JP2008241732A5 - - Google Patents

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光導波路デバイス、光導波路デバイス製造装置、製造方法、及びその製造プログラム
本発明は、光導波路デバイス等に関し、特に、光導波路に対応した位置に光素子を実装する際の精度向上および生産性の向上を図った光導波路デバイス、光導波路デバイス製造装置、製造方法、及びその製造プログラムに関する。
光アクセス市場で使用される光トランシーバには、LD,PD,薄膜フィルタ,レンズなどから構成されるマイクロオプティクス型モジュールと、シリコン基板上に石英導波路を作製し、さらに同じ基板上にLD,PDなどをハイブリッド実装して構成されるPLCモジュールがある。両者とも一長一短を有するが、後者の方は、前者のように光出力をモニタしながら各構成部品の光軸調整する手間を必要としないため、コスト、デリバリーの点で有利と言える。なお後者におけるハイブリッド実装には一般にパッシブアライメント実装と呼ばれる技術が利用される。
パッシブアライメント実装では、実装部品の光導波路部に対する平面方向の位置精度は、実装部品に形成されたアライメントマーカを画像認識することで確保される。又、垂直方向は、基板上に形成された台座をベースとすることによって精度が確保される。この台座高さは高精度に作製できるため、台座に光素子を搭載するだけで、光導波路との高さ位置を高精度に合わせることが可能となる。
パッシブアライメント実装により組み立てられた光導波路デバイスの従来例を図12および図13に示す。この図12に示す従来例において、平面状に形成された光導波路デバイス50は、シリコン結晶からなる基板51上に形成された光導波路形成部56と、これに対応して設けられた光素子搭載部57とを備えている。前記光導波路形成部56は、シリコン基板51上に形成されたベース層521,下部クラッド層522、光導波路コア53および上部クラッド層54を有する光導波路部55により形成されている。
又、光素子搭載部57は、前記光導波路形成層55の一部が除去されて露出した光導波路コア53の端面(図13左端面)と光学的に結合するように搭載された光素子58と、この光素子58の高さ位置を高精度に設定する4個の台座ブロック59とを備えて構成されている。この各台座ブロック59の上端面にはクロム膜61が設けられている。ここで光素子58としては半導体レーザチップ(LD)が利用されており、活性層58Aが、光導波路部55の光導波路コア53と光軸が一致した状態となるように装着される。
光素子搭載部57は、ベース層521と同一の膜から成型した上述の台座ブロック59と、位置決め用のアライメントマーカ(クロム膜製、左右二つ形成されている)62を上端面に備えたマーカ台60とを備えている。台座ブロック59は、ベース層521と同一の膜からパターニングしたものであり、台座ブロック59とベース層521の高さは実質的に完全に一致している。光素子58の実装時には、これら台座ブロック59上に光素子58が配設されて支持されるようになっている。なおベース層521,下部クラッド層522,光導波路コア53及び上部クラッド層54は、いずれもCVDにより成膜されたものである。
一方、光素子58の平面方向の位置調整は、光素子搭載領域57に設けた左右二つの前記基板側アライメントマーカ62を利用して行われる。この基板側アライメントマーカ62を保持するアライメントマーカ台60は円柱になっており、その上面に、金属膜(クロム膜)から成る前述した基板側アライメントマーカ62が固着されている。この基板側アライメントマーカ62の上面の円中心位置は、前述した光導波路部55の導波路コア53の位置を基準に、高精度に調整されている。
また、光素子58の下面には、前述の基板側アライメントマーカ62に対応した光素子側アライメントマーカ58aが、左右二つ設けられている。この光素子側アライメントマーカ58aは、図14に示すように円の抜き型状の金属膜パターンとして形成されており、その円中心位置は、当該光素子58の活性層58Aの位置を基準に左右に配置され高精度に調整されている。さらに、光素子側アライメントマーカ58aと基板側アライメントマーカ62は、それぞれの中心位置が互いに一致したときに、当該光素子58が正しい装着場所に来るようにその位置が特定されている。
実際に、光素子58を実装する際には、図12乃至13に示すように、この光素子58側の金属膜パターン(光素子側アライメントマーカ58a)と前述した基板側アライメントマーカ62とを、画像認識によって図14に示すように重ね合わせる。この場合、図13に示すように、基板51側からは赤外光を照射し、上方部分に配設したモニタ用カメラ52によって透過光をモニタする。これにより、赤外光は金属部分が遮光されるため、図14に示すような画像を得ることができる。
この図14にあって、左側の図は、光素子58の実装に際し、基板51上にあって基板側アライメントマーカ62とLD側アライメントマーカ58aとの中心軸がずれている場合を示す。又、同図の右側の図は、基板側アライメントマーカ62とLD側のアライメントマーカ58aとの中心軸が一致した場合を示す。
この基板側又は光素子側の各アライメントマーカ62,58aの各位置は、上述したように、それぞれ光導波路部56の導波路コア53の位置又は光素子の活性層58Aの位置に対してそれぞれ精度よく決められているため、両者の円中心が合致した位置に光素子を搭載することで、活性層58Aと光導波路コア53の、互いの平面方向の光軸を高精度に合わせることができる。
また、この種の光導波路デバイスでは、従来より特許文献1に開示されている技術が知られている。この技術は、アライメントマーカとして、光軸と平行な短い線状マーカを、光導波路部と光素子部の双方の、両者が突き当たる端面部分にそれぞれ形成し、これらを相互に突き合わせて一致した位置に位置決めしようとするものである。この技術によれば、光導波路部と光素子部は、両者が突き合わされた状態で位置合せができるため、両者の端面に沿った方向のみの調整で位置決めを行うことができ、二次元的な位置調整が必要なくなるとされている。
特開2002−062447
上記従来例にあって、例えば図12乃至13に示すものについては、光導波路側アライメントマーカ62と光素子側アライメントマーカ58aとの中心軸を一致させ、これによって光導波路コア53と光素子側の活性層58Aの各光軸を合わせることができるようにするには、導波路コア53側(又は光素子58の活性層58A側)に対応する各マーカの中心位置が予め精度よく特定されていることが前提となっている。
一方、光導波路デバイスの量産に際しては、多数の光導波路チップを同時にシリコンウェハ上に作成していく。シリコンウェハの加工処理は、熱処理や成膜などウェハ全体に応力を与える工程を多く含み、このため、ウェハの変形度合いの変動によって、光素子搭載領域57に設けた基板側アライメントマーカ62と光導波路部55に設けた光導波路コア53とをそれぞれパターニングする際、両者の位置合せ精度が異なる場合がある。また、光導波路コア53とこれに対する基板側アライメントマーカ62は、別層に作成され、それぞれ別の工程で位置決めがなされるため、両者の相対位置は位置合せ精度に依存し、常に一定に保たれるとは限らない。図15にこの場合の一例を示す。
