JP2008302496A - ロボットアームの制御装置及び制御方法、ロボット、及びロボットアームの制御プログラム - Google Patents

ロボットアームの制御装置及び制御方法、ロボット、及びロボットアームの制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】多関節型のロボットアームであっても安全に人と接触することができ、さらに、人の動きに応じた最適な接触動作が可能で、人へ接触のダメージを与えることなく人と共存できる安全なロボットアームの動作制御を実現できるロボットアームの制御装置などを提供する。
【解決手段】ロボットアームの制御装置であって、人接近検知手段3が人の接近を検知した時に、人運動検出手段2の検出した人の運動に基づいてロボットアーム8の各関節部ごとに個別にインピーダンスを設定することで人とロボットアーム8の衝突に対応する衝突対応動作制御手段で制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、家庭用ロボット等、人との物理的な接触の可能性のあるロボットアームの制御装置及び制御方法、ロボット、及びロボットアームの制御プログラムに関する。
近年、ペットロボットなどの家庭用ロボットの開発が盛んに行われており、将来は家事支援ロボット等、より実用的な家庭用ロボットが実用化されるものと期待されている。家庭用ロボットは、家庭内に入り人と共生する必要があるため、人との物理的な接触が不可欠であり、安全性の面から、柔軟であることが必要とされる。
こうした課題に対し、従来技術としては、特許文献1(特開平10−329071号公報)において、ロボットアームに加わった人との接触力を検知し、アームに大きな力が加わった時には復元力を小さくし安全性を高め、アームに微少な力が加わっている時には復元力を大きくし動作精度を確保する制御装置を開示している。
また、特許文献2には、図11Aに示すように、障害物が存在する環境とロボット513との接触部およびその接触力をそれぞれ検知するセンサ機構515と、移動機構511およびマニピュレータ512の位置姿勢をそれぞれ計測する位置姿勢計測装置514と、前記接触力と位置姿勢とからロボット513の接触力回避動作を計算する計算機517と、この計算機517の計算結果によって移動機構511とマニピュレータ512とを駆動させるアクチュエータ516とを有する制御装置が開示されており、障害物が存在する環境とロボット513との接触時には、移動機構511とマニピュレータ512との両者の連携動作により回避動作を行うようにしている。
また、特許文献3には、図12に示すように、エンドエフェクタ411を有するロボット401に作用したことを力覚センサ412で検出した外部環境からの力に対して、リアルタイムに外部環境の剛性係数を推定して、モータ413aの制御によりロボット401のアーム410を駆動制御するインピーダンス制御装置が開示されている。
特開平10−329071号公報 特開2005−59161号公報 特開2004−223663号公報
しかしながら、上記従来制御装置では、多関節型のロボットアームへの適用を考慮しておらず、多関節型のロボットアームの場合において安全性が保証された制御装置となっていない。
また、上記従来制御装置では、接触する人の動きを考慮しておらず、人の動きに合わせた最適な制御になっていない。
また、特許文献2では、図11B及び図11Cに示すように、ロボット513における、障害物が存在する環境との接触部532を、接触力531の方向に接触回避経路526沿いに移動させることで、回避動作527を行うことで、環境からの接触力531を小さくし、最終的に接触がなくなるようにしている。また、図11D及び図11Eに示すように、ロボット513における、障害物が存在する環境との接触部532の接触面を、接触力531により発生するモーメント533の方向に傾けるとともに、前記接触部を、任意の大きさの円526を描くように移動させることで、回避動作527を行うことで、環境からの接触力531を小さくし、最終的に接触がなくなるようにしている。しかしながら、それぞれの回避動作527の具体的な動作制御については、何ら開示はされていない。
また、特許文献3については、図12に示すように、算出された外部環境の剛性係数と相関関係をもってロボット側のインピーダンス特性を変化させ、これらの値を用いてエンドエフェクタ411の位置を算出するものであって、エンドエフェクタ411の位置にしか着目しておらず、人へ接触のダメージを与えないようにするためのアーム410の具体的な動作制御については全く開示されていない。
本発明の目的は、上記従来の制御装置の課題を解決し、多関節型のロボットアームであっても安全に人と接触することができ、さらに、人の動きに応じた最適な接触動作が可能で、人へ接触のダメージを与えることなく人と共存できる安全なロボットアームの動作制御を実現できるロボットアームの制御装置及び制御方法、ロボット、及びロボットアームの制御プログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は以下のように構成する。
本発明の第1態様によれば、多関節型ロボットアームの制御装置であって、
人または移動体と上記多関節型ロボットアームの衝突位置を取得する衝突位置取得手段と、
上記衝突位置取得手段が取得した、上記人または移動体と上記多関節型ロボットアームの上記衝突位置に基づいて上記衝突位置の属する上記多関節型ロボットアームのリンクより根元部に近い側の関節部の剛性を他の関節部の剛性よりも低下させる衝突対応動作を行なうように制御する衝突対応動作制御手段とを有するロボットアームの制御装置を提供する。
本発明の第9態様によれば、多関節型ロボットアームの制御方法であって、
上記ロボットアームに接近する人または移動体の運動を運動検出手段で検出し、
上記運動検出手段で検出された上記人または移動体の運動検出結果に基づいて上記ロボットアームに上記人または移動体が接近したことを接近検知手段で検知し、
上記接近検知手段により上記人または移動体の接近を検知したときに、上記運動検出手段で検出した上記人または移動体の上記運動に基づいて上記人または移動体と上記多関節型ロボットアームの上記衝突位置を推定して上記衝突位置を衝突位置取得手段で取得するとともに、衝突対応動作制御手段により、上記衝突位置取得手段で取得した上記衝突位置の属する上記多関節型ロボットアームのリンクより根元部に近い側の関節部の剛性を他の関節部の剛性よりも低下させることで、上記人と上記ロボットアームの衝突に対応する衝突対応動作を行なうように制御するロボットアームの制御方法を提供する。
本発明の第10態様によれば、上記多関節型ロボットアームと、
上記ロボットアームを制御する第1態様〜第8態様のいずれか1つに記載のロボットアームの制御装置とを有して、
上記人と上記ロボットアームの衝突に対応する上記衝突対応動作を上記衝突対応動作制御手段により行なうように制御することを特徴とするロボットを提供する。
本発明の第11態様によれば、コンピューターを、
人または移動体と多関節型ロボットアームの衝突位置を取得する衝突位置取得手段と、
上記衝突位置取得手段が取得した、上記人または移動体と上記多関節型ロボットアームの上記衝突位置に基づいて上記衝突位置の属する上記多関節型ロボットアームのリンクより根元部に近い側の関節部の剛性を他の関節部の剛性よりも低下させる衝突対応動作を行なうように制御する衝突対応動作制御手段として機能させるためのロボットアームの制御プログラムを提供する。
