JP2002304104A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP2002304104A
JP2002304104A JP2001109642A JP2001109642A JP2002304104A JP 2002304104 A JP2002304104 A JP 2002304104A JP 2001109642 A JP2001109642 A JP 2001109642A JP 2001109642 A JP2001109642 A JP 2001109642A JP 2002304104 A JP2002304104 A JP 2002304104A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
image
waste toner
intermediate transfer
image carrier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001109642A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Kawamura
浩 川村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2001109642A priority Critical patent/JP2002304104A/ja
Publication of JP2002304104A publication Critical patent/JP2002304104A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成かつ、低コストで機能を満足しつ
つ、ユーザーが消耗品の着脱順序を間違えず、確実に操
作できるユーザーフレンドリーな画像形成装置を提供す
ること。 【解決手段】 中間転写ベルト18を具備する中間転写
体ユニット13と、前記中間転写ベルト18上のトナー
を回収するクリーニングブレード31を具備するクリー
ナユニット30と、前記クリーニングブレード31によ
り回収したトナーを蓄積する廃トナーボトル40と、を
有し、前記それぞれのユニット13,31,40が本体
より交換可能なプリンタにおいて、前記中間転写体ユニ
ット13の着脱を規制する像担持体ユニット着脱規制手
段と、前記クリーナユニット30の着脱を規制するクリ
ーナユニット着脱規制手段と、前記廃トナーボトル40
の着脱を規制する廃トナーボトル着脱規制手段と、を有
し、前記ユニット13,13,40の交換の際、前記着
脱規制手段によりそれぞれのユニット13,13,40
の着脱順序が決定されることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式を用
いる画像形成装置に関し、例えば、複写機、プリンタ、
ファクシミリ装置などの画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、中間転写体を用いた画像形成装置
の構成は、例えばフルカラーや多重画像形成機能を備え
た画像形成装置に多く採用されている。
【0003】これは、電子写真感光体や静電記録誘電体
などの第1の像担持体に適宜の画像形成プロセス手段で
目的のフルカラー画像や多重画像の複数の色成分像に対
応する成分色トナー画像を順次形成し、それらの成分色
トナー画像を、回転ベルト型を一般的とする第2の像担
持体としての中間転写体に一次転写部にて順次重畳転写
させることで中間転写体に目的のフルカラー画像や多重
画像に対応したフルカラー画像や多重トナー画像を合成
形成させる。この中間転写体に合成形成したトナー画像
を二次転写部にて転写材に一括転写し、この転写材を定
着器に導入して画像定着させることによりフルカラー画
像形成物を得るものである。
【0004】ここで、第2の像担持体(中間転写体)と
してベルト体を採用した場合の画像形成装置を図17に
基づいて説明する。尚、図17には中間転写体ユニット
100及びクリーナユニット120を中心として示し、
複数の画像形成部のうち一つのみを示す。
【0005】像担持体101に形成された複数の色成分
像に対応する成分色トナー画像が、像担持体101と一
次転写対向ローラ102に挟まれた一次転写部T1で順
次重畳転写され、中間転写ベルト103上に目的のフル
カラー画像が形成される。この中間転写ベルト103上
のフルカラー画像を二次転写ローラ118と二次転写対
向ローラ105とが形成する2次転写部T2で記録材と
しての転写材Pに一括転写し、定着器(不図示)で画像
定着させることでフルカラー画像形成物を得る。
【0006】中間転写体ユニット100は、一次転写対
向ローラ102、中間転写ベルト103、中間転写ベル
ト103を支持する3軸の駆動ローラ104、二次転写
対向ローラ105、および可動ローラとしてのテンショ
ンローラ106を備えており、装置本体から着脱可能と
されている。
【0007】中間転写ベルト103は、揺動可能なテン
ションローラ106の軸受107を圧縮バネ108によ
り加圧することで、その張力が一定に保持されている。
【0008】また、中間転写ベルト103の周囲には、
二次転写で転写されずに中間転写ベルト103上に転写
残として残ったトナーをクリーニングするためのクリー
ナユニット120を配置している。
【0009】クリーナユニット120は、中間転写ベル
ト103に当接するクリーニング部材としてのクリーニ
ングブレード121と、クリーニングブレード121に
より除去された残トナーを収容するクリーナ容器122
と、除去した廃トナーを搬送するスクリュー123とを
有している。クリーニングブレード121はクリーナ容
器122に保持されている。また、クリーニングブレー
ド121の対向部にはバックアップローラとしてテンシ
ョンローラ106が配置されている。そして、クリーナ
ユニット120はテンションローラ106の両端部にあ
る軸受け部材に位置決めされ中間転写体ユニット100
に固定されている。従って、簡単な構成でクリーニング
性能を維持することができる。
【0010】クリーナユニット120にはクリーニング
ブレード121により除去した廃トナーをスクリュー1
23により送り廃トナーボトル130へ排出するための
排出口が設けられている。そして、クリーナユニット1
20の排出口が廃トナーボトル130の取入口にはまり
込むので、接続部でのトナー漏れを防止できる。従っ
て、クリーナユニット120と廃トナーボトル130は
それぞれ独立で交換できる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、簡単な構成で機能を満足させるため、中間転
写体ユニット100にクリーナユニット120を位置決
めしているので、ジャム処理時や現像器等を交換する
際、クリーナユニット120を中間転写体ユニット10
0と共にジャム処理位置、あるいは交換位置に移動しな
ければならない。また、クリーナユニット120を交換
しようとした時、廃トナーボトル130を取ってからク
リーナユニット120を着脱しなければならない、とい
ったように着脱順序が決まっている。従って、クリーナ
