JP2805698B2 - 紙葉類取扱装置のイラストランプ制御方法 - Google Patents

紙葉類取扱装置のイラストランプ制御方法

Info

Publication number
JP2805698B2
JP2805698B2 JP22922189A JP22922189A JP2805698B2 JP 2805698 B2 JP2805698 B2 JP 2805698B2 JP 22922189 A JP22922189 A JP 22922189A JP 22922189 A JP22922189 A JP 22922189A JP 2805698 B2 JP2805698 B2 JP 2805698B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor
illustration
detected
sensors
bill
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP22922189A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0392995A (ja
Inventor
裕司 伊澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP22922189A priority Critical patent/JP2805698B2/ja
Priority to KR1019900014009A priority patent/KR970006418B1/ko
Publication of JPH0392995A publication Critical patent/JPH0392995A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2805698B2 publication Critical patent/JP2805698B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F17/00Digital computing or data processing equipment or methods, specially adapted for specific functions

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Data Mining & Analysis (AREA)
  • Databases & Information Systems (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)
  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は紙幣や冊子等の紙葉を取り扱う紙葉類取扱装
置に関し、詳しくは前記装置内にて紙葉類の処理中に生
じたトラブルの発生箇所を係員に対して簡略に表示する
イラストランプの制御方法に関するものである。
〔従来の技術〕
このような紙葉類取扱装置としては、例えば銀行等に
おいて顧客が預貯金等の引き出し及び預け入れ、あるい
は振込等の現金取り引きを行う際に広く使用されている
自動入出金装置がある。
この自動入出金装置は、顧客の挿入した複数枚の紙幣
を取り込んで、これを1枚づつ分離搬送し、その真偽や
金種の判別を行う一方その金額を計数して所定の場所に
集積して収納すると共に、この収納した場所から顧客が
指定した金額分の紙幣を繰り出して搬送し、顧客に払い
戻したりする等の動作を行うようになっている。
そして、この動作中において、紙幣が搬送路内におい
て折れ曲がったり、斜めに搬送したり(以下スキューと
いう)、また2枚以上重なって搬送したり(以下重走と
いう)する異常搬送状態が発生する場合がある。
このような異常搬送状態を検出するために、装置の搬
送路上の重要な幾つかのポイントには紙幣の搬送状態を
検出するセンサが複数設けられている。
そして、例えば紙幣の認識や計数が出来ないほどの異
常な搬送状態が検出された場合は、その処理動作をその
場所で直ちに停止し、その時の紙幣の残留位置を、ほぼ
各センサ毎に対応してそれぞ配置されているイラストラ
ンプを点灯することで表示する。
これにより、係員は装置動作が処理途中にて停止した
場合は、速やかに装置内の点検を行い、点灯しているイ
ラストランプにより紙幣の残留箇所を判断し、該残留紙
幣を取り出し易い箇所まで手動等にてローラ等を回転さ
せて引き出して除去する。
こうして残留紙幣を除去した後、装置のリセットボタ
ンを押下すると異常搬送による残留紙幣の除去が判断さ
れ、点灯していたイラストランプが消灯し、これにより
装置が復帰する。
ここで、従来のイラストランプの点灯及び消灯の制御
方法を以下に説明する。
まず、イラストランプの点灯制御は、前述したように
装置内において搬送中の紙幣が異常搬送され、つまりジ
ャムが発生して装置が停止し、この停止した状態におい
て搬送路内において残留した紙幣をセンサにより検出す
ると、検出信号が制御部に出力され、この検出信号に基
づいた判断により制御部により前記ジャム紙幣を検出し
たセンサと対を成して設けられたイラストランプが点灯
される。
また、消灯は残留した紙幣を除去し、装置のリセット
ボタンを押下する等の諸作業を終了した後、エラー回路
後のイニシャル動作が正常に実行終了されることにより
行われる。なお、このイニシャル動作の実行が正常に行
われるためには、搬送路内において残留しているジャム
紙幣の除去が完全に行われたという認識に成り立つこ
と、つまり紙幣除去のために装置筐体から取り出された
ジャム発生位置の機構部が再度筐体内に装填されてセッ
トされたこと、並びにジャム紙幣を検出していた各セン
サが全てOFFとなったことが制御部により確認されたと
きに初めてイニシャル動作が実行可能となる。
これら二つの状態が満たされない限り、リセットボタ
ンを押下してもイニシャル動作は実行されず、イラスト
ランプは点灯したままの状態、即ちエラー発生時のまま
となる。
このように、ジャム除去が正確に終了されないうちは
装置が正常に復帰することはなく、紙幣が装置内に残留
したままの状態で運用に入ってしまうことのないように
して装置の信頼性を高めることとしていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら上述した従来の技術によるイラストラン
プの点灯並びに消灯の制御方法では、ジャム紙幣の除去
をスムーズにかつ正確に行うためには満足できるもので
はなかった。
まず、従来に示したようにスキューや重送により異常
搬送となり搬送路内にてジャムが発生した場合、このジ
ャム紙幣を検出するためのセンサは幾つかの重要なポイ
ントに位置しており、従ってこれら各センサとセンサと
の間に紙幣が残留してしまったような時は、当然、イラ
ストランプは点灯しないという状態が生じる。このよう
な場合は、係員は不良箇所が見つけられないためにジャ
ム紙幣の除去を行うことが出来ず、従って搬送路内にジ
ャム紙幣が残留している状態であるにもかかわらずイラ
ストランプが点灯せず、かつ復帰のためのイニシャル動
作も実行されないという問題がある。
また、通常ジャム紙幣の除去作業は係員が残留位置を
イラストランプにより確認し、ローラを手動により回転
させて紙幣を破損させることなく取り除ける位置まで移
動した後これを除去することとしている。このため、除
去開始時には残留していなかったセンサの位置に、除去
作業の移動によって到達してしまい、そのセンサにてジ
ャム紙幣を検出してしまう場合があり、除去処理したこ
とにより新たに別の位置で残留させてしまう恐れがあ
り、従来のイラストランプでは除去処理によるものであ
ることは判断できなかった。
したがって、この状態においてはリセットボタンを押
下しても、当然イニシャル動作の実行は不可能であり、
運用再開までの時間に手間取ってしまうという問題があ
った。
さらに、前述したように除去中のジャム紙幣の動きは
イラストランプでは判断できず、従って通常顧客に返却
しなければならない紙幣を、誤って装置の金庫内へと搬
送してしまうという大きな問題があった。
そこで、本発明は以上述べた問題点を解決するために
なされたものであり、イラストランプの表示により速や
かにジャム紙幣の位置を認識してスムーズに除去処理を
可能とすると共に、除去中の紙幣移動による誤検出を防
止して運用再開までの時間を短縮し、かつ前記誤検出に
よる検出誤の後処理を防止することにより稼働効率を向
上させると共に信頼性のある紙葉類取扱装置のイラスト
ランプ制御方法を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上述した目的を達成するため、本発明は、紙葉類を搬
送する搬送路内にて、搬送異常が発生した場合に、搬送
路内に残留した紙葉類を装置内に設けられた複数個のセ
ンサにて検出し、このセンサと対を成して設けられたイ
ラストランプにより残留した紙葉類の位置を表示する紙
葉類取扱装置のイラストランプ制御方法において、前記
複数個のセンサのうち、搬送異常が発生したとき搬送中
の紙葉類が収納庫に収納される危険性が高い収納経路に
配置されたセンサをその他のセンサより優先ランクを高
いものとして設定し、紙葉類の搬送異常発生時、前記ラ
ンクの高いセンサが紙葉類を検出しているか否かを確認
し、検出していればその検出したセンサに対応している
イラストランプを点滅させて除去を優先させることを表
示すると共に、このときランクの低いセンサが紙葉類を
検出してしていれば、そのセンサに対応しているイラス
トランプを点灯させて残留している紙葉類をがあること
を表示し、前記ランクの高いセンサが紙葉類を検出して
いなければ、紙葉類を検出しているランクの低いランク
に対応しているイラストランプを点滅させて除去を促す
よう表示し、これらの表示に基づいて紙葉類の除去を係
員に促し、除去作業中、一定時間毎にセンサが紙葉類を
検出しているか否かを確認し、検出していればその検出
したセンサに対応しているイラストランプを点滅、点灯
させる表示を残留した紙葉類の除去が完了するまで行う
ことを特徴とする。
〔作用〕
上述した手段によれば、ジャム等の搬送異常が発生し
た場合、予め設定された優先ランクに従ってどのセンサ
が紙葉類を検知しているか順に確認していき、ON状態の
センサと対のイラストランプを点滅して紙葉類の除去を
促すと共に、除去作業中、一定時間毎にセンサが紙葉類
を検出しているか否かを確認し、検出していればその検
出したセンサに対応しているイラストランプを点滅、点
灯させる表示を残留した紙葉類の除去が完了するまで行
うので、確実な除去がが可能になると共に、搬送異常が
発生したとき搬送中の紙葉類が収納庫に収納される危険
性が高い収納経路に配置されたセンサセンサに対応して
いるイラストランプを点滅させて除去を優先させている
ので、搬送異常発生時に搬送中の紙葉類が収納庫に搬送
されて収納されるという事態を防止することができる。
〔実 施 例〕
以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明のイラストランプの点灯、点滅の制御
方法を示すフローチャート、第2図はこのフローチャー
トに基づく動作を実施する紙葉類取扱装置の概略構成
図、第3図は第2図に示した装置におけるイラストラン
プの概略配置図、第4図は全センサの優先順位のデータ
アドレスを示す図である。
まず、第2図と第3図により本発明に係わる紙葉類取
扱装置の一例として、銀行等の金融機関に設置されてい
る現金自動取引装置を用いその構成を説明する。
図において1は紙葉類としての紙幣、2は紙葉類取扱
装置の正面に設けられ、取引を行おうとする顧客が前記
紙幣1を投入するための接客口、3はこの接客口2の内
促に回転可能に配置された接客ドラムであり、前記紙幣
1を支持してそれぞれ所定の処理部へと送り出したり顧
客へ払い戻したりするようになっている。
4はこの接客ドラム3の直下に位置し、接客口2から
投入された紙幣1を一時的にプールしておく入金プー
ル、5はこの入金プール4と当接して回転可能に配置さ
れている分離給送ドラムであり、入金プール4内にプー
ルされた紙幣1を1枚ずつ分離して次の処理工程に接続
する搬送路へと給送する。
6は前記分離給送ドラム5から給送されてきた紙幣1
の真偽、金種等を判別する紙幣認識部、7はこの紙幣認
識部6にて判別された各紙幣1の搬送方向を切り換える
切換ゲートである。8は前記紙幣認識部6にて真券と判
別され、前記切換ゲート7を経由して搬送されてきた紙
幣を一時的に集積するための第1の集積部、9は同紙幣
認識部6にて偽券と判別され、同じく切換ゲート7を経
由して搬送されてきた紙幣を一時的に集積するための第
2の集積部であり、これら第1と第2の集積部8と9と
は前記接客ドラム3の後方にほぼ水平に延在された搬送
路上の両端部に配置され、偽券と判別された紙幣を集積
する第2の集積部9が接客ドラム3側に配置されてい
る。
10は前記第1の集積部8に対向して配置され、真券と
判別された紙幣を該第1の集積部8に集積するための集
積車、11は前記第2の集積部9に対向して配置され、偽
券と判別された紙幣を該第2の集積部9に集積するため
の集積車、そして、12はこの二つの集積車9と10への搬
送路の岐路に設けられている切換ゲートである。
こうして第1の集積部8に集積された真券と判別され
た紙幣1を金種毎に収納するための複数の収納庫、つま
り入金金庫13、万券金庫14、千券金庫15、そして出金を
際に偽券と判別されて払い出し不可となった紙幣を収納
する出金不良券金庫16が、それぞれ装置下部に並べて設
置されている。
17a〜17cは前記各金庫13〜15の上端にそれぞれ対応し
て配置された集積車であり、回転することで順次それぞ
れの金庫13〜15内に集積して収納する。また18a〜18cは
同様に各金庫13〜15の上端にそれぞれ対応して配置され
た繰り出しローラであり、出金動作の際に回転駆動され
ることで該当する各金庫13〜15から1枚ずる紙幣1を繰
り出して搬送する。
19はこれらの入金並びに出金のために各金庫13〜15へ
搬送される紙幣と、紙幣認識部6にて不良と判断されて
出金不良券金庫16へと搬送される紙幣を切り換える切換
ゲートである。
そして、これら上述した各要素間を結ぶ各々の搬送路
20には複数対の搬送ローラと共に、異常搬送による処理
動作停止時に、搬送路内に残留した紙幣を検出するため
複数個のセンサが各ポイント毎に配置されている。な
お、この各センサは各搬送路に沿って一対づつの、例え
ば光透過型センサにて構成され、紙幣1の姿勢や傾き等
を、そのセンサのON/OFFのタイミングによって検出する
ようになっているものである。
そしてこれら各センサは、その検出結果のON/OFFを1/
0で表して後述する第1の記憶部内に格納し、かつこの
格納エリアには異常搬送発生に伴う除去作業を行う際
の、作業実行の優先順位が設定されている。以下その優
先順位に基づいて各センサを説明する。
まず、最優先順位となるセンサは千券金庫15に対応し
て設けられ、千券金庫15への入金用搬送路に配置された
センサS1、次は万券金庫14に対応して設けられ、万券金
庫14への入金用搬送路に配置されたセンサS2、そして入
金金庫13に対応して設けられ、入金金庫13への入金用搬
送路に配置されたセンサS3、さらに出金不良券金庫16に
対応して設けられ、該出金不良券金庫16への搬送路に配
置されたセンサS4であり、これらセンサS1〜S4により優
先順位の第1ランクが構成されている。
次に第2ランクであり、前記各金庫13〜15をそれぞれ
接続し、かつこれらの上方に水平に配置された搬送路の
切換ゲート19の近傍に位置するセンサS5、前記切換ゲー
ト19と切換ゲート7間に位置するセンサS6、紙幣認識部
6の出口のS7、紙幣認識部6への直前のセンサS8、分離
給送ドラム5の直下のセンサS9、出金の際の紙幣認識部
6への搬送路に位置するセンサS10、千券金庫15に対応
し、該千券金庫15から出金のための搬送路に位置するセ
ンサS11、万券金庫14に対応し、該万券金庫14から出金
のための搬送路に位置するセンサS12、紙幣認識部6前
方の第1の切換ゲート7から第2の切換ゲート12方向へ
の搬送路に位置するセンサS13、第2の切換ゲート12と
集積車10間に位置するセンサ14、そして同第2の切換ゲ
ート12と集積車11間に位置するセンサS15の順となって
いる。
また、21と22も紙幣1の搬送状態を監視するためのセ
ンサであるが、これら両センサは第1の集積部8に集積
された複数枚の紙幣1が接客ドラム3に搬送される状態
を検出しているものであり、これは異常搬送を検出する
ためのセンサでなく、接客ドラム3や接客口2の状態を
払い戻しのための状態に準備するためのタイミングを検
出するためのものである。
そして、以上の各センサS1〜S15は全て制御部24に接
続されており、これら各センサS1〜S15の検出による出
力信号は全て制御部24にて受け入れられて処理される。
25はこの制御部24に接続しているバスラインであり、
このバスライン25によりI/Oインタフェース26を介し
て、第1の記憶部27、タイマカウント部28、及び異常搬
送状態監視部29が制御部24に接続されて制御回路を構成
している。
そして、これらの制御回路にてそれぞれ点灯・点滅並
びに消灯が制御されるイラストランプI1〜I15が、第3
図の自動入出金装置におけるイラストランプの配置位置
の概略図に示すように、前記紙幣1の異常搬送を検出す
る各センサS1〜S15にそれぞれ1対1の割合で配置され
ている。
まず、ここで上述した構成による自動入出金装置の一
般的な動作として入金及び出金を例にとって以下に簡単
に説明する。
まず入金動作は、顧客が入金しようとする紙幣1を接
客口2から接客ドラム3に投入すると、接客ドラム3は
投入された紙幣1を支持部にて支持して回転し、入金プ
ール4に落とし込むことで一時的に入金プール4ストッ
クする。
この後、分離給送ドラム5が回転し、入金プール4か
ら紙幣1を1枚づつ分離して搬送路20へと繰り出すと、
紙幣1は搬送路20に配置されているセンサS9そしてセン
サS8を通って紙幣認識部6に搬送され、この紙幣認識部
6において入金された紙幣1の真偽及び金種の認識がな
される。
真偽並びに金種の認識がなされた紙幣1は紙幣認識部
6内のセンサS7を通り、第1の切換ゲート7により案内
されてセンサS13を経由して搬送され、前記紙幣認識部
6にて真券と判別された紙幣1は第2の切換ゲート12に
