JP6500647B2 - 紙幣処理装置 - Google Patents

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本発明は、紙幣処理装置に関するものである。
昨今、紙幣を処理する紙幣処理装置が利用されている(例えば、特許文献1参照)。紙幣処理装置は、金融機関の営業店に訪れた顧客が取引を行うために利用され得る。また、紙幣処理装置は、金融機関の営業店に存在する係員が窓口において顧客から依頼された入出金を行うためにも利用され得る。かかる紙幣処理装置は、入出金用カセットおよび入金専用カセット(以下、単に「入金庫」とも言う。)を有する。入出金カセットは、出金時に紙幣の繰り出しを行うとともに、入金時に紙幣の収納を行う入出金用カセットを有する。一方、入金庫は、出金時に紙幣の繰り出しは行わず、入金時に紙幣の収納を行う。ただし、入金庫は、機能的には紙幣を分離する機能を有していてよい。
入金庫に収納されている紙幣の回収は、入金庫に収納される紙幣の枚数が所定の上限枚数(入金庫が収納可能な紙幣枚数)を超える前に行われるのが一般的である。これによって、入金庫に収納される紙幣の枚数が上限枚数を超えたことに起因した紙幣処理装置の運用停止を回避することが可能である。このとき、入金庫に収納されている紙幣枚数が表示されれば、オペレータは、表示された紙幣枚数を閲覧することによって、入金庫から紙幣の回収が必要か否かを判断することが可能である。
入金庫によって収納される紙幣の金種は、単一の場合もあれば複数の場合もあり得る。ここで、例えば、入金庫が複数の金種の紙幣を収納する場合、紙幣処理装置における計数部は、入金庫に収納される紙幣の枚数を金種ごとに計数しておくのが一般的である。以下では、入金庫に収納される金種ごとの紙幣枚数の計数結果を、単に「カウンタ」とも言う。このような計数がなされ、カウンタが表示されることによって、オペレータは、入金庫に収納されている紙幣枚数を金種ごとに把握することが可能である。
特開2014−153899号公報
しかし、入金庫から繰り出された紙幣の枚数を金種ごとに計数できない場合には、入金庫から紙幣を回収している際に、紙幣処理装置に障害が発生した場合、カウンタが不定となってしまう。また、入金庫から繰り出された紙幣の金種が認識部によって認識されれば、入金庫から繰り出された紙幣の枚数を金種ごとに計数することが可能である。しかし、入金庫から繰り出された紙幣が認識部に到達する前に障害が発生した場合には、やはりカウンタが不定となってしまう。
さらに、上記したように、カウンタが不定になってしまうことによって、入金庫から紙幣を回収する動作を継続することが困難となり、紙幣処理装置の運用を継続することができなくなってしまう可能性がある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、入金庫から紙幣を回収している際に、紙幣処理装置に障害が発生した場合であっても紙幣処理装置の運用を継続することが可能な技術を提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明のある観点によれば、投入された1以上の紙幣を順に繰り出す紙幣投入部と、前記紙幣投入部に投入された前記紙幣を搬送する紙幣搬送部と、前記紙幣の金種を認識して認識結果を得る認識部と、前記紙幣を収納する入金庫と、前記認識結果に基づいて前記入金庫に収納される前記紙幣の枚数を金種ごとの紙幣枚数として計数し、前記入金庫からの紙幣回収時において、前記入金庫から繰り出された紙幣の枚数を繰り出し枚数として計数する計数部と、前記入金庫からの紙幣回収時において障害が発生した場合に、前記金種ごとの紙幣枚数の合計値と前記繰り出し枚数とに基づいて前記入金庫の残紙幣枚数を算出する算出部と、前記残紙幣枚数を表示部に表示させる制御部と、を備える、紙幣処理装置が提供される。
前記計数部は、金種が認識されなかった紙幣の枚数を金種不明な紙幣枚数として計数し、前記算出部は、前記入金庫からの紙幣回収時において障害が発生した場合に、前記金種ごとの紙幣枚数および前記金種不明な紙幣枚数の合計値と前記繰り出し枚数とに基づいて前記残紙幣枚数を算出してよい。
前記制御部は、金種不明な紙幣枚数として前記残紙幣枚数を前記表示部に表示させ、金種ごとの紙幣枚数として零を前記表示部に表示させてよい。
前記算出部は、前記入金庫からの紙幣回収時において障害が発生し、かつ、前記紙幣搬送部に紙幣が残留したことが検出された場合に、前記入金庫の残紙幣枚数を算出してよい。
