JP2008300616A - エッチング方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】少なくとも1層のシリコン酸化膜層と少なくとも1層のシリコン窒化膜層とを含む積層膜を単一の処理ガスでエッチングするエッチング方法を提供する。
【解決手段】少なくとも1層のシリコン酸化膜層と少なくとも1層のシリコン窒化膜層とを含む積層膜を有する被処理体を、処理室内に設置し処理ガスを導入して前記積層膜のシリコン酸化層膜とシリコン窒化膜層の両方をエッチングする方法において、前記処理ガスがC(a=3〜5、b=1〜2、c=3〜10)を含むことを特徴とするエッチング方法。
【選択図】なし

Description

本発明はエッチング方法にかかり、特にシリコン酸化膜層およびシリコン窒化膜層を含む積層膜を処理ガスを用いるエッチング方法に関する。
シリコン酸化膜層およびシリコン窒化膜層とを含む積層膜をエッチングする場合には、予めフォトレジスト層にパターニングをし、異方性プラズマエッチングにより、まずシリコン窒化膜層およびフォトレジスト層に対して選択性のある第1の反応性ガスを用いてシリコン酸化膜層のみをエッチングしホールを形成する第1の工程を行う。次に、第1の工程によりシリコン窒化膜層上に堆積した異物を不活性ガス等で除去する第2の工程を行い、さらにシリコン窒化膜層をエッチングすることのできる第2の反応性ガスを用いてシリコン窒化膜層をエッチングする第3の工程を行う。その後、Si基板に対して選択性のある例えば第1の工程と同種の反応性ガスを用いてシリコン酸化膜層をエッチングする第4の工程によりホールを形成する方法がある。
また、シリコン酸化膜層とシリコン窒化膜層とを含む積層膜を連続した処理でエッチングする方法としては、特許文献1に開示されているように、CF系ガスと不活性ガスとを含む混合ガスを用いてシリコン酸化膜層をエッチングし、その後に所定量の水素ガスを添加して、シリコン窒化膜層及びその下層のシリコン酸化膜層をエッチングする方法がある。
また、シリコン酸化膜層とシリコン窒化膜層とを含む積層膜を連続した処理でエッチングする方法としては、特許文献2に開示されているように、CF系ガスとCHF系ガスとを含む混合ガスと酸素ガスさらに不活性ガスとを含む混合ガスを用いてシリコン酸化膜層とシリコン窒化膜層をエッチングする方法がある。
特開平9−129595 特開平15−86568
しかしながら、上述のような多工程を要する方法では、反応性ガスを変更するのに伴って、ガス流量やエッチング装置の電極間の電圧等、複雑なエッチング条件を変更しなければならず、製品の品質の安定性および生産効率などを低下させるという問題があった。
また、特許文献1では水素ガスを導入するため暴爆の危険性があり、流量や漏洩の管理を厳密にしなければならない等、生産管理上の問題があった。
また、特許文献2では少なくとも2種のガスを使う必要があるので多工程になる、あるいはガス流量やエッチング装置の電極間の電圧等、複雑なエッチング条件を変更しなければならず、製品の品質の安定性、および生産効率などを低下させるという問題があった。
本発明は従来のエッチング方法が有する上記問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は安全な単一の処理ガスを用いて、シリコン酸化膜層とシリコン窒化膜層とを含む積層膜のエッチングが可能な、新規かつ改良されたエッチング方法を提供することである。
前記課題を解決するため、本発明らは、少なくとも1層のシリコン酸化膜層と少なくとも1層のシリコン窒化膜層とを含む積層膜を処理室内に配置し、処理室内に処理ガスを導入して、前記積層膜のシリコン酸化膜層とシリコン窒化膜層の両方をエッチングする方法において、特定の処理ガスを用いることで、積層膜を単一の処理ガスでエッチングすることが可能であり前記課題を解決し得ることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち本発明は、
