JP3406742B2 - 現金処理システム - Google Patents

現金処理システム

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JP3406742B2
JP3406742B2 JP22306395A JP22306395A JP3406742B2 JP 3406742 B2 JP3406742 B2 JP 3406742B2 JP 22306395 A JP22306395 A JP 22306395A JP 22306395 A JP22306395 A JP 22306395A JP 3406742 B2 JP3406742 B2 JP 3406742B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、銀行あるいは流
通機関等で発生する大量の紙幣等の貨幣を識別し計数す
る現金処理システムに関する。 【0002】 【従来の技術】従来の現金処理システムとしての現金処
理装置では、ばらばらの紙幣とたとえば100枚単位に
帯により束ねた小束とを扱うようになっている。たとえ
ば、ばらばらの紙幣が入金され、金種ごとに収納され、
各金種が100枚となった際に、それに帯で束ねた小束
を生成して収納され、出金時に小束とばら紙幣により出
金処理を行うようになっている。 【0003】このような装置では、1日の業務終了時後
に、翌日の運用資金を考慮して、各金種ごとの繰越金額
を係員が決定し、その繰越金額より残高の多い金種の紙
幣をそれぞれ取出すことにより、紙幣の全体の資金量を
圧縮するようにしたものである。 【0004】このような装置では、1種類の紙幣につい
ての繰越量の設定値(以降定額と記す)が1つである。
この場合、資金効率を重視するために紙幣全体としての
繰越量(紙幣合計金額の定額)を設定することにより、
紙幣の全体の資金量を圧縮することが可能である。 【0005】しかし、必要最低限の翌日運用資金の確保
と装置全体での資金圧縮のための資金滞留防止という相
反することを1種類で設定するには無理もあった。翌日
の運用資金を確保しようとすると、資金量が多めに設定
してしまいがちであり、全体の資金量を絞ろうとする
と、翌日の運用資金を確保できず、装置の運用の停止を
招いてしまうことも考えられる。また、この設定値を決
めるに際して、登録者がいろんな場合を想定し、手間や
暇を要するような場合もあった。 【0006】また、各金種の紙幣の総額でしか把握して
いないので、小束の金額とばら紙幣の金額とを考慮して
いなかったため、ばら紙幣の在高にばらつきが生じてし
まう。このため、翌日の運用資金としては不足する場合
もあり、業務を止めることになるので問題となる。した
がって、上記繰越処理の機能が活かされないことにな
る。 【0007】また、翌日の運用資金を考慮してばら紙幣
についての繰越量として設定すると、この設定値(定
額)が、ばら紙幣の最低保有量という考え方になり、小
束を含めた紙幣総量についての資金効率については、機
能しないことになり、資金効率の向上には貢献しなくな
ってしまうという問題がある。 【0008】また、事前に設定された繰越量(定額)と
現在の在高とを比較し、現在の在高が繰越量を越える金
額だけ出金処理を行い、現在の在高が繰越量を越えてい
ない場合は出金処理を行わないというものであったが、
これでは、出金処理を行わなかった場合は、適正量だっ
たのか不足であったのかが分からない。これでは翌日の
運用資金が確保できているかどうか不明であるので再度
在高を確認する運用となる。よって、スムーズな運用に
むすびつかず、手間暇がかかり、行員の間違いの原因に
もなるという問題がある。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】上記したような欠点を
除去するもので、手間や暇を要することなく、資金量の
圧縮を図りながら翌日の適性量の運用資金を確保するこ
とができ、さらに装置内の各貨幣種別ごとが適性量か否
かを知ることができる現金処理システムを提供すること
を目的とする。 【0010】 【課題を解決するための手段】この発明の現金処理シス
テムは、入金される金種ごとのばらの貨幣をそれぞれ別
々に収納するばら貨幣収納部と、これらのばら貨幣収納
部に収納されている各金種ごとの貨幣から生成される所
定枚数単位の小束をそれぞれ別々に収納する小束貨幣収
納部とを有し、上記ばら貨幣収納部の収納貨幣と上記小
束貨幣収納部の収納貨幣とが選択的に出金されるものに
おいて、各金種ごとのばら貨幣と小束貨幣との総金額に
対する目標貨幣総残高と各金種ごとのばらの貨幣に対す
る最低保有金額とを記憶する記憶手段と、残額調整処理
が指定された際に、上記ばら貨幣収納部に収納されてい
る金種ごとのばら貨幣の収納金額と、上記記憶手段に記
憶されている金種ごとのばら貨幣の最低保有金額とを比
較することにより、各金種ごとのばら貨幣の収納金額が
最低保有金額に達しているか否かを判断する第1の判断
手段と、この第1の判断手段によりばら貨幣の収納金額
が最低保有金額に達していない金種を判断した際に、こ
の金種の最低保有金額からばら貨幣の収納金額を差引い
た不足額と対応する金種の小束残高とを比較する第1の
比較手段と、この第1の比較手段による比較により対応
する金種の小束残高が不足額と同じかあるいは多い場合
に、その金種の不足分に対応する小束を小束貨幣収納部
から出金する出金手段と、この出金手段により出金され
る小束をばら貨幣として入金することにより対応する金
