JPH07237784A - 紙葉類搬送制御装置 - Google Patents

紙葉類搬送制御装置

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JPH07237784A
JPH07237784A JP6032481A JP3248194A JPH07237784A JP H07237784 A JPH07237784 A JP H07237784A JP 6032481 A JP6032481 A JP 6032481A JP 3248194 A JP3248194 A JP 3248194A JP H07237784 A JPH07237784 A JP H07237784A
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佳夫 堀場
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康雄 大熊
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博宜 細川
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Hitachi Asahi Electronics Co Ltd
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Hitachi Asahi Electronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 紙幣が搬送されているのに誤って検知し、装
置ダウンすることがないようにして、装置の稼働率を向
上する。また、分離機構から搬送路の受け渡し部のよう
な紙幣の速度変化があっても、紙幣の通過を監視できる
ようにする。さらに、異常の区間を特定することによ
り、原因究明を容易にし、装置ダウン時間をできるだけ
短縮する。 【構成】 搬送路上の複数のセンサを通過する紙葉の時
刻、長さ、間隔を登録し、搬送中の紙葉の重なりや離れ
をチェックする。また、センサ情報加工部が分離出口の
センサ情報を加工し、速度変動があってもチェックでき
るようにする。さらに、鑑別前センサから複数のセンサ
間との通過チェックができるようにし、行先の別れる紙
葉のチェックできるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金融機関等で使用され
る現金を扱う還流式紙幣入出金機構に係わり、特に紙幣
や単票を分離,搬送し、確実に搬送紙幣を監視すること
が可能な紙葉類搬送制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の紙幣搬送装置では、例えば特開昭
59−214995号公報に記載されているように、搬送路の途
中および搬送路と収納箱の間には、紙幣通過センサが設
けられていた。従って、これらの紙幣通過センサによ
り、ある一定の設定タイマで紙幣の搬送異常を監視して
いた。すなわち、RAMの特定領域には、通過タイマお
よび監視タイマとして用いられる領域があり、各紙幣通
過センサからの通過信号とタイマ設定時間とから、どこ
で異常が発生したかが判定できる。しかしながら、実際
の搬送中に起き得る紙幣の状態の変化や速度の変化つい
ては考慮されていなかった。例えば、紙幣の搬送中に、
重なっていた2枚以上の紙幣が分離したり、分離してい
た2枚以上の紙幣が重なったりすると、紙幣が通常に流
れていても、異常を検知して搬送動作を停止してしまう
場合が多かった。なお、上記公報に記載の装置では、搬
送異常があった場合、その異常が動作可能な異常の場合
には、異常発生箇所以外の部分を動作させて稼動率を向
上させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来の
技術では、ある一定の設定タイマで紙幣の搬送異常を監
視し、設定タイマ内に紙幣が来ないときには異常と認識
し、その部位は使用しないようにしていた。このため、
以下の(1)〜(4)のような問題があった。 (1)搬送路上の2つのセンサ間で搬送中に紙葉の重なり
が発生すると、2枚存在する紙葉が1枚に見えることに
より、2枚目が来ないため搬送ジャムと検知したり、ま
たそれとは逆に、搬送中に重なっていた紙葉の離れが発
生すると、2枚目が湧き出しと検知することにより、こ
れを異常と判定していた。多くの場合、これらの異常は
搬送には問題なく、従って引続き搬送可能であるため装
置をダウンさせなくてよいにもかかわらず、実際にはダ
ウンさせていた。 (2)分離機構の出口のセンサから搬送路上の最初のセン
サまでの紙葉の速度を考察すると、停止状態から加速
し、搬送路の受け渡し部に届くまでの間、常に変動す
る。また、分離機構では、積層された紙葉を1枚ずつ分
離していく際に、分離機構の出口のセンサで紙葉の間隔
