JP2913881B2 - 紙葉類の搬送姿勢修正機構 - Google Patents
紙葉類の搬送姿勢修正機構Info
- Publication number
- JP2913881B2 JP2913881B2 JP3079657A JP7965791A JP2913881B2 JP 2913881 B2 JP2913881 B2 JP 2913881B2 JP 3079657 A JP3079657 A JP 3079657A JP 7965791 A JP7965791 A JP 7965791A JP 2913881 B2 JP2913881 B2 JP 2913881B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper sheet
- locking
- posture
- sheet
- roller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Controlling Sheets Or Webs (AREA)
- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
- Registering Or Overturning Sheets (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紙葉類の搬送姿勢の修
正機構にする。
正機構にする。
【0002】
【従来の技術】従来技術の紙葉類の姿勢修正機構は、実
開昭63−42648 号公報に記載のように、斜行して来た紙
葉類を待機ロールに当接させたわませることによって、
斜行状態を修正していた。即ち、搬送ローラにより紙葉
類を待機ローラまで送り込み、静止した待機ローラに紙
葉類が当接した後にたわみながら斜行した紙葉類の先端
部が待機ローラに沿って変形し、紙葉類の先端部の斜行
が修正された後に待機ローラを駆動することにより紙葉
類を先端から待機ローラで送り出し、斜行を修正してい
た。
開昭63−42648 号公報に記載のように、斜行して来た紙
葉類を待機ロールに当接させたわませることによって、
斜行状態を修正していた。即ち、搬送ローラにより紙葉
類を待機ローラまで送り込み、静止した待機ローラに紙
葉類が当接した後にたわみながら斜行した紙葉類の先端
部が待機ローラに沿って変形し、紙葉類の先端部の斜行
が修正された後に待機ローラを駆動することにより紙葉
類を先端から待機ローラで送り出し、斜行を修正してい
た。
【0003】しかし、この実施例では紙葉類の先端部が
待機ローラにいつも沿うとは限らず、斜行の修正機能を
十分に果さない場合が生じる。即ち、厚い紙葉類の場合
はたわみが生じてもたわみは紙葉類の送り方向へのみ生
じ紙葉類の先端部は待機ローラに沿うように変形せず、
従って、待機ローラから送り出された紙葉類は十分に斜
行が修正されない。また、薄い紙葉類の場合にはたわみ
を生じ待機ローラに沿って変形した時にしわを発生し易
く、紙葉類を傷付ける場合がある。
待機ローラにいつも沿うとは限らず、斜行の修正機能を
十分に果さない場合が生じる。即ち、厚い紙葉類の場合
はたわみが生じてもたわみは紙葉類の送り方向へのみ生
じ紙葉類の先端部は待機ローラに沿うように変形せず、
従って、待機ローラから送り出された紙葉類は十分に斜
行が修正されない。また、薄い紙葉類の場合にはたわみ
を生じ待機ローラに沿って変形した時にしわを発生し易
く、紙葉類を傷付ける場合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、斜行
して搬送されて来た紙葉類の斜行状態を検出し、その情
報に基づいて紙葉類の搬送姿勢を修正するものである。
して搬送されて来た紙葉類の斜行状態を検出し、その情
報に基づいて紙葉類の搬送姿勢を修正するものである。
【0005】また、これらの紙葉類の姿勢を修正するこ
とにより、これらの紙葉類上への情報の記録,再生を精
度よく行うことを目的とする。即ち、例えば、紙葉類へ
の印字を紙葉類の所定の位置に精度よく行うことを目的
としており、これにより見かけ上の体裁を整える他、再
び、この印字された情報を読取り再生する場合に正しく
その内容を把握して貰うことが出来る。
とにより、これらの紙葉類上への情報の記録,再生を精
度よく行うことを目的とする。即ち、例えば、紙葉類へ
の印字を紙葉類の所定の位置に精度よく行うことを目的
としており、これにより見かけ上の体裁を整える他、再