種のばら貨幣収納部に収納する収納手段と、上記第1の
判断手段によりばら貨幣の収納金額が最低保有金額に達
していると判断された金種、あるいは上記収納手段によ
りばら貨幣の収納金額が最低保有金額に達した金種に対
して、上記ばら貨幣収納部に収納されているばら貨幣の
収納金額と上記小束貨幣収納部に収納されている小束貨
幣の収納金額との加算金額と、上記記憶手段に記憶され
ている目標貨幣総残高とを比較することにより、上記金
種ごとの収納貨幣が目標貨幣総残高よりも小束単位分以
上多いか否かを判断する第2の判断手段と、この第2の
判断手段により収納貨幣が目標貨幣総残高よりも小束単
位分以上多いと判断されている金種ごとに、該当する金
種の貨幣が目標貨幣総残高から小束単位分の金額を加算
した金額よりも少ないと判断されるまで、該当する金種
の貨幣を小束単位に放出する放出手段と、上記各金種の
上記ばら貨幣収納部に収納されているばら貨幣の収納金
額と上記小束貨幣収納部に収納されている小束貨幣の収
納金額との加算金額と、上記記憶手段に記憶されている
目標貨幣総残高とを比較する第2の比較手段と、この第
2の比較手段による比較により、所定の金種の収納貨幣
金額が目標貨幣総残高よりも小束単位分以上少ない場合
に、その金種の貨幣の補充を表示する第1の表示手段
と、上記第2の比較手段による比較により全ての金種の
収納貨幣金額が、目標貨幣総残高に小束単位分の金額を
加算した金額よりも少なく、かつ目標貨幣総残高に小束
単位分の金額を減算した金額よりも多い場合に、全ての
金種の貨幣が適量であることを表示する第2の表示手段
とから構成されている。 【0011】 【0012】 【0013】 【0014】 【0015】 【0016】 【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施例につい
て図面を参照して説明する。図2は、現金処理システム
としての紙幣処理装置の内部構成を示すものである。 【0017】すなわち、図2において、紙幣処理装置1
は、鑑査ユニット2と施封ユニット3と、種々の操作が
指示されたり、操作内容が表示される操作部4により構
成されている。この操作部4は、後述する入力部33、
表示部34、カード処理部(図示しない)、およびレシ
ート等を印刷出力するプリンタ(図示しない)によって
構成されている。 【0018】上記鑑査ユニット2の正面上部には、ばら
紙幣を一括して投入することができる紙幣投入口10が
設けられている。この紙幣投入口10に投入された紙幣
は、1枚ずつ取込手段である取込ローラ11等により取
り込まれ、入金鑑査部12に搬送されるようになってい
る。この入金鑑査部12は、搬送されてきた紙幣の真偽
(真券、偽券)、正損(正券、損券)、金種、表裏など
を判別し、この判別結果は後述するCPU40へ出力さ
れるようになっている。 【0019】入金鑑査部12により金種が判定できなか
った紙幣(以下、異常券と呼ぶ。)、または真券と認め
られなかった紙幣(以下、偽券と呼ぶ。)は、搬送路a
を通って入金リジェクト庫13に搬送されて集積され、
係員により取り出されるようになっている。 【0020】また、入金鑑査部12により偽券、異常券
以外と判定された紙幣は、搬送路bへ搬送される。この
搬送路bにより搬送される紙幣は、必要に応じて搬送路
cにより反転されてその表裏が揃えられ、搬送路dへ搬
送されるようになっている。 【0021】搬送路dでは、入金鑑査部12により判定
された金種および正損に基づいて正券は金種別に、損券
は金種混合で、各一時集積庫14a、14b、14c、
14dに振り分けられる。 【0022】たとえば、金種混合の損券は、損券一時集
積庫14aに集積され、正券は金種ごとに一時集積庫1
4b、14c、14dに集積される。各一時集積庫14
a〜14dの下方には、収納庫15a、15b、15
c、15dが設けられている。 【0023】上記操作部4による収納処理が指示された
場合、または一時集積庫14a〜14dの集積紙幣がそ
れぞれ満杯となった際(図示しない検知手段により検知
された際)に、一時集積庫14a〜14dに集積されて
いる紙幣がそれぞれ対応する収納庫15a〜15dに落
とし込まれて収納されるようになっている。 【0024】上記収納庫15a〜15dの底部の収納紙
幣は、1枚ずつ繰出ローラ19により繰出されて搬送路
eにより搬送され、出金鑑査部16へ搬送されるように
なっている。この出金鑑査部16は、金種と真偽(真
券、偽券)を判別し、この判別結果は後述するCPU4
0へ出力されるようになっている。 【0025】この出金鑑査部16により異常券または偽
券と判別された紙幣は、搬送路f、gを通ってリジェク
ト部としての出金リジェクト庫17へ搬送されて集積さ
れる。また、出金鑑査部16により払出紙幣と確認され
た紙幣は、搬送路f、hを通って出金口18へ搬送さ
れ、一括して外部に払い出されるようになっている。 【0026】次に、上記施封ユニット3は、ばら紙幣を
金種ごとに一定枚数の束に施封処理して収納するもので
ある。上記施封ユニット3の正面上部には、施封設定さ
れた金種ごとの一定枚数の紙幣が収納される一時施封庫
20が設けられている。この一時施封庫20には、収納
庫15a〜15dのいずれかから搬送路e、出金鑑査部
16、および搬送路f、iを介して搬送される紙幣(施
封設定された金種)が収納されるようになっている。上
記一時施封庫20の下部には、施封部21が設けられて
いる。 【0027】上記操作部4から施封処理が指示された場
合、または鑑査ユニット2の収納庫15a〜15dに予