を監視し、紙葉の間隔に応じて分離機構の速度を紙葉の
間隔が一定になるように制御するので、紙葉の搬送速度
が変動することになる。このため、分離出口センサのダ
−ク/ライト時間が通常の紙葉間隔より長くなったり短
くなったりするため、紙葉の通過時刻が実際の時刻に合
わなくなり、ジャム異常となることがあった。そのため
に、分離機構の出口から搬送路の最初のセンサまでは紙
葉の監視をしていなかった。
【0004】(3)搬送路上の1つのセンサと鑑別結果に
より行先の別れる搬送路上の複数のセンサ間で、鑑別結
果により行先が決定した紙葉を目的のスタック先まで搬
送する場合、2つのセンサの区間ごとに順次通過チェッ
クは行っているが、ゲ−トの切り替え不良等が発生し、
行先の誤った紙葉が搬送路を通過しても、これを正常と
判定していた。この場合には、すべての紙葉の搬送が終
了してから、スタック先の枚数をチェックすることによ
り、初めて行先が誤ったことが判明し、その時点で異常
と判定していた。従って、どの区間で異常が発生したか
不明であるため、原因究明に時間を要し、装置のダウン
時間が長びくという問題があった。 (4)鑑別前のセンサと鑑別結果により行先の別れる2つ
のセンサ間で、ジャム等の要因により鑑別結果が出なか
った場合には、紙葉の登録がされないため、紙葉の通過
チェックができなかった。このため、登録されていない
紙葉に対して搬送ジャム等が発生しても、異常を検知で
きないという問題があった。本発明の第1の目的は、こ
れら従来の課題を解決し、2つのセンサ間で搬送要因等
による紙葉の重なり、または重なっていた紙葉の離れが
発生しても、これらを異常とせずに引続き紙幣の通過監
視ができるような紙葉類搬送制御装置を提供することに
ある。本発明の第2の目的は、分離機構から搬送路の受
け渡し部のような速度変動する紙葉でも、通過監視でき
るような紙葉類搬送制御装置を提供することにある。本
発明の第3の目的は、もし行先の誤った紙葉が搬送路を
通過した場合には、これを搬送異常として検出し、異常
の区間を特定することにより原因究明を容易にして、装
置ダウン時間をできるだけ短くすることが可能な紙葉類
搬送制御装置を提供することにある。本発明の第4の目
的は、鑑別結果が出ない場合にも、紙葉が搬送されてい
れば異常とせずに、引続き紙葉の通過監視ができるよう
な紙葉類搬送制御装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明の紙葉類搬送制御装置では、紙葉の通
過をチェックするチェック部が搬送路上にある2つのセ
ンサ各々で通過した紙葉の時刻と、紙葉の長さと次の紙
葉との間隔を登録し、それらの登録情報により2つのセ
ンサ間で搬送要因等による紙葉の重なりまたは重なって
いた紙葉の離れが発生しても、これを異常としないで引
続き紙葉の通過監視を可能とすることを特徴としてい
る。上記第2の目的を達成するために、本発明の紙葉類
搬送制御装置では、分離機構の出口にあるセンサを加工
する加工部が、分離出口のセンサ情報を一定間隔になる
ように加工し、紙葉の通過をチェックするチェック部が
その加工センサ情報を基に搬送路上の最初のセンサの各
々で、通過した紙葉の時刻と、紙葉の長さと次の紙葉と
の間隔を登録し、それら登録情報により分離機構から搬
送路の受け渡し部の紙葉の通過監視を可能とすることを
特徴としている。上記第3の目的を達成するために、本
発明の紙葉類搬送制御装置では、鑑別結果の紙葉の行先
を連絡する連絡部が、鑑別前センサを通過した紙葉の時
刻と長さを登録し、鑑別結果のでた時点で紙葉の行先を
登録して紙葉の通過をチェックするチェック部に連絡す
る。紙葉の通過をチェックするチェック部が、この連絡
情報をもとに鑑別前のセンサと鑑別結果により行先の別
れる搬送路上の複数のセンサ各々で、通過した紙葉の時
刻と長さと次の紙葉との間隔を登録し、これら登録情報
により鑑別結果で行先が決定した紙葉を鑑別前のセンサ
から行先搬送路上の複数のセンサとの間で通過監視する
ことにより、行先の誤った紙葉が搬送路を通過すると、
これを搬送異常として検出し、異常の区間を特定するこ
とを特徴としている。上記第4の目的を達成するため
に、本発明の紙葉類搬送制御装置では、紙葉の通過をチ
ェックするチェック部が、鑑別前のセンサで、通過した
紙葉の時刻と紙葉の長さと次の紙葉との間隔を登録し、
これらの登録情報により行先の別れる搬送路上の2つの
センサのうち、いずれか一方で紙葉を検出すると他方は
検出したものとして引続き紙葉の通過の監視を行うこと
により、鑑別結果がでないで紙葉の行先が不明な場合に
も、搬送路上の紙葉の通過監視を可能とすることを特徴
としている。
【0006】
【作用】本発明の第1の実施例では、紙葉の通過をチェ
ックするチェック部(28)が、搬送路(3)上の2つ
のセンサ(14〜17)の各々で、通過した紙葉の時刻
と紙葉の長さと次の紙葉との間隔を登録し、これらの登
録情報により、2つのセンサ間で搬送要因等による紙葉
