JP2002214869A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002214869A
JP2002214869A JP2001012983A JP2001012983A JP2002214869A JP 2002214869 A JP2002214869 A JP 2002214869A JP 2001012983 A JP2001012983 A JP 2001012983A JP 2001012983 A JP2001012983 A JP 2001012983A JP 2002214869 A JP2002214869 A JP 2002214869A
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Shigeru Hoashi
滋 帆足
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 色ずれのない良好な画像を形成する。 【解決手段】 駆動フレーム46の板厚t1を本体フレ
ームの板厚よりも厚く設定するとともに、複数の駆動ユ
ニット45Y、45M、45C、45Bkを駆動フレー
ム46に対して位置決め固定して一体化する。この一体
化した状態で、駆動フレーム46を画像形成装置本体の
本体フレームに位置決め固定する。これにより、本体フ
レームの板厚を厚くする必要がないので、本体フレーム
を厚くすることによる重量増加やコストアップを抑制し
つつ、各駆動ユニットに接続する感光ドラムの中心軸間
の相対位置精度を高めて色ずれのない良好な画像を形成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の画像形成部
を有するプリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像形成
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、複写機等の4色フルカラーの
画像形成装置において、イエロー、マゼンタ、シアン、
ブラックの各色のトナー像を形成する4箇所の画像形成
部を備え、各画像形成部ごとに、感光ドラム(像担持
体)を有するプロセスカートリッジをそれぞれ装着する
ものが知られている。
【0003】図8は、このような画像形成装置における
の駆動部45を上方から見た図である。駆動部45は、
各色ごとに4個の駆動ユニット45Y、45M、45
C、45Bk有していて、これらの駆動ユニット45
Y、45M、45C、45Bkは、画像形成装置本体
(不図示:以下「装置本体」という。)の後部において
垂直に配設された後フレーム(本体フレーム)42に固
定されている。
【0004】各駆動ユニット45Y、45M、45C、
45Bkは、イエローの駆動ユニット45Yを例に説明
すると、モータ47の回転がピニオン48、中間ギヤ5
0、大歯車49、この大歯車49と一体で先端に芯決め
部51を有する大ギヤ軸52等を介して、三角カップリ
ング54に伝達されるようになっている。各画像形成ユ
ニット45Y、45M、45C、45Bkは、後フレー
ム42に対してそれぞれ個別に固定されている。
【0005】各色のプロセスカートリッジ(不図示)
は、装置本体の手前側から奥側に向けて(同図中の下方
から上方に向けて)装着される。この際、プロセスカー
トリッジは、その奥側の側面を、駆動ブロック56に当
接させることで位置決めされる。さらに、プロセスカー
トリッジ内の感光ドラムは、中心軸(その軸心をC1、
C2、C3、C4で表す。)が三角カップリング54に
係合されて、中心軸と大ギヤ軸52とが同軸に位置決め
されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ここで、図8の左に示
すように、プロセスカートリッジの理想的な着脱方向を
z軸方向、駆動ユニット45Y、45M、45C、45
Bkの整列方向をx軸方向、これらz軸及びx軸に直角
な方向をy軸方向(不図示)と決める。
【0007】これによると、図8に示すような駆動部を
有する画像形成装置では、各プロセスカートリッジを装
置本体に装着したときに、感光ドラムの中心軸の軸心C
1、C2、C3、C4がx軸方向に振れたり、y軸方向
に倒れたりして、各色間で画像がずれる傾向にあった。
【0008】その原因は、後フレーム42の板厚t2が
比較的薄く、しかも、後フレーム42には、それぞれの
プロセスカートリッジ内に設けられた感光ドラム、現像
器、帯電器等に駆動力を伝達するためのカップリング
や、高圧接点ポートや、メモリコネクタ等と装置本体と
を接続するための大きな開口部が設けられているからで
ある。
【0009】さらに、例えば、z軸を基準としたとき
の、図8中の軸心C3、C4のx軸方向の振れについ
て、軸心C3と軸心C4とが逆向きに同じ角度だけ振れ
ていた場合には、軸心C3に対する軸心C4振れは、2
倍となって表れ、ずれが大きくなる傾向にある。
【0010】このように、軸心相互の位置関係がずれる
と、各感光ドラム上に形成したトナー像を、記録材又は
中間転写体上へ順次に転写したときに、転写位置が理想
的な位置からずれてしまう。こうして位置ずれが発生す
ると、多色画像の場合には色の画像間隔のずれや重なり
となり、カラー画像の場合には色味の違い、さらにはひ
どくなると色ずれとなって画像の品質を低下させること
になる。
【0011】なお、このような不具合の解消方法とし
て、後フレームの板厚を厚くして剛性を高めるというも
のが考えられるが、この場合には、重量増加やコストア
ップが大きいという別な問題が発生する。
【0012】本発明は、上述事情に鑑みてなされたもの
