JP2007164141A - 画像形成装置、並びにこれに搭載されるプロセスユニット及び潜像書込装置 - Google Patents

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信彦 喜多
Makoto Izuhara
良 出原
Kazuyoshi Kondo
和芳 近藤
Tadashi Okano
岡野  正
Genta Hagiwara
元太 萩原
Kaoru Tada
薫 多田
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Abstract

【課題】感光体やその周囲装置のメンテナンス性を向上させつつ、光書込ユニット70の書込位置精度の低下を抑えることができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】無端移動する表面に潜像を担持する感光体をそれぞれ内部に保持している4つのプロセスユニット1Y,M,C,Kと、それら感光体の表面にそれぞれ潜像を書き込むための書込動作を行う動作位置と書込動作を行わない待避位置との間で移動可能な光書込ユニット70と、各プロセスユニット1Y,M,C,Kにおけるそれぞれの感光体及び光書込ユニット70を支持する支持体とを有するプリンタにおいて、支持体として、各プロセスユニット1Y,M,C,Kにおけるそれぞれの感光体を支持する箇所と、光書込ユニット70を支持する箇所とを一体形成部(前側板80、後側板90)で構成したものを用いた。
【選択図】図4

Description

本発明は、無端移動する表面に潜像を担持する潜像担持体と、その表面に潜像を書き込むための書込動作を行う動作位置と該書込動作を行わない待避位置との間で移動可能な潜像書込装置とを備える画像形成装置に関するものである。また、かかる画像形成装置に搭載されるプロセスユニット及び潜像書込装置に関するものである。
従来、電子写真方式の画像形成装置においては、一様帯電せしめた感光体等の潜像担持体に対し、レーザー光を光走査するレーザー書込装置などの潜像書込装置によって潜像を書き込む構成が広く採用されている。このような画像形成装置では、装置内のレイアウトによっては、潜像書込装置が邪魔になって潜像担持体やこれの周囲に配設される現像装置などといった各種の周囲装置のメンテナンス性を悪化させてしまうことがある。
一方、特許文献1には、画像形成装置の筺体の一部である固定カバーに対して開閉可能な開閉カバーによって潜像書込装置を支持し、開閉カバーの開放に伴って潜像書込装置を潜像担持体から大きく離間させる画像形成装置が記載されている。かかる構成によれば、開閉カバーの開放に伴って潜像書込装置を潜像担持体との対向位置から待避させ、潜像担持体やその周囲装置を外部に露出させることで、それらのメンテナンス性を向上させることができる。
特許第2849978号公報
しかしながら、この画像形成装置においては、開閉カバーが固定カバーに対してがたつくなどして、開閉カバーに支持される潜像書込装置と、固定カバーに支持される潜像担持体との相対位置に誤差が生ずる。そして、この誤差によって潜像書込装置の書込位置精度を低下させてしまうという問題があった。なお、潜像書込装置を開閉カバーの開閉に伴って移動させるのではなく、潜像書込装置を単独であるいは何らかの部材とともに移動させる構成においても、潜像書込装置のガタツキによって同様の問題が生じ得る。
本発明は、以上の背景に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、潜像担持体やその周囲装置のメンテナンス性を向上させつつ、潜像書込装置の書込位置精度の低下を抑えることができる画像形成装置を提供することである。また、かかる画像形成装置に搭載されるプロセスユニットや潜像書込装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、無端移動する表面に潜像を担持する潜像担持体と、該表面に潜像を書き込むための書込動作を行う動作位置と該書込動作を行わない待避位置との間で移動可能な潜像書込装置と、該潜像担持体及び潜像書込装置を支持する支持体とを備える画像形成装置において、上記支持体として、上記潜像担持体を支持する箇所と上記潜像書込装置を支持する箇所とを一体形成部で構成したものを用いたことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の画像形成装置において、上記支持体として、上記潜像担持体及び潜像書込装置の一端側を支持する第1支持部と、該潜像担持体及び潜像書込装置の他端側を支持する第2支持部とを設けたものであって、該第1支持部における該潜像担持体の一端側を支持する箇所と潜像書込装置の一端側を支持する箇所とを上記一体形成部で構成し、且つ該第1支持部とは別体である該第2支持部における該潜像担持体の他端側を支持する箇所と該潜像書込装置の他端側を支持する箇所とを上記一体形成部で構成したものを用いたことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項2の画像形成装置において、上記潜像担持体を複数設け、これら潜像担持体の上記一端側をそれぞれ上記第1支持部によって支持させるとともに、それら潜像担持体の他端側をそれぞれ上記第2支持部によって支持させるようにし、且つ、それら潜像担持体上でそれぞれ現像された可視像を転写体に重ね合わせて転写する転写手段を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項2又は3の画像形成装置において、上記第1支持部として、上記潜像担持体の上記一端側を該潜像担持体の動作位置から上記潜像書込装置の動作位置に向けて移動可能に支持するものを用いるとともに、上記第2支持部として、該潜像担持体の上記他端側を該潜像担持体の動作位置から該潜像書込装置の動作位置に向けて移動可能に支持するものを用いたことを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項4の画像形成装置において、上記第1支持部として、上記潜像担持体の上記一端側を該潜像担持体の動作位置から上記潜像書込装置の動作位置に向けて案内する案内部を設けたものを用いるとともに、上記第2支持部として、該潜像担持体の上記他端側を該潜像担持体の動作位置から該潜像書込装置の動作位置に向けて案内する案内部を設けたものを用い、該潜像担持体の該一端側及び他端側をそれぞれ対応する案内部内でスライド移動させて該潜像担持体を該第1支持部及び第2支持部に着脱するようにしたことを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項3の画像形成装置において、上記潜像書込装置として、1つの潜像書込ユニットによって上記複数の潜像担持体に対してそれぞれ潜像を書き込み可能なものを用いたことを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項2乃至6の何れかの画像形成装置において、上記潜像書込装置における、上記第1支持部に接触しながら該第1支持部に支持される第1被支持部と、上記第2支持部に接触しながら該第2支持部に支持される第2被支持部とを結ぶ線分である被支持部間仮想線分が、上記潜像担持体における上記一端側の端部と上記他端側の端部とを結ぶ仮想線分である潜像担持体両端部間仮想線分に対して平行になるように構成したことを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項7の画像形成装置において、上記被支持部間仮想線分が、上記潜像担持体両端部間仮想線分よりも長くなるように構成したことを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項2乃至8の何れかの画像形成装置において、上記第1支持部と上記第2支持部との間に架け渡された支持部間軸部材を設けるとともに、上記潜像書込装置を、該支持部間軸部材を中心にした回動により自らの動作位置と上記待避位置との間で移動させるようにしたことを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、請求項9の画像形成装置において、上記潜像書込装置における上記支持部間軸部材の軸線方向と直交する方向の一端部である支持部間直交方向一端部を該支持部間軸部材によって回動可能に支持させるとともに、上記潜像担持体上で現像された可視像が直接あるいは中間転写体を介して転写せしめられた記録部材に該可視像を定着せしめる定着手段を、該支持部間直交方向における該潜像書込装置の他端部である支持部間直交方向他端部の近傍に配設したことを特徴とするものである。