(1)少なくとも1層のシリコン酸化膜層と少なくとも1層のシリコン窒化膜層とを含む積層膜を有する被処理体を、処理室内に設置し処理ガスを導入して前記積層膜のシリコン酸化膜層とシリコン窒化膜層の両方をエッチングする方法において、前記処理ガスがC(a=3〜5、b=1〜2、c=3〜10)を含むことを特徴とするエッチング方法。
(2)前記処理ガスに酸素ガスをさらに含むことを特徴とする前記のエッチング方法。
(3)前記処理ガスにヘリウム、アルゴン、ネオン、クリプトン、キセノンから選択される0族ガスを、1種以上さらに含むことを特徴とする前記のエッチング方法。
(4)前記積層膜は、その上部に設けられたレジストをマスクとしてエッチングされることを特徴とする前記のエッチング方法。
(5)前記C(a=3〜5、b=1〜2、c=3〜10)が、不飽和結合を有する化合物であることを特徴とする前記のエッチング方法。
(6)前記C(a=3〜5、b=1〜2、c=3〜10)が、不飽和結合の少なくとも1つの炭素原子に1つの水素原子が結合された化合物であることを特徴とする前記のエッチング方法。
である。
本発明の方法によれば、マスクであるレジストの膜厚が薄い場合においても、半導体材料に対し高選択性を発現し、かつ形状の良好な矩形を有する微細なパターンをエッチング可能である。また、シリコン酸化膜およびシリコン窒化膜を同時にエッチングすることが可能であり、さらに、従来よりも使用するガスの種類が少ないため配管等設備の簡便化が図ることができる。
以下、本発明の1)処理ガス、2)当該ガスを使用するエッチング方法について詳細に説明する。
1)処理ガス
本発明に用いられる処理ガスは、C(a=3〜5、b=1〜2、c=3〜10)を含むことを特徴とする。CF系ガスとCHF系ガスの二つの構造を含有するC(a=3〜5、b=1〜2、c=3〜10)系ガスはシリコン酸化膜層とシリコン窒化膜層の両方のエッチング可能であり、また促進作用もある。さらに、分子内に不飽和結合を有するものが好適で、不飽和結合の少なくとも1つの炭素原子に1つの水素原子が結合された化合物であるものがさらに好適である。
(a=3〜5、b=1〜2、c=3〜10)を使用することによって単一の処理ガスでエッチング可能である現象のメカニズムとして、本発明者らは、以下のような過程を考えている。すなわち、C(a=3〜5、b=1〜2、c=3〜10)がプラズマ中で分解すると、フルオロカーボンに由来するCFラジカルが気相中に増えるが、このCFラジカルは、その吸着特性により、ホールの浅いところには進入できるが、深いところには進入できにくい。つまり、CFラジカルはシリコン酸化膜をエッチングすることはできるがシリコン窒化膜をエッチングすることはできない。一方、炭化水素に由来するCHラジカルは、その分子の大きさが小さいためホールの深いところまで進入してシリコン窒化膜をエッチングする。そのため、コンタクトホールの底面は炭化水素に由来するCHラジカルでエッチングされるとともに、CFラジカルの逆マイクロローディング効果(浅いところはエッチングされず、深いところがエッチングされる効果)によりコンタクトホールの側壁や肩部は保護される。これにより、ホールの底面のシリコン窒化膜のみが選択的にエッチングされるとともに、レジストはエッチングされず選択比が確保されると考えられる。
本発明の処理ガスであるC(a=3〜5、b=1〜2、c=3〜10)の具体例としては、1,3,3−トリフルオロシクロプロペン、1,3,3,4,4−ペンタフルオロシクロブテン、3,3,4,4−テトラフルオロシクロブテン、1,3,3,4,4,5,5−ヘプタフルオロシクロペンテン、1,3,4,4,5,5−ヘプタフルオロシクロペンテン、1,2,3,4,4,5,5−ヘプタフルオロシクロペンテン、3,3,4,4,5,5−ヘキサフルオロシクロペンテンなどのシクロアルケン類;
