JP2996499B2 - 紙葉類の搬送監視方法 - Google Patents

紙葉類の搬送監視方法

Info

Publication number
JP2996499B2
JP2996499B2 JP2232524A JP23252490A JP2996499B2 JP 2996499 B2 JP2996499 B2 JP 2996499B2 JP 2232524 A JP2232524 A JP 2232524A JP 23252490 A JP23252490 A JP 23252490A JP 2996499 B2 JP2996499 B2 JP 2996499B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transport
bill
bills
sheet
skew
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2232524A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04116045A (ja
Inventor
健夫 石立
雅男 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP2232524A priority Critical patent/JP2996499B2/ja
Publication of JPH04116045A publication Critical patent/JPH04116045A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2996499B2 publication Critical patent/JP2996499B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は銀行等に設置されている自動紙幣入出金機
や、学校,病院等で使用されているOCR(光学文字読み
取り装置)のような紙葉類を取り扱う自動紙葉類処理装
置等において、紙葉類の搬送状態、たとえばスキューや
重送、及び紙葉類間の間隔に異常が生じていないかどう
か等を監視する紙葉類の搬送監視方法に関する。
〔従来の技術〕
まず、紙葉類の走行状態を監視する紙葉類処理装置と
して、銀行等に設置されている自動紙幣入出金機を用い
て、従来の技術を説明する。
第4図は自動紙幣入出金機の内部構成を示す概略側断
面図であり、図において1は自動紙幣入出金機で、上部
ユニット2及び下部ユニット3とから成っている。
上部ユニット2には、前面上部に紙幣の投入口4と放
出口5とが設けられており、また投入口4の上面奥側に
は、該投入口4に顧客により一括投入された複数枚の紙
幣を分離して1枚づつ装置内部に取り込むための入金分
離機構6が設けられている。
7はこの入金分離機構6により1枚ずつ分離され取り
込まれた紙幣を、鑑別部8へと送り込むための搬送路で
あり、鑑別部8はこの送り込まれてきた紙幣の真偽,正
損,金種,表裏,重送及び斜行等の搬送不良をそれぞれ
鑑別して検知する。
9はこの鑑別部8の後方に配置された搬送路であり、
鑑別部8を通過してきた紙幣の搬送方向を切り換える切
り換えゲート10まで搬送する。
11はこの切り換えゲート10から下部ユニット3方向へ
と延在している搬送路、12はこの搬送路11により上部ユ
ニット2から搬送されてきた紙幣を下部ユニット3内で
搬送する搬送路、13は下部ユニット3から再び上部ユニ
ット2へと引き渡して鑑別部8へと送り込む搬送路であ
る。
また、14は前記切り換えゲート10から上方へと延在さ
せた搬送路であり、鑑別部8において収納不可と鑑別さ
れた場合、あるいは操作者から取引中止の指示が成され
た場合等に鑑別部8からの紙幣を放出口5へと搬送する
ものである。
15はこの放出口5の下方に配置された計数リジェクト
口であり、計数処理時において重送や斜行等により計数
不可となった紙幣を操作者に返却するために放出するた
めのものである。
16はこの計数リジェクト口15の手前に設けられた切り
換えゲートで、搬送路13を搬送されてきた計数リジェク
ト紙幣を、計数リジェクト口15へと導く。
17と18は下部ユニット3の底面の配置された紙幣収納
庫であり、この両紙幣収納庫17,18は、投入口4から投
入され、鑑別部8により正券であると鑑別された紙幣を
金種別に収納するもので、例えば17を千円券用の千券収
納庫、18を万円券用の万券収納庫としている。
同様に19も紙幣収納庫であり、前記鑑別部8において
損券または還流対象外紙幣(例えば五千円券)と鑑別さ
れた紙幣を一括して収納する一括紙幣収納庫である。
20,21,22はこれら各紙幣収納庫17,18,19の上端近傍
(図においては上端部の右側部)に配置された入金紙幣
の集積機構であり、上部ユニット2から送り込まれてき
