JP2008287552A - 現金管理装置および現金管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】現金管理装置から紙幣が収納された紙幣金庫だけを回収し、硬貨の回収を不要にして現金の回収効率を向上させる。
【解決手段】保管基準額の硬貨および保管基準額を超えた硬貨を硬貨釣銭収納庫35に収納し、保管基準額の紙幣を釣銭準備金として紙幣釣銭収納庫24に収納し、保管基準額を超えた紙幣を収納するとともに保管基準額を超えて前記硬貨釣銭収納庫に収納された硬貨に相当する金額を超えない金額を紙幣に換え、その紙幣を紙幣金庫25に収納し、紙幣に換えることができなかった金額を繰越金として算出し、売上金から繰越金を除いた紙幣を紙幣金庫25に収納し、その紙幣を回収するようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、百貨店やスーパーマーケット、コンビニエンスストア等の小売業の店舗に設置され、レジスタに収納された売上金等を管理する現金管理装置および現金管理システムに関する。
従来の現金管理装置および現金管理システムは、粗利益を収納するための粗利益収納部と店内運用金としての釣銭準備金を収納するための運用金収納部を備え、店舗の売上金の投入を受付け、粗利益に相当する現金を粗利益収納部へ収納し、それ以外の現金を運用金収納部へ収納するようにして警備会社の係員等が釣銭準備金の持参を不要にしている(例えば、特許文献1参照)。
また、釣銭準備金を収納するための釣銭収納庫と売上金を収納するための売上金収納庫を備え、店舗のレジスタから回収した現金の投入を受付け、予め釣銭収納庫に設定された保管基準額の現金を釣銭収納庫に収納し、その保管基準額を超えた現金を売上金収納部へ収納して警備会社の係員等が釣銭準備金の持参を不要にしているものもある(例えば、特許文献2参照)。
さらに、硬貨等の低額の金種の現金を優先的に釣銭収納庫へ収納し、売上金収納庫へは紙幣等の高額の金種の現金を優先的に収納させるようにしているものもある(例えば、特許文献3参照)。
特開2004−54456号公報(段落「0029」〜段落「0034」、図6) 特開2005−38062号公報(段落「0039」〜段落「0052」、図5) 特開2002−74467号公報(4頁、図2)
しかしながら、上述した従来の技術においては、売上金等の紙幣や硬貨の現金を収納した売上金収納庫を警備会社の係員等が回収し、積載できる売上金収納庫の数量や容量に限界がある集配車で管理センタ等へ運搬するようにしているが、紙幣と硬貨はそれぞれ別の売上金収納庫に収納され、特に紙幣を優先的に売上金収納庫に収納する場合、売上金として収納された硬貨が少ない売上金収納庫であっても回収する必要があり、回収効率が低くなるという問題がある。
また、回収した売上金収納庫に収納された紙幣および硬貨は管理センタ等で計数する必要があるが、係員に紙幣および硬貨の両方を計数する作業が発生し、作業負担がかかるという問題がある。
本発明は、このような問題を解決することを課題とする。
そのため、本発明は、現金投入口から投入された紙幣および硬貨の現金を計数し、予め設定された釣銭金種毎の保管基準額の現金を釣銭準備金、保管基準額を超えた現金を売上金として収納する現金管理装置において、保管基準額の硬貨および保管基準額を超えた硬貨を収納する硬貨釣銭収納庫と、保管基準額の紙幣を釣銭準備金として収納する紙幣釣銭収納庫と、保管基準額を超えた紙幣を収納するとともに保管基準額を超えて前記硬貨釣銭収納庫に収納された硬貨に相当する金額を超えない金額を紙幣に換え、その紙幣を収納する紙幣金庫と、前記紙幣に換えることができなかった金額を繰越金として算出し、記憶部に記憶させる繰越金算出手段とを設け、売上金から前記繰越金算出手段が算出した繰越金を除いた紙幣を前記紙幣金庫に収納し、その紙幣を回収できるようにしたことを特徴とする。
このようにした本発明は、現金管理装置から紙幣が収納された紙幣金庫だけを回収し、硬貨の回収を不要にして現金の回収効率を向上させることができるという効果が得られる。
また、管理センタの係員の作業負担を軽減させることができるという効果が得られる。
以下、図面を参照して本発明による現金管理装置および現金管理システムの実施例を説明する。
図1は第1の実施例における現金管理装置の構成を示すブロック図、図2は第1の実施例における現金管理システムの構成を示す説明図、図3は第1の実施例における現金管理装置の外観を示す斜視図である。
図2において、1は現金管理装置であり、百貨店やスーパーマーケット、コンビニエンスストア等の小売業の店舗等に設置され、店舗の出納係やレジスタ2のオペレータ等の店員が操作して店舗の売場に設置されているレジスタ2へ釣銭準備金や補充する釣銭の出金およびレジスタ2から回収された現金の入金等を行って店舗の現金を管理する。
3は店舗に設置された管理端末であり、店舗内に設置された現金管理装置1に接続してこれらを統括する。
また、管理端末3は温度や煙、赤外線等により保安や火災等の状態を監視するための各種の監視センサ4と接続して店舗内の警備体制をも統括し、異常が検出された時に警報を発する。
更に、管理端末3は電話回線や専用回線等の通信回線5によりセンタに接続され、複数の店舗と契約して売上金や釣銭等を管理する統括管理会社のセンタに設置されている中央情報処理装置6および警備情報処理装置7と接続して相互に通信可能に構成されている。
中央情報処理装置6は、契約した各店舗の現金管理装置1から管理端末3、通信回線5を経由して送信される入金情報や出金情報等を格納する企業情報データベース6aを備えてこれらを管理する一方、店舗の売上金を入金するための口座(売上金口座という。)を管理する金融機関である銀行8と接続すると共に、店舗の現金管理装置1への釣銭の供給や売上金の回収を行う専用車である集配車9を保有する地域管理センタの地域端末10と接続している。
また、警備情報処理装置7も地域管理センタの地域端末10と接続しており、管理端末3から警報が発信された時に地域端末10に通知して警備車や警備員等を派遣する。
図1、図3において、11は現金管理装置1の主制御部であり、現金管理装置1内の各部を制御して各種の処理等を実行する。
12は記憶部であり、主制御部11が実行するプログラムや主制御部11による処理結果等が格納される。
13は表示部であり、LCD等の表示画面を備えており、各種の処理操作の案内および入金処理や出金処理の金種別の金額やその合計金額等が表示される。
14はカードリーダであり、レジスタ2の現金を入出金する店員や売上げの締めを行う店長および現金管理装置1の現金の集配を行う地域管理センタの集配担当者等がそれぞれ携帯するIDカードを受入れ、そのIDカード情報を読取る機能を有している。
15は入力部であり、店員や店長、集配担当者が入金処理や出金処理、締め処理、補充処理、回収処理等を行うことを指示するための操作キー15aおよび売上金の金額等を入力するためのテンキー15b等により構成されている。
16はジャーナルプリンタ等の伝票印刷部であり、現金管理装置1による入金処理や出金処理の金額(金種別の金額を含む。)等を伝票に印刷して出力する。
20は現金取扱部としての紙幣取扱部であり、以下に示す構成を備えている。
21は紙幣入出金口であり、紙幣入出金口21を開閉するための紙幣シャッタ21aが設けられており、店員等が投入した紙幣を受入れる紙幣入金口および店員等へ釣銭準備金等を排出する紙幣出金口として機能する。
22は現金鑑別部としての紙幣鑑別部であり、紙幣搬送路により搬入された紙幣の真偽、正損、金種等を鑑別して金種毎に計数する。
23は紙幣一時保留部であり、紙幣入出金口21に投入され、紙幣鑑別部22で鑑別、計数された紙幣を集積して一時待機させる。
24は釣銭収納庫としての紙幣釣銭収納庫であり、釣銭として使用する金種(釣銭金種という。)の紙幣を金種別に収納する金庫であって、その金種毎に保管基準額が設定されている。
25は現金金庫としての紙幣金庫であり、堅牢な筐体に交換可能な紙幣金庫カセットが装備された金庫であって、店舗の売上金の内の紙幣が金種別に収納される。
30は現金取扱部としての硬貨取扱部であり、以下に示す構成を備えている。
31は現金入金口としての硬貨入金口であり、硬貨入金口31を開閉するための硬貨シャッタ31aが設けられており、店員等が投入した硬貨を受入れる。
32は現金鑑別部としての硬貨鑑別部であり、硬貨搬送路またはリフタ等により搬入された硬貨の真偽、正損、金種等を鑑別して金種毎に計数する。
33は硬貨リジェクト口であり、硬貨鑑別部32で偽硬貨等と鑑別された不良硬貨が搬送されて集積され、店員等に返却される。
34は硬貨一時保留部であり、硬貨入出金口31に投入され、硬貨鑑別部32で鑑別、計数された硬貨を金種別に集積して一時待機させる。
35は釣銭収納庫としての硬貨釣銭収納庫であり、釣銭金種の硬貨を金種別に収納する金庫であって、その金種毎に保管基準額が設定されている。
36は現金出金口としての硬貨出金口であり、開店前に店員等へ供給する釣銭準備金としての硬貨を排出する。
38は回収扉であり、紙幣金庫25に装着された紙幣金庫カセットを集配担当者が回収する場合に電子錠等が開錠されて開錠可能とされ、集配担当者の所持する鍵等で開錠される。
なお、図1に示した実線は、紙幣搬送路や硬貨搬送路等による各部位の機械的な接続状態を示し、破線は主制御部11と各部との間の電気信号の送受のための電気的な接続状態を示す。
上述した構成の作用について説明する。
なお、以下に説明する各実施例における各部の動作は、図示しないメモリや磁気ディスク等の記憶手段に格納されたプログラム(ソフトウェア)に基づいて図示しない中央処理装置等の制御手段により制御される。
現金管理システムは、統括管理会社のセンタに設置された中央情報処理装置6より運用され、統括管理会社は複数の店舗と契約して売上金回収やその売上金口座への振込、釣銭の供給について管理する一方、警備情報処理装置7により契約した店舗の管理端末3から送信される警報に応じて店舗に対する警備員の派遣等を行い、防犯、防災についても管理する。
統括管理会社は、契約した店舗から釣銭に充当するための預託金を預かっており、これを釣銭口座に入金して管理すると共に、中央情報処理装置6の企業情報データベース6aにその店舗の預託金を管理するための釣銭台帳、および繰越金を管理するための繰越金台帳を設けている。
ここで、繰越金とは、入金処理において売上金とするべき硬貨であるが、硬貨釣銭収納庫35に収納した硬貨の金額をいう。
また、中央情報処理装置6の企業情報データベース6aには契約した店舗の売上金を振込むためのその店舗の売上金口座の銀行名や口座番号等を売上金口座情報として格納する口座情報ファイルが設けられている。
更に、本実施例では、店舗の店長や店員および集配担当者には事前に契約している企業や店舗等を識別するための企業コード、その店舗を識別するための店舗コードおよびIDカードの所持者である店長や店員、集配担当者を識別するための従業員コードと入金や出金、締め、補充等の処理の有資格者であることを識別するためのIDカードコード等のIDカード情報を記録したIDカードが支給されている。
現金管理システムを利用する店舗は、釣銭のための預託金を統括管理会社に預ける一方、釣銭として使用する釣銭金種(本実施例では5千円、2千円、千円の紙幣および500円、100円、50円、10円、5円、1円の硬貨)を設定し、その店舗の業態や日付、曜日、時間帯および売場の商品構成等を考慮して開店前に各レジスタ2にセットする釣銭準備金の金種毎の枚数を複数の出金パターンにして設定し、これを現金管理装置1の記憶部12に記憶させて登録する。
また、その店舗の売上げの規模やレジスタ2の台数、釣銭収納庫への定期的な補充間隔、近隣のイベントの開催等の外部要因による釣銭準備金の一時的な増加等を考慮して釣銭金種毎に紙幣釣銭収納庫24および硬貨釣銭収納庫35に標準的に収納するその金種の上限額である保管基準額を設定し、これを記憶部12に記憶させて登録する。
そして、店舗に現金管理装置1が設置された時に、紙幣釣銭収納庫24や硬貨釣銭収納庫35には統括管理会社が預託金の中から供給した釣銭金種毎の保管基準額に相当する紙幣や硬貨(釣銭引当金という。)充填されており、紙幣金庫25や硬貨金庫37は空の状態になっている。
このようにして紙幣釣銭収納庫24および硬貨釣銭収納庫35に保管基準額の紙幣や硬貨が充填された現金管理装置1による開店前の釣銭準備金の出金処理の作動について、図4に示すフローチャートを用い、Sで示すステップに従って説明する。
S1、開店前に釣銭を準備する店員は、入力部15の操作キー15aから出金処理を選択してその操作キー15aを押下する。
S2、これを検知した現金管理装置1の主制御部11は、表示部13にIDカードの挿入を促す旨の文言を表示し、店員が支給されているIDカードを現金管理装置1のカードリーダ14に挿入すると、主制御部11はこれを検知してIDカードを受付け、カードリーダ14によりIDカードに記録されているIDカード情報を読取る。
S3、IDカード情報を読取った主制御部11は、IDカードの正当性を判定し、IDカードが正当である場合は読取ったIDカードコードによりその店員が釣銭準備金の出金を許可されている有資格者であることを判定してステップS4へ移行する。
IDカードが正当でない、または釣銭準備金出金の有資格者でないと判定した場合は、その旨を表示部13に表示して出金処理を終了させる。
S4、IDカードが正当である等を判定した主制御部11は、表示部13に記憶部12に登録されている釣銭準備金の複数の出金パターンや釣銭金種の金種毎の枚数入力欄等を表示した出金内訳入力画面を表示する。
店員は、釣銭準備金の出金パターンの一つを選択するか、またはテンキー15bにより金種毎の出金枚数を入力するかして出金内訳を入力する。
S5、出金パターンまたは金種毎の枚数入力により出金すべき金種とその枚数を認識した主制御部11は、その金種に該当する紙幣を紙幣釣銭収納庫24から指定枚数を計数して繰出し、紙幣入出金口21へ搬送して集積すると共に、その金種に該当する硬貨を硬貨釣銭収納庫35から指定枚数を計数して繰出し、硬貨出金口36へ搬送して集積する。
S6、紙幣や硬貨(これらをまとめていう場合は現金という。)の集積を終えた主制御部11は、紙幣入出金口21の紙幣シャッタ21aを開放すると共に表示部13に現金の集積を終えた旨を表示し、店員は紙幣入出金口21および硬貨出金口36に集積された現金を取出す。
S7、現金の取出しを確認した主制御部11は、紙幣シャッタ21aを閉鎖すると共に出金情報を作成し、これを管理端末3、通信回線5を経由してセンタの中央情報処理装置6へ送信する(中央情報処理装置6の作動は後述する。)。
出金情報は、出金処理が行われた日時、出金処理を実行したことを示す処理コードである出金コード、出金された金種毎の枚数とその合計金額、出金動作のタイムチャートを示す出金ログデータ、現金管理装置1が設置されている建物を示す建物コード、現金管理装置1の現金管理装置号機コードおよびIDカードから読取った従業員コードやIDカードコードであるIDカード出金コード等のIDカード情報等により構成される。
S8、出金情報の送信を終えた主制御部11は、IDカード情報や出金した金種毎の枚数とその合計金額等の実行した出金処理の内容を記載した伝票を伝票印刷部16により印刷して発行し、店員はこの伝票を受取る。
その後、店員は取出した現金を担当するレジスタ2へ運び、そのレジスタ2にセットして顧客の来店を待って待機する。
S9、伝票を発行した主制御部11は、紙幣釣銭収納庫24および硬貨釣銭収納庫35の残量を金種別に確認し、少なくとも一つの金種の残量がニアエンド基準値以下の場合は釣銭収納庫への補充が必要と判定してステップS10へ移行する。全ての金種がニアエンド基準値を超えている場合は出金処理を終了させる。
S10、釣銭収納庫への補充が必要と判定した主制御部11はニアエンド情報を作成し、管理端末3、通信回線5を経由してセンタの中央情報処理装置6へ送信して出金処理を終了させる。
ニアエンド情報は、補充の必要性を判定した日時、釣銭のニアエンドを示す処理コードであるニアエンドコード、現金の金種毎の残枚数、建物コードおよび現金管理装置号機コード等により構成される。
上記の釣銭準備金の出金処理後に営業を開始した店舗において、不測の事態等により営業の途中でレジスタ2の釣銭が不足したときは、その店員は現金管理装置1により現金を出金(途中出金という。)し、不足した釣銭を補給する。
この場合に店員は、上記のステップS4において補給する金種の枚数を入力するようにして出金処理を行う。その他の作動は上記出金処理の作動と同様であるのでその説明を省略する。
営業の途中でレジスタ2に収納された売上金が多くなり、レジスタ2の現金が多量になった場合、店員は現金取扱の効率化や防犯のためにレジスタ2の過剰な現金を現金管理装置1へ入金(途中入金という。)する。
また、店舗の閉店後に店員は締め作業を行う。この時レジスタ2からはその日の売上高が出力され、店員はレジスタ2に収納されている現金(売上金と釣銭準備金が混在している。)を取出し、これを現金管理装置1へ持参して入金(締め入金という。)する。
以下に、図5に示すフローチャートを用い、SAで示すステップに従って第1の実施例における現金管理装置1による途中入金および締め入金の入金処理の作動について説明する。
SA1、入金を行う店員は、入力部15の操作キー15aから入金処理を選択してその操作キー15aを押下する。
SA2、これを検知した現金管理装置1の主制御部11は、上記出金処理のステップS2と同様にしてIDカードの挿入を促し、店員がIDカードをカードリーダ14に挿入すると、これを受付けてIDカード情報を読取る。
SA3、IDカード情報を読取った主制御部11は、上記出金処理のステップS3と同様にしてIDカードの正当性を判定し、IDカードが正当である場合はIDカードコードにより入金を許可されている有資格者であることを判定してステップSA4へ移行する。IDカードが正当でない、または入金の有資格者でないと判定した場合は、その旨を表示部13に表示して入金処理を終了させる。
SA4、IDカードが正当である等を判定した主制御部11は、表示部13に現金の投入を促す旨の文言を表示すると共に、紙幣入出金口21の紙幣シャッタ21aおよび硬貨入金口31の硬貨シャッタ31aを開放して店員からの現金の投入を受付ける。
店員は、持参した途中入金または締め入金のための現金を紙幣と硬貨に区別して紙幣入出金口21と硬貨入金口31へ投入する。
SA5、現金の投入を検知した主制御部11は、紙幣シャッタ21aおよび硬貨シャッタ31aを閉鎖して投入された現金の計数を行う。
すなわち、主制御部11は、紙幣入出金口21へ投入された紙幣を紙幣鑑別部22へ搬送し、その紙幣の真偽、金種等を鑑別して金種毎に計数し、鑑別された紙幣を紙幣一時保留部23へ搬送して一時保管する。この時偽券等の不良紙幣と鑑別された紙幣は紙幣入出金口21へ搬送されて店員に返却される。
また、硬貨入出金口31へ投入された硬貨を硬貨鑑別部32へ搬送し、その硬貨の真偽、金種等を鑑別して金種毎に計数し、鑑別された硬貨を硬貨一時保留部34へ搬送して金種別に一時保管する。この時偽硬貨等の不良硬貨と鑑別された硬貨は硬貨リジェクト口33へ搬送されて店員に返却される。
なお、途中入金のように主に1万円札等の紙幣のみが投入された場合は、主制御部11は所定の時間経過後に硬貨シャッタ31aを閉鎖し、硬貨の計数を省略する。
SA6、現金の計数を終えた主制御部11は、表示部13に金種毎の計数結果とその確認を促す旨の文言を表示した計数結果確認画面を表示する。
店員は、表示された計数結果が正しいと判断した場合は入力部15の操作キー15aによって「YES」を押下する。これを検知した主制御部11は計数結果が確定されたと認識してステップSA8へ移行する。
店員が表示された計数結果と持参した現金とが一致しないと判断した場合は入力部15の操作キー15aによって「NO」を押下する。これを検知した主制御部11はこれを返却要求と認識してステップSA7へ移行する。
SA7、返却要求を認識した主制御部11は、紙幣一時保留部23に一時保管した紙幣を紙幣入出金口21へ、硬貨一時保留部34に一時保管した硬貨を硬貨出金口36へ搬送して投入された現金を店員に返却し、店員の受取りを確認して入金処理を終了する。その後店員は返却された現金を確認して再度入金処理を実行する。
SA8、計数結果が確定されたことを認識した主制御部11は、表示部13に売上高の入力を促す旨の文言およびその入力欄を表示した売上高入力画面を表示して店員に売上高の入力を促し、店員はレジスタ2から出力された売上高を参照して入力部15のテンキー15bにより売上高を入力する。これにより主制御部11は売上高を認識し、これを記憶部12に記憶してステップSA9へ移行する。
なお、途中入金の入金処理においては入力すべき売上高がないので店員は操作キー15bによって「NO」を押下する。これにより主制御部11は売上高を「0」と認識し、入力を省略してステップSA9へ移行する。
SA9、主制御部11は入力された売上高(途中入金の場合は「0」)により売上高情報を作成すると共に入金情報を作成し、これらを管理端末3、通信回線5を経由してセンタの中央情報処理装置6へ送信する。
入金情報は、入金処理が行われた日時、入金処理を実行したことを示す処理コードである入金コード、入金された金種毎の枚数とその合計金額、入金動作のタイムチャートを示す入金ログデータ、建物コード、現金管理装置号機コードおよびIDカード情報等により構成される。
SA10、入金情報等の送信を終えた主制御部11は、IDカード情報や入金された金種毎の枚数とその合計金額等の実行した入金処理の内容を記載した伝票を伝票印刷部16により印刷して発行し、店員はこの伝票を受取って入金操作を終了する。
SA11、伝票を発行した主制御部11は、一時保留部に一時保留されている現金を釣銭収納庫へ収納する。
すなわち、主制御部11は、紙幣一時保留部23に一時保留されている紙幣を紙幣鑑別部22へ再度搬送し、その紙幣の金種等を鑑別して金種毎に計数し、鑑別した紙幣が釣銭金種以外の紙幣(本実施例では1万円札が該当する。)の場合は紙幣金庫25へ搬送して金種別に収納し、鑑別された紙幣が釣銭金種の場合は紙幣釣銭収納庫24へ搬送して金種別に収納、すなわち高額の金種の紙幣を優先的に紙幣金庫25へ搬送して金種別に収納する。
また、硬貨一時保留部34に金種別に一時保留されているすべての硬貨(保管基準額の硬貨および保管基準額を超えた硬貨)を硬貨一時保留部34からそれぞれの金種の硬貨釣銭収納庫35へ放出して金種別に収納する。
SA12、現金を釣銭収納庫に収納した主制御部11は、紙幣釣銭収納庫24および硬貨釣銭収納庫35の収納量を金種別に確認して記憶部12に登録されている釣銭金種毎の保管基準額と比較し、保管基準額を超えている金種の紙幣、つまり余剰金の紙幣を紙幣金庫25へ搬送して金種別に収納する。
また、保管基準額を超えている金種の硬貨については、その保管基準額を超えている金額に相当する紙幣(金額が一致しない場合はその金額を超えない額に相当する紙幣、例えば保管基準額を超えている金種の硬貨の合計額が1200円である場合は千円札を1枚)を紙幣金庫25へ搬送して金種別に収納する。つまり余剰金の硬貨に相当する金額を硬貨に替えて紙幣で紙幣金庫25へ搬送して金種別に収納する。
このとき、高額の金種の紙幣を優先して紙幣金庫25へ搬送して金種別に収納するものとする。
SA13、余剰金の現金金庫への収納を終えた主制御部11(繰越金算出手段)は、繰越金の金額を算出して記憶部12に記憶させる。
ここで、繰越金とは、余剰金の硬貨に相当する金額のうち、硬貨に替えて紙幣で紙幣金庫25へ搬送して金種別に収納することができなかった硬貨をいう。例えば、保管基準額を超えている金種の硬貨の合計額が1200円である場合、紙幣に替えることができない200円が繰越金となる。
なお、繰越金の金額は、入金処理毎に記憶部12に記憶されるものとする。
SA14、繰越金額を記憶部12に記憶させた主制御部11は、紙幣金庫25および硬貨金庫37の収納量を確認し、少なくとも一つの金種の収納量がニアフル基準値を超えている場合は現金の回収が必要と判定してステップSA15へ移行する。全ての金種がニアフル基準値以下の場合は入金処理を終了させる。
SA15、現金金庫の現金の回収が必要と判定した主制御部11はニアフル情報を作成し、管理端末3、通信回線5を経由してセンタの中央情報処理装置6へ送信して入金処理を終了させる。
ニアフル情報は、回収の必要性を判定した日時、現金のニアフルを示す処理コードであるニアフルコード、現金の金種毎の収納枚数、建物コードおよび現金管理装置号機コード等により構成される。
なお、紙幣金庫25へ収納する紙幣は、紙幣金庫25に金種を混在させて収納するようにしてもよい。これにより紙幣金庫25の構造の簡素化を図ることができると共に紙幣金庫25の収納量を増加させることができ、後述する現金の回収の周期を長く設定することができる。
このように、原則として釣銭収納庫にはレジスタ2から回収された釣銭金種の紙幣や硬貨が循環使用されて保管基準額に相当する金額の紙幣および硬貨が収納され、現金金庫には売上金に相当する紙幣が収納され、全てのレジスタ2の締め入金の終了後には現金管理装置1の釣銭収納庫と現金金庫に収納されている現金は、常に当初の釣銭引当金と売上金の総額となる。
ところで、締め入金においてレジスタ2から回収される現金の総額は当初の釣銭準備金とそのレジスタ2の売上金(途中入金、途中出金が行われた場合はその額を増減した額)で構成されるが、釣銭準備金として出金された金種は商品代金を精算する時にさまざまに変化し、閉店後にはその金種別内訳が変ってしまうのが常である。
従って、締め入金の終了後に現金管理装置1の釣銭収納庫に収納されている現金は、例えば100円硬貨や10円硬貨、1円硬貨といった釣銭としてよく使用されるが商品代金として支払われることが少ない金種の場合は、釣銭収納庫のその金種は不足した状態で収納されている。
このとき、釣銭収納庫の不足分に相当する金額、つまり釣銭準備金として出金された現金の中で現金金庫に収納された金額は他の金種、例えば1万円札や千円札に加えられて現金金庫に収納されている。
以下に、図6のフローチャートを用い、SBで示すステップに従って第1の実施例における現金管理装置1による締め処理の作動について説明する。
SB1、全てのレジスタ2の締め入金の入金処理の終了後に店舗の責任者、例えば店長は、入力部15の操作キー15aから締め処理を選択してその操作キー15aを押下する。
SB2、これを検知した現金管理装置1の主制御部11は、上記出金処理のステップS2と同様にしてIDカードの挿入を促し、店長がIDカードをカードリーダ14に挿入すると、主制御部11はこれを受付けてIDカード情報を読取る。
SB3、IDカード情報を読取った主制御部11は、上記出金処理のステップS3と同様にしてIDカードの正当性を判定し、IDカードが正当である場合はIDカードコードにより締め処理を許可されている有資格者であることを判定してステップSB4へ移行する。IDカードが正当でない、または締め処理の有資格者でないと判定した場合は、その旨を表示部13に表示して締め処理を終了させる。
SB4、IDカードが正当である等を判定した主制御部11は、締め情報および繰越金情報を作成し、これを管理端末3、通信回線5を経由してセンタの中央情報処理装置6へ送信する。
締め情報は、締め処理が行われた日時、締め処理を実行したことを示す処理コードである締めコード、締め動作のタイムチャートを示す締めログデータ、建物コード、現金管理装置号機コードおよびIDカード情報等により構成される。
繰越金情報は、前回締め処理から今回締め処理までに行われた入金処理で算出された繰越金の累計金額により構成される。
締め情報および繰越金情報を受信した中央情報処理装置6は、前回の締め処理から今回の締め処理までの間の店舗における現金の移動を集計し、これを現金移動情報として送信元の現金管理装置1へ送信する(後述する図7のステップSC14)。
SB5、現金移動情報を受信した現金管理装置1の主制御部11は、現金移動情報を基に前回の締め処理から今回の締め処理までの間の店舗の売上高と入金された金種毎の枚数や従業員コード別(各レジスタ2に相当する。)の売上高とその金種毎の枚数等を表示部13に表示し、店長は表示された内容を確認して入力部15の操作キー15aによって「YES」を押下する。
SB6、これを検知した主制御部11は、売上高等が確認されたことを認識し、中央情報処理装置6に対して確認通知を送信する。
SB7、確認通知を送信した主制御部11は、受信した現金移動情報や締め処理を行った店長のIDカード情報等を記載した伝票を伝票印刷部16により印刷して発行し、店長が伝票を受取ったことを確認して締め処理を終了させる。
上記のようにして現金管理装置1から各種の情報を受取った中央情報処理装置6の業務処理の作動について図7に示すフローチャートを用い、SCで示すステップに従って説明する。
SC1、中央情報処理装置6は現金管理装置1からの各種の情報の着信を待って待機しており、情報を受信した時にステップSC3へ移行する。情報を受信しない場合はステップSC2へ移行する。
SC2、中央情報処理装置6はそのタイマー機能により、業務時間の終了を判定し、業務時間中の場合はステップSC1へ戻って上記の待機を継続し、業務時間が終了している場合は業務処理を終了させる。
SC3、中央情報処理装置6は受信した情報の処理コードが出金コード(出金情報)であるときはステップSC4へ移行する。他の処理コードの場合はステップSC5へ移行する。
SC4、出金情報を受信した中央情報処理装置6は、その出金情報を建物コード、現金管理装置号機コードで分類して企業情報データベース6aに格納し、ステップSC1へ戻って情報の着信を待って待機する。
SC5、中央情報処理装置6は受信した情報の処理コードが入金コード(入金情報)であるときはステップSC6へ移行する。他の処理コードの場合はステップSC7へ移行する。
SC6、入金情報を受信した中央情報処理装置6は、その入金情報と売上高情報を建物コード、現金管理装置号機コードで分類して企業情報データベース6aに格納し、ステップSC1へ戻って情報の着信を待って待機する。
SC7、中央情報処理装置6は受信した情報の処理コードがニアエンドコード(ニアエンド情報)であるときはステップSC8へ移行する。他の処理コードの場合はステップSC11へ移行する。
SC8、ニアエンド情報を受信した中央情報処理装置6は、建物コードにより契約した店舗を特定し、その店舗の預託金の範囲内で現金の金種毎の残枚数から補充すべき金種毎の補充枚数を算出し、その合計額である補充額を企業情報データベース6aの釣銭台帳から引落として釣銭台帳を更新すると共に、釣銭口座を開設している銀行等の金融機関へ出金する金種別の枚数を通知して釣銭口座からその補充額を出金する。
SC9、補充額を出金した中央情報処理装置6は、ニアエンド情報の建物コードや現金管理装置号機コード、釣銭口座の銀行の銀行コードおよび金種毎の補充枚数等から構成される補充指示を地域管理センタ10へ送信する。
補充指示を受信した地域端末10はその内容を表示し、集配担当者は集配車9により銀行コードの銀行から補充枚数の現金を受取って現金管理装置1へ釣銭を補充する(補充の作動は後述する。)。
SC10、補充指示を送信した中央情報処理装置6は、受信したニアエンド情報に釣銭台帳を更新した日時とその金種毎の補充枚数等を添付したニアエンド処理情報を建物コード、現金管理装置号機コードを基に企業情報データベース6aに格納してステップSC1へ戻り、情報の着信を待って待機する。
SC11、中央情報処理装置6は受信した情報の処理コードがニアフルコード(ニアフル情報)であるときはステップSC12へ移行する。他の処理コード、つまり締めコード(締め情報)の場合はステップSC14へ移行する。
SC12、ニアフル情報を受信した中央情報処理装置6は、現金の金種毎の収納枚数から回収すべき金種を判定し、その金種とニアフル情報の建物コードや現金管理装置号機コード等から構成される回収指示を地域管理センタ10へ送信する。
回収指示を受信した地域端末10はその内容を表示し、集配担当者は集配車9により現金管理装置1の店舗へ行って回収すべき金種を回収する(回収の作動は後述する。)。
SC13、回収指示を送信した中央情報処理装置6は、受信したニアフル情報に回収すべき金種等を添付したニアフル処理情報を建物コード、現金管理装置号機コードを基に企業情報データベース6aに格納してステップSC1へ戻り、情報の着信を待って待機する。
SC14、締め情報を受信した中央情報処理装置6は、受信した建物コードを基に企業情報データベース6aのその建物コードの前回締め処理から今回締め処理までの入金情報と出金情報、売上高情報を全て抽出し、売上高情報を基にその店舗の売上高を集計し、入金情報の金種毎の枚数を基に入金された金種毎の枚数を集計し、これに従業員コード別の売上高とその金種毎の枚数、この間に実行された入金処理と出金処理の履歴および締め情報を受信した日時等から構成される現金移動情報を作成してこれを送信元の現金管理装置1(図6のステップSB5)へ送信する。
このとき、繰越金情報は現金移動情報に含まれないものとする。
SC15、中央情報処理装置は現金管理装置1(図6のステップSB6)からの確認通知の受信を待って待機し、確認通知を受信したことによって売上高等が確認されたことを認識する。
SC16、中央情報処理装置6は、締め情報の建物コードまたはIDカード情報の企業コードを参照して契約した店舗を特定し、これを基に企業情報データベース6aに格納されている口座情報ファイルを検索して該当する店舗の売上金口座情報を抽出し、その銀行8の売上金口座に確認された売上高を振込む。
このとき、売上高に含まれる繰越金は統括管理会社が銀行8から借入、または統括管理会社が立替払いすることになる。
売上高口座への振込を受付けた銀行8は、売上高が振込まれた旨を口座の開設者である店舗へ通知する。
SC17、売上高の振込を終えた中央情報処理装置6は、入金情報を基に現金管理装置1に入金された金額を集計し、この入金額から売上高を減じて釣銭金額を算出し、この釣銭金額を釣銭口座に振込む。
SC18、釣銭金額の振込を終えた中央情報処理装置6は、受信した締め情報に作成した現金移動情報および売上高を振込んだ日時とその売上金口座情報と振込額、並びに釣銭金額を振込んだ日時とその振込額等を添付した締切処理情報を建物コード、現金管理装置号機コードを基に企業情報データベース6aに格納してステップSC1へ戻り、情報の着信を待って待機する。
このようにして、店舗の売上高や釣銭金額がそれぞれ振込まれるが、この入金は統括管理会社の立替払いとなっているので実際の現金が収納されている現金管理装置1からその現金を回収する必要がある。
このため、統括管理会社は地域管理センタによって上記のニアフル情報やニアエンド情報による突発的な回収や補充の他に、現金管理装置1の現金の回収や補充を定期的に行っている。
現金管理装置1の現金の回収や補充を定期的に行う場合は、地域管理センタから集配担当者が集配車9によって現金の回収後に装着する空の紙幣金庫カセットおよび補充のための現金とを持参して該当する店舗を巡回し、以下のように行う。
現金管理装置1の現金を回収する場合は、集配担当者は入力部15の操作キー15aから回収処理を選択してその操作キー15aを押下し、これを検知した主制御部11は上記出金処理のステップS2と同様にしてIDカードの挿入を促し、集配担当者が持参したIDカードをカードリーダ14に挿入すると、これを受付けてIDカード情報を読取り、上記出金処理のステップS3と同様にしてIDカードが正当であり、IDカードコードにより回収を許可されている有資格者であること確認する。
IDカードの正当性等を確認した主制御部11は、紙幣釣銭収納庫24の紙幣を紙幣金庫25に搬送して収納し、その後に電子錠等を開錠して回収扉38を開錠可能とする。
集配担当者は所持する鍵等で回収扉を開錠し、紙幣金庫25に装着されている紙幣金庫カセットを取出し、持参した空の紙幣金庫カセットを装着して回収扉38を施錠する。
これを検知した主制御部11は、回収扉38の電子錠等を施錠し、上記出金処理のステップS8と同様にして回収処理内容を伝票に印刷して発行し、集配担当者の受取を確認して回収処理を終了させる。
この回収処理で回収できる現金は紙幣だけであるので、それぞれの入金処理で発生した繰越金は硬貨釣銭収納庫35に収納されたままとなっている。
なお、上記の回収処理においては、紙幣金庫カセットと紙幣釣銭収納庫24を別に設けた場合について説明したが、これらを統合して紙幣金庫カセットと兼用にするようにしてもよい。これにより回収処理の効率化を図ることができると共に現金管理装置1の簡素化を図ることができる。
このようにして空になった紙幣釣銭収納庫24、および保管基準額に達していない硬貨釣銭収納庫35に現金を補充する場合は、集配担当者は入力部15の操作キー15aから補充処理を選択してその操作キー15aを押下し、上記と同様にして主制御部11がIDカードの正当性等を確認した後に、主制御部11は上記入金処理のステップSA4と同様にして現金入金口を開放し、集配担当者は持参した補充のための現金を現金入金口へ投入する。
その後、上記入金処理のステップSA5と同様にして現金が計数されてその計数結果が表示され、計数結果が集配担当者により確定されると主制御部11は入金処理のステップSA11と同様にして一時保留部に一時保留されている現金を釣銭収納庫へ収納し、上記出金処理のステップS8と同様にして補充処理内容を伝票に印刷して発行し、集配担当者の受取りを確認して補充処理を終了させる。
なお、ニアフル情報による回収は、上記の回収処理と同様であるが、回収する現金はニアフルとなった金種またはその金種を含む現金金庫カセットのみを回収するようにする。
また、ニアエンド情報による補充は、上記の補充処理と同様であるが、補充する現金はニアエンドとなった金種のみを補充するようにする。
更に、店舗が設定した釣銭金種の保管基準額の変更は、店舗の要請によって行うことが可能であり、当初の預託金の額を変更して保管基準額の増額または減額を受付けるようにする。
また、上記の回収処理により回収された現金は、集配車9により地域管理センタへ輸送され、その回収された現金の一部が立替払いとなっている売上高から繰越金を減算した現金に充当され、残りの現金は釣銭の両替のために回収されたとして釣銭金額に充当される。しかし、繰越金は上記回収処理で回収されていないため、立替払いになったままである。(なお、繰越金は統括管理会社が銀行8から借入するようにしてもよい。)
ここで、売上高、繰越金、回収処理で回収された回収金額、立替払いとなった立替金の関係を図8に基づいて説明する。
図8において、1日目の締め処理で売上高が16,600円、繰越金が600円である場合、統括管理会社は売上高から繰越金を除いた金額の回収金額16,000円を回収処理で回収することができ、統括管理会社の1日目の立替金は600円、累積立替金は600円となる。
次に、2日目の締め処理で売上高が21,600円、繰越金が600円である場合、統括管理会社は売上高から繰越金を除いた金額の回収金額21,000円を回収処理で回収することができ、統括管理会社の2日目の立替金は600円、累積立替金は1,200円となる。
同様に、3日目の締め処理で売上高が14,600円、繰越金が600円である場合、回収金額は14,000円、立替金は600円、累積立替金は1,800円となり、4日目の締め処理で売上高が16,600円、繰越金が600円である場合、回収金額は16,000円、立替金は600円、累積立替金は2,400円となる。
したがって、統括管理会社は、立替払いになっている累積繰越金(累積立替金)を別途契約店舗から保守費用の一部として徴収するようにする。
以上説明したように、第1の実施例では、保管基準額を超えた硬貨に相当する金額は紙幣に交換して紙幣金庫に収納させ、また紙幣に交換できない硬貨は繰越金として硬貨釣銭収納庫に収納させて現金管理装置から紙幣が収納された紙幣金庫だけを回収するようにすることにより、硬貨の回収を不要にして回収効率を向上させることができるという効果が得られる。
また、回収した紙幣金庫に収納された紙幣だけを管理センタ等で計数すればよいため、係員の作業負担を軽減させることができるという効果が得られる。
さらに、現金管理装置は硬貨の回収機構が不要になるため、装置の小型化や低価格化が可能になるという効果が得られる。
また、統括管理会社は、硬貨の回収が不要になるため、売上金回収および釣銭準備金補充等のサービスを低価格で提供することができるようになるという効果が得られる。
第2の実施例の構成は第1の実施例の構成と同様なので、同一の符号を付してその説明を省略する。
第2の実施例の構成の作用について説明する。
現金管理システムは、統括管理会社のセンタに設置された中央情報処理装置6より運用され、統括管理会社は複数の店舗と契約して売上金回収やその売上金口座への振込、釣銭の供給について管理する一方、警備情報処理装置7により契約した店舗の管理端末3から送信される警報に応じて店舗に対する警備員の派遣等を行い、防犯、防災についても管理する。
統括管理会社は、契約した店舗から釣銭に充当するための預託金を預かっており、これを釣銭口座に入金して管理すると共に、中央情報処理装置6の企業情報データベース6aにその店舗の預託金を管理するための釣銭台帳、および繰越金を管理するための繰越金台帳を設けている。
ここで、繰越金とは、入金処理において売上金とするべき硬貨であるが、硬貨釣銭収納庫35に収納した硬貨の金額をいう。
また、中央情報処理装置6の企業情報データベース6aには契約した店舗の売上金を振込むためのその店舗の売上金口座の銀行名や口座番号等を売上金口座情報として格納する口座情報ファイルが設けられている。
更に、本実施例では、店舗の店長や店員および集配担当者には事前に契約している企業や店舗等を識別するための企業コード、その店舗を識別するための店舗コードおよびIDカードの所持者である店長や店員、集配担当者を識別するための従業員コードと入金や出金、締め、補充等の処理の有資格者であることを識別するためのIDカードコード等のIDカード情報を記録したIDカードが支給されている。
現金管理システムを利用する店舗は、釣銭のための預託金を統括管理会社に預ける一方、釣銭として使用する釣銭金種(本実施例では5千円、2千円、千円の紙幣および500円、100円、50円、10円、5円、1円の硬貨)を設定し、その店舗の業態や日付、曜日、時間帯および売場の商品構成等を考慮して開店前に各レジスタ2にセットする釣銭準備金の金種毎の枚数を複数の出金パターンにして設定し、これを現金管理装置1の記憶部12に記憶させて登録する。
また、その店舗の売上げの規模やレジスタ2の台数、釣銭収納庫への定期的な補充間隔、近隣のイベントの開催等の外部要因による釣銭準備金の一時的な増加等を考慮して釣銭金種毎に紙幣釣銭収納庫24および硬貨釣銭収納庫35に標準的に収納するその金種の上限額である保管基準額を設定し、これを記憶部12に記憶させて登録する。
そして、店舗に現金管理装置1が設置された時に、紙幣釣銭収納庫24や硬貨釣銭収納庫35には統括管理会社が預託金の中から供給した釣銭金種毎の保管基準額に相当する紙幣や硬貨(釣銭引当金という。)充填されており、紙幣金庫25や硬貨金庫37は空の状態になっている。
このようにして紙幣釣銭収納庫24および硬貨釣銭収納庫35に保管基準額の紙幣や硬貨が現金管理装置1に充填されているのは第1の実施例と同様である。
なお、現金管理装置1による開店前の釣銭準備金の出金処理、途中入金および締め入金の入金処理の作動は第1の実施例と同様であるので、その説明を省略する。
以下に、図9のフローチャートを用い、SDで示すステップに従って第2の実施例における現金管理装置1による締め処理の作動について説明する。