以上説明したように本発明によれば、入金庫から紙幣を回収している際に、紙幣処理装置に障害が発生した場合であっても紙幣処理装置の運用を継続することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る紙幣処理装置の機能構成例を示すブロック図である 搬送部の詳細構成例を示すブロック図である。 紙幣回収前におけるカウンタの例を示す図である。 紙幣回収動作の例を示すフローチャートである。 更新後のカウンタの例を示す図である。 計数結果(カウンタ)の表示例を示す図である。 算出結果(残紙幣枚数)の表示例を示すである。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
まず、本発明の一実施形態に係る紙幣処理装置10の機能構成例について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る紙幣処理装置10の機能構成例を示すブロック図である。例えば、紙幣処理装置10は、オペレータ(例えば、金融機関の営業店に訪れた顧客、金融機関の営業店に存在する係員など)による操作に基づいて、金銭の取引を実行する装置であってよい。また、紙幣処理装置10は、金融機関の営業店などに設置されてよい。
図1に示すように、紙幣処理装置10は、制御部110、記憶部120、紙幣投入部130、紙幣受取部140、搬送部150、一時保留部160、入出金用カセット170、入金庫180および表示入力部190を有する。
制御部110は、紙幣処理装置10の動作全般を制御する。具体的には、制御部110は、入金処理、出金処理、補充処理、回収処理などの基本処理を制御する。例えば、制御部110は、搬送部150による紙幣の搬送と、シャッタ(不図示)の開閉動作とを制御する。
記憶部120は、紙幣処理装置10が動作するためのプログラムや各種データなどを記憶する。なお、制御部110および記憶部120が有する機能は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)などから成るハードウェア構成により実現してもよい。
例えば、CPUは、演算機能および制御機能を有し、各種プログラムに従って紙幣処理装置10の動作全般を制御する。ROMは、CPUが使用するプログラムや演算パラメータなどを記憶する。RAMは、CPUの実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータなどを一時記憶する。
紙幣投入部130は、オペレータによって紙幣が投入される投入口である。紙幣投入部130には、開口部を開閉するシャッタ(不図示)が設けられてよい。また、紙幣投入部130は、束で投入された紙幣を一枚ずつ分離して搬送部150に繰り出す分離機能を有していてよい。なお、紙幣投入部130は、搬送部150側に傾くことや、オペレータによる取り出し口側に傾くことが可能な可動式であってもよい。
紙幣受取部140は、オペレータが受け取る紙幣が排出される排出口である。紙幣受取部140には、開口部を開閉するシャッタ(不図示)が設けられてよい。また、紙幣受取部140は、排出する紙幣を集積する集積機能を有していてよい。なお、紙幣受取部140は、搬送部150側に傾くことや、オペレータによる取り出し口側に傾くことが可能な可動式であってもよい。
搬送部150は、紙幣を目的の搬送先に搬送するための各種機能を有している。図2は、搬送部150の詳細構成例を示すブロック図である。図2に示すように、搬送部150は、センサ151、紙幣搬送部152、認識部153、計数部154、算出部155、入出力部156、記憶制御部157およびメモリ158を有する。
紙幣搬送部152は、紙幣を搬送する機能を有している。紙幣の搬送には、対向して当接する複数のローラの間に紙幣を挟んで送出する機構が用いられてよい。紙幣搬送部152は、駆動モータ(不図示)によって駆動され得る。駆動モータ(不図示)は、例えば、DCサーボモータまたはパルスモータによって構成されており、かかるモータが回転することにより紙幣搬送部152を駆動する。
センサ151は、例えば、光学センサなどであってよく、様々な状態を検出する。例えば、センサ151は、紙幣投入部130および紙幣受取部140における紙幣の集積状態(例えば、集積枚数、紙幣が抜き取られたか否かなど)を検出する。また、センサ151は、紙幣搬送部152における紙幣の搬送状態(例えば、紙幣の詰まりなど)を検出し得る。また、センサ151は、入金庫180の出入口付近を通過する紙幣を検出することによって、入金庫180からの紙幣の繰り出しおよび入金庫180への紙幣の収納を検出することが可能である。