であり、重量増加やコストアップを抑制しつつ、各像担
持体(感光ドラム)間の相対位置精度を高めて色ずれの
ない良好な画像を形成することができるようにした画像
形成装置を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの請求項1に係る本発明は、画像形成装置本体側に整
列状態で配設された複数の駆動ユニットと、像担持体を
有し前記画像形成装置本体に装着されることにより前記
像担持体が前記駆動ユニットに連結されて位置決めされ
る着脱自在な複数のプロセスカートリッジとを備えた画
像形成装置において、前記画像形成装置本体側に配設さ
れた本体フレームと、前記本体フレームに位置決め固定
される駆動フレームと、を備え、前記駆動フレームの板
厚を前記本体フレームの板厚よりも厚く設定するととも
に、前記複数の駆動ユニットを前記駆動フレームに対し
て位置決め固定して一体化し、前記複数の駆動ユニット
が一体化された状態の前記駆動フレームを前記本体フレ
ームに位置決め固定する、ことを特徴とする。
【0014】請求項2に係る本発明は、請求項1に記載
の画像形成装置において、前記駆動ユニットが前記像担
持体を駆動する駆動軸を有し、前記プロセスカートリッ
ジを前記画像形成装置本体に装着したときに、前記像担
持体の中心軸が継ぎ手を介して前記駆動軸に接続される
とともに、前記中心軸が前記駆動軸と同軸上に配置され
る、ことを特徴とする。
【0015】請求項3に係る本発明は、請求項1又は2
に記載の画像形成装置において、前記駆動ユニットは突
き当て部材を有し、前記画像形成装置本体に対して前記
プロセスカートリッジを前記像担持体の中心軸に沿った
方向に移動させて装着し、前記プロセスカートリッジの
奥側の端面を前記突き当て部材に突き当てて前記プロセ
スカートリッジの着脱方向の位置決めを行う、ことを特
徴とする。
【0016】請求項4に係る本発明は、請求項1ないし
3のいずれかに記載の画像形成装置において、前記像担
持体の中心軸が、前記像担持体の中心を貫通する軸であ
る、ことを特徴とする。
【0017】請求項5に係る本発明は、請求項1ないし
4のいずれか記載の画像形成装置において、前記複数の
駆動ユニットは、それぞれ個別の駆動源を有する、こと
を特徴とする。
【0018】請求項6に係る本発明は、請求項4又は5
に記載の画像形成装置において、前記画像形成装置本体
に対して前記プロセスカートリッジを着脱するための開
口部と、前記開口部を開閉する開閉扉と、を備え、前記
開閉扉は、閉鎖時に、装着後の前記プロセスカートリッ
ジの前記像担持体の中心軸の非駆動側の端部に係合して
前記中心軸の位置決めを行う位置決め部を有する、こと
を特徴とする。
【0019】請求項7に係る本発明は、請求項6に記載
の画像形成装置において、前記開閉扉を前記本体フレー
ムのうちの前記開閉扉を有する部分よりも強固な部材で
形成するとともに、前記位置決め部を複数設け、前記開
閉扉の閉鎖時に、前記複数の位置決め部を前記複数の像
担持体の非駆動側の端部に同時に係合させる、ことを特
徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明の実
施の形態について説明する。
【0021】〈実施の形態1〉 [画像形成装置の全体の説明]まず、図1を参照して画
像形成装置の全体の概略構成を説明する。
【0022】図1に、本発明に係る画像形成装置の一例
を示す。同図は、4箇所の画像形成部(4個の画像形成
ステーション)を有する4色フルカラーの画像形成装置
(プリンタ)の概略構成を示す縦断面図である。
【0023】同図に示す画像形成装置は、同図中の左側
から順に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)、ブラック(Bk)用の感光ドラム(像担持体)
1をそれぞれ有する画像形成部(画像形成ステーショ
ン)SY、SM、SC、SBkと、これら画像形成部S
Y、SM、SC、SBkで形成されたそれぞれの色のト
ナー像が順次に一次転写される中間転写ベルト(中間転
写体)2と、中間転写ベルト2上のトナー像を記録材P
(例えば紙)に一括で二次転写する二次転写ローラ(転
写部材)3と、記録材Pを給搬送する給搬送手段4と、
記録材P上に転写されたトナー像を定着する定着装置
(定着手段)5とを備えている。
【0024】画像形成部SY、SM、SC、SBkに
は、上述の感光ドラム1の外に、帯電器(帯電手段)6
と、露光器(露光手段)7と、現像器(現像手段)8と
が設けられている。
【0025】つづいて、上述の各構成部材(構成手段)
について順次に詳述する。
【0026】[像担持体(感光ドラム)]像担持体とし
ては、ドラム形の電子写真感光体(感光ドラム)1が使
用されている。感光ドラム1は、現像器8(図1では現
像ローラ)を支持する現像ユニットとともにプロセスカ
ートリッジ9に一体的に組み込まれている。このプロセ
スカートリッジ9は、画像形成装置本体(以下「装置本
体」という。)Mに対して着脱自在であり、感光ドラム
1の寿命に合わせてユニットごと容易に交換できるよう
になっている。本実施の形態では、感光ドラム1は、ア
ルミシリンダの外側に有機光導電体(OPC)層を塗布
して構成し、現像ユニット9を構成する容器によって回
転自在保持されている。また感光ドラム1は、その軸方
向についての同図中裏面側の端部に駆動モータ(不図
示)の駆動力が伝達されることにより、同図中の反時計
回りに回転させるようになっている。
【0027】[帯電手段(帯電器)]帯電器6は、ロー
ラ状の部材を感光ドラム1表面に対向するように配置し
たものであり、注入帯電方法を採用している。帯電器6
に対する印加電圧を帯電剤(例えば、帯電器表面に担持