ユニット120等の交換時に、ユーザーが誤操作をする
可能性があり、そうした場合、ユーザークレームになっ
たり、最悪ユニットを壊してしまいユニット交換が必要
になったり、出力画像が劣化してしまうということが課
題になっていた。
【0012】一方で、ユーザビリティーを優先してどの
ような状況であってもそれぞれの消耗品が着脱できるよ
うにすると、今度は、機能を満足させるために構成が複
雑になったり、コストアップしてしまうことが課題にな
っていた。
【0013】従って、本発明の目的は、簡単な構成か
つ、低コストで機能を満足しつつ、ユーザーが消耗品の
着脱順序を間違えず、確実に操作できるユーザーフレン
ドリーな画像形成装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の代表的な構成は、像担持体を具備する像担持
体ユニットと、前記像担持体上のトナーを回収するクリ
ーニング手段を具備するクリーナユニットと、前記クリ
ーニング手段により回収したトナーを蓄積する廃トナー
ボトルと、を有し、前記それぞれのユニットが装置本体
より交換可能な画像形成装置において、前記像担持体ユ
ニットの着脱を規制する像担持体ユニット着脱規制手段
と、前記クリーナユニットの着脱を規制するクリーナユ
ニット着脱規制手段と、前記廃トナーボトルの着脱を規
制する廃トナーボトル着脱規制手段と、を有し、前記ユ
ニットの交換の際、前記着脱規制手段によりそれぞれの
ユニットの着脱順序が決定されることを特徴とする。
【0015】具体的には、前記像担持体ユニットは、前
記クリーナユニットと前記廃トナーボトルが装置本体よ
り取り外されたのち着脱可能となることを特徴とする。
【0016】また、前記クリーナユニットは、前記像担
持体ユニットが非交換位置にあり、前記廃トナーボトル
が装置本体より取り外されたのち着脱可能となることを
特徴とする。
【0017】また、前記廃トナーボトルは、前記像担持
体ユニットが非交換位置にあるときに着脱可能であるこ
とを特徴とする。
【0018】上記構成にすることで、各部の機能を満足
しつつ、各ユニットへのアクセス順序をユーザーに認識
させ、誤操作を防止することができるので、、確実に操
作できるユーザーフレンドリーな画像形成装置を提供す
ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明に
係る画像形成装置の好適な実施の形態を例示的に詳しく
説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構
成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、
本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変
更されるべきものであり、特に特定的な記載がない限り
は、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のもので
はない。
【0020】[画像形成装置の全体の説明]まず画像形
成装置の全体構成について、図2を参照して概略説明す
る。図2は画像形成装置の一形態であるカラーレーザー
プリンタの全体構成説明図である。
【0021】カラーレーザープリンタは、図2に示すよ
うに、Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シア
ン),K(ブラック)各色毎に一定速度で回転する第1
の像担持体としての感光体ドラム1とカラー現像器をも
つ画像形成部と、画像形成部で現像され多重転写された
カラー画像を保持し給送部から給送された転写材2に更
に転写する第2の像担持体としての中間転写体とからな
る。カラー画像を転写された転写材2を定着部50へ搬
送してカラー画像を転写材2に定着し、排出ローラによ
って装置上面の排出部65へ排出するものである。尚、
上記4色のカラー現像器はプリンタ本体に対して個別に
着脱可能に構成されている。
【0022】次に上記画像形成装置の各部の構成につい
て順次詳細に説明する。
【0023】[像担持体]第1の像担持体としての感光
体ドラム1(1Y,1M,1C,1K)は、現像器4
(4Y,4M,4C,4K)と一体的に構成(ユニット
化)され、この現像ユニット3はプリンタ本体に対して
着脱自在に支持され、感光体ドラム1の寿命に合わせて
容易にユニット交換可能であるよう構成されている。本
実施形態に係る感光体ドラム1は、アルミシリンダの外
側に有機光導電体層を塗布して構成し、現像器4が一体
化された現像ユニット3に回転自在に支持されている。
また図示後方の一方端に図示しない駆動モータの駆動力
を伝達することにより、感光体ドラム1を画像形成動作
に応じて図示反時計回り方向に回転させるようにしてい
る。
【0024】[帯電手段]帯電手段5(5Y,5M,5
C,5K)はローラ帯電方法を用いたものであり、帯電
ローラにより印加電圧を感光体ドラム1の表面に一様に
帯電させるものである。尚、本実施形態においては、帯
電手段5も前記現像ユニット3に一体的に構成されてい
る。
【0025】[露光手段]上記感光体ドラム1への露光
はスキャナ部6(6Y,6M,6C,6K)から行われ
る。即ち、画像信号がレーザーダイオードに与えられる
と、このレーザーダイオードは画像信号に対応する画像
光をポリゴンミラー6a(6Ya,6Ma,6Ca,6
Ka)へ照射する。このポリゴンミラー6aはスキャナ
モータによって高速回転し、ポリゴンミラー6aで反射
した画像光が結像レンズ6b(6Yb,6Mb,6C
b,6Kb)を介して一定速度で回転する感光体ドラム
1の表面を選択的に露光し、その結果感光体ドラム上に
静電潜像を形成する。
【0026】[現像手段]現像手段は、上記静電潜像を
可視像化するために、イエロー、マゼンタ、シアン、ブ
ラックの各色現像を可能とする4個の現像器4Y,4
M,4C,4Kから構成される。4色の各現像器4Y,
4M,4C,4Kは感光体ドラム1に対向した位置にス
リ−ブ4YS,4MS,4CS,4KSが感光体ドラム
1に対し微小間隔をもって配置され、感光体ドラム1に
各色トナーによる可視像を形成する。
【0027】各色の現像器4は容器内のトナーを送り機
構によって送り込み、スリーブ4Sの外周にトナー(非
磁性)と現像剤(磁性)を混合させた粉末を図示時計回り
方向に回転するスリーブ4Sの外周にコートする。その
後、粉末の中のトナーを感光体ドラム1の静電潜像に対
応してトナ−現像を行うものである。
【0028】[中間転写体ユニット]次に、第2の像担
持体としての中間転写体18を具備する中間転写体ユニ
ット13について説明する。第2の像担持体としての中
間転写体18は、カラー画像形成動作時には各現像器に
より可視化された感光体ドラム1上のトナー画像を多重
転写するため感光体ドラム1の外周速度と同期して図示
時計回り方向に回転し、また多重転写を受けた中間転写
体18は電圧を印加された二次転写ローラ60とによっ
て転写材2を挟み込み搬送することにより、転写材2に
中間転写体上の各色トナー像を同時多重転写する。
【0029】本実施形態に係る中間転写体(以下「中間
転写ベルト」という)18は周長約1000mmのシー
ムレス樹脂ベルトで形成されていて、駆動ローラ14、
二次転写対向ローラ15、テンションローラ16の3軸
で張架され、テンションローラ16の両端にバネ21で
加圧し、中間転写ベルト18の周長が本体内の温湿度や
径時変化により変化しても、変化量を吸収できる構成に
なっている。
【0030】中間転写ベルト18の内側の両縁部全周に
は、ゴムで形成されたガイドリブ19が接着剤により貼
り付けられている。そして、テンションローラ16の両
端部には勾配を持ち、樹脂で形成したフランジ20が配
置されていて、ガイドリブ19とフランジ20で中間転
写ベルト18の走行方向と直行する方向の動き(以下
「寄り」という)を規制している。中間転写ベルト18
の寄りが発生した場合、中間転写ベルト18に具備され
たガイドリブ19の一方が、テンションローラ16の両
端に配置したフランジ20の一方の勾配に当り、それ以
上の寄りを規制している。
【0031】中間転写ベルト18は本体に駆動ローラ1
4を支点として支持され、駆動ローラ14の図示後方の
一方端に図示しない駆動モータの駆動力を伝達すること
により、中間転写ベルト18を画像形成動作に応じて図
示時計回り方向に回転させるようにしている。更に、こ
の中間転写ベルト18を具備する中間転写体ユニット1
3は図示右方向に簡単に着脱することができる。
【0032】図3は、本発明の実施形態に係る中間転写
体ユニット13のテンション付与機構部の斜視図であ
り、22はテンションローラ16の軸16aに回動可能
に嵌合しているテンション軸受である。テンション軸受
22の端面22bとフレーム23の壁面23bとの間に
は従来例と同様、圧縮バネ21が所定の圧で取り付けら
れている。テンション軸受22の材質は、従来のように
導電性ポリアセタール樹脂を使用し、テンションローラ
16を電気的に接地している。テンショナー17とテン
ションローラ16の軸16aとは従来と同様、回転摺動
するが、テンショナー17の軸受部内壁に加わる荷重は
軽減され、内壁面の摩耗もほとんどゼロになる。一方、
テンション軸受22の内壁22aとテンションローラ軸
16aとは従来通りの摩耗が発生するが、テンショナー
17とテンションローラ16の位置関係に変化はなく、
テンションローラ16とブレード31との相対位置関係
も変化しない。この摩耗により圧縮バネ21の取り付け
寸法がわずかに変化するが、その変化量による圧低下に
よりベルトの滑りが発生することはない。
【0033】また、テンション軸受の材質に導電性ポリ
アセタール樹脂を使用したが、例えば鉄系、銅系のオイ
ル含浸焼結材を使用しても同様の効果を得ることができ
る。
【0034】[給紙部]給紙部は画像形成部へ転写材2
を給送するものであり、複数枚の転写材2を収納したカ
セット7と給紙ローラ8、給送ローラ9、重送防止のリ
タードローラ10、給紙ガイド11、レジストローラ1
2から主に構成される。画像形成時には給紙ローラ8が
画像形成動作に応じて駆動回転し、カセット7内の転写
材2を一枚ずつ分離給送すると共に、給紙ガイド(ガイ
ド板)11によってガイドし、搬送ローラ61を経由し
てレジストローラ12に至る。画像形成動作中にレジス
トローラ12は、転写材2を静止待機させる非回転の動
作と、転写材2を中間転写ベルト18に向けて搬送する
回転の動作とを所定のシーケンスで行い、次工程である
転写工程時の画像と転写材2との位置合わせを行う。
【0035】[転写部]転写部は揺動可能な転写ローラ
60からなる。転写ローラ60は金属軸を中抵抗発泡弾
性体で巻いてあり、図示上下に移動可能で且つ駆動を有
する。上記中間転写ベルト18上に4色のトナー像を形
成している間、即ち中間転写ベルト18上のトナー像が
二次転写部T2に至るまではその画像を乱さぬよう、図
示点線に示すように転写ローラ60は下方に位置し、中
間転写ベルト18とは離れている。その後、転写材2に
カラー画像を転写するタイミングに合わせて転写ローラ
60は図示しないカム部材により図示実線で示す上方の
位置に移動し、即ち転写材2を介して中間転写ベルト1
8に所定の圧で押し付けられる。この時同時に転写ロー
ラ60にはバイアスが印加され、中間転写ベルト18上
のトナー画像は転写材2に転写される。ここで、中間転
写ベルト18と転写ローラ60とは夫々駆動されている
ため、両者に挟まれた状態の転写材2は転写工程が行わ
れると同時に、図示左方向に所定の速度で搬送され、次
工程である定着部50に向けて送られる。
【0036】[クリーナユニット]中間転写体ユニット
(中間転写ベルト)のクリーナユニット30はクリーニ
ングブレード31と、該クリーニングブレード31を中
間転写ベルト18に押し当てるための圧縮バネ36と、
これらを保持するクリーナ容器34等からなる。
【0037】クリーニングブレード31の材質はウレタ
ンゴムで金属板であるブレード保持板33上に形成させ
ていて、クリーナ容器34に保持された軸32を回転中
心とし、圧縮バネ36により中間転写ベルト18に所定
の角度をもって押し当てられているため、中間転写ベル
ト18に対し均一に当接することができる。尚、クリー
ニングブレード31の対向部にはバックアップローラと
してテンションローラ16が配置されていて、クリーニ
ングブレード31が所定の当接圧で中間転写ベルト18
に当接できる構成になっている。このクリーニングブレ
ード31が当接した点でトナー画像を中間転写ベルト1
8から掻き落とし、中間転写ベルト18をクリーニング
する。
【0038】クリーニングブレード31により回収され
た廃トナーはクリーナ容器34に回収され、クリーナ容
器34最下部に配置されているスクリュー35により本
体内に別途配置されている廃トナーボトル40に送られ
回収される。このスクリュー35は図示後方の一方端に
図示しない駆動モータの駆動力を伝達することによりス
クリュー35の搬送方向に回転させるようにしている。
【0039】[廃トナーボトル]廃トナーボトル40は
廃トナー取入口γにクリーナユニット30の排出口δを
差し込む構成になっていて、両ユニットの接続部でのト
ナー漏れが防止できる。また、廃トナーボトル40は本
体に配置されている廃トナーボトル保持部材70により
保持されていて、廃トナーが蓄積しても接続部に荷重が
かかることは無い。更に、廃トナーボトル保持部材70
は中間転写体ユニット13の当接離間動作に連動して上
下する構成になっており、他の関係ない消耗品を交換す
るときや、ジャム処理時等関係無いときに着脱する必要
は無い。
【0040】[定着部]定着部50は、上記現像手段に
より感光体ドラムに形成され、中間転写ベルト18を介
して転写材2上に形成されたトナー画像を定着させるも
のであり、図1に示すように、転写材2に熱を加えるた
めの定着ローラ51と転写材2を定着ローラ51に圧接
させるための加圧ローラ52とから成り、各ローラは中
空ローラであり、内部に夫々ヒータ(不図示)を有し回転
駆動され、同時に転写材2を搬送するよう構成されてい
る。即ち、トナー像を保持した転写材2は定着ローラ5
1と加圧ローラ52とにより搬送されると共に熱及び圧
力を加えられることによりトナーが転写材2に定着され
る。
【0041】[画像形成動作]次に上記のように構成さ
れた装置によって画像形成を行う場合の動作について説
明する。
【0042】先ず図2に示す給紙ローラ8を回転して給
紙カセット7内の転写材2を一枚分離し、レジストロー
ラ12へと搬送する。
【0043】一方、感光体ドラム1と中間転写ベルト1
8とが各々所定の外周速度V(以下プロセス速度と呼
ぶ)で図示矢印方向へ回転する。
【0044】図示中間転写ベルトの外周の任意の点が図
示Sの位置に来たときに、帯電手段5によって表面を均
一に帯電された感光体ドラム1は図示E(EY,EM,
EC,EK)の位置でレーザー露光を受け画像形成を行
う。感光体ドラム1の露光位置Eから反時計回り方向に
中間転写ベルト18との接触部T1(T1Y,T1M,
T1C,T1K)迄の距離と中間転写ベルト18の図示
S点から接触部T1迄の距離は等しく、従って時間経過
後には画像の書き初めの点Eと中間転写ベルト18上の
点Sは接触部T1の位置で一致する。即ち、中間転写ベ
ルト18に対して画像はS点を先端に反時計回り方向に
形成される。
【0045】(1:イエロー画像の形成)スキャナ部6
Yによりイエロー画像のレーザー照射を行い、感光体ド
ラム1上にイエロー潜像を形成する。この潜像形成と同
時にイエロー現像器4Yを駆動し、感光体ドラム1上の
潜像にイエロートナーが付着するように感光体ドラム1
の帯電極性と同極性で略同電位の電圧を印加してイエロ
ー現像を行う。同時に現像部の少し下流の第一転写位置
T1Yで感光体ドラム1上のイエロートナー像を中間転
写ベルト18の外周に一次転写する。この時、中間転写
ベルト18には上記イエロートナーと逆特性の電圧を印
加して一次転写を行う。
【0046】形成する画像がA3サイズの場合長さ42
0mmであり、中間転写ベルト18の外周S点からL1
点まで画像が形成される。
【0047】(2:マゼンダ画像の形成)次いで中間転
写ベルト18の外周の一点S(イエロー画像の先端)が
図示S1の位置に来たとき、同様にスキャナ部6Mによ
りマゼンタ画像のレーザー照射がスタートされ、イエロ
ーと同様にして感光体ドラム1上の潜像にマゼンダトナ
ー像が現像され、感光体ドラム1上のマゼンダトナー像
を第一転写位置T1Mで中間転写ベルト18上に転写す
る。
【0048】(3:シアン画像の形成)次いで中間転写
ベルト18の外周の一点S(イエロー及びマゼンダ画像
の先端)が図示S2の位置に来たとき、同様にスキャナ
部6Cによりシアン画像のレーザー照射がスタートさ
れ、マゼンダ同様にして感光体ドラム1上の潜像にシア
ントナー像が現像され、感光体ドラム1上のシアントナ
ー像を第一転写位置T1Cで中間転写ベルト18上にイ
エロー、マゼンダの各トナー像に重ねて転写する。
【0049】(4:ブラック画像の形成)次いで中間転
写ベルト18の外周の一点S(イエロー/マゼンダ/シ
アン画像の先端)が図示S3の位置に来たとき、同様に
スキャナー部6Kによりブラック画像のレーザー照射が
スタートされシアン同様にして感光体ドラム1上の潜像
にブラックトナー像が現像され、感光体ドラム1上のブ
ラックトナー像を第一転写位置T1Kで中間転写ベルト
18上に更に重ねて転写する。
【0050】以上イエロー、マゼンダ、シアン、ブラッ
クの順で潜像形成及び現像及び中間転写ベルト18への
トナー転写をそれぞれの一次転写位置T1Y,T1M,
T1C,T1Kで行い、中間転写ベルト18の表面にイ
エロー、マゼンダ、シアン、ブラックの4種のトナーか
ら成るフルカラーの画像を形成することになる。
【0051】ブラックトナーの中間転写ベルト18への
転写が終了する前に、即ち4色目のブラックトナーの第
一転写を終えてフルカラー画像を形成した中間転写ベル
ト18の画像先端Sが第二転写部T2へ到達する前に、
先述のレジストローラ12で待機させておいた転写材2
をタイミングを合わせて搬送スタートさせる。上記4色
の中間転写ベルト18上への各色の画像形成時には下方
に待機し中間転写ベルト18とは非接触状態であった転
写ローラ60を同時に上方へカム(図示せず)で移動さ
せ、転写材2を中間転写ベルト18の第二転写部T2で
圧接すると同時に転写ローラ60にトナーと逆特性のバ
イアスを印加することで、中間転写ベルト18上のフル
カラー画像を転写材2に一気に4色同時に転写する。第
二転写部T2を経た転写材2は中間転写ベルト18から
剥離され、定着部50へ搬送されトナー定着を行った後
に排出ローラ対62,63,64を介して本体上部の排
出部(排出トレイ)上へ画像面を下向きにして排出さ
れ、画像形成動作を終了する。
【0052】[各ユニットの着脱構成]次に本発明の中
心となる構成について図1、図4〜図16を用いて詳述
する。
【0053】図4に示すように、中間転写ベルト(中間
転写体)18は駆動ローラ14、二次転写対向ローラ1
5とテンションローラ16の3軸で張架されていて、テ
ンションローラ16に圧縮バネ21のバネ圧で加圧して
中間転写ベルト18の本体内の温湿度や経時変化による
周長の変化を吸収する構成になっている。
【0054】中間転写ベルト18の内側の両縁部には、
ゴムで形成されたガイドリブ19が接着剤により貼り付
けられている。そして、テンションローラ16の両端部
には勾配を持ち、ポリアセタール樹脂で形成したフラン
ジ20が配置されていて、ガイドリブ19とフランジ2
0で中間転写ベルト18の寄りを規制している。
【0055】また、図示後方の一方端に図示しない駆動
モータの駆動力を駆動ローラ14に伝達することによ
り、中間転写ベルト18を画像形成動作に応じて所定の
周速度で図示時計回り方向に回転させる構成になってい
る。
【0056】図1、図5に示すように、前記中間転写体
ユニット13は、本体前後側板53に配置されたステー
82と、4つのカム83、更に前記2つのステー82を
繋ぐ軸81、レバー80によって構成された当接離間手
段により、前記レバー80を所定の当接位置α、離間位
置βにそれぞれ動かすことで、前記4つのカム83が前
記中間転写体ユニット13を上下させ、各感光体ドラム
1に対する当接状態と離間状態を作り出すことができ
る。
【0057】図6の斜視図に示すように、中間転写体ユ
ニット13には、クリーナユニット30を位置決めする
ボス24,24′が2ヶ所配置されている。前記ボス2
4,24′は、前記テンションローラ16の両端部にテ
ンショナー17,17′と一体に形成されており、前記
テンションローラ16が動いても、テンションローラ軸
16aの軸線Oと、両端の前記ボス24,24′'の軸
線を結んだ線O′は常に平行に保たれる。図示後方にあ
る前記テンショナー17′の一方には前記クリーナユニ
ット30のスクリュー駆動入力部41がはまり込む丸長
穴25があり、前記クリーナユニット30がセットされ
た時には回り止めの役割を果たす。また、前記クリーナ
ユニット30には図示前方の回り止め部材42があり、
この回り止め部材42は図示前方にある前記テンショナ
ー17の一方に位置決めされる。更に、前記ボス24,
24′に前記クリーナユニット30に具備されている位
置決め溝43,43′がはまり込み、更にラッチ44,
44′により前記クリーナユニット30を前記中間転写
体ユニット13に位置決めすることができる。また、前
記クリーナ容器34には中間転写ベルト18をクリーニ
ングするためのクリーニングブレード31が前記テンシ
ョンローラ16の対向部に配置されていて、揺動軸32
を回動中心とし中間転写ベルト18に対し所定の角度で
当接するように保持されている。また、前記クリーニン
グブレード31は圧縮バネ36により所定の当接圧で当
接する構成になっている。また、前記クリーニングブレ
ード31はブレード保持板33に固定されている。
【0058】従って、前記クリーニングブレード31
は、前記テンションローラ16の位置によらず常に一定
の当接状態を保つことができるので、非常に簡単な構成
かつ低コストで良好なクリーニング性能を維持すること
が可能となる。
【0059】前記クリーナユニット30をセットする方
法としては、図7〜図9(正面図)、図10(上面図)
に示すように、中間転写体ユニット13に対してクリー
ナユニット30を離間状態で本体に対して転写材搬送方
向と直交方向に図示前方から挿入し、前記中間転写体ユ
ニット13の図示後方にある突き当て部(不図示)に当
たるまで押し込む。押し込んだ状態で、前記クリーナユ
ニット30に具備されているロック解除手段としてのレ
バー46を持って、廃トナー搬送スクリュー軸中心にク
リーナユニット30を回動させ、前記中間転写体ユニッ
ト13側のボス24,24′に前記クリーナユニット3
0側のラッチ44,44′が引っかかるまで押し上げ
る。逆に、取り出す時は、ラッチ解除も兼ねるレバー4
6により前記ラッチ44,44′を解除し、前記クリー
ナユニット30を離間状態にし、図示前方に引き出す。
【0060】前記クリーニングブレード31により回収
された廃トナー90(図11,図12参照)はクリーナ
容器34の最下部に配置されている廃トナー搬送スクリ
ュー35で図示前方に搬送され、前記クリーナ容器34
と廃トナーボトル40の接続部から前記廃トナーボトル
40に落下し回収される。前記廃トナー搬送スクリュー
35は図示後方の一方端の駆動入力部41に図示しない
駆動モータから駆動力を伝達され回転している。また、
後述するが、前記クリーナユニット30の接続部には前
記廃トナーボトル40の着脱動作に合わせて開閉するシ
ャッターがあり、前記クリーナユニット30を単体で持
ち運びするときに廃トナーが漏れない構成になってい
る。
【0061】前記廃トナー搬送スクリュー35の駆動源
は定着部の駆動源としており、モータの数を減らすこと
ができ、構造が簡略化する。
【0062】また、中間転写体ユニット13の寿命とク
リーナユニット30の寿命が一致しない場合、両ユニッ
トを同時に交換するのは不効率なので、それぞれが独立
して交換可能に構成されている。
【0063】また、図4に示すように、クリーナユニッ
ト30には、クリーニングブレード31に掻き落とされ
た廃トナーが、クリーナユニット30外に飛散したり、
漏れたりするのを防止し、確実にクリーナ容器34内に
回収させるために、クリーニングブレード31の両端近
傍にあり、クリーナ容器34と中間転写ベルト18との
隙間を塞ぐための端部シール37が配置されている。前
記端部シール37はスポンジ等の弾性体で形成されてい
る。本実施形態における前記端部シール37はモルトプ
レンの上にPTFE繊維パイルを接着した物を用いてい
る。
【0064】更に、クリーニングブレード31と平行
で、中間転写ベルト18に対しクリーニングブレード3
1の当接位置より上流側に当接するようにスクイシート
38がクリーナ容器34に配置されている。尚、スクイ
シート38は板金39に両面テープで貼り付けられ、板
金39はクリーナ容器34に両面テープで貼り付けられ
ている。
【0065】図11、図12に示すように、前記廃トナ
ーボトル40は、前記本体側板53に配置されている廃
トナーボトル保持部材70に保持されつつ、前記廃トナ
ーボトル40の上部の廃トナー取入口γと、前記クリー
ナユニット30の排出口δを嵌合させて接続し位置決め
されている。このとき前記廃トナーボトル40は前記廃
トナーボトル保持部材70に図示水平方向に隙間を保ち
つつ保持されており、前記クリーナユニット30と前記
廃トナーボトル40の位置決め部には影響を及ぼさず、
前記廃トナーボトル40の姿勢を保持できる構成になっ
ている。従って、前記中間転写ベルト18の経時変化や
熱による伸び縮みに伴う前記テンションローラ16の位
置変動(図示水平方向)、即ち前記クリーナユニット3
0の排出口δが位置変動(図示水平方向)し、前記廃ト
ナーボトル40との接続部が位置変動(図示水平方向)
しても、前記廃トナーボトル保持部材70により保持で
きる構成になっている。
【0066】また、前記廃トナーボトル保持部材70
は、前記本体側板53に対し上下にスライドできるよう
に配置されている。更に、前記廃トナーボトル保持部材
70は、前記中間転写体ユニット13を当接離間させる
前記レバー80に接続された前記前側のステー82に具
備された軸84に嵌合する構成になっていて、前記中間
転写体ユニット13の当接離間動作、即ち、前記レバー
80の動きに連動して前記中間転写体ユニット13と同
期して上下にスライドできる構成になっている。従っ
て、前記中間転写体ユニット13に固定されている前記
クリーナユニット30と、前記廃トナーボトル保持部材
70に保持された前記廃トナーボトル40は、接続され
たまま、中間転写体ユニット13の当接離間動作と一緒
に動くことができる。
【0067】上述ような構成になっているので、前記廃
トナーボトル40に廃トナー90が蓄積された際に増加
する前記廃トナーボトル40の重量を前記廃トナーボト
ル保持部材70で支えることができ、前記クリーナユニ
ット30の排出口δに不要な外力を加え、前記廃トナー
搬送スクリュー35が撓み、変音が発生するとか、駆動
トルクが大きくなる等の弊害が起こらない構成になって
いる。
【0068】更に、前記中間転写体ユニット13の当接
離間動作の際も同様で、前記クリーナユニット30と前
記廃トナーボトル40の接続部に不要な外力が加わるこ
とがない構成になっている。
【0069】このように、前記廃トナーボトル40が前
記クリーナユニット30と同期して動く構成になってい
るので、前記クリーナユニット30は前記廃トナーボト
ル40と接続部材を介することなく直接接続でき、部品
点数が削減され構成が簡略化できる。更に、接続部を嵌
合させることができるので、別途シール部材を用いるこ
となくシール性を向上することができる。更に、前記廃
トナーボトル40が上下動することにより堆積した前記
廃トナー90に振動が加わり、前記廃トナー90の充填
密度が上がり、前記廃トナーボトル40の容量フルに前
記廃トナー90を回収することができる。
【0070】また、前記廃トナーボトル保持部材70に
は前記廃トナーボトル40の満タン状態を検知するため
の満タン検知センサ71が具備されている。前記満タン
検知センサ71は光透過式センサで、前記廃トナー取入
口γの下方付近の両側に発光部71aと受光部71bが
それぞれ配置されている。前記廃トナーボトル40は、
前記発光部71aと前記受光部71bを結ぶ光軸上の部
分が透明の部材72で形成されていて、センサ光を透過
させることができる。回収された前記廃トナー90が前
記廃トナーボトル40に蓄積され、図13に示すように
前記廃トナー満タン検知センサ71のセンサ光を遮る
と、前記廃トナーボトル40を交換するように警告を出
す仕組みになっている。
【0071】図14に示すように、前記廃トナーボトル
40には本体から外したときに、前記廃トナー取入口γ
から回収した前記廃トナー90が簡単にこぼれないよう
にするためのシャッター73が具備されている。前記シ
ャッター73にはシール部材74が貼り付けられてお
り、前記シャッター73はバネ75で前記廃トナー取入
口γに付勢された状態で、前記廃トナー取入口γが完全
にシールされる構成になっている。そして、図11に示
すように、前記シャッター73は前記クリーナユニット
30の前記廃トナー排出口δが前記廃トナー取入口γに
挿入されると、前記廃トナーボトル40に配置されてい
るガイドに沿って押し込まれて開く構成になっている。
【0072】上記説明したように簡単な構成で機能を満
足させる構成では、前記中間転写体ユニット13、前記
クリーナユニット30や前記廃トナーボトル40の消耗
ユニットを交換する際に、まず前記廃トナーボトル40
を外し、次に前記クリーナユニット30、最後に前記中
間転写体ユニット13を外す順番を持っている。
【0073】そこで、図1に示すように、前記レバー8
0が離間状態βのとき、ユーザーアクセス部80aの反
対側に前記廃トナーボトル40にオーバーラップする遮
断部材としてのオーバーラップ部80bを設けることに
より、ユーザーは前記廃トナーボトル40を着脱するこ
とができなくなる。
【0074】また、このとき、図15、図16に示すよ
うに、前記中間転写体ユニット13に前記クリーナユニ
ット30がロックされていると、前記クリーナユニット
30も前記中間転写体ユニット13の離間位置に移動す
るので、前記クリーナユニット30が前記中間転写体ユ
ニット13の離間位置に来たときに、前記クリーナユニ
ット30に押し下げられるように配置したフック91の
反対側が前記中間転写体ユニット13のフレーム23に
設けられた引っ掛かり部23cに引っ掛かる構成になっ
ている。ここで、前記フック91は前記本体側板53に
固定した軸91′を中心に回動可能に保持されていて、
前記クリーナユニット30に押し下げられるとき以外は
前記フレーム23の引っ掛り部23cから退避してい
る。従って、前記クリーナユニット30がロックされた
状態で前記中間転写体ユニット13を引き出そうとして
も前記フック91により引き出すことができない。前記
フック91は本体に設けられており剛性は充分に確保で
きるので、ユーザーが誤って引き出そうとした場合でも
前記中間転写体ユニット13或いは本体にダメージを与
えることは無い。
【0075】更に、図11〜図14に示すように、前記
廃トナーボトル40の廃トナー取入口γを具備した部材
72が、前記クリーナユニット30の前記解除レバー4
6を覆い隠す形状(遮蔽部材)になっているので、ユー
ザーは前記廃トナーボトル40を外さないと前記クリー
ナユニット30の着脱を行うことができない。また、前
記廃トナー取入口γを具備した部材72(遮蔽部材)は
透明な材質でできているので、ユーザーは前記解除レバ
ー46が覆い隠されていることを容易に認識することが
できる。前述の構成にすることで、ユーザーが仮に各ユ
ニットの着脱順序を知らないとしても、コストアップな
しにユーザーに操作順序を認識させることができ、誤操
作を防止し、誤操作によるユーザーからのクレームや、
ユニット或いは本体の破損を無くすことができる。
【0076】尚、上述した実施形態では、現像器により
感光体ドラムに形成された像を担持し、これを転写材に
転写する中間転写ベルトを具備する中間転写体ユニット
を、像担持体ユニットとして具備する画像形成装置を例
示して説明したが、本発明はこれに限定されるものでは
ない。例えば、現像器からの現像剤を担持する感光体ベ
ルトなどの像担持体を具備するユニット、或いは転写材
を担持しつつ搬送し、現像器により感光体ドラムに形成
された像を前記転写材に転写する転写ベルトなどの転写
材担持体を具備するユニットを、像担持体ユニットとし
て具備する画像形成装置に本発明を適用しても同様の効
果が期待できる。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
簡単な構成且つ低コストで各ユニットの機能を満足しつ
つ、各ユニット(消耗品)の着脱順序をユーザーに間違
えずに認識させ、誤操作を防止することができるので、
確実に操作できるユーザーフレンドリーな画像形成装置
を提供することができる。
【0078】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の中間転写体ユニットとクリーナユニッ
ト、廃トナーボトル及びレバーの関係を示す正面図
【図2】画像形成装置の全体構成の概略を示す主断面図
【図3】本発明のテンションローラの構成を示す斜視図
【図4】本発明の中間転写体ユニットとクリーナユニッ
トの関係を示す断面図
【図5】本発明の中間転写体ユニットを上下させるリフ
ト機構を示す斜視図
【図6】本発明の中間転写体ユニットとクリーナユニッ
トの関係を示す斜視図
【図7】本発明のクリーナユニットの着脱方法を示す側
面図
【図8】本発明のクリーナユニットの着脱方法を示す側
面図
【図9】本発明のクリーナユニットの着脱方法を示す側
面図
【図10】本発明のクリーナユニットを示す上面図
【図11】本発明のクリーナユニットのレバーと廃トナ
ーボトルの廃トナー取入口部材の形状を示す断面図
【図12】本発明のクリーナユニットのレバーと廃トナ
ーボトルの廃トナー取入口部材の形状を示す正面図
【図13】本発明の廃トナーボトルに廃トナーが満タン
になった状態を示す断面図
【図14】本発明の廃トナーボトルを本体から除去した
状態を示す断面図
【図15】本発明のクリーナユニットがロックされた状
態で中間転写体ユニットを交換位置に移動させたときに
ロック部材が陽動する状態を示す正面図
【図16】本発明の中間転写体ユニットが着脱可能な状
態を示す断面図
【図17】従来例を示す主断面図
【符号の説明】
α …当接位置 β …離間位置 γ …廃トナー取入口 δ …排出口 T1 …一次転写部 T2 …二次転写部 1 …感光体ドラム 2 …転写材 3 …現像ユニット 4 …現像器 4S …スリーブ 4Y,4M,4C,4K …現像器 4YS,4MS,4CS,4KS …スリーブ 5 …帯電手段 6 …スキャナ部 6a …ポリゴンミラー 6b …結像レンズ 7 …カセット 8 …給紙ローラ 9 …給送ローラ 10 …リタードローラ 11 …給紙ガイド 12 …レジストローラ 13 …中間転写体ユニット 14 …駆動ローラ 15 …二次転写対向ローラ 16 …テンションローラ 16a …軸 17,17′ …テンショナー 18 …中間転写ベルト 19 …ガイドリブ 20 …フランジ 21 …圧縮バネ 22 …テンション軸受 22a …内壁 22b …端面 23 …フレーム 23b …壁面 23c …引っ掛かり部 24,24′ …ボス 25 …丸長穴 30 …クリーナユニット 31 …クリーニングブレード 32 …軸 33 …ブレード保持板 34 …クリーナ容器 35 …廃トナー搬送スクリュー 36 …圧縮バネ 37 …端部シール 38 …スクイシート 39 …板金 40 …廃トナーボトル 41 …スクリュー駆動入力部 42 …回り止め部材 43,43′ …溝 44,44′ …ラッチ 46 …解除レバー 50 …定着部 51 …定着ローラ 52 …加圧ローラ 53 …側板 60 …二次転写ローラ 61 …搬送ローラ 62,63,64 …排出ローラ対 65 …排出部 70 …廃トナーボトル保持部材 71 …満タン検知センサ 71a …発光部 71b …受光部 72 …部材 73 …シャッター 74 …シール部材 75 …バネ 80 …レバー 80a …ユーザーアクセス部 80b …オーバーラップ部 81 …軸 82 …ステー 83 …カム 84 …軸 90 …廃トナー 91 …フック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H071 BA03 BA13 BA16 BA29 DA13 DA15 EA18 2H134 GA01 GB02 HD01 JA01 JB02 KA20 KA26 KB11 KB12 KB14 KF02 KG07 KG08 KH16 KJ02 2H200 FA12 GA23 HA01 HB12 JA01 JB06 JB10 JC03 LA02 LA38 LB02 LB13 LB17

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体を具備する像担持体ユニット
    と、前記像担持体上のトナーを回収するクリーニング手
    段を具備するクリーナユニットと、前記クリーニング手
    段により回収したトナーを蓄積する廃トナーボトルと、
    を有し、前記それぞれのユニットが装置本体より交換可
    能な画像形成装置において、 前記像担持体ユニットの着脱を規制する像担持体ユニッ
    ト着脱規制手段と、 前記クリーナユニットの着脱を規制するクリーナユニッ
    ト着脱規制手段と、 前記廃トナーボトルの着脱を規制する廃トナーボトル着
    脱規制手段と、を有し、 前記ユニットの交換の際、前記着脱規制手段によりそれ
    ぞれのユニットの着脱順序が決定されることを特徴とす
    る画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記像担持体ユニットは、前記クリーナ
    ユニットと前記廃トナーボトルが装置本体より取り外さ
    れたのち着脱可能となることを特徴とする請求項1に記
    載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記クリーナユニットは、前記像担持体
    ユニットが非交換位置にあり、前記廃トナーボトルが装
    置本体より取り外されたのち着脱可能となることを特徴
    とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記廃トナーボトルは、前記像担持体ユ
    ニットが非交換位置にあるときに着脱可能であることを
    特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形
    成装置。
  5. 【請求項5】 前記像担持体ユニット着脱規制手段は、
    前記像担持体ユニットと共に位置移動する前記クリーナ
    ユニットの位置に連動して回動し、前記像担持体ユニッ
    トに対して係止又は係止解除するフックであることを特
    徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成
    装置。
  6. 【請求項6】 前記クリーナユニット着脱規制手段は、
    前記廃トナーボトルに具備され、前記クリーナユニット
    のロック解除手段を覆う遮蔽部材であることを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記遮蔽部材は透明であることを特徴と
    する請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記廃トナーボトル着脱規制手段は、前
    記中間転写体ユニットを交換位置又は非交換位置に切り
    替えるためのレバーに具備された遮断部材であることを
    特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形
    成装置。
  9. 【請求項9】 前記像担持体ユニットは、現像手段によ
    り第1の像担持体に形成された像を担持し、これを転写
    材に転写する第2の像担持体を具備するユニットである
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の
    画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記像担持体ユニットは、現像手段か
    らの現像剤を担持する像担持体を具備するユニットであ
    ることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載
    の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記像担持体ユニットは、転写材を担
    持しつつ搬送し、現像手段により像担持体に形成された
    像を前記転写材に転写する転写材担持体を具備するユニ
    ットであることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1
    項に記載の画像形成装置。
JP2001109642A 2001-04-09 2001-04-09 画像形成装置 Pending JP2002304104A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001109642A JP2002304104A (ja) 2001-04-09 2001-04-09 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001109642A JP2002304104A (ja) 2001-04-09 2001-04-09 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002304104A true JP2002304104A (ja) 2002-10-18

Family

ID=18961553

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001109642A Pending JP2002304104A (ja) 2001-04-09 2001-04-09 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002304104A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004252254A (ja) * 2003-02-21 2004-09-09 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2007093642A (ja) * 2005-09-26 2007-04-12 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
US7392007B2 (en) 2003-10-15 2008-06-24 Sharp Kabushiki Kaisha Intermediate transfer system and method for cleaning intermediate transfer belt
CN101339380A (zh) * 2007-07-04 2009-01-07 三星电子株式会社 盖打开和关闭单元、成像设备以及拆卸和安装盖的方法
JP2010204250A (ja) * 2009-03-02 2010-09-16 Canon Inc 画像形成装置
US7844199B2 (en) 2007-11-14 2010-11-30 Fuji Xerox Co., Ltd. Image forming apparatus having detachable intermediate transfer body
JP2012220633A (ja) * 2011-04-06 2012-11-12 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置
JP2013195596A (ja) * 2012-03-17 2013-09-30 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2014126846A (ja) * 2012-12-27 2014-07-07 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP2015155942A (ja) * 2014-02-20 2015-08-27 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
JP7505209B2 (ja) 2020-03-09 2024-06-25 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 画像形成装置

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004252254A (ja) * 2003-02-21 2004-09-09 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP4516720B2 (ja) * 2003-02-21 2010-08-04 京セラミタ株式会社 画像形成装置
US7392007B2 (en) 2003-10-15 2008-06-24 Sharp Kabushiki Kaisha Intermediate transfer system and method for cleaning intermediate transfer belt
JP2007093642A (ja) * 2005-09-26 2007-04-12 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP4678272B2 (ja) * 2005-09-26 2011-04-27 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
CN101339380A (zh) * 2007-07-04 2009-01-07 三星电子株式会社 盖打开和关闭单元、成像设备以及拆卸和安装盖的方法
US7844199B2 (en) 2007-11-14 2010-11-30 Fuji Xerox Co., Ltd. Image forming apparatus having detachable intermediate transfer body
JP2010204250A (ja) * 2009-03-02 2010-09-16 Canon Inc 画像形成装置
JP2012220633A (ja) * 2011-04-06 2012-11-12 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置
JP2013195596A (ja) * 2012-03-17 2013-09-30 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2014126846A (ja) * 2012-12-27 2014-07-07 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP2015155942A (ja) * 2014-02-20 2015-08-27 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
JP7505209B2 (ja) 2020-03-09 2024-06-25 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4724288B2 (ja) 画像形成装置
US7643781B2 (en) Transfer device and image forming apparatus
JP3747195B2 (ja) プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
JP5143674B2 (ja) トナー受入装置および画像形成装置
US8948676B2 (en) Image forming apparatus
JP2001075374A (ja) 画像形成装置
JP2000131940A (ja) 現像装置、現像カ−トリッジおよび画像形成装置
JP4850335B2 (ja) 画像形成装置
JP2002304104A (ja) 画像形成装置
JP4663097B2 (ja) 電子写真画像形成装置
JP4047018B2 (ja) ベルト搬送装置及び画像形成装置
JP2003316224A (ja) 画像形成装置
JP4181769B2 (ja) 画像形成装置
JP2003122228A (ja) 画像形成装置
JP4666713B2 (ja) 画像形成ユニット
JP2002214869A (ja) 画像形成装置
JP2003195721A (ja) プロセスカートリッジおよび画像形成装置
JP2000235309A (ja) 画像形成装置
JP2003316170A (ja) クリーナユニット及び画像形成装置
JP2000330393A (ja) 画像形成装置
JP3948410B2 (ja) 画像形成装置、およびトナーボトル
JP2003156944A (ja) 画像形成装置
JP2004126156A (ja) 画像形成装置
JP2004045960A (ja) カラー画像形成装置
JP4043722B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20080116