1,2,3,3,3−ペンタフルオロプロペン、1,1,3,3,3−ペンタフルオロプロペン、1,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロ−1−ブテン、1,1,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロ−1−ブテン、1,1,1,3,4,4,4−ヘプタフルオロ−2−ブテン、1,1,1,2,4,4,4−ヘプタフルオロ−2−ブテン、1,2,3,3,4,4,5,5,5−ノナフルオロ−1−ペンテン、1,1,3,3,4,4,5,5,5−ノナフルオロ−1−ペンテン、1,1,1,3,4,4,5,5,5−ノナフルオロ−2−ペンテン、1,1,1,2,4,4,5,5,5−ノナフルオロ−2−ペンテン、1,1,1,4,4,5,5,5−オクタフルオロ−2−ペンテンなどの直鎖アルケン類;
3,3,3−トリフルオロ−1−プロピン、3,3,4,4,4−ペンタフルオロ−1−ブチン、3−トリフルオロメチル−テトラフルオロ−1−ブチン、3,3,4,4,5,5,5−ヘプタフルオロ−1−ペンチンなどのアルキン類;
1,3,3−トリフルオロプロパジエン、1,3,4,4,4−ペンタフルオロ−1,2−ブタジエン、1,1,1,4,4−ペンタフルオロ−2,3−ブタジエン、1,2,3,4,4−ペンタフルオロ−1,3−ブタジエン、1,1,3,4,4−ペンタフルオロ−1,3−ブタジエン、1,3,4,4,5,5,5−ヘプタフルオロ−1,2−ペンタジエン、1,1,4,4,5,5,5−ヘプタフルオロ−1,2−ペンタジエン、1,2,3,4,5,5,5−ヘプタフルオロ−1,3−ペンタジエン、1,1,3,4,5,5,5−ヘプタフルオロ−1,3−ペンタジエン、1,1,2,4,5,5,5−ヘプタフルオロ−1,3−ペンタジエン、1,1,1,3,4,5,5−ヘプタフルオロ−2,4−ペンタジエン、1,2,3,3,4,5,5−ヘプタフルオロ−1,4−ペンタジエン、1,1,3,3,4,5,5−ヘプタフルオロ−1,4−ペンタジエン、1,1,1,4,5,5,5−ヘプタフルオロ−2,3−ペンタジエンなどのジエン類;
1,2,2,3,3,4,4−ヘプタフルオロシクロブタン、1,2,3,3,4,4−ヘキサフルオロシクロブタン、2,2,3,3,4,4−ヘキサフルオロシクロブタン、1,1,1,2,3,4,4,4−ヘキサフルオロブタン、1,1,1,3,3,4,4,4−ヘキサフルオロブタン、1,2,2,3,3,4,4,5,5−ノナフルオロシクロペンタン、1,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロシクロペンタン、2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロシクロペンタン、1,1,1,2,3,4,4,5,5−デカフルオロペンタン、1,1,1,3,3,4,4,5,5,5−デカフルオペンタンなどの飽和炭化水素などが挙げられる。これらの中でもプラズマ中で強固なデポ膜を形成できることが可能な、不飽和結合を有する、また適度な沸点という観点から1,3,4,4,5,5−ヘプタフルオロシクロペンテン、1,1,1,3,4,4,5,5,5−ノナフルオロ−2−ペンテン、1,1,1,2,4,4,5,5,5−ノナフルオロ−2−ペンテンがより好ましい。これらのガスを単一のガスとして使用できることが本発明の特徴であるが、上記記載の数種のガスを混合して使用することももちろん可能である。
本発明の処理ガスの製造方法は、特に限定されるものではないが、以下のようにして製造することができる。すなわち、1,3,3,4,4,5,5−ヘプタフルオロシクロペンテンの製造方法としては、例えば、Journal of American Chemical Society,1964年,Vol.86,5361に記載されている。当該製造方法に従って得られる1,3,3,4,4,5,5−ヘプタフルオロシクロペンテンの粗生成物を精製して得られる精製物のガスを本発明の処理ガスとして用いることができる。また、1,1,1,3,4,4,5,5,5−ノナフルオロ−2−ペンテンの製造方法としては、Journal of Fluorine Chemistry,Vol.123,227(2003)に記載の方法に従って製造することができる。当該製造法に従って得られる1,1,1,3,4,4,5,5,5―ノナフルオロ−2−ペンテンの粗生成物を精製して得られる精製物のガスを本発明の処理ガスとして用いることができる。