本発明のロボットアームの制御装置及び制御方法、ロボット、及びロボットアームの制御プログラムによれば、衝突位置取得手段と衝突対応動作制御手段とを備えるか、又は、それらの機能を備えるようにしている。このため、ロボットアームに人が接近したときに、人の運動に応じた適切な姿勢で動作したり又は適切な関節部の機械インピーダンスで動作することが可能となる。言い換えれば、上記人または移動体と上記多関節型ロボットアームの上記衝突位置に基づいて、上記衝突位置の属する上記多関節型ロボットアームのリンクより根元部に近い側の関節部の剛性を他の関節部の剛性よりも低下させることにより、根元部に近い側の関節部を動きやすくして、当該関節部で衝突時にかかる力を逃がすことができ、人に与える衝撃力が小さくなり、安全性を高くすることができる。よって、多関節型のロボットアームであっても安全に人と接触することができ、さらに、人の動きに応じた最適な接触動作が可能で、人へ接触のダメージを与えることなく人と共存できる安全なロボットアームの動作制御を実現できる。
本発明の記述を続ける前に、添付図面において同じ部品については同じ参照符号を付している。
以下に、本発明にかかる実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
以下、図面を参照して本発明における実施形態を詳細に説明する前に、本発明の種々の態様について説明する。
本発明の第1態様によれば、多関節型ロボットアームの制御装置であって、
人または移動体と上記多関節型ロボットアームの衝突位置を取得する衝突位置取得手段と、
上記衝突位置取得手段が取得した、上記人または移動体と上記多関節型ロボットアームの上記衝突位置に基づいて上記衝突位置の属する上記多関節型ロボットアームのリンクより根元部に近い側の関節部の剛性を他の関節部の剛性よりも低下させる衝突対応動作を行なうように制御する衝突対応動作制御手段とを有するロボットアームの制御装置を提供する。
本発明の第2態様によれば、上記衝突対応動作制御手段は、上記衝突位置の属する上記多関節型ロボットアームのリンクの上記根元部に最も近い側の関節部の剛性を他の関節部の剛性よりも低下させる上記衝突対応動作を行なうように制御する第1態様に記載のロボットアームの制御装置を提供する。
本発明の第3態様によれば、上記衝突対応動作制御手段は、上記衝突位置の属する上記多関節型ロボットアームのリンクより手首部に近い側の関節部の剛性を維持またはさらなる剛性を与えることで、上記衝突対応動作を行なうように制御する第1態様又は第2態様に記載のロボットアームの制御装置を提供する。
本発明の第4態様によれば、上記衝突対応動作制御手段は、上記衝突位置の属する上記多関節型ロボットアームの上記リンクより手首部に近い側の各関節部ごとに個別に関節角度を制御することで、上記衝突対応動作を行なうように制御する第1態様又は第2態様に記載のロボットアームの制御装置を提供する。
本発明の第5態様によれば、上記人または移動体の運動を検出する運動検出手段をさらに備え、
上記衝突位置取得手段は、上記運動検出手段の検出結果に基づいて上記人または移動体と上記多関節型ロボットアームの上記衝突位置を推定して上記衝突位置を取得し、
上記衝突対応動作制御手段は、上記衝突位置取得手段で推定した上記衝突位置に基づいて上記衝突対応動作を行なうように制御する第1態様又は第2態様に記載のロボットアームの制御装置を提供する。
本発明の第6態様によれば、上記運動検出手段の検出結果に基づいて上記ロボットアームに上記人または移動体が接近したことを検知する接近検知手段をさらに備え、
上記衝突対応動作制御手段は、上記接近検知手段が上記人または移動体の接近を検知したときに、上記衝突対応動作を行なうように制御する第5態様に記載のロボットアームの制御装置を提供する。
本発明の第7態様によれば、上記衝突対応動作制御手段は、上記運動検出手段の検出した上記人または移動体の運動の速度成分に基づいて、上記衝突対応動作を行なうように制御する第5態様又は第6態様に記載のロボットアームの制御装置を提供する。
本発明の第8態様によれば、上記運動検出手段は、上記人または移動体の位置と移動速度を検出して上記人の運動を検出する第5〜7態様のいずれか1つに記載のロボットアームの制御装置を提供する。
本発明の第9態様によれば、多関節型ロボットアームの制御方法であって、
上記ロボットアームに接近する人または移動体の運動を運動検出手段で検出し、
上記運動検出手段で検出された上記人または移動体の運動検出結果に基づいて上記ロボットアームに上記人または移動体が接近したことを接近検知手段で検知し、
上記接近検知手段により上記人または移動体の接近を検知したときに、上記運動検出手段で検出した上記人または移動体の上記運動に基づいて上記人または移動体と上記多関節型ロボットアームの上記衝突位置を推定して上記衝突位置を衝突位置取得手段で取得するとともに、衝突対応動作制御手段により、上記衝突位置取得手段で取得した上記衝突位置の属する上記多関節型ロボットアームのリンクより根元部に近い側の関節部の剛性を他の関節部の剛性よりも低下させることで、上記人と上記ロボットアームの衝突に対応する衝突対応動作を行なうように制御するロボットアームの制御方法を提供する。
本発明の第10態様によれば、上記多関節型ロボットアームと、
上記ロボットアームを制御する第1態様〜第8態様のいずれか1つに記載のロボットアームの制御装置とを有して、
上記人と上記ロボットアームの衝突に対応する上記衝突対応動作を上記衝突対応動作制御手段により行なうように制御することを特徴とするロボットを提供する。
本発明の第11態様によれば、コンピューターを、
人または移動体と多関節型ロボットアームの衝突位置を取得する衝突位置取得手段と、
上記衝突位置取得手段が取得した、上記人または移動体と上記多関節型ロボットアームの上記衝突位置に基づいて上記衝突位置の属する上記多関節型ロボットアームのリンクより根元部に近い側の関節部の剛性を他の関節部の剛性よりも低下させる衝突対応動作を行なうように制御する衝突対応動作制御手段として機能させるためのロボットアームの制御プログラムを提供する。
以下に、本発明にかかる実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態における多関節型のロボットアームの制御装置1の構成及びその制御対象である多関節型のロボットアーム8の構成を示す図である。このロボットアームの制御装置1は、上記第1実施形態のロボットアームの制御方法を実施するものであって、多関節型のロボットアーム8を備えたロボットに使用可能であり、後述するように、多関節型のロボットアーム8の制御プログラムとしても使用可能なものである。
図1において、2は運動検出手段の一例としての人運動検出手段であり、カメラなどの画像撮像装置36で撮像された画像データにより画像認識処理を人運動検出手段2で行い、ロボットアーム8に接近する人38の位置並びに移動速度及び移動方向の情報を人運動検出手段2で検出する。
3は接近検知手段の一例としての人接近検知手段であり、人運動検出手段2による検出結果である人位置の情報と、後述する動作制御手段7から得られるロボットアーム8の関節角度情報より求められるロボットアーム8の姿勢の情報との関係より、ロボットアーム8に人38が接近していることを検知する。
