JP2008281818A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】潜像書込装置を付勢し位置決め部に当接させるのに加え、開閉カバー閉止時に開閉カバー及び潜像書込装置が受ける衝撃を緩和して大きな歪が生じるのを抑制し、潜像書込装置をより精度良く位置決めできる画像形成装置を提供する。
【解決手段】本発明においては、上フレーム9が閉位置にあるときの光書込ユニット70をバネ27による付勢で装置本体内の位置決め部である保持部14,15に当接させる。これにより、光書込ユニット70を装置本体内の感光体2に対し精度良く位置決めすることができる。また、上フレーム9を開位置から閉位置に移動させたときに上フレーム9及び光書込ユニット70が受ける衝撃をエアシリンダ16によって緩和することができる。これにより、上フレーム9を装置本体に対して閉じたときに上フレーム9及び光書込ユニット70が衝撃を受けて大きな歪が生じるのを抑制することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、プリンタ、複写機及びファクシミリなどの画像形成装置に係り、詳しくは無端移動する表面に潜像を担持する潜像担持体と、その表面に潜像を書き込むための書込動作を行う書込動作位置と書込動作を行わない待避位置との間で移動可能な潜像書込装置とを備える画像形成装置に関するものである。
従来、電子写真方式の画像形成装置においては、一様帯電せしめた感光体等の潜像担持体に対し、レーザー光を光走査するレーザー書込装置などの潜像書込装置によって潜像を書き込む構成が広く採用されている。このような画像形成装置では、装置内のレイアウトによっては、潜像書込装置が邪魔になって潜像担持体やこれの周囲に配設される現像装置などといった各種の周囲装置のメンテナンス性を悪化させてしまうことがある。
特許文献1には、画像形成装置の筺体の一部である固定カバーに対して開閉可能な開閉カバーによって潜像書込装置を支持し、開閉カバーの開放に伴って潜像書込装置を潜像担持体から大きく離間させる画像形成装置が記載されている。かかる構成によれば、開閉カバーの開放に伴って潜像書込装置を潜像担持体との対向位置から待避させ、潜像担持体やその周囲装置を外部に露出させることで、それらのメンテナンス性を向上させることができる。
特許第2849978号公報
しかしながら、このような画像形成装置においては、開閉カバーが固定カバーに対してがたつくなどして、開閉カバーに支持される潜像書込装置と、固定カバーに支持される潜像担持体との相対位置に誤差が生じると、この誤差によって潜像書込装置の書込位置精度が低下してしまうといった不具合が生じる。
そのため、本出願人は、特願2006―008716号(以下、「先願」という。)に記載の画像形成装置を提案した。詳しく説明すると、この先願に記載された画像形成装置では、開閉カバーが閉じたときの書込動作位置で、開閉カバーに保持された潜像書込装置が有する基準位置部材を付勢手段によって付勢し、画像形成装置内の位置決め部に基準位置部材を当接させる。これにより、画像形成装置内で固定カバーに支持された潜像担持体に対し潜像書込装置を精度良く位置決めすることができ、潜像書込装置の書込位置精度が低下するのを抑制することができる。
しかしながら、上記先願に記載された画像形成装置において、開閉カバーを固定カバーに対して勢い良く閉じると、上記基準位置部材が上記位置決め部に衝突したときの衝撃が大きくなるため、開閉カバーや上記基準位置部材が大きく歪でしまう恐れがる。このように開閉カバーや上記基準位置部材が大きく歪でしまうと、上記付勢手段によって上記基準位置部材を上記位置決め部に当接させたとしても、歪が大きいため潜像書込装置を潜像担持体に対し精度良く位置決めできなくなってしまう。そのため、潜像書込装置の書込位置精度が低下してしまうといった問題が生じる。
本発明は、以上の問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、潜像書込装置を付勢し位置決め部に当接させるのに加え、開閉カバー閉止時に開閉カバー及び潜像書込装置が受ける衝撃を緩和して大きな歪が生じるのを抑制し、潜像書込装置をより精度良く位置決めできる画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、潜像を担持する潜像担持体と、該潜像担持体上に潜像を書き込む潜像書込手段と、該潜像書込手段を保持しながら装置本体に設けられた回動軸を中心に装置本体に対して開位置と閉位置との間を回動可能な保持体とを備えた画像形成装置において、該閉位置に該保持体があるときの該潜像担持体に対する該潜像書込手段の位置決めをする、装置本体に設けられた位置決め部と、該潜像書込手段を付勢して該位置決め部に該潜像書込手段を当接させる付勢手段と、該保持体を該開位置から該閉位置に移動させたときに該保持体及び該潜像書込手段が受ける衝撃を緩和する緩衝手段とを有することを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の画像形成装置において、所定の付勢力よりも小さい付勢力によって上記保持体が装置本体に対し閉じる方向へ回動せず、且つ、所定の付勢力よりも大きい付勢力によって該保持体が該閉じる方向へ回動可能なようにトルクリミッタを設けたことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1の画像形成装置において、上記保持体を装置本体に対して開く方向に付勢する第2の付勢手段を有することを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項2の画像形成装置において、上記トルクリミッタは、上記保持体に設けられていることを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項2または4の画像形成装置において、装置本体に設けられた、潜像担持体軸方向に垂直な1対のフレームと、該フレームの一方に設けられた、上記保持体の開閉を検知する開閉検知手段とを有しており、上記トルクリミッタを該保持体の該開閉検知手段が設けられたフレームと同一側に設けたことを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項2、4または5の画像形成装置において、上記保持体が装置本体に対して完全に閉じたときに、上記トルクリミッタにかかるトルクが略ゼロになることを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項2、4、5または6の画像形成装置において、上記トルクリミッタに設けられたギヤと、該ギヤと噛み合うラックとを有しており、上記保持体が装置本体に対して完全に閉じたときに該ギヤと該ラックとが離間することを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項1、2、3、4、5、6または7の画像形成装置において、上記緩衝手段は、上記保持体と装置本体とで成す角が所定の角度よりも小さいときに、該保持体を装置本体に対して開く方向に付勢する第3の付勢手段であることを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項8の画像形成装置において、上記第3の付勢手段は、上記潜像書込手段に付勢力を付勢するものであることを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、請求項9の画像形成装置において、上記付勢手段の付勢力は、上記第3の付勢手段の付勢力よりも大きいことを特徴とするものである。
