JP2008267489A - 流体圧緩衝器 - Google Patents

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Abstract

【課題】背圧室の内圧によって開弁を制御するメインバルブを有する油圧緩衝器において、安定した減衰力を発生させると共にメインバルブの耐久性を高める。
【解決手段】シリンダ2内に、ピストンロッド10が連結された第1及び第2ピストン3、4を嵌装し、その間にピストン室2Cを形成する。ピストン室2C内に伸び側及び縮み側メインバルブ18、23を設け、その開弁を伸び側及び縮み側背圧室19、24によって制御する。第1及び第2ピストン3、4に縮み側及び伸び側逆止弁13、16を設ける。ピストンロッド10の伸び行程時には、縮み側逆止弁13が閉じて、シリンダ上室2Aの圧力が縮み側メインバルブ23に作用せず、縮み行程時には、伸び側逆止弁16が閉じて、シリンダ下室2Bの圧力が伸び側メインバルブに作用しないので、安定した減衰力を発生させると共に伸び側及び縮み側メインバルブ18、23の耐久性を高めることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車等の車両のサスペンション装置に装着される油圧緩衝器等の流体圧緩衝器に関し、特に、減衰力を発生させるメインバルブの開弁圧力を制御する背圧室を有する流体圧緩衝器に関するものである。
一般的に、自動車等の車両の懸架装置に装着される筒型の油圧緩衝器は、油液が封入されたシリンダ内にピストンロッドが連結されたピストンが摺動可能に嵌装され、ピストン部にオリフィス及びディスクバルブ等からなる減衰力発生機構が設けられた構造となっている。これにより、ピストンロッドの伸縮に伴うシリンダ内のピストンの摺動によって生じる油液の流れをオリフィス及びディスクバルブによって制御して減衰力を発生させる。そして、ピストン速度の低速域においては、オリフィスによってオリフィス特性の減衰力を発生させ、ピストン速度の高速域においては、ディスクバルブが撓んで開弁することにより、バルブ特性の減衰力を発生させる。
上記従来の油圧緩衝器では、ピストン速度の低速域の減衰力は、オリフィスの流路面積に依存し、高速域の減衰力は、予め設定されたディスクバルブの開弁圧力に依存することになるため、減衰力特性の設定の自由度が低く、ピストン速度の低速域において小さい減衰力を得ようとすると、高速域の減衰力が不足し、高速域において、大きい減衰力を得ようとすると、低速域の減衰力が過大となってしまうという問題がある。
そこで、例えば特許文献1に記載されているように、ディスクバルブの背面側に背圧室を設け、油液の一部を背圧室に導入し、背圧室の圧力をディスクバルブに対して閉弁方向に作用させて、ディスクバルブの開弁圧力を制御することにより、減衰力特性の設定の自由度を高めるようにした油圧緩衝器が提案されている。
特開2005−344911号公報
そして、上記特許文献1に記載された油圧緩衝器では、伸び側及び縮み側の背圧室をそれぞれその下流側のシリンダ室に連通させる逆止弁を設け、ピストンロッドの伸び行程時には、加圧されたシリンダ室の圧力を逆止弁を介して縮み側の背圧室に導入することによって縮み側のメインバルブの開弁を防止し、また、縮み行程時には、加圧されたシリンダ室の圧力を逆止弁を介して伸び側の背圧室に導入することによって伸び側のメインバルブの開弁を防止し、これにより、減衰力の安定化を図っている。
しかしながら、上記特許文献1に記載された油圧緩衝器では、次のような問題がある。ピストン速度の極低速域においては、逆止弁を介して導入される圧力によって背圧室の圧力を充分に高めることができないため、メインバルブの開弁を確実に防止することが困難であり、減衰力が不安定になりやすい。また、伸び側及び縮み側の両方の背圧室が、伸び及び縮みのいずれの行程においても加圧されることになり、その分、メインバルブに繰返し荷重がかかるため、メインバルブの耐久性が低下する。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、安定した減衰力が得られると共に耐久性を高めることができる流体圧緩衝器を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1の発明に係る流体圧緩衝器は、流体が封入されたシリンダと、該シリンダ内に摺動可能に嵌装されたピストンと、一端が前記ピストンに連結され他端が前記シリンダの外部へ延出されたピストンロッドと、前記ピストンロッドの伸び行程時に前記ピストンの摺動によって生じる流体の流れを制御して減衰力を発生させる伸び側メインバルブと、該伸び側メインバルブに閉弁方向に内圧を作用させる伸び側背圧室と、前記ピストンロッドの縮み行程時に前記ピストンの摺動によって生じる流体の流れを制御して減衰力発生させる縮み側メインバルブと、該縮み側メインバルブに閉弁方向に内圧を作用させる縮み側背圧室とを備え、前記流体の流れの一部を前記伸び側及び縮み側背圧室に導入して該伸び側及び縮み側背圧室の内圧によって前記伸び側及び縮み側メインバルブの開弁を制御する流体圧緩衝器において、前記伸び側メインバルブの下流側に設けられた伸び側逆止弁と、前記縮み側メインバルブの下流に設けられた縮み側逆止弁とを備え、かつ、前記伸び側メインバルブと前記伸び側逆止弁との間及び前記縮み側メインバルブと前記縮み側逆止弁との間のいずれにも蓄圧手段が接続されていないことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の発明おいて、前記伸び側メインバルブと前記伸び側逆止弁との間及び前記縮み側メインバルブと前記縮み側逆止弁との間を連通させたことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1乃至2のいずれかに記載の発明おいて、前記伸び側及び縮み側背圧室の少なくとも一方に導入される流体を制御して減衰力を調整する減衰力調整手段が設けられていることを特徴とする
請求項4に係る発明は、請求項3に記載の発明おいて、前記減衰力調整手段が前記伸び側及び縮み側背圧室の少なくとも一方内の圧力を調整する圧力制御弁であることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明おいて、前記伸び側及び縮み側メインバルブの少なくとも一方は、ディスクバルブであることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項5に記載の発明おいて、前記ディスクバルブには、前記伸び側又は縮み側背圧室をシールする合成樹脂製のパッキンが固着されていることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項1乃至6のいずれかに記載の発明おいて、前記ピストンは、前記ピストンロッドに固定されて間にピストン室を形成する2つのピストンからなり、前記伸び側及び縮み側メインバルブは、前記ピストン室内に配置され、前記伸び側及び縮み側逆止弁は、前記2つのピストンにそれぞれ設けられていることを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項3乃至7のいずれかに記載の発明おいて、前記伸び側及び縮み側背圧室を連通させたことを特徴とする。
請求項9に係る発明は、請求項8に記載の発明おいて、前記伸び側及び縮み側背圧室の受圧面積を異ならせたことを特徴とする。
請求項10に係る発明は、請求項7乃至9のいずれかに記載の発明おいて、前記2つのピストンの間に前記伸び側及び縮み側背圧室を形成するバルブ部材を特徴とする。
請求項11に係る発明は、請求項1乃至10のいずれかに記載の発明おいて、前記伸び側逆止弁または縮み側逆止弁の少なくとも一方を初期荷重を有するバルブとしたことを特徴とする。
請求項1の発明に係る流体圧緩衝器によれば、伸び側逆止弁によってピストンロッドの縮み行程時に伸び側メインバルブに流体の圧力が作用するのを防止し、また、縮み側逆止弁によってピストンロッドの伸び行程時に縮み側メインバルブに流体の圧力が作用するのを防止することができるので、安定した減衰力を発生させると共に、伸び側及び縮み側メインバルブの耐久性を高めることができる。
請求項2の発明に係る流体圧緩衝器によれば、前記伸び側メインバルブと前記伸び側逆止弁との間及び前記縮み側メインバルブと前記縮み側逆止弁との間を連通させたことにより、メインバルブの下流が常に低い圧力となり、安定した減衰力が得られる。
請求項3の発明に係る流体圧緩衝器によれば、減衰力調整手段によって、伸び側又は縮み側背圧室に導入される流体を制御することより、伸び側又は縮み側メインバルブの開弁を制御して減衰力特性を調整することができる。
請求項4の発明に係る流体圧緩衝器によれば、減衰力調整手段によって、伸び側又は縮み側背圧室に導入される圧力を制御することより、伸び側又は縮み側メインバルブの開弁を圧力を制御して減衰力特性を調整することができる。