5は衝突位置取得手段の一例としての衝突位置推定手段であり、人運動検出手段2で検出した、接近する人38の位置の情報、並びに、人38の移動速度及び移動方向すなわち移動速度ベクトル情報より、ロボットアーム8と人38との衝突予定位置(衝突位置として取り扱い可能な位置)を推定し、推定結果を、後述する衝突対応動作生成手段6に出力する。
4は衝突対応動作制御手段であり、ロボットアーム8で作業を遂行する際のロボットアーム8の動作の制御(具体的には、上記ロボットアーム8の機械インピーダンスの値の制御)を行い、人接近検知手段3がロボットアーム8への人38の接近を検知した際には、人運動検出手段2の検出結果に基づき、人38とロボットアーム8の衝突時の衝突対応動作を制御する。
衝突対応動作制御手段4は、衝突対応動作生成手段6、及び動作制御手段7とより構成される。
衝突対応動作生成手段6は、衝突位置推定手段5が推定した衝突予定位置において、ロボットアーム8と人38が接触するときのロボットアーム8の関節目標軌道及び関節目標の機械インピーダンス値を計算して、計算結果を動作制御手段7に出力する。
動作制御手段7は、ロボットアーム8の手先の位置姿勢を制御し、目標とする作業をロボットアーム8の手先で実現すると共に、人38が接近した場合には、衝突対応動作生成手段6が生成した関節目標軌道に追従するように制御を切り換えると同時に、衝突対応動作生成手段6が生成した関節目標の機械インピーダンス値になるようにロボットアーム8の各関節部の機械インピーダンスの値を制御するインピーダンス制御を行う。ここで、ロボットアーム8の各関節部は、後述するように、D/Aボード21及びA/Dボード22に接続されたモータドライバ19を介して、各関節部の駆動装置の一例としてのモータ34がインピーダンス制御の下に駆動されてそれぞれ屈曲動作が行われるようになっている。
制御装置1は、ハードウェア的には一般的なパーソナルコンピュータにより構成されており、人運動検出手段2、人接近検知手段3、衝突位置推定手段5、衝突対応動作生成手段6、及び、動作制御手段7のうちの入出力IF(入出力インターフェース)20を除く部分は、パーソナルコンピュータで実行可能な制御プログラム18としてソフトウェア的に実現される。
入出力IF20は、パーソナルコンピュータのPCIバスなどの拡張スロットルに接続された、D/Aボード21、A/Dボード22、カウンタボード23により構成される。
ロボットアーム8の動作を制御するための制御プログラム18が実行されることにより制御装置1が機能しており、ロボットアーム8の各関節部のモータ34に連結されたエンコーダ35より出力される関節角度情報がカウンタボード23を通じて制御装置1に取り込まれ、制御装置1によって各関節部の回転動作での制御指令値が算出される。算出された各制御指令値は、D/Aボード21を通じてモータドライバ19に与えられ、モータドライバ19から送られた各制御指令値に従って、ロボットアーム8の各関節部のモータ34が駆動される。
ロボットアーム8は、4自由度の多リンクマニピュレータであり、ハンド9と、ハンド9が取付けられる手首部10を先端に有する第2リンク11と、第2リンク11が回転可能に連結される第1リンク12と、第1リンク12が回転可能に連結支持される台部13とを有している。手首部10は、第3関節部16及び第4関節部17の2つの回転軸(上下方向沿いの回転軸と横方向沿いの回転軸)を有しており、第2リンク11に対するハンド9の相対的な姿勢(向き)を変化させることができる。第2リンク11の他端は第1リンク12の先端に対して第2関節部15の上下方向沿いの回転軸周りに回転可能とし、第1リンク12の他端は台部13に対して第1関節部14の上下方向沿いの回転軸周りに回転可能として、合計4個の軸周りに回転可能として上記4自由度の多リンクマニピュレータを構成している。
各軸の回転部分を構成する各関節部には、各関節部で連結される2つの部材のうちの一方の部材に備えられかつ後述するモータドライバ19により駆動制御される回転駆動装置の一例としてのモータ34(実際には、ロボットアーム8の各関節部の内部に配設されている)と、モータ34の回転軸の回転位相角(すなわち関節角)を検出するエンコーダ35(実際には、ロボットアーム8の各関節部の内部に配設されている)とを備えて、モータ34の回転軸が、各関節部で連結される2つの部材のうちの他方の部材に連結されて上記回転軸を正逆回転させることにより他方の部材を一方の部材に対して各軸周りに回転可能とするように構成している。
32は、台部13の下側固定部に対して相対的な位置関係が固定された絶対座標系であり、その原点をOとする。33は、ハンド9に対して相対的な位置関係が固定された手先座標系である。絶対座標系32から見た手先座標系33の原点位置Oe(x、y)をロボットアーム8の手先位置、絶対座標系32から見た手先座標系33の姿勢(φ、θ)をロボットアーム8の手先姿勢とし、手先位置・姿勢ベクトルrをr=[x、y、φ、θ]と定義する。ロボットアーム8の手先位置及び姿勢を制御する場合には、手先位置・姿勢ベクトルrを目標手先位置・姿勢ベクトルrwdに追従させるように制御装置1で制御することになる。
次に、制御装置1を構成する各機能ブロックについて、詳細構成と動作について説明する。
人運動検出手段2には、画像撮像装置36で撮影した画像データが入力され、人運動検出手段2での画像認識処理により、ロボットアーム8が配置された部屋の天井から床を見下ろしたときの人38の2次元位置X(x,y)及び人38の移動速度ベクトルV(v,v)が検出され、2次元位置X(x,y)及び移動速度ベクトルV(v,v)の情報が人運動検出手段2から人接近検知手段3及び衝突位置推定手段5へ出力される。
人接近検知手段3は、図2に示す衝突警戒領域100を定義し、人38がこの領域100に入ったかどうかで、人38がロボットアーム8に接近したかどうかの検知判断を行なう。
衝突警戒領域100の基端側の扇形領域100Aは、第1リンク12の長さLのα倍、すなわちαを半径とし、第1関節軸(第1関節部14の回転軸)を要に、第1関節部14の関節角qの、例えば、第1リンク12の中心軸を中心とした±β°の角度の領域とする。また、衝突警戒領域100の先端側の扇形領域100Bは、第2リンク11の長さLとハンド9の長さLのα倍、すなわちα(L+L)を半径とし、第2関節軸(第2関節部15の回転軸)を要に、第2関節部15の関節角qの、例えば、第2リンク11の中心軸を中心とした±β°の角度の領域とする。このようにすれば、速度に比例して扇形領域の範囲を変化させても、ハンド9の先が、先端側の扇形領域100Bの外に出るのを確実に防止できる。
衝突警戒領域100を定義するα、α、β、βの値は、任意の値であるが、例えばロボットアーム8を動作させる手先速度Vr={(dx/dt)2+(dy/dt)2}1/2を基にこれらの値を決めることができ、手先速度Vrに比例してα、α、β、βの値を大きくするように決めてやれば、ロボットアーム8の動作速度が大きい場合には衝突警戒領域100の面積が大きくなり、安全性を向上させることができる。
この第1実施形態では、例えば、手先速度Vrの単位をm/sとするとともに、VはVrの大きさによってVrに比例する値又は定数となるものとして、α=1.2V、α=1.2V、β=24V、β=24Vとする。ただし、Vは、
Figure 2008302496

の場合、V=1.9Vで定義される値(変数)であり、V<0.5[m/s]の場合、V=0.95と定数として定義される値(変数)である。
このようにすれば手先速度が0.5[m/s]以上の時には手先速度の大きさに比例して衝突警戒領域100の大きさが決まり、また、0.5[m/s]未満の時にはα=1.14、α=1.14、β=22.8、β=22.8と固定値になり、手先速度が小さい場合でも、ある程度の大きさの衝突警戒領域100が確保される。