認識部153は、1枚ずつ搬送される紙幣の認識を行う。認識部153は、搬送される紙幣の認識を行うことができる。具体的には、認識部153は、紙幣搬送部152によって搬送された紙幣の金種、真偽、正損および走行状態などを鑑別し、搬送される紙幣に対して、正常判定または異常判定を行う。異常判定(リジェクト判定)は、真偽、正損(汚損、損壊、外形異常など)、走行異常(スキュー紙幣、重走など)といった要因に基づいて行われる。また、異常紙幣(以下、「リジェクト紙幣」とも言う。)は、出金紙幣として取り扱えない二千円札および五千円札を含んでもよいし、外国紙幣を含んでもよい。
計数部154は、認識部153により得られた認識結果に基づいて、入金庫180に収納される紙幣枚数を金種ごとに計数する。上記したように、入金庫に収納される金種ごとの紙幣枚数の計数結果を、単に「カウンタ」とも言う。より具体的には、計数部154は、入金庫180に収納される各金種の紙幣枚数を初期値に設定し、センサ151によって入金庫180への紙幣の収納が検出されるたびに、その金種の紙幣枚数に1を加算することによって、入金庫180に収納される紙幣枚数を金種ごとに計数する。
また、計数部154は、入金庫180からの紙幣回収時において、入金庫180から繰り出された紙幣の枚数を繰り出し枚数として計数する。より具体的には、計数部154は、繰り出し枚数を零に設定し、センサ151によって入金庫180からの紙幣の繰り出しが検出されるたびに、繰り出し枚数に1を加算することによって、入金庫180からの繰り出し枚数を計数する。
算出部155は、入金庫180からの紙幣回収時において障害が発生した場合に、カウンタの合計値と繰り出し枚数とに基づいて、入金庫180の残紙幣枚数を算出する。より具体的には、算出部155は、入金庫180からの紙幣回収時において障害が発生した場合に、カウンタの合計値から繰り出し枚数を減じることによって、入金庫180の残紙幣枚数を算出する。ここで、紙幣回収時において発生する障害は、入金庫180から繰り出された紙幣の搬送を停止させる障害であれば特に限定されない。
メモリ158は、搬送部150の内部における演算のために各種データを記憶することが可能である。例えば、記憶制御部157は、センサ151によって検出されたデータをメモリ158に記憶させる。また、記憶制御部157は、必要に応じて、センサ151によって検出されたデータをメモリ158から取り出して、計数部154に出力したり、算出部155に出力したりする。また、記憶制御部157は、カウンタをメモリ158に記憶させたり、カウンタをメモリ158から取り出したりする。
入出力部156は、計数部154による計数結果を制御部110に出力することが可能である。一例として、入出力部156は、カウンタを制御部110に出力することが可能である。また、入出力部156は、算出部155による算出結果を制御部110に出力することが可能である。一例として、入出力部156は、入金庫180の残紙幣枚数を制御部110に出力することが可能である。
図1に戻って説明を続ける。表示入力部190は、オペレータからの操作の入力を受け付けることが可能な入力装置(例えば、タッチパネルなど)を含む。一例として、表示入力部190は、入金庫180からの紙幣回収開始の指示の入力を受け付けることが可能である。また、表示入力部190は、制御部110による制御に従って、各種データの表示を行うことが可能な表示装置(例えば、液晶ディスプレイなど)を含む。一例として、表示入力部190は、計数結果および算出結果を表示することが可能である。図6に、計数結果(カウンタ)の表示例を示す。図6を参照すると、金種ごとの紙幣枚数(「金種1」〜「金種4」および「金種不明」それぞれに対応する紙幣枚数)が計数結果(カウンタ)の例として示されている。また、図7に、算出結果(残紙幣枚数)の表示例を示す。図7を参照すると、金種不明な紙幣枚数(「金種不明」に対応する紙幣枚数)が残紙幣枚数の例として示されている。その他、金種ごとの紙幣枚数(「金種1」〜「金種4」それぞれに対応する紙幣枚数)が計数結果(カウンタ)の例として示されている。
一時保留部160は、紙幣の分離と収納の両方の機能を有する。例えば、一時保留部160は、入金時に紙幣投入部130から分離されて認識部153により正常と認識された紙幣を一時的に収納する。一時保留部160に収納された紙幣は、取引が成立した場合(例えば、入金した紙幣の口座計上が確定した場合)などに繰り出され、認識部153を経て入出金用カセット170または入金庫180に搬送される。なお、一時保留部160の収納形式は、紙幣を順次重ねて集積する集積式であってもよいし、紙幣を順次巻いて収納するドラム式であってもよい。