請求項5の発明に係る流体圧緩衝器によれば、ディスクバルブによって減衰力を発生させることができる。
請求項6の発明に係る流体圧緩衝器によれば、伸び側逆止弁によってピストンロッドの縮み行程時に伸び側メインバルブのパッキンに流体の圧力が作用するのを防止し、また、縮み側逆止弁によってピストンロッドの伸び行程時に縮み側メインバルブのパッキンに流体の圧力が作用するのを防止することができる。
請求項7の発明に係る流体圧緩衝器によれば、伸び側及び縮み側逆止弁によってピストン室内の伸び側及び縮み側メインバルブに流体の圧力が作用するのを防止することができる。
請求項8の発明に係る流体圧緩衝器によれば、前記伸び側及び縮み側背圧室を連通させたことによりシンプルな構成とすることができる。さらに、減衰力調整手段を設ける場合も1つの調整手段で伸縮の減衰力を調整することが可能となる。
請求項9の発明に係る流体圧緩衝器によれば、前記伸び側及び縮み側背圧室の受圧面積を異ならせたことにより、前記伸び側及び縮み側背圧室を連通させた場合であっても、伸縮で減衰力特性を異ならせることができ、減衰力の設定自由度が増える。
請求項10の発明に係る流体圧緩衝器によれば、前記伸び側及び縮み側背圧室を形成するバルブ部材少ない構成部品でバルブを構成することができる。
請求項11の発明に係る流体圧緩衝器によれば、伸び側逆止弁または縮み側逆止弁の少なくとも一方を初期荷重を有するバルブとすることにより、段階的に圧力を低下させることできる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本発明の第1実施形態について、図1を参照して説明する。図1に示すように、本実施形態に係る減衰力調整式油圧緩衝器1(流体圧緩衝器)は、筒型油圧緩衝器であり、シリンダ2内に、第1ピストン3及び第2ピストン4からなるピストン5が摺動可能に嵌装され、このピストン5によってシリンダ2内がシリンダ上室2Aとシリンダ下室2Bとの2室に画成され、第1、第2ピストン3、4間にピストン室2Cが形成されている。第1及び第2ピストン3、4は、その間に挟まれたバルブ部材6と共に、中空のピストンボルト7の先端部が挿通されて、ナット8によって一体的に固定されている。ピストンボルト7の基端部(図中上部)には、略有底円筒状のケース9が取付けられている。ケース9の底部には、ピストンロッド10の一端部が連結され、ピストンロッド10の他端側は、シリンダ2の上端部に装着されたロッドガイド(図示せず)及びオイルシール(図示せず)に摺動可能かつ液密的に挿通されて、シリンダ2の外部へ延出されている。
シリンダ2の下端部には、ベースバルブ(図示せず)を介してリザーバ(蓄圧手段)が接続されている。そして、シリンダ2内には油液(流体)が封入され、リザーバ内には油液及びガスが封入されている。あるいは、シリンダ2の底部側にフリーピストンを摺動可能に嵌装してガス室を形成し、ガス室内に高圧ガスを封入してもよい。
第1ピストン3には、シリンダ上室2Aとピストン室2Cとを連通させる内周側に配置された伸び側油路11及び外周側に配置されたピストン油路12が設けられている。第1ピストン3の下端部には、伸び側油路11の油液の流動を制御する伸び側減衰弁B1が設けられている。また、第1ピストン3の上端部には、ピストン油路12のピストン室2C側からシリンダ上室2A側への油液の流通のみを許容する縮み側逆止弁13が設けられている。第2ピストン4には、シリンダ下室2Bとピストン室2Cとを連通させる内周側に配置された縮み側油路14及び外周側に配置されたピストン油路15が設けられている。第2ピストン4の上端部には、縮み側油路14の油液の流動を制御する縮み側減衰弁B2が設けられている。また、第2ピストン3の下端部には、ピストン油路15のピストン室2C側からシリンダ下室2B側への油液の流通のみを許容する伸び側逆止弁16が設けられている。
なお、縮み側逆止弁13の伸び側油路11と対向する位置と、伸び側逆止弁16の縮み側油路14と対向する位置には、それぞれの油通路を常時連通する孔が設けられている。
伸び側減衰弁B1は、第1ピストン3の下端面に形成された環状のシート部17に着座する伸び側メインバルブ18(ディスクバルブ)と、バルブ部材6によって伸び側メインバルブ18の背部に形成された伸び側背圧室19とを備えている。伸び側メインバルブ18は、伸び側油路11(シリンダ上室2A)の油液の圧力を受けて撓んで開弁し、その下流側には、第2ピストン4に設けられた伸び側逆止弁16が配置されている。なお、上述のように、リザーバ又はガス室は、シリンダ2の下端部に接続されており、伸び側メインバルブ18とその下流側の伸び側逆止弁16との間には、リザーバ等の蓄圧手段は接続されていない。伸び側背圧室19は、伸び側メインバルブ18の背面に固着された環状の合成樹脂製のパッキン20がバルブ部材6の上端部に設けられた環状溝21の内周部に摺動可能かつ液密的に嵌合されて形成されており、その内圧を伸び側メインバルブ18に対して閉弁方向に作用させる。
縮み側側減衰弁B2は、第2ピストン4の上端面に形成された環状のシート部22に着座する縮み側メインバルブ23(ディスクバルブ)と、バルブ部材6によって縮み側メインバルブ23の背部に形成された縮み側背圧室24とを備えている。縮み側メインバルブ23は、縮み側油路14(シリンダ下室2B)の油液の圧力を受けて撓んで開弁し、その下流側には、第1ピストンに設けられた縮み側逆止弁13が配置されている。なお、上述のように、リザーバ又はガス室は、シリンダ2の下端部に接続されており、縮み側メインバルブ23とその下流側の縮み側逆止弁13との間には、リザーバ等の蓄圧手段は接続されていない。縮み側背圧室24は、縮み側メインバルブ23の背面に固着された環状の合成樹脂製のパッキン25がバルブ部材6の下端部に設けられた環状溝26の内周部に摺動可能かつ液密的に嵌合されて形成されており、その内圧を縮み側メインバルブ23に対して閉弁方向に作用させる。
中空のピストンボルト7には、その軸心に沿って案内ボア27が形成され、ピストンボルト7の側壁には、案内ボア27に連通するポート28、29、30、31が径方向に貫通されている。ポート28は、第1ピストン3に設けられたオリフィス油路32を介して伸び側油路11に連通され、ポート29は、バルブ部材6に設けられた油路33を介して伸び側背圧室19に連通され、ポート30は、バルブ部材6に設けられた油路34を介して縮み側背圧室24に連通され、また、ポート31は、第2ピストン4に設けられたオリフィス油路35を介して縮み側油路14に連通されている。
ピストンボルト7の案内ボア27内には、ポート28、29に臨む伸び側弁体36(減衰力調整手段)及び径方向油路30、31に臨む縮み側弁体37(減衰力調整手段)が摺動可能に嵌装されている。案内ボア27の先端部内には縮み側弁体37の先端部が着座する環状シート部38が形成され、縮み側弁体37の後端部には、伸び側弁体36の先端部が着座する環状シート部39が形成されている。ケース9内には、ソレノイドアクチュエータ40が設けられており、ソレノイドアクチュエータ40のプランジャ41が伸び側弁体36の後端部に当接している。
ピストンボルト7の先端部には、案内ボア27からシリンダ下室2Bへの油液の流通のみを許容する逆止弁42が設けられている。縮み側弁体37には、軸方向に貫通する連通路43が設けられ、伸び側弁体36には、一端部が縮み側弁体37の連通路43に連通し、軸心に沿って延びて、他端側がプランジャ41を案内するプランジャボア44に連通する連通路45が設けられている。プランジャ41には、軸方向に貫通してプランジャボア44とケース9の内部の室46とを連通させる油路47が設けられている。ケース9の底部には、室46とシリンダ上室2Aとを連通させる油路48及び油路48の室46側からシリンダ上室2A側への油液の流通のみを許容する逆止弁49が設けられている。
伸び側弁体36は、案内ボア27に嵌合する後端側に対して先端側が小径となっており、
案内ボア27の側壁との間にポート28、29に連通する環状室50を形成すると共に、この環状室50の圧力を受ける受圧面を形成している。そして、伸び側弁体36の先端部が縮み側弁体37の環状シート部39に離着座することによって環状室50と伸び側弁体36の連通路45及び縮み側弁体37の連通路43との間を連通、遮断(開閉)する。
縮み側弁体37は、案内ボア27に嵌合する後端側に対して先端側が小径となっており、案内ボア27の側壁との間にポート30、31に連通する環状室51を形成すると共に、この環状室51の圧力を受ける受圧面を形成している。そして、縮み側弁体37の先端部が案内ボア27の環状シート部38に離着座することによって、環状室51と逆止弁42が設けられた案内ボア27の先端部及び縮み側弁体37の連通路43との間を連通、遮断(開閉)する。
ソレノイドアクチュエータ40は、コイル52への通電電流に応じてプランジャ41に推力を発生させて、伸び側及び縮み側弁体36、37を環状シート部38、39側に押圧して、これらの開弁圧力を調整する。コイル52に通電するためのリード線53は、中空のピストンロッド10に挿通されて、外部へ延ばされている。
以上のように構成した本実施形態の作用について次に説明する。
ピストンロッド10の伸び行程時には、シリンダ上室2A側の油液は、伸び側メインバルブ18の開弁前には、伸び側油路11、オリフィス油路32、ポート28を通って環状室46へ流れ、伸び側弁体36を開き、更に、連通路43及び逆止弁42を通ってシリンダ下室2Bへ流れる。このとき、環状室50の圧力がポート29及び油路33を介して伸び側背圧室19に導入される。そして、シリンダ上室2A側の圧力が伸び側メインバルブ18の開弁圧力に達すると、これが開弁して、伸び側油路11の油液は、ピストン室2C及び第2ピストン4のピストン油路15を通り、伸び側逆止弁16を開いてシリンダ下室2Bへ流れる。上述の伸び行程時には、ピストンロッド10がシリンダ2内から退出した分、リザーバ又はガス室のガスが膨張してシリンダ2内の容積変化を補償する。
そして、ソレノイドアクチュエータ40のコイル52への通電電流によって伸び側弁体36の開弁圧力を調整することにより、環状室50から連通路43への油液の流れを直接制御して減衰力を調整する。これにより、環状室50から伸び側背圧室19に導入される油液の圧力が調整されるので、同時に伸び側メインバルブ18の開弁圧力を制御することができる。
ピストンロッド10の縮み行程時には、シリンダ下室2B側の油液は、縮み側メインバルブ23の開弁前には、縮み側油路14、オリフィス油路35、ポート31を通って環状室51へ流れ、縮み側弁体37を開き、更に、連通路43、連通路45、プランジャボア44、プランジャ41の油路47、油室46、油路48及び逆止弁49を通ってシリンダ上室2Aへ流れる。このとき、環状室51の圧力がポート30及び油路34を介して縮み側背圧室24に導入される。そして、シリンダ下室2B側の圧力が縮み側メインバルブ23の開弁圧力に達すると、これが開弁して、縮み側油路14の油液は、ピストン室2C及び第1ピストン3のピストン油路12を通り、縮み側逆止弁13を開いてシリンダ上室2Aへ流れる。上述の縮み工程時には、ピストンロッド10がシリンダ2内に侵入した分、リザーバ又はガス室のガスが圧縮されてシリンダ2内の容積変化を補償する。
そして、ソレノイドアクチュエータ35のコイル50への通電電流によって縮み側弁体37の開弁圧力を調整することにより、環状室51から連通路43への油液の流れを直接制御して減衰力を調整する。これにより、環状室51から縮み側背圧室24に導入される油液の圧力が調整されるので、同時に縮み側メインバルブ23の開弁圧力を制御することができる。
このようにして、伸び側及び縮み側弁体36、37の開弁圧力を共通のソレノイドアクチュエータ40によって調整することができ、同時に、伸び側及び縮み側背圧室19、24の内圧によって伸び側及び縮み側メインバルブ18、23の開弁圧力を調整することができるので、構造をシンプルにすると共に、減衰力特性の調整範囲を広くすることができる。
縮み側メインバルブ23の下流側に縮み側逆止弁13が配置されており、ピストンロッド10の伸び行程時には、縮み側逆止弁13が閉じることにより、加圧されたシリンダ上室2Aの圧力が縮み側メインバルブ23に作用することがない。このため、縮み側背圧室24内の圧力にかかわらず、加圧されたシリンダ上室2Aの圧力によって、縮み側メインバルブ23が開弁したり、合成樹脂製のパッキン25が撓んで縮み側背圧室24に油液が流入したりすることがないので、伸び行程時において、ピストン速度にかかわらず、安定した減衰力を発生させることができる。
同様に、伸び側メインバルブ18の下流側に伸び側逆止弁16が配置されており、ピストンロッド10の縮み行程時には、伸び側逆止弁16が閉じることにより、シリンダ下室2Bの圧力が伸び側メインバルブ18に作用することがない。このため、伸び側背圧室19内の圧力にかかわらず、加圧されたシリンダ下室2Bの圧力によって、伸び側メインバルブ18が開弁したり、合成樹脂製のパッキン20が撓んで伸び側背圧室19に油液が流入したりすることがないので、縮み行程時において、ピストン速度にかかわらず、安定した減衰力を発生させることができる。
また、伸び側及び縮み側背圧室19、24は、それぞれの行程おいてのみ加圧されるので、上記特許文献1に記載されたに比して伸び側及び縮み側メインバルブ18、23の耐久性を高めることができる。
次に、本発明の第2実施形態について、図2を参照して説明する。なお、上記第1実施形態に対して同様の部分には同一の符号を付して異なる部分についてのみ詳細に説明する。
図2に示すように、本実施形態に係る油圧緩衝器54では、上記第1実施形態のものに対して、ピストンボルト7、ケース9、伸び側、縮み側弁体36、37及びソレノイドアクチュエータ40等の減衰力調整手段が省略され、代りに、伸び側及び縮み側背圧室19、24の内圧を制御する伸び側及び縮み側背圧制御弁55、56が設けられている。更に、2つの第1及び第2バルブ部材57、58が設けられ、伸び側及び縮み側背圧室19、24は、それぞれ第1及び第2バルブ部材57、58に設けられている。そして、第1、第2ピストン3、4及び第1、第2バルブ部材57、58がピストンロッド10に直接連結されている。
伸び側背圧室19は、伸び側メインバルブ18に設けられたオリフィス油路59を介して伸び側油路11に連通され、また、伸び側背圧制御弁55を介してピストン室2Cに連通されている。伸び側背圧制御弁55は、オリフィス55A(切欠)を有するディスクバルブであり、伸び側背圧室19をオリフィス55Aによってピストン室2Cに常時連通させ、また、伸び側背圧室19の圧力が所定圧力に達したとき開弁して、その圧力をピストン室2Cへリリーフする。
縮み側背圧室24は、縮み側メインバルブ23に設けられたオリフィス油路60を介して縮み側油路14に連通され、また、縮み側背圧制御弁56を介してピストン室2Cに連通されている。縮み側背圧制御弁56は、オリフィス56A(切欠)を有するディスクバルブであり、縮み側背圧室24をオリフィス56Aによってピストン室2Cに常時連通させ、また、縮み側背圧室24の圧力が所定圧力に達したとき開弁して、その圧力をピストン室2Cへリリーフする。
このように構成したことにより、ピストンロッド10の伸び行程時には、シリンダ上室2A側の油液は、伸び側メインバルブ18の開弁前には、伸び側油路11、伸び側メインバルブ18のオリフィス油路59、伸び側背圧室19、伸び側背圧制御弁55のオリフィス55A、ピストン室2C、第2ピストン4のピストン油路15を通り、伸び側逆止弁16を開いてシリンダ下室2Bへ流れ、主にオリフィス通路59及びオリフィス55Aによって減衰力が発生する。また、伸び側メインバルブ18が開弁すると、油液が伸び側油路11からピストン室2Cへ直接流れ、その開度に応じて減衰力が発生する。このとき、伸び側背圧室19の内圧によって伸び側メインバルブ18の開弁圧力が調整される。そして、伸び側背圧室19の圧力が所定圧力に達すると、伸び側背圧制御弁55が開弁して、その圧力をピストン室2Cへリリーフすることにより、伸び側メインバルブ18の開弁圧力の過度の上昇を抑制する。
ピストンロッド10の縮み行程時には、シリンダ下室2B側の油液は、縮み側メインバルブ23の開弁前には、縮み側油路14、縮み側メインバルブ23のオリフィス油路60、縮み側背圧室24、縮み側背圧制御弁56のオリフィス56A、ピストン室2C、第1ピストン3のピストン油路12を通り、縮み側逆止弁13を開いてシリンダ上室2Aへ流れ、主にオリフィス通路60及びオリフィス56Aによって減衰力が発生する。また、縮み側メインバルブ23が開弁すると、油液が縮み側油路14からピストン室2Cへ直接流れ、その開度に応じて減衰力が発生する。このとき、縮み側背圧室24の内圧によって縮み側メインバルブ23の開弁圧力が調整される。そして、縮み側背圧室24の圧力が所定圧力に達すると、縮み側背圧制御弁56が開弁して、その圧力をピストン室2Cへリリーフすることにより、縮み側メインバルブ23の開弁圧力の過度の上昇を抑制する。
そして、上記第1実施形態と同様、伸び側及び縮み側メインバルブ18、23の下流側に伸び側及び縮み側逆止弁13,16が配置され、ピストンロッド10の伸び行程時には、縮み側逆止弁13によって、加圧されたシリンダ上室2A側の圧力が縮み側メインバルブ18に作用せず、縮み行程時には、伸び側逆止弁16によって、加圧されたシリンダ下室2B側の圧力が伸び側メインバルブ18に作用しないので、ピストン速度にかかわらず、安定した減衰力を発生させると共に、伸び側及び縮み側メインバルブの耐久性を高めることができる。
次に、本発明の第3実施形態について、図3を参照して説明する。なお、上記第1実施形態に対して同様の部分には同一の符号を付して異なる部分についてのみ詳細に説明する。
図3に示すように、本実施形態に係る減衰力調整式油圧緩衝器61では、伸び側及び縮み側背圧室19、24は、バルブ部材6に設けられた油路62によって互いに連通されており、更に、共通のポート63によって、案内ボア27に連通されている。案内ボア27には、伸び側及び縮み側共通の単一の弁体64が嵌装されている。弁体64は、案内ボア27に嵌合する後端側に対して先端側が小径となっており、案内ボア27の側壁との間に、ポート63に連通する環状室65を形成すると共に、この環状室65の圧力を受ける受圧面を形成している。そして、弁体64の先端部が環状シート部38に離着座することによって、環状室65と弁体64の軸心に沿って延びる連通路66及び逆止弁42との間を連通、遮断(開閉)する。
伸び側背圧室19は、伸び側メインバルブ18に設けられたオリフィス油路67を介して伸び側油路11に連通されており、縮み側背圧室24は、縮み側メインバルブ23に設けられたオリフィス油路68を介して縮み側油路14に連通されている。また、縮み側背圧室24は、伸び側背圧室19に対して小径であり、すなわち、縮み側メインバルブ23の縮み側背圧室24に対する受圧面積は、伸び側メインバルブ18の伸び側背圧室19に対する受圧面積よりも小さくなっている。
このように構成したことにより、ピストンロッド10の伸び行程時には、シリンダ上室2A側の油液は、伸び側メインバルブ18の開弁前には、伸び側油路11、オリフィス油路67、伸び側背圧室19、油路62、縮み側背圧室24及びポート63を通って環状室65へ流れ、弁体64を開き、更に、逆止弁42を通ってシリンダ下室2Bへ流れる。そして、シリンダ上室2A側の圧力が伸び側メインバルブ18の開弁圧力に達すると、これが開弁して、伸び側油路11の油液は、ピストン室2C及び第2ピストン4のピストン油路15を通り、伸び側逆止弁16を開いてシリンダ下室2Bへ流れる。
そして、ソレノイドアクチュエータ40のコイル52への通電電流によって弁体64の開弁圧力を調整することにより、環状室65から逆止弁42への油液の流れを直接制御して減衰力を調整する。これにより、伸び側背圧室19の圧力が調整されるので、同時に伸び側メインバルブ18の開弁圧力を制御することができる。
ピストンロッド10の縮み行程時には、シリンダ下室2B側の油液は、縮み側メインバルブ23の開弁前には、縮み側油路14、オリフィス油路68、縮み側背圧室24、ポート63を通って環状室65へ流れ、弁体64を開き、更に、連通路66、プランジャボア44、プランジャ41の油路47、油室46、油路48及び逆止弁49を通ってシリンダ上室2Aへ流れる。そして、シリンダ下室2B側の圧力が縮み側メインバルブ23の開弁圧力に達すると、これが開弁して、縮み側油路14の油液は、ピストン室2C及び第1ピストン3のピストン油路12を通り、縮み側逆止弁13を開いてシリンダ上室2Aへ流れる。
そして、ソレノイドアクチュエータ40のコイル52への通電電流によって弁体64の開弁圧力を調整することにより、環状室65から連通路66への油液の流れを直接制御して減衰力を調整する。これにより、縮み側背圧室24の圧力が調整されるので、同時に縮み側メインバルブ23の開弁圧力を制御することができる。
このように、単一の弁体64によって伸び側及び縮み側の減衰力を同時に調整することができる。この場合、縮み側背圧室24は、伸び側背圧室19に対して小径であり、すなわち、縮み側メインバルブ23の縮み側背圧室24に対する受圧面積は、伸び側メインバルブ18の伸び側背圧室19に対する受圧面積よりも小さくなっているので、伸び側メインバルブ18に対して縮み側メインバルブ23の開弁圧力を低く設定することができる。
上記第1実施形態と同様、伸び側及び縮み側メインバルブ18、23の下流側に伸び側及び縮み側逆止弁13,16が配置され、ピストンロッド10の伸び行程時には、縮み側逆止弁13によって、加圧されたシリンダ上室2A側の圧力が縮み側メインバルブ18に作用せず、縮み行程時には、伸び側逆止弁16によって、加圧されたシリンダ下室2B側の圧力が伸び側メインバルブ18に作用しないので、ピストン速度にかかわらず、安定した減衰力を発生させると共に、伸び側及び縮み側メインバルブの耐久性を高めることができる。
なお、上記第1乃至第3実施形態では、第1及び第2ピストン3、4の2つのピストンとシリンダ2の側壁によってピストン室2Cを形成しているが、ピストン室2Cは、単一のピストンの内部に形成してもよい。また、上記第1乃至第3実施形態では、ピストン部に伸び側及び縮み側減衰弁B1、B2が設けられた構造について説明しているが、減衰力調整弁は、シリンダ内のピストンの摺動によって流体の流れが生じる通路であれば、ピストン部以外に設けることができ、例えばシリンダの外部に設けてもよい。
また、上記第1乃至第3実施形態では、油液の流れを制御することによって減衰力を発生させる油圧緩衝器について説明しているが、本発明は、これに限らず、ガス等の他の流体の流れを制御して減衰力を発生させるものにも同様に適用することができる。
さらに、上記第1乃至第3実施形態では、縮み側逆止弁13及び伸び側逆止弁16をセット荷重のない逆止弁として、ピストン室2Cの圧力を下流側のシリンダ室の圧力と同じ圧力となるようにしたが、若干のセット荷重をかけることで、ピストン室2Cの圧力を下流側の圧力より若干高い圧力とすることで、ピストン室2Cの圧力が安定し、減衰力特性が安定させることができる。
本発明の第1実施形態に係る減衰力調整式油圧緩衝器の要部を示す縦断面図である。 本発明の第2実施形態に係る油圧緩衝器の要部を示す縦断面図である。 本発明の第3実施形態に係る減衰力調整式油圧緩衝器の要部を示す縦断面図である。
符号の説明
1 減衰力調整式油圧緩衝器(流体圧緩衝器)、2 シリンダ、3 第1ピストン、4 第2ピストン、5 ピストン、10 ピストンロッド、13 縮み側逆止弁、18 伸び側メインバルブ、16 伸び側逆止弁、19 伸び側背圧室、23 縮み側メインバルブ、24 縮み側背圧室

Claims (11)

  1. 流体が封入されたシリンダと、該シリンダ内に摺動可能に嵌装されたピストンと、一端が前記ピストンに連結され他端が前記シリンダの外部へ延出されたピストンロッドと、前記ピストンロッドの伸び行程時に前記ピストンの摺動によって生じる流体の流れを制御して減衰力を発生させる伸び側メインバルブと、該伸び側メインバルブに閉弁方向に内圧を作用させる伸び側背圧室と、前記ピストンロッドの縮み行程時に前記ピストンの摺動によって生じる流体の流れを制御して減衰力発生させる縮み側メインバルブと、該縮み側メインバルブに閉弁方向に内圧を作用させる縮み側背圧室とを備え、前記流体の流れの一部を前記伸び側及び縮み側背圧室に導入して該伸び側及び縮み側背圧室の内圧によって前記伸び側及び縮み側メインバルブの開弁を制御する流体圧緩衝器において、
    前記伸び側メインバルブの下流側に設けられた伸び側逆止弁と、前記縮み側メインバルブの下流に設けられた縮み側逆止弁とを備え、かつ、前記伸び側メインバルブと前記伸び側逆止弁との間及び前記縮み側メインバルブと前記縮み側逆止弁との間のいずれにも蓄圧手段が接続されていないことを特徴とする流体圧緩衝器。
  2. 前記伸び側メインバルブと前記伸び側逆止弁との間及び前記縮み側メインバルブと前記縮み側逆止弁との間を連通させたことを特徴とする請求項1に記載の流体圧緩衝器。
  3. 前記伸び側及び縮み側背圧室の少なくとも一方に導入される流体を制御して減衰力を調整する減衰力調整手段が設けられていることを特徴とする請求項1乃至2のいずれかに記載の流体圧緩衝器。
  4. 前記減衰力調整手段が前記伸び側及び縮み側背圧室の少なくとも一方内の圧力を調整する圧力制御弁であることを特徴とする請求項3に記載の流体圧緩衝器。
  5. 前記伸び側及び縮み側メインバルブの少なくとも一方は、ディスクバルブであることを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載の流体圧緩衝器。
  6. 前記ディスクバルブには、前記伸び側又は縮み側背圧室をシールする合成樹脂製のパッキンが固着されていることを特徴とする請求項5に記載の流体圧緩衝器。
  7. 前記ピストンは、前記ピストンロッドに固定されて間にピストン室を形成する2つのピストンからなり、前記伸び側及び縮み側メインバルブは、前記ピストン室内に配置され、前記伸び側及び縮み側逆止弁は、前記2つのピストンにそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の流体圧緩衝器。
  8. 前記伸び側及び縮み側背圧室を連通させたことを特徴とする請求項3乃至7のいずれかに記載の流体圧緩衝器。
  9. 前記伸び側及び縮み側背圧室の受圧面積を異ならせたことを特徴とする請求項8に記載の流体圧緩衝器。
  10. 前記2つのピストンの間に前記伸び側及び縮み側背圧室を形成するバルブ部材を特徴とする請求項7乃至9のいずれかに記載の減衰力調整式流体圧緩衝器。
  11. 前記伸び側逆止弁または縮み側逆止弁の少なくとも一方を初期荷重を有するバルブとしたことを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の流体圧緩衝器。
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