た紙幣を、各紙幣収納庫17,18,19の上端部に設けられた
シャッタ23,24,25上の各一時保留部26,27,28に、それぞ
れ金種別に集積する。
29,30,31は出金処理時において、前記各紙幣収納庫1
7,18,19内から紙幣を取り出す取り出し分離機構であ
り、それぞれシャッタ23,24,25(図中二点鎖線で示した
位置)の上方に配置されている。
32,33,34は上部ユニット2から送り込まれ、搬送路12
を搬送されてきた紙幣を、それぞれ金種毎に搬送方向を
切り換えるための金種切り換えゲートであり、たとえ
ば、搬送されてきた紙幣が千円券であれば金種切り換え
ゲート32が切り換えられて千円券を千券収納庫17へと導
く。同様にして、万円券の場合は金種切り換えゲート33
が、そして損券、あるいは還流対象外紙幣であった場合
は金種切り換えゲート34がそれぞれ切り換えられ、それ
ぞれ該当する紙幣収納庫18もしくは19へと導くようにな
っている。
35は前記紙幣収納庫17に隣接して配置されたリジェク
ト紙幣収納庫であり、出金取引時において、前記各紙幣
収納庫17,18から繰り出した紙幣のうち、鑑別部8にお
いて出金不適合であると鑑別された紙幣を収容するよう
になっており、その上端部にリジェクト紙幣の搬送手段
36が配されていると共に、搬送路11により上部ユニット
2から送り込まれてきたリジェクト紙幣を搬送路12へと
搬送することなく、リジェクト紙幣収納庫34へと導くリ
ジェクト紙幣切り換えゲート37が配置されている。
また、38と39はそれぞれ上部ユニット2と下部ユニッ
ト3とに各々独立して設けられたモータであり、上述し
た各機構や搬送手段の動力源となっている。
さらに、上述した各搬送路7,9,11〜14、そして鑑別部
8、並びに各繰り出し分離機構29〜31等の各紙幣搬送部
位には、紙幣の搬送状態、たとえばジャムの発生等を監
視して検出する検出手段としての光学センサ40a〜40rが
複数配置されている。従って、これら多数のセンサ40a
〜40rにより、紙幣は常に搬送状態が監視されており、
たとえばジャムの発生を検出すると、直ちに処理を中断
して、異常発生をメッセージやブザー等により表示して
係員に知らせたりして、設置側の速やかな対応が出来る
ようにしていた。
次に、上述した構成による入金処理時及び出金処理時
における処理動作について、第5図及び第6図を用いて
説明する。
<入金動作> 第5図は入金動作時の紙幣の搬送ルートを示す自動紙
幣入出金機の概略側断面図である。
顧客により紙幣が投入口4に投入セットされると、入
金分離機構6により順に1枚づつ分離されて装置内に取
り込まれ、搬送路7によって鑑別部8へと送り込むと、
この鑑別部8において、搬送されてきた紙幣の真偽,正
損,表裏及び搬送状態を鑑別する。
鑑別が終了すると、各紙幣は1枚づつ鑑別部8から繰
り出され、搬送路9を切り換えゲート10へと搬送する。
この搬送されてきた紙幣のうち鑑別部8において偽券
と鑑別された紙幣は、切り換えゲート10により上方へと
導かれ、搬送路14を放出口5へと搬送されて集積する。
この放出口5に集積された紙幣はいわゆる入金リジェク
ト紙幣である。
また、前記鑑別部8において真券と鑑別された紙幣
は、切り換えゲート10により下方へと導かれ、搬送路11
により下部ユニット3へと搬送される。
下部ユニット3に送り込まれた紙幣は、搬送路11から
12へ図中矢印方向へと搬送され、鑑別部8において鑑別
された金種毎に、それぞれの紙幣収納庫17,18,19に収納
される。
たとえば、千円券で、正券でなおかつ出金に再利用可
能であると鑑別され搬送されてきた場合は、千円券用の
金種切り替えゲート32により千円券用の集積機構20に送
り込まれ、この集積機構20によりシャッタ23上の一時保
留部26に集積される。
同様にして、万円券の場合は万円券用の金種切り替え
ゲート33により万円券用の集積機構21に送り込まれ、こ
の集積機構21によりシャッタ24上の一時保留部27に集積
される。
なお、損券あるいは出金不可能券(例えば五千円券
や、改刷前の紙幣等)の場合は還流対象外紙幣として一
括入金紙幣用の金種切り替えゲート34により一括入金紙
幣用の集積機構22に送り込まれ、この集積機構22により
シャッタ25上の一時保留部28に集積される。
なお、この集積までの搬送工程において、紙幣は搬送
路上の各部位で複数のセンサ40a〜40pにより監視され、
ジャム発生の検出が行われるものとなっている。
これにより、投入口4にセットされた紙幣の入金計数
処理が終了する。
この後、図示せぬ制御部によりシャッタ23,24,25を同
時に右側(図中実線にて示す位置)に解放すると、それ
ぞれ一時保留部26,27,28に集積した入金紙幣は、各々該
当する紙幣収納庫17,18,19に収納され、入金動作は完了
する。
<出金動作> 次に、出金動作について第6図の出金動作時の紙幣の
搬送ルートを示す自動紙幣入出金機の概略側断面図を用
いて説明する。
出金取引が万円券、千円券の両方を指示しているとす
ると、まず万円券を収納している金種別紙幣収納庫18の
図示しないエンド検知器により収納紙幣がエンド検知さ
れていないか否かを判断し、エンドが検知されると図示
せぬ制御部に出金不可情報を返送することで紙幣の補充
を促す。エンドが検知されない場合、つまり万券収納庫
18内には出金可能な万円券が収納されていることが確認
されると、繰り出し分離機構30により繰り出しが開始さ
れる。
繰り出された紙幣は、第6図に示す矢印方向に搬送路
12,13を通って鑑別部8へと送り込まれる。
鑑別部8では指定通りの紙幣か否かを鑑別し、指定通
りであれば、鑑別部8から搬送路9を切り換えゲート10
へと搬送された紙幣は、この切り換えゲート10により上
方へと導かれて、搬送路14により放出口5へと搬送さ
れ、指定枚数がこの放出口5に集積される。
なお、鑑別部8において指定通りではない、または出
金不可能券と鑑別された場合は、切り換えゲート10によ
り下方へと導かれ、搬送路11によって再び下部ユニット
3へと搬送され、リジェクト紙幣切り替えゲート37によ
り出金リジェクト紙幣の搬送手段36方向に搬送され、そ
してリジェクト紙幣収納庫35内に送り込まれる。
この後、再度万円券の繰り出しを開始すべく、図示せ
ぬ制御部の指示により万円券を収納している万券収納庫
18からの紙幣の繰り出し、搬送、そして鑑別を繰り返
し、指示された枚数の万円券が放出口5に集積されるま
で、これを繰り返す。
万円券の放出が終了すると、引き続き千円券の放出
を、万円券と同様に指示された枚数の千円券が放出口5
に放出されるまで繰り返し行う。
こうして指示枚数の紙幣が放出されると、出金動作は
完了する。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら上述した従来の技術によれば、紙幣の搬
送状態に関するセンサによる監視は、入金及び出金取引
動作時において、その各取引動作毎に行われており、特
に搬送異常、たとえばジャム等の搬送トラブルを監視す
ることを目的としているために、長期間の取引動作によ
り発生する異常、例えばスキューや重送、及び紙幣間の
微小な間隔ズレといった異常情報は取り扱っていなかっ
た。
そのため、各装置の動作状況に対する異常情報を充分
に把握することはできず、保守点検時に困惑してしま
い、確実な保守作業を行うことが出来なくなってしまう
という問題があった。
本発明は前記問題点を解決するためになされたもの
で、長期間における紙幣の搬送状態に異常が発生してい
ても、これを把握する手段がないことで保守点検作業時
における困惑が生じないようにして、確実で信頼性有る
保守点検作業を実現できるようにすることを目的とする
ものである。
〔課題を解決するための手段〕
上述した目的を達成するため、本発明は、紙葉類を搬
送路に沿って搬送する際に、紙葉類の搬送状態を監視す
る紙葉類の搬送監視方法において、前記搬送路の複数箇
所にそれぞれ複数のセンサを配置し、紙葉類の搬送毎に
前記各箇所の各センサからの検出信号に基づいて紙葉類
の斜行角度、通過間隔、通過幅を演算手段により算出し
て、その算出値を記憶手段に記憶、蓄積すると共に、一
定枚数の紙葉類を搬送する毎に前記記憶手段に記憶、蓄
積した情報に基づいて前記一定枚数における斜行、連
鎖、重送のそれぞれの発生率を前記演算手段により算出
し、各発生率を基準値と比較して、斜行、連鎖、重送の
発生率が基準値より大きい場合、表示手段により保守,
点検を促す表示を行うことを特徴とする。
〔作用〕
上述した構成によれば、紙幣が搬送を開始すると、こ
れに伴い搬送路の複数箇所に配置されたセンサがそれぞ
れの紙幣の搬送状況を検出して検出信号を出力する。
この各センサから得られた信号に基づいて演算手段に
より、斜行角度、通過間隔、通過幅が算出されて記憶手
段に記憶,蓄積される。
そして、一定枚数の紙葉類を搬送する毎に前記記憶手
段に記憶、蓄積した情報に基づいて斜行、連鎖、重送の
それぞれの発生率を前記演算手段により算出し、各発生
率を基準値と比較して、斜行、連鎖、重送の発生率が基
準値より大きい場合、表示手段により保守,点検を促す
表示を行う。
このため、保守点検時に斜行、連鎖、重送のそれぞれ
の発生頻度情報により、搬送状況を把握し、有効な保守
点検作業を行うことができる。
また、搬送異常有りの表示により、係員に対して保守
点検作業を促す旨の表示をすることができる。
〔実 施 例〕
以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明する。
第1図は紙葉類処理装置における処理ブロック図、第
2図は紙幣搬送情報の算出例を示す説明図、第3図は監
視方法を示す動作フローチャートである。
なお、本実施例においても、紙葉類処理装置の一例と