本発明の処理ガスは、所望により、任意の容器、例えば、従来の半導体用ガスと同様にシリンダー等の容器に充填されて、エッチングに供される。その場合、本発明の処理ガスのC(a=3〜5、b=1〜2、c=3〜10)の自身の含有量(純度に相当)としては、本発明の効果を良好に発現させる観点から、好ましくは99容量%以上、より好ましくは99.9容量%以上である。当該含有量の上限としては、通常、99.999容量%程度である。また、処理ガスの濃度が低いと処理ガスを充填した容器内において、ガス純度の偏りが生じる場合がある。具体的には、初期段階と残量が少なくなった段階でそれぞれのガスを使用したときの性能に大きな偏りが生じ、エッチングを行う工場の生産ラインにおいて歩留まりの低下を招くおそれがある。従って、充填容器内の処理ガス純度を向上させることにより、容器内のガス純度の偏りがなくなるため、使用初期とガス残量が少なくなった段階とでガスを使用したときの性能に差がなくなり、ガスを無駄なく使用することができる。なお、C(a=3〜5、b=1〜2、c=3〜10)の含有量としては、後述の実施例に従い、水素イオン化検出器(FID)を用いるガスクロマトグラフィーにより測定することができる。
本発明の処理ガスのC(a=3〜5、b=1〜2、c=3〜10)には、該ガスの原料に由来する有機系の微量化合物や、窒素ガス、酸素ガス及び水分などの不純物が含まれ得る。これらの不純物の含有量はできる限り少ないのが好ましい。第一の理由として、不純物が処理室内で解離して、各種の遊離基(エッチング種)を発生させるため、プラズマ反応に影響を与えるためであり、第二の理由として、処理ガスを充填容器内から取り出す際に、不純物の存在により、ガス純度が経時的に大きく変動して、プラズマ反応を一定条件下に安定して行うことが困難になるからである。
2)エッチング方法
本発明の方法を用いる「エッチング」とは、半導体製造装置の製造工程などで用いられる被処理体上に極めて高集積化された微細パターンを食刻する技術をいう。本発明における被処理体は少なくとも1層のシリコン酸化膜層と少なくとも1層のシリコン窒化膜層とを含む積層膜を有する。
本発明の処理ガスをエッチング用ガスとして使用する場合、プラズマ中で発生するエッチング種の濃度制御やイオンエネルギーの制御やホール形状の適性を保つために、ヘリウム、アルゴン、ネオン、クリプトン、キセノンからなる群から選択される少なくとも1種の0族ガスを添加してプラズマ反応用混合ガスとして使用してもよい。0族ガスの添加量は、C(a=3〜5、b=1〜2、c=3〜10)に対する0族ガスの合計量が、容量比〔不活性ガス/C(a=3〜5、b=1〜2、c=3〜10)〕で2〜200となることが好ましく、5〜150となることがより好ましい。また、0族ガスは必要に応じて2種、あるいは3種混合して使用しても構わない。
また、エッチングストップを緩和するためにO及び/又はOを添加して使用してもよい。OやOの添加量は、C(a=3〜5、b=1〜2、c=3〜10)に対するOとOの合計量が容量比〔(O及び/又はO)/C(a=3〜5、b=1〜2、c=3〜10)〕で0.1〜50となることが好ましく、0.5〜30となることがより好ましい。
本発明の方法においては、積層膜は、その上部に設けられたレジストをマスクとしてエッチングされることが好ましい。すなわち、CFおよびCHF基を構成要素として含有するC(a=3〜5、b=1〜2、c=3〜10)系ガスを用いるので、積層膜の対レジストエッチング選択比を向上させることができる。
なお、本明細書中でレジストとは、感光性レジスト組成物により形成されたパターンをいい、レジストの形成は、例えば感光性レジスト組成物に195nm以下の放射線を照射することによって形成される。