め設定された設定収納枚数以上の紙幣が収納された場合
に、施封設定された金種の紙幣が収納されている収納庫
15a〜15dから収納紙幣が1枚ずつ繰出され、搬送
路eを介して出金鑑査部16へ搬送されるようになって
いる。そして、出金鑑査部16により異常券または偽券
と判別された紙幣は、搬送路f、gを介してリジェクト
部としての出金リジェクト庫17に搬送されて集積さ
れ、出金鑑査部16により施封設定された金種であると
判別された紙幣は、搬送路f、iを介して一時施封庫2
0に搬送されて集積されるようになっている。 【0028】また、損券に関しては損券収納庫に金種混
合で収納されているため、出金鑑査部16により施封設
定された金種ではないと判別された紙幣は、搬送路dに
通して対応する損券一時集積庫14aに集積されるよう
になっている。 【0029】ここで、損券一時集積庫14aの集積紙幣
が満杯となった場合、損券一時集積庫14aに集積され
ている紙幣は対応する損券収納庫15aに落とし込まれ
る。この時、損券の整理業務開始後の同一月の収納動作
時、損券収納庫15aにおいては図示しない可動支持部
材により損券一時集積庫14aからの集積紙幣を支持
し、損券収納庫15aから一度取り出されて鑑査処理さ
れて戻ってきた紙幣と、まだ取り出されていない紙幣と
を区分して収納するようになっている。 【0030】また、一時施封庫20に集積されている紙
幣は施封部21に落とし込まれて収納されるようになっ
ている。施封部21は、一時施封庫20からの集積紙幣
に対してテープを巻いて施封処理を行うものである。こ
の施封部21で施封された紙幣は、搬送路j、kを介し
て端数収納庫23あるいは施封金種に対応した小束収納
庫22a、22b、22cに搬送され収納されるように
なっている。 【0031】すなわち、一時収納庫20の集積紙幣が1
00枚の場合には、施封金種に対応した小束収納庫22
a、22b、22cに搬送され収納され、一時収納庫2
0の集積紙幣が100枚に満たない場合には、端数収納
庫23へ搬送され収納されるようになっている。 【0032】また、小束収納庫22a、22b、22
c、端数収納庫23では、図示しない取出し機構により
上部から1小束ずつ取出されて、搬送路k、lを介して
小束出金口30に搬送され、一括して外部に払い出され
るようになっている。 【0033】図1は上記紙幣処理装置1の制御系の概略
構成を示すブロック図である。すなわち、操作部CPU
(セントラル・プロセッシング・ユニット)30は上記
紙幣処理装置1の全体を制御するものであり、この操作
部CPU30には、ROM(リード・オンリ・メモリ)
31、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)32、入
力部33、表示部34、およびI/F(インターフェー
ス)35が接続されている。 【0034】ROM31には操作部CPU30の制御プ
ログラムや登録番号に対する操作者のランクが記録され
ている操作者ランクメモリエリア等が記録されている。
RAM32は鑑査ユニット2や施封ユニット3等の各種
情報の記憶に用いられる。入力部33と表示部34は、
上記操作部4に対応しており、入力部33は係員により
各種指示が入力されるものであり、表示部34は各種画
面が表示されるものである。I/F35は鑑査ユニット
2のI/F45と施封ユニット3のI/F55に接続さ
れている。 【0035】これにより、操作部CPU30はI/F3
5から鑑査ユニット2のI/F45および施封ユニット
3のI/F55を介して各ユニット2、3への指令が出
力されるようになっている。また、操作部CPU30は
鑑査ユニット2で収納処理された紙幣および施封ユニッ
ト3で施封処理された紙幣についての枚数計数データ等
が各I/F45、55を介して供給され、RAM32に
記憶されるようになっている。 【0036】また、CPU40は上記鑑査ユニット2の
全体を制御するものであり、このCPU40には、RO
M41、RAM42、搬送制御部43、収納制御部4
4、入金鑑査部12、出金鑑査部16、およびI/F4
5が接続されている。 【0037】ROM41にはCPU40の制御プログラ
ム等が記憶されている。RAM42は鑑査ユニット2で
鑑査処理された紙幣等に関する各種情報の記憶に用いら
れている。搬送制御部43は入金鑑査部12または出金
鑑査部16の判別信号に基づいて搬送路a〜iが駆動制
御され、紙幣が搬送されるようになっている。収納制御
部44は図示しない振分けゲートを駆動制御することに
より、搬送路dにより搬送される紙幣を入金鑑査部12
の判別信号に従って各一時集積庫14a〜14dへ振分
けるようになっている。また、収納制御部44は、図示
しない仕切板の移動制御により各一時集積庫14a〜1
4dの集積紙幣の各収納庫15a〜15dへの収納が行
われ、および繰出ローラ19を駆動制御することによ
り、各収納庫15a〜15dから搬送路cへの紙幣の繰
り出しが行われるようになっている。I/F45は、I
/F35に接続されている。 【0038】また、CPU50は上記施封ユニット3の
全体を制御するものであり、このCPU50には、RO
M51、RAM52、搬送制御部53、収納制御部5
4、施封制御部56、およびI/F55が接続されてい
る。 【0039】ROM51にはCPU50の制御プログラ
ム等が記憶されている。RAM52は施封ユニット3で
施封処理された紙幣等に関する各種情報の記憶に用いら
れる。搬送制御部53は搬送路j、kを駆動制御するこ
とにより、施封部21の紙幣が搬送されるようになって
