JPH0439246A - 現金自動取引装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はジャム紙幣検出部を有する現金自動取引装置に
おいて、紙幣人比金、装填時に発生した紙幣ジャムの排
除に関するものである。

〔従来の技術〕

従来の現金自動取引装置は特開昭６０−２４２１６６号
に記載のように、紙幣繰り出し部で紙幣を１枚ずつ分離
し繰り出し、異常紙幣検出部で紙幣の２枚重なり、耳折
れ、折れぐせ等の搬送形態を識別して、異常の生じてい
る紙幣は直ちに排出路を通して排出口へ排出する、ある
いは搬送中の紙幣ジャム発生時のジャム検出機能は備え
ていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし上述のような現金自動取引装置において、例えば
預入紙幣が搬送路上でジャムを起した場合、係員による
ジャム除去、及び除去シートを搬送路へ入れて、搬送ノ
ブを手回ししながら除去シートを搬送させジャム紙幣、
ジャム紙幣片を除去させようとしても長い搬送路内を手
送りするのは非常に困難であり、又切替えゲート部での
ジャムはゲート部に紙幣が入り込んでいるため除去シー
トによる除去が困難である。時折リジャム紙幣は除去シ
ートを用いないで除去し、その後除去シートを用いない
ケースも出てくる。この時はジャム紙幣片が搬送路内に
残留しているケースが多く、次の取引で第２の紙幣ジャ
ムを誘発し更に大きなジャムの発生やセンサの誤検知を
誘発して取引停止や装置の故障の原因となる。

本発明の目的は、ジャム紙幣、ジャム紙幣片の除去を自
動的に排出できる現金自動取引装置を提供することにあ
る。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、上記問題を解決するため、例えば紙幣ジャム
が発生した時紙幣ジャムあるいは紙幣ジャム片を排除す
るために、除去シートを装置近傍に備え、ジャム解除ス
イッチを設け、かつ入金口と検出部の間に除去シート回
収箱部を設ける。ジャム解除スイッチは搬送モータを逆
転、各ゲート切替え、入金口から除去シート投入後は正
転し除去シートを搬送させる。除去シートは、ジャム紙
幣、ジャム紙幣片を一緒に搬送させながら除去シート回
収箱部まで排出させられる。

〔作用〕

ジャム解除スイッチを押下することにより、搬送モータ
を一旦逆転させ、切替えゲート部に入り込んでいるジャ
ム紙幣あるいはジャム紙幣片を後退させ、次に切替えゲ
ートを搬送方向へ切替える。

入金口から除去シートが投入されると正転し、除去シー
トは搬送される。除去シートにより連れ出されたジャム
紙幣、ジャム紙幣片は搬送路を一緒になって搬送され、
切替えゲートを切替えて、上記除去シート及びジャム紙
幣、ジャム紙幣片を除去シート回収箱部まで排出させる
ように動作する。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明する。第１
図は本発明の装置を備えた現金自動取引装置の現金取扱
い部を示すものである。２は、紙幣の入出金口である。

３は、顧客により前記入出金口２に挿入された入金紙幣
Ｂを現金自動取引装置内に取込むための分離装置である
。４は払い出し紙幣Ｂを入出金口２に押し出す押し出し
フォークである。１９は入出金口２から投入された除去
シート２２および除去シート２２により押し出されたジ
ャム紙幣あるいはジャム紙幣片を回収するための除去シ
ート回収箱部である。

本発明は、当該除去シート回収箱部１９．除去シート２
２及びジャム解除スイッチ２１を設けたことに特徴があ
る。１６ｆは除去シート２２及び除去シート２２で連れ
出されたジャム紙幣あるいはジャム紙幣片の通過を検知
するセンサであり、１７ａは該ジャム解除スイッチ２１
が押下され、１６．／’センサが除去シート２２及び除
去シート２２で連れ出されたジャム紙幣あるいはジャム
紙幣片を除去シート回収箱部１９へ切替えるための切替
えゲートである。５は入金時あるいは出金時の紙幣Ｂの
真偽、全種、斜行。

間隔を検出する紙幣鑑別部である。該紙幣鑑別部５の下
流には出金時に、損券と鑑別され、出金出来ない紙幣を
回収する切替ゲート２１とリジェクトボックス６が設け
である。前述した押し出しフォーク４の部分には、羽根
車スタック部８が設けである。９，１０は、紙幣リサイ
クル用の第１及び第２の全種ボックスである。１１は、
始業時終業時に紙幣Ｂを供給２回収する金庫である。１
２は、入金紙幣Ｂを一時保管する一時スタック部である
。１３は、取忘れ回収ボックスである。前述した第１の
全種ボックス９、第２の全種ボックス１０、金庫１１お
よび一時スタッカ部１２の各上部には、羽根車スタック
部１４、分離機構１５が設けである。又、各全種ボック
スは搬送手段によって連結されており、搬送手段中の分
岐部にはゲート部１７ｂ〜１７．１”が設けである。ま
た、前述の現金取扱い部の上には、伝票、ヤード機構、
通帳印字機構が設けである。

次に本発明の動作の一例を第１図、第２図、第３図、第
４図を用いて説明する。まず入金口における動作につい
て説明する。顧客によって入出金口２に投入された紙幣
は、分離装置３が１枚ずつ分離し、搬送路に送る。繰り
出された紙幣は紙幣鑑別部５に送られる。紙幣鑑別部５
は搬送されてくる紙幣の斜行２紙幣間隔等の紙幣の搬送
状態の他真偽、全種を判断する。真券は一時スタック部
１２に次々とスタックされる。しかし鑑別の結果第２図
に示すように、搬送される方向に大きな耳折れ９強い折
れぐせ、大きい斜行を伴なっている紙幣、あるいは損券
と判断された紙幣、及び偽券と判断された紙幣は切替ゲ
ート１７ｂで羽根車スタック部８へ搬送されスタックさ
れる。しかし上記の如く第２図に示すような紙幣は鑑別
の結果全てが異常紙幣として羽根車スタック部８へ搬送
されるものではなく、正常紙幣と判別されれば、他の正
常な真券と同様に一時スタッカ部１２の羽根車部１４に
搬送され、−時スタッカ部１２に次々とスタックされる
。羽根車スタック部８内にスタックされた紙幣は、押し
出しフォーク４の前進によって入出金口２に押し出され
、顧客に返却され、折れぐせの修正や異常紙幣の除去を
顧客に依頼する。顧客によって再度入出金口２に投入さ
れた紙幣は、前述の入金動作と同様の動作を行う。その
結果、今度は紙幣鑑別部５で正常と判断された紙幣は、
先に真券と判断されて一時スタック部１２にスタックし
ていた紙幣の上にスタックされる。ここで顧客が金額確
認ボタンを押下することで取引が完了する。その後−時
スタッカ部１２から分離機構１５で分離され、搬送路に
送られた紙幣は紙幣鑑別部５を通過し、全種毎に例えば
千円券を全種ボックス９に、万円券を全種ボックス１０
に、再度支払い用として使えない損傷のひどい紙幣は金
庫１１に収納する。

一方前述の入金動作において全ての入金動作完了後、装
置の計数金額と顧客の入金しようとした金額が合致しな
い場合や、入金を取りやめるような場合には、顧客の取
引取消ボタン（図示しない）ＯＮで、−時スタッカ部１
２の紙幣が全て、−枚ずつ分離機構１５によって分離さ
れ搬送路に送られる。

これらの紙幣は通過センサ１６ｆ、切替ゲート１７ａを
通り、紙幣鑑別部５を通り、切替ゲート１７ｂの動作に
よって、羽根車スタック部８に送られ、押し出しフォー
ク４の前進により、入出金口２まで′移動し、顧客に全
て返却される。