ここで積層膜の対レジストエッチング選択比とは、(積層膜の平均エッチング速度)/(レジストの平均エッチング速度)をいう。この対レジストエッチング選択比が高いことをレジストに対してエッチング選択性を有するともいう。このエッチング選択性によりレジストを破壊せずに積層膜のエッチングが可能である。
エッチングは積層膜の下地層が上記処理ガスによりエッチング選択比が十分とれる素材であればその下地層が露出するまで行われる。また、エッチング選択比が十分とれない素材であれば、積層膜の下地層の上層でエッチングを終了することもできる。
本発明のエッチング方法において、エッチング時のプラズマ密度としては特に限定はないが、本発明の効果をより良好に発現させる観点から、プラズマ密度が、好ましくは1012イオン/cm以上、より好ましくは1012〜1013イオン/cmの高密度プラズマ雰囲気下にエッチングを行うのが望ましい。プラズマ密度を1012イオン/cm以上の高密度とすることにより、従来の含フッ素化合物では選択性が低下する現象が見られていたが、本発明で使用するC(a=3〜5、b=1〜2、c=3〜10)ではそのような現象が起こりにくく、高い選択性を確保しつつ、かつ高いエッチング速度でエッチングを行うことができ、微細なパターンを効率的に形成することが可能である。
プラズマ発生装置としては、ヘリコン波方式、高周波誘導方式、平行平板タイプ、マグネトロン方式及びマイクロ波方式等の装置が挙げられるが、高密度領域のプラズマ発生が容易なことから、ヘリコン波方式、高周波誘導方式及びマイクロ波方式の装置が好適に使用される。
エッチング時の圧力は特に限定されるものではなく、通常、真空に脱気した処理室(エッチングチャンバー)内に、本発明のプラズマ反応用ガスを、所望によりその他のガス成分と共に、エッチングチャンバー内が好ましくは0.0013〜1300Pa、より好ましくは0.13〜1.3Paになるように導入する。
エッチング時における被エッチング基体の到達温度は、特に限定されるものではないが、好ましくは0〜300℃、より好ましくは60〜250℃、さらに好ましくは80〜200℃の範囲である。基体の温度は冷却等により制御しても、制御しなくてもよい。エッチングの時間は、一般的には5〜10分間であるが、本発明のプラズマ反応用ガスは、高速エッチングが可能なので、2〜5分間として生産性を向上させることができる。
以下に、実施例を挙げて、さらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。なお、特に断りが無い限り、実施例中の「部」は「重量部」を意味する。
なお、処理ガス(プラズマ反応用ガス)中のC(a=3〜5、b=1、c=3〜10)の含有量はガスクロマトグラフィー(GC)法により求めた。
GC測定条件
装置:ヒューレットパッカード社製HP6890
カラム:NEUTRA BOND−1、Length 60m/ ID 250μm/ film 1.50μm
インジェクション温度:150℃
ディテクター温度:250℃
キャリアーガス:窒素(23.2mL/min)
メイクアップガス:窒素(30ml/min)、水素(50mL/min)、空気(400mL/min)
スプリット比:137/1
昇温プログラム:(1)40℃で20min保持(2)40℃/minで昇温(3)250℃で14.75min保持
検出器:FID
[製造例1]1,3,3,4,4,5,5-ヘプタフルオロシクロペンテンの製造
1,3,3,4,4,5,5-ヘプタフルオロシクロペンテンはJournal of American Chemical Society,1964年,Vol.86,5361に記載の方法に従って合成し、当該化合物の精製物を得た。