人接近検知手段3は、人運動検出手段2の検出した人38の位置の情報と、動作制御手段7から得られるロボットアーム8の関節角度情報より、人38とロボットアーム8の相対関係を算出し、人38が衝突警戒領域100に入れば、衝突対応動作制御手段4に人侵入を通知する。
衝突位置推定手段5は、人運動検出手段2の検出した人38の位置の情報及び移動速度ベクトルの情報から人38との衝突予定位置
Figure 2008302496
を推定して衝突対応動作生成手段6に出力する。
例えば、図3Aに示すように、速度ベクトルV(v,v)の延長線と垂直に交わり、ロボットアーム8の第1関節部14の回転軸を通る直線Aを考える。直線Aと絶対座標系32のx軸がなす角度をq1iとし、速度ベクトルV(v,v)の延長線と直線Aとの交点を、衝突予定位置
Figure 2008302496
とすると、角度q1iは以下の式で与えられ、
Figure 2008302496
は以下の式(1)〜(3)で与えられる。
Figure 2008302496
Figure 2008302496
Figure 2008302496
次に、図3A〜図3Cを使い、衝突対応動作生成手段6の詳細について説明する。
衝突対応動作生成手段6は、図3Aの通常作業時の状態(現在状態)から図3Bの衝突受け止め姿勢への関節目標軌道を生成する。
ロボットアーム8の第1リンク12の中心軸の線が衝突予定位置
Figure 2008302496
に重なるよう第1関節部14の角度q1iを衝突対応動作生成手段6により決定する。すなわち、q1i=atan2(y,x)である。ただし、atan2(y,x)=arg(y+jx)であり、jは虚数、argは複素数の偏角である。また、第2関節部15の角度q2iは、人38をロボットアーム8が囲うようにするために、例えば60°という固定値とする。
衝突対応姿勢時のロボットアーム8の第1関節部14の角度はqliとする。また、第2関節部15の角度q2iに関しては、衝突予定位置
Figure 2008302496
と絶対座標系32の原点O間の距離Lxiに応じて、以下の接触パターン(1)〜(3)の3パターンで変化させるとする。
図3Bに示す接触パターン(1):
Figure 2008302496

の場合、q2i=90°とする。
図3Cに示す接触パターン(2):
Figure 2008302496

の場合、q2i={(Lxi−L)/0.4×L}×90°とする。
図3Dに示す接触パターン(3):L×1.2<Lxiの場合、q2i=0°とする。
このようにすれば、ロボットアーム8は、以下のような姿勢を伴うインピーダンス制御動作を行なうことができる。
上記接触パターン(1)の場合、図3Bに示すように、人38との接触は第1リンク12で発生し、第2リンク11は第1リンク12に対して90°折れ曲がるような姿勢になるため、ロボットアーム8は人38を囲うような姿勢となる。
上記接触パターン(2)の場合、図3Cに示すように、人38との接触は第2関節部15付近で発生し、人38との接触位置に応じて、第2関節部15の開き角度q2iが変化する姿勢になる。
上記接触パターン(3)の場合、図3Dに示すように、人38との接触は第2リンク11で発生し、第2関節部15の角度q2iは0°となり、ロボットアーム8は第1リンク12と第2リンク11が一直線上にある姿勢となる。
このようなインピーダンス制御動作において、ロボットアーム8の関節角度の現在値(q、q)から、接触動作時の関節角度(q1i、q2i)への目標軌道である関節角度目標値qnd(t)は、以下の5次多項式補間により衝突対応動作生成手段6で計算して求める。ここで、tは時間である。
Figure 2008302496

ただし,
Figure 2008302496
Figure 2008302496
Figure 2008302496
Figure 2008302496
Figure 2008302496
Figure 2008302496
Figure 2008302496

である。また、tはインピーダンス制御動作の動作終了時間である。
衝突対応動作生成手段6は、関節角度目標値として、式(4)で計算される関節角度目標値qnd(t)を動作制御手段7へと出力する。
また、衝突対応動作生成手段6は、接触パターン(1)〜(3)及び衝突時の人38の速度成分に応じて、図3B〜図3Dの衝突対応姿勢時の各関節部の機械インピーダンス値を決定する。機械インピーダンス値の設定パラメータとしては、慣性I、粘性D、剛性Kがある。
接触パターン(1)及び(2)の場合:接触時の人38の速度の第1及び第2リンク12,11に垂直な成分vi1、vi2に応じて、各関節部の機械インピーダンスパラメータを、I=K/vin、D=K/Vin、K=K/Vinにより決定する。ただし、n=1、2である。また、K、K、Kは定数ゲインであり、具体的数値は安全な動作となるように実験的に求める。また、各パラメータの上限値Imax、Dmax、Kmaxを定め、計算値がこれらの上限値を超える場合、各パラメータは上限値に等しいとする。
接触パターン(3)の場合:第1関節部14に関してはI=Imax、D=Dmax、K=Kmaxとし、第2関節部15に関しては、接触時の人38の速度の第2リンク11に垂直な成分vi2に応じて、第2関節部15の機械インピーダンスパラメータを、I=K/vi2、D=K/Vi2、K=K/Vi2により決定する。
手首部10の機械インピーダンスに関しては、常に、上限値I=Imax、D=Dmax、K=Kmax、ただし、(n=3,4)とする。
上限値は十分大きな値とし、例えば、Imax=Dmax=Kmax=10000、ただし、(n=1,2,3,4)とする。
上記のように関節部の機械インピーダンスを決定すれば、接触パターン(1)及び(2)では、例えば、人38が第1リンク12にほぼ垂直に衝突する場合、vi2≒0であるので、第1関節部14では、インピーダンス制御動作前よりも機械インピーダンス値が小さく設定されて第1関節部14が柔軟になり、第2関節部15及び第3関節部16及び第4関節部17では、インピーダンス制御動作前よりも機械インピーダンス値が上限値に設定されて第2関節部15及び第3関節部16及び第4関節部17が固くなる。すなわち、第1リンク12の衝突位置の属する第1リンク12よりも根元部(台部13)に近い側である第1関節部14の剛性を、他の関節部例えば第2関節部15及び第3関節部16及び第4関節部17の剛性よりも低下させる衝突対応動作を衝突対応動作制御手段4により行なうことができる。したがって、第1関節部14の柔軟性により、衝突の衝撃が緩和されると共に、第2関節部15が固いことで、衝突の反動で第2リンク11が不用意に動いて第2リンク11が人38に衝突してしまうこともなく、安全性が確保される。また、第1リンク12と第2リンク11でL字形を構成して人38を囲うようにすることにより、人38の前側及び横側の2方向での支えとして働くことができて、人38が転倒するのを防ぎ(人38が転倒しかけたときに第1リンク12又は第2リンク11に人38が捉まることにより、人38が転倒するのを防ぐことができて)、より安全性を高めることができる。
また、接触パターン(2)において、第2リンク11に垂直な速度成分vi2がある場合でも、速度成分vi2に応じて第2関節部15の剛性が低く設定されて第2関節部15が柔らかくなることになるので、安全性を確保することができる。