入出金用カセット170は、紙幣を金種毎に収納可能であり、紙幣の収納および分離の両方の機能を有する。入出金用カセット170は、単一の紙幣カセットであってもよいし、複数の紙幣カセットであってもよい。また、入出金用カセット170が複数のカセットを有する場合、同一金種の紙幣を収納する二つ以上の紙幣カセットを有してもよい。また、入出金用カセット170は、紙幣処理装置10に対して着脱可能な構造になっていてよい。
入金庫180は、紙幣を収納する収納機能を有する。例えば、入金庫180は、入出金用カセット170が収納する紙幣とは異なる紙幣を収納する。より具体的には、入金庫180は、認識部153によって認識された金種の紙幣を収納可能な入出金用カセット170が存在しない場合に、その紙幣を収納する。また、入金庫180は、紙幣処理装置10に対して着脱可能な構造になっていてよい。なお、入金庫180は、機能的には紙幣を分離する機能を有していてよい。
以上に説明したように、本発明の一実施形態に係る紙幣処理装置10によれば、入金庫180から紙幣を回収している際に、紙幣処理装置10に障害が発生した場合、カウンタが不定となってしまうことがなくなる。したがって、入金庫180から紙幣を回収している際に、紙幣処理装置10に障害が発生した場合であっても紙幣処理装置10の運用を継続することが可能となる。
また、上記では、金種が認識される場合を説明したが、金種が認識されない場合も生じ得る。そこで、計数部154は、金種が認識されなかった紙幣の枚数を金種不明な紙幣枚数として計数してもよい。そして、算出部155は、入金庫180からの紙幣回収時において障害が発生した場合に、金種ごとの紙幣枚数および金種不明な紙幣枚数の合計値と繰り出し枚数とに基づいて残紙幣枚数を算出してもよい。
より具体的には、算出部155は、入金庫180からの紙幣回収時において障害が発生した場合に、金種ごとの紙幣枚数および金種不明な紙幣枚数の合計値から繰り出し枚数を減じることによって、入金庫180の残紙幣枚数を算出してもよい。このように金種が認識されない場合も考慮することが可能である。
また、上記では、残紙幣枚数を表示入力部190に表示させることについて説明した。残紙幣枚数の具体的な表示については、限定されない。一例として、入金庫180に残っている紙幣の金種は認識されていないため、制御部110は、金種不明な紙幣枚数として残紙幣枚数を表示入力部190に表示させ、金種ごとの紙幣枚数として零を表示入力部190に表示させてよい。
また、上記では、算出部155が、入金庫180からの紙幣回収時において障害が発生した場合に、入金庫180の残紙幣枚数を算出する例を説明した。しかし、紙幣搬送部152に紙幣が残留したことが検出された場合にのみ残紙幣枚数が算出されてもよい。すなわち、算出部155は、入金庫180からの紙幣回収時において障害が発生し、かつ、紙幣搬送部152に紙幣が残留したことがセンサ151によって検出された場合に、入金庫180の残紙幣枚数を算出してもよい。あるいは、入金庫180からの紙幣回収時に常に、算出部155は、紙幣残枚数を算出し、制御部110は、紙幣残枚数を表示入力部190に表示させてもよい。
以上、図1および図2を参照しながら、紙幣処理装置10が有する機能について説明した。続いて、紙幣処理装置10における取引ごとの紙幣の流れについて説明する。上記したように、取引には、入金、収納、出金および回収などといった動作が含まれ得る。以下、入金、収納、出金および回収の順に紙幣処理装置10の動作の流れを説明する。
まず、紙幣処理装置10の入金時における紙幣の流れを説明する。入金時においては、オペレータによって紙幣投入部130に投入された紙幣が1枚ずつ紙幣搬送部152によって認識部153に搬送される。認識部153によってリジェクト紙幣であると認識された紙幣は、紙幣受取部140に搬送される。紙幣受取部140に搬送された紙幣は、紙幣投入部130に再度投入されることによって、認識部153によって再度認識され得る。
一方、認識部153によって正常であると認識された紙幣は、一時保留部160に搬送され、一時保留部160によって一時的に収納される。入金動作が終わると、紙幣処理装置10を制御する上位システム(不図示)によって入金金額が表示される。入金金額をオペレータが確認すると、上位システム(不図示)の収納開始指示に従って、紙幣処理装置10の動作が入金動作から収納動作に移行される。