び、この印字された情報を読取り再生する場合に正しく
その内容を把握して貰うことが出来る。
【0006】また、現金自動取引装置では、紙幣の姿勢
を修正することにより、紙幣の集積時に発生するジャム
を防止すること、あるいは紙幣の金種の鑑別時の読み誤
りを防止することを目的としている。
を修正することにより、紙幣の集積時に発生するジャム
を防止すること、あるいは紙幣の金種の鑑別時の読み誤
りを防止することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明の紙葉類の搬送姿勢修正機構は、搬送中の
紙葉類の姿勢を検知するための第一の検知手段と、紙葉
類に搬送力を与えると同時に紙葉類に座屈などのダメー
ジを与えない範囲の搬送力を与え前記紙葉類との間で相
対すべりを生じることの出来るすべり搬送手段と、前記
搬送手段により搬送されて来た紙葉類の進行を係止する
ことの出来る係止手段と、前記係止手段の動作により変
化した紙葉類の姿勢を検知するための第二の検知手段
と、前述の第一および第二の検知手段の出力に基づいて
前述の係止手段による紙葉類の係止時間を定めるととも
に前記紙葉類の係止を解除するための係止手段の動作制
御手段と、係止が解除された紙葉類を次の場所へ送出す
るための送出手段とを備えている。
めに、本発明の紙葉類の搬送姿勢修正機構は、搬送中の
紙葉類の姿勢を検知するための第一の検知手段と、紙葉
類に搬送力を与えると同時に紙葉類に座屈などのダメー
ジを与えない範囲の搬送力を与え前記紙葉類との間で相
対すべりを生じることの出来るすべり搬送手段と、前記
搬送手段により搬送されて来た紙葉類の進行を係止する
ことの出来る係止手段と、前記係止手段の動作により変
化した紙葉類の姿勢を検知するための第二の検知手段
と、前述の第一および第二の検知手段の出力に基づいて
前述の係止手段による紙葉類の係止時間を定めるととも
に前記紙葉類の係止を解除するための係止手段の動作制
御手段と、係止が解除された紙葉類を次の場所へ送出す
るための送出手段とを備えている。
【0008】
【作用】搬送姿勢修正機構は、搬送されて来た紙葉類の
姿勢を検知して修正するものであり、その動作および作
用を以下に述べる。
姿勢を検知して修正するものであり、その動作および作
用を以下に述べる。
【0009】第一の検知手段は、搬送されて来た紙葉類
の姿勢を検知するものであり、紙葉類の斜行量や重送量
を検出する。
の姿勢を検知するものであり、紙葉類の斜行量や重送量
を検出する。
【0010】すべり搬送手段は紙葉類に所定の範囲内の
搬送力を与えると同時に、紙葉類との間で相対すべりを
発生出来るものである。即ち、紙葉類に搬送力を与えな
がら、搬送抵抗力が所定の値以上になった時には、紙葉
類との間ですべりを発生しそれ以上紙葉類を送ることは
ない。
搬送力を与えると同時に、紙葉類との間で相対すべりを
発生出来るものである。即ち、紙葉類に搬送力を与えな
がら、搬送抵抗力が所定の値以上になった時には、紙葉
類との間ですべりを発生しそれ以上紙葉類を送ることは
ない。
【0011】係止手段は、紙葉類の搬送方向への進行を
一時期阻止するためのものであり紙幣への搬送抵抗力を
与えるものである。第二の検知手段は紙葉類の搬送姿勢
を検知するものであり、紙葉類が斜行している場合は紙
葉類の通過タイミングおよび斜行量を検出し、紙葉類が
重送している場合はその重なり状態を検出するものであ
る。
一時期阻止するためのものであり紙幣への搬送抵抗力を
与えるものである。第二の検知手段は紙葉類の搬送姿勢
を検知するものであり、紙葉類が斜行している場合は紙
葉類の通過タイミングおよび斜行量を検出し、紙葉類が
重送している場合はその重なり状態を検出するものであ
る。
【0012】係止手段の動作制御手段は、第一または第
二の検知手段からの情報に基づいて係止手段を動作させ
るタイミングと動作継続時間とを求めて動作させるもの
である。
二の検知手段からの情報に基づいて係止手段を動作させ
るタイミングと動作継続時間とを求めて動作させるもの
である。
【0013】送出手段は、紙葉類に搬送力を与えるもの
である。
である。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図5に
より説明する。図1は、紙幣取扱い装置の概略構成を示
している。紙幣取扱い装置1は、本装置への紙幣の入出
金を行なう入出金口2と、入金された紙幣を一枚ずつに
繰り出し分離するための繰り出し分離部3と、分離され
