JP2008247955A - ポリアリーレンスルフィド樹脂組成物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 特定構造の化合物を0.1〜1000質量ppmの範囲となる割合で含有するカルボキシル基含有ポリアリーレンスルフィド樹脂(A)、及びカルボキシル基と反応性を有する耐衝撃性改質剤(B)を必須成分として含有すること。
【選択図】なし
Description
表される分子構造を有する化合物(a1)を0.1〜1000質量ppmとなる割合で含有するものである。この上記記構造式(1)で表される構造を有する化合物(a1)は、当該ポリアリーレンスルフィド樹脂(A)を製造する際の副生成物であり、本発明は様々な副生成物、不純物のなかでも前記化合物(a1)の含有率を低減させることにより、エポキシシランカップリング剤や官能基含有熱可塑性エラストマーなどの耐衝撃性改質剤を加えた際の耐衝撃性改善効果を飛躍的に向上させたものである。カルボキシル基含有ポリアリーレンスルフィド樹脂(A)中の前記化合物(a1)の含有率は前記した通り、0.1〜1000質量ppmの範囲であるが、特にカルボキシル基と反応性を有する耐衝撃性改質剤(B)と溶融混合する際の均一性・反応性が良好なものとなり、耐衝撃性改善効果がより顕著なものとなる点から特に、1質量部〜500質量ppmの範囲にあることが好ましい。
まず、前記化合物(a1)の定量方法は、カルボキシル基含有ポリアリーレンスルフィド樹脂(A)にイオン交換水、及び0.4質量%のアルカリ水溶液を混合してイオン交換水を混合して十分にスラリー化したものを撹拌機付き耐圧容器中220℃に加熱し、前記化合物(a1)を抽出し、その含有量を高速液体クロマトグラフ(以下、「HPLC」と略記する。)で定量する方法が挙げられる。
次に、前記化合物(a2)の定量方法は、カルボキシル基含有ポリアリーレンスルフィド樹脂(A)に、イオン交換水を混合して十分にスラリー化したものを撹拌機付き耐圧容器中220℃に加熱することによって、前記化合物(a1)と前記化合物(a2)の両方を抽出し、それらの合計の含有量をHPLCで定量し、前記化合物(a1)の含有量との差をとる方法が挙げられる。
このようにして求めた前記化合物(a1)及び化合物(a2)の含有量と、測定に用いたカルボキシル基含有ポリアリーレンスルフィド樹脂(A)の質量とから、カルボキシル基含有ポリアリーレンスルフィド樹脂(A)中の前記化合物(a1)及び化合物(a2)の含有率を求めることができる。
本発明ではこのように、低溶融粘度のポリアリーレンスルフィド樹脂であっても優れた対衝撃性を発現させることができるため、電気・電子部品、自動車部品等における部品の小型化または薄肉化等への対応が可能となる。これらの範囲の中でも100ポイズ〜10000ポイズの範囲にあることが成型品の耐衝撃性と成型の際の流動性のバランスが良い点から好ましいものである。
(工程1)
先ず、工程1として、アミド基含有環状炭化水素化合物の存在下、アルカリ金属硫化物又はアルカリ金属水硫化物と芳香族ポリハロゲン化合物とを重合させる。この際、重合時にアミド基含有環状炭化水素化合物を加水分解して該化合物の開環物を得、この開環物を芳香族ポリハロゲン化合物と反応させることにより、下記構造式(2)
1)アルカリ金属カルボン酸塩またはハロゲン化リチウム等の重合助剤を使用する方法、
2)芳香族ポリハロゲン化合物等の架橋剤を使用する方法、
3)少量の水の存在下に重合反応を行い次いで水を追加してさらに重合する方法、
4)アルカリ金属硫化物と芳香族ジハロゲン化合物との反応中に、反応釜の気相部分を冷却して反応釜内の気相の一部を凝縮させ液相に還流させる方法、