また、接触パターン(3)では、インピーダンス制御動作前よりも第1関節部14が固く、人38の移動速度の第2リンク11に垂直な成分vi2に応じて、衝突予定位置の属する第2リンク11の衝突予定位置よりも根元部(台部13)に最も近い側の関節部である第2関節部15がインピーダンス制御動作前よりも柔らかく設定されるため、人38が第2リンク11に衝突する衝撃を、第2関節部15の柔軟性で吸収できるため、安全性を確保することができる。また、上記とは逆に、第1関節部14を柔らかく、第2関節部15を固く設定する場合に比べて、衝突時にかかる慣性は第2リンク11の慣性が主であり、第1リンク12の慣性はかからないため、衝突時の衝撃を小さくすることができる。
なお、接触パターン(3)では、第1関節部14を柔らかく、第2関節部15を固く設定する場合の他に、第1関節部14と第2関節部15を共に、他の第3関節部16及び第4関節部17よりも柔らかく、すなわち、衝突予定位置の属する第2リンク11より根元部(台部13)に近い側の全ての関節部を、それ以外の関節部よりも柔らかくする方法も考えられる。
この方法では、関節部に可動範囲がある場合に、より安全にすることが可能である。各関節部に可動範囲がある場合、衝突により関節部が動作し、可動範囲を越えるとそれ以上は関節部を動かすことができなくなるため、柔軟性を発揮することができなくなる。しかし、根元部(台部13)に近い側の関節部を、それ以外の関節部よりも、すべて柔らかくする場合、第1関節部14と第2関節部15の可動範囲が加算され、より大きな可動範囲が取れるため、柔軟性を発揮できる範囲が大きくなり安全性を高くすることができる。
次に、図4を使い、動作制御手段7の詳細について説明する。
図4において、8は制御対象である図1に示したロボットアームである。ロボットアーム8からは、それぞれの関節軸のエンコーダ35により計測された関節角の現在値(関節角度ベクトル)q=[q,q,q,qが出力され、カウンタボード23により制御装置に取り込まれる。ただし、q,q,q,qは、それぞれ、第1関節部14、第2関節部15、第3関節部16、第4関節部17の関節角度である。
24は作業目標軌道生成手段であり、目標とするロボットアーム8の作業を実現するための手先位置・姿勢目標ベクトルrwdが出力される。図7に示すように、目標とするロボットアーム8の動作は、目的とする作業に応じて、ティーチングによるポイントごとの位置(rwd0、rwd1、rwd2・・・)が事前に与えられており、目標軌道生成手段24は多項式補間を使用し、各ポイントごとの位置間の軌道を補完し、手先位置・姿勢目標ベクトルrwdを生成する。ただし、上記位置rwd0は時間t=0のときの位置、rwd1は時間t=tのときの位置、rwd2は時間t=tのときの位置と仮定する。
目標軌道生成手段24から逆運動学計算手段25に入力された手先位置・姿勢目標ベクトルrwdは、逆運動学計算手段25により関節目標ベクトルqwdへと変換される。
26は目標軌道切換手段であり、目標軌道切換手段26には、逆運動学計算手段25から関節目標ベクトルqwdが、衝突対応動作生成手段6から衝突対応動作関節目標ベクトルqidが、人接近検知手段3から衝突対応動作切換指令がそれぞれ入力されている。通常は、作業目標軌道生成手段24により生成された手先位置・姿勢目標ベクトルrwdが逆運動学計算手段25により変換された関節目標ベクトルqwdを目標軌道切換手段26は選択し、関節目標ベクトルqとして目標軌道切換手段26から出力する。しかしながら、人接近時に人接近検知手段3から衝突対応動作切換指令を目標軌道切換手段26が受け取ると、衝突対応動作生成手段6から入力された接触動作関節目標ベクトルqidを目標軌道切換手段26は選択し、関節目標ベクトルqとして目標軌道切換手段26から出力する。
27はトルク推定手段であり、人38とロボットアーム8の接触によってロボットアーム8の各関節部に加わる外力トルクを推定する。トルク推定手段27には、モータドライバ19の電流センサで計測された、ロボットアーム8の各関節部を駆動するモータ34を流れる電流値i=[i,i,i,iがA/Dボード22を介して取り込まれ、また、関節角の現在値q及び、後述する関節角度誤差補償出力uqeが関節誤差補償手段30から取り込まれる。トルク推定手段27は、オブザーバーとして機能し、以上の電流値i、関節角の現在値q、関節角度誤差補償出力uqeよりロボットアーム8に加わる外力により、各関節部に発生するトルクτext=[τ1ex、τ2ext、τ3ext、τ4extを算出する。
関節インピーダンス計算手段28は、ロボットアーム8に機械インピーダンスを実現する機能を果たす部分であり、人38が接近していない通常動作の際は0を関節インピーダンス計算手段28から位置制御系31の入力側に出力する。一方、人38が接近し、衝突対応動作生成手段6から接触動作切換指令を受け取ると、衝突対応動作生成手段6で設定された機械インピーダンスパラメータI、D、Kと、関節角の現在値qと、トルク推定手段27が推定した外力トルクτextより、ロボットアーム8の各関節部ごとに機械インピーダンスを実現するための関節目標補正出力qdΔを以下の式(12)により関節インピーダンス計算手段28で計算し、位置制御系31の入力側に出力する。関節目標補正出力qdΔは、目標軌道切換手段26の出力する関節目標qに位置制御系31の入力側で加算され、補正関節目標ベクトルqdmが生成されて位置制御系31に入力される。
Figure 2008302496
ただし、
Figure 2008302496
Figure 2008302496
Figure 2008302496
であり、sはラプラス演算子である。
30は位置制御系31内の関節誤差補償手段であり、ロボットアーム8において計測される関節角度ベクトルの現在値qと、関節補正目標ベクトルqdmとの誤差qが関節誤差補償手段30に入力され、関節誤差補償手段30から関節誤差補償出力uqeがロボットアーム8に向けて出力される。
関節誤差補償出力uqeは、D/Aボード21を介してモータドライバ19に電圧指令値として与えられ、各関節軸が正逆回転駆動されてロボットアーム8が動作する。
なお、上記動作制御手段7は、上記したように、目標軌道生成手段24と逆運動学計算手段25と目標軌道切換手段26とトルク推定手段27と関節インピーダンス計算手段28と位置制御系31とより構成されている。
以上のように構成される動作制御手段7に関して動作の原理について説明する。
動作の基本は、関節誤差補償手段30による関節ベクトル(関節角の現在値)qのフィードバック制御(位置制御)であり、図4の点線で囲まれた部分が位置制御系31になっている。関節誤差補償手段30として、例えば、PID補償器を使用すれば、関節誤差qが0に収束するように制御が働き、目標とするロボットアーム8の動作が実現する。
人38の衝突警戒領域100への侵入を人接近検知手段3により検知した場合、上記説明した位置制御系31に対し、関節インピーダンス計算手段28により関節目標補正出力qdΔが、目標軌道切換手段26の出力する関節目標qに位置制御系31の入力側で加算され、関節部の目標値の補正が行われる。このために、上記した位置制御系31は、関節部の目標値が本来の値より微妙にずれることになり、結果的に機械インピーダンスが実現される。関節目標補正出力qdΔは式(12)により関節インピーダンス計算手段28で算出されるため、慣性I、粘性D、剛性Kの機械インピーダンスが実現される。