た紙幣の真偽判別および傷みの激しい損券の判別を行な
う鑑別部4と、損券を収納する損券ボックス5と、真偽
判別で偽券と判別された紙幣を前述入出金口2に戻すた
めの集積部7と、集積部7に集積された紙幣を入出金口
2へ押し出すための押出部8と、鑑別部4で正常と見な
された紙幣を一時的に保管するための一次スタッカ6
と、千円と万円とを分けて別々に保管するための千円リ
サイクルボックス10および万円リサイクルボックス1
1と、これらの千円,万円リサイクルボックス10,1
1への紙幣の補充または回収を行なうための金庫12
と、鑑別部4で裏券と判別された紙幣を反転させること
によって表裏を取揃えるための表裏取揃え部9と、紙幣
の斜行量を検知するための検知センサ14と、重送の検
知センサ15と、紙幣の姿勢を修正するため修正部16
とを備えている。また、一次スタッカ6,千円リサイク
ルボックス10,万円リサイクルボックス11および金
庫12はそれぞれ一枚ずつ送られて来た紙幣を集積する
ための集積部7と紙幣を繰り出し分離するための繰り出
し分離部3とを備えている。また、前述した紙幣の取扱
い要素間には、紙幣を搬送するための対向して走行する
ベルト13が設けられていて、紙幣はこれらのベルト1
3の間に挟持して搬送する。そして、搬送路13の搬送
方向の切換部にはゲート17が配置され、これらのゲー
ト17は図示しないソレノイドによって駆動することに
より、紙幣の搬送方向の切換えを行っている。即ち、図
2に示すように、このソレノイドは鑑別部4からの出力
に基づいて電源のオンオフが図示しないゲート制御回路
によりなされる。これにより、ゲート17の位置が変わ
り、鑑別部4から真券という信号が入力すれば電源オフ
となりゲート17が鑑別部4から搬送されて来た紙幣を
一次スタッカ6へ案内する位置に設置され、偽券という
信号が入力すれば電源オンとなりゲート17が鑑別部4
から搬送されて来た紙幣を入出金口2へ案内する位置へ
変換される。
より説明する。図1は、紙幣取扱い装置の概略構成を示
している。紙幣取扱い装置1は、本装置への紙幣の入出
金を行なう入出金口2と、入金された紙幣を一枚ずつに
繰り出し分離するための繰り出し分離部3と、分離され
た紙幣の真偽判別および傷みの激しい損券の判別を行な
う鑑別部4と、損券を収納する損券ボックス5と、真偽
判別で偽券と判別された紙幣を前述入出金口2に戻すた
めの集積部7と、集積部7に集積された紙幣を入出金口
2へ押し出すための押出部8と、鑑別部4で正常と見な
された紙幣を一時的に保管するための一次スタッカ6
と、千円と万円とを分けて別々に保管するための千円リ
サイクルボックス10および万円リサイクルボックス1
1と、これらの千円,万円リサイクルボックス10,1
1への紙幣の補充または回収を行なうための金庫12
と、鑑別部4で裏券と判別された紙幣を反転させること
によって表裏を取揃えるための表裏取揃え部9と、紙幣
の斜行量を検知するための検知センサ14と、重送の検
知センサ15と、紙幣の姿勢を修正するため修正部16
とを備えている。また、一次スタッカ6,千円リサイク
ルボックス10,万円リサイクルボックス11および金
庫12はそれぞれ一枚ずつ送られて来た紙幣を集積する
ための集積部7と紙幣を繰り出し分離するための繰り出
し分離部3とを備えている。また、前述した紙幣の取扱
い要素間には、紙幣を搬送するための対向して走行する
ベルト13が設けられていて、紙幣はこれらのベルト1
3の間に挟持して搬送する。そして、搬送路13の搬送
方向の切換部にはゲート17が配置され、これらのゲー
ト17は図示しないソレノイドによって駆動することに
より、紙幣の搬送方向の切換えを行っている。即ち、図
2に示すように、このソレノイドは鑑別部4からの出力
に基づいて電源のオンオフが図示しないゲート制御回路
によりなされる。これにより、ゲート17の位置が変わ
り、鑑別部4から真券という信号が入力すれば電源オフ
となりゲート17が鑑別部4から搬送されて来た紙幣を
一次スタッカ6へ案内する位置に設置され、偽券という
信号が入力すれば電源オンとなりゲート17が鑑別部4
から搬送されて来た紙幣を入出金口2へ案内する位置へ
変換される。
【0015】図3,4は、紙幣の姿勢の修正部16の概
略構成を示している。搬送ローラ18はゴムローラで回
転自由に支持されている。紙幣に座屈などダメージを与
えない程度の搬送力を与え紙幣との間で相対すべりを生
じることのできるすべり搬送手段として作用する送り込