5)含水アルカリ金属水硫化物と、該含水アルカリ金属硫化物1モルに対して1モル未満のアミド基含有環状炭化水素化合物、アルカリ金属水酸化物、及び芳香族ポリハロゲン化合物を混合、脱水反応させて、固形アルカリ金属硫化物、アミド基含有環状炭化水素化合物の加水分解物のアルカリ金属塩、アルカリ金属水流化物、及び芳香族ポリハロゲン化合物を含有するスラリーを得、次いで、該スラリーを更に加熱して重合させる方法、
等が挙げられる。
上記のようにしてポリアリーレンスルフィドを得た後、生成物を水洗して重合時に生成した無機塩類を除去する。水洗の方法は、例えば反応スラリーに水を加えて撹拌した後にろ過装置を用いてろ過する方法、前記したろ過によって得られた水分を含有するろ過残渣(以下「含水ケーキ」と略記する。)に再度水を加えてスラリーとした後にろ過する方法、または前記含水ケーキがろ過器に保持された状態で再度水を加えろ過する方法等が挙げられる。
水洗の際に反応スラリーに加える水の量は最終的に得られるポリアリーレンスルフィドの理論収量に対して2倍〜10倍の範囲にあることが好ましく洗浄効率の点から好ましく、上記の量の水を2〜10回、好ましくは2〜4回に分割して水洗に供することが好ましい。
前記水洗時の水の温度は50℃〜90℃の範囲であることが、やはり洗浄効率が良好となる点から好ましく、なかでも70℃〜90℃の範囲であることが特に好ましい。
(工程3)
次に、工程3として、生成物を熱水で処理することにより、前記化合物(a2)を除去することができる。該化合物(a2)は樹脂内に残存した場合、酸処理によって前記化合物(a1)へと変化し、該化合物(a1)の含有率を高めてしまうため、この温水乃至熱水での処理によって、十分に前記化合物(a2)の含有率を低減させておくことが肝要である。ここで用いる熱水の温度は、例えば、120〜275℃の範囲であることが、化合物(a2)の抽出効率が良好となる点から好ましい。更に具体的には、反応器内の気相の圧力を0.2〜4.6MPaなる条件下、140〜260℃の熱水で抽出処理を行うことが好ましい。このような熱水処理によりポリアリーレンスルフィド樹脂(A)中に包含されている前記化合物(a2)を効率よく水中に抽出することができ、続いてろ過することによって前記化合物(a2)を除去することができる。
このような熱水処理を行う具体的方法は、工程2で得られたポリアリーレンスルフィド樹脂(A)を圧力容器中において所定の圧力条件及び温度条件下に水で攪拌下に洗浄する方法が挙げられる。前記加熱攪拌の時間は10分〜300分であることが好ましい。
また、工程3で用いる熱水の量はポリアリーレンスルフィドの質量に対して1.5倍〜10倍であることが、前記化合物(a2)の抽出効率が良好となる点から好ましく、この量の熱水を2回以上に分けて熱水洗を行ってもよい。例えば、熱水洗を2回繰り返す場合、1回目の熱水洗と2回目の熱水洗の間にはろ過を行い、1回目の熱水洗で抽出した化合物(a2)を除去することが好ましい。また、熱水洗を一回実施した後にろ過を行い、前記した水洗を実施しても良い。この操作によっても化合物(a2)の除去がより促進される。また1回目の熱水洗工程と2回目の熱水洗工程の条件は前記の条件より任意に選ぶことができるものの、1回目の熱水洗工程の温度は例えば120℃〜200℃の範囲にある温度に設定して、まず高アルカリ性のろ液をろ別して除去した後に、2回目の熱水洗工程の温度を1回目の熱水洗工程の温度より高い温度、例えば150℃〜275℃の範囲にある温度に設定して実施することが前記熱水洗工程に用いられる装置の耐薬品性の観点から好ましい。
工程1〜3を経て得られた反応生成物を酸で処理してポリアリーレンスルフィドの分子構造中に存在するカルボン酸金属塩をカルボン酸に変換させる。
酸処理の方法は、工程3の熱水洗を実施した後に、得られたスラリーに対して酸処理する方法であってもよいし、または工程3の熱水洗後ろ過し、イオン交換水を加えて再度ろ過して得られた含水ケーキをスラリー化した後に酸処理する方法、または熱水洗後ろ過し、イオン交換水を加えて再度ろ過した後に固形分であるポリアリーレンスルフィドに対して酸処理する方法等が挙げられる。これらのなかでも、熱水洗後ろ過し、イオン交換水を加えて再度ろ過して得られた含水ケーキをスラリー化した後に酸処理する方法、または熱水洗後ろ過し、イオン交換水を加えて再度ろ過した後に固形分であるポリアリーレンスルフィドに対して酸処理する方法が前記CP−MABA(Na型)の除去効率に優れる点から好ましい。
これらの中でも、エポキシ基、カルボキシル基、または下記の構造式(13)、構造式(14)
るものではない。
48%NaOH水溶液83.4g(1.0モル)とN‐メチル‐2‐ピロリドン297.4g(3.0モル)を、撹拌機付き耐圧容器に仕込み、230℃で3時間撹拌した。この撹拌が終了した後、温度230℃のままバルブを開き、放圧し、N‐メチル‐2‐ピロリドンの蒸気圧程度である230℃において0.1MPaまで圧力を低下させ、水を留去した。その後、再び密閉し200℃程度まで温度を低下させた。
上記[CP−MABA(水素型)の合成]と同様にしてCP−MABA(水素型)を製
造した後、pH10の水酸化ナトリウム水溶液に、該CP−MABA(水素型)を投入し
、攪拌後、水分を留去してCP−MABA(Na型)を得た。
にて構造解析し、下記構造式(4)の構造であることを確認した。
カルボキシル基含有ポリアリーレンスルフィド樹脂(A)と化合物(a1)の合計質量に対するCP−MABA(水素型)又はCP−MABA(Na型)の定量は、以下のようにして行った。
ポリアリーレンスルフィド樹脂組成物50gにイオン交換水150gを加えて、よく撹拌して十分にスラリー化した後に、撹拌機付き耐圧容器中、220℃に昇温し30分間撹拌して抽出した。この抽出液をHPLCで測定して、標準サンプルと同じ保持時間のピーク面積と検量線とから抽出液中の濃度を求め、ポリアリーレンスルフィド樹脂組成物中の濃度(以下「CP−MABA(水素型)含有量」と略記する。)を算出した。
ポリアリーレンスルフィド樹脂組成物50gにイオン交換水140gと0.1mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液10gを加えて、よく撹拌して十分にスラリー化した後に撹拌機付き耐圧容器中、220℃に昇温し30分間撹拌して抽出した。前記と同様の方法で、ポリアリーレンスルフィド樹脂組成物中の濃度を算出した。CP−MABA(水素型)はアルカリ条件にするとCP−MABA(Na型)に変化して抽出されるため、この濃度はCP−MABA(水素型)と元々存在するCP−MABA(Na型)の合計の濃度(以下「全CP−MABA含有量」と略記する。)を意味する。従って、この濃度と前記(2)の方法で求めたCP−MABA(水素型)の濃度との差より、CP−MABA(Na型)の濃度(以下「CP−MABA(Na型)含有量」と略記する。)を算出した。
定量方法はポリアリーレンスルフィド樹脂組成物を350℃でプレスしたのち、急冷することによって非晶性を示すフィルムを作成し、フーリエ変換赤外分光装置(以下「FT−IR装置」と略記する。)で測定を行った。赤外吸収スペクトルのうち630.6cm−1の吸収に対する1705cm−1の吸収の相対強度を求め、別途後述する方法により作成した検量線を用いて測定サンプル中のカルボキシル基の含有量(以下「カルボキシル基の全含有量」と略記する。)を求めた。カルボキシル基の含有量は樹脂組成物1g中のモル数で示され、その単位はμmol/gで表される。このようにして求めたポリアリーレンスルフィド樹脂組成物のカルボキシル基の含有量と前記方法により定量したCP−MABA(水素型)の濃度の差より、カルボキシル基含有ポリアリーレンスルフィド樹脂(A)のカルボキシル基の含有量(以下「ポリマー中のカルボキシル基含有量」と略記する。)を算出した。検量線の作成方法は酸処理を行わずにカルボン酸塩を分子末端に含有するポリアリーレンスルフィド樹脂3gに所定量の4−クロロフェニル酢酸を加え良く混合したのち、前記と同じようにしてフィルムを作成し、FT−IR装置で測定を行い、カルボキシル基含有量に対する、前記吸収の相対強度比をプロットした検量線を作成した。
ポリアリーレンスルフィド樹脂組成物40gにγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン0.32gを加え、良く混合したのち、東洋精機製作所製、ラボプラストミルを用いて、300℃、40rpmの条件で22分間混練の際の、時間結果ごとのトルク測定を行った。同一粘度であるならば、ラボプラストミルのトルクが高いほど、反応性が高いことを示す。
島津製作所製のフローテスター(CFT−500C型)を用いて、温度300℃、荷重1.96MPa、オリフィス長とオリフィス径との、前者/後者の比が10/1であるオリフィスを使用して6分間保持した後に測定した。
ポリアリーレンスルフィド樹脂組成物4gを塩化メチレン80gに加え、4時間ソックスレー抽出を行った後、室温まで冷却した。抽出後の塩化メチレン溶液をエバポレーターを用い、塩化メチレンを留去して除去したのち、さらに70℃の真空乾燥機で乾燥し抽出物を得た。抽出物の秤量することにより塩化メチレン抽出量を求めた。
ポリアリーレンスルフィド樹脂組成物100質量部、住友化学工業(株)製グリシジル基含有熱可塑性エラストマー(商品名:ボンドファースト7L)10質量部、γ―グリシドキシプロピルトリメトキシシラン0.8質量部を混合した後、2軸押出機に投入し、また、サイドフィダーからガラス繊維(繊維径10μm、長さ3mmのガラス繊維チョップドストランド)をポリアリーレンスルフィド樹脂組成物100質量部に対し52.4質量部の割合で供給しながら、設定温度310℃で溶融混練してポリアリーレンスルフィド樹脂組成物のペレット得た。
ポリアリーレンスルフィド樹脂組成物のペレットを、射出成形機を用い、シリンダー温度330℃、金型温度150℃の条件で射出成形し、試験片を作成した。次いでこの試験片についてASTM D256に準じてノッチ無しの試験片を用いてIzod衝撃強度を測定した。
圧力計、温度計、コンデンサ−、デカンタ−を連結した撹拌翼および底弁付き150リットルオートクレーブにp−ジクロロベンゼン22.050kg(150モル)、N‐メチル‐2‐ピロリドン2.974kg(30モル)、68%NaSH12.362kg(150モル)、及び48%NaOH12.500kg(150モル)を仕込み、撹拌しながら窒素雰囲気下で173℃まで昇温して、水12.353kgを留出させた後、釜を密閉した。その際、共沸により留出したp−ジクロロベンゼンはデカンタ−で分離して、随時釜内に戻した。脱水終了後、内温を160℃に冷却し、N‐メチル‐2‐ピロリドン29.486kg(297モル)を仕込み、220℃まで昇温し、2時間撹拌した後、250℃まで昇温し、1時間撹拌した。最終圧力は0.28MPaであった。反応後、オートクレーブの底弁を開いて減圧状態のまま撹拌翼付き150リットル真空撹拌乾燥機にN‐メチル‐2‐ピロリドンを抜き取り、減圧下150℃で2時間撹拌してN‐メチル‐2‐ピロリドンを十分除去し、粉末状のポリアリーレンスルフィド樹脂と塩類の混合物(A−1)を得た。
圧力計、温度計、コンデンサ−を連結した撹拌翼および底弁付き150リットルオートクレーブに、フレーク状硫化ソーダ(60.3重量%Na2S)19.413kgと、N‐メチル‐2‐ピロリドン45.0kgを仕込んだ。窒素気流下攪拌しながら209℃まで昇温して、水4.644kgを留出させた(残存する水分量は硫化ソーダ1モル当り1.13モル)。その後、オートクレーブを密閉して180℃まで冷却し、パラジクロロベンゼン22.185kg及びN‐メチル‐2‐ピロリドン18.0kgを仕込んだ。液温150℃で窒素ガスを用いてゲージ圧で0.1MPaに加圧して昇温を開始した。液温260℃で3時間攪拌しつつ反応を進め、オートクレーブ上部を散水することにより冷却した。次に降温させると共にオートクレーブ上部の冷却を止めた。オートクレーブ上部を冷却中、液温が下がらないように一定に保持した。反応中の最高圧力は、0.85MPaであった。反応後、冷却し、温度170℃の時点でシュウ酸・2水和物0.284kg(2.25モル)をN‐メチル‐2‐ピロリドン0.663kgに含む溶液を加圧注入した。30分間撹拌後、冷却し、100℃で底弁を開き、反応スラリーを150リットル平板ろ過機に移送し120℃で加圧ろ過したのち、N‐メチル‐2‐ピロリドン16kgを加え、加圧ろ過した。ろ過後、撹拌翼付き150リットル真空乾燥機を用いて、減圧下150℃で2時間撹拌してN‐メチル‐2‐ピロリドンを除去し、粉末状のポリアリーレンスルフィド樹脂と塩類の混合物(B−1)を得た。
シュウ酸・2水和物0.378kg(3.00モル)をN‐メチル‐2‐ピロリドン0.882kgに含む溶液を加圧注入した以外は参考例2と同様に行い、粉末状のポリアリーレンスルフィド樹脂と塩類の混合物(B−2)を得た。
圧力計、温度計、コンデンサ−を連結した撹拌翼および底弁付き150リットルオートクレーブに、フレーク状硫化ソーダ(60.3重量%Na2S)19.413kgと、N‐メチル‐2‐ピロリドン45.0kgを仕込んだ。窒素気流下攪拌しながら209℃まで昇温して、水4.644kgを留出させた(残存する水分量は硫化ソーダ1モル当り1.13モル)。その後、オートクレーブを密閉して180℃まで冷却し、パラジクロロベンゼン22.185kg及びN‐メチル‐2‐ピロリドン18.0kgを仕込んだ。液温150℃で窒素ガスを用いてゲージ圧で0.1MPaに加圧して昇温を開始した。液温260℃で3時間攪拌しつつ反応を進め、オートクレーブ上部を散水することにより冷却した。次に降温させると共にオートクレーブ上部の冷却を止めた。オートクレーブ上部を冷却中、液温が下がらないように一定に保持した。反応中の最高圧力は、0.85MPaであった。反応後、冷却し、100℃で底弁を開き、反応スラリーを150リットル平板ろ過機に移送し120℃で加圧ろ過しN‐メチル‐2‐ピロリドン16kgを加え、再度加圧ろ過した後、撹拌翼付き150リットル真空乾燥機を用いて、減圧下150℃で2時間撹拌してN‐メチル‐2‐ピロリドンを除去し、粉末状のポリアリーレンスルフィド樹脂と塩類の混合物(C−1)を得た。
ポリアリーレンスルフィド樹脂と塩類の混合物(A−1)417gに70℃のイオン交換水1000gを加え、20分間撹拌したのちろ過した。この操作をもう1回繰り返した。得られた含水ケーキとイオン交換水600gを撹拌機付き1リッターオートクレーブに仕込み160℃で30分間撹拌を行った。室温にまで冷却後、ろ過して、得られた含水ケーキに70℃のイオン交換水800gを加えろ過を行った。得られた含水ケーキとイオン交換水600gを撹拌機付き1リッターオートクレーブに仕込み、220℃で30分間撹拌を行った。冷却後、室温で酢酸を加えてpHを6.6に調整し、30分間撹拌して酸処理したのち、ろ過して得た含水ケーキに70℃のイオン交換水600gを加え、ろ過した。得られた含水ケーキを120℃の熱風循環乾燥機で6時間乾燥して白色粉末状のポリアリーレンスルフィド樹脂組成物を得た。
pHを5.6に調整した以外は実施例1と同様に行い、白色粉末状のポリアリーレンスルフィド樹脂組成物を得た。