攪拌機及び滴下ロートを付したガラス製四つ口反応器に、無水トリエチレングリコールジメチルエーテル(Aldrich社製)700部、及びオクタフルオロシクロペンテン(シンクエスト社製)300部を仕込み、アセトン/ドライアイス浴に浸して、−30℃に冷却した。ここに、水素化ホウ素ナトリウムのトリエチレングリコールジメチルエーテル溶液(濃度2mol/L)62部を滴下ロートから滴下した。滴下終了後、全容を−30〜−20℃の温度で2時間攪拌したのち、さらに6時間かけて室温まで温度を上げながら攪拌した。
反応終了後、反応液に水1500部を少しずつ加えて二層分離し、下層を取り出し、飽和重曹水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。ろ過により硫酸マグネシウムを除去し、得られた濾液をKS型蒸留塔(東科精機社製、理論段数30段)を用いて精製したところ、目的物である1,3,3、4,4,5,5-ヘプタフルオロシクロペンテンが178部得られた。
[製造例2]1,1,1,3,4,4,5,5,5−ノナフルオロ−2−ペンテンの製造
1,1,1,3,4,4,5,5,5−ノナフルオロ−2−ペンテンは、Journal of Fluorine Chemistry,Vol.123,227(2003)に記載の方法に従って合成した。ガラス製反応器に、ヘキサフルオロプロペンのダイマー(パーフルオロ(2−メチル−2−ペンテン))119部、t−ブタノール65部、及びトリエチルアミン50部を仕込み、温度60℃で一昼夜攪拌した。室温まで冷却した後、混合液に水90部を添加し、2層に分離させた。下層を5%HCl水溶液、次いで、飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウム上で乾燥させて粗生成物を得た。次に、コンデンサーを付したガラス製反応器に粗生成物と、p−トルエンスルホン酸5部を仕込み、温度120℃で5時間加熱した。室温まで冷却後、水 部を加えて攪拌し、さらに、トリエチルアミン75部を滴下ロートから添加した。コンデンサーの出口にチューブを介して、ドライアイス/アセトン浴に浸したトラップを取り付けて、留出成分を捕集した。トラップに捕集した内容物を5%塩酸水溶液、次いで、飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウム上で乾燥させた。得られた粗精製物をKS型蒸留塔(東科精機社製、理論段数30段)を用いて精製したところ、目的物である1,1,1,3,4,4,5,5,5−ノナフルオロ−2−ペンテンが52部得られた。
新たに準備した容量150mLのSUS316製シリンダーを減圧乾燥し、当該シリンダーに前記実施例1、2で得られた1,3,3,4,4,5,5-ヘプタフルオロシクロペンテンおよび1,1,1,3,4,4,5,5,5−ノナフルオロ−2−ペンテンの精製物をフィルターを介してそれぞれ充填した。これらのシリンダーを−196℃に保った冷媒中に浸し、バルブアウトを真空ラインに接続した。5秒間バルブを開けてシリンダー内部の窒素及び酸素を抜き、一旦シリンダーを室温まで戻し、再度−196℃に保った冷媒中に浸して窒素及び酸素を抜く操作を5回実施した。以上の操作により、シリンダーに充填した形でプラズマ反応用ガスを得た。別途、プラズマ反応用ガス中の1,3,3,4,4,5,5-ヘプタフルオロシクロペンテンおよび1,1,1,3,4,4,5,5,5−ノナフルオロ−2−ペンテンの含有量をそれぞれガスクロマトグラフィー分析法により求めたところ、99.2容量%および99.8容量%であった。
[実施例1]レジスト溶液の調製
2、2,2-トリフルオロメチルメタクリレート、2-エチルアダマンチルメタクリレート及びt-ブチルメタクリレートからなる三元共重合体〔共重合比:0.4:0.35:0.25(モル比)、分子量8700〕10部、及び酸発生剤であるトリフェニルスルホニウムメタンスルホネート0.15部をプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート70部に溶解し、孔径100nmのフィルターでろ過し、レジスト溶液を調製した。このレジスト溶液を、厚さ約2μmのシリコン窒化膜と厚さ約2μmのシリコン酸化膜とを形成した8インチのシリコン基板上にスピンコート法により塗布し、ホットプレート上、120℃でプリベークを行って膜厚3000nmのレジスト膜を形成した。このレジスト膜にX線露光装置によりマスクパターンを介して露光した。その後、130℃にてポストベークを行い、2.38%のテトラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液を用いて25℃で60秒間現像し、乾燥して100nmのコンタクトホールパターンを形成した。