して従来と同様に自動紙幣入出金機を用いることとする
が、該自動紙幣入出金機の構造及びその入出金処理動作
については、以下に述べる紙葉類の搬送時における監視
方法を除いて従来とほぼ同様であるため、ここではその
説明は省略する。
紙幣入出金機の複数の搬送路、及び各繰り出し分離機
構の各紙幣搬送部位に設けた複数のセンサは、従来のジ
ャム発生等を監視する機能の他に、搬送される紙幣の各
センサ位置における斜行角度、通過間隔、通過幅を検出
するようになっており、この検出した結果はそれぞれ第
1図に示す制御回路に送り、保守点検時における紙幣の
搬送状況の情報として処理し、記憶しておく。
ここで第1図の処理ブロック図について説明する。
40a〜40rは自動紙幣入出金機の各部位に配置したセン
サであり、上述したように紙幣の搬送時における斜行角
度や通過間隔、並びに通過幅を検出する。
第2図にこれらの検出結果の算出例を示しており、
(a)は斜行角度、(b)は通過間隔、(c)は通過幅
を表し、それぞれ左側に紙幣の搬送時における状態を示
すモデルを、そして右側にはセンサ40からの出力信号の
タイムチャートを示しており、このセンサ40の信号は、
紙幣がセンサ上に有るときにON、無い時にOFFを出力す
るようになっている。またこのタイムチャートの下に
は、センサ40からの出力信号によってそれぞれの検出値
を得るための算出式を示している。
なお、各センサ40は図に示すようにそれぞれ搬送路の
幅方向に、一定の間隔lを持たせて対をなすように配置
されている。
まず、(a)の斜行角度は搬送中における紙幣の斜行
状態を検出するものであり、図に見られるように紙幣が
斜行していると、該紙幣を検出する一対のセンサ40−1
と40−2との出力信号の出力タイミングが、斜行してい
る角度θだけどちらか一方、図においてはセンサ40−2
の方がズレることになる。従って、このズレ量により図
中に示す算出式(1)によって斜行角度θを算出する。
(b)の通過間隔は搬送中における紙幣毎の間隔αを
検出するものであり、通常、複数枚の紙幣を処理する場
合は、各紙幣は所定の間隔を保持して搬送されることと
なっている。従って、先の紙幣が通過し、続いて次の紙
幣が通過する間のOFF信号(紙幣無しの状態)のタイミ
ングにより、図中に示す算出式(2)にて紙幣間の通過
間隔αを算出し、これにより予め設定されている所定の
紙幣搬送間隔と比較するようになっている。
また、(c)の通過幅は重送等を検出するためのもの
であり、図に見られるように複数枚の紙幣が重なって搬
送されていると、センサ40−1,40−2は紙幣が通過する
までON信号を出力し、この検出信号の長さtにより、図
中に示す算出式(3)にて紙幣の通過幅wを算出する。
そして、予め決まっている各紙幣毎の幅と比較するよう
になっている。
以上の各算出式(1)、(2)及び(3)により、そ
れぞれの紙幣の搬送状態の情報を得るようになってい
る。
第1図に戻り、41は各センサ40a〜40rからの検出信号
を検出回路42を介して受け取る制御回路、43はこの制御
回路41から得た検出結果によりそれぞれの搬送情報を上
記各算出式(1),(2),(3)等により処理する演
算回路である。
44はこうして演算回路43にて処理された各搬送情報を
記憶する記憶回路、45は記憶された搬送情報に基づき紙
幣の搬送に異常が認められた場合にこれを操作者や係員
に知らせるための表示器あるいはブザー等の表示手段で
ある。
次に、第3図のフローチャートを用いて紙幣の搬送時
における情報の処理を手順を説明する。
操作者により入金あるいは出金取引の処理開始が指示
されると、装置は指示に従ってそれぞれ所定の部位から
紙幣の搬送を開始する。
搬送が開始されると、紙幣はそれぞれ指示された取引
に従って第5図及び第6図に示す経路を搬送されてい
く。
この時、紙幣は装置の各搬送路において、該搬送路の
所定の位置に配置された多数のセンサ40a〜40rにより、
その搬送状態をジャムの有無と共に、斜行角度、通過間
隔、及び通過幅についての検出信号を、検出回路42を介
して制御回路41に入力する。
入力された情報は制御回路41から演算回路43に送ら
れ、演算回路43において第2図に示した算出式(1),
(2),(3)により、それぞれ斜行角度、通過間隔、
及び通過幅を算出する。
算出された各搬送状態を示す情報は、制御回路41を介
して記憶回路44に搬送紙幣1000枚毎に記憶し、蓄積す
る。
そして、この記憶蓄積された記憶回路44の情報から、
演算回路43により斜行、連鎖そして重送の件数を千分率
にて算出し、これを制御回路41に送る。
制御回路41はこの情報と、予め記憶回路44に記憶して
おいた各搬送状態の基準値とを比較する。
検出結果から得た算出値が基準値と同等もしくはそれ
以下であったならば、搬送状態に異常は無しと判断さ
れ、装置は処置動作を続行するためにセンサ信号入力状