の重なり、または重なっていた紙葉の離れが発生して
も、これらを異常とせずに引続き紙幣の通過監視ができ
るようにしている。すなわち、紙葉の通過をチェックす
るチェック部(28)が、1枚目の紙葉の先端が第1の
センサを通過した時点でその時刻を登録し、格納ポイン
タ(46)を1つすすめる。そして、1枚目の紙葉の後
端が第1のセンサを通過した時点でその時刻を登録する
とともに、先端と後端の時刻差から紙葉の長さを求めて
登録する。次に、2枚目の紙葉の先端が第1のセンサを
通過した時点でその時刻を登録し、格納ポインタ(4
6)を1つすすめるとともに、1枚目の後端の時刻との
差から1枚目と2枚目の紙葉の間隔を登録する。そし
て、1枚目の紙葉の先端が第2のセンサを通過した時点
でその時刻を登録し、格納ポインタ(46)を1つすす
め、処理ポインタ(47)も1つすすめる。以下、第1
のセンサと同様に、紙葉の後端時刻、紙葉の長さおよび
次の紙葉との間隔を登録する。各々の登録の際に、前の
紙葉との間隔が狭い場合には、処理ポインタ(47)を
先行で1つすすめるとともに、ショ−トフィ−ドフラグ
(52)をオンする。また、紙葉の長さが通常より長い
場合はダブルフィ−ドカウンタ(53)を+1更新す
る。紙葉の後端が第2のセンサを通過した時、紙葉の長
さが通常より長く、ショ−トフィ−ドフラグ(52)が
オフの場合、ダブルフィ−ドカウンタ(53)を−1更
新する。紙葉の長さが通常でショ−トフィ−ドフラグ
(52)がオフの場合、先にすすめた処理ポインタ(4
7)を1つもどす。これにより、2つのセンサ間で搬送
要因等による紙葉の重なりまたは重なっていた紙葉の離
れが発生しても、異常とせずに引続き紙葉の通過監視が
できる。
【0007】本発明の第2の実施例では、センサ情報を
加工する加工部(30)が分離機構の出口にあるセンサ
情報を一定間隔になるように加工し、紙葉の通過をチェ
ックするチェック部(28)がその加工センサ情報と搬
送路上の最初のセンサの各々で、通過した紙葉の時刻
と、紙葉の長さと次の紙葉との間隔を登録し、この登録
情報により分離機構から搬送路の受け渡し部までの間の
速度変動する紙葉をも通過監視することができる。すな
わち、分離機構の出口にあるセンサを加工する加工部
(30)が、分離機構の出口のセンサを見て、紙葉の後
端を検出した時点からの時間を計測する。そして、次の
紙葉の先端を検出した時点で、規定時間より短ければそ
の規定時間になるまでセンサ情報をライトのままで保持
し、規定時間後にダ−クになるようにする。そして、前
述の第1の実施例のように、紙葉の通過をチェックする
チェック部(28)が、分離機構の出口のセンサを第1
のセンサとし、搬送路上の最初のセンサを第2のセンサ
として、格納ポインタ(46)と処理ポインタ(47)
を更新することにより、分離機構から搬送路の受け渡し
部の紙葉の通過監視をすることができる。
【0008】次に、本発明の第3の実施例では、鑑別結
果の紙葉の行先を連絡する連絡部(32)が、鑑別前セ
ンサを通過した紙葉の時刻と長さを登録し、鑑別結果の
出た時点で紙葉の行先を登録して紙葉の通過をチェック
するチェック部(28)に連絡する。紙葉の通過をチェ
ックするチェック部(28)が、この連絡情報をもと
に、鑑別前センサを通過した紙葉の時刻と長さを登録
し、次の紙葉との間隔を登録する。紙葉の通過をチェッ
クするチェック部(28)は、この連絡情報をもとに鑑
別前のセンサと鑑別結果により行先の別れる搬送路上の
複数のセンサ各々で、紙葉の時刻と長さと次の紙葉との
間隔を登録し、鑑別結果により行先が決定した紙葉を鑑
別前のセンサから行先搬送路上の複数のセンサとの間で
通過監視を行うことにより、もし行先の誤った紙葉が搬
送路を通過した場合には、これを搬送異常として検出
し、異常の区間を特定することにより原因究明を容易に
して、装置ダウン時間をできるだけ短くすることが可能
になる。すなわち、鑑別結果の紙葉の行先を連絡する連
絡部(32)が、1枚目の紙葉の先端が鑑別前のセンサ
を通過した時点でその時の時刻を登録する。1枚目の紙
葉の後端が鑑別前のセンサを通過した時点でその時の時
刻と長さを登録し、センサ用格納ポインタ(62)を1
つすすめる。その後、紙葉が鑑別部(4)を通過し、鑑
別結果がでると紙葉の行先を登録し、鑑別結果用格納ポ
インタ(61)を1つすすめる。そして、紙葉の通過を
チェックするチェック部(28)がこの鑑別結果情報を
もとに通過した紙葉の時刻、長さ、間隔を編集、登録
し、鑑別前のセンサを基準とし行先の別れる複数のセン
サ間の各区間ごとの搬送チェックを行う。これにより、
行先の誤った紙葉が搬送路を通過すると搬送異常として
検出し、異常の区間を特定するができる。次に、本発明
の第4の実施例では、紙葉の通過をチェックするチェッ
ク部(28)が、鑑別前のセンサで、通過した紙葉の時
刻と紙葉の長さと次の紙葉との間隔を登録し、鑑別結果