処理ガスによるエッチング
前記実施例1で作成した基板を平行平板型プラズマエッチング装置のエッチングチャンバー内にセットし、系内を真空にした後、前記製造例1で製造したプラズマ反応ガスを15sccmの速度で、さらに、酸素及びアルゴンをそれぞれ15sccm及び400sccmの速度でエッチングチャンバー内に導入した。系内の圧力を5mTorrに維持し、1012イオン/cmのプラズマ密度でドライエッチングを行った。エッチング速度及びレジストに対する選択性を表1に示す。
[実施例2]
前記製造例1で製造したプラズマ反応用ガスに代えて、前記製造例2で製造したプラズマ反応用ガスを用いた以外は実施例1と同様の実験を行った。エッチング速度及びレジストに対する選択性を表1に示す。
[比較例1]
前記製造例1で製造したプラズマ反応用ガスに代えて、ヘキサフルオロー1,3-ブタジエン(関東電化工業製)を15sccmの速度で、さらにジフルオロメタンを30sccmの速度でエッチングを行った以外は実施例1と同様の実験を行った。エッチング速度及びレジストに対する選択性を表1に示す。
[比較例2]
前記製造例1で製造したプラズマ反応用ガスに代えて、ヘキサフルオロ−1,3−ブタジエンを用いた以外は実施例1と同様の実験を行った。エッチング速度及びレジストに対する選択性を表1に示す。
表1の結果より、本発明の処理ガスを用いてドライエッチングした場合(実施例1、2)、従来品を用いた場合(比較例1、2)と比較すると、実施例1、2がより選択性に優れ、また、形状の良いパターンが形成でき、プラズマ速度が高密度領域にある場合でも、高いエッチング速度で選択性をそれほど低下させずに加工可能なことがわかる。さらに、ガスの種類が少ないため配管等の簡便化から低コストが実現可能である。


Figure 2008300616

Claims (6)

  1. 少なくとも1層のシリコン酸化膜層と少なくとも1層のシリコン窒化膜層とを含む積層膜を有する被処理体を、処理室内に設置し処理ガスを導入して前記積層膜のシリコン酸化膜層とシリコン窒化膜層の両方をエッチングする方法において、前記処理ガスがC(a=3〜5、b=1〜2、c=3〜10)を含むことを特徴とするエッチング方法。
  2. 前記処理ガスが酸素ガスをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のエッチング方法。
  3. 前記処理ガスがヘリウム、アルゴン、ネオン、クリプトン、キセノンから選択される0族ガスを、1種以上さらに含むことを特徴とする請求項1または2に記載のエッチング方法。
  4. 前記積層膜は、その上部に設けられたレジストをマスクとしてエッチングされることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のエッチング方法。
  5. 前記C(a=3〜5、b=1〜2、c=3〜10)が、不飽和結合を有する化合物であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のエッチング方法。
  6. 前記C(a=3〜5、b=1〜2、c=3〜10)が、不飽和結合の少なくとも1つの炭素原子に1つの水素原子が結合された化合物であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のエッチング方法。
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