以上の原理に基づく動作制御手段7の動作を実現する制御プログラムの実際の動作ステップについて、図5のフローチャートに基づいて説明する。
ステップ1では、エンコーダ35により計測された関節角度データ(関節変数ベクトル又は関節角度ベクトルq)が制御装置1に取り込まれる。
次いで、ステップ2では、制御装置1のメモリ(図示せず)に予め記憶されていたロボットアーム8の動作制御プログラム18に基づき、動作制御手段7の作業目標軌道生成手段24によりロボットアーム8の手先位置・姿勢目標ベクトルrwdが計算される。
次いで、ステップ3では、手先位置・姿勢目標ベクトルrwdが、逆運動学計算手段25において関節目標qwdに変換される。
次いで、ステップ4では、目標軌道切換手段26により目標軌道の切換が行われる。人38の衝突警戒領域100への侵入がない場合には、作業動作を実行するため、ステップ5Aへ進む。一方、人38の衝突警戒領域100への侵入があった場合には、衝突対応動作を実行するためステップ5Bへ処理を進める(目標軌道切換手段26での処理)。
ステップ5Bでは、関節目標ベクトルqを、衝突対応動作生成手段6が生成した接触動作関節目標ベクトルqidとする(目標軌道切換手段26での処理)。その後、ステップ6に進む。
ステップ5Aでは、関節目標ベクトルqを関節目標qwdとする。(目標軌道切換手段26での処理)。その後、ステップ8に進む。
ステップ6では、それぞれのモータ34の駆動電流値iと、関節角度データ(関節角度ベクトル(関節角の現在値)q)と、関節角度誤差補償出力uqeから、ロボットアーム8の関節部における外力トルクτextが、トルク推定手段27により計算される(トルク推定手段27での処理)。
次いで、ステップ7では、衝突対応動作生成手段6において設定された機械インピーダンスパラメータI、D、Kと、関節角度データ(関節角度ベクトルq)と、トルク推定手段27により計算されたロボットアーム8に加わる外力トルクτextから、関節目標補正出力qdΔが、関節インピーダンス計算手段28により計算される(関節インピーダンス計算手段28での処理)。
次いで、ステップ8では、関節目標ベクトルqと関節目標補正出力qdΔの和として補正関節目標ベクトルqdmが計算されて位置制御系31に入力される。
次いで、ステップ9では、補正関節目標ベクトルqdmと現在の関節ベクトルqとの差である関節部の誤差qが関節誤差補償手段30に入力され、関節角度誤差保証出力uqeが関節誤差補償手段30で計算される(関節誤差補償手段30での処理)。関節誤差補償手段30の具体例としてはPID補償器が考えられる。定数の対角行列である比例、微分、積分の3つのゲインを適切に調整することにより、関節誤差が0に収束するように制御が働く。
次いで、ステップ10では、関節角度誤差補償出力uqeがD/Aボード21を通じ、モータドライバ19に与えられ、それぞれの関節部のモータ34を流れる電流量を変化させることによりロボットアーム8のそれぞれの関節軸の回転運動が発生する。
以上のステップ1〜ステップ10が制御の計算ループとして繰り返し実行されることにより、ロボットアーム8の動作の制御が実現する。
次に、本発明の第1実施形態における制御装置1の全体的な動作について、ロボットアーム8のハンド9で物体を把持し、運搬する作業を例に、図6のフローチャートに基づいて説明する。
ステップ21では、人運動検出手段2において、画像撮像装置36の画像データより画像認識処理を行い、ロボットアーム8に接近する人38の位置並びに移動速度及び移動方向の情報を検出する。
次いで、ステップ22では、人38の衝突警戒領域100への侵入判断が人接近検知手段3により行なわれ、侵入無しと人接近検知手段3で判断された場合には、ステップ23へ進む。
ステップ23では、ロボットアーム8は動作制御手段7により動作制御されて、ロボットアーム8のハンド9で物体を把持し、運搬する作業動作を行なう。
ステップ23の後はステップ21に戻り、人接近検知手段3で人38の侵入が確認されない限り、ステップ21→ステップ22→ステップ23→ステップ21・・・のループが繰り返され、ロボットアーム8は通常の上記物体把持及び運搬作業を実行する。
ステップ22において人38の侵入が確認された場合、ステップ24へ進み、衝突位置推定手段5により衝突予定位置
Figure 2008302496
が推定される。
次いで、ステップ24.1では、衝突予定位置Xと絶対座標系32の原点O間の距離Lxiを衝突対応動作生成手段6算出し、距離Lxiと長さLを衝突対応動作生成手段6比較し、式(3A)の不等式の場合を接触パターン(1)、式(3B)の不等式の場合を接触パターン(2)、その他の場合を接触パターン(3)であると、衝突対応動作生成手段6により判断する。
次いで、ステップ25では、衝突予定位置
Figure 2008302496
で衝突対応姿勢をとるための、衝突対応動作目標軌道q(t)が衝突対応動作目標軌道生成手段6において式(4)により生成される。
次いで、ステップ26では、衝突対応姿勢において設定する関節部の機械インピーダンス値が、接触パターン(1)〜(3)に応じて、また、接近する人38の移動速度に応じて、先に、関節部の機械インピーダンスを決定の仕方として述べたように、衝突対応動作目標軌道生成手段6によって設定される。
次いで、ステップ27では、動作制御手段7において、目標軌道切換手段26が動作し、衝突対応動作目標軌道q(t)が選択され、位置制御系によりロボットアーム8が動作し、衝突対応姿勢となる。また、関節インピーダンス計算手段28も動作し、ロボットアーム8の各関節部は設定した機械インピーダンス値に個別に制御される。
次いで、ステップ28では、人運動検出手段2において、画像撮像装置36の画像データより画像認識処理を行い、ロボットアーム8に接近する人38の位置並びに移動速度及び移動方向の情報を検出する。
次いで、ステップ29では、人38の衝突警戒領域100への侵入判断が人接近検知手段3で行なわれ、侵入有りと人接近検知手段3で判断された場合には、ステップ27へ戻り、人38の衝突警戒領域100からの離脱が確認されない限り、ステップ27→ステップ28→ステップ29→ステップ27・・・のループが繰り返され、ロボットアーム8は衝突対応動作を継続する。
一方、ステップ29において、人38の衝突警戒領域100への侵入無しと人接近検知手段3で判断された場合には、ステップ21へと戻り、ロボットアーム8は通常の上記物体把持及び運搬作業動作へと復帰する。
以上の動作ステップ21〜ステップ29により、ロボットアーム8による上記物体把持及び運搬作業が実現し、人38が接近した際には衝突対応動作への切換が実現する。
以上のように、人運動検出手段2、人接近検知手段3、衝突位置推定手段5、衝突対応動作制御手段4を備える事により、ロボットアーム8に人38が接近したときに、人38の運動に応じた適切な姿勢で動作し、適切な関節部の機械インピーダンスで、人38と上記ロボットアーム8の衝突に対応する衝突対応動作を制御することが可能となる。
ロボットアーム8は根元部である台部13にて床面に固定されているため、衝突予定位置より根元部(台部13)側の関節部において、他の関節部よりも剛性が低く動きやすい状態の関節部が無いと、衝突に対する抗力が発生し、衝撃力が発生してしまうことになる。しかし、本発明の上記第1実施形態によれば、ロボットアーム8の各関節部ごとに個別に機械インピーダンスを設定するとき、他の関節部よりも根元(台部13)側の関節部において剛性が低く動きやすい状態の関節部が設定されるため、その関節部で衝突時にかかる力を逃がすことができ、人に対する衝撃力は小さくなり、安全性を高くすることができる。