が出ずに紙葉の行先が不明な場合、その登録情報により
行先の別れる搬送路上の2つのセンサのうち、いずれか
一方で紙葉を検出すると他方は監視をやめることによ
り、鑑別結果が出ない場合にも、紙葉が搬送されていれ
ばこれを異常とせずに、引続き紙葉の通過監視を行うこ
とができる。すなわち、紙葉の通過をチェックするチェ
ック部(28)が、1枚目の紙葉の先端が鑑別前のセン
サを通過した時点でその時刻と前の紙葉との間隔とを登
録し、格納ポインタ(46)を1つすすめる。行先の別
れる搬送路上のセンサAとセンサBのいずれか一方で紙
葉の先端が通過した時点で処理ポインタ(47)を1つ
すすめる。鑑別結果が出ないで紙葉の行先が不明な場合
に、上記のように通過監視する。これによって、鑑別結
果がでずに行先が不明な場合も、異常とせずに引続き紙
葉の通過監視ができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面により詳細に
説明する。図1は、本発明が適用された紙幣処理装置の
概略図であり、図2は図1における本発明の紙葉類搬送
制御装置の機能ブロック図である。図1、図2に示すよ
うに、本発明の紙葉類搬送制御装置は、現金自動取引装
置等の自動機に塔載され、紙幣の出金のための紙幣搬送
を制御するものである。図1において、7は紙幣の出金
口、8はリジェクトスタッカ、4は鑑別部、1,2はカ
セット、11,12は分離機構、13,14,15,1
6,17は搬送路センサ、5は出金口またはリジェクト
スタッカに分岐するゲート、9,10は分離出口センサ
である。紙幣は、カセット1またはカセット2に金種ご
とに係員の手でセットされる。出金取引の開始時に、上
位装置20である現金自動取引装置から回線制御部21
を通してカセット1から10枚出金の指示がくると、主
制御部27は、搬送モ−タ制御部23に搬送の指示を出
すとともに、鑑別部4に対し紙幣の鑑別指示を出す。こ
の時、時刻計測部25は、搬送モ−タの起動の開始を基
点とした搬送量、若しくは実時間の経過時間を時刻に換
算し、搬送モ−タが停止するまで常に主制御部27に換
算結果を連絡してくる。その後、主制御部27が分離制
御部26にカセット1から10枚繰り出す指示を出す
と、分離制御部26は分離機構11を回転させ、分離出
口センサ9で監視しながらカセット1から搬送路3へ紙
幣を1枚ずつ繰り出す。この時、分離制御部26は、前
の紙幣との間隔をみて間隔が短ければ分離機構11の回
転速度を低下させ、間隔が長ければ回転速度を上昇させ
て繰り出し紙幣の間隔を一定に保つように制御する。繰
り出された紙幣は、搬送路3上のセンサ13を通過した
後、センサ14で鑑別の通過タイミングをとって鑑別部
4で鑑別され、鑑別結果が鑑別部4から主制御部27に
報告される。本発明においては、新たに紙幣通過チェッ
ク部28とそれに付属する通過時刻登録エリア29、お
よびセンサ情報加工部30ととれに付属する分離出口加
工センサ情報エリア31、ならびに紙幣行先連絡部32
とそれに付属する鑑別結果連絡エリア32を設ける。
【0010】次に、主制御部27は、鑑別結果により正
常紙幣のみを出金口7に搬送するために、1枚毎に異常
紙幣の場合はゲ−ト5のオン指示をゲ−ト制御部24に
出し、正常紙幣の場合はゲ−ト5のオフ指示をゲ−ト制
御部24に出すことにより、正常紙幣を出金口7へ、異
常紙幣をリジェクトスタッカ8ヘスタックする。各紙幣
が到達したか否かは、搬送路上のセンサ15,16,1
7で確認される。主制御部27は異常紙幣でリジェクト
が発生した場合には、不足分の紙幣の繰り出し指示を分
離制御部26に出し、10枚を出金口7へ搬送終了した
ところで、搬送モ−タ制御部23に搬送路の停止指示を
出し、シャッタ6を開いて利用者に紙幣を渡し、その結
果を回線制御部21を通して上位装置20に報告した
後、取引終了となる。先ず、本発明の第1の実施例を図
2,図3,図8,図10および図11を用いて説明する。
図3は、2つのセンサ間の搬送路のチェック区間を示す
図であり、図8は紙幣の通過時刻の登録エリアの例を示
す図であり、図10および図11は紙幣搬送チェックの
動作フロ−チャ−トを示す。図3により、搬送路上の2
つのセンサ間の紙幣のチェック方法について述べる。搬
送される紙幣は、通常、搬送路上のある2つのセンサ間
で通過チェックされる。図3における搬送路上の2つの
センサは、例えば図1のカセット1,2の分離機構の間
に設けられたセンサ13と鑑別部4の前に設けられたセ
ンサ14に相当する。図2における紙幣通過チェック部
28は、時刻登録エリア29に通過する紙幣の時刻や長
さを次のようにセットして、紙幣の通過監視を行う。
【0011】図8は、図3に示す区間の通過時刻登録エ
リアを示すものであって、通過紙幣毎に先端通過時刻と
紙幣長さと後端通過時刻と紙幣間隔を格納する領域4
8,49,50,51が設けられている。また、値を格
納した領域を示す格納ポインタ46と、処理すべき領域