また、請求項11の発明は、請求項10の画像形成装置において、上記第1支持部と上記第2支持部との間に架け渡した架け渡し部材あるいは該第1支持部と該第2支持部とを連結する連結部材を設け、上記潜像書込装置における上記支持部間直交方向一端部又は支持部間直交方向他端部を該架け渡し部材又は該連結部材で支持させたことを特徴とするものである。
また、請求項12の発明は、請求項11の画像形成装置において、上記架け渡し部材として上記支持部間軸部材を用い、該支持部間軸部材に上記潜像書込装置における上記支持部間直交方向一端部を支持させたことを特徴とするものである。
また、請求項13の発明は、請求項11又は12の画像形成装置において、上記潜像書込装置と上記第1支持部との直接接触、及び該潜像書込装置と上記第2支持部との直接接触により、該潜像書込装置の全重量における80[%]以上の重量を支持させるようにしたことを特徴とするものである。
また、請求項14の発明は、請求項2乃至13の何れかの画像形成装置において、上記潜像担持体及び潜像書込装置をそれぞれ上記第1支持部及び第2支持部のみによって支持させるようにしたことを特徴とするものである。
また、請求項15の発明は、無端移動する表面に潜像を担持する潜像担持体と、該表面を一様帯電せしめる帯電手段と、該表面に潜像を書き込む潜像書込装置と、該潜像担持体に担持された潜像を現像する現像手段とを備え、且つ、該潜像書込装置を、書込動作を行う動作位置と、待避位置との間で移動可能に構成した画像形成装置に搭載され、少なくとも該潜像担持体と、該帯電手段又は現像手段とを1つのユニットとして共通の保持体に保持させて画像形成装置本体に対して一体的に着脱可能にしたプロセスユニットにおいて、上記プロセスユニットの上記潜像担持体を上記潜像書込装置とともに、画像形成装置内でこれらを支持する支持体における一体形成部で支持させるようにしたことを特徴とするものである。
また、請求項16の発明は、無端移動する表面に潜像を担持する潜像担持体と、該表面を一様帯電せしめる帯電手段と、該表面に潜像を書き込む潜像書込装置と、を備え、且つ、該潜像書込装置を、書込動作を行う動作位置と、待避位置との間で移動可能に構成した画像形成装置に搭載される該潜像書込装置において、上記潜像書込装置を上記潜像担持体とともに、画像形成装置内でこれらを支持する支持体における一体形成部で支持させるようにしたことを特徴とするものである。
これらの発明においては、潜像書込装置を必要に応じて動作位置から待避位置に移動させることで、潜像書込装置を潜像担持体やその周囲装置から離間させる。そして、この離間によって潜像担持体や周囲装置を露出させて、それらのメンテナンス性を向上させることができる。
また、これらの発明においては、潜像書込装置と潜像担持体とを、それぞれ支持体における互いに別体で形成された別体部で支持してそれら別体部間でのガタツキによる潜像書込装置と潜像担持体との相対位置誤差を発生させていた従来とは異なり、潜像書込装置と潜像担持体とをそれぞれ支持体における一体形成部で支持することにより、かかる相対位置誤差の発生を回避する。よって、潜像担持体と潜像書込装置との相対位置誤差による潜像書込装置の書込位置精度の低下を抑えることができる。
以下、本発明を適用した画像形成装置として、電子写真方式のプリンタ(以下、単にプリンタという)の一実施形態について説明する。
まず、本プリンタの基本的な構成について説明する。図1は、本プリンタを示す概略構成図である。同図において、このプリンタは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック(以下、Y、M、C、Kと記す)のトナー像を形成するための4つのプロセスユニット1Y,M,C,Kを備えている。これらは、画像形成物質として、互いに異なる色のY,M,C,Kトナーを用いるが、それ以外は同様の構成になっており、寿命到達時に交換される。Kトナー像を形成するためのプロセスユニット1Kを例にすると、図2に示すように、潜像担持体たるドラム状の感光体2K、ドラムクリーニング装置3K、除電装置(不図示)、帯電装置4K、現像装置5K等を備えている。画像形成ユニットたるプロセスユニット1Kは、プリンタ本体に脱着可能であり、一度に消耗部品を交換できるようになっている。
上記帯電装置4Kは、図示しない駆動手段によって図中時計回りに回転せしめられる感光体2Kの表面を一様帯電せしめる。一様帯電せしめられた感光体2Kの表面は、レーザ光Lによって露光走査されてK用の静電潜像を担持する。このK用の静電潜像は、図示しないKトナーを用いる現像装置5KによってKトナー像に現像される。そして、後述する中間転写ベルト16上に中間転写される。ドラムクリーニング装置3Kは、中間転写工程を経た後の感光体2K表面に付着している転写残トナーを除去する。また、上記除電装置は、クリーニング後の感光体2Kの残留電荷を除電する。この除電により、感光体2Kの表面が初期化されて次の画像形成に備えられる。他色のプロセスユニット(1Y,M,C)においても、同様にして感光体(2Y,M,C)上に(Y,M,C)トナー像が形成されて、後述する中間転写ベルト16上に中間転写される。
上記現像装置5Kは、図示しないKトナーを収容する縦長のホッパ部6Kと、現像部7Kとを有している。ホッパ部6K内には、図示しない駆動手段によって回転駆動されるアジテータ8K、これの鉛直方向下方で図示しない駆動手段によって回転駆動される撹拌パドル9K、これの鉛直方向で図示しない駆動手段によって回転駆動されるトナー供給ローラ10Kなどが配設されている。ホッパ部6K内のKトナーは、アジテータ8Kや撹拌パドル9Kの回転駆動によって撹拌されながら、自重によってトナー供給ローラ10Kに向けて移動する。トナー供給ローラ10Kは、金属製の芯金と、これの表面に被覆された発泡樹脂等からなるローラ部とを有しており、ホッパ部6K内のKトナーをローラ部の表面に付着させながら回転する。
現像装置5Kの現像部7K内には、感光体2Kやトナー供給ローラ10Kに当接しながら回転する現像ローラ11Kや、これの表面に先端を当接させる薄層化ブレード12Kなどが配設されている。ホッパ部6K内のトナー供給ローラ10Kに付着したKトナーは、現像ローラ11Kとトナー供給ローラ10Kとの当接部で現像ローラ11Kの表面に供給される。供給されたKトナーは、現像ローラ11Kの回転に伴ってローラと薄層化ブレード12Kとの当接位置を通過する際に、ローラ表面上での層厚が規制される。そして、層厚規制後のKトナーは、現像ローラ11Kと感光体2Kとの当接部である現像領域において、感光体2K表面のK用の静電潜像に付着する。この付着により、K用の静電潜像がKトナー像に現像される。