したがって、本発明の上記第1実施形態の制御装置1によれば、多関節型のロボットアーム8であっても安全に人と接触することができ、さらに、人の動きに応じた最適な接触動作が可能で、人へ接触のダメージを与えることなく人と共存することができる安全なロボットアーム8の動作制御を実現できる。
なお、上記第1実施形態では、ロボットアーム8の関節部の数を3としたが、これに限られるわけではなく、2関節部以上のロボットアーム8において同様の効果を発揮する。
また、上記第1実施形態では、ロボットアーム8と人との衝突を例に説明を行ったが、これに限られるわけではなく、移動ロボットや移動中のワゴン等、その他の移動体とロボットアーム8との衝突でも同様の効果を発揮する。
なお、上記第1実施形態では、衝突警戒領域100に人38が進入した場合に、一度、衝突予定位置の推定を行うとしたが、これに限られるわけではなく、継続して衝突予定位置の推定を連続的に行う方法も可能である。この場合、衝突の推定精度が向上するため、より最適な姿勢、接触パターンで対応することができ、さらに安全性を向上することができる。一方、上記第1実施形態のように、一度、衝突予定位置の推定を行う場合は、計算量が少なくでき、CPUへの不可を軽減できるという利点がある。
(第2実施形態)
図8A及び図8Bは本発明の第2実施形態におけるロボットアームの制御装置1の構成及び制御対象であるロボットアーム8の構成を示す図並びに上記第2実施形態における上記制御装置の動作制御手段の詳細構成を示すブロック線図である。本発明の第2実施形態における制御装置1の基本的な構成は、図1に示した第1実施形態の場合と同様であるので、共通部分の説明は省略し、異なる部分についてのみ以下、詳細に説明する。
本発明の第2実施形態では、画像認識処理ではなく、ロボットアーム8と人38が接触することにより発生する力を検出することにより、人運動検出及び人接近検知を行う。そのため、人運動検出手段2には、動作制御手段7のトルク推定手段27から外力トルク情報が入力される構造となっている。従って、第2実施形態における制御装置1では画像撮像装置36は不要となっている。
人運動検出手段2は、トルク推定手段27が推定した外力トルクτext=[τ1ex、τ2ext、τ3ext、τ4extを基に、以下のパターンにて、ロボットアーム8と人38の相対的な位置関係を推定する。ただし、図9A〜図9Dにおいて(ロボットアーム8を上方側から見下ろして)関節部を左回りに回そうとするトルクを正のトルクと定義する。
(1)第1関節部14の外力トルクτ1ext>0、第2関節部15の外力トルクτ2ext≒0の場合:図9Aのように、人38の第1リンク12での接触と、人運動検出手段2で推定する。
(2)第1関節部14の外力トルクτ1ext<0、第2関節部15の外力トルクτ2ext≒0の場合:図9Bのように、人38の第1リンク12での接触と、人運動検出手段2で推定する。
(3)第1関節部14の外力トルクτ1ext>0、第2関節部15の外力トルクτ2ext>0の場合:図9Cのように、人38の第2リンク11での接触と、人運動検出手段2で推定する。
(4)第1関節部14の外力トルクτ1ext<0、第2関節部15の外力トルクτ2ext<0の場合:図9Dのように、人38の第2リンク11での接触と、人運動検出手段2で推定する。
以上の4パターンによる分類を行えば、ロボットアーム8と人38の大まかな位置関係を知ることができる。また、人接近検知手段3は、第1関節部14の外力トルクτ1ext≒0、第2関節部15の外力トルクτ2ext≒0の状態から上記(1)〜(4)のパターンのいづれかに外力トルクが変化するのを検知することで、人38の接近を検知することになる。
以上の方法により、人38の概略位置を推定することで、衝突対応動作制御手段4で、位置関係に応じた姿勢、関節トルクを制御することにより、人38と共存することができる安全なロボットアーム8の動作制御が可能となる。
なお、上記第1実施形態では、人運動検出手段2を画像認識処理によるとしたが、これに限られるわけではなく、その他のセンシング手段、例えば、レーザーレーダーセンサや、超音波センサ等、人38の位置と速度が検出できるものであれば、同様の効果を発揮することができる。
また、上記第2実施形態では、トルク推定手段27の推定した外力トルクを基に人検知を行うとしたが、これに限られるわけではなく、図10に示すように、ロボットアーム8のリンク12,11など、人38が接触する可能性のある部分に接触センサ39を衝突位置取得手段の一例として設けて、接触センサ39に人38が接触することにより人検知を行うことでも、同様の効果を発揮することができる。また、接触センサと外力トルクを利用した人検知を併用すれば推定精度が向上し、さらに安全なロボットアーム8の制御を行なうことができる。
なお、上記第2実施形態では、ロボットアーム8の関節の数を3としたが、これに限られるわけではなく、2関節以上のロボットアーム8において同様の効果を発揮する。
また、上記第2実施形態では、ロボットアーム8と人との衝突を例に説明を行ったが、これに限られるわけではなく、移動ロボットや移動中のワゴン等、その他の移動体とロボットアーム8との衝突でも同様の効果を発揮する。
また、上記第1及び第2実施形態ではロボットアーム8を例に説明したが、アームに限らず、車輪により動く移動ロボットや、2足歩行ロボット、多足歩行ロボットなどの移動体でも、本体と人との接触に置いて本発明を適用することにより、本発明と同様の効果を発揮することができる。
なお、上記様々な実施形態のうちの任意の実施形態を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。
本発明のロボットアームの制御装置及び制御方法、ロボット、及びロボットアームの制御プログラムは、家庭用ロボットなど人と接する可能性があるロボットアームの動作の制御を行うロボットアームの制御装置及び制御方法、ロボット、及びロボットアームの制御プログラムとして有用である。また、家庭用ロボットに限らず、産業用ロボットや、生産設備等における可動機構の制御装置としても適用が可能である。
本発明は、添付図面を参照しながら好ましい実施形態に関連して充分に記載されているが、この技術の熟練した人々にとっては種々の変形や修正は明白である。そのような変形や修正は、添付した請求の範囲による本発明の範囲から外れない限りにおいて、その中に含まれると理解されるべきである。
本発明のこれらと他の目的と特徴は、添付された図面についての好ましい実施形態に関連した次の記述から明らかになる。