を示す処理ポインタ47とが設けられる。以下、図1
0、図11のフローチャートによりその動作を説明す
る。1枚目の紙幣の先端がセンサ13を通過した時点
(Snセンサの立ち上がり変化点)でその時刻を領域4
8に登録し、格納ポインタ46を1つすすめる(ステッ
プ101,102)。そして、1枚目の紙幣の後端がセ
ンサ13を通過した時点(Snセンサの立ち下がり変化
点)でその時刻を領域50に登録するとともに、先端と
後端の時刻差から長さを求めて、これを領域49に登録
する(ステップ103,104)。次に、2枚目の紙幣
の先端がセンサ13を通過した時点で(Snセンサの立
ち上がり変化点)その時刻を次の欄の領域48に登録
し、格納ポインタ46を1つすすめるとともに、1枚目
の後端の時刻との差から1枚目と2枚目の紙幣の間隔を
最上欄の領域51に登録する(ステップ101,10
2)。そして、1枚目の紙幣の先端がセンサ14を通過
した時点(Sn+1センサの立ち上がり変化点)で、処理
ポインタ47を1つすすめる(ステップ107,11
0)。搬送路を一定量回す間にこの格納ポインタ46と
処理ポインタ47が一致したとき(ステップ108)、
センサ14を紙幣が正常に通過したことになる(ステッ
プ109)。以下、センサ14では、センサ13と同様
に紙幣の後端時刻、紙幣の長さおよび次の紙幣との間隔
を領域48〜51に登録する(ステップ116)。各々
の登録の際に、前の紙幣との間隔が基準値に比べて狭い
場合には(ステップ111)、処理ポインタ47を先行
で1つすすめるとともに(ステップ112)、ショ−ト
フィ−ドフラグ52をオンする(ステップ113)。紙
幣の後端がセンサ13を通過した時、紙幣の長さが通常
より長く、ショ−トフィ−ドフラグがオフの場合(ステ
ップ117,119)、ダブルフィ−ドカウンタを−1
更新する(ステップ120)。一方、紙幣の長さが通常
で、ショ−トフィ−ドフラグがオンの場合(ステップ1
17,121)、先にすすめた処理ポインタ47を1つ
もどす(ステップ122)。格納ポインタ46と処理ポ
インタ47の値が不一致のときには(ステップ10
8)、わき出し異常か否かを判定して(ステップ10
9)、異常のときにはダブルフィードカウンタが0でな
ければ(ステップ113)、ダブルフィードカウンタを
−1更新する(ステップ114)。さらに、格納ポイン
タ46と処理ポインタ47の値が不一致のときには(ス
テップ123)、一定量搬送しても処理ポインタ47の
紙幣はSn+1センサに来ないか否かを判定し(ステップ
124)、来ないときにはジャム異常セットする(ステ
ップ125)。これにより、2つのセンサ間で搬送要因
等による紙幣の重なりまたは重なっていた紙幣の離れが
発生しても、異常とせずに引続き紙幣の通過監視ができ
る。
【0012】次に、本発明の第2の実施例を、図2,図
6,図7,図12を用いて説明する。図6は分離機構から
搬送路までのチェック区間を示す図であり、図7は分離
出口のセンサ情報を示すタイムチャートであり、図12
は分離機構の動作フロ−チャ−トを示す。図6の分離機
構から搬送路までの区間に設けられた2つのセンサは、
例えば図1の分離出口センサ9と搬送路センサ13に相
当する。先ず、図6により、分離機構の動作について説
明する。カセット1にセットされた紙幣は押板40によ
って押圧されている。分離開始指示により、最初にピッ
クアップロ−ラ41が回転し、紙幣を1枚だけフィ−ド
ロ−ラ42とゲ−トロ−ラ43との間に給送される。フ
ィ−ドロ−ラ42には一部ゴム製の部分があり(斜線で
示す部分)、紙幣はこのゴムの摩擦力によって繰り出さ
れる。繰り出し動作中、分離出口センサ9を見て紙幣の
間隔を監視し、紙幣の間隔が規定より短ければフィ−ド
ロ−ラ42を減速し、紙幣の間隔が規定より長ければフ
ィ−ドロ−ラ42を加速することにより、紙幣の間隔を
一定に保つ。そして、次の紙幣が分離出口センサ9に到
達するまでに、フィ−ドロ−ラ42をもとの標準速度に
戻す。
【0013】(分離間隔制御)第2の実施例による分離
間隔制御を説明する。フィードローラ42から繰り出さ
れた紙幣は、搬送路3へ1枚ずつ受渡され、搬送路3上
のセンサ13に到達すると、それ以降は搬送路3の速度
で監視される。この分離間隔制御により、紙幣の速度は
遅くなったり速くなったりするため、分離出口センサ9
のセンサ情報はライト時間が通常より短くなり、ダ−ク
時間が通常より長くなる。このため、分離出口センサ9
のセンサ情報を生のまま使用したのでは、紙幣の通過時
刻や紙幣長さ、次の紙幣との間隔が不確定になる。そこ
で分離出口センサ9のセンサ情報を、図2のセンサ情報
加工部30が、図7のタイムチャートに示すような分離
出口加工センサ情報エリア31に加工する。すなわち、
図12の分離制御の動作フロ−に示すように、分離出口
センサ9がライトになってから紙幣間隔タイマをリセッ
トし(ステップ209,211)、この時点からのタイ