みローラ19はその円周上に切片状のゴムシートが埋設
してあり、図示しない駆動源により回転駆動している。
これらの搬送ローラ18と送り込みローラ19は軸方向
にずれた位置に配置され、半径方向に互いに入り組ませ
てある。
略構成を示している。搬送ローラ18はゴムローラで回
転自由に支持されている。紙幣に座屈などダメージを与
えない程度の搬送力を与え紙幣との間で相対すべりを生
じることのできるすべり搬送手段として作用する送り込
みローラ19はその円周上に切片状のゴムシートが埋設
してあり、図示しない駆動源により回転駆動している。
これらの搬送ローラ18と送り込みローラ19は軸方向
にずれた位置に配置され、半径方向に互いに入り組ませ
てある。
【0016】紙幣ガイド20,21は、所定の間隔を保
たせて対面させている。係止ローラ22は図示しない駆
動源により回転駆動される。また、この駆動源は紙幣の
姿勢修正制御部25により制御される。フリーローラ2
3は回転自在に支持され、係止ローラ22と押圧接触す
る位置に配置している。
たせて対面させている。係止ローラ22は図示しない駆
動源により回転駆動される。また、この駆動源は紙幣の
姿勢修正制御部25により制御される。フリーローラ2
3は回転自在に支持され、係止ローラ22と押圧接触す
る位置に配置している。
【0017】光学センサ24は、紙幣の搬送路上を紙幣
が通過した時に出力が変化するセンサであり、搬送路上
の二ケ所に搬送方向と直角方向の左右に配置されてい
る。これにより、紙幣が斜行している場合に進み側およ
び遅れ側が通過するタイミングが検知出来るようにして
いる。
が通過した時に出力が変化するセンサであり、搬送路上
の二ケ所に搬送方向と直角方向の左右に配置されてい
る。これにより、紙幣が斜行している場合に進み側およ
び遅れ側が通過するタイミングが検知出来るようにして
いる。
【0018】また、これらの部材の位置は、図に示すよ
うに、紙幣の搬送方向の長さをlとすると、搬送ローラ
18と係止ローラ22の間の距離L1 、係止ローラ22
と送り込みローラ19の間の距離をL2 とすると、L1
>l>L2としている。
うに、紙幣の搬送方向の長さをlとすると、搬送ローラ
18と係止ローラ22の間の距離L1 、係止ローラ22
と送り込みローラ19の間の距離をL2 とすると、L1
>l>L2としている。
【0019】姿勢修正制御部25は、鑑別部4または検
知センサ14または15からの情報に基づき、係止ロー
ラ22の回転数を制御し、光学センサ24からの出力に
基づいても係止ローラ22の回転数を制御する。例え
ば、斜行した紙幣がガイド20,21の間へ進入して来
た場合には係止ローラ22が停止する。次に左右の二ケ
所に備えた光学センサ24の出力が両方ともに紙幣の通
過信号を出力した時に、係止ローラ22を回転駆動す
る。また、重送紙幣が進入して来た時は、光学センサ2
4の左右のいずれか一方の出力により紙幣の通過が検出
されてから所定の時間の間、係止ローラ22を停止さ
せ、後に再び回転駆動させている。この所定の時間は重
送紙幣の後端部が送り込みローラ19により送り込まれ
るまでの時間を意味し、この時間は前述の鑑別部4、ま
たは、検知センサ14または15の出力に基づいて予め
定めた式で計算して求めた値を用いる。
知センサ14または15からの情報に基づき、係止ロー
ラ22の回転数を制御し、光学センサ24からの出力に
基づいても係止ローラ22の回転数を制御する。例え
ば、斜行した紙幣がガイド20,21の間へ進入して来
た場合には係止ローラ22が停止する。次に左右の二ケ
所に備えた光学センサ24の出力が両方ともに紙幣の通
過信号を出力した時に、係止ローラ22を回転駆動す
る。また、重送紙幣が進入して来た時は、光学センサ2
4の左右のいずれか一方の出力により紙幣の通過が検出
されてから所定の時間の間、係止ローラ22を停止さ
せ、後に再び回転駆動させている。この所定の時間は重
送紙幣の後端部が送り込みローラ19により送り込まれ
るまでの時間を意味し、この時間は前述の鑑別部4、ま
たは、検知センサ14または15の出力に基づいて予め
定めた式で計算して求めた値を用いる。
【0020】図5は、紙幣取扱い装置1の動作フローの
一例を示したものであり、これらの動作は予め決められ
たロジックを持つ図示しない制御部の指示に基づいて行
われる。
一例を示したものであり、これらの動作は予め決められ
たロジックを持つ図示しない制御部の指示に基づいて行
われる。
【0021】この動作フローは出金モードについて示し
ている。即ち、千円リサイクルボックス10から紙幣が
分離された後に入出金口へ放出される場合の紙幣の流れ
を示している。千円リサイクルボックスから繰り出し分
離された紙幣は、斜行の検知センサ14および重送の検
知センサ15を経た後、正常紙幣は入出金口2へ放出さ
れる。一方、斜行および重送状態の紙幣は修正部16へ
送られた後、元の千円リサイクルボックス10へ戻って
集積される。また、傷みの激しい紙幣や破れ紙幣などは
リジェクトボックス5へ収納される。
ている。即ち、千円リサイクルボックス10から紙幣が
分離された後に入出金口へ放出される場合の紙幣の流れ
を示している。千円リサイクルボックスから繰り出し分
離された紙幣は、斜行の検知センサ14および重送の検
知センサ15を経た後、正常紙幣は入出金口2へ放出さ
れる。一方、斜行および重送状態の紙幣は修正部16へ
送られた後、元の千円リサイクルボックス10へ戻って
集積される。また、傷みの激しい紙幣や破れ紙幣などは
リジェクトボックス5へ収納される。
【0022】この構成により、次の動作が行える。
【0023】入金時に入出金口2へ投入された紙幣は入
出金口2で一枚ずつに繰り出し分離された後、鑑別部4
で紙幣の判別を行い、真券はゲート17の所で一次スタ
ッカ6に案内される。一方、真券と判別出来なかった紙
幣は入出金口2へ戻される。前述の一次スタッカ6に集
積された紙幣は、顧客による確認動作の後、再び、一枚
ずつに繰り出し分離して裏券は表裏取揃え機構9で表に
揃えるように反転した後、それぞれの金種に応じてリサ
イクルボックス10,11およびリジェクトボックス5
へ収納できる。
出金口2で一枚ずつに繰り出し分離された後、鑑別部4
で紙幣の判別を行い、真券はゲート17の所で一次スタ
ッカ6に案内される。一方、真券と判別出来なかった紙
幣は入出金口2へ戻される。前述の一次スタッカ6に集
積された紙幣は、顧客による確認動作の後、再び、一枚
ずつに繰り出し分離して裏券は表裏取揃え機構9で表に
揃えるように反転した後、それぞれの金種に応じてリサ
イクルボックス10,11およびリジェクトボックス5
へ収納できる。
【0024】出金時には、リサイクルボックス10およ
び11から所定の金額を分離し、二枚検知器で二枚と数
えられた紙幣は一次スタッカ6を通り、修正部16で姿
勢を修正した後、再び、元のリサイクルボックス10ま
たは11に集積される。
び11から所定の金額を分離し、二枚検知器で二枚と数
えられた紙幣は一次スタッカ6を通り、修正部16で姿
勢を修正した後、再び、元のリサイクルボックス10ま
たは11に集積される。
【0025】金庫12からの紙幣のリサイクルボックス
10,11への装填動作は、金庫12から紙幣を分離し
た後、一次スタッカ6,鑑別4を通り各々の金種の判別
の結果に基づいて千円あるいは万円リサイクルボックス
10,11へ収納される。この場合、金種の判定が出来
なかった紙幣は修正部16を通った後、再び、金庫12
へ収納する。
10,11への装填動作は、金庫12から紙幣を分離し
た後、一次スタッカ6,鑑別4を通り各々の金種の判別
の結果に基づいて千円あるいは万円リサイクルボックス
10,11へ収納される。この場合、金種の判定が出来
なかった紙幣は修正部16を通った後、再び、金庫12
へ収納する。
【0026】各リサイクルボックス10,11からの紙
幣の金庫12への回収動作は、各リサイクルボックス1
0,11から分離された紙幣を、一次スタッカ6および
鑑別部4を通すことによって回収した金額を確認しなが
ら金庫12へ収納する。この場合も、金種を確認出来な
かった紙幣は、再び、各リサイクルボックスへ紙幣を収
納し、再度分離して鑑別をやり直すことが出来る。
幣の金庫12への回収動作は、各リサイクルボックス1
0,11から分離された紙幣を、一次スタッカ6および
鑑別部4を通すことによって回収した金額を確認しなが
ら金庫12へ収納する。この場合も、金種を確認出来な
かった紙幣は、再び、各リサイクルボックスへ紙幣を収
納し、再度分離して鑑別をやり直すことが出来る。
【0027】以上の動作により、次の効果が得られる。
【0028】鑑別部4で金種の確定の出来なかった大き
く斜行した紙幣や重送紙幣をリジェクトボックス5へ送
り込むことなく、修正部16で姿勢を修正した後に元の
リサイクルボックスや金庫へ戻すことが出来るので、紙
幣の有効活用が図れ、ジャムの発生しにくい高信頼の紙
幣取扱い装置が提供出来る。