また、請求項11の発明は、請求項8、9または10の画像形成装置において、上記第3の付勢手段の付勢力は、上記保持体を装置本体に対して閉じてから所定時間経過後に略ゼロになることを特徴とするものである。
また、請求項12の発明は、請求項8、9、10または11の画像形成装置において、上記第3の付勢手段は、流体を用いた流体ダンパであることを特徴とするものである。
また、請求項13の発明は、請求項12の画像形成装置において、上記流体ダンパはエアシリンダを有しており、該エアシリンダは少なくとも、ピストン、該ピストンが押圧されることにより容積が減少する圧縮室部及び該圧縮室とエアシリンダ外部とを連通するオリフィスで構成されることを特徴とするものである。
また、請求項14の発明は、請求項13の画像形成装置において、上記オリフィスとは別に上記圧縮室とエアシリンダ外部とを連通する連通口と、該連通口を開閉させる連通口開閉手段とを備えることを特徴とするものである。
また、請求項15の発明は、請求項14の画像形成装置において、上記連通口は上記ピストンに設けられており、上記連通口開閉手段は上記潜像書込手段によって押圧されることにより該ピストンに当接し該連通口を閉止するものであることを特徴とするものである。
また、請求項16の発明は、請求項15の画像形成装置において、上記連通口開閉手段が上記潜像書込手段に押圧される方向とは反対方向に、上記連通口開閉手段を付勢する第4の付勢手段を備えることを特徴とするものである。
また、請求項17の発明は、請求項16の画像形成装置において、上記付勢手段の付勢力は、上記第4の付勢手段の付勢力よりも大きいことを特徴とするものである。
本発明においては、保持体が閉位置にあるときの潜像書込手段を付勢手段による付勢で装置本体内の位置決め部に当接させる。これにより、潜像書込手段を装置本体内の潜像担持体に対し精度良く位置決めすることができる。また、保持体を開位置から閉位置に移動させたときに保持体及び潜像書込手段が受ける衝撃を緩衝手段によって緩和することができる。これにより、保持体を装置本体に対して閉じたときに保持体及び潜像書込手段が衝撃を受けて大きな歪が生じるのを抑制することができる。
以上、本発明によれば、潜像書込手段を付勢して装置本体内の位置決め部に当接させるのに加え、保持体及び潜像書込手段が受ける上記衝撃を緩和して大きな歪が生じるのを抑制するので、上記衝撃を緩和しない構成よりも潜像書込手段を精度良く位置決めできるという優れた効果がある。
[実施形態1]
以下、本発明を適用した画像形成装置として、電子写真方式のプリンタ(以下、単にプリンタという)の一実施形態について説明する。
まず、本プリンタの基本的な構成について説明する。図2は、本プリンタを示す概略構成図である。同図において、このプリンタは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック(以下、Y、M、C、Kと記す)のトナー像を形成するための4つのプロセスユニット1Y,M,C,Kを備えている。これらは、画像形成物質として、互いに異なる色のY,M,C,Kトナーを用いるが、それ以外は同様の構成になっており、寿命到達時に交換される。Kトナー像を形成するためのプロセスユニット1Kを例にすると、図3に示すように、潜像担持体たるドラム状の感光体2K、ドラムクリーニング装置3K、除電装置(不図示)、帯電装置4K、現像装置5K等を備えている。画像形成ユニットたるプロセスユニット1Kは、プリンタ本体に脱着可能であり、一度に消耗部品を交換できるようになっている。
上記帯電装置4Kは、図示しない駆動手段によって図中時計回りに回転せしめられる感光体2Kの表面を一様帯電せしめる。一様帯電せしめられた感光体2Kの表面は、レーザ光Lによって露光走査されてK用の静電潜像を担持する。このK用の静電潜像は、図示しないKトナーを用いる現像装置5KによってYトナー像に現像される。そして、後述する中間転写ベルト66上に中間転写される。ドラムクリーニング装置3Kは、中間転写工程を経た後の感光体2K表面に付着している転写残トナーを除去する。また、上記除電装置は、クリーニング後の感光体2Kの残留電荷を除電する。この除電により、感光体2Kの表面が初期化されて次の画像形成に備えられる。他色のプロセスユニット(1Y,M,C)においても、同様にして感光体(2Y,M,C)上に(Y,M,C)トナー像が形成されて、後述する中間転写ベルト66上に中間転写される。
上記現像装置5Kは、図示しないKトナーを収容する縦長のホッパ部6Kと、現像部7Kとを有している。ホッパ部6K内には、図示しない駆動手段によって回転駆動されるアジテータ8K、これの鉛直方向下方で図示しない駆動手段によって回転駆動される攪拌パドル62K、これの鉛直方向で図示しない駆動手段によって回転駆動されるトナー供給ローラ68Kなどが配設されている。ホッパ部6K内のKトナーは、アジテータ61Kや攪拌パドル62Kの回転駆動によって撹拌されながら、自重によってトナー供給ローラ68Kに向けて移動する。トナー供給ローラ68Kは、金属製の芯金と、これの表面に被覆された発泡樹脂等からなるローラ部とを有しており、ホッパ部6K内のKトナーをローラ部の表面に付着させながら回転する。
現像装置5Kの現像部7K内には、感光体2Kやトナー供給ローラ68Kに当接しながら回転する現像ローラ11Kや、これの表面に先端を当接させる薄層化ブレード64Kなどが配設されている。ホッパ部6K内のトナー供給ローラ68Kに付着したKトナーは、現像ローラ67Kとトナー供給ローラ68Kとの当接部で現像ローラ67Kの表面に供給される。供給されたKトナーは、現像ローラ67Kの回転に伴ってローラと薄層化ブレード64Kとの当接位置を通過する際に、ローラ表面上での層厚が規制される。そして、層厚規制後のKトナーは、現像ローラ67Kと感光体2Kとの当接部である現像領域において、感光体2K表面のK用の静電潜像に付着する。この付着により、K用の静電潜像がKトナー像に現像される。
図3を用いてK用のプロセスユニットについて説明したが、Y,M,C用のプロセスユニット1Y,M,Cにおいても、同様のプロセスにより、感光体2Y,M,C表面にY,M,Cトナー像が形成される。
先に示した図2において、プロセスユニット1Y,M,C,Kの鉛直方向上方には、光書込ユニット70が配設されている。潜像書込装置たる光書込ユニット70は、画像情報に基づいてレーザーダイオードから発したレーザ光Lにより、プロセスユニット1Y,M,C,Kにおける感光体2Y,M,C,Kを光走査する。この光走査により、感光体2Y,M,C,K上にY,M,C,K用の静電潜像が形成される。なお、光書込ユニット70は、光源から発したレーザ光(L)を、図示しないポリゴンモータによって回転駆動したポリゴンミラーで主走査方向に偏光せしめながら、複数の光学レンズやミラーを介して感光体2に照射するものである。LEDアレイの複数のLEDから発したLED光によって光書込を行うものを採用してもよい。
プロセスユニット1Y,M,C,Kの鉛直方向下方には、無端状の中間転写ベルト66を張架しながら図中反時計回り方向に無端移動せしめる転写ユニット65が配設されている。転写手段たる転写ユニット65は、中間転写ベルト66の他に、駆動ローラ17、従動ローラ69、4つの1次転写ローラ83Y,M,C,K、2次転写ローラ80、ベルトクリーニング装置81、クリーニングバックアップローラ82などを備えている。