マのカウントを開始する。そして、次の紙幣の到達で分
離出口センサ9がダ−クになった時点の紙幣間隔タイマ
から間隔制御時間tを算出し(ステップ202,20
5)、フィ−ドロ−ラ42に間隔制御起動する(ステッ
プ206)。この時、間隔制御時間tを間隔制御で遅ら
せれば、実際のライト時間に加算し、間隔制御で速めれ
ば実際のライト時間から減算するというようにして、こ
の時間ダ−クになるタイミングを補正する。この加工し
た分離出口センサ情報を基に、前述の第1の実施例と同
様に2つのセンサ間の紙幣のチェックを行うことによ
り、分離機構から搬送路3の受け渡し部のような紙幣の
速度変化があっても、紙幣の通過監視を行うことができ
る。 なお、図12に示すように、分離出口センサがダ
ークにならず、規定時間経過した場合には(ステップ2
02,203)、ミスフィード異常と判断し、異常をセ
ットする(ステップ204)。また、分離出口センサが
ライトにならず、規定時間経過した場合には(ステップ
209,213)、ジャム異常と判断し、異常をセット
する(ステップ214)。また、指示された枚数分が分
離終了した場合には(ステップ212)、フィードロー
ラ停止を起動する(ステップ215)。
【0014】次に、第3の実施例を、図2,図5,図8,
図9,図14を用いて説明する。図5は行先の別れる搬
送路のチェック区間を示す図であり、図8は紙幣の通過
時刻の登録エリアの例を示す図であり、図9は鑑別結果
連絡エリアの例を示す図であり、図14は紙幣行先連絡
の動作フロ−チャ−トを示す。図5の鑑別前センサと行
先センサ間の複数のセンサ間の紙幣のチェック方法につ
いて述べる。搬送される紙幣は、鑑別部4直前のセンサ
14と鑑別結果により行先の決まった複数のセンサ1
5,16とのセンサ間で通過チェックされる。図5の搬
送路上のセンサは、例えば図1のセンサ14,15,1
6,17に相当する。図2の鑑別部4の鑑別結果に基づ
いて、紙幣行先連絡部32は、鑑別結果連絡エリア33
に通過する紙幣の行先や時刻や長さを次のようにセット
して、紙幣通過チェック部28へ連絡する。図9は鑑別
結果連絡エリアであって、行先、先端時刻、紙幣長さ、
後端時刻をそれぞれ格納する各エリア64,65,6
6,67を設けている。また、鑑別結果用格納ポインタ
61、Snセンサ用格納ポインタ62、および処理ポイ
ンタ63が設けられる。紙幣行先連絡部32は、図13
に示すように、1枚目の紙幣の先端がセンサ14を通過
した時点(Snセンサの立ち上がり変化点)でその時刻
を先端時刻領域65に登録する(ステップ401,40
2)。1枚目の紙幣の後端がセンサ14を通過した時点
(Snセンサの立ち下がり変化点)でその時刻を後端時
刻領域67に登録し、先端と後端の時刻差から長さを求
めて紙幣長さ領域66に登録するとともに、Snセンサ
用格納ポインタ62を1つすすめる(ステップ404,
405)。その後、紙幣が鑑別部4を通過し、鑑別結果
が出ると(ステップ406)、紙幣行先連絡部32は、
紙幣の行先を行先領域64に登録し鑑別結果用格納ポイ
ンタ61を1つすすめる(ステップ407)。紙幣通過
チェック部28は、この鑑別結果連絡エリアの情報をも
とに、図8の通過時刻登録エリアに編集、登録する。こ
の登録の処理が済んだ連絡をもらうと(ステップ40
9)、紙幣行先連絡部32は処理ポインタ63を1つす
すめる(ステップ410)。
【0015】以下、紙幣通過チェック部28は、行先が
出金口7の正常券ル−トの場合には、センサ14とセン
サ15の区間の通過時刻登録エリアとセンサ14とセン
サ17の区間の通過時刻登録エリアの双方に編集、登録
する。行先がリジェクトスタッカ8の異常券ル−トの場
合には、センサ14とセンサ16の区間の通過時刻登録
エリアに編集、登録する。以降、紙幣通過チェック部2
8は、前述の第1の実施例と同様な通過チェックを行
い、鑑別前のセンサ14と複数の区間を監視する。例え
ば、センサ14とセンサ17の区間でジャム異常が発生
した場合、その前のセンサ14とセンサ15の区間が正
常かどうかをチエックし、正常ならばセンサ15とセン
サ17の区間でジャム異常が発生したと特定できる。同
様に、ゲ−トの切り替え不良等が発生して行先の誤った
紙幣がきた場合にも、どの区間で行先が誤ったかを特定
することができる。これにより、鑑別結果により行先が
決定した紙幣を目的のスタック先まで搬送する場合、ど
の区間で搬送異常が発生したか検出し、その異常の区間
を特定することができる。本実施例では、鑑別前のセン
サ14と正常券ル−ト,異常券ル−トの3つのセンサ間
の区間についての例を述べたが、行先の多いル−トのセ
ンサ間も同様に順に区間をチェックしていくことによ
り、異常の区間を特定することができる。
【0016】次に、本発明の第4の実施例を、図2,図
4,図8,図13を用いて説明する。図4は行先の別れる
搬送路のチェック区間を示す図であり、図8は紙幣の通
過時刻の登録エリアの例を示す図であり、図13は紙幣