いる。施封制御部56の制御により、一時施封庫20か
ら施封部21へ落とし込まれた集積紙幣に対して紙テー
プ等を巻くことにより、紙幣束としての小束が作成され
るようになっている。搬送制御部54は図示しない振分
けゲートを駆動制御することにより、搬送路j、kによ
り搬送される施封指定された金種に基づいて対応した小
束収納庫22a〜22c、及び端数収納庫23に振り分
けられるようになっている。また、搬送制御部54は、
図示しない取出し機構を駆動制御することにより、各収
納庫22a〜22c、23から搬送路k、lへの小束の
取出しが行われるようになっている。I/F55は、I
/F35に接続されている。 【0040】次に、上記各RAM32、42、52に記
憶される各種情報例を、図3の(a)〜(c)を用いて
説明する。すなわち、上記RAM32には、図3の
(a)に示すように、収納庫金種メモリ32a、紙幣残
高メモリ32b、処理枚数メモリ32c、32d、設定
把束数メモリ32e、リジェクトメモリ32f、設定枚
数収納メモリ32g、小束収納庫金種メモリ32h、小
束残高メモリ32i、および定額繰り越し登録データメ
モリ32jが設けられている。 【0041】上記RAM42には、図3の(b)に示す
ように、収納庫金種メモリ42a、紙幣残高メモリ42
b、処理枚数メモリ42c、42d、処理前枚数メモリ
42e、把束数メモリ42f、およびリジェクトメモリ
42gが設けられている。 【0042】上記RAM52には、図3の(c)に示す
ように、小束収納庫金種メモリ52a、小束残高メモリ
52b、および処理枚数メモリ52cが設けられてい
る。収納庫金種メモリ32a、42aには、鑑査ユニッ
ト2の各収納庫15a〜15dのそれぞれに収納される
紙幣の金種が記憶されているものであり、たとえば図4
(a)に示すように、損券収納部としての収納庫15a
には損券が収納され、収納庫15bには万円正券が収納
され、収納庫15cには五千円正券が収納され、収納庫
15dには千円正券が収納されるように記憶されてい
る。 【0043】小束収納庫金種メモリ32h、52aに
は、施封ユニット3の各収納庫22a〜22c、23の
それぞれに収納される紙幣の小束の金種が記憶されてい
るものであり、たとえば図4(b)に示すように、収納
庫22aには万円損券の小束紙幣が収納され、収納庫2
2bには五千円損券の小束紙幣が収納され、収納庫22
cには千円損券の小束紙幣が収納され、端数収納庫23
には出金に適さない小束(損券の小束や小束の巻き姿が
うまくいっていないもの(紙幣が揃っていない)等)が
収納されるように記憶されている。 【0044】紙幣在高メモリ32b、42bには、図5
の(a)に示すように、鑑査ユニット2内に収納されて
いる正券と損券についての金種ごとの収納枚数A1、A
2、A3、A4、A5、A6が記憶されている。 【0045】小束在高メモリ32i、52bには、図5
の(b)に示すように、施封ユニット3内に収納されて
いる正券と損券についての金種ごとの収納枚数B1、B
2、B3、B4、B5、B6が記憶されている。 【0046】これにより、取引終了時または損券の整理
業務における当該金種の施封処理終了時に、鑑査ユニッ
ト2のRAM42の紙幣在高メモリ42b、および施封
ユニット3のRAM52の小束在高メモリ52bが処理
内容に応じて更新されると、操作部CPU30のRAM
32の紙幣在高メモリ32b、および小束在高メモリ3
2iも同様に更新されるようになっている。 【0047】処理枚数メモリ32c、42cには、図6
の(a)に示すように、鑑査ユニット2の各収納庫15
a〜15dについての正券・損券ごと、金種ごとの収納
枚数D1、D2、D3…が記憶されている。 【0048】処理枚数メモリ32d、42d、52cに
は、図6の(b)に示すように、鑑査ユニット2の各収
納庫15a〜15dから取り出されて施封ユニット3へ
搬送された紙幣についての正券、損券ごと、金種ごとの
搬送枚数E1、E2、E3…が記憶されている。 【0049】処理枚数メモリ42cは、入金鑑査部12
または出金鑑査部16からの判別信号に対応させて随
時、更新され、処理枚数メモリ42dは、出金鑑査部1
6からの判別信号に対応させて随時、更新されるされる
ようになっている。 【0050】処理枚数メモリ32d、32d、52dに
は、取引終了時または損券の整理業務における当該金種
の施封処理終了時に、処理枚数メモリ42c、42dの
データが記憶されるようになっている。 【0051】処理前枚数メモリ42eには、図7に示す
ように、取引または損券の整理業務を始める前に鑑査ユ
ニット2の各収納庫15a〜15dに収納されている紙
幣の正券、損券ごと、金種ごとの収納枚数C1、C2、
C3…が記憶されている。 【0052】設定把束数メモリ32fには、図8の
(a)に示すように、1回の損券の整理業務で施封する
設定把束数F1、F2、F3が設定されている。把束数
メモリ42fには、図8の(b)に示すように、設定把
束数F1、F2、F3に加えて、施封ユニット3により
施封処理された把束数F4、F5、F6が記憶されてい
る。 【0053】リジェクトメモリ32f、42gには、図
9に示すように、リジェクト集積回数とリジェクト関数
が記憶されている。リジェクト集積回数は、損券の整理
業務中の鑑査ユニット2の出金リジェクト庫17への集
積回数Gである。 【0054】リジェクト関数は、損券の整理業務中に鑑
査ユニット2の出金リジェクト庫17に集積した損券の
