JP5971166B2 - 現金処理装置 - Google Patents
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Description
この現金処理装置は、小売店の店舗に設置されたレジスタに収納するための釣銭用の現金を釣銭用現金収納庫から出金する出金処理機能、レジスタから回収した現金を入金し、釣銭用として出金した分の現金を釣銭用現金収納カセット(現金収納庫)に収納すると共に、売上分の現金を回収すべき現金として回収カセット(回収庫)に収納する入金処理機能、釣銭用現金収納カセットや回収カセット内の現金の有高(金種毎の収納枚数)、入金及び出金の処理に関わるログ等を履歴情報として記憶管理する機能等を備えている。
そして、鑑別部で再び鑑別、計数が行われた後、釣銭分の紙幣は釣銭用の紙幣収納カセットに搬送されて金種別に収納され、売上分の紙幣は回収カセットに搬送されて金種混合で収納される。
硬貨の入金処理についても同様に行われる。
売上分の紙幣及び硬貨は回収カセットと共に、警送会社の警送員によって回収される。
すなわち、従来の現金処理装置において、入金処理時に一時集積部に集積された現金、例えば紙幣を再鑑別、計数を行って売上金を回収カセットに搬送、収納する際、紙幣の重送が発生した場合、その紙幣は一時集積部に集積される前に既に金種、枚数が確定しているので、強制的に回収カセットに搬送、収納するものとなっているが、同一の入金処理時において重送が発生した紙幣を回収カセットに収納した後、紙幣ジャムが発生して、そのジャム紙幣を担当員が手作業で排除した場合等は、回収カセット内の現金有高が確定できなくなる場合がある。
本発明は、このような問題を解決することを課題とする。
図1において、1は装置利用者や警送会社の警送員が保有する回収カード(IDカード)に記録されたカード情報(装置利用が可能であることを示す情報(識別情報)やカード番号等)をリードするためのカードリーダ部である。
3は回収カセット内の現金の回収結果やログをレシートに印字して発行するレシート印字部(レシートプリンタ)である。4は操作者(装置利用者や警送員)の操作を誘導するための表示や入出金等の処理結果を表示するための表示部と、入力操作を行う操作部からなる操作表示部である。
釣銭用硬貨を収納する現金収納カセット(現金収納庫)、及び釣銭用紙幣を収納する現金収納カセット(現金収納庫)を備えるが、これらについてはその説明を省略する。
上述した構成による第1の実施例の作用について説明する。尚、以下に説明する各部の動作は、記憶部6に格納された制御プログラム(ソフトウェア)に基づいて制御部5により制御されるものとする。
図4は第1の実施例の作用示すフローチャートで、以下この図4にSで示したステップにしたがって説明を行う。
S2:制御部5は表示操作部4にカードの読み取りを促す誘導表示を行い、これにより警送員がIDカードをカードリーダ部1に挿入すると、カードリーダ部1がIDカードのカード情報を読み取る。読み取ったカード情報は制御部5に送られ、制御部5はそのカード情報を記憶部6に記憶させると共に、そのカード情報に基づいて装置利用が可能であるか否かの確認を行う。
これにより警送員は回収トレイ装填部2を開いて、現金が収納されている回収カセットを取り出し、回収トレイ装填部2に空の回収カセットを装填することで、回収カセットの交換を行う。回収カセットは上述したように紙幣用と硬貨用の2種類があり、その両方ともが交換される。回収カセットの交換後、制御部5は回収トレイ装填部2をロックする。
S5:有高が確定している場合は、制御部5は記憶部6に記憶されている履歴情報に基づいてレシート印字部3により図3(a)に示す回収内容をレシートに印字し、通常の内容のレシートとして警送員に発行する。
S6:有高が不確定の場合は、制御部5は記憶部6に記憶されている履歴情報に基づいてレシート印字部3により、図3(b)に示す現金の回収内容と入金処理に関わるログをレシートに印字して警送員に発行する。
このように印字することで、入金処理時に不確定となった金種、処理内容、エラーの内容を明確にすることができ、警送員が回収カセットと共にレシートを警送会社に持ち帰ったとき、警送会社の人員が回収カセット内の有高が不確定であることのみでなく、不確定となった金種、処理内容、エラーの内容を認識することが可能になる。