通過チェックの動作フロ−チャ−トを示す。図4の行先
の別れる搬送路の紙幣のチェック方法について述べる。
鑑別結果によりゲ−ト5が切り替えられて、紙幣の行先
はゲ−トの方向に搬送される。この場合、紙幣は3つの
センサで監視されるが、図4の搬送路上の3つのセンサ
は、例えば図1のセンサ14,15,16に相当する。
通常は、前述の第3の実施例のように、紙幣通過ごとの
鑑別結果の連絡を受けて、その行先のル−トの紙幣の通
過監視を行うが、もし鑑別結果が出ないために行先が不
明な場合には、図2の紙幣通過チェック部28は、時刻
登録エリア29に通過する紙幣の時刻や長さを次のよう
にセットして、紙幣の通過監視を行う。図8は、行先の
分岐する区間の通過時刻登録エリアであって、図13に
示すように、1枚目の紙幣の先端がセンサ14を通過し
た時点(Snセンサの立ち上がり変化点)でその時刻を
先端時刻領域48に登録し(ステップ301,30
2)、格納ポインタ46を1つすすめる(ステップ30
3)。そして、1枚目の紙幣の後端がセンサ14を通過
した時点(Snセンサの立ち下がり変化点)でその時刻
を後端時刻領域50に登録するとともに、先端と後端の
時刻差からの長さを求めて紙幣長さ領域49に登録する
(ステップ304,305)。
【0017】次に、2枚目の紙幣の先端がセンサ14を
通過した時点(Snセンサの立ち上がり変化点)でその
時刻を次欄の先端時刻領域48に登録し、格納ポインタ
46を1つすすめるとともに(ステップ301,30
3)、1枚目の後端の時刻との差から1枚目と2枚目の
紙幣の間隔を最上欄の紙幣間隔領域51に登録する(ス
テップ302)。そして、1枚目の紙幣の先端がセンサ
15を通過した時点(Sn+1センサAの立ち上がり変化
点)またはセンサ16を通過した時点(Sn+1センサB
の立ち上がり変化点)のいずれか一方で処理ポインタ4
7を1つすすめる(ステップ306,307,31
0)。搬送路を一定量回す間に、この格納ポインタ46
と処理ポインタ47の値が一致すれば(ステップ31
1)、紙幣はセンサ15または16を正常に通過したこ
とになる。もし、搬送路を一定量回しても紙幣がセンサ
15または16に来なかった場合には(ステップ31
1,312)、ジャム異常とする(ステップ313)。
なお、センサ15または16を通過した時点で、わき出
し異常と判定した場合には(ステップ308)、わき出
し異常セットにする(ステップ309)。これにより、
鑑別結果がでないで紙幣の行先が不明な場合は、紙幣が
通過すれば異常とせずに、引続き紙幣の通過監視ができ
る。本実施例では、いずれも出金する紙幣処理装置につ
いて述べたが、還流式の入金または出金,装填等の紙幣
搬送時にも同様のチェックが行うことができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
(イ)2つのセンサ間で搬送要因等による紙葉の重なり
または重なっていた紙葉の離れが発生しても、これを異
常とせずに引続き紙葉の通過監視ができるので、紙葉が
搬送されているにもかかわらず、誤って装置ダウンする
ことがなくなり、その結果、装置の稼働率が向上する。
また、(ロ)センサ情報加工部が分離間隔制御の時間に
応じて分離出口センサ情報を加工し、その情報に基づい
て紙葉通過チェック部が紙葉の監視を行うので、分離機
構から搬送路の受け渡し部のような紙葉の速度変化があ
っても、紙幣の通過監視が可能となる。また、(ハ)鑑
別結果により行先が決定した紙葉を目的のスタック先ま
で搬送する場合に、行先の誤った紙葉が搬送路を通過す
ると、これを搬送異常として検出し、異常の区間を特定
することにより原因究明を容易にするので、装置ダウン
時間を短くすることができる。さらに、(ニ)鑑別結果
が出ないために紙葉の行先が不明な場合、紙葉が通過す
れば異常とせずに引続き紙葉の通過監視ができるので、
紙葉が搬送されているのに誤って検知して装置ダウンす
ることがなく、装置の稼働率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される紙幣処理装置の概略図であ
る。
【図2】図1における紙葉類搬送装置の搬送制御部のブ
ロック図である。
【図3】2つのセンサ間の搬送路のチェック区間を示す
図である。
【図4】行先の別れる搬送路のチェック区間を示す図で
ある。
【図5】鑑別部前センサと行先センサ間の複数のチェッ
ク区間を示す図である。
【図6】分離機構から搬送路までのチェック区間の機構
を示す図である。
【図7】本発明のセンサ情報加工部による分離出口セン
サ情報のタイムチャートである。
【図8】本発明の通過時刻登録エリアを示す図である。
【図9】本発明の鑑別結果連絡エリアを示す図である。
【図10】本発明における紙幣通過チェックの制御フロ
−チャ−ト(1)の一部である。
【図11】同じく、紙幣通過チェックの制御フローチャ
ート(1)の他の一部である。