金種ごとの集積枚数を算出する関数f(χ)である。 f(χ)=(損券の整理業務開始前の損券収納庫の金種
ごとの損券枚数)−(損券の整理業務終了後の損券収納
庫の金種ごとの損券枚数)−(損券の整理業務中に施封
処理した損券枚数) また、設定収納枚数メモリ32gには、損券収納庫15
aに収納されている損券の整理業務の開始基準となる収
納枚数Hが記憶されている。 【0055】登録データメモリ32jには、図10に示
すように、資金圧縮のための繰越量(定額)として第1
の設定値(金種別の紙幣総額)と、翌日の運用資金を確
保するためのばら紙幣最低保有量として第2の設定値と
からなる資金圧縮のパターンが記憶されている。この資
金圧縮のパターンは、日にち、曜日等によって使い分け
が異なる複数のパターンが記憶されている。 【0056】すなわち、各パターンごとに、各券種ごと
のばら紙幣最低保有高設定データJ1、J2、J3、各
券種ごとの紙幣総残高(ばら紙幣+小束紙幣)設定デー
タJ4、J5、J6が記憶されている。 【0057】次に、定額繰越(資金圧縮)処理としての
在高調整処理について、図11に示すフローチャートを
参照して説明する。たとえば、一旦、業務が終了した際
に、操作者(出納元方等)によって、定額繰越(資金圧
縮)の処理としての在高調整処理が指定されたとする
(ST1)。すなわち、操作部4のカード処理部(図示
しない)にカードが投入され、カード上から登録番号な
どの読み取りが行われ、この読取りにより得られた登録
番号とROM31の操作者ランクメモリエリアに記憶さ
れている登録番号との比較により操作者のランクが判断
される(ST2)。 【0058】この判断の結果、当該処理を行えるランク
の操作者でない場合は(ST3)、その操作者に対して
表示部34で表示される業務選択メニュー内に在高調整
メニューが表示されず、在高調整処理が選択することが
できなくなっている。 【0059】また、上記判断の結果、当該処理を行える
ランクの操作者である場合は(ST3)、その操作者に
対して表示部34で表示される業務選択メニュー内に在
高調整メニューが表示され、在高調整処理が選択するこ
とができるようになっている(ST4)。 【0060】この在高調整メニューにより在高調整処理
が選択されると(ST5)、操作部CPU30が在高調
整処理の状態となる。まず、操作部CPU30は、定額
繰り越し登録データメモリ32jから日にち、曜日等に
よって使い分けが異なる複数の適性在高パターンごとの
各券種ごとのばら紙幣最低保有高設定データJ1、J
2、J3、各券種ごとの目標紙幣総残高(ばら紙幣+小
束紙幣)設定データK1、K2、K3が読出され、表示
部34で表示される(ST6)。 【0061】これにより、操作者はその表示されている
適性在高パターンの1つを入力部33を用いて選択する
(ST7)。ついで、操作部CPU30は、ばら紙幣の
収納量(ばら紙幣現在在高)がばら紙幣の最低保有在高
を満たしているかどうかを判断し(ばら紙幣不足金種チ
ェック)(ST8)、この判断の結果、最低保有量を満
たしていない場合で、ユニット間移動(小束紙幣→ばら
紙幣)でばら紙幣の最低容量を満たせる場合にのみ(S
T9)、ユニット間の移動の動作をする(ばら紙幣適量
化処理)(ST10)。 【0062】すなわち、操作部CPU30は、定額繰り
越し登録データメモリ32j内の選択されたパターンに
対応する各金種(万円券、5千円券、千円券)ごとのば
ら紙幣最低保有高設定データJ1、J2、J3と、収納
庫金種メモリ32bの各金種ごとの収納枚数(ばら紙幣
現在在高)との比較が行われる(ST8)。ばら紙幣最
低在高とばら紙幣現在在高との比較が行われる。 【0063】この比較の結果、ばら紙幣現在在高がばら
紙幣最低在高に達していない(ばら紙幣現在在高<ばら
紙幣最低在高)、つまり不足している場合、操作部CP
U30は、ばら紙幣不足額と小束在高メモリ32iの小
束在高とを比較し、小束在高がばら紙幣不足額より大き
いか同じ場合(ばら紙幣不足額≦小束在高)、ばら紙幣
の適量化処理を行うと判断し、小束在高がばら紙幣不足
額より少ない場合(ばら紙幣不足額>小束在高)、ばら
紙幣の適量化処理を行わないと判断する(ST9)。 【0064】また、上記ステップ8の比較の結果、ばら
紙幣現在在高がばら紙幣最低在高に達している(ばら紙
幣現在在高≧ばら紙幣最低在高)、つまり適量となって
いる場合、操作部CPU30は、ばら紙幣の適量化処理
を行わないと判断する(ST9)。 【0065】したがって、いづれの金種についても収納
枚数(ばら紙幣現在在高)が最低枚数(ばら紙幣最低在
高)より多い場合(収納枚数≧最低枚数)については、
翌日の運用資金を確保しているということなので、ばら
紙幣の適量化処理の動作を行わない。 【0066】また、操作部CPU30は、ばら紙幣の現
在の収納枚数が設定されている最低枚数に満たない場
合、翌日の運用資金を確保できていないと判断し(ST
9)、ばら紙幣の補充という業務になるが、まずはユニ
ット間(施封ユニット3から鑑査ユニット2)の移動で
完結できるかどうかを判断するため、ばら紙幣の不足枚
数(ばら紙幣の最低枚数−ばら紙幣の収納枚数)と現在
の小束在高を比較する。 【0067】その当該金種について、ばら紙幣の不足分
を装置内の小束紙幣で補えない場合(ばら紙幣の不足枚
数>現在の小束在高)については、装置内の資金では完
結しないという判断なので動作を行わない。 【0068】これにより、ステップ8〜9として、各金
種において、ばら紙幣の(現在)収納枚数が設定されて
いる最低保有枚数に満たない場合で、かつ、不足の枚数