中間転写ベルト66は、そのループ内側に配設された駆動ローラ17、従動ローラ69、クリーニングバックアップローラ82及び4つの1次転写ローラ83Y,M,C,Kによって張架されている。そして、図示しない駆動手段によって図中反時計回り方向に回転駆動される駆動ローラ17の回転力により、同方向に無端移動せしめられる。
4つの1次転写ローラ83Y,M,C,Kは、このように無端移動せしめられる中間転写ベルト66を感光体2Y,M,C,Kとの間に挟み込んでいる。この挟み込みにより、中間転写ベルト66のおもて面と、感光体2Y,M,C,Kとが当接するY,M,C,K用の1次転写ニップが形成されている。
1次転写ローラ83Y,M,C,Kには、図示しない転写バイアス電源によってそれぞれ1次転写バイアスが印加されており、これにより、感光体2Y,M,C,Kの静電潜像と、1次転写ローラ83Y,M,C,Kとの間に転写電界が形成される。なお、1次転写ローラ83Y,M,C,Kに代えて、転写チャージャーや転写ブラシなどを採用してもよい。
Y用のプロセスユニット1Yの感光体2Y表面に形成されたYトナーは、感光体2Yの回転に伴って上述のY用の1次転写ニップに進入すると、転写電界やニップ圧の作用により、感光体2Y上から中間転写ベルト66上に1次転写される。このようにしてYトナー像が1次転写せしめられた中間転写ベルト66は、その無端移動に伴ってM,C,K用の1次転写ニップを通過する際に、感光体2M,C,K上のM,C,Kトナー像が、Yトナー像上に順次重ね合わせて1次転写される。この重ね合わせの1次転写により、中間転写ベルト66上には4色トナー像が形成される。
転写ユニット65の2次転写ローラ80は、中間転写ベルト66のループ外側に配設されて、ループ内側の従動ローラ69との間に中間転写ベルト66を挟み込んでいる。この挟み込みにより、中間転写ベルト66のおもて面と、2次転写ローラ80とが当接する2次転写ニップが形成されている。2次転写ローラ80には、図示しない転写バイアス電源によって2次転写バイアスが印加される。この印加により、2次転写ローラ80と、アース接続されている従動ローラとの間には、2次転写電界が形成される。
転写ユニット65の鉛直方向下方には、記録紙Pを複数枚重ねた紙束の状態で収容している給紙カセット84がプリンタの筐体に対してスライド着脱可能に配設されている。この給紙カセット84は、紙束の一番上の記録紙Pに給紙ローラ85を当接させており、これを所定のタイミングで図中反時計回り方向に回転させることで、その記録紙Pを給紙路86に向けて送り出す。
給紙路86の末端付近には、レジストローラ対87が配設されている。このレジストローラ対87は、給紙カセット84から送り出された記録紙Pをローラ間に挟み込むとすぐに両ローラの回転を停止させる。そして、挟み込んだ記録紙Pを上述の2次転写ニップ内で中間転写ベルト66上の4色トナー像に同期させ得るタイミングで回転駆動を再開して、記録紙Pを2次転写ニップに向けて送り出す。
2次転写ニップで記録紙Pに密着せしめられた中間転写ベルト66上の4色トナー像は、2次転写電界やニップ圧の影響を受けて記録紙P上に一括2次転写され、記録紙Pの白色と相まって、フルカラートナー像となる。このようにして表面にフルカラートナー像が形成された記録紙Pは、2次転写ニップを通過すると、2次転写ローラ80や中間転写ベルト66から曲率分離する。そして、転写後搬送路33を経由して、後述する定着装置34に送り込まれる。
2次転写ニップを通過した後の中間転写ベルト66には、記録紙Pに転写されなかった転写残トナーが付着している。これは、中間転写ベルト66のおもて面に当接しているベルトクリーニング装置81によってベルト表面からクリーニングされる。中間転写ベルト66のループ内側に配設されたクリーニングバックアップローラ82は、ベルトクリーニング装置81によるベルトのクリーニングをループ内側からバックアップする。
定着装置34は、図示しないハロゲンランプ等の発熱源を内包する定着ローラ34aと、これに所定の圧力で当接しながら回転する加圧ローラ34bとによって定着ニップを形成している。定着装置34内に送り込まれた記録紙Pは、その未定着トナー像担持面を定着ローラ34aに密着させるようにして、定着ニップに挟まれる。そして、加熱や加圧の影響によってトナー像中のトナーが軟化さしめられて、フルカラー画像が定着せしめられる。
定着装置34内から排出された記録紙Pは、定着後搬送路89を経由した後、排紙路36と反転前搬送路41との分岐点にさしかかる。定着後搬送路89の側方には、回動軸42aを中心にして回動駆動される切替爪42が配設されており、その回動によって定着後搬送路89の末端付近を閉鎖したり開放したりする。定着装置34から記録紙Pが送り出されるタイミングでは、切替爪42が図中実線で示す回動位置で停止して、定着後搬送路89の末端付近を開放している。よって、記録紙Pが定着後搬送路89から排紙路90内に進入して、排紙ローラ対91のローラ間に挟み込まれる。
図示しないテンキー等からなる操作部に対する入力操作や、図示しないパーソナルコンピュータ等から送られてくる制御信号などにより、片面プリントモードが設定されている場合には、排紙ローラ対91に挟み込まれた記録紙Pがそのまま機外へと排出される。そして、筐体の上カバー50の上面であるスタック部にスタックされる。
一方、両面プリントモードに設定されている場合には、先端側を排紙ローラ対91に挟み込まれながら排紙路90内を搬送される記録紙Pの後端側が定着後搬送路89を通り抜けると、切替爪42が図中一点鎖線の位置まで回動して、定着後搬送路89の末端付近が閉鎖される。これとほぼ同時に、排紙ローラ対91が逆回転を開始する。すると、記録紙Pは、今度は後端側を先頭に向けながら搬送されて、反転前搬送路41内に進入する。
図2は、本プリンタを正面側から示している。図紙面に直交する方向の手前側がプリンタの前面であり、奥側が後面である。また、本プリンタの図中右側が右側面、左側が左側面である。本プリンタの右端部は、回動軸40aを中心に回動することで筐体本体に対して開閉可能な反転ユニット40になっている。排紙ローラ対91が逆回転すると記録紙Pがこの反転ユニット40の反転前搬送路41内に進入して、鉛直方向上側から下側に向けて搬送される。そして、反転搬送ローラ対43のローラ間を経由した後、半円状に湾曲している反転搬送路44内に進入する。更に、その湾曲形状に沿って搬送されるのに伴って上下面が反転せしめられながら、鉛直方向上側から下側に向けての進行方向も反転して、鉛直方向下側から上側に向けて搬送される。その後、上述した給紙路86内を経て、2次転写ニップに再進入する。そして、もう一方の面にもフルカラー画像が一括2次転写された後、転写後搬送路88、定着装置34、定着後搬送路89、排紙路90、排紙ローラ対91を順次経由して、機外へと排出される。
上述の反転ユニット40は、外部カバー45と揺動体46とを有している。具体的には、反転ユニット40の外部カバー45は、プリンタ本体の筺体に設けられた回動軸40aを中心にして回動するように支持されている。この回動により、外部カバー45は、その内部に保持している揺動体46とともに筺体に対して開閉する。図中点線で示すように、外部カバー45がその内部の揺動体46とともに開かれると、反転ユニット40とプリンタ本体側との間に形成されていた給紙路86、2次転写ニップ、転写後搬送路88、定着ニップ、定着後搬送路89、排紙路90が縦に2分されて、外部に露出する。これにより、給紙路86、2次転写ニップ、転写後搬送路88、定着ニップ、定着後搬送路89、排紙路90内のジャム紙を容易に取り除くことができる。