続いて、収納動作時においては、一時保留部160に収納された紙幣が1枚ずつ紙幣搬送部152によって認識部153に搬送される。ここで、認識部153による認識結果が正常である旨を示す場合、かつ、認識部153によって認識された金種と一致する金種が設定された入出金用カセット170が存在しない場合には、当該紙幣は紙幣搬送部152によって入金庫180に搬送される。
一方、認識部153による認識結果が正常である旨を示す場合、かつ、認識部153によって認識された金種と一致する金種が設定された入出金用カセット170が存在する場合には、当該紙幣はその入出金用カセット170に搬送される。
なお、一時保留部160に紙幣が収納された後、上位システム(不図示)の返却(キャンセル)指示に従って、紙幣処理装置10の動作が入金動作から返却動作に移行されてもよい。かかる場合、一時保留部160に収納された紙幣は、1枚ずつ紙幣搬送部152によって認識部153に搬送され、認識部153による認識結果に関わらず、紙幣搬送部152によって紙幣受取部140に搬送されてよい。
続いて、紙幣処理装置10の出金時における紙幣の流れを説明する。出金時においては、入出金用カセット170のうち指定金種が設定された紙幣カセットから指定枚数の紙幣が1枚ずつ分離されて紙幣搬送部152によって認識部153に搬送される。認識部153による認識結果がリジェクト紙幣である旨を示す場合は、当該紙幣は紙幣搬送部152によって入金庫180に搬送される。一方、認識部153による認識結果が正常である旨を示す場合は、当該紙幣は紙幣搬送部152によって紙幣受取部140に搬送される。
続いて、紙幣処理装置10の紙幣回収時における動作の一例を説明する。図3は、紙幣回収前におけるカウンタの例を示す図である。入金動作によって入金庫180に紙幣が収納されると、図3に示すように、入金庫180に収納される金種ごとの紙幣枚数が計数される。図3を参照すると、金種ID「1」〜「4」それぞれの紙幣の紙幣枚数が計数されている。すなわち、入出金用カセットが4つ存在する場合を想定している。また、「金種不明」の紙幣の紙幣枚数が計数されている。このとき、金種ごとの紙幣枚数は、図6に示したように表示されてよい。
かかる状況において紙幣回収が行われることを想定する。図4は、紙幣回収動作の例を示すフローチャートである。表示入力部190によって、オペレータからの紙幣回収開始の指示が受け付けられると(S300)、制御部110は、搬送部150に対して、入金庫180の紙幣回収指示を出す(S301)。搬送部150においては、入出力部156によって紙幣回収指示が受け付けられると、紙幣搬送部152が、紙幣の繰り出しを行い(S302)、紙幣受取部140に紙幣が集積される。
ここで、N枚の紙幣が入金庫180から繰り出された後に、搬送時ジャム(紙幣搬送部152における紙幣の詰まり)が発生した結果、紙幣搬送部152による紙幣の搬送が停止し、不定枚数の紙幣が紙幣搬送部152に残ったとする。このとき、障害が検出され、センサ151によって搬送時ジャムが検出されると(S303)、算出部155は、カウンタの合計値から繰り出し枚数を減じることによって、入金庫180の残紙幣枚数を算出する。
ここで、算出部155は、カウンタの合計値を「100枚+200枚+30枚+40枚+50枚=420枚」として算出する(図3参照)。また、計数部154は、繰り出し枚数をN枚として計数する。したがって、算出部155は、入金庫180の残紙幣枚数を「420枚−N枚」と算出する。
続いて、制御部110は、カウンタを更新する(S304)。図5は、更新後のカウンタの例を示す図である。図5に示すように、制御部110は、金種不明な紙幣枚数を残紙幣枚数「420枚−N枚」で更新し、金種ごとの紙幣枚数を「0枚」で更新する。このとき、制御部110は、金種不明な紙幣枚数として残紙幣枚数「420枚−N枚」を表示入力部190に表示させ、金種ごとの紙幣枚数として「0枚」を表示入力部190に表示させてよい(図7)。
続いて、搬送部150における入出力部156は、紙幣搬送部152における紙幣の詰まりが生じたことを示す障害状態通知を制御部110に出力する(S305)。制御部110は、かかる障害状態通知を受け取ると、紙幣搬送部152からの紙幣除去指示を表示入力部190に表示させる(S306)。紙幣除去指示を閲覧したオペレータが、紙幣搬送部152から紙幣を除去し(S307)、搬送部150における入出力部156が制御部110からリセット指示を受けると(S308)、搬送部150は、リセット処理を行う(S309)。
リセット処理が終了すると、搬送部150における入出力部156は、制御部110にリセット終了通知を出力する(S310)。また、制御部110は、リセット終了通知を受け取ると、搬送部150にカウンタ通知指示を出力する(S311)。搬送部150においては、入出力部156によって、カウンタ通知指示が受け取られると、記憶制御部157によってメモリ158からカウンタが取得され、入出力部156によってカウンタが制御部110に通知される(S312)。制御部110は、カウンタを受け取ると、表示入力部190に表示させる(S313)。
以上、本発明の一実施形態に係る紙幣処理装置10について説明した。本発明の一実施形態に係る紙幣処理装置10によれば、入金庫180から紙幣を回収している際に、紙幣処理装置10に障害が発生した場合、カウンタが不定となってしまうことがなくなる。したがって、入金庫180から紙幣を回収している際に、紙幣処理装置10に障害が発生した場合であっても紙幣処理装置10の運用を継続することが可能となる。
また、オペレータは、入金庫180から紙幣を回収している際に、紙幣処理装置10に障害が発生した場合であっても入金庫180に残されている紙幣枚数を確認することが可能となる。したがって、オペレータは、入金庫180からの紙幣回収を再開すべきか否かを判断し、紙幣回収を再開した場合に紙幣回収に要する時間を把握することが可能となるため、紙幣回収の作業効率を向上させることが期待される。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、紙幣処理装置10の動作全体を制御するための制御部110は、専用のハードウェアによって構成されてもよいし、紙幣処理装置10に内蔵されたCPUがROMに記憶されたプログラムをRAMに展開して実行することにより実現されてもよい。かかるプログラムが提供され得る他、かかるプログラムを記憶させた記憶媒体も提供され得る。
また、本発明の一実施形態に係る紙幣処理装置10は、職員操作型端末に適用されてもよいし、顧客操作型端末であって、紙幣を還流させる(リサイクルさせる)タイプのATMに代表される自動取引装置の現金処理部に適用されてもよい。自動取引装置は、銀行、駅構内およびコンビニエンスストアなど、多様な場所に設置されている。顧客は、この自動取引装置に表示される表示画面において各種操作を行うことにより、入金、出金および残高照会などの取引を行うことができる。
10 紙幣処理装置
110 制御部
120 記憶部
130 紙幣投入部
140 紙幣受取部
150 搬送部
151 センサ
152 紙幣搬送部
153 認識部
154 計数部
155 算出部
156 入出力部
157 記憶制御部
158 メモリ
160 一時保留部
170 入出金用カセット
180 入金庫
190 表示入力部

Claims (4)

  1. 投入された1以上の紙幣を順に繰り出す紙幣投入部と、
    前記紙幣投入部に投入された前記紙幣を搬送する紙幣搬送部と、
    前記紙幣の金種を認識して認識結果を得る認識部と、
    前記紙幣を収納する入金庫と、
    前記認識結果に基づいて前記入金庫に収納される前記紙幣の枚数を金種ごとの紙幣枚数として計数し、前記入金庫からの紙幣回収時において、前記入金庫から繰り出された紙幣の枚数を繰り出し枚数として計数する計数部と、
    前記入金庫からの紙幣回収時において障害が発生した場合に、前記金種ごとの紙幣枚数の合計値と前記繰り出し枚数とに基づいて前記入金庫の残紙幣枚数を算出する算出部と、
    前記残紙幣枚数を表示部に表示させる制御部と、
    を備える、紙幣処理装置。
  2. 前記計数部は、金種が認識されなかった紙幣の枚数を金種不明な紙幣枚数として計数し、
    前記算出部は、前記入金庫からの紙幣回収時において障害が発生した場合に、前記金種ごとの紙幣枚数および前記金種不明な紙幣枚数の合計値と前記繰り出し枚数とに基づいて前記残紙幣枚数を算出する、
    請求項1に記載の紙幣処理装置。
  3. 前記制御部は、金種不明な紙幣枚数として前記残紙幣枚数を前記表示部に表示させ、金種ごとの紙幣枚数として零を前記表示部に表示させる、
    請求項1に記載の紙幣処理装置。
  4. 前記算出部は、前記入金庫からの紙幣回収時において障害が発生し、かつ、前記紙幣搬送部に紙幣が残留したことが検出された場合に、前記入金庫の残紙幣枚数を算出する、
    請求項1に記載の紙幣処理装置。
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