JP2008240528A - 可変容量型ベーンポンプ - Google Patents
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- F04C2/3442—Rotary-piston machines or pumps having the characteristics covered by two or more groups F04C2/02, F04C2/08, F04C2/22, F04C2/24 or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members having the movement defined in groups F04C2/08 or F04C2/22 and relative reciprocation between the co-operating members with vanes reciprocating with respect to the inner member the inner and outer member being in contact along one line or continuous surface substantially parallel to the axis of rotation the surfaces of the inner and outer member, forming the working space, being surfaces of revolution
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Abstract
【解決手段】 カムリングの外周側に形成され、このカムリングの外周側空間を吐出量が増大する側に設けられた第1流体圧室と、吐出量が減少する側に設けられた第2流体圧室とに隔成するシール部材と、ポンプボディの第1流体圧室側に設けられ、カムリングの第1流体圧室方向への動きを規制するストッパ部と、第1流体圧室または第2流体圧室に導入される圧力を制御する圧力制御手段と、カムリングと前記ポンプボディとの間であって、揺動支持面よりも前記第2流体圧室側に設けられ、カムリングの回転を防止する回り止め部とを有することとした。
【選択図】 図3
Description
図1はベーンポンプ1の軸方向断面図(図2のI−I断面)、図2は径方向断面図(図1のII−II断面)である。図2ではカムリング4が最もy軸負方向に位置する場合(偏心量最大)を示す。
アダプタリング5のz軸正方向側であってシール部材50のy軸負方向側には貫通孔52が設けられている。この貫通孔52はそれぞれフロントボディ11内に設けられた油路113を介して制御バルブ7へ連通し、y軸負方向側の第1流体圧室A1と制御バルブ7を接続する。油路113は制御バルブ7を収容するバルブ収装孔115に開口し、ポンプ駆動に伴って制御圧が第1流体圧室A1に導入される。
カムリング4が第1流体圧室A1の圧力P1から受けるy軸正方向の付勢力が、第2流体圧室A2の油圧P2とスプリング71から受けるy軸負方向の付勢力の和よりも大きくなれば、カムリング4は板部材40を回転中心としてy軸正方向に揺動する。揺動によりy軸正方向側のポンプ室By+は容積が拡大し、y軸負方向側のポンプ室By-は容積が減少する。
図3は回り止め部200付近の拡大断面図、図4はリアボディ12のx軸負方向側正面図である。また、図5はプレッシャープレート6のピン孔65付近のx軸負方向側正面図、図6は図2においてロータ3およびベーン32を省略した図である。
(1)カムリング4の軸方向両側に設けられたリアボディ12(第1プレート部材)およびプレッシャープレート6(第2プレート部材)と、リアボディ12またはプレッシャープレート6のうち少なくとも一方側に設けられ、複数のポンプ室Bの容積が増大する領域に開口する吸入ポート62,121と、複数のポンプ室Bの容積が縮小する領域に開口する吐出ポート63,122と、カムリング4の外周側に形成され、このカムリング4の外周側空間を吐出量が増大する側に設けられた第1流体圧室A1と、吐出量が減少する側に設けられた第2流体圧室A2とに隔成するシール部材50と、ポンプボディ10の第1流体圧室A1側に設けられ、カムリング4の第1流体圧室A1方向への動きを規制するストッパ部54と、第1流体圧室A1または第2流体圧室A2に導入される圧力を制御する制御バルブ7と、カムリング4とポンプボディ10との間であって、揺動支持面Nよりも第2流体圧室A2側に設けられ、カムリング4の回転を防止する回り止め部200とを有することとした。