また、揺動体46は、外部カバー45が開かれた状態で、外部カバー45に設けられた図示しない揺動軸を中心にして回動するように外部カバー45に支持されている。この回動により、揺動体46が外部カバー45に対して開かれると、反転前搬送路41や反転搬送路44が縦に2分されて外部に露出する。これにより、反転前搬送路41内や反転搬送路44内のジャム紙を容易に取り除くことができる。
プリンタの筺体の上カバー50は、図中矢印で示すように、軸部材51を中心にして回動自在に支持されており、図中反時計回り方向に回転することで、筺体に対して開いた状態になる。そして、筺体の上部開口を大きく露出させる。
ところで、近年の画像形成装置においては、その内部の部品や装置の脱着を、画像形成装置の小型化、軽量化、操作性などを損なうことなく達成することが望まれている。部品や装置の脱着方式としては、図4に示すように、画像形成装置の筺体の前側端部(図中矢印Fの方向の端部)に設けた前カバーを開放して行う方法、図5に示すように、筺体の左側端部に設けた左カバーを開放して行う方法などが考えられる。また、図6に示すように、筺体の上側端部に設けた上カバーを開放して行う方法も考えられる。着脱頻度の比較的高い部品や装置については、図6のように、上カバーを開放して行う方法を採用することが望ましい。しゃがんだり、腰を曲げたり、かがんだりなどといった無理な姿勢をとることなく、筺体内を上側から眺めながら着脱操作を確認することで、作業負担を軽減したり、操作ミスの発生を抑えたりすることができるからでる。また、画像形成装置の上部は、排紙トレイとして利用されたり、スキャナが搭載されたりすることが多く、視認性に優れた位置になり易いこともその理由の1つである。
本実施形態に係るプリンタでは、着脱頻度の比較的高い装置の代表例として、先に図2に示した4つのプロセスユニット1Y,M,C,Kが挙げられる。これらは、現像装置内のトナーが無くなった時点で交換されるものだからである。これらのプロセスユニット1Y,M,C,Kを図6に示したような上カバー開放方式で着脱する構成について検討すると、各プロセスユニット1Y,M,C,Kの最も重要なレイアウト条件は、それらを横並びに配設することである。横並びではなく、縦並びにしてしまうと、例えば上から3番目のユニットを交換するためには、そのユニットだけでなく、交換が不要な上から1番目及び2番目のユニットまで着脱する必要が生じ、操作性を著しく悪化させてしまうからである。
このような理由から、4つのプロセスユニット1Y,M,C,Kに横並びのレイアウトを採用した場合、中間転写ベルト66については横並びの感光体2Y,M,C,Kにそれぞれ当接させるように、図2の如く横長の姿勢で張架する必要がある。そして、横並びの4つのプロセスユニット1Y,M,C,Kを、図2に示したように横長姿勢の中間転写ベルト66の鉛直方向上方に配設するか、あるいは、図2のレイアウトとは逆に、中間転写ベルト66の下方に配設することになる。ここで、中間転写ベルト66の下方に配設する場合には、光書込ユニット70を4つの感光体2Y,M,C,Kに対する光走査がそれぞれ可能になるように横長姿勢で且つ各プロセスユニットの下方に配設する必要がでてくる。図2に示したレイアウトとは逆に、鉛直方向下側から上側に向けて、光書込ユニット70、各プロセスユニット(1Y〜K)、中間転写ベルト66を順に重ねたレイアウトである。ところが、記録紙Pを鉛直方向下側から上側に向けて搬送する構成では、2次転写ニップを形成する中間転写ベルト66よりも上方に定着装置34を設ける必要があることから、前述のレイアウトを採用すると、定着装置34の図中左側方が空白スペースになってしまう。このため、装置の小型化や省スペース化が困難になる。
そこで、本実施形態に係るプリンタでは、図2に示したように、4つのプロセスユニット1Y,M,C,Kを横並びにして、横長姿勢の中間転写ベルト66の上方に配設したレイアウトを採用している。かかるレイアウトでは、図示のように、横長姿勢の光書込ユニットを4つのプロセスユニット1Y,M,C,Kの上方に配設することになる。そして、4つのプロセスユニット1Y,M,C,Kや光書込ユニット70を、図示のように定着装置34の側方に配設して、空白スペースの発生を回避することができる。
一方、横並びの各プロセスユニットを横長姿勢の中間転写ベルト66の上方、下方の何れに配設するにしても、各プロセスユニットに対する着脱操作を行うのに先立って、光書込ユニット70を各プロセスユニットとの対向位置から待避させる必要が出てくる。例えば、本プリンタのように、各プロセスユニットを中間転写ベルト66の上方に配設した場合には、図2に示したように光書込ユニット70を各プロセスユニット(1Y〜K)の上方に配設することになる。このようなレイアウトでは、上カバー50を筺体本体に対して開放したとしても、光書込ユニット70が邪魔になって、その直下の各プロセスユニットを露出させることができない。このため、各プロセスユニットに対して着脱操作を行う前に、光書込ユニット70を各プロセスユニットの真上から待避させる必要がある。
本プリンタでは、上述したように、小型化や省スペース化の観点から、各プロセスユニットを中間転写ベルト66の上方に配設し、更にその上に光書込ユニット70を配設しているので、光書込ユニット70を各プロセスユニットの真上から待避させる必要がある。本プリンタのように上カバー50を開放する方式では、光書込ユニット70を待避させる構成として、筺体内のフレームなどによって光書込ユニット70の一端側を回動可能に支持させ、光書込ユニット70を開閉扉のように回動させて、各プロセスユニットの真上から待避させたり、真上にセットしたりする構成でもよい。また、光書込ユニット70を開閉可能な上カバー50の下面側に保持させて、上カバー50の開閉に伴って光書込ユニット70を各プロセスユニットの真上から待避させたり、真上にセットしたりする構成でもよい。
但し、何れの構成においても、スライド移動又は回動可能な光書込ユニット70のガタツキや、上カバー50のガタツキにより、光書込ユニット70と、筺体内の各感光体2Y,M,C,Kとの相対位置に誤差が生ずる。そして、この誤差によって光書込ユニット70の書込位置精度を低下させてしまう。書込位置精度の低下は、画像ボケ、画像抜け、ケラレなどの原因となる。また、本プリンタのように複数のプロセスユニットを配設した構成では、色合わせずれを引き起こしてしまう。
次に、本プリンタの特徴的な構成について説明する。
図7には、画像形成などの動作を行うときの書込動作位置にある光書込ユニット70、感光体2、本体フレーム8及び上フレーム9の状態を示す。光書込ユニット70の支持部10,11は、それぞれ上フレーム9の保持穴12,13を貫通し、本体フレーム8に設けられた位置決め部である保持部14,15にそれぞれ係合して保持される。このとき、光書込ユニット70の支持部10,11は、それぞれエアシリンダ16,17を押圧している。また、支持部10,11と保持穴12,13とはいずれも所定の隙間を持って貫通しており、例えば支持部10側で説明すると図8に示すように支持部10がバネ27によって付勢され本体フレーム8の保持部14に支持部10を当接させる。なお、支持部11側も同様にバネ27が設けられておりバネ27によって保持部15に支持部10を当接させる。これにより、光書込ユニット70は上フレーム9の位置精度に影響されることなく、本体フレーム8に対して精度良く位置決めすることが可能となり、光書込ユニット70の書込位置精度が低下するのを抑制することができる。