(ばら紙幣の最低枚数−ばら紙幣の収納枚数)が現在の
小束在高で満たせる場合(不足枚数≦小束在高)にの
み、操作部CPU30は、ユニット間移動(小束放出
後、手で入金口としての紙幣投入口10にセットし、計
数)で処理をする(ST10)。具体的には、ばら紙幣
に補充する分だけ小束を出金し、それを人手で紙幣投入
口10にセットし、計数収納する。このように、全ての
金種について、ステップ8〜10を終了して、ステップ
11へ進む。 【0069】次に、操作部CPU30は、資金効率の向
上のために設定した装置内の各金種ごとの目標紙幣総在
高と現在の装置内在高(ばら紙幣現在在高+小束現在在
高)の比較を行い、資金が滞留していないか(有効活用
できているか)どうかを判断し(目標在高過剰金種チェ
ック)(ST11)、この判断の結果、設定値よりも現
在の紙幣在高が多い場合のみ(ST12)、小束単位で
放出する(過剰金放出処理)(ST13)。 【0070】すなわち、操作部CPU30は、定額繰り
越し登録データメモリ32j内の選択されたパターンに
対応する各金種(万円券、5千円券、千円券)ごとの目
標紙幣総在高設定データK1、K2、K3と、収納庫金
種メモリ32bの各金種ごとの収納枚数(ばら紙幣現在
在高)と小束在高メモリ32iに各金種ごとの収納枚数
(小束現在在高)とにより得られる各金種ごとの金額
(ばら紙幣+小束の現在在高)との比較が行われる。金
種別の目標紙幣総在高と現在の金種別の装置内在高をそ
れぞれ比較を行う(ST11)。 【0071】この比較の結果、操作部CPU30は、い
づれの金種についても装置内在高の方があらかじめ設定
されている目標紙幣総在高+100枚よりも多い場合
(現在の装置内在高≧目標紙幣総在高+100枚)、資
金の繰越量が多すぎる(資金の圧縮不足)と判断される
(ST12)。そして、該当の金種の紙幣が、小束単位
で適正在高まで放出される(設定値+100枚以下にな
るまで放出される)(ST13)。 【0072】また、上記ステップ11の比較の結果、操
作部CPU30は、装置内在高が目標紙幣総在高−10
0枚以上、あるいは目標紙幣総在高+100枚以下の場
合(目標紙幣総在高−100枚>現在の装置内在高>目
標紙幣総在高−100枚)、紙幣の総在高が適正である
と判断し(ST12)、小束紙幣の放出は行わない。 【0073】また、上記ステップ11の比較の結果、操
作部CPU30は、装置内在高が目標紙幣総在高−10
0枚以下の場合(目標紙幣総在高−100枚≧現在の装
置内在高)、紙幣の総在高が不足であると判断し(ST
12)、小束紙幣の放出は行わない。 【0074】このようにいづれの金種についても、ステ
ップ11〜13を終了した際、操作部CPU30は、小
束の放出に対する回収が行われた場合(ST14)、プ
リンタ(図示しない)により、その放出内容の認証がプ
リントアウトされる(ST15)。この認証のプリント
アウト後、あるいはステップ14で小束の放出に対する
回収が行われなかったと判断された場合、ステップ16
に進む。 【0075】次に、操作部CPU30は、装置全体とし
て翌日の運用資金を確保できているかどうかを判断し
(目標在高不足金種チェック)(ST16)、この判断
の結果、現在在高が設定値よりも少ない場合のみ(ST
17)、装置外から資金の補充を促すものである(ST
18)。 【0076】すなわち、実質的には、上記ステップ8〜
10で補充できなかった場合の装置外部からの補充を促
す。すなわち、操作部CPU30は、定額繰り越し登録
データメモリ32j内の選択されたパターンに対応する
各金種(万円券、5千円券、千円券)ごとの目標紙幣総
残高設定データK1、K2、K3と、収納庫金種メモリ
32bの各金種ごとの収納枚数(ばら紙幣現在在高)と
小束在高メモリ32iに各金種ごとの収納枚数 (小束
現在在高)とにより得られる各金種ごとの金額(ばら紙
幣+小束の現在在高)との比較が行われる(ST1
6)。金種別の目標紙幣総残高と現在の金種別の装置内
在高のそれぞれの比較を行う。 【0077】このステップ16の比較の結果、操作部C
PU30は、いづれの金種についても装置内在高の方が
あらかじめ設定されている目標紙幣総残高よりも少ない
場合(目標紙幣総在高−100枚≧現在の装置内在
高)、資金の保有量が少ない(翌日の運用資金の不足)
と判断する(ST17)。そして、操作部CPU30
は、該当の金種の紙幣の枚数を計算し、要装填である旨
を表示部34で表示するとともに(ST18)、その計
算結果のレシートをプリンタ(図示しない)で印字出力
することにより(ST19)、当該金種の補充をオペレ
ータに促す。この後、ステップ4の在高調整メニューの
表示に戻る。 【0078】また、上記ステップ16の比較の結果、操
作部CPU30は、いづれの金種についても装置内在高
が目標紙幣総在高−100枚以上、あるいは目標紙幣総
在高+100枚以下の場合(目標紙幣総在高−100枚
>現在の装置内在高>目標紙幣総在高−100枚)、資
金の保有量が多い(翌日の運用資金の適量)と判断し
(ST17)、適量である旨を表示部34で表示する
(ST20)。 【0079】次に、上記ばら紙幣適量化処理について、
図12に示すフローチャートを参照しつつ説明する。す
なわち、まず、操作部CPU30は、在高調整(ばら紙
幣適量化)を表示部34で案内表示する(ST31)。
この案内に応じて、操作者は入力部33により開始を指
示する(ST32)。この開始の指示により、操作部C
PU30は、ばら紙幣の不足分に対応する金種の小束の
出金の指示をCPU50へ出力する(ST33)。これ