態に戻る。
また、前記算出値が基準値より大きい場合は、紙幣の
搬送に異常有りと判断し、これを操作者並びに係員に知
らせるべく表示器に表示したり、あるいはアラームによ
り警告音を発して、保守の必要性を促す。
このように、常に紙幣の搬送状態をセンサにより監視
することで、紙幣の搬送異常の有無を検出して、トラブ
ルの発生を防止している。
なお、上述したフローチャートにおいては説明してい
ないが、外部からの搬送情報の出力の指示があった場合
にも、任意に表示器に斜行、連鎖、重送の件数の千分率
や、各紙幣1枚1枚毎の搬送情報も出力することも可能
である。
また、上記実施例においては紙幣を取り扱う入出金装
置における紙幣の搬送監視方法を説明したが、むろんこ
れに限るものではなく、0CR等のようにシート状の用紙
を取り扱う紙葉類取扱装置などにも適用可能であること
は言うまでもない。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、紙葉類を搬送路に沿っ
て搬送する際に、紙葉類の搬送状態を監視する紙葉類の
搬送監視方法において、前記搬送路の複数箇所にそれぞ
れ複数のセンサを配置し、紙葉類の搬送毎に前記各箇所
の各センサからの検出信号に基づいて紙葉類の斜行角
度、通過間隔、通過幅を演算手段により算出して、その
算出値を記憶手段に記憶、蓄積すると共に、一定枚数の
紙葉類を搬送する毎に前記記憶手段に記憶、蓄積した情
報に基づいて前記一定枚数における斜行、連鎖、重送の
それぞれの発生率を前記演算手段により算出し、各発生
率を基準値と比較して、斜行、連鎖、重送の発生率が基
準値より大きい場合、表示手段により保守,点検を促す
表示を行うものとしている。
このため、係員は斜行、連鎖、重送のそれぞれの発生
頻度情報により、搬送状況を把握し、保守及び点検を必
要としている箇所等を知ることができるので、的確な保
守点検作業を行うことができ、保守性に優れた装置を提
供することができると共に、紙葉類の搬送状況を常に把
握できるという記録性の向上も計ることができる。
さらに、前記統計的に処理して得た各発生頻度の値
を、予め記憶回路に設定しておいた斜行角度、通過間
隔、重送情報の基準値と比較して搬送異常の有無を判断
し、搬送異常があった場合に、保守点検作業を促すべく
表示手段により表示することとしたので、ジャムという
トラブルが発生していなくとも、発生する恐れのある状
況、つまり搬送状態異常を知ることができ、これにより
保守点検作業を迅速に行うことできるので、ジャムとい
うトラブルの発生を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は紙葉類処理装置における処理ブロック図、第2
図は紙幣搬送情報の算出例を示す説明図、第3図は監視
方法を示す動作フローチャートで、第4図は従来例の概
略側断面図、第5図は入金動作時の紙幣の搬送ルートを
示す入出金装置の概略側断面図、第6図は出金動作時の
紙幣の搬送ルートを示す入出金装置の概略側断面図であ
る。 40a〜40r……センサ 41……制御回路 42……検出回路 43……手算回路 44……記憶回路 45……表示手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G07D 9/00 B65H 7/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙葉類を搬送路に沿って搬送する際に、紙
    葉類の搬送状態を監視する紙葉類の搬送監視方法におい
    て、 前記搬送路の複数箇所にそれぞれ複数のセンサを配置
    し、 紙葉類の搬送毎に前記各箇所の各センサからの検出信号
    に基づいて紙葉類の斜行角度、通過間隔、通過幅を演算
    手段により算出して、その算出値を記憶手段に記憶、蓄
    積すると共に、 一定枚数の紙葉類を搬送する毎に前記記憶手段に記憶、
    蓄積した情報に基づいて前記一定枚数における斜行、連
    鎖、重送のそれぞれの発生率を前記演算手段により算出
    し、各発生率を基準値と比較して、斜行、連鎖、重送の
    発生率が基準値より大きい場合、表示手段により保守,
    点検を促す表示を行うことを特徴とする紙葉類の搬送監
    視方法。
JP2232524A 1990-09-04 1990-09-04 紙葉類の搬送監視方法 Expired - Fee Related JP2996499B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2232524A JP2996499B2 (ja) 1990-09-04 1990-09-04 紙葉類の搬送監視方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2232524A JP2996499B2 (ja) 1990-09-04 1990-09-04 紙葉類の搬送監視方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04116045A JPH04116045A (ja) 1992-04-16