図2を用いてK用のプロセスユニットについて説明したが、Y,M,C用のプロセスユニット1Y,M,Cにおいても、同様のプロセスにより、感光体2Y,M,C表面にY,M,Cトナー像が形成される。
先に示した図1において、プロセスユニット1Y,M,C,Kの鉛直方向上方には、光書込ユニット70が配設されている。潜像書込装置たる光書込ユニット70は、画像情報に基づいてレーザーダイオードから発したレーザ光Lにより、プロセスユニット1Y,M,C,Kにおける感光体2Y,M,C,Kを光走査する。この光走査により、感光体2Y,M,C,K上にY,M,C,K用の静電潜像が形成される。なお、光書込ユニット70は、光源から発したレーザ光(L)を、図示しないポリゴンモータによって回転駆動したポリゴンミラーで主走査方向に偏光せしめながら、複数の光学レンズやミラーを介して感光体に照射するものである。
プロセスユニット1Y,M,C,Kの鉛直方向下方には、無端状の中間転写ベルト16を張架しながら図中反時計回り方向に無端移動せしめる転写ユニット15が配設されている。転写手段たる転写ユニット15は、中間転写ベルト16の他に、駆動ローラ18、従動ローラ17、4つの1次転写ローラ19Y,M,C,K、2次転写ローラ20、ベルトクリーニング装置21、クリーニングバックアップローラ22などを備えている。
中間転写ベルト16は、そのループ内側に配設された駆動ローラ18、従動ローラ17、クリーニングバックアップローラ22及び4つの1次転写ローラ19Y,M,C,Kによって張架されている。そして、図示しない駆動手段によって図中反時計回り方向に回転駆動される駆動ローラ18の回転力により、同方向に無端移動せしめられる。
4つの1次転写ローラ19Y,M,C,Kは、このように無端移動せしめられる中間転写ベルト16を感光体2Y,M,C,Kとの間に挟み込んでいる。この挟み込みにより、中間転写ベルト16のおもて面と、感光体2Y,M,C,Kとが当接するY,M,C,K用の1次転写ニップが形成されている。
1次転写ローラ19Y,M,C,Kには、図示しない転写バイアス電源によってそれぞれ1次転写バイアスが印加されており、これにより、感光体2Y,M,C,Kの静電潜像と、1次転写ローラ19Y,M,C,Kとの間に転写電界が形成される。なお、1次転写ローラ19Y,M,C,Kに代えて、転写チャージャーや転写ブラシなどを採用してもよい。
Y用のプロセスユニット1Yの感光体2Y表面に形成されたYトナーは、感光体2Yの回転に伴って上述のY用の1次転写ニップに進入すると、転写電界やニップ圧の作用により、感光体2Y上から中間転写ベルト16上に1次転写される。このようにしてYトナー像が1次転写せしめられた中間転写ベルト16は、その無端移動に伴ってM,C,K用の1次転写ニップを通過する際に、感光体2M,C,K上のM,C,Kトナー像が、Yトナー像上に順次重ね合わせて1次転写される。この重ね合わせの1次転写により、中間転写ベルト16上には4色トナー像が形成される。
転写ユニット15の2次転写ローラ20は、中間転写ベルト16のループ外側に配設されながら、ループ内側の従動ローラ17との間に中間転写ベルト16を挟み込んでいる。この挟み込みにより、中間転写ベルト16のおもて面と、2次転写ローラ20とが当接する2次転写ニップが形成されている。2次転写ローラ20には、図示しない転写バイアス電源によって2次転写バイアスが印加される。この印加により、2次転写ローラ20と、アース接続されている従動ローラとの間には、2次転写電界が形成される。
転写ユニット15の鉛直方向下方には、記録紙Pを複数枚重ねた紙束の状態で収容している給紙カセット30がプリンタの筐体に対してスライド着脱可能に配設されている。この給紙カセット30は、紙束の一番上の記録紙Pに給紙ローラ30aを当接させており、これを所定のタイミングで図中反時計回り方向に回転させることで、その記録紙Pを給紙路31に向けて送り出す。
給紙路31の末端付近には、レジストローラ対32が配設されている。このレジストローラ対32は、給紙カセット30から送り出された記録紙Pをローラ間に挟み込むとすぐに両ローラの回転を停止させる。そして、挟み込んだ記録紙Pを上述の2次転写ニップ内で中間転写ベルト16上の4色トナー像に同期させ得るタイミングで回転駆動を再開して、記録紙Pを2次転写ニップに向けて送り出す。
2次転写ニップで記録紙Pに密着せしめられた中間転写ベルト16上の4色トナー像は、2次転写電界やニップ圧の影響を受けて記録紙P上に一括2次転写され、記録紙Pの白色と相まって、フルカラートナー像となる。このようにして表面にフルカラートナー像が形成された記録紙Pは、2次転写ニップを通過すると、2次転写ローラ20や中間転写ベルト16から曲率分離する。そして、転写後搬送路33を経由して、後述する定着装置34に送り込まれる。
2次転写ニップを通過した後の中間転写ベルト16には、記録紙Pに転写されなかった転写残トナーが付着している。これは、中間転写ベルト16のおもて面に当接しているベルトクリーニング装置21によってベルト表面からクリーニングされる。中間転写ベルト16のループ内側に配設されたクリーニングバックアップローラ22は、ベルトクリーニング装置21によるベルトのクリーニングをループ内側からバックアップする。
定着装置34は、図示しないハロゲンランプ等の発熱源を内包する定着ローラ34aと、これに所定の圧力で当接しながら回転する加圧ローラ34bとによって定着ニップを形成している。定着装置34内に送り込まれた記録紙Pは、その未定着トナー像担持面を定着ローラ34aに密着させるようにして、定着ニップに挟まれる。そして、加熱や加圧の影響によってトナー像中のトナーが軟化せしめられて、フルカラー画像が定着せしめられる。
定着装置34内から排出された記録紙Pは、定着後搬送路35を経由した後、排紙路36と反転前搬送路41との分岐点にさしかかる。定着後搬送路35の側方には、回動軸42aを中心にして回動駆動される切替爪42が配設されており、その回動によって定着後搬送路35の末端付近を閉鎖したり開放したりする。定着装置34から記録紙Pが送り出されるタイミングでは、図8に示すように、切替爪42が実線で示す回動位置で停止して、定着後搬送路35の末端付近を開放している。よって、記録紙Pが定着後搬送路35から排紙路36内に進入して、排紙ローラ対37のローラ間に挟み込まれる。
図示しないテンキー等からなる操作部に対する入力操作や、図示しないパーソナルコンピュータ等から送られてくる制御信号などにより、片面プリントモードが設定されている場合には、排紙ローラ対37に挟み込まれた記録紙Pがそのまま機外へと排出される。そして、筐体の上カバー50の上面であるスタック部にスタックされる。
一方、両面プリントモードに設定されている場合には、先端側を排紙ローラ対37に挟み込まれながら排紙路36内を搬送される記録紙Pの後端側が定着後搬送路35を通り抜けると、切替爪42が図中点線の位置まで回動して、定着後搬送路35の末端付近が閉鎖されるとともに、排紙路36から反転前搬送路41に向かう通路が切替爪42によって連結される。これとほぼ同時に、排紙ローラ対37が逆回転を開始する。すると、記録紙Pは、今度は後端側を先頭に向けながら搬送されて、反転前搬送路41内に進入する。