く斜行した紙幣や重送紙幣をリジェクトボックス5へ送
り込むことなく、修正部16で姿勢を修正した後に元の
リサイクルボックスや金庫へ戻すことが出来るので、紙
幣の有効活用が図れ、ジャムの発生しにくい高信頼の紙
幣取扱い装置が提供出来る。
【0029】また、従来装置と同様の機能ではあるが、
入金された紙幣を出金用にも用いることが出来るので効
率のよい資金運営の出来る紙幣取扱い装置を提供するこ
とが出来る。
入金された紙幣を出金用にも用いることが出来るので効
率のよい資金運営の出来る紙幣取扱い装置を提供するこ
とが出来る。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、斜行して搬送されて来
た紙葉類の姿勢を精度よく修正することができ、これに
より、これらの紙葉類上への情報の記録再生を位置精度
よく行いその内容をより正確に扱うことができ、紙葉類
の取扱い時のジャム発生の防止を図ることが出来る。
た紙葉類の姿勢を精度よく修正することができ、これに
より、これらの紙葉類上への情報の記録再生を位置精度
よく行いその内容をより正確に扱うことができ、紙葉類
の取扱い時のジャム発生の防止を図ることが出来る。
【図1】本発明の一実施例の系統図。
【図2】図1の実施例のゲート動作説明図。
【図3】図1の実施例の姿勢修正部の構成と動作の説明
図。
図。
【図4】図3の姿勢修正部の上面図(a)と断面図
(b)。
(b)。
【図5】本発明の一実施例の紙幣の取扱い動作の説明
図。
図。
18…搬送ローラ、19…送り込みローラ、22…係止
ローラ、24…光学センサ、25…姿勢修正制御部。
ローラ、24…光学センサ、25…姿勢修正制御部。
Claims (1)
- 【請求項1】紙葉類の姿勢を検知する第一の検知手段
と、前記紙葉類に搬送力を与え且つ前記紙葉類との間で
すべりを生じるすべり搬送手段と、このすべり搬送手段
により送り込まれた前記紙葉類の進行を係止する係止手
段と、この係止手段により変化した前記紙葉類の姿勢を
検知する第二の検知手段と、前記第一及び前記第二の検
知手段の出力に基づいて前記係止手段による係止時間を
定め前記紙葉類の係止を解除する動作制御手段と、係止
が解除された前記紙葉類を次の場所へ送出する送出手段
とを備えた紙葉類の搬送姿勢修正機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3079657A JP2913881B2 (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | 紙葉類の搬送姿勢修正機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3079657A JP2913881B2 (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | 紙葉類の搬送姿勢修正機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04313552A JPH04313552A (ja) | 1992-11-05 |
JP2913881B2 true JP2913881B2 (ja) | 1999-06-28 |
Family
ID=13696217
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3079657A Expired - Lifetime JP2913881B2 (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | 紙葉類の搬送姿勢修正機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2913881B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5100785B2 (ja) * | 2010-05-06 | 2012-12-19 | 株式会社東芝 | 紙葉類処理装置 |
-
1991
- 1991-04-12 JP JP3079657A patent/JP2913881B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04313552A (ja) | 1992-11-05 |
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