図9には、光書込ユニット70を本体フレーム8に対して回動させ光書込ユニット70を待避位置に移動させた状態を示す。支点軸18は本体フレーム8に両端を支持され、上フレーム9を回動可能に軸支している。また、支持部10、11はバネ27よって保持穴12,13の縁に当接されている。これにより、光書込ユニット70を書込動作位置から待避位置へ移動させる際に、光書込ユニット70が激しくがたつくのを抑制しながら光書込ユニット70と上フレーム9とを共に回動させることができる。よって、上フレーム9を単体フレーム8に対して閉じたときに上フレーム9及び光書込ユニット70が衝撃を受けて大きな歪や変形が生じるのを抑制することができる。
以後は特記する場合を以外は、支持部10側と支持部11側との構成は基本的に同じであるため、支持部10側で説明を行い支持部11側での説明を省略する。
図1に、光書込ユニット70を書込動作位置に移動させている途中のエアシリンダ16付近の状態を示す。エアシリンダ16は、ピストン19、シリンダ20、ピストン19をシリンダ20から引き離す方向へ付勢するシリンダ付勢バネ21、ピストン19が押圧されることにより容積が減少する圧縮室22、圧縮室22と外部を連通するオリフィス23、オリフィス23とは別に圧縮室22と外部とを連通する連通口24、連通口24を開閉させる連通口開閉部材25、及び、連通口が開く方向に連通口開閉部材25を付勢するスプリング26からなる。
光書込ユニット70が待避位置から書込動作位置に復元する過程において、まず、光書込ユニット70の支持部10は連通口開閉部材25を押圧し連通口24を閉止する。そして、さらに支持部10は連通開口部材25を介してピストン19を押圧する。このようにピストン19が押圧されることによって圧縮室22が圧縮され、圧縮室22内のエアーがオリフィス23を通って矢印C方向に出て行く。このとき、光書込ユニット70が急速に待避位置から書込動作位置に復元しようとすると、オリフィス23を通って圧縮室22内から出て行くエアーの量が少ないため、圧縮室22内の圧力が上昇し圧縮室22内の圧力とシリンダ付勢バネ21とにより支持部10を押し上げる方向に付勢力が働く。これにより、エアシリンダ16によって支持部10が本体フレーム8の保持部14に当接する際の衝撃を緩和させることができる。
また、ピストン19が押圧され圧縮室22内のエアーがオリフィス23を通り、矢印C方向へ出て行くことによって徐々に圧縮室22内の圧力が低くなっていくと、エアシリンダ16が支持部10を押し上げる付勢力も小さくなる。そして、図10に示すように光書込ユニット70の支持部10が本体フレーム8の保持部14で保持され、圧縮室22の圧力が小さくなっていき略ゼロになると、支持部10に付勢される付勢力はバネ27と上フレーム9などの重量とシリンダ付勢バネ21とからによるもののみとなる。よって、「バネ27の付勢力+上フレーム9などの重量>シリンダ付勢バネ21(エアシリンダ16)の付勢力」という関係を満たすことにより、光書込ユニット70は本体フレーム8の保持部14に精度良く位置決めすることができる。
なお、上記した関係を満たすことによって、シリンダ付勢バネ21(エアシリンダ16)の付勢力がバネ27の付勢力よりも大きくても、光書込ユニット70の支持部10を保持部14に押し付けることができ精度良く位置決めすることができるが、バネ27の付勢力をシリンダ付勢バネ21の付勢力よりも大きくしておくことで、画像形成中の装置本体の振動や輸送中の振動などによって光書込ユニット70の位置がずれるのを抑制し、より精度良く光書込ユニット70の位置決めをすることができる。
また、「バネ27の付勢力+上フレーム9などの重量>スプリング26の付勢力」の関係を満たすことによって、スプリング26の付勢力がバネ27の付勢力よりも大きくても、光書込ユニット70の支持部10を保持部14に押し付けることができ精度良く位置決めすることができる。特に、バネ27の付勢力をスプリング26の付勢力よりも大きくしておくことで、画像形成中の装置本体の振動や輸送中の振動などによって光書込ユニット70の位置がずれるのを抑制し、より精度良く光書込ユニット70の位置決めをすることができる。
これらのことから、光書込ユニット70が待避位置から急速に書込動作位置に復元する場合、エアシリンダ16によって支持部10に大きな付勢力が働いて衝撃を緩和し、光書込ユニット70をゆっくりと書込動作位置に復元させる。その後、エアシリンダ16の付勢力が徐々に小さくなることで、バネ17の付勢力により光書込ユニット70を保持部14に精度良く位置決めすることができる。
なお、本実施形態においては、エアシリンダ16が光書込ユニット70の支持部10に押圧されることで衝撃を緩和可能な構成となっているが、図11に示すように上フレーム9に突出部31を設け、この突出部31でエアシリンダ16を押圧することにより衝撃を緩和するような構成にしても良い。しかしながら、本実施形態のように光書込ユニット10の位置決めに用いる支持部10によってエアシリンダ16を押圧する構成にするほうが、突出部31を上フレーム9に設ける必要が無いため、低コスト化などが可能となる。
図12に、光書込ユニット70を書込動作位置から待避位置へ移動させるときのエアシリンダ16付近を示す。光書込ユニット70が待避位置へ移動するために書込動作位置の上方向へ移動すると、スプリング26の復元力により連通口開閉部材25が押し上げられ連通口24が開く。なお、本実施形態のようにスプリング26によって連通口開閉部材25を押し上げ連通口24を開口可能なように構成することで、連通口24を開閉させるために連通口開閉部材25を駆動させるため専用のアクチュエータなどが不要となり、低コスト且つ装置本体内が複雑化するのを抑制することができる。
そして、連通口24が開口すると、オリフィス23と連通口24とから同時に圧縮室22内へ、それぞれ矢印D、矢印Eの方向にエアーが導入される。つまり、オリフィス23だけではなく連通口24を設けることによって、オリフィス23だけを設けた場合よりも急速に圧縮室22内に外部からエアーが送り込まれ、圧縮室22内の空間が膨張してエアシリンダ16の付勢力を急速に回復させることができる。このように急速にエアシリンダ16の付勢力を回復させることによって、再度、光書込ユニット70を待避位置から書込動作位置に移動させた場合の衝撃に対して迅速に対処することができる。
[実施形態2]
本実施形態の基本的な構成は実施形態1と同じであるが、図13に示すように、実施形態1で示した構成に加え、上フレーム9にギヤ29を有するトルクリミッタ28及び本体フレーム8にトルクリミッタ28のギヤ29と噛み合うラック30を設けている。なお、トルクリミッタ28を本体フレーム8に設けずに上フレーム9側に設けることでスペースを有効に活用することができ、装置本体の小型化が可能となる。また、トルクリミッタ28が設けられた上フレーム9と同じ側の本体フレーム8に、上フレーム9の本体フレーム8に対する開閉状態を検知する開閉検知手段であるインターロックスイッチ32を設けている。インターロックスイッチ32は図14に示すように、可動レバー35と基部36とからなり、可動レバー35が矢印F方向に押圧されることでスイッチが入る構成となっている。上フレーム9が待避位置から書込動作位置に移動して閉じたときには、上フレーム9に取り付けられた上カバー50の突出部54が直接インターロックスイッチ32を押圧し、スイッチが入ることで上フレーム9が閉じたことを識別することができる。
図15に、メンテナンス時に感光体2を着脱する際の、上フレーム9が本体フレーム8に対し回動した状態でのトルクリミッタ28周辺の様子を示す。