この図15において、光導波路コア53と基板側アライメントマーカ62とは共通の基板51上に設けられており、又、活性層58Aと光素子部側アライメントマーカ58aとは、共に光素子部58に設けられている(図12乃至図13参照)。図15中の×印の位置は、光素子搭載領域57にあって、基板側アライメントマーカ62が本来存在するべき(理論上)の位置を示す。これに対し、モニタ用カメラ等によって認識された基板側アライメントマーカ62の実際の位置は、図示したように×印からずれている場合がある。
これは、前述したウェハに加わる応力に起因した変形に伴う、モジュール内の各部位をそれぞれパターニングしていく際の位置合せ精度の変動による。このため、前述した図14の場合の手法により基板側アライメントマーカ62の中心点に光素子側アライメントマーカ58aの中心点を一致させた上で光素子58を実装すると、図15に示すように導波路コア53と活性層58Aの各光軸線が一致しないという不都合が生じうる。しかしながら上記従来例にあっては、基板側アライメントマーカ62の本来あるべき位置を検出する術がないことから、そのズレ量はもちろんのこと、ズレが発生していることすら判別することができない。このため、特に光素子の実装に伴う不具合から、光導波路デバイスの良品率が低下するという問題が生じていた。
一方、上記した特許文献1に開示された技術は、光導波路部および光素子部が向き合う端面に沿った方向のみの位置合せには好適なものである。ただし実際には、加工精度の問題や応力による歪みに起因して、基板や素子部には様々な変形が生じるため、光素子部を装着する際には、角度ズレを含めた二次元的な位置調整が必要になる。しかしながらこの調整を一次元の線状アライメントマーカで実施するのは極めて困難である。例えば光導波路の光軸は1 〜2度ずれると大きな問題を生じるが、光導波路の長さに比べてはるかに短いアライメントマーカによってこの程度のずれを認識するのは事実上不可能である。またアライメントマーカの長さは、位置調整用モニタの画面内に画像を納める必要があるために長くすることができないので、結局この技術は一次元方向の位置合せ以外には有効ではない。
(発明の目的)
本発明の目的は、上記従来例の有する不都合を改善し、特に、光導波路を含む基板の応力歪み等に起因した位置合わせ用マーカのパターニング精度変動等の悪影響を、有効に回避すると共に、これによって実装精度の向上を図り、且つ生産性向上を図った光導波路デバイス、光導波路デバイス製造装置、製造方法、及びその製造プログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明にかかる光導波路デバイスは、基板上に成膜された光導波路コアを有する光導波路部と、前記基板上に前記光導波路部と光学的に結合するように実装された光素子とを備える光導波路デバイスにおいて前記基板上に、前記基板面からの高さが前記光導波路コアの上面と略同じ面上に形成され前記光素子の実装位置の基準となる第1のマーカと、基板面からの高さが前記第1のマーカと異なる面上に形成され前記光素子の実装位置の基準となる第2のマーカとを備えることを特徴とする。
これにより、基準マーカである第1のマーカは光導波路コアに対しての位置ずれが極端に少ないことから、光素子の実装に際しては絶対的な基準マーカとして前述した基板上の他の全ての位置に対して有効に機能することができ、光素子が実装されるべき正規の位置を特定することができる。
上記目的を達成するため、本発明にかかる光導波路デバイスの製造装置は、基板上に成膜された光導波路コアを有する光導波路部に対応して前記基板上に前記光導波路部と光学的に結合するように実装される光素子の実装領域を透過光により撮影する撮影手段と、この撮影手段で得られる透過画像に基づいて前記光素子の実装領域をモニター画像上に表示する画像表示手段と、前記光素子を予め設定されたXーY平面上の前記実装領域に移送し設置する光素子移送設置機構と、これらの各構成要素を駆動制御する主制御手段とを備えた光導波路デバイスの製造装置において、前記主制御手段が、
前記請求項1乃至5のいずれか一つに記載の光導波路デバイスにおける光素子の実装に際して前記画像表示手段を介して前記モニター画像に前記XーY平面を設定すると共に、当該設定されたXーY平面上から前記光導波路デバイスの基板上における前記第1のマーカを基準として前記第2のマーカの実際の位置情報を検出するマーカ位置検出部と、この検出された実際の第2のマーカの位置情報を予め特定されている正規の第2のマーカの位置情報と比較してその差を位置ずれ量として算出する位置ずれ量算出部と、この算出された位置ずれ量に基づいて前記光素子移送設置機構を駆動制御して、前記第2のマーカに対応して前記光素子側に予め付された光素子側マーカの中心位置が前記第2のマーカの正規の位置の中心に一致するように、前記光素子を移送し設置する移送先補正制御部と、を備えていることを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明にかかる光導波路デバイスの製造方法は、基板上に成膜された光導波路コアを有する光導波路部と、前記基板上に前記光導波路部と光学的に結合するように実装された光素子とを備える光導波路デバイスの製造方法において、前記基板上に、前記基板面からの高さが前記光導波路コアの上面と略同じ面上に前記光素子の実装位置の基準となる第1のマーカを形成する工程と、前記基板面からの高さが前記第1のマーカと異なる面上に前記光素子の実装位置の基準となる第2のマーカを形成する工程を含むことを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明にかかる他の光導波路デバイスの製造方法は、基板上に成膜された光導波路コアを有する光導波路部に対応して前記基板上に前記光導波路部と光学的に結合するように実装される光素子の実装領域を透過光によって撮影する撮影手段と、この撮影手段で得られる透過画像に基づいて前記光素子の実装領域をモニター画像上に表示する画像表示手段と、前記光素子を予め設定されたXーY平面上の前記実装領域に移送し設置する光素子移送設置機構と、これらの各構成要素を駆動制御する主制御手段とを備えた光導波路デバイスの製造装置にあって、