SD1、全てのレジスタ2の締め入金の入金処理の終了後に店舗の責任者、例えば店長は、入力部15の操作キー15aから締め処理を選択してその操作キー15aを押下する。
SD2、これを検知した現金管理装置1の主制御部11は、上記第1の実施例の出金処理のステップS2と同様にしてIDカードの挿入を促し、店長がIDカードをカードリーダ14に挿入すると、主制御部11はこれを受付けてIDカード情報を読取る。
SD3、IDカード情報を読取った主制御部11は、上記第1の実施例の出出金処理のステップS3と同様にしてIDカードの正当性を判定し、IDカードが正当である場合はIDカードコードにより締め処理を許可されている有資格者であることを判定してステップSD4へ移行する。IDカードが正当でない、または締め処理の有資格者でないと判定した場合は、その旨を表示部13に表示して締め処理を終了させる。
SD4、IDカードが正当である等を判定した主制御部11(繰越金累計手段)は、入金処理のステップSA13で記憶部12に記憶させておいた繰越金の金額を集計し、前回締め処理から今回締め処理までに行われた入金処理で算出された繰越金の累計金額を算出し、記憶部12に記憶させる。
SD5、繰越金の累計金額を算出した主制御部11は、その繰越金の累計金額のうち紙幣に換えることができる金額に相当する紙幣(例えば累計金額が2,300円の場合、2,000円に相当する千円札2枚)を紙幣釣銭収納庫24から紙幣金庫25へ移動する。
SD6、紙幣を移動した主制御部11は、締め情報および繰越金情報を作成し、これを管理端末3、通信回線5を経由してセンタの中央情報処理装置6へ送信する。
締め情報は、締め処理が行われた日時、締め処理を実行したことを示す処理コードである締めコード、締め動作のタイムチャートを示す締めログデータ、建物コード、現金管理装置号機コードおよびIDカード情報等により構成される。
繰越金情報は、前回締め処理から今回締め処理までに行われた入金処理で算出された繰越金の累計金額から紙幣に換えた金額を減算した締め処理後の繰越金額により構成される。
締め情報および繰越金情報を受信した中央情報処理装置6は、前回の締め処理から今回の締め処理までの間の店舗における現金の移動を集計し、これを現金移動情報として送信元の現金管理装置1へ送信する(図7のステップSC14)。
SD7、現金移動情報を受信した現金管理装置1の主制御部11は、現金移動情報を基に前回の締め処理から今回の締め処理までの間の店舗の売上高と入金された金種毎の枚数や従業員コード別(各レジスタ2に相当する。)の売上高とその金種毎の枚数等を表示部13に表示し、店長は表示された内容を確認して入力部15の操作キー15aによって「YES」を押下する。
SD8、これを検知した主制御部11は、売上高等が確認されたことを認識し、中央情報処理装置6に対して確認通知を送信する。
SD9、確認通知を送信した主制御部11は、受信した現金移動情報や締め処理を行った店長のIDカード情報等を記載した伝票を伝票印刷部16により印刷して発行し、店長が伝票を受取ったことを確認して締め処理を終了させる。
中央情報処理装置6の業務処理、現金管理装置1の回収処理、補充処理は第1の実施例と同様なのでその説明を省略する。
また、回収処理により回収された現金は、集配車9により地域管理センタへ輸送され、その回収された現金の一部が立替払いとなっている売上高から繰越金を減算した現金に充当され、残りの現金は釣銭の両替のために回収されたとして釣銭金額に充当される。しかし、繰越金は回収処理で回収されていないため、立替払いになったままである。(なお、繰越金は統括管理会社が銀行8から借入するようにしてもよい。)
ここで、売上高、繰越金、締め処理で繰越金を紙幣に交換した金額(紙幣交換金額)、締め処理後の繰越金(立替金)、回収処理で回収された回収金額の関係を図10に基づいて説明する。
図10において、1日目の締め処理で売上高が16,600円、繰越金が600円である場合、統括管理会社は売上高から繰越金を除いた金額の回収金額16,000円を回収処理で回収することができ、統括管理会社の1日目の立替金は600円、累積立替金は600円となる。
次に、2日目の締め処理で売上高が21,600円、繰越金が600円である場合、繰越金の累計は1,200円になり、そのうちの1,000円に相当する紙幣が紙幣釣銭収納庫24から紙幣金庫25へ移動、つまり1,000円分(紙幣交換金額)の硬貨が紙幣に交換される。
したがって、締め処理後の繰越金は、繰越金の累計1,200円から紙幣交換金額1,000円を減算した200円になり、回収処理では22,000円の紙幣が回収される。
回収金額が売上高を上回っているので、統括管理会社は立替え払いする必要はなく、逆に、回収金額から売上高を除いた金額400円を、前日までの立替金として統括管理会社が回収し、2日目の累積立替金は200円となる。
3日目の締め処理で売上高が14,600円、繰越金が600円である場合、繰越金の累計は800円になるが、紙幣と交換できない為、回収金額は売上高から繰越金を除いた金額14,000円となり、統括管理会社の3日目の立替金は600円、累計立替金は800円となる。
4日目の締め処理で売上高が16,600円、繰越金が600円である場合、繰越金の累計は1,400円となり、そのうちの1,000円に相当する硬貨が紙幣に交換され、繰越金の累計1,400円から紙幣交換金額1,000円を減算した400円が締め処理後の繰越金となり、17,000円の紙幣が回収される。
2日目と同様に、回収金額が売上高を上回っているので、4日目の統括管理会社の立替金は0円となり、回収金額から売上高を除いた金額400円を、前日までの立替金として統括管理会社が回収し、累積立替金は400円となる。
このように、繰越金を紙幣に交換することで、紙幣の最低金額(例えば千円)を超えることのない低額な締め処理後の繰越金を統括管理会社が立替払いする。
なお、統括管理会社は、立替払いになっている締め処理後の繰越金を別途契約店舗から保守費用の一部として徴収するようにする。
以上説明したように、第2の実施例では、第1の実施例の効果に加え、統括管理会社が立替払いする金額を低額に抑えることができるという効果が得られる。
第1の実施例および第2の実施例では、現金管理装置1が管理端末を介して統括管理会社のセンタに設置されている中央情報処理装置に通信回線で接続された構成としたが、本実施例では現金管理装置1は中央情報処理装置等に通信回線で接続されていないオフラインの構成とし、また現金管理装置1は上位装置としてのレジスタ2との間で通信可能に接続されレジスタ2からの指示を受信して入金処理や出金処理、締め処理、補充処理、回収処理等を行うように構成されている。
図11において、11は現金管理装置1の主制御部であり、レジスタ2との通信を可能にする通信手段を備えるとともに現金管理装置1内の各部を制御して各種の処理等を実行する。
12は記憶部であり、主制御部11が実行するプログラムや主制御部11による処理結果等が格納される。
20は現金取扱部としての紙幣取扱部であり、以下に示す構成を備えている。
21は紙幣入出金口であり、紙幣入出金口21を開閉するための紙幣シャッタ21aが設けられており、店員等が投入した紙幣を受入れる紙幣入金口および店員等へ釣銭準備金等を排出する紙幣出金口として機能する。
22は現金鑑別部としての紙幣鑑別部であり、紙幣搬送路により搬入された紙幣の真偽、正損、金種等を鑑別して金種毎に計数する。
23は紙幣一時保留部であり、紙幣入出金口21に投入され、紙幣鑑別部22で鑑別、計数された紙幣を集積して一時待機させる。
24は釣銭収納庫としての紙幣釣銭収納庫であり、釣銭として使用する金種(釣銭金種という。)の紙幣を金種別に収納する金庫であって、その金種毎に保管基準額が設定されている。
25は現金金庫としての紙幣金庫であり、堅牢な筐体に交換可能な紙幣金庫カセットが装備された金庫であって、店舗の売上金の内の紙幣が金種別に収納される。
30は現金取扱部としての硬貨取扱部であり、以下に示す構成を備えている。
31は現金入金口としての硬貨入金口であり、硬貨入金口31を開閉するための硬貨シャッタ31aが設けられており、店員等が投入した硬貨を受入れる。
32は現金鑑別部としての硬貨鑑別部であり、硬貨搬送路またはリフタ等により搬入された硬貨の真偽、正損、金種等を鑑別して金種毎に計数する。
33は硬貨リジェクト口であり、硬貨鑑別部32で偽硬貨等と鑑別された不良硬貨が搬送されて集積され、店員等に返却される。
34は硬貨一時保留部であり、硬貨入出金口31に投入され、硬貨鑑別部32で鑑別、計数された硬貨を金種別に集積して一時待機させる。
35は釣銭収納庫としての硬貨釣銭収納庫であり、釣銭金種の硬貨を金種別に収納する金庫であって、その金種毎に保管基準額が設定されている。
36は現金出金口としての硬貨出金口であり、開店前に店員等へ供給する釣銭準備金としての硬貨を排出する。
38は回収扉であり、紙幣金庫25に装着された紙幣金庫カセットや硬貨金庫カセットを集配担当者が回収する場合に電子錠等が開錠されて開錠可能とされ、集配担当者の所持する鍵等で開錠される。
201はレジスタ2の主制御部であり、レジスタ2内の各部を制御して各種の処理等を実行する。
202は通信I/F部であり、現金管理装置1との間で各種情報の送受信の制御を行うものである。
203は表示部であり、LCD等の表示画面を備えており、各種の処理操作の案内および入金処理や出金処理の金種別の金額やその合計金額等が表示される。
204はカードリーダであり、レジスタ2の現金を入出金する店員や売上げの締めを行う店長および現金管理装置1の現金の集配を行う地域管理センタの集配担当者等がそれぞれ携帯するIDカードを受入れ、そのIDカード情報を読取る機能を有している。
205は入力部であり、店員がレジスタ2において入金処理や出金処理等を行うことを指示するため、および店員や店長、集配担当者が現金管理装置1において入金処理や出金処理、締め処理、補充処理、回収処理等を行うことを指示するための図示しない操作キーおよび売上金の金額等を入力するためのテンキー等により構成されている。
206はジャーナルプリンタ等の伝票印刷部であり、レジスタ2や現金管理装置1による入金処理や出金処理の金額(金種別の金額を含む。)等を伝票に印刷して出力する。
なお、図11に示した実線は、紙幣搬送路や硬貨搬送路等による各部位の機械的な接続状態を示し、破線は主制御部11、201と各部との間の電気信号の送受のための電気的な接続状態を示す。
また、本実施例では、表示部203、カードリーダ204、入力部205、伝票印刷部206をレジスタ2に備えた構成としたが、現金管理装置1に備えるようにしてもよい。
上述した構成の作用について説明する。
統括管理会社は、契約した店舗から釣銭に充当するための預託金を預かっており、これを釣銭口座に入金して管理すると共に、図示しない中央情報処理装置の企業情報データベースにその店舗の預託金を管理するための釣銭台帳、および繰越金を管理するための繰越金台帳を設けている。
ここで、繰越金とは、入金処理において売上金とするべき硬貨であるが、硬貨釣銭収納庫35に収納した硬貨の金額をいう。
また、中央情報処理装置の企業情報データベースには契約した店舗の売上金を振込むためのその店舗の売上金口座の銀行名や口座番号等を売上金口座情報として格納する口座情報ファイルが設けられている。
更に、本実施例では、店舗の店長や店員および集配担当者には事前に契約している企業や店舗等を識別するための企業コード、その店舗を識別するための店舗コードおよびIDカードの所持者である店長や店員、集配担当者を識別するための従業員コードと入金や出金、締め、補充等の処理の有資格者であることを識別するためのIDカードコード等のIDカード情報を記録したIDカードが支給されている。
現金管理装置1を利用する店舗は、釣銭のための預託金を統括管理会社に預ける一方、釣銭として使用する釣銭金種(本実施例では5千円、2千円、千円の紙幣および500円、100円、50円、10円、5円、1円の硬貨)を設定し、その店舗の業態や日付、曜日、時間帯および売場の商品構成等を考慮して開店前に各レジスタ2にセットする釣銭準備金の金種毎の枚数を複数の出金パターンにして設定し、これを現金管理装置1の記憶部12に記憶させて登録する。
また、その店舗の売上げの規模やレジスタ2の台数、釣銭収納庫への定期的な補充間隔、近隣のイベントの開催等の外部要因による釣銭準備金の一時的な増加等を考慮して釣銭金種毎に紙幣釣銭収納庫24および硬貨釣銭収納庫35に標準的に収納するその金種の上限額である保管基準額を設定し、これを記憶部12に記憶させて登録する。
そして、店舗に現金管理装置1が設置された時に、紙幣釣銭収納庫24や硬貨釣銭収納庫35には統括管理会社が預託金の中から供給した釣銭金種毎の保管基準額に相当する紙幣や硬貨(釣銭引当金という。)充填されており、紙幣金庫25や硬貨金庫37は空の状態になっている。
このようにして紙幣釣銭収納庫24および硬貨釣銭収納庫35に保管基準額の紙幣や硬貨が充填された現金管理装置1による開店前の釣銭準備金の出金処理の作動について、図12に示すフローチャートを用い、SEで示すステップに従って説明する。
SE1、開店前に釣銭を準備する店員は、レジスタ2の入力部205の操作キーから出金処理を選択してその操作キーを押下する。
SE2、これを検知したレジスタ2の主制御部201は、表示部203にIDカードの挿入を促す旨の文言を表示し、店員が支給されているIDカードをレジスタ2のカードリーダ204に挿入すると、主制御部201はこれを検知してIDカードを受付け、カードリーダ204によりIDカードに記録されているIDカード情報を読取る。
SE3、IDカード情報を読取った主制御部201は、IDカードの正当性を判定し、IDカードが正当である場合は読取ったIDカードコードによりその店員が釣銭準備金の出金を許可されている有資格者であることを判定してステップSE4へ移行する。
IDカードが正当でない、または釣銭準備金出金の有資格者でないと判定した場合は、その旨を表示部203に表示して出金処理を終了させる。
SE4、IDカードが正当である等を判定した主制御部201は、表示部203に現金管理装置1の記憶部12に登録されている釣銭準備金の複数の出金パターンや釣銭金種の金種毎の枚数入力欄等を表示した出金内訳入力画面を表示する。
店員は、釣銭準備金の出金パターンの一つを選択するか、またはテンキーにより金種毎の出金枚数を入力するかして出金内訳を入力する。
SE5、出金パターンまたは金種毎の枚数入力により出金すべき金種とその枚数を認識した主制御部201は、現金管理装置1へ出金を指示する通知を送信する。現金管理装置1の主制御部11は、その金種に該当する紙幣を紙幣釣銭収納庫24から指定枚数を計数して繰出し、紙幣入出金口21へ搬送して集積すると共に、その金種に該当する硬貨を硬貨釣銭収納庫35から指定枚数を計数して繰出し、硬貨出金口36へ搬送して集積する。
SE6、紙幣や硬貨(これらをまとめていう場合は現金という。)の集積を終えた主制御部11は、紙幣入出金口21の紙幣シャッタ21aを開放すると共に表示部13に現金の集積を終えた旨を表示し、店員は紙幣入出金口21および硬貨出金口36に集積された現金を取出す。
SE7、現金の取出しを確認した主制御部11は、紙幣シャッタ21aを閉鎖すると共に出金情報を作成し、これを記憶部12に記憶させる。
出金情報は、出金処理が行われた日時、出金処理を実行したことを示す処理コードである出金コード、出金された金種毎の枚数とその合計金額、出金動作のタイムチャートを示す出金ログデータ、現金管理装置1が設置されている建物を示す建物コード、現金管理装置1の現金管理装置号機コードおよびIDカードから読取った従業員コードやIDカードコードであるIDカード出金コード等のIDカード情報等により構成される。
SE8、レジスタ2の主制御部201は、IDカード情報や出金した金種毎の枚数とその合計金額等の実行した出金処理の内容を記載した伝票を伝票印刷部206により印刷して発行し、店員はこの伝票を受取る。
その後、店員は取出した現金をレジスタ2にセットして顧客の来店を待って待機する。
SE9、現金管理装置1の主制御部11は、紙幣釣銭収納庫24および硬貨釣銭収納庫35の残量を金種別に確認し、少なくとも一つの金種の残量がニアエンド基準値以下の場合は釣銭収納庫への補充が必要と判定してステップSE10へ移行する。全ての金種がニアエンド基準値を超えている場合は出金処理を終了させる。
SE10、釣銭収納庫への補充が必要と判定した主制御部11はニアエンド情報を作成してレジスタ2へ送信し、レジスタ2の主制御部201はニアエンド情報を表示部203に表示して出金処理を終了させる。
ニアエンド情報は、補充の必要性を判定した日時、釣銭のニアエンドを示す処理コードであるニアエンドコード、現金の金種毎の残枚数、建物コードおよび現金管理装置号機コード等により構成される。
上記の釣銭準備金の出金処理後に営業を開始した店舗において、不測の事態等により営業の途中でレジスタ2の釣銭が不足したときは、その店員は現金管理装置1により現金を出金(途中出金という。)し、不足した釣銭を補給する。
この場合に店員は、上記のステップSE4において補給する金種の枚数を入力するようにして出金処理を行う。その他の作動は上記出金処理の作動と同様であるのでその説明を省略する。
営業の途中でレジスタ2に収納された売上金が多くなり、レジスタ2の現金が多量になった場合、店員は現金取扱の効率化や防犯のためにレジスタ2の過剰な現金を現金管理装置1へ入金(途中入金という。)する。
また、店舗の閉店後に店員は締め作業を行う。この時レジスタ2からはその日の売上高が出力され、店員はレジスタ2に収納されている現金(売上金と釣銭準備金が混在している。)を取出し、これを現金管理装置1へ入金(締め入金という。)する。
以下に、図13に示すフローチャートを用い、SFで示すステップに従って第3の実施例における現金管理装置1による途中入金および締め入金の入金処理の作動について説明する。
SF1、入金を行う店員は、入力部205の操作キーから入金処理を選択してその操作キーを押下する。
SF2、これを検知したレジスタ2の主制御部201は、上記出金処理のステップSE2と同様にしてIDカードの挿入を促し、店員がIDカードをカードリーダ204に挿入すると、これを受付けてIDカード情報を読取る。
SF3、IDカード情報を読取った主制御部201は、上記出金処理のステップSE3と同様にしてIDカードの正当性を判定し、IDカードが正当である場合はIDカードコードにより入金を許可されている有資格者であることを判定してステップSF4へ移行する。IDカードが正当でない、または入金の有資格者でないと判定した場合は、その旨を表示部203に表示して入金処理を終了させる。
SF4、IDカードが正当である等を判定した主制御部201は、表示部203に現金の投入を促す旨の文言を表示すると共に、現金管理装置1へ入金処理の実行を指示する通知を送信する。現金管理装置1の主制御部11は紙幣入出金口21の紙幣シャッタ21aおよび硬貨入金口31の硬貨シャッタ31aを開放して店員からの現金の投入を受付ける。
店員は、持参した途中入金または締め入金のための現金を紙幣と硬貨に区別して紙幣入出金口21と硬貨入金口31へ投入する。
SF5、現金の投入を検知した主制御部11は、紙幣シャッタ21aおよび硬貨シャッタ31aを閉鎖して投入された現金の計数を行う。
すなわち、主制御部11は、紙幣入出金口21へ投入された紙幣を紙幣鑑別部22へ搬送し、その紙幣の真偽、金種等を鑑別して金種毎に計数し、鑑別された紙幣を紙幣一時保留部23へ搬送して一時保管する。この時偽券等の不良紙幣と鑑別された紙幣は紙幣入出金口21へ搬送されて店員に返却される。
また、硬貨入出金口31へ投入された硬貨を硬貨鑑別部32へ搬送し、その硬貨の真偽、金種等を鑑別して金種毎に計数し、鑑別された硬貨を硬貨一時保留部34へ搬送して金種別に一時保管する。この時偽硬貨等の不良硬貨と鑑別された硬貨は硬貨リジェクト口33へ搬送されて店員に返却される。
なお、途中入金のように主に1万円札等の紙幣のみが投入された場合は、主制御部11は所定の時間経過後に硬貨シャッタ31aを閉鎖し、硬貨の計数を省略する。
SF6、現金の計数を終えた主制御部11は、その旨をレジスタ2へ通知する。レジスタ2の主制御部201は表示部203に金種毎の計数結果とその確認を促す旨の文言を表示した計数結果確認画面を表示する。
店員は、表示された計数結果が正しいと判断した場合は入力部205の操作キーによって「YES」を押下する。これを検知した主制御部201は計数結果が確定されたと認識してステップSF8へ移行する。
店員が表示された計数結果と持参した現金とが一致しないと判断した場合は入力部205の操作キーによって「NO」を押下する。これを検知した主制御部201はこれを返却要求と認識してステップSF7へ移行する。
SF7、返却要求を認識した主制御部201は、現金管理装置1へその旨を通知する。現金管理装置1の主制御部11は、紙幣一時保留部23に一時保管した紙幣を紙幣入出金口21へ、硬貨一時保留部34に一時保管した硬貨を硬貨出金口36へ搬送して投入された現金を店員に返却し、店員の受取りを確認して入金処理を終了する。その後店員は返却された現金を確認して再度入金処理を実行する。
SF8、計数結果が確定されたことを認識した主制御部201は、表示部203に売上高の入力を促す旨の文言およびその入力欄を表示した売上高入力画面を表示して店員に売上高の入力を促し、店員はレジスタ2から出力された売上高を参照して入力部205のテンキーにより売上高を入力する。これにより主制御部201は売上高を認識し、これを記憶部に記憶させステップSF9へ移行する。
なお、途中入金の入金処理においては入力すべき売上高がないので店員は操作キーによって「NO」を押下する。これにより主制御部201は売上高を「0」と認識し、入力を省略してステップSF9へ移行する。
SF9、主制御部201は入力された売上高(途中入金の場合は「0」)により売上高情報を作成すると共に入金情報を作成し、これらを現金管理装置1へ送信する。現金管理装置1は受信した入金情報を記憶部12に記憶させる。
入金情報は、入金処理が行われた日時、入金処理を実行したことを示す処理コードである入金コード、入金された金種毎の枚数とその合計金額、入金動作のタイムチャートを示す入金ログデータ、建物コード、現金管理装置号機コードおよびIDカード情報等により構成される。
SF10、入金情報等の送信を終えた主制御部201は、IDカード情報や入金された金種毎の枚数とその合計金額等の実行した入金処理の内容を記載した伝票を伝票印刷部206により印刷して発行し、店員はこの伝票を受取って入金操作を終了する。
SF11、現金管理装置1の主制御部11は、一時保留部に一時保留されている現金を釣銭収納庫へ収納する。
すなわち、主制御部11は、紙幣一時保留部23に一時保留されている紙幣を紙幣鑑別部22へ再度搬送し、その紙幣の金種等を鑑別して金種毎に計数し、鑑別した紙幣が釣銭金種以外の紙幣(本実施例では1万円札が該当する。)の場合は紙幣金庫25へ搬送して金種別に収納し、鑑別された紙幣が釣銭金種の場合は紙幣釣銭収納庫24へ搬送して金種別に収納、すなわち高額の金種の紙幣を優先的に紙幣金庫25へ搬送して金種別に収納する。
また、硬貨一時保留部34に金種別に一時保留されているすべての硬貨を硬貨一時保留部34からそれぞれの金種の硬貨釣銭収納庫35へ放出して金種別に収納する。
SF12、現金を釣銭収納庫に収納した主制御部11は、紙幣釣銭収納庫24および硬貨釣銭収納庫35の収納量を金種別に確認して記憶部12に登録されている釣銭金種毎の保管基準額と比較し、保管基準額を超えている金種の紙幣、つまり余剰金の紙幣を紙幣金庫25へ搬送して金種別に収納する。
また、保管基準額を超えている金種の硬貨については、その保管基準額を超えている金額に相当する紙幣(金額が一致しない場合はその金額を超えない額に相当する紙幣、例えば保管基準額を超えている金種の硬貨の合計額が1200円である場合は千円札を1枚)を紙幣金庫25へ搬送して金種別に収納する。つまり余剰金の硬貨に相当する金額を硬貨に替えて紙幣で紙幣金庫25へ搬送して金種別に収納する。
このとき、高額の金種の紙幣を優先して紙幣金庫25へ搬送して金種別に収納するものとする。
SF13、余剰金の現金金庫への収納を終えた主制御部11は、繰越金の金額を算出して記憶部12に記憶させる。
ここで、繰越金とは、余剰金の硬貨に相当する金額のうち、硬貨に替えて紙幣で紙幣金庫25へ搬送して金種別に収納することができなかった硬貨をいう。例えば、保管基準額を超えている金種の硬貨の合計額が1200円である場合、紙幣に替えることができない200円が繰越金となる。
なお、繰越金の金額は、入金処理毎に記憶部12に記憶されるものとする。
SF14、繰越金額を記憶部12に記憶させた主制御部11は、紙幣金庫25および硬貨金庫37の収納量を確認し、少なくとも一つの金種の収納量がニアフル基準値を超えている場合は現金の回収が必要と判定してステップSA15へ移行する。全ての金種がニアフル基準値以下の場合は入金処理を終了させる。
SF15、現金金庫の現金の回収が必要と判定した主制御部11はニアフル情報を作成してレジスタ2へ送信し、レジスタ2の主制御部201はニアフル情報を表示部203に表示して入金処理を終了させる。
ニアフル情報は、回収の必要性を判定した日時、現金のニアフルを示す処理コードであるニアフルコード、現金の金種毎の収納枚数、建物コードおよび現金管理装置号機コード等により構成される。
なお、紙幣金庫25へ収納する紙幣は、紙幣金庫25に金種を混在させて収納するようにしてもよい。これにより紙幣金庫25の構造の簡素化を図ることができると共に紙幣金庫25の収納量を増加させることができ、後述する現金の回収の周期を長く設定することができる。
このように、原則として釣銭収納庫にはレジスタ2から回収された釣銭金種の紙幣や硬貨が循環使用されて保管基準額に相当する金額の紙幣および硬貨が収納され、現金金庫には売上金に相当する紙幣が収納され、全てのレジスタ2の締め入金の終了後には現金管理装置1の釣銭収納庫と現金金庫に収納されている現金は、常に当初の釣銭引当金と売上金の総額となる。
ところで、締め入金においてレジスタ2から回収される現金の総額は当初の釣銭準備金とそのレジスタ2の売上金(途中入金、途中出金が行われた場合はその額を増減した額)で構成されるが、釣銭準備金として出金された金種は商品代金を精算する時にさまざまに変化し、閉店後にはその金種別内訳が変ってしまうのが常である。
従って、締め入金の終了後に現金管理装置1の釣銭収納庫に収納されている現金は、例えば100円硬貨や10円硬貨、1円硬貨といった釣銭としてよく使用されるが商品代金として支払われることが少ない金種の場合は、釣銭収納庫のその金種は不足した状態で収納されている。
このとき、釣銭収納庫の不足分に相当する金額、つまり釣銭準備金として出金された現金の中で現金金庫に収納された金額は他の金種、例えば1万円札や千円札に加えられて現金金庫に収納されている。
以下に、図14のフローチャートを用い、SGで示すステップに従って第3の実施例における現金管理装置1による締め処理の作動について説明する。
SG1、全てのレジスタ2の締め入金の入金処理の終了後に店舗の責任者、例えば店長は、入力部205の操作キーから締め処理を選択してその操作キーを押下する。
SG2、これを検知したレジスタ2の主制御部201は、上記第1の実施例の出金処理のステップS2と同様にしてIDカードの挿入を促し、店長がIDカードをカードリーダ14に挿入すると、主制御部201はこれを受付けてIDカード情報を読取る。
SG3、IDカード情報を読取った主制御部201は、上記第1の実施例の出出金処理のステップS3と同様にしてIDカードの正当性を判定し、IDカードが正当である場合はIDカードコードにより締め処理を許可されている有資格者であることを判定してステップSG4へ移行する。IDカードが正当でない、または締め処理の有資格者でないと判定した場合は、その旨を表示部203に表示して締め処理を終了させる。
SG4、IDカードが正当である等を判定した主制御部201は、締め処理の実行を指示する通知を現金管理装置1へ送信する。現金管理装置1の主制御部11は入金処理のステップSF13で記憶部12に記憶させておいた繰越金の金額を集計し、前回締め処理から今回締め処理までに行われた入金処理で算出された繰越金の累計金額を算出する。
SG5、繰越金の累計金額を算出した主制御部11は、その繰越金の累計金額のうち紙幣に換えることができる金額に相当する紙幣(例えば累計金額が2,300円の場合、2,000円に相当する千円札2枚)を紙幣釣銭収納庫24から紙幣金庫25へ移動する。
SG6、紙幣を移動した主制御部11は、締め情報および繰越金情報を作成し、これを記憶部12に記憶させる。
締め情報は、締め処理が行われた日時、締め処理を実行したことを示す処理コードである締めコード、締め動作のタイムチャートを示す締めログデータ、建物コード、現金管理装置号機コードおよびIDカード情報等により構成される。
繰越金情報は、前回締め処理から今回締め処理までに行われた入金処理で算出された繰越金の累計金額から紙幣に換えた金額を減算した締め処理後の繰越金額により構成される。
主制御部11は、前回の締め処理から今回の締め処理までの間の店舗における現金の移動を集計し、これを現金移動情報とする。
SG7、現金管理装置1の主制御部11(締め処理後売上高算出手段)は、現金移動情報を基に前回の締め処理から今回の締め処理までの間の店舗の売上高の合計金額、紙幣に換えた金額、締め処理後の繰越金額、売上高の合計額から締め処理後の繰越金額を減算した締め処理後の売上高、入金された金種毎の枚数や従業員コード等をレジスタ2へ送信し、レジスタ2の主制御部201は表示部203に表示し、店長は表示された内容を確認して入力部205の操作キーによって「YES」を押下する。
これを検知した主制御部201は、締め処理後の売上高等が確認されたことを認識する。
SG8、主制御部201は、現金管理装置1から受信した現金移動情報、締め処理後の売上高等や締め処理を行った店長のIDカード情報等を記載した伝票を伝票印刷部206により印刷して発行し、店長が伝票を受取ったことを確認して締め処理を終了させる。
ここで、統括管理会社は地域管理センタによって上記のニアフル情報やニアエンド情報による突発的な回収や補充の他に、現金管理装置1の現金の回収や補充を定期的に行っている。
現金管理装置1の現金の回収や補充を定期的に行う場合は、地域管理センタから集配担当者が集配車9によって現金の回収後に装着する空の紙幣金庫カセットや硬貨金庫カセットおよび補充のための現金とを持参して該当する店舗を巡回し、以下のように行う。
現金管理装置1の現金を回収する場合は、集配担当者はレジスタ2の入力部205の操作キーから回収処理を選択してその操作キーを押下し、これを検知した主制御部201は上記出金処理のステップSE2と同様にしてIDカードの挿入を促し、集配担当者が持参したIDカードをカードリーダ204に挿入すると、これを受付けてIDカード情報を読取り、上記出金処理のステップSE3と同様にしてIDカードが正当であり、IDカードコードにより回収を許可されている有資格者であること確認する。
IDカードの正当性等を確認した主制御部201は、回収を指示する通知を現金管理装置1へ送信し、現金管理装置1の主制御部11は、紙幣釣銭収納庫24の紙幣を紙幣金庫25に搬送して収納し、その後に電子錠等を開錠して回収扉38を開錠可能とする。
集配担当者は所持する鍵等で回収扉を開錠し、紙幣金庫25に装着されている紙幣金庫カセットを取出し、持参した空の紙幣金庫カセットを装着して回収扉38を施錠する。
これを検知した主制御部11は、回収扉38の電子錠等を施錠し、上記出金処理のステップSE8と同様にして回収処理内容を伝票に印刷して発行し、集配担当者の受取を確認して回収処理を終了させる。
この回収処理で回収できる現金は紙幣だけであるので、それぞれの入金処理で発生した繰越金は硬貨釣銭収納庫35に収納されたままとなっている。
なお、本実施例では、上記の回収処理は締め処理の直後に行われるものとするが、回収処理において締め処理を行うようにしてもよい。
また、回収処理においては、紙幣金庫カセットと紙幣釣銭収納庫24を別に設けた場合について説明したが、これらを統合して紙幣金庫カセットと兼用にするようにしてもよい。これにより回収処理の効率化を図ることができると共に現金管理装置1の簡素化を図ることができる。
このようにして空になった紙幣釣銭収納庫24、および保管基準額に達していない硬貨釣銭収納庫35に現金を補充する場合は、集配担当者は入力部205の操作キーから補充処理を選択してその操作キーを押下し、上記と同様にして主制御部201がIDカードの正当性等を確認した後に、現金管理装置1の主制御部11は上記入金処理のステップSF4と同様にして現金入金口を開放し、集配担当者は持参した補充のための現金を現金入金口へ投入する。
その後、上記入金処理のステップSF5と同様にして現金が計数されてその計数結果が表示され、計数結果が集配担当者により確定されると主制御部11は入金処理のステップSF11と同様にして一時保留部に一時保留されている現金を釣銭収納庫へ収納し、上記出金処理のステップSE8と同様にして補充処理内容を伝票に印刷して発行し、集配担当者の受取りを確認して補充処理を終了させる。
ここで、売上高、繰越金、締め処理後の売上高、回収処理で回収された回収金額の関係を図15に基づいて説明する。
図15において、1日目の売上高が16,600円、繰越金が600円である場合、売上高から繰越金を除いた金額の16,000円が締め処理後の売上高となり、この金額の紙幣を統括管理会社は回収処理により回収する。また、繰越金600円がそのまま締め処理後の繰越金となる。
次に、2日目の売上高が21,600円、繰越金が600円である場合、前日の締め処理後の繰越金と2日目繰越金を合算した累計繰越金が1,200円となり、そのうち1,000円分の硬貨が紙幣と交換され、締め処理後の売上高は2日目の売上高から繰越金を減じた金額に紙幣交換金額を加算して22,000円、繰越金は累積繰越金から紙幣交換金額を減じて200円となる。統括管理会社は締め処理後の売上高と同額の22,000円の紙幣を回収処理により回収する。
同様に、3日目の売上高が14,600円、繰越金が600円である場合、2日目の締め処理後の繰越金と3日目の繰越金を合算した累計繰越金が800円となるが、これは紙幣と交換できないので、そのまま締め処理後の繰越金となる。締め処理後の売上高は、売上高から繰越金を除いた金額の14,000円となり、この金額が統括管理会社によって回収される。
4日目の売上高が16,600円、繰越金が600円である場合、3日目の締め処理後の繰越金800円と4日目の繰越金を合算した累計繰越金が1,400円となり、そのうち1,000円分の硬貨が紙幣と交換され、締め処理後の売上高は4日目の売上高から繰越金を減じた金額に紙幣交換金額を加算して17,000円、繰越金は累積繰越金から紙幣交換金額を減じて400円となる。統括管理会社は締め処理後の売上高と同額の17,000円の紙幣を回収処理により回収する。
上記の例では、毎日統括管理会社が売上金の回収処理を行う場合について説明したが、現金管理装置が統括管理会社のセンタに接続されていないオフラインの現金管理システムの場合、店舗の1日当りの売上高が小さく、売上金の回収が数日間に1回の割合で行なわれる場合が多い。以下に、4日に一回の割合で売上金を回収する場合の、売上高、繰越金、締め処理で繰越金を紙幣に交換した金額(紙幣交換金額)、締め処理後の繰越金、回収処理で回収された回収金額の関係を図16に基づいて説明する。
図16において、1日目の入金処理で売上高が16,000円、繰越金が600円、2日目の入金処理で売上高が21,600円、繰越金が600円、3日目の入金処理で売上高が14,600円、繰越金が600円、4日目の入金処理で売上高が16,600円、繰越金が600円である場合、4日目の入金処理後の締め処理で繰越金の累計は2,400円になり、そのうちの2,000円に相当する紙幣が紙幣釣銭収納庫24から紙幣金庫25へ移動、つまり2,000分(紙幣交換金額)の硬貨が紙幣に交換される。
したがって、締め処理後の繰越金は、繰越金の累計2,400円から紙幣交換金額2,000円を減算した400円、締め処理後の売上高は、1日目から4日目の売上高の合計である69,400円から締め処理後の繰越金である400円を減算した69,000円となり、回収処理では締め処理後の売上高と同額の69,000円の紙幣が回収される。
また、5日目の入金処理で売上高が17,500円、繰越金が500円、6日目の入金処理で売上高が22,700円、繰越金が700円、7日目の入金処理で売上高が12,300円、繰越金が300円、8日目の入金処理で売上高が21,400円、繰越金が400円である場合、8日目の入金処理後の締め処理で繰越金の累計は2,300円(4日目の締め処理後の繰越金および5日目から8日目までの繰越金の累計)になり、そのうちの2,000円に相当する紙幣が紙幣釣銭収納庫24から紙幣金庫25へ移動、つまり2,000円分(紙幣交換金額)の硬貨が紙幣に交換される。
したがって、締め処理後の繰越金は、繰越金の累計2,300円から紙幣交換金額2,000円を減算した300円、締め処理後の売上高は、5日目から8日目の売上高の合計である73,900円に4日目の繰越処理後の繰越金400円を加算した74,300円から8日目の締め処理後の繰越金である300円を減算した74,000円になり、回収処理では締め処理後の売上高と同額の74,000円の紙幣が回収される。
なお、ニアフル情報による回収は、上記の回収処理と同様であるが、回収する現金はニアフルとなった金種またはその金種を含む現金金庫カセットのみを回収するようにする。
また、ニアエンド情報による補充は、上記の補充処理と同様であるが、補充する現金はニアエンドとなった金種のみを補充するようにする。
更に、店舗が設定した釣銭金種の保管基準額の変更は、店舗の要請によって行うことが可能であり、当初の預託金の額を変更して保管基準額の増額または減額を受付けるようにする。
また、上記の回収処理により回収された現金は、集配車により地域管理センタへ輸送され、統括管理会社の係員は、図示しないセンタの地域端末を操作し、中央情報処理装置を介して回収された現金に一致する締め処理後の繰越金を含まない締め処理後の売上高を売上金として銀行の所定の売上金口座に振り込むようにする。
さらに、第1の実施例においても本実施例と同様に現金管理装置1は中央情報処理装置等に通信回線で接続されていないオフラインの構成とし、また現金管理装置1は上位装置としてのレジスタ2との間で通信可能に接続されレジスタ2からの指示を受信して入金処理や出金処理、締め処理、補充処理、回収処理等を行うように構成してもよい。
以上説明したように、第3の実施例では、統括管理会社のセンタに接続されていないオフラインの現金管理装置においても第1の実施例および第2の実施例と同様な効果が得られる。
また、統括管理会社は繰越金を立て替える必要がないという効果が得られる。
第1の実施例における現金管理装置の構成を示すブロック図 第1の実施例における現金管理システムの構成を示す説明図 第1の実施例における現金管理装置の外観を示す斜視図 第1の実施例における出金処理を示すフローチャート 第1の実施例における入金処理を示すフローチャート 第1の実施例における締め処理を示すフローチャート 第1の実施例における中央情報処理装置の業務処理を示すフローチャート 第1の実施例における売上金、繰越金、累積立替金の関係を示す説明図 第2の実施例における締め処理を示すフローチャート 第2の実施例における売上金、繰越金、締め処理後繰越金の関係を示す説明図 第3の実施例における現金管理装置の構成を示すブロック図 第3の実施例における出金処理を示すフローチャート 第3の実施例における入金処理を示すフローチャート 第3の実施例における締め処理を示すフローチャート 第3の実施例における売上金、繰越金、締め処理後売上金の関係を示す説明図(毎日売上金回収の場合) 第3の実施例における売上金、繰越金、締め処理後売上金の関係を示す説明図(4日に一度売上金回収の場合)
符号の説明
1 現金管理装置
2 レジスタ
3 管理端末
4 監視センサ
5 通信回線
6 中央情報処理装置
6a 企業情報データベース
7 警備情報処理装置
8 銀行
9 集配車
10 地域端末
11 主制御部
12 記憶部
13 表示部
14 カードリーダ
15 入力部
15a 操作キー
15b テンキー
16 伝票印刷部
20 紙幣取扱部
21 紙幣入出金口
21a 紙幣シャッタ
22 紙幣鑑別部
23 紙幣一時保留部
24 紙幣釣銭収納庫
25 紙幣金庫
30 硬貨取扱部
31 硬貨入金口
31a 硬貨シャッタ
32 硬貨鑑別部
33 硬貨リジェクト口
34 硬貨一時保留部
35 硬貨釣銭収納庫
36 硬貨出金口
38 回収扉

Claims (5)

  1. 現金投入口から投入された紙幣および硬貨の現金を計数し、予め設定された釣銭金種毎の保管基準額の現金を釣銭準備金、保管基準額を超えた現金を売上金として収納する現金管理装置において、
    保管基準額の硬貨および保管基準額を超えた硬貨を収納する硬貨釣銭収納庫と、
    保管基準額の紙幣を釣銭準備金として収納する紙幣釣銭収納庫と、
    保管基準額を超えた紙幣を収納するとともに保管基準額を超えて前記硬貨釣銭収納庫に収納された硬貨に相当する金額を超えない金額を紙幣に換え、その紙幣を収納する紙幣金庫と、
    前記紙幣に換えることができなかった金額を繰越金として算出し、記憶部に記憶させる繰越金算出手段とを設け、
    売上金から前記繰越金算出手段が算出した繰越金を除いた紙幣を前記紙幣金庫に収納し、その紙幣を回収できるようにしたことを特徴とする現金管理装置。
  2. 請求項1の現金管理装置において、
    前記繰越金算出手段が算出した繰越金を累計して記憶部に記憶させる繰越金累計手段を設け、
    前記繰越金累計手段が累計した繰越金に相当する金額を超えない金額を紙幣に換え、その紙幣を紙幣金庫に収納するようにしたことを特徴とする現金管理装置。
  3. 請求項1または請求項2の現金管理装置において、
    売上金の金額から前記繰越金累計手段が算出した繰越金を減算して締め処理後の売上高を算出する締め処理後売上高算出手段を設けたことを特徴とする現金管理装置。
  4. 請求項1、請求項2または請求項3の現金管理装置において、
    上位装置から動作指示を受信する通信手段を設け、
    前記通信手段が、上位装置からの動作指示を受信して紙幣を前記紙幣金庫へ収納するようにしたことを特徴とする現金管理装置。
  5. 店舗に設置され、現金投入口から投入された紙幣および硬貨の現金を計数し、予め設定された釣銭金種毎の保管基準額の現金を釣銭準備金、保管基準額を超えた現金を売上金として収納する現金管理装置と、センタに設置され、前記現金管理装置と通信可能に接続された中央情報処理装置とを備えた現金管理システムにおいて、
    保管基準額の硬貨および保管基準額を超えた硬貨を硬貨釣銭収納庫に収納し、保管基準額の紙幣を釣銭準備金として紙幣釣銭収納庫に収納し、保管基準額を超えた紙幣を収納するとともに保管基準額を超えて前記硬貨釣銭収納庫に収納された硬貨に相当する金額を超えない金額を紙幣に換え、その紙幣を紙幣金庫に収納し、前記紙幣に換えることができなかった金額を繰越金として算出し、該繰越金の金額を中央情報処理装置へ送信する現金管理装置を設け、
    中央情報処理装置が、前記現金管理装置から受信した繰越金の金額を立替払いして売上金を売上金口座に振込むようにしたことを特徴とする現金管理システム。
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