ポリアリーレンスルフィド樹脂と塩類の混合物(A−1)417gに70℃のイオン交換水1000gを加え、20分間撹拌したのちろ過した。この操作をもう1回繰り返した。得られた含水ケーキとイオン交換水600gを撹拌機付き1リッターオートクレーブに仕込み160℃で30分間撹拌を行った。室温にまで冷却後、ろ過して、得られた含水ケーキに70℃のイオン交換水800gを加えろ過を行った。得られた含水ケーキとイオン交換水600gを撹拌機付き1リッターオートクレーブに仕込み、220℃で30分間撹拌を行った。冷却後、ろ過して得た含水ケーキに70℃のイオン交換水600gを加えろ過したのち、室温のイオン交換水600gでスラリー化し、酢酸でpHを6.5に調整した。30分間撹拌して酸処理したのち、ろ過して得た含水ケーキに70℃のイオン交換水600gを加え、ろ過した。得られた含水ケーキを120℃の熱風循環乾燥機で6時間乾燥して白色粉末状のポリアリーレンスルフィド樹脂組成物を得た。
pHを4.5に調整した以外は実施例3と同様に行い、白色粉末状のポリアリーレンスルフィド樹脂組成物を得た。
220℃で30分間撹拌を行ったのち、冷却後、ろ過して得た含水ケーキに70℃のイオン交換水1200gを加えろ過した以外は実施例3と同様に行い、白色粉末状のポリアリーレンスルフィド樹脂組成物を得た。
ポリアリーレンスルフィド樹脂と塩類の混合物(A−1)417gに70℃のイオン交換水1000gを加え、20分間撹拌したのちろ過した。この操作をもう1回繰り返した。得られた含水ケーキとイオン交換水600gを撹拌機付き1リッターオートクレーブに仕込み160℃で30分間撹拌を行った。室温にまで冷却後、ろ過して、得られた含水ケーキに70℃のイオン交換水800gを加えろ過を行った。得られた含水ケーキとイオン交換水600gを撹拌機付き1リッターオートクレーブに仕込み、220℃で30分間撹拌を行い、室温にまで冷却後、ろ過して得た含水ケーキに70℃のイオン交換水600gを加えろ過したのち、20℃でpHが4.0の炭酸水600gを加えろ過し、さらに70℃のイオン交換水600gを加え、ろ過した。得られた含水ケーキを120℃の熱風循環乾燥機で6時間乾燥して白色粉末状のポリアリーレンスルフィド樹脂組成物を得た。
酢酸でpH調整をしなった以外は実施例3と同様に行い、白色粉末状のポリアリーレンスルフィド樹脂組成物を得た。
ポリアリーレンスルフィド樹脂と塩類の混合物(A−1)417gに70℃のイオン交換水1000gを加え、20分間撹拌したのちろ過した。この操作をもう1回繰り返した。得られた含水ケーキとイオン交換水600gを撹拌機付き1リッターオートクレーブに仕込み160℃で30分間撹拌を行った。室温にまで冷却後、ろ過して、得られた含水ケーキに70℃のイオン交換水800gを加えろ過を行った。得られた含水ケーキとイオン交換水600gを撹拌機付き1リッターオートクレーブに仕込み、220℃で30分間撹拌を行った。冷却後、ろ過して得た含水ケーキに70℃のイオン交換水1200gを加えろ過したのち、室温のイオン交換水600gでスラリー化し、酢酸でpHを6.5に調整した。30分間撹拌して酸処理したのち、ろ過して得た含水ケーキに70℃のイオン交換水600gを加え、ろ過した。得られた含水ケーキとイオン交換水600gを撹拌機付き1リッターオートクレーブに仕込み、220℃30分間撹拌を行った。冷却後、ろ過して得た含水ケーキに70℃のイオン交換水600gを加え、ろ過した。得られた含水ケーキを120℃の熱風循環乾燥機で6時間乾燥して白色粉末状のポリアリーレンスルフィド樹脂組成物を得た。
ポリアリーレンスルフィド樹脂と塩類の混合物(B−1)417gに70℃のイオン交換水1000gを加え、20分間撹拌したのちろ過した。この操作を1回繰り返したのち得られた含水ケーキとイオン交換水600gを撹拌機付き1リッターオートクレーブに仕込み160℃で30分間撹拌を行った。室温にまで冷却後、ろ過して、得られた含水ケーキに70℃のイオン交換水600gを加えろ過を行った。得られた含水ケーキを120℃の熱風循環乾燥機で6時間乾燥して白色粉末状のポリアリーレンスルフィド樹脂組成物を得た。
ポリアリーレンスルフィド樹脂と塩類の混合物(B−2)を用いた以外は実施例8と同様に行い、白色粉末状のポリアリーレンスルフィド樹脂組成物を得た。
pHを5.0に調整した以外は実施例1と同様に行い、白色粉末状のポリアリーレンスルフィド樹脂組成物を得た。
pHを4.5に調整した以外は実施例1と同様に行い、白色粉末状のポリアリーレンスルフィド樹脂組成物を得た。
ポリアリーレンスルフィド樹脂と塩類の混合物(A−1)417gに70℃のイオン交換水1000gを加え、20分間撹拌したのちろ過した。この操作をもう1回繰り返した。得られた含水ケーキとイオン交換水400gを撹拌機付き1リッターオートクレーブに仕込み160℃で30分間撹拌を行った。室温にまで冷却後、ろ過して、得られた含水ケーキに70℃のイオン交換水800gを加えろ過を行った。得られた含水ケーキとイオン交換水600gと20重量%の酢酸水溶液40gを撹拌機付き1リッターオートクレーブに仕込み、220℃で30分間撹拌を行った。室温にまで冷却したのちのスラリーのpHは3.3であった。冷却後のスラリーをろ過して得た含水ケーキに70℃のイオン交換水600gを加えろ過したのち、室温のイオン交換水600gでスラリー化したのち、ろ過し、さらに70℃のイオン交換水600gを加え、ろ過した。得られた含水ケーキを120℃の熱風循環乾燥機で6時間乾燥して白色粉末状のポリアリーレンスルフィド樹脂組成物を得た。
ポリアリーレンスルフィド樹脂と塩類の混合物(C−1)417gに70℃のイオン交換水1000gを加え、20分間撹拌したのちろ過した。この操作をもう1回繰り返した。得られた含水ケーキとイオン交換水600gを撹拌機付き1リッターオートクレーブに仕込み160℃で30分間撹拌を行った。室温にまで冷却後、ろ過して得た含水ケーキに70℃のイオン交換水600gを加えろ過した。さらに70℃のイオン交換水600gを加えろ過して得た含水ケーキを120℃の熱風循環乾燥機で6時間乾燥して白色粉末状のポリアリーレンスルフィド樹脂組成物を得た。
Claims (8)
- 前記カルボキシル基含有ポリアリーレンスルフィド樹脂(A)中のカルボキシル基の含有率が15〜100μmol/gである請求項1記載のポリアリーレンスルフィド樹脂組成物。
- カルボキシル基含有ポリアリーレンスルフィド樹脂(A)が、300℃で測定した溶融粘度が50ポイズ〜40000ポイズの範囲にあるものである請求項1又は2記載のポリアリーレンスルフィド樹脂組成物。
- カルボキシル基と反応性を有する耐衝撃性改質剤(B)が、エポキシシランカップリング剤(b1)である請求項1〜4の何れか1つに記載のポリアリーレンスルフィド樹脂組成物。
- カルボキシル基と反応性を有する耐衝撃性改質剤(B)が、カルボキシル基と反応性を有する官能基を分子構造中に有する熱可塑性エラストマー(b2)である請求項1〜4の何れか1つに記載のポリアリーレンスルフィド樹脂組成物。
- 前記ポリアリーレンスルフィド樹脂(A)及びカルボキシル基と反応性を有する耐衝撃性改質剤(B)に加え、更に繊維状無機充填剤(C)を含有する請求項1記載のポリアリーレンスルフィド樹脂組成物。
- 請求項1〜7の何れか1つに記載の組成物を溶融混練して得られるものであるポリアリーレンスルフィド樹脂組成物。
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