トルクリミッタ28のギヤ29には、矢印F方向に回転する場合に、トルクリミッタ28に矢印F方向の所定のトルク以上(少なくとも光書込ユニット70など上フレーム9と一緒に本体フレーム8に対して回動可能な部分に作用する重力よりも大きい力)を加えないとトルクリミッタ28によって高トルクがかかり回転することができず、ラック30と同一箇所で嵌合したままの状態となる。つまり、所定の付勢力(所定のトルク)より小さい付勢力で本体フレーム8に対して閉まる方向に上フレーム9を付勢しても、上フレーム9が上記閉まる方向へ回動しないように、上フレーム9の回動をトルクリミッタ28によって規制するような構成になっている。
これにより、上フレーム9を待避位置から書込動作位置に移動させる過程で上フレーム9から手を離しても、ギヤ29が図15の矢印F方向に回転しようとしトルクリミッタ28によって高トルクが発生するため、ギヤ29とラック30とが同一箇所で嵌合したままの状態となり、上フレーム9や光書込ユニット70などに作用する重力によって上フレーム9が閉じることがない。よって、両手で感光体2の交換作業などを行うことが可能となりメンテナンス性が向上する。
また、上フレーム9が本体フレーム8に対して閉まる方向へトルクリミッタ28に所定のトルク以上加えることでトルクリミッタ28が回転する。このようにトルクリミッタ28が回転することでトルクリミッタ28からギヤ29にトルクがかからなくなりギヤ29が回転可能となる。これにより、上フレーム9を手で上記閉まる方向に押さえつけることで、ギヤ29が回転しながらラック30上に沿って移動し、上フレーム9が上記閉まる方向へ回動して上フレーム9を本体フレーム8に対し閉じることができる。
また、矢印F方向の逆の方向に回転する場合は、ギヤ29にトルクがほとんどかからない構成になっており、ギヤ29は回転しながらラック30上に沿って移動することができる。よって、上フレーム9を開く際には、トルクリミッタ28によるギヤ29にかかるトルクが略ゼロとなるため、上フレーム9を開くときには、上フレーム9を閉じるときよりも小さな力でギヤ29が図9に示す矢印F方向の逆方向に回転しながらラック30上に沿って移動し、上フレーム9を容易に開くことができる。
なお、トルクリミッタ28のトルクは、上フレーム9の閉止速度によらず一定であるため、ユーザが力任せに上フレーム9を閉じると勢いよく上フレーム9が閉じてしまう。しかしながら、本実施形態のように閉止速度に依存して付勢力が増加するエアシリンダ16を緩衝手段として用いることにより、このときの衝撃を適切に緩和することができるので、光書込ユニット70の歪や破損などを防ぐことができる。
図16は、上フレーム9が本体フレーム8に対し閉じた状態でのトルクリミッタ28周辺の様子を示しており、上記閉じた状態ではラック30とギヤ29とを離間させた構成になっている。このように、ラック30とギヤ29とを離間させることによって、トルクリミッタ28のトルクが発生せず略ゼロとなり、長時間トルクがかかることによって上フレーム9が変形したり、この上フレーム9の変形により上フレーム9の開閉を検知するインターロックスイッチ32の誤動作、つまり、上フレーム9が閉状態であるのに上フレーム9が変形したことによって上フレーム9でインターロックスイッチ32を押すことができず、上フレーム9が開状態であると検知してしまうのを抑制することができる。
図17を用いて詳しく説明すると、上フレーム9を書込動作位置に移動させる場合には、トルクリミッタ28の付勢力によって上フレーム9には矢印H方向に付勢され、上フレーム9にたわみが生じる。そのため、上フレーム9を書込動作位置に移動させた後、上フレーム9に取り付けられたラッチ37を前フレーム38に引っかけると、上フレーム9はたわんだまま装置本体に対し完全に閉じた状態となる。この状態では、上カバー50の突出部54が正しい位置より略上方にあり、上フレーム9が完全に閉じてもインターロックスイッチ32が動作しない不具合が発生してしまう。そのため、上フレーム9を書込動作位置に移動させ上記閉じた状態のときに、ラック30とギヤ29とを離間させトルクリミッタ28のトルクを略ゼロとすることで上フレーム9がたわむのを抑えて上フレーム9の突出部54でインターロックスイッチ32を押すことができる。
なお、ユーザーが手を離しても上フレーム9を開状態で維持させる構成としては、上フレーム9の位置に関わらず上フレーム9を開く方向に付勢するトーションバネを支点軸18に設けた構成でも良い。ただ、トーションバネを用いた場合には上フレーム9を閉じた状態において、トーションバネの端部が取り付けられた上フレーム9及び本体フレーム9のバネの作用点に常に大きな付勢力がかかるため、上フレーム9などが変形する恐れが高くなる。そのため、両手で感光体2の交換作業などを行うために、ユーザーが手を離しても上フレーム9を開状態で維持させる手段としては、トルクリミッタ28を用いるほうが望ましい。
また、本実施形態においては、スペースを有効に活用し装置本体の小型化を図るため、トルクリミッタ28を上フレーム9側に設けているが、本体フレーム8側にトルクリミッタ28を設けても良い。この場合、上フレーム9側にラック30を設けて上フレーム9を上記閉まる方向に手で押さえつけたりして所定以上のトルクがトルクリミッタ28にかかった場合にトルクリミッタ28が回転し、ギヤ29が回転することでギヤ29上をラック30が移動し上フレーム9が上記閉じる方向に回動可能なようにすることができる。
以上、各実施形態によれば、潜像を担持する潜像担持体である感光体2と、感光体2上に潜像を書き込む潜像書込手段である光書込ユニット70と、光書込ユニット70を保持しながら装置本体に設けられた回動軸である支点軸18を中心に装置本体に対して開位置である待避位置と閉位置である書込動作位置との間を回動可能な保持体である上フレーム9とを備えた画像形成装置であるプリンタにおいて、書込動作位置に上フレーム9があるときの感光体2に対する光書込ユニット70の位置決めをする、装置本体に設けられた位置決め部である保持部14,15と、光書込ユニット70を付勢して保持部14,15に光書込ユニット70を当接させる付勢手段であるバネ27と、上フレーム9を待避位置から書込動作位置に移動させたときに上フレーム9及び光書込ユニット70が受ける衝撃を緩和する緩衝手段であるエアシリンダ16とを有している。各実施形態においては、上フレーム9が書込動作位置にあるときの光書込ユニット70の支持部10,11をバネ27による付勢で本体フレーム8に設けた保持部14,15に当接させる。これにより、光書込ユニット70を装置本体内の感光体2に対し精度良く位置決めすることができる。また、上フレーム9を待避位置から書込動作位置に移動させたときに上フレーム9及び光書込ユニット70が受ける衝撃をエアシリンダ16によって緩和することができる。これにより、上フレーム9を装置本体に対して閉じたときに上フレーム9及び光書込ユニット70が衝撃を受けて大きな歪や変形が生じるのを抑制することができる。よって、光書込ユニット70の支持部10,11を付勢して装置本体内の位置決め部である保持部14,15に当接させるのに加え、上フレーム9及び光書込ユニット70が受ける上記衝撃を緩和して大きな歪が生じるのを抑制するので、上記衝撃を緩和しない構成よりも光書込ユニット70を精度良く位置決めできる。したがって、光書込ユニット70の書込位置精度が低下するのをより抑えることができる。
また、実施形態2によれば、上フレーム9を装置本体に対して開く方向に付勢する第2の付勢手段であるトーションバネを設けることで、ユーザーが手を離しても上フレーム9を開状態で維持することができるので、両手で感光体2の交換作業などを行うことが可能となりメンテナンス性が向上する。