図1は、本プリンタを正面側から示している。図紙面に直交する方向の手前側がプリンタの前面であり、奥側が後面である。また、本プリンタの図中右側が右側面、左側が左側面である。本プリンタの右端部は、回動軸40aを中心に回動することで筐体本体に対して開閉可能な反転ユニット40になっている。排紙ローラ対37が逆回転すると記録紙Pがこの反転ユニット40の反転前搬送路41内に進入して、鉛直方向上側から下側に向けて搬送される。そして、反転搬送ローラ対43のローラ間を経由した後、半円状に湾曲している反転搬送路44内に進入する。更に、その湾曲形状に沿って搬送されるのに伴って上下面が反転せしめられながら、鉛直方向上側から下側に向けての進行方向も反転して、鉛直方向下側から上側に向けて搬送される。その後、上述した給紙路31内を経て、2次転写ニップに再進入する。そして、もう一方の面にもフルカラー画像が一括2次転写された後、転写後搬送路33、定着装置34、定着後搬送路35、排紙路36、排紙ローラ対37を順次経由して、機外へと排出される。
上述の反転ユニット40は、外部カバー45と揺動体46とを有している。具体的には、反転ユニット40の外部カバー45は、プリンタ本体の筺体に設けられた回動軸40aを中心にして回動するように支持されている。この回動により、外部カバー45は、その内部に保持している揺動体46とともに筺体に対して開閉する。図中点線で示すように、外部カバー45がその内部の揺動体46とともに開かれると、反転ユニット40とプリンタ本体側との間に形成されていた給紙路31、2次転写ニップ、転写後搬送路33、定着ニップ、定着後搬送路35、排紙路36が縦に2分されて、外部に露出する。これにより、給紙路31、2次転写ニップ、転写後搬送路33、定着ニップ、定着後搬送路35、排紙路36内のジャム紙を容易に取り除くことができる。
また、揺動体46は、外部カバー45が開かれた状態で、外部カバー45に設けられた図示しない揺動軸を中心にして回動するように外部カバー45に支持されている。この回動により、揺動体46が外部カバー45に対して開かれると、反転前搬送路41や反転搬送路44が縦に2分されて外部に露出する。これにより、反転前搬送路41内や反転搬送路44内のジャム紙を容易に取り除くことができる。
プリンタの筺体の上カバー50は、図中矢印で示すように、回動軸51を中心にして回動自在に支持されており、図中反時計回り方向に回転することで、筺体に対して開いた状態になる。そして、筺体の上部開口を外部に向けて大きく露出させる。これにより、光書込ユニット71が露出する。
次に、本プリンタの特徴的な構成について説明する。
図3は、本プリンタの内部構成を示す斜視図である。プリンタの筐体内には、各種機器を支持するための本体フレームが立設せしめられており、この本体フレームは、前側板80、後側板90、シャフト100、図示しない左側板、梁板などから構成されている。前側板80は、プリンタの筐体内における正面側に配設される側板である。また、後側板90は、プリンタの筐体内における後面側に配設される側板である。これら前側板80と後側板90とは、所定の距離をおいて対向しながら直立するように、図示しない左側板によって連結されている。また、前側板80と後側板90との間に配設された図示しない梁板によっても連結されている。
所定の距離をおいて相対向する前側板80と後側板90との間には、図示しない転写ユニット、4つのプロセスユニット、潜像形成手段たる光書込ユニット70などが配設されている。同図では、4つのプロセスユニットのうち、最も右側にあるY用のプロセスユニット1Yだけが見えている。他のプロセスユニットは、光書込ユニット70の直下に位置しているため、同図では見えなくなっている。
先に示した図1において、筐体の上カバー50を開いても、4つのプロセスユニット1Y,M,C,Kは、それぞれ最も上方にある光書込ユニット70の直下に位置しているため、上方からそれらを見ることができない。また、光書込ユニット70が邪魔になるので、そのままでは上カバー50の開放によって出現した上部開口からそれらプロセスユニットに対してメンテナンス作業を行うことができない。
そこで、本プリンタでは、必要に応じて光書込ユニット70を4つのプロセスユニット1Y,M,C,Kの真上の位置である動作位置から待避させて、それらプロセスユニットを露出させるようにしている。
図3において、前側板80の上端部には、所定の深さで窪んでいる前側第1光学位置決め溝81と前側第2光学位置決め溝82とがプリンタの右側から左側に向けて所定の距離をおいて並ぶように形成されている。また、後側板90の上端部には、所定の深さで窪んでいる後側第1光学位置決め溝91と後側第2光学位置決め溝92とが、プリンタの右側から左側に向けて所定の距離をおいて並ぶように形成されている。
一方、光書込ユニット70は、図示しないポリゴンモータや、ポリゴンミラー、反射ミラー、レンズ等からなる光学系を内包するケーシング71、前フレーム72、後フレーム73、右連結棒74、引張コイルバネ75、図示しない左連結棒などを有している。なお、ケーシング71とこれに内包される各種機器とにより、光書込ユニット本体が構成されている。
光書込ユニット70の前フレーム72と後フレーム73とは、プリンタの前後方向に所定の距離をおいて対向するように、それらの右側端部付近が右連結棒74によって連結されている。また、それらの左側端部付近が図示しない左連結棒によって連結されている。これら前フレーム72と後フレーム73との間に、ケーシング71が保持されている。
光書込ユニット70のケーシング71の前側面には、前側第1位置決め軸71aと前側第2位置決め軸71bとがプリンタの右側から左側に向けて所定の距離をおいて並ぶように突設せしめられている。また、ケーシング71の後側面には、後側第1位置決め軸71cと後側第2位置決め軸71dとがプリンタの右側から左側に向けて所定の距離をおいて並ぶように突設せしめられている。
前フレーム72は、プリンタの右側から左側に向けて所定の距離をおいて並ぶ第1開口72aと第2開口72bとを有している。そして、ケーシング71の前側面から突出している前側第1位置決め軸71aを第1開口72a内に貫通させているとともに、ケーシング71の前側面から突出している前側第2位置決め軸71bを第2開口72b内に貫通させている。
また、後フレーム73は、プリンタの右側から左側に向けて所定の距離をおいて並ぶ第1開口73aと第2開口73bとを有している。そして、ケーシング71の後側面から突出している後側第1位置決め軸71cを第1開口73a内に貫通させているとともに、ケーシング71の後側面から突出している後側第2位置決め軸71dを第2開口73b内に貫通させている。
光書込ユニット70のケーシング71の各位置決め軸が前フレーム72や後フレームの開口内にある程度のガタツキをもって貫通することで、ケーシング71が前フレーム72や後フレーム73などに保持されている。なお、前フレーム72の第1開口72a、第2開口72b、後フレーム73の第1開口73a、第2開口73bは、それぞれ、フレームに設けられた「U」字状の切り欠き部の端が切り欠き端部閉鎖部材によって閉鎖されることで、楕円状の開口をなしている。これら切り欠き端部閉鎖部材はフレームにネジ止めされており、そのネジ操作によってフレームから取り外すことができる。ケーシング71を前フレーム72と後フレーム73との間にセットする際には、それぞれのフレームから切り欠き端部閉鎖部材を取り除いて、開口を「U」字状の切り欠き部にする。そして、フレームの各位置決め軸をその「U」字状の切り欠き部内に挿入した後、切り欠き端部閉鎖部材の取り付けによって各切り欠き部を開口にする。
前フレーム72と後フレーム73とを連結している右連結棒75の長手方向の中央には、引張コイルバネ75の一端側が固定されており、バネの他端側はケーシング71の右側面に固定されている。これにより、前フレーム72と後フレーム73との間のケーシング71がプリンタの左側から右側に向けて引っ張られる。この引っ張りにより、プリンタ内にセットする前の光書込ユニット70では、ケーシング71が前側位置決め軸71aを前フレーム72の第1開口72aの右内壁に突き当てつつ、後側位置決め軸71cを後フレーム73の第1開口73aの右内壁に突き当てる位置に係止される。