本発明は、ここで第２図に示すように搬送される方向に
大きな耳折れ１強い折れぐせ、大きい斜行を伴なってい
る紙幣、砿れかかっている紙幣は切替えゲート部１７ａ
〜１７ｆあるいは狭い搬送路部で紙幣ジャムを誘発する
ケースが多い。ジャムが発生した場合において、大きな
ジャム紙幣は係員が除去するが、小さなジャム紙幣ある
いは除去出来なかった紙幣片が残留している場合はジャ
ム解除スイッチ２１をＯＮすることにより、制御部２０
の指示で搬送モータ（図示しない）を低速で逆転させ、
切替ゲート部１７ｂ〜１７ｆあるいは狭い搬送路でジャ
ムっているジャム紙幣あるいはジャム紙幣片をわずかに
後退させる。次に各ゲート部１７ａ〜１７ｆを紙幣搬送
方向へ切替える。入出金口２から紙幣とほぼ同一寸法で
厚さは約０．３ｍｍ程度のやわらかいビニール製除去シ
ート２２を投入する。次に搬送モータが低速正転し、分
離機構３から除去シート２２が繰り出され搬送させられ
る。１６ｆの通過センサを除去シート２２が通過時は切
替えゲート１７ａは動作せず、除去シート２２は紙幣鑑
別部５を通過下流へと搬送される。例えば紙幣ジャムが
第１の全種ボックス９〜−時スタッカ部１２の上部搬送
路の場合について説明すると、切替ゲート１７ｂを動作
させ下流側搬送路へ除去シート２２を搬送させる。除去
シート２２はジャム紙幣あるいはジャム紙幣片のところ
へ搬送させられると当該ジャム紙幣あるいはジャム紙幣
片の下にもぐり込みながら連れ出し一緒になって搬送さ
れる。通過センサ１６ｆ゛まで搬送されると該通過セン
サ１６，７”でその通過を検知し切替ゲート１７ａを動
作させ、除去シート回収箱部１９へ回収される。除去シ
ート回収箱部１９へ回収された除去シート２２及びジャ
ム紙幣あるいはジャム紙幣片は係員がそれを排出する。

又除去シート回収箱１９へ回収された除去シート１９及
びジャム紙幣あるいはジャム紙幣片は、再度ジャム解除
スイッチ２１をＯＮすることにより入出金口２まで一緒
に排出させ、係員が排除することも出来る。

次に除去シート２２及びジャム紙幣あるいはジャム紙幣
片を収容する除去シート回収箱部１９の構成を第５図、
第６図を用いて説明する。第５図、第６図において３８
．６０は搬送ベルトである。該搬送ベルトはローラ３６
、ローラ３７により、前記搬送ベルト６０はローラ６１
により図示されていない搬送ローラが回転している時常
に回転をしている。搬送ベルト３８の下側には除去シー
ト回収箱４０が設けられスプリング４２．４３により押
板４１が搬送ベルト３８に当接する直前まで常時押し上
げられている。押板４１の上下２ケ所には除去シート２
２有無を検知するためのセンサ３９が設けられている。

除去シート２２及び除去シート２２で連れ出されたジャ
ム紙幣あるいはジャム紙幣片は、搬送ベルト３８と押板
４１の間を搬送しストッパ４５により停止させられる。

ストッパ４５はシャフト４４に配設されている。シャフ
ト４４は軸受５２によって支えられ、シャフト４４の同
軸上にはシャフト４４を回転制御するためのステッピン
グモータ５４及び回転検知をするためのセンサプレート
５３が配設されている。センサ５２に対向してセンサ５
５が配設されている。ステッピングモータ５４の作動に
よりストッパ４５はシャフト４４と一体となって約９０
度回転をする。ストッパ４５が垂直位置にある時搬送ベ
ルト３８と押板４１の間の除去シート２２及び除去シー
ト２２と一緒のジャム紙幣あるいはジャム紙幣片を停止
させる。ストッパ４５が水平位置に解除された時搬送ベ
ルト３８と押板４１の間の除去シート２２及びジャム紙
幣あるいはジャム紙幣片はガイド５０．５１に案内され
ながらローラ４７．４９に案内され回転している搬送ベ
ルト４６．４８の間へ送り込まれる。