【図12】本発明における紙幣分離制御のフロ−チャ−
トである。
【図13】本発明における紙幣通過チェックの制御フロ
−チャ−ト(2)である。
【図14】本発明における紙幣行先連絡の制御フロ−チ
ャ−トである。
【符号の説明】
1〜2…カセット,3…搬送路,4…鑑別部,5…ゲ−
ト,6…シャッタ,7…出金口,8…リジェクトスタッ
カ,9〜10…分離出口センサ,11〜12…分離機
構,13〜17…搬送路センサ,20…上位装置,21
…回線制御部,22…センサ制御部,23…搬送モータ
制御部、24…ゲ−ト制御部,25…時刻計測部,26
…分離制御部,28…紙幣通過チェック部,29…通過
時刻登録エリア,30…センサ情報加工部,31…分離
出口加工センサ情報エリア,32…紙幣行先連絡部,3
3…鑑別結果連絡エリア,40…押板,41…ピックア
ップロ−ラ,42…フィ−ドロ−ラ,43…ゲ−トロ−
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 細川 博宜 愛知県尾張旭市晴丘町池上1番地 株式会 社日立旭エレクトロニクス内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積層された紙葉を1枚ずつ繰り出すため
    の分離機構と、該分離機構により繰り出された紙葉を搬
    送する搬送機構と、搬送の開始を起点とする搬送量ない
    し実時間の経過を時刻に換算する時刻機構と、搬送され
    た紙葉の鑑別を行う鑑別部と、該鑑別部の鑑別結果によ
    り搬送路を切り替えるゲ−トと、搬送された紙葉をスタ
    ックするスタック機構と、搬送路上の紙葉の通過を監視
    する複数のセンサとを有する紙葉類処理装置において、
    各センサを通過した紙葉の時刻、紙葉の長さ、および次
    の紙葉との間隔を登録する通過時刻登録エリアと、該通
    過時刻登録エリアに登録された情報により、2つのセン
    サ間で搬送要因等による紙葉の重なりあるいは重なって
    いた紙葉の離れが発生しても、これを異常とせずに紙葉
    の通過監視をそのまま続行する紙葉通過チェック部とを
    具備したことを特徴とする紙葉類搬送制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の紙葉類搬送制御装置に
    おいて、前記紙葉通過チェック部の他に、分離機構から
    の分離時に発生する紙葉の速度変動に応じて、分離出口
    センサの情報を一定間隔になるように加工作成する分離
    機構出口センサ情報加工部と、前記紙葉通過チェック部
    が搬送路上の最初のセンサの各々で、加工センサ情報を
    基に、通過した紙葉の時刻と紙葉の長さと次の紙葉との
    間隔を登録する分離出口加工センサ情報エリアとを設
    け、該分離出口加工センサ情報エリアに登録された情報
    により前記紙葉通過チェック部が前記分離出口センサか
    ら搬送路上の最初のセンサまでを紙葉の通過チェックを
    行うことにより、該分離機構から搬送路の受け渡し部の
    ような速度変動する紙葉の通過監視を行うことを特徴と
    する紙葉類搬送制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の紙葉類搬送制御装置等
    において、前記紙葉通過チェック部および通過時刻登録
    エリアの他に、鑑別結果がでた時点で紙葉の行先を前記
    紙葉通過チェック部に連絡する紙葉行先連絡部と、該紙
    葉行先連絡部が紙葉の行先、鑑別前のセンサを通過した
    紙葉の時刻、および紙葉の長さを登録する鑑別結果連絡
    エリアとを設け、前記紙葉通過チェック部は前記連絡情
    報をもとに鑑別前のセンサから鑑別結果により行先の別
    れる搬送路上の複数のセンサ各々で、紙葉の時刻、紙葉
    の長さおよび次の紙葉との間隔を登録し、該登録情報に
    より鑑別結果により行先の決定した紙葉を鑑別前のセン
    サから行先搬送路上の複数のセンサ間との間で通過監視
    することを特徴とする紙葉類搬送制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の紙葉類搬送制御装置に
    おいて、前記紙葉通過チェック部は、鑑別前のセンサを
    通過した紙葉の時刻と、該紙葉の長さと次の紙葉との間
    隔を通過時刻登録エリアに登録し、搬送要因等により鑑
    別結果がでずに該紙葉の行先が不明な場合には、行先の
    別れる搬送路上の2つのセンサのうち、いずれか一方の
    センサで紙葉を検出すると、他方は監視を中止して引続
    き該紙葉の通過の監視を行うことを特徴とする紙葉類搬
    送制御装置。
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