により、CPU50は搬送制御部54を制御することに
より、対応する金種の小束の取出しが行われる。この結
果、その取出しが行われた金種の小束が小束出金口30
から放出される。また、操作部CPU30は、その小束
の放出を図示しないプリント部によりジャーナル印字す
る(ST34)。 【0080】そして、操作者は、小束出金口30から放
出された小束を受取り、その小束の紙テープを外して紙
幣投入口10に投入し(ST35)、入力部33により
開始を指示する(ST36)。この開始の指示により、
操作部CPU30は、入金の処理開始の指示をCPU4
0へ出力する(ST37)。これにより、CPU40に
より入金処理が行われ、この入金処理に基づいてRAM
32、42内の記憶内容が更新される。また、操作者に
より直接、収納庫15b、15c、15dに補充が行わ
れた場合、入力部33により手入金分の入力が行われる
(ST38)。この手入金分の入力に基づいて、操作部
CPU30により、RAM32、42内の記憶内容が更
新される。 【0081】この後、操作者により完了が指示されるこ
とにより(ST39)、操作部CPU30は、上記入金
内容を図示しないプリント部によりジャーナル(レシー
ト)印字する(ST40)。 【0082】次に、上記過剰金放出処理について、図1
3に示すフローチャートを参照しつつ説明する。すなわ
ち、まず、操作部CPU30は、在高調整(過剰金放
出)を表示部34で案内表示する(ST41)。この案
内に応じて、操作者は入力部33により開始を指示する
(ST42)。この開始の指示により、操作部CPU3
0は、過剰金の放出に対応する金種の小束の出金の指示
をCPU50へ出力する(ST43)。これにより、C
PU50は搬送制御部54を制御することにより、対応
する金種の小束の取出しが行われる。この結果、その取
出しが行われた金種の小束が小束出金口30から放出さ
れる。 【0083】また、操作部CPU30は、その小束の放
出を行っても、収納庫15b、15c、15dのばら紙
幣の収納枚数が100枚以上過剰な場合(ST44)、
その施封処理を前述したように行った後、小束出金口3
0から放出させる(ST45)。 【0084】この処理の終了後、あるいは上記ステップ
44でさらに過剰でなかった場合、操作部CPU30
は、その小束の放出を図示しないプリント部によりジャ
ーナルに印字するとともに、レシートに印字する(ST
46)。 【0085】上記したように、紙幣の繰越枚数をあらか
じめ複数種類設定(ばら紙幣の金額と目標総在高とを設
定)しておき、この設定値と装置本体内に収納されてい
るばら紙幣や総在高(ばら紙幣+小束紙幣)とを比較す
ることにより、ばら紙幣の翌日の運用資金の確保や資金
効率向上のための資金圧縮を目的とした繰越超過枚数の
放出を自動的に行うようにしたものである。 【0086】すなわち、紙幣収納部内に保有すべき最低
保有枚数(ばら紙幣在高)と装置本体での紙幣総在高
(ばら紙幣在高+小束在高)について、あらかじめ在高
を設定しておき、この資金圧縮の操作が指定された際
に、まずばら紙幣の運用資金の確保のために現在のばら
紙幣在高と設定した目標最低保有在高を比較し、その差
を求め、その結果で動作の有無を決定し、動作する。 【0087】そして、次に装置内全体の資金効率の向上
のため、現在の装置内全在高と設定してある目標紙幣総
在高を比較し、その差を求め、その結果で動作の有無を
決定し、放出動作する。そして、最後に装置全体での運
用資金の確保のために、現在の装置内全在高と設定して
ある紙幣総在高(ばら紙幣在高+小束在高)を比較し、
その差を求め、もし不足しているようであれば、補充を
促すように、その旨を印字出力する。 【0088】これにより、装置本体内に収納されている
紙幣・小束の枚数、在高を確認する手間と装置本体内よ
り取り出す紙幣を計算して入力する手間や装置本体に補
充すべき紙幣の計算して確認、記述する手間とを省略す
ることができるとともに、計算ミスや誤入力を防止する
ことができる。 【0089】したがって、操作者の手間を軽減でき、し
かも正確で、かつ資金の滞留を防止するための定額繰越
にかかる処理の高速化が図れ、かつ、翌日の運用資金も
確保されるものである。 【0090】また、この入出金装置によれば、業務負担
の軽減、人員の効率化・合理化、およびこれらにかかる
コストの低下を実現できるとともに、資金効率の向上に
有用である。 【0091】なお、上記実施例としては、紙幣処理装置
として係員の操作により出納業務などに使用される入出
金装置を例に説明をしたが、これに限らず、例えば顧客
自身の操作により現金の入出金を行う入出金装置にも適
用できる。 【0092】また、複数の設定値をあらかじめ設定し、
判断を順番に行っていったが、判断の順序や動作の順序
は目的や狙いにより異なるので、別に上記の判断順序、
フローチャートに限定されるものではない。 【0093】また、貨幣として紙幣の場合について説明
したが、これに限らず、貨幣として硬貨の場合も同様に
実施でき、紙幣と硬貨の両方を有しているもので構成さ
れていても良い。その他、この発明の要旨を変えない範
囲において、種々変形実施可能なことは勿論である。 【0094】 【発明の効果】以上詳述したように、手間や暇を要する
ことなく、資金量の圧縮を図りながら翌日の適性量の運
用資金を確保することができ、さらに装置内の各貨幣種
別ごとが適性量か否かを知ることができる現金処理シス
テムを提供できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の一実施例を説明するための紙幣処理