(セ)周り止め部300は、カムリング4の外周面に形成された凸部と、アダプタリング5の内周面53であって、凸部に対応するように設けられた凹部220であることとした。これにより、カムリング4の断面積が減少することがなく、カムリング4の強度を確保することができる。
図8はカムリング4をy軸負方向に付勢するスプリング71の端部にカムリング4と接するプランジャ80を設け、このプランジャ80のy軸負方向側端部に凸部310'を設け、カムリング4の外周42には凸部310'に対応する凹部320'を設ける。
図9は実施例2の凸部310および凹部320を第1流体圧室A1側に設け、周り止め部300''とした例である。
(3)凸部410はカムリング4のx軸方向端面43からx軸方向に突出し、リアボディ12またはプレッシャープレート6に設けられた凹部420に挿入して回り止め部400を形成することとした。これにより、カムリング4の断面積減少を招くことがなく、実施例2と同様の作用効果を得ることができる。
(4)カムリング4の外周面42に複数個設けられた第1凹凸部510と、ポンプボディの内周面に設けられ、第1凹凸部510と噛み合う第1凹凸部520と、から構成される回り止め部と、を有し、第1凹凸部510および第1凹凸部520とは、常に同時に複数の凹凸部が噛み合うように形成されることとした。実施例4にあっても、実施例1〜実施例3の作用効果を得ることができる。
以上、本発明を実施するための最良の形態を各実施例に基づいて説明してきたが、本発明の具体的な構成は各実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
前記カムリングの外周面に形成された凹部と、この凹部と前記ポンプボディとの間であって、この凹部に対応するように設けられたピン部材であること
を特徴とする可変容量型ベーンポンプ。
前記圧力制御手段は前記第1流体圧室に導かれる圧力を制御し、
前記第2流体圧室には、少なくとも吸入圧が導入されること
を特徴とする可変容量型ベーンポンプ。
前記第2プレートは前記ポンプボディと前記カムリングとの間に設けられ、吐出圧によりこのカムリング側に付勢されるプレッシャープレートであって、
前記プレッシャープレートは、前記ピン部材を保持するピン孔を備え、このピン孔は軸方向に貫通するように形成されること
を特徴とする可変容量型ベーンポンプ。
前記ポンプボディは前記プレッシャープレートを貫通したピン部材を保持するピン孔を有すること
を特徴とする可変容量型ベーンポンプ。
前記ピン孔は径方向に長い長孔形状に形成されること
を特徴とする可変容量型ベーンポンプ。
前記ピン部材は前記揺動支持面近傍に設けられること
を特徴とする可変容量型ベーンポンプ。
前記第2流体圧室に開口し、この第2流体圧室に吸入圧を導入する低圧導入通路は、前記ピン部材よりも前記シール部材側に設けられること
を特徴とする可変容量型ベーンポンプ。
前記カムリングは外周面に前記ピン部材を保持する凹部を備え、
前記ピン溝は、前記カムリングの最大偏心状態においてこのカムリングのピン溝と前記ピン部材との間にクリアランスができるように設けられること
を特徴とする可変容量型ベーンポンプ。
前記圧力制御手段は前記第1流体圧室に導かれる圧力を制御し、
前記第2流体圧室は、少なくとも吸入圧が導入されること
を特徴とする可変容量型ベーンポンプ。
前記周り止め部は、前記カムリングの外周面に形成された凹部と、この凹部と前記ポンプボディとの間に設けられたピン部材であること
を特徴とする可変容量型ベーンポンプ。
前記ポンプボディは前記揺動支持面に前記ポンプボディよりも硬度の高い材料で形成された板部材をさらに有すること
を特徴とする可変容量型ベーンポンプ。
前記ピン部材は前記ポンプボディ内周面に形成されたピン溝に保持され、
前記板部材は、前記ポンプボディ内周面に形成された板部材保持溝に保持され、
前記ピン溝と前記板部材保持溝とは、周方向に離間して設けられること
を特徴とする可変容量型ベーンポンプ。
前記シール部材と前記揺動支持面とはほぼ径方向に対向する位置に設けられること
を特徴とする可変容量型ベーンポンプ。
前記周り止め部は、前記カムリングの外周面に形成された凸部と、前記ポンプボディの内周面であって、前記凸部に対応するように設けられた凹部であること
を特徴とする可変容量型ベーンポンプ。
前記第2流体圧室側の前記カムリング外周面に対向するように前記ポンプボディに進退自在に設けられたプランジャと、このプランジャを前記カムリングに向かって付勢する付勢部材と、をさらに備え、
前記周り止め部は、前記プランジャと、前記カムリングに設けられ、前記プランジャの先端部を揺動可能に支持する支持部であること
を特徴とする可変容量型ベーンポンプ。
前記カムリングの凸部は、前記カムリングに一体に形成されること
を特徴とする可変容量型ベーンポンプ。
前記カムリングの凸部は、前記カムリングに形成された軸方向貫通孔に設けられたピン部材であること
を特徴とする可変容量型ベーンポンプ。
前記カムリングの凸部は、前記カムリングと一体的に形成されること
を特徴とする可変容量型ベーンポンプ。
2 駆動軸
3 ロータ
4 カムリング
5 アダプタリング
6 プレッシャープレート
7 制御バルブ
10 ポンプボディ
11 フロントボディ
12 リアボディ
31 スロット
32 ベーン
33 背圧室
40 板部材
41 、42 カムリング内周、外周
50 シール部材
53 アダプタリング内周
54 ストッパ部
54a 連通溝部
55 保持溝
61 x軸正方向側面
62,121 吸入ポート
63,122 吐出ポート
65 ピン孔
70 プラグ部材
71 スプリング
80 プランジャ
111 底部
112 ポンプ要素収容部
113 油路
120 x軸負方向側面
160 低圧供給通路
170,180 ピン孔
200,300,400 回り止め部
210 ピン部材
220 凹部
230 ピン溝
310 凸部
320 凹部
410 凸部
420 凹部
510,520 凹凸部
A 流体圧室
A1,A2 第1、第2流体圧室
B ポンプ室
Bz+ z軸正方向側領域
Bz− z軸負方向側領域
Claims (5)
- ポンプボディと、
前記ポンプボディに軸支される駆動軸と、
前記ポンプボディ内に設けられ、前記駆動軸に回転駆動されるロータと、
前記ロータの周方向に複数個設けられたスロットに出没自在に収装されたベーンと、
前記ポンプボディ内であって揺動支持面を中心に揺動自在に設けられるとともに、環状に形成され、内周側に前記ロータおよび前記ベーンとともに複数のポンプ室を形成するカムリングと、
前記カムリングの軸方向両側に設けられた第1プレート部材および第2プレート部材と、
前記第1プレート部材または前記第2プレート部材のうち少なくとも一方側に設けられ、前記複数のポンプ室の容積が増大する領域に開口する吸入ポートと、複数のポンプ室の容積が縮小する領域に開口する吐出ポートと、
前記カムリングの外周側に形成され、このカムリングの外周側空間を吐出量が増大する側に設けられた第1流体圧室と、吐出量が減少する側に設けられた第2流体圧室とに隔成するシール部材と、
前記ポンプボディの前記第1流体圧室側に設けられ、前記カムリングの前記第1流体圧室方向への動きを規制するストッパ部と、
前記第1流体圧室または第2流体圧室に導入される圧力を制御する圧力制御手段と、
前記カムリングと前記ポンプボディとの間であって、前記揺動支持面よりも前記第2流体圧室側に設けられ、前記カムリングの回転を防止する回り止め部と
を有することを特徴とする可変容量型ベーンポンプ。 - ポンプボディと、
前記ポンプボディに軸支される駆動軸と、
前記ポンプボディ内に設けられ、前記駆動軸に回転駆動されるロータと、
前記ロータの周方向に複数個設けられたスロットに出没自在に収装されたベーンと、
前記ポンプボディ内であって揺動支持面を中心に揺動自在に設けられるとともに、環状に形成され、内周側に前記ロータおよび前記ベーンとともに複数のポンプ室を形成するカムリングと、
前記カムリングの軸方向両側に設けられた第1プレート部材および第2プレート部材と、
前記第1プレート部材または前記第2プレート部材のうち少なくとも一方側に設けられ、前記複数のポンプ室の容積が増大する領域に開口する吸入ポートと、複数のポンプ室の容積が縮小する領域に開口する吐出ポートと、
前記カムリングの外周側に形成され、このカムリングの外周側空間を吐出量が増大する側に設けられた第1流体圧室と、吐出量が減少する側に設けられた第2流体圧室とに隔成するシール部材と、
前記ポンプボディの前記第1流体圧室側に設けられ、前記カムリングの前記第1流体圧室方向への動きを規制するストッパ部と、
前記第1流体圧室または第2流体圧室に導入される圧力を制御する圧力制御手段と、
前記カムリングの外周面に設けられた凸部と、前記ポンプボディの内周面であって、前記揺動支持面よりも第1流体圧室側に設けられ、前記カムリングの凸部を収容することにより前記カムリングの回転を防止する回り止め部と
を有することを特徴とする可変容量型ベーンポンプ。 - ポンプボディと、
前記ポンプボディに軸支される駆動軸と、
前記ポンプボディ内に設けられ、前記駆動軸に回転駆動されるロータと、
前記ロータの周方向に複数個設けられたスロットに出没自在に収装されたベーンと、
前記ポンプボディ内であって揺動支持面を中心に揺動自在に設けられるとともに、環状に形成され、内周側に前記ロータおよび前記ベーンとともに複数のポンプ室を形成するカムリングと、
前記カムリングの軸方向両側に設けられた第1プレート部材および第2プレート部材と、
前記第1プレート部材または前記第2プレート部材のうち少なくとも一方側に設けられ、前記複数のポンプ室の容積が増大する領域に開口する吸入ポートと、複数のポンプ室の容積が縮小する領域に開口する吐出ポートと、
前記カムリングの外周側に形成され、このカムリングの外周側空間を吐出量が増大する側に設けられた第1流体圧室と、吐出量が減少する側に設けられた第2流体圧室とに隔成するシール部材と、
前記ポンプボディの前記第1流体圧室側に設けられ、前記カムリングの前記第1流体圧室方向への動きを規制するストッパ部と、
前記第1流体圧室または第2流体圧室に導入される圧力を制御する圧力制御手段と、
前記カムリングの外周面に設けられた凸部と、前記第1プレート部材または前記第2プレート部材に形成され、前記凸部を挿入することにより前記カムリングの回転を防止する凹部と、から構成される回り止め部と
を有することを特徴とする可変容量型ベーンポンプ。 - ポンプボディと、
前記ポンプボディに軸支される駆動軸と、
前記ポンプボディ内に設けられ、前記駆動軸に回転駆動されるロータと、
前記ロータの周方向に複数個設けられたスロットに出没自在に収装されたベーンと、
前記ポンプボディ内であって揺動支持面を中心に揺動自在に設けられるとともに、環状に形成され、内周側に前記ロータおよび前記ベーンとともに複数のポンプ室を形成するカムリングと、
前記カムリングの軸方向両側に設けられた第1プレート部材および第2プレート部材と、
前記第1プレート部材または前記第2プレート部材のうち少なくとも一方側に設けられ、前記複数のポンプ室の容積が増大する領域に開口する吸入ポートと、複数のポンプ室の容積が縮小する領域に開口する吐出ポートと、
前記カムリングの外周側に形成され、このカムリングの外周側空間を吐出量が増大する側に設けられた第1流体圧室と、吐出量が減少する側に設けられた第2流体圧室とに隔成するシール部材と、
前記ポンプボディの前記第1流体圧室側に設けられ、前記カムリングの前記第1流体圧室方向への動きを規制するストッパ部と、
前記第1流体圧室または第2流体圧室に導入される圧力を制御する圧力制御手段と、
前記カムリングの外周面に複数個設けられた第1凹凸部と、前記ポンプボディの内周面に設けられ、前記第1凹凸部と噛み合う第2凹凸部と、から構成される回り止め部と、を有し、前記第1凹凸部および第2凹凸部とは、常に同時に複数の凹凸部が噛み合うように形成されること
を特徴とする可変容量型ベーンポンプ。 - ポンプボディと、
前記ポンプボディに軸支される駆動軸と、
前記ポンプボディ内に設けられ、前記駆動軸に回転駆動されるロータと、
前記ロータの周方向に複数個設けられたスロットに出没自在に収装されたベーンと、
前記ポンプボディ内であって揺動支持面を中心に揺動自在に設けられるとともに、環状に形成され、内周側に前記ロータおよび前記ベーンとともに複数のポンプ室を形成するカムリングと、
前記カムリングの軸方向両側に設けられた第1プレート部材および第2プレート部材と、
前記第1プレート部材または前記第2プレート部材のうち少なくとも一方側に設けられ、前記複数のポンプ室の容積が増大する領域に開口する吸入ポートと、複数のポンプ室の容積が縮小する領域に開口する吐出ポートと、
前記カムリングの外周側に形成され、このカムリングの外周側空間を吐出量が増大する側に設けられた第1流体圧室と、吐出量が減少する側に設けられた第2流体圧室とに隔成するシール部材と、
前記ポンプボディの前記第1流体圧室側に設けられ、前記カムリングの前記第1流体圧室方向への動きを規制するストッパ部と、
前記第1流体圧室または第2流体圧室に導入される圧力を制御する圧力制御手段と、
前記カムリングの軸方向端面であって、前記揺動支持面よりも前記第2流体圧室側に形成された凹部と、
前記第1プレート部材または前記第2プレート部材に設けられ、前記凹部に挿入することにより前記カムリングの回転を防止する凸部と、から構成される回り止め部と
を有することを特徴とする可変容量型ベーンポンプ。
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