前記請求項1乃至5のいずれか一つに記載の光導波路デバイスにおける光素子の実装に際して前記画像表示手段を介して前記モニター画像に前記XーY平面を設定すると共に当該設定されたXーY平面上から前記光導波路デバイスの加工処理後の基板上における前記第1のマーカを基準として前記第2のマーカの実際の位置情報を前記主制御手段のマーカ位置検出部が検出し、この検出された実際の第2のマーカの位置情報を予め特定されている正規の第2のマーカの位置情報と比較してその差を位置ずれ量として前記主制御手段の位置ずれ量算出部が算出し、この算出された位置ずれ量に基づいて前記主制御手段の移送先補正制御部が前記光素子移送設置機構を駆動制御し、前記第2のマーカに対応して前記光素子側に予め付された光素子側マーカの中心位置が前記第2のマーカの正規の位置の中心に一致するように前記光素子を移送し設置するようにしたことを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明にかかる光導波路デバイスの製造制御プログラムは、 基板上に成膜された光導波路コアを有する光導波路部に対応して前記基板上に前記光導波路部と光学的に結合するように実装される光素子の実装領域を透過光によって撮影する撮影手段と、この撮影手段で得られる透過画像に基づいて前記光素子の実装領域をモニター画像上に表示する画像表示手段と、前記光素子を予め設定されたXーY平面上の前記実装領域に移送し設置する光素子移送設置機構と、これらの各構成要素を駆動制御する主制御手段とを備えた光導波路デバイスの製造装置にあって、
前記請求項1乃至5のいずれか一つに記載の光導波路デバイスにおける光素子の実装に際して前記画像表示手段を介して前記モニター画像に前記XーY平面を設定するXーY平面を設定機能、 当該設定されたXーY平面上から前記光導波路デバイスの加工処理後の前記基板上における前記第1のマーカを基準として前記第2のマーカの実際の位置情報を検出する位置情報検出機能、 この検出された実際の第2のマーカの位置情報を予め特定されている正規の第2のマーカの位置情報と比較してその差を位置ずれ量として算出する位置ずれ量算出機能、 及びこの算出された位置ずれ量に基づいて前記光素子移送設置機構を駆動制御して、前記第2のマーカに対応して前記光素子側に予め付された光素子側マーカの中心位置が前記第2のマーカの正規の位置の中心に一致するように、前記光素子を移送し設置する移送先補正制御機能、 を前記主制御手段が備えているコンピュータに実現させるようにしたことを特徴とする。
このように、光導波路部に形成された基準マーカである第1のマーカの位置を基準として、基板側アライメントマーカが本来存在するべき位置と実際に存在している位置との差分を決定し、該差分に基づき、前記基板側アライメントマーカである第2のマーカと光素子部側のアライメントマーカとの位置関係を補正することにより、前記光素子部を前記基板上の実装するべき位置に有効に設置することができる。
これにより、基板の変形などによって第2のマーカである基板側アライメントマーカが本来位置するべき正規の場所からずれていても、ずれを織り込んだ上で、当該基板側アライメントマーカ(第2のマーカ)を位置調整用のターゲットとして有効利用することができる。
本発明は以上のように構成され機能するので、これによると、特に基板上の光導波路側に装備した基準マーカによって、光素子の正規の装備位置を不変的に特定し得るので、光素子装備領域に歪みが生じても、前記光素子の装備位置の位置ずれ量を補正することができる。このため、実装に際しては光素子を正規の位置に確実に配設装備することが可能となり、実装精度および生産性の向上を図ることができるという優れた光導波路デバイス、光導波路デバイス製造装置、製造方法、及びその製造プログラム光導波路デバイス及び光導波路デバイスの製造方法を提供することができる。
以下、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて説明する。図1に、本実施形態にかかる光導波路デバイスの概念的な分解斜視図、図2に同じく平面図を示す。この図1において、光導波路デバイス10は、シリコン結晶からなる基板11と、この基板11上の一部に設けられた光導波路形成部16と、この光導波路形成部16に対応して基板11上の別の一部に設けられた光素子搭載部17(光素子実装領域)とを備えている。光導波路形成部16は、基板11上に、いずれもCVD膜から成るベース層121,下部クラッド層122,光導波路コア13,及び上部クラッド層14が積層されて形成された光導波路部15を備えている。
この光導波路部15および光素子搭載部17の形成は、まず基板11の全面に各層を成膜・加工し、その後、エッチングによって光素子搭載部17の領域に、台座ブロック19およびマーカ台20を形成することによって行う。台座ブロック19およびマーカ台20は、ベース層121と同一の膜から形成されており、エッチングの際には、予めこの膜上にパターニングしておいたクロム層21A ,21B ,22をマスクとして利用することにより、この構造が実現できる。一方、光導波路コア13と基準マーカ台24は同一の膜から形成され、両者のパターニングは同一のマスクにより一括して行われる。なお基準マーカ台24の上面にはクロム膜(基準マーカ24Aおよび24Bに相当)が形成されている。さらに、光導波路部15の断面に露出した光導波路コア13の端面に対し、光素子搭載部17に搭載された光素子18が光学的に結合されるように搭載され、これによって光導波路デバイス10が形成されている。前記光素子18として、本実施形態としては、半導体レーザチップが使用されている。以下、ここでは、半導体レーザチップを含む光素子全体をLDとして表記する。
即ち、上記図1における実施形態では、基板11上に形成された光導波路コア13を有する光導波路部15とこの光導波路部15に対応して前記基板11上に装着された端面発光型の光素子18(LD)とを備え、前記基板11上で双方を光端面接続してハイブリッド実装し、これによって、光導波路デバイス10が形成されている。
なお、前述した光素子18の下面には、LD活性層25を挟んだ両側の位置に、開口型のLD側アライメントマーカ18A,18Bがそれぞれ設けられている。又、光素子18を実装する基板11上には、基板側アライメントマーカ21A,21Bがそれぞれ設けられているが、これらの位置は、光素子18を実装する際に当該光素子18側の前記LD側アライメントマーカ18A,18Bとそれぞれ中心点が一致する位置に設定されている。
ところで、前述した従来例で詳述したように、光導波路デバイス10の製造工程にあっては、基板11の素材であるシリコンウェハが熱処理等によって歪みが生じた場合、基板側アライメントマーカ21A,21Bのパターニングの際、位置合せ精度が変動する場合がある。このため、光素子18の実装時に基板側アライメントマーカに合わせて光素子18のLD側アライメントマーカ18A,18Bを搭載しても、光素子18側のLD活性層25と光導波路部15側の導波路コア位置13とは完全に一致しない事態が生じる(図15参照)。