装置の概略構成を示すブロック図。 【図2】紙幣処理装置の概略構成を示す断面図。 【図3】各RAMに記憶される各種情報例を示す図。 【図4】収納庫金種メモリと小束収納庫金種メモリの記
憶例を示す図。 【図5】紙幣在高メモリと小束在高メモリの記憶例を示
す図。 【図6】処理枚数メモリの記憶例を示す図。 【図7】処理前枚数メモリの記憶例を示す図。 【図8】設定把束数メモリと把束数メモリの記憶例を示
す図。 【図9】リジェクトメモリの記憶例を示す図。 【図10】登録データメモリの記憶例を示す図。 【図11】在高調整処理を説明するためのフローチャー
ト。 【図12】ばら紙幣適量化処理を説明するためのフロー
チャート。 【図13】過剰金放出処理を説明するためのフローチャ
ート。 【符号の説明】 1…紙幣処理装置 2…鑑査ユニット 3…施封ユニット 4…操作部 15a、〜…収納庫 21…施封部 22a、〜…小束収納庫 30…操作部CPU 32、42、52…RAM 33…入力部 34…表示部 40、50…CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田畑 和彦 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会 社東芝本社事務所内 (72)発明者 飯塚 武史 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会 社東芝本社事務所内 (56)参考文献 特開 昭60−209869(JP,A) 特開 平1−316893(JP,A) 特開 昭64−88795(JP,A) 特開 平4−163691(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07D 9/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 入金される金種ごとのばらの貨幣をそれ
    ぞれ別々に収納するばら貨幣収納部と、これらのばら貨
    幣収納部に収納されている各金種ごとの貨幣から生成さ
    れる所定枚数単位の小束をそれぞれ別々に収納する小束
    貨幣収納部とを有し、上記ばら貨幣収納部の収納貨幣と
    上記小束貨幣収納部の収納貨幣とが選択的に出金される
    現金処理システムにおいて、 各金種ごとのばら貨幣と小束貨幣との総金額に対する目
    標貨幣総残高と各金種ごとのばらの貨幣に対する最低保
    有金額とを記憶する記憶手段と、 残額調整処理が指定された際に、上記ばら貨幣収納部に
    収納されている金種ごとのばら貨幣の収納金額と、上記
    記憶手段に記憶されている金種ごとのばら貨幣の最低保
    有金額とを比較することにより、各金種ごとのばら貨幣
    の収納金額が最低保有金額に達しているか否かを判断す
    る第1の判断手段と、 この第1の判断手段によりばら貨幣の収納金額が最低保
    有金額に達していない金種を判断した際に、この金種の
    最低保有金額からばら貨幣の収納金額を差引いた不足額
    と対応する金種の小束残高とを比較する第1の比較手段
    と、この第1の比較手段による比較により対応する金種の小
    束残高が不足額と同じかあるいは多い場合に、その金種
    の不足分に対応する小束を小束貨幣収納部から出金する
    出金手段とこの出金手段により出金される小束をばら貨幣として入
    金することにより対応する金種のばら貨幣収納部に収納
    する収納手段と、 上記第1の判断手段によりばら貨幣の収納金額が最低保
    有金額に達していると判断された金種、あるいは上記
    納手段によりばら貨幣の収納金額が最低保有金額に達し
    金種に対して、上記ばら貨幣収納部に収納されている
    ばら貨幣の収納金額と上記小束貨幣収納部に収納されて
    いる小束貨幣の収納金額との加算金額と、上記記憶手段
    に記憶されている目標貨幣総残高とを比較することによ
    り、上記金種ごとの収納貨幣が目標貨幣総残高よりも小
    束単位分以上多いか否かを判断する第2の判断手段と、 この第2の判断手段により収納貨幣が目標貨幣総残高よ
    りも小束単位分以上多いと判断されている金種ごとに、
    該当する金種の貨幣が目標貨幣総残高から小束 単位分の
    金額を加算した金額よりも少ないと判断されるまで、該
    当する金種の貨幣を小束単位に放出する放出手段と、 上記各金種の上記ばら貨幣収納部に収納されているばら
    貨幣の収納金額と上記小束貨幣収納部に収納されている
    小束貨幣の収納金額との加算金額と、上記記憶手段に記
    憶されている目標貨幣総残高とを比較する第2の比較手
    段と、 この第2の比較手段による比較により、所定の金種の収
    納貨幣金額が目標貨幣総残高よりも小束単位分以上少な
    い場合に、その金種の貨幣の補充を表示する第1の表示
    手段と、 上記第2の比較手段による比較により全ての金種の収納
    貨幣金額が、目標貨幣総残高に小束単位分の金額を加算
    した金額よりも少なく、かつ目標貨幣総残高に小束単位
    分の金額を減算した金額よりも多い場合に、全ての金種
    の貨幣が適量であることを表示する第2の表示手段と、 を具備したことを特徴とする現金処理システム。
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