より第1の集積部8方向へと搬送され、センサS14を経
て集積車10により第1の集積部8に集積される。
また、前記紙幣認識部6にて偽券と判別された紙幣1
は第2の切換ゲート12により第2の集積部9方向へと搬
送され、センサS15を経て集積車11により第2の集積部
9に集積される。
こうして、第1の集積部8に集積された真券は再び搬
送路20に繰り出され、第2の切換ゲート12、第1の切換
ゲート7を経て再度紙幣認識部6にて金種の認識を行
い、この認識の結果によりそれぞれの金種に対応する各
金庫13〜15へと搬送され、各ポイントに配置されている
複数個のセンサ間を通って、各金種毎にそれぞれ入金金
庫13、千券金庫14そして万券金庫15内に集積して収納さ
れる。
なお、前記紙幣認識部6にて偽券と判別されて第2の
集積部9に集積された不良紙幣は、センサ21を経て接客
ドラム3に搬送され、接客口2から顧客へと返却され
る。
次に、出金動作を説明する。顧客により出金しようと
した金額が指定され、この指定された金額に対応する紙
幣1が例えば万券とすると、万券金庫14から1枚づつ分
離して搬送路20に繰り出す。
繰り出された紙幣1は、万券金庫14に対応して出金用
搬送路に配置されたセンサS12,そしてS10及び紙幣認識
部6手前のセンサS8を通って紙幣認識部6に送り込まれ
る。
そして、この紙幣認識部6にて紙幣1の重送や破損、
異種券混入等を判別し、異常と判別された紙幣1は、セ
ンサS7を経て第1の切換ゲート7及び第3の切換ゲート
19に案内されて出金不良券金庫16に収納される。この
時、紙幣1はセンサS6及びセンサS4を通過する。
また、前記紙幣認識部6にて正常と判別された紙幣1
は、第1の切換ゲート7及び第2の切換ゲート12に案内
されて、第1の集積部8に搬送される。この時、センサ
S13及びS14を通過して搬送される。
こうして、顧客により指定された枚数の紙幣1が集積
されると、接客ドラム3へと延在している搬送路上をセ
ンサ20,21を経て該接客ドラム3に集積され、接客口2
から顧客に払い戻される。
このような動作を行う自動入出金機における搬送途中
において、搬送不可となる程の異常搬送、つまり重送や
スキュー等によるジャム紙幣が発生して搬送が停止され
た時、このジャム紙幣の除去作業を速やかにかつ正確に
実施するためのイラストランプの点滅並びに点灯の制御
方法を、第2図〜第4図と共に第1図のフローチャート
に基づいて説明する。
まず、入金或いは出金等の処理動作中に異常搬送状態
監視部29において重送やスキュー等によるジャム紙幣を
検知すると、制御部24は直ちに搬送動作を停止し、タイ
マカウント部28にカウント値(例えば1秒)を与え、こ
れをセンサ監視時間の一定基準値とする。
これを制御部24が、異常搬送発生からジャム紙幣を除
去して、リセットボタンを押下した後イニシャル動作が
正常に終了するまで、タイマカウント部29でのカウント
終了(例えば1秒)毎に各センサS1〜S15のON/OFFをチ
ェックして、該各センサS1〜S15のうちのジャム紙幣を
検出しているセンサに対応して配置されているイラスト
ランプI1〜I15の内の幾つかを点灯、並びに点滅させ
る。
なお、これらイラストランプI1〜I15を点滅するため
のセンサS1〜S15の優先順位は、第4図と共に前述した
通りであり、これは各金庫13〜16に最も近い場所に位置
するセンサから優先としている。
以下、フローチャートに従って制御方法を述べる。
異常搬送が検出されて動作が停止した時、搬送路内に
おいて残留している紙幣を複数のセンサが検出してON状
態となると、この検出結果が出力信号として第1の記憶
部27に送られ、該第1の記憶部27に格納されている各セ
ンサのデータが“1"となる。
この後、ON状態である“1"となったセンサのうち、ど
のセンサから除去作業を始めるべきかを、第1の記憶部
27の第4図に示す格納エリア順に確認していく。
まず、第1ランクのエリアに格納されているセンサS
1,S2,S3,S4のうち、すくなくとも1個が残留しているジ
ャム紙幣を検出してON状態となっているか否かを確認す
る(A1)。
前記センサS1〜S4のなかで1個でもON状態であれば、
どのセンサがON状態であるのか、つまりどの位置に紙幣
が残留しているのかを表示するために、格納エリアに基
づいて上位から順に調べていく。
そして、最上位のセンサS1がON状態であるかを確認し
(A2)、センサS1がON状態であればセンサS1に対応する
イラストランプI1を点滅させ(A3)、ON状態でなければ
次の順位のセンサS2を調べる(A4)。
センサS2がON状態であればイラストランプI2を点滅さ
せ(A5)、ON状態でなければ次の順位のセンサS3を調べ
る(A6)。
センサS3がON状態であればイラストランプI3を点滅さ
せ(A7)、ON状態でなければ次の順位のセンサS4を調べ
る(A8)。
センサS4がON状態であればイラストランプI4を点滅さ
せ(A9)、ON状態でなければ第2ランクの各センサS5〜
S15のうちON状態のもの全てを点灯させて(A10)、処理
動作を終了する。
なお、前記第1ランクの各センサS1〜S4のデータにお
いて、ON状態が複数箇所の場合は複数箇所同時に点滅さ
せることとしている。これは点滅した箇所順にジャム除
去作業を行う際、この作業時にジャム紙幣を除去し易い
位置に手動にて搬送ローラ等を移動したりすることで、
他のジャム紙幣を金庫内に送ってしまう危険が最も近い
位置となっているためである。
また、前記処理動作のステップA1において、第1ラン
クの各センサS1〜センサS4のうち一つもON状態でなけれ
ば、第2ランクの各センサS5〜S15のデータ状態を確認
するために第2ランクのデータアドレスのセットが成さ
れる(A11)。
そして、第2ランクの各センサS5〜S15のデータがON
状態であるか否かを上位から順に全センサが終了するま
で確認していき(A12〜A14)、ON状態のセンサが一つも
検出されなかった場合は終了となる。
また、前記第2ランクの各センサS5〜S15のデータ確
認の処理動作途中にON状態のセンサが検出されると、そ
のセンサに対応するイラストランプを点滅させて(A1
5)、ジャム紙幣の位置を表示して除去を促し、その他
のON状態のセンサに対応するイラストランプを点灯させ
て(A10)、データ確認の処理動作を終了する。
この上述した一連の確認処理動作を、第1の記憶部2
7,タイマカウント部28,異常搬送状態監視部29を介して
制御部24により、ジャム紙幣発生後ある一定時間、例え
ば1秒毎に行い、ジャム紙幣除去作業中の残留位置を1
秒毎にイラストランプI1〜I15に表示する。
以下イラストランプI1〜I15の点灯並びに点滅の制御
を一例を用いて説明する。
第1図に示した紙葉類取扱装置に設けられた各センサ
S1〜S15のうち、例えばセンサS2,センサS5,センサS6,セ
ンサS8がジャム紙幣1を検出したとすると、その検出信
号が第1の記憶部27に送られ、ON状態として格納され
る。
これにより第1のランクの各センサS1〜S4のON状態の
確認により、前記4つのON状態センサのうち最も上位に
あるセンサS2が検出され、従ってこのセンサS2に対応す
るイラストランプI2を点滅させ、残りのセンサS5に対応
するイラストランプI5,センサS6に対応するイラストラ
ンプI6,センサS8に対応するイラストランプI8を点灯さ
せる。
そしてこのような処理を制御部24はタイマカウント部
28を介して、ある一定時間例えば1秒毎に行って、ジャ
ム紙幣が全て除去されて全センサS1〜S15がOFF状態とな
るまで監視を続ける。
こうして、点滅しているイラストランプI2の箇所のジ
ャム紙幣を除去すると、次の確認動作時(例えば1秒
後)には、次の優先順位であるセンサS5に対応するイラ
ストランプI5が点滅となり、センサS6に対応するイラス
トランプI6,センサS8に対応するイラストランプI8はそ
のまま点灯となる。
これにより、点滅しているイラストランプI5の箇所の
ジャム紙幣1が係員により除去されると、センサS5はOF
F状態となりイラストランプI5は消灯となる。そして次
の優先順位であるセンサS6に対応するイラストランプI6
が点滅となり、センサS8に対応するイラストランプI8は
そのまま点灯となる。
この表示に従い係員は点滅しているイラストランプI6
の位置のジャム紙幣を除去することになる。ここでイラ
ストランプI6の箇所のジャム紙幣を除去するために手動
により搬送ローラを回転してジャム紙幣を取り除き易い
位置に移動したところ、実は同図に示すセンサS5とセン
サS6との間にジャム紙幣が残留しており、このジャム紙
幣が手動による搬送ローラの回転により搬送されてセン
サS5がON状態となったとする。
この時も制御部24による例えば1秒毎の確認動作が行
われているために、第1の記憶部27に格納されているエ
リアにおいては、センサS5の方がセンサS6よりも優先順
位が上位であることから、次の一定時間後の確認動作時
には点滅となっていたイラストランプI6を再び点灯に戻
し、新たにイラストランプI5を再度点滅とする。
これにより係員は、イラストランプI6の箇所ではなく
再びイラストランプI5の箇所のジャム紙幣の取り除きを
行い、この後イラストランプI5が消灯してイラストラン
プI6が点滅となった時、該イラストランプI6の箇所にお
ける除去作業をおこなうことになる。
このように、除去作業中におけるジャム紙幣の動きを
ある一定時間毎に常時監視し、それをタイムリーにそれ
ぞれのイラストランプに、誤搬送を発生させる危険性の
ある箇所から順に優先順位に従って表示することとして
いる。
なお、上述した実施例においては現金自動取引装置を
例に述べたがこれに限るものではなく、紙葉類を取り扱
って複雑な搬送を行う各種の装置、例えばチケット等の
券紙や伝票を発行したり記載したりする券紙処理装置
や、あるいは複写機等においても適用することが可能で
ある。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、複数個のセンサのう
ち、搬送異常が発生したとき搬送中の紙葉類が収納庫に
収納される危険性が高い収納経路に配置されたセンサを
その他のセンサより優先ランクを高いものとして設定
し、紙葉類の搬送異常発生時、前記ランクの高いセンサ
が紙葉類を検出しているか否かを確認し、検出していれ
ばその検出したセンサに対応しているイラストランプを
点滅させて除去を優先させることを表示するようにして
いるため、搬送異常発生時に搬送中の紙葉類が収納庫に
搬送されて収納されるという事態を防止できるという効
果が得られる。
また、紙葉類の除去作業中、一定時間毎にセンサが紙
葉類を検出しているか否かを確認し、検出していればそ
の検出したセンサに対応しているイラストランプを点
滅、点灯させる表示を残留した紙葉類の除去が完了する
まで行う用にしているため、紙葉類のジャム紙幣が発生
して装置が停止した時には表示されていなかったり、あ
るいは一度除去した後に、除去作業中の動作に伴ってあ
らたに検出した紙葉類の存在をも表示できるので、搬送
路中に存在する紙葉類の取り忘れを確実に防止すること
ができると共に、作業の迅速化並びに正確化の向上をは
かることができるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のイラストランプの点灯、点滅の制御方
法を示すフローチャート、第2図はこのフローチャート
に基づく動作を実施する紙葉類取扱装置の概略構成図、
第3図は第2図に示した装置におけるイラストランプの
概略配置図、第4図は全センサの優先順位のデータアド
レスを示す図である。 1……紙幣、6……紙幣認識部 13……入金金庫、14……万券金庫 15……千券金庫、16……出金不良券金庫 20……搬送路、21,22……センサ 24……制御部、25……バスライン 26……I/Oインタフェース 27……第1の記憶部、28……タイマカウント部 29……異常搬送状態監視部 S1〜S15……センサ I1〜I15……イラストランプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G07D 9/00 - 9/06 B65H 7/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙葉類を搬送する搬送路内にて、搬送異常
    が発生した場合に、搬送路内に残留した紙葉類を装置内
    に設けられた複数個のセンサにて検出し、このセンサと
    対を成して設けられたイラストランプにより残留した紙
    葉類の位置を表示する紙葉類取扱装置のイラストランプ
    制御方法において、 前記複数個のセンサのうち、搬送異常が発生したとき搬
    送中の紙葉類が収納庫に収納される危険性が高い収納経
    路に配置されたセンサをその他のセンサより優先ランク
    を高いものとして設定し、 紙葉類の搬送異常発生時、前記ランクの高いセンサが紙
    葉類を検出しているか否かを確認し、検出していればそ
    の検出したセンサに対応しているイラストランプを点滅
    させて除去を優先させることを表示すると共に、このと
    きランクの低いセンサが紙葉類を検出してしていれば、
    そのセンサに対応しているイラストランプを点灯させて
    残留している紙葉類をがあることを表示し、 前記ランクの高いセンサが紙葉類を検出していなけれ
    ば、紙葉類を検出しているランクの低いセンサに対応し
    ているイラストランプを点滅させて除去を促すよう表示
    し、 これらの表示に基づいて紙葉類の除去を係員に促し、除
    去作業中、一定時間毎にセンサが紙葉類を検出している
    か否かを確認し、検出していればその検出したセンサに
    対応しているイラストランプを点滅、点灯させる表示を
    残留した紙葉類の除去が完了するまで行うことを特徴と
    する紙葉類取扱装置のイラストランプ制御方法。
JP22922189A 1989-09-06 1989-09-06 紙葉類取扱装置のイラストランプ制御方法 Expired - Fee Related JP2805698B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22922189A JP2805698B2 (ja) 1989-09-06 1989-09-06 紙葉類取扱装置のイラストランプ制御方法
KR1019900014009A KR970006418B1 (ko) 1989-09-06 1990-09-05 종이류 취급장치의 일러스트레이션 램프 제어 방법

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22922189A JP2805698B2 (ja) 1989-09-06 1989-09-06 紙葉類取扱装置のイラストランプ制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0392995A JPH0392995A (ja) 1991-04-18
JP2805698B2 true JP2805698B2 (ja) 1998-09-30

Family

ID=16888726

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22922189A Expired - Fee Related JP2805698B2 (ja) 1989-09-06 1989-09-06 紙葉類取扱装置のイラストランプ制御方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2805698B2 (ja)
KR (1) KR970006418B1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5962253B2 (ja) * 2012-06-26 2016-08-03 沖電気工業株式会社 自動取引装置
JP6519000B2 (ja) * 2014-10-22 2019-05-29 沖電気工業株式会社 媒体処理装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63262791A (ja) * 1987-04-20 1988-10-31 株式会社東芝 証券類取引装置

Also Published As

Publication number Publication date
KR970006418B1 (ko) 1997-04-28
JPH0392995A (ja) 1991-04-18
KR910006870A (ko) 1991-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6591787B2 (ja) 現金自動取引装置
JPH0351031B2 (ja)
JP2805698B2 (ja) 紙葉類取扱装置のイラストランプ制御方法
JP2787520B2 (ja) 媒体取扱装置
JP2761883B2 (ja) 現金自動取扱装置
JP2532671B2 (ja) 現金入出金処理装置
JPH07237784A (ja) 紙葉類搬送制御装置
JP3626289B2 (ja) 貨幣処理装置
JPH01256436A (ja) 現金自動取扱装置
JP4768293B2 (ja) 紙葉類収納装置
JP6584630B2 (ja) 紙葉類取扱装置
JPH06162324A (ja) 紙幣入出金装置
JPH0643079Y2 (ja) 紙葉類繰出装置
JPH08194859A (ja) 現金自動取扱装置
JP3985088B2 (ja) 紙幣識別装置
JPS6267693A (ja) 自動取引処理装置
JPH0672590A (ja) 紙幣処理装置
JPS5843083A (ja) 紙葉類放出装置
JP2004103033A (ja) 紙葉類取扱装置
JP2950690B2 (ja) 紙幣入出金装置
JPH07262436A (ja) 自動取引装置
JPH0157838B2 (ja)
JPH10222728A (ja) 現金自動取扱装置
JPH0353675B2 (ja)
JPH0418692A (ja) 硬貨処理機

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080724

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090724

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees