量や混練時のスクリュー速度を変更することで繊維内の空孔径を変更させた。使用するポリエチレングリコールの数平均分子量を8300に、スクリュー回転速度を250rpmに変更した以外は実施例1と同様にして延伸糸、織物作製、溶出処理、熱セットを行った。処理前後の繊維特性を表4に示す。処理後の繊維には平均円相当径が8nmの空孔が形成されていた。平均反射強度は37.8%と高反射であるものの対比光沢度は2.12と高く、高反射かつ高光沢であった。
比較例6
非相溶ポリマーのブレンドによる延伸時ボイド作製により繊維内の空孔径を変更させた。IV=0.65のポリエステルペレットとポリメチルペンテン(三井化学社製 TPX RT18)と相溶化剤(新日鉄住金化学社製 エスチレンMS200)をそれぞれ83重量%、9.6重量%、7.4重量%の比率で、2軸混練機(日本製工所製TEX30α)にて、シリンダー温度290℃、吐出量8kg/h、スクリュー回転数110rpmで混練した。混練生成物を冷水中へストランド状に吐出して冷却し、直ちにカッティングしてペレット状の混練生成物を得た。得られたペレットを用いて直接紡糸し、150dtex−12fの未延伸糸を得た。得られた未延伸糸を2本合糸し、送糸ローラーの送糸速度を100m/分とし、第1ホットローラーと第2ホットローラー間に100℃のホットプレートを用い、延伸倍率3.3倍の条件で延伸後、第2ローラーを150℃で熱処理し、84dtex−24fの延伸糸を得た。得られた延伸糸の繊維横断面を観察したところ空孔が形成されていることが確認できた。
続いて実施例1と同様に織物作製、溶出処理、熱セットを行った。処理前後の繊維特性は表4に示す通りである。平均円相当径が100nmの空孔が形成されていた。対比光沢度が1.14と低光沢であるものの平均反射強度も15.4%であり、低反射低光沢であった。
比較例7〜8
ポリエチレングリコールの添加量を変更することで繊維内の空隙率を変更させた。数平均分子量20000のポリエチレングリコールの添加量を変更した以外は実施例1と同様にして延伸糸、織物作製、溶出処理、熱セットを行った。処理前後の繊維特性は表4に示す。
比較例7では添加量を2重量%に変更することで空隙率が1%のナノボイドポリエステル繊維を作製した。平均反射強度が37.9%と高反射であるものの対比光沢度は2.29と高く、高反射かつ高光沢であった。
比較例8では添加量を35重量%に変更することで空隙率が18%のナノボイドポリエステル繊維を作製した。対比光沢度が1.23と低光沢であるものの平均反射強度も24.7%であり、低反射低光沢であった。
比較例9
溶出処理後、アルカリ減量処理を行った繊維を評価した。実施例1と同様にして延伸糸、織物作製、溶出処理、熱セットを行った。その後、試料を浴比が1:100になるように0.5重量%の水酸化ナトリウム水溶液に浸し、98℃で30分間処理を行い、水洗い、風乾を行った。処理前後の繊維特性は表5に示す。鏡面反射強度は24.7%であった。また、対比光沢度は1.11と低いものの、平均反射強度も20.8%と低く、低反射かつ低光沢であった。
Figure 2018079567
比較例10〜11
溶出条件を変更した繊維を評価した。溶出処理温度・処理時間を変更した以外は実施例1と同様にして延伸糸の作製および織物処理を行った。処理前後の繊維特性は表5に示す。
比較例10では溶出処理温度を80℃に変更することで空隙率が1%のナノボイドポリエステル繊維を作製した。平均反射強度が37.9%と高反射であるものの対比光沢度は2.30と高く、高反射かつ高光沢であった。
比較例11では精練処理時間を10分に変更することで空隙率が1%のナノボイドポリエステル繊維を作製した。平均反射強度が37.2%と高反射であるものの対比光沢度は2.26と高く、高反射かつ高光沢であった。
本発明を特定の態様を用いて詳細に説明したが、本発明の意図と範囲を離れることなく様々な変更及び変形が可能であることは、当業者にとって明らかである。なお本出願は、2016年10月27日付で出願された日本特許出願(特願2016−210699)に基づいており、その全体が引用により援用される。
本発明で得られるナノボイドポリエステル繊維は、高反射かつ低光沢のため審美性に優れ、特に衣料用途において好適に使用できる。具体的にはユニフォームなどの意匠性付与に好適に利用することができる。

Claims (5)

  1. 繊維横断面において、繊維表層より1μm以内に空孔が少なくとも存在しており、空孔の平均円相当径が10〜80nmで、空隙率が2〜15%であり、繊維表面の鏡面反射強度が30%以上であることを特徴とするナノボイドポリエステル繊維。
  2. 繊維横断面において、繊維表層より1μm以内に空孔が少なくとも存在しており、空孔の平均円相当径が10〜80nmで、空隙率が2〜15%であり、繊維表面の算術平均粗さが10nm以下であることを特徴とするナノボイドポリエステル繊維。
  3. 繊維横断面において、単位面積当たりの空孔数が15個/μm以上であることを特徴とする請求項1または2に記載のナノボイドポリエステル繊維。
  4. 円相当径が5〜80nmである空孔数が全空孔数の85%以上あることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のナノボイドポリエステル繊維。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のナノボイドポリエステル繊維を含む繊維構造体。
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