また、実施形態2によれば、所定の付勢力(所定のトルク)よりも小さい付勢力によって上フレーム9が装置本体に対し閉じる方向へ回動せず、且つ、所定の付勢力よりも大きい付勢力によって上フレーム9が上記閉じる方向へ回動可能なようにトルクリミッタ28を設けている。これにより、ユーザーが手を離しても上記所定の付勢力よりも小さい上フレーム9や光書込ユニット70などに作用する重力によって、上フレーム9が上記閉じる方向に回動するのをトルクリミッタ28で規制することができる。よって、上フレーム9を開状態で維持することができるので、両手で感光体2の交換作業などを行うことが可能となりメンテナンス性が向上する。また、上フレーム9を開状態で維持するためにトーションバネを用いた場合よりも上フレーム9などが歪むのを抑制することができる。
また、実施形態2によれば、トルクリミッタ28を上フレーム9に設けることにより装置本体の小型化や感光体2などのメンテナンス性を向上させることが可能となる。
また、実施形態2によれば、装置本体に設けられた、感光体軸方向に垂直な1対のフレームである本体フレーム8と、本体フレーム8の一方に設けられた、上フレーム9の開閉を検知する開閉検知手段であるインターロックスイッチ32とを有しており、トルクリミッタ28を上フレーム9のインターロックスイッチ32が設けられた側の本体フレーム8と同一側に設けている。これにより、上フレーム9のトルクリミッタ28があることで閉まりにくい側が閉まった場合にインターロックスイッチ32がONになり閉まったことを検知することができるので、トルクリミッタ28を設けたことによる閉止不良を防止することができる。
また、実施形態2によれば、上フレーム9が装置本体に対して完全に閉じたときに、トルクリミッタ28にかかるトルクが略ゼロになる。これにより、長時間上フレーム9が装置本体に対して閉じていても上フレーム9が変形することがないので、上フレーム9を装置本体に対して閉じた際に確実にインターロックスイッチ32で上フレーム9が閉じたことを検知することができる。
また、実施形態2によれば、トルクリミッタ28に設けられたギヤ29と、ギヤ29と噛み合うラック30とを有しており、上フレーム9が装置本体に対して完全に閉じたときにギヤ29とラック30とが離間する。これにより、上フレーム9が装置本体に対して完全に閉じたときにトルクリミッタ28のトルクが発生せず略ゼロとなり、長時間トルクがかかることによって上フレーム9が変形したり、この上フレーム9の変形によりインターロックスイッチ32が誤動作するのを抑制することができる。
また、各実施形態によれば、上記緩衝手段であるエアシリンダ16は、上フレーム9と装置本体とで成す角が所定の角度よりも小さいときに、つまり、上フレーム9と装置本体との距離が所定の距離よりも近づいたときに、上フレーム9を装置本体に対して開く方向に付勢することで、上フレーム9を待避位置から書込動作位置に移動させたときに上フレーム9及び光書込ユニット70が受ける衝撃を緩和し、上フレーム9及び光書込ユニット70が大きく歪んだり変形するのを抑制することができる。
また、各実施形態によれば、エアシリンダ16は、光書込ユニット70に付勢力を付勢する第3の付勢手段であり、これより、光書込ユニット70にかかる衝撃を効果的に緩和させることができる。
また、各実施形態によれば、バネ27の付勢力が、上記第3の付勢手段であるエアシリンダ16の付勢力よりも大きいことで、画像形成中の装置本体の振動や輸送中の振動などによって光書込ユニット70の位置がずれるのを抑制し、より精度良く光書込ユニット70の位置決めをすることができる。
また、各実施形態によれば、エアシリンダ16の付勢力は、上フレーム9を装置本体に対して閉じてから所定時間経過後に略ゼロになる。これにより、光書込ユニット70に付勢される付勢力はバネ27と上フレーム9などの重量(上フレーム9などに作用する重力)とシリンダ付勢バネ21とからによるもののみとなり、光書込ユニット70を装置本体の保持部14により精度良く位置決めすることができる。
また、各実施形態によれば、エアシリンダ16は流体を用いた流体ダンパであるので、一般に知られている流体ダンパの性質により、上フレーム9を閉じる際の回動速度が大きいときには大きな力で緩衝することができ、上記回動速度が小さいときには小さな力で緩衝することができる。よって、上フレーム9及び光書込ユニット70が大きく歪んだり変形し易い上記回動速度が大きいときには大きな力で衝撃を十分に緩和することができ、上記回動速度が小さい時には小さな力で衝撃を緩和することで上フレーム9がエアシリンダ16の付勢力により装置本体に対して閉じにくくなるのを抑制することができる。
また、各実施形態によれば、エアシリンダ16は少なくとも、ピストン19、ピストン19が押圧されることにより容積が減少する圧縮室22及び圧縮室22とエアシリンダ16外部とを連通するオリフィス23で構成されている。これにより、エアシリンダ16の付勢力の調整は、ピストン19が押圧されて圧縮室22が圧縮することでオリフィス23を通ってエアシリンダ16の外部に抜けるエアーの量をオリフィス23の断面を調節することができるので、単純な構成でエアシリンダ16の付勢力を調整することができる。
また、各実施形態によれば、オリフィス23とは別に圧縮室22とエアシリンダ16外部とを連通する連通口24と、連通口24を開閉させる連通口開閉手段である連通口開閉部材25とを備えている。このように、オリフィス23だけではなく連通口24を設け、上フレーム9を開けるときに連通開閉部材25が連通口24を開口させることにより、オリフィス23だけを設けた場合よりも急速に圧縮室22内に外部からエアーが送り込まれる。これにより、圧縮室22内の空間が膨張してエアシリンダ16の付勢力を急速に回復させることができる。よって急速にエアシリンダ16の付勢力を回復させることができ、再度、光書込ユニット70を閉じたときに生じる衝撃に対して迅速に対処することができる。
また、各実施形態によれば、連通口24はピストン19に設けられており、連通口開閉部材25は光書込ユニット70によって押圧されることによりピストン19に当接し連通口24を閉止するものである。これにより、連通口24を閉止するために連通口開閉部材25を駆動させるため専用の駆動手段、例えばアクチュエータなどが不要となり、低コスト、且つ、装置本体内が複雑化するのを抑制することができる。
また、各実施形態によれば、連通口開閉部材25が光書込ユニット70に押圧される方向とは反対方向に、連通口開閉部材を付勢する第4の付勢手段であるスプリング26を備えている。これにより、上フレーム9を開けるのに伴い光書込ユニット70が連通口開閉部材25から離間することによって、スプリング26の付勢力により連通口開閉部材25をピストン19から離間させることができるので、単純な構成で連通口24を開口させることができる。
また、各実施形態によれば、バネ27の付勢力が、スプリング26の付勢力よりも大きいことによって、画像形成中の装置本体の振動や輸送中の振動などによって光書込ユニット70の位置がずれるのを抑制し、より精度良く光書込ユニット70の位置決めをすることができる。
尚、各実施形態において、衝撃を緩和する緩衝手段としてエアシリンダ16を用いずにバネなどを緩衝手段として用いて上フレーム9や光書込ユニット70などが受ける衝撃を緩和するような構成にしても良い。この場合、上フレーム9の開閉を認識するインターロックスイッチ32と連動して、上フレーム9閉時にバネが上フレーム9や光書込ユニット70などに接触しないよう退避させることで、衝撃を緩和させた後に上記バネによって上フレーム9を開く方向に付勢しなくなり、より精度良く光書込ユニット70の位置決めをすることができる。
本発明の特徴部を示す概略構成図。 実施形態に係るプリンタを示す概略構成図。 同プリンタのK用のプロセスユニットを示す拡大構成図。 前カバー開閉方式で内部のメンテナンスを行う画像形成装置の一例を示す斜視図。 左カバー開閉方式で内部のメンテナンスを行う画像形成装置の一例を示す斜視図。 上カバー開閉方式で内部のメンテナンスを行う画像形成装置の一例を示す斜視図。 光書込ユニット及び上フレームが書込動作位置にあるときのプリンタの斜視図。 支持部を付勢するバネの取り付け位置を示す概略構成図。 光書込ユニット及び上フレームが待避位置にあるときのプリンタの斜視図。 支持部が保持部で保持されたときの断面図。 上フレームに突出部を設けた場合の概略構成図。 光書込ユニット及び上フレーム9を書込動作位置から待避位置へ移動させるときのエアシリンダ付近を示す断面図。 実施形態2に係るプリンタの斜視図。 インターロックスイッチの概略構成図。 上フレームを待避位置から書込動作位置に移動させる過程におけるトルクリミッタ近傍の拡大図。 上フレームが本体フレームに対し完全に閉じた状態でのトルクリミッタ近傍の拡大図。 上フレームがたわんだ状態で装置本体に対し完全に閉じた場合の概略構成図。
符号の説明
1 プロセスユニット
2 感光体
4 帯電装置
5 現像装置
8 本体フレーム
9 上フレーム
10 支持部
11 支持部
14 保持部
15 保持部
16 エアシリンダ
17 エアシリンダ
18 支点軸
19 ピストン
20 シリンダ
21 シリンダ付勢バネ
22 圧縮室
23 オリフィス
24 連通口
25 連通口開閉部材
26 スプリング
27 バネ
28 トルクリミッタ
29 ギヤ
30 ラック
31 突出部
32 インターロックスイッチ
37 ラッチ
38 前フレーム
34 定着装置
54 突出部
65 転写ユニット
66 中間転写ベルト
70 光書込ユニット

Claims (17)

  1. 潜像を担持する潜像担持体と、
    該潜像担持体上に潜像を書き込む潜像書込手段と、
    該潜像書込手段を保持しながら装置本体に設けられた回動軸を中心に装置本体に対して開位置と閉位置との間を回動可能な保持体とを備えた画像形成装置において、
    該閉位置に該保持体があるときの該潜像担持体に対する該潜像書込手段の位置決めをする、装置本体に設けられた位置決め部と、
    該潜像書込手段を付勢して該位置決め部に該潜像書込手段を当接させる付勢手段と、
    該保持体を該開位置から該閉位置に移動させたときに該保持体及び該潜像書込手段が受ける衝撃を緩和する緩衝手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1の画像形成装置において、
    所定の付勢力よりも小さい付勢力によって上記保持体が装置本体に対し閉じる方向へ回動せず、且つ、所定の付勢力よりも大きい付勢力によって該保持体が該閉じる方向へ回動可能なようにトルクリミッタを設けたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1の画像形成装置において、
    上記保持体を装置本体に対して開く方向に付勢する第2の付勢手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項2の画像形成装置において、
    上記トルクリミッタは、上記保持体に設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項2または4の画像形成装置において、
    装置本体に設けられた、潜像担持体軸方向に垂直な1対のフレームと、
    該フレームの一方に設けられた、上記保持体の開閉を検知する開閉検知手段とを有しており、
    上記トルクリミッタを該保持体の該開閉検知手段が設けられたフレームと同一側に設けたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項2、4または5の画像形成装置において、
    上記保持体が装置本体に対して完全に閉じたときに、上記トルクリミッタにかかるトルクが略ゼロになることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項2、4、5または6の画像形成装置において、
    上記トルクリミッタに設けられたギヤと、
    該ギヤと噛み合うラックとを有しており、
    上記保持体が装置本体に対して完全に閉じたときに該ギヤと該ラックとが離間することを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1、2、3、4、5、6または7の画像形成装置において、
    上記緩衝手段は、上記保持体と装置本体とで成す角が所定の角度よりも小さいときに、該保持体を装置本体に対して開く方向に付勢する第3の付勢手段であることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項8の画像形成装置において、
    上記第3の付勢手段は、上記潜像書込手段に付勢力を付勢するものであることを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項9の画像形成装置において、
    上記付勢手段の付勢力は、上記第3の付勢手段の付勢力よりも大きいことを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項8、9または10の画像形成装置において、
    上記第3の付勢手段の付勢力は、上記保持体を装置本体に対して閉じてから所定時間経過後に略ゼロになることを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項8、9、10または11の画像形成装置において、
    上記第3の付勢手段は、流体を用いた流体ダンパであることを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項12の画像形成装置において、
    上記流体ダンパはエアシリンダを有しており、
    該エアシリンダは少なくとも、ピストン、該ピストンが押圧されることにより容積が減少する圧縮室部及び該圧縮室とエアシリンダ外部とを連通するオリフィスで構成されることを特徴とする画像形成装置。
  14. 請求項13の画像形成装置において、
    上記オリフィスとは別に上記圧縮室とエアシリンダ外部とを連通する連通口と、
    該連通口を開閉させる連通口開閉手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  15. 請求項14の画像形成装置において、
    上記連通口は上記ピストンに設けられており、
    上記連通口開閉手段は上記潜像書込手段によって押圧されることにより該ピストンに当接し該連通口を閉止するものであることを特徴とする画像形成装置。
  16. 請求項15の画像形成装置において、
    上記連通口開閉手段が上記潜像書込手段に押圧される方向とは反対方向に、上記連通口開閉手段を付勢する第4の付勢手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
  17. 請求項16の画像形成装置において、
    上記付勢手段の付勢力は、上記第4の付勢手段の付勢力よりも大きいことを特徴とする画像形成装置。
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