JP2996499B2 true JP2996499B2 (ja) 1999-12-27

Family

ID=16940685

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2232524A Expired - Fee Related JP2996499B2 (ja) 1990-09-04 1990-09-04 紙葉類の搬送監視方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2996499B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4379197B2 (ja) * 2004-05-14 2009-12-09 ブラザー工業株式会社 搬送装置,報知方法およびプログラム
GB0418040D0 (en) * 2004-08-12 2004-09-15 Wessex Technology Opto Electro Improvements in double feed mail detection
JP5331406B2 (ja) * 2008-08-04 2013-10-30 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
CN107195073A (zh) * 2017-07-13 2017-09-22 深圳怡化电脑股份有限公司 纸币临时收集装置及自动交易装置
JP7007715B2 (ja) * 2017-12-28 2022-01-25 ローレル精機株式会社 状態判定装置、貨幣処理機状態判定システム、状態判定方法及びプログラム

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61178371A (ja) * 1985-01-30 1986-08-11 Sharp Corp 用紙搬送装置のジヤムチエツク装置
JPH01162653A (ja) * 1987-12-21 1989-06-27 Oki Electric Ind Co Ltd 紙葉類取扱装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04116045A (ja) 1992-04-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102206055B1 (ko) 지폐 처리 장치
JP5013909B2 (ja) 紙幣処理装置
JP5174451B2 (ja) 監視センサ付き紙幣取扱装置
JP2996499B2 (ja) 紙葉類の搬送監視方法
JP5468452B2 (ja) 紙葉類取扱装置、現金自動取扱装置、および、紙葉類取扱方法
JPH0585948B2 (ja)
JP3626289B2 (ja) 貨幣処理装置
JP2532671B2 (ja) 現金入出金処理装置
KR20180059279A (ko) 드럼식 지폐카세트 및 이를 구비한 계원용 환류식 금융자동화기기
JP2002092692A (ja) 紙葉類取り扱い装置
JPH07237784A (ja) 紙葉類搬送制御装置
JP3554811B2 (ja) 紙葉類取扱い装置
JP6500647B2 (ja) 紙幣処理装置
JP3732647B2 (ja) 現金自動入出金装置
JP3280782B2 (ja) 紙幣類取扱い装置
JP3931165B2 (ja) 紙葉類取扱装置
JPS63112350A (ja) 紙葉類取扱い装置の障害復旧方法
JPH01118986A (ja) 自動取引装置
JPH069108A (ja) 現金自動取引装置
JP3409211B2 (ja) 現金入出金処理機
JP2006024033A (ja) 紙葉類処理装置
JPS60211594A (ja) 紙幣入出金装置
JP2950690B2 (ja) 紙幣入出金装置
JPS6345694A (ja) 紙葉類取扱装置
JP3025771B2 (ja) 紙幣取引装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081029

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081029

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091029

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees