JP2551765B2 - 記憶装置 - Google Patents

記憶装置

Info

Publication number
JP2551765B2
JP2551765B2 JP61191864A JP19186486A JP2551765B2 JP 2551765 B2 JP2551765 B2 JP 2551765B2 JP 61191864 A JP61191864 A JP 61191864A JP 19186486 A JP19186486 A JP 19186486A JP 2551765 B2 JP2551765 B2 JP 2551765B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electron beam
mode
electrode
detecting means
emitted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP61191864A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6347968A (ja
Inventor
憲司 中村
文隆 簡
雅典 竹之内
直司 早川
勇 下田
昌彦 奥貫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP61191864A priority Critical patent/JP2551765B2/ja
Priority to DE3788318T priority patent/DE3788318T2/de
Priority to EP87305598A priority patent/EP0256641B1/en
Publication of JPS6347968A publication Critical patent/JPS6347968A/ja
Priority to US07/902,783 priority patent/US5355127A/en
Priority to US08/242,236 priority patent/US5574438A/en
Priority to US08/449,834 priority patent/US5576699A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2551765B2 publication Critical patent/JP2551765B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、配列された論理情報を保持し、並列に論理
反転演算することが可能な固体電子線源を利用した記憶
装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、電子線を用いた記憶素子として、例えば(G.W.
Ellis他,Applied Physics Letters,Vol.24,No.9,1974,4
19頁)などによりエレクトロンビームアドレスドMOSと
称されるものが知られている。これは、MOS(Metal Oxi
de Semiconductor)構造のキャパシタに、書き込み電子
線を入射させて絶縁層に正孔を蓄積させ、蓄積させた正
孔の一部を読み出し電子線により消失させることによっ
て情報を読み出すものである。
このような情報の読み出しにおいては情報が一部分破
壊されるため、そのままでは多数回の読み出しが不可能
である。従って、多数回の読み出しを行うためには再書
き込みを要するため、必要な情報を入手するには長い時
間がかかり、また長時間の放置により情報が消失すると
いった欠点もある。
また、このような記憶装置において、記憶されている
情報の論理反転を行う場合に、情報を順次に読み出して
電気回路によって構成された反転回路に入力し、その出
力を再び順次に記憶素子に書き込むといった繁雑な方法
が必要で、非常に長い演算時間を要している。
他方、近年研究或いは実用化されている画像処理の分
野において、二次元並列に配置された画素情報の全画素
に渡って反転を行うという演算が必要であるが、このよ
うな演算は同様に画素情報を画像メモリから順次に読み
出して反転回路を通し、再び画像メモリに書き込むとい
う操作を行っているため、演算時間が長く高速・並列に
全画素の反転を行えるような演算装置が要求されてい
る。
[発明の目的] 本発明の目的は、電子線を用いた記憶装置において、
長時間の放置によっても情報の消失がなく、かつ外部か
らの制御により簡単に並列情報を一括して反転し得る記
憶装置を提供することにある。
[発明の概要] 上述の目的を達成するための本発明の要旨は、電子線
源、電子線検出手段、該電子線検出手段の信号により前
記電子線源を駆動する駆動手段、前記電子線検出手段に
電子線が入射したときに前記電子線源から電子線が出射
されず、前記電子線検出手段に電子線が入射しないとき
に前記電子線源から電子線が出射するように制御する制
御手段を1単位とし、少なくとも2つの前記単位の間で
電子線を送受する記憶装置であって、電子線を偏向する
手段を有しており、前記電子線源から出射した電子線を
出射した電子線源と同一の前記単位内の前記電子線検出
手段に入射することにより論理反転演算を行うことを特
徴とする記憶装置である。
[発明の実施例] 本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
第1図はその概略構成図であり、電子線検出手段Dと
駆動手段Tと電子線源Eとから成る単位Uが、複数個配
されているメモリユニットMU1とMU2とが対向して設置さ
れている。なお、この第1図においては説明の簡略化の
ため、メモリユニットMU1とMU2とは単位U111、U121、U1
31、U211、U221、U231及び単位U112、U122、U132、U21
2、U222、U232から成る2行3列のマトリクスとして表
示されているが、それぞれの単位Uはエピタキシャル成
長、リソグラフィ等の半導体技術で作成することができ
るので、非常に高密度に形成することが可能となる。ま
た、メモリユニットMU1とMU2との間には電源VAが設けら
れている。更に、メモリユニットMU1とMU2との上方に
は、電磁界発生手段としての偏向電極SE1が配置されて
おり、メモリユニットMU1とMU2との下方には偏向電極SE
2が配置されていて、偏向電極SE1とSE2との間には電源V
Dが設けられている。
ここで、メモリユニットMU1及びMU2に配置されている
単位U111〜U232について第2図及び第3図により説明す
る。第2図は1単位Uの断面図を示しており、単位Uは
pn接合から成る電子線検出手段Dと駆動手段Tと電子線
源Eとから成り、p型半導体で形成された基板SSの表面
に絶縁層INSが形成され、この絶縁層INSの上部には各種
電極が取り付けられている。基板SS中に裏側からnpn接
合されて形成された電子線検出手段Dには、基準電圧を
与える電極DN、正バイアスを与える電極DI、逆バイアス
を与える電極DPが取り付けられている。また、基板SSに
は絶縁層INSの開口部を介して接地電極GNが取り付けら
れている。電子線検出手段Dの横には基板SS中に裏側か
らnp++接合されて形成された駆動手段Tが配置されて
おり、この駆動手段Tには電極TB、TE、TCが取り付けら
れている。更に駆動手段Tの横には、基板SS中に裏側か
らnp+pn+接合されて形成された電子線源Eが配置されて
いる。電子線源Eとしてはこの第2図に示すような、例
えば特公昭54-30274号、特開昭54-111272号、特開昭56-
15529号、特開昭57-38528号公報等に開示されている固
体電子線源が好ましい一例である。この電子線源Eは電
極ENを電極EPに対し正電位、つまり逆方向バイアスを印
加することによりアバランシェ効果により電子を発生さ
せ、正の電圧を印加することによってその開口部から電
子を真空中に引き出す引き出し電極EGが設けられてい
る。また、このようなpn接合を利用した固体電子線源と
して、順方向バイアスにより動作させるネガティブワー
クファンクション形のもの、その他の所謂電界放出形、
熱電子放出形のものなどが使用できる。
第3図は上述の各素子を制御するための制御手段のブ
ロック回路図である。電子線検出手段Dの電極DIにはス
イッチSWI、電極DNにはスイッチSWN、電極DPにはスイッ
チSWPが接続され、駆動手段Tの電極TBにはスイッチSW
B、電極TCにはスイッチSWEが接続されている。電子線検
出手段Dに電子線EBを入射する書き込みモードをWモー
ド、電子線検出手段Dから情報を読み出すモードをRモ
ード、この情報に対応して電子線源Eから電子線EBを出
射する電子線出射モードをGモードとし、スイッチSW
I、スイッチSWN、スイッチSWPには書き込み及び電子線
出射端子W/Gと、読み出し端子Rがそれぞれ対向して設
けられており、スイッチSWIに対応した端子W/Gには電圧
VWが、端子Rには電圧VRが印加され、スイッチSWNに対
応した端子W/Gは接地電極GNに接続され、端子Rは開放
になっている。更に、スイッチSWPに対応した端子W/Gは
負電位VBが印加され、端子Rは情報の一時待避のための
コンデンサCに接続され、情報の一部待避ができるよう
になっている。また、駆動手段TのスイッチSWB、スイ
ッチSWEには書き込み及び読み出し端子W/Rと、電子線出
射スイッチGがそれぞれ対向して設けられており、スイ
ッチSWBに対応した端子W/Rは、スイッチSWPに対応した
端子W/Gに接続されて負電位VBが印加され、端子Gはス
イッチSWPに対応した端子Rに接続されると共に、入力
端子INにより外部からの情報が入力されるようになって
いる。そして、スイッチSWEに対応した端子W/Rは接地電
極GNに接続され、端子Gには電圧VEが印加されている。
更に、駆動手段Tの電極TCは電子線源Eの電極ENに抵抗
を介して接続されており、駆動手段Tの電極TEからは出
力端子OUTにより情報を外に取り出すことができるよう
になっている。引き出し電極EGは抵抗RVを して電極VG
に接続され、電極EPは接地電極GNと接続されている。
先ず、書き込みのWモード時について考えてみると、
スイッチSWI、SWN、SWPはそれぞれ端子W/G側に接続さ
れ、スイッチSWB、SWWはそれぞれ端子W/R側に接続され
ているので、電子線検出手段Dにおいて電極DNを基準電
圧として電極DIに正の電圧VWがバイアスとして印加さ
れ、電極DPに逆バイアス電圧VBが印加されることにな
る。また、電極DN、DP間は逆バイアスのために電流は流
れない。ここで、電子線EBは電極DIを透過し絶縁層INS
内で電子・正孔対を生成し、このうち正孔が絶縁層INS
とn層の界面に近い絶縁層INS内に蓄積される。この正
孔として蓄積された電荷は、電子線EBの照射がないとき
でも比較的安定に保存される。このとき、駆動手段Tに
おいては電極TBにもスイッチSWBを介して電極DPと同様
に、逆バイアス電圧VBが印加されているためカットオフ
状態であり電子線源Eも動作しない。
また、読み出しのRモード時においてはスイッチSW
I、SWN、SWPはそれぞれ端子R側に接続され、スイッチS
WB、SWEはそれぞれ端子W/R側に接続されている。このと
き、電子線検出手段Dの状態を検知する方法としては、
逆方向電圧を電極DI、DP間に与えたときのブレークダウ
ン電圧が絶縁層INSに蓄積された電荷の有無に応じて異
なる現象を利用することが好ましい一方法である。即
ち、電極DIに書き込み時よりも更に高い正の電圧で、か
つ絶縁層INSに電荷が蓄積されていないときにはブレー
クダウンせずに、絶縁層INSに電荷が或る閾値以上に蓄
積されているときには、ブレークダウンして電流が流れ
るような電圧VRを与えることにより読み出しが行われ
る。このようなブレークダウン効果を利用することによ
り、高感度の電子線検出手段Dを得ることができる。
絶縁層INSに電荷が閾値以上に蓄積されていて、電子
線検出手段Dがブレークダウンした場合を考えると、電
極DIからDPへ電流が流れ、スイッチSWPを通じてコンデ
ンサCが充電される。電子線検出手段Dがブレークダウ
ンしない場合は、電極DIからDPの方向へ電流が流れずコ
ンデンサCは充電されない。
続いて、電子線出射のGモードにおいては、スイッチ
SWI、SWN、SWPはそれぞれ端子W/G側に、スイッチSWB、S
WEはそれぞれ端子G側に接続される。コンデンサCが充
電されていれば、この電荷がスイッチSWBを通して電極T
BからTEへ順方向に流れ込むため駆動手段Tはオン状態
となるが、電圧VEは駆動手段Tの電極TCからTEにバイパ
スして流れ電子線源Eの電極ENに電圧が印加されず電子
線源Eから電子線EBは出射されない。コンデンサCが充
電されていない場合は、電極TBからTEへ電流が流れず駆
動手段Tはオフ状態のままとなり、その結果電圧VEは電
極ENに印加されるので電子線源Eが駆動され電子線EBが
出射される。即ち、Wモードで電子検出手段Dに電子線
EBが入射したときには、Rモードに続くGモードで電子
線源Eから電子線EBは出射されず、Wモードで電子線検
出手段Dに電子線EBが入射しないときに、Rモードに続
くGモードで電子線源Eから電子線EBが出射されること
になる。
電子線源Eから放出される電子線EBの電流量は電子線
源Eと電源VGとの間に挿入された可変抵抗RVにより制御
することが可能である。
なお、読み出しのRモード時に電子線検出手段Dに蓄
積されている電荷の殆ど全てを、外部に放出する条件で
使用する完全破壊読み出しのRDモードと、蓄積されてい
る電圧の一部のみを読み出し、閾値以上の電荷量を残す
部分破壊読み出しのRNモードが設定できる。このRDモー
ドとRNモードとの選択は、例えばRDモードにおいては蓄
積電荷が放出されるため十分な時間で読み出し、RNモー
ドではそれに比較して短い時間で読み出す等の手段によ
り容易に達成できる。また、第3図においてGモード時
には出力端子OUTから情報の有無を電気的に読み出すこ
とができ、入力端子INに強制的に電圧を印加することに
より情報を書き込むことができる。
上述した単位Uを配置したメモリユニットMUを用いた
実施例の動作を再び第1図と第4図〜第7図を用いて説
明する。本実施例においては、メモリユニットMU1上の
1単位とそれに対向して配置されたメモリユニットMU2
上の1単位の計2単位により1ビットの情報を扱ってい
る。この情報は論理値であり、ここでは「1」と「0」
で表す。また、メモリユニットMU1のWモード、Rモー
ド、Gモードとそれに続くメモリユニットMU2のWモー
ド、Rモード、Gモードで1サイクルを形成する。この
1サイクルは前サイクル終了時の論理値を保持するNOP
サイクルと、論理反転を行うNOTサイクルの2つのうち
1つが選択可能である。
第4図は第1図の実施例のNOPサイクルを示し、第4
図(a)はメモリユニットMU1がGモード、メモリユニ
ットMU2がWモードである状態にある。メモリユニットM
U1からは前サイクル終了時の情報に従って例えば電子線
源E121、E131、E211から電子線EBが出射される。偏向電
極SE1、SE2には電圧が印加されておらず、電子線EBは加
速電圧VA1によるメモリユニットMU1からMU2の方向への
加速電界により加速され、電子線検出手段D122、D132、
D212に到達する。第4図(b)は(a)に続きメモリユ
ニットMU2がGモード、メモリユニットMU1がWモードと
なった状態を示している。前述のように単位U111、U11
2、…においては、Wモードで電子線EBが入射した場合
にRモードに続くGモードで電子線EBは出射されず、W
モードで電子線EBが入射しない場合に、Rモードに続く
Gモードで電子線EBが出射される。従って、第4図
(b)では電子線源E112、E222、E232から出射された電
子線EBは、加速電圧VA2によるメモリユニットMU2からMU
1の方向への加速電界により加速され、それぞれ電子線
検出手段D111、D221、D231に入射する。次のサイクルが
NOPサイクルであれば再び第4図(a)に戻るので、NOP
サイクルが継続する限り第4図の状態が保持される。
1ビットを扱う1組2単位の素子は、このようにメモ
リユニットMU1側から電子線EBを放出し、メモリユニッ
トMU2側からは放出しない状態と、メモリユニットMU2側
から電子線EBを放出してメモリユニットMU1側からは放
出しない状態との2つのうちの何れかの状態をとる。従
って、例えばメモリユニットMU1側から電子線EBを放出
している状態にある組は論理値「1」を表し、メモリユ
ニットMU2側から電子線EBを放出している状態にある組
は論理値「0」を表すと決めると、第4図の例では1組
2単位の素子(U111,U112)、(U121,U122)、(U131,U
132)、(U211,U212)、(U221,U222)、(U231,U232)
の順に「0、1、1、1、0、0」という情報を保持し
ていることになる。
第5図は第1図の実施例におけるNOTサイクルを示
し、第5図(a)においてメモリユニットMU1はGモー
ドとなり、第4図と同様の保持情報に対応して電子線源
E121、E131、E211から電子線EBが出射される。このと
き、メモリユニットMU1とMU2の間には逆加速電圧VR1が
印加され、メモリユニットMU2からMU1の方向への逆加速
電界が形成される。また、偏向電極SE1とSE2の間には偏
向電圧ND1が印加され、電極SE1からSE2の方向への偏向
電界が形成される。これらの電圧により誘起される電界
を好適に制御すればメモリユニットMU1の各単位Uの電
子線源Eから出射された電子線EBをメモリユニットMU1
の同じ単位Uにある電子線検出手段Dに入射するように
偏向させることが可能である。即ち、電子線源E121、E1
31、E211から出射された電子線EBを、それぞれ電子線検
出手段D121、D131、D211へ入射させることができる。前
述のように、メモリユニットMUの各単位Uにおいて、G
モードのとき電子線検出手段DはWモードと同様の状態
にあるので、この入射電子線EBにより電子線検出手段D
中に再び電荷が蓄積される。
第5図(b)は第5図(a)に続き、メモリユニット
MU2がGモードとなったときの状態を示している。メモ
リユニットMU1とMU2の間に印加される逆加速電圧VR2と
偏向電極SE1とSE2との間に印加される偏向電圧VD2を第
5図(a)とは逆極性にすることにより、第5図(a)
と同様にメモリユニットMU2の電子線源E112、E222、E23
2から出射された電子線EBは、それぞれ同一単位Uの電
子線検出手段D112、D222、D232に入射することになる。
第6図は第5図に示したNOTサイクルに続くNOPサイク
ルを示している。第6図(a)でメモリユニットMU1が
Gモードになると、前のサイクルで電子線EBが入射しな
かった単位Uの電子線源E111、E221、E231から電子線EB
が出射され、それ以外の単位Uからは出射されない。従
って、第6図のNOPサイクルでは保持されている論理情
報は、先と同じように1組2単位の素子(U111,U11
2)、(U121,U122)、(U131,U132)、(U211,U212)、
(U221,U222)、(U231,U232)の順番に「1、0、0、
0、1、1」となり、第4図の状態に対して第5図のNO
Tサイクルを経ることにより、論理値が全て反転された
ことになる。
第7図は第4図〜第6図までの各サイクルを続けて実
行した場合のメモリユニットMU1、MU2のW、R、Gモー
ドと加速電圧及び偏向電圧のタイミング図である。この
ようなタイミング図を組み合わせて実行することによ
り、二次元並列に配置された論理値情報の記憶及び反転
演算を並列で高速に行うことが可能となる。
実施例の説明では、電界により電子線EBの逆加速及び
偏向を行って論理反転演算を行う例を示したが、電子線
EBの偏向は磁場でも可能であり、電子線源Eから出射さ
れた電子線EBを同一単位Uの電子検出手段Dに入射させ
ることができる。
また実施例の説明では、メモリユニットMU1のGモー
ドとそれに続くメモリユニットMU2のGモードを含んで
1サイクルと定義したため、第5図に示したNOTサイク
ルで第5図(b)のようにメモリユニットMU2から電子
線EBが出射されるモードを実行する動作例を示したが、
実際には第5図(b)の実行は不要であり、NOTサイク
ルとして第5図(a)のみを実行し、次のNOPサイクル
へ移ることによって論理反転を行うことができる。
更に、実施例の説明ではメモリユニットMU1、MU2を対
向させて配置したが、このような配置は本質的なもので
はなく、電磁界その他の手段を用いてメモリユニットMU
1とMU2の対応する単位U同志で電子線EBの授受が可能
で、かつ外部制御によって電子線源Eから出射された電
子線EBが、この電子線源Eと同一単位Uにある電子線検
出手段Dに入射するように偏向させることが可能なよう
にした構成であれば、本発明の主旨から外れるものでな
いことは明らかである。
[発明の効果] 以上説明したように本発明に係る記憶装置は、電子線
を用いた記憶装置において二次元に配置された情報を保
持し、或いは全ての情報を並列・高速に論理反転し得る
ために画像処理演算に好適である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る記憶装置の実施例を示すものであ
り、第1図はその概略斜視図、第2図は電子線検出手
段、駆動手段、電子線源の説明図、第3図は制御手段の
ブロック回路図、第4図〜第6図は各種動作の説明図、
第7図はこれらの動作のタイミング図である。 符号Dは電子線検出手段、Tは駆動手段、Eは電子線
源、EBは電子線、MU1、MU2はメモリユニット、SE1、SE2
は偏向電極である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 早川 直司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 下田 勇 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 奥貫 昌彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子線源、電子線検出手段、該電子線検出
    手段の信号により前記電子線源を駆動する駆動手段、前
    記電子線検出手段に電子線が入射したときに前記電子線
    源から電子線が出射されず、前記電子線検出手段に電子
    線が入射しないときに前記電子線源から電子線が出射す
    るように制御する制御手段を1単位とし、少なくとも2
    つの前記単位の間で電子線を送受する記憶装置であっ
    て、電子線を偏向する手段を有しており、前記電子線源
    から出射した電子線を出射した電子線源と同一の前記単
    位内の前記電子線検出手段に入射することにより論理反
    転演算を行うことを特徴とする記憶装置。
  2. 【請求項2】前記単位を複数個設けた少なくとも2つの
    メモリユニットを対向させて配置した特許請求の範囲第
    1項に記載の記憶装置。
  3. 【請求項3】前記対向させたメモリユニット間に交互に
    逆方向電界を印加する手段を設けた特許請求の範囲第2
    項に記載の記憶装置。
  4. 【請求項4】前記電子線を偏向させる手段は電界又は磁
    界を発生させる電磁界発生手段とした特許請求の範囲第
    1項に記載の記憶装置。
JP61191864A 1986-06-23 1986-08-15 記憶装置 Expired - Fee Related JP2551765B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61191864A JP2551765B2 (ja) 1986-08-15 1986-08-15 記憶装置
DE3788318T DE3788318T2 (de) 1986-06-23 1987-06-23 Verfahren und Anordnung zur Datenübertragung unter Verwendung eines Elektronenstrahls.
EP87305598A EP0256641B1 (en) 1986-06-23 1987-06-23 Method and apparatus for transferring information by utilizing electron beam
US07/902,783 US5355127A (en) 1986-06-23 1992-06-24 Method and apparatus for transferring information by utilizing electron beam
US08/242,236 US5574438A (en) 1986-06-23 1994-05-13 Method for transferring information, and in particular for performing a logic operation, using electron beams
US08/449,834 US5576699A (en) 1986-06-23 1995-05-24 Method and apparatus for transferring information by utilizing electron beam

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61191864A JP2551765B2 (ja) 1986-08-15 1986-08-15 記憶装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6347968A JPS6347968A (ja) 1988-02-29
JP2551765B2 true JP2551765B2 (ja) 1996-11-06

Family

ID=16281760

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61191864A Expired - Fee Related JP2551765B2 (ja) 1986-06-23 1986-08-15 記憶装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2551765B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8169460B2 (en) 2007-05-11 2012-05-01 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8169460B2 (en) 2007-05-11 2012-05-01 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6347968A (ja) 1988-02-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3439214A (en) Beam-junction scan converter
US3651509A (en) Light pen for display having inherent memory
GB1351421A (en) Electron beam addressable semiconductor memory
JPH11305727A (ja) 発光ディスプレイの駆動方法
US3609747A (en) Solid-state display circuit with inherent memory
WO1999036754A1 (fr) Appareil d'imagerie
JP2551765B2 (ja) 記憶装置
US5896115A (en) Method for driving image display device and unit therefor
JP2551763B2 (ja) 記憶装置
US2981891A (en) Storage device
AU4182897A (en) Matrix addressable display with electrostatic discharge protection
JP2551764B2 (ja) 記憶装置
JP2518621B2 (ja) 論理演算方法
JP2518622B2 (ja) 論理演算方法
JP2551760B2 (ja) 情報シフト装置
US6816198B1 (en) Light-electricity converting apparatus using non-volatile memory and image apparatus using the same
US5574438A (en) Method for transferring information, and in particular for performing a logic operation, using electron beams
JP2551759B2 (ja) 情報転送装置
JP2604577B2 (ja) 画像形成装置
JP2001109430A (ja) 発光表示パネルの駆動装置
US3651493A (en) Solid state traveling display circuit
JP2551761B2 (ja) 記憶装置
US3673461A (en) Circuit for driving the cathodes of a display device
US2804570A (en) Electrostatic storage of digital information
JP2935823B2 (ja) 入出力装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees