JP2008247264A - 鉄道車両用のドア開閉装置取付構造 - Google Patents

鉄道車両用のドア開閉装置取付構造 Download PDF

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Abstract

【課題】ドア開閉装置の取り付けにあたっての側構体の歪みを排除でき、かつ側構体におけるドア上方の部分の剛性の向上を図ることができる鉄道車両用のドア開閉装置取付構造を提供する。
【解決手段】取付構造30では、ベースプレート33が第1の継手部材41〜第3の継手部材43の平面部41c,42c,43cに接合され、第1の継手部材41〜第3の継手部材43は、屋根構体2と、骨部材31及びドア枠部材11の上辺部分11aといった横方向補強部材とを繋ぐように溶接されている。このため、第1の継手部材41〜第3の継手部材43を溶接する際の溶接痕が側構体3の外板パネル14に生じることはなく、ドア開閉装置20の取り付けにあたっての側構体3の歪みが排除される。また、ベースプレート33がそのまま補強部材としても機能するので、側構体3におけるドア13の上方の部分の剛性も確保される。
【選択図】図3

Description

本発明は、鉄道車両用のドア開閉装置取付構造に関する。
現在運行している殆どの鉄道車両には、鉄道車両がホームに入線したとき等にドアを自動で開閉させるためのドア開閉装置が取り付けられている。このようなドア開閉装置としては、例えば特許文献1に記載の鉄道車両用ドアの開閉装置がある。この従来の開閉装置は、ドアの上方に取り付けられるものであり、電動モータ、ドアの開閉方向に延在するガイドレール、ドア上縁に連結されるドア連結部材などを備えている。そして、電動モータの駆動力によってドア連結部材をガイドレールに沿ってスライドさせることにより、ドアの自動開閉がなされるようになっている。
2003−276598号公報
上述したドア開閉装置をドアの上方に取り付けるにあたって、従来では、側構体を構成する外板パネルの内側面に、ドア開閉装置の構成要素を固定するための縦方向の骨部材を別途に溶接していた。そのため、外板パネルの外側面(鉄道車両の外側面)には、上述の骨部材を溶接したときの歪みが残ってしまっていた。このような歪みの存在は、車両の見栄えを悪くするほか、錆の発生要因ともなり得るため、極力排除することが望ましい。また、ドア開閉装置の構成要素を固定する関係上、骨部材の形状寸法や配置箇所などが制限される場合があった。したがって、かかる骨部材だけでは、側構体におけるドア上方の部分の剛性の向上が困難であることも課題となっていた。
本発明は、上記課題の解決のためになされたものであり、ドア開閉装置の取り付けにあたっての側構体の歪みを排除でき、かつ側構体におけるドア上方の部分の剛性の向上を図ることができる鉄道車両用のドア開閉装置取付構造を提供することを目的とする。
上記課題の解決のため、本発明に係る鉄道車両用のドア開閉装置取付構造は、外板パネルで構成される側構体及び屋根構体と、側構体に配置されるドアとを備えた鉄道車両用のドア開閉装置取付構造であって、側構体の外板パネルに接合され、鉄道車両の長手方向に延在する横方向補強部材と、屋根構体と横方向補強部材とを繋ぐように接合され、鉄道車両の高さ方向に延在する縦方向補強部材と、縦方向補強部材に接合され、ドアの上方にてドアの開閉方向に延在する板状部材とを備えたことを特徴としている。
この鉄道車両用のドア開閉装置取付構造では、ドアの上方にてドアの開閉方向に延在する板状部材を設けているので、この板状部材にドア開閉装置の構成要素を容易に取り付けることができる。ここで、板状部材は、屋根構体と横方向補強部材とを繋ぐように接合された縦方向部材に接合されている。このため、従来のようにドア開閉装置の構成要素を固定するための骨部材を外板パネルに溶接する場合とは異なり、縦方向部材の接合による歪みが側構体の外板パネルに生じることはない。さらに、板状部材は、縦方向部材に接合されることで、側構体におけるドア上方の部分の剛性を向上させる部材としても機能する。したがって、この鉄道車両用のドア開閉装置取付構造では、ドア開閉装置の取り付けにあたっての側構体の歪みを排除し、かつ剛性の向上を図ることができる。
また、横方向補強部材には、側構体におけるドア枠部材の上辺部分が含まれており、少なくとも一対の縦方向補強部材が、屋根構体とドア枠部材の上辺部分とを繋ぐように接合されていることが好ましい。このような構成により、側構体におけるドア上方の部分の剛性を一層向上させることが可能となる。
また、板状部材は、縦方向補強部材の車室内側に接合されていることが好ましい。この場合、板状部材へのドア開閉装置の構成要素の取り付けが一層容易なものとなる。
また、板状部材は、縦方向補強部材の車室外側に接合されていることが好ましい。この場合、側構体におけるドア上方の部分の剛性をより確実に向上させることができる。
また、横方向補強部材には、車室内側に突出するチャンネル部を有する部材が含まれており、板状部材は、チャンネル部に接合されていることが好ましい。板状部材と横方向補強部材のチャンネル部とを接合することで、側構体におけるドア上方の部分の剛性をより高めることができる。
本発明に係る鉄道車両用のドア開閉装置取付構造によれば、ドア開閉装置の取り付けにあたっての側構体の歪みを排除でき、かつ側構体におけるドア上方の部分の剛性の向上を図ることができる。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る鉄道車両用のドア開閉装置取付構造の好適な実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る鉄道車両用のドア開閉装置取付構造が適用された鉄道車両構体を示す斜視図である。図1に示すように、鉄道車両構体1は、屋根構体2と、側構体3と、台枠4と、妻構体6とが互いに接合されて構成され、乗客を収容する空間を内部に有する箱型形状をなしている。
台枠4は、鉄道車両の床部を構成する構体として鉄道車両構体1の底部に配置されている。台枠4の両側部には、一対の側構体3が接合され、台枠4の一端部と他端部には、一対の妻構体6が接合されている。屋根構体2は、構体1の屋根を構成する構体として側構体3と妻構体6とを覆うように接合されている。
側構体3には、窓用開口部7及びドア用開口部8が長手方向に沿って交互に設けられている。窓用開口部7及びドア用開口部8の周囲には、鉄道車両の外側面を構成する外板パネル14が設けられている。窓用開口部7の周縁部には、窓枠部材9が設けられ、ドア用開口部8の周縁部には、ドア枠部材11が設けられている。そして、窓用開口部7及び窓枠部材9によって構成される窓部16には、例えば強化ガラスからなる窓12が設置され、ドア用開口部8及びドア枠部材11からなる出入口部17には、ドア13が設置されている。
次に、鉄道車両構体1の出入口部17の構成について、更に詳細に説明する。
図2は、鉄道車両構体の出入口部近傍を車室内側から見た図である。図2では、説明の便宜上、車室内側に設置する化粧板等を省略して示している。同図に示すように、鉄道車両構体1の出入口部17には、鉄道車両が駅のホームに入線したとき等に、ドア13を自動で開閉するためのドア開閉装置20が設置されている。
ドア開閉装置20は、ガイドレール21、モータ22、駆動プーリ23、従動プーリ24、ベルト25、ドアブラケット26、及び一対の連結部材27,28等によって構成されている。ガイドレール21は、ドア13の上方において、ドア13の開閉方向に延在し、延在方向に沿って所定の間隔で配置された複数の取付金具29を介して、後述するベースプレート33に固定されている。
モータ22は、例えばダイレクトドライブ型のモータであり、一方のドア13aの上方において、ベースプレート33の上部に固定されている。駆動プーリ23は、モータ22の駆動によって回転駆動するプーリであり、モータ22の回転軸に取り付けられている。従動プーリ24は、駆動プーリ23の回転に伴って回転するプーリである。
従動プーリ24は、他方のドア13bの上方において、ドア中心を挟んで駆動プーリ23と対称になるように、ベースプレート33の上部に固定されている。ベルト25は、駆動プーリ23及び従動プーリ24に巻き掛けられている。ドアブラケット26は、ドア13a及びドア13bの上縁部から上方に突出するように、ドア中心から見て内側と外側とに各一対固定されている。各ドアブラケット26には、ガイドレール21内に配置される戸車(図示せず)が装着されている。
一対の連結部材27,28は、ベルト25とドア13とを連結する部材である。連結部材27,28は、ベルト連結部27a,28aと、ドア連結部27b,28bとをそれぞれ有している。一方の連結部材27のベルト連結部27aは、駆動プーリ23及び従動プーリ24に巻き掛けられたベルト25の下側部分に沿って延在し、一方の連結部材27のドア連結部27bは、ベルト連結部27aの先端部分から下方に突出して、一方のドア13aにおける外側のドアブラケット26の上部に固定されている。
また、他方の連結部材28のベルト連結部28aは、駆動プーリ23及び従動プーリ24に巻き掛けられたベルト25の上側部分に沿って延在し、他方の連結部材28のドア連結部28bは、ベルト連結部28aの先端部分から下方に突出して、他方のドア13bにおける外側のドアブラケット26の上部に固定されている。
このような構成により、ドア開閉装置20では、図示しない操作部からの操作を受けてモータ22が所定の方向に駆動すると、駆動プーリ23、従動プーリ24、及びベルト25の協働により、一対の連結部材27,28がドア中心から見て外側に左右対称にスライドする。そして、一対の連結部材27,28のスライドに伴って、連結部材27,28のドア連結部27b,28bに固定されたドアブラケット26,26がガイドレール21に沿ってドア13a,13bと共に左右対称にスライドし、ドア13の開閉がなされる。
続いて、鉄道車両構体1におけるドア開閉装置20の取付構造について説明する。
図3は、ドア開閉装置の取付構造を示す図である。また、図4は、図3におけるIV−IV線断面図である。図3及び図4に示すように、ドア開閉装置20の取付構造30は、鉄道車両の長手方向に延在する骨部材(横方向補強部材)31と、上述したドア枠部材11の上辺部分(横方向補強部材)11a及び側辺部分11bと、鉄道車両の高さ方向に延在する継手部材(縦方向補強部材)32と、ベースプレート(板状部材)33とによって構成されている。
骨部材31は、側構体3の剛性を確保するための部材である。骨部材31は、図4にも示すように、断面ハット状をなす型材であり、断面コの字状のチャンネル部31aと、チャンネル部31aの両側部に沿って延在する平板状の一対のフランジ部31b,31bとを有している。チャンネル部31aの側部は、チャンネル部31aの頂部からフランジ部31bに向かって裾広がりとなっている。そして、骨部材31は、チャンネル部31aが車室内側に突出するように配置され、フランジ部31b,31bの長手方向に沿った連続溶接あるいはスポット溶接により、側構体3における外板パネル14の内側に強固に固定されている。
外板パネル14においては、骨部材31は、例えばドア枠部材11よりも上方に3本配置され、隣接するドア枠部材11の上辺部分11a,11aの間にそれぞれ1本配置されている。また、骨部材31は、ドア枠部材11の側辺部分11bと窓枠部材9の側辺部分9aとの間にも複数配置され、図示しないが、窓枠部材9の下辺部分よりも下方において、隣接するドア枠部材11の側辺部分11b,11bの間にも適宜配置されている。
継手部材32は、屋根構体2の下縁部2aと横方向補強部材とを繋ぐ板状の部材であり、第1の継手部材41〜第4の継手部材44によって構成されている。第1の継手部材41〜第4の継手部材44は、ドア中心を挟んで対称となるように対になって配置されている。
第1の継手部材41は、最もドア中心寄りに配置されている。第1の継手部材41の上端部41a及び下端部41bは、屋根構体2の下縁部2a及びドア枠部材11の上辺部分11aにそれぞれ略密着するように、車室内側に2段階に折り曲げられている(図4参照)。また、下端部41bは、上端部41aよりも幅広となっており、これにより、下端部41bは、ドア枠部材11の上辺部分11aにしっかりと係合している。第1の継手部材41は、上端部41a及び下端部41bに鉄道車両の長手方向に沿って3箇所のスポット溶接を行うことにより、屋根構体2の下縁部2aと、ドア枠部材11の上辺部分11aにおける中央寄りの部分とに強固に固定されている。
第2の継手部材42は、ドア枠部材11の側辺部分11bの位置に対応して配置されている。第2の継手部材42の上端部42a及び下端部42bは、第1の継手部材41と同様に、それぞれ車室内側に2段階に折り曲げられている。また、下端部42bは、ドア枠部材11の上辺部分11a側、側辺部分11b側、及び隣接するドア枠部材11の上辺部分11a,11aの間に配置される骨部材31側に向かって3方向に張り出した形状となっている。
第2の継手部材42は、上端部42aに鉄道車両の長手方向に沿って3箇所のスポット溶接を行い、かつ3方向に張り出した下端部42bの各張出端部にそれぞれ1箇所のスポット溶接を行うことにより、屋根構体2の下縁部2aと、ドア枠部材11の上辺部分11a、側辺部分11b、及び隣接するドア枠部材11の上辺部分11a,11aの間に配置される骨部材31とに強固に固定されている。
第3の継手部材43は、窓枠部材9の側辺部分9aの位置に対応して配置されている。第3の継手部材43の上端部43a及び下端部43bは、屋根構体2の下縁部2a及び隣接するドア枠部材11の上辺部分11a,11aの間に配置される骨部材31に略密着するように、車室内側に2段階に折り曲げられている。第3の継手部材43は、上端部43a及び下端部43bに鉄道車両の長手方向に沿って3箇所のスポット溶接を行うことにより、屋根構体2の下縁部2aと、隣接するドア枠部材11の上辺部分11a,11aの間に配置される骨部材31とに強固に固定されている。
第4の継手部材44は、ドア中心から見て最も外側に配置されている。第4の継手部材44は、第1の継手部材41〜第3の継手部材43よりも細く形成されており、第4の継手部材44の上端部44a及び下端部44bは、第3の継手部材43と同様に、車室内側に2段階に折り曲げられている。第4の継手部材44は、上端部44a及び下端部44bに鉄道車両の長手方向に沿って2箇所のスポット溶接を行うことにより、第3の継手部材43よりも外側の位置において、屋根構体2の下縁部2aと、隣接するドア枠部材11の上辺部分11a,11aの間に配置される骨部材31とに強固に固定されている。
ベースプレート33は、ドア開閉装置20の各構成要素を取り付けるための部材である。ベースプレート33は、例えば縦約270mm、横約2700mmの長方形状をなし、ドア枠部材11の上方に位置する3本の骨部材31と第1の継手部材41〜第3の継手部材43との間において、ドア13の開閉方向に延在するように配置されている。
ベースプレート33の車室外側の面は、図4に示すように、ドア枠部材11の上方に位置する3本の骨部材31におけるチャンネル部31aの頂部に略密着し、ベースプレート33の車室内側の面は、第1の継手部材41〜第3の継手部材43の平面部41c,42c,43cにそれぞれ略密着している。そして、ベースプレート33は、鉄道車両の長手方向に沿ってスポット溶接を行うことにより、ドア枠部材11の上方に位置する3本の骨部材31におけるチャンネル部31aの頂部、及び第1の継手部材41〜第3の継手部材43の平面部41c,42c,43cにそれぞれ強固に固定されている。
以上説明したように、ドア開閉装置20の取付構造30では、ドア13の上方にてドア13の開閉方向に延在するベースプレート33を設けることにより、ベースプレート33にドア開閉装置20のガイドレール21、モータ22、駆動プーリ23、及び従動プーリ24といった各構成要素を容易に取り付けられる。ここで、ベースプレート33は、第1の継手部材41〜第3の継手部材43の平面部41c,42c,43cに接合されており、第1の継手部材41〜第3の継手部材43は、屋根構体2と、骨部材31及びドア枠部材11の上辺部分11aといった横方向補強部材とを繋ぐように溶接されている。
このため、従来のようにドア開閉装置の構成要素を固定するための縦方向の部材を外板パネルに溶接する場合とは異なり、第1の継手部材41〜第3の継手部材43を溶接する際の溶接痕が側構体3の外板パネル14に生じることはない。したがって、ドア開閉装置20の取り付けにあたっての側構体3の歪みが排除され、その結果、車両の見栄えが向上すると共に、鉄道車両を長期に使用した場合の錆の発生も抑えられる。
また、ドア開閉装置20の取付構造30では、上述した第1の継手部材41〜第4の継手部材がドア中心を挟んで対称に対になって配置されている上、継手部材32に接合されるベースプレート33がそのまま補強部材としても機能する。したがって、側構体3におけるドア13の上方の部分の剛性も十分に確保される。
さらに、ドア開閉装置20の取付構造30では、ベースプレート33がドア枠部材11の上方に位置する3本の骨部材31と第1の継手部材41〜第3の継手部材43との間に配置され、ベースプレート33の車室外側の面は、ドア枠部材11の上方に位置する3本の骨部材31におけるチャンネル部31aの頂部に略密着した状態で溶接されている。これにより、より高い剛性の確保が図られている。
本発明は、上記実施形態に限られるものではない。例えば、上述した実施形態では、ベースプレート33を第1の継手部材41〜第4の継手部材44の車室外側に配置して溶接しているが、図5に示すように、ベースプレート33を第1の継手部材41〜第4の継手部材44の車室内側に配置して溶接するようにしてもよい。この場合、ベースプレート33が車室内側に露になるため、ベースプレート33へのドア開閉装置20の各構成要素の取り付けが一層容易なものとなる。また、継手部材32の設置数や寸法などは、必要とされる剛性に応じて適宜変更可能である。骨部材31についても同様である。
本発明の一実施形態に係る鉄道車両用のドア開閉装置取付構造が適用された鉄道車両構体を示す斜視図である。 鉄道車両構体の出入口部近傍を車室内側から見た図である。 ドア開閉装置の取付構造の一実施形態を示す図である。 図3におけるIV−IV線断面図である。 ドア開閉装置の取付構造の変形例を示す図である。
符号の説明
1…鉄道車両構体、2…屋根構体、3…側構体、11…ドア枠部材、11a…上辺部分、13…ドア、14…外板パネル、20…ドア開閉装置、30…取付構造、31…骨部材(横方向補強部材)、31a…チャンネル部、32…継手部材(縦方向補強部材)、33…ベースプレート(板状部材)、41〜44…第1の継手部材〜第4の継手部材(縦方向補強部材)。

Claims (5)

  1. 外板パネルで構成される側構体及び屋根構体と、前記側構体に配置されるドアとを備えた鉄道車両用のドア開閉装置取付構造であって、
    前記側構体の前記外板パネルに接合され、前記鉄道車両の長手方向に延在する横方向補強部材と、
    前記屋根構体と前記横方向補強部材とを繋ぐように接合され、前記鉄道車両の高さ方向に延在する縦方向補強部材と、
    前記縦方向補強部材に接合され、前記ドアの上方にて前記ドアの開閉方向に延在する板状部材とを備えたことを特徴とする鉄道車両用のドア開閉装置取付構造。
  2. 前記横方向補強部材には、前記側構体におけるドア枠部材の上辺部分が含まれており、
    少なくとも一対の前記縦方向補強部材が、前記屋根構体と前記ドア枠部材の上辺部分とを繋ぐように接合されていることを特徴とする請求項1記載の鉄道車両用のドア開閉装置取付構造。
  3. 前記板状部材は、前記縦方向補強部材の車室内側に接合されていることを特徴とする請求項1又は2記載の鉄道車両用のドア開閉装置取付構造。
  4. 前記板状部材は、前記縦方向補強部材の車室外側に接合されていることを特徴とする請求項1又は2記載の鉄道車両用のドア開閉装置取付構造。
  5. 前記横方向補強部材には、前記車室内側に突出するチャンネル部を有する部材が含まれており、
    前記板状部材は、前記チャンネル部に接合されていることを特徴とする請求項4記載の鉄道車両用のドア開閉装置取付構造。
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