このような状況で、本実施形態では、上記従来例とは異なり、基板側アライメントマーカの本来あるべき位置と、実際の位置とのズレ方向およびズレ量を判別するために、絶対的な基準とすることのできるマーカ(第1のマーカ)を二カ所に設けている。この基準マーカ(第1のマーカ)24A,24Bは、前述したように基板11上に光導波路コア13をパターニングする際に当該光導波路コア13の近傍に同時に形成される。このため光導波路コア13と第1のマーカである基準マーカ24A,24Bとの相対位置は常に一定に保たれ、基板側アライメントマーカ(後述する第2のマーカ)21A,21Bのように、製造工程中に光導波路コア13の位置に対してズレを生じることがない。
このような基準マーカ(第1のマーカ)24A,24Bを設けることで、当該基準マーカ24A,24Bに対して基板側アライメントマーカ(第2のマーカ)21A,21Bが本来あるべき位置(正規の位置)を認識することができる。そして、この正規の位置と実際のアライメントマーカの位置とのズレを補正値として考慮し、光素子搭載位置を決定することで、光素子18の光導波路コア13と光素子18側の活性層25とを、後述するようにその中心軸を迅速に且つ高精度に合致させることが可能となる。
ここで、上述した基準マーカおよび他のマーカについて説明する。上述した基準マーカ(第1のマーカ)は、一個装備してもよいが、本実施形態では、基準マーカ(第1のマーカ)を光導波路部15領域に二個(24A,24B)装備している。即ち、前述した基準マーカ24A,24Bは、図1および図2に示すように基板11上の前記光導波路部15の光導波路コア13を挟んだ両側に、それぞれ設けられている。この各基準マーカ24A,24Bはクロム膜により比較的堅牢に構成されている。更に、この2個の基準マーカ24A,24Bと前述した2個の基板側アライメントマーカ(第2のマーカ)21A,21Bとを結んで形成される領域の形状を、本実施例では設計上、内角が90度の四角形に設定し、これによって、後述する位置ずれ量の演算および実装作業の迅速化を図っている。尚、この各基準マーカ24A,24Bと基板側アライメントマーカ21A,21Bとを結ぶ線分で囲まれる領域の形状については、本発明ではこれに限定するものではなく、内角が90度以外の特定された四角形状であってもよい。
この基準マーカ24A,24Bと前述した光導波路コア13とは、同一層の膜から同一のマスクを用いたフォトリソグラフィーにより一括して形成されるため、目合せ精度などの問題で両者の位置関係が変動することがない。
なお、前述した各基板側アライメントマーカ21A,21Bおよび前記基準マーカ24A,24Bは、その形状がマーカ台21および24の上面の形状にそれぞれ略同一の遮光膜として形成される。なお、これらの遮光膜は、赤外透過光でマーカ認識するのに利用されるが、遮光膜がなくても、マーカ台側壁部の回折や、落射光を使用することよってマーカを認識することは可能である。又、この二つの基板側アライメントマーカ21A,21Bに対応して前記光素子18下面側に設けられた開口型の二つのLD側アライメントマーカ18A,18Bは、内側が円形状にくり抜かれた四角形状の遮光膜で形成されている。この遮光膜は、金膜によって形成されている。
尚、この場合、前述した開口型のLD側アライメントマーカ18A,18Bを、内側が円形状にくり抜かれ周囲が四角形状の光反射膜に代えて、内側が中心点の特定が容易な幾何学模様でくり抜かれ外周が多角形状の光反射膜で形成してもよい。図3に、基準マーカ24A,24B及びアライメントマーカ21A,21B、18A,18Bの種々の例を示す。図3(A)は、中を反射面とした反射面の形状を示し、図3(B)は外形が四角形で中央部が幾何学形状をした打ち抜き型の種々の例を示す。
この図3の例では、いずれを基準マーカ24A,24Bとし、いずれをアライメントマーカ21A,21B、18A,18Bとするかを限定するものではなく、自由に選択使用してよい。このマーカに形状については、とくに限定するものではないが、上記実施形態では、図1乃至図2に開示したものを選択使用した。
次に、上記二つの各基準マーカ24A,24Bおよび基板側アライメントマーカ21A,21Bを基板11上の前述した図1に開示した位置に設定する場合の製造方法を、以下、図4に基づいて説明する。
まず、シリコン基板11上に一層目のベース層121となるシリコン酸化膜を成膜し(a)、このベース層121上に、後に台座ブロック19および基板側アライメントマーカのマーカ台20を形成する際にマスクとして使用するため、それぞれの所定位置に、かつ所定形状でクロム膜21,22をパターニングする(b)。次に、二層目の下部クラッド層122となるシリコン酸化膜を成膜する(c)。その上から光導波路コア13となる高屈折率のシリコン酸化膜13dを堆積させる(d)。
さらにこのシリコン酸化膜13d上にクロム膜を成膜した後レジストを塗布し(e)、フォトリソグラフィーによって光導波路コア13および基準マーカ24A,24Bのパターニングを一括して行い、反応性イオンエッチングによってシリコン酸化膜13dをエッチングし、光導波路コア13および基準マーカ台24を形成する。ここで基準マーカ台24の上面にあるクロム膜が基準マーカ24A,24Bとなる(f:断面図、およびf’:平面図)。
次に、一旦レジストを除去し、再びレジストを基準マーカ24A,24Bのみ保護するようにパターニングし(g)、クロムエッチャントで光導波路コア13上面に残っているクロム膜13Aを除去した後、レジストを除去する(h)。
次に、光導波路コア13を埋め込むための低融点シリコン酸化膜を堆積させ、高温でリフロー処理し(i)、その上から更にシリコン酸化膜を成膜して上部クラッド層が完成する(j)。続いて、光導波路部15形成用のレジストパターニングを行い(k)、ドライエッチングにより光導波路コア13端面を露出させる。さらに、上記(b)においてパターニングしたクロム膜21,22( このクロム膜は最終的には基板側アライメントマーカとなる) がシリコン酸化膜のドライエッチングのマスクとして機能し、台座19およびマーカ台20が形成されて完成となる。
ここで、光導波路コア13と台座19との高さは成膜時のベース層121成膜時の膜圧均一性のみに依存し、一般にそのウェハ面内のバラツキは1%程度とされている。従って、ベース層121の膜厚が仮に1.5μmとしても、光導波路コア13と台座19の高さズレは、せいぜい15nmにしかならないため、台座19に光素子を搭載するだけで両者の高さ方向の位置合せは十分なレベルで行える。また基準マーカ24A,24Bはクロム膜で形成されるため、赤外線によって画像認識することが可能となる。
次に、上述した光導波路デバイス10にあって、光素子18部分を基板11上の前述した光素子搭載部17に実装する場合の光素子実装システム及びその動作を、光導波路デバイスの製造装置の一部として図5乃至11に基づいて説明する。
この光素子実装システムでは、光素子18の実装に際し、光導波路デバイス10における基板11上の光導波路形成部16側に設けた基準マーカ24A,24Bを基準とし、実際の基板側アライメントマーカ21A,21Bの位置を検出し、予め特定されている正規の基板側アライメントマーカ21A,21Bの設定位置と「ずれ」量を測定し、この「ずれ」を補正する量だけLD側アライメントマーカ18A,18Bの位置を移動し、これによって光素子18の実装位置を合わせるように構成している。
以下、これを詳述する。
まず、図5に、光素子実装システムを示す。この図5に示す光素子実装システムは、前述した基板11上の光導波路形成部16に形成された光導波路部15の光導波路コア13に対応するように、前記基板11上に端面発光型の光素子18(LD)を実装するに際して使用される。
この光素子実装システムは、基板11上における前記光素子18の実装領域(光素子搭載部17)を赤外線透過光により撮影する撮像手段31と、この撮像手段31で得られる透視画像を画像情報として認識しその実装領域をモニタ上に表示する画像表示手段32と、前記光素子18を保持すると共に当該光素子18をX−Y平面上の任意の位置に移送して設置するLD移送設置機構33と、このLD移送設置機構33および前記画像表示手段32並びに前記撮像手段31の各動作を駆動制御する主制御手段34とを備えている。
この内、LD移送設置機構33は、図5に示すように前述した光導波路デバイス10を保持して前述したX−Y平面上で任意の方向に移送可能に構成された移送テーブル機構部33Aと、この移送テーブル機構部33Aを介して前記光導波路デバイス10を水平に配設し保持する支持台33Bと、この支持台33Bの図5における左端部に立設された支柱部33Cとを備えている。
前記支柱部33Cは、当該支柱部33Cの上端部に前述した支持台33Bに沿って突設された片持ち梁35を備えており、この片持ち梁35と前記移送テーブル機構部33Aとの間に、前記支柱部33Cに上下動自在に保持された上下方向移送手段36が装備されている。
この上下方向移送手段36は、前記片持ち梁35と前記移送テーブル機構部材33Aとの間の空間内に前記支柱部35側から突設され先端部で移送部材(光素子18)を垂下保持する保持アーム36Aと、この保持アーム36Aの後端部を保持すると共に前記支柱部33Cに装備された上下方向移動停止機構36Bと、前記保持アーム36Aの先端部で前述した光素子18を垂下保持すると共に当該光素子18を水平面内で微小回動し或いは当該回動を停止制御する回転駆動機構36Cとを備えている。これにより、前述した光素子18は回転駆動機構36Cによって垂下保持され且つ後述するように前述した主制御手段34からの指示に従って微小回転し若しくは停止し得るようになっている。
前述したLD移送設置機構33は、その枠体部分が図5に示すように全体的にはL字状に形成され、その下端部に配置された前記支持台33B内に、前述した撮像手段31の一部を成す赤外線光源31Aが配設されている。
又、上述した片持ち梁35の先端部には、上記した赤外線光源31Aに対向して当該赤外線光源31Aから出力される赤外線(矢印a)を受光するCCDカメラ31Bが装備されている。そして、このCCDカメラ31Bと前記赤外線光源31Aとによって、上述した撮像手段31が構成されている。
ここで、前述した主制御手段34は、前述した図1に示す光導波路デバイスにおける光素子18の実装に際して、前記撮像された画像情報から実際の基板側アライメントマーカ21A,21Bの位置を検出するマーカ位置検出機能と、前記基板11上の光導波路部側に予め設けられた基準マーカ24A,24Bを基準として予め特定された基板側アライメントマーカ21A,21Bの正規の位置と前記マーカ検出機能により検出された実際の基板側アライメントマーカ21A,21Bの位置との差を演算してその位置ずれ「dX,dY」を補正量として算出する位置ずれ演算機能と、この算出された補正量に基づいて前記LD移送設置機構33を駆動し前記LD側アライメントマーカと基板側アライメントマーカとを使用した両者の位置合せを補正する移送先補正制御機能と、を備えている。
ここで、上述した主制御手段34は、具体的には、前記基板側アライメントマーカ21A,21Bの実際の位置情報を前記画像情報より検出するマーカ位置検出部34Aと、検出された実際の基板側アライメントマーカ21A,21Bの位置情報と予め特定された正規の基板側アライメントマーカ21A,21Bとの位置情報とを比較して、その差(dX,dY)を位置ずれ量として算出する位置ずれ量算出部34Bとを備えている。
更にこの主制御手段34は、前記基板側アライメントマーカ21A,21Bと、前記光素子18に予め付されたPD側アライメントマーカ18A,18Bとの、相互の位置関係を調整しながら前記光素子18を移送し且つ配設制御するLD移送設置機構33を駆動するものであり、前述した位置ずれ量算出部34Bで算出された位置ずれ量に基づいて、前記光素子18を移送し且つ配設制御する移送先補正制御部34Cを備えている。
符号34Dは、必要な演算および動作制御に必要な情報およびプログラムを格納した記憶部を示す。この記憶部34Dの内容は、図5に開示した入力部40からの指令に応じて自在に追加又削除され、或いは訂正されるようになっている。
そして上記したマーカ位置検出部34A、位置ずれ量算出部34B、又は移送先補正制御部34Cによって、前述したマーカ位置検出機能、位置ずれ演算機能、又は移送先補正制御機能が、それぞれ実行されるようになっている。
次に、上記図5に開示した実装システムの動作を、図7乃至11に基づいて説明する。ここで、上記実装システムについては、その全体的な動作が前述した主制御手段34に予め組み込まれた制御プログラム(図示せず)によって規制されるようになっている。又、この制御プログラムは、必要に応じて、入力部40からの外部指令により自在に変更可能に構成されている。
図7は基板11上の実装位置への光素子の実装手順を示すフローチャートである。まず、実装システムの稼働に際し、電源(図示せず)を投入してLD移送設置機構33を含むシステム全体を稼働状態に設定する。続いて、図1に示す光素子搭載前の光導波路デバイス10(導波路コア13部分を備えた基板11)を移送テーブル機構部33A上に載置し固定する。
次に、前述した主制御手段34からの指令に応じて撮像手段31が作動し、基板11上の光素子搭載領域17にある二カ所の基準マーカの画像が撮影される。即ち、前記基板11上に端面発光型の光素子18(LD)を実装するのに先立ち、透過光(赤外線)を利用した撮像手段31により基準マーカ24A,24Bの位置が認識され、基準マーカ24A,24Bの位置情報(座標)が基準座標として設定される(ステップS101:基準マーカ位置認識・設定工程)。
次に撮像手段31は実装領域(光素子搭載部17)の基板側アライメントマーカ21A,21Bの画像を撮影する。この撮影された情報(収集された情報)は前述した撮像手段31のCCDセンサ31Bから主制御手段34へ送られて画像情報として認識され、基板側アライメントマーカ21A,21Bの画像が画像表示手段32のモニタ32A上に画像表示される(ステップS102:画像表示工程)。
ここで、前述した主制御手段34は、前述した基準マーカ24A,24Bの位置(基準座標)を基準として、実際の基板側アライメントマーカ21a,21bの位置ずれ量を計算する機能を備えている。以下、図8に基づいて、これを説明する。
まず、前記設定された基準マーカ24A,24Bの位置(基準座標)に対する、正規の基板側アライメントマーカ21A,21Bの位置と、画像認識された画像情報から得られた実際の基板側アライメントマーカ21a,21bの位置とが抽出され、その位置情報をモニタ画面に予め設定されたX−Y面上に表示する。図8に、正規の基板側アライメントマーク21A,21Bに対して、画像上の各基板側アライメントマーク21a,21bが、それぞれ位置ずれを生じている場合の画面を示す。
この図8において、記号Sは正規の位置にある基板側アライメントマーカ21A,21B相互間の距離を示し、記号S0 はS/2を示す。即ち、二個の基板側アライメントマーカ21A,21Bは、共に光導波路コア13の光軸線から距離S0 の等間隔に配設される。又、記号Rは基準マーカ24と正規の基板側アライメントマーク21との間の離間距離を示す。
ここで、この二カ所の基板側アライメントマーカ21A,21Bを結ぶ線分の中点を通り光導波路コア13の光軸線と一致する直線をY軸とし、Y軸と直交し24A、24Bを結ぶ直線をX軸(導波路コア13上)とする座標系を設定する。かかる設定は前述した主制御手段34によって実行される。なお前述した正規の基板側アライメントマーク21A,21B相互間を結ぶ線分をL2 とし、線分L3 は前述した線分L2 から中心側から離れる方向で且つ時計方向に角度dθだけ回転した状態で位置ずれが発生している場合を示す。
この図8に示す座標系にあって、前述した画面情報から得られる実際の基板側アライメントマーク21a,21bと、これに対応する正規の基板側アライメントマーク21A,21Bとの間の位置ずれ量(補正量)は、設定された前記X−Y座標系上で前述の主制御手段34により、下記の如く特定される(ステップS104:位置ずれ量特定工程)。
即ち、実際の基板側アライメントマーク21a,21bの内、基板側アライメントマーク21aとこれに対応する正規の基板側アライメントマーク21との位置ずれ量をαとし、基板側アライメントマーク21bとこれに対応する正規の基板側アライメントマーク21との位置ずれ量をβとすると、
α=(dXa,dYa)、β=(dXb,dYb)
と特定される。
次に、二つの基準マーカ24A,24Bに対する実際の各基板側アライメントマーク21a,21bのずれ量dX,dY,dθ(位置ずれ角度)は次式で算出される。
dX=(dXa+dXb)/2
dY=(dYa+dYb)/2
dθ= arctan〔(dYb−dYa)/(dXb−dXa)〕
本実施形態では、これらdX,dY,dθは、何れも主制御手段34内で演算され、前述した光素子18に対応する上記基板11の位置ずれ量として特定され、光素子18を正規の位置に搭載し且つ導波路コア13の中心線上に前述した光素子18の活性層25の中心線を合致させるという本実施形態における高精度実装に際しては、上述した主制御手段34による移送テーブル機構部33Aおよび上下方向移送手段36に対する動作制御量として、後述するように有効に活用される。その詳細は後述する。
次に、上述したように、二つの基準マーカ24A,24Bに対する実際の各基板側アライメントマーカ21a,21bの位置ずれ量dX,dY,dθが特定されると、その後、オペレータあるいは図5に示していない搬送係着機構によって、光素子18が前述した上下方向移送手段36に保持される。この場合、光素子18は、上下方向移送手段36が備えている保持アーム36Aの先端部にて回転駆動機構36Cにより垂下保持される。
続いて、この上下方向移送手段36は、前述した主制御手段34からの指令に応じて作動して垂下保持した光素子18を基板11上の光素子搭載領域17(図1参照)に移送し、同時に、当該光素子18がその底面(基板に対する対向面)側に備えている(同一形状同一大きさの前述した二つの)LD側アライメントマーカ18A,18Bを、前述した基板側アライメントマーカ21a,21bの各中心位置と対応させながら、当該光素子18を光素子搭載領域17に配設する(ステップS105:図7参照)。
かかる光素子の実装動作は、撮像手段31から入力される画像情報に基づいて前述した主制御手段34が制御指令を発し、これに基づいて前述した上下方向移送手段36と移送テーブル機構部33Aとが適宜作動して実行される。このようにして光素子18は基板11上の光素子搭載領域17へ搭載される。図9に、この時点での各マーカの状態を示す。
一方、この図9における光素子の搭載状態は、位置ずれ後の基板側アライメントマーカ21a,21bに対して、光素子18側のLD側アライメントマーカ18A,18Bを、その中心位置を合致させた状態での搭載状態となっている。このため、この図9では、搭載された光素子18自体が前述した基準マーカ24A,24Bを結ぶ線分(X軸)に対して図中、dθ(位置ずれ角度)だけ回動した状態で配設されたことになる。
このため、次の工程として、図10の矢印に示すように、光素子18は、前述した上下方向移送手段36又は当該上下方向移送手段36と移送テーブル機構部33Aとにより且つ主制御手段34に制御されて、前述した位置ずれ量dX,dY,dθ分だけ、その搭載位置が移送補正(微調整)される。即ち、光素子18のLD側アライメントマーカ18A,18Bは、これに対応する前述した正規の基板側アライメントマーカ21A,21Bの中心位置に向けて微調整される(ステップS106:図7参照)。
そして、前述したLD側アライメントマーカ18A,18Bの中心位置と正規の基板側アライメントマーカ21A,21Bの中心位置とが一致するまで、主制御手段34により位置ずれ量dX,dY,dθが減少する方向に前述した光素子18の移送制御が実行される(ステップS107)。かかる動作の監視は、前述した撮像手段31から得られる位置情報に基づいて主制御手段34によって実行される。
即ち、ここでは、図10に示すように、前記LD側アライメントマーカ18A,18Bの中心点を、マーカ抽出工程で確認された現実の基板側アライメントマーカ21a,21bから前述した位置ずれ量dX,dY,dθだけずれた位置(正規の基板側アライメントマーカ21A,21B)に向けて、光素子18が移送制御され、一方のマーカ18A,18bと他方のマーカの各中心点が実質的に一致するまで微調整される(移送先補正制御工程)。
このように、認識補正(位置合わせ)が微調整によって成されることにより、導波路コア13に対してLD活性層25を正確に位置合わせをした状態で、光素子18が基板11上の光素子搭載領域17へ高精度に且つ迅速に搭載され、これによって、当該光素子18の実装作業が完了する(ステップS108)。図11に、光素子18の実装作業が完了した状態を示す。