ここで現金処理装置7は図1及び図2に示した第1の実施例と同様の構成を有し、インターフェース部8は現金処理装置7に設けられ、このインターフェース部8を介して現金処理装置7の制御部5が現金管理サーバ9に接続されている。
現金管理サーバ9は、現金処理装置7から回収した現金の情報を集計、管理するコンピュータで、警送会社の現金管理センタに設けられている。
図6は第2の実施例の作用を示すフローチャートで、以下この図6にSで示したステップにしたがって説明を行う。
S12:制御部5は表示操作部4にカードの読み取りを促す誘導表示を行い、これにより警送員がIDカードをカードリーダ部1に挿入すると、カードリーダ部1がIDカードのカード情報を読み取る。読み取ったカード情報は制御部5に送られ、制御部5はそのカード情報を記憶部6に記憶させると共に、そのカード情報に基づいて装置利用が可能であるか否かの確認を行う。
これにより警送員は回収トレイ装填部2を開いて、現金が収納されている回収カセットを取り出し、回収トレイ装填部2に空の回収カセットを装填することで、回収カセットの交換を行う。回収カセットは上述したように紙幣用と硬貨用の2種類があり、その両方ともが交換される。回収カセットの交換後、制御部5は回収トレイ装填部2をロックする。
S15:有高が確定している場合は、制御部5は記憶部6に記憶されている履歴情報に基づいてレシート印字部3により図3(a)に示した現金の回収内容をレシートに印字し、通常の内容のレートとして警送員に発行する。
この場合の現金の回収内容としては、図示したように回収年月日、警送員のIDカードから読み取ったカード番号、回収カセット内の現金有高の内訳としての金種毎の現金(紙幣及び硬貨)の金額と、及びそれらの現金の合計金額が印字されている。
尚、上述した、第1、第2の実施例ではレジスタから回収した現金を入金する現金処理装置に適用した場合について説明したが、ATM等の現金処理装置から資金を回収する場合等にも適用可能である。
また、第1、第2の実施例では、不確定マークとして「※」を使用するものとしたが、他のマーク(記号)でもよい。
2 回収トレイ装填部
3 レシート印字部
4 表示操作部
5 制御部
6 記憶部
7 現金処理装置
8 インターフェース部
9 現金管理サーバ
Claims (6)
- 回収すべき現金を収納する回収カセットを備えた現金処理装置において、
入金処理のログ、及び回収カセット内の現金の有高が確定できなくなった場合の有高不確定の情報を記憶部に記憶し、
現金を収納した回収カセットを回収する際、回収カセット内の有高が不確定である場合、有高が不確定であることを示す情報と共に入金処理のログを印字したレシートを発行することを特徴とする現金処理装置。 - 請求項1に記載の現金処理装置において、
前記記憶部は、前記回収カセット内の現金の有高の内訳を更に記憶し、
前記現金を収納した回収カセットを回収する際、前記回収カセット内の有高が不確定である場合、有高が不確定であることを示す情報と共に入金処理のログ及び前記回収カセット内の現金の有高の内訳を印字したレシートを発行することを特徴とする現金処理装置。 - 請求項2に記載の現金処理装置において、
レシートに印字する前記回収カセット内の現金の有高の内訳のうち、有高が不確定の金種の欄に有高が不確定であることを示すマークを印字することを特徴とする現金処理装置。 - 回収すべき現金を収納する回収カセットを備え、上位装置と接続された現金処理装置において、
入金処理のログ、及び回収カセット内の現金の有高が確定できなくなった場合の有高不確定の情報を記憶部に記憶し、
現金を収納した回収カセットを回収する際、回収カセット内の有高が不確定である場合、有高が不確定であることを示す情報と共に入金処理のログの情報を前記上位装置に送信することを特徴とする現金処理装置。 - 請求項4に記載の現金処理装置において、
前記記憶部は、前記回収カセット内の現金の有高の内訳を更に記憶し、
前記現金を収納した回収カセットを回収する際、前記回収カセット内の有高が不確定である場合、有高が不確定であることを示す情報と共に入金処理のログの情報及び前記回収カセット内の現金の有高の内訳の情報を前記上位装置に送信することを特徴とする現金処理装置。 - 請求項5に記載の現金処理装置において、
上位装置に送信する前記回収カセット内の現金の有高の内訳のうち、有高が不確定の金種の欄に有高が不確定であることを示すマークを付加することを特徴とする現金処理装置。
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