された導電性のキャリヤ)を介して感光ドラム1の表面
を所定の極性・電位に一様に帯電させるものである。図
1に示す画像形成装置では、帯電器6は、感光ドラム1
や現像器8とともに、プロセスカートリッジ9に一体的
に組み込まれている。
【0028】[露光手段(露光器)]感光ドラム1表面
の露光は、露光器(スキャナ)7によって行われる。す
なわち、画像信号がレーザダイオード(不図示)に与え
られると、このレーザダイオードは画像信号に対応する
画像光をポリゴンミラー10へ照射する。このポリゴン
ミラー10はスキャナモータ(不図示)によって高速回
転し、画像光を反射する。反射された画像光は、結像レ
ンズ11を介して、一定速度で回転する感光ドラム1の
表面を選択的に露光する。この結果、感光ドラム1表面
に静電潜像が形成される。
【0029】[現像手段(現像器)]現像器8は、上述
の露光器7によって形成された静電潜像にトナーを付着
させて可視化(現像)するため、画像形成部SY、S
M、SC、SBkごとに、イエロー、マゼンタ、シア
ン、ブラック用の現像ローラを有している。各色の現像
ローラは、感光ドラム1表面に対向する位置に、微小間
隙を介して配置されている。各色の現像器8は、現像容
器内のトナーを送り機構によって送り込み、現像ローラ
の外周面にトナー(非磁性)とキャリヤ(磁性)とを混
合させた粉末(現像剤)を同図の時計回りに回転する現
像ローラの外周面に薄層担持する。その後、薄層担持し
た現像剤を、現像ローラの回転によって感光ドラム1表
面に対向する現像位置に搬送し、感光ドラム1表面の静
電潜像に付着させて、静電潜像をトナー像として現像す
る。
【0030】[中間転写体]中間転写体として無端状に
形成されたの中間転写ベルト2は、ローラ12、13、
14に掛け渡されており、各色の感光ドラム1に接触し
て一次転写部T1を構成する。中間転写ベルト2は、カ
ラーの画像形成動作時には各現像器8により現像された
感光ドラム1上のトナー像を順次に多重転写(一次転
写)するため、感光ドラム1の外周速度と同期して矢印
R2方向(時計回り)に回転する。またトナー像の多重
転写を受けた中間転写ベルト2は、電圧(二次転写バイ
アス)が印加された二次転写ローラ3との間に形成され
た二次転写部T2にて記録材Pを挟み込んで搬送するこ
とにより記録材Pに中間転写ベルト2上の各色トナー像
を一括で多重転写(二次転写)する。
【0031】本実施の形態では、中間転写ベルト2は周
長約1000mmの樹脂ベルトで形成されていて、駆動
ローラ12、二次転写対向ローラ13、テンションロー
ラ14の3軸で張架され、テンションローラ14の両端
にばね(不図示)で荷重し、中間転写ベルト2の周長が
装置本体内の温湿度や径時変化により変化しても、変化
量を吸収できる構成になっている。この中間転写ベルト
2は、装置本体Mによって、駆動ローラ12を支点とし
て揺動可能に支持され、駆動ローラ12の、同図の裏面
側の端部に駆動モータ(不図示)の駆動力を伝達するこ
とにより、画像形成動作に応じて矢印R2方向に回転駆
動される。さらに、この中間転写ベルト2は、図1中の
手間側に簡単に着脱できるようになっている。
【0032】[給搬送手段]給搬送手段4は、記録材P
を二次転写部T2に供給するものであり、複数枚の記録
材Pを収納した給紙カセット15と、給紙ローラ16
と、給送ローラ17と、重送防止のリタードローラ18
と、搬送ガイド19と、搬送ローラ20と、レジストロ
ーラ21とを備えている。画像形成時には給紙ローラ1
6、給送ローラ17、リタードローラ18が画像形成動
作に応じて駆動回転し、給紙カセット15内の記録材P
を1枚ずつ分離給送するとともに、搬送ガイド19によ
ってガイドし、搬送ローラ20を経由してレジストトロ
ーラ21に搬送する。画像形成動作中にレジストローラ
21は、記録材Pを静止待機させる非回転の動作と記録
材Pを二次転写部T2に向けて供給する回転の動作とを
所定のシーケンスで行い、次工程である転写工程時にお
ける中間転写ベルト2上のトナー像と記録材Pとの位置
合わせを行う。
【0033】[二次転写ローラ]二次転写ローラ3は、
中間転写ベルト2に当接して二次転写部T2を形成する
上方の作動位置(実線)と、中間転写ベルト2から離間
する下方の退避位置(点線)とをとるように構成されて
いる。二次転写ローラ3は金属軸を中抵抗発泡弾性体で
巻いてあり、駆動手段(不図示)によって回転駆動され
る。上述の中間転写ベルト2上に4色のトナー像が形成
されている間、すなわち中間転写ベルト2上のトナー像
が二次転写部T2に至るまではそのトナー像を乱さぬよ
う、点線の退避位置に退避して中間転写ベルト2から離
間している。二次転写ローラ3は、その後、記録材Pに
4色のトナー像が転写されるタイミングに合わせてカム
部材(不図示)により実線の作動位置に押し上げられ
る。そして、記録材Pを介して中間転写ベルト2に所定
の圧で押しつけられる。このとき、同時に二次転写ロー
ラ3には、二次転写バイアスが印加され、中間転写ベル
ト2上のトナー像は記録材Pに一括で二次転写される。
ここで中間転写ベルト2と二次転写ローラ3とはそれぞ
れ駆動されているため、両者に挟まれた状態の記録材P
は転写工程が行われると同時に、矢印Kp方向に所定の
速度で搬送され、次工程を行う定着装置5に向けて搬送
される。
【0034】[中間転写体クリーニング部]中間転写体
クリーニングユニット22は、クリーニングブレード2
3とこれを保持する金属板24とクリーニングブレード
23を中間転写ベルト2に押し当てるための加圧ばね
(不図示)とファーブラシ25とこれらを保持するクリ
ーナ容器26とを備えている。
【0035】ファーブラシ25はレーヨンの糸で形成さ
れていて、二次転写後の中間転写ベルト2上の、記録材
Pに転写されなかったトナー(転写残トナー)を除電す
る。このファーブラシ25は、図中手前側の一方端に駆
動モータ(不図示)の駆動力を伝達することにより、接
触部において中間転写ベルト2表面と逆方向に等速の周
速度で回転している。
【0036】クリーニングブレード23は、金属板24
に貼り付けられた状態でクリーナ容器26に軸を回転中
心とし加圧ばねにより中間転写ベルト2に所定の角度を
もって押し当てられているため、中間転写ベルト2に対
し均一に当接することができる。なお、クリーニングブ
レード23の対向部にはバックアップローラとしてテン
ションローラ27が配置されていてクリーニングブレー
ド23が所定の当接圧で中間転写ベルト2に当接できる
構成になっている。このクリーニングブレード23が当
接された点で、ファーブラシ13により除電されたトナ
ー像を中間転写ベルト2から掻き落とし中間転写ベルト
2をクリーニングする。
【0037】クリーニングブレード23により掻き落と
された廃トナーは、クリーナ容器26に回収され、クリ
ーナ容器26最下部に配置されているスクリュー(不図
示)により装置本体内に別途配置されている中継ホース
(不図示)を経由して廃トナーボックス(不図示)に送
られ回収される。このスクリューは、同図中の裏面側の
一方端に駆動モータ(不図示)の駆動力を伝達すること
により廃トナーの搬送方向に回転させるようになってい
る。
【0038】[定着装置]定着装置5は、二次転写ロー
ラ3により、中間転写ベルト2から記録材P上に二次転
写された4色のトナー像を、記録材P表面に定着させる
ものである。定着装置5は、図1に示すように、記録材
Pに熱を加えるための定着ローラ28と記録材Pを定着
ローラ28に圧接させるための加圧ローラ29とを備え
ており、各ローラは中空ローラであり内部にそれぞれヒ
ータ(不図示)を有する。これら定着ローラ28、加圧
ローラ29は、回転駆動され、同時に記録材Pを搬送す
るよう構成されている。すなわち、表面に未定着トナー
像を担持した記録材Pは、定着ローラ28と加圧ローラ
29とにより搬送されるとともに、加熱、加圧されて、
表面にトナーが定着される。
【0039】[画像形成動作]次に上述構成の画像形成
装置の動作を、4色フルカラーのトナー像を形成する場
合について説明する。
【0040】まず、図1に示す給紙カセット15内の記
録材Pを、給紙ローラ16を回転させて給紙し、給送ロ
ーラ17、リタードローラ18によって1枚分離した
後、搬送ガイド19に沿って搬送ローラ20により、レ
ジストローラ21まで搬送する。
【0041】一方、画像形成部SY、SM、SC、SB
kの感光ドラム1と、中間転写ベルト2とがそれぞれ所
定の周速度(プロセススピード)Vで図中の矢印方向に
回転する。
【0042】中間転写ベルト2表面(外周面)の任意の
点Sが、同図中の位置S1にきたときに、帯電器6によ
って表面を均一に帯電された感光ドラム1上の点Eは同
図中の露光位置E1でレーザ露光を受けて静電潜像が形
成され、さらに現像器8によってトナー像として現像さ
れる。感光ドラム1の露光位置Eから反時計回りに中間
転写ベルト2の一次転写部T1までの距離aと、中間転
写ベルト2の位置S1から一次転写部T1までの距離b
とは等しく、したがって、所定時間経過後には画像の描
き初めの点Eと中間転写ベルト2上の点Sとは一次転写
部T1において一致する。すなわち中間転写ベルト2に
対してトナー像は位置S1を先端に反時計回りに形成さ
れることになる。
【0043】(1)イエローのトナー像の形成 イエローの画像形成部SYの露光器7によりイエロー用
のレーザ照射を行い、感光ドラム1上にイエロー用の静
電潜像を形成する。この静電潜像の形成と同時にイエロ
ーの現像器8を駆動し、感光ドラム1上の静電潜像にイ
エローのトナーが付着するように感光ドラム1の帯電極
性と同極性でほぼ同電位の電圧を印加してイエローの現
像を行う。同時に現像器8の少し下流の一次転写部T1
で感光ドラム1上のイエローのトナー像を中間転写ベル
ト2の表面に一次転写する。このとき、中間転写ベルト
2には上述のイエローのトナーとは逆特性の電圧を印加
して一次転写を行う。
【0044】形成するトナー像が、A3サイズの場合、
搬送方向長さが420mmであり、中間転写ベルト2の
表面の点S1点から反時計回りに点L1点までトナー像
が形成される。
【0045】(2)マゼンタのトナー像の形成 次いで中間転写ベルト2の表面の点S(イエローのトナ
ー像の先端)が位置S2にきたとき、同様にマゼンタの
画像形成部SMの露光器7によりマゼンタ用のレーザ照
射がスタートされ、イエローと同様にして感光ドラム1
上の静電潜像にマゼンタのトナーが付着されてマゼンタ
のトナー像が現像される。感光ドラム1上のマゼンタの
トナー像を一次転写部T1で中間転写ベルト2上に転写
する。
【0046】(3)シアンのトナー像の形成 次いで中間転写ベルト2の表面の点S(イエロー及びマ
ゼンタのトナー像の先端)が位置S3にきたとき、同様
にシアンの画像形成部SCの露光器7によりシアン用の
レーザ照射がスタートされ、マゼンタと同様にして感光
ドラム1上の静電潜像にシアンのトナーが付着されてシ
アンのトナー像が現像される。感光ドラム1のシアンの
トナー像は、一次転写部T1で中間転写ベルト2上にイ
エロー、マゼンタの各トナー像に重なるように転写され
る。
【0047】(4)ブラックのトナー像の形成 次いで中間転写ベルト2の表面の点S(イエロー、マゼ
ンタ、及びシアンのトナー像の先端)が位置S4にきた
とき、同様にブラックの画像形成部SBkの露光器7に
よりブラック用のレーザ照射がスタートされ、シアンと
同様にして感光ドラム1上の静電潜像にブラックのトナ
ーが付着されてブラックのトナー像として現像される。
感光ドラム1上のブラックのトナー像は、一次転写部T
1で中間転写ベルト2上に、イエロー、マゼンタ、シア
ンのトナー像に重なるようにして転写される。
【0048】以上、各画像形成部SY、SM、SC、S
Bkにおいて、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック
の順で潜像形成及び現像を行い、さらに、それぞれの一
次転写部T1で中間転写ベルト2へ順次に一次転写する
ことで、中間転写ベルト2の表面には、イエロー、マゼ
ンタ、シアン、ブラックの4色のトナー像が重なった状
態で担持されることになる。
【0049】ブラックのトナー像の中間転写ベルト2へ
の一次転写が終了する前に、すなわち、中間転写ベルト
2上にすでに転写されたブラックのトナー像の先端が二
次転写部T2に到達する前に、前述のレジストローラ2
1で待機させていた記録材Pをタイミングを合わせて搬
送スタートさせる。そして、中間転写ベルト2上への4
色のトナー像の一次転写時には下方に待機して中間転写
ベルト2とは非接触状態であった二次転写ローラ3を、
同時に上方の作動位置ヘカム(不図示)で移動させ、記
録材Pを中間転写ベルト2の二次転写部T2で圧接しな
がら、二次転写ローラ3にトナーと逆極性の転写バイア
スを印加する。これにより、中間転写ベルト2上の4色
のトナー像を、一括で記録材P表面に二次転写する。二
次転写終了後の記録材Pは、分離爪30によって中間転
写ベルト2から剥離され、定着装置5に搬送される。記
録材Pは、ここで定着ローラ28、加圧ローラ29によ
って加熱、加圧されて4色のトナー像が表面に定着され
る。こうして4色フルカラーの画像が形成された記録材
Pは、排出ローラ31によって、装置本体M上部の排紙
部32上に、画像面を下方に向けた、いわゆるフェース
ダウンで排出される。なお、定着後の記録材Pは、フラ
ッパ33を切り替えることで、排出ローラ34により、
排紙トレイ35上に画像面を上に向けた、いわゆるフェ
ースアップで排出することもできる。以上で4色フルカ
ラーの画像形成動作を終了する。
【0050】次に、本実施の形態の特徴部分について、
図2〜図5を参照しながら詳述する。
【0051】図2は、プロセスカートリッジ9を装置本
体Mに装着するようすを示す斜視図である。同図の左側
に示すように、x軸、y軸、z軸方向を決める。これに
従うと、プロセスカートリッジ9の着脱方向がz軸方
向、装置本体Mの上下方向がy軸方向、そしてこれらz
軸及びy軸に直交する方向がx軸方向となる。同図に示
すように、装置本体Mに装着された状態の4個のプロセ
スカートリッジ9は、x軸方向に整列された状態で並べ
られている。
【0052】プロセスカートリッジ9は、感光ドラム
(像担持体)1、及びこの感光ドラム1に作用するプロ
セス手段(帯電器6及び現像器8)をカートリッジ容器
9aに一体的に組み込んでカートリッジ化したものであ
る。このプロセスカートリッジ9は、ユーザ自身が装置
本体Mに対して容易に着脱できるように構成されてい
る。すなわち装置本体Mの内部には、z軸方向にガイド
レール(不図示)が敷設されており、装置本体Mに対す
るプロセスカートリッジ9の矢印K1方向の挿入動作、
及び装置本体Mからのプロセスカートリッジ9の矢印K
2方向の取出し動作をガイドして、着脱動作を容易にし
ている。
【0053】装置本体Mは、プロセスカートリッジ9の
挿入方向(矢印K1方向)の手前側にx−y平面に沿っ
た前フレーム(本体フレーム)41を有し、奥側には前
フレーム41と平行な後フレーム(本体フレーム)42
を有している。そして、前フレーム41と後フレーム4
2とを連結するようにスキャナプレート43が水平に配
設されている。スキャナプレート43は、前側の爪部
(不図示)を前フレーム41の3個の取付け孔41aに
挿入し、また、後側の3個の爪部43aを後フレーム4
2の3個の位置決め孔42aに挿入することで位置決め
されている。スキャナプレート43には、前述の4個の
露光器7がx軸方向に整列した状態で取り付けられてい
る。上述の前フレーム41には、4個のプロセスカート
リッジ9を着脱するための横長の矩形の着脱口41bが
設けられており、また後フレーム42には、プロセスカ
ートリッジ9を駆動ユニット(後述)に接続するための
ほぼ円形の4個の駆動孔42b(ただし図2では1個の
みを図示)が設けられている。さらに、前フレーム41
には、上述の着脱口41bを開閉するためのカートリッ
ジ開閉扉(開口部)44が開閉自在に取り付けられてい
る。カートリッジ開閉扉44については後述の実施の形
態2で説明する。
【0054】図3は、プロセスカートリッジ9の挿入方
向(矢印K方向)の奥側に配設された駆動部45を上方
から見た図である。また、図4は、図3のA線矢視図で
ある。さらに、図5は、駆動部45と感光ドラム1とを
接続した状態を示す縦断面図である。
【0055】図3に示すように、駆動部45は、共通の
駆動フレーム46上に、イエロー、マゼンタ、シアン、
ブラックの各色の感光ドラム1、帯電器6、現像器8を
駆動するための駆動ユニット45Y、45M、45C、
45Bkがそれぞれ位置精度よく位置決めされて固定さ
れている。つまり、4個の駆動ユニット45Y、45
M、45C、45Bkと駆動フレーム42とは一体化さ
れている。駆動フレーム46は、その板厚t1が装置本
体Mの後フレーム42の板厚t2(図2参照)よりも厚
い板金によって構成されている。また駆動フレーム46
は、その全体がほぼ長方形状に形成されていて、その4
辺には奥側に折り曲げられた補強用の折曲部46aが設
けられている。このように、駆動フレーム46は、後フ
レーム42と比較して、板厚が厚く、また補強用の折曲
部46aを有し、さらに後フレーム42に穿設されてい
る駆動孔42bのような大きな開口部がないので、後フ
レーム42よりも強度的に強い。したがって、剛性低下
による不要な変形等が少なく、各駆動部45Y、45
M、45C、45B相互の相対位置関係を精度よく保持
することができる。
【0056】図3、図4に示すように、イエローの駆動
ユニット45Yは、固定されたドラムモータ(駆動源)
47と、このドラムモータ47の出力軸に固定されたピ
ニオン48と、大歯車49と、回転自在に支持されてピ
ニオン48及び大歯車49に噛合する中間ギヤ50と、
大歯車49に固定されるとともに端部に芯決め部51を
有する大ギヤ軸(駆動軸)52と、大ギヤ軸52を支持
する軸受け53、53と、三角カップリング(継ぎ手)
54と、圧縮ばね55とを有している。
【0057】軸受け53は大ギヤ軸52が軸方向に移動
しないように支持している。また、圧縮ばね55は、三
角カップリング54をz軸方向の手前側(プロセスカー
トリッジ9側)に付勢している。三角カップリング54
の先端の凹部54a(図5参照)はねじれた正三角柱と
なる穴を有し、三角カップリング54の凸部54bは、
ねじれた正三角柱となる棒状に形成されている。凸部5
4bと凹部54aとは軸方向に係脱されるようになって
いる。また、凸部54bは、感光ドラム1の中心を貫通
する中心軸1aの一方の端部に固定されている。したが
って、凸部54bを凹部54aに嵌合させると、凸部5
4bのねじれた正三角柱の稜線が凹部54aのねじれた
三角柱の面に接触することにより、凸部54bと凹部5
4aとは調芯されて回転中心が一致するようになってい
る。このことによりプロセスカートリッジ9が装置本体
M内に装着され、凸部54bと凹部54aとが嵌合され
て、三角カップリング53が噛合ったときには、大ギヤ
軸52と感光ドラム1の中心軸1aとが同一直線上に配
置されることになる。このとき、感光ドラム1の中心軸
1aの端部1bは、芯決め部51先端の凹部に嵌合す
る。また、このとき、芯決め部51及び三角カップリン
グ54の凹部54aとの間には微少移動可能な周方向の
ガタが設けられている。
【0058】上述の三角カップリング54は、上述の圧
縮ばね55(図3、図4参照)により、プロセスカート
リッジ9側へ最も移動した位置で位置決めされるととも
に、この圧縮ばね55のばね力に抗して後退可能に支持
されている。このとき、プロセスカートリッジ9の挿入
方向の奥側の端面は、駆動フレーム46の装置本体内側
の面に取り付けられた駆動ブロック(突き当て部材)5
6に突き当てられており、この位置においてスラスト方
向(z軸方向)の位置決めがなされる。
【0059】なお、図2、図3、図4中の符号57は、
帯電器6を駆動するためのカップリングであり、また符
合58は、現像器8を駆動するためのカップリングであ
り、これらカップリング57、58は、プロセスカート
リッジ9が装置本体Mに挿入されたときに、それぞれ帯
電器6、現像器8に接続されるようになっている。
【0060】以上は、イエローの駆動ユニット45Yに
ついて説明したが、他の3色の駆動ユニット、すなわち
マゼンタ、シアン、ブラックの駆動ユニット45M、4
5C、45Bkについても、イエローの駆動ユニット4
5Yと同様な構成、同様な作用をなす。したがって、こ
れらについての説明は省略する。
【0061】図3に示すように、上述の駆動フレーム4
6における、駆動ブロック56が設けられている面に
は、y軸方向の両端部近傍に、それぞれ位置決めピン5
9a、59bが突設されている。これら位置決めピン5
9a、59bは、駆動フレーム46上の、各ギヤとは反
対側の2箇所に固定されており、その高さ方向の位置
(y軸方向の位置)は、図4に示すように、各色の感光
ドラム1の中心軸1aと同じ高さ(y=0)となるよう
に配置されている。また画像形成部45Bk側の位置決
めピン(第1基準軸)59aは駆動フレーム46におけ
るx方向の基準でもあり(x=0)、駆動部45はこの
位置決めピン59aを基準に装置本体Mの後フレーム4
2(図2参照)にビス止め等により固定されている。ま
た、各色の感光ドラム1を駆動する大ギヤ軸52はこの
位置決めピン59aを基準にx軸方向、y軸方向ともに
精度よく取り付けられていて、この駆動部45が位置決
めピン59aを基準に後フレーム42に固定されること
により、ユーザがプロセスカートリッジ9を装置本体M
に挿入した際、各色の感光ドラム1の中心軸1aが三角
カップリング54を介してこの大ギヤ軸52に嵌合さ
れ、位置決めピン59aを基準に精度良く位置決めされ
る。
【0062】また、図2に示すように、後フレーム42
には、駆動部45の位置決めピン59aと精度良く嵌合
する第1基準穴42cが設けてある。駆動部45の第1
基準軸である位置決めピン59aと嵌合する第1基準穴
106aの中心は後側板101の原点(x=0、y=
0)で、後側板101上のすべての部位はこの第1基準
穴106aを基準に構成されている。第1基準穴42c
はx軸方向、y軸方向ともに位置決めピン59aと精度
良く嵌合して駆動部45の位置決めをするが、イエロー
の画像形成部45Yがわの位置決めピン(第2基準軸)
59bが挿入される第2基準穴(不図示)はx軸方向に
長い長丸穴形状になっており、位置決めピン59bは、
この第2基準穴に嵌合されて、y軸方向のみ位置決めさ
れるようになっている。
【0063】以上説明したように、本実施の形態による
と、後フレーム42よりも強固な部材で形成された1個
の駆動フレーム46上に、各色の駆動ユニット45Y、
45M、45C、45Bkを精度良く配置して駆動部4
5を構成し、この駆動部45を、直接、装置本体Mの後
フレーム42に位置決め固定することにより、後フレー
ム42の剛性不足による変形等に影響されることなく、
各色の駆動ユニット45Y、45M、45C、45Bk
の位置を精度よく保持することができる。さらに、この
ような駆動ユニット45Y、45M、45C、45Bk
に対して三角カップリング54を介して各プロセスカー
トリッジ9の感光ドラム1を位置決めすることができる
ので、任意の2個の感光ドラム1の相対振れ幅を最小限
に抑えることができる。
【0064】さらに、画像形成に係る部分の剛性を、後
フレーム42ではなく、駆動部45の駆動フレーム46
によって確保することができるので、プロセスカートリ
ッジ9と装置本体Mとの駆動伝達やコネクタ接続を図る
ために大きな開口部(駆動孔42b)が必要である後フ
レーム42の剛性アップのために、後フレーム42全体
の板厚を厚くする等の対策が不要となるので、板厚増加
に伴なうコスト及び重量の増加を避けることができる。
つまり、コスト、重量の増加を最小限に抑えることが可
能となる。
【0065】〈実施の形態2〉実施の形態1で説明した
ように、プロセスカートリッジ9の挿入方向の奥側に
は、複数の感光ドラム1を駆動するための駆動部45が
装置本体Mの後フレーム42の外側に配置されている。
駆動部45は、後フレーム42よりも強固な部材からな
る1個の駆動フレーム46上に、各色の駆動ユニット4
5Y、45M、45C、45Bkが精度良く配置されて
おり、これを直接、後フレーム42に位置決め固定して
いる。
【0066】ここで、本実施の形態を図6、図7を参照
して説明する。
【0067】図6は、カートリッジ開閉扉44とカート
リッジ開閉扉44が装置本体Mの手前側の前フレーム4
1(図1参照)に取付けられたときの基準等を示す図で
ある。同図中の実線はカートリッジ開閉扉44を開放し
た状態を、また点線は閉鎖した状態を示している。
【0068】図6に示すように、前フレーム41には、
側板ヒンジ軸受け60が固定され、また、カートリッジ
開閉扉44には、その下端に開閉扉ヒンジ軸受け61が
固定されていて、これら側板ヒンジ軸受け60と開閉扉
ヒンジ軸受け61とはx軸方向のヒンジ軸(不図示)に
よって回動自在に連結されている。したがって、カート
リッジ開閉扉44は、前フレーム41により開閉自在に
支持されている。このカートリッジ開閉扉44の板厚t
3は、後フレーム42の板厚t2よりも大きく設定し
て、十分な強度を持たせるようにする。
【0069】図2に示すように、前フレーム41の手前
側の面には、後フレーム42の第1基準穴42cに対応
する第1基準軸41cが、また第2基準穴(不図示)に
対応する第2基準軸41dが設けられている。
【0070】カートリッジ開閉扉44上には、これが閉
鎖されたときに第1基準軸41cに係合する第1基準穴
44cが設けられていて、この第1基準穴44cは第1
基準軸41cに嵌合するが、第2基準穴44dはカート
リッジ開閉扉44が閉鎖されるときのガイドとなるよう
に、第2基準軸41dとは嵌合させていない。つまり、
図7に示すように、カートリッジ開閉扉44は、ヒンジ
軸を中心に回動させて前フレーム41の着脱口41bを
閉鎖するとき、第1基準軸41cに第1基準穴44cが
係合して正確に位置決めされる。
【0071】また、カートリッジ開閉扉44上には、複
数のプロセスカートリッジ9のそれぞれに対応して、複
数のカートリッジ受け62が設けられている。カートリ
ッジ受け62は、第1基準穴44cを基準に精度良く取
り付けられていて、このカートリッジ受け62に設けら
れた嵌合穴(位置決め部)62aが各プロセスカートリ
ッジ9内の各感光ドラム1の中心軸1aの手前側(非駆
動側)の端部に同時に嵌合(係合)することで、プロセ
スカートリッジ9の位置出しが可能となっている。
【0072】一方、このカートリッジ開閉扉44は、ロ
ック手段(不図示)等によって装置本体Mに取り付けら
れるので、プロセスカートリッジ9の保持と位置出しが
これら第1基準軸41cと第1基準穴44cとによって
決定されることになる。
【0073】また、図2に示すように、前フレーム41
には、カートリッジ開閉扉44を保持し位置決めする第
1基準軸41cが設けてあるが、この第1基準軸41c
の中心は前フレーム41の原点(x=0、y=0)で、
前フレーム41上のすべての部位はこの第1基準軸41
cの中心を基準に構成されている。この原点(x=0、
y=0)は、後フレーム42の原点位置と同一であり、
後フレーム42上の第1基準穴42cの中心と前フレー
ム41の第1基準軸41cの中心を結ぶ直線はz軸と一
致する。
【0074】以上説明したように、装置本体Mにプロセ
スカートリッジ9を挿入する際、各色の感光ドラム1の
中心軸1aの挿入方向の奥側は、この中心軸が駆動部4
5の各大ギヤ軸52に嵌合することでそれぞれ精度良く
位置出しされる。このとき、駆動部45は、後フレーム
42より強度のある駆動フレーム46上に各色の駆動ユ
ニット45Y、45M、45C、45Bkが精度良く位
置決め固定されているため、後フレーム42の剛性不足
による変形等に影響されることなく任意の2色間の感光
ドラム1の相対位置関係を正確に保持することができ
る。さらに、各色の感光ドラム1の中心軸1aの挿入方
向の手前側は、プロセスカートリッジ9を挿入後、カー
トリッジ開閉扉44を閉めて装置本体Mにロックした時
点で、このカートリッジ開閉扉44上に設けられた各色
の感光ドラム1に対応するカートリッジ受け62の嵌合
穴62aが感光ドラム1の中心軸1aの手前側の端部と
嵌合することで、任意の2色間の相対位置関係を正確に
保持することが可能となる。このように、感光ドラム1
の前奥を駆動フレーム45とカートリッジ開閉扉44と
によって正確に保持することで、後フレーム41の剛性
不足に左右されることなく任意の2色間の感光ドラム1
の相対振れ幅を最小限に抑えることが可能となり、色ず
れの無い良好な画像を提供することができる。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
駆動フレームの板厚を本体フレームの板厚よりも厚く設
定するとともに、複数の駆動ユニットを駆動フレームに
対して位置決め固定して一体化し、複数の駆動ユニット
が一体化された状態の駆動フレームを本体フレームに位
置決め固定することにより、重量増加やコストアップを
抑制しつつ、各像担持体間の相対位置精度を高めて色ず
れのない良好な画像を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の概略構成を示す縦
断面図である。
【図2】装置本体対対してプロセスカートリッジを着脱
するようすを説明する一部破断斜視図である。
【図3】駆動部(駆動ユニット)を上方から見た図であ
る。
【図4】図3のA線矢視図である。
【図5】駆動ユニットと画像形成装置とが接続された状
態を示す縦断面図である。
【図6】カートリッジ開閉扉の動作を説明する図であ
る。
【図7】カートリッジ開閉扉を閉鎖した状態を示す一部
破断斜視図である。
【図8】従来の駆動部(駆動ユニット)を上方から見た
図である。
【符号の説明】
1 像担持体(感光ドラム) 1a 像担持体(感光ドラム)の中心軸 9 プロセスカートリッジ 41b 開口部(着脱口) 42 本体フレーム(後フレーム) 44 開閉扉(カートリッジ開閉扉) 45 駆動部 45Y、45M、45C、45Bk駆動ユニット 46 駆動フレーム 47 駆動源 52 駆動軸(大ギヤ軸) 56 突き当て部材(駆動ブロック) 62a 位置決め部(嵌合穴) M 画像形成装置本体(装置本体) t1 駆動フレームの板厚 t2 本体フレームの板厚

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置本体側に整列状態で配設さ
    れた複数の駆動ユニットと、像担持体を有し前記画像形
    成装置本体に装着されることにより前記像担持体が前記
    駆動ユニットに連結されて位置決めされる着脱自在な複
    数のプロセスカートリッジとを備えた画像形成装置にお
    いて、 前記画像形成装置本体側に配設された本体フレームと、 前記本体フレームに位置決め固定される駆動フレーム
    と、を備え、 前記駆動フレームの板厚を前記本体フレームの板厚より
    も厚く設定するとともに、前記複数の駆動ユニットを前
    記駆動フレームに対して位置決め固定して一体化し、前
    記複数の駆動ユニットが一体化された状態の前記駆動フ
    レームを前記本体フレームに位置決め固定する、 ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動ユニットが前記像担持体を駆動
    する駆動軸を有し、 前記プロセスカートリッジを前記画像形成装置本体に装
    着したときに、前記像担持体の中心軸が継ぎ手を介して
    前記駆動軸に接続されるとともに、前記中心軸が前記駆
    動軸と同軸上に配置される、 ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動ユニットは突き当て部材を有
    し、 前記画像形成装置本体に対して前記プロセスカートリッ
    ジを前記像担持体の中心軸に沿った方向に移動させて装
    着し、前記プロセスカートリッジの奥側の端面を前記突
    き当て部材に突き当てて前記プロセスカートリッジの着
    脱方向の位置決めを行う、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 前記像担持体の中心軸が、前記像担持体
    の中心を貫通する軸である、 ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の
    画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の駆動ユニットは、それぞれ個
    別の駆動源を有する、 ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか記載の画
    像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記画像形成装置本体に対して前記プロ
    セスカートリッジを着脱するための開口部と、 前記開口部を開閉する開閉扉と、を備え、 前記開閉扉は、閉鎖時に、装着後の前記プロセスカート
    リッジの前記像担持体の中心軸の非駆動側の端部に係合
    して前記中心軸の位置決めを行う位置決め部を有する、 ことを特徴とする請求項4又は5に記載の画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】 前記開閉扉を前記本体フレームのうちの
    前記開閉扉を有する部分よりも強固な部材で形成すると
    ともに、前記位置決め部を複数設け、 前記開閉扉の閉鎖時に、前記複数の位置決め部を前記複
    数の像担持体の非駆動側の端部に同時に係合させる、 ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
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