上述したように、本実施形態では、光素子18の実装に先立って基準マーカ24A,24Bおよび基板側アライメントマーカ21A,21Bの外周を画像認識し、それぞれの中心位置座標を検出するようにした。そして、基準マーカ24A,24Bの位置座標に基づいて基板側アライメントマーカ21A,21Bの各中心点の本来あるべき座標位置を特定することができるため、この位置と撮影され画像認識された実際の基板側アライメントマーカ位置の差(dXa,dYa、dXb,dYb)を検出し、これを、位置ずれに対する補正量とした。
さらに、光素子18の実装に際しては、前記基板側アライメントマーカ21A,21Bに対応して光素子18側に予め設けたLD側アライメントマーカ18A,18Bが前述した実際の基板側アライメントマーカ21a,21bに重なるように前述した光素子18を配置し、各マーカそれぞれの中心が一致するように光素子18を位置調整する。そして、各マーカそれぞれの中心が一致したところで、前記検出した補正量だけ、光素子18の配置を移動させる。これにより、基板側アライメントマーカ21A,21Bの位置ズレの影響をなくすことが可能となる。左右のLD側アライメントマーカ18A,18Bは一緒に動くため、実際の補正は、X,Y,θを調整して行う。このように、すべてのチップを個別かつ簡単に補正できるため、光結合特性を飛躍的に安定化することができる。
ここで、上述した実施形態における光素子実装システムにあって、主制御手段34が実行する情報処理内容を予めプログラム化し、これを当該主制御手段34に装備したコンピュータに実行させるように構成してもよい。このようにしても、前述した主制御手段34と同等に機能し前述した目的を達成すことができる。
以上のように、本実施形態によると、特に基板11上の光導波路部15に装備した基準マーカ24A,24Bによって光素子18の正規の装備位置を不変的に特定し得るので、これに基づいて光素子実装領域17側に生じる基板11の応力歪み等に起因した変形による前記光素子18の装備位置の位置ずれ量を、当該光素子18の実装前に有効に特定することができ、このため、実装に際してはこの特定された位置ずれ量に基づいて光素子18を変形前の正規の位置に確実に配設装備することが可能となり実装精度の向上を図ることができる。
同時に、本実施形態によると、前述した如く、光素子実装の前に対応する当該光素子18の搭載領域17における上述した基板側アライメントマーカ21A,21Bの位置ずれ量を検出しこれを補正量としたので、不良品の発生を大幅にて逓減させることができ、生産性を大幅に向上させることができ、前述した光導波路デバイスの信頼性および品質を著しく向上させることを可能とした従来にない優れた導波路デバイス、光素子実装システム、光素子実装方法、及び光素子実装プログラムを提供することができる。
変形し易い基板上に他の部材を精密に実装する機器にあっては、分野が異なっても、全ての分野の微細精密機器に対して適用される。また、基準マーカの数や組み合わせにも制限はない。光アクセス用トランシーバデバイス、分散補償デバイス、可変波長光源デバイス、DPSK用1バイト遅延デバイスなど、PLC技術を利用した様々なデバイスへの応用が可能である。
本発明にかかる光導波路デバイスの一実施形態を示す分解斜視図である。 図1における光導波路デバイスを示す図で、図2(A)は実装対象物である光素子を示す平面図、図2(A)は光導波路デバイスの本体側である導波路コアを備えた基板部分を示す平面図である。 図1内に開示した基準マーカ形状の各種具体例を示す説明図である。 図1内に開示した基準マーカを基板上に設ける場合の手順(a)乃至(l)を示す説明図である。 図1内に開示した光素子を実装する場合の光素子実装システム全体を示す概略構成図である。 図5内に開示した主制御手段の構成の一例を示すブロック図である。 図5に開示した光素子実装システムの動作を示すフローチャートである。 図1における基板上に設けられた基準マーカと基板側アライメントマーカ相互間の位置関係、及び基板の変形に伴う基板側アライメントマーカの位置ずれを示す説明図である。 図8において位置ずれを起こした基板上にあって基板側アライメントマーカの中心位置に光素子側のPDアライメントマーカの中心位置を一致させた場合(光素子実装状態)を示す説明図である。 図9の光素子実装状態から光素子の搭載位置を微調整して導波路コアの中心軸にLD活性層の中心軸を一致させるようにする場合のマーカ相互間の位置関係を示す説明図である。 図10の実装動作を実行し導波路コアの中心軸にLD活性層の中心軸が一致した場合を示す説明図である。 従来例である光導波路デバイスを示す分解斜視図である。 図12において実行された光素子の実装状態を示す説明図である。 図12における光素子実装時に光素子が正規の実装位置からずれて搭載された場合に当該ずれた実装状態からその搭載位置を微調整して正規の位置(導波路コアの中心軸とLD活性層の中心軸とが一致する位置)に光素子を移送した場合のマーカ相互間の位置関係を示す説明図である。 図14における光素子の位置ずれ状態の例を示す説明図である。
10 光導波路デバイス
11 基板
13 光導波路コア
15 光導波路部
16 光導波路形成部
17 光素子搭載部
18 光素子
18A,18B LD側アライメントマーカ
19 台座ブロック
20 マーカ台
21A,21B 基板側アライメントマーカ(第2のマーカ)
24 基準マーカ台
24A,24B 基準マーカ(第1のマーカ)
25 LD活性層
31 撮像手段
31A 赤外線光源
31B CCDカメラ
32 画像表示手段
32A モニタ
33 光素子移送設置機構
33A 移送テーブル機構部
33B 支持台
33C 支柱部
34 主制御手段
34A マーカ位置検出部
34B 位置ずれ量算出部
34C 移送先補正制御部
34D 記憶部
36 上下方向移送手段
36A 保持アーム
36B 上下方向移動停止機構
36C 回転駆動機構
40 入力部
50 光導波路デバイス
51 基板
52 カメラ
53 光導波路コア
55 光導波路部
56 光導波路形成部
57 光素子搭載領域
58 光素子
58A 活性層
58a 光素子側アライメントマーカ

Claims (16)

  1. 基板上に成膜された光導波路コアを有する光導波路部と、前記基板上に前記光導波路部と光学的に結合するように実装された光素子とを備える光導波路デバイスにおいて、
    前記基板上に、前記基板面からの高さが前記光導波路コアの上面と略同じ面上に形成され前記光素子の実装位置の基準となる第1のマーカと、
    基板面からの高さが前記第1のマーカと異なる面上に形成され前記光素子の実装位置の基準となる第2のマーカとを備えることを特徴とする光導波路デバイス。
  2. 前記第2のマーカは前記光素子の直下の領域内に形成されていることを特徴とする請求項1記載の光導波路デバイス。
  3. 前記第1のマーカは前記光導波路近傍に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の光導波路デバイス。
  4. 前記第2のマーカ前記基板面からの高さが前記光素子を支持する台座の上面と略同じ面上に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の光導波路デバイス。