図1は、本発明の第1実施形態におけるロボットアームの制御装置の構成及び制御対象であるロボットアームの構成を示す説明図である。 図2は、本発明の上記第1実施形態における上記ロボットアームの制御装置でのロボットアームの衝突警戒領域を説明する図である。 図3Aは、上記第1実施形態における上記制御装置の人運動検出手段及び衝突位置推定手段の機能を説明する平面図である。 図3Bは、上記第1実施形態における上記制御装置の人運動検出手段及び衝突位置推定手段の機能を説明する平面図である。 図3Cは、上記第1実施形態における上記制御装置の人運動検出手段及び衝突位置推定手段の機能を説明する平面図である。 図3Dは、上記第1実施形態における上記制御装置の人運動検出手段及び衝突位置推定手段の機能を説明する平面図である。 図4は、上記第1実施形態における上記制御装置の動作制御手段の詳細構成を示すブロック線図である。 図5は、上記第1実施形態における上記制御装置の動作制御手段での制御プログラムの動作ステップを表すフローチャートである。 図6は、上記第1実施形態における上記制御装置の全体的な動作ステップを表すフローチャートである。 図7は、本発明の上記第1実施形態における上記ロボットアームの制御装置の目標軌道を説明する図である。 図8Aは、本発明の第2実施形態におけるロボットアームの制御装置の構成及び制御対象であるロボットアームの構成を示す図である。 図8Bは、上記第2実施形態における上記制御装置の動作制御手段の詳細構成を示すブロック線図である。 図9Aは、本発明の上記第2実施形態における上記ロボットアームの制御装置の動作を説明する図である。 図9Bは、本発明の上記第2実施形態における上記ロボットアームの制御装置の動作を説明する図である。 図9Cは、本発明の上記第2実施形態における上記ロボットアームの制御装置の動作を説明する図である。 図9Dは、本発明の上記第2実施形態における上記ロボットアームの制御装置の動作を説明する図である。 図10は、本発明の第2実施形態におけるロボットアームの制御装置の制御対象であるロボットアームの他の構成を示す図である。 図11Aは、特許文献2にかかる従来技術のロボット制御装置の概略構成図である。 図11Bは、図11Aのロボット制御装置における接触回避動作の具体的な例を示す図である。 図11Cは、図11Aのロボット制御装置における接触回避動作の上記具体的な例を示す図である。 図11Dは、図11Aのロボット制御装置における接触回避動作の別の具体的な例を示す図である。 図11Eは、図11Aのロボット制御装置における接触回避動作の上記別の具体的な例を示す図である。 図12は、特許文献3にかかる従来技術のロボット制御装置のブロック線図である。
符号の説明
1 制御装置
2 人運動検出手段
3 人接近検知手段
4 衝突対応動作制御手段
5 衝突位置推定手段
6 衝突対応動作生成手段
7 動作制御手段
8 ロボットアーム
9 ハンド
10 手首部
11 第2リンク
12 第1リンク
13 台部
14 第1関節部
15 第2関節部
16 第3関節部
17 第4関節部
18 制御プログラム
19 モータドライバ
20 入出力IF
21 D/Aボード
22 A/Dボード
23 カウンタボード
24 作業目標軌道生成手段
25 逆運動学計算手段
26 目標軌道切換手段
27 トルク推定手段
28 関節インピーダンス計算手段
29 接触境界
30 関節誤差補償手段
31 位置制御系
32 絶対座標系
33 手先座標系
34 モータ
35 エンコーダ
36 画像撮像装置
37 画像認識手段
38 人
39 接触センサ
100 衝突警戒領域

Claims (10)

  1. 少なくとも2つのリンクと少なくとも2つの関節部とを有する多関節型ロボットアームの制御装置であって、
    人または移動体と上記多関節型ロボットアームの衝突予定位置を取得する衝突位置推定手段として機能する衝突位置取得手段と、
    上記衝突位置取得手段が取得した、上記人または移動体と上記多関節型ロボットアームの上記衝突予定位置に基づいて上記衝突予定位置の属する上記多関節型ロボットアームのリンクより根元部に近い側の関節部の剛性を他の関節部の剛性よりも低下させる衝突対応動作を衝突前に行なうように制御する衝突対応動作制御手段とを有するロボットアームの制御装置。
  2. 上記衝突対応動作制御手段は、上記衝突予定位置の属する上記多関節型ロボットアームのリンクの上記根元部に最も近い側の関節部の剛性を他の関節部の剛性よりも低下させる上記衝突対応動作を衝突前に行なうように制御する請求項1に記載のロボットアームの制御装置。
  3. 上記衝突対応動作制御手段は、上記衝突予定位置の属する上記多関節型ロボットアームの上記リンクより手首部に近い側の各関節部ごとに個別に関節角度を制御することで、上記衝突対応動作を衝突前に行なうように制御する請求項1又は2に記載のロボットアームの制御装置。
  4. 上記人または移動体の運動を検出する運動検出手段をさらに備え、
    上記衝突位置取得手段は、上記運動検出手段の検出結果に基づいて上記人または移動体と上記多関節型ロボットアームの上記衝突予定位置を推定して上記衝突予定位置を取得し、
    上記衝突対応動作制御手段は、上記衝突位置取得手段で取得した上記衝突予定位置に基づいて上記衝突対応動作を衝突前に行なうように制御する請求項1又は2に記載のロボットアームの制御装置。
  5. 上記運動検出手段の検出結果に基づいて上記ロボットアームに上記人または移動体が接近したことを検知する接近検知手段をさらに備え、
    上記衝突対応動作制御手段は、上記接近検知手段が上記人または移動体の接近を検知したときに、上記衝突対応動作を衝突前に行なうように制御する請求項4に記載のロボットアームの制御装置。
  6. 上記衝突対応動作制御手段は、上記運動検出手段の検出した上記人または移動体の運動の速度成分に基づいて、上記衝突対応動作を衝突前に行なうように制御する請求項4または請求項5に記載のロボットアームの制御装置。
  7. 上記運動検出手段は、上記人または移動体の位置と移動速度を検出して上記人の運動を検出する請求項4〜請求項6のいずれか1つに記載のロボットアームの制御装置。
  8. 少なくとも2つのリンクと少なくとも2つの関節部とを有する多関節型ロボットアームの制御方法であって、
    上記ロボットアームに接近する人または移動体の運動を運動検出手段で検出し、
    上記運動検出手段で検出された上記人または移動体の運動検出結果に基づいて上記ロボットアームに上記人または移動体が接近して上記ロボットアームの衝突警戒領域内に入ったか否かを接近検知手段で検知し、
    上記接近検知手段により上記人または移動体が接近して上記ロボットアームの衝突警戒領域内に入ったことを検知したときに、上記運動検出手段で検出した上記人または移動体の上記運動に基づいて上記人または移動体と上記多関節型ロボットアームの衝突予定位置を推定して上記衝突予定位置を衝突位置取得手段で取得するとともに、衝突対応動作制御手段により、上記衝突位置取得手段で取得した上記衝突予定位置の属する上記多関節型ロボットアームのリンクより根元部に近い側の関節部の剛性を他の関節部の剛性よりも低下させることで、上記人と上記ロボットアームの衝突に対応する衝突対応動作を衝突前に行なうように制御するロボットアームの制御方法。
  9. 上記多関節型ロボットアームと、
    上記ロボットアームを制御する請求項1〜請求項7のいずれか1つに記載のロボットアームの制御装置とを有して、
    上記人または移動体と上記ロボットアームの衝突に対応する上記衝突対応動作を上記衝突対応動作制御手段により衝突前に行なうように制御するロボット。
  10. コンピューターを、
    人または移動体と、少なくとも2つのリンクと少なくとも2つの関節部とを有する多関節型ロボットアームの衝突予定位置を取得する衝突位置取得手段と、
    上記衝突位置取得手段が取得した、上記人または移動体と上記多関節型ロボットアームの上記衝突予定位置に基づいて上記衝突予定位置の属する上記多関節型ロボットアームのリンクより根元部に近い側の関節部の剛性を他の関節部の剛性よりも低下させる衝突対応動作を衝突前に行なうように制御する衝突対応動作制御手段として機能させるためのロボットアームの制御プログラム。
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