光書込ユニット70をプリンタ内にセットするときには、支持体たる本体フレームの前側板80と後側板90との間に架け渡されている図示のシャフト100がまだ存在していない。この状態で、光書込ユニット70を支持体の第1支持部たる前側板80と第2支持部たる後側板90との間に入れ込む。このとき、光書込ユニット70のケーシング71の前側第1位置決め軸71aを前側板80の前側第1光学位置決め溝81内に挿入する。また、ケーシング71の前側第2位置決め軸71bを前側板80の前側第2光学位置決め溝82内に挿入する。また、ケーシング71の後側第1位置決め軸71cを後側板90の後側第1光学位置決め溝91内に挿入する。また、ケーシング71の後側第2位置決め軸71dを後側板90の後側第2光学位置決め溝92内に挿入する。
このようにして光書込ユニット70を前側板80と後側板90との間に入れ込んだら、シャフト100を差し込む。具体的には、シャフト100を、前側板80に設けられた図示しないシャフト穴と、光書込ユニット70の前フレームに設けられた図示しないシャフト穴と、後フレームに設けられた図示しないシャフト穴と、後側板90に設けられた図示しないシャフト穴とに通す。そして、シャフト100の前側端部をフランジ、Eリング、差し込みピンなどによって前側板80に固定するとともに、後側端部を後側板90に固定する。これにより、光書込ユニット70のケーシング71の各位置決め軸(71a〜d)を、それぞれ対応する光学位置決め溝(81,82,91,92)の右側内壁に突き当てて、ケーシング71を位置決めする。同時に、ケーシング71の一端側の端部である前側端部を前側板80によって支持させるとともに、他端側の端部である後側端部を後側板90によって支持させる。
前側板80と後側板90との間にセットされた光書込ユニット70は、第1支持部たる前側板80と第2支持部たる後側板90との間に架け渡された支持体間軸部材であるシャフト100を中心にして、シャフト100に対して摺動回動することができる。具体的には、ケーシング71の各位置決め軸(71a〜d)は、それぞれ対応する光学位置決め溝(81,82,91,92)の幅よりも小径に形成されており、溝内を溝幅方向に移動することができる。但し、光書込ユニット70が図示のように動作位置にセットされている状態では、引張コイルバネ75の張力によってプリンタの右側に向けて引っ張られることで、光学位置決め溝の右内壁に突き当たっている。図示の状態から、シャフト100を中心にして光書込ユニット70を反時計回り方向に回転させると、ケーシング71の各位置決め軸(71a〜d)がそれぞれ対応する光学位置決め溝(81,82,91,92)の右内壁に摺擦しながら、溝内を鉛直方向下側から受け側に向けて移動し、やがて、溝内から出る。そして、図4に示すように、光書込ユニット70が概ね11時の位置である待避位置まで待避して、図示しない係止機構によってそこに係止される。これにより、光書込ユニット70の直下に位置していた4つのプロセスユニット1Y,M,C,Kが露出する。
後側板90における前側板80との対向面には、後側作像支持部93が突設せしめられている。この後側作像支持部93は、後側板90の本体と一体形成されたものであり、本体、後側作像支持部93ともに樹脂から構成されている。後側作像支持部93には、上端から下端に向けて延びる4つの後側作像位置決め溝93Y,M,C,Kが形成されている。同図には示していないが、本体フレームの前側板80における後側板90との対向面には、同様の4つの前側作像位置決め溝を有する前側作像支持部が形成されている。
4つのプロセスユニット1Y,M,C,Kの図示しない感光体(2Y,M,C,K)は、それぞれ筒部たるドラム部と、これの軸線方向の両端面からそれぞれ突出する軸部たる前ドラム軸及び後ドラム軸とを有している。プロセスユニット1Y,M,C,Kは、そのケーシングに設けられた図示しない軸穴を通してこれら前ドラム軸や後ドラム軸をケーシング外に突き出している。具体的には、M用のプロセスユニット1Mを例にすると、図5に示すように、ケーシングの前壁に設けられた図示しない軸穴を通して、ケーシング内の感光体2Mの前ドラム軸2aMをケーシング前方に向けて突き出している。また、ケーシングの後壁に設けられた図示しない軸穴を通して、ケーシング内の感光体2Mの後ドラム軸2bMをケーシング後方に向けて突き出している。そして、前ドラム軸2aMを本体フレームの前側板80の前側作像支持部におけるM用の前側作像位置決め溝83Mに係合させつつ、後ドラム軸2bMを本体フレームの後側板90の後側作像支持部におけるM用の後側作像位置決め溝93Mに係合させている。これらの係合により、M用のプロセスユニット1Mが位置決めされるとともに、その一端側の端部である前側端部が前側板80に支持され且つ他端側の端部である後側端部が後側板90に支持される。他色のプロセスユニット(1Y,C,K)も同様にして、位置決めされるとともに、前側板80や後側板90に支持される。
このように、本プリンタでは、潜像担持体たる感光体(2Y,M,C,K)として、円柱状の円柱部たるドラム部と、これの軸線方向の両端からそれぞれ突出する軸部たる前ドラム軸及び後ドラム軸とを有するものを用いている。そして、支持体たる本体フレームの一体形成部として、感光体の一端側の軸部である前ドラム軸を回転可能に支持しつつ潜像書込装置たる光書込ユニット70をその一端側である前側で支持する第1支持部としての前側板80を用いている。更には、感光体の他端側の軸部である後ドラム軸を回転可能に支持しつつ光書込ユニット70の他端側である後側を支持する第2支持部としての後側板90を用いている。そして、感光体の前ドラム軸と光書込ユニット70の前側とを本体フレームの一体形成部である前側板80で支持している。また、感光体の後ドラム軸と光書込ユニット70の後側とを本体フレームの一体形成部である後側板90で支持している。かかる構成では、感光体と光書込ユニット70とを互いにガタツキのある別体で支持する場合に比べて、プリンタの前側や後側における感光体と光書込ユニット70との相対位置誤差による光書込ユニット70の感光体軸線方向前側における光書込位置精度の低下を抑えることができる。なお、一体形成部とは、金属や樹脂などの素材が同一の型によって一体的に成形された部分である。異なる型による2つの部材が接着や溶接等の手段によって接合されたものは一体形成部ではない。
図4に示したように、光書込ユニット70を待避位置に待避させて各色のプロセスユニット1Y,M,C,Kを大きく露出させることで、それらを容易に着脱することができる。なお、これらプロセスユニット1Y,M,C,Kは、現像装置内のトナーが無くなった時点で、新たなものと交換される。
図1に示したように、本プリンタでは、潜像担持体として、Y,M,C,K用の4つの感光体2Y,M,C,Kを設け、これらの一端側の軸部である前ドラム軸をそれぞれ第1支持部たる前側板80(図4参照)によって回転可能に支持させている。また、それら感光体2Y,M,C,Kの他端側の軸部である後ドラム軸をそれぞれ第2支持部たる後側板90によって回転可能に支持させている。更には、それら感光体2Y,M,C,K上でそれぞれ現像された可視像としてのY,M,C,Kトナー像を転写体たる中間転写ベルト(16)に重ね合わせて転写する転写手段としての転写ユニット(15)を設けている。かかる構成では、各感光体2Y,M,C,Kと、光書込ユニット70とをそれぞれ一体形成部たる前側板80や後側板90によって支持して両者の相対位置誤差による書込位置精度の低下をそれぞれ抑えることで、中間転写ベルト(16)上における各色トナー像の相対位置ズレ(色ズレ)を抑えることができる。