次にその動作について第３図、第４図を用いて説明する
。入出金口２に紙幣が投入されると制御部の制御により
ステッピングモータ５４が正転し、センサ５５がセンサ
プレート５３のダークからライトへの変化点で停止させ
られる。この時ストッパ４５は定位置（第５図上の垂直
位置）で停止する。入金紙幣は分離装置３により１枚ず
つ分離し搬送路へ送る。ここで搬送される方向に大きな
耳折れ。

強い折れぐせ、大きな斜行を伴なっている紙幣等は搬送
路でジャムを誘発することが多く、ジャム発生時におい
て、ジャム解除スイッチ２１を押下し、入出金口２から
除去シート２２を投入し、除去シート２２がジャム紙幣
あるいはジャム紙幣片を連れ出し一緒になって搬送され
除去シート回収箱部１９へ収納されストッパ４５に衝突
し搬送ベルト３８と押板４１の間にスタックされる。こ
の時係員がこの除去シート２２及びジャム紙幣あるいは
ジャム紙幣片を排除する。し、かじ係員が除去シート２
２及びジャム紙幣あるいはジャム紙幣片を排除せずジャ
ム解除スイッチ２１をＯＮＬ、た時、制御部２０の制御
によりステッピングモータ５４が逆転し、センサ５５が
センサプレート５３のライトからダークへの変化点で停
止させられる。この時ストッパ４５は解除位置（第５図
上の水平位置）で停止する。ストッパ４５が解除させら
れると搬送ベルト３８と押板４１の間の紙幣は一括して
返却口へ排出させられる。なお本実施例では、出金口と
入金口が共通に使用する入出金口を備えた現金自動取引
装置の場合について説明したが、本発明は、入金口と出
金口が別口に備えられた現金自動取引装置についても適
用できる。

なお本実施例では、除去シートは、プラスチック族につ
いて説明したが、除去シートの表面は柔かい毛ブラシが
付いていても良く、又表面に粘着性を持たせても良い。

除去シートの材質は、フィルム又は紙製でも良い。

〔発明の効果〕

本発明によれば、搬送路内でジャムリ、装置内に残留し
ている紙幣あるいはジャム紙幣片は、除去シート回収箱
まで排出されるため現金自動取引装置の入金時あるいは
装填時における円滑な運転を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置を備えた紙幣取扱い装！の構成図、
第２図は分離部通過後搬送状態が異常になる紙幣の状態
図、第３図、第４図は入金口から投入された紙幣が搬送
路上でジャムを誘発した時、ジャム紙幣あるいはジャム
紙幣片が回収箱部あるいは返却口へ排出される様子を示
した動作説明図、第５図は除去シート及び除去シートで
連れ出されたジャム紙幣あるいはジャム紙幣片を一時収
容する除去シート回収箱部の構成図、第６図は第５図の
上面図である。 １・・・紙幣取扱い装置全体、２・・・入出金口、３・
・・分離装置、５・・・紙幣鑑別部、６・・・リジェク
トボックス、１６ａ−Ｊ’・・・通過センサ、１７ａ−
ｆ・・・切替ゲート、１９・・・除去シート回収箱部、
２０・・・制御部、２１・・・ジャム解除スイッチ、２
２・・・除去シート、３８・・・搬送ベルト、３９・・
・センサ、４１・・・押板、４２．４３・・・スプリン
グ、 ４５・・・ストッパ、 ５３・・・センサブレート、 ・・・ステッピングモータ、 ５５・・・センサ、 ４０・・・除去シ ート回収箱。 纂 図 （α） （ｅ） （ｄ） 纂 図 １６ａ−ｆ−・−競センサ 隻 図 纂 ＋ 図 纂 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、現金自動取引装置において、紙幣ジャム発生時に搬
   送モータ、各ゲートの切替え制御を行なうために設けた
   ジャム解除スイッチ部とジャム紙幣、ジャム紙幣片除去
   時に用いる除去シートが備えられ、入金口の下流には紙
   幣の全種、真偽を検出する検出部が備えられ、前記入金
   口と検出部の間には、除去シートを排出路へ切替える切
   替えゲートが備えられ、前記一時的に収容した除去シー
   トを排出口ヘ繰り出す除去シート回収箱を有することを
   特徴とする現金自動取引装置。