  5. 前記第1のマーカおよび前記第2のマーカの下部を構成するマーカ台は、それぞれ前記光導波路部の少なくとも一部と同じ部材によって形成されていることを特徴とする請求項1記載の光導波路デバイス。
  6. 基板上に成膜された光導波路コアを有する光導波路部に対応して前記基板上に前記光導波路部と光学的に結合するように実装される光素子の実装領域を透過光により撮影する撮影手段と、この撮影手段で得られる透過画像に基づいて前記光素子の実装領域をモニター画像上に表示する画像表示手段と、前記光素子を予め設定されたXーY平面上の前記実装領域に移送し設置する光素子移送設置機構と、これらの各構成要素を駆動制御する主制御手段とを備えた光導波路デバイスの製造装置において、
    前記主制御手段が、
    前記請求項1乃至5のいずれか一つに記載の光導波路デバイスにおける光素子の実装に際して前記画像表示手段を介して前記モニター画像に前記XーY平面を設定すると共に、当該設定されたXーY平面上から前記光導波路デバイスの基板上における前記第1のマーカを基準として前記第2のマーカの実際の位置情報を検出するマーカ位置検出部と、
    この検出された実際の第2のマーカの位置情報を予め特定されている正規の第2のマーカの位置情報と比較してその差を位置ずれ量として算出する位置ずれ量算出部と、
    この算出された位置ずれ量に基づいて前記光素子移送設置機構を駆動制御して、前記第2のマーカに対応して前記光素子側に予め付された光素子側マーカの中心位置が前記第2のマーカの正規の位置の中心に一致するように、前記光素子を移送し設置する移送先補正制御部と、を備えていることを特徴とした光導波路デバイスの製造装置。
  7. 基板上に成膜された光導波路コアを有する光導波路部と、前記基板上に前記光導波路部と光学的に結合するように実装された光素子とを備える光導波路デバイスの製造方法において、
    前記基板上に、前記基板面からの高さが前記光導波路コアの上面と略同じ面上に前記光素子の実装位置の基準となる第1のマーカを形成する工程と、
    前記基板面からの高さが前記第1のマーカと異なる面上に前記光素子の実装位置の基準となる第2のマーカを形成する工程を含むことを特徴とする光導波路デバイスの製造方法。
  8. 前記第1のマーカを、前記光導波路コアと一括してパターニングして形成することを特徴とする請求項7記載の光導波路デバイスの製造方法。
  9. 前記第2のマーカを形成する工程では、前記第2のマーカを前記光素子の直下の領域内に形成することを特徴とした請求項7に記載の光導波路デバイスの製造方法。
  10. 前記第1のマーカを形成する工程では、前記第1のマーカを前記光導波路近傍に形成することを特徴とした請求項7に記載の光導波路デバイスの製造方法。
  11. 第2のマーカを形成する工程では、前記第2のマーカを前記基板面からの高さが前記光素子を支持する台座の上面と略同じ面上に形成することを特徴とする請求項7に記載の光導波路デバイスの製造方法。
  12. 第2のマーカを形成する工程では、 前記第2のマーカを、前記光素子を支持するための台座と一括してパターニングして形成することを特徴とする請求項11記載の光導波路デバイスの製造方法。
  13. 形成された前記第1のマーカと前記第2のマーカの相対位置関係に基づき、前記光素子を実装する位置を調整する工程を含むことを特徴とする請求項7に記載の光導波路デバイスの製造方法。
  14. 形成された前記第1のマーカと前記第2のマーカの相対位置関係に基づいて補正量を算出し、前記第2のマーカを基準とした位置から前記補正量分シフトした位置に前記光素子を実装することを特徴とする請求項7に記載の光導波路デバイスの製造方法。
  15. 基板上に成膜された光導波路コアを有する光導波路部に対応して前記基板上に前記光導波路部と光学的に結合するように実装される光素子の実装領域を透過光によって撮影する撮影手段と、この撮影手段で得られる透過画像に基づいて前記光素子の実装領域をモニター画像上に表示する画像表示手段と、前記光素子を予め設定されたXーY平面上の前記実装領域に移送し設置する光素子移送設置機構と、これらの各構成要素を駆動制御する主制御手段とを備えた光導波路デバイスの製造装置にあって、
    前記請求項1乃至5のいずれか一つに記載の光導波路デバイスにおける光素子の実装に際して前記画像表示手段を介して前記モニター画像に前記XーY平面を設定すると共に当該設定されたXーY平面上から前記光導波路デバイスの加工処理後の基板上における前記第1のマーカを基準として前記第2のマーカの実際の位置情報を前記主制御手段のマーカ位置検出部が検出し、
    この検出された実際の第2のマーカの位置情報を予め特定されている正規の第2のマーカの位置情報と比較してその差を位置ずれ量として前記主制御手段の位置ずれ量算出部が算出し、
    この算出された位置ずれ量に基づいて前記主制御手段の移送先補正制御部が前記光素子移送設置機構を駆動制御し、前記第2のマーカに対応して前記光素子側に予め付された光素子側マーカの中心位置が前記第2のマーカの正規の位置の中心に一致するように前記光素子を移送し設置するようにしたことを特徴とする光導波路デバイスの製造方法。
  16. 基板上に成膜された光導波路コアを有する光導波路部に対応して前記基板上に前記光導波路部と光学的に結合するように実装される光素子の実装領域を透過光によって撮影する撮影手段と、この撮影手段で得られる透過画像に基づいて前記光素子の実装領域をモニター画像上に表示する画像表示手段と、前記光素子を予め設定されたXーY平面上の前記実装領域に移送し設置する光素子移送設置機構と、これらの各構成要素を駆動制御する主制御手段とを備えた光導波路デバイスの製造装置にあって、
    前記請求項1乃至5のいずれか一つに記載の光導波路デバイスにおける光素子の実装に際して前記画像表示手段を介して前記モニター画像に前記XーY平面を設定するXーY平面を設定機能、
    当該設定されたXーY平面上から前記光導波路デバイスの加工処理後の前記基板上における前記第1のマーカを基準として前記第2のマーカの実際の位置情報を検出する位置情報検出機能、
    この検出された実際の第2のマーカの位置情報を予め特定されている正規の第2のマーカの位置情報と比較してその差を位置ずれ量として算出する位置ずれ量算出機能、
    及びこの算出された位置ずれ量に基づいて前記光素子移送設置機構を駆動制御して、前記第2のマーカに対応して前記光素子側に予め付された光素子側マーカの中心位置が前記第2のマーカの正規の位置の中心に一致するように、前記光素子を移送し設置する移送先補正制御機能、
    を前記主制御手段が備えているコンピュータに実現させるようにしたことを特徴とする光導波路デバイスの製造制御プログラム。
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