また、本プリンタでは、自らの前側作像位置決め溝83Y,M,C,Kに対し、感光体2Y,M,C,Kの前ドラム軸を光書込ユニット70の動作位置に向けてスライド移動可能に係合させ、且つ動作位置に向けて所定の距離をスライド移動した前ドラム軸を前側作像位置決め溝83Y,M,C,Kの上端部から離脱させて前ドラム軸との係合を解除させるように前側板80を構成している。更に、自らの後側作像位置決め溝93Y,M,C,Kに対し、感光体2Y,M,C,Kの後ドラム軸を光書込ユニット70の動作位置に向けてスライド移動可能に係合させ、且つ動作位置に向けて所定の距離をスライド移動した後ドラム軸を後側作像位置決め溝93Y,M,C,Kの上端部から離脱させて後ドラム軸との係合を解除させるように後側板90を構成している。かかる構成では、光書込ユニット70の回動によって障害物がなくなった動作位置に向けて各感光体2Y,M,C,Kをスライド移動させたり、逆方向に向けてスライド移動させたりすることで、感光体2Y,M,C,Kを前側板80や後側板90に対して容易に着脱することができる。
また、本プリンタでは、光書込ユニット70として、1つのユニットによって4つの感光体2Y,M,C,Kに対してそれぞれ潜像を書き込み可能なものを用いている。かかる構成では、それぞれの感光体4Y,M,C,Kへの光書込のための専用の潜像書込装置をそれぞれ個別に設ける場合とは異なり、1つのユニットの位置決めにより、各感光体2Y,M,C,Kに対する光書込位置を決めることができる。これにより、位置決め操作や潜像書込装置のセット操作をより簡略化させてメンテナンス性を向上させることができる。
先に図4に示した光書込ユニット70において、前側板80に接触しながら前側板80に支持される第1被支持部たる前側第1位置決め軸71aと、後側板90に接触しながら後側板90に支持される第2被支持部たる後側第1位置決め軸71cとを結んで被支持部間仮想線分を描いたとする。また、前側板80に接触しながら前側板80に支持される第1被支持部たる前側第2位置決め軸71bと、後側板90に接触しながら後側板90に支持される第2被支持部たる後側第2位置決め軸71dとを結んで被支持部間仮想線分を描いたとする。また、各感光体の前ドラム軸と後ドラム軸とを結ぶ潜像担持体両端部間仮想線分を描いたとする。これらの仮想線分はそれぞれ水平方向に延在しており、互いに平行な関係になる。これにより、各感光体の長手方向(軸線方向)と、光書込ユニット70による主走査方向(光の偏光方向)とを互いに平行にして、両者の平行度を管理し易くすることができる。
本プリンタでは、図4に示したように、上述の被支持部間仮想線分を、潜像担持体両端部間仮想線分よりも長くするように、各感光体(2Y,M,C,K)と光書込ユニット70とを構成している。かかる構成では、前側板80における感光体支持箇所である各前側作像位置決め溝(83Y,M,C,K)や、後側板90における感光体支持箇所である各後側作像位置決め溝(93Y,M,C,K)を、次のように位置させる。即ち、前側板80における光書込ユニット支持箇所である各前側光学位置決め溝(81,82)や、後側板90における光書込ユニット支持箇所である各後側光学位置決め溝(91,92)よりも側板対面方向の内側に位置させる。これにより、各側板(80,90)に対する各光学位置決め溝(81,82,91,92)と、各側板に対する各作像位置決め溝(83Y〜K、93Y〜K)との位置を互いに側板対面方向にずらして、レイアウト自由度を向上させることができる。そして、重量バランスや耐振動性に優れた位置に各光学位置決め溝や各作像位置決め溝を設けることができる。
上述のように、光書込ユニット80は、前側板80と後側板90との間に架け渡された支持部間軸部材であるシャフト100を中心に回動することで、4つのプロセスユニット1Y,M,C,Kとの対面位置である動作位置と、非対面位置である待避位置との間を移動する。かかる構成では、光書込ユニット80におけるシャフト100との摺動位置を常に前側板80や後側板90に対して同一位置に固定しながら、光書込ユニット80を動作位置と待避位置との間で移動させる。これにより、スライド移動させる場合に比べて、光書込ユニット80を容易に位置決めすることができる。
光書込ユニット70は、両側板(80,90)の対面方向と直交する方向の一端部(支持部間直交方向一端部)である左側端部がシャフト100によって回動可能に支持されている。この一方で、定着手段たる定着装置(図1の34)は、同方向における光書込ユニット70の他端部(支持部間直交方向他端部)である右側端部の近傍に配設されている。かかる構成では、光書込ユニット70の回動操作により、光書込ユニット70の右側端部を定着装置(34)から大きく離間させて、定着装置(34)周辺の紙搬送路を大きく露出させる。そして、これにより、定着装置(34)周辺のジャム処理操作性を向上させることができる。
図6は、実施形態に係るプリンタの変形例装置の内部構成を示す斜視図である。この変形例装置は、光書込ユニット70のケーシング71を3点支持にした点が実施形態に係るプリンタと異なっている。ケーシング71の前壁には、前側第1位置決め軸71aだけが突設せしめられている。また、後壁には、後側第1位置決め軸71cだけが突設せしめられている。このように、前側、後側にそれぞれ第1位置決め軸だけが設けられたことにより、ケーシング71がそれら軸を中心にして回動可能に前フレーム72や後フレーム73に支持される。但し、ケーシング71の左壁における側板対面方向(前後方向)の中央には、シャフト係合部71eが設けられており、これがシャフト100に係合することで、ケーシング71の位置決め軸を中心にした回動が阻止される。シャフト係合部71eは、ケーシング71における側板対面方向の中央に設けられているので、ケーシング71の側板対面方向の中央をシャフト100によって位置決めすることができる。
シャフト係合部71eは、図7に示すように、U字状の切り欠き部を有しており、この切り欠き部の第1直線内壁とこれに対向する第2直線内壁とでシャフト100を挟み込むようにしてシャフト100に係合する。この挟み込みにより、シャフト100を中心とする光書込ユニット70の回動時にシャフト係合部71eをシャフト100上でがたつかせるといった事態を回避することができる。
本プリンタでは、前側板80と後側板90とによって光書込ユニット70の全重量における80[%]以上の重量を支持させるようにしている。これにより、シャフト100に対する光書込ユニット70の重量による負荷を軽減して、シャフト100の撓みによる光書込位置精度の低下を抑えることができる。
なお、これまで、図1における図紙面に直交する方向の手前側をプリンタの前面側、図中右側をプリンタの右側、図中左側をプリンタの左側として説明してきたが、プリンタの前後左右方向については、どのように設定してもよい。例えば、図1における図中右側をプリンタの前側、図中左側をおうプリンタの後側、図紙面に直交する方向の手前側をプリンタの左側、図紙面に直交する方向の奥側をプリンタの右側としてもよい。
これまで、磁性キャリアを含まずにトナーを主成分とする一成分現像剤を用いて潜像を現像する一成分現像方式を採用したプリンタの例について説明したが、磁性キャリアとトナーとを含有する二成分現像剤を用いる二成分現像方式を採用した画像形成装置にも、本発明の適用が可能である。
また、光書込ユニット70を単独で回動させて4つのプロセスユニットとの対面位置から待避させる構成のプリンタの例について説明したが、光書込ユニット70等の潜像書込装置を開閉扉やその他の何らかの部材とともに移動させるようにした画像形成装置にも、本発明の適用が可能である。
以上、実施形態に係るプリンタや変形例装置においては、支持体として、潜像担持体たる感光体2Y,M,C,K及び潜像書込装置たる光書込ユニット70の一端側である前側を支持する第1支持部としての前側板80と、感光体2Y,M,C,K及び光書込ユニット70の他端側である後側を支持する第2支持部としての後側板90とを設けたものであって、前側板80における感光体支持箇所と光書込ユニット支持箇所とを一体形成部で構成し、且つ前側板80とは別体である後側板90における感光体支持箇所と光書込ユニット支持箇所とを一体形成部で構成したものを用いている。かかる構成では、上述したように、感光体2Y,M,C,Kと光書込ユニット70とを互いにガタツキのある別体で支持する場合に比べて、プリンタの前側や後側における感光体2Y,M,C,Kと光書込ユニット70との相対位置誤差による光書込ユニット70の感光体軸線方向前側における光書込位置精度の低下を抑えることができる。
また、4つの感光体2Y,M,C,Kを設け、これら感光体の一端側である前ドラム軸をそれぞれ前側板80によって回転可能に支持させるとともに、それら感光体の他端側である後ドラム軸をそれぞれ後側板90によって回転可能に支持させ、且つ、それら感光体上でそれぞれ現像された可視像たるY,M,C,Kトナー像を転写体たる中間転写ベルト16に重ね合わせて転写する転写手段たる転写ユニット15を設けている。かかる構成では、上述したように、各感光体2Y,M,C,Kと、光書込ユニット70とをそれぞれ一体形成部たる前側板80や後側板90によって支持して両者の相対位置誤差による書込位置精度の低下をそれぞれ抑えることで、中間転写ベルト(16)上における各色トナー像の相対位置ズレ(色ズレ)を抑えることができる。
また、第1支持部たる前側板80として、感光体2Y,M,C,Kの一端側である前ドラム軸を感光体の回転動作位置(前側作像位置決め溝83Y,M,C,Kにおける下端部)から光書込ユニット70の動作位置に向けて案内する案内部(前側作像位置決め溝における下端部を除く部分)を設けたものを用いている。また、第2支持部たる後側板90として、感光体2Y,M,C,Kの他端側である後ドラム軸を感光体の回転動作位置(後側作像位置決め溝93Y,M,C,Kの下端部)から光書込ユニット70の動作位置に向けて案内する案内部(後側作像位置決め溝における下端部を除く部分)を設けたものを用いている。更に、感光体2Y,M,C,Kの前側及び後側をそれぞれ対応する案内部内でスライド移動させて感光体2Y,M,C,Kを前側板80及び後側板90に着脱するようにしている。かかる構成では、光書込ユニット70の回動によって障害物がなくなった動作位置に向けて各感光体2Y,M,C,Kをスライド移動させたり、逆方向に向けてスライド移動させたりすることで、感光体2Y,M,C,Kを前側板80や後側板90に対して容易に着脱することができる。
また、光書込ユニット70として、1つのユニットによって4つの感光体2Y,M,C,Kに対してそれぞれ潜像を書き込み可能なものを用いているので、それぞれの感光体に光書込を行う専用の潜像書込装置をそれぞれ個別に設ける場合よりも、位置決め操作や潜像書込装置のセット操作をより簡略化させてメンテナンス性を向上させることができる。
また、光書込ユニット70における、前側板80に接触しながら前側板80に支持される第1被支持部たる前側第1位置決め軸71a、前側第2位置決め軸71bと、後側板90に接触しながら後側板90に支持される第2被支持部たる後側第1位置決め軸71c、後側第2位置決め軸71dとを結ぶ線分である被支持部間仮想線分を、感光体の前ドラム軸と後ドラム軸とを結ぶ仮想線分である潜像担持体両端部間仮想線分に対して平行にするように、それら位置決め軸、前ドラム軸及び後ドラム軸を配設している。かかる構成では、上述したように、各感光体の長手方向(軸線方向)と、光書込ユニット70による主走査方向(光の偏光方向)とを互いに平行にして、両者の平行度を管理し易くすることができる。
また、上記被支持部間仮想線分が、上記潜像担持体両端部間仮想線分よりも長くなっているので、上述したように、重量バランスや耐振動性に優れた位置に各光学位置決め溝や各作像位置決め溝を設けることができる。
また、前側板80と後側板90との間に架け渡された支持部間軸部材であるシャフト100を設けるとともに、光書込ユニット70を、シャフト100を中心にした回動により自らの動作位置と待避位置との間で移動させるようにしている。かかる構成では、上述したように、スライド移動させる場合に比べて、光書込ユニット80を容易に位置決めすることができる。
また、光書込ユニット70におけるシャフト100の軸線方向と直交する方向の一端部(支持部間直交方向一端部)である左側端部シャフト100によって回動可能に支持させるとともに、感光体上で現像されたトナー像が中間転写体たる中間転写ベルト16を介して転写せしめられた記録紙Pにトナー像を定着せしめる定着手段としての定着装置34を、同方向における光書込ユニット70の他端部(支持部間直交方向他端部)である右側端部の近傍に配設している。かかる構成では、上述したように、定着装置34周辺のジャム処理操作性を向上させることができる。
また、前側板80と後側板90との間に架け渡した架け渡し部材たるシャフト100により、光書込ユニット70における左側端部を支持しているので、シャフト100によって光書込ユニット70の左側端部を位置決めすることができる。
また、上記架け渡し部材としてシャフト100を用い、シャフト100に光書込ユニット70の左側端部を支持させたことで、光書込ユニット70を回動させるための回動軸としてのシャフト100を光書込ユニット70の左側端部の支持部として兼用することができる。
また、光書込ユニット70と前側板80との直接接触、及び光書込ユニット70と後側板90との直接接触により、光書込ユニット70の全重量における80[%]以上の重量を支持させるようにしているので、シャフト100に対する光書込ユニット70の重量による負荷を軽減して、シャフト100の撓みによる光書込位置精度の低下を抑えることができる。
また、感光体2Y,M,C,K及び光書込ユニット70をそれぞれ前側板80及び後側板90のみによって支持させるようにしているので、光書込ユニット70の一部を、各感光体を支持する部材とは別体の部材に支持させることによる光書込位置精度の低下を回避することができる。
実施形態に係るプリンタを示す概略構成図。 同プリンタのK用のプロセスユニットを示す拡大構成図。 同プリンタの内部構成を示す斜視図。 光書込ユニットを待避位置に待避させた状態の同内部構成を示す斜視図。 同内部構成を示す横断面図。 同プリンタの変形例装置の内部構成を示す斜視図。 同変形例装置のシャフト係合部とシャフトとを示す拡大構成図。 同プリンタの切替爪とその周囲構成とを示す拡大構成図。
符号の説明
1Y,M,C,K:プロセスユニット
2Y,M,C,K:感光体(潜像担持体)
2aM:前ドラム軸(潜像担持体の一端側)
2bM:後ドラム軸(潜像担持体の他端側)
4K:帯電装置(帯電手段)
5K:現像装置(現像手段)
15:転写ユニット(転写手段)
16:中間転写ベルト(中間転写体)
34:定着装置(定着手段)
70:光書込ユニット(潜像書込装置)
71:ケーシング
71a:前側第1位置決め軸(第1被支持部)
71b:前側第2位置決め軸(第1被支持部)
71c:後側第1位置決め軸(第2被支持部)
71d:後側第2位置決め軸(第2被支持部)
80:前側板(支持体の一体形成部、第1支持部)
90:後側板(支持体の一体形成部、第2支持部)
100:シャフト(支持部間軸部材)
P:記録紙(記録部材)

Claims (16)

  1. 無端移動する表面に潜像を担持する潜像担持体と、該表面に潜像を書き込むための書込動作を行う動作位置と該書込動作を行わない待避位置との間で移動可能な潜像書込装置と、該潜像担持体及び潜像書込装置を支持する支持体とを備える画像形成装置において、
    上記支持体として、上記潜像担持体を支持する箇所と上記潜像書込装置を支持する箇所とを一体形成部で構成したものを用いたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1の画像形成装置において、
    上記支持体として、上記潜像担持体及び潜像書込装置の一端側を支持する第1支持部と、該潜像担持体及び潜像書込装置の他端側を支持する第2支持部とを設けたものであって、該第1支持部における該潜像担持体の一端側を支持する箇所と潜像書込装置の一端側を支持する箇所とを上記一体形成部で構成し、且つ該第1支持部とは別体である該第2支持部における該潜像担持体の他端側を支持する箇所と該潜像書込装置の他端側を支持する箇所とを上記一体形成部で構成したものを用いたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2の画像形成装置において、
    上記潜像担持体を複数設け、これら潜像担持体の上記一端側をそれぞれ上記第1支持部によって支持させるとともに、それら潜像担持体の他端側をそれぞれ上記第2支持部によって支持させるようにし、且つ、それら潜像担持体上でそれぞれ現像された可視像を転写体に重ね合わせて転写する転写手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項2又は3の画像形成装置において、
    上記第1支持部として、上記潜像担持体の上記一端側を該潜像担持体の動作位置から上記潜像書込装置の動作位置に向けて移動可能に支持するものを用いるとともに、上記第2支持部として、該潜像担持体の上記他端側を該潜像担持体の動作位置から該潜像書込装置の動作位置に向けて移動可能に支持するものを用いたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4の画像形成装置において、
    上記第1支持部として、上記潜像担持体の上記一端側を該潜像担持体の動作位置から上記潜像書込装置の動作位置に向けて案内する案内部を設けたものを用いるとともに、上記第2支持部として、該潜像担持体の上記他端側を該潜像担持体の動作位置から該潜像書込装置の動作位置に向けて案内する案内部を設けたものを用い、該潜像担持体の該一端側及び他端側をそれぞれ対応する案内部内でスライド移動させて該潜像担持体を該第1支持部及び第2支持部に着脱するようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項3の画像形成装置において、
    上記潜像書込装置として、1つの潜像書込ユニットによって上記複数の潜像担持体に対してそれぞれ潜像を書き込み可能なものを用いたことを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項2乃至6の何れかの画像形成装置において、
    上記潜像書込装置における、上記第1支持部に接触しながら該第1支持部に支持される第1被支持部と、上記第2支持部に接触しながら該第2支持部に支持される第2被支持部とを結ぶ線分である被支持部間仮想線分が、上記潜像担持体における上記一端側の端部と上記他端側の端部とを結ぶ仮想線分である潜像担持体両端部間仮想線分に対して平行になるように構成したことを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項7の画像形成装置において、
    上記被支持部間仮想線分が、上記潜像担持体両端部間仮想線分よりも長くなるように構成したことを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項2乃至8の何れかの画像形成装置において、
    上記第1支持部と上記第2支持部との間に架け渡された支持部間軸部材を設けるとともに、上記潜像書込装置を、該支持部間軸部材を中心にした回動により自らの動作位置と上記待避位置との間で移動させるようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項9の画像形成装置において、
    上記潜像書込装置における上記支持部間軸部材の軸線方向と直交する方向の一端部である支持部間直交方向一端部を該支持部間軸部材によって回動可能に支持させるとともに、上記潜像担持体上で現像された可視像が直接あるいは中間転写体を介して転写せしめられた記録部材に該可視像を定着せしめる定着手段を、該支持部間直交方向における該潜像書込装置の他端部である支持部間直交方向他端部の近傍に配設したことを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項10の画像形成装置において、
    上記第1支持部と上記第2支持部との間に架け渡した架け渡し部材あるいは該第1支持部と該第2支持部とを連結する連結部材を設け、上記潜像書込装置における上記支持部間直交方向一端部又は支持部間直交方向他端部を該架け渡し部材又は該連結部材で支持させたことを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項11の画像形成装置において、
    上記架け渡し部材として上記支持部間軸部材を用い、該支持部間軸部材に上記潜像書込装置における上記支持部間直交方向一端部を支持させたことを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項11又は12の画像形成装置において、
    上記潜像書込装置と上記第1支持部との直接接触、及び該潜像書込装置と上記第2支持部との直接接触により、該潜像書込装置の全重量における80[%]以上の重量を支持させるようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  14. 請求項2乃至13の何れかの画像形成装置において、
    上記潜像担持体及び潜像書込装置をそれぞれ上記第1支持部及び第2支持部のみによって支持させるようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  15. 無端移動する表面に潜像を担持する潜像担持体と、該表面を一様帯電せしめる帯電手段と、該表面に潜像を書き込む潜像書込装置と、該潜像担持体に担持された潜像を現像する現像手段とを備え、且つ、該潜像書込装置を、書込動作を行う動作位置と、待避位置との間で移動可能に構成した画像形成装置に搭載され、少なくとも該潜像担持体と、該帯電手段又は現像手段とを1つのユニットとして共通の保持体に保持させて画像形成装置本体に対して一体的に着脱可能にしたプロセスユニットにおいて、
    上記プロセスユニットの上記潜像担持体を上記潜像書込装置とともに、画像形成装置内でこれらを支持する支持体における一体形成部で支持させるようにしたことを特徴とするプロセスユニット。
  16. 無端移動する表面に潜像を担持する潜像担持体と、該表面を一様帯電せしめる帯電手段と、該表面に潜像を書き込む潜像書込装置と、を備え、且つ、該潜像書込装置を、書込動作を行う動作位置と、待避位置との間で移動可能に構成した画像形成装置に搭載される該潜像書込装置において、
    上記潜像書込装置を上記潜像担持体とともに、画像形成装置内でこれらを支持する支持体における一体形成部で支持させるようにしたことを特徴とする潜像書込装置。
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